杉並議会250 01面新 6校 - suginami · また第 1回臨時会が 4月 20日に...

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令和2年度予算を可決!! 主要事業の一つとして(仮称)荻外荘公園の整備推進と復原に 向けた機運醸成を進める予定です。(写真は荻外荘公園で楽し く遊ぶ子どもたち) 2 12 1 3 26 44 2 6 1 4 20 1 11 12 予算の成立過程、予算編成方針 予算のここを聞く!代表質問 3~5 区政を問う 一般質問 6~8 予算についての意見発表など 9・10 委員会の活動報告など 11 議案等の概要と審議結果 11・12 今号の掲載内容

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Page 1: 杉並議会250 01面新 6校 - Suginami · また第 1回臨時会が 4月 20日に 1日間の会期 案を審議しました(会議の審議結果はで開かれ、新型コロナウイルス感染症関連の議

令和2年度予算を可決!!

主要事業の一つとして(仮称)荻外荘公園の整備推進と復原に向けた機運醸成を進める予定です。(写真は荻外荘公園で楽しく遊ぶ子どもたち)

 2月12日に開会した第1回定例会は新型コロ

ナウイルス感染症に対する補正予算等の審議の

ため、会期を延長して3月26日までの44日間に

わたり開かれました。

 初日に区長から令和2年度予算案について説

明があり、これを受けて各会派の代表6名が質

問を行いました。予算案は全議員による予算特

別委員会を設置し、内容を審査しました。

 また第1回臨時会が4月20日に1日間の会期

で開かれ、新型コロナウイルス感染症関連の議

案を審議しました(会議の審議結果は11・12面

をご覧ください)。

保育の質の確保などに重点

予算の成立過程、予算編成方針 2

予算のここを聞く!代表質問 3~5

区政を問う 一般質問 6~8

予算についての意見発表など 9・10

委員会の活動報告など 11

議案等の概要と審議結果 11・12

令和2年 

第1回定例会

今号の掲載内容

Page 2: 杉並議会250 01面新 6校 - Suginami · また第 1回臨時会が 4月 20日に 1日間の会期 案を審議しました(会議の審議結果はで開かれ、新型コロナウイルス感染症関連の議

NO.250 2令和 2(2020)年 5 月 1 日

 

新年度予算が基本構想の終

期を目前に控えた予算である

ことから、「10年ビジョンの

成果を確かなものとする予

算」と命名した。以下、予算

編成方針の基本的な考え方に

ついて述べる。

 

第一に、令和3年度の基本

構想の終期を見据えて、実行

計画及び協働推進計画並びに

行財政改革推進計画の取組に

要する経費を確実に予算に反

映させた。

 

令和2年度は、総合計画の

最終段階「ジャンプ」の2年

目に当たり、計画期間は残す

ところあと2年となる。取組

の中には、計画の終期を見据

え、取組を加速させていかな

ければならない施策もある。

最終的な目標達成に向けて、

計画事業ごとに一層注力して

いくことができるよう、必要

な予算の反映に努めた。

 

第二に、基礎自治体として、

区民福祉の向上を図るために、

取り組むべき喫緊の行政課題

について、真正面からしっか

り受け止め、対応していくた

めに必要な予算を計上した。

 

防災・減災対策の推進、防

犯カメラの増設、駅周辺のま

ちづくりや都市計画道路の整

備、児童虐待施策の推進、安

全で質の高いがん検診の実施、

認可保育所の施設整備や保育

の質の確保、学童クラブの施

設整備など区民生活を取り巻

く喫緊の課題について、時機

を逸することなく取り組むた

め、重点的に予算措置を行っ

た。

 

第三に、令和の時代におい

ても、持続的に区民福祉の向

上に努めていくため、財政の

健全性の確保に努めた。

 

基幹収入たる特別区民税や

税率引き上げ等の影響から地

方消費税交付金を増収と見込

み、前年度以上の歳入を見込

んでいる。

 

一方で、法人住民税の国税

化の拡大などによる特別区財

政交付金の減収や、ふるさと

納税による減収など、区財政

を取り巻く環境は、今後ます

ます厳しくなるものと考えて

いる。

 

加えて、保育関連経費や会

計年度任用職員制度の導入に

伴う職員人件費など歳出予算

も大幅に増加している。

 

そのため、行政財産の有効

活用など歳入の確保や必要経

費の精査による歳出削減を図

るとともに、「財政健全化と

持続可能な財政運営を確保す

るためのルール」に基づき、

足元の行政需要にしっかりと

応えつつ、新たな行政需要に

も、将来にわたって迅速・的

確に応えていくため、財政の

健全性を確保した予算編成を

行った。

区長の予算編成方針(抜粋)

◆令和2年度当初予算一般会計 1,937億9,600万0千円(前年比2.5%増)特別会計

国民健康保険事業会計 526億7,420万7千円(前年比2.5%減)用地会計 42億8,951万4千円(前年比14,993.8%増)介護保険事業会計 469億8,969万6千円(前年比3.7%増)後期高齢者医療事業会計 141億6,930万4千円(前年比2.2%増)

合計 3,119億1,872万1千円(前年比3.2%増)

区長から提出された予算案について、「本当に必要な事業なのか、税金がどのように使われるのか」を区議会でしっかりと審査しています。

予算編成方針の説明区の執行部が新年度の予算案を作成し、区議会に提出します。区長から、どのような方針で予算案を作ったのか説明されます。

代表質問区長の説明に対し、各会派の代表が質問を行います。

予算案を審査全議員参加の委員会を開き、予算案について細かく審査を行います。(詳しくは10面下段をご覧ください)

議決予算特別委員会の審査を受けて本会議で採決を行い、可決されると新年度予算が成立します。

議会が区の予算案を厳しくチェック!

本会議(初日)

本会議(予算編成方針の説明後)

予算特別委員会

本会議

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NO.2503 令和 2(2020)年 5 月 1 日

 2月12日・13日に各会派の代表6名が区長の予算編成方針について質問しました。 その要旨をお知らせします。

予算のここを聞く!

代代 表表 質質 問問代 表 質代 表 質 問問問

「令和の新時代」が平和で

希望に溢れた時代となるために。

その決意を問う。

常に時代の先を見据え、先

手を打って課題に果敢に挑戦し

ていく。

世界中で猛威を振るう新型

コロナウイルス。スピード感を

持った現場対応が求められる。

全庁あげて緊張感をもって

対応にあたっている。事態拡大

局面では私(区長)自ら陣頭指

揮をとる。

現行の基※

1本構想は令和3年

度に終期を迎え、翌年度からは

「新基本構想」をスタートさせ

る。その「新基本構想」の検討

のために設置する審議会の概要

はどのようなものか。

近未来の本区のあるべき姿

を見据えて、多彩な分野からの

専門家にご参加いただくことで、

区の取り巻く様々な課題に対し、

幅広く議論を行っていただきた

い。

「新基本構想」における財

政運営のルールをどのように位

置づけるのか。

さあ、令和の幕開け!新時代を翔ける杉並の“道標”策定を!

