保証書...取扱説明書 高度管理医療機器 特定保守管理医療機器...

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取扱説明書 高度管理医療機器 特定保守管理医療機器 一般的名称:汎用輸液ポンプ 医療機器承認番号:21600BZZ00649000 販売名:クーデック輸液ポンプ この度は、クーデック輸液ポンプをお買い上げ 頂き、誠に有難うございます。 本製品をご使用する際には、必ずこの取扱説明 書をお読み頂き、お取り扱いくださいますよう お願い致します。 1. 上記保証期間内に正常な使用状況で故障した場合には無料 修理をさせて頂きます。 2. 保証期間でも次の場合には有料修理になります。 (1)消耗品であるバッテリー等の交換 (2)使用上の誤り及び不当な修理や改造による故障や損傷 (3)火災、地震、落雷、水害その他天災地変、異常電圧、 指定外の使用電源等による故障や損傷 (4)本書のご提示のない場合 (5)本書にお買い上げ年月日、お客様名、代理店名の記入 がない場合、あるいは字句を書き換えられた場合 3. 本書は日本国内においてのみ有効です。 4. 本書は再発行致しませんので大切に保管してください。 ※この保証書は、本書に明示した期間、条件において無料修理 をお約束するものです。従ってこの保証書によって、お客様 の法律上の権利を制限するものではありません。 保証期間経過後の修理についてご不明の場合は、お買い上げ の代理店または弊社までお問い合わせください。 保証書 品  番 保証期間 お買い上げ日 製造番号 本体 お買い上げ日より1カ年 平成  年  月  日 住所・店名 電話番号     (     )  CIP-100 本書はお買い上げの日から下記の期間中に正常な使用状況で故障が発生した場合に、無料修理を行うことをお約束するものです。 〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野2-6-2 TEL 0725-51-2138 大研医器株式会社 カスタマーセンター 0120 - 233 - 036 フリーダイヤル 製作担当 1103B <社内管理番号:0340451101>

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取扱説明書

高度管理医療機器 特定保守管理医療機器一般的名称:汎用輸液ポンプ医療機器承認番号:21600BZZ00649000販売名:クーデック輸液ポンプ

この度は、クーデック輸液ポンプをお買い上げ頂き、誠に有難うございます。本製品をご使用する際には、必ずこの取扱説明書をお読み頂き、お取り扱いくださいますようお願い致します。

1. 上記保証期間内に正常な使用状況で故障した場合には無料 修理をさせて頂きます。2. 保証期間でも次の場合には有料修理になります。 (1)消耗品であるバッテリー等の交換 (2)使用上の誤り及び不当な修理や改造による故障や損傷 (3)火災、地震、落雷、水害その他天災地変、異常電圧、   指定外の使用電源等による故障や損傷 (4)本書のご提示のない場合 (5)本書にお買い上げ年月日、お客様名、代理店名の記入   がない場合、あるいは字句を書き換えられた場合3. 本書は日本国内においてのみ有効です。4. 本書は再発行致しませんので大切に保管してください。

※この保証書は、本書に明示した期間、条件において無料修理 をお約束するものです。従ってこの保証書によって、お客様 の法律上の権利を制限するものではありません。 保証期間経過後の修理についてご不明の場合は、お買い上げ の代理店または弊社までお問い合わせください。

保証書

品  番

保証期間 お買い上げ日

製造番号

本体お買い上げ日より1カ年 平成  年  月  日

住所・店名

電話番号     (     ) 

お 客 様

代 理 店

CIP-100

本書はお買い上げの日から下記の期間中に正常な使用状況で故障が発生した場合に、無料修理を行うことをお約束するものです。

〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野2-6-2 TEL 0725-51-2138

〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野2丁目6番2号 TEL 0725-51-2134

大研医器株式会社 カスタマーセンター

製造販売業者

0120-233-036フリーダイヤル

0120-233-036フリーダイヤル

製作担当

1103B <社内管理番号:0340451101>

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医用電気機器の使用上(安全及び危険防止)の注意事項

昭和47年6月1日 薬発第495号 厚生省薬務局長通知による

1. 熟練した者以外は機器を使用しないこと。

2. 機器を設置するときには、次の事項に注意す

  ること。

(1)水のかからない場所に設置すること。

(2)気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこ

   り、塩分、イオウ分などを含んだ空気な

   どにより悪影響の生ずるおそれのない場

   所に設置すること。

(3)傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安

   定状態に注意すること。

(4)化学薬品の保管場所やガスの発生する場

   所に設置しないこと。

(5)電源の周波数と電圧及び許容電流値(又

   は消費電力)に注意すること。

(6)アースを正しく接続すること。

3. 機器を使用する前には次の事項に注意すること。

(1)スイッチの接触状況、極性、ダイヤル設

   定、メーター類などの点検を行い、機器

   が正確に作動することを確認すること。

(2)アースが完全に接続されていることを確

   認すること。

(3)すべてのコードの接続が正確でかつ完全

   であることを確認すること。

(4)機器の併用は正確な診断を誤らせたり、

   危険をおこすおそれがあるので、十分注

   意すること。

(5)患者に直接接続する外部回路を再点検す

   ること。

4. 機器の使用中は次の事項に注意すること。

(1)機器全般及び患者に異常のないことを絶

   えず監視すること。

(2)機器及び患者に異常が発見された場合に

   は、患者に安全な状態で機器の作動を止

   めるなど適切な措置を講ずること。

(3)機器に患者がふれることのないよう注意

   すること。

5. 機器の使用後は次の事項に注意すること。

(1)定められた手順により操作スイッチ、ダ

   イヤルなどを使用前の状態に戻したのち、

   電源を切ること。

(2)コード類のとりはずしに際してはコード

   を持って引抜くなど無理な力をかけない

   こと。

(3)保管場所については次の事項に注意する

   こと。

[1]水のかからない場所に保管すること。

[2]気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほ

    こり、塩分、イオウ分を含んだ空気な

    どにより悪影響の生ずるおそれのない

    場所に保管すること。

[3]傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)な

    ど安定状態に注意すること。

[4]化学薬品の保管場所やガスの発生する

    場所に保管しないこと。

(4)付属品、コード、導子などは清浄したの

   ち、整理してまとめておくこと。

(5)機器は次回の使用に支障のないよう必ず

   清浄しておくこと。

6. 故障したときは勝手にいじらず適切な表示を

  行い、修理は専門家にまかせること。

7. 機器は改造しないこと。

8. 保守点検

(1)機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。

(2)しばらく使用しなかった機器を再使用す

   るときには、使用前に必ず機器が正常に

   かつ安全に作動することを確認すること。

目 次医用電気機器の使用上(安全及び危険防止)の注意事項目次安全上の警告・注意  警告  禁忌・禁止  使用方法に関連する使用上の注意  使用上の注意製品概要  製品の概要  特長各部の名称・構造  本体外観図  操作パネル  付属品  適用品(別売)使用方法   1.準備をします   2.電源を入れます   3.輸液セットをプライミングします   4.輸液セットの装着─クレンメを装着します   5.輸液セットの装着─チューブを装着します   6.点滴プローブを装着します   7.滴数を設定します   8.流量を設定します   9.予定量を設定します  10.静脈針の穿刺  11.輸液を開始します  12.予定量、積算量、残時間を表示するには  13.輸液中に流量を変更するには  14.輸液を終了します  15.輸液セットの交換  16.電源を切ります  輸液中に警報が鳴った時にはその他の使用方法  早送り(プライミング)  積算量のクリア  時計の表示  キーロック機能  内臓バッテリーでの動作  各種モードの切替方法  警報音量の変更  ボイスナビゲーション音量の変更  サイレントモード機能  閉塞圧検出レベルの変更  気泡検出レベルの変更  流量補正値の変更  日付・時刻の設定  履歴の表示  メンテナンス時期の表示

2344556777889101112121214141416161718181919202021212224242424252526262727282930303132

  ポンプユナイターでの動作  ナースコール機能2級メンテナンス  メンテナンスタイマの設定  総駆動時間の表示  警報音色の変更  キープベインオープン流量設定機能  流量上限値設定機能  前回値表示機能  輸液セットグループ切替機能  滴数表示限定機能  シリアル通信環境設定機能  キーロックキー選択機能  ボイスナビゲーション詳細設定機能  クレンメホルダー機能  点滴プローブ外れ警報機能の選択  操作忘れ警報発生条件切替機能ご使用後は  清掃について  点滴プローブの清掃方法  保管・管理方法トラブルシューティング  エラーコード一覧保守点検  保守点検にあたっての注意事項   落下・衝撃が加わった場合   保守点検に使用する輸液セット  交換部品について   定期交換部品   ヒューズの交換  点検項目・点検方法及び点検周期   準備するもの   使用前の点検方法(毎回)   チューブクランプ機構の点検方法(1カ月に1回)   閉塞検出の点検方法(1カ月に1回)   点滴プローブの点検方法(1カ月に1回)   流量精度の点検方法(1カ月に1回)   気泡検出の点検方法(1カ月に1回)   バッテリーの点検方法(1カ月に1回)   定期点検について   保守点検チェックリスト使用可能な輸液セット一覧仕様輸液ポンプの特性  流量特性   スタートアップカーブ   トランペットカーブ  閉塞特性MEMO

32323333333333333333333333333333333434343435404141414141414142424243434344444545464850525252535354

医用電気機器の使用上(安全及び危険防止)の注意事項目次安全上の警告・注意  警告  禁忌・禁止  使用方法に関連する使用上の注意  使用上の注意製品概要  製品の概要  特長各部の名称・構造  本体外観図  操作パネル  付属品  適用品(別売)使用方法   1.準備をします   2.電源を入れます   3.輸液セットをプライミングします   4.輸液セットの装着─クレンメを装着します   5.輸液セットの装着─チューブを装着します   6.点滴プローブを装着します   7.滴数を設定します   8.流量を設定します   9.予定量を設定します  10.静脈針の穿刺  11.輸液を開始します  12.予定量、積算量、残時間を表示するには  13.輸液中に流量を変更するには  14.輸液を終了します  15.輸液セットの交換  16.電源を切ります  輸液中に警報が鳴った時にはその他の使用方法  早送り(プライミング)  積算量のクリア  時計の表示  キーロック機能  内臓バッテリーでの動作  各種モードの切替方法  警報音量の変更  ボイスナビゲーション音量の変更  サイレントモード機能  閉塞圧検出レベルの変更  気泡検出レベルの変更  流量補正値の変更  日付・時刻の設定  履歴の表示  メンテナンス時期の表示  ポンプユナイターでの動作  ナースコール機能2級メンテナンス  メンテナンスタイマの設定  総駆動時間の表示  警報音色の変更  キープベインオープン流量設定機能  流量上限値設定機能  前回値表示機能  輸液セットグループ切替機能  滴数表示限定機能  シリアル通信環境設定機能  キーロックキー選択機能  ボイスナビゲーション詳細設定機能  クレンメホルダー機能  点滴プローブ外れ警報機能の選択  操作忘れ警報発生条件切替機能ご使用後は  清掃について  点滴プローブの清掃方法  保管・管理方法トラブルシューティング  エラーコード一覧保守点検  保守点検にあたっての注意事項   落下・衝撃が加わった場合   保守点検に使用する輸液セット  交換部品について   定期交換部品   ヒューズの交換  点検項目・点検方法及び点検周期   準備するもの   使用前の点検方法(毎回)   チューブクランプ機構の点検方法(1カ月に1回)   閉塞検出の点検方法(1カ月に1回)   点滴プローブの点検方法(1カ月に1回)   流量精度の点検方法(1カ月に1回)   気泡検出の点検方法(1カ月に1回)   バッテリーの点検方法(1カ月に1回)   定期点検について   保守点検チェックリスト使用可能な輸液セット一覧仕様輸液ポンプの特性  流量特性   スタートアップカーブ   トランペットカーブ  閉塞特性MEMO

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安全上の警告・注意 安全上の警告・注意

安全に正しくお使い頂くために必ずお守りください。表示内容に従わず、誤った使い方をした時に生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し説明しています。

この表示欄は「人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容」を示しています。

この表示欄は「本製品を安全に使用するために行ってはならない事項であり、守っていただかなければ、人が死亡又は、重症を負う可能性が想定される内容」を示しています。

この表示欄は「人が傷害を負う可能性が想定される内容及び物的損害のみの発生が想定される内容」を示しています。

輸液セットのチューブを装着する時、フィンガー部、チューブガイド、各種検出部等に正しくチューブが装着されていることを確認してください[これらのことが守られていない場合、各種警報機能が保証できないだけでなく、流量精度が保証できません]。ポンプの下流側にクレンメを配置して使用してください[本製品は上流側の閉塞検出機能を持っていないため、上流側でのクレンメの開け忘れ等があった場合は、薬液の未投与状態が検出できません]。輸液開始時には、点滴の落下状態、薬液の減り具合等の輸液状態や穿刺部位を必ず確認してください。また、本製品は下記の仕様のため、輸液中は警報機能だけに依存せず、薬液バッグ又は薬液ボトル内の残量と設定した流量が一致していることを定期的に確認してください。 1)流量精度を直接測定する原理で動作していません。 2)輸液ラインの折れ、フィルターの破損等による薬剤の漏れを検出することはできません。 3)静脈針が静脈より外れて血管外注入になった場合の警報機能は有していません。輸液ラインのチューブの折れ、フィルターのつまり及び注射針内の血栓等により閉塞状態が発生した場合は、過大注入を防止するよう輸液ラインをクレンメでクランプするなど適切な処置を行ってください[輸液ラインの内圧が高くなっているため、この状態のまま閉塞の原因を取り除くと、薬液が過大注入される恐れがあります。また、閉塞の原因を取り除かずに開始した場合は、閉塞警報が正常に動作せず、輸液ラインの内圧が高まり、輸液セットの接合部の外れ、破損等が生じる恐れがあります]。医用電気メス、除細動器、携帯電話、無線機器等の高周波を発生する機器の近くで本製品を使用すると、電波障害による誤動作の原因となるため、できるだけ離れた位置に設置してください。また、これらの機器とは別系統の電源を使用し、確実に接地を行ってください。床への落下や衝撃等が加わった場合は、直ちに使用を中止してください[外観及び動作に異常が見られない場合でも、内部が破損している可能性があるため、点検確認が必要です]。

1.

