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人材育成から見た上流工程のパラダイムシフト 2015522独立行政法人情報処理推進機構 IT人材育成本部長 理事 田中 久也 1

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人材育成から見た上流工程のパラダイムシフト

2015年5月22日

独立行政法人情報処理推進機構IT人材育成本部長理事 田中 久也

1

本日お話すること

1.日本をとりまくビジネス環境とIT人材の課題

2. これからのIT人材に求められるもの

3. 上流工程のパラダイムシフト

2All Rights Reserved, Copyright©IPA2015

Copyright © 2015 IPA. All rights reserved.3

2.日本をとりまくビジネス環境とIT人材の課題

(1)日本をとりまくビジネス環境

Copyright © 2015 IPA. All rights reserved.

貿易構造

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

金額(

単位100万ドル)

年度

ICT市場の推移

日本 米国 BRICS

日本と世界のGDP

日本をとりまくビジネス環境

グローバル競争

コモディティな製品から

高付加価値製品・サービスへ

価格競争に陥らない

グローバルニッチ市場へ

4

・イノベーション

・販路拡大

・生産性向上

源泉のIT投資0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

80000

90000

2003 2013

GDP日本 GDP世界

‐14‐12‐10‐8‐6‐4‐202468

H21 H22 H23 H24 H25

0 10 20 30

その他

輸送用機器

電気機器

一般機械

原料

化学薬品

鉱物燃料

原料

食料品

輸入 輸出

GDP、IT投資とも日本だけが横ばい

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ITをドライバとした産業力強化(経産省)

IT融合重点6分野-日本が貢献できる世界共通の価値-

5

セキュアな国家・システム

スマートアグリ

農業の生産性向上と食の安全

スマートグリッド・コミュニティ

省エネ 持続可能な社会

自動車/交通

交通事故死 ゼロの悲願

スマートヘルスケア

世界に先駆けての高齢化への対応

コンテンツ

世界に誇れる日本の伝統文化とサブカル

ロボット

快適で安心 安全な社会

財産を守る・情報の改竄

・情報の破壊行為

・なりすまし

・DDoSによる機能マヒ

・Fishing による情報漏えい

・内部不正

生命を守る・一桁二桁上の信頼性

・外部操作による誤動作

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2015セキュリティ10大脅威と企業の関心事項

6

1. オンラインバンキングやクレジット情報の不正利用2. 内部不正による情報漏えい(前年11位)3. 標的型攻撃による情報漏えい4. ウエブサービスへの不正ログイン5. ウエブサービスからの顧客情報の窃取6. ハッカー集団によるサイバーテロ7. ウエブサイト改竄8. インターネット基盤技術の悪用9. 脆弱性公表に伴う攻撃の発生10. 悪意あるスマートフォンアプリ

ユーザー企業ユーザー企業 情報セキュリティにおける関心事

利用部門を含めた人材強化の必要性

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(2)日本のIT人材の現状と課題

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ユーザ企業

IT企業(PKGベンダー)

IT企業(ハードベンダー)

IT企業(組込)ベンダー系,独立系

個人

IT部門

事業部門

IT企業(ウエブサービス)

事務系ソフト(受託開発)

組込ソフト(受託開発)

製品

IT企業(SIer)ハードベンダー系

IT企業(SIer)独立系

IT企業(ベンチャー企業)

サービス

26万人 80万人

日本のIT技術者はどこに マンパワー取引(ソフトの目方売り)

8

価値の取引

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ゲーム

価格=

楽しいゲーム

プログラム行数

プログラム行数

時間× ×

時間

金額×

ゲーム

楽しい=

楽しい

価格

価値の取引 創造性 マンパワー取引

マンパワー取引 (ソフトウエアの目方売りとは)

IT機能

コスト=

IT機能

時間

時間

コスト××=

価値

コスト

価値

IT機能×

受託開発クラウドサービス(パッケージ)

攻めのIT

9

プログラム行数

プログラム行数

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世界のIT技術者はどこに

ユーザ

ベンダ

PKG、ツール、サービス

ユーザ

(ソフト価値取引、市場原理)

ベンダ

受託開発 (ソフト目方取引価値取引ではないので市場原理が働きにくい)

941,410 

3,062,000 

1,452,000  1,446,809 819,000 

2,362,300 

4,263,000 

554,069  365,416 

276,000 

0

1,000,000

2,000,000

3,000,000

4,000,000

5,000,000

6,000,000

7,000,000

8,000,000

US(2010) EU(2013) CHN(2010) IND(2010) JPN(2013)