変化への対応力を高め、誰ひとり取り残さない社会の実現へ

大和田 伸

渡辺富士雄

区の財政状況や財政指標の

有効性等を検証し、必要があれ

ば見直す。

区長が所信表明において主

張する、都に対し「基礎自治体

の長として区民の視点に立って

考え行動を起こしたい」との真

意は。何か政治的なアクション

を起こす可能性があるのか。

不合理な点等があれば、直

接、あるいは区長会を通じて意

見するなど問題提起と改善のた

めの発案を行っていく。

私たちが要望をしてきた

「危険ブロック塀」改善の助成

拡大について大いに評価をする。

新年度より区内全域の幅員

4m以上の道路に助成対象を拡

大し、危険ブロック塀等の撤去

及び新設に対して50万円を限度

に助成する。

東京2020大会のレガシ

ーについて。将来の「スタンド

付き総合体育館」の整備等に繋

がるような大きな意気込みを期

待する。

大きな可能性があることを

承知しているが、広大な土地の

取得等の課題もある。条件が

整った際に引き続き検討する。

障害当事者の「住み慣れた

地域で安心して暮らし続ける」

という想いに寄り添うためには、

「緊急時の相談・受入体制の充

実」が欠かせない。

今回配置するコーディネー

ターは、緊急時を想定した対応

計画を作成するとともに、その

際の当事者への対応や支援者等

との調整を行う。併せて、緊急

時に受入可能となる場の確保に

向け、宿泊機能のある施設と協

議を進めていく。

新年度から始める「後期高

齢者歯科健康診査」の実施は健

康寿命の延伸等にも必要不可欠

であり、会派として大いに評価

をする。

高齢者の口腔機能の回復・

維持・向上を図り、健康寿命の

延伸につなげるよう本歯科健康

診査を実施する。後期高齢者医

療制度に加入している76歳を対

象とし、自己負担は無料を予定

している。

「新たな基本構想で57万区

民の夢を描く」とのテーマのも

と、来年度より新たな基本構想

に着手するとのことだが、50年

先を見据えた上での、最初の10

年間と位置付けるような構想の

策定をしていただきたい。

施設や道路などのインフラ

は次世代に引き継がれる遺産と

して残るものである。新たな基

本構想は概ね10年の期間設定と

なるものではあるが、未来を見

据える視点を持って、構想の策

定に取り組んでいく。

最新のテクノロジーをとこ

とん研究し尽くし質の高い情報

化政策を進めることはE※

2BPM

の取組へ繋がっていく。一層の

行財政改革と政策課題を解決し、

よりきめ細やかな区民サービス

の向上の実現を目指す杉並行政

へと進化させていただきたい。

ビッグデータ等を利活用す

る仕組みをつくり、それをベー

スに政策立案を行っていくこと

が必要と認識。データの収集、

分析、検証などにICTをどう

活用していくか研究していく。

通電火災に最も有効な感震

ブレーカーについてさらなる普

及拡大に踏み切る理由と詳細は。

設置世帯が「面」的に広が

ることでより大きな効果を得ら

れるため、令和2年度は助成対

象地域を拡大して普及に努める。

「平和首長会議総会」開催

に合わせ広島へ中学生が派遣さ

れるが、これを機に、平和の尊

さを学ぶ機会となる中学生派遣

事業を継続してはどうか。

平和の大切さを次世代に伝

える平和学習の機会を作ってい

きたいと考えており、2年度以

降の実施については教育委員会

とも相談しながら検討する。

商店会の補助金不正受給問

題では、既に区からの請求額は

全額返還されているということ

だが、地域は大変疲弊している。

今後の当該商店会の信頼回復と

支援に区も全力で当たっていた

だきたいと考えるが所見を伺う。

今後は区として様々な機会

を通じて、地元商店街の信頼回

復と商店街振興に向けた取組を

全力で支援していきたい。

我が会派で提案した「フー

ドシェアリングサービス」に行

政が関わる目的と事業内容は。

「食べのこし0ゼ

応援店」事

業をさらに拡充させるため、「フ

ードシェアリングサービス」を

運営している事業者と協定を締

結することにより、相互に事業

のPRを行い、事業者からの食

品ロスの削減を図っていく。ま

た、区民にとっても手軽に社会

貢献できるものであることから、

行政としても積極的に関与する。

人生100年時代を迎えて、

区の高齢者施策の在り方につい

ても、こうした世の中の動きに

合致した方向性が必要と考える

が区の所見を問う。

高齢者の知識・健康・人間

関係を育み、新たな社会モデル

へのチャレンジを後押しするよ

う、事業の充実・強化を図る。

区内の全ての保育施設にお

ける「保育の質」の維持向上を

図るために、今後どのように取

り組んでいくのか、令和2年度

に予定している新たな取組の意

義等を含め、見解を伺う。

地域懇談会の開催や実践的

な研修の実施、また、新たに園

庭を確保する場合に所要経費の

一部を区独自に補助する制度を

創設するなど、総合的な取組を

通して、各保育施設における保

育の質の維持・向上を着実に図

っていきたい。

区立小中学校体育館へのエ

アコン設置が着実に進んでいる

ことは大いに評価できる。設置

した学校での反響について伺う。

学校からは、体育館での授

業や行事等で、熱中症の発症も

低減され、伸びやかに活動がで

きることに対し、感謝する声が

数多く寄せられている。学校開

放で利用している区民からも大

変に好評である旨の報告も学校

を通じて頂いている。

19

20

18

杉並区議会自由民主党

杉並区議会公明党

用語説明 ※ 1 基本構想=杉並区の目指すべき将来像を示すものであり、区民と区が共有し、力をあわせてこれからの杉並区を築いていくための指針※2 EBPM(Evidence-based Policy Making)=証拠に基づく政策立案。政策の企画立案を、政策効果の測定に重要な関連を持つ情報やデータ(エビデンス)に基づくものとすること

保育の待機児童数について。

本年4月には「ゼロ」の継続な

るか。

昨年4月時点と比較して、

1123名増となる認可保育所

定員を確保した。今後、丁寧な

マッチング等を行うことにより、

「待機児童ゼロ」を継続出来る

見込みである。

児童・学級数が増加をする

中、普通教室が不足する区立学

校があり、天沼小では校庭に校

舎を増築するとのことである。

認可保育所の増設は評価するが、

その周辺の学校や学童クラブ等

との連動は出来ているのか。

当該校については通学区域

の見直し等も早急に検討してい

く。学童クラブのスペース確保

も早期に具体的な対策をとりま

とめる。

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NO.250 4令和 2(2020)年 5 月 1 日

消費税10%増税は区民生活

と区内商店等を直撃。党区議団

は増税前に続き、区内商店等3

3‌

1件から聞き取り調査。売上

が下がった等の切実な声が多数。

7割以上はポイント還元等に対

応出来ていない。消費税引き下

げ・廃止の回答は7割超。区長

は実態をどう認識しているのか。

今こそ商店・商店会への支援強

化と個店支援を実施すべき。

区内商店から負担緩和策へ

の対応が負担との声もある。新

たな支援に着手し区内商業を支

え元気な商店づくりを推進する。

過大な基金積み立てを改め、23区でも遅れた施策の拡充を

平和推進、人権擁護、環境配慮を常に考えていく

山田耕平

太田哲二

となる均等割りの解決は急務。

独自軽減を実施する自治体もあ

り、区として実施の検討を。

国保制度は非常に厳しい。

年々、保険料が上がっているこ

とを憂慮しているのは事実。法

定外繰入は特別区長会の合意に

基づき段階的に縮小すべき。

毎年度、財政調整基金を積

み増し昨年末は主な基金総額は

605億円に。積み立て優先で

くらし支援の財政投入が脇に置

かれることは許されない。前年

度特別区決算状況比較で杉並区

の財政調整基金積立額は83億

1700万円強。23区平均の20

億9000万円強を大きく上回

る。過大な積み立てを改め住民

要望に応じて施策の拡充を。23

区比較で人口当たり社会福祉費

は20位、社会教育費は21位。と

りわけ低い現状を正すべき。

積立額は23区で一番多い状

況。大規模災害や経済事情の変

動に備えるもので過大ではない。

他区との比較は予算額の多寡で

測ることは適当ではない。

人口当たり老人福祉費は23

区中15位。財政調整基金は23区

最高の積み立てをしながら、区

民生活に関わる施策は他区比較

で廃止や未実施の事業がある。

区は予算額僅か800万円程の

見守り配食サービスを廃止した

が多くの区では実施。難聴支援

の補聴器購入助成や給付を行う

自治体も。助成実施の検討を。

補聴器等の助成は、高齢者

予算編成方針に「区内には

危険性の高い所と低い所が明確

となっていることから、地域性

を考慮した共助の仕組みを構築

する」とあるがそのイメージは。

大規模震災が発生した場合、

区内各地域で被害状況に差が生

じることが地震被害シミュレー

ションで明らかに。地域ごとの

被害状況を踏まえ、人的支援や

避難者の受け入れ調整など、共

助の仕組みを構築していくとい

う視点で計画を見直していく。

安倍首相の施政方針演説に、

「地方に移住して起業・就業す

る場合の300万円の支援制度

をさらに使いやすくする」とあ

るが、その中身は何か。

例えば現在「直近連続5年

以上」としている東京在住・在

職の期間要件を、「直近10年間

で通算5年以上」へと緩和する。

ゴミに関して「ゼロ・ウェ

イスト」が登場。これは、社会

の仕組み、文化の在り方、人の

生活をシンプルにする、そのよ

うな意味も持つ。「ゼロ・ウェ

イスト」をどう認識しているか。

「ごみの発生自体を減ら

す」意識をもって、無駄や浪費

を減らすライフスタイルを通し、

ごみ量をゼロに近づけ、持続可

能な社会を実現する取組と認識。

森林環境税を杉並区民はい

くら支払うのか、そして森林環

境贈与税がいくら交付されるか。

令和6年度から住民税納税

義務者一人当たり年額千円を徴

収し、これにより区が徴収する

額は約3億円になる。譲与税は

元年度に2千万円、2年度の予

算として約4千6百万円が交付

される見込みである。

口腔ケアの基本は「正しい

歯の磨き方」と思う。区はどの

ような情報発信をしているのか。

乳幼児期には歯が生える前

から相談に応じ、母親学級等で

も母子の口腔の健康について啓

発している。成人・高齢期には

歯周病予防教室の開催等を行っ

ている。また、全世代を対象に

「よい歯健口フェスティバル」

を開催し、歯科医師等の専門職

種からアドバイスを行っている。

後期高齢者医療制度の保険

料の減免制度で、生活困難者の

利用はゼロ人である。すみやか

に、分かりやすい案内チラシを

つくってほしいと考えるが。

連合に対し減免制度の周知強化

を求めるとともに、区としても、

チラシ等でわかりやすく案内す

るなど広く周知に努めていく。

今日の日本社会の様々な問

題の根底には、コミュニティの

喪失による「孤独化・孤立化」

がある。コミュニティ施設の整

備をどうしていくのか。

新たな地域コミュニティ施

設を段階的に再編整備していく。

当該施設では、多世代交流に関

する事業などを行い、地域の皆

さんと緩やかにつながる施設に

していくことで「社会的孤立」

の解消に向けて取り組んでいく。

現在、子ども家庭支援セン

ターの相談対応職員は、一人あ

たり何人を受け持っているのか。

約100件。令和3年度に

は約60件となるよう、段階的に

常勤職員の増員を図っている。

オリンピック・パラリン

ピックの根本原則は、平和推進、

人権擁護、環境配慮である。区

民一人ひとりが振り返ってみる

ことが大切である。

平和についてはオリンピッ

ク期間中に、広島で開催される

「平和首長会議総会」に中学生

とともに訪れ、平和記念式典へ

の出席等を検討する。また、海

外アスリートを迎え交流を行い、

異なる文化に接し理解すること

が、大会ビジョンの一つ「多様

性と調和」の重要性を認識し、

人権の意義を考える機会となる。

さらに、本大会では「循環型共

生社会」実現を先取りするため

環境負荷の最小限化、廃棄物抑

制等に取り組むと言われており、

区民等の環境配慮行動への後押

しになると考える。

日本共産党杉並区議団

立憲民主党杉並区議団

《1月》

8日

  

議会運営委員会

28日

  

文教委員会(視察)

《2月》

3日

  

議会運営委員会

12日~14日

  

本会議

17日

  

本会議

18日

  

議会運営委員会

  

本会議

  

予算特別委員会

19日

  

区民生活委員会

20日

  

保健福祉委員会

21日

  

都市環境委員会

25日

  

文教委員会

26日

  

総務財政委員会

27日

  

災害対策・防犯等特別

委員会

28日

  

道路交通対策特別委員

《3月》

2日

  

文化芸術・スポーツに

関する特別委員会

3日

 

� 議会改革特別委員会

  

