見積・拾い出しのための jw cad立体化作図マニュアル · 02...

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見積・拾い出しのための Jw_cad立体化作図マニュアル 2014年8月

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Page 1: 見積・拾い出しのための Jw cad立体化作図マニュアル · 02 K-engine作図補助ツールについて 作図手順 より便利にお使い頂くために、K-engine推奨の環境設定ファイルをご用意しています。

見積・拾い出しのためのJw_cad立体化作図マニュアル

2014年8月

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作図マニュアル

※本マニュアルに掲載されている図面は、 Windows XP(SP3)上でJw_cad ver7.11を用いて作図したものです。また、本マニュアルに記載の情報は2014年5月19日現在のものです。

01 本マニュアルの目的

本マニュアルは、K-engineへのスムーズな取り込みを目的に、Jw_cadでの具体的な建物各部の作図方法について順を追って解説したものです。

Jw_cad図面データ

K-engine自動見積

本マニュアルの対象範囲

※K-engine自動見積については別マニュアルをご参照下さい。「K-engine自動見積マニュアル」

3Dプレゼン3Dプレゼン着彩PDF図面着彩PDF図面

詳細な見積書と詳細な見積書と原価計算書原価計算書

仕様設定

正確な拾い出し正確な拾い出し

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02 K-engine作図補助ツールについて

作図手順

より便利にお使い頂くために、K-engine推奨の環境設定ファイルをご用意しています。会員サイトの「My Page トップ」→「ご利用ガイド」ページより 新版がダウンロード可能です。

「ご利用ガイド」の「マニュアルはこちら」をクリックして下さい。

「K-engine_Jw作図補助ツール」はZIP圧縮形式のファイルでダウンロードされますので、解凍ソフト等で解凍してからお使い下さい。

←解凍後「K-engine_Jw作図補助ツール」という名前のフォルダが表示されます。

←K-engine用の初期設定ファイルや、作図ツール集です。(次項をご参照下さい)

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作図手順

■ 配布データ・ 《図形》K-engine・ JW_OPT1.DAT・ K-engine環境設定.jwf・ K-engine図形一覧.jww

“K-engine_JW作図補助ツール”フォルダ内のデータ一式を下記JWW フォルダ内にコピーしてください。

■ 環境設定の内容K-engine環境設定ファイルでは、グループ名称、レイヤ名称、線種/線色をあらかじめ固定しています。これらの名称以外はK-engine上では認識しません。別グループは名称を変えて利用できます。※K-engineではグループ、レイヤの「番号」ではなく「名称」を認識します。K-engine環境で“《図形》K-engine”を使用すると適切なレイヤに自動的に振り分けられます(下図参照)。一部コマンドを選択することで、自動的にレイヤ変更されます。 (例:「2線」コマンド→①「壁」レイヤ)

・・・・ 建具・設備・階段を簡易に作図するための図形データフォルダ(拡張子.jwk)・・・・ 建具平面用ツールで “【建具平面K】1/100” と表示される。(拡張子.dat)・・・・ レイヤ・グループ・線種/線色を規定した環境設定ファイル(拡張子.jwf)・・・・ 上記図形データの一覧データ(拡張子.jww) ※編集・登録用にお使い下さい。

① 壁

② 柱

③ 建具

④ 設備

⑤ 間取り

⑥ 階段

⑦ 軒線

D ポーチ

A

B

C

E

F

[1] 1階平面図グループ

[2]2階平面図グループ

[3] 3階平面図グループ

[4] 小屋裏平面図グループ《図形》K-engine

2線

各階基準点

階段作図パーツ(階段始点も図形を使用してください)

水廻り住設・収納什器

外部建具・内部建具

柱・腰柱

建具端部の壁留め線 躯体壁・腰壁・垂壁

[0] 敷地図グループ

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03 作図の準備

作図手順

※一旦Jw_cadを終了しますと、環境設定はクリアされます。次回起動時には再度環境設定ファイルを読み込んでください。

環境設定は常に使いやすいものに内容を更新しております。新バージョンをダウンロードしてお使い下さい。

■ K-engine環境設定ファイルの読込み

K-engineをスムーズにお使いいただくために、K-engine環境設定ファイルのご利用を推奨しています。

Jw_cadの「設定」メニューから「環境設定ファイル」→「読込み」の順にクリックしてください。前頁でダウンロード・保存した「K-engine環境ファイル」を読込みます。グループ・レイヤの構成・名称をご確認ください。

