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IDEMA Japan News No.62 1

技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

小型 HDD を適用した新アプリケーションの動向

堀内義章(ピクシーピナクルコーポレーション・シニアインダストリアナリスト)

1 はじめに

 パソコンの伸びとそれにも増してコンシューマ商品の大幅な拡大により、HDD の台数が安定して伸びている。今

年は、HDDの市場予測を2億9,600万台、その内コンシューマ商品は約4,600万台と予測している。その

中で、小型 HDD(2. 5インチ以下)は、モバイル機器を中心として、色んな応用商品が考えられている。そこで、

小型 HDD の動向について、以下のような項目について述べる。尚、本内容は本年 5月 14 日に技術委員会分科会で発

表したが、業界動向については、その後に多くの変化・推移があり、原稿を提出した時点までの状況を追加した。

○ HDD 業界動向と予測

○ 取巻くユビキタス社会環境

○ 小型 HDD の新応用製品

○ iVDR の飛躍と期待

○ 携帯電話とデジタルステルカメラ(DSC)

○ まとめと今後の動向

2 HDD の業界動向と予測

(1) 企業関係

① 米国 HDD の大手3社の04Q2は、WD を除いて、減収、減益(赤字決算)であった。これは、昨年の03Q3・

Q4の作りすぎの反動と一部部品の不足が、その原因として考えられている。

② Seagate 社、日立 GST 社などが、サーバー用に 2.5 インチ HDD で参入(ブレードサーバー用)。

③ 富士通は SUN と次世代サーバーで、共同開発。2006年を目標。 米マイクロソフトとも次世代サーバー

の協業開発を発表。メインフレーム並みの高可用性や高信頼性のサーバー。2. 5インチで100GB/ 2PL

発表。重さ99g。05/3期60万台予定。

④ 面記録密度は、ここ1年間65~70Gb/in2 で伸びていなかったが、東芝が80Gb/in 2(100GB/ 2

PL:2.5 インチ)で若干伸ばし、その後 Seagate 社が108Gb/in2(133GB/PL:3.5 インチ)を04Q 3

に導入を発表。しかも再生は TMR ヘッドを業界で始めて導入、念願の100Gb/in2 の壁を破った。今後は

90Gb/in2 クラスの導入を各社は考えており、面記録密度の向上がようやく進展しそうである。

⑤ 1インチ HDD の参入メーカーが増える傾向

1インチ HDD:日立 GST、GS-Magicstor、Cornice、Seagate、東北大学、その他 2社。

0.85 インチ HDD:東芝、GS-Magicstor、Cornice、NHK、その他2社。

⑥ GS-Magicdrive1 が中国・貴州省で、1.8 インチ HDD を夏に生産予定(工場は完成)。

⑦ 韓国の Samsung 社が 2.5 インチ HDD の生産を開始。

⑧ ソニーが 1.8 インチ HDD の音楽プレーヤー(VAIO Pocket)20GB、5,3000円で発売、さらに HDD マ

ルチプレーヤー(1.8 インチ HDD、20GB、63, 000円)、ウォークマン25周年記念で、ネットワーク

ウォークマン(1.8 インチ HDD、20GB で13, 000曲、110g、53, 000円)を発表。音楽用 HDD

の戦国時代を迎えそうである。その他、韓国のアイリバーや台湾の台北テックショーでも数社が展示。

⑨ アップル社の iPod が好調で、04Q 2は86万台を販売、また同じく1インチ HDD を用いた iPod ミニも

米国で好調、日本でも7月24日に1, 500台(28, 140円)で発売されたが、すぐに完売。さらに

1.8 インチ HDD では、iPod の第4世代と称して、20GB が$299、40GB が$399と爆発的に売れる基

準である30,000円を切る価格に1歩近づき、今後の価格競争の先人をきった。

(2) 部品関係

① TDK、アルプス電気両社とも GMR ヘッドが好調だが、WD 社の内製率向上により、供給減少。

② TDK が、Maxtor 社と GMR ヘッドに関して、5年間の戦略的契約およびアルプス電気も同社と同様契約。

③ WD 社が買収(リードライト社)した内製 GMR ヘッド好調。内製化率を90%へ。

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

④ アルプス電気が、記録に垂直ヘッドを用い、120Gb/in2 を開発、来年量産、さらに150Gb/in2 開発中。

当面は AdvancedGMR で、90Gb/in2 を年内導入予定(アルプスショーにて)。

