取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/m-100fx...m-100fx.book3ページ2005年9月15日...

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このたびは、M-100FX をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。 © 2003 ローランド株式会社  本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」 (取扱説明書 P.2~ 3)と「使用上のご注意」(取扱説明書 P.4)をよくお 読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために も、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに 見ることができるよう、手元に置いてください。 取扱説明書

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Page 1: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

このたびは、M-100FX をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。

© 2003 ローランド株式会社 

本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(取扱説明書 P.2 ~ 3)と「使用上のご注意」(取扱説明書 P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

取扱説明書

M-100FX.book 1 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

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M-100FX.book 2 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

安全上のご注意

001● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。

..............................................................................................................002c● この機器およびACアダプターを分解したり、改造したりしないでください。

..............................................................................................................003● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

..............................................................................................................004● 次のような場所での使用や保存はしないでください。

○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○ 雨に濡れる場所○ ホコリの多い場所○ 振動の多い場所

..............................................................................................................007● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

..............................................................................................................008c● ACアダプターは、必ず付属のものを、AC 100V の電源で使用してください。

..............................................................................................................

009● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

..............................................................................................................010● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

..............................................................................................................011● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

..............................................................................................................012c● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC アダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。

○ AC アダプター本体や電源コードが破損したとき

○ 煙が出たり、異臭がしたとき○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき

○ 機器が(雨などで)濡れたとき○ 機器に異常や故障が生じたとき

..............................................................................................................

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

以下の指示を必ず守ってください

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と 図記号の例

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告 警告

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M-100FX.book 3 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

013● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

..............................................................................................................014● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

..............................................................................................................015● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

..............................................................................................................016● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

..............................................................................................................023● CD-ROMを、一般のオーディオ CDプレーヤーで再生しないで下さい。大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。

..............................................................................................................

101b● この機器と ACアダプターは、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

..............................................................................................................102d● AC アダプターをコンセントや機器本体に抜き差しするときは、必ず AC アダプターの本体や出力プラグを持ってください。

..............................................................................................................103b● AC アダプターとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因になりますので、乾いた布で定期的に拭き取ってください。また、長時間使用しないときは、AC アダプターをコンセントから外してください。

..............................................................................................................104● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

..............................................................................................................106● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

..............................................................................................................107d● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラグを持って、コンセントや機器本体に抜き差ししないでください。

..............................................................................................................108b● この機器を移動するときは、ACアダプターをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

..............................................................................................................109b● お手入れをするときには、電源を切って AC アダプターをコンセントから外してください。

..............................................................................................................110b● 落雷の恐れがあるときは、早めにACアダプターをコンセントから外してください。

..............................................................................................................118● 接地端子のネジを外した場合は、小さなお子様が誤って飲み込んだりすることのないようお子様の手の届かないところへ保管してください。

..............................................................................................................120● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクロホンを接続したとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・マイクロホンやオーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。マイクロホンの仕様については、お使いのマイクロホンの取扱説明書をお読みください。

(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA Max)..............................................................................................................

警告 注意

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M-100FX.book 4 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

使用上のご注意

291a2~ 3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について301● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。

302● ACアダプターを長時間使用すると ACアダプター本体が多少発熱しますが、故障ではありません。

307● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について351● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

352a● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

352b● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってください。

355b● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。

お手入れについて401a● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

402● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について451c● お客様がこの機器やAC アダプターを分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

453a● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。

その他の注意について553● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

556● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。

558a● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

559a● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

562● 接続には、当社ケーブル(PCSシリーズなど)をご使用ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、次の点にご注意ください。○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなくなる場合があります。ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。

CD-ROM の取り扱い801● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいかないことがあります。ディスクの汚れは、市販の CD専用クリーナーでクリーニングしてください。

著作権について852● 本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をやりとりする際、SCMS(Serial Copy ManagementSystem)による制約を受けず録音を行うことができます。これは本機が専ら音楽制作を目的としており、他者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音まで、制約を受けることがないよう設計されているためです。(SCMSとは、デジタル接続を介しての、第二世代以降のコピー録音を制限する機能です。著作権保護の目的で、MDレコーダーなどの民生用デジタル・オーディオ機器に搭載されています。)

853● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。

854● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等の技術的保護手段を回避して第三者の著作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害する行為となり、法律で禁じられています。

855● 技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMSに対応しての複製に関しては、従来どおり私的使用の範囲で行えます。

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M-100FX.book 5 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

目次

安全上のご注意.........................................................................................2

使用上のご注意.........................................................................................4

M-100FX の特長.......................................................................................7

パッケージ内容の確認..............................................................................8

基本編.............................................. 11各部の名称とはたらき............................................................................12

パネル..............................................................................................................................................................12リア・パネル..................................................................................................................................................17ブロック図......................................................................................................................................................18

基本的な使いかた ...................................................................................19モニター・スピーカー、ヘッドホンを接続する ...................................................................................19

音量を調節する..................................................................................................................................19マイクを接続する .........................................................................................................................................20

音声を入力するためにマイクを接続します................................................................................20ゲイン、レベル(音量)を合わせます ........................................................................................22

オーディオ機器を接続する.........................................................................................................................23ステレオ・セット、MDを接続する.............................................................................................23録音用の機器を接続する .................................................................................................................23入力レベル(音量)を合わせる.....................................................................................................23

パソコンを接続する.....................................................................................................................................25入力レベル(音量)を合わせる.....................................................................................................26

外部入出力端子(AUX)を使って接続する...........................................................................................28デジタル出力端子に接続する.....................................................................................................................30

デジタル入力端子付きモニター・スピーカーを接続する.......................................................30MD を接続する ..................................................................................................................................30

オーディオ/ボイス・エフェクト..........................................................31エフェクトのかけ方.....................................................................................................................................31エフェクトの種類 .........................................................................................................................................32

エフェクトのパラメーター.............................................................................................................33

リバーブ..................................................................................................38リバーブのかけかた.....................................................................................................................................38デジタル・リバーブのしくみ.....................................................................................................................39

リバーブ・タイプ..............................................................................................................................39リバーブ・タイム..............................................................................................................................40

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目次

M-100FX.book 6 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

活用編.............................................. 41ミキシングする.......................................................................................42

エフェクトをかける................................................................................44

リバーブをかける ...................................................................................46

ノイズをとる ..........................................................................................47

エフェクト活用例 ...................................................................................49

資料編.............................................. 59パソコンと接続して使う ........................................................................60

Windows XP/2000をお使いのとき .......................................................................................................61Windows Meをお使いのとき ...................................................................................................................62Windows 98をお使いのとき....................................................................................................................64ドライバの設定 .............................................................................................................................................67Macintosh をお使いのとき........................................................................................................................71

アドバンス・モードを使う.....................................................................75専用ドライバのインストール(Windows).............................................................................................75ドライバの設定 .............................................................................................................................................78専用ドライバのインストール(Macintosh)..........................................................................................80ソフトウェアの設定.....................................................................................................................................81

困ったときには.......................................................................................82M-100FX に関するトラブル......................................................................................................................82専用ドライバに関するトラブル ................................................................................................................85専用ドライバの削除方法.............................................................................................................................87

主な仕様..................................................................................................88

索引.........................................................................................................91

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M-100FX.book 7 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

M-100FXの特長

M-100FXは、ビデオ編集に威力を発揮する音声加工用エフェクター内蔵の高音質10ch ミキサーです。

マイク、カセット・テープ・レコーダー、CDプレーヤー、MDに対応

M-100FXは 10chのアナログ入力を装備し、マイク入力端子 1、2はファンタム電源対応XLRタイプとバランス/アンバランス標準プラグに対応しています。また、プラグイン・パワード・マイク用の端子も備えています。

出力用には、標準タイプ、RCAピン・タイプ、デジタル出力端子(COAXIAL/OPTICAL)といった様々な端子を装備しています。

ボーカル素材を多様に音声加工リバーブやディレイのほか、音声の加工に対応した 9種類のエフェクトをかけることができるオーディオ/ボイス・エフェクトの機能を搭載しています。ビデオ編集ユーザーには最適な機能です。

パソコンと簡単接続M-100FXは、USB端子を装備しています。パソコンとの接続による高品位オーディオ・デバイスとして、ノンリニア・ビデオ編集ソフトのオーディオ素材の取込みにも活用することができます。

204※ Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。206e※ 本書ではMicrosoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。206j※ Windows ® の正式名称は、Microsoft ®Windows ® operating system です。207※ Apple、Macintosh は、米国Apple Computer, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。209※ MacOSは、米国Apple Computer, Inc. の登録商標です。220※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

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M-100FX.book 8 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

パッケージ内容の確認

M-100FXのパッケージには、以下の内容物が含まれています。パッケージを開けたら、すべての以下のものがあるかどうかを確認してください。不足している場合は、お買い上げになった販売店へご相談ください。

■M-100FX(本体)fig.M-100FX

■ACアダプター専用のACアダプターです。故障の原因となりますので、付属のAC アダプター以外は使用しないでください。

■パソコンとの接続ケーブル(USB ケーブル)パソコンのUSB 端子とM-100FXの USB端子を接続するときに使います。

■取扱説明書本書です。M-100FXの機能の説明や接続方法、具体的な活用方法を説明しています。

■エフェクト部日本語シートオーディオ/ボイス・エフェクト部を日本語の名称で表しています。

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パッケージ内容の確認

M-100FX.book 9 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■CD-ROM(専用ドライバ)アドバンス・モードでパソコンとM-100FXを接続してお使いになるときに必要な専用ドライバが収録されています。アドバンス・モードをお使いにならない場合は、必要ありません。(→『アドバンス・モードを使う』(P.75))

■CD(サウンド・ライブラリー)ビデオ編集に必要なオーディオ(音声)素材がこのCDに収録されています。※本製品に付属しているオーディオ・データを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著作物で利用したりしてはいけません。

■CD-ROM(音声取り込みソフトウェア サウンド・イット)パソコンに音を取り込んだり、オーディオ・ファイル(.wav)を作ったりすることができるソフトウェアです。

■保証書M-100FX本体の保証書です。保証期間内にM-100FX の修理を受ける際に必要です。記載事項をご確認の上、保証書の袋に記載されている「サービスの窓口」と共に大切に保管してください。この保証書で保証されるものは、M-100FX本体のみです。「サービスの窓口」は、修理に関するお問い合わせ先です。M-100FXの取扱いについては「DTMホットライン」(P.95)へお問い合わせください。

■ローランド ユーザー登録カードM-100FXのユーザーとして登録していただくための登録カードです。ローランド ユーザー登録カードに記載されている登録方法をお読みになり、必ずユーザー登録をしてください。