議会運営委員会

実態調査結果を分析。ケアマネ

の意見等を聞き、福祉用具全般

の見直しを検討する予定。

親亡き後の障害者の住まい

は依然として不足。施設整備の

加速を。移動支援事業の見直し

は当事者の声を反映し、他区の

実施事例は区でも実施の検討を。

親亡き後の生活の場の確保

は喫緊の課題。活用可能な用地

の情報収集と検討に努め、不動

産の福祉的活用の理解促進を

図っている。移動支援事業の見

直しは当事者からの意見や要望

を踏まえ「見直しの視点」を作成。

地方教育費調査報告書では

各区の児童一人当たり小学校教

育費支出額で区は2015年19

位、翌年20位等、連続して低い。

教育条件整備で際立って低いの

が学校トイレの洋式化。23区比

較で連続後退し前年度は22位。

子ども達に必要な予算措置を行

い、整備を進めるべき。

趣旨を承り検討する。洋式

化は大局的な流れ。進めていく。

区民意向調査で児童館が無

くなるのは残念、住民の意向に

沿ってない等の声。形式的に声

を聞くのでなく尊重すべき。

今後の児童館の再編に際し、

丁寧な説明及び意見交換を行い

区の取組に対する理解を深める。

「ニシオギ空想新聞」とい

う情報誌が道路整備を認識して

いなかったという声を紹介。住

民や商店で計画見直しを求める

声が広がっている。補助132

号線・133号線は住民の声を

受け止め計画の再検討を。

地域の実情に応じた良好な

まちづくりに繋がるよう道路整

備を進める。

国民健康保険料の連続値上

げは深刻。国保改革で値上げが

進められていることは許されな

い。被保険者の所得水準が低い

のに負担が重いのは構造的問題。

法定外繰り入れ廃止は、さらな

る負担になる。廃止すべきでな

い。子どもが多いほど重い負担

東京都後期高齢者医療広域

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NO.2505 令和 2(2020)年 5 月 1 日

=陳情の審査結果=

【趣旨採択】

◇杉並区立小中学校の施設企

画・設計に関する陳情(2陳

情第5号)

新基本構想の策定はNPO

等も含む幅広い区民とともに取

り組むべきであり、その上で基

本構想を推進していくパートナ

ーと位置付けるべきではないか。

公募等による区民代表の方

々に審議会に参加いただくこと

に加え、区民意見懇談会での区

民同士の意見交換を踏まえた意

見を審議会の議論に反映するな

ど、より多くの区民からの意見

を基本構想に生かしていく。

区民として子どもも参加し、

意見を述べる場を作るべきでは。

子どもから意見を募ること

も区の将来像を描く上で意義が

ある。方法等は検討していく。

杉並区の新基本構想はNPOや子どもを含む市民参加で策定を!

「時間軸」と「目標達成意識」を持った区政運営を

そね文子

岩田いくま

インフラの考え方を入れ込むこ

とを求めるが、区の見解を伺う。

日常の生活や事業活動を意

識・改善することで大きく環境

への影響が変わるということを

周知・啓発し、区民が環境に配

慮した行動を選択していくよう

推進する。基本構想策定に際し、

グリーンインフラの視点をまち

づくり政策へ反映させていく。

体育館へのエアコン設置は、

その素早い対応を評価しつつ、

教師へのエアコンの適正運用の

徹底と、子どもへの省エネ教育

をどのように進めるのか。

教員が児童・生徒の健康を

考慮しながら適正な利用を行う

よう各学校に周知した。区立学

校においては、環境問題につい

ての学習や環境保全活動等を通

し、地球環境を考え行動できる

児童・生徒の育成を図っていく。

区長の平和首長会議総会へ

の出席と中学生の広島訪問の意

義と予定について伺う。

子どもが平和について考え

る機会をつくることは大人の役

割であり、平和首長会議総会が

広島市で開催されることから、

区内中学生と同市を訪れ被爆の

実相に触れる体験学習を予定す

るとともに、8月6日の式典出

席についても主催者と協議する。

プラスチック製容器包装の

リサイクル問題を解決するには、

拡大生産者責任を求める法改正

を改めて強く求めるべきである。

国に、収集運搬費・中間処

理費も事業者に一定の負担を課

すなど拡大生産者責任の強化・

徹底を要望するとともに、分別

及びリサイクルが容易な製品開

発及び普及促進の義務付けなど、

全ての保育施設の保育の質

の維持向上を図っていくには直

営園の果たす役割は重要。今あ

る直営園は今後もそのまま残す

べきと考えるが区の見解は。

持続可能な行財政運営を行

いつつ多様なニーズを踏まえた

保育施策の拡充を図るには、区

立園の民営化等は不可欠であり、

新たに4園の民営化等を決定し

た。これ以外の区立園民営化に

ついては「質の確保」の視点も

考慮しつつ、十分検討していく。

障がい者の移動支援につい

て、必要なサービスを保障する

ためには、利用者目線での見直

しが必要であり、障がい当事者

や団体などとの協議が欠かせな

いと考えるが、いかがか。

利用者目線を大切にしてい

くため、障害者団体をはじめ、

当事者や関係者との間で、ご意

見を頂く場を設けている。

区はインクルーシブ教育シ

ステムの構築のために特別支援

教育を推進しているが、真の共

生社会を目指すには、障がいが

ある子もない子も同じ場所で共

に学ぶことが必要だと考える。

教育委員会の見解は。

同じ場所で共に学ぶことを

追求するとともに、個別の教育

的ニーズに最も応える指導を提

供できる、多様で柔軟な仕組み

を整備することが重要である。

令和2年度一般会計の歳出

予算規模は、前年度比2・5%

増で過去最大を更新。着実に大

きな政府に向かっているように

も感じるが、所見を伺う。

計画事業に要する経費や喫

緊の行政課題に対応するため必

要な経費を予算計上するととも

に、財政の健全性の確保に努め

た予算編成を行っていると自負

している。

財政の健全性を確保した予

算編成であるとのことだが、説

明を求める。

①財政調整基金は、今後の

減収等を想定し基金残高の維持

に努めた。②施設整備基金は、

今後の施設の更新需要の増加を

考慮し、取崩しの圧縮に努めた。

③区債は、過度に後年度の負担

とならないよう財政計画よりも

発行額を抑えた。

令和2年度に新基本構想

(令和4年度開始)の検討を始

めるに当たり、現区政10年間の

区政運営について総点検を行う

べきと考えるが、所見を伺う。

基本構想の審議の中で、こ

れまでの取組実績の検証を行っ

ていきたい。

現在想定されるスケジュー

ルでは、新基本構想が始まって

すぐに首長選挙が行われること

が想定される。場合によっては

早々に軌道修正を余儀なくされ

かねないが、こうした懸念に対

する所見を伺う。

区政を預かる区長として空

白期間を生じさせることは許さ

れるものではないと考えている。

昨年の決算特別委員会にて

指摘したとおり、総合計画にお

ける各施策指標の達成状況は、

非常に心許ない。目標達成に向

けて、どのように取組を加速さ

せていくのか、例示を求める。

例えば、「障害者の社会参

加と就労機会の充実」では、利

便性向上による移動支援事業利

用者増を図るため、事業の実施

手法等の見直しを検討している。

令和2年度から、杉並区で

も内部統制体制を導入する。導

入初年度に向けての所見を伺う。

内部統制導入の意義を職員

と共有し、全庁一丸となって取

組を進めていきたい。

令和2年度は小学校で新学

習指導要領が全面実施となる。

杉並区における対応及び目指す

教育の姿について、所見を伺う。

家庭・地域と連携・協働し

ながら、子供たちの学びの可能

性を拡げる取組を着実に進め、

生涯にわたって学び続けていく

ことができる学びの基盤を身に

つけた子どもたちを育てていく。

介護保険制度及び成年後見

制度創設から20年の節目の年と

なる。今後の展望を伺う。

①地域包括ケアシステムの

推進による地域共生社会の実現

を目指す。②成年後見センター

の機能を強化し、成年後見制度

の利用促進と利用者支援の仕組

みの整備・充実を図っていく。

いのち・平和クラブ

環境優先の考え方を根底に

新基本構想の策定を。保育緊急

事態宣言のように気候危機に対

しても区が旗振り役となって取

組を進めてほしい。また、あら

ゆるまちづくり政策にグリーン

事業者自体が発生抑制や再使用

を進め、資源が円滑に循環する

システムの構築を求めている。

自民・無所属・維新クラブ

4日

  

本会議

  

予算特別委員会

5日・�

6日

  

予算特別委員会

9日・�

10日

  

予算特別委員会

11日

  

議会運営委員会

  

予算特別委員会

12日・�

13日

  

予算特別委員会

16日

  

議会運営委員会

  

本会議

  

予算特別委員会

  

総務財政委員会

  

議会運営委員会

  

本会議(再開)

26日

  

議会運営委員会

  

本会議

  

保健福祉委員会

  

総務財政委員会

  

議会運営委員会

  

本会議(再開)

《4月》

13日

  

議会運営委員会

20日

  

本会議

  

総務財政委員会

  

議会運営委員会

  

本会議(再開)

27日

  

議会運営委員会

7月1日から、法令改正に

よりレジ袋の有料化が義務化さ

れるが、「杉並区レジ袋有料化

等の取組の推進に関する条例」

については今後どうするのか。

国の有料化義務化に合わせ、

所用の条例改正を行う。その後、

義務化に伴う削減状況の把握・

分析を行ったうえで、条例の見

直し等について検討する。

商店会の補助金不正受給問

題を踏まえた再発防止策の一つ

として、都区間で認識に齟齬の

ない「協賛金に関する会計処理

の明確な文書化」は図られたか。

疑義が生じたものは、随時

都に照会し、明確化を図ったう

えで、商店会に文書で周知する。

「富士見ヶ丘駅周辺まちづ

くり方針」は令和2年度に策定

予定。1月末に駅改札前にてパ

ネル展示が行われたが、①来場

者数②パネル展を開催した意義

について所見を伺う。

①延べ約1000名②当該

地域における現状と課題等につ

いて、区民の方々に広く理解と

意見を頂く場として開催。

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NO.250 6令和 2(2020)年 5 月 1 日

少子化に対する取組、

多胎育児支援、ICT

教育環境ほか

地域BWAの賢明な活

用を!網膜色素変性症

患者支援を!

人生100年時代の

杉並区政について

商店街振興施策として

の、キャッシュレス決

済推進を!

