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社長就任のご挨拶 ■ NEWS

広報室

平成18年6月23日より代表取締役社長を務める事になりました。本誌面を借り一言ご挨拶申し上げます。

当社は昨年創立20周年を迎えることができました。これも皆様のご支援の賜物と心より感謝を申し上げます。そして新たな挑戦“CAEにおけるOne Stop Solutionの実現”を目指し、昨年は、可視化技術とセキュリティ技術に定評のある株式会社ケイ・ジー・ティー及びプラスチックCAEにおいてユニークな技術力を持つ株式会社プラメディアへの資本参画を行いました。今年に入り、初の自社開発となる大規模音響解析WAONのリリース及び、プリント基板設計において高い技術力を持つ株式会社京浜アートワークからの営業譲受など、ソフトウェア製品の充実とソリューションの拡大を行ってまいりました。またコーポレートロゴを

へ変更、コーポレートスローガン            

TEL 03-5978-5404

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●社長就任のご挨拶 ●新ブランドロゴ、スローガン導入について●建築土木分野 統合ソフトウェア「ROBOT Office」のご紹介●MATALBプロダクトファミリRelease 2006aリリースのお知らせ●Mapleアドオン『BlockBuilder for Simulink』と機構解析・高度可視化 アドオン製品リリース●AttachmateWRQ社 Reflection製品新バージョンご紹介●ハードディスク暗号化ソリューション“Pointsec”●Winny対策にも有効なデスクトップ管理ツール Net Wizard Ver6 リリース!●プラメディア社製品販売開始●プリント基板の受託設計・解析サービスのご紹介●「人とくるまのテクノロジー展」出展報告

■ NEWS1012●回路の安全性・信頼性評価のシミュレーショ●数値音響解析プログラムWAONの適用例: 全可聴域の頭部伝達関数(HRTF)を数値解析で算出

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●新製品 自動設計・支援ツール ExpertControl製品の紹介 ●MATLABの並列・分散処理●Applied Wave Research 社製品 V7.0 新機能●プラスチック光学性能評価プログラム‘AURORA PLEXUS’●流体-構造相互連成解析 ANSYS MFXマルチフィールドソルバー

■ 解説編

■ 技術編

1923●セミナー紹介●各種イベント情報

■ INFORMATION

CONTENTS

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2006 Summer

No.118

CYBERNET NEWS No.118summer 2006

01

サイバネットニュース

を作成し、今後は新たなコーポレートブランド戦略のもとCAEのトータルソリューションに磨きをかけ“ものづくり”だけでなく“ひとづくり”においてもご支援し、皆様に信頼と安心、そして期待される以上の価値をご提供することにより感動を与え続けることがでる会社を目指してまいります。最後になりますが、このサイバネットニュースは昭和57年5月の発行以来一度も休むことなく118号を迎えるに至りました。これからも皆様へ価値ある情報をご提供できるよう努力していく所存であります。何卒一層のご愛顧を賜ります様お願い申し上げます。

敬具

サイバネットシステム株式会社代表取締役社長

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02

新ブランドロゴ、スローガン導入について ■ NEWS

建築土木分野 統合ソフトウェア「ROBOT Office」のご紹介 ■ NEWS

メカニカルCAE事業部

サイバネットシステム株式会社では、このたびブランドイメージをより強化、具体化するため、このほど新しいブランドロゴおよびスローガンを導入いたしました。新しいブランドロゴマークは、「CYBERNET」という欧文一語の簡潔なブランドロゴに、「つくる情熱を、支える情熱。」というブランドスローガンを組み合わせています。日本の「ものづくり」を根底で支える企業としての存在感を高め、お客様に安心感を与え続けることを約束する想いを表現したもので、ブランドカラーは、社員の情熱を表す「エナジーレッド」を採用しました。お客様の想いを超える情熱をもって「ものづくり」さらには「ひとづくり」をサポートするという、当社の意思と姿勢を表しています。

 ブランドロゴ/スローガン

  ブランドコンセプト

 ●ブランド理念  夢や情熱をかけた「ものづくり」「ひとづくり」を支援し、創造的  でより豊かな社会の実現に貢献します。

 ●ブランドバリュー  「つくる」に携わる人々のチャレンジや自信の源となり得る卓越  した支援を提供し、「ものづくり」「ひとづくり」の革新と進化を  加速させ、新たな価値創出を支えます。

 ●ブランドパーソナリティ   3つのPから始まるふるまい~The most 3Ps~  「Partnership」:最も信頼できるパートナーとして、  「Professional」:最も安心できる専門家として、  「Pride」:誰よりも情熱に満ちたプライドをもって、  お客様の想いを支えるサイバネットであることを約束します。

当社は、創立以来、一貫して科学技術計算およびエンジニアリングの分野で先端的なシステム、ソフトウェア、サービスの提供を行なってまいりました。長年にわたる実績と蓄積したノウハウを活かし、名実ともにトータルソリューションプロバイダーとして更なる飛躍に臨むこの時期に、新たな企業ブランドのもと、「ものづくり」に携わる人々にとって最も信頼できるパートナーとしての新たな一歩を力強く踏み出してまいります。 今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

メカニカルCAE事業部では、機械分野をはじめとする製造業で培ったCAEのノウハウをもとに、建設分野における設計業務の効率化を目的としたソフトウェア、ROBOT Office(開発元:フランスRobobat社)の国内販売を開始致しました。

ROBOT Officeは、構造計算、構造設計、製図の各モジュールで構成されており、各モジュールで共通のBIM(Building Information Model)を使用し、データ移管の不整合や重複作業を省いた一連のシミュレーションを行います。また、ArchiCADやAutoCADなどのCADデータを読み込む事ができるため、設計の前段階で構造計算を実施することで、迅速な設計変更が可能となり、設計プロセスのフロントローディングを実現することができます。

ROBOT MillenniumFEM解析、構造設計が一体となったツールです。様々な要素が用意されており、非線形解析、モーダル解析や地震解析、時刻歴応答解析などができます。さらに世界各国の30以上の設計規準が用意されてお

り、構造計算だけでなく各規準に応じた鉄骨、RC、木構造の設計ができます。

CBS Pro多層RC構造の高速モデリングツールです。外部のCADデータを読み込み、構造計算モデルに変換します。

ESOPExcelをベースにした開発用ソフトウェアです。ROBOTの各モジュールやANSYS Workbenchと統合することで、独自のカスタマイズツールが作成できます。

RCAD シリーズ(RCAD Steel、RCAD Reinforcement、RCAD Formwork Drawings)RCADはAutoCADをベースとした製図ツールで、それぞれ3次元S造、2次元RC造、3次元RC造に対応しています。世界各国の各規準に応じたテンプレートが用意されているため、各国に応じた図面が作成できます。また、ROBOT Millenniumとの互換性があり、構造計算と製図のシームレスな連携ができます。

TEL 03-5978-5420 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

Autodesk Revit Structureで作成

ROBOT Millenniumで読み込み

ROBOT Millenniumで解析

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03

MATALBプロダクトファミリRelease 2006aリリースのお知らせ ■ NEWS

応用システム第1事業部

MATLAB、Simulinkのアップデート、1新製品、メジャーアップデート10製品、さらにマイナーアップデートおよびバグフィクスが行われた64製品が含まれるRelease 2006a(R2006a)がリリースされました。本リリースから開発元The MathWorks社の方針により、リリース名称が変更されています。詳細は本記事末をご覧下さい。

R2006aは、Windows x64に対応したMATLAB、分散処理のための新機能、.NETへのMATLABアプリケーション展開、Simulinkモデルの表示および共有、さらに組込みソフトウェアの開発および実装機能を提供します。

TEL 03-5978-5410 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

主なメジャーバージョンアップ製品および新製品

MATLABプロダクトファミリ

MATLAB 7.2●Windows XP 64-bitバージョンのサポートによる、Windows環境でのより大規模なデータの処理

●M-LintコードアナライザとMATLAB Editorの統合による、連続したコードのチェック、およびパフォーマンスやメンテナンス性を向上させるアドバイスの提供

●テキストの動的なマッチングや置換を行うための、MATLAB表現の評価を含む、新規の正規表現機能などのプログラミング関連の新機能

Control System Toolbox 7●立ち上がり時間、整定時間、オーバーシュートといった時間領域の特性指標を計算する新規のコマンド

●LTIビューワでのLSIMやINITIALシミュレーションの完全なサポート

●SISO Design Toolにおけるマルチループ補償器の設計のサポート、時間領域および周波数領域で制約を与えた最適化ベース補償器の設計のサポート(オプション製品のSimulink Response Optimization Toolboxが必要)、Simulinkでの補償器設計のサポート(オプション製品のSimulink Control Designが必要)

Neural Network Toolbox 5●時間遅延ニューラルネットワーク、非線形自己回帰(NARX)ネットワーク、レイヤ反復ネットワーク、および任意に連結されたカスタムダイナミックネットワークのためのバックプロパゲーションのサポートを含む、新たなダイナミック学習アルゴリズム

●初めての方にも使い易い新たなGUI 、および前処理、後処理関数の新規追加および機能拡張

Simulinkプロダクトファミリ

Simulink 6.4●モデル内の特定ブロックにおける過度のゼロクロッシングイベントを検出、特定することにより、モデルの動作問題の診断、修正が可能

●新しい印刷機能により、複数ページにまたがってSimulinkモデルの各レベルの印刷が可能

●Subsystemブロックのコンテキストメニューに、atomicサブシステムをモデルレファレンスに変換するConvert to Modelアイテムを追加

●モデルリファレンス階層内の最上位モデルのインラインパラメータオプションを無効にすることにより、シミュレーションスピードを落とすことなく、最上位モデルのパラメータのチューニングが可能

SimHydraulics(新製品)●油圧やハイドロメカニカルシステムを物理ネットワークとして構築するためのモデリング環境

●ポンプ、弁、アキュムレータ、および配管を含む、75以上の油圧およびメカニカルコンポーネント

●油圧系ビルディングブロックと基本的なメカニカルおよび数学的要素からなる基本的なライブラリ

●通常の油圧流体がカスタマイズ可能なライブラリ

Simulink Report Generator 3●Simulinkブロック、オプション製品のブロック、Stateflowチャート、およびユーザ定義のブロックを含むSimulinkモデルをWebコンテンツとしてエクスポート。MATLAB/Simulinkがインストールされていなくても、Webブラウザからモデルの構造を確認し、階層を辿ることが可能

●新規のコンポーネントの機能による、ライブラリに関するモデルループコンポーネントレポートの作成、作成したレポートへのModel Advisorの結果の取り込み

R2006aの詳細は、下記ホームページをご覧下さい

www.cybernet.co.jp/MATLABThe MathWorks社のリリースに関する新しい方針The MathWorks社は過去1年半に渡って、年2回のリリース(3月および9月)に移行を図ってきました。年2回のリリースは、The MathWorks社のリリースに対する方針を大きく変換するものです。R2006a以降のリリースでは、プロダクトファミリ全体に渡って新機能およびバグフィックスが提供され、さらに場合によっては新製品が含まれます。リリース名称の変更は、年2回のリリースを反映したものです。新しいリリースの名称は、年の最初のリリースの場合は“a”、その次のリリースの場合は“b”を西暦の後に付けます。2006年の最初のリリースは、Release 2006a(R2006a)になります。2006年9月に予定されているリリースはR2006b、その次はR2007aになります。

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Mapleアドオン『BlockBuilder for Simulink』と機構解析・高度可視化アドオン製品リリース ■ NEWS

応用システム第2事業部Mapleグループ TEL 03-5978-5948 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

