中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1...

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中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 2020年度

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Page 1: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

中部学院大学中部学院大学短期大学部

教員研究紹介

2020年度

- 1 -

① 共同研究などの相手先教員を探す

各種検索方法で共同研究受託研究を希望される分野

または教員をお選びください

② お問い合わせ

中部学院大学 地域産学連携課へ問い合わせる

お電話メールFAX にてお気軽にお問い合わせください

③ 事務局によるご案内

ご依頼の内容に応じて適切な教員をご紹介いたします

④ 両者によるご相談開始

中部学院大学中部学院大学短期大学部 地域連携推進センター(地域産学連携課)

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

本書の利用方法について

- 2 -

目次

学部学科別検索

教員名検索

キーワード検索

教員研究紹介

P3

P5

P7

P12

- 3 -

学部学科別検索 人間福祉学部 人間福祉学科 千鳥 司浩 -32-

高木 総平 -13- 竹ノ下 祐二 -33-

飯尾 良英 -13- 西嶋 力 -33-

柴田 純一 -14- 鵜飼 建志 -34-

宮嶋 淳 -14- 三川 浩太郎 -34-

大藪 元康 -15- 菅沼 惇一 -35-

谷口 真由美 -15- 看護リハビリテーション学部 看護学科

大橋 明 -16- 永谷 照男 -37-

福地 潮人 -16- 藤丸 郁代 -37-

森田 直子 -17- 大法 啓子 -38-

加藤 大輔 -17- 木村 恵子 -38-

山下 科子 -18- 植松 勝子 -39-

名倉 弘美 -18- 留田 由美 -39-

北川 博司 -19- 平澤 園子 -40-

小松尾 京子 -19- 木挽 秀夫 -40-

打保 由佳 -20- 岡本 千尋 -41-

渡辺 明夏 -20- 林 久美子 -41-

教育学部 子ども教育学科 青木 郁子 -42-

西垣 吉之 -22- スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

別府 悦子 -22- 松岡 敏男 -44-

山田 丈美 -23- 原田 憲一 -44-

林 茂男 -23- 安藤 信雄 -45-

下内 充 -24- 薮下 武司 -45-

市橋 佳明 -24- 水野 かがみ -46-

伏屋 英幸 -25- 中川 雅人 -46-

小林 直樹 -25- 有川 一 -47-

平井 博史 -26- 浅田 訓永 -47-

平野 華織 -26- 稲垣 貴彦 -48-

新井 謙司 -27- 柿島 新太郎 -48-

益川 優子 -27- 鈴木 康介 -49-

八桁 健 -28- 後藤 健太 -49-

田路 敏彦 -28- 短期大学部 幼児教育学科

梅田 裕介 -29- 杉山 祐子 -51-

看護リハビリテーション学部 理学療法学科 菊池 啓子 -51-

三上 章允 -31- 岡田 泰子 -52-

大嶽 昇弘 -31- ダーリンプル 規子 -52-

井村 保 -32- 村田 泰弘 -53-

- 4 -

西垣 直子 -53-

倉畑 萌 -54-

小椋 優作 -54-

小室 明久 -55-

小木曽 友則 -55-

短期大学部 社会福祉学科

横山 さつき -57-

野村 敬子 -57-

高野 晃伸 -58-

後藤 裕子 -58-

海老 諭香 -59-

土谷 彩喜恵 -59-

- 5 -

教員名検索 あ行

青木あ お き

郁子い く こ

-42- 浅田あ さ だ

訓のり

永ひさ

-47- 新井あ ら い

謙司け ん じ

-27-

有川ありかわ

一はじめ

-47- 安藤あんどう

信のぶ

雄お

-45- 飯尾い い お

良よし

英ひで

-13-

市橋いちはし

佳よし

明あき

-24- 稲垣いながき

貴彦たかひこ

-48- 井村い む ら

保たもつ

-32-

植松うえまつ

勝子か つ こ

-39- 鵜飼う か い

建たけ

志し

-34- 打うつ

保ぼ

由佳ゆ か

-20-

梅田う め だ

裕ゆう

介すけ

-29- 海老え び

諭ゆ

香か

-59- 大嶽おおたけ

昇のり

弘ひろ

-31-

大法おおのり

啓子け い こ

-38- 大橋おおはし

明あきら

-16- 大藪おおやぶ

元康もとやす

-15-

岡田お か だ

泰子や す こ

-52- 岡本おかもと

千尋ち ひ ろ

-41- 小椋お ぐ ら

優作ゆうさく

-54-

か行

柿島かきしま

新太郎しん た ろ う

-48- 加藤か と う

大輔だいすけ

-17- 菊池き く ち

啓子け い こ

-51-

北川きたがわ

博司ひ ろ し

-19- 木村き む ら

恵子け い こ

-38- 倉くら

畑はた

萌もえ

-54-

小木曽こ ぎ そ

友則とものり

-55- 後藤ご と う

健太け ん た

-49- 後藤ご と う

裕子ゆ う こ

-58-

小林こばやし

直樹な お き

-25- 木挽こ び き

秀夫ひ で お

-40- 小松尾こ ま つ お

京子きょうこ

-19-

小室こ む ろ

明久あきひさ

-55-

さ行

柴田し ば た

純一じゅんいち

-14- 下内しもうち

充みつる

-24- 菅沼すがぬま

惇一じゅんいち

-35-

杉山すぎやま

祐子ゆ う こ

-51- 鈴木す ず き

康こう

介すけ

-49-

た行

高木た か き

総平そうへい

-13- 高野た か の

晃あき

伸のぶ

-58- 竹たけ

ノ下の し た

祐二ゆ う じ

-33-

- 6 -

谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

- 7 -

キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

- 8 -

キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

- 9 -

心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

- 10 -

地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

- 11 -

ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

- 12 -

人間福祉学部

人間福祉学科

- 13 -

高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

- 14 -

柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

- 15 -

大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

- 16 -

大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

- 17 -

森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

- 18 -

山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

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地域連携推進センター(地域産学連携課)

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FAX0575-24-9432

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目次

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教員研究紹介

P3

P5

P7

P12

- 3 -

学部学科別検索 人間福祉学部 人間福祉学科 千鳥 司浩 -32-

高木 総平 -13- 竹ノ下 祐二 -33-

飯尾 良英 -13- 西嶋 力 -33-

柴田 純一 -14- 鵜飼 建志 -34-

宮嶋 淳 -14- 三川 浩太郎 -34-

大藪 元康 -15- 菅沼 惇一 -35-

谷口 真由美 -15- 看護リハビリテーション学部 看護学科

大橋 明 -16- 永谷 照男 -37-

福地 潮人 -16- 藤丸 郁代 -37-

森田 直子 -17- 大法 啓子 -38-

加藤 大輔 -17- 木村 恵子 -38-

山下 科子 -18- 植松 勝子 -39-

名倉 弘美 -18- 留田 由美 -39-

北川 博司 -19- 平澤 園子 -40-

小松尾 京子 -19- 木挽 秀夫 -40-

打保 由佳 -20- 岡本 千尋 -41-

渡辺 明夏 -20- 林 久美子 -41-

教育学部 子ども教育学科 青木 郁子 -42-

西垣 吉之 -22- スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

別府 悦子 -22- 松岡 敏男 -44-

山田 丈美 -23- 原田 憲一 -44-

林 茂男 -23- 安藤 信雄 -45-

下内 充 -24- 薮下 武司 -45-

市橋 佳明 -24- 水野 かがみ -46-

伏屋 英幸 -25- 中川 雅人 -46-

小林 直樹 -25- 有川 一 -47-

平井 博史 -26- 浅田 訓永 -47-

平野 華織 -26- 稲垣 貴彦 -48-

新井 謙司 -27- 柿島 新太郎 -48-

益川 優子 -27- 鈴木 康介 -49-

八桁 健 -28- 後藤 健太 -49-

田路 敏彦 -28- 短期大学部 幼児教育学科

梅田 裕介 -29- 杉山 祐子 -51-

看護リハビリテーション学部 理学療法学科 菊池 啓子 -51-

三上 章允 -31- 岡田 泰子 -52-

大嶽 昇弘 -31- ダーリンプル 規子 -52-

井村 保 -32- 村田 泰弘 -53-

- 4 -

西垣 直子 -53-

倉畑 萌 -54-

小椋 優作 -54-

小室 明久 -55-

小木曽 友則 -55-

短期大学部 社会福祉学科

横山 さつき -57-

野村 敬子 -57-

高野 晃伸 -58-

後藤 裕子 -58-

海老 諭香 -59-

土谷 彩喜恵 -59-

- 5 -

教員名検索 あ行

青木あ お き

郁子い く こ

-42- 浅田あ さ だ

訓のり

永ひさ

-47- 新井あ ら い

謙司け ん じ

-27-

有川ありかわ

一はじめ

-47- 安藤あんどう

信のぶ

雄お

-45- 飯尾い い お

良よし

英ひで

-13-

市橋いちはし

佳よし

明あき

-24- 稲垣いながき

貴彦たかひこ

-48- 井村い む ら

保たもつ

-32-

植松うえまつ

勝子か つ こ

-39- 鵜飼う か い

建たけ

志し

-34- 打うつ

保ぼ

由佳ゆ か

-20-

梅田う め だ

裕ゆう

介すけ

-29- 海老え び

諭ゆ

香か

-59- 大嶽おおたけ

昇のり

弘ひろ

-31-

大法おおのり

啓子け い こ

-38- 大橋おおはし

明あきら

-16- 大藪おおやぶ

元康もとやす

-15-

岡田お か だ

泰子や す こ

-52- 岡本おかもと

千尋ち ひ ろ

-41- 小椋お ぐ ら

優作ゆうさく

-54-

か行

柿島かきしま

新太郎しん た ろ う

-48- 加藤か と う

大輔だいすけ

-17- 菊池き く ち

啓子け い こ

-51-

北川きたがわ

博司ひ ろ し

-19- 木村き む ら

恵子け い こ

-38- 倉くら

畑はた

萌もえ

-54-

小木曽こ ぎ そ

友則とものり

-55- 後藤ご と う

健太け ん た

-49- 後藤ご と う

裕子ゆ う こ

-58-

小林こばやし

直樹な お き

-25- 木挽こ び き

秀夫ひ で お

-40- 小松尾こ ま つ お

京子きょうこ

-19-

小室こ む ろ

明久あきひさ

-55-

さ行

柴田し ば た

純一じゅんいち

-14- 下内しもうち

充みつる

-24- 菅沼すがぬま

惇一じゅんいち

-35-

杉山すぎやま

祐子ゆ う こ

-51- 鈴木す ず き

康こう

介すけ

-49-

た行

高木た か き

総平そうへい

-13- 高野た か の

晃あき

伸のぶ

-58- 竹たけ

ノ下の し た

祐二ゆ う じ

-33-

- 6 -

谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

- 7 -

キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

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キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

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目次

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教員研究紹介

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学部学科別検索 人間福祉学部 人間福祉学科 千鳥 司浩 -32-

