かんばん方式と自動車部品...

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『かんばん方式と自動車部品業界共通EDIの展開』

2019年7月30日代表理事山口弘文


１.トヨタWG共通EDIの歴史と推進協会のご紹介

アジェンダ

２.トヨタWG活動内容のご紹介（ビデオ上映）

３.トヨタWG共通EDIサービス概要

４.導入事例のご紹介

５.標準化に向けた活動

1.ごあいさつ_20190730.pptx

3.トヨタWG活動ご紹介_20190730.pptx

4.トヨタWG共通EDI概要_20190730.pptx

5.導入事例のご紹介_20190730.pptx

6.標準化活動_20190730.pptx


１.トヨタWG共通EDIの歴史と推進協会のご紹介


2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021

小企業：基本ﾓｼﾞｭｰﾙの

み

費用：小、機能：小

1-1.これまでの活動概要

トヨタWG共通EDI サービス開始サービス体制確立

業界標準化

運用整理

企画立案

困り事確認

ﾄﾖﾀWG立上げ

データ送受信検証

受発注必須情報の整理

ﾄﾖﾀ系標準の確立

業界標準認定完了

JAMA/JAPIAガイドライン掲載

ﾄﾖﾀWGガイドライン発行

・現場の運用洗出し・送受信データ項目決定

・多画面現象の確認

・ハンド入力実態確認

(2012/4)

ビジネス体制準備

サービス会社決定

SaaS型

クラウドサービス

▼サービス開始(2013/4)

　トピックス　小林クリエイト　アイサンコンピュータ　アイチ情報システム　デンソーSI

ビジネス体制見直し

推進協会設立(2017/4)

新サービス会社参加

他業界EDI接続

準備

国連CEFACT登録完了(2018/6)

中小企業共通EDI認定(2018/4)

つなぐITコンソーシアム参加(2018/9)

JAMA見学会(2018/8)

ﾄﾖﾀ紡織見学会(2014/11)

協豊会での広報(2015/7)

青山製作所見学会(2016/8)

東海/九州/東北仕入先説明会（定期開催）

しくみの改善（不具合対応・小改善は都度リリース）V2.0.000

・第1回改善

V3.0.000

・第2回改善

・機能追加

・オプション追加

V4.0.000

・第3回改善

トヨタ紡織東海理化

小島プレス

アイシン精機青山製作所

デンソー東郷製作所

豊田合成矢崎総業

豊田自動織機

世話人トヨタ自動車

幹事会社

メンバー

会社

ﾒｯｾﾅｺﾞﾔ出展(2017/11)

とよたﾋﾞｼﾞﾈｽﾌｪｱ出展(2018/3)

ﾒｯｾﾅｺﾞﾔ出展(2018/11)

とよたﾋﾞｼﾞﾈｽﾌｪｱ出展(2019/3)

ﾒｯｾﾅｺﾞﾔ出展予定(2019/11)

協豊会での広報(2019/3)

➢ P/Mの自給品、TMC・B/M支給品等に活用

➢ 複雑な商流に対する多画面対策

大企業：基本ﾓｼﾞｭｰﾙ+

自社ｱﾌﾟﾘ（I/F接続）

費用：高、機能：高

中企業：基本ﾓｼﾞｭｰﾙ+ｵ

ﾌﾟｼｮﾝ（ﾍﾞﾝﾀﾞ開発）

費用：中、機能：中

他OEM展開各社自給品展開

トヨタ支給品展開

ﾄﾖﾀWG新ﾒﾝﾊﾞｰ

・トヨタ車体

・林テレンプ

ﾄﾖﾀWG新ﾒﾝﾊﾞｰ

・豊田通商

V5.0.000

・第4回改善

V6.0.000

・第5回改善

・シーエスシー

▼ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ接続ｻｰﾋﾞｽ「ライトアクセス」開始(2018/7)

価格改定▼(2018/1)

各社自給品展開

周知/啓蒙活動

ﾓﾉづくりﾌｪｱ出展(2018/10)

JAMAｷｯｸｵﾌ(2019/5)

(～ 2016/3)