2.

3.

4.

5.

6.

一度使用した輸液セットは再使用しないでください[感染する恐れがあります]。本製品には指定の輸液セット以外は使用しないでください[指定外の輸液セットを使用した場合は、流量精度や警報機能が保証できないだけでなく、医療事故につながる恐れがあります。指定の輸液セットは取扱説明書の「使用可能な輸液セット一覧」を参照してください]。放射線機器・MRI の管理区域内及び高圧酸素療法室内では、使用しないでください。また、高圧酸素療法室へ輸液ラインだけを入れての使用も行わないでください[本製品はこれらの環境での使用を想定した設計をされていません。これらの環境で使用すると、本製品の誤動作や破損、爆発を引き起こす可能性があります]。引火性のある環境で使用しないでください[引火又は爆発を誘引する恐れがあります]。本製品を重力式輸液と並行して使用しないでください[ポンプ下流の輸液ライン接合部分で気泡が発生する、接合部分より下流の警報が検出できないなど、本製品の仕様通りに動作しないことがあります]。本製品を極端な陰圧が発生する可能性のある回路には使用しないでください。

1.2.

3.

4.5.

6.

輸液セットの上下流を逆にして装着しないでください[血管内の血液が吸引されます]。輸液セットのチューブをまっすぐにして装着しない場合は、ドアが閉まりにくいことがあるため無理に閉めず、チューブの装着状態を確認してください。輸液セットの点滴筒を垂直にし点滴プローブを装着し、その状態を維持してください。また、点滴筒の内面に薬液を付着したままにしないでください[過大注入又は、未投与の恐れがあります]。輸液ラインに無理な力を加えないでください。輸液を開始する前に、輸液セットの滴数設定、設定値の桁間違い、流量と予定量を逆に入力していないか等の設定を確認してください。本製品から輸液セットを取り外す際、輸液セットのクレンメを閉じてからチューブを外してください[フリーフローによる過大注入の恐れがあります]。本製品と他の輸液システムを並行して使用しないこと[他の輸液システムを接続し並行輸液を行った場合、本製品の仕様通りに動作しないことがあります]。フリーフロー発生時にはクレンメを閉じてください。点滴プローブは、本製品の仕様に記載された流量精度を保証するまでの性能はありません。また、点滴筒内の滴下が連続流の場合は、点滴異常を検出できません。点滴制御で輸液する場合は、薬液の種類、温度により一粒の大きさが変わるため補正してください[補正しないと、流量精度を保証できない恐れがあります]。微量注入で使用する場合は、輸液ラインの折れなどに特に注意してください[設定流量が低いほど閉塞を検出する時間が長くなるため、長時間輸液されないことがあります]。早送り中は異常がないか確認してください。薬液等の滴下等によって、クレンメホルダー部分に薬液がかからないようにしてください[薬液の固着によって、本製品が有する機能や性能が得られず、故障の原因となります]。電源投入時及び動作中、自己診断機能により、[流量]表示部に「E r r」、[予定量・積算量・残時間]表示部に「_ _**」が表示され警報が鳴った場合、装置の故障が考えられるため、ただちに使用を中止してください。サイレントモード時は、注意喚起(ボイスナビゲーション)音が鳴らなくなります[手順を間違えてスイッチを操作した場合に、気付かない可能性があります(「確定」スイッチの押し忘れ、予定量よりも流量が大きい場合等)]。輸液開始時及び低流量時、輸液ポンプの特性(トランペットカーブ)上、短時間での変動率が増加します[流量の仕様誤差範囲を超える可能性があります]。薬液は室温になじませてから使用してください[冷えたまま使用すると溶存空気の気化により気泡が生じるため、気泡警報が頻繁に発生することがあります]。外部通信機能を用いる場合は、正常に動作する外部機器を接続してください。また、外部機器と接続している時は、輸液は行わないでください。使用する輸液セットの添付文書等で使用可能な薬剤を確認してください。輸液中は定期的に異常がないことを確認してください。

1.2.

3.

4.5.

6.

7.

8.9.

10.

11.

12.13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.20.

4.輸液ラインに無理な力を加えないでください。8.フリーフロー発生時にはクレンメを閉じてください。12.早送り中は異常がないか確認してください。20.輸液中は定期的に異常がないことを確認してください。

警告

警告

禁忌・禁止

注意使用方法に関連する使用上の注意

禁忌・禁止

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製品概要安全上の警告・注意

熟練した者以外は本製品を使用しないでください。本製品を使用目的以外の用途に使用しないでください。使用の前には、必ず使用前点検を実施してください。異常が見られた場合は、直ちに使用を中止し、弊社担当者まで連絡してください。購入後はじめて使用する場合は、AC 電源に接続し 3 時間以上充電を行ってください。また、バッテリーは使用しない状態でも自己放電するため、長期間使用しないで放置した後は、3 時間以上充電してから使用してください[充電が不十分の場合は、停電発生時等にバッテリーでの動作ができない恐れがあります]。バッテリーが経時劣化すると、[バッテリー残量]ランプの示す動作時間が短くなるため、バッテリーの劣化状態をチェックしてください。また、[バッテリー残量]ランプの表示精度を維持するため、1ヶ月に1度、充放電を行ってください。確実な接地がとれない場合は、バッテリーのみで使用してください。通常の使用は AC 電源を使用してください[バッテリーは移動時、停電時等、AC 電源が適正に使用できないときの補助電源として使用してください]。付属のAC 電源コード以外は使用しないでください。薬液等の滴下によって、AC 電源、DC 電源コネクタに薬液がかかってショートすることがあるため、設置場所に注意し、さらにコネクタを接続する際には接続部分が濡れていないことを確認してください。外部通信、ナースコールコネクタを使用しない場合は、キャップを必ず取り付けてください。輸液スタンド等への固定は確実に行ってください。また、スタンドは安定した場所に設置してください。本製品は気密構造ではないので、活性ガス(消毒用ガスも含む)環境や多湿環境等には放置しないでください[装置内部の電子部品に影響を与え、劣化や損傷により本製品が故障する原因になります]。操作スイッチ類は必ず指で操作してください[鋭利なペン先等で操作すると、操作部が破損する恐れがあります]。本製品を直射日光の当たる場所で使用しないでください。本製品の分解・改造をしないでください[故障や破損、装置性能の劣化を引き起こす場合があります]。ドアを開け、輸液セットを装着しない状態で電源スイッチを入れ、ブザー鳴動及び各種ランプ類の点滅確認を行ってください。本製品と患者接続部の高低差をできる限り小さくしてください。異常が見られた場合は、直ちに使用を中止し、弊社担当者まで連絡してください。使用後は電源スイッチを切り、清掃を行い、正しく保管してください。併用する機器・医薬品の添付文書を確認してください。

1.2.3.

4.

5.

6.7.

8.9.

10.11.12.

13.

14.15.16.

17.18.19.20.

〈重要な基本的注意〉

電気メスと本製品を併用する場合は、下記の事項について使用前に確認してください。 1)

 2)

 3)外部通信機能を使用中は医用電気メス、除細動器、携帯電話、無線機器等の影響を受けやすくなることが考えられるため、十分注意してください。輸液開始後、24 時間を経過した場合は、新しい輸液セットと交換するか、もしくは輸液セットのチューブを15cm 以上ずらして新しいチューブの部分を再取り付けしてください。ナースコールと接続する際は、ナースコール機能を維持するため、ナースコールのメーカーに相談してください。

電気メスは、その種類により高周波雑音の発生度合いが異なり、特に古い電気メス(真空管ギャップ式)から発生する雑音は大きく、併用を避けてください。電気メスのコード(メスホルダ、メスコード及び対極板サード)及び電気メス本体との距離を十分に離してください。電気メスと本製品の電源プラグは、別系統の電源コンセントに差してください。

電気メスと本製品を併用する場合は、下記の事項について使用前に確認すること。 1)電気メスは、その種類により高周波雑音の発生度合いが異なり、特に古い電気メス(真空管ギャッ   プ式)から発生する雑音は大きく、併用を避けること。 2)電気メスのコード(メスホルダ、メスコード及び対極板サード)及び電気メス本体との距離を十分   に離すこと。 3)電気メスと本製品の電源プラグは、別系統の電源コンセントに差すこと。外部通信機能を使用中は医用電気メス、除細動器、携帯電話、無線機器等の影響を受けやすくなることが考えられるため、十分注意すること。輸液開始後、24時間を経過した場合は、新しい輸液セットと交換するか、もしくは輸液セットのチューブを15cm以上ずらして新しいチューブの部分を再取り付けすること。ナースコールと接続する際は、ナースコール機能を維持するため、ナースコールのメーカーに相談すること。

1.

2.

3.

4.

〈相互作用〉

本製品は、血管拡張剤、強心剤、麻酔剤、化学療法剤、抗癌剤、抗凝固剤、陣痛促進剤、輸液製剤、血液製剤(血漿分画製剤)等の医薬品をマイクロコンピューター制御により設定した流量で持続注入する医療用輸液ポンプです。AC100V電源及び、内蔵バッテリーにより動作します。注入速度の調整、早送りはステッピングモーターの回転速度をパルス制御で行い、その回転運動はスプロケットとベルトを介して駆動部に伝達され、チューブをしごくフィンガーの上下運動に変換されます。安全装置として、ドア開閉検出や、閉塞検出、気泡検出、クレンメ検出、滴下検出、回転検出、衝撃検出等の異常検出センサーを備えています。別売品のDC専用電源(ACアダプタ)により動作可能です。本製品は、平成15年3月18日付医薬発第0318001号「輸液ポンプ等に関する医療事故防止対策について」及び、平成16年2月13日付薬食審査発第0213001号「輸液ポンプ等の製造(輸入)承認申請等の留意事項について」による適合性を判断するためのチェック項目に適合しています。

・ 小型・軽量ですので、持ち運び、複数台の設置、保管時に便利です。・ 多くのボイスナビゲーションを搭載し、次操作と注意喚起をナビゲートします。・ 高輝度LEDによるナビゲーションランプを搭載し、輸液ポンプの状態が一目で分かります。・ クレンメ開閉検出機能を搭載し、クレンメ操作による事故を防止します。・ 流量と予定量の表示画面・設定スイッチを独立し、色を変えて表示することにより入力間違いを防止します。・ ポンプユナイターに装着し、輸液ポンプとシリンジポンプを一元管理できます。・ メモリー効果のないリチウムイオン電池を採用し、より安全にお使い頂けます。・ 輸液ポンプ本体で充電時間3時間を実現しました。・ 内蔵バッテリーで約3時間連続使用できます。(新品のバッテリーで約3時間以上の充電、流量25mL/hの場合)・ 内蔵バッテリーの充電量及び残量を4段階のランプで表示します。・ 内蔵バッテリーの充電状態をランプでお知らせします。・ 警報音量を3段階(小、中、大)に切り替えることができます。・ 警報音色を3種類から選択できます。・ ボイスナビゲーション音量を3段階(小、中、大)に切り替えることができます。・ ボイスナビゲーションの区分を選択できます。・ 閉塞圧検出レベルを3段階(L、M、H)に切り替えることができます。・ 気泡検出レベルを3段階(L、M、H)に切り替えることができます。・ 外部通信機能により履歴データをパソコンに取り込めます。・ 操作パネルは上半分に表示部、下半分に操作部と分け、使いやすさを追求しました。・ 視認性に優れた大型パイロットランプを採用しました。・ 輸液完了までの残時間を表示できます。・ 幅広い流量設定が可能です。・ ナースコール機能を搭載しました。・ 点滴プローブを標準装備しました。点滴異常をいち早くお知らせします。

製品の概要

特長2. 本製品を使用目的以外の用途に使用しないでください。14. 本製品を直射日光の当たる場所で使用しないでください。20. 併用する機器・医薬品の添付文書を確認してください。