高木 総平 -13- 竹ノ下 祐二 -33-

飯尾 良英 -13- 西嶋 力 -33-

柴田 純一 -14- 鵜飼 建志 -34-

宮嶋 淳 -14- 三川 浩太郎 -34-

大藪 元康 -15- 菅沼 惇一 -35-

谷口 真由美 -15- 看護リハビリテーション学部 看護学科

大橋 明 -16- 永谷 照男 -37-

福地 潮人 -16- 藤丸 郁代 -37-

森田 直子 -17- 大法 啓子 -38-

加藤 大輔 -17- 木村 恵子 -38-

山下 科子 -18- 植松 勝子 -39-

名倉 弘美 -18- 留田 由美 -39-

北川 博司 -19- 平澤 園子 -40-

小松尾 京子 -19- 木挽 秀夫 -40-

打保 由佳 -20- 岡本 千尋 -41-

渡辺 明夏 -20- 林 久美子 -41-

教育学部 子ども教育学科 青木 郁子 -42-

西垣 吉之 -22- スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

別府 悦子 -22- 松岡 敏男 -44-

山田 丈美 -23- 原田 憲一 -44-

林 茂男 -23- 安藤 信雄 -45-

下内 充 -24- 薮下 武司 -45-

市橋 佳明 -24- 水野 かがみ -46-

伏屋 英幸 -25- 中川 雅人 -46-

小林 直樹 -25- 有川 一 -47-

平井 博史 -26- 浅田 訓永 -47-

平野 華織 -26- 稲垣 貴彦 -48-

新井 謙司 -27- 柿島 新太郎 -48-

益川 優子 -27- 鈴木 康介 -49-

八桁 健 -28- 後藤 健太 -49-

田路 敏彦 -28- 短期大学部 幼児教育学科

梅田 裕介 -29- 杉山 祐子 -51-

看護リハビリテーション学部 理学療法学科 菊池 啓子 -51-

三上 章允 -31- 岡田 泰子 -52-

大嶽 昇弘 -31- ダーリンプル 規子 -52-

井村 保 -32- 村田 泰弘 -53-

- 4 -

西垣 直子 -53-

倉畑 萌 -54-

小椋 優作 -54-

小室 明久 -55-

小木曽 友則 -55-

短期大学部 社会福祉学科

横山 さつき -57-

野村 敬子 -57-

高野 晃伸 -58-

後藤 裕子 -58-

海老 諭香 -59-

土谷 彩喜恵 -59-

- 5 -

教員名検索 あ行

青木あ お き

郁子い く こ

-42- 浅田あ さ だ

訓のり

永ひさ

-47- 新井あ ら い

謙司け ん じ

-27-

有川ありかわ

一はじめ

-47- 安藤あんどう

信のぶ

雄お

-45- 飯尾い い お

良よし

英ひで

-13-

市橋いちはし

佳よし

明あき

-24- 稲垣いながき

貴彦たかひこ

-48- 井村い む ら

保たもつ

-32-

植松うえまつ

勝子か つ こ

-39- 鵜飼う か い

建たけ

志し

-34- 打うつ

保ぼ

由佳ゆ か

-20-

梅田う め だ

裕ゆう

介すけ

-29- 海老え び

諭ゆ

香か

-59- 大嶽おおたけ

昇のり

弘ひろ

-31-

大法おおのり

啓子け い こ

-38- 大橋おおはし

明あきら

-16- 大藪おおやぶ

元康もとやす

-15-

岡田お か だ

泰子や す こ

-52- 岡本おかもと

千尋ち ひ ろ

-41- 小椋お ぐ ら

優作ゆうさく

-54-

か行

柿島かきしま

新太郎しん た ろ う

-48- 加藤か と う

大輔だいすけ

-17- 菊池き く ち

啓子け い こ

-51-

北川きたがわ

博司ひ ろ し

-19- 木村き む ら

恵子け い こ

-38- 倉くら

畑はた

萌もえ

-54-

小木曽こ ぎ そ

友則とものり

-55- 後藤ご と う

健太け ん た

-49- 後藤ご と う

裕子ゆ う こ

-58-

小林こばやし

直樹な お き

-25- 木挽こ び き

秀夫ひ で お

-40- 小松尾こ ま つ お

京子きょうこ

-19-

小室こ む ろ

明久あきひさ

-55-

さ行

柴田し ば た

純一じゅんいち

-14- 下内しもうち

充みつる

-24- 菅沼すがぬま

惇一じゅんいち

-35-

杉山すぎやま

祐子ゆ う こ

-51- 鈴木す ず き

康こう

介すけ

-49-

た行

高木た か き

総平そうへい

-13- 高野た か の

晃あき

伸のぶ

-58- 竹たけ

ノ下の し た

祐二ゆ う じ

-33-

- 6 -

谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

- 7 -

キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

- 8 -

キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

- 9 -

心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

- 10 -

地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

- 11 -

ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

- 13 -

高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 4: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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学部学科別検索 人間福祉学部 人間福祉学科 千鳥 司浩 -32-

高木 総平 -13- 竹ノ下 祐二 -33-

飯尾 良英 -13- 西嶋 力 -33-

柴田 純一 -14- 鵜飼 建志 -34-

宮嶋 淳 -14- 三川 浩太郎 -34-

大藪 元康 -15- 菅沼 惇一 -35-

谷口 真由美 -15- 看護リハビリテーション学部 看護学科

大橋 明 -16- 永谷 照男 -37-

福地 潮人 -16- 藤丸 郁代 -37-

森田 直子 -17- 大法 啓子 -38-

加藤 大輔 -17- 木村 恵子 -38-

山下 科子 -18- 植松 勝子 -39-

名倉 弘美 -18- 留田 由美 -39-

北川 博司 -19- 平澤 園子 -40-

小松尾 京子 -19- 木挽 秀夫 -40-

打保 由佳 -20- 岡本 千尋 -41-

渡辺 明夏 -20- 林 久美子 -41-

教育学部 子ども教育学科 青木 郁子 -42-

西垣 吉之 -22- スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

別府 悦子 -22- 松岡 敏男 -44-

山田 丈美 -23- 原田 憲一 -44-

林 茂男 -23- 安藤 信雄 -45-

下内 充 -24- 薮下 武司 -45-

市橋 佳明 -24- 水野 かがみ -46-

伏屋 英幸 -25- 中川 雅人 -46-

小林 直樹 -25- 有川 一 -47-

平井 博史 -26- 浅田 訓永 -47-

平野 華織 -26- 稲垣 貴彦 -48-

新井 謙司 -27- 柿島 新太郎 -48-

益川 優子 -27- 鈴木 康介 -49-

八桁 健 -28- 後藤 健太 -49-

田路 敏彦 -28- 短期大学部 幼児教育学科

梅田 裕介 -29- 杉山 祐子 -51-

看護リハビリテーション学部 理学療法学科 菊池 啓子 -51-

三上 章允 -31- 岡田 泰子 -52-

大嶽 昇弘 -31- ダーリンプル 規子 -52-

井村 保 -32- 村田 泰弘 -53-

- 4 -

西垣 直子 -53-

倉畑 萌 -54-

小椋 優作 -54-

小室 明久 -55-

小木曽 友則 -55-

短期大学部 社会福祉学科

横山 さつき -57-

野村 敬子 -57-

高野 晃伸 -58-

後藤 裕子 -58-

海老 諭香 -59-

土谷 彩喜恵 -59-

- 5 -

教員名検索 あ行

青木あ お き

郁子い く こ

-42- 浅田あ さ だ

訓のり

永ひさ

-47- 新井あ ら い

謙司け ん じ

-27-

有川ありかわ

一はじめ

-47- 安藤あんどう

信のぶ

雄お

-45- 飯尾い い お

良よし

英ひで

-13-

市橋いちはし

佳よし

明あき

-24- 稲垣いながき

貴彦たかひこ

-48- 井村い む ら

保たもつ

-32-

植松うえまつ

勝子か つ こ

-39- 鵜飼う か い

建たけ

志し

-34- 打うつ

保ぼ

由佳ゆ か

-20-

梅田う め だ

裕ゆう

介すけ

-29- 海老え び

諭ゆ

香か

-59- 大嶽おおたけ

昇のり

弘ひろ

-31-

大法おおのり

啓子け い こ

-38- 大橋おおはし

明あきら

-16- 大藪おおやぶ

元康もとやす

-15-

岡田お か だ

泰子や す こ

-52- 岡本おかもと

千尋ち ひ ろ

-41- 小椋お ぐ ら

優作ゆうさく

-54-

か行

柿島かきしま

新太郎しん た ろ う

-48- 加藤か と う

大輔だいすけ

-17- 菊池き く ち

啓子け い こ

-51-

北川きたがわ

博司ひ ろ し

-19- 木村き む ら

恵子け い こ

-38- 倉くら

畑はた

萌もえ

-54-

小木曽こ ぎ そ

友則とものり

-55- 後藤ご と う

健太け ん た

-49- 後藤ご と う

裕子ゆ う こ

-58-

小林こばやし

直樹な お き

-25- 木挽こ び き

秀夫ひ で お

-40- 小松尾こ ま つ お

京子きょうこ

-19-

小室こ む ろ

明久あきひさ

-55-

さ行

柴田し ば た

純一じゅんいち

-14- 下内しもうち

充みつる

-24- 菅沼すがぬま

惇一じゅんいち

-35-

杉山すぎやま

祐子ゆ う こ

-51- 鈴木す ず き

康こう

介すけ

-49-

た行

高木た か き

総平そうへい

-13- 高野た か の

晃あき

伸のぶ

-58- 竹たけ

ノ下の し た

祐二ゆ う じ

-33-

- 6 -

谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

- 7 -

キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

- 8 -

キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

- 9 -

心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 5: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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西垣 直子 -53-

倉畑 萌 -54-

小椋 優作 -54-

小室 明久 -55-

小木曽 友則 -55-

短期大学部 社会福祉学科

横山 さつき -57-

野村 敬子 -57-

高野 晃伸 -58-

後藤 裕子 -58-

海老 諭香 -59-

土谷 彩喜恵 -59-

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教員名検索 あ行

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謙司け ん じ

-27-

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信のぶ

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勝子か つ こ

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裕ゆう

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啓子け い こ

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友則とものり

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健太け ん た

-49- 後藤ご と う

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太郎た ろ う

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村田む ら た

泰弘やすひろ

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直子な お こ

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や行

八桁や げ た

健けん

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武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

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山田や ま だ

丈たけ

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わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

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あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

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キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 6: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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教員名検索 あ行

青木あ お き

郁子い く こ

-42- 浅田あ さ だ

訓のり

永ひさ

-47- 新井あ ら い

謙司け ん じ

-27-

有川ありかわ

一はじめ

-47- 安藤あんどう

信のぶ

雄お

-45- 飯尾い い お

良よし

英ひで

-13-

市橋いちはし

佳よし

明あき

-24- 稲垣いながき

貴彦たかひこ

-48- 井村い む ら

保たもつ

-32-

植松うえまつ

勝子か つ こ

-39- 鵜飼う か い

建たけ

志し

-34- 打うつ

保ぼ

由佳ゆ か

-20-

梅田う め だ

裕ゆう

介すけ

-29- 海老え び

諭ゆ

香か

-59- 大嶽おおたけ

昇のり

弘ひろ

-31-

大法おおのり

啓子け い こ

-38- 大橋おおはし

明あきら

-16- 大藪おおやぶ

元康もとやす

-15-

岡田お か だ

泰子や す こ

-52- 岡本おかもと

千尋ち ひ ろ

-41- 小椋お ぐ ら

優作ゆうさく

-54-

か行

柿島かきしま

新太郎しん た ろ う

-48- 加藤か と う

大輔だいすけ

-17- 菊池き く ち

啓子け い こ

-51-

北川きたがわ

博司ひ ろ し

-19- 木村き む ら

恵子け い こ

-38- 倉くら

畑はた

萌もえ

-54-

小木曽こ ぎ そ

友則とものり

-55- 後藤ご と う

健太け ん た

-49- 後藤ご と う

裕子ゆ う こ

-58-

小林こばやし

直樹な お き

-25- 木挽こ び き

秀夫ひ で お

-40- 小松尾こ ま つ お

京子きょうこ

-19-

小室こ む ろ

明久あきひさ

-55-

さ行

柴田し ば た

純一じゅんいち

-14- 下内しもうち

充みつる

-24- 菅沼すがぬま

惇一じゅんいち

-35-

杉山すぎやま

祐子ゆ う こ

-51- 鈴木す ず き

康こう

介すけ

-49-

た行

高木た か き

総平そうへい

-13- 高野た か の

晃あき

伸のぶ

-58- 竹たけ

ノ下の し た

祐二ゆ う じ

-33-

- 6 -

谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

- 7 -

キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

- 8 -

キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 7: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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谷口たにぐち

真由美ま ゆ み

-15- ダーリンプル 規子の り こ

-52- 千鳥ち ど り

司かず

浩ひろ

-32-

土谷つ ち や

彩さ

喜恵き え

-59- 田路と う じ

敏彦としひこ

-28- 留とめ

田だ

由美ゆ み

-39-

な行

中川なかがわ

雅人ま さ と

-46- 永谷な が や

照男て る お

-37- 名倉な ぐ ら

弘美ひ ろ み

-18-

西垣にしがき

直子な お こ

-53- 西垣にしがき

吉之よしゆき

-22- 西嶋にしじま

力ちから

-33-

野村の む ら

敬子け い こ

-57-

は行

林はやし

久美子く み こ

-41- 林はやし

茂男し げ お

-23- 原田は ら だ

憲一けんいち

-44-

平井ひ ら い

博史ひ ろ し

-26- 平澤ひらさわ

園子そ の こ

-40- 平野ひ ら の

華か

織おり

-26-

福地ふ く ち

潮人し お と

-16- 藤丸ふじまる

郁代い く よ

-37- 伏屋ふ せ や

英ひで

幸ゆき

-25-

別府べ っ ぷ

悦子え つ こ

-22-

ま行

益川ますかわ

優子ゆ う こ

-27- 松岡まつおか

敏男と し お

-44- 三上み か み

章あき

允ちか

-31-

三川み か わ

浩こう

太郎た ろ う

-34- 水野み ず の

かがみ -46- 宮嶋みやじま

淳じゅん

-14-

村田む ら た

泰弘やすひろ

-53- 森田も り た

直子な お こ

-17-

や行

八桁や げ た

健けん

-28- 薮下やぶした

武司た け し

-45- 山下やました

科子し な こ

-18-

山田や ま だ

丈たけ

美み

-23- 横山よこやま

さつき -57-

わ行

渡辺わたなべ

明夏め い か

-20-

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キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

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キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 8: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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キーワード検索

あ アクティビティケア 57 アクティブラーニング 2740 朝活動 28 アスレティックトレーナー 34 アセスメント 14 遊びあそび 295253 アフリカ 33

い e ラーニング 46 意思 49 伊勢湾台風 26 一次予防 37 イノベーション 45 祈り 16 居場所 27 意味のある「やり取り」 27 医療安全 41

う 運動 444647 運動遊び 54 運動指導者 46 運動スキル 49

え 英語教育 24 英語の語彙 24 英語の文構造 24 栄養指導 34 疫学 37 エピソード記述 2255 LA(Learning Analytics) 46 LGBTQ 41