数式処理・数式モデル解析環境『Maple』のアドオン製品として、Maple上で定義された数式モデルからSimulinkで利用可能なS-funct ionブロックへと自動生成するための『BlockBui lder for Simul ink』が登場しました。BlockBuilder for Simulinkを用いることで、数式ベースの物理モデリング手法をモデルベース設計に適用することが可能になります。また、サードパーティ製品として、数式モデルベースの機構解析アドオン『DynaFlexPro』、高度可視化アドオン『nVizx for Maple』も同時にリリースしました。

解析・設計フローで数式モデルが必要とされる理由近年、解析や設計作業を安定化・ロバスト化するために微分方程式や区分関数といった数式モデルの利用ニーズが増加する一方で、高度化する数学的知識を備えた人材は少なく、上流から中流工程で生じる数式モデルによる解析・設計フローのCAE化に数式処理ツールの利用が注目されています。   そこで、世界的な数式処理ツールであるMapleでは、国内外の数式モデル解析・設計のニーズに答えるべく数式処理をコアとしたアドオン製品群をリリースしました。

BlockBuilder for Simulinkの主な機能・特徴BlockBuilderは、Maple上で定義された微分方程式や差分方程式、伝達関数、状態空間表現、Zero/Pole/Gainモデルを手軽な操作性でSimulinkブロックへと変換・生成します。ブロックの生成には、M-file形式とANSI C互換形式の双方を選択できるので、RealTime Workshop®など組込みや実装を考慮した設計・シミュレーションフローにもご利用頂けます。

●多彩なシステム表現  微分方程式・差分方程式、状態空間モデル、Zero/Pole/Gainモデル

●手軽なコード生成機能 MATLAB M-file形式とANSI C互換形式でのブロック用コード 生成と自動コンパイル

●誰もが検証・計算可能な技術文書 高品質な関数・数式表現と対話的なプロット機能により、 解析ノウハウを技術文書化・共有化

DynaFlexProの主な機能・特徴DynaFlexProは、カナダMotionPro社によって開発された多体機構力学システムのシミュレーション・設計用Mapleアドオン製品です。ModelBuilderと呼ばれる独自のインターフェイスを持つブロックダイアグラム・ツールやドロップダウンメニューで手軽に機構系のシステムモデルを定義でき、さらにMaple上で再利用可能な数式モデルを生成できます。

DynaFlexProに実装されたアルゴリズムには、グラフ理論や機械工学の最新成果を取り入れており、Mapleの記号処理能力と協調することで、ロバストな機構系設計を可能にします。

●GUIで多自由度系を手軽にモデリング●フレキシブルビーム(曲げ変形、圧縮変形、捩れ変形)も サポート●システムモデルから運動方程式や力学系方程式群を 自動生成●ユーザ定義の座標系も指定可能

nVizx for Mapleの主な機能・特徴Mapleの基本機能では実現できない高品質な可視化機能を提供するアプリケーションです。

●テクスチャマップや任意オブジェクトへの自由な色付け 設定、透明度設定●軸設定、カメラ設定、注釈付加、霧効果などのプロレベルな 編集処理

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AttachmateWRQ社 Reflection製品新バージョンご紹介 ■ NEWS

ハードディスク暗号化ソリューション“Pointsec” ■ NEWS

ネットワークソリューション部営業第1グループ

ホスト端末エミュレータ、PC X サーバとセキュリティ通信に使用されるReflectionシリーズの新バージョンが6月にリリースされました。今回は、対応プラットフォームの拡張や暗号化・認証の強化、ユーザーの操作性の向上をはかった機能アップが行われています。セキュリティに関しては、FIPS(連邦政府情報処理規格)140-2に準拠した高いレベルの暗号化通信を保証しています。

Reflction X は、Microsoft Windows XP x64 Editionにネイティブで対応した64bitバージョンがご利用可能になりました。64ビットOSの処理速度の向上、使用メモリ容量の増加などのメリットを最大限に生かした快適な使用環境をご提供します。他のReflectionエミュレータ製品もMicrosoft Windows XP x64 Edition上での動作を保証しています。 Reflection for IBM は、AS/400との接続の際に、Kerberos認証とIBM EIMを利用したシングル・サインオンをご提供することで、サインオン画面をスキップして直ちにホスト業務画面を表示させることができるようになりました。メインフレームとの接続でも、IBM高速ログオン機能(ELF)に対応しましたので、使用開始時にユーザIDパスワードの入力操作を省略して迅速に業務システムにアクセスすることが可能で

す。また、お客様よりリクエストをいただいておりましたホスト画面上のURLからのインターネットアクセスにも対応しました。 Reflection for Secure IT は、今回のバージョンから、IBMメインフレーム上のLinuxやz/OSで動作するように対応プラットフォームが拡張されました。メインフレームと他のコンピュータとの通信を安全に行なうことができます。 上記各製品のSecure Shell(SSH)接続では、認証に使う証明書のインポート・参照の方法に関しての使い勝手を向上させるとともに、スマートカード認証も使用できるようになりました。さらに、複数のSSHサーバを介して接続を行なうマルチホップ接続環境用に構成できるようになったため、より信頼性の高い通信環境を構築することが可能です。 Reflection for the Web では米国の厳しい基準をクリアした信頼性の高いセキュリティコンポーネントを備えるほか、カーソルルーラーやセッションステータス域の表示、マウスボタンへのコマンド割り当てなど、従来のWindowsベースのエミュレータにひけをとらない操作性もさらに強化されています。

各製品の機能についてさらに詳しい内容は弊社ホームページでご案内しています。

www.cybernet.co.jp/reflection

日本国内における情報漏洩事件の平均賠償金額が13億8,897万円(※)と言われる昨今、社外へのPC持ち出しについて神経質になっている企業も多いかと思われます。ただ闇雲にPCの持ち出しを制限してもユーザの反発を招いたり、生産性の低下などの事態を招く可能性も充分考えられます。こういった事態の解消にはハードディスクパスワードの設定やシンクライアントの導入などが真っ先に考えられますが、システムの前面刷新が必要であったり、そもそも狙いとするセキュリティレベルに達することが出来ない可能性もあります。今回ご紹介するPointsecは「ハードディスクの暗号化」という手法で既存の環境を大幅に変更せずにセキュリティレベルを向上できるソリューションです。個人情報・機密情報の持ち出し時の情報保護にお悩みの方は是非ご検討ください。

Pointsec for PCPointsec for PCはPCのハードディスクを暗号化し、同時にPC起動時に立ち上がる専用のログオン画面を用意します。暗号化はハードディスクを「丸ごと」暗号化しますので、OSやアプリケーションはもちろんフォルダ・ファイルも全て暗号化しますので、万が一の盗難・紛失時の情報漏洩を防ぐことが可能になります。もちろんPCからハードディスクを抜き出して他のPCに接続した場合でも暗号化は維持されますので情報が外部に漏れる心配はありません。

さらにPC電源投入時に立ち上がる専用のログオン画面によってパスワードクラックなどからPCを保護しますので、Windowsのログオン画面と併用することでより高いセキュリティを構築できます。(Windowsログオン画面とのシングルサインオンも可能です)FIPS(連邦政府情報処理規格)140-1及びCommon Criteria (情報セキュリティ国際標準規格)EAL4に準拠した高セキュリティ製品です。

Pointsec Media Encryption「USBメモリ」に代表されるリムーバブルメディアの暗号化を行います。PCよりはるかに体積の小さなメディアですが、危険性という意味ではPCより大きいとも言えます。Pointsec Media EncryptionをPCに導入すると、そのPCに接続したリムーバブルメディアを自動的に暗号化します。Pointsec for PCと併用することで情報漏洩に対して万全な対策が確立できます。

※日本ネットワークセキュリティ協会 「2004年度情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」より

TEL 03-5978-5453 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

ネットワークソリューション部営業第1グループ部 TEL 03-5978-5453 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

Pointsec ログオン画面

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Winny対策にも有効なデスクトップ管理ツール Net Wizard Ver6 リリース! ■ NEWS

ネットワークソリューション部 営業第1グループ TEL 03-5978-5453 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

デスクトップ管理ツールの先駆けである“NetWizard”が、開発元 AttachmateWRQより新しい機能を搭載してユーザ インターフェースも新にリリースされました。今回のバージョンは6になり(以後NetWizard6)、製品としても成熟度を増してきてきた感があります。ここではNetWizard6の新機能を含めて主たる機能について紹介していくことにします。

配布NetWizardには「レコーディング機能による配布スクリプト作成」「MSIファイルの実行」「ファイルコピー」など多彩な配布方法があります。

●レコーディング機能による配布スクリプト作成 ソフトウェアのインストール前の状態とインストール後の状態を記録して差分 を取ることによりクライアントにコピーされるファイルやレジストリキーをパッ ケージングし、そのパッケージを配布する形となるため、環境やアプリケー ションを問わず各種ソフトウェアの自動インストールを支援可能。

●MSIファイルの実行 MSIファイルを利用したりカスタマイズすることにより、独自条件設定済みの 自動インストールを実現。

●ファイルコピー ファイルやディレクトリのコピー等も簡単な設定により確実に実現。

ニーズや状況、アプリケーションなどにより上記3つの配布方法を使い分けて頂くことが可能です。適切な配布方法を選択することで配布の成功率が格段高まります。また、上記3つのメイン配布方法に加えてレジストリキーやINIの値等も配布可能であるため、クライアントの設定や環境を一括変更する事も容易です。配布実行のタイミングとしては、管理者主導の強制配布である「プッシュ型配布」だけでなく、ユーザ主導の「プル型配布」もサポートしており、ユーザの都合で配布のタイミングを選択することが出来るため、安全且つ確実な配布が実現可能です。また、配布操作のやり直し機能「アンドゥ」を実装しており、配布実行前の状態に完全に戻すことができるのため、万が一配布に失敗した場合も安心です。なお、PXE(Pr eboo t eXe cu t i o n Environment)に対応したため、イメージングツールとの併用でOSを含めたPCの自動初期セットアップが可能になりました。 今まで非常に時間と手間がかかっていた新規PCの導入時作業やPCリプレース作業において、大幅に工数を削減できます。

インベントリ収集ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ情報等の資産管理に有用な情報収集が可能なだけでなく、レジストリ、INIファイル、ファイル内の任意の文字列などシステム管理に有用な情報収集も可能です。

各種レポーティング上記配布やインベントリ収集機能を更に有効に活用するため、各種レポーティング機能が用意されています。

●Crystal Reports ビジネスオブジェクツ社のCrystal Reports®を搭載し、配布の状態や収集し たインベントリデータをグラフィカルな形態で参照することが可能。

●Webレポート 社内PCよりWebブラウザにて参照できるレポートも用意。表示項目の編集や アカウントにより閲覧できる情報の権限設定を行うなど柔軟なカスタマイズ にも対応し、社内情報共有を強力に支援。

●ODBC出力収集した情報をODBC(Open Database Connectivity)経由で出力可能のため、他システムやアプリケーションともスムースに連携可能な上、各企業独自のアプリケーション開発にも非常に有用。

ソフトウェアメータリング・起動制御管理者の設定した任意のソフトウェアに関して、起動制御を行ったり、使用状況の把握(メータリング)が可能です。

●「ユーザ別ライセンス」「CPUライセンス」「同時使用ライセンス」と 各ポリシーに応じたソフトウェアの起動制御が可能。

●任意のソフトウェアがどのPCでどれくらい使用されているかを把 握できるため、ソフトウェアのROI(Return on Investment : 投資利益割合)の測定が容易。

