Download - 現代ジャズ新定番 1 0 0 選
CONTEMPORARY JAZZ GUIDE BOOK
1990年代以降のジャズ入門!流行やスタイルに囚われない、今、本当に聴くべきCDとは?「ピアノトリオ」「ワンホーン・カルテット」「ヴォーカル」
という三大定番フォーマットの中からディスクユニオン・スタッフが太鼓判を押す厳選の100枚を発表!
現 代ジャズ 新 定 番 1 0 0 選
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AARON GOLDBERGWORLDS
ジョシュア・レッドマンら90年代ボストン出の世代直系であり、彼らを追うように時流のポストバップに立脚した正統派。飛び跳ねるように高揚していく旋律が魅力。この作品を含め、彼らが作り上げたトリオサウンドの功績は計り知れない。
有馬
label : SUNNYSIDErelease : 2006
◉推薦曲Taurus
アーティスト名アルバム・タイトル
〈コメント〉ジョシュア・レッドマンら90年代ボストン出の世代直系であり、彼らを追うように時流のポストバップに立脚した正統派。飛び跳ねるように高揚していく旋律が魅力。この作品を含め、彼らが作り上げたトリオサウンドの功績は計り知れない。
文責者
label : レーベルrelease : リリース年◉推薦曲文責者お薦めのアルバム収録曲
ANDERSCHRISTENSENDEAR SOMEONE
ポール・モチアンのE.B.B.やトマス・スタンコのバンドで活躍したベーシストのリーダー作。近年のパークスによるピアノ・トリオ作はこのアルバムのみ。キース・ジャレットのヴォルテックス期を髣髴とさせるサウンドも聴き取れる。
四浦
label : STUNT RECORDSrelease : 2009
◉推薦曲Spend All The Money
AVISHAI COHENGENTLY DISTURBED
渡米組イスラエル人ブームの第一世代であるアヴィシャイ・コーエン(b)の初ピアノトリオ作。新世代イスラエル系のシャイ・マエストロ(p)と、その後旋風を巻き起こすことになるマーク・ジュリアナ(dr)をいち早く起用した傑作。
有馬
label : RAZDAZ RECORDSrelease : 2008
◉推薦曲Chutzpan
BERNARDO SASSETTINOCTURNO
ポルトガルのフリージャズ・レーベルCLLEN FEEDの中でも、最もフリーから遠いピアノトリオだろう。寂寞とした内省的な響きは、夜にしか咲かない妖花のように官能的な佇まい。人知れず世を去った悲運のピアニストが残した小さな傑作だ。
宮西
label : CLEAN FEEDrelease : 2002
◉推薦曲A Time For Love
BRAD MEHLDAUART OF THE TRIO 4:BACK AT THE VANGUARD
クラシックやロックなどの多くの手法を取り入れ、90年代以降のジャズピアノを象徴する存在となったブラッド・メルドー。伝説のシリーズ『The
Art Of The Trio』の中で最も支持を得る一枚。紛れもない現代最重要アイテム。
有馬
label : WARNERrelease : 1999
◉推薦曲All the Things You Are
CHICK COREATRIOLOGY
まさか1941年生まれのチック・コリアが2014年にこんな決定盤を出すとは。スタンダードの上で繰り広げられる即興はベーシックなんだけど最先端、それなのにオープンなエンターテイメントとまさに非の打ち所の無いピアノトリオ。
花木
label : CONCORDrelease : 2014
◉推薦曲Alice in Wonderland
アルバム・ジャケット
凡例
P2-6ピアノ・トリオ[01~38]P7-10ワンホーン・カルテット[39~70]P11-14ヴォーカル[71~100]
CONTENTS
PIANO TRIO
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DAN TEPFERFIVE PEDALS DEEP
ブラッド・メルドー以降のクラシック素養系ピアニストにおいて、申し分のないテクニックと抜きんでたセンスで先鋭性を確立してきた才人。随分と難しいことを試している反面、その輝くような旋律に夢中になってしまう傑作だ。
有馬
label : SUNNYSIDErelease : 2010
◉推薦曲Back Attya
DAN WEISSTIMSHEL
複雑なリズムが交錯することで生まれるグルーヴ。今もなお、ピアノトリオの最先端に位置する2010年リリース作品。インプロビゼーションが構築する音世界が、リスナーの持つジャズの概念を拡張してくれるモンスター・アルバムである。
金子
label : SUNNYSIDErelease : 2010
◉推薦曲Timshel
DANNYGRISSETTPROMISE
恐らく初めて聴く方は絶対心躍るはずです。昔、繰り返し聴いたものですが、また久々聴くと良いですね。リズム隊とのグルーブ感あふれる演奏も素晴らしくグリセットのベスト作と言っても過言ではないでしょう。
西川
label : CRISS CROSSrelease : 2006
◉推薦曲Promise
EDWARD SIMONDANNY BOY
現代最高峰のステージで躍進を続けるエドワード・サイモンの自主制作ピアノトリオ。普段の作風とは一味違った王道モダンスタイルと、エヴァンスを思わせる内省的なスタイルを聴かせる名演集。アメリオ録音盤。
中島
label : KEOGH/SIMON
PRODUCTIONSrelease : 2010
◉推薦曲Danny Boy
ENRICOPIERANUNZIPLAY MORRICONE 1 & 2:THE COMPLETE RECORDINGS
モリコーネ楽曲の数々を、エンリコ・ピエラヌンツィがトリオでプレイ。悪いわけがない。ひたすらに抒情的であまりも美しすぎる演奏に浸れる。何もかもが完璧なこの作品をピアノ・トリオ・ファンは無視することはできないだろう。
佐野
label : CAM JAZZrelease : 2014
◉推薦曲Addio fratello crudele
ERIC REEDSTAND!