お 音楽 52 音楽技能 51 音楽表現 24

音象徴 28

か 介護 18 介護支援機器 58 介護職員 57 介護人材 17 介護福祉教育 58 介護福祉士 17 介護福祉のキャリア形成 18 介護保険事業計画 13 介護予防 17 科学遊び 29 科学的に探究する力 25 学習過程 25 学習支援 58 喀痰吸引等のケア 18 学力向上施策 25 かけっこ 49 歌唱力 24 数え足し 23 家族 42 カタカナ語 24 家庭学習 25 カルト問題カウンセリング 13 看護学実習 41 看護技術 41 看護技術教育 41 看護教育 3940 看護師 38

き 企業スポーツ 48 希望 16 QOLADL 向上 46 教育 52 教育大綱 25 教員養成 28 教科等横断的指導 23 協働 15 協同学習 27

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キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 9: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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キリスト教社会福祉 19 筋力トレーニング 34

く クラブハウスモデル 17 グラムシ主義 16 車いすバスケットボール 33

け 計画の策定と評価 15 計算 23 傾聴ボランティア 19 軽度の発達障がい児 39 ケースカンファレンス(事例検討会) 19 ケースワーク 14 ゲーム分析 48 健康 3746 健康増進 3347 言語進化 28 源氏物語 23 現象学 44 憲法判例の軌跡 47 権利擁護 15

こ コアコンピタンス 45 高血圧循環器病予防療養指導士 41 公衆衛生看護 37 行動調整 59 行動問題 53 高齢者 163259 高齢者介護 1718 高齢者虐待防止 57 コーチング 48 コーディネーショントレーニング 26 国語 23 心の育ち 22 子育て支援 262951 言葉 23 子ども 14 コミュニケーション支援 32 ゴリラ 33

さ サービスの質の評価 15 災害介護 58 サルコペニア 34

し COPD 34 色覚 31 自殺予防 1920 自死自殺 20 自助具開発 58 自治会町内会 13 指導方法 24 社会性 54 社会生活適応支援 40 社会性の発達 3952 終活 19 宗教性 13 縦断的調査 54 終末期ケア 31 10 までの数の認識 23 循環病態学 41 障がい 49 障害学 2048 障がい者支援施設 53 障がい者就労支援 51 障害者総合支援法 32 障害者団体 16 障害者福祉 20 小学生への文字指導 27 小学校 28 小学校英語 27 小児看護 39 小児保健 39 食育 51 食生活 51 助産師の助産師による乳房ケア 38 神経難病 32 人工的低酸素 44 人材育成 19 震災の理解 15 心身の健康 16

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 10: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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心身の発達 54 身体 44 身体的認識 44 身体と感情の哲学現象学 48 身体表現 24 心理療法 13 人類学 33 人類進化 33

す 水中運動 46 スウェーデン 16 スーパーバイザー 19 ストレス 42 ストレスコーピング 42 ストレスチェック 38 ストレスマネジメント 57 ストレッチング 34 スピリチュアリティ 19 スポーツ指導 49 スポーツ傷害 34 スポーツマネジメント 48 住み慣れた地域 59 3D プリンタ 58

せ 生活習慣 37 生活習慣病 44 生活保護制度 14 省察 28 精神看護技術 40 精神障害 20 精神障害者 17 精神保健福祉 1720 生成文法 28 生態学 33 青年期 27 生命倫理 48 世界の英語 24 積極的行動支援 53 セラピー 57 全国学力学習状況調査 25

潜在保育者 51 漸進説 28

そ 早期発見早期支援 39 造形表現 2455 総合教育会議 25 相互支援 17 操作 23 創造性 55 ソーシャルアクション 20 ソーシャルワーク 1420 測定評価 54 足底感覚 3235 足底感覚トレーニング 35 育てにくさ 39 尊厳 18

た Dialog 40 体育授業 49 退院後の授乳に関する悩み 38 大学生の修学支援 45 体験 29 対人関係 27 体操教室 33 大脳基底核 28 ダイバーシティデザイン 41 体力 49 体力運動能力 54 体力測定 33 多職種連携 18 探究的な学び 25 短距離走 49

ち 地域 37 地域活動の効果 16 地域貢献 15 地域振興 45 地域生活支援 17 地域の産学連携 45

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 11: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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地域福祉活動計画 13 地域福祉計画 13 地域包括ケア 19 地域包括ケアシステム 40 知的障がい者 53 地方創生とインターンシップ 47 中高年者 46 中小企業 45 超音波画像診断 3334

て 低酸素環境 44 デジタル工作技術 46 転倒防止 3132 転倒予防 3559

と 統合国家としての市民社会 16 糖尿病患者 42 読譜力 24 特別支援教育 22 トレーニング 49

な 内面理解 53 仲間関係 54

に 乳幼児 54 乳幼児―養育者間のやりとり 52 乳幼児健康診査 22 乳幼児の発達 53 認知症 3140 認知症介護 17 認知症カフェ 59 認知症ケア 18 認知症高齢者 59 認知症対応型共同生活介護 59

の 脳機能 3147

は パーソンセンタードケア 18 発生 47 発達障害 22 発達臨床心理学 22 バランス 3235 バレーボール 48

ひ ピアノ 52 ピアノ実技の力 24 PDCA 15 非営利組織 45 弾き歌い指導のステップ 24 非言語的コミュニケーション 52 美術教育史 55 人集団 37 評価 22 表現 28

ふ 不安 38 フィジカルアセスメント 41 福祉計画 15 福祉サービスの第三者評価 48 福祉用具 3246 プログラミング 25 ブロック図 23

ほ 保育学 55 保育現場における職員研修 53 保育実践 26 保育実践の質 22 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 52 法の下の平等の意味 47 歩行 3235 保護者支援 39 保護の受給要件 14 補装具 32 牧会ケアー 13 母乳育児 38

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 12: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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ま マイクロコンピュータ 25 まちおこし地域おこし 45

み 水際作戦 14 未来 14

む 無給インターンシップ 47

め メタガバナンス 16 メタボリックシンドローム 34

も 模倣 54

ゆ 有給インターンシップ 47

よ 幼児教育学 55 幼児体育 26 幼少年期 54 幼少連携 2329 幼児理解 22 腰痛予防 31

ら ライフストーリー法 20

り 理科教育 25 リカバリー 19 陸上運動陸上競技 49 リトミック 52 留学生 58 領域「表現」 24 両立支援 38 臨地実習指導者 41

れ 歴史 39

ろ 労働災害 3738 老年観 40 老年看護 40 ロコモティブシンドローム 33 ロコモティブシンドローム予防 31

わ 若者の就労援助 45

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 13: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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人間福祉学部

人間福祉学科

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 14: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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高木 総平 TAKAKI Sohei (人間福祉学科)教授宗教総主事

【研究テーマと内容】 ① 心理療法カウンセリングにおける宗教宗教性の研究

学生時代より触れてきているユング心理学の考えでは心の深いところに宗教的な世界があるというものであり心理療法やカウンセリングが扱う人間の苦悩を考える場合そのような宗教性を考えざるを得ないまた近年取り上げられることの多い「スピリチュアリティ」ともつながっているこの点から死や自死の問題にも取り組む

② キリスト教世界における牧会ケアーの研究 教会においても様々な心の問題が生じ対応に苦慮することが起きている古来そのような心に対する世話配慮を牧会と呼び教会では重視してきた近代現代の臨床心理学や精神世界に対する知見から学ぶとともにキリスト教世界においては改めて実践的な領域として牧会をとらえなおす必要があると考えている

③ カルト団体からの脱会や脱会後のケアー予防活動の研究 長年カルト団体に入信した本人や家族のカウンセリングに従事してきた経験からカルト団体への入信者や脱会者の心理を研究また予防の問題を追及している

【共同研究希望テーマ分野】 キリスト教主義他大学との建学の精神に関する共同研究 【キーワード】 心理療法 宗教性 牧会ケアー カルト問題カウンセリング httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakaki_souhei

飯尾 良英 IIO Yoshihide(人間福祉学科)教授学部長地域連携推進センター所長通信教育部長

【研究テーマと内容】 長年にわたって様々な行政福祉計画や社協計画に携わってきた経験から各地の行政委員会に参画し地域福祉政策の立案についてアドバイスなどを行っているとりわけ地域住民や地域住民組織の組織化住民参加の方法社会福祉協議会の役割ボランティア組織の育成などについて研究を行っている地域住民組織の役割が増す中で住民にとって最も身近な町内会自治会などの改革や強化など各地の先進事例を集めて研究する計画をもっている 【共同研究希望テーマ分野】 自治会町内会に注目して加入率の低下や役員のなり手不足行事参加者の減少など直面している課題について原因の究明と時代にマッチした組織改革のあり方を各地の事例を収集するなかで考察したい 【キーワード】 地域福祉計画 地域福祉活動計画 介護保険事業計画 自治会町内会 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheriio

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 15: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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柴田 純一 SHIBATA Junichi (人間福祉学科)教授学科長通信教育部副部長

【研究テーマと内容】 テーマ生活保護制度における不適切対応の解消を図る面接支援システムの研究 内 容生活保護法に基づく保護請求権は法律上の権利であるがしばしば申請を受け付けずあるいは保

護の辞退を迫り要保護者の餓死を引き起こす等保護の実施機関がこれを拒む違法な運用が行われこれまで「水際作戦」として社会的課題となってきた この不適切な状況を抑止し保護申請時における適切な対応を支援するシステムを開発する 1生活保護制度運用上の課題をふまえ不適切な対応事例に関して課題の分析を行う 2改善すべき事務の仕組み手続き法令及び判例の検討を行う 3保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)を開発する

【共同研究希望テーマ分野】 保護の面接及び要否判定の過程を支援するソフト(アプリケーション)の開発 【キーワード】 生活保護制度 保護の受給要件 水際作戦 ケースワーク アセスメント httpswwwchubu-guacjpaboutteachershibata

宮嶋 淳 MIYAJIMA Jun (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの幸せと自己肯定感の獲得向上 福祉人材(財)の開発教育 ミクロメゾマクロな領域におけるソーシャルワーク 内 容21 世紀人間の Well-being に関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレ

ベルに到達し未来指向型人間福祉学の領域にまで広がりました 私がめざす未来指向型人間福祉学はこれから生まれてくる子供たちが望むであろう「幸せ」の追求にも及びますそうした未来を拓く人々を含めて人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています

【共同研究希望テーマ分野】 福祉に関する領域分野 【キーワード】 子ども ソーシャルワーク 未来 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermiyajima

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 16: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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大藪 元康 OYABU Motoyasu (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ福祉計画の策定と評価のあり方について 内 容老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画など福祉計画はPDCA サイクルで進

めるとされている計画策定については当事者や住民代表事業所の参画を得ながら行われるところが多いしかしながら評価については庁内で行われる場合もあるまたその結果を住民に公表されているところは多くない 福祉計画をどのように策定し評価するかという点に関心がある福祉計画は計画策定時に目標値を設定することが難しく定量的な評価だけでは難しい福祉計画の策定のあり方と評価方法を検討したい

【共同研究希望テーマ分野】 福祉計画(老人福祉計画介護保険事業計画障害者計画障害福祉計画自殺対策計画など)の策定と評価 【キーワード】 福祉計画 PDCA 計画の策定と評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheroyabu

谷口 真由美 TANIGUCHI Mayumi (人間福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 第三者評価事業が社会福祉施設に根づくシステムの構築 (第三者評価事業が効果的に機能し社会福祉施設におけるサービスの質を保証しより良いサービスを受ける国民の権利の実現を最終目的としている現在評価の実践モデルを形成稼働してその有用性を検証中) ② 東日本大震災復興支援(NPO 法人の活動で震災直後からシンポジウム訪問音楽教室やコンサート調査仮設への支援等を実施してきたこの震災を風化させないよう私たち一人ひとりの課題として福島を甦らせようと取り組んできた) ③ 地域の福祉課題に協働参加(これまで地域福祉計画の策定町づくり事業参加実態調査懇談会協働事業の開催等によって地域の福祉課題に取り組む) ④ 子どもの学習支援活動(ボランティア活動啓発パンフの作成) 【共同研究希望テーマ分野】 社会福祉施設の評価が機能することによるサービスの質の保障(高齢障害子ども) 地域連携協働(社会的孤立セルフネグレクト災害時の要支援者への支援)地域福祉計画策定 【キーワード】 権利擁護 サービスの質の評価 震災の理解 協働 地域貢献 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertaniguchi

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 17: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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大橋 明 OHASHI Akira (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 高齢者を対象とした心理学的研究特に希望(時間的展望)やあきらめ(対象喪失悲哀の作業)が生じるメカニズムや構造関連要因について研究してきた現在はこれら以外にも地域社会に居住する高齢者の心身の健康に関する要因(たとえば抑うつ気分を引き起こす要因)の検討地域交流(寺での集まりなど)の効果の検討を行っているまた祈り赦しという心の動きに関心がある 【共同研究希望テーマ分野】 高齢者の心身の健康に関することであればお役に立てることがあるかもしれません 【キーワード】 高齢者 希望 祈り 心身の健康 地域活動の効果 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherohashi

福地 潮人 FUKUCHI Shioto (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 社会ガバナンス論に関して主にグラムシ主義の立場から批判的に検討を行っている実証面ではスウェーデンの障害者福祉に関してとくに障害者団体の社会福祉ガバナンス上の役割機能に焦点を当てて研究している 【共同研究希望テーマ分野】 障害者団体や障害者施設など なお最近では地域福祉政策の財政面についても関心を抱いているため行政機関や地方議会との共同研究も希望する 【キーワード】 メタガバナンス グラムシ主義 統合国家としての市民社会 スウェーデン 障害者団体 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfukuchi

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 18: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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森田 直子 MORITA Naoko (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 これまでの研究は施設における介護事故対策や認知症ケア技術(タッチケア)の検討を行ってきた 現在は東アジアや東南アジアの一部の地域の高齢者ケア看取りケアと介護人材について調査をしている 関心テーマは① 介護人材の確保と育成およびキャリアアップのあり方

② 地域における認知症ケアの方法やシステム作り

【共同研究希望テーマ分野】 多様な学習背景をもつ介護士の現任教育について 地域における認知症の人への支援について 【キーワード】 高齢者介護 認知症介護 介護福祉士 介護人材 介護予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermorita

加藤 大輔 KATO Daisuke (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ「精神障害者の地域生活支援に関する研究 ~クラブハウスモデルの有効性とその課題に着目して~」 内 容精神障害者の地域生活支援やリハビリテーションのあり方や具体的な援助方法について研究してい

る特に1940 年代に米国で誕生した「クラブハウスモデル」に着目しておりクラブハウスに集う当事者同士のつながり(相互支援)の可能性当事者と職員との横並びの関係性(パートナーシップ)のあり方一般社会の中での就労支援の意義等を明らかにしたいと考えているそのために国内外のクラブハウス関係者と連携しフィールドワークや実態調査等を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 精神障害者理解 【キーワード】 精神保健福祉 精神障害者 地域生活支援 相互支援 クラブハウスモデル httpswwwacofficejpcguhpKgAppkyoinId=ymbggsodggy

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 19: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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山下 科子 YAMASHITA Shinako (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 介護支援コースで介護福祉士の養成に携わっている ① 喀痰吸引等のケアに関する看護職と介護職の連携

喀痰吸引等のケアに関して介護現場で求められている職種間の連携の課題等から介護福祉士養成課程においてどのような教育が必要なのかを研究しているまた介護現場で必要な研修について検討している

② 認知症ケア 認知症の人へのケアスタッフの関わり方やケアの内容について分析しどのようなケアが有効であるかを研究している

③ 介護福祉士のキャリア形成 本学の介護支援コースの卒業生を対象に資格取得後のキャリア形成について調査研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 喀痰吸引等のケアについて 介護福祉士資格取得後のキャリア形成 認知症ケア 認知症教育 【キーワード】 喀痰吸引等のケア 認知症ケア 高齢者介護 多職種連携 介護福祉士のキャリア形成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamashita

名倉 弘美 NAGURA Hiromi (人間福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ認知症ケアの現状と課題 近年急速に増加しているといわれている認知症高齢者のケアに関する研究に取り組んでいる認知症の方と良好なコミュニケーションをとる為に大切なことは何か認知症の方の尊厳を保つためにどのようなことに心がけたら良いのかを探求する 認知症ケアの先行研究においては認知症の人の視点や立場を尊重する考え方である「パーソンセンタードケア」について理論的研究が散見されるようになった しかし現場の介護スタッフがその知識を持ち実践しているかどうかの現状についての調査はほとんどみられないそこで「パーソンセンタードケア」の視点から調査しその有効性と実践状況を把握していきたいその過程を経て認知症ケアの現状を把握し認知症ケアの課題を明らかにしていく 【キーワード】 認知症ケア 介護 尊厳 パーソンセンタードケア httpswwwchubu-guacjpaboutteachernagura

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 20: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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北川 博司 KITAGAWA Hiroshi (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 <これまで取り組んできたこと> 人間は人生において様々な苦悩を担いますがなぜそのような苦悩を負わされなければならないのでしょうかどのように考えれば人間は心の平安を得ることができるのでしょうか社会福祉の仕事は人間が人生の途上で担う苦悩のうち「社会の責任」に起因する苦悩を担う方々の問いに寄り添って来たと言えます私はこれまで地方自治体で社会福祉医療関係のソーシャルワークを 30 年間経験しましたまた現場実践を積み重ねるうちに社会福祉は人間の生きる意味や癒し和解赦しを与えない「人間の運命」や「個人の責任」に寄り添うことの限界を感じ在職中に日本基督教団教師となりプロテスタント教会の牧師との二足のわらじを履いて来ました <いま取り組んでいること> 本学には2016 年度から働きの場を与えられ主に精神障がいがある人々ためのソーシャルワークリカバリースピリチュアリティについて研究を進めています また地方自治体におけるエンディングノートなどの地域住民の「終活」支援自殺予防のためのゲートキーパー活動教会や病院におけるパストラルケアなどに関心を持ち取り組んでいます 【共同研究希望テーマ分野】 「終活」支援 自殺予防ゲートキーパー活動 パストラルケア(スピリチュアルケア) 【キーワード】 リカバリー スピリチュアリティ 終活 自殺予防 キリスト教社会福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkitagawa

小松尾 京子 KOMATSUO Kyoko (人間福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① ケースカンファレンスにおけるスーパーバイザーの機能に関する研究

子どもから高齢者を含めた全世代型の地域包括ケアの推進に向けて他職種連携やサービスの質の担保が社会から要請されている虐待やゴミ屋敷等の多様な課題を抱えるケースに対しケースカンファレンス(事例検討会)の重要性が増しているケースカンファレンスを効果的に展開できるためのスーパーバイザー(助言者)の機能を量的調査から導き出しスキルと評価指標の研究に取り組んでいる

② 傾聴ボランティアを活用した見守り活動に関する研究 地域包括ケアの推進に向けて多様な担い手による地域づくりへの取り組みが自治体に求められている傾聴ボランティアを養成し独居高齢者等の見守り活動を地域で展開しその効果と課題について研究している

【共同研究希望テーマ分野】 ケースカンファレンス(事例検討会)の効果的な展開について 傾聴ボランティアを活用した地域づくりについて 【キーワード】 ケースカンファレンス(事例検討会) スーパービジョン 地域包括ケア 傾聴ボランティア 人材育成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomatsuo_kyouko

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 21: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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打保 由佳 UTSUBO Yuka (人間福祉学科)特任講師

【研究テーマと内容】 ① 社会学分野でのライフストーリー法を活用した聞き取り調査及び参与観察を行いその手法に基づいた障害者運動家のライフヒストリーを作成することそしてライフヒストリーを障害学の視点から分析し障害者運動の背景にあった障害者差別を明らかにする研究 ② 障害者運動などの社会運動に焦点をあて障害者運動の展開過程と社会福祉援助技術でのソーシャルアクションの理論とを照らし合わせることで実践と理論との関係性について考察する研究 【共同研究希望テーマ分野】 障害者福祉分野におけるライフストーリー法に基づく質的調査の研究 【キーワード】 ライフストーリー法 障害学 ソーシャルアクション 障害者福祉 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherutsubo

渡辺 明夏 WATANABE Meika (人間福祉学科)助教

【研究テーマと内容】 うつ病や統合失調症などの精神疾患や精神障がいは決して珍しいものではなく身近なものですそのため誰もが精神疾患や精神障がいについての正しい知識を持ち自分自身のケアや身近な人への気づきや寄り添いができるような地域社会となる必要があると考えていますまたさまざまな理由で生きづらさを抱えておられる方々に対して専門職をはじめ地域や職場家庭など身近な人に対してどのようなことができるのかを考えています 特に現在は支援を求めない困難ケースへのソーシャルワーク実践や自死自殺について関心があり研究を行っています 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践 精神疾患や精神障がいのある方への支援 自殺予防とソーシャルワーク など 【共同研究希望テーマ分野】 自殺予防など自死自殺に関する内容 精神障害の地域生活を支える支援について 【キーワード】 精神保健福祉 ソーシャルワーク 精神障害 自殺予防 自死自殺 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherwatanabe_meika

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 22: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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教育学部

子ども教育学科

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 23: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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西垣 吉之 NISHIGAKI Yoshiyuki (子ども教育学科)教授幼稚園教諭保育士コース長

【研究テーマと内容】 幼児教育の現場では【子どもの生活や遊びをどのような観点で評価するか】や【生活や遊びを評価する視点の質そのものを高めること】への課題を抱えている幼稚園教育要領等の改訂等に示されている 5 領域の観点からの幼児の発達の評価に加え「3 つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育って欲しい 10 の姿」「非認知能力の育ち」など新たな評価の観点が生まれ幼児教育の現場は幼児をどのように理解するかについて混乱が予測されるそこでここ数年は幼児理解の質を高める上で新しい要領や指針に見られる幼児理解のあり方が現場に定着することを阻む要因について明らかにすると共に保育実践の質を評価するための手立てについて研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ保育実践の質の評価について幼児理解と環境構成や援助の関連について 分 野幼児教育学保育学子ども学 等 【キーワード】 幼児理解 評価 心の育ち 保育実践の質 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki

別府 悦子 BEPPU Etsuko (子ども教育学科)教授人間福祉相談センター主任相談員

【研究テーマと内容】 もともとは行政の母子保健や障害幼児通園施設において心理士(発達相談員)の仕事をしており障害のある子どもたちの発達研究を行ってきました現在は幼児期からのライフサイクルの支援をつなげて保育や学校現場障害者施設ひきこもりの支援団体等とかかわりながらすぐれた実践を研究に結実させることを探究しています保護者や実践者の労苦や困難そして当事者の思いをふまえた実践研究を行い子どもたちやご家族がここに住んで良かったと思える地域の制度や施策の進展につながることを願い現場と関わりながら地道に継続していく所存です 【共同研究希望テーマ分野】 現在本巣市役所健康増進課の職員の方たちと学術振興会科学研究費の助成を受けて共同研究を進めています分野は母子保健(乳幼児健診)や特別支援教育への移行の課題です 【キーワード】 発達障害 特別支援教育 乳幼児健康診査 発達臨床心理学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherbeppu

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 24: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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山田 丈美 YAMADA Takemi (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 言葉の力の育成についての研究

言葉は人がものを考えたり他者とのコミュニケーションをはかったりする際の重要な役割を担っているそのような言葉の力をどのように育成していったらよいかについて教育面から研究している特に語彙の観点から検討している

② 古典教育についての研究 古くから受け継がれてきた言語文化としての古典の魅力を伝えられる授業づくりを研究している地域の読書サークルの「源氏物語」読書会の講師も務めている

③ 教育方法教育課程についての研究 学校教育全体を見渡して子どもたちが主体的に学ぶための教育方法や教育課程について研究している近年は教科等横断的指導をテーマとして取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 国語教育 言葉 幼小連携 教科等横断的指導 【キーワード】 言葉 国語 教科等横断的指導 幼小連携 源氏物語 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryamada_t

林 茂男 HAYASHI Shigeo (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ和が 10 までのたし算のつまずきに対する要因分析 内 容小学校第1学年の児童が最初の計算として学習する和が 10 までの加法について児童はどこでつま

ずく可能性があるのかそしてその要因はどこにあるのかということについ調査研究報告をする本研究では障害のある児童のつまずきの実態を観察しその要因を分析したそして小学校第1学年で学習する和が 10 までのたし算の指導に生かすことを目的としている本研究の成果は和が 10までの加法とその逆の減法及び和が 10 を超える1位数同士の加法とその逆の減法の指導にも生かすことができる

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期における数概念の理解 小学校における基礎計算の指導 【キーワード】 10 までの数の認識 計算 ブロック図 操作 数え足し httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_s

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

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Page 25: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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下内 充 SHIMOUCHI Mitsuru (子ども教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 中学校英語教科書使用の文構造と語彙の調査研究

中学校教員の現場の指導効率と学生の教育効率の向上のために小学校英語必修化以降の英語教育において理解するべき文法語彙項目と習熟するべき技術について調査し現場の限られた時間内でどのように高等学校以上の生の英語活動につなぐことができるかを探る

② 発信型英語補助教材の開発 日本人が外国語としての英語を使うためにはどの程度のバイリンガル度が求められるか「バイリンガル1文化」で限界はあるのか「バイリンガル2 文化」を目指すならどの程度英米の文化理解が求められるのか段階的なスケールを使って見える形にしたい

【共同研究希望テーマ分野】 「カタカナ語検定」の導入のための基礎調査を進める予定主に英語からの外来語を中心にその理解を深めるための言語学的知見を漢字検定の要領に倣ってコミュニケーション効率を上げるために一般的な知識となるべくまとめたい 【キーワード】 英語教育 英語の文構造 英語の語彙 世界の英語 カタカナ語

市橋 佳明 ICHIHASHI Yoshiaki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「ピアノの弾き歌いにおける指導の実践研究」

ピアノの弾き歌いをするために「読譜力」を高める指導「ピアノ実技の力」を高める指導「歌唱力」を高める指導について学生の実態を踏まえながらそれぞれの力を高める明確な観点をもって「弾き歌い」を具体的に指導していくことの必要性を明らかにしている

②「領域『表現』に関する指導の実践的研究」 「保育所教育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携認定こども園教育保育要領」が改正され平成30年4月1日から適用されているこの中で特に感性と表現に関する領域「表現」に焦点化し研究実践したこの領域「表現」では感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにすることをねらいとして指導する必要があるこのことを踏まえ子どもたちが造形表現音楽表現身体表現活動を通して素直に自己表現できるような指導の配慮をしていくための具体的な事例について実践し考察した

