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Commercial in Confidence

Blue Prism

開発ベストプラクティス第１回

Blue Prism Webinar

2020年 5月 20日

Blue Prism 株式会社

プロフェッショナルサービス

門脇豪


目次

1. RPA導入プロジェクトにおける課題

2. 開発ベストプラクティスの重要性と「良いロボット」のポイント

3. Blue Prismのエッセンス1. プロセスとオブジェクト

2. ワークキュー

3. 開発の流れ

4. 開発の際に抑えておくべき大事な点1. オブジェクト

2. プロセス

5. まとめ

Commercial in Confidence Commercial in Confidence

RPA導入プロジェクトにおける課題



3

なぜ RPA 導入が失敗するのか…



4

RPAを導入したが、

上手く活用できていない…

ROIが低い…

なぜ RPA 導入が失敗するのか…



5

時間どおりに終わらない有効稼働できず、コスト垂れ流し

業務遅延リスク増大

ロボットが止まる。落ちる

エラーが頻発するリカバリは最初からやり直し

運用工数の増大拡張、拡大に人を割けない

利用者の不満増幅

塩漬け、作り直しの発生導入当初と同じコストが毎年発生

業務の標準化が進まない

修正の工数が増大

個人が好き勝手に開発画面の一部の変更で全て作り直し

負荷増大に対応できない

人が手動実行している並列処理による負荷分散ができない



6




エラーが頻発するリカバリは最初からやり直し






個人が好き勝手に開発画面の一部の変更で全て作り直し


人が手動実行している並列処理による負荷分散ができない

運用工数の増大開発工数の増大拡張できない



7

基幹システム・業務を止めた

高負荷な処理の実行を見抜けない未完成のロボットを本番環境でテスト

情報漏洩事故が発生

統制管理が取れないログ・監査も不正

重大なセキュリティリスクを発生業務停止を引き起こす

復旧に莫大なコスト発生



8


高負荷な処理の実行を見抜けない未完成のロボットを本番環境でテスト


統制管理が取れないログ・監査も不正

重大なセキュリティリスクを発生業務停止を引き起こす

復旧に莫大なコスト発生

セキュリティリスクに対応できない統制がとれない


開発ベストプラクティス

その重要性と「良いロボット」のポイント


ベストプラクティスの重要性 ① - 安定稼働

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• 高度なエラーハンドリング• リカバリ、原状回復• 想定外のエラーもキャッチ• リトライ、再実行• 自律復旧、続行

耐障害性、回復性の向上


「良いロボット」のポイント ① - 安定稼働

11

耐障害性、回復性の向上

想定外のエラー、システム遅延タイムアウトもキャッチして、リトライする

キャッチキャッチ

リトライリトライリカバリ

データのエラーもマークして、リカバリし、次のデータを続行する


ベストプラクティスの重要性 ② - 柔軟性・拡張性

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• 並列稼働できるロジック• 拡張する際にも修正不要な作り• データボリュームに依存しない• 無人運転を可能にする技術

柔軟かつ拡張し易く


「良いロボット」のポイント ② - 柔軟性・拡張性

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柔軟かつ拡張し易く

ワークキューの仕組みが含まれるテンプレートを用いて開発データの排他制御、複数ロボットでの並列処理の実装を容易に経理

プロセス

平常時

繁忙期


ベストプラクティスの重要性 ③ - 開発・保守効率

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• 汎用性が高く再利用を促す部品• 視認性が高くメンテナンスしやすい構造• 標準化を促すテンプレートの整備• 変更影響範囲の最小化• 「アプリケーションは変わる」前提

再利用、共通部品化


「良いロボット」のポイント ③ - 開発・保守効率

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部品＝オブジェクトは、小さく、小さく作る。ロジックは入れない。シンプルな操作のみに小分けに実装する。


ベストプラクティスの重要性 ④ - セキュリティと統制

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重大なセキュリティリスクを発生 • ロボットの一元管理• 操作ログ、開発ログの自動記録• ログイン認証、ログイン履歴管理• 認証情報の一元化• 規約文書の整備と徹底

認証・認可・監査の徹底


「良いロボット」のポイント ④ - セキュリティと統制

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認証・認可・監査の徹底

作業手順作業記録

センターで一元管理

経理

人事

営業

認証/権限管理

同じ作業手順を全員で確認する。重複して作ったり、変更しない仕組みを作る作業記録をセキュアに一元管理し、改ざんされない仕組みとする

本シリーズでの対象外


ベストプラクティスの重要性 ⑤ - 品質保証

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業務停止を引き起こす復旧に莫大なコスト発生

• 設計書の作成とレビュー• 設計書に基づいたロボット開発• レビューチェックリストと相互レビュー体制• テストアプローチの整備• デプロイ手順の明確化と記録

開発～デプロイ手順の整備


「良いロボット」のポイント ⑤ - 品質保証

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設計書の作成とレビュー＝「フェーズドアプローチ」を採るレビューチェックリストと相互レビュー体制を整える本番環境でのテスト手順と立ち合いを行うデプロイ依頼書で運用する



