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 フォーラム参加は、私にとって素晴らしい出来事です。IATSSフォーラムの研修生に選ばれ、今年の9月に日本で開催されるフォーラムに参加できることが、私はとても嬉しく、また楽しみで

す。他のアジア諸国からの研修生と出会い、実りの多い55日間となることを確信しています。私は実際にフォーラムに参加することが待ちきれません。フォーラムでは、私の専門的な視点からだけでなく、文化交流・ホームステイ・視察や日々のアクティビティーを通して、多くのことを学べると思います。

私の中ではもうすでに、愛する母国カンボジアを離れて日本に向かうカウントダウンが始まっています。研修生の皆さんに早く会いたいです。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

ジェイミー(カンボジア)

 日本の鈴鹿で開催される第48回IATSSフォーラムで素晴らしいことが起こることでしょう。数週間後、私たちは日本に行けると聞き、非常に嬉しいです。もうすでにフォーラムの日程を予定表に書き込みました。 世界情勢において日本は主要な役割を果たし、また日本はASEAN地域だけでなく世界においても成功を収めている国です。第48回IATSSフォーラムに参加することで、私のキャリアの大きな一歩となることでしょう。というのは、日本で資格や専門知識を得られることができ、また英語、日本語上達の助けになるからです。フォーラムを経験することにより、国内ネットワークの重要性を認識し、他を受け入れる心と態度が培えるでしょう。私の専門分野のセミナー、グループ研究、視察、そして文化交流プログラムを通じて、キャリアアップの助けとなり、その結果、職場、社会、友人、家族での信頼を得ることでしょう。         テアニー(カンボジア)

IATSS Forum Quarterly No. 22

IATSS Forum Quarterly

August 30th 2011

第48回IATSSフォーラム、開催します!

お待たせしました! 一年ぶりにIATSSフォーラムが開催されます。 昨年に引き続き、2011年も秋季1回の開催です。残念ながら今回マレーシアからの研修生はなく、8カ国の参加となります。しかしながら、厳しい審査を通った16名のヤングリーダー達が9月19日から11月14日までの期間、鈴鹿にてIATSSフォーラムに参加します。 彼らの希望と期待に満ちた熱いメッセージをお届けします。 また、昨年秋に行われた第47

回生からの現在の心境を述べたメッセージもいただいていますので、こちらもご覧ください。

Messages of the 48th IATSS Forum Participants

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 このようなことが私に起こるなんて、もう言葉になりません。5月にIATSSフォーラムの研修生の一人に選ばれました!「ありがとう、神様!今日は私にとって最高の日です」と思い、嬉しくてその後何日もずっと笑顔で過ごしました。しかし、考え、期待、恐怖の入り混じった感情が私の心に湧き上がりました。なぜなら、フォーラムは私にとって大きな挑戦だからです。二か月以上に渡り、異なった学歴、職業、文化を持った他の18人の研修生と交流を持つのです。その上、多くの討論や発表が予定されています。そして、最も大きな挑戦は家族、特に夫

や子供から遠く離れることです。私にとってIATSSフォーラムに参加することは、他の研修生や先進国日本から学び、経験できる素晴らしい機会です。私が思うに、 IATSSフォーラムは"Crater Candradimuka"です。ジャワ語で素晴らしい人になるための場所を意味します。私は、フォーラム参加資料に従い、準備をし始めました。日本語を勉強し、セミナー課題の準備のために参考資料や文学書を探し始めました。早く第48回IATSSフォーラムに参加したいです。頑張ります。        アユ(インドネシア)

 インドネシア研修生の一人に選ばれIATSSフォームに参加できることは、私の人生において大きな出来事です。IATSSフォーラム参加は、ASEAN諸国や日本の素晴らしい研修生と新しい関係を築き上げるために神が私にくれたまたとない機会です。やりがいのある刺激的な環境の中で、それぞれの研修生が多種多様なことを学ぶことになると信じています。やりがいのある刺激的な環境と言ったのはフォーラム内容から受けた私の印象で、フォーラムのプログラムの本質は私の予想以上です。私は10のセミナーの内容に関する資料を読んで、さらにやる気が起きました。セミナーでは、経済・教育・企業・政治・

物流、そして終わりなき問題である最先端科学技術という人生において重要なさまざまな異文化知識を得ることができます。 私は、研修生全員が最大限の努力をしてセミナーに参加すると確信しています。セミナー以外のプログラムである合宿・グループ研究・視察・個人視察・自己啓発もまた素晴らしい魅力的なプログラムです。つまり、IATSSフォーラムは最高です。   ボビー(インドネシア)

