di-05n 高電圧絶縁抵抗計高電圧絶縁抵抗計 - …-1-1507-001st007-3/15 1適用範囲....

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1507-001ST007 ムサシインテック MUSASHI IN-TECH 1400 1400 1400 1400 DI-05N 高電圧絶縁抵抗計 高電圧絶縁抵抗計 高電圧絶縁抵抗計 高電圧絶縁抵抗計 取扱説明書 取扱説明書 取扱説明書 取扱説明書 第8 8版 器を永 永くご くご くご くご愛用 愛用 愛用 愛用いただくために いただくために いただくために いただくために、ご使用 使用 使用 使用の前にこの にこの にこの にこの取扱説明 取扱説明 取扱説明 取扱説明をよくお をよくお をよくお をよくお読みのうえ みのうえ みのうえ みのうえ、正しい しい しい しい方法 方法 方法 方法で ご使用下 使用下 使用下 使用下さい さい さい さい。 尚、この この この この取扱説明 取扱説明 取扱説明 取扱説明は、必要 必要 必要 必要なときにいつでも なときにいつでも なときにいつでも なときにいつでも取り出せるように せるように せるように せるように大切 大切 大切 大切に保存 保存 保存 保存して して して して下さい さい さい さい

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1507-001ST007

ムサシインテック

MUSASHI IN-TECH

1400140014001400

DI-05N 高電圧絶縁抵抗計高電圧絶縁抵抗計高電圧絶縁抵抗計高電圧絶縁抵抗計

取扱説明書取扱説明書取扱説明書取扱説明書

第第第第8888版版版版

本器本器本器本器をををを末永末永末永末永くごくごくごくご愛用愛用愛用愛用いただくためにいただくためにいただくためにいただくために、、、、ごごごご使用使用使用使用のののの前前前前にこのにこのにこのにこの取扱説明書取扱説明書取扱説明書取扱説明書をよくおをよくおをよくおをよくお読読読読みのうえみのうえみのうえみのうえ、、、、正正正正しいしいしいしい方法方法方法方法でででで

ごごごご使用下使用下使用下使用下さいさいさいさい。。。。

尚尚尚尚、、、、このこのこのこの取扱説明書取扱説明書取扱説明書取扱説明書はははは、、、、必要必要必要必要なときにいつでもなときにいつでもなときにいつでもなときにいつでも取取取取りりりり出出出出せるようにせるようにせるようにせるように大切大切大切大切にににに保存保存保存保存してしてしてして下下下下さいさいさいさい

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1507-001ST007-2/15目 次

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11.適用範囲

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12.概要

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13.ご使用の前に

3.1 安全にご使用いただくために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3.2 安全記号について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3.3 付属品の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.4 取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.5 免責事項について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34.仕様

4.1 定格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.2 測定範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.3 許容差・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.4 測定端子電圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.5 表示(指示)方式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.6 応答時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.7 傾斜の影響・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.8 使用電源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.9 機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.10使用環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.11絶縁抵抗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.12耐電圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.13外形寸法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

4.14質量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45.付属品

及び各部名称・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66.外観図

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77.試験の準備と注意

7.1 試験上の警告、注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

7.2 測定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

7.3 電池チェック及び0指示確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98.試験方法

8.1 絶縁抵抗の測定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

8.2 絶縁抵抗の特殊な測定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・139.電池交換

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1 適用範囲.

本書は、1400形 高電圧絶縁抵抗計(以下1400形と称す)の仕様及び取扱説明に

ついて適用します。

2 概 要.

受変電設備をはじめとする電気用機器は、省エネルギーの観点から近年より一層の高電圧、

高容量化が進んでまいりました。

この様な背景から、絶縁抵抗計そのものも高出力のタイプの必要性が高まり、本製品はこの

様な状況にお応えするべく生まれた製品です。

◇◇製品の ◇◇特徴

1.電源は単三電池を使用しておりますので、お買い求めやすく経済的です。

2.測定範囲は1M ~10000M (10G )と、ワイドタイプです。Ω Ω Ω

3.内蔵の自動放電リレーにより測定終了後、被測定物の残留電荷を自動的に放電します。

4.本体は小型・軽量で取扱い易く、コードも着・脱式ですから収納もコンパクトてす。

又、消耗の激しいコードの交換も手間いらずです。

3.ご使用の前に・・・

本製品本製品本製品本製品をごをごをごをご使用使用使用使用になるになるになるになる前前前前にににに必必必必ずおずおずおずお読読読読みみみみ下下下下さいさいさいさい。。。。

