認知症未来共創ハブ自治体パートナー向け 認知症まちづくり ... · 2019. 1....
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主催:株式会社 DFC パートナーズ共催: NPO 法人認知症フレンドシップクラブ 株式会社フューチャーセッションズ 慶応義塾大学認知症共創社会推進ハブ
対象は、次のような方や組織です
お問合せ株式会社 DFC パートナーズ担当:徳田Mail:[email protected]
◆ オープニング全国各地から集まった参加チームの自己紹介を行い、受講生同士の関係性を作ります。◆ 認知症まちづくりを進めるための対話手法の理解と体験認知症まちづくりを進めるための 6 つの対話手法を紹介します。講師のファシリテーションの体験を通じて、手法や適用シーンについて理解を深めます。◆ ファシリテーション実践準備参加チームごとに、自分たちの地域で認知症まちづくりを進めるための問いを考え、30 分のミニセッションを設計します。
◆ ファシリテーション実践1日目で設計した 30 分のミニセッションをチームでファシリテーションします。自分のチームがファシリテーションしない時は、他のチームのミニセッションの参加者となります。◆ ファシリテーション実践の振り返り30 分ミニセッションのファシリテーションと他チームのセッションへの参加を通して得た気づきや学びを振り返ります。◆ 講座終了後のネクストステップの検討自分たちの地域でどのように認知症まちづくりを進めていきたいか、ネクストステップを検討します。それぞれのネクストステップを共有し、地域を超えて一緒に認知症まちづくりを進めていくことも考えます。
① 民間と一緒にプロジェクトをやりたい!② 認知症の人の声の反映を模索③ 既存事業での限界を感じている
民間の人と問いを共有し、官民一体チームをつくる!
■ 1 日目プログラム ■ 2日目プログラム
受講までの流れ
まちづくりスタート!
行政職員+属性の異なる民間の人2人でチームを組む
芝池玲奈株式会社 フューチャーセッションズ セッションプロデューサー
猿渡進平医療法人静光園 白川病院( 大牟田市 ) 医療連携室長
徳田雄人NPO 法人認知症 フレンドシップクラブ 理事、株式会社 DFC パートナーズ代表
講 師
認知症まちづくりファシリテーター講座
参加費 : 10万円(1名につき・税別)3名1チームの参加になります
チームビルディング問いの設定の仕方などを学ぶ
講座
認知症未来共創ハブ自治体パートナー向け
事前相談(オンライン会議)地域の状況やチームづくり
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講座受講者の声
岐阜県恵那市 足立 哲也 さん(地域包括支援センター 認知症地域支援推進員)参加動機 自分達のまちには素晴らしいマインドを持っている人がたくさんいて、その人達の能力を開花させて地域を変えていきたいと考えていたので、自分達の力で地域の課題を解決できる技術を学びたいという欲求が高まって受講しました。チームで登録するために、行政の立場である自分と、職場は異なるものの顔を合わせる機会が多い社会福祉士 2 人とチームを作りました。気軽に相談しあえる人、まちづくりに対して熱い人に声をかけた感じです。受講後チーム3人で同じ「ワクワク感」を持ち帰れたこと、共通の目標ができたことが、その後の活動を大きく変えるきっかけになったと思います。講座の内容を、自分達の地域でどのように活かせるのか、どのようにまちの人達に働きかけていくのか、受講後に何度も地元のファミレスに3人で集まって深夜まで話し合いました。最初に動いたことは、意見交換が少なかった多職種連携会議で、私たちがファシリテーターをやらせてもらって、未来についてのブレストをしたんです。すると、参加者の目が輝いてきて、とても盛り上がりました。課題をジブンゴトとして話すことの重要性を認識できたと思います。ファシリテーション技術講座で学んだファシリテーション技術は、いろいろな所で発揮できています。職場の会議や、イベントの企画会議では、対話の時間を作ること、特に「ワクワク感」を意識しています。例えばイベントの企画会議の場合、参加しやすい雰囲気を作る、話しやすい場にするなど、講座で学んだ内容を実践したところ、認知症本人の参加が増え、みんなが自分の想いを表出する機会が増えました。「参加することが楽しい」と思ってもらえる場づくりをすると、そこから人間関係が形成されていき、心にしまっていた想いを語り始めます。地域の人が自信を取り戻す機会に立ち会えるようになったのではないかと感じています。対話への意識 意識的に対話の機会を増やしたことで、認知症の人の暮らしを形づくる様々な立場の人達とのつながりが深まってきています。大切なことは、地域の多様な仲間づくりと平行して、「あの人を応援したい」という一人ひとりを思い浮かべられることではないでしょうか。その想いと、さらにみんなで共有できる「ワクワク感」が重なることで、地域が大きく動くのだと思います。
東京都町田市 米山 雅人さん(町田市いきいき生活部高齢者福祉課地域支援係)受講後の変化自分がファシリテーションする時に、いかに講座のような意見を出しやすい空気を作るかとか、会話がうまれる雰囲気づくりが参考になりましたね。手法も体系的で、こういう時にはこんな方法ががあるとか分かりやすく説明してもらいました。何より、まちづくりを実践している人が集まっていて、すごくリアルな情報交換ができました。チームでの動き 町田市は、認知症の人の本人会議や D カフェ(認知症カフェ)の活動など、認知症の人と強い信頼関係があるパートナーを中心にした、発信したい当事者がいることが強みです。いわば、認知症の人のマネージャーのような存在に加えて、企画と運営をする総合プロデューサーのような役割を、一緒に受講したお二人が 担ってくれたことで、人と人がつながってきて、まちが動き出したと感じています。講座で学んだ「問い」の共有
「今回、重要なことは何だろう」と立ち返ることを大切にしています。新たなプロジェクトを進めていくと、多くの人が関わったり、偏りがないように注意したり、進め方に戸惑うこともあります。しかし、講座の中で学んだ、何のためにやる活動なのか、メンバーと「問いを共有」することでチームワークが強まりました。地域をつなぐハブとしての取り組み 活動することで、既に地域にあるお店や場所の活用がみえてきました。地域資源を活かす形で、D カフェが認知症の人の自信を取り戻してもらうきっかけになって、ご本人や 家族同士、「今度、旅行に行く ?」 とか「働きたいね」と、次のステッ プにつながれば嬉しいなと思っています。
足立さん(一番右)。恵那チームメンバーと講座参加の様子。
米山さん(一番左)。町田チームメンバーで修了証を手に。