Winnyの起動を制御したり、どのPCで起動されているかを把握するのに最適です。

リモートヘルプNetWizardコンソールから遠隔地のPCをリモート操作することが可能です。 現地に行かなくともクライアントPCに対するヘルプデスクが行えるため、業務効率がアップするだけでなく、TCOの削減にも大きく貢献します。また、操作情報は暗号化されて送受信されるので安全です。

まとめリリースされたばかりのNetWizard6について新機能を含めて説明して参りましたがいかがでしたでしょうか。クライアントPCのデスクトップ周りを包括的にサポートすることが可能な充実した機能を提供していることがお分かり頂けたかと思います。クライアントPCの設定において、現地を回りながら一台ずつ設定を行っていた管理者の方々に是非ともお奨めしたい製品です。弊社取り扱い製品が、皆様の今後の企業活動の手助けになれば幸いです。

図1[レコーディング機能によるレコーダ画面]

図2[クライアントインベントリ情報の詳細画面]

図4[クライアントをリモートコントロールしている画面]

図3[クライアント情報を元にしたレポート画面]

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プラメディア社製品販売開始 ■ NEWS

メカニカルCAE事業部

弊社は、このほど関連会社である株式会社プラメディア(本社:東京、資本金:4,500万円、代表取締役社長:江原賢二 敬称略)が開発を行っている樹脂流動解析ツールである射出成形CAEシステム「PLANETS “MoldStudio 3D”」、ブロー成形CAEシステム「SIMBLOW」及び次世代押出成形CAO 「SUNDYXTRUD」の販売を開始しました。以下に、各製品の機能概要をご紹介します。

射出成形CAEシステム「PLANETS MoldStudio 3D」PLANETS MoldStudio 3Dは、射出成形プロセスの樹脂の状態変化を、精密な数学モデルで表現し、成形時の不具合や、離型後のそり・収縮の予測などを統合的に解析します。

●プリ・ポスト  専用プリ・ポストプロセッサを搭載しており、各種3次元CADデータ をインポートしてSolidメッシュを自動生成する機能を標準装備し ています。

●流動解析機能 射出開始から保圧、冷却、離型までの成形過程における樹脂挙動を 精密にシミュレートする流動解析機能を有しています。結晶性樹脂 における、温度・圧力・応力による結晶化挙動図の出力や、分子配向 状態に対応する残留応力、残留歪、複屈折の解析を行います。

●金型冷却解析/そり解析 機能拡張版であるProfessional版を購入することで、成形サイク ル中の樹脂-金型-冷媒間の3次元熱伝導解析により、金型キャビ/ コアの表面温度を解析する事や、樹脂流動に伴う繊維配向や分子 配向による異方性物性や、結晶化収縮に伴う残留歪、など、様々な 要因を考慮したそり・収縮・変形を予測する機能が付加されます。

●オプションソルバー 射出圧縮などの高付加価値成形解析(射出圧縮/プレス・多層/ 多色・ガスアシスト・サンドイッチ)、熱硬化解析、繊維配向や流動残 留応力解析など、豊富なプログラム群が用意されています。

ブロー成形CAEシステム「SIMBLOW」SIMBLOWは、押出ブロー、射出延伸ブロー、真空熱成形などの成形プロセスを対象としたブロー成形CAEシステムです。大変形問題に対して極めて安定な流体解析技術を基盤として開発された構造解析プログラムで、パリソン、フィルム、プリフォームなどの成形中間体の金型内拘束膨張時の挙動をシ

ミュレートし、肉厚や温度分布の時間変化を予測します。

次世代押出CAOシステム「SUNDYXTRUD」SUNDYXTRUDは、汎用FEM高粘性流動解析プログラム「SUNDYBASIC」をベースに、押出プロセス向きの解析機能を大幅に強化した解析システムです。多条スパイラルダイの分岐部、スパイラル部、ランド部を一貫して解析評価し、出口流速精度(フィルム肉厚に影響する)、滞留時間分布(ウェルド、ヤケやブツの発生危険度を評価する)、せん断応力分布(メルトフラクチャー)、温度上昇などを解析することが可能です。また、フラットダイ、各種丸ダイ、多層押出成形、コーティング、異形押出、カレンダー成形(ロール部での樹脂挙動)、単軸スクリュ押出機内流動・混練状況評価、押出機先端部のブレーカプレート性能評価など多くの適用実績を有しており、押出成形技術の標準化、技術革新、最適ダイ設計に不可欠なツールとして利用されています。

この「SUNDYXTRUD」の押し出し成形解析の機能限定版としてフラットダイ評価システム「FLAT3D」、スパイラルダイ評価システム「SPIRAL3D」がリリースされます。

TEL 03-5978-5420 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

図1 PLANETS MoldStudio 3D

図2 SIMBLOWによるペットボトルブロー成形最適化解析事例

図2 スパイラルマンドレルダイ内流動解析結果

図4 FLAT3D評価事例

プリフォーム長(mm)

(2)製品肉厚が一定となるような初期プリフォーム条件を逆解析により求める

肉厚(mm)

②プリフォーム

①成形品

(a)流跡線 (b)せん断速度 (c)滞留時間

中心よりの距離(㎜)

ダイリップ評価グラフ図

圧力分布 ダイリップ速度・滞留時間分布

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プリント基板の受託設計・解析サービスのご紹介 ■ NEWS

応用システム第2事業部 EDAエンジニアリング・サービス部

このたび、サイバネットシステムでは、プリント基板の受託設計・解析サービスを開始いたしました。従来、弊社では、各種EDAツールを販売してまいりましたが、お客様の多様なご要求にお答えするため、エンジニアリングサポートサービスとして技術提供させて頂くこととなりました。

今回スタートいたしますのは、次の3つのサービスです。

1.PCBデザインサービス2.PCBシミュレーションサービス3.IBISモデル支援ソフトウェア販売

1.PCBデザインサービスプリント基板の設計を中心としました、デザインサービスを行います。お客様のご要望により、基板製造、部品実装までお手伝いいたします。また、各種シミュレーション結果を反映いたしました基板設計をご提供いたします。弊社で、対応できる製品分野は、民生機器から産業用機器まで、OA機器や医療機器、車載など多くの分野をカバーしています。ボードテクノロジーとしては、30層を超えるような高多層基板、ビルドアップ基板、エンベデッド基板、FPC などにも対応可能です。回路分野では、高周波回路/高速デジタル回路、各種アナログ回路、パワー系から微小電流回路まで、対応します。さらに、ICパッケージやSIPの基板設計もご相談ください。

2.PCBシミュレーションサービスPCBでの各種シミュレーションサービスを提供いたします。シグナルインテグリティ解析(伝送線路解析)では、反射波形解析、クロストーク解析、タイミング解析、さらにはGHz高速伝送のシミュレーションも提供できます。EMIシミュレーションでは、各配線トレースのディファレンシャルモードEMIのシミュレーションならびに、コモンモード EMI

の要因であるプレーン共振シミュレーションが可能です。また、電磁界シミュレーションや電源系でのパワーインテグリティ対策も可能です。シミュレーションのためのモデリングにつきましても、IBISモデルの作成や受動部品や配線からのモデル抽出を承ります。さらには、Cadence 社を中心とした、基板設計ツールやシミュレーションツールのコンサルティング、高速デジタル回路基板におけるノイズ対策コンサルティングなども行っております。

3.IBISモデル支援ソフトウェア販売加えまして、シミュレーションのためのデバイスモデルであるIBISモデルの支援ツール販売を開始いたしました。次にその機能を簡単にご紹介いたします。

IBISIndicator IBISモデルの検証、自動修正機能のついた、モデルビューアです。

IBISBuilderIBISモデルの編集、データベース、IBISモデルの新規作成機能を持った、IBIS構築ツールです。

QWaveIBISモデルの確認とリアルな検証のためのツールです。伝送線路を簡易的に解析し確認することもできます。

また、EDA関連ソフトウェアの受託開発も行っております。

弊社での受託設計・解析サービスの特徴

①回路を理解した上での基板設計

②高速ボードデザインのための独自のデザインルール

③プリ・シミュレーションを実用的に活用

④シミュレーションのためのモデリング技術

⑤EMI対策、ノイズ対策などのための回路変更提案

⑥各種の対策を物理的に反映するPCBレイアウト設計技術

⑦各工程、ボード全体にわたり各種解析を行うトータル ソリューションとしてのシミュレーション

TEL 03-5978-5908 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

基板のパターン例

各種シミュレーションの例

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去る5月24日(水)から26日(金)までの3日間、パシフィコ横浜にて開催された「人とくるまのテクノロジー展2006」(主催:社団法人自動車技術会)に出展しました。

「人とくるまのテクノロジー展」は、自動車産業に関係する人々と企業が一堂に会し、最先端の技術について発表、情報交換を行う国内有数の展示会であり、その注目度は年々上昇しています。今年は昨年を26%上回る57,671名が来場され、大盛況のうちに終了しました。当社は自動車産業に向けた多様なソリューションを提供していますが、同展示会はそのラインアップを総合的に紹介する年に一度の機会となっています。今回は新たに「コントローラ自動設計コーナー」「CAD/CAE教育・活用コーナー」を加え、より広範なソリューションをご提案しました。

組込みシステム設計コーナーMATLAB/Simulinkの活用について、4種類のデモを行いました。HILSに関するデモでは、マイコンに実装された制御ソフトの検証を想定した、マイコンとCAN経由で接続されたPCを使い車両全体システムのリアルタイムシミュレーションをご覧頂き、PCをターゲットとしたリアルタイムシミュレーション環境、および自動車パワートレインの物理モデリングツールをご紹介しました。「開発に使ってみたい」(機械・技術者)などのコメントを頂き、大変多くの方にご興味を持って頂きました。また、『MATLAB/Simulinkを利用したレーンキープアシストシステム』と題したセミナーも開催。皆様、熱心にご聴講頂きました。

回路設計コーナーOrCADシリーズは全世界で広く利用されている電子・電気回路設計シリーズです。会場では、電気回路シミュレータ「OrCAD PSpice A/D」と「MATLAB/Simulink」の統合環境をご紹介し、制御・電気・電磁場の連成解析事例をご覧頂きました。

照明設計/解析コーナー3D CAD機能内蔵の本格的な照明設計解析ソフトウェア「LightTools」をご紹介しました。「LightTools」は光線を追跡して結果を出力する機能と高度なモデリング機能を分かりやすいインターフェースで提供しており、自動車のヘッドライトやリアランプ、車内照明等の設計・解析・評価に利用されています。

モデリングコーナーMaple は数式ベースの物理モデリングを実現する数式処理/数式モデル設計環境です。オプション製品 BlockBuilder を用い、数式モデルからSimulink環境で利用可能なブロックを自動生成するデモなどを行いました。

メカニカルCAEコーナーモデル作成から様々な連成解析を実現したANSYSシリーズ、最適設計支援ツールOPTIMUS、板成形シミュレーションeta/DYNAFORMなど各種製品と、受託解析/コンサルティングサービスなど、サイバネットのソリューションを紹介致しました。さらに今年は当社で開発した大規模音響解析ソフト「WAON」を出展し、「かなり有用だ」(自動車・技術者)と、大きな反響を頂きました。また、より深く製品をご理解頂けるよう、セミナーも『OPTIMUS / PLM Optimization』『WAON』の2タイトルを実施致しました。

マルチプロダクト/マルチスケールコーナー近年ニーズが高まっている複合領域の解析には、複数の専門ツールを有機的に結びつける必要があります。今年は、MATLAB/SimulinkとANSYSの磁場解析を組み合わせたモーターの連成解析をご紹介しました。当社の総合的なソリューションは自動車、自動車部品の技術者の注目を集めました。