リーダー作からわりと繊細なピアニストだなという印象を持っていたが少々度胆を抜かれた作品。ゴスペル、ラテン、ブルージーなナンバーはこれぞ「ゴールデン・コンビ」というべきエネルギッシュな演奏に圧倒です。
西川
label : WJ3 RECORDSrelease : 2009
◉推薦曲New Morning
FRANCOISFAUREEMILY
FRANCOIS FAUREの代表作といえば、かつてレア盤としてピアノトリオ・ファンの羨望の的であった『THAT'S
ALL』がまず想起されるが、2009年の復帰作である本作はその更に上を行く美旋律が魅力の名作。
吉良
label : GUILLE MUSICrelease : 2009
◉推薦曲Emily
FRANKHARRISONFIRST LIGHT
ドン・セベスキーのペンによる冒頭曲「You Can't Go Home Again」を聴いてみてほしい。息をのむ美しさとはこのような事を言うのだろう。わずか数分で終わりを迎える完璧な物語を何度でも噛みしめたい。
吉良
label : BASHO MUSICrelease : 2006
◉推薦曲You Can't Go Home Again
PIANO TRIO
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FRED HERSCHWHIRL
生死の境を彷徨っていたフレッド・ハーシュ、復活後初のトリオによるスタジオ録音作。教育者として後進を育てる一方で自身の音楽への探求も怠らずピアノトリオの雛形を更新し続けるハーシュらしい作品に仕上がっています。
花木
label : PALMETTOrelease : 2010
◉推薦曲Still Here
GEOFFREY KEEZERWILDCRAFTED:LIVE AT THE DAKOTA
89年、ジャズ・メッセンジャーズ最後のピアニストである彼は、ジョシュア・レッドマンら90年代以降のポスト・バップの実力派として人気を得る。エネルギッシュで疾走感が素晴らしいNY2000年代ピアノトリオの傑作。
有馬
label : MAXJAZZrelease : 2005
◉推薦曲Stompin' at the Savoy
GEORGE COLLIGANENDLESS MYSTERIES
現代NYを中心にM-BASEからフュージョンまで弾きこなす新時代を代表するピアニストの人気盤。ラリー・グレナディア、ジャック・ディジョネットという天才と一体になって色彩豊かな世界、驚異的なソロを描き出す。
中島
label : ORIGINrelease : 2013
◉推薦曲It's Hard Work!
GERALDCLAYTONTWO-SHADE
ピアノの左手の動きが早くなってくるとドラムが呼応し、ベースがさらにスピード感をあげてくる。これがすばらしいテンションにまで昇ってくる。王道とコンテンポラリーが混ざりあいインタープレイの醍醐味を痛感できる傑作である。
金子
label : EMARCYrelease : 2009
◉推薦曲Two Heads One Pillow
HELGE LIENHELLO TROLL
耽美的な要素とアグレッシブなやんちゃ加減をあわせ持つ、ノルウェーの貴公子ヘルゲ・リエンの代表的な一枚。2008年の録音ながら、時代の先端をゆく研ぎ澄まされてたセンスに思わずひれ伏してしまうだろう。
山本
label : OZELLA MUSICrelease : 2008
◉推薦曲Troozee
INAKI SANDOVALUSAQUEN
いわゆるエヴァンス系と思いきやコンテンポラリーからバップまで多彩なバックグラウンドが次々と飛び出し、聴き進むほどに見事に作品としてまとめ上げた良作だなと思えてくる。聴くほどに親近感の湧く愛せる一枚。
吉良
label : AYVA MUSICArelease : 2009
◉推薦曲Hotel Existence
JASON MORANTEN
1998年のブルーノートデビュー以来、現代におけるジャズの知性をメジャーの立場で死守してきたジェイソン・モラン。ジャズ表現のクリエイティビティとはなにか。2010年に産声をあげた現代のジャズピアノを代表する傑作。
有馬
label : BLUE NOTErelease : 2010
◉推薦曲Gangsterism Over 10 Years
JAY D'AMICOTUSCAN PRELUDE : JAZZ UNDER GLASS
昔からのピアノトリオファンには82
年の『ENVISAGE』がお馴染み。本作は『TUSCAN PRELUDE』というタイトルからも分かる通りクラシカルな趣きだが流石はジャズピアニスト、生来のスイング感がとてもハマっている。
関島
label : CAPrelease : 2008
◉推薦曲Fuga
PIANO TRIO
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JEFF TAINWATTSMEGAWATTS
重量級ドラムのプレイは勿論凄いのですがこの作品はカークランドの演奏、特に数少ないトリオが聴ける作品なのでこれは絶対に外せません。ショーターの①からワッツの⑨までスタンダーズも含たカークランド節が炸裂です!!