またまたまたまた、、、、実際実際実際実際のののの試験試験試験試験にあたってはにあたってはにあたってはにあたっては、、、、7777項項項項をををを一読一読一読一読なさってからなさってからなさってからなさってから行行行行なってなってなってなって下下下下さいさいさいさい。。。。

3333....1111 安全安全安全安全にごにごにごにご使用使用使用使用いただくためにいただくためにいただくためにいただくために

仕様及び取扱説明書のなかに記載されている内容は、安全にご使用いただくため、必ず厳守

して下さい。

3333....2222 安全記号等安全記号等安全記号等安全記号等についてについてについてについて

本器及び、仕様及び取扱説明書には安全にご使用いただくために、下記に示す事項が表示し

てあります。

取扱い注意を表しています。人体及び機器を保護するため仕様及び取扱説明書を

参照する必要がある場所に付いています。

1000V以上の高電圧が出力されることを表してします。

端子に触れると危険です。

高電圧を出力するライン端子です。絶対に触れないで下さい。

ガード・アース端子です。

作業上の安全を確保する為、必ず所定の接地を施してください。

感電事故など、取扱者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に、その危険警告

を避けるために注意事項が記されています。

機器を損傷する恐れがある場合や、取扱い上の一般的な注意事項が記されていま注意

す。

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3333....3333 付属品付属品付属品付属品のののの確認確認確認確認

開梱しましたら、外観に異常がないか点検し、付属品を確認して下さい。

(外観については6項、付属品につきましては5項をご覧下さい。)

3333....4444 取扱取扱取扱取扱いいいい上上上上のののの注意注意注意注意

①落下させたり、強い衝撃等を加えないようにしてください。

②機械的振動の多い場所、チリやホコリ、塩分や腐食性ガスの多い場所での使用は避けてくだ

さい。

③直射日光の当たる場所や多湿な場所での使用及び保管も避けてください。

④本器を分解しないでください。

⑤本器の清掃には、薬品(シンナー・アセトン等)を使用しないでください。

以上の記載内容と現物の不一致、並びに不明点等がございましたら、お手数ですがお近くの営業所

又はお買い上げの販売店にご連絡下さい。

3333....5555 免責事項免責事項免責事項免責事項についてについてについてについて

●本商品は、電圧、電流を出力、計測をする製品で、電気配線、電気機器、電気設備などの試験、

測定器です。試験、測定に関わる専門的電気知識及び技能を持たない作業者の誤った測定によ

る感電事故、被測定物の破損などについては弊社では一切責任を負いかねます。

本商品により測定、試験を行う作業者には、労働安全衛生法 第6章 第59条、第60条及び第60

条の2に定められた安全衛生教育を実施してください。

●本商品は各種の電気配線、電気機器、電気設備などの試験、測定に使用するもので、電気配線、

電気機器、電気設備などの特性を改善したり、劣化を防止するものではありません。被試験物、

被測定物に万一発生した破壊事故、人身事故、火災事故、災害事故、環境破壊事故などによる

事故損害については責任を負いかねます。

●本商品の操作、測定における事故で発生した怪我、損害について弊社は一切責任を負いません。

また、本商品の操作、測定による建物等への損傷についても弊社は一切責任を負いません。

●地震、雷(誘導雷サージを含む)及び弊社の責任以外の火災、第三者による行為、その他の事

故、お客様の故意または過失、誤用その他異常な条件下での使用により生じた損害に関して、

弊社は一切責任を負いません。

●本商品の使用または使用不能から生ずる付随的な損害(事業利益の損失、事業の中断など)に

関して、弊社は一切責任を負いません。

●保守点検の不備や、環境状況での動作未確認、取扱説明書の記載内容を守らない、もしくは記

載のない条件での使用により生じた損害に関して、弊社は一切責任を負いません。

●弊社が関与しない接続機器、ソフトウエアとの組み合わせによる誤動作などから生じた損害に

関して、弊社は一切責任を負いません。

●本商品に関し、いかなる場合も弊社の費用負担は、本商品の価格内とします。

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1507-001ST007-5/15

4 仕 様.