 IATSSフォーラムの皆さんこんにちは!私の名前はキンナロン・フォマッサです(ミミと呼んでください)。日本は私がずっと行きたかった国のひとつで、「私は本当に日本にいくの?これは現実?」と自分自身に問いかけています。私は、西洋と東洋の文化を一度に日本という場所で見たいと思っていました。しかし、日本という国はもはや単に本や他のメディアから見聞きするものではなくなるのです。私は第48回IATSSフォーラムに参加できるのです。フォーラム説明資料第一弾に続いて第二弾を受け取りました。フォーラムはまだ始まっていないのですが、もうすでにワクワクしています。頂いたスケジュールから、 I AT S Sフォーラムのスタッフが研修生のために準備しているプログラム内容を知り、私は確信しました。このプログラムを終えラオスに帰る時には、単に写真や思い出だけではなく、それ以上のもの、すなわち素晴らしい経験、良き友、ネットワークを得ているでしょう。そして何よりもフォーラムを通して、「リーダーとは何か?どうすれば良きリーダーになれるか?」ということがわかるでしょう。それは、今まで行った国では得られないものでした。このようなチャンスを与えてくれたIATSSフォーラムに感謝します。近々お会いでいるのを楽しみにしています。 ラオスより心を込めて…

ミミ(ラオス)

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 こんにちは、みなさん!! ルーカムシン・ヴィエンソンです。ニックネームはTui、トゥイと呼んでください。 私はIATSSフォーラムのことを数年前

に参加した先輩から聞きました。彼女は「フォーラムはとても興味深く、刺激的で、また役立った」と話してくれました。フォーラムに応募して、最終面接で、私が研修生の一人に選ばれたことを告げられた時、非常に興奮し、幸せでした。

その時のことは今も心に残っており、第48回IATSSフォーラムに参加でき、非常に嬉しいです。フォーラムは知識を分かち合い、他のASEAN諸国や日本から新しい知識を学ぶ場所です。特に日本は、子供のころから夢見ていた素晴らしい国です。プログラムに参加し他の研修生と関わることで、多文化的なグループの中、多様な知識を得て、最善の実践方法を得ることができることと信じています。来る9月に皆さんにお会いできることを楽しみにしています。          トゥイ(ラオス)

 Mingalarbar,   皆さんこんにちは。 第48回IATSSフォーラムがもうすぐ始まります。 何て幸運なのでしょう!!早く皆さんにお会いしたいです。第48回研修生は私も含め全員が、積極的に参加する準備をしています。みんなが異なった文化・背景・自然環境を持っているので、日本人や他の研修生から多くのことを学ぶことができると思います。日本は2度目ですが、フォーラムに参加し、より多くのことを学べることを楽しみにしています。今まで一生懸命応募し、3回目の応募でやっとこの素晴らしい機会が得られました。だから、私は全てのプログラムを本当に楽しみにしています。グループ研究・セミナー・視察・文化交流プログラム・合宿など、非常に興味深いです。フォーラムで、それぞれ研修生が交流を図り、リーダーシップスキルを

醸成し、分かち合い、重大な問題を共に考え話し合って解決策を見つけ出すことができると信じています。早くフォーラムに参加したいです。皆さんに会えるのを楽しみにしています。 Jyaa, mata-ne.  愛をこめて…    ナンダー(ミャンマー)

 こんにちは、みなさん!!!私はヤンゴン出身、都会育です。幸い、タイのチュラーロンコーン大学で国際開発を学んだ後、地域社会でミャンマーの様々な州や地域出身の若い人たちと共に働く機会に恵まれ、彼らと経験を分かち、話し合い、また彼らから教えられています。私の人生において、それは素晴らしく、充実したものです。IATSSフォーラムの“リーダーシップ”に焦点をあてたテーマは、とても魅力的で、見過ごすことはできませんでした。特に、今までにリーダーシップの本を一度も読んだことがなく、経験から学ぶタイプの私にとってはなおさらです。グループ研究、視察、また政治・技術開発・教育・経済といったセミナーは、隣国のアジア諸国の学習に最適なプログラムです。ミャンマーが現在の政策を新たにし、近代的な先進国となるには、このような知識や経験が必要です。同時に、日本人がいかに戦後復興を遂げ、アジアの最先進国となったのかを学ぶことができます。また、日本人の社会的責任についても知りたいです。というのも、ミャンマーで出会う日本人は非常に勤勉で、アジア的価値観を大切にしているからです。そして最後に、大切なこととして、“継続可能な環境にやさしい生活”というグループ研究テーマには感動しました。気候変動や災害リスク削減などのミャンマーの状況だけではなく、地球市民としての視点でも、このグループ研究は気候変動と戦うために有用でしょう。他の研修生・講師・専門家・日本の地域の方々から学ぶことが楽しみです。研修生は、参加型のリーダーシップに必要なスキルを身に着け、未来のリーダーとなるための力を得ることができるでしょう。自国の発展から国際社会の向上、そして私たちの美しい地球の為に貢献できればと思います。       サンダー(ミャンマー)