西川
label : SUNNYSIDErelease : 1991
◉推薦曲The Impaler
JOHNNAZARENKOPLEASE DON'T LET ME BE MISUNDERSTOOD
ロック/ポップスの名曲を題材に取ったジャズ作品は少なくないが、本作は選曲/演奏の両面で極めて高いクオリティを示した稀有なアルバム。名手エリック・ハーランドもツボを心得たサポートに徹しており見事の一言。
吉良
label : JOHN NAZARENKOrelease : 2011
◉推薦曲Please Don't Let Me BeMisunderstood
JOSEALBERTO MEDINA3
名匠ステファノ・アメリオによる録音でオーディオ・ファンにクチコミで広がった隠れ名盤。そもそもFRESH
SOUND NEW TALENT出身だけあり演奏の質も極めて高く、もはや定番と呼ぶに相応しい風格を備えている。
吉良
label : MARBLE RECORDSrelease : 2009
◉推薦曲Conciencia De Ti
LESZEKMOZDZERTIME
現代ポーランドを代表するピアニストの一人。お国柄からか特別なサウンドを持っており注目されている方も多い。スウェーデン、イスラエルのアーティストとのコラボは其々のバック・グラウンドも感じられ非常に深い演奏に感動を覚えます。
西川
label : OUTSIDE MUSICrelease : 2005
◉推薦曲Asta III
MARC COPLANDNIGHT WHISPERS: NEW YORK TRIORECORDINGS VOL.3
コープランドの人気シリーズ第三弾。リズム陣はピーコック、モチアンからドリュー・グレス & ビル・スチュワートに交替。深いリリシズムはそのままにソリッドさを増したサウンドは全2
作よりも透徹したヴィジョンを感じさせてくれる。
吉良
label : PIROUETrelease : 2009
◉推薦曲Night Whispers
MULGREWMILLERLIVE AT THE KENNEDY CENTER VOL.1
2000年代に数々のピアノトリオ名作を残したマルグリュー・ミラー。自由自在な両手とスウィング感覚はやはりきらりと光るものがあります。本作はデリック・ホッジ、ロドニー・グリーンという若手を迎えているところにも注目。
花木
label : MAXJAZZrelease : 2006
◉推薦曲Skylark
NEW ZION TRIOFIGHT AGAINSTBABYLON
今まで誰も耳にしたことのない、まさに彼にしか創り得なかった「アンビエント・ダブ」によるピアノ・ジャズ作品。ベーシストには今更、何の説明も不要だが、この接触は誰をも驚かせた、あのラリー・グレナディアを起用 。
四浦
label : VEAL RECORDSrelease : 2011
◉推薦曲Hear I Jah
ORRIN EVANSBLESSED ONES
アブストラクトにアレンジされた「枯れ葉」にはじまり、パット・メセニーの「ブライト・サイズ・ライフ」やトゥルーディー・ピッツの楽曲も取り上げ、より硬派なピアノ・ジャズの世界を真摯に聴かせる。トリオの強固な信頼性が聴きどころ。
四浦
label : CRISS CROSSrelease : 2001
◉推薦曲Autumn Leaves
PIANO TRIO
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PIOTR WYLEZOLPIANO TRIO
ポーランド・ジャズ屈指の注目ピアニストの名刺代わりと言える好演だ。東欧らしい透明感に加え、時に熱を帯びてくるトリオとしての濃度も申し分ない。まさに美メロ・ピアノトリオの王道中の王道をゆく、珠玉の一枚。
宮西
label : PROFONICArelease : 2007
◉推薦曲Taboo To Love
RAY BROWNLIVE AT STARBUCK'S
2001年にリリースされた、ジェフ・キーザー(p)、カリエム・リギンス(ds)とのシアトル、スターバックスでのライブ。翌年他界してしまうレイ・ブラウンであるがここでの演奏はメンバー2人の影響も受けて洗練されたリズムを聴かせてくれる。
金子
label : TELARCrelease : 2001
◉推薦曲Starbuck's Blues
ROBERTGLASPERIN MY ELEMENT
今や有名人のグラスパーが「黒いメルドー」から脱し、ジャズ・スタンダードからヒップホップ、レディオヘッドまで自らのピアノトリオのフォーマットに落とし込んだ傑作。2010年代においても重要な参照点であり続けるだろう。
花木
label : BLUE NOTErelease : 2007
◉推薦曲J Dillalude
STEVE KUHNREMEMBERING TOMORROW
初期のECM時代のサウンドを踏襲しつつ、新たな新境地へ到達したスティーブ・キューンの最高傑作。レーベル・カラーに乗っ取り、自身のオリジナルの楽曲群の美しさ、かっこ良さを十二分に引き出したトリオ・ミュージックを展開。
四浦
label : ECMrelease : 1995
◉推薦曲Remembering Tomorrow
STEVERUDOLPHDAY DREAM
闇夜に灯された小さな炎。美しく揺れるさまに夢中になる。闇に眼が慣れたころにあたりを見回せば、意外なほど豊かな空間が広がっていたことに気づかされハッとする。マイナーな作品ながらその質の高さゆえリリース当時大ヒットした作品。
吉良
label : PA-CT RECORDSrelease : 2009
◉推薦曲Some Other Time
TYSHAWNSOREYALLOY
PI RECORDINGSはジャズの語法を拡張し続ける。ここでは音の響きを「記譜」し、その過程を「即興」するようなアプローチで新たなトリオサウンドを追求。張り詰めた緊張感と音の濃淡で描く幽玄美に、未知を感じずにはいられない。
宮西
label : PI RECORDINGSrelease : 2014
◉推薦曲A Love Song
VASSILIS TSABROPOULOSACHIRANA
ギリシャ、ノルウェー、イギリスの混合チームによる、ヨーロピアン・ジャズの硬質な美という部分にフォーカスが当てられた傑作。ジョン・マーシャルの達観のドラミングより、これぞECMサウンドたらしめる空気感が放たれる。
四浦
label : ECMrelease : 2000
◉推薦曲Mystic
VIJAY IYERBREAK STUFF
伝統を解体し、21世紀らしいイマジネーションで再構築する。さらにどこから切ってもジャズの香りがするのだからその手腕には脱帽だ。ヴィジャイ・アイヤー・トリオとECMによる、現代的という漠然とした問いへの一つの解答だろう。
宮西
label : ECMrelease : 2015
◉推薦曲Work
PIANO TRIO
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ALEX SIPIAGINGENERATIONS: DEDICATED TOWOODY SHAW
伴奏をADAMのギターに任せ空間を生かしたアンサンブルがALEXのトランペットを際立たせます。最高のリズム隊をバックにダークなオーラを纏った現行ジャズに仕上がっており、通好みの選曲でジャズファンを唸らせる大推薦盤。
浅野
label : CRISS CROSSrelease : 2010
◉推薦曲Katrina Ballerina
ANDY MARTINHOW ABOUT YOU?