K-engine環境設定を読み込まずに作図する場合は・・・

■ 〔図形〕の作図属性は必ず「元レイヤに作図」を指定してください

K_engine図形は、環境設定で指定したレイヤに各要素が適切に配置されるよう作られています。正しいレイヤに図形が配置されるよう作図属性を確認してください。

04 敷地 レイヤ

【チェックポイント】敷地表示が不要なときは、1階平面図グループ間取りレイヤから作図をはじめてください。

■ 敷地境界線【敷地図】グループの(敷地)レイヤへ実線で敷地を作図してください。

3D変換時に領域を出現させることができます。K-engine自動見積りで拾う項目はありません。※玄関ポーチは別レイヤで作図します。

3D結果で敷地表示が必要なときだけ作図してください。

準備ができたらレイヤごとに作図をすすめましょう。

■ 方位方位を記入していない場合は図面の上面を北、下面を南で読み込みます。

方位を指定したい場合は、【敷地図】グループの(敷地)レイヤへ方位を作図してください。

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作図手順

06 柱 レイヤ

【チェックポイント】・各部屋の四隅に作図しましたか

■ 柱 《図形》K-engine

「図形」コマンドを用いて、主要な柱を入力してください。「矩形」コマンドでも作図していただけます。K-engineでの認識できる柱寸法は105mm角と120mm角です。※柱と壁は同色になるように作図して下さい。

05 間取り レイヤ

■ 間取り線 「線」コマンド

部屋の配置を単線で作図してください。間取りは閉じた区画としてください。※ポーチは別レイヤで作図しますので、間取り線は不要です。

■ 部屋名 「文字」コマンド

一つの間取り領域の中に、部屋名を一個記入してください。※認識できる部屋名称には制限があります。 (巻末資料3参照)※文字間にスペース(半角、全角問わず)を入れないで下さい。

■ 基準点 「点」コマンド

階の上下位置をあわせるため、各グループの(間取り線レイヤ)の同位置に「点」を一つ入力してください。

【チェックポイント】・階段、廊下も各々区画して作図しましたか・認識出来ない部屋名称を入力していませんか・基準点は入力しましたか

自動見積では建物規模により自動拾いをするので構造設計に基づく柱寸法・配置でなくてもかまいません(大まかな入力で結構です)。柱寸法は、K-engine建物仕様設定で指定した情報を採用します。

間取りの区画と名称によって内装の仕様が確定します。長い名称も一つの文字列で配置してください。部屋名称文字列の中心点が間取り領域の中に入るように作図してください。基準点によって、上下階の重なり位置が確定します。

枠組壁工法(2X4)を作図される方へ①柱の作図は不要です。②K-engineの仕様設定を「枠組壁工法」にしてください。

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作図手順

建具 レイヤ

【チェックポイント】・建具文字は建具図形付近に書かれていますか・建具文字は適切な表現となっていますか(下表参照)

■ 建具図形 《図形》K-engine 又は [建具平面K]

K-engine提供の「図形」または「建具平面」をご活用下さい。※必ず作図属性の「元レイヤに作図」にチェックを入れてください

■ 建具文字の編集建具の種類と建具高さ寸法を文字から認識します。K-engineツールには予め建具文字が入っていますので、適宜修正を行ってください。

※位置の調整をして文字列の中心が図形と離れると種類・高さが読取れないだけでなく、他の建具情報と誤認識することがあります。建具文字位置と向きは変更しないで下さい。

07

・W寸法については、外部建具は内法寸法、内部建具は外法寸法が拾い出しの基準となります・建具の取付高さは、K-engine建物仕様設定で階ごとの一律変更が可能ですが、建具ごとの変更は出来ません。・ユニットバス用の扉も作図が必要です。・天窓を描く場合は『TOP』という文字を置くと見積拾い出しされます(注:見積結果を確認するホームビューア、図面には反映されません)