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 第48回IATSS フォーラムのフィリッピン研修生の一人として、「共に考え、共に学ぶ」のモットーのもと、新しい知識を得られることを楽しみにしてい

ます。相異なる国からの研修生に対し、いかにフォーラムのモットーを守れるかに関心があります。 しかし、同窓

生から聞いたフォーラム経験談を思い出し、私も同じような素晴らしい経験ができることをただ祈るばかりです。フォーラムのプログラム性質上、研修生が大いに努力し、また楽しむことができるものと期待しています。非常にバランスがよく包括的なプログラムは興味深く、フォーラムは研修生が多様な方法で経験や知識を分かち合う場となることでしょう。フォーラム後の課題は、他の研修生と共にフォーラムで得た見識の適応性を確かなものとし、自国に持ち帰り、積極的に「共に考え、共に学ぶ」ための環境を作ることです。 来たる第48回IATSSフォーラムに、神のご加護を。他の研修生、講師の先生方、また関係者の皆様にお会いできることを楽しみにしています。

アデル(フィリピン)

     IATSS フォーラムの準備をしていると非常にワクワクします!日本でのフォーラムに積極的に参加するために数々の調査や作業をしていると、時間が経つのを忘れてしまいます。他の研修生に会えるのをとても楽しみにしています。しかしまた、異なった見識・文化・背景を持つ人々と協力し合うことは難しく、他の研修生と交流し、共に学ぶことは私にとっては大きな挑戦です。

でも、うまくいくと信じています。フォーラムでは、単に「あなたと私」というのではなく、「私たち」という意識が生まれ、自民族中心主義ではなく、違いを尊重した相互の信頼が生まれるでしょう。私心を捨てて他の研修生と分かち合うことができるよう願っています。また、みんなの安全な旅を祈っています。しばらくの間家族と離れることがあまり寂しくなりませんように。そして、 IATSSフォーラムスタッフの寛大さや理解には敬意を表します。フォーラム前の今の段階でも、スタッフの皆さんは誠意をもって私たち研修生を支えてくれています。情報を迅速に知らせてくれたり、私たちのEメールに対してその時々の状況にあった返答をしてくれて、とても感謝しています。 私は、日本での経験が比類なきものとなると期待しています。皆さんに神のご加護がありますように。

ポンコイ(フィリピン)

  9月からの第48回IATSSフォーラムについて私の思いを書こうとすると、複雑な心境になります。というのは、フォーラム期間中に催されるアクティビティーは非常に興味深く、フォーラムがますます楽しみになりました。その一方で、55日間という長期にわたって家族と離れて過ごすことに少し不安を感じます。しかし、このフォーラムに参加できることは、一生に一度なので、私はこの特別なチャンスを逃したくありません。日本は、特有の文化や国民性を持っています。私は、日本人の働き方や日常生活、特に価値観にずっと興味思っていました。また、 科学や技術分野における進歩や発展には感心します。フォーラムでこれら全てを経験できることが、待ち遠しいです。フォーラムで学び、ASEAN諸国の研修生と交流し、素晴らしい時間を過ごせると信じています。

チャン(シンガポール)

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 第48回研修生に選ばれ、夢が叶いました。実際、二か月もの間、シンガポールから離れることができるなんて今まで考えられませんでした。これは、貴重なチャンスで、大切にしたいと思います。用意されたプログラムを見ると期待でワクワクします。