1-2.トヨタWG共通EDI推進協会の概要

トヨタWG（ワーキンググループ）世話人

トヨタ自動車

一般社団法人トヨタWG共通EDI推進協会（管理会社）

①トヨタWG共通EDIの普及・啓蒙活動

②トヨタWG共通EDIの導入のサポート（集合教育）

③トヨタWG共通EDIユーザーの保守サポート

④トヨタWG共通EDIのオプション機能の共同開発

●アイサンコンピュータサービス●アイチ情報システム

当法人は、トヨタWG共通EDIを推進することを目的とし、その目的に資するため次の事業を行う。

普及・啓蒙導入支援

●トピックス●シーエスシー ※

●小林クリエイト●デンソーエスアイ

ASPサービス利用契約

要望困りごと

ASPサービス販売契約

管理

サポートデスク

開発●改修●Ver.UP●オプション●カスタマイズ

●サーバ●データセンター●企業コード●ライセンス

トヨタWG共通EDIユーザー各社

H/W販売導入

一般社団法人会員企業（サービス提供会社）

トヨタ紡織、小島プレス、東海理化、アイシン精機、デンソー、豊田自動織機、(トヨタ車体)、豊田合成、矢崎総業、東郷製作所、青山製作所、(林テレンプ)、豊田通商(2018.5より)

代表理事事務局

トヨタWG幹事会社

（1年交代）

監査役1名

※2019/8～予定


＜一般社団法人トヨタWG共通EDI推進協会＞

設立日：２０１７年２月２０日（同４月１日より活動開始）名称：一般社団法人トヨタWG共通EDI推進協会（TWG）住所：〒446-0007

愛知県安城市東栄町三丁目819番地1安城ソリューションプラザ 251室

TEL ： 0566-96-3912 FAX：0566-96-3913

URL ： http://www.twg-edi.or.jp/

幹事会社：アイチ情報システム、トピックス、小林クリエイト※2019/6～

正会員：アイサンコンピュータサービス、アイチ情報システム小林クリエイト、デンソーエスアイ、トピックス、シーエスシー※2019/8～

代表理事：山口弘文

1-3.会員情報

自動車産業界のDe Facto Standardを目指しトヨタWGとベンダー合同で拡大展開を図る


２.トヨタWG活動内容のご紹介

2019年7月30日


トヨタWGとは、部品メーカー間部品調達の標準的な仕組みを構築すべく

トヨタ自動車を世話人とした協力部品メーカーの集合体（11社）

※ トヨタ車体、林テレンプは’15~’18年参画、豊田通商は’18年から参画

トヨタWG 活動内容のご紹介～トヨタグループ一体となった部品調達の課題対応への取組み～

幹事会社トヨタ紡織株式会社（代表幹事）

株式会社東海理化小島プレス工業株式会社

メンバ会社

アイシン精機株式会社株式会社東郷製作所株式会社豊田自動織機矢崎総業株式会社

株式会社青山製作所豊田合成株式会社豊田通商株式会社※

株式会社デンソー(トヨタ車体株式会社※)(林テレンプ株式会社※)

世話人トヨタ自動車株式会社


１．トヨタWG活動の背景

１次部品メーカー

トヨタ

ＰＭＰＭ

ﾎﾞﾃﾞｰﾒｰｶｰ

ＰＭ

ＰＭ

ＰＭ２次部品メーカー

部品メーカー間は、各社独自のEDI、帳票等

e-かんばん

発注側の仕組みの共通化・EDI化

トヨタ完成車両メーカーとは１本化

ＰＭ

ＰＭ：部品メーカー

トヨタ完成車両メーカー

注）EDIとは、e-かんばんのような

受発注（電子かんばん）のしくみ

部品メーカー間でバラバラの受発注の仕組みを

共通化することにより競争力向上(効率化)を狙う

◆ トヨタ系部品メーカ間の取引構造


Ｂ社Ａ社Ｃ社Ｄ社Ｅ社

社内システム

I/F

Ｆ社

独自専用線ＥＤＩ

独自Web専用帳票専用帳票

紙ﾍﾞｰｽﾒｰﾙ

ｿｰﾀｰ

I/FI/F

かんばんかんばん

手作業での入力作業

②内示発注

受注出荷

受領

バラバラの発注形態が受注側の負担（非効率）

⇒仕入先間の受発注の共通化＝トヨタWG共通EDI

発注側

受注側

ｻｲｽﾞ/情報がバラバラのかんばん/帳票

④

発注先毎の画面・端末

①

１）部品メーカー間の受発注業務の困り事

多種I/F(後工程毎のｼ

ｽﾃﾑ対応)