軽快な演奏から音楽をとても楽しみながらプレイしている雰囲気が伝わってくる。バラードはしみじみトロンボーンの音に浸れ、伴奏者として引き立て役が大変見事なヤン・ラングレン。名曲、名演でこれ以上ないワンホーン・トロンボーン作。
西川
label : FRESH SOUNDrelease : 2007
◉推薦曲Carnival
CHARLES LLOYDNOTES FROM BIG SUR
90年代のロイドを語る際、はずせないECM2作目。持ち前の豪放さと技巧に加え、渋みの増した音の艶が唯一無二の空気を作ってゆく。むせかえるほどの芳醇な香りを、聴くものの肺に漂わせる夜の音楽。
佐藤
label : ECMrelease : 1991
◉推薦曲Requiem
CHARLESOWENSETERNAL BALANCE
ジャズ・クラブのスモールズから発信された重要バンドの一つ。ジェイソン・リンドナーのトリオを従え、90年代ジャズが到達したバンド・サウンド、アレンジを含めたメイン・ストリームジャズの新たなる様式を聴くことができる名盤。
四浦
label : FRESH SOUND NEW
TALENTrelease : 1999
◉推薦曲No Resolution
CHRIS CHEEKBLUES CRUISE
クリス・チークといえば『VINE』の人気が高いが、ワンホーンということでは同じくメルドーを迎えた本作も忘れがたい。実にリラックスした演奏を披露しており、スタンダードを含むという点でも90年代以降のジャズ入門に最適だろう。
吉良
label : FRESH SOUND NEW
TALENTrelease : 2006
◉推薦曲Sweetheart Tree
DANNY MOSSKEEPER OF THE FLAME
名門NAGEL HEYERの看板テナー、ダニー・モスによるワンホーン代表作。王道のモダンジャズ需要に応えるオーセンティックなスタイルの作品もシーンには必要だ。腰の据わったブロウにはスピーカーの前で拍手喝采を。
吉良
label : NAGEL HEYERrelease : 2000
◉推薦曲Three Little Words
ERIC REEDWEST COASTJAZZ SUMMIT
エリック・リードを筆頭に、ラルフ・ムーア、ロバート・ハースト、ジェフ・ハミルトンという豪華な顔ぶれで王道のハードバップを演っている。いまや決して実現しないであろう顔合わせであることも含め、実に価値あるセッションである。
吉良
label : MONSrelease : 1995
◉推薦曲It's Only A Paper Moon
FABRIZIO BOSSOFOUR FRIENDSIN BARI
ファブリツィオ・ボッソがギター・トリオを従えたワンホーン・カルテット作品。ボッサ風の爽やかな楽曲から熱さほとばしるソロまでボッソの魅力を余すところなく楽しめる好内容盤だ。
佐野
label : FO(U)R EDITIONrelease : 2012
◉推薦曲King Dorian
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FRANCESCO CAFISONEW YORK LULLABY
10代の前半(!)からトップクラスのイタリア勢と共演を繰り返す神童アルティスト、カフィーソ少年16歳の初NY録音。バッギングに迎えられたNYのトップ・ジャズ右翼勢も驚いたであろう、激ウマ・ワンホーン・バップ作品。
有馬
label : VENUSrelease : 2005
◉推薦曲Estate
GEORGEROBERTCOOL VELVET
今や大ベテランの域に達したロベールによるスタン・ゲッツ・トリビュート作品。いまだに店頭でかければ多くのお客様をカウンターに引き寄せる霊力を持っている。圧倒的なアルトはもとより、ギターが実にいい味を出している。
吉良
label : GPR RECORDINGSrelease : 2012
◉推薦曲You’d Be So Nice To Come Home To
GERRYMULLIGANDREAM ALITTLE DREAM
バリトン版”STAN GETZ PLAYS”とも言うべき、ごりごりしたバリトンのイメージを覆すワンホーン名作。ウェストコーストの立役者が生涯追求したソフトなサウンドの結晶。こんなにも優しく吹ける男はもう今後、現れない。
山田
label : TELARCrelease : 1994
◉推薦曲My Shining Hour
GLAUCO VENIERWAITS
