表...

田中康雄監修・石川ミカ訳『大人のADHDのアセスメントと治療プログラム』明石書店ADHD in Adults: A psychological guide to practice. By Susan Young and Jessica Bramham.

Copyright © 2007 John Wiley & Sons, Ltd.

表 2.2a　DSM-IVによる症状チェックリスト（患者記入用）

過去 6カ月間に、一度もない

ときどきある

しばしばある

詳しい内容に細心の注意を払うことができなかった。あるいは、学習、仕事、その他の活動でケアレスミスをした。

課題や娯楽活動をする際に、注意の持続が困難だった。

直接話しかけられたときに、聞いていないと思われた。

指示に従わず、学習、作業または職場での義務を果たすことができなかった（反抗的な行動や指示が理解できなかったためではない）。

課題や活動の計画が困難だった。

知的な取り組みを続ける必要がある課題（学習、宿題、娯楽活動など）への参加を避けたり、嫌ったり、渋ったりした。

課題または活動に必要な物（ペン、本、道具、プリントなど）をなくした。

外部の出来事や刺激に、すぐに気をとられた。

日常活動で忘れっぽかった。

手や足をいじったり、椅子に座ってもじもじしたりした。

座っていなければならない場面（教室、教会、映画館など）で席を離れた。

場違いな所で、特に落ち着かない気持ちになった。

娯楽活動に静かに参加することが困難だった。

「あちこち動き回っている」あるいは、まるでエンジンで動かされているかのように感じた。

話しすぎた。

質問が終わっていないのに答えを口走ってしまった。

順番を待つのが難しいことがあった。

ほかの人を遮ったり、邪魔をしたりした（会話に割り込むなど）。



表 2.2b　DSM-IVによる症状チェックリスト（セラピスト用）


0

ときどきある

1

しばしばある

2

詳しい内容に細心の注意を払うことができなかった。あるいは、学習、仕事、その他の活動でケアレスミスをした。

課題や娯楽活動をする際に、注意の持続が困難だった。

直接話しかけられたときに、聞いていないと思われた。

指示に従わず、学習、作業または職場での義務を果たすことができなかった（反抗的な行動や指示が理解できなかったためではない）。

課題や活動の計画が困難だった。

知的な取り組みを続ける必要がある課題（学習、宿題、娯楽活動など）への参加を避けたり、嫌ったり、渋ったりした。

課題または活動に必要な物（ペン、本、道具、プリントなど）をなくした。

外部の出来事や刺激に、すぐに気をとられた。

日常活動で忘れっぽかった。

1 不注意の基準を満たした（6つ以上の項目が「しばしば」認められた）。はい／いいえ

手や足をいじったり、椅子に座ってもじもじしたりした。

座っていなければならない場面（教室、教会、映画館など）で席を離れた。

場違いな所で、特に落ち着かない気持ちになった。

娯楽活動に静かに参加することが困難だった。

「あちこち動き回っている」あるいは、まるでエンジンで動かされているかのように感じた。

話しすぎた。

質問が終わっていないのに答えを口走ってしまった。

順番を待つのが難しいことがあった。

ほかの人を遮ったり、邪魔をしたりした（会話に割り込むなど）。

2 多動性／衝動性の基準を満たした（6つ以上の項目が「しばしば」認められた）。

はい／いいえ

A 1または 2（あるいは両方が「はい」）

B 多動性・衝動性または不注意の症状が 7歳未満で発現した。

C これらの症状を原因とする機能障害が、2つ以上の場面（教育の場、職場、家庭など）で認められる。

D 社会面、学業面または職業面の機能における臨床的に重大な障害の明確なエビデンスがある。




0

ときどきある

1

しばしばある

2

E これらの症状は、重度の精神病（統合失調症など）の過程でのみ発生するものではなく、別の精神障害（気分障害、不安障害、解離性障害、パーソナリティ障害など）によって、うまく説明がなされるものでもない。

