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小売業界の現状コンビニと百貨店・スーパーの比較
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兆円年間販売額推移
小売業 卸売業
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兆円兆円 年間販売額推移
小売業 コンビニ 百貨店 スーパー
百貨店とスーパー
売上高 1970 1980 1990 2000
1 三越 ダイエー ダイエー イトーヨーカ堂
2 大丸 イトーヨーカ堂 ジャスコ ダイエー
3 高島屋 西友ストア 西友ストア ジャスコ
4 ダイエー ジャスコ ジャスコ マイカル
5 西友ストア 三越 西武百貨店 高島屋
コンビニ•飲食料品を扱う
•売場面積30㎡以上250㎡未満
•営業時間が14時間以上
•セルフサービス方式を採用
百貨店
•衣・食・住の商品を扱う
•従業員数が50人以上
•売り場面積が3,000㎡以上(特別区及び政令指定都市)
スーパー
•衣・食・住の商品を扱う
•従業員数が50人以上
•売場面積が1,500㎡以上
• セルフサービス方式を採用
コンビニ1. セブン‐イレブン・ジャパン
2. ユニー・ファミリーマートホールディングス
3. ローソン
百貨店
1. 三越伊勢丹ホールディングス
2. J.フロント リテイリング
3. 高島屋
スーパー
1. イオン
2. セブン&アイ・ホールディングス
3. ライフコーポレーション
商社
1. 三菱商事
2. 伊藤忠商事
3. 三井物産
スーパー
1. 三菱商事(4.8%)
2. 三井物産(1.83%)
3. 三菱商事(19.53%)
コンビニ
1. 三井物産(1.83%)
2. 伊藤忠商事(37.66%)
3. 三菱商事(33.4%)
コンビニの人事
HD社長「上田準二」
(旧ファミマ会長伊藤忠出身)
HD副社長「中山勇」
(旧ファミマ社長伊藤忠出身)
HD副社長「佐古則男」
(旧ユニー社長)
伊藤忠出身他3名
セブンHD社長「井阪隆一」
(前セブン社長)
セブンHD名誉顧問「鈴木敏文」
(前セブンHD会長兼CEO)
ローソン会長「玉塚元一」
(リヴァンプ顧問)
セブン社長「古屋一樹」
(前セブン副社長)
ローソン社長「竹増貞信」
(前ローソン副社長三菱出身)
三菱出身他2名
ファミマ社長「澤田貴司」
(リヴァンプ会長)
ファミリーマートとユニー
2015年3月10日 経営統合へ向けた協議を開始。10月15日 経営統合することで基本合意したと発表。
2016年1月27日 コンビニエンス事業の屋号を「ファミリーマート」に一本化し、「サークルKサンクス」ブランドを廃
止すると発表。5月26日 双方の株主総会において、合併ならびに「ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社」
の設立が正式に承認。8月29日 ユニーグループHDが東京・名古屋の各証券取引所から上場廃止。8月31日 2015年12月にファミリーマートに吸収合併された「ココストア」および「エブリワン」を全店舗を閉
鎖、一部は年内に「ファミリーマート」へ屋号を変更。9月1日 合併し「ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社」発足。
名古屋証券取引所に上場。
コンビニの歴史
1927年 アメリカで「サウスランド・アイス」という会社が氷を売る売店に日用雑貨や食品などを品揃えして毎日営業を始めたのがコンビニの始まりで朝7時から夜11時まで営業していたことから「セブンイレブン」と呼ばれアメリカで発展していった。
1951年 アメリカのテキサス州にてガソリンスタンドと併設されながらサークルKが創設。
1962年 岐阜県多治見市国鉄多治見駅に鉄道弘済会により日本」初のコンビニエンスストア開店。
1968年 神戸市で丸商が開店。
1969年 大阪府豊中市にチェーン店としては初のマイショップ一号店が開店。
1971年 愛知県ではココストア、札幌ではセイコーマートの一号店が開店。
1972年 ファミリーマートが埼玉県狭山市に一号店を開店。
1974年 日本において初のセブンイレブン一号店が東京都に開店。
1975年 ・セブンイレブンが福島県で24時間営業を開始。
・大阪府豊中市にローソン一号店の桜塚店が開店。
