工事説明書 - panasonic...*工事をされる方へのお願い...

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*工事をされる方へのお願い この工事説明書は、工事作業者が正しく、安全な工事を するために必要な手引書です。工事開始前に必ずお読み ください。本書の記載事項に従って工事をされなかった ことが原因で生じた故障・事故などは、保証の対象になり ませんので、ご注意ください。設置工事後、この工事説 明書は取扱説明書と一緒に、お客様にお渡しください。 ヒートポンプ給湯機(家庭用) 工事説明書 このヒートポンプ給湯機は申請によって、通電制御型と しての料金割引が適用されます。電力契約をしている電 力会社に、電力契約の申請手続きを行ってください。 HE-KU37BQS HE-KU46BQS HE-KU37BQMS HE-KU46BQMS ※ユニット品番との対照表は、裏表紙をご覧ください。 パワフル高圧力型フルオート システム品番 HE-K37BQS HE-K46BQS HE-K37BQMS HE-K46BQMS 高圧力型フルオート HE-K37BQES HE-K46BQES HE-K37BQFS 高圧力型フルオート 耐塩害仕様 HE-K37BSS HE-K46BSS HE-K37BSMS HE-K46BSMS 高圧力型セミオート HE-K37BZS HE-K46BZS HE-K37BZMS HE-K46BZMS 高圧力型給湯専用 HE-K37BZES HE-K46BZES 高圧力型給湯専用 耐塩害仕様 ページ 安全上のご注意 2 施工上のお願い 3 関係寸法図 4 付属品/リモコン/専用別売部材 6 据え付け場所を決める 8 据え付ける 10 配管工事をする前に 12 排水配管する 13 給水・給湯配管する 14 ヒートポンプユニット配管する 16 ふろ配管する 18 保温・凍結予防工事する 22 連絡配線する 24 リモコン配線する 25 電源工事する 26 アース工事する 27 試運転する 28 試運転後に… 33 チェックシート 34 システム品番・ユニット品番の対照表 各電力会社別電力契約と対応電力制度表示 裏表紙

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Page 1: 工事説明書 - Panasonic...*工事をされる方へのお願い この工事説明書は、工事作業者が正しく、安全な工事を するために必要な手引書です。工事開始前に必ずお読み

*工事をされる方へのお願いこの工事説明書は、工事作業者が正しく、安全な工事をするために必要な手引書です。工事開始前に必ずお読みください。本書の記載事項に従って工事をされなかったことが原因で生じた故障・事故などは、保証の対象になりませんので、ご注意ください。設置工事後、この工事説明書は取扱説明書と一緒に、お客様にお渡しください。

ヒートポンプ給湯機(家庭用)

工事説明書

このヒートポンプ給湯機は申請によって、通電制御型としての料金割引が適用されます。電力契約をしている電力会社に、電力契約の申請手続きを行ってください。

HE-KU37BQSHE-KU46BQSHE-KU37BQMSHE-KU46BQMS

※ユニット品番との対照表は、裏表紙をご覧ください。

■パワフル高圧力型フルオート

システム品番

HE-K37BQSHE-K46BQSHE-K37BQMSHE-K46BQMS

■高圧力型フルオート

HE-K37BQESHE-K46BQESHE-K37BQFS

■高圧力型フルオート耐塩害仕様

HE-K37BSSHE-K46BSSHE-K37BSMSHE-K46BSMS

■高圧力型セミオート

HE-K37BZSHE-K46BZSHE-K37BZMSHE-K46BZMS

■高圧力型給湯専用

HE-K37BZESHE-K46BZES

■高圧力型給湯専用耐塩害仕様

ページ

安全上のご注意 2施工上のお願い 3関係寸法図 4

付属品/リモコン/専用別売部材 6

据え付け場所を決める 8据え付ける 10

配管工事をする前に 12排水配管する 13

給水・給湯配管する 14ヒートポンプユニット配管する 16

ふろ配管する 18保温・凍結予防工事する 22

連絡配線する 24リモコン配線する 25電源工事する 26アース工事する 27

試運転する 28試運転後に… 33チェックシート 34

システム品番・ユニット品番の対照表各電力会社別電力契約と対応電力制度表示

裏表紙

屋外用

屋内用

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安全上のご注意準 備1人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。

■ 誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明して います。

「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」です。警告 注意「死亡や重傷を負うおそれがある

内容」です。

■ お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。

実行しなければならない内容です。してはいけない内容です。

警告 注意■アース工事(D種接地工事)を行う工事は「電気工事に関する技術基準」および「内線規程」に従って電気工事士が行う(故障や漏電のときに感電の原因になります)

■上水道直結の配管工事は、当該水道局(水道事業管理者)の認定水道工事業者が指定された配管材料を使用して施工する(事故、故障の原因になります)

■専用のブレーカーを単独で使う(他の機器と併用したとき、発熱による火災の原因になります)

■電源電線は確実に取り付ける(発熱して火災の原因になります)

■試運転時に漏電しゃ断器の作動を確認する(万一の不作動で、故障や感電の原因になります)

■重量に十分耐えられる所に据え付ける(転倒により事故の原因になります)

■工事は必ず指定の部品を使い、工事説明書に従って確実に行う(火災や感電、水漏れの原因になります)

■ガス類容器や引火物の近くに据え付けない(本体のスパークによる発火の原因になります)

■ヒートポンプユニットは屋内に設置しない(冷媒が漏れたとき、酸素不足のおそれがあります)

■ヒートポンプユニットはベランダ手すり近くに設置しない(お子様が上り、手すりを越えるなどして落下のおそれがあります)

■貯湯ユニットの脚はアンカーボルトで、天部は振れ止め金具で固定する(地震などによって転倒してけがをするおそれがあります)

■壁面へのネジ固定は、ネジが壁中のラス網と電気的に絶縁した状態で行う(ネジとラス網との接触部過熱により、火災の原因になります)

■ドレン工事は工事説明書に従って確実に行う(周囲が浸水し、家財などをぬらす原因になります)

■間接排水工事をする(タンクの破損による水漏れの原因、また汚水が逆流してタンクに入ると水質の変化により健康を害するおそれがあります)

■凍結予防をする(配管が破損して、やけどや水漏れの原因になります)

■防水・排水処理をしていない床面に設置しない(屋内、階下などに浸水し、家財などをぬらす原因になります)

■ヒートポンプユニットの吹出口やアルミフィンにさわらない(けがの原因になります)

必ずお守りください

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準 備

施工上のお願い準 備2

■ 工事について●貯湯ユニットおよびヒートポンプユニットの設置は、各地域の条例に基づいてください。●電気工事は「電気設備に関する技術基準」および「内線規程」に従って、必ず指定工事業者が行ってください。●電源は節電機に接続しないでください。機器故障の原因となります。●アース(接地)工事は、万一の感電事故防止のため、「電気設備に関する技術基準」および「内線規程」に基づいて、必ず電気工事士によるD種接地工事を行ってください。●上水道に直結する工事は、当該水道局の条例に基づき、認定水道工事業者が指定された配管材料を使って施工してください。●水は必ず水道法に定められた飲料水の水質基準に適合した水をご使用ください。井戸水は使用しないでください。また水道水であっても塩分、石灰分、その他の不純物が使用水に多く含まれていたり、酸性水質の地域ではヒートポンプ給湯機の使用をさけてください。ヒートポンプユニット内の熱交換器にスケールが付着し、短期間にお湯が沸かなくなります。●ソーラー(太陽熱温水)システムには接続しないでください。高温水で機器故障の原因となります。●貯湯ユニットは必ずヒートポンプユニットと接続してください。●ヒートポンプユニットは屋外に設置してください。

■ 配管の材質選定について●使用地域の水質により、銅管の銅イオンの溶出が多い場合があり、せっけん、湯あかと反応して青色の銅せっけんが生成され、浴そうの水面付近に青い汚れが付くことがあります。このような現象が発生するおそれがあるときは銅管は使用せず、当社専用別売部材の樹脂管または三層管をご使用ください。(青い汚れの付着を軽減できます)

■ 給水圧力について●機種により下記の給水圧力が必要です。給水圧力が低いと十分な性能が得られません。

・給水圧力は圧力計により、1階で静水圧を測定してください。給水配管は20A銅管または16A樹脂管としてください。(配管径が小さいと水圧が低下します)

