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報道関係者各位

コクヨエンジニアリング＆テクノロジーからのお知らせ

2017年10月2日

～約７割は、診察中の会話漏れが気になったことがある！～

お医者さん・患者さん100人に聞いた病院の音環境アンケート

～会話漏れに配慮したいと考える医師は8割以上。配慮すべきと考える患者は９割以上～

コクヨグループのコクヨエンジニアリング＆テ

クノロジー株式会社(本社：東京都品川区、代表取

締役：武田 裕)は、2017年6月9日～12日に全国

の医師100人、患者（過去1年以内に病院で診察を

受けた方）100人を対象に「病院の音環境」に関す

る調査を実施いたしました。

今回の調査結果から医師・患者の約７割は、「診

察中に周りの病室や診察室、待合室から他人の会話

が聞こえて気になったことがある」ことが分かりま

した。また、医師が勤務している/患者が訪れた病

院の規模は大小様々でしたが、その規模に関係なく両者とも会話漏れの経験がありました。待合室と診

察室は「完全に壁で仕切られている」病院が７割以上であるにも関わらず、会話漏れの問題は起きてし

まっているようです。さらに医師・患者ともに６割は会話漏れが気になることで「安心して診察を行え

ない/受けられない」と回答しています。「病院は会話漏れに配慮すべき」と考える患者は9割以上でし

たが、現在「会話漏れの対策を行っている」病院は１割未満という結果でした。「今後対策したい」と

考える医師は８割を超えましたが、まだまだ会話漏れの悩みや対策の希望に対して実態がともなってい

ないようです。

■調査結果のポイント

（１）医師・患者の約７割は、診察中に周りの病室や診察室、待合室から他人の会話が聞こえて気に

なったことがある。

（２）医師・患者ともに病院の規模に関係なく、会話漏れが気になったことがある。

（３）待合室と診察室が「完全に壁で仕切られている」病院が約8割。

（４）医師・患者の６割は会話漏れが気になることで安心して診察を行えない・受けられない。

（５）現在病院で会話漏れ対策を行っているのは1割未満。今後会話漏れに配慮したいと考える医師は

8割以上。配慮すべきと考える患者は９割以上。

■調査結果

(1) 医師・患者の約７割は、診察中に周りの病室や診察室、待合室から他人の会話が聞

こえて気になったことがある

■医師

Q. あなたが勤めている病院の音環境について、あてはまるものを全てお知らせください。（複数回答）

診察中に、周りの病室や診察室、待合室から他人の会話が聞こえて気になったことがある 66%

診察中に、患者との会話が周囲に聞こえていそうで気になったことがある 53%

2

診察中に、病院の外から聞こえる音が気になったことがある 31%

音漏れ・会話漏れについて気になったことがない 0%

（Ｎ＝100）

■患者

Ｑ．あなたが過去に利用したことがある病院の音環境について、あてはまるものを全てお知らせくださ

い。（複数回答）

診察中に、周りの病室や診察室、待合室から他人の会話が聞こえて気になったことがある 76%

診察中に、医師・看護師との会話が周囲に聞こえていそうで気になったことがある 62%

診察中に、病院の外から聞こえる音が気になったことがある 9%

音漏れ・会話漏れについて気になったことがない 0%

（Ｎ＝100）

医師・患者ともに、診察中に会話漏れが気になった経験があることが分かります。

両者とも「気になったことがない」というのは0%で、何かしらの音漏れ・会話漏れが気になった経験があるようです。 ■医師 Q. あなたが、これまでに、診察室からの会話漏れに関して、気になった経験や苦労などがあればお聞かせください。（自由記述） （回答から一部抜粋） 「先生のお話、待ち合いまで聞こえますといわれた。」 「個人情報の漏洩にならないか心配だった」 「深刻な話をしている最中に大きな笑い声がして雰囲気が壊れた。」 ■患者 Q. あなたが、これまでに、病院の診察室からの会話漏れに関して、気になった経験や不満などがあればお聞かせください。（自由記述） （回答から一部抜粋） 「不妊治療のクリニックに通っていた時、エコーのために着替えていると隣の部屋の会話が筒抜けになっていたことがあった。」 「先生と看護師の不安な会話が聞こえた。」 「プライベートな話や病状についての話がとぎれとぎれに聞こえることがあり、自分の時は気をつけようと思った。」 医師・患者ともに会話漏れによって苦労した経験があることが分かります。

(2) 医師・患者ともに病院の規模に関係なく、会話漏れが気になったことがある。

■医師

Q. あなたがお勤めになっている病院の規模をお知らせください。

病院規模と病院の音環境のクロス集計

3

（Ｎ＝100）

■患者

Q．あなたが、最近、診察や相談などで利用した病院の規模（種類）をお知らせください。

病院規模と病院の音環境のクロス集計

（Ｎ＝100）

医師が勤務している/患者が訪れた病院の規模は大小様々でしたが、両者ともその規模に関係なく会

話漏れの経験がありました。

開業医・クリニックで診察を受ける患者の声として「知り合いが待合室にいるかもしれないし、プライ

バシーとして内容を聞かれたくない。風邪ぐらいならまだ我慢するにしても、他人に口外したくない病

気などの持病との兼ね合いなどもあり聞かれたら不快」「近所の知り合いがいると病気について何かと

詮索されるようで落ち着かない。」といった声もありました。

(4) 待合室と診察室が「完全に壁で仕切られている」病院が約8割

■医師

Q. あなたがお勤めになっている病院（メイン）の診察室の状態をお知らせください。※最も近い状態を

お選びください。

(ｎ)