(Worker)

ICT other sectors

ICT sector

欧米型

10

日本型

受託開発が価値ではなく、量の取引になっていることが⽇本のIT技術者の価値を下げている。

欧⽶では、新たなソフト製品の発表会には、ユーザ企業の技術者が押し寄せ歓喜する。⽇本では、ベンダー技術者が押し寄せ⾆打ちする。

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人材不足の現状

11

【IT人材の「量」の過不足感】

ユーザー企業ユーザー企業 IT企業IT企業

IT企業の⼈材の量的な不⾜感は、2007年度並みになってきたが・・・

IT人材白書2015

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人材不足の現状

それほど増えていない

中途採用

【昨年度採用数との増減】

IT企業はユーザ企業の雇⽤調整の役割になっている。 量の不⾜は2020年までと6割の企業が考えている。

新卒採用

【IT人材の「量」の過不足感】

いつまで不⾜は続くか? ⼈材採⽤は?【IT人材の量的不足感の見通し】

IT人材白書2015

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1000人単位で仕事が消滅

ソリューションサービスへの移行難航

A社 自社システムからASPへ

B社 自社システムからクラウドへ

特需での人不足の裏で進行していること

構造改革遅れる

3Kの風評

ユーザー企業 ITベンダー今後利⽤を拡⼤を予定しているITサービス 今後提供を拡⼤を予定しているITサービス

受託継続

→ 特需(2015年問題等)によって、ベンダーのシフトも停滞?

13

サービス志向化

ITビジネスの動向

従来型の受託開発は、確実に減少する。ユーザの求めているのはソリューションサービスだが、ITベンダーの構造改⾰が遅れている。

相変わらず、受託開発の3K⾵評がぬぐえない。

意識乖離

ユーザー企業とITベンダでの志向ギャップ

IT人材白書2014

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IT人材の環境は3Kか? きつい

帰れない

給料が安い

厳しい

キリがない

気が休まらない

缶詰状態

心を病む

消える人続出

許容出来ない上司

公開できない雇用関係

休暇がない

彼氏ができない

彼女ができない

結婚できない

子供が作れない

化粧ののりが悪い

気が狂いそう 14

1988年のとあるプロジェクトの風景

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7.3%

14.3%

7.8%

11.7%

20.2%

48.9%

45.4%

29.1%

43.0%

48.4%

39.1%

27.2%

34.2%

34.7%

29.9%

48.6%

23.6%

29.1%

21.7%

10.4%

10.7%

8.6%

13.0%

19.2%

13.2%

10.6%11.9%

3.1%

7.7%

31.9%

48.1%

47.4%

0% 25% 50% 75% 100%

給与 ・報 酬

職場 の雰囲 気

仕事の充 実感・達成 感

仕事の内 容(希望に合った仕 事かど うか)

労働時 間

社内で の今後 のキャリアに対す る見 通し

休暇 の取りや すさ

プ ライベートとの両 立

満足して いる ど ちらかと言 えば満 足して いる

どちらかと言え ば満足 していない 満足 していない

N=1000

7.3%

34.0%

31.6%

31.6%

35.1%

39.6%

44.7%

46.8%

49.4%

51.3%

3.7%

5.2%

4.2%

3.1%

4.4%

36.1%

42.4%

46.1%

14.0%

15.3%

14.8%

15.0%

12.8%

11.5%

0% 25% 50% 75% 100%

社員・従業員を大切にしている

この会社に長く勤めたい

この会社に満足している

正当・公平な人事評価が行われている

会社のビジョンが明確である

今後も成長・発展すると思う

よく当てはまる どちらかと言えば当てはまる

どちらかと言えば当てはまらない まったく当てはまらない

N=1000

15

IT人材の環境は3Kか?

⾵評とは異なる全体感

全体としてはIT技術者の作業環境は改善されている。(⼀部のブラックと⾔われる企業の状態は個別に考えるべき。)

しかし、⾵評としての3Kイメージを変えなければならない。

仕事の満⾜度 会社の満⾜度

IT人材白書2010

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49.2%

32.6%

32.0%

34.2%

29.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

自分の現在のスキルが将来にも通用するかどうか分からない

自分の会社が、将来も今と同じ状況にあるかどうか分からない

常に新しい技術について勉強しなければな らないので、負担に感じる

このまま この会社に勤め続けても、自分が望む給与が得られない可能性がある

現在の業務が忙しくて 、スキルアップの時間がない

46.4%

51.0%

47.0%

51.7%

44.7%

41.7%

39.3%

35.7%

28.7%

34.2%

34.7%

38.0%

39.0%

42.0%

3.9%

3.0%

3.4%

4.0%

3.7%

5.3%

4.0%

13.9%

15.4%

9.7%

13.7%

14.0%

14.7%

17.3%

0% 25% 50% 75% 100%

全産業(N=1499)