4.1 定 格 5000V/10000MΩ

4.1.1 定格測定電圧 5000V

4.1.2 有効最大表示値 10000MΩ

4.2 測 定 範 囲

4.2.1 第一有効測定範囲 10MΩ ~ 5000MΩ

4.2.2 第二有効測定範囲 1MΩ ~ 10MΩ未満

5000MΩ超え ~ 10000MΩ

4.3 許 容 差

4.3.1 第一有効測定範囲 指示値において ±5%

4.3.2 第二有効測定範囲 指示値において ±10%

4.3.3 無限大表示及び

0表示における当該表示からの偏位

目盛の長さの0.7%(0.6mm)以下

4.4 測定端子電圧

4.4.1 無負荷電圧 定格測定電圧の1.1倍(5500V)以下

4.4.2 20MΩにおける 20MΩにおける測定端子電圧は、定格測定電圧の100%

測定端子電圧 (5000V)以上

4.5 表示(指示)方式 指針形によるアナログ指示方式

4.6 応答時間 中央表示及びゼロ表示において3秒以下

4.7 傾斜の影響 無限大(∞位)において、前・後・左及び右にそれぞれ30°

傾斜したとき指示の偏位は、水平位置から0.8mm以下

4.8 使用電源 単3乾電池(R6P)・・・・・・・8本

〔公称12V(1.5V×8)〕

4.9 機 能

4.9.1 試験表示 電子ブザー(断続音)及び、PL表示灯(LEDランプ 赤)により

表示

4.9.2 電池電圧確認 PL表示灯(LEDランプ 赤)の点灯・点滅による確認

電池電圧 8.4V 以上

連続点灯(赤)・・・・・・試験可

電池電圧 8.4V 未満

点滅(赤)・・・・・・・・・・試験不可(電池消耗状態)

4.9.3 負荷放電機能 試験終了時(試験スイッチONからOFF状態)に被試験物の充電

電荷を自動で放電する。(但し、電池電圧が8.4V以上のとき)

(1)放電抵抗 5MΩ

(2)放電時間 60秒以上動作

4.10 使用環境

4.10.1 使用温度範囲 0 ~ 40℃

4.10.2 使用湿度範囲 0 ~ 80%Rh(但し、結露のないこと。)

4.11 絶縁抵抗 DC 5000V絶縁抵抗計にて、1000MΩ以上

(筺体-回路間)

4.12 耐 電 圧 AC 5000V 1分間耐 (筺体-回路間)

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1507-001ST007-6/15

4.13 外形寸法 200±2(W)×140±2(D)×77±2(H)mm[本体]

4.14 質 量 約 1.1kg [本体のみ]

5 付 属 品.

5.1 ラインコード[№8234-001] 1本

5.2 アースコード[№8234-002] 1本

5.3 ガードコード[№8234-003] 1本

芯線

L G

シールド

2,500±50

(赤) プローブ(灰)

つば

接触ピン

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1507-001ST007-7/15

5.4 収納ケース

5.4.1 本体収納ケ-ス 1個

5.4.2 コード収納ケース

5.5 電池(R6P 単3乾電池) 8本

5.6 取扱説明書 (合格証含) 1部

5.7 保証書 1部

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1507-001ST007-8/15

及び各部名称6 外 観 図.

① 電池ケース 電池(R6P 単三乾電池 8本内蔵)を収納② 試験スイッチ 電源と試験を兼ねたプッシュスイッチ(ロック機構付き)

(試験/TEST) 押すことによって電源が“ON”状態になり、試験電圧が出力されます。

③ PL表示灯 試験スイッチを押すことにより電子音が発せられると同時に、〔PL (BATT.)〕PL表示灯が点灯します。また、PL表示灯は、電池の消耗状態に応じて点灯及び点滅します。◎ 点灯(赤)・・・・・・・試験可◎ 点滅(赤)・・・・・・・試験不可(電池消耗状態)

④ 零調整器 指示計の指針を目盛板の∞位目盛に正確に調整します。⑤ 指示計 絶縁抵抗計の目盛 0~10000MΩ~∞⑥ ライン端子 被試験物に接続する付属のラインコードを接続します。

この端子より試験電圧(高電圧)が出力します。⑦ ガード端子 被試験物のシース上を流れる表面リーク電流を吸収する働きをします。

(極湿状態及び汚損状態の激しい場合に使用します。)ガード端子を使用する場合、付属のガードコードを接続します。

⑧ アース端子 試験時、付属のアースコードを接続し、必ず接地します。

200±2

100

MΩ

5000V-10000MΩ

ライン

LINE

アース

EARTH

ガード

GUARD

高 圧 注 意CAUTION HIGH-VOLTAGE

PUSH

試験(押)