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M-100FX.book 10 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

MEMO

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M-100FX.book 11 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

基本編

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M-100FX.book 12 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

各部の名称とはたらき

パネル

1 .....マイク入力端子 1、2(INPUT 1、2)アナログ・オーディオ信号の入力端子です。XLRタイプと標準タイプに対応しています。また、バランス/アンバランスのどちらも接続することができます。

XLRタイプは、ファンタム電源 48Vに対応しています。ファンタム電源対応のコンデンサー・マイクを接続することができます。その場合は、ファンタム電源スイッチをオンにしてください。

2 .....入力レベルつまみ(GAIN)

マイク入力端子への入力レベルを調節します。

3 .....プラグイン・パワード・マイク端子(PLUG-IN POWERED INPUT)

電源の供給が必要なタイプの小型のコンデンサー・マイクを接続します。プラグイン・パワード・

マイク端子からは、5Vの電源が供給されます。必ず、プラグイン・パワード対応のマイクをお使いください。プラグイン・パワード・マイク端子とマイク入力端子1(XLRタイプ、標準タイプ)に同時にマイクを接続した場合、マイク入力端子1(XLRタイプ、標準タイプ)へ入力された音は無視されます。

※ プラグイン・パワード・マイク端子にマイクを接続した場合は、入力レベルつまみ(GAIN)で入力レベルを調節することはできません。

fig.panel1

1

2 43

76 8 9 10 11

5

fig.jack-2

※ M-100FXは、バランス(XLR/TRS)タイプの入力ジャックを装備しており、次のように配線されています。接続する機器の配線をご確認のうえ、接続してください。

fig.jack-1

※ ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクロホンを接続したとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・マイクロホンやオーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。マイクロホンの仕様については、お使いのマイクロホンの取扱説明書をお読みください。(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA Max)

1:GND2:HOT3:COLD

GND(SLEEVE)

HOT(TIP)

COLD(RING)

XLRタイプ

TRS標準 タイプ

(バランス) 標準タイプ 

(アン・バランス)

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 13 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

4 .....ファンタム電源スイッチ(PHANTOM)マイク入力端子のXLR タイプ端子に供給するファンタム電源のオン/オフを切り換えます。

※ XLRタイプ端子にファンタム電源に対応していない機器を接続される場合、故障の原因になりますのでファンタム電源をオフにしてください。

5 .....ピーク・インジケーター(PEAK)マイク入力端子から入力される音の大きさを感知して反応します。入力レベルが大きすぎると、赤く点灯します。ピーク・インジケーターが点灯しないように入力レベルつまみ(GAIN)で調節してください。

6 .....ライン入力端子 3/4 ~ 9/10(LINE INPUT)標準タイプとRCAピン・タイプの形状のケーブルを接続することができます。

ライン入力端子3/4 ~ 5/6には、標準タイプとRCAピン・タイプの両方があります。両方の端子に同時に接続した場合には、標準タイプの音のみが入力され、RCAピン・タイプへ入力された音は無視されます。

ライン入力端子7/8 ~ 9/10は、RCA ピン・タイプのみになります。

標準タイプの端子へは、電子楽器やエフェクタなどを標準タイプのプラグがついたケーブルで接続します。RCAピン・タイプの端子へは、オーディオ・セットやCDプレーヤーなどのオーディオ機器をRCAピン・タイプのプラグが付いたケーブルで接続します。

7 .....外部入力端子(AUX RETURN)外部機器からの補助入力端子です。外部出力端子(AUX SEND)から出力された音を外部エフェクタなどで加工し、その音を再びM-100FX に戻したりするときに使います。また、ライン入力と同じように外部機器を接続することもできます。

標準タイプのプラグが付いたケーブルを接続することができます。モノラルで接続する場合は、L(MONO)に接続します。

8 .....外部出力端子(AUX SEND)外部機器への補助出力端子です。この端子に外部エフェクタなどを接続します。M-100FX から出力される音を外部のエフェクタなどで加工したいときには、この端子と外部エフェクタなどの入力端子を接続します。

標準タイプのプラグが付いたケーブルを接続することができます。

この端子は、各チャンネルのリバーブ/AUX センド・レベルつまみで設定した音声が出力されます。出力される信号はモノラルです。

9 .....モニター出力端子(MONITOR)外部モニター・スピーカーに接続します。M-100FX でミックス、加工された音が出力されます。モニター・ボリュームつまみで音量を調整します。

10...マスター出力端子(MASTER)外部モニター・スピーカーやレコーダーと接続します。M-100FX でミックス、加工された音が出力されます。マスター・ボリューム・フェーダーで音量を調整します。

11...ヘッドホン端子(PHONES)

ヘッドホンを接続します。ヘッドホンを接続している場合でも、マスター出力端子から音が出力されます。ヘッドホン・ボリュームつまみで音量を調整します。

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 14 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

12...エフェクト・スイッチ(FX)オーディオ/ボイス・エフェクトのオン(エフェクトをかける)、オフ(エフェクトをかけない)を切り換えます。オンの状態でスイッチが赤く点灯します。CH1、2両方のエフェクト・スイッチを

オンにするとステレオ・コントロールになります。(→『ステレオ・コントロール』(P.47))

エフェクトとは・・・音そのものを変化、加工して、特殊に変化させたり、まったく違う音に変えたりする効果をエフェクトといいます。

13...イコライザーつまみ(HI/LO)音質を調整します。HIは高域(10kHz)、LOは低域(200Hz)を調整します。

14...リバーブ/ AUX センド・レベルつまみ(REV/AUX SEND)内蔵リバーブと外部出力端子へ送られる信号のレベルを調整します。内蔵リバーブを使っている場合には、リバーブ/AUX センド・レベルつまみを調節することによってリバーブのかかり具合を変えることができます。

15...パン/バランスつまみ(PAN/BALANCE)マスター出力端子に出力する音の左右のバランスを調整します。

CH1、2では、パンを調整します。モノラルで入力された音声をステレオに変換するときに左右のバランス(パン)を調整します。

CH3/4~ 9/10は、バランスを調整します。ステレオで入力された音声の左右のバランスを調整します。

※ CH3/4~ 9/10では、L チャンネルだけに音を入力しているときにパン/バランスつまみをR側(右)いっぱいに回してしまうと、入力された音が聴こえなくなります。

16...入力レベル・フェーダー各入力チャンネルの音量を調整します。

fig.panel2

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13

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 15 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

17...オーディオ/ボイス・エフェクトつまみ(AUDIO/VOICE FX)

エフェクトの種類を切り替えます。

18...エフェクト調整つまみ(MODIFY)A、Bエフェクトのかかり具合を調整します。

詳しくは『オーディオ/ボイス・エフェクト』(P.31)をお読みください。

19...エフェクト・バランスつまみ(BALANCE)元の音とエフェクト音とのバランスを変えたり、エフェクトのかかり具合を調整します。DRY(左)に回すほど元の音に近くなり、FX(右)へ回すほどエフェクトの音が大きくなったり、効果が強くなったりします。

オーディオ/ボイス・エフェクトは、マイク入力端子1、2(CH 1、2)に入力された音声のみに掛けることができます。

20...リバーブ・タイプ切り替えつまみリバーブの種類を切り替えます。

21...リバーブ・タイム調整つまみリバーブの残響音の持続時間を調整します。

リバーブとは・・・

音に残響や余韻を与え、奥行きのある音像をつくり出すエフェクトです。ホールで音を鳴らしているような響きを与えます。

fig.panel3

18

19

17

fig.panel3

2120

15

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 16 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

22 ....USB インジケーターパソコンとUSB ケーブルを使って接続したときに、使用可能な状態になっていることを表します。

使用可能な状態のときには青く点灯します。USB ケーブルを接続していない状態のときには点灯しません。

23 ....パワー・インジケーター電源スイッチをオンにすると赤く点灯します。

24 ....USB 入力レベルつまみパソコンからUSB ケーブルを通して M-100FXに送られてくるオーディオ信号の入力レベルを調整します。

25...AUX 入力レベルつまみ外部入力端子(AUX RETURN)に入ってくるオーディオ信号の入力レベルを調整します。

26...ヘッドホン・ボリュームつまみヘッドホン端子から出力される音の大きさ(音量レベル)を調整します。

27...モニター・ボリュームつまみモニター出力端子から出力される音の大きさ(音量レベル)を調整します。

28...マスター・ボリューム・インジケーターマスター出力端子から出力される音の大きさ(音量レベル)に対応して緑から赤へと順に点灯していきます。赤く点灯しないように、マスター・ボリューム・フェーダー音量を調整します。

29...マスター・ボリューム・フェーダーマスター出力端子から出力される音の大きさ(音量レベル)を調整します。

fig.panel4

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 17 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

リア・パネルfig.rear

30...電源スイッチスイッチを押して、電源をオン/オフします。ボタンが押し込まれた状態がオンです。

31...AC アダプター端子電源端子です。付属のACアダプターを接続します。

32...ADVANCE(モード切替)スイッチパソコンとUSB ケーブルで接続するときの動作モードを切り替えます。通常は、OFFに設定して使用します。

また、動作中にはスイッチを切り替えることはできません。スイッチを切り替えたら、M-100FX の電源を入れ直してください。

※ 音楽制作や音声波形編集を行うソフトウェアでは、パソコンと周辺機器とのオーディオ・データのやりとりに、WDMや ASIOといった高度な仕組みを要求するものがあります。そのような場合には、M-100FX をアドバンス・モードに設定し、専用ドライバをインストールする必要があります。M-100FX のADVANCE スイッチを ONにするとアドバンス・モードになります。専用ドライバのインストールについては、『アドバンス・モードを使う』

(P.75)をお読みになりインストールと設定を行ってください。

33...USB ミックス・ダウン・スイッチパソコンからM-100FX に、USB 端子経由で送ったオーディオ信号(音声)を、再びパソコンに戻すかどうかを切り替えるスイッチです。通常は、OFFに設定して使用します。

※ ONのときには、マスター出力端子に出力される音と同じ音が USB端子に送られます。OFFのときには、マスター出力端子に出力される音から、USB 端子から入力された音だけをカットして出力します。

34...USB 端子USBケーブルでパソコンと M-100FX を接続します。

35...デジタル出力端子M-100FX からデジタル・オーディオ機器へデジタル信号を送ります。M-100FX とMD/DATなどのデジタル・オーディオ機器をデジタルで接続するときに使用します。また、デジタル入力端子を持ったアンプ内蔵スピーカーなどにも接続できます。