区民の参画と協働を、

実績を踏まえ一層の推

進を強く求める

東京2020大会と杉

並区のスポーツ施策を

問う

今井ひろし

(自民)

松本みつひろ

(無維)

川原口宏之

(公明)

わたなべ友貴

(自民)

山本あけみ

(立民)

大熊昌巳

(自民)

超高齢化社会を見据え、こ

れからの在宅医療と介護の連携

を問う。

「在宅医療・生活支援セン

ター」を設置し、関係者間の連

携と信頼関係の醸成に努めてき

た。マニュアルづくりや研修会

の開催などの取組も展開してお

り、在宅医療体制の強化を図り、

地域福祉の向上を目指している。

国が介護予防・地域支援事

業を拡充させるなか、区として

も充実させるべきではないか。

フレイル予防の視点を取り

入れ、事業内容を見直してきた。

令和2年度は、各事業の会場数

と開催回数を拡充していく。

認知症グループホームの今

後の整備計画は。

令和3年度までに37所67‌

2人の定員を確保する計画。

人口予測と実績に乖離があ

る場合、最新の実績に基づいた

計画をすべきと考えるが見解は。

将来人口推計の他、指摘の

とおり最新実績含む実績の推移

等を考慮して子ども子育て支援

事業量の見込みを算出している。

都の2年度予算案に盛り込

まれた「とうきょうママパパ応

援事業」の多胎児世帯に対する

補助事業は区で実施されるか。

6月以降と思われるが、都

の補助要綱など詳細が示された

段階で、有効性等を検討する。

総務省は地※

4域BWAを活用

した公共サービスの向上を推奨。

今後の区立施設のWi

-

Fi化

について、区の考えを伺う。

Wi

-

Fiスポット設置に

当たって改めて設置・運用方針

を定め、災害対策として活用す

る施設等を優先することとした。

地域BWAの導入の検討は、

区民ニーズをしっかり把握した

上で将来のWi

-

Fi化ビジョ

ンを描き、迅速・丁寧な推進を。

区民の利用状況やWi

-

iサービスの利便性等を検証し、

総合計画策定にあわせ検討する。

当区でも、網膜色素変性症

に伴う夜盲症患者を助ける暗所

視支援眼鏡を日常生活用具の対

象品目に追加していただきたい。

日常生活用具検討会議で選

定された品目について対象品目

としており、この手続きの中で

取り扱いを判断していく。

国は普及率80%を目標にキ

ャッシュレス決済の普及に向け、

様々な施策を行っているが、区

は区内商店などへのキャッシュ

レス決済普及の重要性について、

どのように認識しているか。

キャッシュレス決済の導入

は、利便性の向上や経理事務の

効率化を図るうえで重要な取り

組みである。東京2020オリ

ンピック・パラリンピック開催

による海外からの来街者の増加

予想や、若者を中心としたキャ

ッシュレス利用者の急速な増加

は、個人商店にとって切り替え

の好機であると認識している。

基本構想策定に向け区と区

民の協働の実績を踏まえ、さら

なるステップアップを要望する。

区民力をさらに引き出し杉

並ならではの協働を前進させる

ことが大切。進むべき方向性等

について幅広く意見を頂きたい。

スポーツの持つ潜在的な力

をどう受け止め、どのように施

策に生かせるのか区長に問う。

東京2020オリンピッ

ク・パラリンピック競技大会で

は、世界中の人々は選手が全力

で競い合う姿に感動するだろう。

そこには国や人種、性別、障害

などを越え、全ての人の心が一

つになる姿があり、これこそが

スポーツのもつ潜在的な力であ

ると受け止めている。こうした

スポーツの力を生かし、区では

区民体育祭やスポーツ教室等を

通して、区民の一体感の醸成や

地域コミュニティの活性化など

を推進しており、オリンピッ

ク・パラリンピックを契機にさ

らに充実を図っていく。

キャッシュレス決済によっ

て、個人商店の「現金のコス

ト」が大幅に削減でき、かつ、

「データを活用する」ことによ

って、効率経営に資することに

なる。すなわち、キャッシュレ

ス決済の推進は、個人商店への

直接的な支援に他ならないと考

える。そこで区は今後、個人商

店へのキャッシュレス決済普及

に向けて、どのように取り組ん

でいこうと考えているか。

キャッシュレス決済は個人

商店が自らの意思で導入してい

くものと考えている。

≪会派名≫自民/杉並区議会自由民主党 公明/杉並区議会公明党 共産/日本共産党杉並区議団 立民/立憲民主党杉並区議団平和/いのち・平和クラブ 無維/自民・無所属・維新クラブ 共生/共に生きる杉並 杉わ/杉並わくわく会議正理/正理の会 杉耕/杉並を耕す会 無/無所属 美杉/美しい杉並 革新/都政を革新する会

 区政全般にわたり、区長をはじめとする執行機関に対して行う質問を一般質問といいます。 2月13日・14日、17日・18日に17名が質問しました。その要旨をお知らせします。

区政を問う

すこやか赤ちゃん訪問の場

面で、区の子育て支援事業の登

録作業を一部でも行えないか。

赤ちゃん訪問では育児状況

の把握や相談・助言を行い、子

育て支援事業の情報提供も実施。

登録手続きに当たっては詳細な

家庭状況や利用の希望を聴く必

要があるため、別途各所管で対

応することが適切と考える。

G※3

IGAスクールネットワ

ーク構想に対応し、補助金を受

けて環境整備を進める方針か。

ネットワークについては平

成29年度までに整備済み。一人

一台端末はリース業者が補助金

を利用できるよう調整する。

富士見丘小・中学校の体育

施設を地域のスポーツ資源とで

きるのか問う。

総合型地域クラブの立ち上

げには活動の場の確保が課題と

なるため、富士見丘小学校のグ

ラウンドは、総合型地域スポー

ツクラブ活動の場として候補の

一つとなりえると認識している。

富士見丘中学校については、学

校の教育活動時間外の地域での

管理等は今後の検討課題である。

将来に向けて狭あい道路の

解消等のインフラ整備は不可欠。

まちづくりに直結する今後の道

路整備について区の決意を問う。

補助132号線の道路拡幅

等は重要な事業であり、後世の

子々孫々に残す遺産となる。区

としても重要な都市基盤となる

道路等のインフラ整備に全庁一

丸となって取り組んでいく。

すぎなみ協働プラザは協働

推進の核として今後も活躍を期

待。今後区はどう連携を図るか。

行政課題や地域課題を共有

し共に参加と協働による地域社

会づくりに取り組む。

環境活動推進センターが環

境分野の核となり、新しいステ

ージを目指すよう要望する。

地球規模の危機も原因は

人々の日常生活や事業活動から。

区民等が課題を自分事として捉

え行動していくことが重要。具

体的な取組に繋げるよう努める。

富士見ヶ丘駅周辺まちづく

りで住民協議会を設置し、地権

者や関係団体などに止まらず幅

広い区民の意見を聴取し纏ま

とめて

いくよう要望するがいかがか。

既存の地域団体等との関係

性の他、さまざま課題。既に認

定されている「富士見丘まちづ

くり協議会」を始め幅広く意見

を伺い方針策定の取組を進める。

今後の障害者施策も、障害

者の視点に立ち、足りない部分

を補いつつ更なる充実を図って

いくべきと考えるが区の考えは。

障害種別等に応じたきめ細

やかな施策の展開に努めており、

ご提供の視覚障害分野の貴重な

情報にも留意し取り扱っていく。

用語説明 ※3‌GIGAスクール=文部科学省が打ち出した構想。全国の学校で義務教育を受ける児童生徒に、1人 1台の学習用 PCや高速ネットワーク環境などを整備する計画※4‌地域 BWA(Broadband‌Wireless‌Access)=地域の公共サービスの向上や情報格差の解消等、地域の公共の福祉増進への寄与を目的とした無線システム

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NO.2507 令和 2(2020)年 5 月 1 日

富士見ヶ丘通りを安心し

て買い物できるように/

区長の政治姿勢について

母と子の笑顔輝く、子

育て支援ナンバーワン

の自治体に!

杉並区の自衛官募集業

務の実態と阿佐ヶ谷再

開発について質問

新型コロナウイルス感

染症対策について問う

温暖化対策の抜本的な

強化を。ジェンダー平

等社会の推進へ

長期閉庁時の生活相談

体制、失業者家賃支給

制度、飲酒教育

認知症、放課後等デイ

サービス、移動支援事

業について

金子けんたろう

(共産)

山本ひろ子

(公明)

ほらぐちともこ

(革新)

佐々木千夏

(正理)

くすやま美紀

(共産)

奥山たえこ

(杉耕)

酒井まさえ

(共産)