建具種類 記号 建具種類 記号

引違い2枚 2HK Fix FX

引違い3枚 3HK 上げ下げ AS

引違い4枚 4HK すべり出し SB

片引き KH 内・外倒し NGT

2枚引戸 2HK 縦すべり TS

3枚引戸 3HK 突き出し TK

引分け HW ジャロジー JL

折戸 OR

4枚折戸 ROR

片開き KB 四角出窓 DMS

片開き片袖 KBK 台形出窓 DMD

片開き両袖 KBR ボウウィンドウ BW

両開き RB

片開き親子 KBO

洋窓

出窓

分類JW建具用文字列

図形分類 図形JW建具用文字列

引違

引戸・折戸

ドア

建具幅 CAD作図幅を読取り

建具高さは数値で指示(mm)

建具種類は右表を参照

建物仕様設定で指示(初期設定値 FL+2,000、一律変更可)

引違い窓 H1100取付け天端FL+2,000

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作図手順

08 壁 レイヤ

■ 壁 「2線」コマンド

壁厚(52.5 , 52.5)で間取り線に従って入力します。壁は建具位置を避けて作図して下さい。※必ず柱と同色で作図して下さい。

■ 腰壁 線色を変更

壁と異なる線色に変更して作図して下さい。バルコニー、フラットルーフも同様に作図して下さい。

■ 垂れ壁、下がり壁 線種を変更

線種を点線に変更して作図して下さい。垂れ壁と腰壁が同位置にある場合は、実線と点線を重ねて作図してください。

【チェックポイント】・壁、腰壁、垂れ壁の線種と線色を正しく区分していますか・壁は建具位置を避けて作図されていますか。重なっていませんか

・壁厚はK-engine仕様設定上の柱寸法に従います。(K-engine上では105mmもしくは120mmの選択になります)・腰壁、垂れ壁の高さは固定値となります(変更は出来ません)

09 設備 レイヤ

【チェックポイント】・認識対象以外の設備を作図していませんか・適切なレイヤに配置しましたか

■ 設備図形 《図形》K-engine

《図形》K-engineをご利用ください。読取り対象設備は、下記の通りです。

「キッチン」「キッチン収納」「トイレ」「洗面化粧台」「ユニットバス」「玄関収納」 (「玄関」間取りに重なるように配置してください)

※必ず作図属性の「元レイヤに作図」にチェックを確認してください

・洗面室の間取りには洗濯機パンが一箇所、自動的に見積もられます・トイレ手洗いはK-engine仕様設定で有無を指示します。作図の必要はありません。

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作図手順

10 階段 レイヤ

・対応階段:ボックスタイプのみ・対応段数:12~16段・「手すり」は外壁側に自動生成されるため作図不要です。・切断線は必ずしも作図する必要はありません。・UP/UP表現はせず、UP/DN表現としてください。

■ 階段図形 《図形》K-engine

K-engine提供の階段図形をプランにあわせて適宜修正してください。下階、上階ともに作図が必要です。

■ 段板 《図形》K-engine、「線」コマンド

各階の階段を重ねて形状を認識します。上下階で段板位置がずれないように作図してください。

■ 動線始点と矢印 《図形》K-engine、「線」コマンド

段板と交差する形で作図します。作図階からの始点と先端の矢印で進行方向を認識します。(2階作図は、1階への下り指示)

【チェックポイント】・全て同一線色・線種で作図しましたか・全ての階に作図しましたか・動線の矢印は作図階からの始点にしましたか

1階階段 2階階段 3階階段

2階から矢印始点「下る」

1階から矢印始点「上る」

上下階で重なる部分1段以上

各階の動線・段板線を位置(同角度)に

2階から矢印始点「上る」

折返し階段も1本の線にしない

3階から矢印始点「下る」

(参考)K-engineで認識できる階段表現

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11 ポーチ レイヤ

作図手順

■ ポーチ 「線」コマンド

単一の線種、線色を用いて作図しますポーチ線の端点は必ず玄関ドアの配置された壁線と閉鎖区画を形成するように作図してください。(袖壁・ポーチ柱なども含む)