IT(ソフトウェア)関連(N=300)

食品・フードサービス(N=149)

銀行・証券・保険・その他金融(N=300)

建設/土木・住宅・不動産/運輸・倉庫(N=300)

自動車・自動車部品/機械・機械部品(N=300)

商社/マスコミ・広告/ホテル・旅行(N=150)

そう思う

どちらかと言えばそう思う

どちらかと言えばそう思わない

まったくそう思わない

16

では、何が課題か ⽇本のIT技術者は将来への不安が⼤きい。世界的には稀有。 技術変化への不安と所属企業への不安。不安だが、何を勉強して

良いかが分からない⼈が多い。将来への不安

不安の原因⾃分の

技術、会社への不安

IT人材白書2010

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よく当てはまる

どちらかといえば

当てはまる

どちらかといえば

当てはまらない

ったく当てはまらない

 よく当てはまる(N=37) 59.5% 40.5% 0.0% 0.0%

 どちらかと言えば当てはまる(N=316) 2.2% 64.9% 29.7% 3.2%

 どちらかと言えば当てはまらない(N=494) 0.2% 18.6% 75.7% 5.5%

 まったく当てはまらない(N=153) 0.7% 2.6% 29.4% 67.3%

 

今後も発展・成長すると思う

会社のビジ

ョンが

明確である

17

経営者のビジョン

経営者の将来ビジョンが明確だと不安が無い。

経営者のビジョンと将来への期待

IT人材白書2010

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自分の将来のキャリアに不安があるグループとないグループとの比較分析

18

「将来のために勉強した方がいいことは分かっているが、なかなか行動に移せな

い」との問いには将来キャリアに不安のあるグループのほうが当てはまると回答

した割合が高い。

「忙しい中でどのような勉強をしたらよいのかわからない」との問いには将来

キャリアに不安のあるグループのほうが当てはまると回答した割合が高い。

51.3%

79.4%

48.7%

20.6%

0% 25% 50% 75% 100%

将来キャリアに不安なし(N=310)

将来キャリアに不安あり(N=690)

よくあてはまる、どちらかと言えばあてはまる

どちらかと言えばあてはまらない、まったくあてはまらない

39.4%

63.3%

60.6%

36.7%

0% 25% 50% 75% 100%

将来キャリアに不安なし(N=310)

将来キャリアに不安あり(N=690)

よくあてはまる、どちらかと言えばあてはまる

どちらかと言えばあてはまらない、まったくあてはまらない

IT人材

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将来への期待があれば勉強する

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受託開発の現状受託開発の現状

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IT機能

コスト=

IT機能

プログラム行数

時間

時間

コスト××

顧客または一次請けから提示されたシステムを開発(労働力の提供契約)

従来型の受託開発

提案型の受託開発

自社の得意分野の業務、または技術を基に顧客や一次請けに提案する受託開発

(創造性が含まれるソリューションサービスの一種)

受託開発が悪いわけではない

20

プログラム行数

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問題視 されているマンパワーの請負構造(人買い)

多重請負(再委託)が悪いわけではない。

あるべき請負構造(プロフェッショナル連鎖構造、不足技術の補完)

生産管理システム

10000行

10人月

1000万円

生産管理システム

●○○○○●○○○○

●PM

●●●○

●●○○

●○

インテグレーション

受発注

部品表

ALC

ネット

ワーク

セキュ

リティ

350万円

500万円

180万円

60万円

60万円

@90 @80 @70 @60

●●●

●●●

●×11

●×8

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IT企業の売上における受託開発比率 【従業員規模別】

IT企業IT企業

従来型と提案型の受託開発を行う人材育成状況の比較 【IT企業】

低 高

受託開発比率

従来型の受託開発⽐率はまだまだ⾼いが、⼩規模企業は⾃社ビジネスの⽐率が⽐較的⾼い。課題は中間層。

また、従来型の受託ビジネスを主に⾏っている企業は⼈材育成もしていないところが多い。

22

IT人材白書2014

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一次請け比率

中規模ベンダーが⼀次受け⽐率が⾼い。(⾃社のマーケットをもっている)