③

2.トヨタWG共通EDIとは


受注、出荷業務が非効率手順も作業工程もバラバラ

受注、出荷作業が標準化発注側・受注側ともに運用が統一

共通EDI展開後現状

A社 B社 C社

A社用要領書

B社用要領書

C社用要領書

帳票

かんばん

作業手順書１ ■■■２ ■■■

作業手順書１ △△△２ △△△

作業手順書１ ☆☆☆２ ☆☆☆

紙・FAX C社専用EDI

A社 B社 C社

共通要領書

作業手順書１ ○○○２ ○○○

共通EDI

業務の標準化

帳票の標準化

(かんばん・納受領書)

データの標準化

２４

３

2.トヨタWG共通EDIとは

端末・画面の共通化

1

日本の自動車業界の競争力確保のため、 EDIの標準化（効率化）は重要な活動


3.かんばん（後補充）を基本とした業務検討発注者受注者

月次処理

日次処理

ＥＤＩ共通基盤

内示授受

内示

受注内示仮内示作成仮内示

生産計画作成生産計画

所要量展開

発注予定発注内示回転枚数算出

かんばん回転枚数

受注内示内示確認

注文書

かんばん回収

現品票

かんばん増減

指示発注納入指示

打切管理

打切管理打切登録

臨時発注後補充発注随時発注

入荷予定

受入

受領実績

後工程発行

帳票発行出荷指示

出荷処理（分納処理）

受注明細

出荷実績

納品書受領書

検収確認検収実績

現品票

発注内示作成

納品書受領書

現品票

部品在庫

外れかんばん

増減枚数算出

増減枚数

基本モジュールとEDI共通基盤中小企業標準機能


加入社数：７１9社拠点数：１８５２拠点発注側：５８社

【関西・中国・四国地区】■発注側：合計3社

明石機械、東洋ゴム、ダイハツメタル

□受注側：合計86社153拠点

【北海道地区】■発注側：合計０社□受注側：合計4社5拠点

【東北地区】■発注側：合計6社

小島ｸﾞﾙｰﾌﾟ、トヨタ紡織東北、豊田鉄工（トヨテツ東北）、PEVE、大橋鉄工秋田


【関東地区】■発注側：合計４社

小島ｸﾞﾙｰﾌﾟ、トヨタ紡織、豊田合成河西工業


【九州地区】■発注側：合計5社

小島ｸﾞﾙｰﾌﾟ、明石機械、トヨタ紡織九州、豊田合成、トヨテツ福岡


【中部地区】■発注側：合計４9社小島ﾌﾟﾚｽ、小島ｸﾞﾙｰﾌﾟ、ﾄﾖﾀ自動車、ﾄﾖﾀ紡織、東海理化、豊田自動織機、ﾄﾖﾀ車体、ﾄﾖﾀ車体精工、協豊製作所、東洋ゴム、共和産業、ｺﾍﾞﾙｸ、ｷﾉｯｸｽ豊田合成、ｵﾃｨｯｸｽ、ｱｲｼﾝ精機、アドヴィックスなど

