大豊工業 グリーン調達ガイドライン · 2018. 4. 13. · tel:0565-28-2337...

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大豊工業 グリーン調達ガイドライン 2011年7月改訂〔第2版〕

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  • 大豊工業グリーン調達ガイドライン

    2011年7月改訂〔第2版〕

  • Ⅰ.はじめに …………………………………………………………………………

    Ⅱ.大豊環境基本方針………………………………………………………………

    Ⅲ.仕入先殿へのお願い事項………………………………………………………

    お問合せ先  

    Ⅳ.環境負荷物質の管理(補足)……………………………………………………

    Ⅴ.用語解説 …………………………………………………………………………

    環境取組み事項一覧

    提出書類(帳票類)

     1) 帳票A 「環境責任者登録/4SOC等非含有宣言書」

     2) 帳票B 「環境負荷物質 非含有証明書」

     3) 帳票C 「切替証明書」

     4) 帳票D 「SOC管理体制自主点検チェックシート」

     5) 帳票E 「初品測定結果報告書」

     6) 帳票F 「納入資材成分報告書」

     7) 帳票G 「環境関連緊急、異常時対策報告書」

    目 次

    2

    3

    4

    5

    6

  • 2

     日頃は、仕入先殿におかれましては、当社の生産活動に対して、多大なご協力を賜りまして、

    心より御礼を申し上げます。

     さて、エネルギー問題、地球温暖化への対応、化学物質の規制強化など、世の中の環境に

    対する関心は日増しに高まっています。こうした中で、当社は、2011年4月に環境基本方針を

    「製品と生産で社会と環境に貢献」に改訂し、環境マネジメントシステムの確立と製品環境・

    生産環境による運用を図り、より効率的な環境経営を進めて参る所存です。

     これらの活動を一層充実させるためには、自社の活動だけでなく、仕入先殿と連携した

    環境活動が不可欠だと考えます。よって、2008年4月に初版した「グリーン調達ガイドライン」を

    今回見直し、従来の環境負荷物質の管理に加えて、CO2排出量削減のため、削減目標を

    共有・達成することを主旨とした第2版を発行することにしました。仕入先殿におかれましては、

    この主旨をご理解いただき、本ガイドラインに基づき、ご協力をお願い致します。

    営業・管理統括代表取締役副社長

    Ⅰ.はじめに

  • 3

    1.法規制の遵守 法規制及びその他の要求事項を遵守し、違反・苦情を未然防止

    2.自主的な取り組み 地球規模の環境課題を踏まえ、自主的な目標設定と展開並びに

    フォローによる継続的な改善

    ①地球温暖化防止

    ②資源の有効利用と排出物の低減

    ③環境負荷物質の低減

    3.社会との連携・協力 社会から信頼される企業市民をめざす

    ①お客様・仕入先殿との連携と協力

    ②地域社会への貢献

    ③積極的な情報開示

    4.環境技術の追求 環境に貢献する製品の提供とものづくり

    ①トライボロジー技術を軸にした環境対応製品の開発

    ②燃費向上、排ガス浄化に貢献するシステム製品の開発

    ③製法刷新により、資源の投入量を最小化

    【基本方針】 製品と生産で社会と環境に貢献

    方 針

    Ⅱ.大豊環境基本方針

  • 安全環境保全部 環境技術室(使用禁止物質、PRTR法関連)

    TEL:0565-28-2089  FAX:0565-24-3843

    技術管理部 企画室(環境負荷物質の管理)

    TEL:0565-28-9284  FAX:0565-28-2006

    調達部 資材調達室(環境マネジメントシステムの構築、全般窓口)