ロック

DI-05N 高電圧絶縁抵抗計

77±2

6 7 8

4 2

1400

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1507-001ST007-9/15

使 用 す る 前 に 必 ず お 読 み 下 さ い。

7 . 試験の準備と注意

7.1 試験上の警告、注意

7.1.1 試験上の警告

警 告

① 1400形は、DC-5kVまで発生します。アースコードを、必ず使用し

従って被試験物の一端は、接地されている必要があ確実確実確実確実にににに接地接地接地接地してしてしてして下下下下さいさいさいさい。。。。

ります。

② 試験電圧印加の極性は、+側接地に設計されています。アース端子(筺体)を

接地から浮かせたり、アースコードとラインコードを ことは、反対反対反対反対にににに接続接続接続接続するするするする

危険です。絶対にやめて下さい。

部外者部外者部外者部外者のののの侵侵侵侵③ 試験時には、広範囲に渡って高電圧を発生させる場合もあります。

についても細心の注意をして下さい。入入入入やややや接近接近接近接近

試験終了後、負荷を短絡しても、静電容量等が大きいと電荷が復帰する場合も

ありますので しておくと安全です。長時間短絡長時間短絡長時間短絡長時間短絡

④ 電池消耗(PL表示灯点滅)した場合、自動放電回路が正常に動作しないことも

ありますので、試験後(試験スイッチOFF) に負荷の充電電荷を必ず放電棒を用い

て放電して下さい。

⑤ 常に どうか点検して下さい。また、損傷のある場合は危コードコードコードコードにににに傷等傷等傷等傷等がないかがないかがないかがないか

険です。速やかに使用を中止して下さい。

⑥ 電圧出力中には、ラインコードのプローブの先端(接触ピン)を絶対に手など

触れないで下さい。

⑥ 付属のコードは、確実に接続して下さい。

⑦ 試験中に、不用意に接続したコードを外したり、引っ張ったりしないように、

充分に注意して下さい。

7.1.2 試験上の注意

注 意

発生電圧は、直流ですから交流用の検電器は反応しません。検電器の仕様を

確認の上、直流検電器をご使用下さい。

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1507-001ST007-10/15

7.2 測定方式

ケーブルの絶縁測定を行うには種々の方法がありますが、正常な測定をするには、

ケーブルに接続されている高圧機器を切り離す必要があります。切り離すには、長

時間の停電、電力会社の協力等を考えると時間的な制約は避けられず、診断の必要

性は必至といえども物理的に限界があるのが現状です。

7.2.1 通常(アース接地)測定方式

アース接地法の場合は、高圧機器(柱上気中開閉器等)の絶縁抵抗を流れる電流と

ケーブルを流れる電流の合成値を1400形は検出します。

この場合は、ケーブルの両端に接続されている、高圧機器(柱上気中開閉器等)の

機器絶縁抵抗に流れる電流の値が微少であれば問題はありません。

※※※※本書本書本書本書のののの試験方法試験方法試験方法試験方法のののの説明説明説明説明はははは、、、、このこのこのこの通常通常通常通常((((アースアースアースアース接地接地接地接地))))測定方式測定方式測定方式測定方式をををを基準基準基準基準にしていますにしていますにしていますにしています。。。。

7.2.2 特殊(ガード接地)測定方式

ガード接地法の場合は、ケーブルシース(外装)絶縁抵抗と1400形の電流検出

抵抗が並列に接続されますが、ほとんど誤差は生じません。

この場合、ケーブルの絶縁抵抗の測定が、正確かつ短時間の停電で実施できます。

※※※※詳詳詳詳しくはしくはしくはしくは、、、、8888....2222 絶縁抵抗絶縁抵抗絶縁抵抗絶縁抵抗のののの特殊特殊特殊特殊なななな測定法測定法測定法測定法をををを参照参照参照参照してくださいしてくださいしてくださいしてください。。。。

7.2.3 接続における等価回路

通常(アース接地)測定 等価回路 特殊(ガード接地)測定 等価回路

参考図 ケーブル各部の名称と絶縁抵抗

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7.3 電池チェック及び0指示確認

7.3.1 電池チェックと0指示確認は、下記の方法にて行って下さい。

① 付属のアースコードをアース端子に接続した後、クリップ側を接地します。

② 付属のラインコードをライン端子に接続し、 プローブ先端をアースコードのクリップに

接触(アース - ライン短絡状態)させます。

③ 本器の試験スイッチを押します。この状態の時に、PL(BATT)ランプにより電池チェックをします。

PL(BATT.)ランプ点灯・・・・・・・試験可

PL(BATT.)ランプ点滅・・・・・・・試験不可

さらに、電池チェックと同時に指示計の指示が、0を指示することを確認します。

8 .試験方法

絶縁抵抗絶縁抵抗絶縁抵抗絶縁抵抗のののの測定測定測定測定8.1

8.1.1 「7.試験上の準備と注意」を読みます。

8.1.2 アースコードをアース端子に接続し、クリップ側を確実に接地します。

8.1.3 ラインコードをライン端子に接続し、被試験物に残留電荷がないことを直流検電器等で確

認し、グリップ先端を被試験物に接触させます。

(P.11◆[図-1]試験物への接続◆参照)