コントローラ自動設計コーナーecICP(ExpertControl社)は、MATLAB/Simulink環境下でコントローラのシステム同定からモデル作成まで自動的に行うことができるツールです。理論的な知識を必要とせず簡単な設定でロバストなコントローラを自動で設計できます。会場では、風洞内に速度センサーを設置し、速度が設定値となるようファンを制御するコントローラをデモンストレーションしました。

CAD/CAE教育・活用コーナーepiplexはCAD/CAEアプリケーションの操作手順をバックグランドでデータ記録し、それを元にマニュアルや操作習得の為の各種コンテンツを生成します。参考事例をご紹介するとともに、サンプルCD-ROMを配布致し、「教育に使用してみたい」(自動車・CAE担当者)といったご感想を頂きました。

自動車と交通システムは変革期を迎えて急速に進化しており、「人とくるまのテクノロジー展」への注目は一層高まると予想されます。サイバネットシステムは今後も皆様を強力にサポートする製品・サービス・ソリューションをご提案してまいります。

営業企画管理室 TEL 03-5978-5677 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

「人とくるまのテクノロジー展」出展報告 ■ NEWS

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CYBERNET NEWS No.118summer 2006

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回路の安全性・信頼性評価のシミュレーション ■ 解説編

はじめに製品における電気回路には、安全性と信頼性が求められます。通常、この信頼性評価は基板試作を繰り返すことで実施され、特に高電圧、大電流、大電圧を扱うような場合には、素子の破壊等が伴い、評価効率を上げることは大変難しいものでした。PSpice Advanced Analysis Option(以下PSpice AAO)では、安全性、信頼性に特化した5つの解析機能を持ち、従来試作に頼ってきた信頼性評価を高効率かつ低コストで実現します。ここでは、電気回路シミュレータPSpice A/DとそのオプションツールPSpice AAOを用いて、RCC型電源回路の安全性と信頼性評価を行った例を紹介します。

PSpice A/Dによる基本特性確認今回使用するRCC型電源回路の回路図を図1に示します。DC120VをDC12Vに変換する回路です。

出力電圧をツェナーダイオードD15にて監視し、フォトカプラU1にてフィードバックを行い、トランジスタQ3のON時間を制御します。また、L1、L2、L3は、非線形トランスを構成します。過渡解析結果を図2に示します。

PSpice AAOによる信頼性評価PSpice AAOのスモーク解析機能は、回路内で使用されている各デバイスが最大定格、安全率を考慮し安全動作範囲内で動作しているかを確認するための検証プログラムです。この機能を用いることで、設定したディレーティング範囲内で動作す

る適切なデバイスを選択することが可能となり、デバイスストレスを軽減することで回路の信頼性を高めることができます。スモーク解析の結果を図3に示します。

D6の消費電力(PDM)と順方向電流(IF)が定格値を超えていることが確認できます。また、Q3のVCB、VCE、ICについても定格値に対してかなり大きな電圧・電流がかかっており、故障する可能性があります。対策のため、D6およびQ3に使用するデバイスを定格値の大きなデバイスに変更し、再度スモーク解析を実行してみます。回路中の全てのデバイスが安全動作範囲内に収まり、回路の安定動作が見込めます(図4)。

D6:DLM10E → DFC15TCQ3:2SC3182 → 2SC3672

また、出力側の負荷を短絡した際に、回路が故障しないかの確認も行います。R100の抵抗値を0.1 [Ω]に変更し、スモーク解析を実行します。デバイス変更を行ったD6の消費電力(PDM)が定格値を超えていることが確認できます(図5)。従って、D6に使用するデバイスを再度変更する必要があります。

D6:DFC15TC → DFD30TB

PSpice AAOによる安全性評価PSpice AAOのパラメトリックプロット解析機能は、回路内の複数のパラメータを自動的にスイープさせる機能です。回路内のデバイスの値を1つずつ開放・短絡状態とした解析をバッチ処理することが可能ですので、回路内の各デバイスが故障した際の動作を確認し、安全性の評価を行うことができます。回路図上の抵抗、コンデンサ、コイル、フォトカプラ、ツェナー

図1:RCC型電源回路

図2:過渡解析結果(上:出力電圧、下:Q3のコレクタ電流)

図3:スモーク解析結果1

図4:スモーク解析結果2

図5:スモーク解析結果3

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応用システム第2事業部 EDAソリューション部 TEL 03-5978-5460 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

■ 解説編

ダイオードが故障した際の回路の動作確認を行います。故障した際の動作は以下のように設定します。

抵抗が故障:1MEG [Ω]の抵抗値(開放)コンデンサが故障:1p [F]の容量値(開放)コイルが故障:COUPLING係数=0フォトカプラが故障:電流伝達率CTR=0.1ツェナーダイオードが故障:ブレイクダウン電圧が50 [V]もしくは0.1 [V]

パラメトリックプロット解析の結果を図7、図8、図9に示します。

図8は、出力電圧V(OUT)を表示した波形です。解析結果より、抵抗R9、フォトカプラU1、ツェナーダイオードD15が故障した場合、出力電圧が12 [V]を超え、出力側の装置に影響を与えます。従って、出力電圧が12 [V]を超えないように動作する保護回路、ヒューズ等を設定する必要があることが確認されました。

図6:スイープ変数設定画面

図7:パラメトリックプロット解析結果1

図8:パラメトリックプロット解析結果2

図9:パラメトリックプロット解析結果3

図9は、フォトカプラの1次側に流れる電流I(U1:A)を表示した波形です。故障個所により、ブレイクダウンする周期や電流値が異なってきていることが確認できます。また、フォトカプラが故障した場合(オレンジ色の波形)、電流伝達率CTRが悪く、大きな電流が流れます。従って、ツェナーダイオードD8の定格電流にはある程度余裕を持たせておく必要があります。

まとめ

試作によって信頼性評価を行う場合、試作基板の製造、故障状態への変更作業、実装デバイスの変更作業など、多くの工数と多額のコストが問題となります。今回の設計例では、回路動作検証にPSpice A/D、回路の安全性・信頼性評価にPSpice AAOを用いました。信頼性評価までをシミュレーションで行うことで、実機による評価期間を大幅に短縮することができます。さらに、簡単な設定で複数デバイスの故障状態を模擬したシミュレーションが実行可能であり、効率良く、かつ信頼性の高い結果を得られることが期待されます。

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数値音響解析プログラムWAONの適用例:全可聴域の頭部伝達関数(HRTF)を数値解析で算出 ■ 解説編

WAONとは数値音響解析プログラムWAONは、サイバネットシステム社で開発,販売をしているプログラムです。WAONは境界要素法(BEM)を用いて音場解析を行うソフトウェアです。高速多重極展開アルゴリズム(FMA :Fas t Mu l t i po l e Algorithm)を用いたので、従来のBEMと比べて、短時間,省メモリで解析を実行できます。例えば60,000自由度の問題を解析する場合、従来の手法を用いると64bitシステムで8CPUを用いた並列処理を実施することが必要です。WAONでは、32bit幅のシステムであるWindowsでシングルプロセスとして解析できます。更にWAONを64bitシステムで使用すると、8[GB]のメモリで200,000自由度以上の解析が実行できます。

頭部伝達関数(HRTF)音波が耳に入るとき、頭部や耳介内での反射や回折により、鼓膜が感じる音波の周波数特性にピークやディップが生じます。この周波数特性は、音源の位置に依存して、左右の耳で異なります。ヒトは、左右の耳に到達した音の周波数特性の違いを判断して、音源の位置を知ると言われています。この時に判断の基準となるデータが頭部伝達関数(HRTF:Head Related Transfer Function)です。HRTFとは"特定の位置で音が鳴ったときに、左右の耳へ届く音の強さに関する特性"です。HRTFの応用例として、3次元の音響空間再現技術があります。HRTFを考慮した音を左右のヘッドフォンから流すことで、聴取者は3次元空間に音像を認識する事ができます。しかしながら可聴域全体をカバーするHRTFの収集は難しく、特に数値解析を用いて算出することは不可能でした。人体の頭部形状を20[kHz]が計算可能な要素サイズで分割すると、自由度が7万前後まで増えてしまい、この規模の境界要素モデルは、現実的な資源では解析できませんでした。

WAONを用いた頭部伝達関数算出WAONを用いると、20万自由度以上の境界要素モデルが解析できるため、HRTFの全可聴域にわたる解析的な算出が可能になりました。

●解析モデル次節で取り上げる問題に対処するため、基本型と法線方向微分型を組み合わせて、要素の表と裏に音圧変数を設定する定式化を採用しました ( 詳細はWAON理論マニュアル参照)。頭部を模擬した形状として、直径25[cm]の球面を使用しました。要素分割には2.3[mm]以下

の要素を使用し、要素数は79,200となりました。このモデルでは24[kHz]強までの解析が可能です。今回の定式化では、一要素に二自由度が設定されるため、全自由度数は158,400になります。単純計算でも、64bit幅のプロセスが50以上必要な、大規模問題です。今回は解析結果を理論解と比較します。そのため、理論解の算出可能な境界条件を使用しました。具体的には、球面上の一部が振動している設定です。実際にHRTFの計算を行う際には空間の任意位置に点音源を設置しますが、WAONには点音源をモデル化する機能もございます。

●解の非一意性BEMを使用して外部放射音問題を解析する場合、閉じた形状の内部空間音響固有モードの影響で、解析結果が一意に定まらない周波数が存在します。この問題を回避するために、球の内表面全体にインピーダンス境界条件を定義しました。

●計算に使用したマシンとパフォーマンスAMD Opteron 2.6GHzを搭載し、RedHat Enterprise Linux 3.0 が動作しているマシンを使用しました。FMAを用いたBEMでは、必要メモリや演算回数が周波数と共に増加します。今回の解析で最も高い周波数である24[kHz]の場合でも、計算時間が4800秒で必要メモリが4.8[GB]でした。十分に現実的なパフォーマンスです。

●計算精度図3は球の中心から振動領域中心に向かう軸と90度に交差する軸上での音圧です。実線が理論解で、紺が実部,桃が虚部を示します。点で表現している結果がWAONの解析結果です。完全に一致した結果を得ることができました。

おわりに今回は解の精度を示すために、単純な球形状を使用しました。頭部や耳介を忠実にモデル化した形状を使用することで、HRTFの詳細な分析を行うことができるようになります。また、評価点と点音源の間に存在する相反性を使用することで、計算のケース数を減らす事ができます。この際、点音源と境界要素の間の距離に注意を払わなければ、計算精度が落ちます。この問題には、要素を細かくする対策で対処します。その結果要素数が増加しますが、WAONでは負荷が線形で増加するため、大きな演算負荷の増加にはつながりません。更に、数値解析でHRTFを算出することで、HRTFの特性分析にも有用な情報をもたらすことができます。

メカニカルCAE事業部 VPDグループ TEL 03-5978-5420 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

図1 WAONの性能

図2 要素分割図と速度境界条件

図3 計算結果

Windows(2GB)

UNIX(8GB)

UNIX × 8CPU

10,000

20,000

60,000

60,000200,000

使える環境とメモリ 従来のBEM WAON

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■ 技術編

ExpertControl 社製品 新規取り扱い開始!