Blue Prismのエッセンス

プロセスとオブジェクト

ワークキュー

開発の流れ



経理業務向け自動化プロセス会計システム用オブジェクト群

会計システムログイン画面

ユーザ名

パスワード

ログインボタン

… ログインボタン

ユーザー名

パスワード

ログインオブジェクト

検索オブジェクト

…

一般社員向け自動化プロセス

人事業務向け自動化プロセス

…

販売管理システム用オブジェクト群

…

呼出

呼出

呼出

入力

入力

押下

紐付

紐付

紐付

SCMシステム用オブジェクト群

会計システム Webブラウザ

会計システム

販売管理システム

SCMシステム

スケジューラ

プロセスオブジェクト

起動

アプリケーション

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経理業務向け自動化プロセス会計システム用オブジェクト群

会計システムログイン画面

ユーザ名

パスワード

ログインボタン

… ログインボタン

ユーザー名

パスワード

ログインオブジェクト

検索オブジェクト

…

一般社員向け自動化プロセス

人事業務向け自動化プロセス

…

販売管理システム用オブジェクト群

…

呼出

呼出

呼出

入力

入力

押下

紐付

紐付

紐付

SCMシステム用オブジェクト群

会計システム Webブラウザ

会計システム

販売管理システム

SCMシステム

スケジューラ

プロセスオブジェクト

起動

アプリケーション

業務フローを実装

・判断、分岐、順序、エラー処理

・起動条件、終了処理・オブジェクトの呼び出し

（アプリケーションの操作など）

※すべての業務ロジックは、「プロセス」に実装する。

各アプリケーションの操作内容を実装

・書き込み、読み込み、ボタン押下、画面遷移

・起動、クローズ、ログイン、ログアウト

※１画面：1オブジェクトの単位で、「オブジェクト」を実装する。

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Commercial in Confidence 23


プロセスAオブジェクト

プロセスB

バックエンドシステム

新しい自動化の案件/依頼が来たとき、同じバックエンドシステムを使う際の処理（ログイン、検索、入力、…）を一部/全て再利用できる

再利用による特長

1.成果物作成の工数が減少2.変更時の影響範囲特定が容易3.テスト工数の低減

Blue Prismはプロセスとオブジェクトを分離デスクトップ自動化ツールはその構造上、再利用性に乏しい

プロセスA

オブジェクトに相当する処理

プロセスB


…

プロセスC


同じ処理、ロジックがプロセスを横断して散在するため、再利用性に乏しい

オブジェクトという考え方がなく、集中管理されていない状態で、人手で再利用のためのプロセスを仕分けて管理していくのは現実的に不可能

……

…

…

プロセスとオブジェクトの依存性を一覧表示可能



プロセスAオブジェクト a（画面ごと）


オブジェクト b（画面ごと）

オブジェクト c（画面ごと）

プロセスB

プロセスC

プロセスZ オブジェクト z（画面ごと）

…

…

業務の流れシステムの流れ


プロセスA

プロセスB

プロセスC

プロセスZ

…

業務とシステムの流れが混在

画面cに変更が起きた時…

• どこを直せばよいかが明確• 直す個所を最小化

画面cに変更が起きた時…

• どこを直せばよいかがわからない。自動生成されたプロセスを探してまわる

• 直す個所が分散し、同じ修正を複数回、行う

• 同じレコーディングを繰り返すことは、効率的でも正確でもない

自動化の取り組みを継続・拡大し、後々まで維持管理していく場合は、混在方式は適さない

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ワークキュー（Work Queue）

➢ 順序性を担保する➢ 複数同時に処理（= 「スケーラビリティ」）➢ 途中で１つの処理が中断した場合に、次の処理から

回復して処理を続行する（= 「回復性」）➢ 1つの処理が完了した時点でそれ以降の次の

処理を中断する（= 「コントローラビリティ」）

処理

処理したい仕事を一列に並べ、順々に処理する仕組み

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ロボットの作成・実行の流れ

1. プロセスの設計：「流れを分割する」

2. 業務フロー図の作成

3. レイヤー構成（プロセスとオブジェクトの分割）の設計

4. ターゲットアプリケーションの操作（「SPY」）とオブジェクトの作成

5. プロセスページの作成

6. コントロールルームでの実行

～ Blue Prismにおけるロボットの作成と実行の流れ～

設計

構築

再利用性 → エンタープライズで展開回復性 → 業務を止めない制御性 → ガバナンスとコントローラビリティ

なぜ設計が大事か

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開発の際に

抑えておくべき大事な点


オブジェクト開発で抑えるポイント

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Blue Prism開発ベストプラクティスでは、オブジェクトの大きさ、粒度、エラーに対する考え方、を抑えることで、耐障害性、回復性、再利用性の高い、オブジェクトの開発が可能となる

