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Company Profile 2020

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Company Profile 2020

大塚製薬から生まれる製品の創造は、

どれもが小さな気づきから始まります。

これまでになかった市場を創造すること。

それは時に無謀な試みでありながらも

向き合い続けることでしか生まれない「質」があり、

それを大塚らしい方法で磨き・伝えることで

新たな価値が生まれます。

それが、大塚のDNA。大塚のクオリティ。

グローバルに展開するトータルヘルスケア企業として、

世界の人々の健康に貢献する、

なくてはならない企業であるために。

私たちは、広い視野をもって地域や社会と向き合い、

これからも新しい価値を創造し続けます。

P.04

P.06

P.08

P. 12

P. 18

P.24

P.34

P.38

P.41

トップメッセージ

2つの事業 両輪の紹介

製品ラインアップ

医療関連事業

ニュートラシューティカルズ関連事業

CSR(社会貢献活動)

企業情報

企業沿革

コーポレートシンボル

INDEX

Otsuka Origination,Otsuka Quality.

32

大塚製薬は「Otsuka-people creating new products for better health

worldwide ─ 世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」と

いう企業理念のもと、疾病の診断から治療までを担う医療関連事業と、日々の

健康維持・増進をサポートするニュートラシューティカルズ関連事業の両輪で

事業を展開しています。創業以来、常に既成概念にとらわれない独創的な発想

で「大塚にしかできないこと」「大塚だからできること」を追求してきました。

令和の幕開けとなった2019年、大塚グループは第三次中期経営計画を発表

し、新たなる挑戦へのスタートの年となりました。そして、大塚グループ100

周年を来年に控えた2020年、大塚製薬においては、新たな体制のもと更な

る成長を目指すべく重要な年となります。

健康でありたいと願う世界中の人々の思いにお応えし続けるために、私たちは、

大塚のDNAである「実証と創造性」を発揮し、時代の潮流に先んじて常に

その時々の社会課題の解決に向けて取り組むことで、トータルヘルスケア

カンパニーとして「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を

目指します。

「世界の人々の健康に貢献する、

なくてはならない企業」を目指します。

大塚製薬株式会社 代表取締役会長 大塚製薬株式会社 代表取締役社長

54

UTRACEUTICALS

病気を治す。健康を守る。

からだ全体を支える、2つの事業。

疾病の治療から日々の健康維持・増進まで、

人々の健康をトータルにサポートするヘルスケアカンパニーとして。

大塚製薬は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業、

両輪によって事業を展開しています。

ニュートラシューティカルズ〈Nutraceuticals〉は、栄養を意味するニュートリション〈Nutrition〉と

医薬品を意味するファーマシューティカルズ〈Pharmaceuticals〉を組み合わせた言葉。医療関連事業

の研究で培われたノウハウを活かし、科学的根拠に基づく独創的な製品を開発。消費者の潜在的な

ニーズを掘り起こし、製品価値を粘り強く広めていくことで新しい市場をつくりだしています。

ニュートラシューティカルズ関連事業

1971年の研究所創設以来、変わらない創薬の原点は「ものまねをせず、世界に通じるものを創る」と

いう想い。世界中の患者さんに役立つ新薬をつくるために、中枢神経/循環器・腎/がん/感染症/

眼科/皮膚科を重点領域とし、顕在化しながらも満たされていないニーズに焦点をあて、独自のアプ

ローチで画期的な製品づくりに取り組んでいます。

HARMACEUTICALS

医療関連事業

76

2つの事業│両輪事業の紹介

HARMACEUTICALS中枢神経 がん 循環器・腎、消化器 ほか 呼吸器・

感染症眼科 診断薬、医療機器 ほか

皮膚科

抗精神病薬

レキサルティ

抗精神病薬

エビリファイ持続性水懸筋注用/エビリファイ メンテナ*

*海外製品名

抗精神病薬

エビリファイ

抗てんかん剤

イーケプラ*1

ドパミン作動性パーキンソン病治療剤レストレスレッグス症候群治療剤

ニュープロ パッチアルコール依存症 飲酒量低減薬

セリンクロ

情動調節障害治療薬

ニューデクスタ(米国)

抗悪性腫瘍剤チロシンキナーゼインヒビター

アイクルシグ

造血幹細胞移植前治療薬

ブスルフェクス

気管支拡張剤

メプチン

気管支拡張剤

ユニフィルLA結核化学療法剤

デルティバ

ドライアイ治療剤

ムコスタ点眼液

緑内障・高眼圧症治療剤

ミケルナ配合点眼液*3

緑内障・高眼圧症治療剤

ミケランLA点眼液*3

緑内障・高眼圧症治療剤

ミケラン点眼液*3

緑内障高眼圧症治療剤

アイベータ配合点眼液*3

広範囲抗菌点眼剤

オゼックス点眼液*4

[消化器]

ヘリコバクターピロリ感染診断用剤

ユービット

ヘリコバクターピロリ抗体キット

ラピラン H. ピロリ抗体スティックヘリコバクターピロリ抗体キット

ウリネリザ H. ピロリ抗体ヘリコバクターピロリウレアーゼキット

ヘリコチェック

[呼吸器・感染症]

肺炎球菌キット

ラピラン肺炎球菌ラピラン肺炎球菌HS(中耳・副鼻腔炎)

インフルエンザウイルスキット

クイックナビ-Flu2*5

アデノウイルスキット

クイックナビ-アデノ2*5

RSウイルスキット

クイックナビ-RSV2*5

インフルエンザウイルスキットRSウイルスキット

クイックナビ-Flu+RSV*5

ノロウイルス抗原キット

クイックナビ-ノロ2*5

A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット

クイックナビ-StrepA2*5

マイコプラズマ抗原キット

クイックナビ-マイコプラズマ*5

[がん]

ウイルムス腫瘍-1遺伝子(WT1) mRNAキット

WT1 mRNA 測定キットⅡ「オーツカ」Major bcr-abl mRNAキット

Major BCR-ABL mRNA 測定キット「オーツカ」

シアリルLex-i 抗原キット

SLX「オーツカ」シアリルTn 抗原キット

STN「オーツカ」RIAキット

[医療機器 ほか]赤外分光分析装置

POConePlusデンシトメトリー分析装置

クイックナビリーダー*5

クラスⅡ汎用検査用シリーズ 多項目試薬紙キット

ウロペーパーⅢ‘栄研’*6

新キノロン系外用抗菌剤

アクアチム

角化症治療剤

ウレパール

V2-受容体拮抗剤

サムスカ/ジンアーク**ADPKD治療薬の海外製品名

V2-受容体拮抗剤

フィズリン

抗血小板剤

プレタール

徐放性 高血圧治療剤

ミケランLAβブロッカー

ミケラン

高脂血症治療剤

ロレルコ

高脂血症治療剤・心身症(更年期障害・過敏性腸症候群)治療剤

ハイゼット

胃炎・胃潰瘍治療剤

ムコスタ

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー-プロトンポンプインヒビター-

タケキャブ*2

ヘリコバクターピロリ除菌用パック製剤

ボノサップパック*2

ボノピオンパック*2

肝不全用経口栄養剤

アミノレバンENレボカルニチン製剤

エルカルチンFF

国内における提携状況*1 ユーシービージャパン株式会社と共同販売 *2 武田薬品工業株式会社と共同販促 *3 千寿製薬株式会社と共同販促 *4 富士フイルム富山化学株式会社と販売提携*5 デンカ株式会社と共同販売 *6 栄研化学株式会社と共同販売

