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『バイオマス発電の燃料の集材を考える』~間伐材等未利用木材の
伐採・搬出方法改善への取組と課題~
進化するKシステム
蔵前バイオマスエネルギー技術サポートネットワーク
(略称 K-BETS)
米谷 栄二
バイオマス発電WG 10月勉強会
2015年10月13日
高性能林業機械の保有台数
• 車両系の機械は増えているが架線系のタワーヤーダはほとんど増えていない
• 旧式の集材機の保有台数が圧倒的に多い
架線系機械 25年現在の保有台数タワーヤーダ 149スイングヤーダ 851
在来型林業機械大型集材機 4613小型集材機 3718
Kシステムとは
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Kシステムの特徴
• 設置が簡便
• 全木の連続集材で可能
• 速度遅いが連続で生産性高い
• 急斜面の降ろしが既存システムより安全
• 高度の架線技能不要
• チェーンの連結・分離が簡単・安全
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油圧式Kシステム 油圧式Kシステム
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他の集材システムとの比較
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他の集材システムとの比較
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タワーヤーダ
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チェーンの特長ワイヤーとの比較
・柔軟性:自由に曲がる、収納が楽、取り回しが楽
・取り扱いが安全:素線切れがない、丸い
・連結作業が簡単で確実
・どこにでも架けられる⇒複数同時牽引、連続集材可能
・重さが大きいことを補って余りある特長がある。
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ワイヤーとチェーンの比較
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ワイヤーとチェーンの比較• 連結作業が簡単で確実
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ワイヤーとチェーンの比較
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設置の状況
軽トラックがやっと通れる作業路へ自力移動
飯能・苅生
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設置の状況
飯能・苅生
狭い作業路に設置
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設置の状況• 湯河原 第2現場
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飯能 萩原フォレスト 下げ荷
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牽引状況 下り
bioフォレステーション 湯河原
フォレスト萩原 飯能
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湯河原第1現場 揚げ荷
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⑤急傾斜登り
②45℃崖
③左に傾斜、奥に約
20°下るパイプの底
④沢がある
約100m
牽引状況 登り湯河原 第1現場
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湯河原第2現場 複雑地形
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湯河原第2現場下げ荷‐1
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Kシステムが有効な現場
• 500m以上の長距離は集材機またはタワーヤーダー
• 300m以内はKシステム
特に下り急斜面
• 20~150mは木寄せウインチまたはスイングヤーダー
• 状況に応じて組み合わせで使うのが良い
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進化したKシステム• 油圧駆動化により駆動装置が小型に出来た• ミニショベルへの搭載により自走可能となった
• 2m幅の作業道を自走で集材場所へ移動出来る事を確認した
• 滑車を複数使う事で狭い場所でも設置が出来るようになった
• 市販の接続金具を使用する事で簡単にチェーンの連結・分離が出来るようになった
• 駆動部分の改良によりトラブルのない装置になった
• 改良型のフックの開発によりチェーンへの着脱が簡単に出来るようになった
• プロセッサーとの連携での連続集材が出来た• 過大な力がかかっても転倒は無く安全な事が確認出来た
• 起伏の多い急斜面180mの牽引が出来る事が確認できた
Kシステムのこれから
油圧式Kシステムは、
現在搬出困難な急峻で狭隘な山林でも簡便で安全で生産性の高い集材システム
としての見通しが得られた
これからは
バイオマス用に牽引力アップした機械ボランテア用に軽量化した機械
を開発し
バイオマス利用の促進地産地消の林業の促進
• 森林・林業の再生• 山間地に雇用をつくり出す
• 事を目指して行く