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カンヌ2014まとめ

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1954 劇場CM会社の世界的な業界団体である財団法人、Screen Advertising World Association(通称SAWA)が、当時盛んであった劇場CMの振興のために創設。

屋外広告・印刷物を対象としたプレス&アウトドア部門創設。

インターネットを対象としたサイバー部門創設。

メディアの優れた活用手法を競うメディア部門創設。

ダイレクトマーケティングを対象としたダイレクト部門創設。

ラジオ部門創設。 最も斬新なクリエイティビティを評価し、高いプレステージ性を持つチタニウム部門創設。

消費者を動かす創造的なプロモーションを対象としたプロモ部門創設(現在はプロモ&アクティベーション部門)プレス&アウトドア部門から屋外広告を対象とするアウトドア部門が分離。

チタニウム部門に、最先端の統合キャンペーンを評価するインテグレーテッド部門が加わり、チタニウム&インテグレーテッド部門となる。

優れたデザイン性を競う、デザイン部門創設。

PRの手法を競うPR部門創設。

映像制作の技術面を評価するフィルム・クラフト部門創設。

広告主のビジネスに与えた効果を競うクリエイティブ・イフェクティブネス部門設立

モバイル部門設立 / ブランデッド・コンテンツ&エンターテインメント部門設立

イノベーション部門設立

プロダクトデザイン部門設立 / 「カンヌライオンズヘルス」新たなアワードの設立

1992

1998

1999

2002

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

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1954年、当時最大のメディアであった劇場広告(シネアド‐映画に併映されるCF)のフェスティバルとして始まった。 この最も伝統的な部門はその後、対象とするメディアにテレビを加え、広告界で最大級のフェスティバルに成長。

■フィルム部門(1954~)

印刷媒体の広告を評価する部門。 新聞広告や雑誌広告、ポスターなど平面の印刷物全般が対象

■プレス部門(1992~)

■サイバー部門( 1998~ ) webサイトやマイクロサイト、バナー、バイラル、モバイル広告、アプリケーション、ARGなど。 デジタル分野での画期的なアイデアを評価。

■メディア部門(1999~) 優れたアイデアだけでなく効果を生むアイデアを評価。 ターゲット層とブランドの関係に関する徹底的な理解、革新的な理論の実行、そしていかにメディアソリューションが最大限の結果をもたらしたかが評価される。

■ダイレクト部門(2002~) 消費者に具体的な反応と行動を引き起こさせる、ターゲットの絞れたダイレクトコミュニケーションが評価される。

■アウトドア部門( 2006~ / プレス部門から独立 ) ポスター・看板・街頭広告・交通広告などの屋外で実施されたクリエイティブを評価。屋外広告の多様化は毎年進んでおり、それに対応する為2006年にプレス部門から独立。

■ラジオ部門(2005~) ラジオCMなどラジオを媒体としたクリエイティブが対象。

■プロモ&アクティベーション部門(2006~) 商品やサービスの購入に対して、ターゲットを即座に行動に移させるものが評価される。

■チタニウム&インテグレーテッド部門( 2005~/2007~) チタニウム部門は最もプレステージ性の高い賞として、刺激的且つ全く新しい次元を切り開く斬新なアイデアを賞賛するべく2005年に設立。インテグレーテッド部門はその2年後、2007年に設立され、統合キャンペーンの最先端を評価している。

■デザイン部門( 2008~ ) デザインの優れた使用法、そしてブランド及び商品と消費者とのコミュニケーションを補完する様な、デザインのクリエイティビティ性を評価。

■PR部門( 2009~ ) PR手法の想像性を評価。

■フィルム・クラフト部門( 2010~ ) 映像製作技術の質を評価。演出、コピーライティングや編集技術、音楽や効果音などの用法が審査される。

■クリエイティブ・イフェクティブネス部門( 2010~ ) 過去に、入賞かショートリストに入った作品のみエントリー可能。 「効果」の観点から再評価し、真に価値あるクリエイティビティを賞する事を目的とした。

■ブランデッド・コンテンツ&エンターテインメント部門 (2012~)

既存の広告媒体を使わず、コンテンツをプラットフォームとして消費者にマーケティングメッセージを届けるものを評価。

■イノベーション部門( 2013~ ) 新たなクリエイティブなアイディア、コミュニケーションを実現するテクノロジーに対して与えられるもの。アプリ、ツール、プログラム、ハードウェアなど形態は問わない。