【チェックポイント】・全て同一の線色・線種で作図しましたか・ポーチ線の両端は躯体で止まり、閉じた領域となっていますか

12 1階軒線 レイヤ

■ 軒線 「線」コマンド

軒線を作図することで1階壁線以外の部分にも屋根をかけられます。屋根をかけたいエリアの壁芯を実線で囲んでください。上階がある部分も含んで囲むことで正しい屋根形状で立体化されます。軒の出・棟線は作図不要です。上階の配置されない下階部分には自動で下屋が生成されます。

軒線レイヤを作図しないで自動生成できる屋根形状は下記K-eigine建物基本仕様で表示される6通りです。軒線作図をした場合も勾配、軒の出、けらば、軒天形状は、こちらで指示してください。

・対応段数:2段・対応寸法:一辺4m以内(ビルトイン車庫内の場合、2m以内)・外部ドアに連動して出現します。・タイル目地はK-engineでの仕様設定に基づいて表現されます(作図は不要です)。

【チェックポイント】軒線領域を壁芯で指定しましたか

壁線と軒線の位置が一致する場合、作図不要です。

1階壁線領域外のポーチ上に屋根をかけたい場合は、全体を囲んでください。

この壁線でポーチ線を閉じる

K-engine建物基本仕様画面

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作図手順

13 2階平面図 グループ

【チェックポイント】・「間取り」レイヤ中の1階平面図と同位置に基準点を作図しましたか。

2階軒線 レイヤ14

「2階平面図」グループにて、1階平面図と同様に作図します。(この場合、上下階重ねて作図しても、並べて作図しても認識には影響しません)

「間取り」レイヤには、必ず1階平面図と同位置に基準点を「点」ツールで作図して下さい。

下記項目も「間取り」レイヤに作図して下さい。

・バルコニー・フラットルーフ・吹抜け

※3階も同様に作図して下さい。

1階軒線レイヤで作図した軒線

2階躯体が乗らない領域を1階の下屋と認識します。

【チェックポイント】軒線領域を壁芯で指定しましたか妻壁指示の「妻」文字を軒線上に配置しましたか

壁線と軒線の位置が一致する場合、作図不要です。

■ 軒線1階平面図同様に作図します。

■ 屋根形状指示妻壁にしたい軒線上に「妻」の文字を軒線に入力してください。指示がない場合は、「寄棟」と認識します。

10

妻文字の縦と横方向のラインが軒線と交差した場合「妻」と判断

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作図手順

15 小屋裏平面図 グループ

「間取りレイヤ」に各階と同位置の(基準点)を作図しましたかK-engineシステムは、小屋裏階段に対応してないため、「階段レイヤ」を作図しないでください。自動見積りには、「小屋裏はしご」が1カ所拾われます。

小屋裏利用がない場合、作図不要です。

以上で作図完了です。次のページで作図レイヤを再確認しましょう。

終チェックポイント

□「バルコニー」の文字は入っていますか?(「間取り」レイヤ)□ポーチは「ポーチ」レイヤに描きましたか?□ポーチの線は玄関の間取り線に接続していますか?□ポーチの線は閉じた領域となっていますか?□上下階を揃える「点」を「間取り」レイヤに作図しましたか?□階段を各階に作図していますか?(「階段」レイヤ)

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完成図面のレイヤ確認と修正

作図手順

移動したい先のグループ(レイヤ)画面で[範囲] ツールを使って

作図グループ(またはレイヤ)を間違えたデータを選択、

【属性変更]を選択

レイヤに移動?グループに移動?