● ⼩規模ベンダーも⼆次請けばかりとは⾔えない。

IT人材白書2014

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A社 B社 C社

SI(個別システム開発)→ メニュー(仕様)化されたサービス

◆クラウド技術がサービス化を

さらに加速する

◆労働集約型から付加価値の競争

(イノベーション競争)

◆単独のビジネスモデルから

多様なビジネスモデルへ

SI

SI

25%

34%

アウトソーシング等のサービス

グローバル化が進んでいるSIer 国内SIer (2011年)

24

グローバルITベンダーの売上比率

グローバルSIerは、サービスビジネスシフトが進んでいる。⼀⽅、国内SIerは、事業区分すら出来ていないところが多い。

クラウド技術がサービス化をさらに加速する。

グローバルマーケットでのITサービスの売上(物販を除く)

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では、変革の意識はもっているかでは、変革の意識はもっているか

25

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IT企業の受託開発実施企業の将来拡大予定

従来型受託開発

従来型&提案型受託開発

提案型受託開発

変革の意識を持っているのかIT企業のビジネスシフトの実態

IT企業IT企業

70.8%

(表1) 受託開発の型

従来型 “発注者の意向に沿う形の再委託もある”形態の受託開発

提案型 “自社が得意な技術・業務分野を生かした”受託開発

将来は、従来型受託開発からビジネスシフトする意向あり

受託開発でも、「業務特化」や「技術特化」に移⾏していきたいという意思は確認できる。

26

IT人材白書2014

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従来型受託開発以外の事業実施状況【IT企業】

IT企業IT企業

一次請けではない企業は、事業実施の計画はあるが実行に至っていない

一次請け企業は「必要性」を感じていない

ほぼ半数のIT企業が従来型ビジネスからのシフトを始めている。 受託開発における「⼀次請け⽐率」の⾼いITベンダーで、変⾰できて

いない企業は変⾰の必要性をあまり感じていない。 「⼆次請け⽐率」の⾼いITベンダーは、変⾰の必要性を感じていても

なかなか進んでいない企業がある。

27

変革の意識を持っているのかIT企業のビジネスシフトの実態

「ビジネスシフト」とはIT人材白書2014では、「受託開発を行う

IT企業における事業内容の変化」と定義

IT人材白書2014

Copyright © 2015 IPA. All rights reserved. 28

IT企業 ユーザ企業(IT部門のみ)

ダイバーシティ

●女性比率、外国人比率ともにはIT企業がやや多い。

11-30% 11-30%

0% 0%

IT人材白書2015

女性比率 女性比率

外国人比率 外国人比率

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人材不足とダイバーシティダイバーシティ(多様性)マネジメントの現状

⼥性活⽤は、⼈材不⾜解消に⼀定の成果をあげている。

【IT企業の人材の不足感(女性比率別)】

IT企業IT企業

IT人材白書2014

⼥性⽐率はダイバーシティマネージメントができているかの指標(多様性の受容、キャリアや処遇の透明性)

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IT企業IT企業

IT企業の女性比率【事業内容別】

⼥性⽐率の⾼いのはサービス

低いのは受託開発と⼈材派遣

30

人材不足とダイバーシティダイバーシティ(多様性)マネジメントの現状

IT人材白書2014

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IT人材の流動の実態

IT企業IT企業 中途採用(キャリア採用)の割合

ユーザー企業ユーザー企業

ウェブ企業ウェブ企業

中途採用したIT人材の最も多い直前の勤務先

適材適所な人材配置のために、求められる社内・社外からの人材の流動

2012年度に中途採用した人材数÷IT人材数 (a)「IT人材白書2014」

IT人材推計数 (b)

中途採用されたIT人材推計数

(a)×(b)

IT企業 (N=754) 3.4% 819,000人 28,000人

ユーザー企業(IT部門) (N=321) 3.6% 276,000人 10,000人

ウェブビジネス企業 (N=105) 27.1% - -

合計 1,095,000人 38,000人

IT人材を如何に確保するか

⼈材流動は起こっている。(⼈材の質的マッチができれば、さらに加速するはず。)

31

IT人材白書2014

2. これからのIT人材に求められるもの

(1)インターネットサービス(ウエブ系技術者)(2)情報セキュリティ人材(3)ITを使った新サービス、新製品を創出する人材

32All Rights Reserved, Copyright©IPA2015

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インターネットサービス(ウエブ系技術者)インターネットサービス(ウエブ系技術者)