フォーラムでは、講師の先生方を始め、他の研修生からも知識や考え方を学び、また共有することができると思います。とりわけホームス

テイでは、日本の豊かな歴史、文化、習慣に浸かりたいです。研修生の仲間も、彼らの習慣や伝統を私に教えてくれるでしょう。また最も大切なことですが、一生続く友情を日本やASEAN諸国の皆さんと築きあげたいです。フォーラムが終わるまでには、今よりも優れた見識のある人になっていることと思います。このチャンスに感謝し、フォーラムのために尽力してくださっている主催者の方々にお礼申し上げたいです。フォーラムを研修生にとって意味のある価値ある経験とするための多くの準備に感動しました。日本で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

マン(シンガポール)

      IATSSフォーラムへの参加は、本当に素晴らしいチャンスです。合格を知った時のあの興奮は、とて

も言葉では言い表せません。この感動は日毎のものではなく、またフォーラム研修生に選ばれるということは、私の2つの希望が同時に叶えられるということでもあるからです。一つは、日本に行けること。子供の頃からずっと

行きたいと思っていました(日本のアニメ・漫画・TVゲームが好きだった)。もう一つは、フォーラ

ムで自分自身のいろいろな面を成長させたいということです。フォーラムでは、他の研修生や講師の先生方といった多くのエリートクラスの方々と出会うでしょう。私はこの機会を活かして彼らから学びたいと思います。また、同窓会で以前の研修生からいかにフォーラムは素晴らしいかということを聞いた後、一層思いは強くなりました。だから非常に楽しみにしています。       

クーン(タイ)

 IATSSフォーラム参加の機会をいただいて嬉しい理由が2つあります。1つは、日本は子供のころから行きたかった国で、いつも憧れ、もっと知りたいと思っていたからです。フォーラムを知る前の2年間、毎週土曜日に日本語の勉強をしていました。ガイド付きツアー旅行でなく、それ以上のことを日本で経験したいと思っていたからです。IATSSフォーラムは今まで夢見た以上に日本を学べる 素晴らしい機会だと思います。2つ目は、ほとんどの奨学金制度は新卒者が対象で、10年以上も社会経験のある人をも対象にした研修は、どの機関にもありません。でもIATSSフォーラムは違います。32歳という年齢で、その経験に相応しい研修を受けるためにタイを出ることができるなんて、今まで考えたことがありませんでした。しかも数日ではなく約2か月! フォーラム参加は、単に自分の才能を磨き上げるだけではなく、2015年にASEAN共同体となる近隣諸国について学べるよい機会です。広報の専門家として、この経験は必ず私の経歴のプラスになるでしょう。これ以上の望みはありません。 私の個人的な夢とキャリア開発が同時に叶うのです。その場所がIATSS フォーラムなのです。

ピタ(タイ)

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 皆さんこんにちは! 私の名前はグエン・ンガッ・ビエンです(ビエンと呼んでください)。第48回IATSS フォーラムに選ばれたことは、私にとって喜びであり、また光栄なことです。テレコミュニケーションおよび投資産業における内容領域専門家あるいは熟練した経営コンサルタントという立場から、私は今まで北米・東南アジア・北欧諸国に行きました。また中国にも数回行きましたが、日本には一度も行ったことがありません。旧友からIATSSフォーラムのことを聞き、日本文化や日本人について学ぶにはこれ以上の機会は無いと思い、第48回フォーラムに応募しようと決め

ました。フォーラムではASEAN各国からの研修生と交流がでること、他人や自分自身を知るための対話型プログラムを構成し、研修生に提供していることを知り、フォーラムに対する熱意はさらに強くなりました。私はスエーデンやアメリカで、いろいろな国や地域から研修生が参加する管理者教育を受けた経験が何度かあるので、IATSSフォーラムでも研修生全員とうまく交流し、フォーラムの成功に貢献できるものと思っています。今、ホーチミンは梅雨の時期です。今までのほとんどの研修生はハノイ出身ですが、ホーチミンはハノイとかなり違います。ベトナムはS字の縦に長い国なので、自然環境・文化・人という点でとてもユニークです。だから、私の考え方を他の研修生に知ってもらい、ベトナムについてより理解していただければ嬉しいです。楽しみにしていてください。研修生 みんなで第48回フォーラムを成功させられればと思います。

ビエン(ベトナム)