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医療関連事業製品

UTRACEUTICALSニュートラシューティカルズ事業製品 Soylution* 女性の健康

OTC医薬品

ポカリスエット

ポカリスエット イオンウォーター

オロナミンCドリンク

オロナミンC ROYALPOLIS

ソイジョイ(SOYJOY) 

ソイッシュ(SOYSH)

ソイカラ(SoyCarat)*Soylution(Soy〈大豆〉+solution〈解決〉)

エクエル(EQUELLE)

エクエル ジュレ

健粧品*(コスメディクス)

インナーシグナル[医薬部外品を含む]

UL・OS(ウル・オス)[医薬部外品を含む]

*健粧品(Cosmedics) (cosmetics〈化粧品〉+medicine〈医薬品〉)

乳幼児向け製品ビーンスターク**雪印ビーンスターク株式会社が販売

オロナインH 軟膏

新サラリン

カロリーメイト

Gerblé(ジェルブレ)

ネイチャーメイド[機能性表示食品を含む]

ファイブミニ[特定保健用食品を含む]

エネルゲン

ジョグメイト プロテイン ゼリー

ボディメンテ(BODYMAINTÉ)

アミノバリュー[機能性表示食品を含む]

賢者の食卓 ダブルサポート[特定保健用食品]

賢者の快眠 睡眠リズムサポート[機能性表示食品]

大麦生活[機能性表示食品]

ザ・カルシウム

1110

ニュートラシューティカルズ関連事業製品

SPECIAL MESSAGE

「難しい方、難しい方へ行こう」「世界で通用するものしかやらない」が大塚製薬の研

究ポリシー。世界約60カ国で処方されているエビリファイを筆頭に、現在においても自社創製品のエビリファイ メンテナ、レキサルティ、サムスカ/ジンアークといったグローバル製品が世界中の患者さんの健康に貢献しています。

製薬業界では長い間、創薬と言えば新しい低分子化合物をつくり出すことがほとん

どでしたが、最近では遺伝子工学や分子生物学が著しく発展し、新しい創薬技術が

台頭してきました。分子標的薬や抗体医薬、がん免疫療法など、これまで治療が難し

かった病気に対する創薬の手法も増えつつあります。サイエンスの進化とともにモダ

リティの多様化も進み、また、医薬品とIoT(Internet of Things)、製剤技術の融合といった革新的な製品により、薬だけではできなかった新しい価値の提供も期待され

ています。

大塚製薬もこのような新しい創薬研究を積極的に進めるために、最先端のアカデミ

アやベンチャー企業と積極的に連携しています。近年、数多くの有望なバイオベン

チャーが大塚グループの仲間になりました。日本だけではなく、米国、欧州、中国の4つの研究拠点でグローバルな連携体制を進めるには、対等な立場でそれぞれの強み

を生かし、お互いに成長しながら新薬をつくり出していく“水平協業”という考え方が

重要になっています。

国も文化も超えて、それぞれの専門知識や最新の技術を共有し多様性を認めながら

研究開発を進める大塚製薬は「難病で悩む患者さんに革新的な新薬を届けたい」と

いう強い想いを胸に、世界中の仲間たちと日々努力を重ねています。

世界初を、もっと多くの患者さんへ。 徳島から世界へ。1971年の創薬研究スタート以降、数多くのユニークな化合物を独自で開発してきました。抗

精神病薬「エビリファイ」「レキサルティ」、水利尿薬/

ADPKD治療薬「サムスカ/ジンアーク」、多剤耐性肺結核治療薬「デルティバ」など、社会復帰や難病で悩む患者

さんの健康に貢献しています。

2018年に大塚グループの一員となったビステラ社は、独自のプラットフォーム技術により革新的な抗体医薬品を

開発することで、治療困難な疾患の患者さんに貢献する

最先端のバイオテクノロジー企業です。従来の方法では

難しいとされる難病に対する治療薬など、数多くの新薬

候補品を開発しています。

患者さんのパーソナルなニーズに応える、モダリティ多様化時代。大塚製薬では、

新しい技術を取り入れて治療の選択肢を増やすために、世界各地の研究所と連携

を図り、グローバルな創薬研究を実施しています。

独自のフラグメント技術を確立したアステックス社(1999年設立)は、がん・中枢領域において複数の化合物を創製し、

臨床開発を行っています。業界をリードする製薬企業と

の共同研究による開発品も数多く、フラグメントベースの

創薬技術のリーディングカンパニーとして世界から評価さ

れています。

2008年、上海に設立された大塚(上海)薬物研究開発有限公司は、日系企業としては中国で初めての基礎研究

機関となる創薬研究所です。2018年には創薬研究センターを新設。大塚グループ内の研究所や中国国内の研究

機関とも協力し、感染症や中枢神経疾患をテーマとした

医薬品の創出を目指しています。

HARMACEUTICALS

医療関連事業

Tokushima 日本 Cambridge 英国

Boston 米国 Shanghai 中国

4つの研究拠点から、革新的な製品を世界へ。

12 13

生誕の地から、革新的なグローバル製品を世界へ。

医療関連事業のグローバル展開を進めるなか、高

品質な医薬品を安定的に供給することがより求

められています。大塚製薬はグローバル製品の需

要増にさらに対応するため、国内6カ所目の医薬品工場「徳島美馬工場」を建設しました(2020年9月操業開始)。自社で確立した無菌製造技術やAI(人工知能)による検査機など、最新の自動化システムを導入し効率的に生産。日米欧3極の

GMPに適合し、柔軟かつ持続的に多品目の医薬品生産に対応します。

疾患の原因が未解明で創薬の研究開発が困難といわれる中枢神経領域。大塚

製薬では、自社創製の「エビリファイ」をはじめ、神経の働きを安定させる治療

薬を開発。患者さんの社会復帰に貢献するため、新しい剤形の開発やソリュー

ションへの挑戦を続けています。

飲まない投与とデジタルメディスン。画期的な2つの「エビリファイ」。

より副作用を少なく、より多くの患者さんへ。「レキサルティ」

服薬を長期的に継続できる精神疾患の患者さんは半数に満たず、再発して入院を繰り返すという課題があります。そこで、世界で初め

てのドパミンパーシャルアゴニスト作用を持ち、世界約60カ国で処方されている経口の「エビリファイ」から、月1回で効果が持続する注射剤「エビリファイ メンテナ」を開発。2013年に米国で、2015年には日本で発売し、今では50カ国以上で使われています。2017年には、世界初のデジタルメディスン「エビ

リファイ マイサイト」も開発され、服薬状況を確認できることで患者さんにより適した

治療の選択に寄与しています。

新規抗精神病薬「レキサルティ」は、ドパミンパーシャルアゴニ

スト作用に加え、セロトニン受容体にも強く結合するSDAMという薬理作用をもつ薬剤として創製。2015年に米国で「成人の大うつ病補助療法」と「成人の統合失調症」の効能が同時承認