区民意向調査では、富士見

ヶ丘駅周辺商店街の道路が狭く、

子どもを駅まで歩かせることが

大変不安であるとの声があった。

こうした問題の解決のためにま

ちづくりがあるべきと考えるが。

区としても課題があると認

識。安全な歩行空間の確保等に

ついて検討し、安全・安心で快

適な買い物環境づくりを進める。

国の母子保健法が改正され

自治体の産後ケアの充実が求め

られている。産後ケア事業の拡

充について区の見解を問う。

子育て支援をより一層充実

する観点から、産後ケア事業の

今後の在り方を令和2年度中に

検討する。産後ケアセンターも

含め総合的な視点で考えていく。

区の自衛官募集業務の実態

はどのようになっているか。

自衛隊東京地方協力本部か

らの依頼に基づき、広報すぎな

みへの募集記事の掲載等を行っ

ている。また、対象となる年齢

の方だけを抽出した専用閲覧台

帳を作成し閲覧に供している。

2017年1月に佐藤総合

計画が提出した報告書では、河

北病院跡地への移転をはじめ、

杉一小建て替え方針についてど

のような報告がされたのか。

現地建て替えを行うA案と

病院移転後の跡地に移転改築す

るB案について、配置や規模な

ど複数の視点から委託業者が比

較検討を行い、A案の場合、当

初予定したスケジュールで進め

ることができるほか、発災時の

安全性が高い等のメリットが挙

げられた一方、敷地が狭いこと

や仮設校舎が必要になる等の課

題が挙げられた。これに対しB

案の場合、敷地が広く静かな環

境であることや、仮設校舎が不

要になる等のメリットが挙げら

れた一方、学校の開設時期がA

案より最短で約7年遅れること

や、水害発生時の敷地の浸水リ

スクといった課題が挙げられた。

新型コロナウイルス対策に

マスクや消毒剤が必要と考える

が、区ではこれらを備蓄してい

るのか。消毒剤は区立施設のど

のような所に置いているのか。

手指消毒剤6000本とマ

スク約80万枚を備蓄しており、

今回の新型コロナウイルス感染

症対応にはこの備蓄品を活用し

ている。手指消毒剤は地域区民

センターなど不特定多数の区民

が利用する施設や区立小中学

校・保育園等に配備している。

新型コロナウイルスに感染

もしくは感染の恐れがある場合

の医療機関受診の流れを伺う。

新型コロナウイルスの感染

が疑わしい方は、まず保健所に

設置した帰国者・接触者電話相

談センターに電話していただく。

その中で感染症の疑い例に該当

する方には、保健所が調整の上、

診療体制を整えた医療機関を案

内し、その医療機関を受診する。

地域で活躍している消防団

員についての認識は。

平時の防火訓練のほか、火

災時の対応や水害時にも活動さ

れている消防団員の皆様は、区

民の安全・安心にとって欠かせ

ない存在であると認識している。

気候変動は、区民の命と安

全にもかかわる重大問題。区の

責任と役割をどう認識するか。

温室効果ガスの削減に取り

組むとともに、区民等が危機を

実感できるよう啓発活動を図る。

都が打ち出した「2050

年度CO2排出量実質ゼロ」に、

区はどう対応するのか。

区民や事業者とも連携を図

り、しっかりと取り組んでいく。

①他区で実施するH※

5EMS

など省エネ設備への助成②マン

ション共用部分のLED化への

助成③エネルギー消費削減の効

果がわかる情報提供を求める。

①助成対象について不断の

見直しを行う②ニーズや、他の

機器に対する効果等を比較して

研究していく③数字等も活用し、

わかりやすい周知に努める。

男性も女性も多様な性を持

つ人も、尊厳を持ち、自らの力

を発揮できるジェンダー平等の

達成に向け、区の取組を強化す

る必要があるが、認識を問う。

性別による固定的な役割分

担意識が払拭され、互いに尊重

し合い、自分らしさを発揮し活

躍できる男女共同参画社会の実

現に向け、取り組んでいく。

長期の休みで、収入が途絶

える人がいる。福祉事務所はこ

の年末年始どのような態勢で対

応したか。住居確保給付金の支

給状況は。

区役所本庁舎の時間外窓口

と連携した緊急連絡体制の整備、

民生委員や近隣病院などへの協

力依頼と連絡先の周知。緊急に

衣食住が必要となった方のため

に自立支援センターと事前調整

を行った。

 

原則3カ月の家賃相当分を支

給するもので経済的困窮者を救

済する上で、有効な制度。昨年

SNSで取り上げられたことか

ら相談が増え、利用者数が昨年

度は56件、今年度も50件を超え

るペースで増加。制度が有効に

活用されるよう努めていく。

認知症の方もいきいき暮ら

せるように、大綱の目標を踏ま

え、①認知症サポーター、②キ

ャラバンメイト、③認知症カフ

ェのますますの拡充が必要だと

考えるが、区の見解を伺う。

①区民や事業者に講座の受

講を働きかける②フォローアッ

プ研修によるスキルアップを図

る③地域の活動を支援していく。

現代日本はアルコール度数

9%の缶チューハイなど、酒が

安く簡単に手に入る。飲酒問題

についてどう教えているか。

小学6年・中学3年で、飲

酒が心身に与える影響について

自ら考えたり、未成年の段階で

飲酒を勧められた時の行動の仕

方について実践的に学んだりす

る学習に取り組み、健康的な生

活を送る力を育んでいる。

公用車について、昨年9月

に5回新宿へ、11月に1回中野

へいずれも片道だけ運行し、こ

のうち4回は秘書も同乗してい

ない。この6回は公務なのか。

基準では区長の自宅と公務

が行われる場所の間の移動に公

務として区長車を利用できるこ

ととしており、秘書の同乗の有

無に関わらず、これに準ずるも

のとして区長車を利用している。

区長の政治資金団体「杉並

を良くする会」の平成30年の収

支報告では、区長へ現金で3回

寄付されたことになっているが、

区長選挙の収支報告の記載では、

1回は事務所の無償提供となっ

ている。どういうことなのか。

会計処理上のミスがあった。

すでに都の選挙管理委員会に訂

正報告を行ったと伺っている。

子育て応援券の見直しで産

後サービスに係る利用限度額を

引き上げた経緯を問う。

区に寄せられた意見等を踏

まえ、利用者負担を軽減し、利

用促進を図るため、今後より利

用しやすい環境を整える。

産後1年以内の子育て応援

券の利用実態と利用者の声をゆ

りかご面接時に紹介し、利用促

進に繋げてはどうか。

産後ケア事業と子育て応援

券による妊産婦向けサービスを

分かりやすくまとめ、パンフレ

ットの作成・配布、ホームペー

ジの掲載を図り、ゆりかご面接

時の情報提供に活かしていく。

多胎育児支援の充実のため

東京都令和2年度に組み込まれ

た予算を活用すべきと考える。

東京都から詳細が示された

際、有効性等を十分検討する。

放課後等デイサービスを、

国の通達に沿い、支給日数や学

童クラブ併用による制限はなく

し、支給日数を増やすよう求め

るがいかがか。

設けているのは制限ではな

く目安である。子どもたちの状

況に応じた適切な支給を行って

いる。

障害者の余暇・社会参加の

外出については、自宅以外も起

点の対象とするよう、長年にわ

たり要望が寄せられている。見

直しの際には対象とすべきと考

えるがいかがか。また、通学・

通所における支援等、余暇活動

以外の支援も拡充すべきであり、

見直しの方向性を伺う。

関係者に意見を聞いている

最中であり、7月末を目途に見

直し内容を決定したい。

用語説明 ※5 HEMS(Home Energy Management Service)=家庭内で使用している電気機器の使用量や稼働状況を「見える化」し、使用状況を把握することで、消費者が自らエネルギーを管理するシステム

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NO.250 8令和 2(2020)年 5 月 1 日

田中区長は区議会での

居眠り、議事妨害など

を改めよ

杉並芸術会館(座・高

円寺)を、杉並区民の

手に取り戻せ!

誰一人取り残さない社

会を!防災、障がい者

雇用、平和推進

2020年区政の課題

職員・教員の大量退職

松尾ゆり

(杉わ)

田中ゆうたろう

(美杉)

大槻城一

(公明)

堀部やすし

(無)

区議会での区長の居眠りや

いびきが常態化している。また、

委員会での「いつまでやるんだ」

との不規則発言は議事妨害であ

る。謝罪し、妨害をやめるよう

求める。

区長は真摯に議会に臨んで

いる。委員会での発言は正午を

回っての審議で出席者の健康に

気遣ったもの。

阿佐ヶ谷駅北東地区の換地

計画で、河北病院用地等の換地

後、杉一小用地が誰のものにな

るのか、情報公開請求しても黒

塗りでわからない。黒塗りを撤

回して明確な資料を提供するよ

う求める。また、非開示の理由

は「企業活動に著しい不利益」

としているが、具体的客観的な

説明を求める。

売買に関する問い合わせ等

が寄せられるなど、当該法人の

業務に支障をきたす。

ある不動産鑑定士によれば、

現在の杉一小の土地は、指定さ

れた移転先の3倍以上の価値が

あるとの評価であり、杉並区は

大損になる。仮換地を撤回し計

画を見直すよう求める。

土地評価は適正かつ公平と

認識しており見直す考えはない。

同館の提携事業として、昨

冬上演されたプロパガンダ劇

『憲法くん』を観た区長の感想は。

せっかく憲法という大きな

テーマを扱いながら、矮小化。

一番極端な左派の考え方に立っ

て、他方を攻撃。中間層や詳し

くない人達に問題提起する内容

ではない。自己満足で残念だ。

佐藤信芸術監督の責任は。

この作品は、区と日本劇作

家協会とのパートナーシップ協

定に基づき推薦された。監督が

選定したものではない。

では、タッチしていないと

いうことか。何のための監督か。

同館の主催・提携事業は、

芸術監督による基本方針に基づ

き、事業を選定している。

指定管理者の交代時期は。

現在の任期は来年3月末日

まで。次期管理者を今年4月に

公募し選定の上、第3回区議会

定例会にて審議いただく。

桃園川のせせらぎを甦らせ

るプロジェクト実行委員会主催

の同館での市民劇で、都財団の

助成金や協賛金が、区への決算

書に未計上。都に情報提供せよ。

昨年の台風の際、河川氾濫

時に避難所へ行けない高齢者等

が課題に。豪雨災害拡大が想定

される中、避難所増設の検討を。

地域防災計画の見直しに合

わせ開設場所など検討を進める。

区長は2月12日の本会議で

政府の経済見通し(実質1・

4%、名目2・1%の成長)を

踏まえ、税収等の増収を前年度

以上に見込んでいると説明した。

だが、政府の経済見通しは過去

10年のうち8年で外れて予測を

下回るなど実現性に疑問がある。

過大な見積りではないか。

政府と基本的に同様の認識

だが、歳入算定は納税義務者数

等の基礎数値や都の財政見通し

等を参考に適切に行っている。

かつて独自に区費で採用し

た約120人の正規教員は何人

になるか。このペースで減少す

ると10年後が心配であり、対応

を検討しなければならない。

新年度69人となる見込み。

区独自の小学校全学年30人程度

学級の実現に50人を充当してお

り、対応を検討する必要がある。

16

○□×

17

本年、他区に先駆け、事務

補助の障がい者採用を開始。障

がい者雇用進展を強く希望し議

会で質問を重ねてきた立場から

高く評価。施策の将来像を伺う。

昨年、障害者雇用促進法改

正で、自治体の責務として率先

した障害者雇用が規定された。

障害者自身が持つ能力を最大限

に発揮できる、職場環境づくり

を推進していく。

国連防災機関の「災害に強

い都市の構築」を進めるキャン

ペーンへの参加は、自治体間連

携を推進する当区にも有効では。

自治体が国連と連携し防災

に関する知見等を各都市と共有

することは大切であり検討する。

区が参加する平和首長会議

に関連するノーベル平和賞受賞

団体ICANは、世界の地方自

治体が核兵器禁止支持を表明す

る取組を推進。当区の参加は。

平和首長会議の一員として、

核兵器廃絶へ連携していく。

任期4年が本来である杉並

区議会議長の1年交代が続いて

いる。区が交流自治体と位置づ

けている各自治体議長の在任期

間はどうなっているか。都市間

交流の維持発展に課題がある。

国内交流自治体の議長在任

期間は、4年が3自治体、2年

が6自治体、1年が1自治体。

杉並区議会では、年4回(2月・5月・9月・11月)の定例会の開催をお知らせするポスターに使う写真を、年間を通じて募集しています。

*�応募の際の個人情報は、本目的以外に使用しません。区議会ホームページに詳細を載せています。

� お問い合わせ:区議会事務局 広報担当

みなさんからの写真でポスターを作っています!募集内容杉並区内で応募者自身が撮影した、表情豊かな人物写真で、未発表の作品。※写っている人物の許可を得ていること。

応募方法データまたはプリントで①撮影者の住所・氏名・電話番号、②撮影場所・撮影年月日・被写体についての簡単な説明を明記してください。

宛先●郵送・持参の場合:杉並区議会事務局広報担当まで●メール(データ添付)の場合:[email protected]まで(受信容量に制限があるため容量を5MBまで縮小し送ってください。メールの件名は「区議会ポスター写真応募」としてください。)

適正な記載を指導徹底する。

情報提供の必要はないと考える。

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NO.2509 令和 2(2020)年 5 月 1 日

 予算特別委員会の最終日に、各会派から予算の賛否について意見の発表がありました。その要旨をお知らせします。

令和2年度予算について令和2年度予算について令和2年度予算について

意 見 発意 見 発 表表意 見 発意 見 発 表表新型コロナウイルスから区民の生命と財

産を守り抜く!