メロディを大切にする丹精なアレンジとトランペットの明るさから滲む翳りに、この酔いどれ詩人の横顔を重ねてしまう。孤高のシンガー・ソングライターの魅力に浸れる、ジャズ界からのささやかなトム・ウェイツ賛歌。録音も絶品。
宮西
label : ARTESUONOrelease : 2013
◉推薦曲Frank's theme
GUSTAVO MUSSOOUR SONG
かつてペッパーなどの白人アルトを好んで聴いてきたジャズファンが選ぶべき太鼓判作品はこれだろう。白人アルトの美学を凝縮した演奏は一度聴いたら手放せない。これほどの作品がアルゼンチンから出てきたのだから驚くほかない。
吉良
label : RIVO RECORDSrelease : 2012
◉推薦曲So in Love
JASON LINDNERLIVE UK
ジェイソン・リンドナー、2003年の熱気溢れるライヴ盤。ジミー・グリーンがテナー・サックスとフルートで参加したワンホーン・カルテット。ラテン風の2曲目が印象的だが、どの曲も甲乙つけがたい名盤。
佐野
label : SUNNYSIDErelease : 2004
◉推薦曲The Five Elements &The Natural Trinity
JIM HALLGRAND SLAM: LIVE AT THE REGATTABAR
ジョー・ロバーノのコンテンポラリーなプレイにこたえるインテリジェンス溢れるジム・ホールのプレイに感動。普段より一段とスイングするジムのパフォーマンスはムラーツとナッシュを従えた、このセッションならではのもの。
四浦
label : TELARCrelease : 2000
◉推薦曲Slam
JOE MARTINNOT BY CHANCE
豪華メンバーでの共演だ。マーカス・ギルモアの独特のリズムにブラッド・メルドーのピアノ、クリス・ポッターのサックスが乗り、それをリーダー、ジョー・マーティンのベースが支える。クオリティの高さは言うまでもなし。必聴。
佐野
label : ANZIC RECORDSrelease : 2009
◉推薦曲Semente
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JOSHUAREDMANMOODSWING
「 9 0年代黄金カルテット」鉄壁の 4人が創り出した神盤である。WARNERにおけるマット・ピアソン・プロデュース諸作の中でも屈指の1枚である本作は、これからも陰ることなく聴きつがれていくことだろう。全ジャズ・ファン必聴である。
金子
label : WARNERrelease : 1994
◉推薦曲REJOICE
KENNYGARRETTSONGBOOK
もう19年ほど前の作品になりますが、いつ聴いても新鮮でパワフルな内容には胸が熱くなります。K・カークランド、N・リーヴス、J・ワッツと最高の演奏、カッコよいテーマーも多く、轟音で浴びるように聴きたい一枚です。
西川
label : WARNERrelease : 1997
◉推薦曲Wooden Steps
LEE KONITZ, BRAD MEHLDAU, CHARLIEHADEN, PAUL MOTIANLIVE AT BIRDLAND
なんとこのメンバーでのライブも録音もこれが初めて。聴きなれたスタンダードは完全に咀嚼され、新たな音楽となった。大ベテランたちに食って掛かるメルドーもさることながら、少ない音数ですべてを語る先達の腕前はやはりすさまじい。
花木
label : ECMrelease : 2011
◉推薦曲Solar
MARCUS STRICKLANDAT LAST
00年代派のミュージシャンによるデビュー作にして、前世代派を見事に吸収、昇華させ、コンテンポラリーなメイン・ストリーム・ジャズを聴かせる名作。本作のプレイで、すでに光る、グラスパーの才能をご堪能あれ。
四浦
label : FRESH SOUND NEW
TALENTrelease : 2001
◉推薦曲Three for Her
MIGUEL ZENONCEREMONIAL
わたしはこのアルバムを表する時にはこの言葉を使う「チャーリー・パーカー以来の衝撃であろう」と。くっきりと浮かび上がる一つ一つの音。自由にターンするフレーズ達。今現在のトップ・アルト奏者の傑作である。
金子
label : MARSALIS MUSICrelease : 2004
◉推薦曲Ceremonial
MISHA MENGELBERGFOUR IN ONE
オランダ前衛ジャズの代表格、ミシャ・メンゲルベルク(p)がデイヴ・ダグラス(tp)をフロントに迎えたワンホーン隠れ名盤。ストイックさと皮肉っぽさの入り混じった不思議な感覚を味わえる。楽しい!モンク曲3連発も素晴らしい!