されました。現在、約50カ国で展開しています。また、アルツハイマー型認知症に伴う行動障害の適応についても、臨床開発

を進めています。

パーシャルアゴニスト作用…ドパミンの分泌が多すぎるときは抑え、少ないときには活性化させて神経伝達を安定化させる作用。

セロトニン受容体…気分の安定に影響をあたえる物質であるセロトニンと結合し、細胞

へ反応を起こすタンパク質のこと。

SDAM…Serotonin Dopamine Activity Modulatorの略。ドパミンとセロトニン神経を同じ用量で安定化する。

中枢神経領域神経を、遮断ではなく安定させる。

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医療関連事業

GMP…Good Manufacturing Practiceの略。医薬品の製造・品質の管理基準。

世界の患者さんのために、新しい治療薬をお届けしたい。医療関連事業では、中枢神経/循環器・腎/がんを最重点領域と

して研究開発に取り組んでいます。

たとえば、抗精神病薬「エビリファイ」「レキサルティ」は独自の メカニズムによる新しい治療を世界中の患者さんに提供。治療薬 がなかった腎臓の難病や多剤耐性肺結核でも新薬を上市し、医療 に貢献。継続したイノベーションで革新的な新薬創出を目指して

います。

詳細はこちら>>>

がん領域におけるオープンイノベーション

これまでにない発想で専門的な研究を行っている企業やアカデミアと連携。情熱と好奇心を高め合い、創薬研究を進めています。

IFReC(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)と先端的研究に関する包括連携契約を2017年に締結。IFReCの免疫学に関する先端的な基礎研究のさらなる発展を支援し、研究成果の

社会への還元を目指しています。また、2018年には、多発性骨髄腫に対する新規「CAR-T細胞療法」に関する独占的ライセンス契約を締結しました。

タカラバイオ社 大阪大学

がん治療薬としてタカラバイオ社が開発を進めている腫瘍溶解

性ウイルスについて、国内での開発および販売に関するライセン

ス契約を2016年に締結。膵がんを対象に臨床試験を実施中です。2018年には、滑膜肉腫と急性リンパ芽球性白血病を対象とした 2種類の遺伝子治療薬についても共同開発契約を締結し、開発を進めています。

世界初、経口投与が可能な水利尿薬として開発された「サムスカ」。それは、

大塚製薬の創薬の起源である「カルボスチリル骨格」をベースに研究し続ける

ことで誕生しました。その後もさらなる研究を重ね、今ではさまざまな治療薬と

して使われています。

疾患の中でも死亡率が高く、日本では死因第 1位を占めるがん。大塚製薬は

1983年、琵琶湖研究所(現:藤井記念研究所)の設立とともにがん研究を開始。

近年は血液がんを中心に、国内外のパートナーと連携しながら新たな治療の選

択肢を提供しています。

世界初の水だけを出す利尿薬。「サムスカ」

治療のひとつに、分子レベルのちからを。

ADPKD治療薬としてのイノベーション。

従来の利尿薬ではからだに必要な電解質も排泄されて

しまうため、「水だけを出す利尿薬がほしい」との医師

の声からスタートした経口水利尿薬の研究開発。数千

の化合物を合成してはスクリーニングを繰り返し、プロ

トタイプができるまでに3年、製品化され承認を得るまでに26年もの歳月が費やされました。ファースト・イン・クラスの薬剤として2009年に欧米で、2010年に日本で、

2011年からはアジア各国で発売。現在では世界20カ国以上で、心不全や肝硬変による浮腫および低ナトリウム

血症の治療薬として役立っています。

正常な血液をつくることが困難な疾患に対する造血幹細胞移植の前治

療薬「ブスルフェクス」の全事業の権利を2008年に獲得。2010年には、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と慢性骨髄性白血病(CML)治療薬の共同事業を日・米・欧で開始。2013年からはアステックス社と新規抗がん剤「グアデシタビン」の開発に取り組んでいます。2014年には、難治性の白血病患者さんの治療を改善する分子標的薬「アイクルシグ」の

契約を締結。専門的な研究を行う企業やアカデミアとも積極的に連携

し、新たな治療薬の研究開発を進めています。

ユニークな作用メカニズムをもつ「サムスカ」は異なる疾患へ

の適応も見出され、腎臓の難病ADPKDの進行を抑制する可能性が判明。15カ国1,400名以上を対象に国際共同臨床試験を実施した結果、2014年、世界初のADPKD治療薬として日本で承認されました。海外では「ジンアーク」という製

