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私たちは、食材と食卓をおいしく彩る 「創造型」食品容器メーカーです。 CSR レポート 2017 環 境・社 会 報 告 書 を越えて 半世紀 おかげさまで

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Page 1: CSR - シーピー化成株式会社CSRレポート 2017 CSR活動報告 シーピー化成はCSR(企業の社会的責任)にかかわる取 り組みをステークホルダーの皆様にご理解いただくととも

私たちは、食材と食卓をおいしく彩る「創造型」食品容器メーカーです。

CSR レポート2017環境・社会報告書

を越えて半世紀おかげさまで

本社 : 〒 715-8501 岡山県井原市東江原町1516番地URL : http://www.cpkasei.co.jp

CP CHEMICAL INCORPORATED

Page 2: CSR - シーピー化成株式会社CSRレポート 2017 CSR活動報告 シーピー化成はCSR(企業の社会的責任)にかかわる取 り組みをステークホルダーの皆様にご理解いただくととも

目次・ 編集方針 ......................................................... 1

ブランドメッセージ .................................................. 2

シーピー化成のものづくり ....................................... 3

事業戦略 .................................................................... 5

安全性のあかし「FSSC 22000」 認証取得 ............... 7

主要製品 .................................................................... 8

会社概要 .................................................................... 9

環境マネジメント .....................................................11

地球温暖化防止 ........................................................12

リサイクルの取り組み .............................................13

省資源化への取り組み .............................................15

従業員への取り組み .................................................16

地域社会への取り組み .............................................18

CONTENTS

シーピー化成CSRレポート 2017

CSR活動報告

 シーピー化成はCSR(企業の社会的責任)にかかわる取り組みをステークホルダーの皆様にご理解いただくとともに、活動の向上につなげ、さらなる信頼関係を築くことを目的として、2014年より「CSRレポート」を編集・発行しています。 本冊子では、2015・2016年度の当社のCSR活動をご理解いただけるよう、主な取り組みや今後の方針についてわかりやすく報告することに努めました。

<報告範囲> シーピー化成株式会社と関連会社である

シーピー関東株式会社を対象としています。

<報告対象期間>2015年3月1日~2017年2月28日

一部に当該期間外の取り組みが含まれています。

<発行時期>2017年7月

編集方針

1 シーピー化成CSRレポート2017

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『 CSRレポート2017  P2 “ ブランドメッセージ ” 掲載用イメージ 』

CSRレポート ( Corporate Social Responsibility Report ) 環境 ・ 社会報告書

※ 同ページ内上部のタイトル帯 ( 赤帯 ) の幅サイズに合わせたもの

962017 ( 平成29 )

CMYK報告書

CSRレポート2017 イメージ図

コート紙

1/1━×━--.--

--.--

「おいしさの未来を、広げます。」私たちシーピー化成は、「創造型」食品包装容器を通して

食文化への貢献を掲げ、お客様に新しい価値や感動をお届けしていきます。

それが私たちシーピー化成のブランドメッセージです。

「おいしさの未来を、広げます。」

ブランドメッセージ

世界の「食」を取り巻く社会状況は大きく変動し、

それとともに食品包装容器のスタイルも劇的な変化を続けています。

お客様のライフスタイルや新しい食への関心度が増加し、飛躍的に多種多様化が進み、

一方では食に対する安全性や信頼性への要求はより強まり、

さらに地球環境への配慮も望まれています。

私たちは、こうした一つひとつのニーズに対応するために、

食品包装容器の素材である樹脂を、ブレンド技術により開発することから、

生産機器の設計製作、生産ライン構築、製品開発、物流に至るまで、

培ってきた創造力を発揮して全力で挑戦しつづけ、

こだわりのある食品包装容器でお客様の未来を広げていきます。

この「こだわり」には、ニーズ対応商品や高クオリティ商品だけでなく、

豊かな食文化の未来を見据えた新しい価値の商品も含め、

お客様にうれしい驚きと満足を提供できる企業でありたい。

2シーピー化成CSRレポート2017

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食の安全・安心を大切に皆様のお役に立つ食品容器を創り出すこと―それがシーピー化成の使命です

シーピー化成のものづくり

代表取締役会長 三宅 勉

 シーピー化成では、実際に製品を手にする方々の声に耳を傾け、市場のトレンドを見極めながら、機能性や経済性などの多視点に立ったものづくりに取り組んでいます。これまで、当社ならではの製品を多数創り出してきましたが、その背景には、独自の発想と技術をベースに、1本の線、わずかな角度にもこだわり抜くという一貫した姿勢があります。そのひとつが、特に女性やシニア層に喜んでいただける「COPタル・タル角」をはじめとする高機能の製品群です。そして、生活者が驚くようなアイデアや利便性に優れた、こうした製品が“社会のスタンダード”となることを大きな目標として掲げています。 近年、お客様や生活者の食品容器に対するニーズは、ますます多様化しており、これまで培ってきた

シーピー化成のものづくりをさらに進化させていく必要があります。当社では、ご利用いただく方一人ひとりのお役に立ち、「使ってよかった」と喜んでいただけるような製品づくりを通じて、社会に貢献し、社会と共栄していきたいと考えています。