使用上の注意

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各部の名称・構造 各部の名称・構造

本体外観図 操作パネル

1

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20

[電源]スイッチ 電源の入力及び切断時に押します[輸液セット]スイッチ 輸液セットの滴数を設定時に押します[確定]スイッチ 各種設定を確定する時に押します[流量設定]スイッチ 流量を設定するときに押します[切替]スイッチ 表示を切り替える時に押します[クリア]スイッチ 積算量をクリアする時に押します[予定量設定]スイッチ 予定量を設定する時に押します[早送り]スイッチ 早送りを行う時に押します[開始]スイッチ 輸液の開始を行う時に押します[停止]スイッチ 輸液の停止を行う時に押します[消音]スイッチ 警報音及びナビゲーションを消音する時に押します[ファンクション]スイッチ 各種モードを設定する時に押します[時計]スイッチ 現在の時刻を表示する時に押します[クレンメセット]ランプ 専用のクレンメを認識した時に点灯します[滴数]表示部 輸液セットの滴数を表示します[流量]表示部 流量を表示します[予定量]ランプ 予定量を表示している時に点灯します[積算量]ランプ 積算量を表示している時に点灯します[残時間]ランプ 残時間を表示している時に点灯します[予定量制御]ランプ 予定量を設定している時に点灯します

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[予定量・積算量・残時間]表示部 予定量・積算量・残時間を表示します[mL]ランプ 予定量・積算量を表示している時に点灯します[メンテナンスタイマ]ランプ メンテナンスタイマが切れると点灯します[キーロック]ランプ キーロック中に点灯します[バッテリー残量]ランプ バッテリーの残量を表しています[AC接続]ランプ AC接続されている時に点灯します[操作忘れ]警報ランプ [操作忘れ]警報が発生している時に点灯します[点滴異常]警報ランプ [点滴異常]警報が発生している時に点灯します[閉塞]警報ランプ [閉塞]警報が発生している時に点灯します[ドア]警報ランプ [ドア]警報が発生している時に点灯します[気泡]警報ランプ [気泡]警報が発生している時に点灯します[完了]警報ランプ [完了]警報が発生している時に点灯します[滴数設定]ナビゲーションランプ [輸液セット]スイッチが反応する時に点滅します[流量設定]ナビゲーションランプ [流量設定]スイッチが反応する時に点滅します[予定量設定]ナビゲーションランプ [予定量設定]スイッチが反応する時に点滅します[早送り]ナビゲーションランプ [早送り]スイッチが反応する時に点滅します[開始]ナビゲーションランプ [開始]スイッチが反応する時に点滅します[停止]ナビゲーションランプ [停止]スイッチが反応する時に点滅します[消音]ナビゲーションランプ [消音]スイッチが反応する時に点滅します[確定]ナビゲーションランプ [確定]スイッチが反応する時に点滅します

クレンメホルダー又はチューブホルダー

チューブクランプ

ドアレバードア

気泡検出部

点滴プローブコネクタ

点滴プローブ

信号コネクタ

ACインレット

操作パネル

パイロットランプ

閉塞検出部

1

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各部の名称・構造各部の名称・構造

付属品 適用品(別売)

■AC電源コード

■点滴プローブ

■架台

■取扱説明書 (保証書付)

■専用通信ケーブル IPS-100

● 外部通信機能による履歴の読み出しに必要です。

■ポンプユナイター PU3-200S

■ポンプユナイタースタンド PUS-200S

● ポンプユナイターが標準で2台セットできます。 (2台使用時はポンプユナイター接続ACコードが必要です。)

● 輸液ポンプ、シリンジポンプ専用の架台です。● ポンプユナイタースタンドだけでなく、 ベッド等にも取り付けできます。

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ドアレバー

AC電源コード

使用方法 使用方法

1 準備をします

ご使用の前に、P.2「医用電気機器の使用上(安全及び危険防止)の注意事項」及びP.4~6「安全上の警告・注意」をよくお読みの上、ご使用ください。

はじめて使用する時はAC電源に接続し、3時間以上充電を行ってください。

輸液スタンドへの取り付け付属品の架台を使って、輸液スタンドにしっかりと固定します。取り付けは、輸液ポンプ本体にあるネジ穴に、架台の取り付けネジを入れてください。

2 電源を入れます

1. ドアレバーを上にあげます。

1. ACインレット(本体左側面)にAC電源コードをし  っかり奥まで差し込んでください。

2. AC電源コードを正しくアースされた3芯接地型  AC100Vコンセントに接続します。※[AC接続]ランプが点灯します。 (購入後はじめて使用する場合や、長期間使用しな  かった場合はAC電源に接続し3時間以上充電を行  ってください。)

2. ドアがロックする位置まで開きます。

3. 輸液セットをセットせずに[電源]スイッチを押し  て電源を入れます。電源投入後、ブザーが鳴り、  全てのランプが点滅するとともに自己診断機能が  作動するので、これを確認してください。  ※ドアが閉じている場合、フィンガー部のチェッ   クは行いません。

4. 使用する輸液セットグループと本製品の設定が一  致していることを確認してください。

5.[滴数]表示部は「20」、[流量]表示部は「0」、[予  定量・積算量・残時間]表示部は「0」を表示し、[滴  数設定]ナビゲーションランプ等が点灯します。

● 使用する輸液セットと本製品の設定が一致し ていない場合、許容量以上の流量誤差を生じ、 各種警報機能を保証できません。● 一度使用した輸液セットを再使用しないでく ださい。● 上記確認事項に異常が見られた場合、ただち に使用を中止し、弊社担当者までご連絡くだ さい。

表 示

n_01

t_01

J_02

E_ * *

    輸液セットグループ

(株)ニプロ 輸液ポンプ専用輸液セット

テルモ(株) 輸液ポンプ専用輸液セット

(株)ジェイ・エム・エス 汎用輸液セット

その他輸液セット

3芯接地型AC100VコンセントAC電源コード

ACインレット

ドア内部に薬液の固着や汚れがないことを確認してください。

● 輸液スタンドの安定性を確認してください。●付属のAC電源コードを使用してください。

[ * ]には数字が表示されます。[ _ ]には何も表示されません。

取り付けネジ

架台

輸液スタンド

注意

注意

注意

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閉塞検出部

使用方法使用方法

4 輸液セットの装着̶クレンメを装着します

5 輸液セットの装着̶チューブを装着します

※チューブホルダータイプはP.14「5 輸液セットの 装着̶チューブを装着します」の手順に進んでくだ さい。

1. クレンメホルダーに輸液セットのクレンメを装着  します。クレンメホルダーにクレンメが装着され  たことを認識した場合、[クレンメセット]ランプ  が点灯します。

2. 輸液セットのチューブを軽く引っ張りながら、チュ  ーブガイドの奥までチューブを押し込みます。

3. 各種検出部にチューブを装着します。

4. ドアレバーでドアを確実にロックします。この時、 [ドア]警報ランプが消灯することを確認してくだ  さい。

※P.14「4 輸液セットの装着̶クレンメを装着しま す」と、P.14「5 輸液セットの装着̶チューブを装 着します」の手順が逆になっても問題ありません。

1. リターンレバーを奥に押し、チューブクランプレ  バーを解除します。

3 輸液セットをプライミングします

1. 指定の輸液セットであることを確認してください。

2. 輸液セットのクレンメをクレンメホルダーの位置  になるように合わせて、クレンメを閉じます。

3. 輸液セットの点滴筒に薬液を溜めます。

4. 輸液セットのクレンメを開いて静脈針先端まで薬  液を満たし、クレンメを閉じます。 ● チューブは長期間使用すると、変形し流量誤

差を生じることがあります。24時間ごとにチ ューブを15cmずらすか、新しい輸液セット に交換してください。● チューブを極端に強く引っ張った状態で装着 すると、流量誤差を生じますので、強く引っ 張らないでください。

チューブに折れ、つぶれ、たるみがなく、まっすぐに装着すること、フィンガー部、チューブガイドにチューブがまっすぐ装着されていることを確認してください。これらのことが守られていない場合、薬液の過大注入や未投与等が発生することがあります。

● 気泡検出部、閉塞検出部に正しく装着されて いない場合、気泡や閉塞を検出できないこと があります。● 気泡検出部、閉塞検出部に薬液の固着や汚れ がないこと、液体の付着がないことを確認し てください。気泡や閉塞を検出できないこと があります。

点滴筒

約1/3薬液

リターンレバー

閉塞検出部

気泡検出部

輸液バッグと輸液ポンプの間のチューブの長さに余裕を持たせてください。チューブを装着した時に、輸液バッグからチューブが抜ける可能性があります。

注意

注意

警告

警告

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5

使用方法使用方法

8 流量を設定します

1.[流量設定]ナビゲーションランプが点滅している  時、流量が入力できる状態です。

2.[流量設定]スイッチを押して、流量を設定します。

3.[確定]スイッチを押して、設定値を確定します。

7 滴数を設定します

1.[滴数設定]ナビゲーションランプが点滅している  時、滴数が入力できる状態です。

2.[輸液セット]スイッチを押して、滴数を設定します。

3.[確定]スイッチを押して、設定値を確定します。

6 点滴プローブを装着します

1. 点滴プローブを指で押し縮め、点滴筒に装着しま  す。滴下ノズルと液面の中間に装着すること、点  滴筒が傾かないこと、直射日光が当たらないこと、  点滴筒が汚れていないこと、水滴が付着していな  いことを確認してください。

● 点滴プローブは光センサーで水滴の通過を検 出しています。正しく装着されていない場合、 水滴を検出できず、流量誤差を生じたり、点 滴異常警報が発生する原因となります。● 点滴筒内の滴下が連続流の場合、点滴異常を 検出できないことがあります。

滴下ノズル点滴筒

この間に装着 点滴プローブ

注意

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5

使用方法使用方法

12 予定量、積算量、残時間を表示するには

1.[切替]スイッチを押すたびに、[予定量・積算量・  残時間]表示部の表示が予定量、積算量及び残時  間に切り替わります。

2.[予定量]ランプが点灯している時は予定量、[積  算量]ランプが点灯している時は積算量、[残時間]  ランプが点灯している時は残時間を表しています。

静脈針

10 静脈針の穿刺

9 予定量を設定します

1.[予定量]ランプ、[mL]ランプが点灯し、[予定量  設定]ナビゲーションランプが点滅している時、 [予定量・積算量・残時間]表示部は予定量を表し  ており、予定量が入力できる状態です。

2.[予定量設定]スイッチを押して、予定量を設定し  ます。  予定量を設定しない場合、予定量が0mLの状態で [予定量設定]スイッチの下スイッチを押してくだ  さい。「----」と表示されます。

1. 停止状態で、静脈針を穿刺します。

3.[確定]スイッチを押して、設定値を確定します。

4. 予定量の設定がある場合は、[予定量制御]ランプ  が点灯し、設定がない場合は、[予定量制御]ラン  プは消灯します。

5. 流量が予定量を超えている場合、[確定]スイッチ  を再度押します。

11 輸液を開始します

1. 全ての警報ランプが消灯していることを確認した  後、クレンメを開くと[開始]ナビゲーションラン  プと[早送り]ナビゲーションランプが点滅します。

2.[開始]スイッチを押し、輸液を開始します。この  とき、[開始]ナビゲーションランプが消灯し、パ  イロットランプの緑色が点滅することを確認して  ください。

3. 輸液中に早送り注入したい場合は、[開始]スイッ  チと[早送り]スイッチを同時に押すと早送りが開  始され、[予定量・積算量・残時間]表示部に、早  送りしている間の積算量が表示されます。※ このとき、ブザーが断続的に鳴り、パイロットラ  ンプの緑色が点滅することを確認してください。

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20 21

使用方法使用方法

13 輸液中に流量を変更するには

1.[停止]スイッチを押し、輸液を停止します。

2. 流量を変更する場合は停止状態で[流量設定]スイ  ッチを押して流量を設定してください。

14 輸液を終了します

1.[停止]スイッチを押し、輸液を停止します。※[パイロットランプ]が消灯し、[早送り]ナビゲー  ションランプと[開始]ナビゲーションランプが点  滅するのを確認してください。

2. 輸液セットのクレンメを閉じます。

15 輸液セットの交換

輸液セットの交換、チューブの位置をずらしたい場合

1. [停止]スイッチを押し、輸液を停止します。※[パイロットランプ]が消灯し、[早送り]ナビゲー ションランプと[開始]ナビゲーションランプが点 滅するのを確認してください。

