cybozu inc 10th anniversary event - developing section
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自己紹介
▐ 2001年サイボウズ入社
– 大学院中退なので、一応新卒?
– 当時の写真(27歳)
▐ サイボウズ ガルーンシリーズの開発を経て、現在は技術担当の執行役員
サイボウズ製品の作り方?
材料
材料の例(プログラマー)
▐ CyDN(弊社技術公開サイト)にて紹介中!
– http://cydn.cybozu.co.jp/
材料の例(試験計画書)
2.テストタイプ
A.受け入れテスト α1版、α2版の開発Fix後に仕様書に基づくスモークテストを実施(2週間)
B.機能テスト(9月中に●●●で実施する試験は含まない) 全文検索の試験も、この期間内に含む。(社内 QA にて実施。)
C.構成テスト D.性能検証 E.パイロットテスト、有用度テスト 社内運用を実施にて検証 -> ここでの社内運用とは、秀吉にて実施した限定的な社内運用を指す。 -> α1版スモークテスト、α2版スモークテスト、最終アーカイブのどれぞれに対して実施する。 -> 最終アーカイブは、後述の社内βテスト実施以前のデータを、参照用としてコンバートし、 ただしくコンバートされていることを、社内にて確認していただく。
シナリオ試験を実施
E2 社内βテスト 社内環境に対し、性能検証とコンバーターの簡易試験を行ったα2版アーカイブを、 コンバートし実業務にて使用することで、実践的なパイロットテストを行う。
F.セキュリティ試験 G.設置テスト G2.サービス性テスト → 設置テスト時に“社内”で実施 サポートオンライン機能(製品内からの問合せ)を検証する。
H.文書テスト(製品内ヘルプ)
X. 簡易試験 ●●●社にて、実施いただく。 α1アーカイブの品質を、アドホック的に試験いただき、操作手順を確認いただく
準備
▐ 技術調査
– R&D活動
ラボは本社と独立に活動
サイボウズ製品用のR&Dは本社内にて実施
▐ 製品設計
– プロトタイプベース
▐ 試験仕様書の作成
– ガルーン2.5の試験項目数は10万ほど
実施項目数は25万+α
準備の例(技術調査)
▐ ファイルダウンロードの仕様調査Content-Disposition なし なしURLファイル名 なし 生SJIS
IE5.5SP1 Content-Dispositionに対応できていないが、filenameを指定するとアド左:ブラウザで表示右:OK
IE6 左右どちらのクリックでもContent-Disposition左:ブラウザで表示右:ag.txtで保存
左:ブラウザで表示右:OK
IE7 IE6と同様、ただし、生SJISをURLにのせた場左:ブラウザで表示右:ag.txtで保存
左:ブラウザで表示右:OK
FF2.0 左クリックの場合はContent-Disposition、右ク左:ブラウザで表示右:ag.exeで保存
左:ブラウザで表示右:OK
NN4.78 Content-Dispositionは一切対応されていない左:ブラウザで表示右:ag.exeで保存
左:ブラウザで表示右:OK
NN7.02 Content-Dispositionは一切対応されていない左:ブラウザで表示右:ag.exe.htmlで保存
左:ブラウザで表示右:(ファイル名).htmlで保
NN7.1 Content-Dispositionのattachmentは解釈する左:ブラウザで表示右:ag.exe.htmlで保存
左:ブラウザで表示右:(ファイル名).htmlで保
Opera9.23 Content-Dispositionを解釈するがfilenameに左:ブラウザで表示右:ag.exeで保存
左:ブラウザで表示右:文字化け保存
Safari2.0.4(Mac) URLにファイル名をのせると、ログイン画面へ左:ag.exeで保存右:ag.exeで保存
左:ログイン画面表示右:HTML画面と認識
FF1.5.0.12(Mac) Windows版と全く動作は同じ左:ブラウザで表示右:ag.exeで保存
左:ブラウザで表示右:OK
準備の例(試験仕様書)
▐ ガルーン2 ワークフローのユーザー用機能の試験仕様書の目次(1254項目)
■ガルーン2(ワークフロー_ユーザー)試験仕様書目次(Garoon2 (Workflow_user ) Test case i ndex)
No 試験タイトル Item amount 概要 S A B C1 個人設定 19 個人設定での操作を行います 1 2 11 5
2 印刷用画面 16 印刷用画面での操作を行います 0 2 13 1
3 申請の作成(新規) 119 申請の作成(新規)での操作を行ないます 0 29 76 14
4 申請の作成(再利用) 96 申請の作成(再利用)での操作を行ないます 0 23 63 10
5 申請の作成(取り戻し) 117 申請の作成(取り戻し)での操作を行ないます 0 27 78 12
6 申請の作成(下書き) 108 申請の作成(下書き)での操作を行ないます 0 24 73 11
7 申請の作成(差し戻し) 104 申請の作成(差し戻し)での操作を行ないます 0 21 73 10
8 検索 126 検索での操作を行ないます 0 45 65 16
9 経路の確認 109 経路の確認での操作を行ないます 0 26 67 16
10 ポートレット 29 ポートレットの操作を行います 1 6 18 4
11 通知 98 経路の確認での操作を行ないます 0 5 79 14
12 最新一覧 159 最新一覧での操作を行ないます 1 35 117 6
13 送信一覧_受信一覧_下書き 154 送信一覧、受信一覧、下書きでの操作を行ないます 2 21 125 6
合計 1254 5 266 858 125
比率 100% 0% 21% 68% 10%
Priority level item amount
調理
▐ プロダクトマネージャーを中心にした体制
– プログラマー、UI、QA
– 販売管理等の社内システム、iDC、製品サイト、サポート、SE、開発パートナー、販売パートナー
▐ プログラミング1に対し、試験2の割合
▐ 開発対象ごとに、開発プロセスを定義
調理の例(新規製品開発プロセス)
試食からリリース
▐ 社内公開
– ドッグフードを食べる、と言います
– 社員の評価はダメ箱(評価箱)に集まります厳しい声が多く、開発者は鬱になるとも…
▐ リリース判定会議
– 開発本部長に、開発作業の報告をします
– 製品の完成度は無論、リスク分析などを総合的に考慮して、リリースの可否を判断します
試食の例(Office7評価箱)
試食の例(リリース判定マニュアル)
終りに
ご清聴ありがとうございました
今後もより良い製品をご提供するべく、改善に努めてまいります
今後ともよろしくお願いいたします