※ デジタル出力端子からは、マスター出力端子と同じ音が出力されます。

OPTICAL 光デジタル・ケーブルで接続COAXIAL 同軸ケーブルで接続

30 3431

3233 35

3637

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各部の名称とはたらき

M-100FX.book 18 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

36...接地端子(アース端子)M-100FX は、設置条件によってパネル面がざらつくような感じになるときがあります。これは人体に全く害のない極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要に応じ、接地端子を使って外部のアースか大地に接地してご使用ください。接地した場合、設置条件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお接続方法がわからないときはローランド・サービスにご相談ください。

●接続してはいけないところ

• 水道管(感電の原因になります) • ガス管(爆発や引火の原因になります) • 電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です) 37...盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)

市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。盗難防止用ロックは、キーケーブルロック等のセキュリティー・ワイヤーに対応しています。

日本国内総代理店は、以下のとおりです。

日本ポラデジタル株式会社 〒 104-0032 東京都中央区八丁堀1丁目 5番 2 号はごろもビル

Tel: 03-3537-1070 Fax: 03-3537-1071

ブロック図M-100FX の信号の流れは次のようになっています。

fig.block M-100FX BLOCK DIAGRAM

DIGITAL OUT

PHONES

PHONES LEVEL

LEFTRIGHT

MASTER OUT

LEFT

RIGHT

AUX SENDAUX

LEFT

RIGHT

MONITOR OUTLEFT

RIGHT

LEFT

RIGHT

MONITOR OUT LEVEL

USB AUDIO IN LEVEL

USB MIX DOWN SW

L / RUSB BUS

LINE5/6LINE3/4

LEFT

RIGHT

STEREO INPUTS

EQ

EQ

BALANCE

SEND

MASTER OUT LEVEL

MASTER OUT LEVEL

LEFT

RIGHT

USB AUDIO

IN

OUT

STEREO AUX RETURN

LEFT

RIGHT

AUX RETURN LEVEL

LINE7/8 LINE9/10

LEFT

RIGHT

EQ

EQ

BALANCE

SEND

MIC2

FX SW

MONO INPUTS

GAIN

AUDIO/VOICEEFFECTS

EQ

EQFX SW

PAN

PAN

SEND

SEND

MIC1GAIN

REVERB(internal)

LEVEL

LEVEL

LEFT RIGHTMASTER BUS

AUX

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M-100FX.book 19 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

基本的な使いかた

M-100FX は、さまざまな機器と接続するための端子が数多く用意されています。ここでは、M-100FXとスピーカー、マイク、オーディオ機器、パソコンなどとの接続について説明します。

※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切り、接続を行ってください。

※ 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。

※ F-100FX と接続できる機器の紹介と、その注意について説明しています。接続する機器との組み合わせでどのようなことができるかについては、『活用編』(P.41)をご覧ください。

モニター・スピーカー、ヘッドホンを接続するまず、音を聴くための機器をM-100FX に接続します。

ミキシングした音を聞くためにモニター・スピーカーやヘッドホンを接続します。モニター・スピーカーはモニター出力端子に、ヘッドホンはヘッドホン端子に接続します。

fig.basic

モニター出力端子には、標準タイプとRCAピン・タイプの端子があります。どちらも同じ信号が出力されます。お使いのモニター・スピーカーに合った端子をお使いください。標準タイプとRCAピン・タイプの両方にプラグを差した場合は、標準タイプのみに出力されます。

※ モニター・スピーカーやヘッドホンを接続するときは、回路保護のためにモ

ニター・ボリュームつまみ、ヘッドホ

ン・ボリュームつまみ、そして接続したモニター・スピーカーのボリュームを最小に絞ってから接続してください。

■音量を調節するfig.mic4

1. モニター・スピーカーを接続している場合は、音量を適度に上げます。

2. モニター・ボリュームつまみ、ヘッドホン・ボリュームつまみを右に回して、お好みの音量に調整します。

モニター・スピーカー

ステレオ・ヘッドホン

• マイクを接続する .............................................................(P.20) • オーディオ機器を接続する ............................................(P.23) • パソコンを接続する .........................................................(P.25) • 外部入出力端子(AUX)を使って接続する ...............(P.28) • デジタル出力端子に接続する ........................................(P.30)

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基本的な使いかた

M-100FX.book 20 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

マイクを接続する

■音声を入力するためにマイクを接続しますfig.mic

マイク入力端子1、2(INPUT1、2)には、XLRタイプ/標準タイプのいずれかのタイプのマイクを接続することができます。XLRタイプは、コンデンサー・マイクを接続するためのファンタム電源に対応しています。標準プラグは、バランス/アン・バランスの両方に対応しています。

コンデンサー・マイクを使用する場合は、ファンタム電源スイッチをオンにします。

※ ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクロホンを接続したとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・マイクロホンやオーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。マイクロホンの仕様については、お使いのマイクロホンの取扱説明書をお読みください。(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA Max)

マイクを接続するときは、回路保護のために入力レベルつまみ(GAIN)を最小に絞ってから接続してください。マイク

ビデオデッキ

ビデオカメラ

映像信号

ステレオ・ヘッドホン

ファンタム電源

コンデンサー・マイクなどの電源をマイク・ケーブルから供給する方法です。内蔵されたファンタム電源装置を使って、48V(直流)を供給します。プラグの形状は、通常の XLRプラグと同じ形状です。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 21 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

ママママイイイイククククのののの種種種種類類類類

マイクにはダイナミック・マイクとコンデンサー・マイクがあり、M-100FXではどちらにも対応しています。また、パソコンのマイク端子やMD(ミニディスク)の録音端子に接続する小型コンデンサー・マイクであるプラグイン・パワード・マイクにも対応しています。

プラグイン・パワード・マイクはモノラル/ステレオの両方に対応しています。マイク入力端子1(INPUT1)にステレオ・プラグを接続したときは、チャンネル1だけで左右の信号をステレオ処理します。なお、プラグイン・パワード・マイクが接続されている状態で、XLRジャックにマイクを接続してもXLR ジャックに接続されたマイクからの音声は入力されません。プラグイン・パワード・マイクの信号のみがミキサーへ送られます。

また、プラグイン・パワード・マイク端子をお使いのとき、入力レベルつまみ(GAIN)で入力レベルを調節することはできません。

バランス/アンバランスについてfig.04-1afig.04-1b

バランス入力とはホット、コールド、グランドの3本の信号線を使って信号を送る方式です。プラグの形状は3つの部分に別れています。同じ形をしたプラグにステレオ信号のプラグがあり、同様に3つの部分からなっていますが、信号線の仕組みが違います。間違えて接続しないでください。マイク入力端子1、2(INPUT1、2)にステレオ信号を入力することはできません。

また、アンバランス入力とは信号線とグランドの2本の線で信号を送る一般的な方式です。プラグの形状は2つの部分からなっています。

XLRタイプ

TRS標準 タイプ

(バランス) 標準タイプ 

(アンバランス)

1:GND2:HOT3:COLD

GND(SLEEVE)

HOT(TIP)

COLD(RING)

プラグイン・パワード・マイク端子へ接続するマイクは必ずプラグイン・パワー対応のマイクをお使いください。対応していないマイクや一般のステレオ・ミニ・タイプの出力プラグを接続すると回路を破損する恐れがあります。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 22 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■ゲイン、レベル(音量)を合わせます接続後、適正な音量で音を鳴らすために次のように操作します。

1. 入力レベルつまみ(GAIN)、マスター・ボリューム・フェー

ダー、モニター・ボリュームつまみ、ヘッドホン・ボリュー

ムつまみを最小に絞ってください。 2. ゲインを調整します。

声や演奏などを集音しながら、マイクが接続されたチャンネルの入力レベルつまみを右に回していきます。ピーク・インジケーターが点灯しない範囲で、できるだけ大きめの入力音量になるように設定します。

fig.mic1

3. マスター・ボリューム・フェーダーをパネルの図の中央に合わせます。

fig.mic2

4. 入力レベルを調整します。入力レベル・フェーダーを操作してマスター・ボリューム・インジケー

ターの黄色のランプ(0dB)がときどき点灯するくらいに調整します。

複数のマイクで同時に録音するときは、入力するチャンネルすべての入力レベル・フェーダーを少しずつ上げて調整していきます。

fig.mic3

ピーク・インジケーターは、入力の信号レベル(音量)がオーバーしているときに点灯し、入力信号が歪んでしまっていることを意味します。入力レベルは、できるだけ大きい方が良い音質で取り込めます。そのため、ピーク・インジケーターが点灯しないギリギリまでゲインを上げてみてください。

この範囲に 合わせる

黄色が点滅

22

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基本的な使いかた

M-100FX.book 23 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

オーディオ機器を接続するCDの演奏をバックに、歌を録音するような場合には図のように接続します。

※ 歌声を入力(録音)するためのマイクの接続については、『マイクを接続

する』(P.20)をご覧ください。fig.audio

■ステレオ・セット、MDを接続するライン入力端子3/4(LINE INPUT 3/4)、ライン入力端子 5/6(LINEINPUT 5/6)には、標準タイプと RCAピン・タイプのどちらのタイプのケーブルも接続することができます。同時に両方の端子に接続したときには、標準タイプに接続した方の音のみがミキサー部に送られます。

■録音用の機器を接続するミキシングした信号を録音するには、M-100FX のマスター出力端子とカセットテープ・レコーダーやMDレコーダーのLINE IN あるいは録音用(REC)端子とを接続します。

マスター出力端子には、標準タイプとRCAピン・タイプがあります。どちらも同じ信号が出力されていますので、お使いの機器(レコーダーなど)に接続するケーブルに合わせてお使いください。同時に両方の端子に接続したときには、標準タイプに接続した方の音のみが機器(レコーダーなど)に送られます。

■入力レベル(音量)を合わせる接続後、適正な音量で音を鳴らすために次のように操作します。

入力レベル・フェーダーとマスター・ボリューム・フェーダーを最小にします。さらに、モニター・スピーカーやヘッドホンが接続してある場合は、モニター・ボリュームつまみとヘッドホン・ボリュームつまみを最小に絞ります。

ステレオ・セット CD/MDプレイヤー

ライン入力端子の標準タイプと RCAピン・タイプは、M-100FX の内部では同じ回路に繋がっていますので、お使いのプラグの形状が合う方に接続してください。

ライン入力端子 3/4、5/6、7/8、9/10(LINE INPUT3/4、5/6、7/8、9/10)の各入力は回路的には同等です。接続する機器の順序や機器の接地場所など、お好みに合わせてお使いください。

各端子にオーディオ機器を接続するときは、回路保護のためマスター・ボリューム・フェーダーと入力レベル・フェーダーは最小にしておいてください。

マイクの入力レベルの調整については、『マイクを接続する』(P.20)をご覧ください。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 24 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