 シーピー化成が今後も持続的に発展していくためには、従来の技術を若い世代に継承し、さらなる技術革新を探求できる環境づくりが不可欠です。そして、その環境の土台となる「教育」は特に重要だと考えています。日々変化していく社会の流れの中から、当社が取り組むべき「課題」を見つけ、当社ならではの「解」を導き出す力を養うことで、技術革新は実現すると考えているからです。 また、私たちは従業員同士の「コミュニケーション」を大切にしています。豊富な技術力を駆使しながら、新たな着想を得ていくためには、経験年数の多少にかかわらず、フランクに、しかし、誠実・真剣に意見や情報の交換を行うことが必要です。当社では、販売・物流・製造等の部門を超えて、専門性や立場の異なる人と人が知恵を出し合い、よりよいものづくりに励むことのできる環境づくりに努めています。

 私たちはメーカーとして、事業活動における「環境負荷の低減」は重要な経営課題です。省エネルギーや省資源への取り組みとして、食品容器の薄肉軽量化を推進しています。また、使用済み食品容器については、地域に密着したリサイクルに取り組むことで、環境負荷を抑制しながらステークホルダーの皆様とともに発展を目指していきます。

当社製品を“社会のスタンダード”に

「教育」と「コミュニケーション」に注力

環境に配慮した事業活動を推進

3 シーピー化成CSRレポート2017

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つまみにくく開けづらいフタが開けやすい容器がほしい

密閉タイプの容器は力を入れないと開けられない力を入れすぎて中身をこぼしてしまうことがある

お客様が日頃から食品容器に対して抱いている「使いにくい」「困った・不便」という思いに耳を傾けます。

どうしたらお客様が求める製品を創り出せるのか。それを実現する方法や必要な設備・環境などについて、あらゆる角度から検討し、構築します。

 シーピー化成は、売り場や売り方の変化に合わせて、たえず新製品を企画・研究開発しており、新製品やトレンド情報を一堂に集めた展示会イベントを定期的に開催しています。展示会では、製品の特長や新機能などを広く、そして、直に伝える場として活用し、お客様のビジネスサポートを目指しています。 また、こうした場では、単に製品の魅力を伝えるだけでなく、業界関係者の方々との交流の中で、たとえば、高齢者や女性でも使いやすい容器をテーマにした売り場づくりや、ライフスタイルに合わせた製品活用など、トータルな提案もしています。 当社は、展示会での出会いや情報を、新たな素材開発や製品企画に生かし、当社ならではのものづくりに発展させています。

ものづくりの流れ

調査

分析

開発

情報発信・

提案

COP/COPNシリーズ 特長例ワンプッシュオープン機能 容器本体とフタの合わさった張り出し部分をつまむと、片手でポンと簡単にフタが開けられます。安心設計 フタの張り出し部を引き上げただけでは開かない構造となっています。作業性の良い外嵌合蓋 本体とフタの張り出し部を合わせ、フチに沿うように手を添えて押すと閉めやすくなります。スタイリッシュな形状 シンプルで手になじむ丸みを帯びた本体形状が食材をやさしく包み込み、盛り付けた料理のおいしさ感をダイレクトに伝えます。

お客様の声から、製品開発のヒントを見つける

“素材×機能×食シーン”を突きつめた製品開発に取り組んでいます

ニーズを製品化するために必要なモノ、コトを考える

“片手でポン!”―「食卓発想」による製品開発に取り組む

展示会で、情報発信や売り場づくりを提案する

4シーピー化成CSRレポート2017

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持続可能な成長をめざして

事業戦略

 お客様からのご注文に対して、これまで以上に安定的かつ確実な製品供給を実現するため、新製品開発から生産・在庫管理、製品供給までを一元管理する

「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)プロジェクト」を2013年から推進しています。2015年には、需要分析ツールを稼働させ、想定外の需要変化が発生した場合でも、迅速な対応ができるようになり、欠品や無駄のない供給を追求しています。また、2014年に設置したマーケティング課では、お客様のニーズにお応えすることはもちろん、作業性や売場を見据えた製品開発と提案を行っています。 さらに、安定的かつ確実な製品供給には、BCP(事業継続計画)が欠かせません。災害などの緊急時への万が一の備えが必要であると強く認識しています。そのため、2013年度に事業継続計画書を策定。2015年には、より使いやすく改訂しました。 これまでシーピー化成は製品そのものの品質を追求してきましたが、今後は社外パートナーと連携した

SCMにも取り組むなど、お客様の視点に立って欠品をなくし、災害時の安定供給や多様な配送ニーズに応えるなど、サービス品質の向上も追求していきます。そして、SCMのツールを活用できる人材を育成し、SCM体制を整備・構築することで、さらなる安定供給を推進していきたいと考えています。

 2015年12月に改訂し、地震や火災の発生時から復旧完了までの行動フローを詳細に記載しました。今後はBCPを事業継続マネジメント

(BCM)へと発展させ、協力工場や物流会社など社外のパートナーとの連携も考慮した、事業継続の取り組みを進めていきます。

金型倉庫(福山工場)

 災害発生時の目標復旧時間を設定したうえで、復旧対応が脆弱な箇所を洗い出し、工場内の壁面や天井の耐震化などの対策を実施。また、年1回の避難訓練を実施し、非常時にも対応できる人材の育成も行っています。 当社では基本的な生産機器の規格を統一することで、工場間での代替生産を可能にしていま

す。また、各生産工場には耐震耐火の金型倉庫を設置するなど、災害時にも事業を継続できるように備えています。

代表取締役社長三宅 慎太郎

事業継続計画(BCP)