1976年 サンチェーン一号店が東京都の駒込店、町屋店、富士見台店の3店舗で同時オープン。
1978年 ヤマザキデイリーストアー1号店が開店。
1980年 宮城県でサンクス、愛知県でサークルK、神奈川県でミニストップの一号店がオープン。
1989年 サンチェーンがローソンジャパン株式会社と合併。
2000年 セブンイレブンがお食事配達サービスのセブンミールサービスを設立。
2001年 サンクスが一宮PAに初の高速道路内のコンビニを設立する。
2003年 セブンイレブンが10000店舗に到達。
2007年 ・セブンイレブンが独自の電子マネーサービスのナナコを導入開始。
・ファミリーマートがTポイントサービスの開始に伴って、ファミマTカードを発行開始。
2010年 ファミリーマートがエーエムピーエムジャパンと吸収合併。
2013年 デイリーヤマザキが山崎製パンに吸収合併。
2016年 サークルKサンクスがファミリーマートと合併し3年以内をめどにサークルKブランドは終了し、ファミリーマートに統一される。
業界における他社との比較
大手コンビニ比較
コンビニ大手4チェーンの売上高(兆)
大手3社の市場寡占 2015年時点
セブンイレブン ローソン ファミリーマート
チェーン全店売上高 (単位 : 百万円) 4008261 1932798 1860176
売上高対営業利益率 (単位 : %) 5.6 3.2 1.8
店舗純増数 (単位 : 店) 1172 579 734
国内店舗 17491 12276 11328
国外店舗 37790 590 5642
既存店売上高伸長率 (%) 2.4 -1 -2.2
既存店日販 (単位 : 千円) 655 533 512
セブンミール注文した商品を近くの店舗で受け取るか、その店舗から自宅まで商品を届けてくれる主に店舗を中心とした宅配サービスである。
セブンあんしんお届け便東北、関東をはじめ、西日本や北海道で
も本格的に運用がスタートし、おにぎりやお弁当、サンドイッチ等のデイリー商品をはじめ、ソフトドリンクや加工食品、冷凍食品、日用雑貨等を販売している
小型電気自動車の新型「コムス」を活用
店舗を拠点としない食品や日用品の宅配サービス
新鮮な野菜や日用品をインターネットで注文出来、最短翌日お届け可能
2015年7月より、ローソンをもっと便利に利用しやすくなるよう始まったアカウントサービス。ローソンIDに登録をしておくと、Ponta会員IDと連携させることが可能なので、Pontaを使った各種サービスなどもスムーズに利用できるようになります。
他店はセルフなのに対し店員がその場でコーヒーを淹れて出してくれる、店によってはイートインコーナーを設けており、その場で寛げる
ファミマTカードの導入
ファミマTカードの導入により会員の情報だけでなく
商品の購入された時間や個数、同時に購入された商品などの購買行動
などの様々なデータを管理できるようになった。
以下の10のこだわりを追求した食料品、日用品などのカテゴリーを展開しているファミリーマートのプライベートブランド
セブンイレブン
①デイリー商品全般、②独自のブランド化を図っている商品、③NBメーカーとの共同販促商品、④地域導入商品に取り組む。
ローソン
まちかど厨房や MACHI café といった設備を伴った商品を中
心に取り組む。また他チェーンに先んじる地域産品への取り組み。
ファミリーマート
味や品質に加え、ネーミングやパッケージで客に「えっ」と思わせる驚きや楽しさのある商品に取り組む。これらの積極的な売場づくりや拡販が差別化のポイント。
チェーン名 セブンイレブン ローソン ファミリーマート
主なEC関連子会社
セブンネットサービスセブンミール
ローソンHMVエンターテイメント
ファミマ・ドット・コム
店頭端末 マルチコピー機 マルチメディア端末「Loppi」マルチコピー機
マルチメディア端末「Famiポート」マルチコピー機
EC関連主なサービス
セブン&アイグループ各社→「Omni7」オープン
楽天、ディノス→商品の店頭受取アマゾンジャパン→Loppi取寄サービス
ジャパンネット銀行→Visaデビット付T
カードアマゾンジャパン
→「当日お急ぎ便店頭受取」
ポイントと施策 nanacoポイント
→オムニチャネル戦略
Pontaポイント
→セミオート発注による品揃え最適化、dポイント(NTTドコモ)との連携
Tポイント
→ファミマランク制による来店促進
コンビニ大手3チェーンのEC(電子商取引)関連比較
海外のコンビニ海外のコンビニの例と日本のコンビニとの比較