1. マスター・ボリューム・フェーダーをパネルの黒い領域の中央に合わせます。

fig.mic2

2. ライン入力端子に接続している機器を鳴らします。入力レベル・フェーダーを少しずつ上にあげてレベルを大きくしていきます。マスター・ボリューム・インジケーターの黄色のランプ(0dB)が、ときどき点灯するくらいのレベルに合わせます。複数のライン入力端子(チャンネル)に機器を接続して録音するときは、入力するチャンネルすべての入力レベル・フェーダーを上げて調整します。

fig.mic3-1

3. 録音用機器側に録音レベルを設定する機能がある場合には、録音用機器のピーク・インジケーターが点灯しないレベル、あるいはレベル・メーターの表示が適正録音レベル内に納まるように設定してください。

4. モニター・スピーカーを接続している場合には、モニター・スピーカーの音量を適度に上げます。

5. モニター・ボリュームつまみ、ヘッドホン・ボリュームつま

みを回してお好みの音量に調整します。fig.mic4

この範囲に 合わせる

黄色が点滅

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基本的な使いかた

M-100FX.book 25 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

パソコンを接続するM-100FX には、パソコンと接続するためのUSB端子が用意されています。USBケーブルを使ってパソコンと接続することで、パソコンから出力されるオーディオ信号(音声)をM-100FX に入力してミックスしたり、M-100FX でミックスした信号(音声)をパソコンへ送ったりすることができます。

M-100FX でエフェクトをかけたりしてミックスした音を、パソコンの音楽制作ソフトや波形編集ソフトで録音して、オリジナルのオーディオ・データを作ることもできます。

M-100FX で、USB端子を使用するためにはドライバのインストールが必要です。ドライバのインストールについては『パソコンと接続して使う』

(P.60)をご覧ください。

まず、『パソコンと接続して使う』(P.60)を参照してドライバのインストールを行ってください。

パソコンに音声を録音するような場合は図のように接続します。

M-100FX の背面にあるUSB 端子にUSB ケーブルを接続します。モニター・スピーカーやヘッドホンの接続については、『モニター・スピー

カー、ヘッドホンを接続する』(P.19)を参照してください。

fig.pc1

Windows をお使いのとき、音楽 CDを再生した音をM-100FX にUSB経由で送る場合には、WindowsMedio Player 7 以上が必要です。また、Mac OS 9でアドバンス・モードでお使いの場合は音楽 CDを再生した音を M-100FXへ送ることはできません。

USB とはUSBとは、ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)の略で、パソコンにさまざまな周辺機器を接続するためのインターフェースです。USBを使えば、USB ケーブル 1本でさまざまな機器に接続することができ、高速にデータを転送することができます。

また、電源を入れたままで周辺機器の接続と切断ができ、パソコンが自動的にそれを認識します。周辺機器によっては、設定などの作業が必要な場合があります。

M-100FX は、パソコンとオーディオ信号をやりとりする機器として接続されます。

※ M-100FX はUSB Ver1.1 に対応しています。

声を入力するためのマイクの接続は、『マイクを接続する』(P.20)をご覧ください。

USBケーブル

パソコン

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基本的な使いかた

M-100FX.book 26 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■入力レベル(音量)を合わせる接続後、適正な音量で音をレコーディングするためには以下のようにします。

入力レベル・フェーダー、マスター・ボリューム・フェーダー、USB入

力レベルつまみを最小にします。ヘッドホンを接続してある場合は、ヘッ

ドホン・ボリュームつまみを最小に絞ります。

1. マスター・ボリューム・フェーダーをパネルの黒い領域の中央に合わせます。

fig.mic2

2. パソコンでオーディオを再生しながら USB入力レベルつまみ

を少しずつ右に回してレベルを大きくしていきます。マス

ター・ボリューム・インジケーターの黄色のランプ(0dB)が時々点灯するくらいのレベルに合わせます。

fig.mic3a

複数のライン入力端子(チャンネル)に機器を接続して録音するときは、入力するチャンネルすべての入力レベル・フェーダーを上げて調整します。

3. パソコンでオーディオ信号を録音する場合、お使いのソフトウェアで録音設定を適正録音レベル内に納まるように設定します。M-100FX のUSB 端子からパソコンに送られてくるオーディオ(音声)の音量はマスター・ボリューム・フェーダーで調整します。

マイクの入力レベルの調整については、『マイクを接続する』(P.20)をご覧ください。

この範囲に 合わせる

黄色が点滅

パソコンにオーディオを取り込む場合(録音する)には、USB入力レベルつまみの設定した位置をメモしておくなどしておくと良いでしょう。録音時に USB入力レベルつまみを絞らなければならない場合があります。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 27 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

※ 録音をするソフトウェアによっては、録音のために取り込んだ信号をそのままUSB オーディオに出力するものがあります。この場合、M-100FX のUSB オーディオ入力との間でループしてしまい、ハウリングのようなノイズや歪みが発生する場合があります。これを防ぐためには録音するソフトウェア側でUSB への出力を停止するか、M-100FX のUSB 入力レベルつまみを左いっぱいに回して入力レベルを0の状態にしてください。

※ USBにミキシングした信号を送るときのレベル(音量)とデジタル出力の音量は、マスター・ボリューム・フェーダーで調整します。モニター・スピーカーの音量を、録音レベルとは別に設定したい場合は、モニター・スピーカーをM-100FX のモニター出力端子(アナログ)に接続して、モニター出力つまみで音量を調整してください。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 28 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

外部入出力端子(AUX)を使って接続する外部出力端子(AUX SEND)は、各チャンネルのリバーブ/AUX セン

ド・レベルつまみで設定した音声が出力されます。外部出力端子(AUXSEND)がら出力される信号はモノラルです。

外部入力端子(AUX RETURN)は、外部機器からの補助入力端子です。外部出力端子(AUX SEND)から出力された音を外部エフェクタなどで加工し、その音を再びM-100FX に戻したりするときに使います。また、ライン入力と同じように外部機器を接続することもできます。

AUX入力レベルつまみで、外部入力端子(AUX RETURN)に入ってくるオーディオ信号の音量を調整します。

※ 外部入出力端子に機器を接続するときは、回路保護のために各チャンネルのリバーブ/AUX センド・レベルつまみ(REV/AUX SEND)と AUX 入

力レベルつまみを左いっぱいに回しておきます(最小)。接続が完了してから、少しずつに右に回していってください。

次のような場合に使用します。

• 外部出力端子(AUX SEND)の出力をエフェクト機器に送出して、エ

フェクト機器がエフェクトを付加した信号をM-100FX の外部入力端子

(AUX RETURN)に入力する。fig.AUX1

• CDプレーヤーなどの外部機器をM-100FX の外部入力端子(AUXRETURN)に入力する。

fig.AUX2

各チャンネルの入力がステレオの場合には、元の信号に比べて極端に音量が変わることがあります。これは、ステレオ信号がモノラルに変換されるためで、故障ではありません。

サンプリング周波数は、44.1kHzです。

外部エフェクター OUTPUT

INPUT

OUTPUTCD/MDプレイヤー

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基本的な使いかた

M-100FX.book 29 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

• 各チャンネルの音を個別に確認する。

聞きたいチャンネルのリバーブ/AUX センド・レベルつまみ(REV/AUX SEND)を右に回して、他のチャンネルのリバーブ/AUX センド・

レベルつまみ(REV/AUX SEND)を左いっぱいに回しておきます。すると、聞きたいチャンネルの音だけを確認することができます。

fig.AUX3

CD/MDプレイヤー

マイク

モニター・スピーカー

※ リバーブ・タイプ切り替えつまみがOFFに設定されていないと外部出力端子(AUX SEND)から出力される信号と同じ信号が内蔵リバーブへも送られます。内蔵リバーブをかける必要がないときにはリバーブ・タイプ切替えつまみをOFFに設定しておいてください。

※ CDプレーヤーなどの外部機器を外部入力端子(AUX RETURN)に接続するときは、RCAピン・タイプから標準タイプに変換するプラグなどが必要になります。ライン入力端子が使われていない場合には、ライン入力端子に接続することをお薦めします。

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基本的な使いかた

M-100FX.book 30 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

デジタル出力端子に接続するM-100FX のデジタル出力端子には、オプティカル(OPTICAL)タイプとコアキシャル(COAXIAL)タイプがあります。どちらのタイプにも同じ信号(音)が出力されます。お使いの機器やケーブルに合わせて接続する端子のタイプをお選びください。

fig.digital

■デジタル入力端子付きモニター・スピーカーを接続するデジタル入力端子が装備されているモニター・スピーカーをM-100FX のリア・パネルにあるデジタル出力端子に接続することができます。デジタルの状態のままモニター・スピーカーに送られるため信号の劣化やノイズを防ぐことができます。

マスター・ボリューム・フェーダーで音量を調整することができます。デジタル信号のボリューム調整ができないモニター・スピーカーの音量調整も可能になります。

■MDを接続するM-100FX でミックスした音をMDやDATに録音するときには、M-100FX のデジタル出力端子にMDデッキを接続します。

マスター・ボリューム・フェーダーで音量を調整することができます。

コアキシャル ケーブル

光デジタル ケーブル

MDプレイヤー  モニター・スピーカー OPTICAL/COAXIAL 使用する端子にあわせて

いずれかを選択

接続するときは、回路保護のためモニターレベルつまみ、ヘッドホンつまみを最小にしておいてください。モニター・スピーカーを接続している場合はモニター・スピーカーのボリュームも最小にしておいてください。

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M-100FX.book 31 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

オーディオ/ボイス・エフェクト

オーディオ/ボイス・エフェクトとはマイク入力端子1、2(CH1、2)にはオーディオ/ボイス・エフェクトを掛けることができま

す。これは、マイクなどで入力した音声を内蔵のデジタル信号プロセッサ(DSP)で変換して、

低音を増強したり、音の輪郭をはっきりさせたり、音の高さを変えたり、さまざまな効果(エ

フェクト)を得るものです。

エフェクトのかけ方マイクやその他の周辺機器などの接続については、『基本的な使いかた』(P.19)の各項目を参照して接続を行ってください。

1. マイクが接続されているチャンネル(CH)のエフェクト・スイッチを押してオンにします。赤く点灯します。

2. オーディオ/ボイス・エフェクトつまみでエフェクトを選択します。 3. エフェクト調整つまみ A/ Bでエフェクトの効き方(パラメーター)を調整しま

す。 4. エフェクト・バランスつまみでエフェクトの効果の掛かり具合の強さや、元の

音とエフェクトをかけた後の音とのミックス比を調整します。※『エフェクト活用例』(P.49)も合わせてお読みください。

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 32 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