工場における取り組み

SCMの取り組みで製品開発はもちろん、サービス品質も追求

5 シーピー化成CSRレポート2017

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考える

企画研究・開発 生産・品質管理 物流

マーケティング 営業販売

調べる創る

広める売る

作る 届ける経営企画

お客様

企画研究部門は、デザインや機能をはじめ、食品保護や陳列効果、衛生面や利便性など多角的な観点からマーケティング部門と連携し、お客様のニーズに合った新製品や新素材の開発に取り組んでいます。また、開発部門では、当社独自の製造システムを開発しています。

生産部門は、独自に工夫した生産ラインを構築し、IT生産管理システムに基づく全データの一元管理をしています。また生産工場は、品質・衛生管理を徹底し、食品安全マネジメントシステムによって、安心なものづくりの維持、継続的な向上を図っています。

SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)を活用し、会社全般の事業運営をけん引しています。

マーケティング部門は、市場調査を行い、定期的にマーケティング会議を開催し情報共有することで、新製品開発や企画提案書の作成に活用しています。

お客様との緊密なコミュニケーションを通じて、お客様からの課題を解決しながら販売活動をしています。現場で役立つ情報を絶えず収集し提供しています。また、定期的に展示会を開催して新製品や新素材、新機能をご紹介しています。

工場で生産された製品は、全国6ヵ所にある物流センターに供給され、お客様のご注文に適うよう最寄りの物流センターから、ご要望に合わせて配送しています。

 お客様、市場、生活者が食品容器に求める要望はますます多様化しています。そのご要望に的確にお応えしたい、との思いから、当社の各部門・各部署がより高いレ

ベルの取り組みと連携で、製品一つひとつについてのお客様満足の追求を目指しています。

各工程での主な取り組み

お客様満足を引き出す各部門の連携

6シーピー化成CSRレポート2017

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食の安全・安心を保証しお客様の食品製造の信頼度向上に貢献

安全性のあかし「FSSC 22000」認証取得

 食品への異物混入や食中毒など、食の安全・安心を脅かす事件が増えているなかで、スーパーマーケットなどのお客様は、食の安全・安心に向けてさまざまな取り組みを行っています。私たちシーピー化成も食品容器メーカーとして、お客様・市場に対して責任のある製品を提供するため、食品製造業のサプライチェーンを対象とした国際的な食品安全規格である、食品安全マネジメントシステム

「FSSC 22000」を2015年12月に認証取得しました。要求事項が厳しく、継続的な改善姿勢も求められるFSSC 22000の認証取得によって、より安全な製品供給につなげていきます。

食品安全チーム

食品安全を基本としたものづくりを進めていきます

 FSSC 22000認証取得は、各工程の代表者で構成されたチームで進めました。今回、無事にFSSC 22000の認証を取得できましたが、まだ審査に受かっただけ、という認識でいます。これからは多方面の知識と経験を併せ持つ食品安全チームが主体となって、各フローでの継続的な改善を進め、お客様に安心していただける製品を供給することが重要です。食品安全を基本としたものづくりによって、お客様の信頼に応えていきたいと考えています。

 審査は、第三者機関によって食品に関するあらゆるハザード(危険)を想定して実施されます。そのためシーピー化成内の製品設計・原材料仕入、生産、出荷など各工程におけるハザードのきめ細かい洗い出しとともに、それらの対策について検証プランの策定が求められますが、以前取得した品質マネジメントシステムISO 9001の経験を生かし、スムーズに審査が進みました。 今回の認証範囲は本社工場で、2015年9月に第1段階登録審査、11月に第2段階登録審査を受けました。第2段階登録審査では、軽欠点の不適合が1件、観察事項が5件指摘されましたが、その改善に取り組み、2015年12月に認証を取得することができました。

● 施設、配置及び作業空間      ● 廃棄物処理● 購入材料の管理          ● 清掃・洗浄● 要員の衛生及び設備        ● 回収手順● 保管及び輸送● 食品容器包装に関する情報及び 顧客とのコミュニケーション● 食品防御及びバイオテロリズム ● ユーティリティ● 装置の適切性、清掃・洗浄及び保守● 汚染の予防手段         ● 有害生物の防除● 手直し品

FSSC 22000審査登録証 ISO 22000審査登録証

前提条件及びプログラムの技術仕様

食の国際的な安全規格「FSSC 22000」

審査について

7 シーピー化成CSRレポート2017

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主要製品

容器素材一覧独自ノウハウを生かして自社で素材から開発。これらの多彩な素材を活用し、用途に応じた容器をご提供します。

BS ポリスチレン(PP入り)PS,PP

PS素材単体よりも耐熱性・耐油性を向上させた独自開発の素材です。(※一部製品に限り耐熱85℃・耐油なし)