⑤ TDK は富士通のヘッド製造部門を吸収しフィリッピンにて合弁会社設立へ(TPC/ 出資比率:TDK ~ 66%、

富士通~ 34%)。

⑥ 昭和電工は台湾のメディアメーカー Trace 社を買収。シェアトップへ。

⑦ 富士電機もガラスディスクへ参入。

⑧ 2.5 インチ以下のガラスディスクが不足。

⑨ HDD のスピンドルモーターは、FDB モーターの割合が80%を越える。

(3) 業界予測

  図1~4に HDD の業界予測、インチ別 HDD の市場予測、コンシューマ用市場予測・応用製品および図5に主要

部品(ヘッド・ディスク・スピンドルモーター)の市場予測、図6、表1に GMR ヘッドの面記録密度の変化(実

用化と開発・試作)と年度別容量予測(1プラッター当りの GB)を示す。

図 1 HDD の市場予測 図 2 インチ別 HDD の市場予測

図3 コンシューマの市場予測

図4 コンシューマの用途別市場予測

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

3 取巻くユビキタス社会環境

 ユビキタスネットワーク環境は、下記のアイテムが上げられる。

(1)電子政府と e-Japan 戦略Ⅰ・Ⅱ・付加パッケージおよび IT 分野活性化・6つの共同プロジェクト。

(2)地上波デジタル放送の開始と全国展開。

(3)ホームネットワーク環境の整備。

(4)在宅勤務、在宅スクールのインフラ。

(5)無線タグ IC(RFID) の導入の動き。

図 5 部品(ヘッド・ディスク・スピンドルモーター)の市場予測

図 6 面記録密度(Gb/in2) の推移

表1 容量(GB/PL)の推移

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

(6)携帯電話の多機能化、コンピュータ化。

(7)iVDR コンソーシアムの総会 (4月12日 )後に一部の企業で 4月末より製品を出荷開始。

(8)無線 LAN、高速アクセス、IP v 6 のインフラ。

ここで、IT 分野活性化・6つの共同プロジェクト(総務省と経済産業省)を以下に示す。

(1)情報家電や電子荷札(IC タグ)の標準化。

(2)インターネットを高齢者や障害者が使いやすくするためのガイドラインの策定。

(3)IT 関連企業育成のため、各省庁が情報システムを調達する際に、中小ベンチャーを積極的に活用する施策

を進める。

(4)ネット上の有害コンテンツ(情報の内容)防止。

(5)電子署名・認証の推進。

(6)電子政府の安全確保で暗号技術開発。

またネットワークの標準化の主な団体と問題点は下記の通り。

(1)主な 9つの団体(後述参照)

(2)問題点(セキュリティ)

① ネット家電や ホームゲートウエイ (HGW) は初期設定がパソコンより難しく、約300通りの接続試験が

必要になるなど、機器メーカーの接続保証も難しい。

② 不正アクセス・侵入防止。

③ ウイルス感染。

④ データ漏洩の防止。

⑤ プライバシー保護への取組み。

(3)総務省「デジタル情報家電のネットワーク化に関する調査研究会」

① 6月に推進方策を取り決める方針。

② 情報家電に要求される要求される基本機能を見極め、必須機能に適合した共通の通信規格を検討。

③ 家電、パソコンメーカー規格を検討し、変換機能によって相互に連携させる方式も検討。

→「ホームネットワーク実現元年」

  社団法人情報通信技術委員会(TTC) で取り組んできた標準化仕様に盛り込んで、日本発のホームネットワー

ク規格として国際機関 ITU などに提案予定。プラスチック光ファイバー、UWB 無線など開発段階の技術も実用

化を検討する意向。

主なネットワークの団体は下記の通り。

(1)「1394TA」(1994年:データ伝送をIEEE規格に準拠して推進)

TI、ソニー、アップル

(2)「エコーネットコンソーシアム」(1997年:電力線や無線を利用)

    シャープ、東京電力、東芝

(3)「ホームPMA」(既存電話線を利用)

    2WIRE、アギア・システム

(4)「UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)」

    (1999年:マイクロソフトを中心としたIT業界でIPをベースにパソコンと家電を接続)

(5)「宅内情報通信・放送高度化フォーラム(DHF )」

    沖電気、関電工、NHK

(6)「HAV i(ホーム・オーディオ・ビデオ・インターオペラビリティ)推進協議会」

グルンディヒ、日立、松下電器 (IEEE1394ベースに構築)

(7)「ホームプラグ・パワーライン・アライアンス」

(電灯線を利用してホームネットワーク構築を図る)