2.. 輸液セットのクレンメを閉じます。

3.. ドアを開けて、リターンレバーを解除した後、輸液  セットを取り外します。

4.. P14~15「5.輸液セットの装着─チューブを装  着します」を参照してください。

輸液セットの交換、チューブの位置をずらしたい場合

1. [停止]スイッチを押し、輸液を停止します。※[パイロットランプ]が消灯し、[早送り]ナビゲー  ションランプが点滅することを確認してください。

2.. 輸液セットのクレンメを閉じます。

3.. ドアを開けて、リターンレバーを解除した後、輸液  セットを取り外します。

4.. P14~15「輸液セットを装着します」を参照して、  輸液セットをセットして、ドアを閉じてください。

16 電源を切ります

1. ドアを開けて、リターンレバーを解除した後、輸液  セットを取り外します。

2.[電源]スイッチを押し続けて(約4秒間)電源を切  ります。その間1秒ごとに3回ブザーが鳴り、その  後電源が切れます。

リターンレバー

ドアを開ける前に、クレンメを閉じていることを確認してください。フリーフローによる、過大注入が起こる場合があります。

警告

輸液セットは長時間使用すると、変形し流量誤差を生じることがあります。24時間ごとにチューブを15cmずらすか、新しい輸液セットに交換してください。

注意

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使用方法使用方法

輸液中に警報が鳴った時には

[パイロットランプ]が赤色に点灯し、[ドア]警報ランプが点灯して警報音が鳴った場合

1. ドアが開いています。輸液は安全のために停止さ  せています。

2.[消音]スイッチを押して警報音を止めてください。

3. クレンメを閉じ、フリーフローを防止してください。

4. P.14~15「輸液セットを装着します」を参照して、  輸液セットをセットして、ドアを閉じてください。

5. この時、[ドア]警報ランプが消灯することを確認  してください。

1. 滴下状態に異常があるか、滴下を正しく検知できて  いません。輸液は安全のために停止させています。

2.[消音]スイッチを押して警報音を止めてください。

3. クレンメを閉じ、フリーフローを防止してください。

4. 輸液セットの滴数、チューブの装着状態、点滴プ  ローブの状態、点滴筒内の状態等を確認して、原  因を取り除いてください。

5. なお、[点滴異常]警報ランプは[開始]スイッチを  押して輸液を再開しない限り消灯しません。

1. 輸液ラインが閉塞し閉塞圧検出レベルを超えてい  ます。輸液は安全のために停止させています。

2.[消音]スイッチを押して警報音を止めてください。

3. クレンメを閉じ、フリーフローを防止してください。

4. ドアを開け、輸液セットのチューブの装着状態や  ラインのつまり等を確認して、原因を取り除いて  ください。

5. P.14~15「輸液セットを装着します」を参照して、  輸液セットをセットして、ドアを閉じてください。

6. この時、[閉塞]警報ランプが消灯することを確認  してください。

[パイロットランプ]が赤色に点灯し、[閉塞]警報ランプが点灯して警報音が鳴った場合

[パイロットランプ]が赤色に点灯し、[点滴異常]警報ランプが点灯して警報音が鳴った場合

電源を切ります

[パイロットランプ]が赤色に点灯し、[気泡]警報ランプが点灯して警報音が鳴った場合

1. 輸液ライン内に気泡が混入しています。輸液は安  全のために停止させています。

2.[消音]スイッチを押して警報音を止めてください。

3. クレンメを閉じ、フリーフローを防止してください。

4. ドアを開け、チューブクランプレバーを解除して、  輸液セットのチューブの装着状態を確認して、気  泡を取り除いてください。

5. P.14~15「輸液セットを装着します」を参照して、  輸液セットをセットして、ドアを閉じてください。

6. この時、[気泡]警報ランプが消灯することを確認  してください。

1. 積算量が予定量に達しています。輸液はキープベ  インオープン時の流量で継続されています。※ キープベインオープン:患者ラインを開けておく  ことを目的として低流量に設定されています(初  期設定では最低流量となります)。

2.[消音]スイッチを押して警報音を止めてください。

3.[停止]スイッチを押して輸液を停止してください。

4. 輸液を継続する場合は、積算量をクリアするか、  予定量を追加してください。

5. この時、[完了]警報ランプが消灯することを確認  してください。

[パイロットランプ]が赤色に点灯し、[完了]警報ランプが点灯して警報音が鳴った場合

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緑3個 約150分以上

緑2個 約90分以上

緑1個 約30分以上

赤1個 約30分以下

新品バッテリー、常温25℃、3時間以上の充電、流量25mL/hの場合

その他の使用方法 その他の使用方法

早送り(プライミング)

1.[早送り]スイッチを押している間、早送りが行わ  れ[予定量・積算量・残時間]表示部に、早送りの  積算量が表示されます。※ ブザーが断続的に鳴り、パイロットランプの緑色  が点滅することを確認してください。※ 早送り流量は輸液セットによって異なります(20  滴/mL輸液セット使用時:約500mL/h、60滴/  mL輸液セット使用時:約150mL/h)。

積算量のクリア

1.[切替]スイッチを押し、[予定量・積算量・残時間]  表示部を積算量の表示にする(約15秒間表示され  ます)。※[積算量]ランプと[mL]ランプが点灯します。

時計の表示

1.[時計]スイッチを押すと、[予定量・積算量・残時  間]表示部に現在の時刻が表示されます。

2.[クリア]スイッチを押し続けて(約1秒間)、積算  量をクリアします。※[予定量・積算量・残時間]表示部が「0」になって  いることを確認してください。

キーロック機能

1.[ファンクション]スイッチと[消音]スイッチを同  時に押し続けると(約2秒間)、[キーロック]ラン  プが点灯します。※ キーロック中は以下のスイッチが操作できます。 [電源]スイッチ、[消音]スイッチ、[時計]スイッチ

2. キーロックを解除する場合は、キーロックする時  と同じ操作を行ってください。[キーロック]ラン  プが消灯します。

内蔵バッテリーでの動作

AC電源又はDC専用電源に接続すると、急速充電中は[AC接続]ランプが黄色に点灯します。急速充電が終了すると、[AC接続]ランプは緑色に点灯します。使用中にAC電源又はDC専用電源が供給されない場合や、電圧が低下した場合、自動的に内蔵バッテリーによる駆動に切り替わり、約3時間連続使用可能です(新品バッテリーで常温25℃、3時間以上の充電、流量25mL/hの場合)。※[AC接続]ランプが消灯し、各種表示部と[バッテ  リー残量]ランプが点滅するので、バッテリー駆動  状態であることを確認してください。

[バッテリー残量]ランプの点灯状態によるバッテリー残量の目安は右記のとおりです。

● 購入後はじめて使用する場合はAC電源に接 続し3時間以上充電を行ってください。● バッテリーは使用しない状態でも自己放電し ますのでしばらく使用しないで放置した後は、 3時間以上充電してから使用してください。 1カ月に1度、電源が切れるまで放電してくだ さい。● 内蔵バッテリーの電圧が低下し、バッテリー 残量が約30分以下になると、約10分ごとに ブザーが鳴ります。すみやかにAC電源に接 続して充電を行ってください。AC電源に接 続しないで使用し続けると、自動的に電源が 切れます。●[バッテリー残量]ランプの示す動作時間が短 くなってきた場合は、バッテリーの劣化が始 まっています。交換又は交換準備をしてくだ さい。

注意

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その他の使用方法その他の使用方法

各種モードの切替方法

モードを切り替えることにより、警報音量の変更・ボイスナビゲーション音量の変更・閉塞圧検出レベルの変更・気泡検出レベルの変更・流量補正値の変更・日付/時刻の設定・動作履歴の表示ができます。

1. 停止状態であることを確認してください。

2.[ファンクション]スイッチと[切替]スイッチをブ  ザーが鳴るまで同時に押し続けます。

3.[流量]表示部に「SP _」、[予定量・積算量・残  時間]表示部に「LE _ *」と表示され、警報音量切  替モードに入ったことを確認してください。

4.[切替]スイッチを押すごとに、モードが切り替わ  ります。

5.[停止]スイッチを押すと、通常モードに戻ります。

警報音量の変更

警報音の音量を3段階に切り替えて設定することができます。

1. 上記「各種モードの切替方法」を参照して、警報音  量切替モードに入ります。※[流量]表示部に「SP_」、[予定量・積算量・残時  間]表示部に「LE_*」と表示されます。同時に[確  定]ナビゲーションランプ等が点滅します。 (「*」の部分には1~3が表示されます。「_」には  何も表示されません。)

2.[予定量設定]スイッチの1桁目のスイッチで設定  を変更してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. 警報音量表示の内容は以下のとおりです。

ボイスナビゲーション音量の変更

ボイスナビゲーションの音量を3段階に切り替えて設定することができます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、ボイス  ナビゲーション音量切替モードに入ります。※[流量]表示部に「nA_」、[予定量・積算量・残時  間]表示部に「LE_*」と表示されます。同時に[確  定]ナビゲーションランプ等が点滅します。 (「*」の部分には1~3が表示されます。「_」には  何も表示されません。)

2.[予定量設定]スイッチの1桁目のスイッチで設定  を変更してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. ボイスナビゲーション音量表示の内容は以下のと  おりです。

サイレントモード機能

夜間の操作時や本製品が発するボイスナビゲーションやスイッチ音の操作音が気になる環境での使用において、操作音を発生させなくすることができます。※警報音は発生します。※電源を切ると解除されます。

1.[消音]スイッチと[時計]スイッチを同時に約1秒  間押します。

2.[消音]ナビゲーションランプが2回点滅して消え、  サイレントモードになる。

3. 再度[消音]スイッチと[時計]スイッチを同時に  約1秒間押すと操作音が鳴り、解除されます。

閉塞圧検出レベルの変更

閉塞検出部により輸液ラインが閉塞した場合、その検出を行います。閉塞圧検出レベルの変更では30kPa~140kPaの範囲内で検出圧を3段階に切替えることができます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、閉塞圧  検出レベル切替モードに入ります。※[流量]表示部に「OCC」、[予定量・積算量・残  時間]表示部に「LE_*」と表示されます。同時に [確定]ナビゲーションランプ等が点滅します。 (「*」の部分には1~3が表示されます。「_」には  何も表示されません。)

2.[予定量設定]スイッチの1桁目のスイッチで設定  を変更してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. 閉塞圧検出レベル表示の内容は以下のとおりです。

● 閉塞検出部より上流で閉塞している場合、そ の検出はできません。輸液を開始するまえに、 輸液ラインが折れ曲がっていないことを確認 してください。● 使用される輸液セットにより検出圧が異なり ます。

注意

サイレントモード時は、注意喚起(ボイスナビゲーション)音が鳴らなくなります[手順を間違えてスイッチを操作した場合に、気付かない可能性があります(「確定」スイッチの押し忘れ、予定量よりも流量が大きい場合等)]。

注意

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

音 量

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

音 量

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

閉塞圧検出レベル

L

M

H

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28 29

その他の使用方法その他の使用方法

気泡検出レベルの変更

チューブに気泡が混入した場合、気泡検出部によりその検出を行います。気泡検出レベルの変更ではその検出感度を変更することができます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、気泡検  出レベル切替モードに入ります。※[流量]表示部に「A I r」、[予定量・積算量・残時  間]表示部に「LE_*」と表示されます。同時に[確  定]ナビゲーションランプ等が点滅します。 (「*」の部分には1~3が表示されます。「_」には  何も表示されません。)

2.[予定量設定]スイッチの1桁目のスイッチで設定  を変更してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. 気泡検出レベル表示の内容は以下のとおりです。

閉塞圧検出レベルの変更

輸液ラインが閉塞した場合、閉塞検出部によりその検出を行います。閉塞圧検出レベルの変更では30kPa~140kPaの範囲内で検出圧を3段階に切替えることができます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、閉塞圧  検出レベル切替モードに入ります。※[流量]表示部に「OCC」、[予定量・積算量・残  時間]表示部に「LE_*」と表示されます。同時に [確定]ナビゲーションランプ等が点滅します。 (「*」の部分には1~3が表示されます。「_」には  何も表示されません。)

2.[予定量設定]スイッチの1桁目のスイッチで設定  を変更してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. 閉塞圧検出レベル表示の内容は以下のとおりです。

● 閉塞検出部より上流で閉塞している場合、そ の検出はできません。輸液を開始するまえに、 輸液ラインが折れ曲がっていないことを確認 してください。● 使用される輸液セットにより検出圧が異なり ます。

注意

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

閉塞圧検出レベル

L

M

H

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

気泡検出レベル

L

M

H

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動作内容

輸液開始

輸液停止

早送り

警報

エラー

電源オン

電源オフ

AC駆動

バッテリー駆動

シャットダウン

衝撃検知

動作表示(表示部位)

各種ランプ

[開始]ナビゲーションランプ点灯

[パイロットランプ]緑点灯

[停止]ナビゲーションランプ点灯

[パイロットランプ]全消灯

[早送り]ナビゲーションランプ点灯

[パイロットランプ]緑点灯

該当する警報ランプ点灯

[パイロットランプ]赤点灯

[パイロットランプ]赤点灯

[滴数]表示部

滴数

滴数

滴数

[流量]表示部、[予定量・積算量・残時間]表示部

輸液セット

グループ

輸液セット

グループ

輸液セット

グループ

エラーコード

[流量]表示部「On_」、[予定量]表示部「バッテリー容量」

[流量]表示部「OFF」、[予定量]表示部「バッテリー容量」

[流量]表示部「AC_」、[予定量]表示部「バッテリー容量」

[流量]表示部「bA_」、[予定量]表示部「バッテリー容量」

[流量]表示部「Sd_」

[流量]表示部「SHC」、[予定量]表示部「衝撃レベル」

閉塞圧検

出レベル

閉塞圧検

出レベル

閉塞圧検

出レベル

気泡検出

レベル

気泡検出

レベル

気泡検出

レベル

流量

補正率

流量

補正率

流量

補正率

流量

流量

流量

予定量

予定量

予定量

積算量

積算量

積算量

その他の使用方法その他の使用方法

流量補正値の変更

流量補正値を±30[%]の範囲で設定することができます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、流量補  正値切替モードに入ります。※[流量]表示部に「CO r」、[予定量・積算量・残時  間]表示部に流量補正値が表示されます。同時に [確定]ナビゲーションランプ等が点滅します。