品名で展開。2018年には米国でも「JYNARQUE(米国製品名)」が承認され、難病で苦しむ患者さんに新しい治療が

できるようになりました。

ADPKD…常染色体優性多発性のう胞腎。腎臓にのう胞が多数発生し、徐々に大きくなり機能が低下する遺伝性の希少疾患。

循環器・腎領域徳島発、世界初の治療薬。

がん領域治療の選択肢を、増やしたい。

1716

医療関連事業

詳細はこちら>>>

「生命の本質」を健康貢献へのテーマととらえ、健康で長

生きしたいという人々の夢を叶える研究に取り組んでい

ます。また、企業や自治体と連携しながら、生活者個人

に留まらず、社会全体の健康への貢献を目指した活動を

行っています。

熱中症や感染症による脱水症状だけではなく、スポーツ

人口の増加や健康意識の高まりによって水分補給や栄養

への関心が高まっています。タイやミャンマーにも新たに

栄養製品事業を担う会社を設立するなどし、製品の価値

を伝える活動や健康啓発活動を行っています。

自然な食材から栄養を摂ることへのニーズが拡大してい

る欧州では、フランスを中心に世界40カ国以上で健康食品などを展開するニュートリション エ サンテ社が自然素材をベースとしたユニークな製品群を展開しています。

UTRACEUTICALS

ニュートラシューティカルズ関連事業

Japan 日本 Asia, the Middle Eastアジア・アラブ

North America 北米 Europe 欧州

世界的な健康意識の高まりを受け、今後もさらなる成長が期待される健康関連 製品市場。健康維持のニーズが多様化する昨今、大塚製薬は、日本のほか、アジア・

アラブ、北米、欧州で事業を展開し、それぞれの地域の社会課題・健康課題に対して

文化や習慣に応じた提案を行っています。

世界で高まる健康意識、期待される製品群。

SPECIAL MESSAGE

人生100年時代といわれ、社会保障費の増大、少子高齢化、労働力不足を背景に健康寿命の延伸、健康経営などが注目されるなか、私たちは時代ごと地域ごとの社会

課題を理解し、「健康」をキーワードに、大塚製薬ならではの視点で課題解決に取り

組んでいます。

ニュートラシューティカルズ関連事業では、科学的根拠に基づく製品を産み出して生

活者に届ける一方で、健康の維持・増進や疾病手前の「予防」のための正しい情報を

伝える健康啓発活動にも力を入れています。また、生活者と社会の接点を重視し、自

治体、団体、企業と協働した活動も積極的に行っています。

ニュートラシューティカルズ関連事業の製品開発や活動には3つのこだわりがあります。

一つ目は、科学的根拠のある製品・情報であること。

二つ目は、医療従事者に支持される提案であること。

三つ目は、生活者がまだ気づいていないニーズを見つけ出して、より豊かな日常生活

を送ることができるように、新しい健康価値を創造していくこと。

これらのこだわりによって新しい健康価値を提案し、市場を創造し続けてきました。

また、大塚製薬独自の活動やアプローチを進めていくとともにグローバル展開にも注

力しています。たとえば、「ポカリスエット」はアジアを中心に展開国を拡げるととも

に北米にも進出。女性の健康をサポートする「エクエル」も米国での事業を拡大して

います。さらに、プラントベース(植物由来)食品の北米のデイヤフーズ社がグループ

に加わることで事業活動の幅も拡がっています。

今後も新しい製品や健康価値を提供し、市場を創造することで、世界の人々が健康

で長く自立した日々を過ごすことができるようサポートしてまいります。

社会課題を理解し、新しい健康価値を。

米国薬剤師が推奨するNo.1*サプリメントブランド「ネイチャーメイド」を展開するファーマバイト社、自然植物由来のサプリメ

ントを手掛けるメガフード社、またプラントベース(植物由来)食

品を扱うデイヤフーズ社が生活者の健康をサポートしています。

*2018-2019 U.S. News & World Report ・Pharmacy Times Survey

18 19

北米でプラントベース(植物由来)食品の開発・製造・販

売を行うデイヤフーズ社は、2017年に大塚製薬の仲間になりました。植物由来の原料から作られるチーズ代替

品、ヨーグルト代替品、ドレッシング、デザートなど、高

品質で味にこだわった独創的な製品は、ベジタリアン

(菜食主義者)や食物アレルギーを持つ方のみならず、

ミレニアル世代を中心とする健康志向の高い層にも広く

支持され、ブランドは成長し続けています。

体調管理のサポートに「ボディメンテ」。カラダを酷使するアスリート、仕事や勉強などで

日常的にストレスを感じる人は、健康リスクが高まる

という事実に着目し、「ボディメンテ」を開発しま

した。腸と免疫を研究する中で「乳酸菌B240」の有用性を確認。この成分を配合する「飲んでカラダを

バリアする」新発想のブランドです。2017年にボディメンテ ゼリー、2018年にボディメンテ ドリンクを発売し、コンディショニング(体調の維持・管理)という

視点から、より積極的な健康維持を提案しています。

健康志向の高まり、市場拡大とともに注目されるプラントベース(植物由来)食品「daiya」(デイヤ)。

乳酸菌B240タイ北部で伝統的に食されている発酵茶から発見された植物由来の乳酸菌。その茶葉は口に入れる“食茶”や“噛み茶”として親しまれ、古くから現地の人々の健康を支えてきました。大塚製薬は独自の研究によって乳酸菌B240*が体調管理をサポートする働きを確認しました。*東京農業大学が単離し、大塚製薬が有用性を確認した乳酸菌

女性活躍を推進する上で重要な課題とされる

「女性の健康」。女性のライフステージごとに

起きる変化を大豆由来の成分“エクオール”で

サポートします。サプリメントタイプの「エクエ

ル」は、 2014年日本で発売され、2017年に米国でも販売を開始しました。2018年には、コラーゲンやカルシウムを含んだゼリー飲料「エ

クエル ジュレ」を発売。女性の健康分野において「知って対処すること」の大切さを伝える

啓発活動と、多くのエビデンスを有する信頼感

によってファンを増やし続けています。

女性の活躍を、健康面からサポートする「エクエル」。

大塚製薬のエクオール大塚製薬が長年の研究を経て発見した乳酸菌「ラクトコッカス20-92」はイタリアのチーズからも発見された安全性の高い乳酸菌の種類。 大塚製薬のエクオールは、この 乳酸菌で大豆イソフラボンを発酵させて作り出しています。

×

2120

ニュートラシューティカルズ関連事業

大塚ならではの視点で、多くの人々の健康をサポートしたい。人生100年といわれる時代、ますます注目される健康寿命。

ニュートラシューティカルズ関連

事業では、体調管理や女性の健康

サポートなど新しい分野にも挑戦

しています。

世の中にない新たな価値を生み出し市場を創造した、

愛され続ける3つのブランド。

常に時代のニーズに応え続けるロングセラー製品をご紹介します。

オロナミンCドリンクかつてない挑戦から生まれた、炭酸栄養ドリンク。

カロリーメイト栄養補給の新ジャンル、バランス栄養食。

出張先のメキシコで脱水症状に陥った大塚の研究員。現地医師から渡された炭

酸飲料を前に“もっと人間の身体に合った吸収の良い飲み物はないだろうか”と

思いました。また、手術後の医師が水分補給のため点滴を飲むのを見て「飲む

点滴液」というアイデアを提案。これをヒントに汗で失われる水分とイオン(電

解質)を同時に補給できる「汗の飲料」の開発がスタートしました。そして1980年に「ポカリスエット」を発売。しかし、そのコンセプトや当時としては薄い味、

飲料では使われない青い缶が当初は受け入れられません。社員は、より多くの

人に飲んでもらえるように、あえてスポーツシーンに限定せず、あらゆる発汗の

シーンでサンプルを配布しながら製品価値を伝え「イオン飲料」という新市場を

築いていきました。発売から40年、時代ごとの健康課題に対して科学的根拠に基づいてそれを解決するというスタイルで研究を重ね、水分補給の重要性に

関する啓発活動を続けています。現在、世界20以上の国と地域で展開中。

新しい熱中症対策の提案 身体を芯から冷やすアイススラリー

長年の熱中症対策研究で蓄積したノウハウをもとに2018年に生まれた“飲める氷”「ポカリスエット アイススラリー」。流動性の高いスラリー状の氷を摂取することで効率的に深部体温の上昇を抑制するという産官学による共同研究

の成果をもとに生まれた新しいポカリスエットで、熱中症対策の新たな選択肢

として注目されています。

忙しい現代人の食生活をサポートする「カロリーメイト リキッド」

時間に追われ忙しい現代人。手軽に摂取できる栄養補助食品の需要が高まるなか、「カロリー メイト」はバランスのよい栄養を効率的に摂りたいというニーズに応えます。2019年、リキッド タイプを一新し、3種の味を発売。朝のシーンを中心に、ビジネスパーソンや健康を気づかう人々の

食生活をサポートします。

1965年、「オロナミンCドリンク」が誕生しました。1960年代は、医薬用のドリンク剤が大きな市場を確立した時代。おいしさよりも効能を優先するものが多かったなかで、味にもこだわり、栄養ドリンクに「炭酸」を加えるというかつてない発想

により、誰でもおいしく飲める新しい栄養ドリンクが完成。しかし炭酸入り飲料は、医薬用ドリンク剤として厚生省(現:厚

生労働省)から認められませんでした。そこで清涼飲料分野で展開するという決断を下します。販売ルートもこれまでの得

意先であった薬局に限定せず、食料品を扱う一般小売店や飲食店の他、旅館、鉄道、浴場、ゴルフ場など、さまざまな業

種へと拡大していきました。発売時からそのデザインや成分を変えない一方で、安全性や環境に配慮しながら改良を重ね、

時代に合ったコミュニケーションを展開。「元気ハツラツ!」というキャッチコピーとともに、多くの人に愛される存在となった

「オロナミンCドリンク」は、現在、世界9つの国・地域の人々に元気を届けています。

大塚の研究員が医師との会話のなかで、食事ができないために退院できず元の生活に戻れない人が多くいることを知り、点滴に代

わる臨床栄養食の開発がスタートしました。そしてカロリーメイトの前身となる濃厚流動食「ハイネックス-R」が誕生。さらに健康な人の栄養補給にも応用すべく改良を重ねることで、“健康維持に欠かせない5大栄養素をバランスよく、いつでも手軽に摂れる”をコン