溝邊
label : SONGLINESrelease : 2001
◉推薦曲We're Going Out For Italian
OAM TRIO +MARK TURNERNOW & HERE
マークターナーのリーダー作とは又違った一面を聴けるのが魅力。OAM
TRIOの特徴である熱い演奏と彼の陰影に富むクールなプレイが絶妙に合わさって最高の演奏を繰り広げている。曲もテーマを聴かせる傑作揃い。
浅野
label : KARONTErelease : 2010
◉推薦曲Now & Here
OLAF POLZIEHNAMERICAN SONGBOOK VOL.2
記念すべきJAZZ AUDIO FANS
ONLY VOL.1に収録された。推薦曲はジョニー・スミスの演奏で有名だがこちらも名演だと思う。メロディアスで雰囲気あるサックスは流石アメリカン・ソング・ブックにピッタリです。
西川
label : SATIN DOLLrelease : 2003
◉推薦曲Moonlight In Vermont
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REID ANDERSONABOLISH BAD ARCHITECTURE
この名前は知らなくても、" B a d
Plus"は耳にしたことがあるかもしれない。90年代最後の年に発表されたこのアルバムはまさに2000年代のNYコンテンポラリーの礎となった。斬新なメロディとアプローチは今なお色褪せない。
花木
label : FRESH SOUND NEW TALENTrelease : 1999
◉推薦曲Todas Las Cosas Se Van
RONNIE CUBERBOPLICITY
デビュー以来、現在までファースト・コール・バリトン・サクソフォニストであり続ける偉大な男が、パーカーの”BOP魂”をバリトン一本で真摯に表現。楽器の持ち味を活かした重低音と軽快なスウィングに身(耳)も心も惹きつけられる。
山田
label : STEEPLE CHASErelease : 2012
◉推薦曲Boplicity
RUDRESH MAHANTHAPPAMOTHER TONGUE
PI RECORDINGSが提唱してきた現代のM-BASEサウンドに「サウス・エイジア」が融合される。マハンサッパ名義の3rdアルバムである本作は長いアルト・サックスの歴史の一か所に打たれた鉄槌だ。回帰ではなくルーツを前進させたワンホーン作品。
金子
label : PI RECORDINGSrelease : 2004
◉推薦曲The Preserver
SCOTTHAMILTONLIVE AT SMALLS
LIVE AT SMALLSシリーズは現代の新鋭アーティストの作品が主軸だが、こんなベテランの作品もリリースしている。デビューから一貫してスタイルを崩さず、現代のオーディエンスと堂 と々対峙した新たな代表作。
吉良
label : OFF MINORrelease : 2014
◉推薦曲Estate
STEPHEN RILEYLUCKY SEVEN
なめらかなベールを幾重にも重ねたような個性的な音色。知る人ぞ知るテナー奏者だが、その独自性を地道に提示してきた現代随一のスタイリストである。なおかつフレーズも一級品。STEEPLE CHASEでの諸作は全て傾聴に値する。
吉良
label : STEEPLE CHASErelease : 2011
◉推薦曲Heigh Ho, The Gang's AllHere
STEVE WILSONFOUR FOR TIME
ケニー・ギャレットの後任として「OTB」に参加以降、チックやM.シュナイダーらと共演、メインストリームを代表するまでに成長を遂げた人気アルト奏者。本作はクリスクロス4
作目、痛快なハードバップを聴かせる初期代表作。
中島
label : CRISS CROSSrelease : 1996
◉推薦曲By The Window
TONI SOLANIGHT SOUNDS
定番として売れ続けるための条件のひとつは、”飽きさせない”ということだろう。一聴して奇抜な部分は一切ない作品だが、テナーのほろ苦さとイグナシ・テラザの甘酸っぱいピアノが生み出す味わいは永遠の陶酔を約束してくれる。
吉良
label : SWIT RECORDSrelease : 2004
◉推薦曲Ciao, ciao
VITTORIO GENNARISOUND
伊ベテランアルト奏者の人気盤。ざらざらとした質感のサブトーンはズートやホーキンスあたりを想起させるが、アルトらしくよく歌い、スウィング感も充分。味わい深くもさわやかで美しい。モダン・ジャズのあるべき姿がここにある。
山田
label : RED RECORDSrelease : 2007
◉推薦曲Bye Bye Blackbird
ONE H
ORN QU
ARTET
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ANDREA MOTISLIVE AT JAMBOREE - BARCELONA
ブロッサム・ディアリー級の愛らしい歌声。素っ気なく歌うからこそ感じる情感。歌の合間に吹くトランペットの音色は柔らかくスウィート。心地いい空気がこの作品には流れています。
中村
label : SWIT RECORDSrelease : 2013
◉推薦曲Someday My Prince Will Come
ANNA MARIA JOPEKUPOJENIE
ポーランド・ヴォーカル界のスターと現代最高のギタリストの豪華共演。透明感のある歌声と壮大な楽曲のハーモニーが美しい新境地を聴かせる。世界を席巻した2000年代ヴォーカル史における重要作品。
中島
label : NONESUCHrelease : 2002
◉推薦曲Are You Going With Me?