 IATSSフォーラムは多文化環境を作り出し、研修生の国境を越えた仕事の能力の向上を図っています。主要目的にも書かれているように、フォーラムのプログラムは、アジア諸国から働いている若者を一か所に招集し、共に学び考える機会を提供しています。 フォーラムは、アジアの若者が懸念している深刻かつ興味深い問題について話し合い、解決策を見いだす素晴らしい機会となるでしょう。 それぞれの地域活動を通して、チームワークスキルだけでなく、隣国の文化や労働習慣に対する理解も向上するでしょう。特に、日本は長年私が実際に行って見てみたいと思っていた大好きな国です。Mashimo、寿司、着物、日本の音楽なども知っています。IATSSフォーラムのプログラムにより、成功している日本の会社から学ことができ、作業スタイルや文化についての問題への理解を深めることができるでしょう。その上、フォーラムを通してアジアの友人を作り、国際的なネットワークを広げることにより、私たちは心を開き、文化知識を高め、真の友人を見つけ、未来の協力関係を構築することになるでしょう。 IATSSフォーラムはアジアへと続く扉です。 皆さんに早くお会いしたいです。ベトナムより心を込めて…

ティアン(ベトナム)

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 コンニチハ…時の経つのは早いものです。IATSSはずっと私の心に残っています。そこは自分を探り、理解する実践的な大学と言えます。とても短い55日間でしたが、一刻一刻がとても有意義で、用意された活動は、どれも非常に手の込んだものばかりでした。活動ごとに課題が組み込まれていて、学びのほか楽しさもありました。このとても充実したイベントは、熱心で素晴らしいスタッフの方々なしではあり得ません。日本はとてもきれいな国で、人々は親切で礼儀正しい。日本人から学んだ、最も尊敬する点は、決して簡単に物事をあきらめないことです。皆、一生懸命

取り組むのです。グループワークは私の最もお気に入りの活動であり、また最も難しい学習でもありました。様々なバックグラウンドや経験の中で、討論や、意見対立もありましたが、お互いの愛情と理解によって、無事に成し遂げることができました。ここで学んだことは、多様性を尊重することです。誰も完璧ではありません。それは目標を達成するチャンスだとみなすのです。チームの皆が異なるお蔭で、色んなスキルを持ち寄ることができ、それを上手く使えば、なんだってやり遂げられます。この素晴らしいフォーラムに参加した後、チームをうまく率いる力を身につけた自分に気づきました。皆、私の役職からではなく、心から、進んで尽くしてくれます。さらに、どんな状況でも話しかけられる自信もつきました。最後になりましたが、IATSSのスタッフの方々、またもちろん、家族のように親愛なる47回生の皆に対し、愛情と尊敬の念を伝えたいと思います。できればもう一度、フォーラムに参加したいものです。カンボジアから愛をこめて

リープ(カンボジア)

 時の経つのは速いものです。47回IATSSフォーラムは2010年11月に終わりました。けれども友情が終わったということではありません。フェイスブックで連絡を取り合ったり、多くはお互いにASEAN国を訪れたりして、絆は一層深く強くなっています。全てが鮮やかに脳に焼き付いて覚えています。鈴鹿での生活は忘れられない思い出です。ASEANや日本の素晴らしい人達と出会い、友達になれたことは幸運でした。様々な学歴を持つ異文化チームとの生活や活動、いろいろな趣向のセミナーや研修ツアー、ASEANや日本での問題や方針や文化についての学習、たくさんの有名な史跡の訪問、タイムマネジメントやリーダーシップの習得といった、素晴らしい体験ができました。この記事を書きながら、懐かしさが沢山こみ上げてきました・・徹夜のプログラム準備、カフェテリアでのおしゃべりやふざけ合い、アンケートやレポートを書いたり写真(クレイジーポーズ)を眺めたPCルーム、文化交流会準備のチーム作業、グループ研修、ウォーキングチーム、サンキュースピーチ、特にIATSSのスタッフ、講師、ボランティア、ホストファミリーといった方々、そして愛しい愉快な同窓

生たち。最後になりましたが、48回生に向けて小さなメッセージを送ります。鈴鹿では一刻一刻を良い思い出にして下さい。部屋の中やフェイスブックだけに閉じ籠もらないで。一人でも多くの仲間と、可能な限り日本を探究して下さい。55日間はあっという間です。どうか9月からを有意義にお過ごし下さい。

ナリー(カンボジア)

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Messages of the 47th IATSS Forum Participants

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 そう、たったの55日間。内容満載の、お肉がぎゅっとつまった、楽しいもの!それが私のIATSSフォーラムについての率直な思い。正直、私が日本滞在中に得たものは、期待以上のものでした。今ではIATSSは、私にとって永遠の人生の一コマ “ずっ