16【チェックポイント】

□ グループ

敷地図1階平面図2開平面図3階平面図小屋裏平面図

※データのないグループは読取りません。

□ レイヤ

壁・・・下がり壁と腰壁もこのレイヤ柱・・・腰柱もこのレイヤ建具・・・建具種類・高さ文字設備・・・玄関収納もこのレイヤ間取り・・・間取り線と部屋名称階段・・・各階からの矢印方向軒線・・・「妻」文字で妻壁指示ポーチ・・・専用レイヤ

※データのないレイヤは読取りません。

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17 「3D変換失敗」のときの作図チェックポイント

巻末資料 1

K-engineに必要なデータが不足しているため。建物全体を立体化することができませんでした。エラーメッセージから予測される修正方法をご紹介します。

(階段レイヤ)にある階段以外のデータを正しいレイヤへ移動してください。

「階段レイヤ」の階段情報を正しく読み取れませんでした。[*階]

143D失敗

【各階平面図グループレイヤ】の(間取りレイヤ)に同位置の基準点を入力してください。

上下階の位置を揃える基準点を描いてください[*階*階]133D失敗

平屋で階段があったり、小屋裏平面図で階段があると3D変換失敗になります。 上階に上り階段UP表現がある、また1階に下り階段DN表現があると3D変換失敗になります。

仕様設定の階数情報と階段情報が一致していません。153D失敗

上下階の平面図を重ねて階段を認識します。切断線は上下階で1段以上かさなる位置に配置してください。動線矢印は、上下階で重なる位置(向きは各階から)に作図してください。

上下階の階段が接続していません。163D失敗

(階段レイヤ)に動線矢印の始点「点」と方向「矢印」があるか、ご確認ください。矢印方向は、1階平面図は1階→2階の上り、2階平面図は2階→1階の下りで作図してください。

階段矢印方向に不整合があります。[*階]173D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)(建具)レイヤの建具図形の近くに建具文字が配置されているか御確認ください。

高さ情報の記載が無い建具があります[*階,*箇所]

123D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)認識可能な部屋名称を使用してください。 →マニュアル巻末資料3

部屋名が記載されていないか、読込めない部屋名が記載されています。[*階, "部屋名称"]

113D失敗

間取り線は、グリットを結ぶ単線で作図してください。間取り線と躯体の位置が一致していない部分があります。[*階]

103D失敗

階段~廊下、玄関~ホール等の建具のないところも(間取り)では区切ってください。

閉じていない間取り線があります。間取り線レイヤを見直してください。[*階]

93D失敗

K-engineの建物基本仕様設定とJW図面のレイヤグループ階数を一致させてください。

仕様設定画面での設定階と図面の階数が一致していません。

83D失敗

K-engine読込み対象レイヤグループの縮尺を(S=1:100)にしてください。

レイヤグループ間で縮尺が合っていません。同じ縮尺に合わせてください。

73D失敗

(建具)、(間取り)、(壁)、(柱)、(階段)のレイヤが必須です。それぞれの部材が正しいレイヤに作図されているかご確認ください。

部材を認識するためのレイヤに図形が含まれていません。[*階 "レイヤ名"]

63D失敗

(壁)、(柱)、(建具)、(間取り)のレイヤが必須です。作図したレイヤの名称を御確認ください。(階段があるとエラー)

レイヤ名称から小屋裏にある部材を特定できませんでした。レイヤ名称を確認してください。

53D失敗

(壁)、(柱)、(建具)、(間取り)、(階段)のレイヤが必須です。作図したレイヤの名称を御確認ください。(柱は在来工法のみ)

レイヤ名称から部材を特定できませんでした。レイヤ名称を確認してください。

43D失敗

不足している【レイヤグループ】図面を作図してください。レイヤグループ名称が平面図として認識できる名称になっておりません。[*階]

33D失敗

K-engineの建物基本仕様設定とJW図面のレイヤグループ階数を一致させて下さい。

レイヤグループ名称から小屋裏を特定できませんでした。レイヤグループ名称を確認してください。

23D失敗

【配置】、【敷地】、【平面*階】、【*階平面図】、【小屋裏】のいずれかのレイヤグループ名称をK-engineの処理対象として認識しますので、表現をご確認ください。

レイヤグループ名称から図面を特定できませんでした。レイヤグループ名称を確認してください。

13D失敗

チェックポイント「3D変換失敗」のときのエラーメッセージNo..