CONNIEEVINGSONGYPSY IN MY SOUL
透明感があり優雅さと若干の哀愁を帯びた彼女の声にマヌーシュジャズはよく似合う。ジャジーでエキゾチックでムーディーでスウィンギーな歌には、ジャンゴへの愛とリスペクトがたっぷりと詰まっている。手練れのギター二人も素晴らしい。
中村
label : MINNEHAHA MUSICrelease : 2004
◉推薦曲Gypsy in My Soul
DIANA KRALLWALLFLOWER
ポピュラーを豪華アレンジ、ダイアナ・クラール自身が好きなナンバーを他には真似できないゴージャズなアレンジで息を吹き返した曲はどれも素晴らしい。新たなヴォーカル定番として幅広い音楽ファンにお薦めです。
西川
label : VERVErelease : 2015
◉推薦曲Desperado
DIANA PANTONTO BRAZIL WITH LOVE
キラキラした汚れなき歌声で魅了するカナダの歌姫のボサノヴァ作品。知的で洗練された歌いまわし。ドン・トンプソンらの演奏、チェロやヴァイブなどを効果的に使ったアレンジも◎。選曲も完璧。ほら、もう聴かない理由はありませんよ。
山田
label : MUZAKrelease : 2011
◉推薦曲This Happy Madness
EDEN ATWOODWAVES
エデン・アトウッドのボサノヴァ集。ジョビン作「イパネマの娘」やビートルズ「フール・オン・ザ・ヒル」などエデンのしなやかでハスキーな歌声がこのアルバムに見事にマッチしている。表情豊かに大人のボサノヴァを聴かせてくれる秀逸な作品。
並木
label : GROOVE NOTErelease : 2002
◉推薦曲Fool On The Hill
EVA CASSIDYLIVE AT BLUES ALLEY
夭逝の天才シンガーとして神話的な人気を誇るエヴァ・キャシディの代表的ライヴ作品。よく知られたスタンダードやポピュラー・ヒットが中心だからこそ、シンガーとしての凄みがダイレクトに伝わってくる。
吉良
label : BLIX STREETrelease : 1997
◉推薦曲Cheek To Cheek
FRANCIEN VAN TUINENCOOL VOICE: CELEBRATING RITA REYS
透明感のある彼女の歌声は米国のジャズヴォーカル作品とは違う魅力が楽しめる。伴奏陣はオランダのトップミュージシャンが務めリタライスが得意とした楽曲を現代風に見事にアレンジしています。
浅野
label : 55 RECORDSrelease : 2011
◉推薦曲Detour Ahead
VOCAL
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GREGORYPORTERLIQUID SPIRIT
こんなソウルフルな男声はひょっとしてダニー・ハサウェイ以来なんじゃないの?というぐらい暖かくてやさしい歌声が魅力のボーカリストのメジャーデビュー作。オリジナル中心に全16曲。酒にも青空にも草原にも都会の喧騒にも合います。
花木
label : BLUE NOTErelease : 2013
◉推薦曲Movin'
GRETCHEN PARLATOLIVE IN NYC
グレッチェン・パーラトの地元NY
のライブ・ハウス、ROCK WOOD
MUSIC HALLにて2012年に収録されたライブで1曲目の笠井紀美子でお馴染みの “BUTTERFLY”が収録されていて、テイラー・アイグスティの演奏もハンコクックを想起させる充実のパフォーマンスを披露。 大野
label : OBLIQ SOUNDrelease : 2013
◉推薦曲Butterfly
INGER MARIE GUNDERSENMAKE THIS MOMENT
当時大きな話題を呼びロングセラーとなったノルウェー出身ヴォーカリストのデビュー作。スタンダードやポップスの名曲を、北欧らしいアンニュイな雰囲気にアレンジ。美しく漂う歌声が多くの人々を虜にした絶品ジャジーポップ。
中島
label : KULTUR & SPETAKKELrelease : 2004
◉推薦曲But Beautiful
JANET SEIDELMOON OF MANAKOORA
38年制作の米映画の主題歌で架空の島の名前が付いた名曲を、ウクレレをフィーチャーして歌っています。波音だけが聴こえる浜辺に現れた月明かりの下に立つ美女・・・。そんなイメージで聴いてください。
中村
label : MUZAKrelease : 2005
◉推薦曲Moon Of Manakoora
JILL SEIFERSWAITING
結婚後はJill Walshという名で活躍し、2012年に急逝した。カート・ローゼンウィンケルも参加し、抜群の歌唱力とキュートな声質が人気を呼んだ名作。ビリー・ジョエルの『And
So It Goes』が今となっては物悲しい。
有馬
label : FRESH SOUND NEW
TALENTrelease : 1999
◉推薦曲Four
JOANN FUNKPICK YOURSELF UP
眠たげな優しい霧を思わせるウィスパーヴォイスと力みないピアノが個性的な、ミネソタ州で活躍中のピアニスト兼ヴォーカリスト。遊び心ある表現の変幻自在ぶりはお茶目な語り部のよう。トゲのないリラックス・スタンダード集。
丸山
label : JOANN FUNKrelease : 2011
◉推薦曲Moonlight Savings Time
JOSE JAMESYESTERDAY I HAD THE BLUES
NEW ERAの帽子に革ジャンという厳つい見た目もあってクラブ系・ヒップホップ系のイメージが強かった彼が往年のジャズファンをも一気に振り向かせたビリー・ホリデイ愛奏曲集。甘い美声を心地よくドライブさせるサイドマンも○。
花木
label : BLUE NOTErelease : 2015
◉推薦曲Body & Soul
KAREN SOUZAHOTEL SOUZA
アルゼンチン出身のシンガー、カレン・ソウサの2012年の2ndアルバム。セクシーヴォイスかつスモーキーな歌唱は聴く者のハートを鷲掴みにします! バックのホーンアレンジも丁寧に作りこまれており、一級品のヴォーカルアルバムに仕上がっている。 大野
label : MUSIC BROKERSrelease : 2012
◉推薦曲Night Demon