2.[予定量設定]スイッチを押し、流量補正値を変更  してください。

3.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

4. 補正値の目安は以下のとおりです。※ 表に記載されていない薬剤で、生理食塩水と比重・  粘度が大きく異なる場合は、薬品メーカーに情報  を問い合わせるなど確認を行って、必要に応じて  補正を行ってください。

日付・時刻の設定

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、日付/  時刻設定モードに入ります。※[流量]表示部に「CLO」、[予定量・積算量・残  時間]表示部に「西暦」の「20**」が表示されます。  同時に[確定]ナビゲーションランプ等が点滅し  ます。

2.[開始]スイッチを押すごとに、「西暦」→「月日」→ 「時間」の順に切り替わります。

3. 変更したい項目を表示させて、[予定量設定]スイ  ッチを押して各桁を入力してください。

4.[確定]スイッチを確認のブザーが鳴るまで押し続  け、設定を保存します。

履歴の表示

輸液開始、輸液停止、早送り、警報、電源オン、電源オフ、シャットダウン、AC駆動開始、バッテリー駆動開始、エラーの発生時の日時、設定流量、警報種類等の動作履歴を最大300件保存、表示できます(300件以上については古い履歴から上書きされます)。電源が切れてもメモリは保持されます。

1. P26「各種モードの切替方法」を参照して、履歴表  示モードに入ります。※[流量]表示部に「H IS」、[予定量・積算量・残時  間]表示部に履歴番号の「* * *」が表示されます。

2.[予定量設定]スイッチを押して、見たい履歴番号  に変更します。

3.[流量]表示部、[予定量・積算量・残時間]表示部  は[開始]スイッチを押すごとに「西暦」→「日付」  →「時間」→「動作表示」→「履歴番号」と順次切り  替わると同時に、動作内容に応じた各種ランプが  点灯します。

4.「動作表示」は動作内容によって異なります。内容  については以下のとおりです。

電源を切っても補正値の値は保持されます。

注意

生理食塩水

ブドウ糖(10%)

ブドウ糖(50%)

ブドウ糖(70%)

薬剤例

0%(補正不要)

約+4%

約+10%

約+15%

補正値

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32 33

その他の使用方法

メンテナンス時期の表示

一定時間以上使用すると、メンテナンス時期であることを表示します。自己診断終了後、[予定量・積算量・残時間]表示部に、「-OH -」と点滅表示します。※ いずれかのスイッチを押すことで、通常モードに  戻ります。

ポンプユナイターでの動作

本製品はポンプユナイター(PU3-100、PU3-200S)に取り付けて使用することができます。正しく装着されると[AC接続]ランプが黄色(急速充電中)又は緑色(急速充電終了)に点灯します。本製品をポンプユナイター(PU3-200S)に取り付ける場合、ポンプユナイターの[充電中]ランプは点灯しません。※ポンプユナイターの取り扱いは、ポンプユナイターの取扱説明書を参照してください。

ナースコール機能

信号コネクタを利用して、ナースコール信号を出力することができます。警報が発生した時は、約5秒間ナースコールへ信号を送ります。警報音消音後、再警報機能により再度警報が発生した場合も同様です。エラーが発生([流量]表示部に「E r r」が表示)したときは、連続的に信号を送ります。※ナースコール信号が発生した場合、7番-8番ピン が短絡接続(ショート)します。

メンテナンス時期が迫っており、点検・修理が必要です。弊社担当者までご連絡ください。

約5秒間

警報発生

[警報が発生した場合]

[エラーが発生した場合]

エラー発生

連続

再警報発生

約5秒間

接続ケーブルについては、弊社担当者までご相談ください。

信号コネクタ ピン配置

● ナースコールと接続する際には、ナースコー ル機能を維持するため、ナースコールのメー カーにご相談ください。● ナースコールの代わりにブザー又はランプ等 を接続する場合は、DC12[V]、1[A]以下の 容量でご使用ください。● 信号コネクタを使わない場合は、キャップを 取り付けてください。

注意1

3 4 56 78

2

信号コネクタ

信号コネクタピン配置

早送り流量設定機能

早送り時の流量を3~500mL/hの範囲で設定できます。ご要望される場合は、弊社担当者までご連絡ください。

操作忘れ時間設定機能

操作忘れ警報が発生するまでの時間を0~600秒(0秒は操作忘れ警報機能をオフにします)の範囲で設定できます。ご要望される場合は、弊社担当者までご連絡ください。

再警報時間設定機能

警報を消音した後、警報の原因が解消されない場合再警報を行います。再警報が発生するまでの時間を 0~600秒(0秒は再警報機能をオフにします)の範囲で設定できます。ご要望される場合は、弊社担当者までご連絡ください。

メンテナンスタイマの設定

0(OFF)~12カ月の間でメンテナンスタイマを設定できます。

ボイスナビゲーション詳細設定機能

各区分にあるボイスナビゲーションのオン・オフを切り替えることができます。

クレンメホルダー機能

クレンメホルダー機能のオン・オフを切り替えることができます。

点滴プローブ外れ警報機能の選択

制御方式が流量制御の輸液セットグループに設定されている場合、点滴プローブが本体から外れた場合に発生する点滴異常警報発生のオン・オフを切り替えることができます。

操作忘れ警報発生条件切替機能

操作忘れ警報の発生条件を変更することができます。

使用開始から現在までの動作させていた時間を表示できます。

総駆動時間の表示

設定できる流量の上限値を3~500mL/hの範囲で設定できます。

流量上限値設定機能

使用する輸液セットグループを変更することができます。

輸液セットグループ切替機能

使用する滴数の表示を限定することができます。

滴数表示限定機能

シリアル通信環境を変更することができます。

シリアル通信環境設定機能

キーロック機能により、[電源]スイッチ、[開始]スイッチ、[停止]スイッチ、[消音]スイッチをキーロックさせるかどうか選択できます。

キーロックキー選択機能

前回使用した、滴数、流量、予定量を表示することができます。項目ごとに表示のオン・オフが変更できます。

前回値表示機能

キープベインオープン時の流量を0(OF F)~10mL/hの範囲で設定できます。

キープベインオープン流量設定機能

警報の音色を3種類から選択できます。

警報音色の変更

ボイスナビゲーションの組み合わせ変更

3区分あるボイスナビゲーションの組み合わせを切り替えることにより、ナビゲーションさせたい内容を切り替えることができます。ご要望される場合は、弊社担当者までご連絡ください。

2級メンテナンス弊社主催の2級メンテナンス講習会を受講し、2級メンテナンス作業認定確認初に同意して頂いた方は以下の設定変更等を行うことができます。ご要望される場合は、弊社担当者にご連絡ください。

注意

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トラブルシューティングご使用後はその他の使用方法

清掃について

ご使用後は清掃を行い、正しく保管してください。

保管・管理方法

● 必ず電源を切り、電源コードを抜いてから行ってください。● 液体に浸して清掃しないでください。溶液が本製品内部にしみ込みますと、電子回路がショートする恐れが あります。● オートクレーブ滅菌やEOG滅菌は行わないでください。● アルコール、シンナー等の溶剤は使用しないでください。● 消毒剤例を下記に示します。消毒剤の使用にあたって、各消毒剤の添付文書に従ってください。 0.2~0.5%塩化ベンザルコニウム水溶液(オスバン等) 0.2~0.5%塩化ベンゼトニウム水溶液(ハイアミン等) 0.1~0.5%クロールヘキシジン水溶液(ヒビテン等)● 消毒剤を使用した場合は、水又はゆるま湯を浸したやわらかい布等で消毒剤を拭き取り、清潔でやわらかい 布等で余分な湿気を取ってください。

点滴プローブの清掃方法

● センサー面は常に清潔に保ってください。センサー面を傷つけないように注意してください。センサー面に 汚れが残っていないことを確認してください。[点滴異常]警報が発生する原因となります。● コネクタ部を水没させないでください。また、コネクタ部に水がかからないように注意し、濡れた場合は十 分に乾燥させてからご使用ください。● 点滴プローブ本体を長時間水に浸したまま放置しないでください。● ドライヤー等を使用して乾燥させないでください。● 清掃後はP.41「点滴プローブの点検方法」に従い点検を行ってください。● 上記手順にて清掃しても汚れが落ちない場合は、弊社担当者までご連絡ください。

1. 点滴プローブのコネクタ先端を指でつまんでポンプ本体から取り外します。2. 点滴プローブを指で押し縮め、センサー面を開きます。3. 水又はぬるま湯を浸したガーゼ等でセンサー面の汚れを拭き取ります。4. 乾いた綿棒で余分な湿気を拭き取ります。

● 水没させないでください。● 水ぬれに注意し、高温多湿を避けて保管してください。● 振動、塵埃、浸食性ガス等の多い場所に保管しないでください。● 直射日光や紫外線照射下に長時間放置しないでください。● 本製品の分解や改造はしないでください。● 本製品を廃棄する際は行政の指示に従って適切に廃棄してください。

清掃について

センサー面の清掃方法

1. 点滴プローブのコネクタ先端を指でつまんでポンプ本体から取り外します。2. コネクタを濡らさないように点滴プローブ本体を水又はぬるま湯に浸します。3. スライド動作を繰り返しながら、汚れを取り除きます。4. 清潔でやわらかい布等で余分な湿気を拭き取り、十分に乾燥させます。

スライド部の清掃方法

警報及びトラブルが発生した場合は、以下の原因が考えられますので、各々の処置方法に従ってください。それでも異常が解決されない場合は、弊社担当者までご連絡ください。

電源が入らない

バッテリー

表示

AC電源を接続しても[AC]接

続ランプが点灯しない

バッテリーで電源が

入らない

[バッテリー残量]ランプの数

と動作時間の目安が合わない

[流量]表示部に「SP_」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「LE_*」と表示される

(*は数字です)

[流量]表示部に「nA_」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「LE_*」と表示される

(*は数字です)

[流量]表示部に「OCC」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「LE_*」と表示される

(*は数字です)

[流量]表示部に「A I r」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「LE_*」と表示される

(*は数字です)

[流量]表示部に「COr」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「_ _* *」と表示される

(*は数字です)

ACインレットにAC電源コー

ドが確実に接続されていない

AC電源コードが断線

している

上記以外は装置の故障が

考えられます

バッテリー残量が

ありません

バッテリーの劣化です

上記以外は装置の故障が

考えられます

バッテリーの定期点検が

必要です

警報音量切替モードです

ボイスナビゲーション音量

切替モードです

閉塞圧検出レベル

切替モードです

気泡検出レベル

切替モードです

流量補正値

設定モードです

接続をご確認ください

AC電源コードを交換

してください

修理をお申し付けください

電源OFFの状態でAC電源に

接続し3時間以上充電を行っ

てください

充電後バッテリーで電源が入

らない場合は装置の故障が考

えられますので修理をお申し

付けください

バッテリーの交換を

お申し付けください

修理をお申し付けください

「バッテリーの点検方法」を参照

して点検等を行ってください

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

キーワード 現 象 原 因 対処方法

注意

注意

注意

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トラブルシューティングトラブルシューティング

流量

警報[閉塞]

警報[ドア]

警報[完了]

流量精度が悪い

[閉塞]警報ランプが点灯し、

警報音が鳴り、パイロットラン

プが点灯して輸液が停止する

再度開始したが、警報が発生

し輸液が停止した

[閉塞]警報が頻繁に発生する

[ドア]警報ランプが点灯し、

警報音が鳴り、パイロットラン

プが点灯して輸液が停止する

上記を行ったが警報ランプが

点灯し続ける

[完了]警報ランプが点灯し、

警報音が鳴り、パイロットラン

プが点灯して輸液が停止する

上記を行ったが警報ランプが

点灯し続ける

輸液セットが正しく装着

されていない

指定外の輸液セットを

使用している

上記以外は装置の故障が

考えられます

輸液ラインが

閉塞状態になった

輸液セットのクレンメが

閉じている

輸液セットが正しく装着

されていない

指定外の輸液セットを

使用している

装置の故障が考えられます

輸液ラインの内圧が

閉塞圧検出レベルに

達している

ドアが開いている

装置の故障が考えられます

予定量に到達しています

装置の故障が考えられます

輸液セットを正しく装着

してください

指定された輸液セットに

交換してください

修理をお申し付けください

クレンメを閉じてドアを開け、

チューブクランプを解除して

ください

輸液セットのつまり等がない

か確認し、異常がある場合は

患者に送液されないように原

因を取り除いてください

輸液セットのクレンメは開か

ずに、ドアを開けて、一度チ

ューブを取り外してください

輸液セットを閉塞検出部に

正しくセットしてください

指定された輸液セットに

交換してください

修理をお申し付けください

高粘度薬液や細径回路では、

輸液ラインの内圧が上がる場

合があります

輸液ラインや流量を下げるな

どの設定を見直してください

それでもなお警報が頻繁に発

生する場合は、閉塞圧検出レ

ベルを現在の設定より高くし

てください

ドアを閉じ、ドアロックレバ

ーで確実にロックします

修理をお申し付けください

予定量を再設定するか、積算

量をクリアしてください

修理をお申し付けください

キーワード 現 象 原 因 対処方法

表示

開始できない

スイッチ操作が

できない

ドアが閉まらない

[流量]表示部に「CLO」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「* * * *」と表示される