と残る場所、人、思い出”となりました。さて、私が吸収したお肉。つまり、日本やIATSSフォーラムでの経験から学んだことは、“例えそれが他人にはつまらないものでも、良いものは全て挑戦する価値があり、その価値のあ

るものは、熱意と献身に値する。”ということです。 一つの例として、対立がいやで声を出さない人がいますが、本人に良い意思や前向きな目的があれば、むしろ静かなる悪を引き起こす沈黙は良いこととは限りません。だけど話し過ぎもいけません。よどみなく話すため、文脈的に考える能力を身に着けないといけません。私は完璧にはほど遠いため、IATSSフォーラムのメンバーであることに感謝しています。私は今、より良い人間になるよう気付かせ励ましてくれる、たくさんの素晴らしい友人や悟りに恵まれています。 アジェン(インドネシア)

 それは始まりに過ぎなかった・・IATSSフォーラムのスタッフの人達はいつも、プログラムを楽しむこと、55日間を短期間と思わないようにと言っていました。私はなぜか、偶然それを耳にしていましたが、それほど深く考えませんでした。55日間は、あの内容満載で彩り豊かな活動には短すぎました。正直に言うと、時々(希にです)とてもつまらないと感じたものもありました。けれどもそれらは本当に、他の研修プログラムで経験したものとは比較にならないくらい全ては、喜びと興奮満載でした。 自分に、とても暖かくて謙虚な新しい家族ができるとは思ってもみませんでした。IATSSフォーラムのスタッフや研修生の人達は皆、私にとって友達以上、家族です。本当に55日間ずっと楽しかった。この期間、初めての物や機会に沢山出会いました。 鈴鹿で一番好きなのは、お天気と周囲の環境です。ホテルから自転車、又は歩いて、

セブンイレブンやマックスバリュー、ベルシティまで行くのはとても楽しかった。うふふ…、ふとウォーキンググループのメンバーを思い出してしまいました。顔を合わすのは55日間だけかと思っていましたが、それは間違いでした。私たちは2011年3月バンコクで会い、この10月バンドン(インドネシア)でも会う予定ですし、この先も友好は続くでしょう。…そう、フォーラムは始まりに過ぎなかったのです…。

ポンチョ(インドネシア)

 IATSSフォーラムでの一番の思い出は、文化交流会でバングラダンスを踊ったことです。ダンスは、見たり聴いたりも楽しいですが、自身が踊って披露するのとは比べものになりません。他には、文化交流会前2週間、ほとんど毎晩、とても忙しい一日の研修後にダンス練習したことです。 私もみんなも疲れて眠いのに、不器用な足と手を動かし、重いおしりを振り続け、くすくす笑いっぱなしでした。スタッフの人たちまでも加わって、皆で楽しく過ごしました。 文化交流会が終わってからも、研修生達みんな、すぐにダンスの話になり、練習を続けたいと思いました。私たちの身のこなしは完璧ではありませんでしたが、みんなが集まって一

緒に過ごす時間は楽しく貴重なものでした。47回フォーラムで出会った人達はみな素晴らしく、参加できて本当に幸せです。       

ジェーン(マレーシア)

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 それぞれ毎日が特別だったので、最も忘れられない思い出を選ぶのは難しいのですが、女性サッカーワールドカップで日本が優勝したこともあり、J

リーグでの経験を述べます。それは名古屋の瑞穂競技場でのグランパスエイトとベガルタ仙台の試合でした。競技場行き電車に乗った途端、熱狂的に地元チームを応援する日本人をみました。車中、子供3人を連れ試合を見に行くお母さんに出会いまし

た。写真のためポーズをお願いすると、3人の子供達(3、8、10歳)は、すぐさま両手を伸ばしました。情熱としか言いようがありません。試合中2時間ずっと、お年寄りも若者もひっきりなしにチームについておしゃべりしたり歌ったり。チームが1点失っても、声援を送り元気づけます。これこそが、日本を成功に導いた精神であり、日本は必ず地震や津波の災害からもすぐに立ち直ることと思います。      

ラシュビン(マレーシア)