本書では、パワフル高圧力型フルオートを「パワフルフルオート」、高圧力型フルオート、高圧力型セミオート、高圧力型給湯専用を、それぞれ「フルオート」「セミオート」「給湯専用」と記載して説明しています。

リモコン配線

ふろ配管

●●

排水配管

給水・給湯配管

200V電源

ヒートポンプユニット配管

アース線 アース棒連絡線

貯湯ユニット

ヒートポンプユニット 各工事の完了後は、

チェックシート(P.34~35)で不具合がないか確認してください。

パワフルフルオートフルオートセミオート給湯専用

300 kPa以上

200 kPa以上

・給水圧力の目安確認方法近くの給水栓から水を出し、市販のバケツで満水になる時間を測定します。(1階で測定)下表の時間内に満水になれば、300 kPa以上の給水圧力があります。

2バルブタイプ(水側全開)サーモスタットタイプ(水側)

バケツ容量 8 L

25秒

27秒

12 L

38秒

40秒

10 L

31秒

33秒

15 L

47秒

50秒

(バケツの容量は裏面に表示されています)

● ガス機器から電気機器へ変更をする際(ガス給湯機から電気温水器やエコキュートへの取替など)は、事前にガス事業所への連絡が必要になります。ガス事業者への連絡をせずに無断撤去することは法令により規制されておりますのでご注意ください。

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貯湯ユニット

関係寸法図準 備3

R1/2オネジR1/2オネジ

R1/2オネジ

F IE

R3/4オネジ

R3/4オネジ

C B

R1/2オネジ

A:電源電線、リモコンコード、ヒートポンプ

H:排水エルボ(別売品)位置

  (49×56長穴・ブッシング付)B:給湯口 R3/4オネジC:給水口 R3/4オネジ

G:排水口 Rc3/4メネジF:ヒ-トポンプ配管口B(湯側) R1/2オネジ

D:漏水センサー吐出口(屋内用のみ)

E:ヒ-トポンプ配管口A(水側) R1/2オネジ

I:ふろ往き管接続口 R1/2オネジJ:ふろ戻り管接続口 R1/2オネジ

  (エルボ、内径φ16×1m・吐出管付)

  ユニット連絡配線貫通穴

  (エルボ、内径φ16×1m・吐出管付)

I:ふろ配管接続口 R1/2オネジ

E:ヒ-トポンプ配管口A(水側) R1/2オネジ

D:漏水センサー吐出口(屋内用のみ)

F:ヒ-トポンプ配管口B(湯側) R1/2オネジG:排水口 Rc3/4メネジ

C:給水口 R3/4オネジB:給湯口 R3/4オネジ  (49×56長穴・ブッシング付)

H:排水エルボ(別売品)位置

A:電源電線、リモコンコード、ヒートポンプ  ユニット連絡配線貫通穴

  ユニット連絡配線貫通穴A:電源電線、リモコンコード、ヒートポンプ

H:排水エルボ(別売品)位置

  (49×56長穴・ブッシング付)B:給湯口 R3/4オネジC:給水口 R3/4オネジ

G:排水口 Rc3/4メネジF:ヒ-トポンプ配管口B(湯側) R1/2オネジ

D:漏水センサー吐出口(屋内用のみ)

E:ヒ-トポンプ配管口A(水側) R1/2オネジ  (エルボ、内径φ16×1m・吐出管付)

パワフルフルオート/フルオート

セミオート

給湯専用

1.図はパワフルフルオート/フルオートの関係寸法図を示します。2.セミオートでは、接続口Jがありません。3.給湯専用では、接続口I,Jがありません。4.<  >寸法は460Lタイプです。5.  寸法(  )は屋内用

 ヒ-トポンプ配管口A(水側)J

 ふろ往き管接続口

 ふろ戻り管接続口

非常用取水栓 水側バルブ

排水栓

C 給水口

B 給湯口

362

342

327

185<135>

352

332(322)

F ヒ-トポンプ配管口B(湯側)

146<96>

(φ12穴 2か所固定)

本体天板位置

(φ5穴 4か所固定)

振れ止め金具使用時固定詳細図

5072

20

30 20

コンクリート壁の場合 M10アンカーボルト使用

木質壁の場合 φ4.8木ネジ使用

(付属品)

600

680

0~95

壁面との隔離距離

振れ止め金具

振れ止め金具は側面方向への取付け可

200<150>

400

1860<2170>

■ 外形寸法図 〔単位:mm〕

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■配管位置図 ■アンカーボルト位置図

■外形寸法 〔単位:mm〕

正面

36(J)

148(F)125(I)

36(E)

234(E)220(B)

300(A)

40(A)

45(F)

95(I・J)

60(C)

130(C)

600

680

38(B)

G

E A B

71(H)54(G)

160(G)

180(H)C

211(D)

83(D)

ヒートポンプユニット配管接続口B(湯側)(R1/2オネジ)

ヒートポンプユニット配管接続口A(水側)(R1/2オネジ)

貯湯ユニットのB(湯側)と接続

貯湯ユニットのA(水側)と接続

水抜き栓:水側

394

2-幅13 U穴

2-φ13 穴

46

105

24.5

105 24.5

570

289

690

31.5

18

55

171

780

ドレン口(φ20)

34512.5 12.5320

水抜き栓:湯側

78

5

準 備

ヒートポンプユニット〈全機種共通〉

460

525

97

アンカ-ボルト固定位置(3か所)M12アンカ-ボルト使用

本体脚(3か所)

正面

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付属品

リモコン(別売品)

付属品/リモコン/専用別売部材準 備4

・取扱説明書・ご使用ガイド(※)・工事説明書・保証書

(前板表面に貼付)

(※)ご使用ガイドは、パワフルフルオート/フルオートのみ同梱

振れ止め金具(天面に逆向きに固定)

サービス説明書(前板裏面に貼付)

リモコン(給湯専用のみ本体内部に同梱)

ドレンエルボ   (底板に同梱)

(底板)

コミュニケーションリモコン (台所・浴室リモコンセット)

HE-RQFBW

HE-RSFBW

フルオート用

セミオート用

ボイスリモコン (台所・浴室リモコンセット)

HE-RQVBW

HE-RSVBW

増設リモコン

HE-RQVBZ

このヒートポンプ給湯機は、別売品のコミュニケーションリモコンまたはボイスリモコンが必要です。また、増設リモコンを追加することができます。(給湯専用は追加できません)

・給湯専用は、給湯専用リモコンが貯湯ユニットに付属しています。

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準 備

専用別売部材

・(※1) 本文に記載の部材を推奨します。・(※2) ヒートポンプユニット循環配管セットに同梱されています。・別売部材の詳細は、パナソニックエコキュートカタログの「専用部材一覧」をご覧ください。・各部材使用時は、必ず同梱の説明書に従い工事をしてください。

パワフルフルオート

給湯専用フルオートセミオート品番部材名工事名

給水・給湯

配管工事

凍結予防工事

据付工事

排水配管工事

ふろ配管工事

ヒートポンプ

ユニット

配管工事

リモコン

200V電源

アース

連絡線

アンカーボルトセット

樹脂置台

ドレンホース(ヒートポンプユニット用)

排水エルボ

排水配管 

脚部化粧カバー

給水配管(架橋PE管)

給湯配管(架橋PE管)

ユニオンアダプター

給水側止水栓

床・壁用セット(RC床用)

370 L用 3方向

460 L用 3方向

高さ:10 cm

AD-HEAB23R

AD-HEH33N-C

AD-HEH43N-C

CZ-UB4-C

○(三菱樹脂(株)製推奨)

内径φ15

外径φ60

16A

16A

16A

ヒートポンプユニット循環配管セット

<同梱部品>

  ・3心VVFケーブル Φ2.0x8m

  ・PF管 7m

  ・ユニオンアダプター 4個 ・排水エルボ 1個

  ・断熱材 4個 ・パッキン 4個

・ドレンチューブ 1個

  ・耐候性断熱材付架橋PE管  10A-10m

ふろ接続アダプター S型 AD-HQSA-ST3

L型 AD-HQSA-LT3

<同梱部品>

  ・タケノコ継ぎ手 4個 ・パッキン 4個

・パッキン 2個

  ・バンド 4個

フルオート用

高温水遮断型 S型 AD-HSSA-ST3

ふろ接続アダプター L型 AD-HSSA-LT3

<同梱部品>

  ・タケノコ継ぎ手 2個

  ・バンド 2個

セミオート用

・給水側止水栓  1個

ユニットバス

取付金具

配管化粧版

漏れ検査治具

断熱材付架橋PE管

φ15.88用

(2セット入り)