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KURT ELLINGPASSION WORLD
正統なジャズヴォーカルスタイルを見事に消化した抜群の歌唱力とテクニック、円熟味のある歌声。男性ヴォーカルの良い所を全て堪能できます。色彩豊かな曲と内容の濃いアルバムですが何度でも聴いてしまうスルメ盤です。
浅野
label : CONCORDrelease : 2015
◉推薦曲After the Door
MADELEINE PEYROUXHALF THE PERFECT WORLD
彼女の優しげで、どことなく儚く繊細な歌声が思う存分に堪能できる。選曲、バッキング、アレンジも申し分なく、ジャケットデザインも秀逸。様々な要素を取り込んだ現代ヴォーカル作品の魅力が見事に表現されている。
板橋
label : ROUNDERrelease : 2006
◉推薦曲Smile
MARK MURPHYONCE TO EVERY HEART
2015年に逝去したマーク・マーフィーによるバラード集。全体的にしっとりとしていながら、どこかやんちゃで親しみ深い声色、自由で大胆なメロディー・フェイクは健在。ティル・ブレナーのスモーキーなトランペットが優しく寄り添う。
溝邊
label : VERVErelease : 2005
◉推薦曲Bein' Green
MICHELA LOMBARDISTARRY EYED AGAIN
PHILOLOGYからの諸作の中でもこのチェット・ベイカー・トリビュート作品は別格の人気を誇る。のびやかな中音域とジャズの歌唱法にこだわらない柔軟さから生み出される風通しの良いサウンドは実に心地良い。
吉良
label : PHILOLOGYrelease : 2007
◉推薦曲It could happen to you
NATALIE COLEUNFORGETTABLE
ジャンルを超え偉大な足跡を残した彼女が( ' 15年逝去)豪華ジャズメンをバックに父ナットキングコールの愛唱曲を歌った大ヒット作。父の声を多重録音した「UNFORGETTABLE」なデュエットナンバーがラストを飾る。
中島
label : ELEKTRArelease : 1991
◉推薦曲Unforgettable
NICKI PARROTTMOON RIVER
数年前にライヴを観たことがあるが、実にチャーミングで素敵な女性だなと素直に感じた。ベースもヴォーカルも自然体なのが心地良い。それでいてゾクッとする凄みも感じさせてくれるのだからお手上げだ。
吉良
label : VENUSrelease : 2008
◉推薦曲You'd Be So Nice To Come Home To
NORAH JONESCOME AWAY WITH ME
ジャズ・ボーカルの裾野を広げ、新生ブルーノートを牽引したのはこのアルバムだった。サイドマンの活躍もあるけれどなんといっても彼女とジェシ・ハリスのコンビが最高。ジャズという枠を取っ払っても2000年代屈指の名盤だ。
花木
label : BLUE NOTErelease : 2002
◉推薦曲Don't Know Why
RIGMOR GUSTAFSSONCLOSE TO YOU
90年代以降、再興を見せる北欧ヴォーカル。彼女は現在『北欧ジャジーポップ』と呼ばれる市場の初期の一人であり、それを象徴する魅力的なポピュラーヴォイスの持ち主。NYの一流演奏者を迎えた人気のバカラック曲集。
有馬
label : ACTrelease : 2004
◉推薦曲Alfie
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ROBERTA GAMBARINIYOU ARE THERE
50年代からいい意味で不変、まるで京都のお寺のような悠久の時を刻むハンクのピアノ。そのやわらかなタッチに寄り添うガンバリーニの歌。至福です。ハンクが生涯かけて取り組んだテーマである「黒人霊歌」⑬での彼女の完璧な表現に涙。
山田
label : EMARCYrelease : 2007
◉推薦曲Come Sunday
SARAH MONTESFROM VEGASWITH LOVE
ペギー・リー、ドリス・デイなど1940
~1950年代のイメージをそのまま現代に再現した作品。チャーミングでアメリカンな雰囲気に好感が持てる。ラスベガス出身、ジャズ・アルバム2作品以降音沙汰なし。新録に期待したい。
西川
label : LAZSAR MUSICrelease : 2011
◉推薦曲Ba Du Ba Da Baby
SIDSEL STORMSIDSEL STORM
今や若手北欧ヴォーカルの筆頭格に躍り出た感のあるシゼル・ストームの記念すべきデビュー作。リリース当時、その愛らしいルックスも洗練された歌声も衝撃的で、店頭で大きな話題になったことが思い出される。
吉良
label : CALIBRATEDrelease : 2008
◉推薦曲Angel Eyes
SIMONE KOPMAJERNOTHING'S GONNA CHANGE
タイのオーディオ・ファイル・レーベルから発売。ジャジーな感覚にポップ・センスが加わったとても歌心溢れる内容。カルテットをバックに伸び伸びとした歌唱が素晴らしい。今も入荷すれば売れていく定番作品です。
西川
label : HITMAN JAZZrelease : 2011
◉推薦曲Nothing's Gonna Change
SOPHIE MILMANMAKE SOMEONE HAPPY
その美貌と歌声でシーンに衝撃を与えたデビュー作も捨てがたいが、個人的にはより大人の魅力を湛えた本作を推したい。なかでもスティーヴィー・ワンダーの「Rocket Love」はいまだに愛聴曲となっている。
吉良
label : LINUS ENTERTAINMENTrelease : 2007
◉推薦曲Rocket Love
TIERNEYSUTTONSOMETHING COOL
グレッチェン・パーラトをはじめとする後進の指導者としても一流な正統派白人ヴォーカリストの大人気盤。馴染みのクリスチャン・ジェイコブ・トリオが華を添えた圧倒的な歌唱力と表現力に脱帽。
中島
label : TELARCrelease : 2002
◉推薦曲Something Cool
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