□受注側：合計552社１343拠点

5.展開状況 ※2019年7月時点


5.展開状況

2018年3月27日日刊工業新聞

2018年11月19日日刊自動車新聞


３.トヨタWG共通EDI

サービス概要


トヨタWG共通EDIとは・・

国連CEFACTの国際EDI標準に準拠した

クラウド型XML EDI です。

■国連CEFACTとは『貿易円滑化と電子ビジネスのための国連センター』

＞国連地域経済委員会の一つである国連欧州経済委員会（UNECE）の下部機関

■XMLとは eXtensible Markup Language の略

＞インターネット上で様々なデータを扱う場合に特に利点を発揮

■EDIとは Electronic Data Interchange の略「電子的データ交換」

＞異なる企業間で、商取引のためのデータを交換する仕組みのこと

受注側発注側

トヨタWG共通EDI


＜特徴＞

・中小企業庁が推奨する「中小企業共通EDI」準拠

・国連CEFACTの国際EDI標準に準拠

・クラウドサービスで提供

・CSVファイルの入出力に対応

・マルチOS対応 ※Windows推奨

・データ送受信に加え、帳票作成機能を標準で実装

・標準機能＋オプション機能の組み合わせで多彩な利用が可能

多画面・多端末や多種インターフェース問題を解決します


＜ネットワーク構成＞

〔専用線＊〕または〔一般インターネット〕で接続できます。

＊：D.e-net／JNX ＋ JNX/LA


取引先

Ａ社

取引先

Ｂ社

取引先

Ｃ社

トヨタWG

共通EDI

トヨタトヨタWGWG

共通共通EDIEDI

共通様式

オプションモジュール

基本モジュール

各社独自システム

外部I/F

＜システム構成＞

･・・・ Webブラウザでの受発注基本機能

・オプションモジュール･･･自動受信/発行など基本モジュールを補完

・外部インターフェースモジュール・・・各社独自システムとデータ連携


お客様独自システムASPベンダ独自オプション

・各ベンダ独自に提供するオプション機能

※独自システムとの連携はASPベンダへご相談下さい

Webブラウザでの基本機能の利用、各種オプションモジュールによる利用者様のニーズに対応したサービスとしてご活用いただけます。

(5)外部I/Fモジュール

Web基本モジュール（Webブラウザによる受発注機能）

① 出荷 ② 納入指示 ③ 中継 ④ 発注

＜アプリケーション構成＞

ASP共通オプション(1) かんばん納入指示(2) かんばん納入指示Slim(3) 自動受信発行･QR読取(4) 自動受信発行･QR読取(時刻指定)


名称概要利用者

① 出荷・帳票発行データを選択し、帳票発行・出荷データを選択し、完納/未納入力

仕入先（物流上の出荷元）

② 納入指示・納入指示データ入力/登録、納入指示実施・受入対象データを選択し受入入力

納入先・支給先（物流上の手配元）

③ 中継発注・支給・マスタ/各種データの中継商流のみの出荷・手配元

④ 発注・品番マスタの作成と連携送信・内示情報の作成と連携送信

商流上の発注元

(手配元)

納入指示

出荷

内示

仕入先(出荷元)

納入先(手配元)

【自給】

発注元

仕入先(出荷元)

支給先(納入先)

納入指示

出荷

内示支給提示

【直送支給】

仕入先(中継)

支給先(中継)

受領実績出荷実績

＜Web基本モジュール概要＞


内示送信

納入指示

受領

生産計画

所要量展開

指示発注枚数計算

かんばん枚数計算

後補充発注計算

かんばん読取

発注側

内示ＥＤＩ通信基盤

受注/帳票発行

出荷/帳票発行

内示確認

受領結果確認

受注側

かんばん

受注明細

納品書

各社での対応範囲

＜基本モジュールの機能範囲＞


統一帳票① ｢かんばん｣

A4 3分割感熱紙/単票

前工程エリア

A4普通紙の場合、紙は70キロ(紙の厚み)以上を推奨

所定のパターンからレイアウトを選択、各仕入先様にて、印字する情報(マスタ)を登録


統一帳票② ｢便チケット｣

A4 JAMA納品書検収に必要な情報のみ印字した帳票。別途、実績を保管する必要がある。

A5の場合は70キロ(紙の厚み)以上を推奨

便チケット(単票/A5)