8.1.4 必要に応じてガードコードをガード端子に接続し、クリップ側を被試験物シース上高電圧

部から20cm以上離れた場所に、1.6φ程度の錫引き銅線を巻き付け接続します。

ガード端子の使用法参 考

ガード端子は、被試験物(ケーブル)のシース上を流れる表面リーク電流を吸収

する働きをします。よって、端末処理のされてないもの、極湿状態、及び、汚損

状態の激しい物の場合に使用します。

8.1.5 試験スイッチを押します。(ロックをする場合は、押したまま右に回します。)

試験スイッチを押すと同時にPLランプ点灯/電子ブザー音発生し、試験電圧が出力されま

す。

8.1.6 この時の指示計の指示が求める絶縁抵抗値です。

8.1.7 絶縁抵抗測定後、試験スイッチを放して(OFF)試験終了します。

(試験スイッチをロックした場合は、スイッチを左に回して解除します。)

試験終了後は、本器内部の放電回路が動作して、負荷に充電された電荷を放電します。

(放電の状態は、指示計により確認することができます。なお、容量成分の大きい負荷は、

放電時間が長くなります。)

8.1.8 本器の指示計の指示が∞位状態(放電状態)であることを確認し、短絡接地金具で負荷の

残留電荷を完全に放電させてから測定コ-ドを外します。尚、安全のためア-スコ-ドは

最後に外します。

警 告

容量成分のある負荷を測定すると、その容量成分に電荷が充電されたままとなり

ます。もし放電させないで被試験物から測定コ-ドを外しますと感電事故等があ

り大変危険です。8.1.8項を参照し、高圧ゴム手袋など絶縁防護具を着用して

作業を行ってください。

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1507-001ST007-12/15

◆[図-1]試験物への接続◆

◇一相ずつの試験◇

① 端末処理部にガードコードを接続した場合

② ガードコードを使用しない場合(端末処理部分の絶縁も試験する)

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1507-001ST007-13/15

◇三相一括の試験◇

① 端末処理部にガードコードを接続した場合

② ガードコードを使用しない場合(端末処理部分の絶縁も試験する)

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1507-001ST007-14/15

8.2 絶縁抵抗の特殊な測定方法

この測定方法は、PASやPCTなどの高圧機器を接続したままで、ケーブル単体の絶縁

抵抗を測定するための特殊な測定方法です。

8.2.1 ケーブルのシールド端末端子を接地から切り離し、ケーブルのシールドと大地間の

絶縁抵抗を測定します。この時、1000V 定格の絶縁抵抗計を用い絶縁抵抗が1MΩ

以上であれば、この後の測定結果にほとんど誤差を生じません。

8.2.2 この測定方法は、通常の測定方法(アース接地法)に対して測定端子の接続方法が

異なる(◆[図-2]◆参照)だけで、その他の操作方法は通常の測定方法と同じ

になります。

8.2.3 ガード接地法に於ける注意事項

①ケーブルのシールドと大地間の絶縁抵抗が1MΩ以上であることを確認し、その

後確実に放電を行って下さい。

②ガード端子を確実に接地して下さい。もし、接地が確実に行われていない場合に

は、シールドの電位が不安定で高電圧がかかることがあり、シースの絶縁破壊を

起こす場合があり非常に危険です。

◆[図-2]◆

Page 17: DI-05N 高電圧絶縁抵抗計高電圧絶縁抵抗計 - …-1-1507-001ST007-3/15 1適用範囲. 曓暯は、1400形高電圧絶縁抵抗計(以下1400形と称す)の仕様及び取扱説明に

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1507-001ST007-15/15

9.電池交換

9.1 本体下部の電池ケースを外します。

9.2 消耗した電池8本を外します。

9.3 電池ケース内に表示された電池挿入方向に従って、新品の単三乾電池を挿入します。

9.4 電池挿入方法が、正しいか確認してから電池ケースを本体にセットします。