(*は数字です)

[流量]表示部に「H I S」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「_* * *」と表示される

(*は数字です)

バッテリー残量ランプが

点滅する

[予定量・積算量・残時間]表

示部に「- OH-」と点滅表示

される

[流量]表示部に「E r r」、[予

定量・積算量・残時間]表示

部に「_ _ * *」と表示される

(*は数字です)

各表示が不規則な表示をする

[開始]スイッチを押しても開

始できない

([開始]モードランプが点滅

していない)

[キーロック]ランプが

点灯している

ドアを閉めようとしても

ドアがロックできない

日付・時刻

設定モードです

履歴表示モードです

バッテリー使用時の

お知らせです

メンテナンス時期が

迫っています

装置の故障が考えられます

装置の故障が考えられます

滴数が設定されていない

流量が設定されていない

予定量が設定されていない

使用されている輸液セットと

本体のクレンメホルダー/輸

液セットグループが一致して

いない

クレンメを正しく装着

していない

クレンメが閉じている

警報状態です

キーロック中です

チューブが正しく装着

されていない

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

[停止]スイッチを押すと

通常動作に戻ります

AC電源を接続すると

点灯状態に戻ります

点検・修理をお申し付け

ください

修理をお申し付けください

修理をお申し付けください

滴数を入力し[確定]スイッチ

を押してください

流量を入力し[確定]スイッチ

を押してください

予定量を入力し[確定]スイッ

チを押してください

クレンメホルダーと輸液セッ

トグループの設定を確認して

ください

変更する場合は弊社担当者ま

でご相談ください

クレンメを正しく装着

してください

クレンメを開いてください

警報の原因を

取り除いてください

[ファンクション]スイッチと

[消音]スイッチを同時に押し

てキーロックを解除してくだ

さい

チューブを正しく装着

してください

キーワード 現 象 原 因 対処方法

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トラブルシューティングトラブルシューティング

クレンメホルダー クレンメを装着しても[クレ

ンメセット]ランプが点灯し

ない

上記を行ったがランプが点灯

しない

クレンメを装着していなくて

も[クレンメセット]ランプが

点灯する

上記を行ったがランプが点灯

し続ける

クレンメを開いていても

「クレンメを開いてください」

と注意喚起される

上記を行ったが注意喚起

される

クレンメを閉じていても

「クレンメを閉じてください」

と注意喚起される

上記を行ったが注意喚起

される

クレンメが浮いている

使用している輸液セットが

間違っている

強い光が当たっている

装置の故障が考えられます

クレンメホルダー部に異物が

付着している

クレンメホルダーのセンサー

部が汚れている

装置の故障が考えられます

クレンメが浮いている

クレンメホルダー部に異物が

付着している

クレンメホルダーのセンサー

部が汚れている

強い光が当たっている

装置の故障が考えられます

クレンメを完全に閉じて

いない

強い光が当たっている

装置の故障が考えられます

クレンメを奥まで押し込んで

ください

正しい輸液セットを使用して

ください

直射日光等の強い光が当たっ

ていると、センサーが正常に

動作しない場合があります

修理をお申し付けください

異物を取り除いてください

水又はぬるま湯を浸したガー

ゼ等で汚れを拭き取ってくだ

さい

修理をお申し付けください

クレンメを奥まで押し込んで

ください

異物を取り除いてください

水又はぬるま湯を浸したガー

ゼ等で汚れを拭き取ってくだ

さい

直射日光等の強い光が当たっ

ていると、センサーが正常に

動作しない場合があります

修理をお申し付けください

クレンメを完全に閉じて

ください

直射日光等の強い光が当たっ

ていると、センサーが正常に

動作しない場合があります

修理をお申し付けください

キーワード 現 象 原 因 対処方法

警報[気泡]

警報[点滴異常]

[気泡]警報ランプが点灯し、

警報音が鳴り、パイロットラン

プが点灯して輸液が停止する

再度開始したが、警報が発生

し輸液が停止した

[点滴異常]警報ランプが点灯

し、警報音が鳴り、パイロッ

トランプが点灯して輸液が停

止する

再度開始したが、警報が発生

し輸液が停止した

輸液剤が無くなった

輸液セットに

気泡が混入している

輸液ポンプの上流側が

閉塞している

気泡検出部が汚れている

輸液セットが正しく装着

されていない

指定外の輸液セットを

使用している

装置の故障が考えられます

輸液剤が無くなった

点滴プローブが本体に正しく

装着されていない(滴下制御

時)

使用している輸液セットの滴

数と設定されている滴数が異

なる

装置の故障が考えられます

クレンメを閉じてドアを開け、

チューブクランプを解除して

ください

輸液を継続する場合は使用方

法を参照し再開してください

クレンメを閉じてドアを開け、

チューブクランプを解除して

ください

輸液セットを外し、チューブ

をたたいて気泡を点滴筒内へ

追い上げてください

クレンメを閉じてドアを開け、

チューブクランプを解除して

ください

輸液セットのつまり等がない

か確認し、異常がある場合は

患者に送液されないように原

因を取り除いてください

水又はぬるま湯を浸したガー

ゼ等で汚れを拭き取ってくだ

さい

輸液セットを気泡検出部の奥

まで正しくセットしてください

指定された輸液セットに

交換してください

修理をお申し付けください

クレンメを閉じてドアを開け、

チューブクランプを解除して

ください

輸液を継続する場合は使用方

法を参照し再開してください

点滴プローブのコネクタの接

続を確認してください

輸液セットの点滴筒に点滴プロ

ーブを正しくセットしてください

[停止]スイッチを押して輸液

を停止し、滴数を設定して[確

定]スイッチを押してください

修理をお申し付けください

キーワード 現 象 原 因 対処方法

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40 41

5

保守点検トラブルシューティング

安全に、より長い間お使い頂くために、保守点検を実施してください。

定期交換部品とは、使用開始より徐々に劣化や摩擦が進み、機器の精度・能力を保つために交換を必要とされる部品をいいます。使用開始からの経過年数にあわせ、下記の部品の交換が必要となります。

※各部品は使用頻度及び使用環境により、交換時期が前後します。交換の要・不要及び実施に関しましては、弊社担 当者までご相談ください。※本製品の耐用期間は5年です。 耐用期間とは医療機器が適正な使用環境と維持管理の下に、適切な取扱いで本来の用途に使用された場合、その医 療機器の意図した機能及び性能を維持して使用可能な期間をいいます。※ケースを開けての修理は弊社担当者にお任せください。弊社以外の開封については、全ての性能に係わる保証は致 しかねます。

※各部品は使用頻度及び使用環境により、交換時期が前後します。交換の要・不要及び交換実施に関しましては、弊社担 当者までご相談ください。※本製品の耐用寿命は5年です。耐用寿命を超えた場合は、必ず総合的な部品交換を含む点検・修理をお申し付けください。※ケースを開けての修理は弊社担当者にお任せください。弊社以外の開封については、全ての性能に係わる保証は致しか ねます。

保守点検にあたっての注意事項

交換部品について

落下・衝撃が加わった場合

保守点検に使用する輸液セット

定期交換部品

本製品はヒューズが内部に組み込まれた構造になっていますので、弊社担当者までご連絡ください。

ヒューズの交換

各点検で異常が認められた場合は、ただちに使用を中止し、弊社担当者までご連絡ください。

落下・衝撃が加わった場合は、本体の外観及び動作に異常が見られない場合でもただちに使用を中止し、弊社担当者までご連絡ください。

● 設定された輸液セットグループの輸液セットをご使用ください。● ご使用になる輸液セットは新品をご使用ください。

点検項目・点検方法及び点検周期

点検(使用前点検は除く)の前に、下記のものをご用意ください。

1. 輸液バッグの空容器に水を入れたもの2. 設定されている輸液セットグループの輸液セット3. ストップウォッチ4. 水5. メスシリンダー(50mL) ※1.0mL以下の目盛のもの6. 鉗子(コッフェル)7. チューブ

準備するもの

毎回ご使用の前に下記の内容をご確認ください。

1. 本体の外装、架台に破損等がないこと。各種検出部に薬液の固着や汚れがないこと。

2. 内臓バッテリーで動作できること。

3. 電源スイッチを入れると、次のような動作(自己診断)をすること。   ● 全てのランプが点滅すること。   ● 輸液セットグループが表示されること。

4. クレンメをセットしていない状態で[クレンメ]セットランプが消灯しており、クレンメをセットすると点灯する  こと。

5. ドアが開いている状態で[ドア]警報ランプが点灯し、[パイロットランプ]が点灯しており、ドアを閉じると消灯  すること。

   ● 閉塞圧検出レベルが表示されること。

   ● 気泡圧検出レベルが表示されること。

使用前の点検方法(毎回)

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

閉塞圧検出レベル

L

M

H

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

気泡検出レベル

L

M

H

表 示

n_01

t_01

J_02

E_ * *

    輸液セットグループ

(株)ニプロ 輸液ポンプ専用輸液セット

テルモ(株) 輸液ポンプ専用輸液セット

(株)ジェイ・エム・エス 汎用輸液セット

その他輸液セット

エラーコード一覧

電源投入時及び動作中、自己診断機能により、[流量]表示部に「 E r r 」、[予定量・積算量・残時間]表示部に「 _ _ * * 」が表示され警報が鳴った場合、装置の故障が考えられるので、ただちに使用を中止してください。

[ * ]には数字が表示されます。[ _ ]には何も表示されません。

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

E r r

[流量]表示部 [予定量・積算量・残時間]表示部内 容

表 示

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

* *

内部電子回路異常

内部電子回路異常

内部電子回路異常

モーター回転異常

モーター回転異常

駆動部異常

駆動部異常

内部電子回路異常

内部電子回路異常

内部電子回路異常

内部電子回路異常

注意

警告

警告

バッテリー

モーターユニット

ドアシールゴム

点滴プローブ

上ケースユニット(操作パネル)

フィンガーユニット

ポールクランプ

ゴムキャップ

充電しても短時間で[バッテリー残量]ランプが赤色点滅する。

流量異常、動作中に異音がある。

破損・変形がある。

点滴筒をグリップできない。[点滴異常]警報が発生する。

スイッチを押しても入力しにくい。

流量異常、動作中に異音がある。

薬液やけ、破損個所がある。ポールをグリップできない。

ケースから外れやすい。

1.5~2年

2~3年

2~3年

2~3年

2~3年

2~3年

2~3年

2~3年

部品名 経過年数 交換理由

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42 43

保守点検 保守点検 保守点検

点検項目・点検方法及び点検周期

点検(使用前点検は除く)の前に、下記のものをご用意ください。

1. 輸液バッグの空容器に水を入れたもの2. 設定されている輸液セットグループの輸液セット3. ストップウォッチ4. 水5. メスシリンダー(50mL) ※1.0mL以下の目盛のもの6. 鉗子(コッフェル)7. チューブ

準備するもの

毎回ご使用の前に下記の内容をご確認ください。

1. 本体の外装、架台に破損等がないこと。各種検出部に薬液の固着や汚れがないこと。

2. 内臓バッテリーで動作できること。

3. 電源スイッチを入れると、次のような動作(自己診断)をすること。   ● 全てのランプが点滅すること。   ● 輸液セットグループが表示されること。

4. クレンメをセットしていない状態で[クレンメ]セットランプが消灯しており、クレンメをセットすると点灯する  こと。

5. ドアが開いている状態で[ドア]警報ランプが点灯し、[パイロットランプ]が点灯しており、ドアを閉じると消灯  すること。

   ● 閉塞圧検出レベルが表示されること。

   ● 気泡圧検出レベルが表示されること。

使用前の点検方法(毎回)

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

閉塞圧検出レベル

L

M

H

表 示

LE_1

LE_2

LE_3

気泡検出レベル

L

M

H

表 示

n_01

t_01

J_02

E_ * *

    輸液セットグループ

(株)ニプロ 輸液ポンプ専用輸液セット

テルモ(株) 輸液ポンプ専用輸液セット

(株)ジェイ・エム・エス 汎用輸液セット

その他輸液セット

緑色ランプ

1. 電源を入れます。

2. 準備した輸液セットを本製品に装着し、ドアを閉  めて、クレンメを開きます。

3. 輸液セットの先端から水が出てくるまで、[早送り]  スイッチを押してください。

4.[早送り]スイッチから指を外した時に、輸液セッ  トの先端及び点滴筒から水の滴下がないことを確  認してください。

5. ドアを開けた時、チューブクランプが自動で閉じ  て、チューブを圧閉し、輸液セットの先端及び点滴  筒から水の滴下がないことを確認してください。

6. クレンメを閉じている状態で[開始]スイッチを押しても輸液が開始されず、クレンメを開いて[開始]スイッチ  を押すと輸液が開始されること。

7. 開始状態から[停止]スイッチにて停止できること。

チューブクランプ機構の点検方法(1カ月に1回)