自社開発素材

耐熱100℃ 耐油 耐寒 省資源

TN 発泡ポリスチレンPS

PSP素材単体よりも耐熱性を向上させた独自開発の素材です。PPフィルムをラミネートして耐油性を持たせています。

自社開発素材

耐熱98℃ 断熱 保温 耐油 耐寒 省資源

A-PET アモルファス・ポリエチレンテレフタレートPET

ガスバリア性があり、優れた保香効果を持った素材です。高い透明性と耐油性があります。

耐油耐熱60℃

UF 低発泡ポリスチレンPS

非発泡素材に比べ軽量な低発泡素材です。剛性も優れています。

自社開発素材

耐寒 省資源耐熱85℃

HIPS ハイインパクトポリスチレンPS

成型性がよく、耐衝撃性のある素材です。主にPPフィルムをラミネートして耐油性を持たせています。

耐寒耐熱85℃ 耐油

PSP 発泡ポリスチレンPS

ポリスチレンを発泡させた素材です。保温性・断熱性がありパール調の光沢があります。

断熱 保温 耐寒 省資源耐熱85℃

OPS 二軸延伸ポリスチレンPS

ポリスチレンを縦横二方向に延伸した素材です。透明性・光沢性があります。

耐寒耐熱85℃

COPタル角 BS鮮両 BS海峡皿

BF恵味 BFコモプレ内 COPコモ

NUハカマ御膳 TNえにし L-カク

PP ポリプロピレンPP

耐油性・耐酸性と耐熱性がある素材です。耐油耐熱110℃

低発泡ポリスチレン(PP入り)

当社独自に開発した低発泡素材です。電子レンジで温め可能な耐熱性があり、耐油性・断熱性・保温性に優れています。

PS,PP

自社開発素材

耐熱105℃ 断熱 保温 耐油 耐寒 省資源

BF

当社は、市場トレンドを見るだけでなく、お客様とのコミュニケーションの中から次代のニーズを先取りし、営業部門と企画研究及びマーケティング部門が連携しながら製品開発を行っています。

PPF ポリプロピレン (フィラー及びPS入り)

PPに無機物とPSを混合した素材です。耐熱性・耐油性・耐酸性があり、低燃焼カロリーです。

耐寒耐油

自社開発素材

耐熱130℃ 低燃焼カロリーPP,T

BFO ポリスチレン(PP入り)

PS素材単体よりも耐熱性を向上させ、強度も優れた独自開発の素材です。

耐寒耐熱95℃

自社開発素材

PS,PP

8シーピー化成CSRレポート2017

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仙台支店

東京支店

名古屋支店

大阪支店

福岡支店

札幌営業所

金沢営業所

本社・岡山支店

(人)

2015 2016 2017

856

2014

847

2013

879924 934

750

850

950

(年)0

会 社 名本 社電 話 番 号F A X設 立資 本 金売 上 高代 表 者 名

従 業 員 数事 業 内 容

ホ ー ム ペ ー ジ

シーピー化成株式会社〒715-8501 岡山県井原市東江原町1516番地0866-62-0095(代表)0866-62-1377(代表)1971年9月9,600万円615億円(2017年2月期)代表取締役会長 三宅 勉代表取締役社長 三宅 慎太郎934名(関連会社含む)プラスチック簡易食品容器の製造、販売並びに食品包装資材の販売http://www.cpkasei.co.jp

会社概要

❶本社工場/門田工場❷福山工場/神辺工場❸シーピー関東第1工場 シーピー関東第2工場

<支店・営業所>札幌営業所〒063-0826札幌市西区発寒六条11丁目1番1号新道北口ビル3階T E L:(011)558-2855 F A X:(011)558-2856

仙台支店〒984-0012仙台市若林区六丁の目中町4番47号T E L:(022)390-6377F A X:(022)390-6373

東京支店〒135-0016東京都江東区東陽4丁目11番38号USCビル3階T E L:(03)5677-1801F A X:(03)5677-1805

名古屋支店〒450-0001名古屋市中村区那古野1丁目39番6号T E L:(052)569-5670F A X:(052)569-5671

金沢営業所〒920-0362金沢市古府3丁目109番地T E L:(076)269-0120FAX:(076)269-0121

大阪支店〒534-0025大阪市都島区片町2丁目2番48号JEI京橋ビル5階T E L:(06)6354-9500FAX:(06)6354-9800

福岡支店〒815-0031福岡市南区清水1丁目23番11号T E L:(092)553-5111FAX:(092)553-0066

<工場>

<物流センター>❶北海道物流センター❷関東物流センター❸首都圏物流センター❹中部物流センター❺本社物流センター❻九州物流センター

岡山支店〒715-8501岡山県井原市東江原町1516番地T E L:(0866)63-0200FAX:(0866)62-1377

〒715-8501岡山県井原市東江原町1516番地T E L:(0866)62-0095(代表)F A X:(0866)62-1377(代表)

本社

● 拠点一覧

● 会社データ従業員数(関連会社含む)

9 シーピー化成CSRレポート2017

Page 11: CSR - シーピー化成株式会社CSRレポート 2017 CSR活動報告 シーピー化成はCSR(企業の社会的責任)にかかわる取 り組みをステークホルダーの皆様にご理解いただくととも

● 沿革

● 組織体制図

営業開発本部

財務経理課

総務人事課

原価管理課

SCM課

西日本営業本部

東日本営業本部

品質管理部

開発部

生産管理部

営業管理本部

営業本部

業務部

総務部

経営企画室

社長室

生産本部

企画研究室

関連会社

品質統括課

シーピー関東第1工場

シーピー関東第2工場

マーケティング課

研究室

企画室

門田工場

福山工場

神辺工場

容器製造部

シート製造部

知的財産課

情報システム課

営業管理課

量販営業部

特販営業部

販売促進課

内部統制課

福岡支店

岡山支店

大阪支店

金沢営業所

名古屋支店

東京支店

仙台支店

札幌営業所

環境対策室

業務課

資材課

本社物流センター

首都圏物流センター

北海道物流センター

九州物流センター

関東物流センター

中部物流センター

会 長

社 長

取締役会 監査役会

1963(昭和38年)

