広島平和記念資料館企画展

海外収集資料から見る広島の原爆被害と復興

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2019年12月27日 金 ～ 2020年7月下旬【期間】

【記念講演会】

中島方面から東を望む　1945年（昭和20年）10月頃米軍撮影　ジョン・ピーターソン夫人寄贈　米海軍歴史遺産部所蔵　2016年（平成28年）収集

入場無料

【会場】 広島平和記念資料館 東館１階 企画展示室

2020年2月22日 土　14:00 ～広島平和記念資料館 東館地下 メモリアルホール

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【日時】　2020 年（令和 2年）2月 22 日（土）　14 時 ～ 16 時 30 分 （開場 13 時 30 分）【会場】　広島平和記念資料館 東館地下 メモリアルホール【内容】　企画展及び海外での資料収集を担当した学芸員による講演　　

《関連イベント》　企画展記念講演会参加無料　当日受付　定員 312 名

エノラ・ゲイから撮影されたきのこ雲　2016年（平成28年）収集1945年（昭和20年）8月6日　米軍撮影　米国議会図書館所蔵　

広島市街地を北側から望む　2016年（平成28年）収集1946年（昭和21年）1月　ウィリアム・ジョーンズ撮影・寄贈米国立空軍博物館所蔵

広島流川教会と自動車の残骸　2017年（平成29年）収集1945年秋頃 　F・クレイ・ニクソン撮影・寄贈米海兵隊歴史部所蔵

「WORK CAMP」の文字を書き入れる　2019年（令和元年）収集1951年（昭和26年）8 ～ 9月　ジーン・ウォーキンショー提供

　広島平和記念資料館では、これまで被爆資料や遺品、写真など被爆に関するさまざまな資料を収集し、調査のうえ整理・保管し、展示や証言を通して被爆の実相を広く伝えてきました。　写真資料は、原爆による被害を知るうえで重要な意味を持っています。これまでも広島原爆に関する多数の写真が知られていますが、原爆投下後に多くの外国人が広島に入ったこともあり、日本では知られていない写真資料が海外にも多数存在しているものと考えられています。　資料館では 2011 年（平成 23 年）から 2012 年（平成24 年）にかけて米国立公文書館から写真資料のデータを入手したほか、2013 年（平成 25 年）・2016 年（平成28 年）・2017 年（平成 29 年）・2019 年（令和元年）には米国・英国・ニュージーランドに職員を派遣し、各機関や個人が所蔵する写真資料等を収集してきました。

　写真だけでなく、被爆に関するあらゆる資料を収集することは、その保管や調査研究、展示・教育と同様に資料館の重要な役割の一つです。被爆 75 年を迎え、被爆者の高齢化に直面する現在、原爆被害に関わる資料を収集し、確実に整理・保管することの重要性は増しています。　この企画展では、近年海外から収集した写真資料や証言を中心として広島の原爆被害と被爆後の復興を振り返ります。　これにより、世界の各地に原爆被害に関する資料が点在していることや調査の重要性が明らかになるでしょう。　この機会に、被爆に関わる資料収集の重要性と被爆の実相に触れていただけましたら幸いです。

2019 年（令和元年）12 月　広島平和記念資料館

広島平和記念資料館企画展　海外収集資料から見る広島の原爆被害と復興