セプトに、1983年に「カロリーメイト」は誕生しました。食品のカロリー表示さえほとんどなかった当時、カロリー、栄養成分まで表示

したこの製品は、栄養バランスや体重管理が重要なアスリートに受け入れられ、その評判は医師や栄養士にも広がります。健康管理

に利用しやすい「カロリーメイト」はダイエットブームとともに人々の生活の中へと一気に浸透。現在はブロック、リキッド、ゼリータイ

プを揃え、スポーツシーンだけでなく、朝食や勉強中の栄養補給、災害備蓄など、幅広い用途で多くの人々の健康に役立っています。

新しい市場を創造し、多くの人々に愛され続けるブランド。

ポカリスエット水分補給の常識を変えた、汗の飲料。

ニュートラシューティカルズ関連事業

2322

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大塚製薬は、事業とCSRを一体化したものとしてとらえています。社会全体においてSDGs の考え方が浸透し、取り組みが広がるなか、事業を通して社会課題・健康課題の解決に取り組みます。

事業を通して、社会課題を解決。

CSR 社会

大塚グループのCSR 正しい情報を届けることで、女性の活躍をサポート。

世界の結核撲滅に向けて、より多くの患者さんに貢献を。

水分・電解質補給の重要性を伝え続ける。 子どもたちの健康を願い、創刊から30年。~OTSUKAまんがヘルシー文庫~

健康経営や女性活躍が推進されるなか、女性特有の健康問題で日常

生活や仕事に影響を及ぼしている実情や対処方法は意外と知られて

いません。大塚製薬は、女性の健康をサポートする製品「エクエル」の

研究開発で培ったノウハウをもとに、企業・団体、自治体、一般の方な

どを対象に医薬専門家の協力も得ながら「知って対処することの重要

性」を伝え、健康リテラシーの向上に寄与しています。

結核はエイズ、マラリアと並ぶ世界三大感染症の一つであり、毎年1000万人が発症し120万人以上の方が亡くなっています。大塚製薬は30年以上かけて多剤耐性肺結核治療薬「デルティバ」を創製。WHOの必須医薬品リストにも掲載されました。現在、国際機関や各国政府、民間企業、各種財団などと連携し、患者さんの多い途

上国への普及活動を続け、世界100カ国以上で使用されています。SDGsの目標の一つである結核の根絶、世界の公衆衛生改善への貢献を目指します。

栄養の大切さを伝える食育活動。

栄養補助食品の製品開発で培ったノウハウをもとに、栄養についての

情報を伝える食育活動を続けています。子どもたちが正しい食生活や栄

養の知識を身につけづらい環境にあるという課題に着目した食育アプリ

「おいしいおえかき SketchCook」や、忙しい現代人向けに、スマートフォンで食事を撮影することで簡単に栄養分析ができる「ネイチャーメイ

ド サプリメントチェック」を提供するなど、全世代に向けて栄養の大切さを伝えています。

「ポカリスエット」発売当初から生活のさまざまなシーンにおける「水分・

電解質補給の重要性」を伝え続けています。日本体育協会(現:日本 スポーツ協会)の「スポーツ活動における熱中症事故対策に関する研究

班」の設置を機に、1992年より熱中症予防の啓発活動に協力。その後もスポーツシーン、職場での労働安全衛生、高齢者の水分補給など、対象

やテーマを拡大して活動しています。新たな課題解決のための研究も 継続し、時代にあった水分・電解質補給のあり方を提案しています。

1989年に創刊された「OTSUKAまんがヘルシー文庫」が30年を迎えました。毎年1巻発刊し、全国の小・中学校をはじめ特別支援学校、国公立図書館、海外日本人学校などに寄贈。まんがを通して健康について楽しく学

べることから、健康学習のツールとして授業や保健委員会活動などでも活

用されています。最新巻は「運動・スポーツで健康に」。今後も子どもたち

の健康を願って活動を進めていきます。

大塚グループは、CSRを事業と一体化したものと認識し、世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造するという企業理念のもと、自らの

持続的な成長と健康でサステナブルな社会の実現を目指します。

2016年に国連グローバル・コンパクトに署名し、10原則への支持を表明。持続可能な開発目標SDGsへの寄与も視野に入れ活動しています。

SDGs…2030年までに解決したい世界の社会課題をまとめた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」

2524

CSR

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大塚製薬は、持続可能な社会の実現に向けて大塚らしい視点をもち、

企業自らが主体となって課題解決に取り組むほか、

中央省庁、地方公共団体、教育機関、事業者などとも連携し、地域の課題解決に取り組みます。地域とともに、私たちができることを。

CSR 国内

全47都道府県と連携し、地域の課題解決を。

ニュートラシューティカルズ事業部は、長年、科学的根拠に基づ

いた製品や情報提供を通じて、全国の自治体、企業、教育機関

などと協働し、生活者の健康維持・増進のサポートを行ってきま

した。これらの活動の実績と信頼関係から、地方自治体と連携

協定締結を順次すすめ、2019年に全47都道府県との締結に至りました。テーマは「熱中症対策」「生活習慣病予防」「スポー

ツを通じた健康づくり」「食育」「教育振興」「女性の健康」「防

災・災害時支援」など地域ごとにさまざまです。今後も大塚製薬

の強みを活かし、生活者の健康課題の解決に向けて地域の人

たちと協働で活動を行っていきます。

大塚だからできる、防災・災害時の支援を。

製品の研究開発や健康の啓発活動で得た知見を活かし、「大塚だから

できること」を考え、地方の自治体や企業、大塚グループ各社の事業所

と協力し、「防災・災害時支援」を行っています。たとえば、災害時の緊

急支援や復旧活動のサポートとして飲料・食品などの物資を提供。また、

被災地でのボランティア活動を希望する社員のために、ボランティア休

暇を取得しやすい環境も整えています。

官民学協働で学ぶ、あどぷと・エコスクール。

大塚製薬は、環境を考える人材育成や地域の人づくりの支援を目的に、官民学協働で進

める「環境首都あどぷと・エコスクール」制度に加盟し、地元の学校と大塚グループ3社(大塚製薬、大塚化学、大鵬薬品)で協定を結んで環境学習活動を支援しています。これまで「学校からの排出ごみゼロを目指す」、「ごみを減らす方法を考える」などをテーマに学習

し、その成果を「とくしま環境学習フォーラム」などで発表しています。この長年の活動支

援が評価され、「平成30年度環境大臣表彰 地域環境保全功労者表彰」を受賞しました。

©2010熊本県くまモン#K27995

海も、森も、そして空気も。できる取り組みをひとつずつ。

2019年、大塚ホールディングスは、環境重要項目の気候変動対策への取り組みとして「2030年にCO2排出量30%削減」*を目標に掲げ、工場ではCO2を排出しな

い再生可能エネルギーに由来する「CO2フリー電力」の導入を開始。海洋プラス

チック問題にも注目が集まるなか、「海ごみゼロウィーク」などに社員やその家族

が参加する環境美化活動も数多く開催するほか、森づくりにも協力しています。*2017年比

2726

CSR

大塚グループ環境方針大塚グループは、世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業を目指して、バリュー