【キーワード】 読譜力 ピアノ実技の力 歌唱力 弾き歌い指導のステップ 指導方法 領域「表現」 造形表現 音楽表現 身体表現 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherichihashi_yoshiaki

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 26: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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伏屋 英幸 FUSEYA Hideyuki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ①「探究的な学びの過程を大切にして科学的に探究する力を高める理科指導の在り方」

理科の授業において探究の過程を大切にすることが子どもの科学的に探究する力を高めるために有効に働くことになると考え単元を通して単位時間における授業の工夫を行い子どもの科学的に探究する力を高める活動の在り方を追究

②「初心者がマイクロコンピュータを使ってプログラミングを習得するまでの学習過程の分析」 小中学校高等学校においてプログラミング的思考を取り入れた教育が求められとりわけ理科などにおいてはプログラミング体験を取り入れる場面が想定されているそこで将来教員になることを考えている学生がプログラミングを学び自分が習得する上でどこに難しさがあるのかまたどのように習得していくのかを初心者のプログラミングを習得するまでの学習過程について分析しそのまとめと課題を考察する

【キーワード】 理科教育 探究的な学び 科学的に探究する力 プログラミング マイクロコンピュータ 学習過程 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfuseya_hideyuki

小林 直樹 KOBAYASHI Naoki (子ども教育学科)特任教授

【研究テーマと内容】 ① 地方教育行政の在り方についての研究

とかく分かりにくいとか責任の所在が曖昧だとか臨機応変な対応できないと指摘されてきた教育委員会が教育大綱の策定や総合教育会議の設置また教育長と教育委員長の一本化などを旗印に制度改革されましたその後教育委員会にはどんな変容が見られるのか問題があると指摘された点は解消されつつあるのかなどを明らかにします

② 学力についての研究 国際標準としての学力を求めたり全国学テや PISA 調査の結果を受けたりするなかで令和の時代に求められる子どもたちの学力は「活用力」であると捉えていますそのためには授業や家庭学習はどうあるべきかについて明らかにします

【共同研究希望テーマ分野】 教育行政論 学力論 学校管理職養成領域 【キーワード】 教育大綱 総合教育会議 全国学力学習状況調査 学力向上施策 家庭学習 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobayashi_naoki

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 27: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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平井 博史 HIRAI Hiroshi (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 幼児期児童期の運動指導を効率よく行い成果を上げる内容と方法の研究 特に神経系に視点を置いたコーディネーショントレーニングの理論に基づいた指導内容と方法の研究を行っている 幼稚園保育園こども園などでの実践からマット跳び箱鉄棒など器具運動の指導方法やなわとびボール運動の指導方法の確立を目指している その他多方面に渡り神経系に視点を置いたトレーニング方法の実践と効果も併せて研究している 【キーワード】 幼児体育 コーディネーショントレーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirai

平野 華織 HIRANO Kaori (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 伊勢湾台風被災後の保育実践の研究

災害等による非常時の保育実践を成り立たせる条件を明らかにするため1959 年伊勢湾台風の被災後の保育所実践を分析する 伊勢湾台風に関する文献史料を収集し当時行われた社会福祉実践の分析を行う

② 障がいのある保護者の子育て支援 誰もが子育てしやすい地域社会を構築するため障がいのある親の子育てに関する課題をインタビュー調査から明らかにしたい 障害のある女性の結婚出産子育てセクシュアリティに関わる文献を収集する

【共同研究希望テーマ分野】 歴史研究 【キーワード】 伊勢湾台風 保育実践 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirano

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

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TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

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Page 28: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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新井 謙司 ARAI Kenji (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 子どもの言葉の学び方に寄り沿った小学校英語のあり方について久埜百合(中部学院大学学事顧問)と共に 3年計画の研究(iPad を利用した小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある文字学習プログラムの構築)を進めているさらに中部学院大学と県内4校の小学校 と「授業づくり連携協力校」の提携を結び授業改善のための研究支援校内研修等を実施している小学校英語授業のあり方英語専科教員(JTE)の役割と効果意味のある豊かな「やり取り」による英語のインプットの方法例文字指導の導入と定着に向けてALTとのティームティーチングの視点等について公立小の現場をフィールドに実践研究を進めている 【共同研究希望テーマ分野】 小学生の英文を「読む力」の育成に効果のある指導方法の開発 「子どもの学びに寄り添う」小学校英語の授業改善 ~子どもの思考を促し思わず英語を言いたくなる読

みたくなる書きたくなる指導方法の追求~ 【キーワード】 小学校英語 意味のある「やり取り」 小学生への文字指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarai_kenji

益川 優子 MASUKAWA Yuko (子ども教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 青年期における居場所感に関する研究

近年人々の居場所に関する研究が盛んに行われている居場所とは多元多層的な意味を持つものであるが人との関わりによって構築されるということは多くの学術領域において共通した見解として示されているそこで対人関係において形成される居場所感の構成要因や条件等について研究を進めている特にアイデンティティの形成を始める中学生以降の青年期を過ごす者を研究対象としている

② 効果的な協同学習の進め方に関する研究 近年PBL(Project Based Learning)やアクティブラーニング(主体的対話的で深い学び)が教育方法として積極的に導入される中小集団での互恵的な関係を基盤にした協同学習の効果が注目されている児童生徒が意欲的に取り組めるようゲームや作成作業を活用した協同学習の進め方について研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 教育心理学 学校心理学 人間関係学 【キーワード】 青年期 居場所 対人関係 協同学習 アクティブラーニング httpswwwchubu-guacjpaboutteachermasukawa_yuko

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 29: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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八桁 健 YAGETA Ken (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ小学校の朝活動における描画の継続が果たす役割についての研究 内 容本研究の目的は小学校の朝活動における継続的な描画が児童の内面や学校生活に与える効果を調

査することであるドローイングなどの主観的素描表現は児童各々の自在な表現を前提とし児童の内面を端的に表出し得る活動であるまた描いた作品を自己評価し友人と鑑賞し合うことで自己他者理解に繋がる活動といえようしかしながらその内実についてはこれまで明らかにされてこなかったそこで本研究では朝活動において継続的な描画を実施している小学校と実施していない小学校のデータを比較研究することなどから本活動の効果について探っている

【共同研究希望テーマ分野】 アート 表現 造形遊び 創造 ひらめき 【キーワード】 表現 省察 朝活動 小学校 教員養成 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryageta_ken

田路 敏彦 TOJI Toshihiko (子ども教育学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ「言語の起源とその進化」 言語の起源に関しては様々な仮説が提出されており例えばジェスチャー仮説や歌音楽仮説等枚挙に暇がないがそのどれもが決定的な根拠を欠いているそれは当然のことで骨や石器と違って太古の言語の記録は現存しないからであるだがliving fossil と呼ぶに値するものは若干存在しておりその中に初期言語の姿を垣間見ることができる可能性が残されているアフリカ諸語に豊富に見られる擬音語擬態語(オノマトペ音象徴(sound symbolism)ideophone)は原初の言語の名残りではないか「個体発生は系統発生を繰り返す」とのテーゼに真理があるとするならば幼児言語に頻繁に観察されるオノマトペの存在を無視するわけにはいかないであろうまた大脳基底核に損傷を受けた重症失語患者の中に「マタマタ」のみを繰り返す症例が報告されているがこれも脳の最古の部位に深く刻まれた原初の言語の証ではなかろうか更に人類最古の友達であるイヌはオオカミが家畜化したものと考えられているがではなぜ「ワンワン」と鳴くのであろうかこれをヒトの模倣と見なす可能性はないのであろうか 【共同研究希望テーマ分野】 人間の言語能力と他の動物のコミュニケーション能力の本質的な相違は何か 【キーワード】 言語進化 音象徴 生成文法 漸進説 大脳基底核

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

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FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 30: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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梅田 裕介 UMEDA Yusuke (子ども教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の身近な科学への興味関心を高める教材開発研究

幼少期の子どもは日々遊びの中で科学的な体験を知らぬ間にしている豊かな体験のための環境や手立ての設定日々の生活体験の分析から何気ない遊びの中で科学的な気付きを得る子どもの姿を捉えていく

② 幼小連携に関する研究 よりよい幼小連携の在り方を探る研究である単に事物への興味や関心知識だけの接続ではなく小学校に対する期待や憧れをいかに幼児期に育むかを重視する

③ 子育て支援に関する研究 実際の支援現場の調査を通し支援の在り方や教材あるいは子の発達を捉え親からの自立や人間関係の発達など多様な切り口で研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 幼児期の科学的思考の発達 幼児期の科学遊びとその実践 幼小連携の在り方 【キーワード】 遊び 科学遊び 体験 幼小連携 子育て支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherumeda_yusuke

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

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FAX0575-24-9432

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Page 31: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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看護リハビリテーション学部

理学療法学科

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 32: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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三上 章允 MIKAMI Akichika (理学療法学科)教授総合研究センター所長

【研究テーマと内容】 ① 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究(2015 年より各務原市において共同研究中市内の全高齢者施設スタッフの意識調査市民の意識調査を行なった後測定会を年に 1~2 回実施し現在に至っている今年度も 11 月に測定会を実施予定) ② 日本を含む東アジアにおける終末期ケアの研究(2012 年~2018 年まで学内研究者他大学研究者との共同研究として実施現在データ解析論文執筆中) ③ 立位バランス制御と転倒予防の研究(1999 年より外部の病院との共同研究として取り組み現在も進行中) ④ 脳の高次機能の脳内機構の研究(1974 年より取り組んでいる) ⑤ 脳障害における高次脳機能評価の研究(1998 年より取り組んでいる) ⑥ 脳の発達と進化の研究(2000 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中) ⑦ 色覚およびその進化の研究(1998 年より海外研究者学外研究者を含む共同研究として取り組み中)

【共同研究希望テーマ分野】 認知症の予防早期発見評価ケアに関する研究 終末期ケアに関する研究 これらの関連領域の研究テーマで共同研究可能 立位バランス制御と転倒予防に関する研究 【キーワード】 脳機能 認知症 転倒予防 終末期ケア 色覚 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikami

大嶽 昇弘 OTAKE Norihiro (理学療法学科)教授学科長

【研究テーマと内容】 高齢者が健やかに生きられるように転倒予防としてロコモティブシンドローム予防移動が継続できるように腰痛予防をテーマとし日常生活における適切な姿勢動作運動方法について関心を持っています 【キーワード】 転倒予防 ロコモティブシンドローム予防 腰痛予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherotake

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 33: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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井村 保 IMURA Tamotsu (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 神経難病(ALS 等)患者のコミュニケーション支援 医療職を目指す学生経験のない医療職への短期体験研修プログラムの構築 早期介入のための多職種連携体制の構築 障害者総合支援法における補装具として重度障害者用意思伝達装置に係る現状調査と制度改正にむけた素案作成と提案 神経難病患者へのコミュニケーション支援を行う医療職の支援(専門職支援と連携パス)の構築 神経難病患者に対するコミュニケーション機器導入支援に関するガイドブックの作成 【共同研究希望テーマ分野】 難病患者のコミュニケーション支援 多職種連携の支援体制の構築 【キーワード】 神経難病 コミュニケーション支援 福祉用具 補装具 障害者総合支援法 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherimura

千鳥 司浩 CHIDORI Kazuhiro (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 高齢者障害者の姿勢調節および転倒予防に関する研究 足底感覚と片脚立位バランスとの関係について 歩行速度の違いによる歩行周期時間変動の関係について 姿勢バランスを向上させるための振動刺激機器の開発 ② 認知機能が知覚-運動機能に及ぼす影響と運動学習に関する研究 段差における高さの見積もりがつまずきに及ぼす影響について 【共同研究希望テーマ分野】 地域在住高齢者における転倒予防の取り組み 高齢者サロン等での健康増進および認知機能の活性化についての取り組み 振動機器の開発 【キーワード】 高齢者 歩行 転倒予防 足底感覚 バランス httpswwwchubu-guacjpaboutteacherchidori

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 34: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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竹ノ下 祐二 TAKENOSHITA Yuji (理学療法学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマアフリカ大型類人猿の社会生態に関する生物人類学的研究 内 容現生人類(Homo sapiens)の社会進化プロセスを復元するためヒトともっとも近縁であるアフリカ

大型類人猿(ゴリラチンパンジーボノボ)の社会構造や行動に影響する生態学的要因を明らかにしヒトとの比較研究を通じて人類に特有な社会的形質の進化要因を探る

【共同研究希望テーマ分野】 GISリモートセンシング自動撮影カメラ等調査研究機器の開発研究をされている企業との連携による

調査器具の開発 小規模太陽光発電小水力発電等導入とメンテナンスが容易で環境負荷の低いエネルギー源の途上国への

導入 【キーワード】 人類進化 アフリカ 人類学 生態学 ゴリラ httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakenoshita

西嶋 力 NISHIJIMA Chikara (理学療法学科)教授地域連携推進センター副所長

【研究テーマと内容】 運動器の骨関節筋を中心とした機能解剖(構造と動き)を基幹として人々の健康増進や障害に対する理学療法をテーマとしている ① 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究 筋の働きや関節運動に関する研究 軟部組織の拘縮による関節可動域制限に関する研究 ② ロコモティブシンドローム(ロコモ)を中心とした予防理学療法の開発と健康教室による介入研究 ロコモ度テストと体力測定による「おとなの体力測定」を実施(各務原市関市他) 高齢者の健康増進を目的とした「健康教室」ならびに「タオルであしゆび体操」の開発 ③ 車いすバスケットボール競技に対するメディカルサポート フィジカルアセスメントに基づくセルフサポートならびにチームサポート 競技特性と選手のコンディショニングに関する調査研究 【共同研究希望テーマ分野】 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 高齢者の健康増進を目的とした体力測定や運動体操の開発健康教室の提案 車いすバスケットボール競技に対する理学療法介入 【キーワード】 超音波画像診断 ロコモティブシンドローム 健康増進 体操教室 体力測定 車いすバスケットボール httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishijima

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 35: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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鵜飼 建志 UKAI Takeshi (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ各種スポーツ傷害発生の動作機序と症状発現原因に関する運動学的解剖学的研究

スポーツパフォーマンス向上に関する研究 内 容スポーツ現場におけるチームサポート及びスポーツ傷害の予防の実践調査

効果的なストレッチング方法の確立 スポーツパフォーマンス向上やスポーツ傷害予防に効果的な筋力トレーニングに関する研究 超音波画像診断装置を用いた運動器の機能解剖学的研究

【共同研究希望テーマ分野】 障害者スポーツに対する学生の意識調査 超音波画像診断装置を用いた運動器の解剖学的研究運動療法の開発 【キーワード】 スポーツ傷害 ストレッチング 筋力トレーニング アスレティックトレーナー 超音波画像診断 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherukai_t

三川 浩太郎 MIKAWA Kotaro (理学療法学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① メタボリックシンドロームやサルコペニア(筋肉量減少)の予防

中高年から高齢者を対象にメタボリックシンドロームやサルコペニア予防のための運動方法やバランスの良い栄養の取り方についての調査を行いその結果をもとに健康指導を行っている

② 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の呼吸リハビリテーションプログラムの開発 国内の COPD の潜在的な患者数は 500 万人いると推計されているその COPD の予防や重症化しないための新たな呼吸リハビリテーションプログラムの開発に向けて研究している

③ 筋肉と健康 同じ体重の人でも「脂肪が多い人」より「筋肉が多い人」の方が長生きできることが明らかになっているそのため中高年から高齢者を対象に効率よく筋肉量を増やすためのトレーニング方法を研究している

【共同研究希望テーマ分野】 中高年者や高齢者のサルコペニア予防とメタボリックシンドローム予防 中高年から高齢者までの健康づくり(体力測定健康指導) 呼吸リハビリテーション 【キーワード】 サルコペニア メタボリックシンドローム 筋力トレーニング 栄養指導 COPD httpswwwchubu-guacjpaboutteachermikawa

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 36: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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菅沼 惇一 SUGANUMA Junichi (理学療法学科)講師

【研究テーマと内容】 研究テーマは立位バランス能力や歩行能力を向上させるために足底の感覚機能に着目した介入方法の開発を目的とし足底の感覚トレーニングの効果とそのメカニズムを解明することである足底の感覚トレーニングの介入方法やメカニズムを明らかにし脳損傷者や立位不良者に対するリハビリテーションプログラムの介入の一助を目指す 【共同研究希望テーマ分野】 転倒予防のための感覚トレーニング 転倒予防のためのバランストレーニング 【キーワード】 足底感覚 足底感覚トレーニング バランス 歩行 転倒予防 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuganuma_junichi

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 37: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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看護リハビリテーション学部

看護学科

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 38: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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永谷 照男 NAGAYA Teruo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 これまで疾病の予防を目指す公衆衛生学の分野 (対応範囲がとても幅広い) で疫学手法を用い多数の人々を対象に健康疾病に関連する調査研究を実施してきた 例えば各種の勤労者を対象に作業環境での有害物曝露 (有機溶剤や金属など) や作業態様 (職種労働時間や交代制勤務など) の健康影響を調査してきた 一般人集団では体格や生活習慣 (飲酒喫煙運動睡眠食習慣など) と健康や疾病との関連を検討してきた これらの調査研究はそれぞれに少なくとも数年を費やしてきた このように疫学研究は長時間を要するため現在はこれまでに収集した多量の資料の整理解析発表を行っていく 【共同研究希望テーマ分野】 現在のところ自身で新たな研究を開始する計画はない 他の研究の内容 (目的や手法など) への意見や感想を求められれば率直に対応する 【キーワード】 疫学 人集団 健康 生活習慣 労働

藤丸 郁代 FUJIMARU Ikuyo (看護学科)教授

【研究テーマと内容】 生活する場所や対象者の特性をふまえて「生活習慣」「健康行動」「保健医療」などの視点から一次予防への働きかけの重要性について研究を行っています具体的には各対象者(中学生高校生大学生労働者高齢者など)の生活習慣に関すること(喫煙運動睡眠飲酒など)メンタルヘルスに関すること地域活動に関すること病気に関することなどです研究方法は主にアンケート調査です最近は特定健診特定保健指導実施率向上のための方策をテーマとしています 【共同研究希望テーマ分野】 人々の健康意識や生活習慣との関係から予防対策への取り組み 【キーワード】 生活習慣 一次予防 地域 公衆衛生看護 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherfujimaru_ikuyo

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

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FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 39: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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大法 啓子 ONORI Keiko (看護学科)特任教授

【研究テーマと内容】 テーマ退院後の母乳育児支援について 内 容分娩が終了すると褥婦は新生児の世話や授乳といった母親としての新たな課題に直面するとりわ

け母乳育児を希望する母親の場合入院中に自律授乳が確立することは難しく特に初産は授乳に関する悩みや不安を抱えたまま退院することが多い退院後には分娩した施設の電話相談や母乳外来を利用するなどの対処をしている一方地域で開業している助産師の乳房ケアを希望して助産所を来院する母親もいるそこで助産所の乳房ケアを希望して来院した母親について母乳育児に関する悩みや不安の内容及び乳房トラブルの実際を把握し助産師の支援によって母親がどのように変化したのかを分析し助産師による退院後の母乳育児支援の在り方を検討する

【キーワード】 母乳育児 退院後の授乳に関する悩み 不安 助産所の助産師による乳房ケア httpswwwchubu-guacjpaboutteacheronori_keiko

木村 恵子 KIMURA Keiko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 心の健康問題で休職した看護師の現場復帰支援の課題」について研究をしています「心の健康問題で休職」の問題は看護師に限らず今やどの職場でも聞かれる話題ではないでしょうか精神疾患治療中の患者は392 万人と年々増加していますその結果ガン脳血管障害糖尿病虚血性心疾患の 4 大疾病を抜いて一番多くなってしまいました従って精神疾患の治療と仕事の「両立支援」が必要となってきています 近年50 名以上の事業所では「ストレスチェック」が義務づけられ労働者の心の健康の保持増進が努められる様になりました「心の健康問題の予防や早期発見」については取り組みが進んでいますしかし「精神疾患についての理解や精神障害者の障害の理解についての知識をもつこと」「現場復帰してきた労働者への支援をどのようにしていけばよいか」についてはまださまざまな懸念があると思います「心の健康問題で休職した労働者の現場復帰支援についての現状と課題」について看護師を例に精神疾患の治療と仕事の「両立支援」について役に立てることがあればと考えています 【共同研究希望テーマ分野】 メンタルヘルス 【キーワード】 看護師 労働災害 ストレスチェック 両立支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkimura

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 40: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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植松 勝子 UEMATSU Katsuko (看護学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ軽度の発達障がい児の保護者支援 内 容知的障害を伴わない発達障がい児の支援体制は地域格差もあり十分とは言えない状況にある軽度

であるが故見過ごされたり支援が施されなかったりで二次障害の発症で初めてその問題に気づかされる保護者も多い発達障がいの早期発見早期支援について市町村保健センター保育所等を中心とした連携システム早期発見のため(乳児期後半~1歳6カ月児健診)のスクリーニングのあり方乳児期後半の母子保健事業のあり方など検討を行っている新たに乳児の育てにくさや社会性の発達への支援について具体的な支援のあり方を探求したい また通級指導教室を利用している児童の保護者支援について親の会などの活動の支援を行うための関係機関との整備について研究したいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 母子保健1歳6カ月児健康診査のスクリーニングシステム 子育て支援育てにくい子をもつ保護者への支援 通級指導教室在籍の児童をもつ保護者支援 【キーワード】 軽度の発達障がい児 保護者支援 育てにくさ 社会性の発達 早期発見早期支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheruematsu

留田 由美 TOMEDA Yumi (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 岐阜県における看護教育の歴史

岐阜県では明治期より日本赤十字社岐阜市部や岐阜縣病院などで看護師(婦)養成校教育が開始された現在は岐阜済美女子高校と県立高山高校など高等学校の衛生看護科について研究をしている

② 看護教育における客観的臨床能力試験(OSCE)導入の検討 現在医師歯科医師薬剤師養成教育に導入されている客観的臨床能力試験(OSCE)の看護教育での学生の看護技術の修得向上に向けての導入方法を研究している

③ 看護師養成における乳幼児期における病児障害児看護教育の検討 現在需要が高まっている病児および障害児看護に対する看護師養成における教授プログラムを研究している

【共同研究希望テーマ分野】 テーマ乳幼児の健康 分野小児保健 【キーワード】 看護教育 歴史 小児看護 小児保健 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertomeda

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

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Page 41: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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平澤 園子 HIRASAWA Sonoko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 地域包括ケアシステムにおける認知症支援に関する研究

認知症高齢者を早期に発見し支援開始へと導くためには公助共助だけでなく自助互助の果たす役割が大きい地域包括支援センターによる認知症支援なかでも地域住民との連携に焦点を絞りその現状と課題を明らかにすることが研究の主な目的である

② 老年看護領域における高齢者のプラス面に着目することのできる教育実践に関する研究 老年看護領域では高齢者のもてる力などプラス面を引き出す関わりが不可欠である時代に合わせた教材および教授方法の研鑽の積み上げが欠かせず継続して取り組んでいる

【共同研究希望テーマ分野】 地域包括ケアシステムにおける認知症支援 【キーワード】 看護教育 老年看護 老年観 認知症 地域包括ケアシステム httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhirasawa_sonoko

木挽 秀夫 KOBIKI Hideo (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 精神看護における dialog を基本とした技術の言語化

「精神科看護の技術」についてdialog をベースとした open dialog や当事者研究SST などを通して実践可能な看護の部分を明らかにしていく

② 社会生活適応支援に向けた思考過程の構築 看護は実践の科学とよばれ目的達成のためには方法となる技術が必要となってくる精神看護の目的を社会生活への適応の視点で考えていく

③ 精神看護学におけるアクティブラーニング活用の効果について 可視化しにくい状態増を持つ精神看護学でアクティブラーニング特に IBL(Inquiry-based Learning)などを活用し探求を基に自ら学修する効果について検証していく

【共同研究希望テーマ分野】 精神看護における社会生活適応支援 【キーワード】 精神看護技術 Dialog アクティブラーニング 社会生活適応支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkobiki_hideo

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 42: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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岡本 千尋 OKAMOTO Chihiro (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 これまで効果的な看護技術教育の実践をテーマに ①臨床看護師と協働で行う看護技術教育について②実験を導入した看護技術教育について③身体侵襲を伴う看護技術を学生間で体験する学習方法について④ブレンディッドラーニングを用いた看護技術の修得支援について⑤再生刺激法を用いた看護技術教育について取り組んできた また循環病態学の基礎研究として「極端な減塩食が生体にもたらす影響」をテーマに取り組んできた経験から今後は高血圧循環器病予防療養指導士として地域住民の生活習慣病予防啓発活動をテーマに取り組んでいきたい 【キーワード】 看護技術教育 看護技術 フィジカルアセスメント 循環病態学 高血圧循環器病予防療養指導士 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokamoto_chihiro

林 久美子 HAYASHI Kumiko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 看護学実習における臨地実習指導者が抱える役割ストレスを研究テーマとし臨地実習指導者の専門学歴や勤務体制臨地実習指導体制看護教員との連携と役割ストレスとの関連を分析した ② 看護学実習におけるインシデントアクシデント報告を研究テーマとし看護学実習におけるインシデントアクシデント報告の判断を看護教員がどのように行っているか判断プロセスを調査している ③ 看護基礎教育課程医療施設における LGBTQ 等のジェンダーマイノリティへの対応を研究テーマとしているダイバーシティデザインが求められている中どのような対応がされているのか実態調査を行う 【共同研究希望テーマ分野】 医療施設でのジェンダー対応(LGBTQ など)について共同研究を希望する 現在どのような対策を講じていて今後どのような対応を必要とするのか検証していく 【キーワード】 看護学実習 臨地実習指導者 医療安全 ダイバーシティデザイン LGBTQ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherhayashi_kumiko

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

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中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

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TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 43: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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青木 郁子 AOKI Ikuko (看護学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ糖尿病患者家族のストレスコーピングについて 内 容我が国の糖尿病患者数は増加の一途をたどりそれに伴って患者を支える家族も増加している糖尿

病患者の家族の 5 割弱が患者の病気に対するストレスを感じていると報告されている家族の中でも患者の食事療法等の支援をしている家族は支援をしていない家族よりもストレスが強いことが明らかになったそのストレスの関連要因は何かストレスコーピングについての研究に取り組んでいる