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17 「3D変換失敗」のときの作図チェックポイント2

巻末資料 1

必須レイヤには 低1以上のデータが必要です。「間取りレイヤ」に間取り情報が見つかりませんでした。[*階]

273D失敗

基準数を超えるデータがあるとエラーになります。「間取りレイヤ」に間取り情報が多すぎます。各階20箇所以上は認識出来ません。[*階]

283D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

建物が想定外のサイズになっています。(基準は巻末資料3をご参照下さい)

293D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)部屋名称には、指定の名称をご使用ください。

部屋を正常に認識できせんでした。[*階, "部屋名称"]

303D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

面積・形状が基準を満たしていない部屋があります。[*階, “部屋名称”](基準は巻末資料3をご参照下さい)

313D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)UBは矩形しか認識できません。

ユニットバスを置く部屋が矩形でありません。[*階]

323D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)入室できない部屋があります。(開口、カマチ、建具が無い。)

出入り口のない部屋が見つかりました。[*階, "部屋名称"]

333D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

設備を配置してください。[*階, "部屋名称"]343D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

設備情報の数が基準を超えています。(基準は「設備」の項をご参照下さい)

353D失敗

階段に関する情報が(階段レイヤ)にのみ記載されているかご確認ください。

「階段レイヤ」の階段情報が認識出来ません。363D失敗

不適合なデータでも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

階段の段数が基準を満たしていません。(基準は「階段」の項をご参照下さい)

373D失敗

(階段レイヤ)の作図を上下階で一致させてください。「階段レイヤ」の階段情報が上下階で一致していません。[*階]

383D失敗

基準数を超えるデータがあるとエラーになります。建具の数が50箇所以上の階があります。[*階]

263D失敗

必須レイヤには 低1以上のデータを作図してください。「建具レイヤ」に建具情報が見つかりませんでした。[*階]253D失敗

(柱レイヤ)のデータ有無で工法を判別して引当て部材を制限しています。

柱情報が見つかりました。2X4の図面でない可能性があります。

243D失敗

自動見積りでは、CADデータから柱の数量を拾いません。各部屋の隅にあればOKです。

柱・壁情報が多すぎます。不要なものを削除して下さい。233D失敗

K-engine建物仕様で在来工法を指定した場合、柱を 低1本作図してください。

「柱レイヤ」「壁レイヤ」に柱・壁情報が記載されていません。223D失敗

K-engine建物仕様で指定した階数と、図面の【レイヤグループ名】をご確認ください。

図面が見つかりませんでした[*階]213D失敗

仕上げの違いで壁厚が異なる場合も同じ壁厚で表現してください。

厚さの異なる壁があります。壁厚を揃えてください。203D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)玄関ドアが3D変換されないとポーチは出現しません。

玄関ドア・ポーチの作図ルールについてマニュアルをご参照下さい。

193D失敗

記載不足でも3D変換は可能です。(ただし意図しない結果になることがあります。)

「敷地レイヤ」に敷地情報が見つかりませんでした。183D失敗

チェックポイント「3D変換失敗」のときのエラーメッセージNo..

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巻末資料 2

18 部分的に3D変換されていないとき取り込んだJW図面では不足情報があったが、他の部分は立体化出来ている場合。立体化の状況からから予測される修正方法をご紹介します。