診察中に、周りの病

室や診察室、待合室

から他人の会話が聞

こえて気になったこ

とがある

診察中に、患者との

会話が周囲に聞こえ

ていそうで気になっ

たことがある

診察中に、病院の外

から聞こえる音が気

になったことがある

音漏れ・会話漏れに

ついて気になったこ

とがない

(100) 66.0 53.0 31.0 0.0

19床以下 (35) 65.7 42.9 42.9 0.0

20～99床 (4) 100.0 25.0 50.0 0.0

100～299床 (19) 68.4 63.2 42.1 0.0

300～499床 (25) 72.0 52.0 16.0 0.0

500床以上 (17) 47.1 70.6 11.8 0.0

＊赤字はベースがn=29以下のため参考値

全体

(ｎ)

診察中に、周りの病室

や診察室、待合室から

他人の会話が聞こえて

気になったことがある

診察中に、医師・看護

師との会話が周囲に聞

こえていそうで気に

なったことがある

診察中に、病院の外か

ら聞こえる音が気に

なったことがある

覚えていない

音漏れ・会話漏れにつ

いて気になったことが

ない

(100) 76.0 62.0 9.0 0.0 0.0

総合病院（民間） (20) 70.0 50.0 20.0 0.0 0.0

国立病院 (2) 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0

大学病院 (6) 100.0 50.0 0.0 0.0 0.0

専門病院 (6) 83.3 83.3 0.0 0.0 0.0

診療所 (8) 62.5 50.0 25.0 0.0 0.0

開業医・クリニック

(56) 76.8 64.3 5.4 0.0 0.0

その他： (2) 50.0 100.0 0.0 0.0 0.0

＊赤字はベースがn=29以下のため参考値

全体

4

（Ｎ＝100）

■患者

Q. あなたが、最近利用した病院の診察室の状態をお知らせください。※最も近い状態をお選びください。

（Ｎ＝100）

医師･患者ともに診察室は「待合室とは完全に仕切られている」が約8割でした。それにも関わらず、会

話漏れが気になった経験があるというのは、壁やドアから声が漏れてしまっているということが考えら

れます。

会話漏れが気になった患者の声として「診察室の中で次の人が2、3人待っている為、診察している人の

やり取りが全て聞こえる」「薄い壁で隔てているだけなので、他の患者と医師の会話も丸聞こえ」「婦人

科の内診室と診察室に仕切りがカーテンのみなので病気とか情報がもれそうで嫌だった」といったもの

もありました。壁で仕切っていても、壁の薄さや診察室内でのレイアウトが原因で診察内容が漏れてし

まっているようです。

(5) 約6割の医師・患者は会話漏れが気になることで安心して診察を行えない・受けら

れない

■医師

Q. あなたは、会話漏れ・音漏れが気になることで、診察を安心して行えないと思いますか。

思う 61% 思わない 10% どちらとも言えない 29% ※結果は「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の回答をまとめたもの

（N=100） ■患者 Q. あなたは、会話漏れ・音漏れが気になることで、診察を安心して受けられないと思いますか。 思う 56% 思わない 11% どちらとも言えない 33% ※結果は「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の回答をまとめたもの

（N=100） 医師・患者ともに診察中に会話漏れが気になることで診察が安心して出来ないという影響があることが分かります。 個人情報の漏洩やプライバシーの問題が心配される場面も考えられます。

79.0 12.0 6.0 2.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 待合室とは完全に壁で仕切られている

待合室とは仕切られているが、入り口は開けたまま

待合室と壁で仕切っているが、天井に近い部分はオープン

天井に近い部分はオープンで入り口も開けたまま

待合室との仕切りはない

その他：

75.0 13.0 8.0 3.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%待合室とは完全に壁で仕切られている

待合室とは仕切られているが、入り口は開けたまま

待合室と壁で仕切っているが、天井に近い部分はオープン

天井に近い部分はオープンで入り口も開けたまま

待合室との仕切りはない

その他：

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(6) 現在病院で会話漏れ対策を行っているのは1割未満。今後会話漏れに配慮したいと