【キーワード】 ストレス ストレスコーピング 糖尿病患者 家族 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheraoki_ikuko

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 44: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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スポーツ健康科学部

スポーツ健康科学科

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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中部学院大学中部学院大学短期大学部

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FAX0575-24-9432

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松岡 敏男 MATSUOKA Toshio (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ低酸素環境下における運動について 内 容高地トレーニングを中心とした低酸素環境下での運動について研究を行っている現在では競技スポ

ーツでの選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング手段でなく高齢者の運動手段として生活習慣病の予防並びに改善効果が得られることに活用する手段として行うことを目的として研究の主眼を置いている 低酸素環境は高地にまで行くことなく人工的に作ることができるその効果が確認されることで人工的に低地環境で行うことができるようになれば大変効率的である

【キーワード】 低酸素環境 人工的低酸素 生活習慣病 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermatsuoka

原田 憲一 HARADA Kenichi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ 身体論 内 容 運動を実践するための知は客観的な自然科学による知識だけでは不足である身体が思考し理解

し実践するいわば身体的な知が必要である運動を実践することによって形成され獲得できる知が存在するそれが人間にとって運動をする意味や価値の考察の基盤になるに違いない

【キーワード】 身体 運動 身体的認識 現象学 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherharada_kenichi

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 46: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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安藤 信雄 ANDO Nobuo (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 企業活動(NPO 含め)における情報財の価値形成(収益費用)分析を行っている今日が情報化社会知識基盤社会といわれる所以は営利非営利を問わず資本主義市場経済においては生産活動での情報財の扱い方が経済体の優劣の差をつける為である情報財は大別して 2 種類の生産活動によって生みだされる一つはイノベーションを生み出す創造的情報生産活動でありもう一つは規模の経済性による価格競争を目的とした手法を生み出す転写的情報生産活動である前者を情報創造的生産後者を情報転写的生産と分類し経済主体の付加価値的技術形成能力(コアコンピタンス)と組織的実行管理能力(ケイパビリティ)の形成方法を研究している 【共同研究希望テーマ分野】 スポーツ企業のビジネスモデル開発 新商品開発 地域特産物販売促進 地域の観光資源開発 農村アントレプレナー育成 商店街地域おこし等の促進や分析 【キーワード】 イノベーション コアコンピタンス 中小企業 非営利組織 まちおこし地域おこし httpswwwchubu-guacjpaboutteacherando

藪下 武司 YABUSHITA Takeshi (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 経済学財政学の分野では「入門現代経済学」や「財政学入門」など経済財政の研究図書を通じて経済学の基礎理論政府支出の現状と課題地方の財政問題など財政からみた地域格差の現状と課題を検討また「均等犠牲説を用いた勤労所得税の公平性」や「東海環状自動車道の地域経済に与える影響」「県内圏域別格差と今後の動向」等では所得階層別の租税負担の推計や経済的公平性に関する研究の他岐阜県や東海北陸など地域経済の現状分析などを主なテーマとする 教育経済の分野では「家計の所得格差と教育関係支出の問題点」「所得階層からみた教育支出に関する考察」など経済的背景による教育格差の原因やその推移県別比較などを調査している 体験型教育就労支援の分野では「地域の雇用環境に関する考察」「就職のためのインターンシップ活用」「東海地域における企業実習報告」等で体験型教育の方法と継続的就業体験の重要性を基に産学合同での人材育成の仕組み作りに取り組んでいる 【共同研究希望テーマ分野】 <教育経済財政分野高等教育就学支援分野> 産学合同で行う高等教育の修学就労支援の試み(学生社会人の構想など) <地域経済雇用環境産学連携の分野> 地域社会の課題解決経済格差対策就労支援を含む産学合同の取り組み 産学合同で行う地域の人材育成(高等教育の相互合同授業など) 【キーワード】 大学生の修学支援 若者の就労援助 地域の産学連携 地域振興 httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryabushita

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

- 49 -

鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

- 50 -

短期大学部

幼児教育学科

- 51 -

杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

- 52 -

岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

- 53 -

村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

- 54 -

倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 47: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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水野 かがみ MIZUNO Kagami (スポーツ健康科学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 人々が健康で豊かな人生をおくるために運動の必要性は言うまでもないが日常生活における運動の実践はなかなか容易ではない健康寿命の延長を目指した方策を立てていくうえで個々の運動実践につながる健康づくり事業の運営と展開及び効果的な運動プログラム内容について調査と実践をふまえながら研究を進めている ② 人々の健康づくりのための運動指導者養成において指導力を身につけるための効果的な教育方法について研究をすすめる特に水を介した運動プログラムに着目し実践を兼ねながら泳力と指導能力向上のための内容について考えていく 【共同研究希望テーマ分野】 地域住民の健康生活調査及び中高年者の健康づくりのための運動実践の効果と評価 水中運動プログラムの展開など 【キーワード】 健康 運動 中高年者 運動指導者 水中運動 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermizuno_k

中川 雅人 NAKAGAWA Masato (スポーツ健康科学科)教授総合研究センター副所長

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成

近年3Dプリンタ等の低価格化が進み個人でも自由にモノづくりができる環境が整ってきたこうした技術を活用すれば個人に特化した福祉用具が安価に作成でき障がい者や高齢者の QOL(Quality Of Life生活の質)向上に役立つと考えられるそのための技術や技術を持った人材の育成等について研究している

② e ラーニングの効果的な活用に関する研究 e ラーニングシステムに蓄積された学修履歴を分析し教育の質の改善を図ったり教育の効果を分析検証する等の研究をしている

【共同研究希望テーマ分野】 デジタル工作技術を用いた福祉用具の作成 教育のICT化 【キーワード】 デジタル工作技術 福祉用具 QOLADL 向上 e ラーニング LA(Learning Analytics) httpswwwchubu-guacjpaboutteachernakagawa

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 48: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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有川 一 ARIKAWA Hajime (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ運動と呼吸発声脳機能との関連の解明 内 容友達と会話をしながらウォーキングを実施することがある声を出すこと(発声)は呼吸パターンや

換気状態を大きく変化させるがこれが運動実施中の身体にどのような影響をもたらすかは明らかになっていないこれまでの研究では運動中に発声を行うことで血中二酸化炭素濃度が増加し脳へ血液を送っている頸動脈の血流量が増加する傾向が見られたよって「運動」に「発声」を上手に組み合わせることで脳機能の向上や認知機能の改善に役立つ可能性がある健康増進のための運動として多くの人に実践してもらえるような「運動と発声の組み合わせ」を明らかにしていく予定である

【共同研究希望テーマ分野】 健康増進のための運動教室等の分野 【キーワード】 健康増進 運動 発声 脳機能 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherarikawa

浅田 訓永 ASADA Norihisa (スポーツ健康科学科)准教授国際交流留学生センター副所長

【研究テーマと内容】 ① 法の下の平等の意味についての研究

法の下の平等の意味についてアメリカ及びカナダの平等理論の比較研究を行いつつ研究を進めている具体的には日米加の判例理論の分析を中心に行っている

② インターンシップ研究 大学地方公共団体又は企業さらには学生にとって有益な有給無給インターンシップのあるべきかたちに向けた研究を進めているまた有給無給インターンシップ研究から得られた視点を地方創生地域経済の活性化と関連づけて検討を行う予定もしている

【共同研究希望テーマ分野】 有給インターンシップと無給インターンシップの両立に向けた共同研究 【キーワード】 法の下の平等の意味 憲法判例の軌跡 有給インターンシップ 無給インターンシップ 地方創生とインターンシップ httpswwwchubu-guacjpaboutteacherasada

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

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稲垣 貴彦 INAGAKI Takahiko (スポーツ健康科学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 哲学現象学 とくに身体と感情 他者とのかかわり共感援助について 身体の使用 ② 生命倫理 とくに障害児者とのかかわりで 中絶不妊脳死尊厳死 ③ 障害学 障害とはなにか 障害者の施設地域での活動について

障害者の就労雇用支援について ④ 福祉サービスの質を評価する 第三者評価 QOL レクリエーション ⑤ 社会科学における価値についての研究 【キーワード】 生命倫理 障害学 身体と感情の哲学現象学 福祉サービスの第三者評価 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherinagaki

柿島 新太郎 KAKISHIMA Shintaro (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 大学運動部を対象としたスポーツマネジメント評価

昨今大学運動部に大きな期待が寄せられている国際競技力向上スポーツ産業界の発展拡大など大学が持つ優良なスポーツ資源の潜在的価値を顕在化する取り組みが検討されている一方で大学運動部のスポーツマネジメントに関しては研究が十分ではない指導者による各種のハラスメント行為や大学における修学の問題なども課題である大学運動部のスポーツマネジメントについてトリプルミッションモデルを用いて評価を試みる

② バレーボール選手チームを対象としたコーチング バレーボールゲームにおいて重要とされる評価項目は時々刻々と変化する特に昨今では戦術の発展が加速度的に進み中程度の競技力であっても高い戦術理解が必要とされる本学を対象としゲーム分析を行いコーチングの取り組みについて研究する

【共同研究希望テーマ分野】 大学チームを対象としたバレーボールゲーム分析

バレーボール指導者または有識者らとゲーム分析を実施し課題と現状について検討 大学運動部のスポーツマネジメントモデルの検討

大学運動部の指導者または有識者らと各大学の運営モデルについて検討 【キーワード】 企業スポーツ スポーツマネジメント バレーボール コーチング ゲーム分析 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkakishima

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

- 50 -

短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

- 52 -

岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

- 53 -

村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

- 54 -

倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

- 55 -

小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

- 56 -

短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

- 58 -

高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 50: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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鈴木 康介 SUZUKI Kosuke (スポーツ健康科学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ 子どもの走能力向上のための短距離走指導に関する研究 内 容 人は誰でも 2 歳ごろから走ることができるようになるため走ること(走り方)を誰かから教わるこ

とはほとんどないまたそのことが原因となり子どもたちは固定的な能力観(ldquo速い人は生まれつき速いrdquoなど)を抱いていることが極めて多いしかし適切な短距離走の指導を行えば誰でも効率よく速く走ることができるようになりかつ運動に対する自信を抱くことができるこうしたことから体育における短距離走の授業や放課後の陸上教室の実施を通して子どもの走能力向上のための学習指導法の確立を目指した研究を行っている

【共同研究希望テーマ分野】 主に子ども(小学生中学生高校生)を対象に放課後陸上教室のような形で短距離走の指導を行うもしくは小中高校の先生と短距離走の授業について話し合いをさせていただきながら単元計画や教材を提案し指導の援助や成果検証を行っているしたがって学校やスポーツクラブなど短距離走指導のフィールドを提供いただけるもしくはこうした指導に興味のある方との共同研究を希望している 【キーワード】 陸上運動陸上競技 短距離走 かけっこ 体育授業 スポーツ指導 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersuzuki_kousuke

後藤 健太 GOTO Kenta (スポーツ健康科学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 自閉症スペクトラム障害児の運動スキル向上に関する研究

自閉症児における運動スキル欠如のメカニズムの解明や指導方法について研究する ② 脳卒中者の体力向上に関する研究

地域在住の脳卒中者における有酸素運動能力および筋持久力向上のための運動プログラムについて研究する

③ 脳性麻痺者の走運動パフォーマンスに関する研究 立位での走行が可能な脳性麻痺者における筋機能と走運動パフォーマンスの関係についてまた効果的なトレーニングについて研究する

④ 学生および体育教員の障がい者体育スポーツ指導に対する意思に関する研究 PEITID (Physical EducatorsrsquoIntention toward Teaching Individuals with Disabilities) の日本語版作成および信頼性と妥当性を検討するまたそれを用いて現役体育教師や体育教師を目指す学生の障がい児者指導に対する意識を測る

【共同研究希望テーマ分野】 発達障害児の体育 高齢者の体力 車椅子使用者のスポーツパフォーマンス 【キーワード】 障がい 体力 運動スキル トレーニング 意思 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_kenta

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

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短期大学部

幼児教育学科

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

- 54 -

倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

- 58 -

高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

- 59 -

海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 52: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

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杉山 祐子 SUGIYAMA Yuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ志望潜在保育者の現職化のための音楽に関する技術(ピアノ学習)支援 内 容待機児童ゼロを目指す方針が打ち出されているなか潜在保育者の現役復帰を阻む要因である音楽技

能の支援を研究している高校生の保育者志望に関しても進路に躊躇する場合の支援にもなるこれまで 1 対 1 の指導に依存しているピアノ技能習得にICT を活用した学習システムを開発し独りでも頑張れるピアノみんなで協働して取り組む学習の構築を図る

【共同研究希望テーマ分野】 地域の潜在保育士の掘り起こし 保育者復職に向けた技術支援 【キーワード】 音楽技能 潜在保育者 httpswwwchubu-guacjpaboutteachersugiyama

菊池 啓子 KIKUCHI Keiko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ子どもの食育 内 容子どもの成長を見る上で食は大変重要である食に関わる経験の有無によって子どもの育ちに差が