φ15.88用

(1セット入り)

ストレート

L曲がり

ストレート

L曲がり

AD-HEBC-4SW

AD-HEBC-4LW

AD-HEBC-4S

AD-HEBC-4L

13A×50 m AD-HWPE350D

13A×10 m AD-HWPE310D

AD-G381-Z

AD-3756-Z

フルオート用

セミオート用

凍結予防ヒーター(外部配管用) 現地調達(※1)

凍結予防ヒーターセット(内部配管用) AD-HEDF11

VVFケーブル 3心・50 m AD-HEVF-A50

PF管 50 m AD-HEC02P50

シールド付きリモコンコード 2心・10 m AD-HERS-210

電源電線 現地調達

アース棒 AD-3200

VVF φ2.0/3.5 mm2

□200 AD-3700GT-M

現地調達

AD-HEHL01 (※2)

現地調達

AD-HESB66A (※2)

○(※2:8 m同梱)

○(※2:7 m同梱)

AD-HEHS10PE

現地調達(※1)

○ (東京特殊電線製推奨)

11

14

25

26

27

参照ページ

10

14

18

20

21

22

24

13

16

電気工事

■標準施工時の部材一覧(樹脂管配管:ユニット間配管長5 mの部材組合わせ例)

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8

据え付け場所を確認する

据え付け場所を決める据 付1下記の条件を満たす場所に、お客様の同意のもとで据え付けてください。● 次の場所への設置は避ける。・最低気温が-10℃以下になる。・湿気が多い、火気・引火物の近く。● ヒートポンプユニットは…・風通しの良い場所を選定する。・沸き上げ中および凍結予防運転中に運転音がするため、寝室の近くや、ご近所の迷惑になる場所は避ける。(運転時に運転音や振動を発生し吹出口からは冷風が出ます)・隣家・テレビ・無線機のアンテナと3m以上離す。● 水が流出しても支障がなく、防水・排水ができる。● 排出されるドレン水が排水溝などに導ける。● 搬入搬出、配管工事、保守点検、性能維持のため、周囲にスペースが確保できる。(P.9)

* 硫化ガス成分が多い地域、機械油などの油分の多い場所ではヒートポンプユニットの寿命は短くなることがあります。* 海浜地域で潮風が直接当たる場所や温泉地域など特殊な場所では機器が正常に動作しなくなる恐れがありますので、据え付けないでください。* 貯湯ユニットは「屋外用」と「屋内用」があります。必ず、ネームプレートを確認して設置してください。(水漏れ拡大被害の原因)

■ 貯湯ユニットとヒートポンプユニット、浴そう間の高低差● 高低差がある場合の配管条件を確認し、据え付け場所を決めてください。

・ヒートポンプユニットと貯湯ユニット

・浴そうと貯湯ユニット

貯湯ユニット

7 m以内(3階対応)

パワフルフルオート

1.5 m以内ふろ接続アダプター

浴そうあふれ縁

貯湯ユニット

4 m以内(2階対応)

フルオート

1.5 m以内ふろ接続アダプター

浴そうあふれ縁 貯湯ユニット

4 m以内(2階対応)

セミオート

4 m以内ふろ接続アダプター

浴そうあふれ縁

3 m以内

3 m以内

ヒ-トポンプユニット

ヒ-トポンプユニット

貯湯ユニット

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9

据付

据え付けスペースを確認する

吹出側に障害物がない場合 吹出側に障害物がある場合

●後方配管の例

※後方の壁面から53 mm以上のヒートポンプユニット配管スペースが必要です。後方に排水配管する場合は必要な排水スペースを確保してください。

●左・右側方配管の例

据付け所要スペースは、「配管工事をする前に」(P.12)も参考にして確認してください。

■ ヒートポンプユニットの据え付け所要スペース● 吹出側に対して前・後・左・右・上・下のうち少なくとも3方向を開放し、通風路を確保してください。やむをえず2方向しか開放できない場合、沸き上げ能力が低下する場合があります。

● 周囲に壁などの障害物がある場合は、下図に従ってください。 〔単位:mm〕

■ 貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の据え付け所要スペース● 配管にはヒートポンプユニットから出る風が当らないように配置してください。● 貯湯ユニットの上面は300mm以上の点検スペースが必要です。

100以上 300以上

100

以上

100

以上

(点 検 ス ペ ー ス )(上面図) (上面図)(上面図) (側面図)

300以上 (点 検 ス ペ ー ス )

(上面図)

100

以上

200以上

正面600以上 (800以上推奨)

貯湯ユニット ヒートポンプユニット

ヒートポンプユニット

※53以上

100以上

300以上

正面600以上(800以上推奨)

貯湯ユニットヒートポンプユニット

300以上 300以上

■ 耐塩害仕様について(「耐塩害仕様」は日本冷凍空調工業会標準規格JRA9002に基づいています)右記の条件を満足する場所に設置することを必ずお守りください。

● 適用システム品番

HE-K37BQESHE-K46BQESHE-K37BQFSHE-K37BZESHE-K46BZES

●海から約300 m~約1 km以上離れた場所●建物の影になるなど、潮風が直接当たらない場所

(「耐塩害仕様」でない貯湯ユニット、ヒートポンプユニットは海から1 km以上離れた場所に設置してください)

建物 ヒートポンプユニット

貯湯ユニット

潮風

海から約300 m~約1 km

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10

水準器で水平を確認する!

貯湯ユニットを据え付ける

アンカーを打ち込む

貯湯ユニットの木枠を外し、設置する

脚部をアンカーボルトで固定する

上部を振れ止め金具で固定する

■後打ちアンカーの場合 ■埋め込みアンカーの場合1

2

3

4

●アンカーボルトの引き抜き強度・370Lタイプ:12000N以上・460Lタイプ:15000N以上

●アンカーボルトの引き抜き強度・2450N以上(引き抜き強度が4900N以上に耐える壁や桟を設ける)

●2階以上に据え付ける場合は、必ず固定してください。

・壁中にラス網がある場合は、電気的に絶縁された状態になるようにしてください。(アンカーボルトまたは木ネジと、ラス網の接触部が過熱するおそれ)

●凍結予防のため、脚部化粧カバーを取付ける。

配管の引き回し(P.12)に合わせて外せます。

●設置の直前まで木枠は外さない。(空水時は転倒のおそれ)

(3か所)

60mm以上

300mm 以上

100mm 以上

コンクリート

オネジアンカー

防水堤 施行例

地面

メネジアンカー

〈アンカー工事例〉

割栗石

床スラブ(コンクリート)

20mm 以上

80mm

■風の強い場所のとき

M10アンカーボルト2本(RC壁の場合)φ4.8木ネジ4本(木壁の場合)

据え付ける据 付2準備:①タンクが満水になると重くなるため、床面の強度が十分か確認する。またはコンクリート床の基礎工事

を行う。・コンクリートの必要圧縮強度:18.3MPa (180kgf/cm2) 以上②屋内に据え付ける場合は、必ず防水処理をしてください。(例:100mm以上の防水堤を設ける)

50

④ ③ ② ①

コンクリートドリルで穴を開ける

接着剤を注入する

グリップアンカーを穴に入れる

グリップアンカーを打ち込む

打ち込み棒

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11

据付

水準器で水平を確認する!