1971(昭和46年)

1972(昭和47年)

1975(昭和50年)

1976(昭和51年)

1978(昭和53年)

1981(昭和56年)

1983(昭和58年)

1984(昭和59年)

1985(昭和60年)

1986(昭和61年)

1989(平成元年)

1991(平成3年)

1992(平成4年)

1993(平成5年)

岡山県井原市井原町1216番地において、PSP食品容器の製造販売を目的に創業。資本金500万円の中国パール化成株式会社を設立。代表取締役に三宅 勉が就任。東江原工場を新設。本社を岡山県井原市東江原町1516番地に移転。PSシート製造工場を新設し、押出機を設置。成型工場を新設。アルミ蒸着フィルムをラミした製品を発売。本社事務所社屋が完成。ソリッドの押出し工場を新設。フィルム印刷の工場を新設。新素材開発の研究開発工場を新設、併せてPSP押出機を設置。本社物流センターを新設。発泡ポリスチレン(PSP)素材の製品を発売。PSP押出工場並びにPSP原反倉庫を新設。関東物流センターを新設。神辺工場を新設。木之子物流センター新設、北海道物流センター新設。PPフィラーの押出機を設置。電子レンジ対応のPPフィラー製品を発売。

ソリッドプレス工場を新設、本社事務所の増築。自社開発した低発泡PS(PP入り)製品のBFシリーズを発売。ISO 9002:1994を認証取得(生産部門/物流部門)。シーピー関東(株)(関東第1工場)を設立。ISO 9001:2000に移行(設計部門/生産部門/物流部門)。自社開発した発泡PP素材のMF・FFシリーズを発売。中国パール化成株式会社から、社名を「シーピー化成株式会社」に変更。神辺工場に後加工設備を新設。フィルム印刷工場を新設した門田工場に移転。本社内に企画、研究室棟を新設。環境にやさしい企業づくりを推進する「岡山エコ事業所」に認定。東京支店にキッチン工房を新設。シーピー関東(株)(関東第2工場)を新設。環境にやさしいエコシリーズを発売。九州物流センターを新設。中部物流センターを新設。PET押出設備を新設し、A‐PET製品を発売。福山工場を新設。FSSC 22000取得(本社工場/物流センター)。PET押出工場を新設。

1995(平成7年)

1997(平成9年)

1999(平成11年)

2002(平成14年)

2003(平成15年)

2004(平成16年)

2006(平成18年)

2007(平成19年)

2008(平成20年)

2012(平成24年)

2013(平成25年)

2014(平成26年)

2015(平成27年)

2016(平成28年)

10シーピー化成CSRレポート2017

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CSR活動報告

環境基本方針 当社は、地球環境保全に貢献することは社会的使命だと考え、素材の開発から、生産・物流までを見直し、製品のライフサイクル全般にわたる地球環境負荷の軽減に取り組んでいます。その柱となるのが、「容器の軽量化と省スペース化」「環境にやさしい容器開発」「社内エコ活動の推進」「使用済み食品容器のリサイクル」です。数値目標としては、2015年度を基準値として、生産やその他活動に付随する廃棄物を毎年4%ずつ削減し、2018年度は12%削減をめざしています。

環境管理体制 当社では、代表取締役社長をトップに、専務取締役を統括責任者代行とする「環境管理委員会」を組織しています。

環境管理体制

全社的・継続的に環境活動を推進し、改善していくためには、環境マネジメント体制が不可欠です。「環境管理委員会」を設置するとともに、関連自治体・省庁とも連携して環境マネジメントが将来にわたって有効に機能するよう体制を整備しています。

環境マネジメント認証 2011年3月、当社は廃棄物抑制と資源の循環利用に関する取り組みが岡山県より評価され、ゼロエミッション事業所として「岡山エコ事業所」の認定を受けました。 岡山県では、「岡山県循環型社会形成推進条例」に基づき、岡山エコ事業所認定制度を創設して、環境にやさしい企業づくりを支援しています。

環境監査 当社では、環境管理委員会で指名された監査員が、監査チェック項目をもとに、社内各職場をパトロールする環境監査を毎月実施しています。 監査によって確認した情報は、環境管理委員会で報告・検証し、環境活動が適切に遂行されているか否かを判定し、統括責任者に報告します。適切でなかった部署やその活動については是正勧告し、改善策を講じて、その後の取り組みをチェックしています。

環境マネジメント

社長統括責任者代行

環境管理委員会事務局

本社工場門田工場

環境管理責任者 環境対策室

本社事務所

営業拠点

本社物流

中部物流

関東物流

神辺工場福山工場

環境管理委員会 内部監査チーム

岡山エコ事業所認定証

11 シーピー化成CSRレポート2017

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エネルギー使用量

物流での取り組み 当社は、改正省エネ法に基づく特定荷主の指定を受け、中国経済産業局の指導のもと、物流部門全体でCO2

排出量削減に取り組み、また、複数の物流センターを運用することで輸送距離の短縮にも努めています。

地球温暖化防止は今や世界中が直面している喫緊の課題です。当社は環境保全の中でも、地球温暖化防止を企業に課せられた社会的責務と認識し、事業活動全般を通じた省エネルギーとCO2排出量削減に取り組んでいます。