(間取りレイヤ)で廊下、ホール等と階段室を間取り線で区画してください。

平面図で片方の階の階段しか表現されていない。50内装

すれ違う段板の行きと帰りを1本の線で描いています。1段1本になるように分割してください。

階段が途中までしか立体化されない。51階段

上下階の階段を重ねて立体化するため、各階で同じ段板でも作図位置がずれていると2段と認識します。

階段の段数が多すぎる。52階段

下階の柱を上階でも認識してしまっています。上階手すり腰壁内に腰柱を配置してください。

階段手すり腰壁から柱が天井まで出ている。53階段

巾木は、(間取り線)の区画により生成されます。階段終段と間取り線を同位置にしてください。

上段( 下段)階段巾木と床の巾木に隙間がある。54階段

現システムでは、勾配腰壁に対応していません。勾配手すり壁にしたいが、腰壁になる。55階段

手すりは表現の有無に関わらず外側に自動生成されます。手すりを書いていないのに外側に設置されている。56階段

框の作図表現は不要です。(間取り線)の関係により自動生成されます。実線で描くと腰壁線と誤認識してしまいます。

玄関框、床框部分に不明な腰壁が3D変換される。57壁

(間取りレイヤ)で廊下、ホール等と階段室が区画されていません。

2階階段部分の床がふさがっている。または、1階廊下の天井がない。

49内装

壁内に残った単線も建具と認識してしまいます。不要な線データを消してください。

作図してない商品不明の建具が3D変換されている48建具

建物仕様設定で有無を指定する部材は、自動見積りで拾い出されますが、3DやアウトプットJw図面には反映されません。

「手洗いカウンター」が正しく3D変換されない。47設備

入口建具向きに自動配置されるため、複数の建具があると意図しない方向に配置されます。洗面脱衣内に配置される場合も(間取りレイヤ)では「トイレ」の区画を指示してください。

「便器」が正しく3D変換されない。46設備

(間取りレイヤ)で「洗面脱衣室」と認識されていない部屋に図形が配置されています。K-engine仕様設定でメーカー・シリーズが指定されていると近いサイズのものに変更されます。

「洗面化粧台」が正しく3D変換されない。45設備

見積り上はユニットバスに含まれますが、(建具レイヤ)に作図しないと3D化されません。

「ユニットバス入口建具」が正しく3D変換されない。44設備

(間取りレイヤ)で部屋が浴室と認識されていません。ユニットバスは矩形の浴室にしか配置できません。

「ユニットバス」が正しく3D変換されない。43設備

(設備レイヤ)に配置しているかご確認ください。(間取りレイヤ)でキッチンを含む部屋と想定されていない部屋には3D化されません。

「キッチン/キッチン収納」が正しく3D変換されない。42設備

(設備レイヤ)の一部でも玄関に掛かる位置に配置された四角形を「玄関収納」として認識します。

「玄関収納」が正しく3D変換されない。41設備

作図された柱間寸法以下の玄関ドアが登録されていません。玄関開口内に壁線や柱があり、開口幅を小さく誤認識している場合もあります。

「玄関ドア/玄関引戸」が正しく3D変換されない。40建具

(間取りレイヤ)に部屋名「フラットルーフ」の閉鎖区画を描いてください。

「フラットルーフ」が正しく3D変換されない。39外部

チェックポイント3D変換成功したが意図した形状ではない。No.

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巻末資料 2

18 部分的に3D変換されていないとき2

半壁を含む建具間口の中の柱で建具が分割されています。不要な柱を消去してください。

引き戸の引き込み半壁が開き戸になる。引戸の間口が小さくなる。

64建具

[軒線レイヤ]の該当する階と異なる軒線が記載された場合、3D化されない場合があります。ご確認ください。また、[軒線レイヤ]に記載がない場合は、自動見積の屋根形状となります。

屋根がうまく3D化できない。65屋根

自動見積仕様設定の階高・部屋高詳細設定の車庫部屋高を設定してください。

車庫内の天井に建具が食い込んでいる。車庫内のポーチが1段埋まっている。

66車庫

(間取りレイヤ)以外に部屋名称が配置されていないか御確認ください。部屋の中に部屋を内包させることはできません。(間取りレイヤ)では外側の部屋を分割させて2部屋にしてください。