エフェクトの種類

1

明瞭で聞きやすい声(NARRATION ENHANCER)

(P.33)ナレーション、アナウンスを明瞭に聞きやすくします。耳ざわりな雑音を取り除きます。

A 明瞭にする成分(FREQUENCY)

B 明瞭さ(CLARITY)

2

明るく伸びのある声(VOCAL ENHANCER)

(P.33)声質を調整して幅を持たせたり、明るくしたりします。また、逆に調子を抑えて落ち着かせることもできます。

A 音質(TONE)

B 明るさ(BRIGHTNESS)

3

量感のある力強い声(POWER COMP)

(P.34)低域が物足りない音に力強さを付加します。また、大きな音に埋もれてしまっている音をはっきりとした音にします。

A 低音(BASS)

B 力強さ(COMPRESS)

4

ステレオで広がりのある声(RICH CHORUS)

(P.34)音に広がりと厚みをつけることができます。Balance つまみを上げていくと、更にうねり感も加わり不思議な効果が得られ広がりや幻想的な感じが付加されます。

A うねりの速さ(RATE)

B うねりに深さ(DEPTH)

5

ノイズカット(NOISE REDUCER)

(P.35)電気機器のブーンといううなり(ハム音)やサーというノイズ(フロア・ノイズ)をカットします。

A ハム音カット(HUM CUT)

B ノイズカット(NOISE CUT)

6

ラジオノイズ(RADIO)

(P.35)ラジオやアナログ・レコードの出すノイズをわざと付加し、懐古趣味的な雰囲気を演出します。

A ノイズのレベル(NOISE LEVEL)

B チューニング(TUNING )

7

ロボットボイス(ROBOT)

(P.36)ロボットのように音程に変化がない調子になります。

A 声の高さ(PITCH)

B フォルマント(FORMANT)

8

男声(MALE)

(P.36)女性の声が男性の声のようになります。

A 声の高さ(PITCH)

B フォルマント(FORMANT)

9

女声(FEMALE)

(P.37)男性の声が女性の声のようになります。

A 声の高さ(PITCH)

B フォルマント(FORMANT)

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 33 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■エフェクトのパラメーターエフェクト名は添付の日本語シートに記載されている名称です。(カッコ)内は、パネルに記載されている英語の名称です。

1. 明瞭で聞きやすい声(NARRATION ENHANCER)

音声を明瞭にし、はきはきさせます。また、マイク入力時の歯擦音を軽減して聞きやすくする効果があります。ビデオ編集の際に、アナウンスを追加したり、ナレーションや朗読などのレコーディングを行なうときに便利です。

A. 明瞭にする成分(FREQUENCY)エフェクト調整つまみBを使って音声の明瞭さを設定するとき、効果をかけることができる音の範囲(周波数)をここで設定します。エフェクト

調整つまみAを右に回すほど、広い範囲の音に効果を掛けることができます。

B. 明瞭さ(CLARITY)音声を明瞭にする効果の強さを設定します。エフェクト調整つまみBを右に回すほど、強く効果がかかります。既にはっきりとしている音声に効果がかかりすぎると、耳ざわりな音になったり、音が歪んだりします。

2. 明るく伸びのある声(VOCAL ENHANCER)

音声を構成する基本となる部分と特徴的な部分に働きかけ、それらの部分を強調したり抑えたりします。劇の台詞や歌のレコーディングなど、声のキャラクター(個性)を強調したり修正したりすることができます。

A. 音質(TONE)音声の基本となる部分の音(周波数)に働きかけ、エフェクト調整つまみ

Aを右に回すほど強調されます。声量を豊かにするときは右に、余計な響きや量感を抑えるときは左に回してください。

B. 明るさ(BRIGHTNESS)音声の特徴的な部分の音(周波数)に働きかけ、エフェクト調整つまみB

を右に回すほど強調されます。発声の息づかいや表現を強めるときは右に、耳ざわりな声質を抑えるときは左に回してください。

歯擦音(sibilant)サシスセソやチ、ツの発音にともなう“サッ”、“シュッ”というノイズ

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 34 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

3. 量感のある力強い声(POWER COMPRESSOR)

低域不足で細い音を持ち上げて力強さを付加したり、音量変化の激しい音声を一定の音量レベルに抑えたりします。また、周囲の大きな音に埋もれてしまって聞き取りにくい音を聞き取りやすくすることもできます。

音量も十分で音声を妨害する余分な音がない場合には、効果を掛けすぎないようにしてください。ノイズが大きくなったり、大きな音が抑えられすぎたり、音がこもったりする可能性があります。

A. 低音(BASS)音声の低い部分を強調したり、抑えたりします。エフェクト調整つまみA

を右に回すほど強調されます。マイクから離れて録音した音に低音を補うようなときに使います。

B. 力強さ(COMPRESS)大きい音量と小さい音量のレベルを均一化して、全体の音量を持ち上げます。エフェクト調整つまみBを右に回すほど高いレベルに合わせられます。単に音量を大きくするのとは違い、音量の大きな音が歪むのを防ぎます。

4. ステレオで広がりのある声(RICH CHORUS)

音の高さ(ピッチ)を一定の周期で揺らした音を元の音に加えて、うねりの効果(コーラス効果)を付加し、ステレオ(左右)で広がりのある音に変えます。方向性のあいまいな幻想的な効果を付加したり、歌のハモリ音声にバック・コーラスを付けるときにも使えます。

A. うねりの速さ(RATE)音声をうねりの速さを調整します。エフェクト調整つまみAを右に回すほどうねりが速くなります。

B. うねりの深さ(DEPTH)音声のうねりの深さを調整します。エフェクト調整つまみBを右に回すほど音の高さと音量が深く変化し、うねりの効果が強くなります。

一般的に、うねりの速さは右寄りのゆっくりしたスピードに設定しておき、バック・コーラスをつけるときにはうねりの深さを右寄りの浅めに設定します。幻想的な拡がり効果を付加するときには深めに設定してください。

入力する音声が小さいと、効果が弱くなってしまいます。入力する音声を大きくしてください。

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 35 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

5. ノイズカット(NOISE REDUCER)

電気機器のブーンといううなり音(ハム音)やサーというノイズ(フロアノイズ)をカットします。

特定の周波数で鳴っているノイズや、音声に比べて小さい音量で発生しているノイズをカットするのに効果を発揮します。

A. ハム音カット(HUM CUT)カット(削除)するハム音の周波数を50Hzまたは 60Hzに設定します。一般的には家庭の電源コンセントの周波数に合わせます。

エフェクト調整つまみAを中央より左に回すと 50Hzをカットします。中央より右に回せば60Hzのハム音をカットします。回す度合が大きいほど深くカットしますが、音声信号に対しても音質が変る、音が歪むなどといった影響が生じます。

B. ノイズカット(NOISE CUT)音声の背景(バックグラウンド)で小音量で発生しているノイズをカットします。エフェクト調整つまみBを右へ回すほど大きなノイズをカットしていきます。

強く掛けすぎると音声の始まり(立ち上がり)と終わり(余韻)の部分で不自然に切れてしまったり、話し声が聞き取りにくくなってしまうことがありますのでご注意ください。

6. ラジオノイズ(RADIO)

AMラジオが出すようなノイズを音声に付加して、ナレーションの演出や懐古趣味的な雰囲気を作り出します。

A. ノイズのレベル(NOISE LEVEL)AMラジオのノイズの音量を調整します。エフェクト調整つまみ Aを左に回すほど、エフェクト調整つまみBのチューニングがずれた時のノイズの音量は大きくなります。

B. チューニング(TUNING)ラジオの周波数を合わせているときに発生する音を再現し、その効果を付加します。エフェクト調整つまみBを中央に合わせたときがチューニングがあっている状態です。エフェクト調整つまみBを左右に回して、チューニングがずれて原音が荒れていく状態を再現します。

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 36 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

7. ロボットボイス (ROBOT)

声の高さを一定にし、ロボットのような抑揚のない音声にします。劇の台詞や無機的な雰囲気の演出に使います。

A. 声の高さ(PITCH)ロボットノイズは、音声の高さを一定に保ちます。その高さのレベルを合わせます。エフェクト調整つまみAを右に回すほど高いピッチに固定されます。

B. フォルマント (FORMANT)音声の特徴を決める要素のひとつにフォルマントと呼ばれる要素があります。エフェクト調整つまみBで、フォルマントを調節します。エフェク

ト調整つまみBを左に回すと低音の厚い太い声(声帯が大きくなったよう)に、右に回すと甲高い声(声帯が小さくなったよう)になっていきます。

8. 男声(MALE)

声の高さ(ピッチ)とフォルマントを変化させることにより、女性の声を男性の声に変化させます。

会話や台詞を一人で作ったりするときに便利です。また、エ

フェクト・バランスつまみを中央付近に合わせて調整し、元の声と混ぜ合わせることで一人の歌声でデュエットをしている効果が得ることができます。

男性の声にこの効果をかけることにより、より厚く太い声を作り出すことができます。

A. 声の高さ(PITCH)音声の高さ(ピッチ)をどのくらいシフトするかを調整します。エフェク

ト調整つまみAを左に回すほど声のピッチが低くなります。右いっぱいに回すと、元の高さ(ピッチ)になります。

B. フォルマント(FORMANT)音声の特徴を決める要素のひとつにフォルマントと呼ばれる要素があります。エフェクト調整つまみBで、フォルマントを調節します。エフェク

ト調整つまみBを左に回していくと、だんだん低音の厚い太い声(声帯が大きくなったよう)になります。右いっぱいに回すと元のフォルマントになります。

極端な効果を掛けると音声が割れたり歪んだりしますのでご注意ください。

音声を入力するときは、一人の音声だけを入力してください。明瞭な声であるほど効果があります。入力する音声が小さかったり、複数の人数の場合や、周囲の雑音が入ってしまうと効果がかかりにくくなります。

フォルマント音声の特徴を決める要素の一つで、音が高さ(周波数)の高いところ低いところにどのくらい強く出ているかをあらわします。声帯の大きさによって特徴づけられ、女性と男性、また子供と大人の声の違いとして現われます

極端な効果を掛けると音声が割れたり歪んだりしますのでご注意ください。

音声を入力するときは、一人の音声だけを入力してください。明瞭な声であるほど効果があります。入力する音声が小さかったり、複数の人数の場合や、周囲の雑音が入ってしまうと効果がかかりにくくなります。

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オーディオ/ボイス・エフェクト

M-100FX.book 37 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

9. 女声(FEMALE)