(8)「DHWD」(2003年:AV、PC、モバイルの区別なく相互接続を図る)

    ソニー、インテル

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

(9)「UOPF(ユビキタス・オープン・プラットホーム・フォーラム)」

    (IPV6ベースに情報家電を接続してISPサービス展開を図る)

    NTTコミュニケーション、パイオニア

4 小型 HDD の応用製品

コンシューマ製品の種類と今後の期待製品

○ 現在、商品化されている製品

PVR、HDD&DVDレコーダー、デジタルスティルカメラ(DSC)、

MP3プレーヤー、車載用HDDナビゲーション、PDA、ホームサーバー、

ゲーム機、外付け携帯用HDD、TVチューナー付きPC、TV内蔵型、STB、監視カメラ

○ 商品化が近いもの

iVDR、ビデオムービー、USB 付き1インチドライブ

○ 今後が期待されるもの

小型 HDD 内蔵携帯電話、RFID サーバー、ホームネットワークサーバー、車載用サーバー

 この中で、小型HDD(2. 5インチ以下のHDD)の応用製品は商品化が近いものも合わせると下記のような

商品があげられる。

○ 2.5インチ HDD

    ノート PC、サーバー、HDD カーナビゲーション、iVDR、USB タイプ HDD、RFID 小型サーバー

○ 1.8インチ HDD

    ノート PC、MP3 プレーヤ、PCMCIA タイプ、PDA、iVDR、モバイルサーバー、携帯ゲーム機器

○ 1.0インチ HDD

    MP3 プレーヤー、DSC、USB タイプ、(iVDR)、ビデオプレーヤー、

○ 0. 85インチ HDD

    内蔵型またはリムーバブルタイプ携帯電話、MP3プレーヤー

 これらの中で、今回は iVDR と携帯電話、DSCについて述べる。

(1)iVDR(Information Versatile for Disc Recorder)

① 飛躍と今後の需要

( イ ) 地上波デジタル放送開始による買換え需要。

( ロ ) 累計で約8億台以上の VHS-VTR の置換え。

( ハ ) VTR 用ビデオテープは昨年が9億300万巻、今年は7億9千7百万巻。

( ニ ) ユビキタスネットワーク社会には、モバイル製品が今後の重要ツール。

( ホ ) モバイル機器の基本ツールは

携帯電話、DSC、パソコン、iVDR、無線LAN、タブレットPC、

DCDレコーダー、半導体メモリ、PDA、ポータブルTV、プリンター、

外付けリムーバブルHDD、小型プロジェクター、無線タグ(RFID)

② i VDRの長所と課題

○ 長所

( イ ) 必要な容量を選択可能。

( ロ ) パソコンとのコンパチ機器。

( ハ ) VTRのカセットと同じような感覚で、情報の移動と蓄積が可能。

(ニ ) 1.8インチや1インチ(規格化中)クラスで、持ち運びが容易で、オーディオカセット的な感覚で使用。

( ホ ) USB端子付きにより、使用範囲が拡大。

( ヘ ) ホームサーバーや各種機器への高容量情報出し入れとしての“モバイル情報カード”。

   ○ 課題

( イ ) 価格。

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

( ロ ) 耐ショック性。

( ハ ) 消費電力、電池寿命。

( ニ ) サービス期間。

( ホ ) 故障に対しての瞬時の対応。

( ヘ ) ネットワーク機器との連携。

( ト ) iVDR の一般消費者への認知度。

③ 車載用に iVDR を採用した理由(トヨタ自動車の見解)

( イ ) ユーザーがコンテンツを車内に持ち込みやすくすること。

( ロ ) ユーザーがクルマを買い換えたときに HDD に蓄積した音楽データや地図データを容易に引き継げる

ようにすること。

( ハ ) 著作権やプライバシーを守ること。HDD カーナビに格納する音楽や走行経路といったデータは増大す

る傾向にある。

これにより車メーカーおよび周辺機器メーカーとしてトヨタ自動車、日産自動車、デンソー、アルパイン

クラリオン,富士通テン,パイオニアなどが参加。

④ iVDR のハードウエアの仕様を表2に、形状寸法を表3に示す。

⑤ 具体的な応用例

USB タイプ、iVDR ビデオレコーダー、サーバー、コンビニでの情報端末、

リムーバブル車載用 iVDR、ビデオムービー、音楽プレーヤー、iVDR 液晶 TV

⑥ iVDR のまとめと今後の方向

(イ) 地上波デジタル放送による VHS 買換え有力製品。

(ロ) 今年4月末より、製品の発売開始。

(ハ) USBタイプやコンビニを利用した情報端末、液晶 TV 一体タイプ等が普及の第一歩。

(ニ) 自動車メーカーの参入で、カーナビゲーションに弾みがつく。

(ホ) 1. 8インチ iVDR が、手軽に持ち運べて、今後の iVDR ビデオカセットとして有力。(VHSから i V

DRへ)