部屋名、間取りが異なって3D化される。67部屋

すべてのデータを立体化の対象とします。枠外に不要なデータがないか御確認ください。

見積結果詳細のサムネイルで3D画像が小さくなる。683D表現

自動屋根生成をされています。各階の(軒線レイヤ)作図してください。

インナーバルコニー、ポーチ屋根が出現しない。下屋の棟と谷が意図しない形状で出現する。

69屋根

CAD作図されたキッチン収納幅に近似のK-engine内に登録された部品データから自動引当てします。

キッチン収納が作図寸法とちがう。分割される。70設備

バルコニー、フラットルーフは(間取りレイヤ)で区画、名称をつけてください。部屋名称がない間取り区画は大きさから自動で部屋属性をつけて部屋にしてしまいます。

バルコニー、フラットルーフに面する建具が内部建具になる。バルコニー腰壁にならない。

71部屋

ダウンロードデータは投入図として使用できません。階段、建具文字、基準点等を投入作図ルールに修正してください。

ダウンロードJWW図面を変更して再投入したが3Dエラー72再見積

2段までしか対応しておりません。ポーチ段数が作図寸法とちがう。73ポーチ

「読取り可能部屋名称」と「部屋別面積基準」があります。基準外の部屋については、意図しない結果になることがあります。※巻末資料参照

内装仕上げが意図したものと違う。63内装

(壁レイヤ)で一番多く使われた線色を一般壁、二番目に多く使われた線色を腰壁となります。建具開口部分は壁を描かないようにする等、一般壁線の本数を増やしてください。

一般壁と腰壁が入れ替わっている。62壁

別レイヤのデータをポーチ線と誤認識しています。不要データは別のグループへ移動させてください。

ポーチが取り込み図面と違う形状になった61玄関

玄関ドアと下がり壁と外壁で別区画を形成してしまいました。ドア表現を半開きにするなど、新たな閉鎖区画できないようにしてください。

玄関ドアが3D変換されない。ポーチ横に意図しない部屋がある。

60玄関

玄関ドアが配置された壁までポーチ線を繋げてください。一辺4m(車庫内2m)以上のポーチは立体化できません。

玄関ドアが3D変換されたがポーチが3D変換されていない。

59玄関

玄関ドアのエラーはポーチに影響します。玄関開口内に壁線や柱があることで開口幅を誤認識している事があります。(建具)(壁)(柱)の各レイヤをご確認ください。

玄関ドアとポーチどちらも3D変換されない。58玄関

チェックポイント3D変換成功したが意図した形状ではない。No.

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巻末資料 3

19 「間取りレイヤ」で使用できる部屋名称

「間取りレイヤ」では下記の部屋名称から部屋タイプを認識して自動見積り・3D変換をします。その他の固有の部屋名や基準広さの範囲を超える部屋領域は意図しない部屋タイプと誤認識してしまいます。大きい部屋を計画するときは、間取りレイヤでは分割して2部屋にして作図してください。※「洋*」の「*」は自由文字列となりますので、「洋室1」「洋室2」「洋間」なども洋室として認識します。※文字間にスペース(半角、全角問わず)を入れないで下さい。

その他*PS*

バルコニー(製作)*ルーフ*BL*ベランダ*バルコ*

車庫等*ガレージ駐車*車庫*

勝手口*勝手勝手口*

吹抜void吹き抜けふきぬけ吹抜*

基準なし階段室*階段*

ウォークインクローゼットウォーク*W・I・CWIC

0.25畳~3畳クローゼット・クローククローククロゼットCLクローゼット*

納戸*リネン**パントリー*ST*ストレージ納戸*

0.25畳~3畳収納・物入*収納**物入*

0.25畳~8畳小屋裏収納天井裏*小屋裏*

0.25畳~8畳押入押し入れ押入*

0.5畳~6畳便所TOILET*化粧室*WC*便所*トイレ*

1.5畳~4畳浴室(ユニットバス)ユニットバス**風呂*浴室*バス*UB*

0.5畳~4畳洗面所ランドリ*サニタリ*ユーティリティ*脱衣*洗面*

縁側広縁*縁側*

仏間仏*

床の間床間床ノ間床の間*

2畳~15畳子供室子*

2畳~15畳寝室*寝室*

2畳~15畳洋室*コーナー*ルーム洋*ゲスト*応接*

2畳~15畳書斎PC*スタディ*書斎*

2畳~15畳和室畳*タタミ**座敷和室*

1.5畳~20畳居間LD*LDK**リビング*L居間*

1.5畳~20畳食事室DK*食堂D食事*ダイニング*

1.5畳~20畳台所K台所キッチン*

基準なし廊下ローカ廊下*

0.25畳~6畳玄関玄関*エントランスS・I・CSICシューズ*

基準なしホール*ホール*

広さの基準値部屋の種別名称5名称4名称3名称2名称1

K-engineでの部屋認識JW「間取りレイヤ」で認識できる部屋名称 ( * 部分は自由文字列 )

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