■プロダクトデザイン部門( 2014~ ) ブランドのコミュニケーションを助け、人々の暮らしをより良くするポジティブなインパクトをもたらす、フィジカルなプロダクトを評価。

■モバイル部門( 2012~ / サイバー部門から独立 ) スマホ、タブレットなどのモバイル広告。サイバー部門から独立。

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「Creative of Digital Age」 2000年 DDB WorldwideグローバルチェアマンKeith Reinhard

「思えば、広告業界は、あまりにも長きにわたりTVCMとの蜜月関係を育み過ぎた」 ・新しいコミュニケーションの時代が来ていること。 ・もう一度、カスタマーとの向きあい方を考え直す時代がきたこと。 ・しかし広告が伝えるべき基本は変わらないこと。 ・Bill Bernbach(DDBの創設者)が生み出してきた広告クリエイティブのスピリット の重要性は変わることはないこと。 ・だが、広告を組みたてるCreative Directorが考えなければならないことは、膨大に広 がること。 ・コンセプト、コピー、ビジュアル設計だけでなく、すべてのメディアの理解、ビジネ スモデル設計、プログラム概念・・・これまで、広告CDが触ってこなかった領域に 知見を深めなければいけないこと。

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2011年、 Cannes International Advertising Festivalから Cannes International Festival of Creativityへ 近年加速度的に変化するこの業界を、 もはや広告という言葉だけでは表せなくなった。 クリエイティビティという言葉にはクリエイティブだけでなく、 営業、媒体、マーケティングや、更には広告主も取り込んだ 「創造性」「想像力」を競い合う場であるという意味が込められている。

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フィルム部門 グランプリ

イギリスのデパートHarvey Nicholsの、クリスマスギフトキャンペーン。

自分のためにお金を使ってもらう為の、家族や友人のための安上がりなギフトを発表したもの。

プロモ、プレス、フィルム、チタニウム&インテグレーテッドの4部門でグランプリを受賞

クライアント:

作品タイトル:

HARVEY NICHOLS Sorry, I Spent It On Myself

エージェンシー:

adam&eveDDB, London

CM プレゼンテーションビデオ

欧米のクリスマスは、家族や親戚が大勢集まって賑やかに過ごし、プレゼントを贈りあう習慣がある。「こんなにお金を使うなら、人のためじゃなく自分のために使いたい!」という密かな願望をユーモアに変えて実現させたキャンペーン。 多くのメディアで紹介された結果、商品は国内店舗・オンラインストア共々品切れに。2万点もの品が、わずか3日で完売したそうです。

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サイバー部門 シルバー

60分間見つめ続ければサムスンGalaxy S4をゲットできるスイスの通信会社のプロモーション

クライアント:

作品タイトル:

Swisscom All Eyes on the S4

エージェンシー:

HEIMAT, Berlin

スイスの通信会社「swisscom」が自社のプロモーションのために行ったのは、60分間一点を見つめることが出来たらGalaxy S4をプレゼントという企画。 チューリッヒの駅に自動販売機のような専用の装置が現れ、挑戦者を募った。 60分間立って見つめるだけというシンプルな内容なので、一見ヒマと根性さえあれば誰にでも簡単に出来そうに思えてしまう。 しかし、さすがにそこまで単純な企画とはならず、 チャレンジャーには明かされていない数々のトラップが用意されており…。

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サイバー部門 ゴールド

シリア内戦勃発より3年。今シリアで起きている事が、もし自分の住む場所で起きたとしたら?