(ヘ) 価格は市場の必要度と量産性で解決可能。

(ト) VHS → iVDR 変換装置が必要。

(チ) iVDR の世間での認知度が重要(VHS から iVDR へ)。

(2)携帯電話

① 機能の充実

○ 用途の拡大

電話機能、メール機能、デジタルカメラ付き、ズーム付、動画撮影機能、

FMラジオ付き、銀行検索、家庭内機器のコントロール、新幹線・プレイガイドチケット予約、

ゲーム機、ナビ機能

表2 iVDR ハードウエア仕様 表3 iVDR-Secure シリーズ(寸法)

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

○ 携帯電話とパソコンの連動(音声入力)

○ 今後の予定されている機能

TV放送受信機能、ICタグ機能による定期券やキャッシュ機能、USB機能、

名刺読取り機能、携帯スキャナー

② ユビキタスネットワークのキイツール

③ 小型HDD内蔵携帯電話の課題

○ 製品

価格、消費電力、耐ショック性、耐温度特性、サービス体制、部品の保証期間

○ 長時間使用可能な電池

○ 365日間110番サービス体制

④ 携帯電話の予測

    携帯電話の需要は、昨年5億2千台の実績、さらに 今

年は6億台といわれている。今後の生活の中心とし てひ

とり台または2台の時代が来るものと思われる。 図7に

携帯電話の予測を示す。

⑤ 携帯電話の今後の方向

(イ)携帯電話が、ユビキタス時代の重要なキイツール。

(ロ)2台時代か、USB付き容量拡大と重要度の棲み分け。

(ハ)PDAとの融合。

(ニ)機能のさらなる増大。

TV放送受信機能、キャッシュや定期代わり、GPS機能、家庭内の機器のコントロール機能、

名刺やバーコード読み取り機能、ICレコーダー

(ホ)メモリーの高容量化が必要(5GB以上は小型HDD)。

(ヘ)世界中で、年間5億台以上の需要に対するメモリーとしての小型HDDへの需要の期待。

(ト)RFIDと組み合わせたさらなる開発製品が可能。

(3)デジタルスティルカメラへ(DSC )

① 1インチHDDの普及の可能性

(イ)メモリーとの価格競争、5GB以上では有利。

(ロ)高容量化では、1インチHDDが有利。

(ハ)USB付きHDDにより、容量のアップ化が可能。

(ニ)ネットワークカメラの開発により、携帯電話と同様に画像送信が可能なデジタルカメラの開発。

(ホ)高容量化によるHDD内蔵型デジタルカメラの開発。

(ヘ)写真整理コンピュータアルバムサーバー。

② DSCの業界予測

   図8にDSCの予測を示す。フイルム写真の 

台数がDSCへ完全に逆転し、今後は携帯電話 

に搭載されているカメラ付きと単体の普及型D 

SC、高級DSC(高画素)との棲み分けがさ 

れると思われる。今年度は6, 000万台と予 

測している。1 インチHDDの需要は、今後高 

級DSCが中心になると思われる。

図7 携帯電話の市場予測

図8 DSC の市場予測

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技術委員会 ヘッドディスクテスト分科会 (04.05.14)より

(4) その他の応用製品

○ サーバー(ホーム、車載、船舶、モバイル、携帯、RFID)

○ 監視カメラシステム

5 まとめと今後の動向について

(1)電子政府、企業のIT化、個人のモバイル機器の活発化によりHDD需要はさらに上向き。

(2)モバイル機器として、2.5 インチ以下のHDD製品が今後さらに活発化。

(3)携帯電話は今後のキーツールで携帯コンピュータ。

(4)世界に 8億台以上出荷されたVHS-VTR。そのカセット(テープ)の代替として、iVDRは最有力機器。

(5)DSCは今後高級タイプで1インチHDDが利用される。

(6)課題は価格、信頼性、消費電力、サービス体制、業界への認知度。

お問い合わせは下記のメールアドレスおよび「ホームページ」を参照ください。

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