※70キロ以上のＡ４用紙、Ａ５用紙はＡＳＰベンダーから購入できます。


統一帳票③ ｢受注明細｣

受注時に発行する、受注した品番の明細情報。（発行可否は仕入先で設定）集荷・出荷に利用する。

各帳票共、企業コードについては、『TDBコード』（統一企業コード）が印字されます。

※TDB＝帝国データバンク


公式サイトのご案内

トヨタWG共通EDI ASPサービスの詳細は公式サイトで公開しています

http://www.toyotawg-edi.info/

【公開資料】①トヨタWG取り決め事項（基本仕様等）②加入済み企業コードの一覧③デモンストレーション動画

検索トヨタＷＧ


４.トヨタWG共通EDI導入事例ご紹介

2019年7月30日


Ⅰ.受注側（事務工数の低減）

1.導入事例

Ⅱ-2.発注側（仕入先システム追加導入費抑制）

Ⅲ-3.双方共通（BCP対策として有効事例）

2.導入事例効果のまとめ


Ⅰ．受注側（事務工数の削減）

所在地愛知県

従業員数 90名

事業内容射出成型・組立・植毛加工

導入の視点

工数・かんばん手扱い処理廃止による工数低減・受注～出荷の事務工数低減

品質

・かんばん発行順序を制御することで集荷の効率化・データ管理することで処理漏れ撲滅・データ手入力によるミス撲滅

費用・工数低減による費用削減・かんばんポスト廃止による空きスペース確保

コンプライアンス

・データ化することで電子帳簿保管が可能・自社システムにデータ連携し請求差異ゼロを実現

1. 導入事例ご紹介 Ⅰ


[ 導入前 ] A社本社工場での受注～出荷かんばん処理

①かんばん受取り

⑤再度かんばんを取出す④翌日準備数を確認

②かんばん仕分け（背番毎） ③保管ポストへ保管

120分／日当り必要

①～⑤の作業工数計



40分／日当り低減

①～⑤の作業工数計

（導入前）120分－40分

80分／日工数減

作業廃止作業廃止

作業廃止

②かんばん仕分け（背番毎） ③保管ポストへ保管

⑤再度かんばんを取出す④翌日準備数を確認

[ 導入後 ] 物流工数低減（出荷準備付帯作業の廃止）

①かんばん受取り①かんばんﾌﾟﾘﾝﾄｱｳﾄ



≪共通EDI導入後≫

CSVデータを一括取り込み

≪共通EDI導入前≫

伝票をもとに1品番ずつ手入力平均工数 30秒/1品番（当時400品番程）平均工数 1日 1回作業 600秒

30秒 × 400品番＝ 12,000秒

[ 導入後 ] 事務工数削減

– 600秒＝ 190分／日の作業工数減



Ⅱ.発注側（仕入先の追加費用抑制）

所在地愛知県

従業員数 14,200名

事業内容自動車部品などの製造

導入の視点

工数

品質

費用新規独自システム導入費用の抑制


業務移管による仕入先の業務変更なし

1. 導入事例ご紹介 Ⅱ


・X社独自システムを追加導入⇒追加費用50万/仕入先

・新システムの運用習熟⇒操作教育や運用変更対応

・かんばんや納品書が変わる⇒項目の印字位置・内容変更

[ 導入前 ] ライン･商権移管の場合、移管先に対応した受注システム導入


発注側：B社

発注側：X社

ライン・商権移管

受注側：R社

B社独自EDI

X社独自EDI

移管前

移管後


[ 導入後 ] ライン･商権移管の場合でも受注システム変更なし


・トヨタWG共通EDI導入済み⇒追加費用なし

・新システムの運用習熟⇒操作教育や運用変更なし

・かんばんや納品書変更なし⇒前工程情報など継続利用可

発注側：B社

発注側：X社

ライン・商権移管

受注側：R社

多画面・多端末解消トヨタWG共通EDI


Ⅲ.受注側（BCPとして有効事例）

所在地愛知県

従業員数 200名

事業内容ゴムおよびスポンジ、フェルト部品の生産

導入の視点

工数

品質

費用


・遠隔地の生産拠点が被災しても、本社で代替生産し出荷不能となる事態を回避できた

1. 導入事例ご紹介 Ⅲ


2017年７月九州北部の豪雨により、Ｅ社の九州工場が甚大な水害を受けました、、、

クラウド上に受注データ保管されているため、受注情報が東海地区ですぐに把握ができ、

本社工場よりバックアップ生産を行うことで納入影響を最小限に留めることができた。

受発注ﾃﾞｰﾀ

かんばん

九州工場

受発注ﾃﾞｰﾀ

かんばん

東海地区本社工場

トヨタＷＧ共通ＥＤＩ

クラウドシステム

[ 導入後 ] ＢＣＰ(事業継続計画)に有効

が、

東海地区で

受発注処理

1. 導入事例ご紹介 Ⅲ


2．導入事例効果のまとめ

共通化 EDI化（データ化）

発注側

・独自のネットワーク不要・各社単独での開発費用を最小化・仕入先に対する個別教育が不要・複雑な商流への対応が可能

・専用の機器廃止<かんばんソータ廃止>・かんばん増減処理の簡素化・かんばん誤配トラブルの撲滅・伝票（紙）保管の廃止・かんばん情報の変更工数、L/T短縮・電送化による部品発注L/T短縮