    TEL:0565-28-2337  FAX:0565-27-1821

    本件に関するお問合せは下記にお願いします。

    4

    当社環境基本方針をもとに仕入先殿にお願いしたいことは以下の通りです(詳細別紙参照)。

    1.環境自主活動の推進

    ◆当社へ部品、型、副資材、設備、資材(原材料)を納入される仕入先殿におかれましては、

    従来の「環境責任者」の登録と4SOC等非含有に対する宣言に加えて、仕入先殿の事業活動

    における・省エネルギー、温室効果ガス(CO2等)、廃棄物の排出量削減への取り組みを

    お願いします。

    ◆環境保全活動を組織的に改善を進める体制を整備いただくことを目的に「ISO14001

    認証取得」、または「エコアクション21(環境省 環境活動評価プログラム)」等を基本とした

    環境マネジメント・システムの構築と整備に努めていただくことをお願いします。

    ◆外部認証の取得にすぐには取組めない仕入先殿におかれましては、環境自主活動として

    具体的な改善活動を登録していただき、その活動状況について確認をさせていただきたい

    と考えます。

    ◆仕入先殿の事業活動に役立てていただくため、当社より環境関連法令の情報提供を随時

    させていただきます。

    2.環境負荷物質の管理

    ◆当社へ部品、型、副資材、設備、資材(原材料)を納入される仕入先殿におかれましては、万一、

    公害(事故)が発生した場合は速やかにご報告をお願いします。

    ◆当社の指定する化学物質及び材料化学成分の情報提供に加えて、新規規制物質(ELV、

    REACH等)の情報を当社より展開し、調査依頼しますので調査結果を速やかに回答を

    お願いします。

    Ⅲ.仕入先殿へのお願い事項

  • 5

    1) 部品、型、副資材等の環境負荷物質の管理

    当社は、国内外における法規制に先行し、環境負荷物質管理への取組みを推進しています。

    部品、型、副資材等を納入する仕入先殿においては以下項目に関する関連法令及び大豊

    技術標準に沿った製品の納入と使用実績の報告をお願いします。

       ●4SOC(鉛・水銀・カドミウム・六価クロム)の使用廃止

    対象の仕入先殿は当社計画に基づき、4SOCの廃止と含有成分の調査・報告をお願いします。

    なお、「環境負荷物質管理体制チェックシート」にて自主点検され、その結果を報告下さい。

    また、当社による監査も適宜実施させていただきます。

       ●4SOC以外の有害物質削減

    当社は石綿(アスベスト)など、すでに規制されている有害物質の使用禁止、また塩ビ、VOC

    (揮発性有機化合物)などの削減を進めています。なお詳細確認が必要な場合には当社窓口へ

    お問合せ下さい。大豊環境管理規定(PR-MR-15)の「環境負荷物質取扱い基準」及び

    大豊技術標準(TDS Z 0001)の「環境負荷物質(SOC)の製品及び材料、部品、副資材への

    使用制限」を確認し、回答します。

    2) 工場で使用する副資材、設備等の環境負荷物質管理

    当社において法令遵守はもとより、生産工程を含め、工場で使用する環境負荷物質の

    自主的廃止、低減を積極的に進めております。材料、副資材、設備を納入及び工事を

    請け負う仕入先殿は、設備に付帯する油剤などの消耗性材料、工事等で持ち込まれる

    材料、薬剤について、大豊技術標準で規制する禁止物質を含有しないものを使用いただく

    ようお願いします。対象の仕入先殿は新規採用計画時に、納入材料の成分調査結果を

    「納入資材成分報告書」及び「化学物質等安全データシート(MSDS)」などの必要書類

    にてご提出お願いします。

    ※大豊技術標準(TDS Z 0001)「環境負荷物質(SOC)の製品及び材料、部品、副資材への使用制限」と

    して発行され、規制物質はGADSL*1を準用しています。

    下記URLよりGADSL Referrence Listをダウンロードしてご確認下さい。

    URL:http://gadsl.org/   

     GADSLに記載されている環境負荷物質については、禁止物質は閾値を超えないことを要求します。

    なお、含有率は均質*2とみなされる単位毎とします。

    *1:Global Automotive Declarable Substance Listの略で、  日欧米の自動車、部品、化学メーカーでまとめた業界標準の環境負荷物質リストのこと。*2:機械的に異なる材料に分解できない状態のことを「均質」と定義します。 表面処理した固体材料に、素材部分と表面処理部分で確認下さい。

    Ⅳ.環境負荷物質の管理(補足)

  • 6

    (1) ISO14001(JIS Q 14001)

    (2) IMDS:International Material Data Systemの略

    (3) ELV:End of Life Vehicleの略

    (4) エコアクション21

    (5) SOC:Substances Of (environmental) Concernの略

    (6) MSDS:Material Safety Data Sheetの略

    (7) GADSL:Global Automotive Declarable Substance Listの略

    (8) JAMAシート:  Japan Automobile Manufacturers Association, inc.シートの略

    (9) PRTR:Pollutant Release and Transfer Registerの略

    (10)VOC:Volatile Organic Compoundsの略

    (11)REACH:Registration, Evaluation,   Authorization and restriction of CHemicalsの略

    1996年に国際標準化機構(ISO)が制定した「環境マネジメントシステム」の国際規格のことで、PDCA

    サイクルを回転することで、環境マネジメントシステムを構築・運用し、継続的な改善を図るシステム。

    材料データ収集システム。自動車を構成する部品の材料や含有物質の情報収集を目的としている

    欧州廃車指令。自動車のリサイクル及び環境負荷物質規制

    (鉛・カドミウム・水銀・六価クロムの重金属4物質)に関する指令のこと。

    環境省が中小事業者向けに普及、促進を進めている環境活動評価プログラムのことで、

    環境パフォーマンス評価及び環境報告をひとつに統合したもの。

    環境負荷物質。製品等に含有される物質の中で、

    環境保全上又は人間の健康に支障を来たす恐れがある物質のこと。

    JIS規格番号 「Z 7250」に準じる製品安全データシート。

    化学物質を安全に取り扱うための情報(名称、製造会社名、化学物質の性状、取扱方法、危険性や

    有害物の種類、安全対策、緊急時の対策など)が記載されたもの。

    申告物質リスト。IMDSを使用する自動車業界で、国際的に使用されているリスト。

    環境規制への対応のため、製品中に含有する材料、化合品の調査に使用する目的で、

    (社)自動車工業会(JAMA)(社)日本自動車部品工業会(JAPIA)にて合意されている帳票。

    環境汚染物質の排出・移動登録。人間の健康や生態系に有害な影響を及ぼす恐れのある化学物質が

    どのような発生源からどのくらい環境中に排出されたか、又廃棄物に含まれて事業所の外へ

    運び出されたかのデータを把握、集計し、国や事業者団体等の機関へ公表するしくみ。

    揮発性有機化合物。揮発性を有し、大気中でガス状となる有機化合物の総称。

    欧州における包括的な化学物質管理規則で、年間1t以上の化学物質を製造、輸入する業者に対して

    安全性評価データの登録を義務づけているもの。

    Ⅴ.用語集

  • 本社/〒471-8502 愛知県豊田市緑ヶ丘3-65TEL:0565-28-2225(代) FAX:0565-28-2227

    お問い合わせ先調達部 資材調達室TEL:0565-28-2337 FAX:0565-27-1821URL:http//www.taihonet.co.jp