ヒートポンプユニットを据え付ける

樹脂置台を置く

脚部をボルトで固定する

1

2

●屋外、床置きにて前後左右の水平を確かめて据え付ける。(傾くとドレン漏れのおそれ)

■積雪地帯では…

(4か所)

樹脂置台(品番:CZ-UB4-C)・耐荷重:1個あたり950 N(97kgf)

以上

●ヒートポンプユニットを高脚置台(品番:CZ-UD16-C)の上に据え付け、室外機屋根(品番:CZ-UY27-C)を設けてください。●吸込口、吹出口が積雪でふさがれたり、天板に積雪すると故障の原因となります。高脚置台はアンカーボルト固定などにより、転倒防止をしてください。

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後出し 右出し 左出し 左出し

12

配管工事をする前に配 管1

■ 配管の引き出し配管の引き出しは下図を参考にして配管してください。(上面から見た図)

■ 配管材料による制約条件配管材料によって、配管長や曲がり数が制限されたり、断熱材の必要厚さが変わります。必ず下表の制約条件に従ってください。(故障の原因になります)

●ヒートポンプユニット配管

 

配管長 ~5 m

5~15 m

~5 m

5~15 m

~5 m

5~15 m

曲がり(片道)5か所以内

6か所以内

5か所以内

6か所以内

5か所以内

6か所以内

φ12.7

10A

10A

断熱材の厚さ10 mm以上

20 mm以上(屋外)10 mm以上(屋内)10 mm以上 20 mm以上(屋外)10 mm以上(屋内)10 mm以上 20 mm以上(屋外)10 mm以上(屋内)

  材 料

銅管

耐熱性架橋PE管

アルミ三層管

●ふろ配管

 

配管長 ~5 m

5~15 m ~5 m

5~15 m

曲がり(片道) 3か所まで 10か所まで

10か所まで

φ12.7 φ15.88 13A

断熱材の厚さ 10 mm以上

  材 料 銅管 架橋PE管

ヒートポンプ配管口B(湯側)R1/2オネジ

非常用取水栓〈缶体保護弁内蔵〉ヒートポンプ配管口A(水側)R1/2オネジ水側バルブ

ふろ往き口ふろ戻り口

給水側止水栓

(※1)ふろ配管

(※2)ヒートポンプ配管 漏水センサーホース(屋内用のみ)

排水配管

排水エルボ

給湯口 R3/4オネジ給水口 R3/4オネジ

(浴そうへ)(ヒートポンプ

ユニットへ)

図はパワフルフルオート/フルオートの場合です。(※1)ふろ配管は、セミオート

は1本、給湯専用には、ありません。

(※2)ヒートポンプユニット配管の埋設工事は行わないでください。沸き上げ温度低下の原因になります。

漏水センサーホース(屋内用のみ)

排水エルボ

ふろ配管

ヒートポンプユニット配管

(屋外)(屋内)

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13

配 管

排水配管する配 管2排水処理をする

漏水処理をする(屋内用のみ)

φ20

排水口

トラップマス排水配管

50以上

排水は、排水溝などに導くか、近くに排水溝を設けてください。(排水が確認できる場所に排水してください)

ドレンエルボ

ドレンホース 

●ドレンホースは下り匂配にし、波うちがないようにして、排水溝へ導く。●差し込み部はシールをしてドレンホースが抜けないようにする。

■ 凍結のおそれがある場合ドレンエルボを使用せず、下部に排水溝、またはホッパーを設けてください。(ドレン水が凍結し、沸き上げ運転に支障をきたす場合があります)

●排水経路には、必ず50 mm以上の吐水口空間を設けて、間接排水してください。●25 L/分以上の排水ができる配管であること。●排水配管は、90 ℃以上の耐熱を有する材料を使用してください。

■ 下水ガスが逆流するおそれがある場合

■ 排水口直下に排水する場合

●下水ガスによる排水配管および製品の腐食を防止するため、トラップマスを使用してください。(品番:AD-HETR01)※二重封水(トラップ)はしないでください。(水が流れなくなります)

●下方延長は間接排水した後、延長してください。(負圧によりタンクが破損するおそれ)

漏水センサーホースを排水溝に導いてください。(漏水センサーホースは貯湯ユニットに接続されています)

50以上

排水エルボ

排水配管

内径φ60

排水口

50以上

SHASE-S206給排水衛生設備基準

非常用取水栓

●ドレンチューブ(ヒートポンプ配管セット同梱品または内径15mmの市販品)を接続し、排水エルボや排水溝に導く。

B(湯側) A(水側)

漏水センサーホース

(単位:mm)

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14

給水・給湯配管する配 管3

■ 銅管の場合

給湯口 給水口

湯 水

給水側止水栓

架橋PE管(16 A)

給湯口 給水口

湯 水

給水側止水栓

■ 樹脂管の場合

銅管(20 A)

銅管アダプター

ユニオンアダプタSIタイプ

架橋PE管 (16 A) ユニオン アダプター SIタイプ

給水側 三菱樹脂(株) HC-16HON10B (25 m) HC-16HON10B-50M (50 m)

三菱樹脂(株) XL-20-16F

給湯側 三菱樹脂(株) HC-16HON10P (25 m) HC-16HON10P-50M (50 m)

〈給水配管〉●高水圧地区や、給水圧力が500kPaを超える場合は戸別給水用減圧弁を設けてください。●給水側止水栓(品番:AD-HESB66A)は必ず設けてください。長期間使用しないときの水抜き、タンク内の掃除のとき必要です。●配管接続部のシール材は耐食性のある材料を使用してください。

〈給湯配管〉●配管接続部のシール材は耐熱・耐食性のある材料を使用してください。

●架橋PE管は、断熱材などで必ず保護し、接続部品などを絶対に露出しないでください。(太陽光線などの紫外線により、劣化し、水漏れの原因。)●給水側止水栓は専用別売部材をご使用ください。その他の配管および配管部材は現地調達してください。●既設の配管で老巧化している場合は使用しないでください。

お願い

ロー付け

ロー付け

パッキン

パッキン

パッキン

パッキン

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貯湯ユニット設置面

負圧弁付空気抜き弁

流量調整用バルブ

給湯加圧装置

メンテ用止水バルブ

給湯配管

給水配管

(湯) (水)

メンテ用水抜きバルブ

混合水栓

給湯圧が不足する場合設置してください。

空気分離器(品番:AD-3815/20C)

15

配 管

混合水栓

シ ャ ワ ー

負 圧弁付空気 抜 き 弁

流量調整用バルブ

(湯 ) 階下5 m以 内

給湯配管

(水 )

2階、3階給湯の場合

階下給湯の場合

■ パワフルフルオート ■ フルオートセミオート給湯専用

※は現地調達

●給湯圧が不足する場合は左図に従ってください。・給湯加圧装置(テラル(株)品番:PH-203GT05、PH-203GT1)・給湯加圧ポンプの最大出力は100 W以下・タンク破損防止のため、必ず負圧弁付空気抜き弁を取り付ける。(品番:AD-3815B-S)・流量調整用バルブの開度は、給湯加圧装置がエアーがみせず、混合水栓の流量が多すぎないよう調整する。

●給湯加圧装置は、パワフルフルオートには対応できません。

・低水圧シャワーヘッドは3階まで、マッサージシャワーヘッドは2階まで使用可能。※マッサージシャワーヘッドは60 ℃ミキシングで使用時は3階まで使用可能。

5m以下(2階対応)

・低水圧シャワーヘッドが使用可能。(マッサージシャワーヘッドは使用できません)

●貯湯ユニット設置面より、下方5m以内としてください。●タンク破損防止のため、必ず・負圧弁付空気抜き弁(品番:AD-3815B-S)・流量調整用バルブ(現地調達)を取り付けてください。

8m以下(3階対応)

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A

B

16

ヒートポンプユニット配管する樹脂管を使うとき

配 管4

標準      最大 配管長 5m以下(片道) 曲がり 5か所以内(片道)

15m以下(片道) 6か所以内(片道)

断熱材の厚さ   10mm以上  20mm以上(屋外) 10mm以上(屋内)

●ヒートポンプ配管はA―A、B―B 正しく接続してください。(運転が停止します)●次の状態で配管してください。

●アルミ三層管も使用できます。(接続方法は、同梱の説明書をご覧ください)●ツインチューブ配管では、正常な運転ができません。(A―A、B―Bの間で熱交換する)それぞれ独立したシングル配管をご使用ください。●ふろ用樹脂管や指定品以外を使用しないでください。(変形して水漏れのおそれ)●架橋PE管は、断熱材などで必ず保護し、接続部品などを絶対に露出しないでください。(太陽光線などの紫外線により、劣化し、水漏れの原因)●パッキンは、耐熱性のある材料を使用してください。(耐熱温度:90 ℃以上)●フレキ管は、配管接続部の位置ずれを吸収する場合のみ使用してください。(50 cm以内、長くなると循環水量が低下)

●鳥居配管の高低差はA+B<3 m1山まで。

B(湯側)

A(水側)

お願い

ヒートポンプユニット 貯湯ユニット

B(湯側) A(水側)上側接続口

下側接続口

ユニオンアダプター

耐熱性断熱材付架橋PE管(10A)

ユニオンアダプター

カバー

つめ (4か所)