はじめにこのほどドイツExpertControl 社(本社:ドイツHerrsching市、代表ヘルムート・ストゥール)が開発・販売している制御設計者向けのコントローラ自動設計ソフトウェアec ICP(Intelligent Controller Parameterization)および関連ソフトウェア群を販売することになりました。MATLABパートナー製品であるこの製品は、自動車やパワープラントをはじめとするさまざまな受託開発・受託解析をベースにユーザの視点にたったソフトウェアです。以下に、主要なツールをご紹介いたします。

主要ツールのご紹介●ecICP™ 実測データを利用しモデルの自動生成、コントローラのパラメータチューニングを行うツールです。MATLABを用いた容易な操作環境で、専門的知識を必要とせず簡単な設定でロバストなコントローラを自動的に設計できます。以下にご紹介するIDCON ClassicとACDの機能(一部)を包含しており、データの入力からモデル生成までシームレスに行えます。

●IDCON Classic™ 測定結果に基づき時間連続でダイナミックなモデルを自動生成(システム同定)です。ガイド機能を持つGUIツールを利用した簡潔なモデリング手法で、得られた伝達関数はMATLAB等で直接コントローラ設計に適用できます。非線形システム同定ツールとしてIDCON Nonlinearもご用意しております。

●ACD™ 典型的な制御システムのパラメータを自動的に計算します。Anti-Reset-Windup(ARW)パラメータの自動計算もでき、時間遅れ要素を考慮した解析も可能です。IDCONと組み合わせて利用することで更に効率的な解析を実現できます。

●ecVERSIM Simulinkモデルのバージョンコントロールツールです。共通のGUIを用いSimulinkのサブシステムを個別のモジュールとして取り扱い、並列に開発することができます。特に大規模で複雑なSimulinkモデルを複数のメンバーで管理するプロジェクトに有効です。

●CANbus ToolsetCANbus上のデータフローをMATLABやSimulinkからリアルタイムかつダイレクトにアクセス、モニタリングすることができるツールです。MATLABコマンドとSimulinkブロックライブラリが用意されていますので、MATLAB/Simulinkと同一環境下で利用することができます。Vector InformatikやSoftingなどのCANシステムに対応しています。(ハードウェアは別途ご用意下さい)

新事業推進室 ソリューション開発第一グループ TEL 03-5978-5676 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

新製品 自動設計・支援ツール ExpertControl製品の紹介

ExpertControl製品は、6月21日~23日の設計製造ソリューション展、6月28日~30日の組込みシステム開発技術展(ともに東京ビックサイト)に出展しデモンストレーションを実施する予定です。是非、この機会にご来場下さい。招待券をご用意しておりますのでご希望のお客様はお問い合わせ下さい。

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応用システム第1事業部 TEL 03-5978-5410 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

■ 技術編

異なるデータを用いて何度も繰り返し計算をさせるようなMATLABプログラムやSimulinkモデルでは長時間の演算を要する場合が多くあります。このような繰り返し計算の時間を短縮させるための最適なソリューションとして、Distributed Computing ToolboxおよびMATLAB Distributed Computing Engine(以下DCT&MDCE)があります。これらの製品をご利用頂くことにより、繰り返し計算を実行するMATLABアプリケーションを複数のコンピュータ上で並列・分散処理させることが可能となります。

複数の等化器を使用して、Eb/Noに対するビットエラーレート(BER)を計算した例(図1)を挙げると、通常の1つのCPUで実行すると13.2時間という計算時間が必要でした。しかし、DCT&MDCEを利用して、4つのCPUを用いて分散処理させた結果、実行時間が4.5時間に短縮され、計算速度を約3倍向上させることができました。また、別の例を挙げると、エンジンキャリブレーションを実施する際のマッピングにおいて、11.2日を要した最適化計算を、4CPUを用いて2.8日間に短縮することができました。この他にも、モンテカルロシミュレーションなどの様な繰り返し計算を行なうようなアルゴリズムにおいては、DCT&MDCEを用いた並列・分散処理をさせることにより、計算速度の向上が期待できます。

DCT&MDCEを用いて、どのように並列・分散処理を行うかを図2にてご紹介します。Distributed Computing Toolboxは、並列・分散処理用のプログラミングを行なうための製品で、通常のToolboxと同様に、MATLABがインストールされているマシン(クライアント)にインストールします。一方、並列・分散処理をさせる端末、いわゆる計算ホストには、MATLAB Distributed Computing Engineをインストールします。後者の製品は、ワーカーと呼ばれる計算ホスト用のアプリケーションとJobManagerと呼ばれるスケジューラを提供します。(JobManager以外にも、Platform Computing 社が提供

している高機能スケジューラ「LSF」のご利用も可能です。) Distributed Computing Toolboxにより、ジョブと呼ばれる並列・分散処理用オブジェクトを作成し、さらにタスクと呼ばれる実行単位に分割するための定義付けを行います。その後、ジョブをスケジューラへ投入すると、スケジューラは各タスクを、それぞれのワーカーへ配布し、各ワーカーは与えられたタスクを実行します。各ワーカーでの計算結果はスケジューラへ渡され、スケジューラは全ての結果をまとめてクライアントへ返します。

MATLABはマルチCPUに対応していないため、そのような環境を用意しても、1つのCPUしか使用することが出来ません。しかし、DCT&MDCEを用いて複数のワーカーを起動する事により、マルチCPU環境を有効に活用する事ができます。例えば、デュアルコアのPCを用いる場合にも、MATLABの計算をそれぞれのプロセッサコア上で実行させる事が可能となります。

MATLABの並列・分散処理

(図1)BERシミュレーション

(図2)DCT&MDCEの動作

ジョブ

MATLAB

Simulink

Toolboxes

Blocksets

クライアント

タスク

タスク

タスク

スケジューラ

(JobManagerまたはLSF)

ワーカー

計算ホストワーカー

ワーカー

MATLAB DistributedComputing Engine

ジョブ

結果

タスク

結果

タスク

結果

タスク

結果

DistributedComputingToolbox

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■ 技術編

応用システム第2事業部 EDAソリューション部RFグループ TEL 03-5978-5460 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

Applied Wave Research 社製品 V7.0 新機能

メッシュと電流アニメーションの表示

Applied Wave Research 社製品は、2006年6月に新バージョン7.0をリリースいたしました。ここでは、変更・追加・改良された主な機能をご紹介します。

回路図とネットリスト①エレメントの配置、配線に関するキーストロークの一部が変更され ました。

②回路図エレメントを選択する機能が追加されました。エレメント名、 及びパラメータ名で探索条件を指定できます。

③エレメントスワップ機能が改良されました。回路図上に配置したエ レメントの名称を変更するだけで、別のエレメントに置き換えること ができます。

④バス配線が可能になりました。1つの配線で複数の信号を取り扱う ことができます。

⑤同じ特性を有する複数のトランジスタを取り扱う場合、モデルブロッ クを利用することで、各デバイスのモデルパラメータを一度に更新 することができます。

⑥ベクトルインスタンス機能を用いると、回路図を簡潔に保ったまま、 レイアウトやシミュレーションを複数のインスタンスとして行えます。

回路シミュレータ①シミュレーションフィルタ機能が追加されました。個々のグラフ設定 を変更することなく、計算する回路図やシミュレータを選択できます。

②過渡解析におけるNポートSパラメータファイルの収束性、収束速 度が改善されました。

レイアウト①レイアウトの詳細な表示方法やアイテム選択の制限などを、用途に 合わせて指定できるようになりました。Normal、Placement、 Routingの3つのモードが初期設定として用意されています。

②Layer Setup ダイアログボックスが、より直感的に利用できるよう に改善されました。また変更をプレビューで確認できるようになりま した。

③ダブルバッファリングシステムを採用し、レイアウト編集時における 再描画速度を高速化しました。

④iNet機能が改良され、iNet2として生まれ変わりました。設計、 解析、抽出、レイアウトを、より高速・高精度に実現できます。

⑤ポートエレメントにアートワークセルを割り当てることが可能になり ました。サブサーキットの接続ポイントとして利用できます。

シンボルエディタ①シンボルの端子に名前を付加できるようになりました。PORT_NAME エレメントと組み合わせれば、階層サブサーキットとの接続を、端子名 で行うことができます。

EM シミュレータ①レイアウトエディタとEMエディタが統合されました。

②EM解析を行う最適な周波数を自動選択するAdvanced  Frequency Sweep(AFS)アルゴリズムの採用により、シミュレー ション時間を大幅に短縮できます。

③寸法、誘電体、導体の種類、境界条件など、構造の物理特性を定義 するユーザインターフェイスが統合されました。

④3次元表示で、レイヤの厚みが表示されるようになりました。

⑤メッシュの表示、電流・電場のアニメーション表示は、EMアノテー ションメジャメントにまとめられました。

ユーザインターフェイス①プロジェクトブラウザのData Files、Graphs、Circuit Schematics  ノードにフォルダを作成し、関連するデータを系統的に管理できる ようになりました。

②エラー、ワーニングメッセージを表示するダイアログボックスが改 良されました。メッセージのコピー、貼り付け、並べ替えなども可能 です。

システムシミュレータ①システムシミュレータでも最適化、歩留まり解析が利用できるよう になりました。②スイープ変数の定義方法が改善され、回路シミュレータと同じ方法 が利用できるようになりました。複数の変数をスイープし、メジャメ ント画面で表示方法を任意に変更できます。③20以上の新ブロックとアノテーションで、固定小数点データを サポートしました。④サブサーキットに電源が含まれる場合の計算速度が大幅に向上し ました。

規格信号システムブロックオプションシステムブロックとして、次の規格信号が追加されました。①ISO2000に基づくcdma2000②3GPP ETSI に基づく 3G WCDMA HSDPA③IEEE 802.16d-2004 に基づく WiMAX

バス配線の例

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■ 技術編

はじめに金属やガラスに変わる素材として、プラスチックは日用品をはじめ自動車、家電、OA機器などあらゆる分野において使われており、その軽量性や成形性を活かして、レンズやプリズム、CDやDVD、導光板、眼鏡やサングラスなどの光学製品にも盛んに用いられています。しかしながら、プラスチックには高分子たるが所以の問題もあり、面精度、屈折率、複屈折や光路差、転写性などの光学性能について、その評価や性能向上が大きな課題となっています。ここでは、射出成形によるプラスチックレンズを対象としたプラスチック光学性能評価プログラム‘AURORA PLEXUS’(オーロラ プレクサス)について、その機能を中心に紹介します。

‘AURORA PLEXUS’とは‘AURORA PLEXUS’は射出成形過程における樹脂の挙動をシミュレートすることにより、プラスチックレンズの光学性能として重要な、     面精度、屈折率、複屈折/光路差を予測します。射出成形過程での金型内の樹脂の熱流動現象や離型後の成形品の収縮変形は、3次元ソリッド要素を用いた有限要素法により、図1に示す流動解析やそり解析でシミュレートします。入力データとしてレンズの面形状、ランナーやゲートの形状、多数個取りのレイアウト、使用する樹脂の物性、成形条件などを設定し、これらのプログラムを実行することにより、成形されたレンズの収縮率や変形、熱応力や歪、密度などが得られます。それらの計算結果に基づき光学性能評価モジュール(図1参照)で上述の光学性能を予測し、製品設計、金型設計、生産技術の検討などを支援します。以下では、予測される光学性能について、計算での取り扱い方や計算結果を紹介します。

面精度 成形中の温度や圧力が不均一となることから、冷却過程で成形品に発生する収縮が不均一となり、そり変形やヒケといった形状精度上の不良を引き起こします。DVDや導光板などの薄肉成形品ではそり変形が、レンズやプリズムのような肉厚な成形品では収縮やヒケ(くぼみ)による光学面の面精度が性能評価として重要となります。光学性能評価モジュールでは、図2に示されるそり解析で計算された収縮変形を基に、MD方向(ゲートから末端の方向)やTD方向(MD方向と直行)の面精度が図3のようにグラフ化され、面精度を容易に評価することができます。

プラスチック光学性能評価プログラム‘AURORA PLEXUS’