33

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ウエブビジネス市場の拡大

「経済産業省平成23年度次世代高信頼・省エネ型IT基盤技術開発・実証事業(ウェブビジネスの動向を踏まえたIT産業における競争力強化戦略に関する調査研究)より」

近年、ITの分野では、インターネットを活用した“WEBビジネス”が急速な拡大を見せている。新たな需要を創造する今後の成長

産業のひとつとして捉え、人材を取り巻く環境や人材の実態について、今年度調査にてその一部を明らかにした。

WEB企業

34

IT人材白書2013

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35

IT企業におけるWEB関連業務への人材のシフト(配置転換等)の実施状況

IT企業においてWEB関連ビジネスへの「大幅なシフトを進めている」企業の割合はそれほど高くはないが、「ある程度の規模の

シフトを進めている」、「少しだけシフトを進めている」とする企業の合計の割合は3割を超える結果となっている。また、「現在検

討している」と回答した企業を加えると「WEB関連サービスに携わる人材」が「いる」と回答したIT企業のうちの半数以上の企業

が、WEB関連業務への人材のシフトを意識していると言える。

従業員規模別の結果を見ると、こうした動きは、従業員数が100名以下のIT企業において活発に見られる。

IT企業

20.7% 39.0%2.8% 12.7% 22.1%

0% 25% 50% 75% 100%

N=213

大幅なシフトを進めている ある程度の規模のシフトを進めている

少しだけシフトを進めている 現在検討している

特に取り組んでいない 無回答

6.1% 16.3%

14.3%

7.9%

10.7%

18.8%

18.4%

23.2%

25.4%

25.0%

12.5%

24.5%

17.9%

14.3%

25.0%

28.6%

41.1%

46.4%

37.5%

6.1%

3.6%

6.3%

0.0%

0.0%

0.0%

3.6%

22.2% 42.9%

0% 25% 50% 75% 100%

30名以下(N=49)

31名以上100名以下(N=56)

101名以上300名以下(N=63)

301名以上1,000名以下(N=28)

1,001名以上(N=16)

大幅なシフトを進めている ある程度の規模のシフトを進めている

少しだけシフトを進めている 現在検討している

特に取り組んでいない 無回答

※WEB関連サービスに携わる人材がいると回答した企業のみ

IT人材白書2013

IT企業全体の3割強がウエブ関連ビジネスへシフトの動き

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ウェブビジネスに携わるIT人材(インターネット専門職) と既存のIT人材(SE) の求人倍率の比較を下記に示す。転職市場において、「SE」の求人倍率は大きな伸びはないが、インターネット専門職の求人倍率は、2010年と比較して約5.1倍と増加し続けている。

ウェブビジネス企業において人材不足を感じている事業内容は「スマートホン・タブレットアプリ開発」「ウェブビジネスコンサルティング、データ分析」「ウェブサイト構築(デザイン)・ウェブコンテンツ制作の請負」が突出して高い。

ウェブビジネス動向とウェブ技術者

猛スピードで変化するウェブ業界で働くということ

ウェブ企業ウェブ企業

インターネット専門職とSE求人倍率の比較(株)リクルートキャリア社内調べ 有効求人人数÷有効登録者数(2013年7月現在)

現在実施している事業のうち人材不足を感じている事業【ウェブビジネス企業】

転職市場で人材需要が高まり続ける「インターネット専門職」

36

IT人材白書2013

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ウェブ企業ウェブ企業 ユーザー企業ユーザー企業IT企業IT企業