杉並区議会自由民主党

生命と財産を守るため「危機を乗り越え

る」財政措置を!

杉並区議会公明党

税と社会保険料の負担増はもう限界。溜

め込み金の活用を!

日本共産党杉並区議団

脇坂たつや

山本ひろ子

富田たく

の制度を設けているが認知度は

高いとは言えず、周知に努める

必要がある。他方、子どもたち

の心のケアも重要であり、教育

委員会にも最大限の心配りをお

願いしたい。

基本構想実現へ前進しているか

 

当初予算案に計上した額と実

行計画上の金額が概ね近く、施

策も妥当なものであり、基本構

想の実現へ順調に進捗している。

ただし現段階で施策の進行に遅

れが見られるものもあり、一つ

ひとつの目標を必ず達成してい

ただきたい。基本構想の将来像

を実現した暁には、しっかりと

その検証を行った上で、議会に

もそのまとめを示していただく

ように強く要望する。なお新基

本構想の策定に際しては、国連

で採択された行動計画「SDG

s」、ITを駆使した新しい経

済の動きである「シェアリング

エコノミー」に留意して取り組

むことも要望する。世界の潮流

を見極めながら、区政施行1‌

0

0周年の節目も視野に入れつつ、

共に新しい時代を切り拓く基本

構想をつくっていきたい。

ムリーな施策となった。きめ細

やかな相談に努め安心して子育

てができる支援をお願いする。

 

杉並区のさらなる飛躍に向け

て、「新教育ビジョン」の策定

が始まる。令和2年度から実施

される新学習指導要領の前文に

は、これからの教育目的は「持

続可能な社会の創り手」を育て

ることであると明記された。こ

れまでの成果の上に「誰一人取

り残さない」社会実現のための

「新教育ビジョン」となること

を期待している。

区民の生活を守るために

 

政府は、新型コロナウイルス

感染症対策として二度にわたり

対応策を打ち出し、本区でもこ

の財政措置の一部に対して、今

年度の補正予算案が組まれた。

 

今後もこうした国の動きに速

やかに対応する一方で、必要に

応じて機敏に区独自の財政出動

も行い、区民の生活を守ってい

ただくよう要望する。また、人

員が必要と予測される窓口業務

やその他業務には、予め人員を

配置するなど事前の備えを万全

に、迅速な対応をお願いしたい。

間で256億円も積増し、2倍

以上、東京都平均の1・5倍に。

こうした溜込みの一部を活用し、

負担増や低所得に苦しむ区民の

生活を守ることを強く求める。

 

阿佐ヶ谷駅北東地区まちづく

りでは樹木の大量伐採や、絶滅

危惧種の猛禽類ツミの保護策も

なく進めている点、河北病院と

杉一小の換地で学校用地を低く

評価している点、病院の土壌調

査は2年前に実施中とあったが

未だに結果は未公表など多くの

問題が質疑で明らかになった。

 都市計画道路進める予算は問題

 

補助132号線事業化予算が

含まれる。計画見直し署名は5

700筆以上集まっており、乱

暴な道路整備中止を強く求める。

 公契約条例、処遇改善に期待!

 

かねてより求めてきた公契約

条例が提案された。現場労働者

の処遇改善に向け、より充実し

た条例となるよう求める。

 

以上の理由により、一般会計

予算・特別会計予算には反対、

公契約条例には賛成する。

 

杉並区議会自由民主党は、①

国や都との連携や支援を図りな

がら、持続可能で効率的な行財

政運営を行うことができるか②

区民の喫緊の課題に応える内容

となっているか③基本構想の実

現に向かって計画的に前進して

いるかという視点で予算を審査

した結果、一般会計予算・各特

別会計予算はじめ、付託された

全ての議案に賛成する。

 

持続可能な行財政運営か

 

歳入の多くを占める特別区税

が対前年比で増となったことは

好ましく、国・都支出金が増え

ていることは区の前向きな姿勢

の結果である。他方、国の不合

理な税制改正やふるさと納税に

より減収し、都市部の自治体の

声を無視する政策により特別区

財政交付金も減となった。基金

と区債をバランス良く活用し、

持続可能性に重きを置いて予算

案を編成したことは評価してい

る。「財政健全化と持続可能な

財政運営を確保するためのルー

ル」を意識し、今後も健全な財

政運営にあたるよう要望する。

喫緊の課題に応える内容か

 

新型コロナウイルスへの対策

が急務となる中、情報弱者が多

いと言われる高齢者や障害者の

方々への配慮を強く意識し、最

も身近な基礎自治体としての役

割を果たすよう要望する。区内

経済については、区も緊急融資

 

杉並区議会公明党を代表して

一般会計予算、各特別会計予算

並びに関連諸議案について、賛

成の立場から意見を申し述べる。

さらなる「安全・安心」へ

 

本区は「首都直下地震に対す

る死者ゼロを目指す」との力強

い目標を掲げ防災・減災対策を

推進している。この度、ブロッ

ク塀対策に区内全域の道路を対

象とした助成制度を創設したこ

と、通電火災を予防する感震ブ

レーカー設置地域を拡大したこ

とは、先の目標や区民の要望に

応えるものであり高く評価する。

 

保健福祉分野では、特別養護

老人ホーム10年1000床に向

けて着実に施設整備が実行され、

また、希望する全ての子どもが

認可保育所に入所できる環境の

整備も、達成間近に迫り、保育

の質の確保、園庭確保、公園づ

くりと次の段階へ進んでいるこ

とは特筆すべき点である。今後

は介護職員や保育士の処遇改善

にも注力するよう要望する。

ひとり親世帯へのサポートを

 

ひとり親世帯へのアンケート

では約5割が新型コロナウイル

スの影響で収入が減る、無くな

ると回答。本区は、子育てセー

フティーネットの充実として、

ひとり親家庭に対する相談・支

援窓口を本庁に集約化し、日常

生活や就労等の安定に向けた支

援を実施するとのことで、タイ

 

令和2年度杉並区各会計予算

と関連議案に対し意見を述べる。

 

まず新型コロナウイルスにつ

いて、感染防止と命と暮しを守

るために区が責務を果たすべき。

住民への迅速な情報提供を実現

し、高齢者世帯にも速やかな情

報提供を求める。また、国の支

援に漏れる方が出ないよう、区

として実態把握に努めてほしい。

溜め込み金の活用で負担軽減を

 

安倍政権による消費税10%増

税で、区民生活に大きな影響が

出ている。来年度予算が、区民

生活を守るための予算となって

いるかが大きく問われている。

 

国保料は均等割額が18年連続

値上げ。年収400万円4人世

帯は年額51万円余りと10年前の

保険料の2倍以上とあまりにも

重い負担となる。法定外繰入の

継続で値上げをストップさせ、

子どもの均等割額軽減等、子育

て世帯の負担軽減実施を求める。

 

この間、使用料の値上げも進

められ施設によっては3倍以上

に。低所得者世帯の利用を守る

ためには値上げは許されない。

今回は体育施設の値上げだがパ

ブコメの8割となる反対の声を、

区が切り捨てたことが質疑で明

らかとなった。こうした姿勢を

改め2015年の大幅値上げ前

の水準に戻すことを強く求める。

 

税や社会保険料・施設使用料

などの負担増の一方、区は財政

調整基金を大幅に積立てている。

基金残高は458億円と、9年

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NO.250 令和 2(2020)年 5 月 1 日

効率的効果的な行政運営を進め人と地域

に寄り添う区政を!

立憲民主党杉並区議団

安心安全の暮らしの保障と環境重視施策

で区民福祉の向上を

いのち・平和クラブ

自民・無所属・維新クラブ

関口健太郎

奥田雅子

藤本なおや

住民を巻き込むワークショップ

などを開催し、多くの住民意見

を聞く姿勢に努めること。④生

活が困窮者している高齢者や、

これから老後への不安を抱える

方に対して、生活相談やライフ

プラン相談などを強化すること。

⑤学校建築に関しては、建築士

や保護者、学校関係者、周辺の

住民等、各方面の意見を踏まえ

ての熟慮の場を作ること。また、

経過報告を早期に行い、区民の

理解が得られるよう努めること。

国民健康保険への熟慮を

 

国民健康保険は年々区民負担

が大きくなり、現在は制度疲労

にある。当区議団としても所得

割の減免制度周知と利用促進を

求め、区では取組を進めてきた。

しかし抜本的な解決を図るため

には、持続可能な制度にしてい

くよう大きな枠組みで再考する

必要がある。国への更なる働き

かけや要望をするよう求める。

 

以上、当会派からの要望を真

摯に受け止め、区政を前に進め

ていくよう取り組みを求め、一

般会計予算と各特別会計予算に

賛成する。

解消という喫緊の課題に積極的

に取り組んだ姿勢を評価。また

より質の高い介護へと向かうた

めに研究を重ねていく積極的な

姿勢を確認。その成果が建設中

の大規模特養にも活かされるよ

う期待する。

 

障害者の移動支援の見直しに

ついては、当事者や家族、団体

への意向調査をふまえ、要望に

沿った改善となるよう期待する。

次代を担う子どものために

 

人を育み共につながる心豊か

なまちに向けて、学童クラブの

待機児童解消のために、児童館

の学童クラブ専用館への転用や

学校敷地内への第2学童クラブ

の設置などに努めていることは

重要。営利を追求する株式会社

への委託が安易に進められない

よう求める。また、学校給食の

牛乳パックの処理については子

どもたちへの環境教育の視点で

リサイクルを決断するまでの区

教委の努力もわかり、今回のチ

ャレンジを応援する。 

 

