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TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2010

■ はじめに

植物は光合成がよく注目されますが、種子が発芽する

ときには呼吸をするので、その関係がとても気になったた

め、この研究を行った。特に今、地球温暖化がCO2が大い

に関係があるということで、とても興味を持った。

■ 活動内容

●研究の目的 植物の種類によって種子の大きさは違うので、発芽まで

に出すCO2量が違うはずではないか、そして発芽後の光

合成によって、発芽時に発生したCO2を吸収するのにか

かる日数に差があるのかを調べようと思った。 これは、大きい種子であれば、発芽時にたくさんCO2を

出すが、大きい子葉を出すため光合成もたくさんするはず

である。小さい種子であれば、発芽時にはCO2はあまり出

さないが、子葉は小さく光合成はあまりしないはずなので、

その変化を比較することができると考えた。

●研究の方法 種子を大きさ別に3種類用意した。 ① 種子を約0.5g量りとり、必要であれば下処理(の皮

をむく)をする。 ② 土に水をかけて十分に湿らせ、用意した種子を等

間隔あけて植える。 ③ 必要であれば条件を変える。 ④ 温度、光の量、二酸化炭素量の測定器をそれぞれ

設置し、ガラスケースを密封する。 ⑤ 測定

■ 研究の結果

●測定器のみ(植物なし) この結果から温度が上がった時にCO2測定値の減少が

みられる。以下のグラフも同じ動作を起こしているので、温

度が上がった時に低下している値は無視する。

●ホウセンカ<小> 主成分:油分 他の物に比べてCO2量の変化が少ない。

●アサガオ<中> 主成分:でんぷん 普通にCO2量は増えていっていて比較的早めに発芽し

ていた。 ●ヒマワリ<大> 主成分:油分

温度が少し低かったが、一番CO2量の増加が顕著だっ

た。 ・測定機のみ ・ホウセンカ

・アサガオ ・ヒマワリ

■ まとめ・今後の予定

CO2センサーの修理が終わり次第、発生したCO2を吸

収する日数まで測定し、呼吸商などの正確なデータを出

して比較していきたい。 発芽温度を同じにして、それぞれのCO2量がどのように

変わるかを調べる。

生物

光合成とCO2量の関係

代表発表者 �� ������ ���� 所 属 茨城県立日立第一高等学校 二年次 問合せ先 〒317-0063 茨城県日立市若葉町 3-15-1

TEL: 0294-22-6488, FAX: 0294-21-4490 [email protected]

■ キーワード: (1) 光合成 (2) CO2 (3) 種子の呼吸

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