今後拡大を予定しているIT人材で重視する「人間力」今後拡大を予定しているIT人材で重視する「技術力」

能力区分

技術力 知識、スキル

人間力(コンピテンシー) 行動特性、社会・対人関係、自己制御等

変化の早いウェブビジネスの特徴に即した能力を重視

必要とされているのは、ウエブ系技術とデータ解析技術、発想⼒、企画⼒とスピード 従来型の⼈材に求められてきたことと異なる

37

ウェブビジネス動向とウェブ技術者

猛スピードで変化するウェブ業界で働くということIT人材白書2014

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企画、開発、運用を兼務した少人数で開発体制

WEB企業の中でも、特に個人対象の取引を

主体とするB to Cサービス企業では、企画

から開発、その後のサポートまでを少人数

のチームで一貫して行っている傾向が把握

された。開発期間が短いことが多く、仕様変

更にも柔軟に対応する必要があることから、

開発手法としてアジャイル開発を用いる傾向

が見られる。

WEB企業インタビュー

各チームのエンジニアが企画、開発から運用までを分担して担当している。 自社サービスを支えるシステムは内製を基本としている。外注する場合も、技術者派遣を利用

し、自社に来てもらう形で開発業務を実施している。 自社でニーズを発見しシステムを開発することを強みとしているため、システムはほぼ内製し

ているが、開発ツールやユーザーサポートなどの一部のシステムは他社から購入している。

企画が決まるとメンバーが集められてスクラムが組まれ、2週間単位のスプリントで開発が進め

られる。

以前より仕様変更が多いなどの業務上の要求から、現場主導で自然にアジャイル開発を行うよ

うになっている。

提供するサービスの区分ごとに、企画、開発、運用の担当者を配した組織を設けている。開発と検証結果のサイクルを素早く回転させるため、組織の規模は10人以下としている。

インタビュー調査より

「WEB技術者」は他のIT技術者と比較して「アジャイル型」と回

答した割合が最も高くなっている。「ベンダーIT技術者」の半数

以上は「ウォーターフォール型」と回答しており、開発スタイル

に違いが見られる。

(参考)IPAでは2011年度「今後のIT人材スキルセット委員会報告

書」でインターネット関連企業における「開発体制」について、報

告書を公開している。

(出典)IPA「今後のIT人材スキルセット検討委員会報告書」

16.2%

31.3%

25.5%

36.4%

57.5%

46.1%

52.4%

43.9%

26.3%

22.7%

22.0%

19.7%

0% 25% 50% 75% 100%

ベンダーIT技術者(N=395)

ユーザーIT技術者(N=128)

組込み技術者(N=286)

WEB技術者(N=66)

アジャイル型 ウォーターフォール型 その他

※アジャイル型(開発の迅速性や開発者個人の能力・意欲を重視するエクストリーム

プログラミング(XP)、スクラム(Scrum)開発、機能駆動開発(FDD:Feature-Driven

Development)など)

※その他(ウォーターフォール改良型など)(開発工程の早い段階で試作品を作成する

プロトタイプモデルやスパイラルモデル(反復型・繰り返し型・インクリメンタル型)など、

伝統的なウォーターフォール型に改良を加えたものなど)

業務において最もよく用いられる開発プロセス(技術者別)

インターネット関連企業における「企画・開発・運用を一体で行う役割」

IT人材

開発のスタイルや役割分担が従来型のIT企業と異なる。 従来の⼤きいことがスキルが⾼いのではなく、速いことがスキルが⾼い。

38

WEB企業

IT人材白書2014

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開発手法

アジャイル型開発の状況

最もよく使用する活用手法

開発手法を学習した場所【使用する開発手法別】

IT人材IT人材

アジャイル型開発のノウハウを身につける場は独学が多い

ウェブビジネスでアジャイル型が高い割合で採用される中、IT企業の使用割合が最も低い

アジャイル型開発は、「独学」が多く、学ぶ「場」がない。

39

IT人材白書2014

アジャイル型開発は欧⽶企業に⽐べ⽐率が少ない。 ウエブビジネスではアジャイルの⽐率が⾼い。

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情報セキュリティ人材情報セキュリティ人材

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情報セキュリティ人材

高度化する脅威に対抗できるか

ユーザー企業ユーザー企業

IT企業IT企業

情報セキュリティにおける関心事

情報セキュリティにおける関心事

「セキュリティマネジメント(運用・体制)」が「攻撃」への関心を上回る

⼀般企業では、セキュリティマネージメント⼈材が⾜りない。(8万⼈⾜りない、16万⼈スキル不⾜はセキュリティマネージメント⼈材。)

ハッカーの不⾜は別の観点(国益の課題)

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IT人材白書2014

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「情報セキュリティ人材」とはIT人材白書2014においては、ITSS(ITスキル標準)とUISS(ユーザースキル標準)に定義されている、IT企業やユーザー企業の情報システム部門のIT人材であり、他社に情報サービスを提供する者を指す。

ユーザー企業ユーザー企業

IT企業IT企業

情報セキュリティ人材育成の取り組み状況

セキュリティマネージメント⼈材の育成も遅れている。

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情報セキュリティ人材

高度化する脅威に対抗できるか IT人材白書2014

→セキュリティマネージメント試験の新設(予定)

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ITを使った新サービス、新製品を創出する人材ITを使った新サービス、新製品を創出する人材

