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Page 1: 日本外食新聞 - 平成28年3月25日号

(毎月5日・15日・25日発行)   第1476号(1)   平成28年3月25日(金)     (昭和49年11月25日第三種郵便物認可)

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 1970年代には、茨城・

福島・宮城の3県にわたり、

異なる業態で20店舗まで拡

大。「東京で流行りものを見

つけて田舎に持ってくると、

爆発的に当たった」と、当時

を振り返る。

 しかし、最初は良かったこ

の手法が徐々に行き詰まるよ

うになる。広範囲に多業態を

展開したため、「人と商品の

磨き上げをしなかった」から

だ。そこで経営手法を抜本的

に見直そうと考えた根岸社長

は当時、週に2〜3日食べに

行くほど好きだった牛たんの

店を始めることを決意する。

コンセプトは、当時は酒のつ

まみで男性客ばかりだった牛

たんを、女性に来てもらえる

ヘルシーな商品として「食事

化」すること。牛たんに麦ご

飯、テールスープ、とろろと

いういまでは定番の組み合わ

せを「日本で初めて」生み出

すに至った。

 そして1981年、東京・

新宿歌舞伎町に「牛たん

ろろ

麦めし

ねぎし」の1号

店を出店。市場性の厚い東京

の中でも、もっとも乗降客数

が多い新宿を選んだ。現在は

東京と横浜に計36店舗を展

開。「新宿駅から30分」で行

けるターミナル駅周辺にドミ

ナント出店し、狭い地域で高

いシェアと認知を獲得する手

法で強い店づくりを実践して

いる。

 企業経営において「一番大

切なのは永続性」と語る根岸

社長は、仕事をする「目的」

と数字上の「目標」をそれ

ぞれ明確にすることを大切に

する。「何のために働くのか」

という「目的」をしっかりと

共有し、皆で目標に向かえる

組織づくりに取り組む。

 「働く仲間の幸せ」や「顧

客満足」を前提に、そのため

の「理念共有」や「人財共育」

を具現化する仕組みを地道に

構築してきたのも「ねぎし」

の強みだ。

 今後も人や商品を磨きなが

ら、東京と横浜に「一つずつ

質の高い店をつくっていく」

方針だ。数字上の「目標」と

しては「60店舗・100億円」

を掲げ、「日本のとろろ文化」

普及や農業にも貢献しなが

ら、永続性のある100年企

業を目指す。

東京と横浜に牛たん《ねぎし》を展開

「永続性」ある100年企業を目指す

東京と横浜に牛たん《ねぎし》を展開

「永続性」ある100年企業を目指す

ねぎしフードサービス代表取締役

根岸 榮治 氏ねぎし えいじ

●主な記事●

4,11,14……………

【オープン】Kampos(カンポウズ)/YONA YONA BEER WORKS 吉祥寺店/CAFE SALVADOR BUSINESS SALON/いつもの ねかせ屋

2~3……………

彗星のように現れた《京都 勝牛》 ディナーまでに6割稼ぐ爆発力を大解剖

三菱商事都市開発が横浜赤レンガに新名所レインズがとんかつ業態参入ゴリップがカフェ開店大庄がジンギスカン酒場《悟大》開発ルミネが新宿駅南口に《ニュウマン》開業春の「いち押し」出揃う 主要各社の学校給食製品三光マーケの新業態育成が堅調

4………… 5………………

11…

13………… 14………

9……

3…

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