1. ひとつのオブジェクトの大きさ

2. ひとつのオブジェクトアクションページの粒度（実装する内容）

3. 待機ステージ・スリープの使い方

4. エラーハンドリング

5. オブジェクト設計書

来週開催のWebinar「開発ベストプラクティス第２回 - オブジェクト構築編」

で詳しく説明していきます。


プロセス開発で抑えるポイント

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Blue Prism開発ベストプラクティスでは、プロセスの大きさ、エラーに対する考え方、を抑えることで、耐障害性、回復性、拡張性、メンテナンス性の高い、プロセスの開発が可能となる

1. ワークキューの使い方

2. エラーハンドリング

3. プロセステンプレート

4. プロセス設計

5. ひとつのプロセスの大きさと複数プロセスへの分割

再来週開催のWebinar「開発ベストプラクティス第３回 – プロセス構築編」

で詳しく説明していきます。


まとめ



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導入/利用期間

累積コスト

1. 自動化の成果物（オブジェクト）の再利用・変更容易性2. 本番環境のランタイムリソースのみが課金対象3. リソースを有効活用し、ロボットが上限いっぱいまで稼働

1. 場当たり的な実装、変化への対応が難しい2. PCやユーザー、PGMが増えるたびに課金が行われる3. 無駄が多いリソース配置、働いてないロボットの増加



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導入/利用期間

累積コスト



負荷増大に対応する

柔軟性、拡張性ロボットが止まらない、落ちない

耐障害性、回復性開発・保守を効率化する


① エラーハンドリング

「自動で回復、リトライ、続行」② ワークキュー＆テンプレートを使い

「排他・並列の仕組みを標準化」③ 共通部品の作り方

「より小さく、ロジックを排除」

再利用が可能で、効率的なロボット構築を実現する、ベストプラクティス



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導入/利用期間

累積コスト



セキュアに一元管理できる

認証・認可・監査の徹底事故を未然に防ぐ


⑤ スキル醸成を促す体制

「相互レビュー、設計責任機関」④ 手順書、成果物の

「一元管理、監査証跡」

再利用が可能で、効率的なロボット構築を実現する、ベストプラクティス本シリーズでの対象外


トレーニングマテリアルと認定試験

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開発者の育成、スキル向上、ステップアップ、チーム拡大を促進する仕組み、それを支えるトレーニングパスとマテリアルの整備



まとめ

RPA 導入の成功、高いROIを達成するロボットを構築・実装するには。。。

➡ 無人運転ができる、耐障害性、回復性の高いロボットを作りましょう！「エラーで落ちない」「エラーが発生しても、業務は止めない」「エラーが発生しても、振り分け対応、リカバリが容易」

➡ 並列稼働にいつでも移行できる、柔軟性、拡張性の高いロボットを作りましょう！「データ量が増えても、修正することなく、並列化が可能」「前の処理がおしても、スケジュール調整が不要」

➡ 誰でも部品を再利用できる、再利用性の高いロボットを作りましょう！「様々な業務に柔軟に利用できる、共通部品化」「プロセス開発の生産性向上を支援する、大量の部品群」「誰が見ても、中身がすぐわかる、メンテナンス性の高い実装ルール、標準化」

第２回、第３回で具体的なテクニックをお伝えします


ご清聴、ありがとうございました36


免責

この資料に記載されている情報は、この資料の発表時点におけるBlue Prism 株式会社の見解を反映したものです。 Blue Prism 株式会社は市場の変化に対応する必要があるため、この資料の内容に関する責任をBlue Prism 株式会社は問われないものとします。また、発表日以降は記載されている情報の正確性を保証できません。この資料は情報提供のみを目的としています。

明示、黙示、または法令に基づく規定にかかわらず、これらの情報についてBlue Prism 株式会社はいかなる責任も負わないものとします。Blue Prism 株式会社は、この資料に記載されている事項に関して、特許、申請中特許、商標、著作権、および他の知的財産権を所有する場合があります。別途Blue Prism 株式会社のライセンス契約上に明示の規定のない限り、この情報はこれらの特許、商標、著作権、またはその他の知的財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。

2020年5月20日

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