輸送量

営業車での取り組み 2014年度、車両の監視システムであるテレマティクスサービスを営業車に導入しました。通信やGPS機能を備えた機器を車両に搭載し、燃費などの稼働状態を記録。CO2排出量削減だけでなく、安全運転への意識向上にも貢献しています。

オフィスでの取り組み クールビズ、ウォームビズを導入し、室温を5月から10月までは28℃に、11月から3月までは20℃に、室内のサーモメーターで設定しています。また、LED照明の導入、トイレ、廊下、階段の照明には人感センサースイッチを導入しています。

地球温暖化防止

省エネルギーの取り組み 当社では、代表取締役社長をエネルギー管理の最高責任者とする「省エネルギー委員会」を組織して、エネルギー使用の合理化、地球温暖化防止に努めています。 事業所(工場)にデマンド監視システムを採用し、電力量の使用状況を「見える化」することで、無駄のない使用の管理を徹底しています。 2016年5月、本社敷地内に新設工場を立ち上げた際も電力管理はもとより、空調の省エネのため、建屋内部の機密性を向上させました。また、照明器具は全てLEDを採用し、自動点灯制御やエリア分けで節電効果を上げています。 さらに、インフラの要である圧縮機も台数制御盤を積極的に採用し、消費エネルギーの抑制を図っています。

デマンド監視システム LED照明

201520122011 20142013 (年度)0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0

1,500

3,000

4,500

6,000

7,500

エネルギー使用量(原油換算) CO2排出量(kl) (t-co2)

2,3252,0232,0331,892 1,965

6,1765,3725,4005,028 5,220

201520142013 (年度)0 0

5,000

10,000

15,000

20,000

10,029

10,000

20,000

30,000

40,000

エネルギー使用量(原油換算) CO2排出量(kl) (t-co2)

9,259

30,075

10,857

26,758 28,234

12シーピー化成CSRレポート2017

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CSR活動報告

リサイクルの取り組み 地域の生活者の皆様や流通業者、環境創造企業と協力して、使用済みのプラスチック食品容器の回収に取り組んでいます。地域に密着した仕組みのため、CO2

排出量も最小限に抑えられます。 食品容器のリサイクルには大きく3つの手法があります。当社はその中から、素材特性や地域の事情に合

当社では、さまざまなリサイクル技術の中から、素材に応じた最適な方法を選択し、生産活動と製品が及ぼす環境負荷の低減を推進する活動をしています。

リサイクルの取り組み

わせ、輸送、分別などのリサイクル処理に伴う費用の軽減や、限りある資源の活用、環境負荷の低減に最も貢献する手法を選択して、効率よく運用しています。

     

 当社独自の特殊成型技術により、食品容器を薄肉軽量化すると使用原料が節減され、環境負荷を低減でき

ケミカルリサイクルの仕組み

 2013年から新日鐵住金株式会社と契約してケミカルリサイクルに参画しました。ケミカルリサイクルは、サーマルリサイクルやマテリアルリサイクルに比べ、CO2削減効果が最も高いという特長があります。その手法は、使用済み食品容器をコークス炉に投入し、化学的に分解して化学原料などに戻すというものです。化学原料はプラスチック原料(PS)等となり、食品容器に還元されます。

ケミカルリサイクル

生活者 環境創造企業 新日鐵住金(株) ケミカルリサイクル工程

事前処理工程

回収プラスチック 造粒物

40%炭化水素油

(プラスチック原料など)

40%コークス炉ガス

(高効率発電・水素利用)

ポリスチレン樹脂の製造

食品容器の製造

熱分解処理工程20%コークス

(製鉄原料)

当社 ポリスチレンメーカー

回収洗浄・乾燥

造粒

参考資料:新日鐵住金株式会社

食品流通業

食品容器を回収

購入 販売

1.

食品容器の薄肉軽量化Reduce

13 シーピー化成CSRレポート2017

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サーマルリサイクル 使用済み食品容器を燃焼させて熱エネルギーを回収するのが、サーマルリサイクルです。廃プラスチックと古紙類を原料にRPFという高カロリーの固形燃料を作り、化石燃料代替エネルギーとして利用します。廃プラスチックの発熱量は紙ごみの約2.5倍。その焼却時の熱は、発電に利用されるほか、温水プールなどに活用されています。

サーマルリサイクルの仕組み

マテリアルリサイクル 使用済み食品容器を溶かし、もう一度プラスチック原料やプラスチック製品に再生するのがマテリアルリサイクルです。回収された食品容器は、選別、破砕、溶融され、再生原料となります。

マテリアルリサイクルの仕組み

ます。同時に、製品の容積が減少し保管スペースが節約され、輸送時の車両の積載効率も向上します。その結果、製品輸送時の燃料消費量も減少し、CO2の発生を抑制するなど環境負荷も低減されます。 当社は、食品の保護や安全性の確保、鮮度保持などの機能を追求しながら、食品容器の薄肉軽量化を推進しています。

 

 生産工程での歩留まりの向上や、発生する端材の処

理、廃棄物の分別の精度を上げるなど、社内リサイクルで資源の有効活用に努めています。

 地域の生活者の皆様や流通業者、環境創造企業と協力して、使用済み容器回収の仕組みを作り、リサイクルに取り組んでいます。 地域の事情に合ったリサイクルの手法を選択し、輸送、分別などの処理に伴う費用の軽減や、限りある資源の活用、環境負荷の低減に貢献しています。

食品容器を回収

木くず、紙くずとともに粉砕 成形工程を経てRPFへ

発電所のエネルギーや、温水プール・暖房に利用紙ごみの 約 倍 の発熱量

工場のボイラーなどで、燃焼燃料として利用

焼却電力に

温水の熱を再利用

繊維

減容成形品

ユニフォームやカーテンなどの繊維として使用される

不純物を取り除き減容成形する 材料を裁断し、フレーク/ペレット化

成形品

ベンチやリサイクルボックスなどに生まれ変わる

食品容器を回収

2.