声の高さ(ピッチ)とフォルマントを変化させることにより、男性の声を女性の声に変化させます。

会話や台詞を一人で作ったりするときに便利です。また、エ

フェクト・バランスつまみを中央付近に合わせて調整し、元の声と混ぜ合わせることで一人の歌声でデュエットをしている効果が得ることができます。

女性の声にこの効果をかけることにより、より細い痩せた声を作り出すことができます。

A. 声の高さ(PITCH)音声の高さ(ピッチ)をどのくらいシフトするかを調整します。エフェク

ト調整つまみAを右に回すほど声のピッチが高くなります。左いっぱいに回すと元の高さ(ピッチ)です。

B. フォルマント(FORMANT)音声の特徴を決める要素のひとつにフォルマントと呼ばれる要素があります。エフェクト調整つまみBで、フォルマントを調節します。エフェク

ト調整つまみBを右に回していくと、だんだんと甲高い声(声帯が小さくなったよう)になっていきます。左いっぱいに回すと元のフォルマントです。

極端な効果を掛けると音声が割れたり歪んだりしますのでご注意ください。

音声を入力するときは、一人の音声だけを入力してください。明瞭な声であるほど効果があります。入力する音声が小さかったり、複数の人数の場合や、周囲の雑音が入ってしまうと効果がかかりにくくなります。

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M-100FX.book 38 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

リバーブ

リバーブとはfig.reverb

ホールやステージなどの建物の中で音を鳴らすと、部屋の壁や天井に音が反射して、あとに残るような響きが発生します。この残響音(余韻)のことをリバーブといいます。

リバーブは、空間の大きさ(ホール、部屋など)、形、音がはね返る部分(壁など)の材質によって、その性質が変わってきます。M-100FX では、これらの要素をデジタル処理でシミュレートし、元の音に付加することができます。この処理装置をデジタル・リバーブといいます。

リバーブのかけかたマイクやその他の周辺機器などの接続については、『基本的な使いかた』

(P.19)の各項目を参照して接続を行ってください。 1. リバーブ・タイプ切り替えつまみでリバーブ・タイプを選び

ます。

2. リバーブ/ AUXセンド・レベルつまみを動かして、リバーブのかかり具合を調整します。

3. リバーブ・タイム調整つまみで残響音の長さを調整します。

直接音

初期反射音 (アーリー・リフレクション)

後部残響音

音源

聞き手

直接音:音源から直接聞き手に伝わる音初期反射音:壁に1回から数回はね返った音後部残響音:数多くの反射が繰り返された後に聞き手に伝わる音

USB端子から入力されたパソコンの音声と外部入力端子(AUX RETURN)から入力された音声にはリバーブはかかりません。

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リバーブ

M-100FX.book 39 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

デジタル・リバーブのしくみfig.reverb2_60

• チャンネルごとにリバーブ/AUX センド・レベルつまみで設定した音量(残響音の大きさ)がデ

ジタル・リバーブに送られます。

リバーブ/AUX センド・レベルつまみを右に回すほど残響音は大きくなります。

• デジタル・リバーブをかけることにより、まるで大きなホールやディスコのような雰囲気にすることができます。

デジタル・リバーブのリバーブ・タイプ切り替えつまみとリバーブ・タイム調整つまみで、デジタル・リバーブを調整することができます。リバーブ・タイプ切り替えつまみでは、10種類のさまざまな残響音の中からタイプを選択することできます。リバーブ・タイム調整つまみでは、残響音の長さや反射音の時間間隔を調整することができます。リバーブ・タイム調整つまみを右に回すほど残響音が長くなります。リバーブ・タイプを切り替えたときには、リバーブ・タイムつまみの位置に関わらず、リバーブ・タイムは初期設定値になります。リバーブ・タイムの初期設定値は、リバーブ・タイム調整つまみが真ん中の状態です。

■リバーブ・タイプfig.reverb3-1

タイプ 効果

OFF残響効果は掛かりません。効果をかけたくないときにこの位置に設定します。

ホール(HALL)1、2、3 ホールや体育館のような広い部屋の残響をシミュレートします。ルーム(ROOM)1、2 ライブ・ハウスやディスコなどのような部屋の残響をシミュレートします。

プレート(PLATE)プレート・リバーブ(金属板を利用したリバーブ・ユニット)をシミュレートします。ホール(HALL)やルーム(ROOM)にくらべて密度の濃い残響音です。ボーカル(歌声)にかけると効果的です。

スプリング(SPRING)スプリング・リバーブ(金属のバネを利用したリバーブ・ユニット)をシミュレートします。震えるよな独特の響きが得られます。

エコー(ECHO)やまびこのような反響音を与えます。リバーブ・タイムを短くするとカラオケのマイクのエコーのような響きになります。

ディレイ(DELAY)1、2

元の音に、少し遅れた音を加えることにより、音に厚みをつけたりして特殊効果を作り出します。DEALY 2 では、音が左右に飛び交う特殊なディレイです。方向感を迷わせるメランコリックな効果が得られます。ステレオ接続時に効果的です。

デジタル・リバーブ

リバーブ/AUXセンド・レベルつまみ

入力レベル・フェーダー

※ 入力レベル・フェーダーとリバーブ/AUXセンド・レベル  つまみは、チャンネル(CH)ごとに設定します。 

リバーブの種類を選びます。

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リバーブ

M-100FX.book 40 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■リバーブ・タイムリバーブ・タイム調整つまみを右に回すほど、残響の長さが長くなります。

リバーブ・タイム調整つまみが真ん中のときの値が初期設定値です。fig.reverb3

リバーブの音の 長さを決めます。

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M-100FX.book 41 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

活用編

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M-100FX.book 42 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

ミキシングする

それぞれのチャンネルの音量などを調節して全体のバランスをとることをミキシングといいます。実際のレコーディングでも、たくさんのフェーダーやつまみなどがついたミキシング・コンソールで各チャンネルの音量バランスをとったり、エフェクト処理を行っています。

fig.mix

ミキサーの基本的な機能は、マイクで入力された音声、テレビからの音声、CD、カセット・テープといったさまざまな音の素材を交ぜあわせ、最終的に一つの信号(作品)にまとめることです。

ここでは、例として音楽CDとカセット・テープの音をミックスしてみます。 1. 入力レベルつまみ(GAIN)、マスター・ボリューム・フェーダー、モニター・ボリュームつま

み、ヘッドホン・ボリュームつまみを最小に絞ってください。 2. CDプレイヤーをライン入力端子3/4(CH3/4)に接続します。 3. カセット・テープ・レコーダーをライン入力端子5/6(CH5/6)に接続します。

カセット・テープ・レコーダーのボリューム(音量)を調整します。 4. モニター・スピーカーをモニター出力端子に接続します。または、ヘッドホンをヘッドホン端子

に接続します。

ミキシングした音を聞くことができます。

それぞれの音量も調節します。

ヘッドホン...........................................ヘッドホン・ボリュームつまみ

モニター・スピーカー...................... モニター・ボリュームつまみ 5. ミキシングした音を録音したい時には、マスター出力端子かデジタル出力端子に録音するための

機器を接続します。 6. 各チャンネルの入力レベル・フェーダーで、それぞれの音量を調整します。

入力レベル・フェーダーを上げていくと音量が大きくなり、下げていくと音量が小さくなります。各チャンネルの入力レベル・フェーダーを調整して、適当なバランスになるように設定します。

一番下からゆっくり上げていくとフェードイン、一番上からゆっくり下げていくとフェードアウトになります。

フェードイン、フェードアウトの効果を使うことで、自然な音の切り替えをすることができます。

ここでは、CH3/4でフェードイン、CH5/6 でフェードアウトという操作を同時に行うと、CDの音からカセット・テープの音へだんだん切り替わっていきます。

カセット・デッキ CD/MDプレイヤー

モニター・スピーカー

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ミキシングする

M-100FX.book 43 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

7. 各チャンネルのイコライザー(EQ)HI/LOつまみで音質を調整します。

イコライザー(EQ)の HIつまみを右に回すと高音が強調され、左に回すと高音を抑えることができます。

イコライザー(EQ)の LOつまみを右に回すと低音が強調され、左に回すと低音を抑えることができます。

8. 録音をするときは、マスター・ボリューム・フェーダーで音量を調整します。

一番下からゆっくり上げていくとフェードイン、一番上からゆっくり下げていくとフェードアウトすることができます。

録音開始時にフェード・イン、終了時にフェード・アウトを使うと効果的です。

効果 操作CDの音をもっと迫力を出す イコライザー(EQ)の LOつまみを右に回すCDの音をもっときらびやかな感じにする イコライザー(EQ)の HIつまみを右に回すカセット・テープなどの“サー”といったノイズを目立たなくする

イコライザー(EQ)の HIつまみを左に回す

マイクに入る周囲の雑音をめだたなくする イコライザー(EQ)の LOつまみを左に回す

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エフェクトをかける

ナレーションをつける~NARRATION ENHANCERを使う

ここでは、ビデオ・カメラで撮ったものに、マイクを使ってリアルタイムでナレーションをつけてみます。そして、ビデオ・デッキで録画/録音する一般的な例を紹介します。

fig.mic-1

1. 入力レベルつまみとすべての入力レベル・フェーダーを最小にしてから、モニター・スピーカーやヘッドホンを接続します。(→『モニター・ス

ピーカー、ヘッドホンを接続する』(P.19)) 2. ビデオ・カメラの音声出力をM-100FX のライン入力端子 3/4に接続しま

す。

通常は、赤と白のプラグです。 3. ビデオ・カメラの画像出力をビデオ・デッキの画像入力端子に接続しま

す。

通常は、黄色のプラグです。 4. M-100FX のマスター出力端子とビデオ・デッキのライン入力端子を接続

します。

ビデオ・カメラからの音声を調整したい場合には、CH3/4の入力レベ

ル・フェーダーを使って、入力レベルを調整します。 5. マイク入力端子1(CH1)にマイクを接続し、ゲインとレベルを調整しま

す。(→『マイクを接続する』(P.20)) 6. エフェクトを設定します。

ここでは、ナレーションに効果的な[1]明瞭で聞きやすい声

(NARRATION ENHANCER)を使ってみます。

1. CH1のエフェクト・スイッチを押してオンにします。赤く点灯します。

2. オーディオ/ボイス・エフェクトつまみを[1]明瞭で聞きやすい声

(NARRATION ENHANCER)に合わせます。

マイク

ビデオデッキ

ビデオカメラ

ヘッドホン

接続ケーブルの端子の形状が違う場合には、変換プラグや形状のあったケーブルを用意する必要があります。

イコライザーLOつまみ

中央より左に回すと、息が吹き込まれる音を抑え、聞きやすい声質になります。

リバーブ/AUXセンド・レベルつまみ

左いっぱいに回しておくと、リバーブがかからない状態になるため明瞭な声が保っておけます。

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エフェクトをかける

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7. エフェクト調整つまみA、エフェクト調整つまみBとエフェクト・バラン