チェーンを通して地球環境に配慮した事業活動を自主的、積極的、継続的に創造性を持って

取り組み、持続可能な社会の実現に貢献します。

環境活動指針

1 . 気候変動:CO2排出量削減の取り組みを通して、地球温暖化の抑制に貢献します。

2. 資源共生:資源効率を継続的に改善し、廃棄物ゼロ社会の実現に貢献します。

3. 水資源:水を大切に使いキレイに還す取り組みを通して、水資源の持続可能な利用を目指します。

4. 環境コンプライアンス:環境マネジメント体制を継続的に改善し、コンプライアンスの実効性を高め、リスクを低減します。

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社会や人々が抱える課題は、地域によって異なります。

大塚製薬は「世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」という企業理念のもと、

世界各地のスタッフが、それぞれの文化や習慣を尊重し、地域に根ざした活動を行っています。地域のスタッフが、地域の人々のために。

CSR 海外

被災地域の子どもたちを元気づけたいUnCon 米国

子どもたちの健康のために、パートナーシップを継続。

医療用医薬品を扱う米国のグループ会社OAPI/OPDCは、ハリケーンで被災したプエルトリコの子どもたちに、困難な状況下でも勉強ができるよう

に文房具を届ける活動「UnCon」を続けています。「Defy Limitation, so that others can too (限界に挑もう、他者が壁を越えられるように)」のスローガンのもと、社員が文房具を袋に詰め、メッセージを添えて届けています。

ファーマバイト社は、NPO法人 Feed the Childrenとのパートナーシップを継続し、健康食品や必需品を入手できない家族にネイチャー

メイドブランド製品を寄付するなどの栄養サポートをしています。子ど

もに必要なビタミンの提供や、偏った栄養バランスを整えることの理

解を促すための栄養士による栄養指導などを行っています。

インドネシア

心を一つに SATU HATI

ポカリスエットの製造販売を行うPTアメルタインダ大塚は、教育、環境、健康を3つの柱に「SATU HATI」という社会貢献活動を行っています。

OAPI…大塚アメリカファーマシューティカル

OPDC…大塚ファーマシューティカルD&C

UnCon…手慣れない(Unconventional)文化を体験しようという意味を込めた活動

農家と協力し、生物多様性への取り組みを。

アジア各国で高まる健康意識。ランイベントをサポート。

健康食品を生産・販売するニュートリション エ サンテ社は、持続可能な農業慣行を重視しています。 2019年、フランスの委託先農家やさまざまな地元パートナーと共に「土壌炭素を増やす保全農業」プログラムを

立ち上げ、有機炭素を土壌内に増やし、二酸化炭素の排出を抑制する

農業の推進を行っています。

健康意識の高まりからアジア各国ではランイベントの開

催が増えています。大塚製薬では、各国社員が科学的根

拠に基づく製品と情報提供でランナーをサポート。東京

マラソンでは、ランナーのみならず大会のパートナー企業

スタッフの体調管理もサポートするなど、大会に関わる皆

さんの健康をサポートしています。

米国

フランス

Cerdaskan Bangsa -すべての子どもに教育を-

Peduli Lingkungan -すべての環境に配慮を-

Sehatkan Bangsa -すべての国民の健康を-

2006年に発生したジャワ島中部地震後に、小学校に図書館の建設や各地の小学校へ本の寄贈を行いました。また、工場に地域教育センターを

開設し、社員が教える「SATU HATI塾(寺子屋)」も行っています。

水源を守り、地域の環境を守るため、自治体や環境団体とともに植樹・植

林、海岸清掃、都心林再生などの活動を行っています。

政府と連携し、衛生的な環境を学ぶ教育を実施。近隣にあるポスヤンデゥ

(出産前後の母子健康ケアセンター)のサービス向上のため、施設の建

設や機器・設備の追加、デング熱や発育阻害などのカウンセリング、幼児

向け健康食品の提供、健康セミナーの支援などを行っています。

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CSR

社員ひとりひとりが、大塚製薬だから。

全社員が健康にいきいきと働き続けることができる環境を整えることで、

社員の活躍を事業の推進力に変えています。ひとりひとりが、大塚の顔になる。

CSR 社員

女性活躍の推進が、企業成長の原動力に。

1980年代、ダイバーシティという概念が浸透していなかった頃から、国籍や性別、年齢、障がいなどの垣根を越えた多様な人材の活躍を推進してきました。たとえば、「Otsuka Women’s Workshop」などを通じて女性のキャリア形成を支援。現在では、多くの女性リーダーが活躍し、女性役員の割合は上場企業の平均を大幅に上回ります。また、ダイバー

シティ推進への継続的な取り組みや男女ともに働きやすい職場環境が評価され、令和元年度

「東京都女性活躍推進大賞」(産業分野)」を受賞。2020年には、大塚ホールディングスとして「なでしこ銘柄」に選定されました。

企業経営の基本となる、健康経営への取り組み。

「大塚製薬健康宣言」のもと、社員自らが健康について理解し、

疾病の予防や健康維持・増進に積極的に取り組んでいます。人間

ドックの受診推進や胃がん検診、婦人科検診のオプション追加の

無料化、社員・家族向けの健康セミナー、社内体操「ポカリフレッ

シュ」などを実施。オリジナルビデオによりオフィス以外でも体を

動かす機会を提供するなど、独自の活動を行っています。「健康

経営優良法人~ホワイト500~」に4年連続で認定されたほか、スポーツを通して社員の健康増進に積極的に取り組む企業として、

スポーツ庁から3年連続でスポーツエールカンパニー(令和元年度)に認定されました。

「Otsuka Women’s Workshop」

イクボスセミナーの実施

当社では、新しい時代の理想の上司を育てようとする企業ネットワーク「イクボス企業同盟」に2015年に加盟し、イクボス宣言を行いました。2019年には、役員を含む管理職以上の社員を対象に「イクボスセミナー」を実施。また、男性の育児休暇取得については、ビデオも作成するなどし、その取得率は2016年の3.7%から2019年は45.6%に上昇しました。

障がい者雇用

2011年に特例子会社「はーとふる川内」を設立。オフィスサポート事業やアグリ事業などに取り組み、障がい者の就業を創出しています。2016年に、障がい者の活躍を讃える「チャレンジドとくしま賞」を受賞。2018年には、障がい者雇用農園「まごころファーム コスモス」が中国四国農政局「ディスカバー農村漁村の宝」に選ばれました。

社員それぞれが夢の実現を目指し、さまざまな個性を発揮していく。この多様性こそが大塚製薬の力だと考えています。だからこそ、挑戦する社員には、性別も国籍も年齢も関係なく、自らを開花させるチャンスがたくさんあります。困難や逆境を乗り越え、あきらめずに夢を追い続けているストーリーを社員たちが語ります。

仕事と介護の両立支援

高齢者の増加とともに介護をしながら働く社員は増えていますが、仕事との両立は難しいと考えられています。そこで、介護に関する制度の充実だけでなく、情報提供の場として「仕事と介護の両立支援セミナー」を定期的に開催し、社員の働き方をサポートしています。

国籍や性別、年齢、障がいの有無などにキャリアを左右されない多様な人材の活躍を推進。

さまざまなライフイベントにおいて社員が安心して仕事を継続できる、柔軟な職場環境を整えています。

多様な人材を尊重し、それぞれの強みを活かす、ダイバーシティを推進。

さまざまな社員の取り組み ~社員インタビュー 社員が語る~

3130

CSR

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大塚グループ発祥の地・徳島に根づく文化を大切にし、

地元の方との交流、協働などを通じて地域の発展に貢献しています。

大塚グループ発祥の地、徳島とともに。 CSR 徳島

故郷の伝統文化の継承。

四国初のJリーグチーム 徳島ヴォルティス。

地域の健康をサポート。鳴門の地に建つ、陶板名画美術館。

徳島を発祥として400年以上続く伝統文化「阿波おどり」。日本が誇る徳島の伝統文化継承に貢献したいと1988年に「大塚連」を結成。現在、約100名の社員が参加し、正調阿波おどりを基本に「連」としてのさらなる成長を目指し国内