3 混合型（A-Eおよび項目 1および 2の答えが「はい」）はい／いいえ

4 不注意優勢型（A-Eおよび項目 1が「はい」）はい／いいえ

5 多動性・衝動性優勢型（A-Eおよび項目２が「はい」）はい／いいえ

6 症状の得点合計（一度もない＝ 0点、ときどきある＝ 1点、しばしばある＝ 2点として計算）

7 部分的な症状の寛解はあるか？（上記 3、4、5が「いいえ」で、かつ、6の得点が 17以上）

はい／いいえ

表 2.2b（続き）



表 5.1　時間の管理の評価

頻　度一度もない

ほとんどない

ときどきあるよくある常にある

1．自分の予定を立てていますか？

2．自分の予定を書き留めていますか？

3．その日の予定をすべて終えていますか？

4．一見して緊急の課題に、やっていたことが中断されることがありますか？

5．未完のままにしてしまうことがありますか？

6．何をするはずだったか忘れてしまうことはありますか？

7．約束の時間に着き、準備をしていますか？

8．今、だいたい何時かわかりますか？

9．時間を無駄にしたと感じることはありますか？

合計点＝

田中康雄監修・石川ミカ訳『大人のADHDのアセスメントと治療プログラム』明石書店

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表5.2　活動記録日記

時間

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

土曜日

日曜日

7-8

am

8-9

am

9-10

am

10-1

1 am

11-1

2 am

12-1

pm

1-2

pm

2-3

pm

3-4

pm

4-5

pm

5-6

pm

6-7

pm


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時間

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

土曜日

日曜日

7-8

pm

8-9

pm

9-10

pm

10-1

1 pm

11-1

2 pm

12-1

am

1-2

am

2-3

am

3-4

am

4-5

am

5-6

am

6-7

am

表5.2（続き）



図 5.1　目標をステップに分割する方法

目標



表 5.6　時間推定エクササイズ

活動：どのくらい時間がかかるか… 推定した時間実際にかかった時間

シャワーを浴びて、体を乾かすこと

朝の着替え

お茶を 1杯入れること

美容院／床屋に行くこと

1週間分の買い物

シーツ類の交換

台所の床掃除

新聞を読むこと

その他　1

その他　2

その他　3


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表5.9　時間厳守の重要性の評価

状　況

時間厳守の

重要性（

0-10）

0＝重要でない

10＝非常に重要

遅刻の影響／結果として考えられること


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表6.2　問題を理解するには

問題のリスト

問題

1問題

2問題

3問題

4

1 ．何が問題なのか／どのよう

な状況なのか？

2．自分はどうしたいのか？

3．自分の希望を実現するに当

たり、何が障害となってい

るのか？



表 6.3　メリットとデメリットのリスト

メリットデメリット



表 9.1　不安のチェックリスト

過去 1週間に、以下の症状を、どのくらいの頻度で経験しましたか？

まったく経験

していない

たまに経験し

たときどき経験

した

しばしば経験

した

非常に頻繁に

経験した

常に経験した

請求書や借金の支払いができるか、など、お金についての不安職場や学校でうまく対処できないことについての不安健康についての不安将来、事態が悪化することへの不安。失望／失敗の予感よき親、従業員、息子／娘になれないという不安

気おくれすることパーティーなどの社会的なイベントを避けること人ごみを避けること自分のパフォーマンスについての懸念初対面の人と会う不安

胸が締めつけられるような感じ動悸心臓発作かと思ったことめまい頭に血が上っている感じ

家が汚くて、整頓されていないと不快になる何事も、大丈夫だと確信するまで、数回確認しなければならない物事を決まった手順でしなければならず、そうしないと不安になる侵入思考過集中の傾向