スつまみを初期設定値の図と同じ位置に合わせておきます。 8. マイクに向かってしゃべりながら、エフェクト調整つまみAとエフェクト

調整つまみBを少しずつ動かして、お好みの音声に仕上げます。

ビデオ・カメラの映像を見ながら、実際の映像の時間にあうようなナレーションの練習をしてみるのもいいでしょう。

9. ナレーションを付けて、ビデオ編集を始めます。

次の手順で操作をするとよいでしょう。

ビデオ・デッキを録画開始

ビデオ・カメラの再生開始

ナレーションの開始 

オーディオ/ボイス・エフェクトつまみを[1]明瞭で聞きやすい声(NARRATION

ENHANCER)に変更した直後は、エフェクト調整つまみA、エフェクト調整つまみBとエフェクト・バランスつまみの状態に関わらず、初期設定値(下図またはP.49)になります。

[1]明瞭で聞きやすい声(NARRATION ENHANCER)の初期設定値fig.narration-1_70

この他にも声質を変えたりするエフェクトがあります。各エフェクトについては、『エ

フェクトの種類』(P.32)をお読みください。また、『エフェクト活用例』(P.49)を参考にして、いろいろな効果をお楽しみください。

エフェクト調整つまみAとエフェクト調整つまみBは右に回すほど、明瞭な音になります。エフェクトについて、詳しくは『エフェク

トの種類』(P.32)をお読みください。

ビデオ・カメラやビデオ・デッキなどの詳しい使い方は、お使いの機器の取扱説明書をお読みください。

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リバーブをかける

歌ってみるここでは、CDをバックに2本のマイクを使って歌う例を紹介します。

fig.rec

1. AUX入力レベルつまみを最小にしてから、モニター・スピーカーを接続します。(→『モニター・スピーカー、ヘッドホンを接続する』(P.19))

2. 図のように、CDプレイヤーを外部入力端子(AUX RETURN)に接続します。

外部入力端子(AUX RETURN)は、標準タイプの端子です。それ以外のタイプのケーブルをお使いになる場合は、変換プラグなどが必要です。

3. CDを再生しながら、AUX入力レベルつまみを少しずつ右に回しながら、モニター・スピーカーからの音を適当な音量に調整します。

4. マイク入力端子1(CH1)にマイクを接続し、ゲインとレベルを調整します。(→『マイクを接続する』(P.20))

5. リバーブを設定します。

カラオケなどの歌声にリバーブをかけると、心地良い効果が得られます。ここでは、臨場感あふれるHALL 1を使ってみます。

1. リバーブ・タイプ切り替えつまみをHALL 1に合わせます。

2. CH1、CH2のリバーブ/AUX センド・レベルつまみを動かして、それ

ぞれのマイクへのリバーブのかかり具合を調整します。 6. パン/バランスつまみでマイクのパンを設定します。

CH1を左寄り、CH2を右寄りにパンを設定するとデュエットのときに効果的です。

7. CDを再生して、マイクにむかって歌います。

リバーブのタイプ(種類)によって、響き方が変わります。『リバーブ・タイプ』(P.39)を参考にしていろいろお試しください。

CD/MDプレイヤー

モニター・スピーカー

CDなどの加工を必要としない音を入力する場合には、外部入力端子(AUXRETURN)に接続すると、AUX入力レベルつまみだけで入力音量を調整することができるため便利です。もちろん、ライン入力端子

に接続して入力レベル・フェーダーやつまみ類で音量を調整することもできます。

イコライザーLOつまみ

中央より左に回すと、息が吹き込まれる音を抑え、聞

きやすい声質になります。

リバーブ/AUXセンド・レベルつまみ

左いっぱいよりも、目盛り1つ分くらい回しておく

と、リバーブが少しだけかかり、声に潤いが出て美し

く響きます。

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ノイズをとる

野外などで録音した音には周囲の雑音が気になる場合があります。ここでは、このような素材のノイズを軽減する例を紹介します。

fig.noise

1. 入力レベルつまみとすべての入力レベル・フェーダーを最小にしてから、モニター・スピーカーやヘッドホンを接続します。(→『モニター・スピーカー、ヘッドホンを接続する』(P.19))

2. 図のように、カセット・デッキを CH1とCH2のマイク入力端子(INPUT1、2)に接続します。カセット・デッキの左チャンネルをCH1に、右チャンネルをCH2に接続します。

3. ゲインとレベルを調整します。(→『ゲイン、レベル(音量)を合わせます』(P.22))

4. CH1とCH2のエフェクト・スイッチを同時に押してステレオ・コントロー

ルの状態にします。

更に音を調整する必要があれば、CH1の入力レベル・フェーダーやつまみ類で音を調整します。

5. オーディオ/ボイス・エフェクトつまみを[5]ノイズカット(NOISE

REDUCER)に合わせます。

モニター・スピーカー

ステレオ・セット カセット・デッキ

ステレオ・コントロール

CH1と CH2のエフェクト・スイッチを同時に押した状態をステレオ・コントロールと言います。このとき、CH1、CH2のエフェクト・スイッチが共に赤く点灯します。

ステレオ・コントロールにすると、CH1の入力レベル・フェーダーやつまみ類を操作するだけで、左チャンネル(CH1)と右チャンネル(CH2)を一括してコントロールすることができます。CH2の入力レベル・フェーダーやつまみ類を動かしても効きません。

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ノイズをとる

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6. エフェクト調整つまみAを真ん中に合わせます。fig.modify-1

7. エフェクト・バランスつまみをFX(右)側いっぱいに回します。 8. カセットを再生しながらエフェクト調整つまみBを動かしてみます。無音

時に雑音が消えるような状態にエフェクト調整つまみBを合わせます。

中心に あわせる

FXに あわせる

エフェクト調整つまみBをあまり右に回し過ぎると、必要な音声まで消えてしまう可能性がありますのでご注意ください。

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エフェクト活用例

ここでは、エフェクト調整つまみA、エフェクト調整つまみBとエフェクト・バランスつまみ

を使ったさまざまな活用例を紹介します。

エフェクトの種類と、それぞれの効果についての詳しい説明は、『オーディオ/ボイス・エフェ

クト』(P.31)をご覧ください。

1 明瞭で聞きやすい声(NARRATION ENHANCER)fig.narration_70

■初期設定値ナレーションやアナウンスを明瞭にして聞きやすくします。耳障りな雑音を取り除きます。

fig.narration-1

■耳障りな音だけを取り除く明瞭さはそのままで、耳障りな歯擦音だけを取り除きます。

fig.narration-2

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エフェクト活用例

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2 明るく伸びのある声(VOCAL ENHANCER)fig.vocal_70

■初期設定値音声の基本となる部分と特徴的な部分を強調し、明るく延びのある声にします。

fig.vocal-1

■声を目立たなくさせる音声の基本となる部分と特徴的な部分を抑え、音声を目立たなくさせます。

fig.vocal-2

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エフェクト活用例

M-100FX.book 51 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

3 量感のある力強い声(POWER COMP)fig.power_70

■初期設定値低音が物足りないような細い音を持ち上げて、音量変化の激しい音を一定の音量レベルに揃え、力強い音にします。

fig.power-1

■パワフルな声にする低音にさらに迫力をつけ力強い音にします。低音がきいた音楽などにかけると大迫力のサウンドが楽しめます。

fig.power-2

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エフェクト活用例

M-100FX.book 52 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

4 ステレオでひろがりのある声(RICH CHORUS)fig.rich_70

■初期設定値音が深めにひろがり、厚みもつけます。

fig.rich-1

■軽めにひろがる音にするゆっくりとしたコーラスを薄くかけることで、さり気ないひろがり感をつけることができます。バック・コーラスやスキャットなどに効果的です。

fig.rich-2

■うねり感のある特種効果をつけるコーラスに更にうねり感を加わり、過激な効果が得られます。ジングルなどに使うと効果的です。

fig.rich-3

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エフェクト活用例

M-100FX.book 53 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

5 ノイズカット(NOISE REDUCER)fig.noise-a_70

■初期設定値無音時のノイズをカットします。ノイズをもっと消したいときは、エフェクト調整つまみBを左へ回します。消したくない音まで消えてしまうような場合は、エフェクト調整つまみBを右に回して調整します。

fig.noise-1

■ハム・ノイズをカットするブーンという電源が影響しているハム・ノイズをカットします。お使いの電源コンセントが50Hzの場合は左へ、60Hzの場合は右へ回していくとハム・ノイズをカットすることができます。

fig.noise-2

60Hz 50Hz

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エフェクト活用例

M-100FX.book 54 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

6 ラジオノイズ(RADIO)fig.radio_70

■初期設定値ラジオからの音のように、こもった感じの音にします。

fig.radio-1

■古いラジオのような音にするチューニングのあわない古いラジオでしゃべっているような効果が得られます。

fig.radio-2

■拡声器を使った声にする歪んだ音の効果とノイズを付加し、拡声器でしゃべっているような声にします。

fig.radio-3

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エフェクト活用例

M-100FX.book 55 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

7 ロボットボイス(ROBOT)fig.robot_70

■初期設定値ロボットのように音程感のない声になります。

fig.robot-1

■スペース・インベーダーSF映画に登場してくる宇宙人のような声になります。

fig.robot-2

■ビッグ・ロボット大型ロボットのような声になります。

fig.robot-3

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エフェクト活用例

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8 男声(MALE)fig.male_70

■初期設定値女性がしゃべっている声を男性がしゃべっているような声にします。

fig.male-1

■匿名インタビュー匿名でインタビューをされた人のような声になります。

fig.male-2

■デュエット一人の声だけでも、デュエットしているように聞こえます。

fig.male-3

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エフェクト活用例

M-100FX.book 57 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

9 女声(FEMALE)fig.female_70

■初期設定値男性がしゃべっている声を女性がしゃべっているような声にします。

fig.female-1

■子供の声子供のような声になります。

fig.female-2

■デュエット一人の声だけで、デュエットしているうに聞こえます。

fig.female-3

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MEMO

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資料編

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M-100FX.book 60 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

パソコンと接続して使う

■ドライバとはfig.driver

パソコンとM-100FX が USBケーブルで接続されているときに、パソコン上のアプリケーション・ソフトウェアとM-100FX との間でデータをやりとりするソフトウェアです。