考える医師は8割以上。配慮すべきと考える患者は９割以上。

■医師

Q. あなたがお勤めになっている病院で、会話漏れ対策として行っていることはありますか。

ある 9% ない 81% 対策をしたいが出来ていない 10%

（N＝100）

Q. あなたがお勤めになっている病院が今後改装、移転等する際に診察室は会話漏れに対して配慮すべき

だと思いますか。

思う 85%

思わない 2%

どちらとも言えない 13%

※結果は「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の回答をまとめたもの

（N=100）

■患者

Q. あなたは、病院は、会話漏れ対策を行うべきだと思いますか。

思う 95% 思わない 5% （N=100）

現状会話漏れ対策をしている病院は少ないのが分かります。医師たちは今後会話漏れに配慮した診察室にしたいと思っているようです。患者も同じく、病院は会話漏れ対策をすべきという声は95％と圧倒的です。 会話漏れに配慮した病院にすることは、病院で働く医師にとっても患者へのサービスとしても重要なようです。

■考察

個人情報の漏洩にもつながりかねない【会話漏れ】は約7割もの医師・患者が気になった経験がある

ことが分かりました。壁で仕切っているから大丈夫というわけでもないようです。

デリケートな内容を話す医療機関では、会話漏れは実は見逃してはいけない病院のサービスになるの

ではないでしょうか。個人情報やプライバシーの保護が叫ばれている昨今では地域に根付いたクリニッ

クだからこそ、対策が必要ともいえるかもしれません。

医師や患者の「対策したい/してほしい」という想いに矛盾して、実際ほとんどの病院で会話漏れへ

の対策がなされていない状況でした。

会話漏れのない、音環境に配慮した病院にすることは働く医師にとっては「働きやすい職場」となり、

患者にとっては「通いたくなる病院」と言えるかもしれません。

■調査概要

調査方法 ：インターネット調査

調査対象 ：①全国の医師 ②過去1年以内に診察を受けた男女

有効回答者数 ：①100人 ②100人

調査期間 ：2017年6月9日～12日

実査委託先 ：楽天リサーチ株式会社

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■コクヨエンジニアリング＆テクノロジー株式会社『サウンドマスキングシステム』

気になる会話漏れを“治療”して医師・患者ともに安心できる病院へ

病院の診察室・待合室の会話漏れや情報漏えい対策として、コクヨがご提案している「サウンドマス

キングシステム」をご紹介します。

＜商品について＞

サウンドマスキングシステムは、天井または床下に設置したスピーカーから空調音に似たマスキング

サウンド（会話音をカバーする成分をもつ特殊音）を均一に室内に流し、会話漏れや雑音を聞こえにく

くし、音環境を改善するものです。「マスキング効果※」という原理を利用しています。

※マスキング効果：同時に聞いている他の音によって、もとの音を感じにくくなる原理

例：物音の多い昼間は気にならない音も、静かな夜は小さな物音でも耳障りに感じる

＜商品関連画像＞

コントローラー（左）で音を作り、スピーカー（右）から音を出します。（スピーカーは天井内に設置します。）

サウンドマスキングのイメージ

天井内に設置されたスピーカーから特殊音（マスキングサウンド）をシャワーのように降らせることで

均一に音を流すことができます。この特殊音が、音をマスキング（覆い隠す）することで、隣室からの

会話が聞こえにくくなります。

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＜商品の特徴＞

・病院のクリーンな雰囲気を損なわない。

スピーカーを天井内に設置するため、スピーカーの露出や天井にあいた穴によって、

病院の清潔で信頼できる雰囲気を損なうことはありません。

・さりげなく音を包み込む自然な体感。

天井から聞こえる音はごくさりげないもの。不安を抱えて敏感になっている患者さんでも、

耳障りに感じることはありません。

・工事は１～２日で完了、既存の病院に設置できる。

取り付け工事は簡単で、２００㎡以内の空間であれば、わずか１日で設置が可能です。

※建築構造による。

＜商品の効果＞

サウンドマスキングシステムは、天井からやわらかな間接音を響かせることで診察室やスタッフステ

ーションの会話漏れなどの問題を改善します。多くの人が出入りする病院において患者さんのプライバ

シーを守ります。

※サウンドマスキング WEBページ

http://www.kokuyo-eng.co.jp/products/sound_masking.html

全国のコクヨグループのライブオフィスで、サウンドマスキングの効果をご体感いただけます。

※サウンドマスキングに関するお見積・お問合せ

電話番号：0120-594-053（フリーダイヤル）受付時間 9：00～17：00（土・日・祝日除く）

https://www.kokuyo-eng.co.jp/form/sound/

※コクヨの医療・高齢者福祉 WEBページ

http://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/medical/

【お問い合わせ先】

コクヨエンジニアリング＆テクノロジー株式会社

お問合せ窓口

tel：0120-594-053（フリーダイヤル）受付時間 9：00～17：00（土・日・祝日除く）

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■会社概要

商号 ： コクヨエンジニアリング＆テクノロジー株式会社

代表者 ： 代表取締役 武田 裕

所在地 ： 〒141-0032 東京都品川区大崎3丁目5番2号 エステージ大崎5階

設立 ： 1993年3月

資本金 ： 2億５千万円

URL ： http://www.kokuyo-eng.co.jp/

＜事業内容＞

・内装工事業

・コクヨグループの空間構築事業におけるエンジニアリングサービス

・オフィス・店舗等の音環境対策(サウンド・ソリューション)製品の開発、販売、設置