以上の理由から、杉並区一般

会計予算と各特別会計予算に賛

成する。

策がある」ことを認め問題意識

を持っていることを表明した。

そこで質疑を通じて遅れを取り

戻すための予算措置や手法につ

いて個別に確認した。

 

なお先行き不透明な次年度に

おいては予算化された計画事業

は着実に進めつつコロナ対策事

業以外の計画外事業は厳に慎む

よう求める。

 

新型コロナの感染拡大が懸念

されている現在、区民の健康と

生命を守ることが区政の最大ミ

ッションとなっている。我々は

二元代表制の一翼を担う議会と

しての責任を果たすべく遅滞な

く、コロナ対策の今年度末補正

予算と併せ次年度予算を「13カ

月予算」とみなし、切れ目なく

執行させることが大切であると

考え、これまで述べた理由も勘

案して予算に賛成をする。

コロナ対策に関し以下要望する

・区民の健康維持に資する情報

を適時適切に提供すること。

・区民の問い合わせには、迅速

かつ丁寧な対応を心がけること。

・衛生備蓄品は福祉の担い手へ

必要十分に配布すること。

新型コロナウイルスへの対応を

 

区内病院・事業者における感

染者の確認など様々な課題があ

り、早急な対策が望まれる。

 

政府による学校の休校要請に

関しては、当区議団も要望した

児童の学校の受け入れに対応し

たことを評価する。しかし唐突

な政府の要請により、現場は混

乱した。政府の判断は多くの国

民の理解が得られないと考える。

 

本区の新型コロナウイルスへ

の経済対策として無利子の中小

企業資金融資が始まる。経営相

談は、融資相談だけでなく借金

返済猶予のアドバイスを強烈に

取り組むよう要望する。

人と地域に寄り添う施策を

 

財政運営では、一般会計と4

つの特別会計の総予算額は、3

119億1872万となり、前

年度と比べて95億9954万の

増と過去最大。歳出が膨らむ中

で、必ず来る首都直下型地震へ

の備えをするなど、行政を効率

的効果的に運営していかなけれ

ばならない。

 

次に、会派として個別施策に

ついて以下、要望する。①災害

対策として障がい者や高齢者な

どへのインクルーシブ(包括

的)防災を進めること。②西荻

窪商店会連合会の補助金不正受

給問題などの同様の問題が起き

ぬよう、再発防止の仕組みを強

化すること。③公園整備の際は、

 

いのち・平和クラブは区民福

祉をいかに支え向上させるか、

緊急を要する課題に応える予算

となっているかを検討した。

安全・安心のまちづくりを評価

 

災害に強いまちづくりの推進

では、地震や異常気象による被

害の恐れが高まる中、会派要望

に応え、昨年実施したブロック

塀対策を区内全域の危険箇所に

拡大したことを評価する。また

震災救援所でのプライバシー確

保のため、要配慮者用テントや

乳幼児親子への配慮としての液

体ミルクが災害備蓄品に加えら

れたことも評価。さらに、要望

してきた雨水タンクの助成再開

を評価する。制度再開を広く区

民に周知し、一人ひとりができ

る雨水活用の意義を発信してい

くよう要望する。

 

みどり豊かな環境にやさしい

まちをめざし、新たな公園の開

園整備を積極的に進めているこ

とを評価。整備にあたっては地

域住民の合意形成を丁寧に進め

るよう要望する。

 

公契約条例については、23区

では7番目の制定となったが、

継続勤務を保障するなど対象が

拡大されている。本条例が働く

人々の労働環境整備に役立つこ

とを期待する。

社会的弱者にやさしいまちへ

 

健康長寿と支えあいのまちに

ついて。区が特養ホーム待機者

財政規律の面から予算を分析

 

次年度の予算規模は過去最大

となったが予算査定にて約40億

円の歳出削減が図られた。

 

区債は田中区政史上2番目の

発行額となるが、区債発行総額

の65%が用地会計からの再取得

経費であることや、財政計画か

ら3億4000万円ほど圧縮し

ており、区債残高は前年度比2

億円減少となることを評価した。

 

他方、基金からは総額51億4‌

700万円の取崩しとなるが、

財政計画より3億6300万円

の減額を図り基金維持に努める

姿勢が見られた。また近年の基

金積戻し実績から順当なら年度

末にリカバーできると判断した。

 

しかし昨今のコロナ感染拡大

で急速に景気が悪化しており、

歳入不足に陥る可能性がある。

よって次年度予算の執行にあた

っては緊張感を持つこと。

 

また財政運営ルールの筆頭に

掲げられている維持すべき基金

額350億円を活用するような

局面に陥った際には、財政非常

事態宣言など平時からの転換を

表明した上で区民等へ十分な説

明と丁寧な対応を求める。

計画目標値への予算化を分析

 

我が会派は過去、計画の目標

達成の状況が芳しくないことを

再三指摘してきた。このような

中、区長は予算編成方針等にお

いて「進捗に遅れが見られる施

コロナから区民の健康と命を守り緊張感を

持った財政運営を!

 

なお、掲載されている意見

のほか、次の会派からも意見

の発表がありました。

・共に生きる杉並

・杉並わくわく会議

・正理の会

・杉並を耕す会

・無所属

・美しい杉並

・都政を革新する会

 

区長から提案された令和2年

度予算案を審査するため、全議

員で構成する予算特別委員会を

設置しました。3月4日から16

日までの9日間にわたり、各歳

入歳出について、区への質疑等

を行いました。(議案第4~

18・25・30~34・42号)

 

区の予算は多岐にわたってい

るため、質疑は予算を使いみち

ごと(総務費、保健福祉費、都

市整備費など)に分け、その内

容を詳しく審議しました。

 

予算特別委員会の様子は、区

議会ホームページの録画中継

(動画)や会議録(5月下旬掲

載予定)でご覧になれます。

▽委員長  

小川宗次郎委員

▽副委員長 

中村 

康弘委員

予算特別委員会とは

新型コロナウイルス感染症対策として、できるだけ人が密集しないよう、議員・理事者ともに少人数ずつ交代しながら開催しました

10

Page 11: 杉並議会250 01面新 6校 - Suginami · また第 1回臨時会が 4月 20日に 1日間の会期 案を審議しました(会議の審議結果はで開かれ、新型コロナウイルス感染症関連の議

NO.250 令和 2(2020)年 5 月 1 日11

常任委員会 議会運営委員会

特別委員会

◇総務財政委員会 【開会日】 2 年 2 月 26 日 【議案審査】第 1・19 ~ 24・26号 【所管事項調査】 杉並第八小学校跡地施設の今後の取組について ほか 4件 【開会日】 2 年 3 月16 日 【議案審査】第44号 【開会日】 2 年 3 月 26 日 【議案審査】第46号 【開会日】 2 年 4 月 20 日 【議案審査】第48・49号

◇区民生活委員会 【開会日】 2 年 2 月 19 日 【議案審査】第 2・37号 【所管事項調査】 広島平和学習中学生派遣事業について ほか 9 件

◇保健福祉委員会 【開会日】 2 年 2 月 20 日 【議案審査】第27~29号 【所管事項調査】 移動支援事業の見直しに関する取組状況について ほか11件 【開会日】 2 年 3 月 26 日 【議案審査】第45・47号

◇災害対策・防犯等特別委員会 【開会日】 2 年 2 月 27 日 【所管事項調査】 「 3 .11を忘れない」等の取組について ほか2件

◇道路交通対策特別委員会 【開会日】 2 年 2 月 28 日 【所管事項調査】 外環道の進捗状況について ほか1件

◇文化芸術・スポーツに関する特別委員会 【開会日】 2 年 3 月 2 日 【所管事項調査】 新たな事前キャンプ希望国の受入れについて ほか 5件

◇都市環境委員会 【開会日】 2 年 2 月 21 日 【議案審査】第 3・35・36号 【所管事項調査】 都営住宅の区への移管について ほか11件

◇文教委員会 【視察日】 2 年 1 月 28 日 【視察内容】さざんかステップアップ宮前教室、荻窪教室、天沼教室 【開会日】 2 年 2 月 25 日 【議案審査】第41号 【陳情審査】 2 陳情第 5号 【所管事項調査】 新教育ビジョンの策定に向けた取組について ほか10件

情報公開請求件数 20件決定状況 件数 決定日 請求内容

公 開

7件 平成31年 1 月 4 日 杉並区議会議長の日程表

8件

令和元年 5月24日 区議会改選で請願・陳情が継続されない根拠となる法律・条例等令和元年 6月 3日 平成30年度政務活動費の領収書の一部令和元年 6月 6日 令和元年 5月20日第 1回臨時会本会議の欠席届令和元年 6月17日 令和元年 6月 3日第 2回定例会本会議の欠席届令和元年10月 4 日 令和元年 9月11日第 3回定例会本会議の発言取消申出書令和元年10月10日 令和元年 9月12日第 3回定例会本会議の発言取消申出書( 2件)令和元年10月10日 令和元年 9月26日第 3回定例会本会議の欠席届

一部公開 4件

令和元年 5月22日 平成27年 5 月から平成31年 4 月までに付託された請願・陳情の審査結果及び審査状況の資料等令和元年 6月12日 杉並区議会議員の任期満了時に請願・陳情が継続されず、審議未了となることを決定した全ての文書等令和元年 8月 6日 杉並区議会だよりの発行開始年月等や正副議長、議員選出の監査委員を 1年ごとに選出している根拠令和元年 7月19日 平成30年度政務活動費の領収書のすべて令和元年 9月19日

非公開 1件 令和元年 6月 6日 議長・副議長選挙の得票数を区議会HP、区議会だよりに公表しない根拠となる文書等

区議会情報公開の運用状況 杉並区議会情報公開条例第22条に基づき、平成31年1月~令和元年12月の運用状況をお知らせします。

常任委員会・特別委員会等の活動をお知らせします(1〜4月)議案審査における議案各号の概要と審議結果は、11 ・ 12面をご覧ください。

 【開会日】  2 年 1 月 8 日 【議 題】 令和 2 年第 1 回定例会の日程について ほか 【開会日】  2 年 2 月 3 日 【議 題】 定例会の提案事項について ほか 【開会日】  2 年 2 月 18 日 【議 題】 定例会の追加提案事項について ほか 【開会日】  2 年 3 月 3 日 【議 題】 定例会の追加提案事項について ほか 【開会日】  2 年 3 月 11 日 【議 題】 定例会の追加提案事項について ほか 【開会日】  2 年 3 月 16 日( 2 回開催) 【議 題】 議案審査結果報告について ほか 【開会日】  2 年 3 月 26 日( 2 回開催) 【議 題】 議案審査結果報告について ほか 【開会日】  2 年 4 月 13 日 【議 題】 臨時会の提案事項について ほか 【開会日】  2 年 4 月 20 日 【議 題】 議案審査結果報告について ほか 【開会日】  2 年 4 月 27 日 【議 題】 臨時会の招集請求について ほか