アメリカ
ガソリンスタンドに併設されている形態のコンビニが多い。
ドリンクマシン好きなサイズのコップを取り、好みの飲み物を入れレジへ持っていき清算する仕組みになっており、コップのサイズによって価格が決まる。
ドリンクコーナー飲料水やお酒等の種類が豊富。特に、エナジードリンクが多く様々な種類がある。
中国日系のコンビニが多く進出しており、店内も日本のコンビニと似ている
商社が異なるため異なった日系のコンビニが各地域によって集結している。
ローソン
セブンイレブン
ファミリーマート
ヨーロッパ
ベーカリー設備
朝などは焼きたてのパンが購入できる。
ドーナツやパンがレジで売られており欧州のンビニはカフェに近い。
インドインドのコンビニでは、1店舗あたり平均して5人ぐらいの従業員がいる。
薬品や化粧品の販売している店舗もある。
日本のコンビニの優れている点
•食品のクオリティ
•サービスの種類の豊富さ
•商品の充実
•店員の接客
•清潔さ
•距離
日本と海外のコンビニの比較利用客の特徴海外では、コンビニを目的地とするのではなく、立ち寄る場所として利用している。
商品の特徴海外では、個人経営が多いことや都市や地域に合わせた品揃えにより商品が異なっている。
店舗の特徴海外では、ガソリンスタンドなどに併設されている店舗が多い。
コンビニ業界の改善点
○他社・他企業との差別化
○ネット販売の流通性
○海外への更なる進出
○顧客ニーズへの対応
差別化の例
「セブンプレミアム」 ― セブン&アイ・HD
「ローソンセレクト」 ― ローソン
「ファミリーマートコレクション」 ― ファミリーマート
特徴:他の商品と比べ、安価で高い利益率を出せる
《参考URL》 https://search.yahoo.co.jp/image?hfrd=dD1KMUNDWUImc2s9X2dEUGZkWHVSRUg1cUtMNzhOWEFKZldfMDBFLQ==
他企業と差別化を図るには?
Ex 1).薬局
化粧品、ストッキング、生理用品、制汗剤
Ex 2). カフェ
イートインスペースの拡大化
目標:すぐそこにある小売店よりもコンビニに行きたい!!
PB商品として独自開発と価格調整
追加購入の期待
《参考URL》 https://search.yahoo.co.jp/image?hfrd=dD1KMUNDWUImc2s9X2dEUGZkWHVSRUg1cUtMNzhOWEFKZldfMDBFLQ==
ネット販売
• ネット予約、店舗予約 宅配サービス
Ex). Amazon
コンビニ展開を計画 小規模な実店舗の設置
農産品、牛乳、肉製品 etc.
注文方法:モバイル端末 or 店舗周辺に備えるタッチスクリーンの利用
※スピード重視の顧客向け
コンビニでの宅配サービス:当日受け取りが可能
オンラインで受注した商品を車まで届けるドライブイン拠点を間もなく打ち出す。
《参考URL》 news.line.me/
海外展開
東南アジア中心 経済成長の期待
Ex. アジア:宝くじ
米 国:カフェ、生鮮品
欧 州:日本食、漫画
=スタッフ教育
《参考URL》 https://search.yahoo.co.jp/image?hfrd=dD1KMUNDWUImc2s9X2dEUGZkWHVSRUg1cUtMNzhOWEFKZldfMDBFLQ==
海外ニーズへの例
アジア:限られた空間での品ぞろえ、質へのこだわり
⇒好景気によるお財布の緩み
北 米:ドライブスルー
⇒車社会での利便性
欧 州:他国籍文化の取り入れ
⇒離れた国への興味をひく
国内外での新たな試み・開発案他店との併設
⇒レンタルDVD店、理髪店 etc.
ドライブスルー
⇒ネットでの予約も可能とする
企業間の提携
⇒他の企業からみた顧客ニーズの共有化
各地域の文化に合わせた従業員の教育強化
⇒顧客満足度の向上
今後の動向1
ファミリーマート• RIZAPグループとの業務提携
⇒RIZAPが監修した低糖質のパンや
デザートなど9商品の全国販売
•妖怪ウォッチのキャラクターをモチーフとした中華まんを限定販売
ミニストップチロルチョコとコラボした商品
「チロルチョコドリンク」を数量限定販売
《参考URL》 news.line.me/
今後の動向2
ローソン•新デザート飲料
• 「Uchi Cafe 飲むチーズ<レモン>200g」を発売
•中華まんの新商品「紫芋まん」を発売
•銀行業に参入するための準備会社を設立
「ローソンバンク設立準備株式会社」
《参考URL》 news.line.me/