図1 ‘AURORA PLEXUS’のシステム構成

流動解析WARP 2.5D,3D

圧力,温度,体積収縮など

そり解析WARP 2.5D,3D

収縮変形,熱応力/歪

光学性能評価AURORA 3D

面精度,屈折率,複屈折,光路差

図2 収縮変形,厚さ方向成分

図3 面精度,MD方向上面

下面

MD方向上面

TD方向

ゲート

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応用システム第2事業部 オプティカルソリューション部 TEL 03-5978-2481 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

■ 技術編

屈折率成形過程において樹脂は保圧により圧縮され、金型により、急冷され、また温度分布の不均一性から内部に熱応力が発生するなど様々な成形履歴を受けます。この成形履歴により成形品内部の密度が不均一となり屈折率が分布をもちます。図4は平凸レンズの屈折率分布を示したものです。屈折率は成形時の温度分布の影響を受け、レンズの内部で小さくなる傾向が見られます。このように成形履歴を受けて屈折率に不均一性が生じると、レンズの焦点や収差が設計とは異なることになり、屈折率の不均一性を低減するために成形条件やランナー・ゲートの形状などを検討する必要が生じます。

複屈折/光路差 屈折率の異方性を表す複屈折は、応力光学則(Stress Optical Law)に基づき成形品の応力状態から計算され、応力が異方性をもつ場合には複屈折が生じます。プラスチック製品には成形履歴により様々な応力が残留することになりますが、その残留応力は主に、    ・流動起因の残留応力(分子配向に関わる)   ・熱応力(不均一な収縮に関わる)に大別されます。CDやDVDなどの薄肉成形品では分子配向に関わる流動起因の残留応力が重要となりますが、レンズやプリズムなどのマッシブな成形品では、一般に成形時の射出速度が遅くまた除冷されることから分子配向が弱く、熱応力による複屈折が支配的になります。‘AURORA PLEXUS’では、成形されたレンズに残留する熱応力に基づき応力光学則を用いて複屈折を予測し、レンズ各部の厚さを考慮して複屈折から光路差を計算します。図5に平凸レンズの平均複屈折を示します。ここで平均複屈折とは、レンズを透過する光の光路を考慮して、計算された複屈折を厚さ方向(光路方向)に平均化したものです。図5aは異方性の主軸をゲートから末端の方向に固定して表示した複屈折、図5bは異方性の主軸を主応力方向として表示した複屈折です(それぞれ直線偏光や円偏光による測定に対応)。図5aの複屈折には測定結果として一般によく見られるクロス状に複屈折が小さくなる傾向が現れています。

おわりに ‘AURORA PLEXUS’で予測される面精度、屈折率、複屈折などの光学性能を評価し、ゲート形状や成形条件などを検討することにより、プラスチックレンズの金型設計や成形性の検討が効率化されるとともに、品質向上、生産性向上、コスト削減を図ることができます。更には光学設計評価プログラムCODE Ⅴと‘AURORA PLEXUS’のリンク(開発中)により、レンズの設計から成形までを一貫したコンカレントエンジニアリングが可能となり、成形での屈折率分布を考慮した面設計による品質向上など、これまでにない新たな設計方案も検討できることになります。

図4 屈折率

図5 平均複屈折

図2 収縮変形,厚さ方向成分

a.表面

b.断面

a.MD方向(ゲートから末端)を主軸

b.主応力方向を主軸

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■ 技術編

流体-構造相互連成解析流体と構造との相互作用(Fluid Structure Interaction)を略してFSIと呼びます。FSIは流体の流れにより構造物が力を受け変形し、初期流体流れに変化をもたらす場合に起こります。例えば、フライト中の航空機の翼が変形することによる空気の乱れ、気流による建築物の励振などが挙げられます。このような物理的に複雑で大規模なFSI問題を精度よく計算するためには、密接に統合された流体―構造解析ツールが必要となります。米国ANSYS,Inc.が開発した有限要素法解析ツールANSYSは構造・伝熱・電磁場など、様々な場の問題を解析することができるだけでなく、それぞれの場の相互作用をシミュレート可能なマルチフィジックス解析ツールとして知られています。上記に示したFSIのシミュレーションをANSYSという1つのコード(アプリケーションプログラム)内での連成解析ではなく、ANSYS,Inc.所有の有限体積法熱流体解析ツールであるANSYS CFX(以後CFX)とANSYS間、つまり複数コード間で実現するために登場したものがANSYS MFXマルチフィールドソルバーとなります。

ANSYS MFXマルチフィールドソルバーの特徴ANSYS MFXは非定常流体解析と時刻歴または静的構造解析との連成解析機能です。図1に示すようにANSYS MFXには2つのループが用意されています。Time LoopとStagger Loopです。ある微少時間において、CFXとANSYS間での荷重転送(流体は力、構造は変位量)を繰り返し、転送荷重値の収束計算を行います。この収束計算のためのループがStagger Loopとなります。このStagger Loopの導入により、より親密な双方向連成を生み出すことができます。収束すれば、次のタイムステップへと進みます。これを繰り返し、最終的に目標タイムまで計算するという仕組みとなっています。もちろん、荷重転送する領域はあらかじめ指定しておきますが、この部分の節点位置(グリッド位置)は必ずしも一致している必要はありません(図2参照)。流体側は流体解析として適切なメッシュサイズで、構造側は構造解析に適切なメッシュサイズで モ デ ル 化 し 、ANSYS MFXのマッピング機能によりデータを保管します。

流体-構造相互連成解析 ANSYS MFXマルチフィールドソルバー

メカニカルCAE事業部営業技術推進部 TEL 03-5978-5406 E-mail [email protected]本記事についてのお問い合わせは

ANSYS MFXのStagger Loopの特徴は、逐次型、同時型の2つの手法を選択できることです(図3参照)。一般的には逐次型(解析実行順序を設定後、順番に計算していく手法)が主流ですが、ANSYS MFXでは、さらに同時型(ネイティブなソケットベース(ポート)の通信を利用し、連成するコードを並行で実行する手法)でも実行可能です。また、ソケットベース通信により、CFXとANSYSが別のハードウェア、別のO.S.上でもデータ転送可能であり、PVM、MPI、MPICHといったパラレルプロセッシングライブラリと独立しているため、全てのCFXパラレルプロセッシングオプションを完全サポートしています。

ANSYS MFXの基本的な流れは次のようになります。1)CFXにて流体解析データの作成2)ANSYSにて構造解析データおよびMFXの設定3)ANSYS MFXの実行1)では通常の流体解析設定および、構造との境界面指定を実施します。2)では通常の構造解析設定および流体との境界面指定を実施後、MFX設定を実施します。ここで、時間ステップ間隔、荷重マッピング手法、荷重転送項目、Staggerイタレーション数などを設定します。MFXの設定用メニューも完備しているため初心者の方でもご利用していただくことができます。3)では1)および2)で作成したファイルや作業フォルダなどを指定し、バッチ処理にて解析実行することが可能です。

最後に

 このANSYS MFXは将来的にANSYS/ANSYSの相互連成も可能となります。これにより、各場の計算を同時進行で計算することが可能となり、解析時間の短縮を図ることができるようになります。今後のANSYS MFXにご期待ください。

図2:荷重転送例

Time loop

Stagger loop

Time loop

Stagger loop

Deformations

ANSYS solver

Loads

CFX solver

Grid Update

図1:ANSYS MFXフローチャート

図3:データ転送 逐次型VS.同時型

Stagger loop=1 CFXLoads

Deformations

CFX

CFX

Stagger loop=2

Stagger loop=3

ANSYS

ANSYS

ANSYS

ANSYS

ANSYS

CFX

CFX

CFX

ANSYS

Deformations Loads

逐次型 同時型

図4:円柱振動によるカルマン渦の発生

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CYBERNET NEWS No.118summer 2006

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有限要素法解析プログラム

ANSYS関連セミナー

有限要素法解析プログラム ANSYSご紹介セミナー●内容:最新バージョンの機能概要を事例・デモンストレーションをもとに紹介●時間:13:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/26、 8/23、 9/27 大 阪 8/24

名古屋 7/21

ANSYSの統合製品開発プラットフォーム ANSYS Workbenchご紹介セミナー●内容:最新バージョンの機能概要をデモンストレーションをもとに紹介●時間:13:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/27、 8/24、 9/28 大 阪 8/25

名古屋 9/22

流体解析プログラム ANSYS CFXご紹介セミナー●内容:機能概要を事例・デモンストレーションをもとに紹介●時間:13:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/28、 8/25、 9/29 大 阪 8/28

ANSYS入門セミナー●対象:ANSYSを初めて利用される方、有限要素法ソフトウェアをご存知でない方●内容:有限要素法の概念についての講義と、基本的な問題の解析に必要なANSYS    の標準機能およびGUI操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名 またはセミナー受講券●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/4-7/5、 7/20-7/21、 8/1-8/2、 8/24-8/25、

9/5-9/6、 9/21-9/22大 阪 7/6-7/7、 8/7-8/8、 9/14-9/15

※計算力学技術者認定試験対象(固体力学分野)

名古屋 8/29-8/30

ANSYS中級セミナー●対象:ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本操作及び基本的な    解析をご存知の方●内容:有限要素法の概念についての講義と、実際に直面する問題に対して必要な    ANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名 またはセミナー受講券●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/11-7/12、 8/22-8/23、 9/12-9/13

大 阪 7/20-7/21、 8/29-8/30、 9/21-9/22

※計算力学技術者認定試験対象(固体力学分野)

名古屋 7/25-7/26、 9/26-9/27

ANSYS CFX ベーシックセミナー●対象:ANSYS CFX を初めて利用される方●内容:ANSYS CFX のベーシックソルバー機能を中心とした一連の解析手順及び    テクニックの講義と実習●費用:105,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/29-8/30 大 阪 7/11-7/12

※計算力学技術者認定 試験対象(熱流体力学分野)

名古屋 9/14-9/15

ANSYS ソリッドモデリングセミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/8-8/9 名古屋 7/4-7/5

ANSYS 動解析セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 名古屋 9/5-9/6

ANSYS Workbench Simulationセミナー●対象:ANSYSのWorkbench環境を初めて利用される方で、併用する3次元CAD    の基本操作方法を習得済みの方。または、既にWorkbench環境を使用して    いるが、さらに高度な機能を使用したいと考えている方●内容:有限要素法の基本概念とANSYS Workbench Simulationの操作について    の講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/3-8/4 大 阪 7/18-7/19、 9/19-9/20

大 阪 7/27-7/28

ANSYS 構造非線形解析セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 名古屋 8/1-8/2大 阪 9/7-9/8

※計算力学技術者認定 試験対象(固体力学分野)

名古屋 7/6-7/7

東 京 7/13-7/14

ANSYS 伝熱解析セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 名古屋 7/18-7/19東 京 9/7-9/8

ANSYS 磁場解析セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての講義と実習●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 名古屋 8/22-8/23東 京 7/6-7/7 大 阪 9/26-9/27

設計者のためのCAE入門セミナー●対象:有限要素解析をこれから始められる方。または検討中の方●内容:有限要素解析システムの基礎知識●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/10-7/11 大 阪 7/25-7/26

有限要素法基礎理論セミナー●対象:有限要素解析の基礎理論を学びレベルアップしたい方●内容:有限要素解析の基礎理論●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/21-8/22

ANSYS LS-DYNAセミナー●対象:ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本操作及び基本的な    解析をご存知の方●内容:ANSYS LS-DYNA固有の設定についての講義●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 9月4日

APDL入門セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方●内容:パラメータ、APDLの使用方法およびマクロの作成方法についての講義と実習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程:

ANSYS設計最適化セミナー●対象:ANSYS入門セミナー、中級セミナー、APDL入門セミナーを受講済みの方●内容:パラメトリックモデリングによる設計最適化の考え方や操作についての講義と実習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程:

名古屋 8/31-9/1大 阪 9/28-9/29

有限要素法振動解析入門セミナー●対象:振動解析をこれから始められる方●内容:振動解析の基礎理論と解析技術の説明●費用:84,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 9/11-9/12

有限要素法熱解析入門セミナー●対象:熱解析をこれから始められる方●内容:熱解析の基礎理論と解析技術の説明●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 9月20日

■紹介セミナー

■技術セミナー

セミナー紹介 ■ INFORMATION

汎用型 最適設計支援ツール

OPTIMUS関連セミナー

最適設計支援プログラム OPTIMUS紹介セミナー●内容:機能紹介とデモ実演●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/23 大 阪 9/13 名古屋 8/9

■紹介セミナー

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セミナー紹介 ■ INFORMATION

統合開発環境

MATLAB/Simulink関連セミナー

第一原理量子輸送計算プログラム

Virtual NanoLab関連セミナー

最適化入門セミナー●対象:最適化をこれからはじめられる方●内容:最適設計の概念から、実際の手法、その有効活用について実習を交えて    習得いただけるセミナー●費用:42,000円(税込)/名●時間:10:00~17:15●場所/日程: 東 京 7/27、 9/20 大 阪 7/13 名古屋 9/7

Virtual NanoLab 体験セミナー●内容:Virtual NanoLab Ver1.1機能概要、デモンストレーション、    適用事例/論文解説●時間:13:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/22 大 阪 8/3 名古屋 8/2

■紹介セミナー

MATLAB基本環境/データ解析コース●内容:データの読み込みから数値解析、ビジュアライゼーション、アルゴリズム開発    までの手順をデモンストレーションを交えて紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/4、 7/18、 8/1、 9/5

■紹介セミナー

■技術セミナー

ベーシックトレーニング MATLABコース●対象:MATLABを初めて扱う方やビギナーの方●内容:データの定義、ファイル入出力、プログラミング、グラフィックスの    基本操作方法の演習●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/11、 7/25、 8/8、 8/29、 9/12、 9/26

大 阪 7/27、 9/7 名古屋 8/17

ベーシックトレーニング Simulinkコース●対象:MATLABの基本操作を習得している方で、Simulinkを初めて扱う方や    ビギナーの方●内容:線形システムを中心に、基本操作とモデリング方法の演習●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/12、 7/26、 8/9、 8/30、 9/13、 9/27

大 阪 7/28、 9/8 名古屋 8/18

アドバンストトレーニング MATLAB GUI構築コース●対象:M-fileによるプログラミング経験がある方●内容:Handle Graphic機能および、GUIアプリケーションの構築方法の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/13、 9/14

アドバンストトレーニング Simulinkコース●対象:Simulinkベーシックコースを受講された方、もしくは基本的な操作を習得    済みの方、応用的なSimulinkの機能、活用法を習得したい方●内容:モデリング及びシミュレーションを効率的に実施するための応用的な機能の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/22

アドバンストトレーニング S-Functionコース●対象:Simulinkユーザで、C言語でのプログラミング経験のある方●内容:ユーザCプログラミングをSimulinkに取り込むためのS-Function作成方法の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/28、 9/29

ベーシックトレーニング Stateflowコース●対象:MATLABとSimulinkの基本的な操作方法を習得している方●内容:フローチャートとステートチャートの作成●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/10

■技術セミナー

MATLAB紹介セミナー

ベーシックトレーニング

アドバンストトレーニング MATLAB プログラミングコース●対象:MATLABベーシックコースを受講された方、もしくは同等の基本的操作    を習得済みの方●内容:より効率的なM-fileプログラミングを行うための、様々なテクニックの演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/31

アドバンストトレーニング

制御システム設計/シミュレーションコース●内容:制御系設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 大 阪 8/25東 京 7/6、 8/15、 9/7 名古屋 7/12、 9/22

制御システム実装コース●内容:自動Cコード生成ツールの主な機能および制御システム実装への適用方法について紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/7、 9/8

信号処理システム設計/シミュレーションコース●内容:ディジタル信号処理におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程:

計測ソリューション体験コース●内容:データ収録や計測器制御など、MATLABを用いた計測ソリューションを    デモンストレーションを交えて紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/5、 8/2、 9/6

大 阪 7/25、 9/15東 京 7/19、 8/16、 9/20

画像処理システム設計コース/シュミレーションコース●内容:ディジタル静止画像処理および動画像処理を目的とする関連製品の機能概要を紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/20、 9/21

通信システム設計/シミュレーションコース●内容:通信システム設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを交えて紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/21、 9/22

アドバンストトレーニング Real-Time Workshop Embedded Coder (RTW-EC)コース ●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得していて、かつC言語での    プログラミング経験のある方●内容:組み込みシステム向けCコードを生成するRTW-ECの操作環境・基本機能●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/27、 9/28

信号処理システム設計コース●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している信号処理系エンジニアの方●内容:信号処理に関する各種解析とシミュレーション方法の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/24

制御システム設計コース●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している制御系エンジニアの方●内容:線形時不変システムに対する各種解析の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/23

アプリケーショントレーニング

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光学設計評価プログラム

CODE V関連セミナー

光学設計評価シミュレーション CODE V紹介セミナー●内容:結像光学系及び照明光学系のモデル化、評価及びデモ実演●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/18、 8/28、 9/11 大 阪 7/12、 9/19

■紹介セミナー

CODE V入門●対象:CODE Vをこれから利用される方●内容:結像光学系におけるCODE Vの基本的な使用方法●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程: 東 京 7/4、 7/19、 8/2、 8/29、 9/12、 9/26

大 阪 7/13、 8/23、 9/20 名古屋 8/7

CODE V ユーザ定義面設定に関するアドバンストセミナー●対象:特殊な面を作成して解析や設計を行なわれたい方。基本的にはCODE Vの    ユーザを対象としています。●内容:CODE V UDS(ユーザ定義面)設定●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/30

CODE V マクロ機能に関するアドバンストセミナー●対象:CODE Vのマクロ機能を活用されたい方、基本的に、コマンドの使い方説明    を受講されている、もしくはコマンドモードユーザを対象としています。●内容:CODE V のマクロの使い方と作成方法●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名 本アドバンストセミナーと、上段「CODE V コマンドに関するアドバンストセミナー」 を1日セミナーとして連続で受講される場合は、下記特別価格が適用されます。    (ユーザの方) 52,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 73,500円(税込)/名●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/20、 9/13

CODE V コマンドに関するアドバンストセミナー●対象:CODE VをGUIモードとコマンドの両方で操作されたい方、コマンドモード    中心で操作されたい方。基本的にはCODE Vのユーザを対象としています。●内容:CODE Vのコマンド構成の説明とその使い方●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名 本アドバンストセミナーと、下段「CODE V マクロ機能に関するアドバンストセミナー」 を1日セミナーとして連続で受講される場合は、下記特別価格が適用されます。    (ユーザの方) 52,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 73,500円(税込)/名●時間:9:30~12:30●場所/日程: 東 京 7/20、 9/13

■技術セミナー

照明設計解析ソフトウェア

LightTools関連セミナー

照明設計シミュレーション LightTools紹介セミナー●内容:照明系、結像系等の各種光学系の3次元のモデル化、評価及びデモ実演●時間:13:30~16:30(東京)、10:00~13:00(大阪)●場所/日程: 東 京 7/5、 8/1、 9/15 大 阪 8/21、 9/6

■紹介セミナー

LightTools入門セミナー(1日目)●対象:LightToolsをこれから利用される方●内容:LightToolsの基本操作から照明解析まで。起動、環境設定(単位系等) /     モデリング / 光学特性 / 照明解析 / ライブラリ●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程: 東 京 7/6、 7/25、 8/3、 8/22、 9/7、 9/19

大 阪 7/19、 8/9、 9/13 名古屋 7/10、 9/11

LightTools入門セミナー(2日目)●対象:基本的にLightToolsをこれから利用される方●内容:一歩進んだ使い方。光源の設定 / 散乱の設定 / コーティング / 受光器の    フィルター機能 / 3Dテクスチャー/ワークショップ●費用:(ユーザの方) 21,000円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 42,000円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程: 東 京 7/7、 7/26、 8/4、 8/23、 9/8、 9/20

大 阪 7/20、 8/10、 9/14 名古屋 7/11、 9/12

■技術セミナー

通信システム設計コース●対象:MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している通信系エンジニアの方●内容:通信に関する各種解析とシミュレーション方法の演習●費用:42,000円(税込)/名●時間:9:30~16:30●場所/日程: 東 京 8/25

CODE V ノンシーケンシャル光学系 アドバンストセミナー●対象:ノンシーケンシャル光学系を構築されたい方、興味をお持ちの方。●内容:CODE V ノンシーケンシャル面の使い方とポイント基本的にはCODE Vの    ユーザを対象としています。●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:9:30~12:30●場所/日程: 東 京 8/30

アドバンストセミナー

LightTools最適化 アドバンストセミナー●対象:最適化モジュールを利用される方。基本的にはLightToolsのユーザを対象としています。●内容:LightToolsの最適化機能紹介およびその効果的な使い方●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:10:00~16:00●場所/日程: 東 京 7/27

アドバンストセミナー

セミナー紹介 ■ INFORMATION

輝度・照度・色度測定システム

ProMetric関連セミナー

照度・輝度測定装置 ProMetric●内容:概要紹介及び実際の照度・輝度測定の実演●時間:10:30~12:30(東京)、14:00~16:00(大阪)●場所/日程: 東 京 7/5、 8/1、 9/15 大 阪 8/21、 9/6

■紹介セミナー

ProMetric初心者セミナー●対象:ProMetric導入後に操作方法を確認されたい方や、新たに操作方法を覚えたい方●内容:基本的な測定方法および結果の参照方法(一部実習あり)●費用:無料●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/10、 8/14、 9/14

■技術セミナー

LightTools バックライト設計/解析に関するアドバンストセミナー●対象:バックライトのモデル化や設計を行なわれたい方。    基本的にはLightToolsのユーザを対象としています。●内容:LightToolsを使ったバックライト設計と解析●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:10:00~16:00●場所/日程: 東 京 8/24 大 阪 7/11

LightTools マクロ操作に関するアドバンストセミナー●対象:LightToolsをマクロで操作されたい方。    基本的にはLightToolsのユーザを対象としています。●内容:LightToolsをExcel-VBAを使ったマクロで操作する方法●費用:(ユーザの方) 31,500円(税込)/名 ・ (ユーザ以外) 52,500円(税込)/名●時間:10:00~16:00●場所/日程: 東 京 9/21

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セミナー紹介 ■ INFORMATION

IT資産管理/クライアントセキュリティー

QND Plus関連セミナー

QND Plus ソリューションセミナー●内容:IT資産管理の代表的なツール、QND Plus のハンズオンセミナー。    情報セキュリティ向上のヒントが得られます。 ●時間:時間:13:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/21、 8/18、 9/15 大 阪 7/26、 9/22

■紹介セミナー

名古屋 8/25

ハードウエア記述言語

Verilog言語関連セミナー

QND Plus ユーザカレッジ●対象:QND Plus/QAW/eXシリーズを既に利用されている方●内容:製品の運用に関してのお悩みや、お客様のニーズに対するご提案など    なんでもお気軽にご相談できる完全予約制の相談会です。●費用:無料●時間:10:30~12:00 / 13:30~15:00 / 15:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/7、 8/4、 9/1