受注側

・多数の発注側の参加により、システム化対応のメリット増

・後工程毎のシステム開発不要・帳票出力機器の共用化・運用マニュアルの共用化・業務の教育、引継ぎの簡素化

・出荷計上のデータ活用（ハンド入力廃止 ⇒ 工数減/事務品質向上）

・出荷誤品照合に活用 ⇒ 出荷品質向上・受領書保管不要(データ保管)・前工程情報の変更工数、L/T短縮・かんばん発行順制御可能

共通

・クラウドサービスのため、どこからでもアクセス可能⇒ BCPの観点から、他地域/他工場から代替処理が可能となる

・ライン/部品移管時に受発注処理の変更が発生しない

共通化(標準化)、データ化により大きなメリットを享受


５.標準化に向けた活動

2019年7月30日


平成28年度経済産業省中小企業庁の委託事業

「次世代企業間データ連携調査事業」について

～経営力向上・IT基盤整備支援事業～


1. 次世代企業間データ連携調査事業

＜委託事業の目的＞

■ 中小企業の受発注業務を含む、企業間ビジネスデータ連携に対する情報連携基盤実現

１）中小企業全体の生産性向上、新たなビジネスデータ連携モデルの創出と継続２）中小企業が第４次産業革命、金融・商流連携に乗り遅れないための基盤構築

実証プロジェクト公募ページ https://www.itc.or.jp/datarenkei/j_publicoffer/



通商政策局

経済産業省

商務情報政策局補助金合計１０億円

公募公募

ITコーディネーター協会・ロボット事業・航空機事業・商工会EDI事業・水車事業

・２次3次仕入先での実証実験⇒トヨタWGとして申請

◆ 申請期間（～17年２月３日） ※３月8日に採択決定

１）次世代企業間データ連携調査事業（平成28年度委託事業）

中小企業庁

・・・



１）1次⇒2次、2次⇒3次といった重層的な取引実現への挑戦

２）システムの機能拡充

３）2次3次メーカーのデジタル化ニーズを発掘

・中小会社向け「かんばん納入指示オプション」作成

・かんばん1枚単位のオーダー情報(シリアル№等)の追加・かんばんの英字対応・後工程フォーマットの追加

・期間限定のASPサービス利用体験を通じて、導入効果を調査

４）他業種とのEDI接続（国連CEFACT準拠）



⚫ 自動車業界の２次・３次仕入先が参加する実証実験

⚫ 簡易的なかんばん発注管理のクラウドサービスを提供し、小規模な取扱いの企業においてもかんばんによる手配業務を容易に実現

⚫ 同時に、用品取引用の中小企業共通EDIと連携し、手配業務の簡素化・効率化を目指す

本事業の成果見込

事業終了後の普及計画

実証参加企業

トヨタWGやトヨタWG共通EDI推進協会

及び、１次部品メーカの協力の元

2020年までに270社、2022年までに600社

の導入を目指す。

（直送支給品の支給先を含む）

実証参加企業のかんばんによる受発注業務

（かんばんハンドリング、伝票発行等）を

システム化するとともに、調達リードタイム

の短縮（在庫低減）、精度向上を図る

トヨタWG共通ＥＤＩサービスプロバイダ

トヨタWG共通EDI推進協会

業務アプリケーション提供事業者

トピックス株式会社

発注企業受注企業

システム連携

業務利用業務利用

〇自動車部品製造業

(株)西浦化学

小島プレス工業(株)

〇自動車部品製造業(株)鈴木化工吉良化成(株)

他、25社

アドバイザ

トヨタＷＧ

助言

助言

受注企業

〇用品販売丸和電子化学(株)

業務利用

中小企業共通EDIサービスプロパイダ

連携


１. 次世代企業間データ連携調査事業

実証検証全体図

これまで各企業独自で構築されてきた、または手作業で行っていた、部品のかんばんによる発注

業務を、2次や3次の企業でも容易に導入可能な、紙かんばんによる簡易かんばん発注システムとして

クラウド上に構築し、部品メーカ共通のEDIとして活用する事で、企業グループ全体の効率化を図る。

同時に、用品手配を中小企業共通EDIプロバイダ参加企業と接続し、活用範囲の拡大を図る。

株式会社鈴木化工

吉良化成株式会社

基幹業務業務アプリ/EXCEL

受注企業1発注企業

株式会社西浦化学小島プレス工業株式会社

丸和電子化学株式会社

業務アプリ

トヨタWG共通EDIプロバイダ機能中小企業共通EDIプロバイダ機能

簡易かんばん発注APL

（クラウド）

受注企業

部品注文

部品出荷

実績

変換

用品注文

変換

用品注文

部品注文

部品出荷

部品検収

部品検収

凡例国連CEFACTフォーマット自工会EDI標準フォーマット固有フォーマット参照

実績

トヨタWG標準発注APL

基幹業務

発注企業

トヨタWG標準受注APL（クラウド）

受注企業2

業務アプリ/EXCEL

実績

スギヤマプラスチック日新化工サンコー技研フジゲン他21社※

※カワイハイパーウッド,住友商事,扇港産業,アイコー,加藤工業所,児玉化学工業,ヤマトインダストリー,東北日発,柳河精機,コロン,東京特殊硝子,緒方製作所,鈴木鍍金工業,丸三製材,柴田塗装工業所,マツイ,ユケン工業,巴興業,塚田理研工業,東亜電気工業,ギフハイテック


１. 次世代企業間データ連携調査事業

中小企業共通EDIの事例として中小企業庁のパンフレットに掲載

かんばん方式と自動車部品...

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