設備ライフサイクルマネジメント - ivi2 設備を導入して 10数年・・・...

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設備ライフサイクルマネジメント WG番号:105 主査企業:矢崎部品株式会社 参加企業:テービーテック株式会社、十和田エレクトロ二クス株式会社、 日本電気株式会社、株式会社ニコン、 株式会社日立ソリューションズ、 三菱電機株式会社、(アイウエオ順)

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Page 1: 設備ライフサイクルマネジメント - IVI2 設備を導入して 10数年・・・ 慣れもあって、まだまだ 使いたいのだが・・・ メンテナンス費用が

設備ライフサイクルマネジメント

WG番号:105

主査企業:矢崎部品株式会社参加企業:テービーテック株式会社、十和田エレクトロ二クス株式会社、

日本電気株式会社、株式会社ニコン、株式会社日立ソリューションズ、三菱電機株式会社、(アイウエオ順)

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【現状と課題】設備ライフサイクルマネジメント

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設備を導入して10数年・・・

慣れもあって、まだまだ使いたいのだが・・・

メンテナンス費用がやっぱり増えるの?

どこを保守するの?

まだ使える?もう使えない?どっち?

保守費用をかけ過ぎて怒られる?

設備寿命をどう判断すればよいか分からない・・・

現場目線で

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【現状と課題】設備ライフサイクルマネジメント

従来設備を捨てて新しい設備に更新?

古い設備を改修して使う?

新しい設備を買うべき?

どう設備投資すればよいか分からない・・・

新しい設備はレンタルする?

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増産が決まったのはいいが・・・

設備を増やすべき?

経営者目線で

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【現状と課題】設備ライフサイクルマネジメント

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■課題設備の生涯生産におけるトータルコストパフォーマンスの向上に向けた、『設備ライフサイクルマネジメント』の活動が必要

■現状・設備ユーザーでは、耐用年数に対するコスト(ライフサイクルコスト)がわからない・設備メーカーでは、設備ユーザーの使用状況が分からない・設備の実力値に関するデータを取っていない、管理していない

【STEP①】『見える化』

【STEP②】『評価と予測』

【STEP③】『展開と利活用』

・設備のデータを収集し、設備の実力値に変換⇒『設備の実力値』の見える化

・設備使用状況の評価・実情に合致した、設備実力値の変化予測

・関係部署へ、必要情報を展開・設備ライフサイクルマネジメントにおける新たな価値を創出

設備ライフサイクルをマネジメントする人

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【IoTによって変わること】設備ライフサイクルマネジメント

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【IoTによって変わること】設備ライフサイクルマネジメント

【工場B】

【工場A】 マスカスタマイゼ―ションによるオーダーメイド製品の生産

大量生産、高品質、高機能製品

大量生産、超低コスト製品

会社全体のものづくりを牽引するための、最先端技術の導入

高付加価値製品を作り出すものづくり

超低コストでのものづくり

【工場C】

設備ライフサイクルマネジメントする人

設備メーカー

工場B作業者

工場C作業者

【各工場の役割分担】 【登場人物】

【工場B】

廃棄設備の移設

【工場C】

【提案内容】

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設備のライフサイクルマネジメント

【IoTによって変わること】設備ライフサイクルマネジメント

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どの設備保守もリアルタイムで最適実施

設備の実力値と予測で投資を判断できる

ユーザーが欲しい機能を設備設計できる

どこにいても全設備の健康状態がわかる

【設備メーカー】

【保守担当者】

【設備投資を判断する人】【作業者】

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【全体像】設備ライフサイクルマネジメント

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加工設備+センサ

データ収集 クラウド環境

稼働監視出力

回数

累積応力

回数/日、月

圧力

時間

見える化

出力

回数

累積応力

回数/日、月

圧力

時間

評価、予測アルゴリズム

設備メーカー

作業者&保守担当者

設備投資を判断する人

全設備の実力値から設備投資を判断

実力値に応じた、生産、設備選択、保守を実施

全設備の実力値から、必要とされる設備を設計

作業者

作業者

作業者

実績

実績

実績

残存設備寿命

設備寿命の変化量

実際の設備の使われ方

【STEP①】設備実力値の『見える化』

【STEP②】『評価と予測』

【STEP③】情報の『展開と利活用』

設備ライフサイクルをマネージメントする人

設備の実力値

機能、性能、品質の分析と予測

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【ワイヤーハーネスとは?】設備ライフサイクルマネジメント

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■ワイヤーハーネスとは?・車に必要な、電気エネルギー、信号を分配するための部品(人の血管や神経に相当)・車一台当たり千本以上の電線を使用

■実証実験の対象(設備)

電線切断

皮むき

端子圧着

組立

×20~1000本/台

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【実証実験】設備ライフサイクルマネジメント

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加工設備データ収集

クラウド環境

稼働監視出力

回数

累積応力

回数/日、月

圧力

時間

【STEP①】設備実力値の『見える化』

【STEP②】『評価と予測』

【STEP③】情報の『展開と利活用』

見える化

出力

回数

累積応力

回数/日、月

圧力

時間

評価、予測アルゴリズム

設備メーカー

次期設備に必要な機能、性能、品質を設計することができる

設備ライフサイクルをマネージメントする人

作業者

設備の実力値

実際の設備の使われ方

【下死点センサ】

【圧力センサ】

【変位センサ】

【振動センサ】

【振動センサ】

■センサー:NEC製振動センサ等

■設備情報の収集:三菱電機(アナライザー)

実績

■データ分析:日立ソリューションズ

センサ ユーザーにとって最適な保守を提案できる

次世代設備?

機能、性能、品質の分析と予測

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『わかったこと』・データ量が膨大!!!全設備のデータ収集には量とコストに限界がある?

『わかったこと』・『実力値』の数値化が可能・情報を繋げ、共有が可能・DATAは目的は違っても使える

【実証実験】設備ライフサイクルマネジメント

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加工設備データ収集

クラウド環境

見える化

評価・予測アルゴリズム

設備メーカー

実際の設備の使われ方

実績

『今後やりたいこと』・古い設備の情報収集

稼働監視

作業者

『今後やりたいこと』・予測アルゴリズムの向上・ローカルとクラウドの役割分担

『わかったこと』・実際の『実力値』を得ることができる・部門ごとに欲しい情報は異なる

『今後やりたいこと』・情報開示の標準化・技術革新への対応

次世代設備?

【STEP①】設備実力値の『見える化』

【STEP②】『評価と予測』

【STEP③】情報の『展開と利活用』

設備ライフサイクルをマネージメントする人

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【IVIの活動を振り返って】設備ライフサイクルマネジメント

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■わかったこと、よかったこと

・100社以上の方と知り合えることができ、視野が広がった。

・他社と自社を比較することができて良かった。

・同じ悩みを、会社や立場を越えて共有し、検討することができた。

・『IoT』化を推進する方法を勉強することができた。

■今後のやりたいこと

・設備だけではなく、『IoT』のライフサイクルにも取り組んでいきたい

『ヒト・コト』で言うと難しかった!

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設備ライフサイクルマネジメント

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ご清聴ありがとうございました