 IATSSフォーラムは、私の人生とキャリアにおいて、重要な知識、大切な友達や貴重な経験を得ることができたプログラムです。それまでに参加したものとは全く違います。スタッフの暖かなもてなし、ボランティアの人や親切な友達のお蔭で、期間中家族が恋しくはなりませんでした。セミナーだけでなく、研修ツアーや自己啓発の日、様々な活動によって、フォーラムは他の研修プログラムに比べても輝いています。多くのプログラムの中で一番のお気に入りは、要でもあるグループ研究です。そこでは、学問的な知識だけでなく、対人スキルやチームワークの技術を身につけることができました。地図を使うこと、沢山の人達の前での踊り、

ホームステイも、私には初めてのことでした。研修中スケジュールはもうぎっしりで、楽しさと興奮満載の、忘れられない思い出です。IATSSフォーラムのスタッフやボランティアの人々、そしてASEANと日本の友達のことはずっと忘れられません。IATSSフォーラムで得られた知識や経験は、未来の優れたリーダーとなるのにきっと役立つことと思います。          プイン(ミャンマー)

 IATSSフォーラムは、私にとって素晴らしい幸運、名誉です。プログラムには、様々な学習体験や機会があります。魅惑的な視察訪問、日本人や文化の理解、素晴らしい教授や講師からの学習、ASEAN各国の優秀で素晴らしい若者たちとの活動、それにより深まる絆、自分達の国に対する誇り…。これらを通し、グローバル視点のリーダーシップについて深く学ぶ方法が身に付きます。良きリーダーシップとは、相異なる意見や主張をまとめ、共通の目標に向かって取り組ませる能力だと学びました。失敗を責めるのではなく、むしろ各人の“良いところ”を見つけ出し、それらをもっていかにグループ力を最大に発揮できるかを考えるのです。私は、いろいろなリーダーシップを尊重しています。それぞれのメンバーの異なる本質を尊重し、同様にリーダーを尊重することで、自分自身も尊重が得られるのです。 美しい日本での55日間でたくさんのことを学び、本当に楽しく過ごしました。熱心なスタッフお蔭で、全てのイベントが成功しました。皆様には脱帽です!研修仲間とはただ一緒に考え学んだだけではなく、共に成長したのですから、ストレスはあまり感じませんでした。みんなそれぞれ、素晴らしく、印象的でした。未来の研修生の方へ。周りの人たちや世界から‘新しいこと’を学ぼうと心を開く時、知識が得られるのだということを忘れずに、頑張って下さい。IATSSのますますのご健闘を祈ります!

シェン(フィリピン)

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 もうすぐ1年ですが、IATSSフォーラムの経験は、私の心にくっきり残っています。それはありきたりの55日間ではありませんでした。チームワークでの充実したアドベンチャー、有益な視察、知的なディスカッション、文化の探究、暖かなホストファミリー、生涯の友好関係等々…連続の55日間でした。日本で得たものは、今、自分の仕事にとてもプラス

になっています。例えば、ファミリーマートへの研修ツアーは、私の目を開かせ、小売産業へ関心を呼び起こしくれました。このお蔭で、帰国後、大手の小売業者で新しい仕事を見つけることができました。さらに、日々の活動や社会的交流のお蔭で、仕事上様々な状況において、いろいろな人々とコミュニケーションをとることに自信がつきました。プラスの効果以外に学んだことは、時間を最大限に活用することの大切さです。シンガポールでの日常の55日間では、そんなに多くのことを達成できません。しかしIATSSフォーラムの55日間に準備されたプログラムで、私達はなんてたくさんのことを成し遂げたことでしょう!時間を賢く使うこと、そして“もったいない”精神は、日本人から学んだ素晴らしいものです!

JY(シンガポール)

「IATSSでの経験」異なる国から来たけれど不思議と友情が芽生えた楽しい思い出いっぱいの一緒に過ごした55日間そこで描かれた世界共に学び活動し

かつてないレッスンを学んだ最高の、唯一無二の経験が

僕らの信念をそして僕ら自身をも築き上げる

“朝日”を初めて見た瞬間全く新しい旅が始まった

IATSSの人達の心からの思いやりと絶え間ない気遣いは比類なきセミナーにグループ研修合宿などの愉快な時間懐かしき文化の場

IATSSフォーラムよみがえる

時は飛ぶように過ぎ瞬く間だったけれど

持ち寄ったものでチームを築き一個体を作り上げた

境界を越えて友達となった19名と共にIATSSによって学んだこと、それは

個々の違いが僕らをよりよくする思い出そう

チームで活動することどんなに困難に思われることも一つになって考え、学べば必ず問題は解決する一人一人が集まればその和以上に強くなるこのレッスンは生きていく

僕らの心の中に

ミン・レオン(シンガポール)