ネジ

●カバーの取り外し

断熱材(ユニオンアダプター用)・ヒートポンプユニット循環配管セットに4個同梱されています。

パッキン

パッキン

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A

B

●鳥居配管の高低差はA+B<3m1山まで

ヒートポンプユニット 貯湯ユニット

17

配 管

銅管を使うとき

標準      最大 配管長 5m以下(片道) 曲がり 5か所以内(片道)

15m以下(片道) 6か所以内(片道)

断熱材の厚さ   10mm以上  20mm以上(屋外) 10mm以上(屋内)

●ヒートポンプ配管はA―A、B―Bが正しく接続してください。(運転が停止します)●次の状態で配管してください。

●ツインチューブ配管では、正常な運転ができません。(A―A、B―Bの間で熱交換する)それぞれ独立したシングル配管をご使用ください。●パッキンは、耐熱性のある材料を使用してください。(耐熱温度:90 ℃以上)

お願い

銅管アダプター

ロー付け

B(湯側) A(水側)

カバー

つめ (4か所)

ネジ

●カバーの取り外し

B(湯側)

A(水側)

上側接続口

下側接続口

銅管アダプター

(断熱材付)銅管(φ12.7)

ロー付け

ロー付け

断熱材・ヒートポンプユニット循環配管セットに同梱されています。(L400 mm)切断して使用してください。

パッキン

パッキン

パッキン

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18

ふろ配管する パワフルフルオート/フルオートセミオート( )

樹脂管を使うとき

配 管5酸性水地域でご使用の場合は、耐熱樹脂管の使用をおすすめします。

(P.20~21へつづく)

●図はフルオートで説明しています。セミオートでは配管1本になります。

●次の状態で配管してください。

●耐熱・耐食性を有する材料を使用してください。●架橋PE管は、断熱材などで必ず保護し、接続部品などを絶対に露出しないでください。(太陽光線などの紫外線により、劣化し、水漏れの原因)●フレキ管は、配管接続部の位置ずれを吸収する場合のみ使用してください。(50 cm以内、長くなると循環水量が低下)●ふろ配管の途中にフィルターを取り付けないでください。(短期間でフィルターがつまり、お湯が流れなくなる)

お願い

配管工事を始める前に…

①樹脂管にバンドを差し込み

②タケノコ継手を樹脂管の中に押し込む

③バンドを手前に戻し、固定する

A

B

●鳥居配管の高低差はA+B<3 m1山まで。

配管長曲がり

15m以下(片道)

断熱材の厚さ 10か所以内(片道)10mm以上

タケノコ継手

樹脂管

バンド

バンド

※タケノコ継手

バンド

戻り 往き

断熱材付架橋PE管(13A)

・セミオートではふろ配管は1本です。

※タケノコ継手は樹脂管用ふろ接続アダプターに同梱されています。

パワフルフルオート/フルオ-ト用:4セットセミオート用:2セット

●クイックファスナーを外して接続してください。接続後は確実にクイックファスナーを装着してください。

クイックファスナー

パッキン

パッキン

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A

B

●鳥居配管の高低差はA+B<3 m1山まで。

19

配 管

銅管を使うとき

(P.20~21へつづく)※銅管アダプター

●次の状態で配管してください。

●耐熱・耐食性を有する材料を使用してください。●フレキ管は、配管接続部の位置ずれを吸収する場合のみ使用してください。(長くなると循環水量が低下)●ふろ配管の途中にフィルターを取り付けないでください。(短期間でフィルターがつまり、お湯が流れなくなる)

お願い

●図はフルオートで説明しています。セミオートでは配管1本になります。

戻り 往き

配管の種類 φ12.7銅管 曲がり 3か所以内(片道)

φ15.88銅管 配管長 5m以下(片道) 15m以下(片道)

10か所以内(片道) 断熱材の厚さ   10mm以上

クイックファスナー

銅管(下表)

ロー付けロー付け

・セミオートではふろ配管は1本です。

●クイックファスナーを外して接続してください。接続後は確実にクイックファスナーを装着してください。

※銅管アダプターは銅管用ふろ接続アダプターに同梱されています

パワフルフルオート/フルオ-ト用:4セットセミオート用:2セット

パッキン

パッキン

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ふろ配管する(つづき)浴そうに  浴そうに穴をあける

配 管5

1 穴をあける(1か所) 1 配管をふろ接続アダプターに接続する

■ ステップ付き浴そうの場合

■ ユニットバスの場合①穴をあける(単位:mm)

●必ず、ステップ面より下に穴をあけてください。(お湯があふれたり、温度むらが発生)

●取付位置が高いと、お湯はり最少湯量(100L)が設定できません。

必ず無極性の専用別売部材をご使用ください。(十分な性能が得られません)

ユニットバス壁

φ50

浴そう壁

φ23~25(パワフルフルオ-ト/フルオート:2か所、セミオート:1か所)

ステップ面

45以上 30~40 フレキ管(15A)

ふろ接続アダプター

ユニットバス取付金具

■ ユニットバスの場合(図はフルオート用のふろ接続アダプターで説明しています)①浴そうにふろ接続アダプターを取り付け、ユニットバス壁間の配管をする

ユニットバス壁

ユニットバス壁

浴そう壁

ふろ接続アダプター(左向きでも可、ただし下向きには取り付けない)

ユニットバス取付金具

(振動音防止のため、束ねて固定する)

②配管を接続する

タケノコ継手※

※ふろ接続アダプターに同梱されています。

バンド※ (ロー付け)

●銅管配管●樹脂配管

ふろ接続アダプター取付用穴

ユニットバス取付金具取付用穴

ふろ接続アダプター取付用穴

EFパッキン 接続ボディー バンド 樹脂管

樹脂管

銅管アダプター※ 銅管

銅管

タケノコ継手※

● ふろ接続アダプターは、横出し(L型)を使用してください。

● フレキ管は現地調達してください。● ユニットバスは、水漏れ防止のため「防水パン式」を推奨します。

●必ず下から上に立ち上げて接続する。

浴そう壁

ロー付け

((mmmm))標準寸法

パワフルフルオート100~150

フルオートセミオート 150

φ5045以上

A

A(下図)寸法

銅管アダプター※

※ふろ接続アダプターに同梱されています。

パワフルフルオート70以上

フルオートセミオート 110以上

A

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配 管

仕上げる

2 保持棒で、接続ボディを浴そうに引き寄せる

3 浴そうの内側から固定する

1 水漏れ検査をする

配管化粧板 ふろ接続 アダプター

φ100 以上

漏れ検査治具

ふろ配管加圧ポンプ

ゲージ

ストップバルブ

ふろ接続アダプター

(品番:AD-3700GT-MまたはAD-3700GT-L)

1.固定ネジを接続ボディーにねじ込む。

2.吸込口キャップを取り付ける。

3.浴そうフィルターを取り付ける。

(▲が上になるように) 接続ボディー

Wパッキン

シート

■ステップ付き浴そうの場合(ステップ面が側面のとき)

ステップ面

(浴そう上図面)

●必ず、ステップの反対側にお湯が吹き出すよう、取り付けてください。(温度むらが発生)

※専用のふろ接続アダプターは、中心に近い接続口に「往き」管を接続すると、右側からお湯が吹き出す。

往き

戻り

2 配管化粧板で仕上げる(図はフルオート用のふろ接続アダプターで説明しています)

●専用の漏れ検査治具で漏れ検査を行ってください。フルオート用(品番:AD-G381-Z)セミオート用(品番:AD-3756-Z)検査を行わないと、エアーがみして水位が狂うことがあります。●漏れ検査での加圧作業は、圧力を上げ過ぎないでください。(故障の原因)・ 水圧 200 kPa以下 または・ 空圧 100 kPa以下

※図はパワフルフルオート/フルオートで説明しています。※セミオートではふろ配管は1本です。※セミオートは高温水遮断型ふろ接続アダプター(専用別売部材)を使用してください。接続は同梱の説明書に従ってください。

(浴そう)

保持棒 接続ボディー

  配管する

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(浴そうへ)(ヒートポンプ

ユニットへ)

〈推奨凍結予防ヒーター〉東京特殊電線NFオートヒーター(自己温度制御タイプ)