出てくるのではないかと考えているそこで子どもたちに多くの食経験をさせることにより知育体育徳育などとの関係性を検証する

テーマASEAN 諸国の知的障がい者就労支援(食品加工) 内 容タイの特別支援学校では幼稚部から高等部まで子どもたちが一緒に通学や宿泊をしながら自立に向

けて学習している学習の中には将来経済的な自立ができるよう就労のためのトレーニングを実施している家政の中でも食品加工分野は需要も多く就労につながる子どもたちが多いそこで個々の子どもに合った就労(作業)を見つけ長く就労できる職種をより正確に見つけることを検証する

【共同研究希望テーマ分野】 共同研究希望テーマ母親支援と子どもの食 分野子育て支援と食事食育に関わる子どもの環境 【キーワード】 食生活 食育 子育て支援 障がい者就労支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkikuchi

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

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岡田 泰子 OKADA Yasuko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ① 乳幼児及び保育者のための音楽あそびの研究

② 保育者養成課程におけるピアノ奏法の研究 内 容保育士養成課程における表現技術(ピアノ音楽あそび)をピアノ実技リトミックを通して検討す

るまた乳幼児のための童謡を用いリトミックに結びつけた音と動きの表現を検討各楽曲の導入として展開可能な音楽あそびを構築するまた表現領域を融合させた(言葉造形など)演奏会の実施を計画している

【共同研究希望テーマ分野】 希望テーマ地域住民の方を対象とした音楽活動 分 野 音楽 【キーワード】 音楽 リトミック ピアノ 教育 あそび httpswwwchubu-guacjpaboutteacherokada

ダーリンプル 規子 DALRYMPLE Noriko (幼児教育学科)教授

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児と養育者(親あるいは保育者)間の非言語的コミュニケーションについて研究している今年度は子育て支援センターをフィールドとして親子のやり取りの研究をしているところである ② 別府悦子教授が代表研究者の科学研究費助成による「社会性の発達に困難を抱える乳幼児の早期発見と対応および特別支援教育への移行に関しての研究」に協力研究者として参加させていただいている ③ 保育者や保健師等乳幼児親子に関わる専門職の人たちが乳幼児の心の発達を支えるための必要なldquo質rdquoを獲得するための研修プログラムを元慶応義塾大学講師の渡辺久子氏他と共同で研究している 【キーワード】 乳幼児―養育者間のやりとり 非言語的コミュニケーション 社会性の発達 保育者等乳幼児親子に関わる専門職の質 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherdalrymple

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村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

- 55 -

小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

- 56 -

短期大学部

社会福祉学科

- 57 -

横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

- 58 -

高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

- 59 -

海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

- 60 -

本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

Page 54: 中部学院大学・中部学院大学短期大学部 教員・研究紹介 · 2020-07-06 · - 1 - 本書の利用方法について ① 共同研究などの相手先・教員を探す

- 53 -

村田 泰弘 MURATA Yasuhiro (幼児教育学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ障がい者支援施設において行動問題を示す知的障がい者の生活環境の改善 内 容障がい者支援施設を利用している知的障がい者の中には他害行動自傷行動破壊行動などの行動

問題を示している場合がある知的障がい者が示す行動問題は彼らの生活の質(QOL)の向上を妨げる一つの要因になっており早急な対応が求められている 知的障がい者が示す行動問題へのアプローチの一つとして「積極的行動支援」という方法があり私はその方法の有効性を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 行動問題を示す知的障がい者に対する支援 【キーワード】 障がい者支援施設 知的障がい者 行動問題 積極的行動支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachermurata_yasuhiro

西垣 直子 NISHIGAKI Naoko (幼児教育学科)特任准教授

【研究テーマと内容】 テーマ乳幼児の遊びを支える保育者の関わりのあり方についての研究 内 容若い保育者や学生は子どもと共に遊ぶ経験に乏しく保育現場でもどの様に遊びに介入すればよい

か戸惑う事が多いという実態がある経験豊かな保育者が子どもの遊びにどの様に関わりそれが子どもの行動や意識にどの様に影響を及ぼしているのか具体事例を通して明らかにし保育現場で実際に子どもと接する保育者の実践力向上につなげる

【共同研究希望テーマ分野】 保育現場での研修のあり方 【キーワード】 乳幼児の発達 内面理解 保育現場における職員研修 遊び httpswwwchubu-guacjpaboutteachernishigaki_naoko

- 54 -

倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

- 59 -

海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

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この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

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倉畑 萌 KURAHATA Moe (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 乳幼児期における仲間関係についての研究

保育現場における乳幼児期の子どもの姿を観察し他児保育者との関わり方から子どもの社会性の発達について研究をしている

② 主体的な遊びを促す保育についての研究 子どもが主体的に遊ぶ中から様々な学びが見られるはずである主体的に遊べる環境を見直しまた子どもの視点で保育を考えることを重要視し現場の先生方と共に実践する研究を進めたいと考えている

【共同研究希望テーマ分野】 保育の質の向上 乳幼児期の社会性の発達 【キーワード】 乳幼児 仲間関係 模倣 心身の発達 社会性 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkurahata_moe

小椋 優作 OGURA Yusaku (幼児教育学科)講師

【研究テーマと内容】 1 子どもの心と身体を育む運動遊び指導とその効果検証 子どもの心と身体を育むことができる運動遊び指導をするとともに体力運動能力や動作について測定

評価しその運動遊び指導の効果について検証している 2 幼少期における体力運動能力の縦断的調査 子どもの身体の発育や体力運動能力の発達を縦断的に調査することで幼児期や少年期前期の発育発達

がその後にどのような影響を及ぼすか検証を行っている 【共同研究希望テーマ分野】 テーマ子どもの心身の発育発達に関わった研究 子どもの体力運動能力活動量生活習慣に関わった研究を行っているそのため実際に子ども同士や親子が身体を動かすことができる施設子どもの健康や体力に関連したアンケート調査を行うことができる機関そして教育保育関係の方との共同研究を希望しているもちろん運動遊び親子体操の指導だけでなくそれらの結果をフィードバックする体制も整っている 【キーワード】 運動遊び 測定評価 体力運動能力 縦断的調査 幼少年期 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherogura_yusaku

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

【共同研究希望テーマ分野】 造形表現 美術教育 幼児造形 【キーワード】 造形表現 創造性 美術教育史 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkomuro_akihisa

小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

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501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

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小室 明久 KOMURO Akihisa (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 ① 幼児の造形活動における質的研究

教育や看護において着目されてきたエピソード記述を造形活動に援用し幼児を対象とした造形活動の実践を行い活動における質に着目した研究を行なっている

② 美術教育における創造性についての史的研究 戦後の民間教育団体である創造美育協会と新しい絵の会の論争について文献を中心に調査をしている二つの団体は子どもの表現をそれぞれの理論から捉えようとし論争を続けてきた両者の論争から美術教育において語られてきた創造性の概念について研究を行なっている

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小木曽 友則 KOGISO Tomonori (幼児教育学科)助教

【研究テーマと内容】 テーマエピソード記録をもとにした保育のプロセスの質向上の研究 内 容保育実践における様々な現象をエピソード記録をもとに研究している中でも保育のプロセスの

質と言われる保育者と子どもの間に築かれる関係子ども同士の相互作用保育者間で築かれる同僚性などについて関心を寄せているエピソード記録をそれらの関心に沿った視点で読み取りながら保育実践の質を向上させるための実践知を探ることを目的としている

【キーワード】 保育学 幼児教育学 エピソード記述 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherkogiso_tomonori

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

httpswwwchubu-guacjpaboutteachernomura

- 58 -

高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

- 59 -

海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

【共同研究希望テーマ分野】 「高齢者の転倒予防」介護福祉 【キーワード】 高齢者 転倒予防 行動調整 httpswwwchubu-guacjpaboutteacherebi

土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

【共同研究希望テーマ分野】 認知症カフェについて 【キーワード】 認知症対応型共同生活介護 認知症高齢者 認知症カフェ 住み慣れた地域 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertsuchiya_sakie

- 60 -

本学全教員の業績につきましては下記 URL または QR コードから

本学ホームページ「教員紹介」をご利用ください

httpswwwchubu-guacjpaboutteacherindexhtml

この「教員研究紹介」は産官学連携地域連携の推進を目的に

研究内容等の寄稿をされた教員について掲載しています

本件についてのお問合せ先

中部学院大学中部学院大学短期大学部

地域連携推進センター(地域産学連携課)

501-3993 岐阜県関市桐ヶ丘二丁目1番地

TEL0575-46-7158

FAX0575-24-9432

E-mailchiikichubu-guacjp

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短期大学部

社会福祉学科

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

【キーワード】 介護福祉教育 留学生 学習支援 httpswwwchubu-guacjpaboutteachergoto_yuko

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海老 諭香 EBI Yuka (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 テーマ高齢者の日常行動の安心安全を維持するプログラムの開発 ① 高齢者の言語による行動調整について

高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

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土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

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横山 さつき YOKOYAMA Satsuki (社会福祉学科)教授

【研究テーマと内容】 テーマ①介護従事者による高齢者虐待不適切ケア防止

②介護従事者のストレスマネジメント ③介護におけるアクティビティケア(ドッグケアセラピーリラクセーションケアマッサージ)

介護従事者による高齢者虐待を含む不適切ケアの発生防止要因を多面的包括的に検討し「介護従事者による高齢者虐待を防止するためには不適切ケアに対する共通認識をもち専門的知識技術に裏づけられた高い倫理観の醸成と併せて職業性ストレスに対応すべく高次元のセルフコントロール能力を身につけることを支援する理論的体系的な教育システムの確立が必要である」との考えの基に有効な教育プログラムの開発を目指しているまた近年介護施設での質の高い個別ケアの実現に向け注目されつつある「アクティビティケア(心身及び生活の活性化への支援)」に焦点をあてた実践研究をしている 【共同研究希望テーマ分野】 「介護職員による不適切ケア防止」介護福祉 「アクティビティケア(各種セラピー)による介護予防」介護福祉 【キーワード】 介護職員 高齢者虐待防止 ストレスマネジメント アクティビティケア セラピー httpswwwchubu-guacjpaboutteacheryokoyama

野村 敬子 NOMURA Keiko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① 過疎地域におけるフレイル予防に関する研究

限界集落を含む過疎地域についてフレイル予防を行っている地域の 60 歳以上の高齢者に対してからだ診断と健康調査を行い地域在住高齢者のフレイルの現状と課題について研究している今後は地域の比較検討及び閉じこもりの高齢者に対するフレイル予防が必要であることがこれまでの研究で明らかになってきたため閉じこもり高齢者に対するフレイル予防について検証する

② 介護支援機器の導入活用及び介護職員に対する教育の現状と課題 A県下各施設の人的物的環境に合わせた機器使用マニュアルや介護職員の技量を評価するチェックシート等の開発及び教育体制の整備について検討していく

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高野 晃伸 TAKANO Akinobu (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

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後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

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高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

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土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

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【研究テーマと内容】 ① デジタル工作技術を介護の質向上に活かす「高度介護人材育成プラットフォーム」の構築

3D プリンタ等のデジタル工作技術を介護分野での福祉用具作成に活用できる介護専門職の養成を目的としそのための実践的教育プログラムの開発と効果的な実施を促す体制(プラットフォーム)の構築を目指す研究

② 実践力を高める災害介護教育プログラムの構築に向けた研究 介護福祉士に求められる災害に対応する実践的な知識を身につける教育プログラムの検討

③ 介護支援機器を活用した介護技術教育に関する研究 介護現場で活用されている介護支援機器の現状と課題を把握し介護福祉士養成校で教授する教育内容を構築する研究

【共同研究希望テーマ分野】 「3D プリンタ等のデジタル工作技術を活かした介護分野での福祉用具作成」 「地域で求められる災害時の介護福祉士の役割」 【キーワード】 3D プリンタ 自助具開発 介護支援機器 災害介護 httpswwwchubu-guacjpaboutteachertakano

後藤 裕子 GOTO Yuko (社会福祉学科)准教授

【研究テーマと内容】 テーマ介護福祉教育に関する研究 内 容介護福祉士養成課程における教育方法について介護過程コミュニケーション技術などの取り組み

に対する学習効果について学生への質問紙を中心に研究をしてきました今後は介護福祉士を目指し学ぶ留学生に必要な学習支援や留学生の学ぶ環境についての課題についても取り組んでいきたいと考えています

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高齢者が意識的に活動を行うことで言語が行動をどのように調整しているかを研究している高齢者の行動と言語の関わりが明らかになると高齢者自身が行動するときにどこに注意を向けるか又は介護者はいつ声をかけるべきかが確実化することとなり高齢者を援助する際の有効なアプローチになると考える

② 高齢者の転倒予防について 高齢者の増加とともに転倒事故も増えている高齢者が健康を保ち安全に安心して生活を送るためには転倒を予防することは大切である高齢者対象に転倒について調査を行いその実態と予防方法を検討している

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土谷 彩喜恵 TSUCHIYA Sakie (社会福祉学科)講師

【研究テーマと内容】 ① 認知症高齢者の共同生活介護支援に関する研究

認知症高齢者のグループホームにおいて介護保険制度開始当初から重視されてきた支援に注目し岐阜県のグループホームを対象に支援の実態と今後のあり方について検討した今後は事業所による支援の違いやその要因要素について明らかにしていく予定である

② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

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② 認知症カフェの取り組みに関する研究 認知症カフェの取り組みに学生が参加することの意義と課題をテーマに取り組んでいるまた認知症カフェそのものの意義や課題の考察についても取り組んでいきたい

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