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 2か月間の日本滞在は、この先ずっと忘れられない思い出です。こういう機会を提供してくれたのがIATSSフォーラムでなかったら、素晴らしい日本の労働観についてそれほど学ぶことはできなかったでしょう。スタッフの皆さんが毎日、万事怠りないよう、何時間も

働いているのに驚きました。特に、スタッフの人々の研修生全員に対するケアにはとても感謝いたします。私たちが日本での生活に困らないよう、こまごまと準備をし、細心の注意を払って下さいました。滞在中、IATSSのスタッフの方の働きぶりを見てわかったことは、敬意、献身、達成への熱意等の日本人の好ましい態度が、日本を豊かにしたということです。達成感は相当の努力から得られるということを、日本人の労働観から学びました。皆様の分かち合い、思いやり、心からの友情のお蔭で、日出ずる国、日本のことはずっと忘れられません。

ゲイト(タイ)

 IATSSフォーラムの55日間は、忘れられない時間、出来事がたくさんあり、本当なら全部書きたいところです。だけど一番に頭に浮かんだのは友情です。互いが知り合うのに、55日は決して長いとは言えません。しかし、その短い時間で、驚くことに、まるで魔法のように、全く異なる文化や背景のASEANや日本からの19名の研修生達の間に、強い友情が築かれたのです。その中の誰か一人でも欠けていたら、私はあれほど日本で楽しく過ごせはしなかったでしょう。楽しさのあまり、時間が飛ぶように感じました。(自分の人生の中で素晴らしい瞬間の一つです)

ウッディー(タイ)

 同窓生達とは、Eメールやフェイスブックなどで、ほぼ毎日連絡を取り合っているので、さほど淋しくはありません。しかし鈴鹿で共に過ごした時間は、今なお心を揺さぶり、光を放ちます。 忘れられない経験の一つは、来日直後4日間の合宿です。その時はまだお互いを知りませんでしたので、‘共に過ごし共に学ぶ’ことを初めて経験する絶好のチャンスでした。合宿の特徴はまず、Tomoさんの指示による一連のチーム構築ゲームで構成されています。Tomoさんは本当に情熱溢れる、経験豊かなまとめ役。面白く、且つ、ためになる活動で、次から次へとサプライズを用意してくれました。

さらに特別だったのは、まるまる4日間の共同生活でのこと…一つのベッドルームを男性同士または女性同士でシェアし、共に食事をとり、一緒に過ごし、学んだことです。ちょっと奇妙で面白かったのは、共同浴場で一緒にお風呂に入ったこと。全員というわけではありませんが、ほとんどの人がそんな風に大衆浴場に入ったのは初めてでした。そして、最高に美しいイメージ、また合宿の素晴らしい産物であるのが、研修生全員によって記された手形と宣言文です。それは、ASEAN各国の、とりわけIATSSフォーラム47回生の多様性かつ団結の象徴です。 改めまして、この忘れられない素晴らしい時間を共に過ごしたTomoさん、IATSSや同窓生の皆様、ありがとうございました。

ヒュー(ベトナム)

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Page 12: 48 Quarterly JPN · アジア諸国の学習に最適なプログラムです。ミャン マーが現在の政策を新たにし、近代的な先進国とな るには、このような知識や経験が必要です。同時

 日本から学んだ大切なことの一つに、日本人は感情をコントロールするということがあります。日本滞在中、日本人には“本音と建前”、つまり本来の感情と、公の場で振る舞われる態度という概念があると聞きました。他者との付き合いにおいて、感情を表したり隠したりすることは日本人にとってとても大切なことです。この概念は、今の自分の仕事の環境でも非常に役立っています。というのも、自分の人生は様々な感情で溢れているのです。幸い、日本での生活で、マイナスの感情を表さないようにして対立を避けることが、居心地のよい職場の雰囲気作りにつながると学びました。もめごとを避けるための礼儀正しさは、日本人の概念によると、同僚、顧客、株主との調和を維持するのに有効です。日本での2ヵ月間のおもてなし、そして出会った “普通の日本人”の友達と“風変わりなASEAN”の友達に、心から感謝したいと思います。

ヴィン(ベトナム)

その他 47期生の面々

コーン(ラオス)

ボボ(ラオス)

チョー(ミャンマー)

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