22

保温・凍結予防工事する保温工事をする 凍結予防工事をする

配 管6

●凍結予防ヒーターに同梱の断熱材をご使用ください。(故障の原因)●複数本使用するときは、適当な位置にコンセントを設けてください。●樹脂管の場合は、断熱材の上から巻いてください。(銅管の場合は、直接巻いてください)●配管に水がない状態では、絶対に凍結防止ヒーターに通電しないでください。

お願い

●断熱材の厚さは、12ページに従ってください。●ヒートポンプ配管は、A―A、B―B戻り管を独立して工事してください。●樹脂管は太陽光などの紫外線により劣化し、水漏れします。接続部などが露出しないようにしてください。

お願い

準備:全系統の水漏れ確認をしてください。(作業や輸送によるゆるみのおそれ)配管接続部は、十分に確認してください。

保温工事をしていても周囲温度が0 ℃以下になると凍結します。機器や配管が破損する場合がありますので、凍結予防ヒーターを巻いて加温してください。

●特に、給水管は凍結しやすいので、根元まで確実に巻いて下さい。

■ 冬場に風の強い地域や、局所的に寒波の来る地域、山間部の場合●貯湯ユニット内部の配管の凍結を防ぐため、別売の「凍結予防ヒーターセット」(品番:AD-HEDF11)をご使用ください。●脚部化粧カバーを取り付けて、凍結予防してください。(P.10)

(給湯管)(給水管)

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配 管

不凍水抜き栓による凍結予防工事

(配管例)

●配管システムによっては、貯湯ユニット側の給水配管の水が抜けない場合があるため、吸気弁を取り付けてください。(推奨品(株)光合金製作所 自動吸気弁 品番:LKS)●水抜き部は、水はけ性を良くしてください。

給水・給湯一体型不凍水抜栓

吸気弁

吸気弁

給湯配管

水はけが良いこと

抜き水抜き

給水配管

給水側止水栓

給水配管給水配管

お願い

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ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを連絡する

準備:連絡線を加工しておく。(心線のむき代寸法が15 mm以下だと接触不良の原因)

連絡配線する配 線1

1

2

奥まで差し込む

コードを固定する

1

2

リード線の色を合わせて差し込む

コードを固定する

電線ロック(白)●電線を外すときは、マイナスドライバーなどでロックを押しながら抜く。

電線ロック(白)●電線を外すときは、ロックを押しながら抜く。

電線止め具をかぶせる

ネジを締める電線止め具で押さえる

●カバーが浮き上がらないように、電線を成形する。

●確認窓で心線を確認する。(挿入不足のときは、接触不良で過熱して発煙、発火のおそれ H90エラー表示)

●確認窓で心線を確認する。(挿入不足のときは、接触不良で過熱して発煙、発火のおそれ H90エラー表示)

色を合わせる

15 mm

35 mm

確認窓

確認窓

色を合わせる

2重被覆の上から固定する

●前板はネジを外し、手前に引いて外す。

●PF管で保護してください。

連絡線(VVFφ2.0 3心)

●中央部の電線貫通穴(ブッシング付)を通す。カバー

つめ (4か所)

ネジ

●カバーの取り外し

1 2 3

連絡線

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25

配 線

貯湯ユニットにリモコンコードを接続する

準備:リモコン側の接続は、リモコンの工事説明書に従ってください。(給湯専用は、貯湯ユニット同梱のリモコンのみ接続)

1

2

各リモコンコードをかしめて接続する

アース線をリモコンアースネジで固定する

3 リモコンコードを固定する

リモコン配線する配 線2

●中央部の電線貫通穴(ブッシング付)を通す。

増設リモコン

浴室リモコン台所リモコン

増設用(青)

(リード線の色)

浴室用(橙)

台所用(黄)

1 2 3

リモコン線止め具(説明のため、実際の配置とは異なります)2重被覆の上から固定する

リモコンコード(2心 0.5 mm2

または0.75 mm2)

5 mm●心線のむき代寸法

リモコン

〈給湯専用の場合〉

準備:リモコンコードを加工する

リモコンアースネジ

●電磁波の強い場所では必ずシールド付リモコンコードを使用してください。●リモコンコードは短絡しないように接続してください。短絡しているとリモコンが点灯しません。この場合は配線処置後、漏電しゃ断器を切・入してください。

●接続端子より心線がはみ出さないようにしてかしめてください。

●必ずラベルの表示に従って接続してください。

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電源工事する配 線3200 V電源工事をする

「電気設備に関する技術基準」および「内線規程」に従って、指定工事業者が行ってください。(この機種は単相200V電源工事が必要です)

〈A方式〉

〈B方式〉

準備:①必ず、所定の圧着工具で電源電線に圧着端子をかしめる。(端子は漏電しゃ断器に取り付けられています)②電力契約が「時間帯別契約」または「季節別時間帯別契約」となっているか確認する。(「深夜電力契約」はできません)

1 端子と電源電線を固定する

2 リモコンコードがかみ込まないように前板を取り付ける

2重被覆の上から固定する

端子ネジ

圧着端子

電源電線(2心)・φ2.0(2.6)VVFケーブル、または3.5(5.5)mm2

キャプタイヤケーブル

7mm40mm

単相3線 100/200V

単相3線 100/200V

200V-20A

分電盤

分電盤

単相 200V電源

単相 200V電源

漏電しゃ断器

漏電しゃ断器

200V-20A

WH:電力量計 A:親配線用しゃ断器 B:配線用しゃ断器 JB:分岐ボックス

※電気温水器からの買い換え時は、必ず今までの電力契約を確認してください。

●引込み配線方式(A方式、B方式)を確認し、これに合わせた配線工事を行ってください。●ヒートポンプ給湯機専用電源ブレーカー組込みの分電盤の場合は、分電盤より直接配線してください。●どの電力契約の場合でも電源工事は同じです。

●端子ネジは確実に締めてください。ゆるんでいると過熱して発煙、発火のおそれがあります。

お願い

321

電源電線アース端子

アース線付電源電線(3心)のアース線またはP.27 A のアース線を接続します

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27

配 線

アース工事をする必ず「電気設備に関する技術基準」および「内線規程」に従って電気工事士によるD種接地工事を行ってください。

(側面)

アース端子

アース端子

アース端子

アース棒(品番:AD-3200)

アース端子

屋外用コンセント

屋外用コンセント

(屋内設置の場合)

ンセント

アース端子

アース端子

アース棒(品番:AD-3200)

アース端子

アース端子

アース線(現地調達)

アース端子

コンセント

屋外用コンセント

アース棒(品番:AD-3200)

アース端子

●ガス管や水道管、電話や避電針のアース回路、または漏電しゃ断器を入れた他のアース回路には接続しないでください。●アース線は、緑色の直径1.6 mm以上の単線、または断面積1.25 mm2以上のより線を使用してください。

●アース工事は、上図または右図の方法で確実に行ってください。●接地抵抗値は100 Ω以下であることを確認してください。

アース工事する配 線4

B◯〈ユニット個々にアース工事する場合〉

●アース棒を2本使用します。

アース工事(D種接地工事)を行う(故障や漏電のときに感電の原因になります)

警告

A◯〈ユニット共通のアース工事をする場合〉

●アース棒を1本使用する工事例です。

P.26のアース端子に接続します

ヒートポンプユニット

貯湯ユニット

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4 排水口または排水配管から水が出ることを確認する(連続で水が出始めるまで、約30~40分)28

①タンクを満水にする

試運転する点 検1

 漏電しゃ断器の 作動確認をする

 試運転 ナビをする(P.30)

 ストレーナー を掃除する

 タンクを満水にする

 空気抜きをする

5

1

3

42

※図はフルオートで説明しています。セミオートのふろ配管は1本です。

貯湯ユニット

混合水栓の

2 給水側止水栓を「開」にする

3 逃し弁レバーを上げる

1 排水栓を「閉」にする

5 逃し弁レバーを下げる

6 給湯栓(赤)を開き、しばらく流して閉じる

7 給水栓(青)を開き、しばらく流して閉じる

8 配管接続部からの水漏れがないか確認する

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29

点 検

②ヒートポンプユニットの空気抜きをする

③ストレーナーを掃除する

④漏電しゃ断器の作動確認をする

ヒートポンプユニット

貯湯ユニット

配線用しゃ断器

次ページへつづく

●勢いよく水が出ることを確認する。(1分以上)