表 9.2　不安のチャート：不安になると、どうなりますか？

思考感情

身体反応行動



図 9.2　吹き出しで見る不安のスパイラル

スタート

場　面

不安の最初の症状が現れる胃のむかつき、口の渇きなど

感情／身体症状

パニック発作！

行　動パニック、逃亡、回避

助けて！

思　考

思　考

さらなる不安の症状手に汗をかく動悸が速まる


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表9.3　思考日記

日　時

状　況

感　情

思　考

この思考を

どの程度信じているか？

（0～

100％）


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表9.4　思考日記に見るマイナス思考の修正

日　時

状　況

感　情

思　考

この思考を

どの程度

信じているか？

認知の修正

修正後、この思考を

どの程度

信じているか？



表 9.13　第 1段階：避けている状況のリスト

1．感情的な理由で避けている状況のリストを作る。



表 9.14　第 2段階：避けている状況のリストの採点（0～ 10）

2．0～ 10（0＝不安なし、10＝深刻な不安あり）の尺度を用いて、それぞれの状況を採点する。

状　況評価



表 9.15　第 3段階：避けている状況のランキングリスト（0～10の順）と報酬の選択

3．難度の順に、状況を並べる。最も難度が低いものをリストの最初に、最も難度が高いものを最後に置く。評　価報　酬



表 11.2　思考の誤りを見極めるエクササイズ

以下に示す思考の誤りは、何に該当しますか？

失敗して、何もかもすっかり台無しにしてしまった。

答え：

うっかり噂話をして彼女を怒らせてしまった。私はひどい人間だ。

答え：

計画していたことをすべて終わらせなければならなかったのに。

答え：

何もかもうまくいかない。

答え：

彼は握手してくれなかった。絶対にこの仕事は獲得できない。

答え：

彼女は折り返し電話をくれなかった。女の人は皆私のことを魅力的ではないと思っているのだ。

答え：


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表12.3　睡眠日記

曜日

昼寝をし

ましたか？

何時間し

ましたか？

いつ、ど

のくらいカ

フェインを

摂取しまし

たか？

いつ、ど

のくらいお

酒を飲み

ましたか？

最後に食

べた物は

何です

か？　いつ

食べまし

たか？

何時に薬

を飲みまし

たか？

就寝前は

どんな気

分でした

か？

就寝前に

何をして

いました

か？

就寝時刻

およその

寝ついた

時刻

夜間に目

が覚めた

回数と起

きていた

時間

起床時刻

合計睡眠

時間

睡眠の質

（0－

10）

月火水木


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表12.3（続き）

曜日

昼寝をし

ましたか？

何時間し

ましたか？

いつ、ど

のくらいカ

フェインを

摂取しまし

たか？

いつ、ど

のくらいお

酒を飲み

ましたか？

最後に食

べた物は

何です

か？　いつ

食べまし

たか？

何時に薬

を飲みまし

たか？

就寝前は

どんな気

分でした

か？

就寝前に

何をして

いました

か？

就寝時刻

およその

寝ついた

時刻

夜間に目

が覚めた

回数と起

きていた

時間

起床時刻

合計睡眠

時間

睡眠の質

（0－

10）

金土日



表 13.2　薬物乱用にかかわる問題

薬物を服用すると、以下のことが起こりますか？ YかNに○をつけてください

言葉による攻撃行動 Y / N

身体による攻撃行動または暴力行為 Y / N

いらだつことが多い Y / N

神経質になることが多い Y / N

欲求不満になることが多い Y / N

落ち込む／惨めになる Y / N

不安感 Y / N

無力感 Y / N

自制心の喪失 Y / N

コミュニケーションの困難（誤解されているように感じる） Y / N

けんか Y / N

身の回りの世話が十分にできない（個人衛生、身なり） Y / N

非行や犯罪行為への関与 Y / N

学習や労働の困難 Y / N

危険な性行為への関与 Y / N

自傷（念慮または行為） Y / N

集中に関する問題の増加 Y / N

記憶に関する問題の増加 Y / N

意欲の喪失 Y / N

食欲不振 Y / N

被害妄想 Y / N

異常な体験（幻視、「フラッシュバック」など） Y / N

無謀な行動または危険を伴う行動への関与 Y / N

雇用に関する問題 Y / N

自信の喪失 Y / N

人生に対する不満 Y / N

総得点



表 13.3　薬物、使用段階および動機

薬　物使用段階（表 13.1参照）使用の理由使用の影響



表 13.4　リスク領域エクササイズ

2人の人物を観察していると想像してください。1人は薬物依存者、もう 1人は薬物を使用していない普通の人（家庭を持ち、フルタイムの仕事で成功している男性／女性）です。2人はどのような人たちですか？　以下の問題を持つ可能性が、どの程度ありますか？　0から 4までの点数をつけて評価してください。

まったく可能性がない極めて可能性が高い

薬物使用者薬物使用者ではない人言葉による攻撃行動身体による攻撃行動または暴力行為いらだつことが多い神経質になることが多い欲求不満になることが多い落ち込む／惨めになる不安感無力感自制心の喪失コミュニケーションの困難けんか身の回りの世話が十分にできない非行や犯罪行為への関与学習や労働の困難危険な性行為への関与自傷（念慮または行為）集中に関する問題の増加記憶に関する問題の増加意欲の喪失食欲不振被害妄想異常な体験（幻視、「フラッシュバック」など）無謀な行動または危険を伴う行動への関与

問題の総得点

それぞれの人物の得点を検討してください。そこから何がわかりますか？　どちらの人物になりたいですか？

0 1 2 3 4|------------------|-----------------|------------------|-----------------|



表 13.6　行動変容に関する問題

なぜ、やめたいのですか？　薬物の使用をやめたい理由：

どうしたいのですか？　この行動変容のおもな目標：

それについて、何ができますか？　目標達成のために、実行するつもりでいること：行動いつ？

誰に助けてもらえますか？　行動変容を助けてくれそうな人：人物考えられる方法

成功を阻止する原因として、何が考えられますか？　行動変容を妨げる可能性のある障害として考えられること：考えられる障害対処方法

計画がうまくいっていることは、以下の結果を見ればわかる。



表 13.7　意思決定のバランスシート

服用を継続する行動変容し、服用をやめる

利　益利　益

損　失損　失



表 13.8　メリット／デメリット評価ワークシート

0 1 2 3 4 5 まったく重要ではない極めて重要である

服用を継続する行動変容し、服用をやめる

利　益評価利　益評価

評価点合計評価点合計

損　失評価損　失評価

評価点合計評価点合計



表 13.9　気をそらすテクニックと置き換えのテクニック

薬物名（　　　　　　　　　　　　　　　）

成功する気をそらすテクニック衝動に対処する置き換えのテクニック


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図13.2　渇望や衝動に駆られているときの思考と信念の流れ

きっかけとなる状況

常習的な信念

自動思考

渇望と衝動

手段的方略への

注目（行動）

継続的使用

または再発

衝動性がうまく

制御できない

信念の促進

（許可）


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図13.3　薬物乱用の継続を可能にする機能不全な信念

機能不全な信念

情動

常習的な信念

常習行動



表 14.3　成功をもたらす方略の見直し

改善したい点できることこの方略の有用性は？0－ 10

注意

記憶

時間の管理

問題解決

衝動性

社会的関係

不安

怒り

気分の落ち込み

睡眠

薬物乱用

表...

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