平和な日常を送る女の子の生活が1秒ごとに悲劇へ変わっていく、ビデオ日記。

クライアント:

作品タイトル:

SAVE THE CHILDREN Most Shocking Second a Day Video

エージェンシー:

UNIT 9 & DON’T PANIC,

London

JUST BECAUSE IT ISN'T HAPPENING HERE

DOESN'T MEAN IT ISN'T HAPPENING

ここで起きていないことかもしれないけれど

どこかで起きていないわけではありません

ムービー

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サイバー部門 グランプリ その1

世界初の24時間続くミュージックビデオサイト。毎日正時には、ファレル本人も登場。

クライアント:

作品タイトル:

UNIVERSAL

PHARRELL WILLIAMS –

24 HOURS OF HAPPY エージェンシー:

ICONOCLAST, France

24hoursofhappy.com

世界各国でバイラルムービーが

制作された。

福島 原宿 LONDON PARIS

プレゼンテーションビデオ

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サイバー部門 グランプリ その2

ボルボトラックの安定性と精確性を実証するのにいろんなスタントビデオを制作。

全6シリーズ、トータルでのグランプリ受賞

ジャン・クロード・ヴァン・ダムの映像は、フィルム部門でもグランプリとなった。

クライアント:

作品タイトル:

VOLVO TRUCKS LIVE TEST SERIES

エージェンシー:

FORSMAN & BODENFORS, Sweden

Vol.1

Vol.6 撮影前の打ち合わせ

プレゼンテーションビデオ

パロディ

Vol.3 Vol.2

Vol.4 Vol.5 Vol.6

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サイバー部門 グランプリ その3

アメリカのメキシカングリルチェーン CHPOTLE(チポーレ)

添加物の入った加工食品から自然な食文化への回帰をすすめるショートアニメ。

クライアント:

作品タイトル:

CHPOTLE THE SCARECROW

アニメーション全編

エージェンシー:

CREATIVE ARTISTS AGENCY, USA

プレゼンテーションビデオ

2012年にも、同じようなアニメを作っており、フィルム部門でグランプリを取っている。 今回のアニメは、一週間で5百万以上の再生され、このストーリーをもとにしたゲームにも展開。 iTune storeでのDLもプロモーションゲームとしては異例の65万以上。子供たちへの食育ツールとしても役立った。 また、NYタイムズなどのアメリカの主要メディアに取り上げられ、特に海外メディア等では現代の農業システムに警鐘が鳴らされており、農業が危ないという世の中の論調に合わせて話題性のあるものにしている。その広がりやゲームのDL数も合わさって、今回はサイバー部門で受賞となった。

2012年の作品 Back to the start

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メディア部門 グランプリ

様々な施策を通じてHappinessのシェアを体現するコカ・コーラ

“幸せを運ぶIDカード”で、人々に笑顔をもたらすキャンペーン。

クライアント:

作品タイトル:

Coca Cola Happy ID

エージェンシー:McCann Lima

カントリー:ペルー

豊かな文化と多様な自然に恵まれているペルーですが、国民の幸福度指数は南米諸国16位と非常に低いのが現状です。そんな状況を鑑みたコカ・コーラは、証明写真で笑うことが禁じられているわけでないにも関わらず、硬い表情で写っていることが多いという国民IDカードに着目し、IDカードの写真をスマイルに変えることで、国民一人ひとりにHappinessをもたらす施策、その名も“Happy ID”を実施。コカ・コーラがペルー各地に設置した証明写真機は、シャッターを押すスイッチがなく、笑顔を浮かべることで自動的にシャッターがおりるように設計されています。そのため、撮影料無料のこのマシーンでは「笑顔の写真」しか撮れません。また、笑顔の証明写真を撮影した人には無料でコーラを配布しました。結果、キャンペーン開始からわずか1か月間で発行された5万枚の国民IDのうち、実にその90%に相当する4万5千枚の国民IDの証明写真が、スマイル写真となりました。 さらに笑顔の写真が付いた“Happy ID”だと、特定商品を割引価格で購入することができるという嬉しい特典もつきました。

プレゼンテーションビデオ

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おまけ 最新のHappy Campaign

様々な施策を通じてHappinessのシェアを体現するコカ・コーラ

移民労働者が多い現場や寮の近くに、不思議な電話ボックスが出現。

クライアント:

作品タイトル:

Coca Cola Hello Happiness

エージェンシー:Y&R Dubai

カントリー:ドバイ

石油大国アラブ首長連邦国では、インドなど南アジアから仕事を求めて訪れ、現在はアラブ首長国連邦の人口30%ほどを占める人々が建設現場や工場などで働いてます。移民労働者の多くは母国に家族を残し、単身で過酷な生活環境の中で暮らしています。その尊い労働の中で得られる給与は1日6ドル。家族をとても大切にする文化が根付いてるアジアの人々にとっては、できることなら毎日でも電話をして家族と話をしていたいのですが、国際電話は1分で0.91ドルもかかるため彼らにとって国際電話は簡単にできるものではありません。「Hello Happiness」は、“家族の声を聞きたい”という彼らの願いを叶えるためにコカ・コーラのボトルキャップを入れるだけで3分間の国際電話が出来る電話ボックスをドバイ各地に設置することで、手軽に家族の声を聞けるようにするプロジェクトだ。残り時間はコカコーラボトルの中身が減っていく様子でわかるようになっている。たちまちペットボトルのキャップを大事そうに握りしめた人たちでボックスの前は長蛇の列ができたのでした。

プレゼンテーションビデオ

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プロモ&アクティベーション部門/ダイレクト部門 ゴールド

「英語が話したい学生」と「話し相手が欲しいお年寄り」彼らを繋げれば、

両者の問題が解決出来るのではないか?

クライアント:

作品タイトル:

CNA Speaking Exchange

CNA ENGLISH SCHOOLが、ブラジルの広告代理店「FCB」に提携を依頼。新しいプロジェクト「Speaking Exchange」を立ち上げ、インターネットを通して学生とお年寄りがビデオ・チャットを出来るシステムが完成。学生にとっては、英語の勉強を通じて人生経験豊かなお年寄りにたくさんのアドバイスをもらったり、お年寄りにとっては孫ほどの年齢の若者と会話をすることがとても楽しみな時間になっているようだ。会話の様子は録画されており、チャットが終わったらYouTubeのプライベート・チャンネルでCNAの講師が映像をチェック。それで学生たちを評価する仕組みになっている。

エージェンシー:FCB BRASIL

カントリー:ブラジル

プレゼンテーションビデオ

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デザイン部門 グランプリ

ノルウェーの歴史ある音楽&アートの祭典、ベルゲン国際フェスティバルの

リブランディングキャンペーン。

クライアント:

作品タイトル:

Bergen International Festival

BERGEN INTERNATIONAL FESTIVAL BRAND CAMPAIGN

プレゼンテーションビデオ Web サイト

エージェンシー:

ANTI BERGEN, Norway

音楽のコード“F”をシンボルに、ロゴやパンフレットをはじめ、販促ツールをトータルにデザイン。 50年以上の歴史を誇る“伝統的”なフェスティバルはイメージを一新し、チケットの売上は過去7年間で最高値を記録した。 「審査委員の誰もがこの作品に関わりたかったと思ったほど。デザインが持つ課題解決の力を完璧に示している」とコメントしており、高い広告効果とアートディレクションの美しさが相まって、文句無しのグランプリとなった。

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クリエイティブ・イフェクティブネス部門 グランプリ

クライアント:

作品タイトル:

V/LINE

GUILT TRIPS

エージェンシー:

McCann Melbourne , Australian

なかなか帰らない子供に、親から帰郷するための電車のプリペイドチケットを贈らせた

帰郷キャンペーン。オーストラリアの田舎の鉄道会社がしかけた。

プレゼンテーションビデオ

乗客数が伸び悩むオーストラリアの田舎の鉄道会社が目をつけたのは、「都会に出て行った子どもたちに帰郷してほしいが、なかなかきてくれない」と悲しむ親の気持ち。そして、その気持ちを受けて、子どもたち密かに感じている「帰らなくちゃいけないとは思っているのだけれど…」という罪悪感。この現状を巧みに利用し、親から子供たちに帰郷するための電車のプリペイドチケットを贈らせた。ソーシャルメディアでは罪悪感を高めるためのTipsが動画で公開されるなど、さらに子どもたちに「罪悪感を感じさせる」試みがなされました。 結果、40万ドルの予算に対し、400万ドルの収益をもたらしKPI(売上目標)を167%上回った。

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モバイル部門 グランプリ

クライアント:

作品タイトル:

Guy Cotton A Trip Out To The Sea

エージェンシー:

CLM BBDO , France

ライフジャケットの必要性を訴えるためのプロモーション広告。サイト・アプリがあり、

スクロール=「泳ぐためにもがくこと」に置き換え、海で溺れた状態を疑似体験できる。

プレゼンテーションビデオ

Webサイト

フランスではライフジャケットは必要ない、という過信を持った人が43%もいるという背景からのプロモーション。

ユーザーはどんなにスクロールしても報われず、手の疲れという自身の体感と、男性が力尽きて沈んでいってしまうという映像がリ

ンクすることで、海での無力感を身を持って感じさせる。スクロールに疲れると男性も沈み、走馬灯のように映像も浮かんでくる・・・。

最後には、「何分何秒もがいたか」が表示され、水中に長い時間いることが難しいことを念押しするように伝えている。

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モバイル部門 グランプリ

ニベアの子供用日焼け止め『NIVEA SUN KIDS』、

プリント広告に「あるデバイス」を付録。

クライアント:

作品タイトル:

NIVEA The Protection Ad

エージェンシー:FCB BRASIL

カントリー:ブラジル

お母さんにとって、夏の暑いビーチで気がかりなのは「日焼け」はもちろんのこと、子どもの迷子。広いビーチでの迷子は海も隣あわせになっているため大変危険です。そんなお母さん達のためにNIVEAはプリント広告に「あるデバイス」を付録としてつけました。このデバイスは子どもの腕につけられるものでアプリと連動しており、お母さんはアプリで子どもの位置を知ることができます。一定以上の距離になるとアプリは警告音を発する仕組みになっており、子どもが迷子にならないような仕掛けが施されていますキャンペーンが行われたリオデジャネイロでは「ニベアサンキッズ」が売上を62%伸ばし快挙となる部門セールスのトップとなりました。

プレゼンテーションビデオ

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イノベーション部門 グランプリ

MegaFaces社がソチ冬季オリンピックの際に現地にオープンしたパビリオンにおいて展開し

たアートインスタレーション。パビリオン内のフォトブースを訪れた来場者の顔を5つのアン

グルから撮影し、データを処理。パビリオンのファサードに、来場者の顔が3Dで浮かび上が

る、というもの。

クライアント:

作品タイトル:

MEGAFON

MEGAFACES – MEGAFON

SOCHI OLYMPIC PAVILION

エージェンシー:

ASIF KHAN LTD,

MEGAFON RUSSIA,

AXIS

プレゼンテーションビデオ

ファサードの内側には1万1000本のロッドからなるアクチュエーターが仕込まれており、 その制御システムに写真データを送信することで、LED電球つきのロッドが動いて顔の陰影を表現、巨大な顔のオブジェを形成する。 一度に3人の顔が表示され、約50秒ごとに切り替わる。 大会期間中、ファサードには14万人以上の顔が映し出され、ツイッターでは10万件を超える関連ツイートが見られた。

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プロダクトデザイン部門 グランプリ

クライアント:

作品タイトル:

G-STAR RAW

RAW FOR THE OCEANS

プレゼンテーションビデオ

エージェンシー:

〝海洋に投棄されたプラスチックごみ〟からデニムを作るプロジェクト

プレス発表会

年間1億トンものプラスチックが生産され、そのうち10%が海に捨てられている。 そんな状況から海洋生物を守るべく、デニムブランドのG-STAR RAWはBionic Yarn社とコラボレーションし、 世界初「海洋に投棄されたプラスチックごみ」からデニムを作るというプロジェクトを立ち上げた。 発売は、本年の8月中旬から。ファレル・ウィリアムスがクリエイティブ・ディレクターを務めている。

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おまけ 2014年上半期でもっともシェアされた広告 第2位

悪魔の赤ちゃん動画がヤバすぎる!

クライアント:

作品タイトル:

20世紀フォックス

Devil Baby Attack

エージェンシー:THINKMODO

カントリー:ニューヨーク

2014年1月17日から全米で公開される『Devil’s Due』という、悪魔の子供を身ごもってしまった夫婦がテーマになっているホラー映画のプロモーションのために作られた1本の動画。もしも街中に放置された乳母車があったとしたら、誰だって「何があった?」と心配しますよね。中に赤ちゃんは乗っているのか? おや、泣き声が聞こえるぞ。大丈夫だろうか?……と乳母車を覗きこんだら、予想外の恐怖が目の前に!! ちなみに、去年リメイクされた映画『キャリー』の広告キャンペーンの一貫として作られた「Telekinetic Coffee Shop Surprise」と同じチームがこちらも手がけてます。

プレゼンテーションビデオ