●工場出荷時は「開」になっていますが、ご確認ください。

貯湯ユニット

1 水側バルブを「開」にする

3 水抜き栓(2か所)を閉じる

2 水抜き栓(2か所)を開く

1 給水側止水栓を「閉」にする

3 ストレーナーを水洗いして戻す

4 給水側止水栓を「開」に戻し水漏れがないか、確認する

1 配線用しゃ断器を「入」にする

3 テストボタンを押し、漏電しゃ断器が「切」になるか確認する

4 漏電しゃ断器を「入」に戻す

2 漏電しゃ断器を「入」にする

必ず手順に従って空気抜きを行ってください。不十分な場合は、給湯機の故障の原因になります。

●外気温が低いと漏電しゃ断器を「入」にしたとき、凍結予防のためにポンプが作動する音がします。(異常ではありません)

ストレーナー(フィルター)を外す2●内部配管の水が約30秒間(約200 CC)出てきます。

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30

⑤試運転ナビをする

試運転する(つづき)点 検1漏電しゃ断器を「入」にすると、リモコンの表示が「試運転ナビ」になります。試運転ナビを完了するまで、使用することはできません。●パワフルフルオート/フルオートの試運転ナビで説明しています。(所要時間30~40分間)●セミオートのふろ試運転はP.31に従ってください。●給湯専用のふろ試運転はありません。

(台所リモコン)

● で選び

で次へ。

・沸き上げ開始時、外気温が高いときは、送風ファンが停止し圧縮機だけがしばらく運転します。・沸き上げ湯量設定に関係なく沸き上げします。沸き上げ終了後にも「沸上中」が表示されていることがあります。

沸き上げ試運転が早く終わると、表示されません。

ふろ試運転は約180 L注水します。

●沸き上げ・ふろ試運転に異常のないことを確認する。●表示が出てから10~15分後、ヒートポンプユニット配管のB(湯側)が熱くなることを確認する。

●確実に終了を確認する。(中止されると、再度電源が入ったとき、再び試運転ナビになります)●試運転ナビが終了すると通常画面に戻ります。

試運転中、異常表示が出たら…1.漏電しゃ断器を「切」にする2.サービス説明書で原因を確認する(サービス説明書は、貯湯ユニット前板裏面に貼っています。使用後は元に戻してください)

3.処置をする4.漏電しゃ断器を「入」にし、再開する

(浴室リモコン)

●試運転中、混合水栓から浴そうへお湯はりしないでください。(正常な水位が記憶されません)

●「試運転ナビ5」までは、 を押して1つずつ戻ること

ができます。

● で合わせ

で次へ。

地域によって表示が異なります。

(裏表紙を参照)

お願い P.31

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31

点 検

■ セミオートのふろ試運転

準備:浴そうを空にして、確実に栓をする

1 押す

・入にする

3 押す

・メニューを表示させる

4 の を押して「水」に設定して

を押す

・「水」に設定しないと湯切れで、ふろ試運転が停止します。

2 押す

5 押す

・設定湯量(工事出荷時は180 L)で自動的にお湯はりをします。(浴そうの大きさに合わせて、事前にふろ湯量を設定しておいてください)・お湯はりが完了するまで、「ふろ自動」を止めないでください。

6 浴そうの水位を確認する

■パワフルフルオート/フルオートの最少湯量表示について●ふろ試運転後、浴室リモコンの表示部に最少湯量が表示されます。湯量は浴そうの大きさや、ふろ接続アダプターの取り付け位置によって変わります。ふろ接続アダプターが標準寸法(P20:高さ100~150 mm)にある場合、最少湯量表示は標準的な浴そうで100~140 Lとなります。●試運転時に、浴そうの栓が確実に閉まっていなかったり、閉めるのが遅れた場合、また、ふろ接続アダプターの配管接続部が緩んでいた場合などは、最少湯量は多めに表示されます。このような場合は、浴そう栓を閉め、ふろ接続アダプターの配管接続部の緩みを確認してから、再度ふろ試運転を行ってください。

■磁石を近づけないでください。●貯湯ユニットの外装に磁石を貼ったり近づけたりしないでください。誤動作のおそれがあります。(H25エラー表示)

お願い

(浴室リモコン)

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32

試運転する(つづき)点 検1再度、試運転を行うには…

試運転ナビが始まらないときや、登録の変更・追加をするときは、台所リモコンから「試運転」を行うことができます。

● 「リモコン設定」を選び、

を押す。

● 「サービス店TEL登録」を選び、

を押し、

を押す。

● で番号を合わせ、

を押す。

● を10秒間押す。

● で「試運転」を選び、

を押す。

次の項目の試運転や登録ができます

・試運転ナビ ・沸き上げ試運転* ・ふろ試運転*・電力制度設定* ・空気抜き* ・サービス店TEL登録・ヒートポンプ配管設定

● で「リモコン設定」を選び、

を押す。

● を10秒間押す。

● で「試運転」を選び、

を押す。

● で行う項目を選び、変更する。

■サービス店の電話番号を登録するとき

・*の項目は、浴室リモコンでもできます。・セミオートおよび給湯専用では、ふろ試運転はありません。

(台所リモコン)

(台所リモコン)

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①混合水栓のお湯側と水側を開き、熱いお湯が出なくなるまで出す

②水側を閉める

③給水側止水栓を閉じる

④逃し弁レバーを上げる

⑤排水栓を開き、排水する(約1時間かかる)

⑥排水配管から水が出なくなったら、混合水栓のお湯側と、排水栓を閉じる

33

点 検

水抜きする(冬期工事時)お引き渡しまでに凍結のおそれがあるときは、浴そうに水をはり、電源を「入」にしておいてください。(自動的に凍結予防運転をします)電源を「切」にする場合は、以下の手順で水抜きをしてください。※凍結による修理は保証の対象外です。ご注意ください。

ふろ配管

(パワフルフルオート/フルオート)

貯湯ユニット

ヒートポンプユニット

① ②

1 浴そうを空にする

2 ふろ配管に残った水を抜く(浴室リモコン)

3 配線用しゃ断器(ブレーカー)と漏電しゃ断器(貯湯ユニット)を「切」にする

4 貯湯ユニット内の水を全て排水する

5 貯湯ユニット内の配管などに残った水を抜く①水抜き栓、非常用取水栓を左に回してゆるめ、水を抜くストレーナーは、はずす

②水が出なくなったら、水抜き栓、非常用取水栓を閉めストレーナーを取り付ける

③逃し弁レバーを下げる

ストレーナー

(図はフルオートの場合)

非常用取水栓

6 水側バルブの「開」を確認後ヒートポンプユニット内の水を抜く①水抜き栓(2か所)を開き、水を抜く

②水が出なくなったら、全て閉じる

ふろ接続アダプター から水が出なく なったら…

試運転後に…点 検2

水抜き栓・パワフルフルオート/フルオート屋外用6/屋内用7か所・セミオート屋外用4/屋内用5か所・給湯専用屋外用3/屋内用4か所

屋内用のみ

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チェックシート点 検3【工事チェック】

チェック

□ ①近くにガス類容器や引火物を置いていませんか。

□ ②工事説明書に従って点検スペースを確保していますか。

□ ③貯湯ユニットの質量に十分耐え、騒音や振動が増大しない場所に設置していますか。

□ ④床に防水処理、および漏水時の排水処理をしていますか。

□ ⑤貯湯ユニット脚部は、アンカーボルトで固定していますか。

□ ⑥貯湯ユニット上部は強度のある壁に固定していますか。(2階以上の場合は、必ず固定)

〈据付工事店様記入〉据付工事店名 電話番号 担当者名

据付

チェック

□ ①水道水を使用していますか。(井戸水は使用不可)

□ ②タンク排水時、排水エルボや排水溝より水があふれませんか。

□ ③排水経路には、5 cm以上の吐水口空間がありますか。

□ ④ヒートポンプユニットの排水処理をしていますか。

□ ⑤給水配管に給水側止水栓が取り付けられていますか。

□ ⑥工事説明書に従った配管径、配管長、曲がりで配管工事をしていますか。

□ ⑦ヒートポンプユニット配管は、A―A、B―B正しく接続していますか。(逆接続するとH92エラー表示)

□ ⑧ヒートポンプユニット配管はツインチューブではなく独立した配管にしていますか。

□ ⑨ふろ接続アダプターは専用別売部材を使用していますか。(給湯専用を除く)