1. 電源を入れます。

2. 準備した輸液セットを本製品に装着し、ドアを閉  めて、クレンメを開きます。

3. 輸液セットの先端から水が出てくるまで、[早送り]  スイッチを押してください。

4. チューブの途中を鉗子(コッフェル)で挟み、流量  を50mL/hに設定します。

5.[開始]スイッチを押すと同時にストップウォッチ  をスタートさせ、閉塞警報が発生するまでの時間  を測定します。

閉塞検出の点検方法(1カ月に1回)

1. 点滴プローブが薬剤等で汚れていないか確認し、  汚れている場合は、P33「点滴プローブの清掃方  法」に従って清掃してください。

2. 電源を入れます。

3. 準備した輸液セットを本製品に正しく装着し、ド  アを閉めて、クレンメを開きます。

4. 使用する輸液セットの滴数に設定し、流量を500  mL/hに設定します。

5.[開始]スイッチを押して輸液を開始し、点滴筒内  で液が滴下するごとに、点滴プローブの緑色ラン  プが点滅することを確認してください。

6. 動作中に点滴プローブのコネクタを外すと、[点滴  異常]警報が発生することを確認してください。 (点滴制御方式の場合)

点滴プローブの点検方法(1カ月に1回)

設定

測定

流量の設定

閉塞圧設定

本体から鉗子までの距離

[閉塞]警告発生までの時間

50mL/h

M

5mm以内

約2~20秒

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44 45

5

保守点検 保守点検

本製品は、補助電源としてバッテリーを内蔵しています。内蔵バッテリーは、バッテリーでの使用の有無に関わらず劣化しますので交換が必要となります。バッテリーの交換時期は、輸液ポンプの使用環境や使用頻度により異なります。交換をご要望される場合は、弊社担当者までご連絡ください。バッテリー:IPS-104

バッテリー点検手順表

バッテリーの点検方法(1カ月に1回)

安全に、より長くお使い頂くために、1年に1度を目安に定期点検を実施してください。定期点検につきましては弊社担当者までご相談ください。

定期点検について

● 本製品は充電式電池(リチウム・イオン電池)を用いています。● 本製品を廃棄する際にはリチウム・イオン電池を取り外し、 リサイクルにご協力をお願い致します。

お願い

充電

放電

2個のランプのみが点灯する

1個のランプのみが点灯する

赤色のランプが点灯する

動作時間が1時間以下である

動作中の[バッテリー残量]

ランプが3個又は2個点滅から、

すぐに1個点滅になった

バッテリーの劣化が始まっています

バッテリーの交換準備をしてください

バッテリーが劣化し、交換が必要です

弊社担当者までご連絡ください

バッテリーが劣化し、交換が必要です

弊社担当者までご連絡ください

バッテリーの劣化が始まっています

バッテリーの交換準備をしてください

バッテリーが劣化し、交換が必要です

弊社担当者までご連絡ください

AC電源にて

3時間以上充電

〈正常〉

3個のランプが点灯する

バッテリーにて25.0mL/h

で動作させ電源が

落ちるまで放電

項目 条件/判定 改善方法異常症状

使用前点検

保守点検チェックリスト

製造番号: 年月日:    /   / 担当:

1

2

3

4

5

6

7

OK

OK

OK

OK

OK

OK

OK

NG

NG

NG

NG

NG

NG

NG

本体の外装、架台に破損等はありませんか?

内蔵バッテリーで動作できますか?

電源スイッチを入れると正常に自己診断を行いますか?

クレンメをセットしていない状態で[クレンメ]セットランプが消灯しており、

クレンメをセットすると点灯しますか?

ドアが開いている状態で[ドア]警報ランプが点灯し、

[パイロットランプ]が点灯しており、ドアを閉じると消灯しますか?

クレンメを閉じている状態で[開始]スイッチを押しても輸液が開始されず、

クレンメを開いて[開始]スイッチを押すと輸液が開始されますか?

開始状態から[停止]スイッチにて停止できますか?

チューブクランプ機構の点検(1カ月に1回)

8 OK NGチューブクランプが自動で閉じて、チューブを圧閉し、

輸液セットの先端及び点滴筒から水の滴下がありませんか?

閉塞検出の点検(1カ月に1回)

9 OK NG[閉塞]警報は規定の時間内に鳴りますか?

点滴プローブの点検(1カ月に1回)

10 OK NG点滴プローブは正常に動作しますか?

流量精度の点検(1カ月に1回)

11 OK NG流量精度は規定の範囲内ですか?

気泡検出の点検(1カ月に1回)

12 OK NG気泡検出は正常に動作しますか?

バッテリーの点検(1カ月に1回)

13 OK NG内臓バッテリーで1時間以上動作できますか?

OK NG総合判定(NGの項目が一つでもあれば修理が必要です)

何か異常が認められた場合は、ただちに使用を中止し、弊社担当者までご連絡ください。

何か異常が認められた場合は、ただちに使用を中止し、弊社担当者までご連絡ください。

● 交換部品は、必ず指定部品を使用してください。● ご自分で分解や修理をすることは、さらに大きな故障の原因となることがありますので、絶対に行わない でください。なお、本製品の分解や改造をしたり他の目的に使用された場合は弊社は責任を負いかねます ので、ご了承ください。● 本製品に落下等の衝撃が加えられた場合は、外観の損傷がなくても故障等が生じていることがありますの で、必ず弊社担当者まで点検をお申し付けください。

● 周囲温度は常温25度前後で点検してください。● 新品のバッテリーに交換した後は、必ず「バッテリー点検手順表」に従ってご確認ください。 この点検を行わないとバッテリー残量を正しく表示することができません。● 購入後はじめて使用する場合や、しばらく使用しないで放置した後も同様の点検を行ってください。● 上記の点検を行って、他の異常が見受けられた場合は、弊社担当者までご連絡ください。● ご使用になる輸液セットは新品をご使用ください。

気泡の長さ

気泡

1. 電源を入れます。

2. 準備した輸液セットを本製品に装着し、ドアを閉  めて、クレンメを開きます。

3. 輸液セットの先端から水が出てくるまで、[早送り]  スイッチを押してください。

4. 流量を120mL/h、予定量を20mLに設定します。

5. 輸液が安定するまで10分程度動作させ、停止した  後、積算量をクリアしてください。

6. 輸液セットの先端をメスシリンダーに入れ、[開始]  スイッチを押して予定量が完了するまで待ちます。

7. 輸液が完了したら、[停止]スイッチを押して輸液  を停止します。

流量精度の点検方法(1カ月に1回)

1. 電源を入れます。

2. 準備した輸液セットを本製品に装着し、ドアを閉  めて、クレンメを開きます。

3. 輸液セットの先端をメスシリンダーに入れ、流量  を120mL/h、予定量を100mLに設定します。

4. 1~2分程度動作させ、気泡警報が発生しないこ  とを確認してください。

5. 右図のように気泡を作り出し、輸液を再開し、気  泡警報が発生することを確認してください。また、  ドアを開けて、気泡検出部付近に気泡があること  を確認してください。

気泡検出の点検方法(1カ月に1回)

設定気泡の長さ

気泡検出レベル

5~20mm

M

設定

確認

測定

流量の設定

積算量

メスシリンダーの液量

120mL/h

20mL

18~22mL

警告

警告

注意

注意

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保守点検 保守点検

使用前点検

保守点検チェックリスト

製造番号: 年月日:    /   / 担当:

1

2

3

4

5

6

7

OK

OK

OK

OK

OK

OK

OK

NG

NG

NG

NG

NG

NG

NG

本体の外装、架台に破損等はありませんか?

内蔵バッテリーで動作できますか?

電源スイッチを入れると正常に自己診断を行いますか?

クレンメをセットしていない状態で[クレンメ]セットランプが消灯しており、

クレンメをセットすると点灯しますか?

ドアが開いている状態で[ドア]警報ランプが点灯し、

[パイロットランプ]が点灯しており、ドアを閉じると消灯しますか?

クレンメを閉じている状態で[開始]スイッチを押しても輸液が開始されず、

クレンメを開いて[開始]スイッチを押すと輸液が開始されますか?

開始状態から[停止]スイッチにて停止できますか?

チューブクランプ機構の点検(1カ月に1回)

8 OK NGチューブクランプが自動で閉じて、チューブを圧閉し、

輸液セットの先端及び点滴筒から水の滴下がありませんか?

閉塞検出の点検(1カ月に1回)

9 OK NG[閉塞]警報は規定の時間内に鳴りますか?

点滴プローブの点検(1カ月に1回)

10 OK NG点滴プローブは正常に動作しますか?

流量精度の点検(1カ月に1回)

11 OK NG流量精度は規定の範囲内ですか?

気泡検出の点検(1カ月に1回)

12 OK NG気泡検出は正常に動作しますか?

バッテリーの点検(1カ月に1回)

13 OK NG内臓バッテリーで1時間以上動作できますか?

OK NG総合判定(NGの項目が一つでもあれば修理が必要です)

何か異常が認められた場合は、ただちに使用を中止し、弊社担当者までご連絡ください。

警告

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48 49

*1*2*3*4*5*6

設定切替は制御方式以外にも、閉塞・気泡検出にも影響を与えます。滴数制御方式の場合、使用する薬液の粘度・密度により流量誤差を生じますので、補正が必要となります。滴数制御方式の場合、滴下プローブが必要となります。安全上、滴下プローブの使用を推奨いたします。CIP-100G(その他輸液セット用チューブホルダー)には、クレンメ装着/開閉検出機能はありません。同一のクレンメホルダーで複数の輸液セットを認識させるには、同一メーカーの同クレンメ/チューブ材質・内径の場合のみ使用可能です。

使用可能な輸液セット一覧 使用可能な輸液セット一覧

本製品には指定の輸液セット以外は使用しないでください。指定外の輸液セットを使用した場合は、流量精度や警報機能が保証できないだけでなく、医療事故につながる恐れがあります。

メーカー

テルモ

ポンプ専用

輸液セット

シュアプラグ

汎用

輸液セット

TI-PU300L

TI-PU200L

TI-PJ300L

TI-PU300LY

TS-PM370L41*

TS-PM370L417

TS-PM374L10-

SP-PFW30L02

SP-PTW30P01A

SP-PK356P02Z

TI-U450P

TI-U750P

TI-U751P

TI-U200L07

TI-U200L

TI-U251P

TI-U301L

TI-U350P

TI-U400L

TI-U400L07

TI-U450P07

TI-U701L

TI-U701W

TK-A200LK

TK-A203L75

TK-A253P75

TK-A300CK

TK-A400LK

TK-A400LK027

TK-U350P027

TK-U450P027

TK-U751P

20滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

t_01/流量制御

*2

t_02/滴数制御

*4

選択可能

*3

必要

*4

CIP-100T

テルモ社製ポンプ専用

輸液セット用

クレンメホルダー

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

分類 型番 クレンメホルダー滴数 滴下プローブ設定/制御方式*1輸液セット 輸液ポンプ

メーカー

JMS

ニプロ

日本

シャーウッド

TOP

アトム

汎用

輸液セット

(JY-シリーズ)

汎用

輸液セット

(JE-シリーズ)

ポンプ用

輸液セット

汎用

輸液セット

汎用

輸液セット

汎用

輸液セット

P型ポンプ専用

JY-A343C

JY-A541L

JY-A210A

JY-A210CN

JY-A313L

JY-A511CN

JY-A511L

JY-A610A

JY-A610CN

JY-A610L

JY-T100CN01

JY-T100L

JY-T103L03

JY-T200CN

JE-A313LK

FPC-5003Z

ISA-200E00Z

ISA-600A21Z

ISP-102E00

ISP-102H00

ISP-103E00

188PC60-20

188PA60-2

TIS-026WP

TIS-2-026H

TIS-2-027H

IV-65

IV-76

20滴/mL

60滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

60滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

*2

j_02/滴数制御

*2

j_03/滴数制御

(E_11/滴数制御)

n_01/流量制御

*2

n_02/滴数制御

E_02/流量制御

*2

E_12/滴数制御

E_18

E_02

*3

必要

*4

選択可能

*3

必要

*4

選択可能

*3

必要

*6

CIP-100J2

JMS社製汎用

輸液セット用

クレンメホルダー

CIP-100N *6

ニプロ社製ポンプ専用

輸液セット用

クレンメホルダー

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

弊社担当に

お問い合わせください

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

分類 型番 クレンメホルダー滴数 滴下プローブ設定/制御方式*1輸液セット 輸液ポンプ

n_01

t_01

t_02

J_02

E_12

E_39

FPC-5003

TS-PA200L

TS-PA304L-

TS-PM370L41*

TS-A200CK

TS-A200LK

TS-A251PK027

TS-A450PK

TS-U750P

TK-A200LK

JY-A600CJ

JY-A601L

JY-A603L

JY-A200CN

JY-A501C

JY-S501C21

JY-A610A

JY-A610L

JY-A210A

JY-A511CN

SIS-02-2R

1880-PL

188PC60-20

TS-PA300L41

TS-PM374L10-

TS-A200CK029

TS-A200LK029

TS-A400CK

TS-U450P027

JY-A600CNJ

JY-A603CJ

JY-A200A

JY-A501A

JY-A501CN

JY-S600C21

JY-A610CN

JY-T100L

JY-A210CN

188PA15-3

188PA60-2

(株)ニプロ輸液ポンプ

専用輸液セット

テルモ(株) 輸液ポンプ

専用輸液セット

テルモ(株)