外で踊りと演奏を披露する活動を続けています。

チーム名はイタリア語で渦を意味する「 V O R T I C E 」から生まれました。豪快な鳴門の渦潮のように、パワー・スピード・ 結束力を兼ね備え、観客を興奮の渦に巻き込むチームを目指しています。

大塚製薬は、両輪事業で培った知見を活かし、選手のコンディションをサ

ポートしています。また社員が本拠地・鳴門ポカリスエットスタジアムの清

掃活動にボランティア参加するなどし、チーム全体をサポートしています。

「大塚国際美術館」は1998年に大塚グループ創立75周年記念事業として設立。古今の西洋名画約1,000点を、大塚オーミ陶業の 特殊技術によって陶板で原画大に再現・展示した、世界で類を見ない陶板名画美術館です。陶板名画は、文化財の保護・記録という価値、

美術教育の機会の提供のほか、手で触れて感じることができる特徴から視覚障がいをもつ人たちの絵画鑑賞という新たな価値も注目

されています。2018年に開館20周年を迎え、ゴッホの花瓶に入った『ヒマワリ』全7点が一堂に鑑賞できる展示室を開設。

他にも多彩なイベントが開催され、多くの方が来館しています。

「連」…阿波おどりではチームのことを「連(れん)」と呼びます。

徳島ヴォルティス…J2リーグ所属のプロサッカークラブ。大塚製薬サッカー部を母体に、県や他企業と協力して2004年に設立。

SIB…ソーシャル・インパクト・ボンド。民間資金を活用して社会課題解決型の事業を実施し、地方公共団体がその対価を支払うスキーム。

大塚オーミ陶業…1973年に設立した大塚グループの会社のひとつ。陶板(焼き物)の可能性を追求し、企画や設計・製作などを行う。

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです

TOKUSHIMA VORTIS©

美馬市、徳島ヴォルティス、大塚製薬の協働で、市民を対象にしたJリーグクラブ初のヘルスケア分野SIB「ヴォルティスコンディショニングプログラム」が2019年にスタート。ヴォルティスコーチによる集合トレーニングと自宅でのトレーニングによる動作機能の改善、運動の習慣化、健康リテラ

シーの向上に取り組んでいます。

3332

CSR

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役員一覧

会社名 ··················· 大塚製薬株式会社設立年月日 ············· 1964年8月10日資本金 ··················· 200億円

事業内容 ················ 医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出ならびに輸入事業所 ··················· 支店:15/出張所:54研究部門 ················ 4カ所工場 ······················· 8カ所

業績(2019年度単体) ······ 売上高:5,432億円[医薬関連事業:76.2%・ニュートラシューティカルズ関連事業:23.8%]営業利益:1,376億円

本社所在地 ············〒101-8535 東京都千代田区神田司町2-9代表取締役社長 ······ 井上 眞従業員数 ················ 5,713名

河野 信雄│常勤監査役 伊中 裕│常勤監査役

2020年3月現在

志波 壽夫│常勤監査役 菅原 洋│監査役

樋口 達夫│代表取締役会長 森島 信幸│代表取締役副社長井上 眞│代表取締役社長 玉井 進│取締役副会長

周藤 俊樹│取締役研究部門(兼)知的財産担当

平良 伸一│取締役生産本部長

兼子 明美│取締役品質本部(兼)信頼性保証本部担当

カビア ナス│専務取締役医薬品事業担当

田代 淳嗣│取締役グローバル人事(兼)本社部門(兼)大塚アメリカInc.担当

大塚 一郎│取締役

坂東 幹夫│常務取締役新興国(兼)大塚インターナショナルアジアアラブ担当

高木 修一│取締役財務(兼)事業ポートフォリオマネジメント(兼)サプライチェーン担当

会社概要 2019年12月末現在

企業理念

この言葉には、「自らの手で独創的な製品を創る」「健康に役立つ」「世界の人々に貢献する」という思いが込められています。私

たちは、「大塚だからできること」「大塚にしかできないこと」とは何かをより深く追求し、大塚のDNAである「実証と創造性」の精神のもと、たゆまぬ努力を行い、さらなる飛躍を目指しています。

創造性を社員に問う3つのモニュメント大塚グループ発祥の地、徳島に設立された社員研修施設「能力開発研究所」。この研究所の敷地内には、大塚製薬の理念を具現

化した3つのモニュメントが設置されています。これらは、先入観を打ち破り、発想を転換することの大切さを問いかけるとともに、創造性にあふれる会社であり続けよう、というメッセージを伝えています。

水に浮かぶ石曲がった巨大杉巨大なトマトの木

世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する

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企業情報

日本:50社

アジア・中東:68社中国韓国台湾フィリピンベトナムタイインドネシアインドシンガポールトルコエジプトパキスタンミャンマー

オセアニア:3社オーストラリアニュージーランド

英国スウェーデンドイツスイスベルギーフランスイタリアスペインチェコポルトガルオランダ

欧州:39社

米国カナダ

北米:33社

ブラジルメキシコ

中南米:2社

大塚グループは、「世界の人々の健康への貢献」を目指して、1970年代初頭からグローバル展開を進めてきました。世界を見据えながらも地域に根差した経営という考えのもと、今では世界31カ国・地域にその活動拠点を設けています。

会社数:195社 従業員数:約47,000人 (2019年12月末現在)

大塚グループのグローバル展開

大塚グループは、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、世界の人々の健康に貢献することを目的に、事業を展開するトータルヘルスケア企業グループです。疾病の診断から治療までを担う「医療関連事業」と日々の健康の維持・増進をサポートする「ニュートラシューティカルズ*1関連事業」の2本柱でヘルスケアをトータルでとらえ、世界31カ国・地域、195社で47,000人*2の社員が、“健康”という人類の普遍的な願いをかなえるため、様々なテーマに挑戦しています。創業以来、歴代の経営者が育んできた「流汗悟道」「実証」「創造性」という大塚の伝統・文化は現在に受け継がれ、“なくてはならない企業”として世の中に貢献することを日々追求し、大塚らしいユニークな製品・サービスを提供し続けることで、持続的な成長を目指しています。*1. ニュートラシューティカルズ:Nutraceuticals=nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)  *2. 2019年12月末現在。大塚ホールディングスおよびその子会社、関連会社

概要

会社名 大塚ホールディングス株式会社(Otsuka Holdings Co., Ltd.)設立 2008年7月8日

代表取締役社長 兼 CEO 樋口 達夫(ひぐち たつお)