□ ⑩保温工事は、適切に行っていますか。給水・給湯配管、ヒートポンプユニット配管、ふろ配管(給湯専用を除く)に断熱材を巻いていますか。

□ ⑪凍結のおそれがある場合は、凍結予防ヒーターを巻いていますか。

〈据付工事店様記入〉据付工事店名 電話番号 担当者名

配管

チェック

□ ①電源は200 V配線をしていますか。(誤って100 V配線をするとH95エラー表示)

□ ②電源電線の端子ネジは確実に締まっていますか。(ゆるんでいると過熱して発煙、発火のおそれ)

□ ③貯湯ユニットおよびヒートポンプユニットのアース工事は適切に行っていますか。

□ ④専用の配線用しゃ断器(ブレーカー)が取り付けられていますか。

□ ⑤ユニット間の連絡線は確実に接続されているか確認しましたか。(接続不良の場合、過熱して発煙、発火のおそれ、H90エラー表示)

□ ⑥リモコンは、リモコンの工事説明書に従い確実に固定されていますか。

〈据付工事店様記入〉据付工事店名 電話番号 担当者名

配線

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点 検

チェック

□ ①タンクを満水にし、水漏れがないかを確認しましたか。

□ ②ストレーナー(フィルター)の掃除をしましたか。(配管工事のごみなどがストレーナーにつまり、流量低下する場合があります)

□ ③ヒートポンプユニットの空気抜きをしましたか。(空気抜き不十分のとき、H94エラー表示)

□ ④漏電しゃ断器は、正常に作動しますか。

□ ⑤ヒートポンプ配管のA(水側)の水側バルブが「開」になっていますか。(「閉」のとき、H94エラー表示)

□ ⑥試運転ナビを行い、異常がありませんでしたか。

□ ⑦ふろ試運転後に表示される最少湯量の値は、正常な範囲でしたか。(フルオートのみ)

□ ⑧お客様の電力会社との契約の設定になっていますか。(試運転ナビで設定)

□ ⑨リモコンの時刻は合っていますか。(正しく合わさないと、沸き上げ開始時刻が変わってきます)□ ⑩ふろ循環中に水漏れ、エアーがみしていないか確認しましたか。(フルオートのみ)

(最少湯量が大きくなったり、設定した湯量にならずに浴そうのお湯があふれる場合があります)

□ ⑪お湯や水を止めたとき、衝撃音(ゴン・コンという音)や振動を生じる現象はありませんか。お湯や水を急に止めたときに起こりやすい現象で「ウォーターハンマー(水撃音)現象」といいます。水圧が高いときや流速が早いとき等に発生しやすくなります。このような場合は水撃防止装置を取り付けるか、ウォーターハンマー低減機構付きシングルレバー型および一時止水機構付きの混合水栓のご使用をおすすめします。取り付け・交換はお客様のご意向に沿って行ってください。

□ ⑫シャワーからの流量は確認しましたか。(シャワー流量が少ないとき、給水圧力と給水口のストレーナー、カランの給湯側止水栓を確認)

□ ⑬サービス店TEL登録をしましたか。

□ ⑭凍結のおそれがある場合、電源は「入」になっていますか。電源を切る場合は、「水抜きする」(P.33)に従い、水抜きを行いましたか。(冬期工事時)

点検

〈据付工事店様記入〉据付工事店名 電話番号 担当者名

■ お引き渡しの際は…● 取扱説明書をお読みいただき、お客様に次の説明をしてください。・漏電しゃ断器、配線用しゃ断器、給水元栓の場所・非常用取水栓の使用法・安全上の注意・定期点検について・タオル、浴そうなどが青くなることがある・リモコンの操作方法と各種設定●お客様のご希望に合わせて、「ふろ温度・ふろ湯量」を設定してください。●お客様がその日からお湯を使われるときは「沸き増しスイッチ」を押してください。(何もしなければタンクの水が全量沸き上がるのは、翌朝になります)●保証書に所定事項(ご販売店名・工事店名印・据付年月日など)を記入し、取扱説明書、工事説明書と一緒にお客様にお渡しください。※保証書への記入がないと、無料修理をお引き受けできないことがあります。

お引き渡しする

【工事チェック】が終わったら

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各電力会社別電力契約と対応電力制度表示ご契約の電力料金契約に合わせて、対応する電力制度を選んで設定してください。(P.30) ●:対象

システム品番・ユニット品番の対照表

- - - - - - 23:00~7:00時間帯別電灯契約

- - - - - ● - - - -

- ● - - - - - - -

- - - - - - - - - -

- - - - - - - - -

- - - - - - - - - -

- - - ● - - - - -

● - ● - - - - ●

- - - - - - - ● -

- - - - - - - - - -

- - - - - - - - ●

東北電力

東京電力

中部電力

北陸電力

関西電力

中国電力

四国電力

九州電力

沖縄電力

電力会社名 名称 深夜時間帯

やりくりナイト 8やりくりナイト10やりくりナイト Sおトクなナイト 8おトクなナイト10電化上手 タイムプラン Eライフプラン エルフナイト 8エルフナイト10

エコノミーナイト

得トクナイト 電化Deナイト

Eeらいふ

よかナイト10電化deナイト

はぴeタイム

ファミリータイム

対応電力制度(直接設定)

23:00~7:0022:00~8:0022:00~8:0023:00~7:0022:00~8:0023:00~7:0023:00~7:0023:00~7:0023:00~7:0022:00~8:00

23:00~7:0023:00~7:00

23:00~7:0023:00~7:0023:00~7:00

23:00~7:00

22:00~8:0022:00~8:00

23:00~8:0023:00~8:00

● - - ● - - ● - ● -

● - - - ● ● ● - -

- - - - - - - - - -

- - ● - - - - - -

- - - -

時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約 - -

- - - - - - - - - -

- - - - - - - - -

- - - - - - - - - -

- - - - - - - - -

- - - - - - - ● - -

- - - - - - - - -

- - - エルフナイト10プラス 22:00~8:00 - -

季節別時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

季節別時間帯別電灯契約

時間帯別電灯契約

電力契約 H08 H09 H17 ※F08 ※B08 H16 H18 H10

- - - - - - - - - - - - - - - - - - -

● ●

H19 o17 o08

※リモコンの電力制度表示部に「F08」、「B08」を表示しますが、対応電力制度はありません。(2008年3月現在)

F613541S0908A0

パワフル高圧力型 システム品番フルオート 貯湯ユニット品番(全自動) ヒートポンプユニット品番

屋外用 屋外用 屋内用 屋内用

HE-KU37BQS HE-KU46BQS HE-KU37BQMS HE-KU46BQMSHE-KU37BQ HE-KU46BQ HE-KU37BQM HE-KU46BQMHE-PKU45B HE-PKU60B HE-PKU45B HE-PKU60B

HE-K37BQS HE-K46BQS HE-K37BQMS HE-K46BQMSHE-K37BQ HE-K46BQ HE-K37BQM HE-K46BQMHE-PK45B HE-PK60B HE-PK45B HE-PK60B

HE-K37BQES HE-K46BQES HE-K37BQFSHE-K37BQE HE-K46BQE HE-K37BQFHE-PK45BE HE-PK60BE HE-PK45BE

HE-K37BSS HE-K46BSS HE-K37BSMS HE-K46BSMSHE-K37BS HE-K46BS HE-K37BSM HE-K46BSMHE-PK45B HE-PK60B HE-PK45B HE-PK60B

HE-K37BZS HE-K46BZS HE-K37BZMS HE-K46BZMSHE-K37BZ HE-K46BZ HE-K37BZM HE-K46BZMHE-PK45B HE-PK60B HE-PK45B HE-PK60B

HE-K37BZES HE-K46BZESHE-K37BZE HE-K46BZEHE-PK45BE HE-PK60BE

高圧力型 システム品番フルオート 貯湯ユニット品番(全自動) ヒートポンプユニット品番

高圧力型 システム品番フルオート(全自動) 貯湯ユニット品番耐塩害仕様 ヒートポンプユニット品番

高圧力型 システム品番セミオート 貯湯ユニット品番(自動湯はり機能付) ヒートポンプユニット品番

高圧力型 システム品番給湯専用 貯湯ユニット品番

ヒートポンプユニット品番

高圧力型 システム品番給湯専用 貯湯ユニット品番耐塩害仕様 ヒートポンプユニット品番

〒525-8520 滋賀県草津市野路東2丁目3番1-1号

Panasonic Corporation 2008C