◇議会改革特別委員会 【開会日】 2 年 3 月 3 日 【所管事項調査】 議会基本条例について※予算特別委員会の審査議案については10面「予算特別委員会とは」をご覧ください。

議 案 等 の 概 要 と 審 議 結 果 【第 1回臨時会】 ○=賛成 ×=反対 欠=欠席  令和2年 4 月20日議決

議案番号 件  名 概  要 自

民公明

共産

立民

平和

無維

共生

杉わ

正理

杉耕 無 美

杉革新 結果

区長提出議案等

48号 杉並区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 防疫等業務手当の特例の設定 ○ ○

欠 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

49号 令和 2年度杉並区一般会計補正予算(第 1号)新型コロナウイルス感染症対策に係る経費として、入院体制強化及び外来体制強化等の東京都感染症診療協力医療機関向け補助に係る経費など 6 事業24億7,864万 4 千円の増額補正

○ ○ 欠 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × 可決

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NO.250 令和 2(2020)年 5 月 1 日 12

議 案 等 の 概 要 と 審 議 結 果 【第 1回定例会】 ○=賛成 ×=反対 欠=欠席  令和2年 3 月16日議決等(※ 1 は2月18日、※ 2 は3月26日)

議案番号 件  名 概  要 自

民公明

共産

立民

平和

無維

共生

杉わ

正理

杉耕 無 美

杉革新 結果

区 長 提 出 議 案 等

1 号 公益的法人等への杉並区職員の派遣に関する条例の一部を改正する条例

職員を派遣することができる団体への一般財団法人道路管理センターの追加 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

2 号 杉並区印鑑条例の一部を改正する条例 印鑑の登録を受けることができる者の範囲の改正等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 可決

3 号 杉並区高齢者住宅条例及び杉並区営住宅条例の一部を改正する条例 連帯保証人に係る規定の削除等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 可決

4 号 杉並区基本構想審議会条例 基本構想審議会の設置等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ × 可決5 号 杉並区行政財産使用料条例の一部を改正する条例 杉並会館の従業員控室等の使用料の改定等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

6 号 杉並区行政財産使用料条例等の一部を改正する条例 使用料等の改定等 ○ ○ × ○ ○ 欠 2 ○ ○ × ○ × ○ ○ × 可決

7 号 杉並区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 児童相談所業務手当及び一時保護業務手当の創設 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

8 号 杉並区公契約条例 公契約に関する必要な事項の設定等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

9 号 杉並区事務手数料条例の一部を改正する条例 建築物エネルギー消費性能向上計画認定申請手数料の改正等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

10号 杉並区立コミュニティふらっと条例 コミュニティふらっと阿佐谷等の設置等 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ × 可決

11号 杉並区災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 災害弔慰金等支給審査会の設置等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

12号 杉並区立保育所及び小規模保育事業所条例の一部を改正する条例 大宮保育園の位置の変更 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ × 可決

13号 杉並区営住宅条例の一部を改正する条例 区営住宅の駐車場の使用料の改定 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決14号 杉並区森林環境譲与税基金条例 森林環境譲与税基金の設置 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決15号 杉並区教育振興基本計画審議会条例 教育振興基本計画審議会の設置等 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決16号 杉並区立学校施設使用料条例の一部を改正する条例 屋内運動場の使用料の改正 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ × 可決17号 杉並区立図書館条例の一部を改正する条例 永福図書館の位置の変更等 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ × 可決

18号 杉並区選挙長等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

投票管理者に交替して職務を行わせる場合の投票管理者の報酬の額の設定等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

19号 (仮称)杉並区立阿佐谷地域区民センター等複合施設建設建築工事の請負契約の締結について

契約金額:19億 8千万円契約の相手方:江州・国際・興信建設共同事業体 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

20号 (仮称)杉並区立阿佐谷地域区民センター等複合施設建設電気設備工事の請負契約の締結について

契約金額: 2 億3,980万円契約の相手方:牧野・杉並建設共同企業体 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

21号 (仮称)杉並区立阿佐谷地域区民センター等複合施設建設給排水衛生設備工事の請負契約の締結について

契約金額: 1 億6,720万円契約の相手方:シンコー・克明工業株式会社 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

22号 (仮称)杉並区立阿佐谷地域区民センター等複合施設建設空気調和設備工事の請負契約の締結について

契約金額: 2 億2,550万円契約の相手方:ミナト・ユーダイ建設共同企業体 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

23号 杉並区立小中一貫教育校高円寺学園環境整備工事の請負契約の締結について

契約金額: 3 億6,740万円契約の相手方:白石建設株式会社 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

24号 図書(令和 2 年度小学校教師用指導書)の買入れについて 契約金額:7,572万2,460円契約の相手方:東京都第一教科書供給株式会社 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

25号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

26号 令和元年度杉並区一般会計補正予算(第 5 号)

待機児童ゼロの継続と認可保育所の整備率向上に係る保育施設建設助成などの緊急を要する事業及び令和元年度の清算的要素を含む61億8,818万 3 千円の増額補正のほか、繰越明許費、債務負担行為の補正

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × 可決

27号 令和元年度杉並区国民健康保険事業会計補正予算(第 1号)

国民健康保険料等の歳入及び保険給付費等の歳出の実績に伴い、 2 億5,008万 6 千円の減額補正 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

28号 令和元年度杉並区介護保険事業会計補正予算(第 2 号) 繰越金等の歳入及び国庫支出金等返還金等の歳出の実績に伴い、16億5,819万 4 千円の増額補正 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

29号 令和元年度杉並区後期高齢者医療事業会計補正予算(第 1号)

繰越金等の歳入及び諸支出金等の歳出の実績に伴い、6,630万 6 千円の減額補正 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

30号 令和 2 年度杉並区一般会計予算 予算額 1,937億9,600万円 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × × × 可決31号 令和 2 年度杉並区国民健康保険事業会計予算 予算額 526億7,420万 7 千円 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決32号 令和 2 年度杉並区用地会計予算 予算額 42億8,951万 4 千円 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ × 可決33号 令和 2 年度杉並区介護保険事業会計予算 予算額 469億8,969万 6 千円 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ × 可決34号 令和 2 年度杉並区後期高齢者医療事業会計予算 予算額 141億6,930万 4 千円 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ × 可決

35号 特別区道の路線の認定について 高井戸西一丁目29番~22番で新たに特別区道第2583号路線を認定 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 可決

36号 特別区道の路線の認定について 高井戸西二丁目 6 番~ 5 番で新たに特別区道第2584号路線を認定 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 可決

37号 杉並区立西荻地域区民センター外 2 施設の指定管理者の指定について

指定管理者の名称:株式会社東急コミュニティー指定の期間:令和 2 年10月 1 日~令和 8 年 3 月31日 ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

38号 人権擁護委員候補者の推薦について ※ 1 大川康徳(おおかわ やすのり)氏を候補者として推薦 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 欠 可決39号 人権擁護委員候補者の推薦について ※ 1 髙村定憲(たかむら さだのり)氏を候補者として推薦 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 欠 可決40号 人権擁護委員候補者の推薦について ※ 1 清水由美子(しみず ゆみこ)氏を候補者として推薦 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 欠 可決

41号杉並区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び杉並区学校教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

業務量の適切な管理等に関する事項の設定 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × 可決

42号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例 保険料率等の改定等 ○ ○ × ○ 欠 1 ○ ○ ○ × ○ × × ○ × 可決

43号 杉並区教育委員会教育長の任命の同意について 白石高士(しらいし たかし)氏の任命に同意 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × 同意

44号 令和元年度杉並区一般会計補正予算(第 6 号)国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策に基づく、児童福祉施設等における感染症拡大防止対策に係る経費 1事業6160万 1 千円の増額補正のほか、繰越明許費の補正

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

45号 杉並区国民健康保険条例の一部を改正する条例 ※ 2 新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金の支給に関する特例の設定 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

46号 令和元年度杉並区一般会計補正予算(第 7 号)   ※ 2国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策に基づく、区立学校の臨時休業に伴う学校給食休止対応に係る経費 1 事業94万 7 千円の増額補正のほか、繰越明許費の補正

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

47号 令和 2 年度杉並区国民健康保険事業会計補正予算(第 1号) ※ 2

国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策に基づく、議案第45号に係る経費 1 事業 3 千万円の増額補正 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 可決

報告1 号

地方自治法第180条第 1 項の規定により指定された契約金額の増減の専決処分をしたことの報告について   ※ 1

令和元年第 2 回定例会で議決された「杉並区桃井第二小学校及び併設 1 施設環境整備工事」の契約金額を462万円増額し、 3 億52万円とした。

- - - - - - - - - - - - - 報告聴取

報告2 号

地方自治法第180条第 1 項の規定により指定された損害賠償額の決定の専決処分をしたことの報告について   ※ 1 5 件の法律上の義務に属する損害賠償額を報告 - - - - - - - - - - - - - 報告

聴取

議員別の表決結果は、杉並区議会ホームページの「議案の一覧」でご覧になれます。≪会派名・構成人数≫(令和 2 年 3 月26日現在)自民/杉並区議会自由民主党(15人)、公明/杉並区議会公明党( 7 人)、共産/日本共産党杉並区議団( 6 人)、立民/立憲民主党杉並区議団( 5 人)、平和/いのち・平和クラブ( 4 人)、無維/自民・無所属・維新クラブ( 4 人)、共生/共に生きる杉並( 1 人)、杉わ/杉並わくわく会議( 1 人)、正理/正理の会( 1 人)、杉耕/杉並を耕す会( 1 人)、無/無所属( 1 人)、美杉/美しい杉並( 1 人)、革新/都政を革新する会( 1 人)

≪声・点字の区議会だより≫本紙を録音した「声の区議会だより」(カセットテープ、オーディオ版、デイジー版)、または「点字版区議会だより」をご希望の方に郵送でお届けしています。お知り合いの方にお知らせください(お申し込みは区議会事務局へ)。