■技術セミナー

Verilog言語トレーニングセミナー ~基礎から実践ノウハウまで~●対象:これからHDLを勉強される方●内容:HDL(ハードウエア記述言語)によるハードウエア設計概論からシミュレータ    概論 、Verilog-HDLによる設計実習など●費用:(一般) 98,000円(税込)/名    (サイバネットシステム取扱い製品ユーザ様) 68,000円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程:未定

■技術セミナー

大規模音響解析プログラム

WAON関連セミナー

大規模音響解析プログラムWAONのご紹介●内容:機能概要、特徴の紹介とデモンストレーション ●時間:時間:13:30~16:00●場所/日程: 東 京 8/17、 9/14 大 阪 8/22

■紹介セミナー

名古屋 9/21

リード化合物探索ソフトウェア

OpenEye Scientific Software社製品関連セミナー

OpenEye Scientific Software社紹介セミナー●内容:生物学的等価体(バイオアイソスター)での同社製品の応用、ケムインフォマ    ティックスでの同社製品であるOEChem の応用例を紹介します。 ●時間:時間:13:30~17:00●場所/日程:未定

■紹介セミナー

数式処理・数式モデル設計環境

Maple関連セミナー

数式処理システム Maple 体験セミナー●内容:基本的機能の紹介とPCを利用しての実践 ●時間:時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/28、 8/25、 9/22 大 阪 7/21、 9/12

■紹介セミナー

名古屋 7/20、 9/13

高周波回路設計システム

Microwave Office関連セミナー

高周波回路設計ツール 体験セミナー●内容:高周波回路設計ツール Microwave Office を用いて、ローノイズアンプの    設計を体験できます。お一人様一台の PC をご用意します。 ●時間:時間:10:00~16:30●場所/日程: 東 京 7/12、 9/4 大 阪 8/9

■紹介セミナー

Microwave Office 線形 応用セミナー●対象:Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを    過去に受講された方。●内容:線形シミュレーション・電磁場解析を中心に、高周波回路設計で考慮すべき    技術的なポイントや、電磁場解析の精度と速度のトレードオフ、レイアウトの    効果的な使用方法など、利用上有用な様 な々テクニックを実習していただきます。●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 8/11

■技術セミナー

大 阪 9/6

Microwave Office 非線形 応用セミナー●対象:Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを    過去に受講された方。●内容:非線形シミュレーションを中心に、Microwave Office の設計例を用いて、    高周波の非線形回路設計で考慮すべき技術的なポイントや、精度と高速の    トレードオフ、ハーモニックバランスオプションの高度な設定など利用上有用    な様々なテクニックを実習していただきます。●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 9/5 大 阪 7/14

Microwave Officeレイアウトセミナー●対象:Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを    過去に受講された方。●内容:回路とレイアウトの同時設計の方法を紹介。回路シミュレーションと完全に    リンクするレイアウトの作成方法を中心に、高周波回路のレイアウト設計で    考慮すべき技術的なポイント、レイアウトツールの効果的な使用方法など、    Microwave Office の設計例を用いて実習していただきます。●費用:31,500円(税込)/名●時間:9:30~17:00●場所/日程: 東 京 7/13 大 阪 8/10

Captureトレーニングセミナー●対象:Captureの操作を基礎から学びたいCaptureユーザの方●内容:OrCAD Captureでの回路図入力、デザイン処理、パーツ作成などを    実際に操作いただきながら習得して頂きます。●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名    (メンテナンス未加入ユーザの方、非ユーザの方) 63,000円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程: 大 阪 8/2東 京 7/21、 8/8、 9/5 名古屋 8/14

PCB Editorトレーニングセミナー●対象:PCB Editorの操作を基礎から学びたいPCB Editorユーザの方●内容:OrCAD PCB Editorでの基板作成、自動配線の設定、後工程などの    基板設計全般を実際に操作いただきながら習得していただきます。●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名    (メンテナンス未加入ユーザの方、非ユーザの方) 63,000円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程: 大 阪 8/4東 京 7/14、 8/10、 9/25

電子・電気回路設計システム

OrCAD関連セミナー

OrCAD紹介セミナー●内容:回路設計から基板設計までの一連の流れを紹介●時間:13:30~16:30●場所/日程: 東 京 7/11、 8/7、 9/4 大 阪 8/1

■紹介セミナー

PSpiceトレーニングセミナー●対象:Pspiceの操作を基礎から学びたいPspiceユーザの方●内容:OrCAD PSpice を使用し、回路解析の基礎から応用までを、    実際に操作いただきながら習得していただきます。●費用:(メンテナンス加入ユーザの方) 31,500円(税込)/名    (メンテナンス未加入ユーザの方、非ユーザの方) 63,000円(税込)/名●時間:10:00~17:00●場所/日程:

■技術セミナー

大 阪 8/3東 京 7/24、 8/9、 9/6 名古屋 8/15

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CYBERNET NEWS No.118summer 2006

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セミナー紹介 ■ INFORMATION

各種イベント紹介 ■ INFORMATION

光通信デバイス・システム解析ツールOptiwave関連セミナー

OptiBPM入門セミナー●対象:OptiBPMをこれから利用される方●内容:OptiBPMの基本的な使用方法●費用:31,500円(税込)/名●時間:10:00~16:30●場所/日程:

■技術セミナー

東 京 7/31

OptiFDTD入門セミナー●対象:OptiFDTDをこれから利用される方●内容:OptiFDTDの基本的な使用方法●費用:31,500円(税込)/名●時間:10:00~16:30●場所/日程: 東 京 8/31

OptiSystem入門セミナー●対象:OptiSystemをこれから利用される方●内容:OptiSystemの基本的な使用方法(実習)●費用:31,500円(税込)/名●時間:10:00~16:30●場所/日程: 東 京 9/27

InterOpto'06  会場: 幕張メッセ国際展示場 主催: (財)光産業技術振興協会 内容: CODE V, LightTools , OptiBPMなどURL: http://www.oitda.or.jp/index-j.html期間: 7/12(水)~14(金)

第31回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム 会場: 三重県総合文化センター 主催: フラーレン・ナノチューブ学会 内容: Atomistix Virtual NanoLabURL: http://material.chem.mie-u.ac.jp/̃fuller31/期間: 7/12(水)~14(金)

2006JCF 会場: ホテル グランパシフィック メリディアン 主催: 日本アイ・ビー・エム株式会社 / ダッソーシステムズ株式会社内容: NOISIS製品 PLMOURL: http://www.jcforum.com/top.html期間: 7/18(火)~19(水)

Software Radio Technical EXPO 2006 会場: YRP1番館 YRPホール主催: 電子情報通信学会ソフトウェア無線研究会内容: MATLABプロダクトファミリURL: http://www.ieice.or.jp/cs/sr/jpn/index.html期間: 7/27(木)~7/28(金)

EDA Tech Forum 2006 会場: 東京、京都主催: メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社内容: MATLABプロダクトファミリURL: http://www.edatechforum.com/events/期間: 東京:9/1(金)、京都:9/5(火)

分子構造総合討論会2006 会場: 静岡県コンベンションアーツセンター主催: 分子構造総合討論会内容: MATLABプロダクトファミリURL: Atomistix Virtual NanoLab期間: 9/20(水)~23(土)

DSPS教育者会議 会場: 東京工業大学 大岡山キャンパス主催: ディジタル信号処理の教育を考える会内容: MATLABプロダクトファミリURL: http://www.tij.co.jp/jsc/docs/univ/educator/educon.htm期間: 8/29(火)~30(水)

デジタルプロセス研究会 フォーラム 会場: アクトシティ浜松(予定)主催: デジタルプロセス研究会内容: epipex/WebExURL: http://www.armonicos.co.jp/aci/DPR/dprtop.html期間: 未定

LEDEX Japan 会場: ベルサール神田主催: LEDEX Japan 実行委員会内容: LightTools、ProMetricURL: http://www.ledex.jp/期間: 9/7(木)~8(金)

e-Learning WORLD 2006 会場: 東京ビックサイト主催: 「e-Learning WORLD 2006」実行委員会/フジサンケイ ビジネスアイ/(株)シー・エヌ・ティ内容: epiplexURL: http://www.elw.jp/期間: 7/26(水)~7/28(金)

2006年秋季 第67回応用物理学会学術講演会会場: 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)主催: 応用物理学会、計測自動制御学会、日本結晶学会、日本真空協会、   日本顕微鏡学会、日本物理教育学会、日本分光学会(協賛/武蔵工業大学)内容: Atomistix社製品 Atomistix Tool Kit & Virtual NanoLabURL: http://www.jsap.or.jp/activities/annualmeetings/index.html期間: 8/29(火)~9/1(金)

The 17th International Conference on Magnetism (ICM)

会場: Kyoto International Conference Center 主催: ICM 2006 内容: Atomistix Virtual NanoLabURL: http://icm2006.com/index.html期間: 8/20(日)~25(金)

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サイバネットシステム株式会社東京本社/〒112-0012 東京都文京区大塚2丁目15番6号 ニッセイ音羽ビル TEL.03-5978-5400(代表) FAX.03 -5978 -5441本 社別館/〒112-0012 東京都文京区大塚2丁目9番3号 住友不動産音羽ビル    FAX.03-5978-6081~2西日本支社/〒540-0028 大阪市中央区常盤町1丁目3番8号 中央大通FNビル TEL.06-6940-3600(代表) FAX.06 -6940 -3601中部支社/〒460-0003 名古屋市内区錦1丁目6番26号 富士ソフトABCビル TEL.052-219-5900(代表) FAX.052 -219 -5970

http://www.cybernet.co.jp

セミナー申込用紙 サイバネットニュース編集行 FAX 03-5978-2201フリガナ

芳名

ご住所 〒

貴社名

TEL

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通信欄

受講セミナー名

月 日 東京 ・ 大阪 ・ 名古屋

所属

役職

CYBERNET NEWS No.118summer 2006

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サイバネット主催イベント紹介 ■ INFORMATION

AWR社製品バージョンアップセミナー  会場: 東京コンファレンスセンター・品川 主催: サイバネットシステム株式会社 内容: AWR社製品URL: 期間: 7/5(水)

モデルベースデザインソリューションセミナー 会場: 東京、福岡、京都、名古屋、つくば 主催: サイバネットシステム株式会社 内容: MATLABプロダクトファミリURL: http://www.cybernet.co.jp/matlab/mbd/2006期間: 7/6(木)、11(火)、12(水)、13(木)、14(金)

最適設計のためのソリューションセミナー OPTIMUSユーザ発表会

会場: 東京カンファレンスセンター飯田橋 主催: サイバネットシステム株式会社内容: OPTIMUSURL: http://www.cybernet.co.jp/optimus/期間: 7/25(火)

最適設計のためのソリューションセミナー6 会場: ① 中部支社セミナールーム ② 西日本支社セミナールーム主催: サイバネットシステム株式会社内容: OPTIMUS、PLMOURL: http://www.cybernet.co.jp/optimus/期間: ①名古屋 7/28(金) ②大阪 7/31(月)

最適設計のためのソリューションセミナー6 for Automotive

会場: 刈谷市産業振興センター主催: サイバネットシステム株式会社内容: OPTIMUS、PLMOURL: http://www.cybernet.co.jp/optimus/期間: 7/27(木)

Financial Workshop 2006 会場: 大手町サンケイプラザ主催: サイバネットシステム株式会社 内容: MATLABプロダクトファミリURL: http://www.cybernet.co.jp/matlab/期間: 8/22(火)

Maple Academic Workshop 2006 (仮) 会場: カナダ大使館 主催: サイバネットシステム株式会社内容: MapleURL: http://www.cybernet.co.jp/maple/期間: 9/8(金)


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