「攻めのIT」、 「IOT 」 への人材状況

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攻めのITにむけてユーザー企業の現状と課題

IT部門に期待される役割として注目

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ユーザー企業ユーザー企業

IT部⾨は、業務プロセスの改善や新事業、新サービスの創出が今後期待されると考えている。

IT人材白書2015

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攻めのITにむけてユーザー企業の現状と課題

ユーザー企業ユーザー企業

ただ、現状は業務プロセスの改善や新事業、新サービスの創出は「事業部⾨」が担う⽐率が⾼い。

ウエブ系システムは外部企業頼り。(スキルが追い付いていない)

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攻めのITにむけてユーザー企業の現状と課題

ユーザー企業ユーザー企業

今後、全社のIT企画はIT部⾨が担う意識。運⽤は外部委託が拡⼤傾向

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今、求められているIT人材の役割とスキル

(新事業・新サービスを創出する人材)

新事業、新サービスの創出を担う⼈材が必要だが、確保できていない。

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ユーザー企業ユーザー企業IT企業IT企業

IT人材白書2015

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複数の技術が必要

組込み技術者組込み技術者 モバイルソリューションモバイルソリューション

IoT、ビッグデータに向けて必要なスキル IT人材白書2015

ウエブ技術、セキュリティ、オープンソフトウエア、スマートデバイス、デザイン力

M2M(制御、センサー関連)、ビッグデータワイヤレス、クラウド、セキュリティ

3. 上流工程のパラダイムシフト

49All Rights Reserved, Copyright©IPA2015

価値創造(イノベーション)に向けて

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OutputからOutcomeヘ

開発を担う役割からイノベーションを担う役割への転換開発プロセスの役割分担で生きている人は?

上流工程とは何か?

コンサルタント!

プロマネ!

ITアーキテクト!

何の先生? えっ 結果は保証できない?

何のプロジェクト?

技術の細かいことは専門家?

稼働後の効果はユーザ責任?

実装は別の人がやるんですか?

EAが大事?

システム監査!セキュリティホールを見つけてもらえます?

ポータルサイト経由の売上が伸びない原因は誰が見てくれますか?

課題の整理?

ITガバナンス?

大きい?

クラウドサービス使っちゃだめですか?

経営のガバナンスじゃないんですか?

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上流工程とは何か

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要求分析?

要求獲得?

要求創造?

関係者インタビュー→要求リスト→ソフトウエア要求仕様

ユーザーは全ての要求を出すことは出来ないことがある。

ファシリテーション プロトタイピング アジャイル

分析メソドロジ モデリング

シーズを提供し要求(価値)を創りだす。

ユーザーは技術的に何が出来て何ができないか理解していないことがある

価値を発見しシーズを創りだす。

パッシブからアクティブへ

アクティブからクリエーティブ

ユーザーは自らが何を欲しているか理解していないことがある

ユーザーは自らが何も欲していないこともある。

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創造的(シーズを創りだす)人材

「未踏」

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価値創造プロセス

思い着想

仮説

検証

理解・共感対象に対する深い理解と共感を得る

価値発見新しい価値を見つけビジネスアイデアとしてまとめる

ビジネスデザインアイデアをビジネスで実現する姿を描く

ビジネス実証価値を生み出すビジネスモデルになっているかを検証する

ビジネス展開顧客や社会に新しい価値を提供する

フィードバック対象への理解・共感

問題・価値定義創出されたアイデア

実現するビジネスモデル

事業化判断事業計画

実現された新しい価値

価値創造プロセスのダイナミズム

⇒価値創造プロセスはウォーターホールモデルのような順序性は規定できない⇒新たな価値創造への思い・着想をトリガーにするがスタートポイントは様々⇒各プロセス間、各プロセス内で仮説・検証が繰り返される

イノベーションは起こす人材は育成できるか?

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価値創造(イノベーション)人材の能力

IT融合能力

価値創造能力

イノベーション関連基本知識・能力

ビジネス関連知識・能力

IT関連知識・能力

ITとビジネスの融合力

前提知識・能力

価値実現力価値発見力

イノベーション実現力

実践力

実践における体得によって得られる能力

「ITとビジネスの融合能力」と「イノベーション実行力」を併せ持ち、新たな価値を創出する

座学や演習でも獲得できる知識・能力

IT融合人材に特に求められる能力は「価値発見力」と「価値実現力」⇒「価値発見力」:思い・着想を共体験等によって、イノベーションの芽となる対象に対し深い理解・共感を得ることができる⇒「価値実現力」:多様な人材とのダイアログや未来への洞察により、問題の本質や真の価値を発見し、ビジネスや社会に適用できるアイデアとして他の人に共有できる形に構想することができる