汎用輸液セット

(株)ジェイ・エム・エス

汎用輸液セット

その他輸液セット̶

(株)トップ

その他輸液セット̶

日本シャーウッド(株)

15滴/mL

15滴/mL

60滴/mL

15滴/mL

60滴/mL

19滴/mL

60滴/mL

15滴/mL

15滴/mL

60滴/mL

表 示 輸液セットグループ 型 番滴数設定制御方式 クレンメホルダー

圧送制御

圧送制御

点滴制御

点滴制御

点滴制御

点滴制御

CIP-100N(W)

CIP-100T(W)

CIP-100G(W)

CIP-100J(W)

CIP-100G(W)

CIP-100G(W)

※CIP-100G(W)はクレンメホルダーに対応していないため、チューブホルダータイプとなります。

メーカー

JMS

ニプロ

日本

シャーウッド

TOP

アトム

汎用

輸液セット

(JY-シリーズ)

汎用

輸液セット

(JE-シリーズ)

汎用

輸液セット

汎用

輸液セット

汎用

輸液セット

P型ポンプ専用

JY-A343C

JY-A541L

JY-A210A

JY-A210CN

JY-A313L

JY-A511CN

JY-A511L

JY-A610A

JY-A610CN

JY-A610L

JY-T100CN01

JY-T100L

JY-T103L03

JY-T200CN

JE-A313LK

ISA-200E00Z

ISA-600A21Z

ISP-102E00

ISP-102H00

ISP-103E00

FPC-5003Z

188PC60-20

188PA60-2

TIS-026WP

TIS-2-026H

TIS-2-027H

IV-65

IV-76

20滴/mL

60滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

60滴/mL

20滴/mL

20滴/mL

60滴/mL

*2

j_02/滴数制御

*2

j_03/滴数制御

(E_11/滴数制御)

*2

n_02/滴数制御

n_01/流量制御

E_02/流量制御

*2

E_12/滴数制御

E_18

E_02

*3

必要

*3

必要

*4

選択可能

*4

選択可能

*3

必要

*6

CIP-100J2

JMS社製汎用

輸液セット用

クレンメホルダー

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

CIP-100N *6

ニプロ社製ポンプ専用

輸液セット用

クレンメホルダー

弊社担当に

お問い合わせください

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

*5

CIP-100G

その他輸液セット用

チューブホルダー

分類 型番 クレンメホルダー滴数 滴下プローブ設定/制御方式*1輸液セット 輸液ポンプ

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50 51

5

駆動方式

使用輸液セット

制御方式

輸液セット滴数選択

流量設定範囲

予定量設定範囲

積算量表示範囲

残時間表示範囲

流量補正範囲

早送り流量

流量精度

滴数検出精度

警報機能

閉塞検出圧力

安全機能

付加機能

ペリスタルティックフィンガー方式

指定ポンプ用輸液セット(テルモ、ニプロ、JMS社製)

指定汎用輸液セット

流量制御方式、滴数制御方式(輸液セットによって異なる)

15、19、20、60滴/mL

3~500mL/h(1mL/hステップ):15、19、20滴/mL輸液セット設定時

1~150mL/h(1mL/hステップ):60滴/mL輸液セット設定時

1~9999mL(1mLステップ)又は「- - - -」(設定なし)

1~9999mL(1mLステップ)

1~99時間59分(1分ステップ)又は100~9999時間(1時間ステップ)

±30%(1%ステップ)

約500mL/h:15、19、20滴/mL輸液セット設定時

約150mL/h:60滴/mL輸液セット設定時

±7%以内:指定ポンプ用輸液セット(1)

±10%以内:指定ポンプ用輸液セット(2)、指定汎用輸液セット

(水又は生理食塩水を使用した場合の、開始1時間以降24時間までの1時間ごとの精度、

周囲温度25℃)

±2%(300滴以上滴下時)

点滴異常、ドア、完了、操作忘れ、閉塞、気泡、バッテリー残量、点滴プローブ外れ

30~140kPa(0.30~1.43kgf/cm2)

1. 再警報機能:警報音消音後、一定時間以上警報が解除されないとき

2. チューブクランプ機能:ドアオープン時、輸液セットを自動クランプ

3. シャットダウン機能:内蔵バッテリー動作での電圧低下時に自動電源OFF

4. ボイスナビゲーション:設定、注意、確認事項等を音声で知らせる(4区分切替可能)

5. ナビゲーションランプ機能:設定、注意、確認事項等をランプで知らせる

6. 電源コード外れ警報:電源ON状態で電源コードが外れたとき

7. キーロック機能:スイッチ操作を無効にする

8. 閉塞検出圧切替機能:検出圧力を3段階切替可能

9. 気泡検出感度切替機能:検出感度を3段階に切替可能

10. 流量上限設定機能:設定流量の上限値を設定可能範囲内で制限

1. 積算量クリア:スイッチを押し続けるとクリアする

2. ヒストリ機能:動作履歴を表示する (最大300件保存)

3. KVO機能:輸液完了後、血栓形成防止のため、あらかじめ設定された流量で

  送液する(最低流量~10mL/hの範囲内で設定可能)

4. 警報音量切替機能:警報音量を3段階に切替可能

5. ボイスナビゲーション音量切替機能:音量を3段階に切替可能

6. 警報音色切替:警報音の音色を変更可能

7. 時計表示機能:時間を表示

8. 駆動時間表示機能:総駆動時間を表示

9. メンテナンスタイマ機能:メンテナンス時期を表示

10. クレンメ装着検出機能:クレンメホルダーへの装着を検出する

(対応輸液セット使用時のみ)

11. クレンメ開閉検出機能:クレンメの開閉を検出する(対応輸液セット使用時のみ)

12. 輸液セット装着方向規制機能:輸液セットの誤装着を防止する(対応輸液セット使用時のみ)

仕様 仕様

駆動方式

使用輸液セット

制御方式

輸液セット滴数選択

流量設定範囲

予定量設定範囲

積算量表示範囲

残時間表示範囲

流量補正範囲

早送り流量

閉塞検出精度

気泡検出精度

滴下検出精度

流量精度

警報機能

安全機能

ペリスタルティックフィンガー方式

指定ポンプ用輸液セット

指定汎用輸液セット

流量制御方式、滴数制御方式(輸液セットによって異なる)

20滴/mL、60滴/mL

流量制御方式時

1~500mL/h(1mL/hステップ):20滴/mL輸液セット設定時

あるいは、

3~500mL/h(1mL/hステップ):20滴/mL輸液セット設定時

1~150mL/h(1mL/hステップ):60滴/mL輸液セット設定時

滴数制御方式時

3~500mL/h(1mL/hステップ):20滴/mL輸液セット設定時

1~150mL/h(1mL/hステップ):60滴/mL輸液セット設定時

1~9999mL(1mLステップ)又は「----」(設定なし)

0~9999mL(1mLステップ)

1~99時間59分(1分ステップ)又は100~9999時間(1時間ステップ)

±30%(1%ステップ)

約500mL/h:20滴/mL輸液セット設定時

約150mL/h:60滴/mL輸液セット設定時

閉塞圧30~140kPa(0.30~1.43kgf/cm2)

設定値[L]、[M]、[H]それぞれにおいて気泡を検出すること

±2%(300滴以上滴下時)

設定流量において

指定ポンプ専用輸液セット(1):±7%

指定ポンプ専用輸液セット(2)、指定汎用輸液セット:±10%

(水を使用した場合の、開始1時間以降24時間までの精度、周囲温度25℃)

点滴異常、ドア、完了、操作忘れ、閉塞、気泡、バッテリー残量、点滴プローブ外れ

1. 再警報機能:警報音消音後、一定時間以上警報が解除されないとき

2. チューブクランプ機能:ドアオープン時、輸液セットを自動クランプ

3. シャットダウン機能:内蔵バッテリー動作での電圧低下時に自動電源OFF

4. ボイスナビゲーション:設定、注意、確認事項等を音声で知らせる(4区分切替可能)

5. ナビゲーションランプ機能:設定、注意、確認事項等をランプで知らせる

6. 電源コード外れ警報:電源ON状態で電源コードが外れたとき

7. キーロック機能:スイッチ操作を無効にする

8. 閉塞検出圧切替機能:検出圧力を3段階切替可能

9. 気泡検出感度切替機能:検出感度を3段階に切替可能

10. 流量上限設定機能:設定流量の上限値を設定可能範囲内で制限

付加機能

使用条件

保管条件

電源

消費電力

分類

EMC規格

外径寸法

重量

1. 積算量クリア:スイッチを押し続けるとクリアする

2. ヒストリ機能:動作履歴を表示する (最大300件保存)

3. KVO機能:輸液完了後、血栓形成防止のため、あらかじめ設定された流量で

  送液する(最低流量~10mL/hの範囲内で設定可能)

4. 警報音量切替機能:警報音量を3段階に切替可能

5. ボイスナビゲーション音量切替機能:音量を3段階に切替可能

6. 警報音色切替:警報音の音色を変更可能

7. 時計表示機能:時間を表示

8. 駆動時間表示機能:総駆動時間を表示

9. メンテナンスタイマ機能:メンテナンス時期を表示

10. クレンメ装着検出機能:クレンメホルダーへの装着を検出する

(対応輸液セット使用時のみ)

11. クレンメ開閉検出機能:クレンメの開閉を検出する(対応輸液セット使用時のみ)

12. 輸液セット装着方向規制機能:輸液セットの誤装着を防止する(対応輸液セット使用時のみ)

周囲温度 5~40℃ 相対湿度 20~90%(結露なきこと)

周囲温度 -20~45℃ 相対湿度 10~95%(結露なきこと)

AC100V 50/60Hz、DC専用電源(別売品)

内臓バッテリー(リチウム・イオン電池)連続使用時間 約3時間

(但し、新品バッテリーにて周囲温度25℃、電源OFFの状態で3時間以上充電後、

流量25mL/hの場合)

45VA(AC電源時) 21W(DC電源時)

クラスⅠ機器及び内部電源機器、CF形装着部、IPX2(防滴)

JIS T 0601-1-2 : 2002、JIS T 0601-2-24 : 2005に適合

223(幅)×95(高さ)×108(奥行き)mm(突起物を含まず)

約1.7kg

*1

*1

*1

*2

*3

*1*2*3

機能については、CIP-100Gは対応していません。IPX2:15度以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されていることを表しています。 EMC適合 CISPR11による分類:グループ1 クラスA

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緑3個 約150分以上

緑2個 約90分以上

緑1個 約30分以上

赤1個 約30分以下

新品バッテリー、常温25℃、3時間以上の充電、流量25mL/hの場合

〈流量:1mL/h〉

〈流量:25mL/h〉

〈流量:1mL/h〉

-15.0

-10.0

0 5 10 15 20 25 30 35観測ウィンドウ時間[min]

流量誤差:+0.89%

流量誤差[%]

-5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

〈流量:25mL/h〉

-15.0

-10.0

0 5 10 15 20 25 30 35観測ウィンドウ時間[min]

流量誤差:-3.01%

流量誤差[%]

-5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

輸液ポンプの特性 輸液ポンプの特性

以下に流量特性及び閉塞検出特性の試験データを示します。試験は、JIS T 0601-2-24(2005年)に基づいて行われております。※詳細は、JIS T 0601-2-24(2005年)をご参照ください。

流量特性

流量特性の代表的な説明として用いられる、スタートアップカーブとトランペットカーブを示します。以下のデータは1mL/hと25mL/hの流量について、新品の輸液セット(TI-PJ300L:テルモ社製)で測定した代表例です。

測定期間2時間の30秒毎に計測した吐出量を流量換算した値を示します。輸液開始直後から流量が安定するまでの特性を示すグラフです。

閉塞特性

閉塞圧検出能力の代表的なデータとしては、閉塞圧、閉塞警報発報時間、閉塞解除後のボーラス量があります。以下のデータは、1mL/hと25mL/hの流量について、3段階の閉塞圧設定値(L、M、H)に設定し、新品の輸液セット(TI-PJ300L:テルモ社製)で測定した代表例です。

流量特性は輸液セットと相関がありますので、輸液セットと輸液ポンプの組み合わせによって変わります。

注意

スタートアップカーブ

測定期間2時間における後半1時間のデータを、横軸を観測ウインドウ時間(分)、縦軸を観測ウインドウ毎の流量誤差の最大と最小として示します。上下2本の実線で囲まれる(いわゆるトランペットカーブ)の領域が狭いほど脈動が少ないことを示します。

トランペットカーブ

1

25

L

M

H

L

M

H

48.3

69.7

94.7

58.7

82.3

109.0

20.3

35.2

54.2

1.2

1.8

2.4

0.38

0.56

0.76

0.48

0.66

0.91

流量(mL/h) 閉塞圧検出設定 閉塞検出圧(kPa) 閉塞警報発生までの時間(分) ボーラス量(mL)

〈流量:1mL/h〉

0.0

0.2

0 10 20 30 40 50 60時間[min]

瞬時流量[mL/h]

70 80 90 100 110 120

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

〈流量:25mL/h〉

0.0

5.0

0 10 20 30 40 50 60時間[min]

瞬時流量[mL/h]

70 80 90 100 110 120

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

45.0

50.0

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MEMO MEMO