資本金 816億90百万円

本社 東京都千代田区神田司町2-9事業内容 グループの経営戦略、管理ならびに事業専門サービスの提供

グループ構成

大塚製薬

大塚ホールディングス

大塚製薬工場 大鵬薬品工業 大塚倉庫 大塚化学 大塚食品 大塚メディカルデバイス

沿革

1921年:徳島県鳴門市に化学原料メーカーとして創業

1946年:輸液(点滴注射液)事業を開始し、医薬品事業に参入

1965年:消費者向けの健康飲料(オロナミンCドリンク)を発売、ニュートラシューティカルズ関連事業に参入

1971年:大塚製薬が大塚グループとして初の自社医薬品研究室を設立

1973年:世界の人々の健康に貢献することを目的に初の海外進出

2008年:グループ全体の持続的な企業価値向上を目指し、グループの純粋持株会社として大塚ホールディングスを設立

2010年:東京証券取引所市場第一部に上場

世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する

大塚グループ企業理念

財務内容 売先別情報(2019年度)外部顧客に対する売上収益

(億円)

■ 日本 6,897

■ 北米 3,996

■ 欧州 1,441

■ その他 1,628

売上収益13,962 億円 49.4%

28.6%

10.3%

11.7%

セグメント別情報(2019年度)外部顧客に対する売上収益

(億円)

■ 医療関連 9,243

■ ニュートラシューティカルズ関連 3,338

■ 消費者関連 336

■ その他 1,047

売上収益13,962 億円 66.2%23.9%

2.4%7.5%

36

企業情報

HARMACEUTICALS

UTRACEUTICALS

1960

HISTORY

1970

1980

1990

2000

2010

2020

1965

1964

1970

1980

「オロナミン

Cドリンク」発売

大塚製薬株式会社創立

徳島工場操業開始 

大塚製薬初の自社工場

「ポカリスエット」発売

1973

工場研究所理念(現在の企業理念)を制定

Ots

uka-

peop

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reat

ing

new

pro

duct

s fo

r be

tter

he

alth

wor

ldw

ide

世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する

1982

病気の治療を図る医薬品事業と健康の維持増進を図る

栄養製品事業(後のニュートラシューティカルズ関連事業

に相当)の二大事業体制を宣言

2001

OIA

A(O

tsuk

a In

tern

atio

nal A

sia

Ara

b)事業部

設立

アジア中近東地区の事業の加速を目的に設立

2004

四国初の

Jリーグチーム運営会社

徳島ヴォルティス設立

2007

コーポレートシンボル導入

2010

大塚ホールディングス

東京証券取引所第一部に上場

2011

事業所内保育所「ビーンスターク保育園とくしま」開園

特例子会社

はーとふる川内株式会社

設立

2014

「ダイバーシティ経営企業

100選」(経済産業省)を受賞

2020

大塚ホールディングス「なでしこ銘柄」(経済産業省)に選定

2016

国連グローバル・コンパクト(

UN

GC)へ参加

大塚グループは、

UN

GCの

10の原則に賛同し、署名

2017

「健康経営優良法人

-ホワイト

500

-」(経済産業省)に認定

(20

20年まで

4年連続)

「スポーツエールカンパニー」(スポーツ庁)に認定

(20

19年度まで

3年連続)

2008

大塚グループの持株会社

大塚ホールディングス

設立

1982

「ポカリスエット」香港・台湾で発売

1983

「カロリーメイト」発売

1984

佐賀研究所

(現佐賀栄養製品研究所)設立

ニュートラシューティカルズ関連事業の研究拠点

1987

韓国の東亜食品(現東亜大塚)に資本参加

以後アジア各国に事業会社設立

1989

米国のファーマバイト社

(現ファーマバイト

LLC)に資本参加

1990

大津研究所(現大津スキンケア研究所)設立

2009

フランス栄養製品会社の大手

ニュートリション

エ サンテ社(

N&

S社)に資本参加

2011

デンマークのルンドベック社と中枢神経領域における

グローバルアライアンス契約を締結

1988

「ファイブミニ」発売

1993

「ネイチャーメイド」日本発売

2000

大津栄養製品研究所

設立

2003

「アミノバリュー」発売

2006

「ソイジョイ」発売

2008

「ウル

· オス」発売

2010

「ジェルブレ」発売

2014

「エクエル」発売

2013

「ポカリスエット

イオンウォーター」発売

2017

「賢者の快眠

睡眠リズムサポート」発売

「ボディメンテ」発売

プラントベース(植物由来)食品の北米高成長企業

「デイヤフーズ社」を買収

2005

「賢者の食卓」発売

「インナーシグナル」発売

1971

1981

1982

1983

1980

2019

徳島工場第一研究室を設置

自社医薬品研究開発を開始

中国大塚製薬

設立

中国の改革解放後、初の参入

ドイツにフランクフルト臨床研究所設立

欧州における研究開発の拠点としてスタート

徳島にハイゼットタワー完成

医薬品研究開発部門を拡充

「ミケラン」発売

「メプチン」発売

「セリンクロ」日本発売

1973

海外初の法人

タイ大塚製薬

設立

以後アジア各国に事業会社を設立

米国初の拠点である駐在員事務所

開設

1974

大塚インドネシア

設立

台湾大塚製薬

設立

欧州初の拠点である駐在員事務所

開設

1979

「ハイネックス

-R」発売

1985

米国にメリーランド研究所

設立

米国における研究開発の拠点としてスタート

1989

大塚アメリカ(

OA

I)、

大塚アメリカファーマシューティカル(

OA

PI)設立

1998

英国に大塚ファーマシューティカルヨーロッパ(

OPE

L)設立

以後各国にグループ会社を設立

1999

ブリストル・マイヤーズ

スクイブ社(

BMS社)と

米国をはじめ世界各国における抗精神病薬アリピプラ

ゾールの共同開発・販売の契約を締結

2007

米国に大塚ファーマシューティカル

D&

C(O

PDC)設立

医薬品事業世界展開を企画

2008

ベルギーの

UC

B社と事業提携契約を締結

抗てんかん薬「

Kepp

ra(日本名:イーケプラ)」の、日本

国内における共同開発・販売に関する契約を締結

1988

グローバル人材開発のための施設

能力開発研究所

完成

1998

世界初の陶板名画美術館

大塚国際美術館設立

1988

「プレタール」発売

1990

「ムコスタ」発売

2002

「エビリファイ」米国発売

2006

「エビリファイ」日本発売

2009

「サムスカ」欧州・米国発売

2010

「イーケプラ」発売

「サムスカ」日本発売

2013

「エビリファイ

メンテナ」米国発売

「ニュープロ

パッチ」発売

米国のアステックス社に資本参加

2015

「レキサルティ」米国発売

「エビリファイ持続性注射剤」日本発売

米国のアバニア社に資本参加

2016

「アイクルシグ」発売

2018

「レキサルティ」日本発売

「JY

NA

RQ

UE」米国発売

2014

「サムスカ」

AD

PKD治療薬の効能追加

「デルティバ」欧州・日本発売

「ニューデクスタ」米国販売

医療関連事業

コーポレート

ニュートラシューティカルズ関連事業

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企業沿革

発行: 大塚製薬株式会社 広報部 〒108-8242 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー202005J

コーポレートシンボルコーポレートシンボルは大塚グループの企業理念をシンボリックに表したもので、大塚の「O」をモチーフにしています。「大きなO」は人々の頭上に広がる青空のイメージです。『開放感』、『自由』、『知性』、『未来』を表す Otsuka BLUE のグラデーションで深みと広がりを持たせています。「小さなO」はその根源となる大塚グループのエネルギーです。大きさの異なる二つの形がバランスを保ち、ソフトで親しみのあるOtsukaの文字との組み合わせで「人間の健康で幸せな空間と、それを支える大塚グループのエネルギッシュな活動」を表現しています。

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