3.

ゼロエミッション活動Reuse

食品容器回収の仕組みづくりRecycle

14シーピー化成CSRレポート2017

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CSR活動報告

省資源化への取り組み市場ニーズを満たし、限りある資源を大切に使うことはメーカーの使命です。当社は持続可能な成長をめざして、原材料だけでなく、電力、水、紙、石油、木などさまざまな資源の使用量削減に取り組んでいます。

省資源化への取り組み 当社は、食品容器総合メーカーとして、石油(ガソリン、重油など)、原材料、電力、水などの資源を投入して事業活動を営んでいます。これらの使用量を削減する上でポイントとなるのが、製品の薄肉化、そして軽量化です。 これにより、原材料使用量や製造時・輸送時のエネルギー消費の削減、廃棄時の環境負荷軽減に大きく寄与し、CO2削減にもつながります。当社は、薄肉・軽量の食品容器を素材・デザインから開発・提供することで、事業活動全般にわたる省資源化に努めています。

研究開発での取り組み 当社は、2013年にPSP(ポリスチレンペーパー)素材の耐熱性を向上させた新素材「TNシリーズ」を発売しました。 また、耐熱・耐寒性を備えた発泡新素材や、既存素材の機能アップなどの研究開発を行っています。

製造工程での取り組み 当社の強みであるシート製造から製品に至るまでの一貫した生産体制は、原材料や電力の使用量削減をはじめ、生産活動のすべてにわたる省資源化につながっています。 また、製造機械を自社内で開発・改良し、製造工程で発生する端材(プラスチック派生品)をすべて回収・再利用して、原材料ロスの削減に努めるとともに、あらゆる角度から省資源に取り組んでいます。

廃棄物削減への取り組み 再資源化・再利用が可能なものは、徹底して無駄なく使用するのが当社のポリシーです。 当社の生産工程では、原材料以外の廃プラスチック、廃油、その他の最終処分廃棄物が発生します。その量は、生産量の増減と深くかかわっていますが、当社では毎年統計をとってその推移を把握し、適切な対策を講じています。 また、生産部門のみならずオフィスにおいても、ゴミの分別の徹底やコピー用紙の両面使用などを推進し、全社的な廃棄物削減につなげています。

新環境改善目標を制定 当社は、2016年に新たな環境改善目標を制定しました。廃棄物最終処分量では、2018年には2015年比12%の削減を目標とし、その達成に努めています。新たな環境改善目標の制定にともない、廃棄物発生量の算出方法を変更しています。

産業廃棄物最終処分量

20142013 20150

90

110

130

最終処分量 最終処分量目標値(トン)

(年)

98.9591.65

126.24

88.7394.58

104.05

20160

130

99.89

117.89

2017

95.73

2018

91.56

110

90

最終処分量 最終処分量目標値(トン)

(年)

旧環境改善目標(2013 〜 2015)

新環境改善目標(2016 〜)

15 シーピー化成CSRレポート2017

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従業員への取り組み従業員は企業競争力の源泉であり、一人ひとりがやりがいを持っていきいきと働ける職場環境・制度を整備することは企業力の向上につながります。当社は従業員の個性や適性を尊重し、労使が一体となって健全で風通しのよい企業風土づくりに努めています。

雇用 当社の従業員数は工程のオートメーション化・効率化によって少数精鋭で推移しています。また、定年退職者の再雇用や障がい者雇用、外国人技能実習生の受け入れなども行っており、従業員それぞれがいきいきと働ける環境づくりに取り組んでいます。

従業員数、平均年齢の推移

仕事と生活の両立を推進 当社は、多様な個性を持つさまざまな従業員がそれぞれ力を最大限に発揮できるようにすることが、企業の成長につながると考えています。そのため、従業員が仕事と育児・介護を両立できる環境を整備し、働き方の見直しを進めるなど、ワーク・ライフ・バランスに力を入れています。

多様な人材を活用 当社では、ノーマライゼーションの理念のもとに障がい者の雇用を積極的に進めています。障がい者の入社後には、障がい者就業・生活支援センターの定期面談などを通して、継続的なフォローを実施し、働きやすい環境づくりを心掛けています。 障がいのある従業員は、個人の特性に応じて、適材適所で業務を行っています。2016年度の障がい者雇用率は、法定雇用率の2.0%を達成しています。また、国際貢献の視点から外国人技能実習生の受け入れも積極的に行っています。

労働安全衛生 1992年から中央安全衛生委員会を組織し、「ゼロ災害全員参加運動」に取り組んでいます。当社は、各種規程の作成や管理体制の確立、委員会活動の活性化、危険予知トレーニング(KYT)、リスクアセスメントを導入し、ヒューマンエラーによる災害の防止に努めるほか、ハザードマップを使用した避難訓練、消火訓練、安全会議などを頻繁に実施しています。また健康診断などの管理体制にも力を入れています。