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情報系教育の新しい潮流・デザイン学の概要と情報学の重要性

【デザイン学における情報学の位置づけのイメージ】

現代社会における問題や課題を解決するには、ひとつの領域ではなく、各専⾨領域を結びつけてあたる必要がある。その取り組みをデザイン学という。

現代社会では、IT はすべての分野に存在しており、切り離すことは不可能。様々な専⾨領域を結びつけるとき、情報学は必須の要素と⾔える。

⽩書では、新たな潮流である「デザイン学」に取り組む京都⼤学⼤学院の例を紹介。

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「価値創造(IT融合)人材」育成のあり方

「前提知識の習得」

前提となる基礎的知識の習得

「実践的学習の場」試行錯誤の経験から学習する

能力向上の仕組み

育成の場

「実践的学習の成果」

「体得」によって身に付けるべき

能力

ファシリテーター ビジネスデザイン

ビジネス実証

ビジネス展開

理解・

共感

価値発見

実践の場

ダイアログ

実践

実践力を身に付けるための育成のあり方

⇒“実践力”体得・習得には「実践の場」の整備・創出が不可欠。⇒「実践の場」の機会が得にくい場合は、模擬的な「実践的学習の場」を意図的に作っていくことが有効。⇒「実践的学習の場」エントリーには一定水準の「前提知識の習得」が必要。

“実践力”体得のための「実践の場」および「実践的学習の場」

“前提知識・能力”を習得するための教育・研修

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イノベーションの創出においては、個々人の力だけではなく、それを支える組織能力の高さが重要であり、IPAでは、この組織能力を育成視点を中心に、簡易的な成熟度モデルを策定しました。

組織能力視点の重要性~成熟度モデルのご紹介~

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人材の視点スキル指標

成熟度モデル

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成熟度モデルの概要

仕組みの評価軸企業が短期間で設定改変できるもの

組織環境の評価軸改変するには時間を要するもの

イノベーション創出に向けた組織づくり・経営者のリーダーシップ・自社におけるイノベーションの定義・役割・育成対象者の明確化・組織文化・風土

イノベーション人材「育成の場」の提供、活用・育成フレームの整備・実践的学習の場の提供

イノベーションの「実践の場」の提供、活用・価値発見の場・価値実現プロセス・多様性・オープンイノベーション・トライアル&エラー

仕組不在。初期状態

試行的・部分的な仕組存在

公式な仕組の利用

公式な仕組みの定着・浸透・成果

好ましくない環境が

浸透・尊重

好ましくない環境の

方が優越

好ましい環境の

方が優越

好ましい環境が

浸透・尊重

レベル1

レベル2

レベル3

レベル4

組織能力(項目)

イノベーションを育む組織文化の醸成

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イノベーションを起こすには個⼈の育成に加えイノベーションを育む組織⽂化の醸成や⼈材育成の仕組みが必要。

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イノベーションを育む組織文化の醸成

イノベーションを育む組織⽂化の醸成や⼈材育成の仕組みは、ほとんど整っていない。

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ユーザー企業ユーザー企業

IT人材白書2015

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まとめ

従来型開発請負からサービスへ転換が求められるが進みが遅い。

イノベーションを起こす人材が必要だが、確保できていない。また人材育成の場がない。(業種をまたがった育成環境が必要)

ダイバーシティマネージメントは必ずしも進んでいない。)

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人材ミスマッチを減らすため、人材流動化の加速が必要。

IT人材の質の転換が求められる。 (質の不足、ミスマッチが大きい)

(トップの意識、多様性の受容、透明性のあるキャリアと処遇)

IT企業、IT人材の定義が変わってきている。

開発を担う役割からイノベーションを担う役割への転換

上流工程という概念の転換(企画→開発→運用の一体化)

要求という概念の転換(新たな価値をデザイン)

IT人材の現状と課題

価値創造に向けて

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~価値を生み出すプロの力~

「作る」から「創る」へ 「使う」から「活かす」へ

IT人材白書2014

~ITで“次なる世界”をデザインせよ~

新たなステージは見えているか

IT人材白書2015

ご清聴ありがとうございました。

IT人材白書2009-2015

◆IPAの活動紹介。www.ipa.go.jp(IPA出版物 1500円 ダウンロード無料)

◆本プレゼンテーションで使った統計資料