休業災害度数率、休業災害強度率

2013年4月 2014年4月 2015年4月 2016年4月 2017年4月0

660680700720740760

3536373839

40

0

従業員数(シーピー化成株式会社 単体) 平均年齢(人) (歳)

712

754

673

743

38.738.738.7727

38.738.4 38.5

20122011 2013 2014 2015 2016 (年)0.00

0.08

0.16

0.24

0.32

0

2

4

6

8

休業災害度数率 休業災害強度率(%) (%)

2.601.33 1.582.06

6.42

1.000.00

0.000.050.00 0.01

0.04

当社で活躍する障がい者従業員

16シーピー化成CSRレポート2017

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CSR活動報告

従業員への取り組み

サークル活動/福利厚生 当社では本社、東京支店、大阪支店、関東工場で行われている、野球部、サッカー部、女子バレー部、硬式テニス部、フットサル部のサークル活動を奨励・援助しています。これらのサークル活動は、社員間のコミュニケーションの場としても機能しており、本社と大阪支店の野球部では親善試合も行っています。 また、社員の働きやすい環境づくりにも力を入れています。社員旅行や親睦会など従業員イベントを実施し、各種トレーニング器具を導入したウェルネスルームを開放するなど、従業員の健康や社内コミュニケーションに配慮しています。永年勤務者に対しての表彰も実施しています。

従業員教育 厳しい業界、環境下で社会に役立つ企業・人をめざすには、従業員一人ひとりのレベルアップが極めて重要です。当社では新入社員研修、階層別研修、資格取得講習など、さまざまな研修機会を設けています。 また、資格取得支援制度を導入。業務に関連する国家試験や資格取得に必要な費用を援助しています。

 社員のチャレンジ精神の醸成を目的として、高い業績をあげた営業スタッフをはじめ、ヒット商品の企画立案や生産に関わる改善の推進など、当社のすべてのセクションを対象に、優れた取り組みによって会社に貢献した社員やチーム、あるいは難関な資格の取得者を表彰する制度を設けています。2016年度は、その他に年間ゼロ災害の達成チームや、優秀な安全標語の作成者などを表彰しました。

TOPIC 表彰制度で優れた取り組みを共有

本社と大阪支店の野球親善試合

新入社員研修

表彰式の様子東京支店フットサル部

17 シーピー化成CSRレポート2017

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シーピー化成と協力しながら地域に貢献していきます

地域社会への取り組みよき企業市民として地域社会に貢献することは、その地で事業を営む者として当然の使命です。全国各地に事業所を展開している当社は、地域の皆様のご理解を得て地域とともに発展していくために、工場見学の受け入れや地域活動への参加を継続しています。

工場見学 本社工場の近隣の小・中・高校ならびに各種団体の依頼に応じて工場見学を受け入れています。見学会では当社の工場において製品ができあがるまで、製品がユーザーのもとに届くまでの流れ、製品企画や品質管理の様子などを視聴して、当社に対する理解を深めていただいています。その後、原料・原反・半製品・製品の実物を見ていただき、実際の製造現場もご案内します。見学された皆様からは、工場規模や設備の自動化が進んでいることへの驚きの声もよくいただきます。参加者の皆様に、職業観や就労意識を持っていただく一助となればと考えています。

地域活動 当社の本社工場と神辺工場・福山工場・関東工場では、毎月1回、地域の一員として工場周辺道路の清掃活動に取り組んでいます。他の工場や全国各地の支店・営業所でも、地域の状況に応じて実行しており、美しい地域環境づくりに貢献しています。また地域社会への環境負荷低減策として、水質検査、また騒音対策を定期的に実施しています。 さらに、製品である食品容器を地域イベントへ提供するほか、消防団活動の協力事業所として従業員が消火・救助活動に出動したり、交通安全協助員として巡回パトロールに参加したりと、従業員の自発的な取り組みによる地域社会への貢献を支援しています。

1994年、シーピー化成の三宅会長が井原市に社会福祉法人芳仙会を設立しました。1995年に特別養護老人ホーム小田川荘の業務を開始し、2000年以降は、ショートステイ(短期入所生活介護)、デイサービス(通所介護)、ホームヘルプサービス(訪問介護)などの各事業を行っています。地域で信頼され愛される施設として、真心と思いやりのある笑顔あふれる介護サービスの提供をめざしています。

小田川荘でのお祭りなどで、地域の福祉団体と一緒にシーピー化成の社員の方々もボランティアとして参加してもらっています。そのおかげもあり毎年盛況で、入所者のご家族や地域の皆様に喜ばれています。小田川荘の母体である社会福祉法人芳仙会は地域福祉への貢献を目標に設立しました。今後もその目標の実現のため、シーピー化成と協力しながら様々な取り組みを行ってまいります。

小田川荘施設長森谷 浩

VOICE

見学風景 清掃活動

サツマイモ植え付け体験

ショートステイ専用デイルーム

18シーピー化成CSRレポート2017

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私たちは、食材と食卓をおいしく彩る「創造型」食品容器メーカーです。

CSR レポート2017環境・社会報告書

を越えて半世紀おかげさまで

本社 : 〒 715-8501 岡山県井原市東江原町1516番地URL : http://www.cpkasei.co.jp

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