ドライバは、アプリケーション・ソフトウェアからの情報をM-100FX に送ったり、逆に M-100FXからの情報をアプリケーションに渡したりします。

※ ASIO対応ソフトウェアをお使いになる場合や 24bitオーディオ対応アプリケーションでお使いになりたい場合などには、専用ドライバをインストールする必要があります。『アドバンス・モードを使う』(P.75)をお読みください。

アプリケーション

ドライバ

パソコン M-100FX

USBケーブル

USBコネクター

お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が違います。

以下の中からご自分にあった項目へお進みください。

• Windows XP/2000 をお使いのとき...........................(P.61)

• Windows Meをお使いのとき.......................................(P.62)

• Windows 98をお使いのとき........................................(P.64)

• Macintosh をお使いのとき............................................(P.71)

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 61 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

Windows XP/2000 をお使いのとき

1. M-100FX を接続していない状態で、Windowsを起動します。

USBキーボードと USB マウス以外のすべてのUSB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. M-100FX の背面にあるADVANCE(モード切り替え)スイッチをOFFにします。

fig.advance-off

4. M-100FX とパソコンをUSB ケーブルで接続します。

1. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

2. ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

3. M-100FX とパソコンをUSBケーブルで接続します。

5. M-100FX のマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオ

ンにします。

自動的にM-100FX が認識され、ドライバがインストールされます。

6. インストールが終了したら、Windowsを再起動してください。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.67))

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

アドバンス・モードが OFFの状態

音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。

Windows XP の場合は、タスク・バーのあたりに表示されている新しいハードウェアが見つかりましたのメッセージが消えるとインストールが完了です。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 62 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

Windows Meをお使いのとき

1. M-100FX を接続していない状態で、Windowsを起動します。

USBキーボードと USB マウス以外のすべてのUSB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. M-100FX の背面にあるADVANCE(モード切り替え)スイッチをOFFにします。

fig.advance-off

4. M-100FX とパソコンをUSB ケーブルで接続します。

1. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

2. ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

3. M-100FX とパソコンをUSBケーブルで接続します。

5. M-100FX のマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオ

ンにします。 6. M-100FX がWindowsに検出され、新しいハードウェアの追加ウィザー

ド・ダイアログが開きます。

適切なドライバを自動的に検索する(推奨)が選ばれていることを確認して、[次へ]をクリックします。

fig.05-23_50

7. ドライバの検索が始まります。

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

アドバンス・モードが OFFの状態

音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。

「USBAUDIO.sys が見つからない~」というダイアログが表示された場合には、C:¥Windows¥OPTIONS¥INSTALLと入力してください。ハードディスク名「C:」は、お使いの環境によって異なる場合があります。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 63 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

8. ドライバが正しく検索されると、続いてドライバのインストールが始まります。

fig.05-24_50

9. ドライバのインストールが完了したことを知らせるダイアログが開きます。

[完了]をクリックします。

10. Windowsを再起動します。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.67))

お使いの環境によってはドライバがインストールされた後、デバイスが認識されるまでに時間がかかる場合があります。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 64 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

Windows 98をお使いのときドライバはUSB 互換デバイス・ドライバ、USB オーディオデバイス・ドライバの順でインストールされます。次の手順に従ってインストールしてください。

1. M-100FX を接続していない状態で、Windowsを起動します。

USBキーボードと USB マウス以外のすべてのUSB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. M-100FX の背面にあるADVANCE(モード切り替え)スイッチをOFFにします。

fig.advance-off

4. M-100FX とパソコンをUSB ケーブルで接続します。

1. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

2. ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

3. M-100FX とパソコンをUSBケーブルで接続します。

5. M-100FX のマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオ

ンにします。 6. USB互換デバイスが自動的に検出され、新しいハードウェアの追加ウィ

ザード・ダイアログが表示されます。

[次へ]をクリックします。fig.05-25_50

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

アドバンス・モードが OFFの状態

音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。

このダイアログが表示されないときは、『「新しいハードウェアの検索ウィザード」が自動的に行われない』(P.85)をご覧ください。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 65 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

7. 「検索方法を選択してください。」と表示されたら、「使用中のデバイスに

最適なドライバを検索する(推奨)」を選び、[次へ]をクリックします。fig.05-26_50

8. このようなダイアログが表示されます。

「CD-ROMドライブ」をチェックして、[次へ]をクリックします。fig.05-27_50

9. このようなダイアログが表示されます。

[次へ]をクリックします。fig.05-28_50

10. ファイル(ドライバ)のコピーが始まります。fig.05-08

Windows の CD-ROMが CD-ROM ドライブに入っていないと「ディスクの挿入」ダイアログが表示されることがあります。その場合は、Windows の CD-ROMを CD-ROM ドライブに入れて [OK] をクリックしてください。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 66 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

11. USB互換デバイス・ドライバのインストールが終了するとこのようなダイアログが表示されます。

[完了]をクリックしてください。fig.05-30_50

12. 引き続きUSBオーディオ デバイスが自動的に検出され、新しいハードウェアの追加ウィザード・ダイアログが表示されます。

[次へ]をクリックして、手順8~ 11(P.65)と同じ手順でインストールを進めてください。

fig.05-33_50

13. USBオーディオ デバイス・ドライバのインストールが終了するとこのようなダイアログが表示されます。

[完了]をクリックしてください。fig.05-34_50

14. USB互換デバイス・ドライバ、USBオーディオ デバイス・ドライバのインストールが完了しました。

Windowsを再起動してください。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.68))

66

Page 67: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

パソコンと接続して使う

M-100FX.book 67 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

ドライバの設定

■オーディオの入出力先の設定Windows XP/2000/Me の場合 1. コントロールパネルを開きます。

Windows XP

スタート・ボタンをクリックし、表示されるメニューからコントロールパ

ネルを選びます。

Windows 2000/Me

スタート・ボタンをクリックし、表示されるメニューから設定|コント

ロールパネルを選びます。 2. サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを開きます。

(Windows 2000/Meでは、サウンドとマルチメディアのプロパティ・ダイアログ)

Windows XP

「作業する分野を選びます」からサウンド、音声、およびオーディオデバ

イスをクリックします。次に、「コントロールパネルを選んで実行します」

から、サウンドとオーディオデバイス・アイコンをクリックします。

Windows 2000/Me

コントロールパネルにあるサウンドとマルチメディア・アイコンをダブルクリックします。

3. オーディオ・タブをクリックします。 4. 音の再生、録音の[既定のデバイス](Windows 2000/Me では、[優先す

るデバイス])欄の▼をクリックし、表示されるリストから次の項目を選びます。

fig.2-28_30

5. [OK]をクリックします。

サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを閉じます。

音の再生

Windows XPEDIROL M-100FX

Windows 2000/MeUSB オーディオ デバイス

録音

Windows XPEDIROL M-100FX

Windows 2000/MeUSB オーディオ デバイス

お使いの状態によっては、サウンドとオーディオデバイス・アイコンが直接コントロールパネルに表示されていることがあります(クラシック表示)。そのときはサウンドとオーディオデバイス・アイコンをダブルクリックします。

サウンドとマルチメディア・アイコンが表示されない場合は、左側のフレームから、すべてのコントロールパネルのオプションを表示するをクリックします。

MIDI音楽の再生は、そのままの設定で問題ありません。

以上でドライバの設定が終わりました。

次にWindowsのボリューム・コントロールの設定をします。

(→『ボリュームコントロールの設定』(P.69))

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 68 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

Windows 98 の場合 1. コントロールパネルを開きます。

スタート・ボタンをクリックし、表示されるメニューからコントロールパ

ネルを選びます。 2. コントロールパネルにあるマルチメディア・アイコンをダブルクリックし

ます。

マルチメディアのプロパティ・ダイアログが開きます。 3. オーディオ・タブをクリックします。

fig.12-09_36.232

4. 再生欄、録音欄の優先するデバイスの▼をクリックし、表示されるリストからUSBオーディオ デバイスを選びます。

5. [OK]をクリックします。

マルチメディアのプロパティ・ダイアログを閉じます。

以上でドライバの設定が終わりました。

次にWindowsのボリューム・コントロールの設定をします。

(→『ボリュームコントロールの設定』(P.69))

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Page 69: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

パソコンと接続して使う

M-100FX.book 69 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■ボリューム コントロールの設定 1. ボリュームコントロールを開きます。

Windowsのスタート・ボタンをクリックし、表示されるメニューからプ

ログラム(Windows XPでは、すべてのプログラム)からアクセサリ|エ

ンターテイメント|ボリュームコントロールを選びます。

例:Windows XP のときfig.05-16a_30

2. スライダーを上下してM-100FX の音量を変更します。

M-100FX はWindowsのボリューム コントロールで出力ボリュームをコントロールすることができます。

ボリューム コントロールの音量を大きくすることで、M-100FX をより高音質でお使いいただくことができます。

設定できる項目

*1

このボリュームを変更してもCDの再生音が変化しない場合は、WAVEのボリュームを変えてください。

また、Windows 2000 をお使いの場合で、CDプレーヤーが表示されないときはデジタルCD再生の「この CD再生デバイスでデジタル音楽 CDを

使用可能にする」にチェックを入れてください。

(→『パソコン内蔵のCD-ROMドライブでオーディオ CDを鳴らす場合

や、ゲームの BGMをM-100FX で鳴らす場合』(P.70))

CDプレーヤー(CD Audio)

パソコン内蔵のCD-ROMドライブの「音楽CD」の音量をコントロールします。(*1)

WAVEオーディオ出力デバイス「EDIROL M-100FX」から出力された音の音量を調整します。デジタル出力とアナログ出力が変化します。

SWシンセサイザ(SW Synth)

Windows に内蔵されるソフトウェア・シンセサイザーのボリュームをコントロールします。

お使いのパソコンにボリューム コントロールがインストールされていない場合は、コントロール パネルのアプリケーションの追加と削除を使ってインストールします。インストール方法について詳しくは、Windowsの取扱説明書やヘルプを参照してください。

ミュートにチェックが付いていたり、スライダーがいちばん下になっていると、M-100FXから音が出なくなります。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 70 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

パソコン内蔵のCD-ROMドライブでオーディオCDを鳴らす場合や、ゲームのBGMをM-100FX で鳴らす場合Windows XP/2000 の場合:

1. システムのプロパティ・ダイアログを開きます。

スタート|設定|コントロールパネルを選び、コントロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。

(Windows XPでは、スタート・メニューからコントロールパネルを選びます。)

2. デバイスマネージャを開きます。

ハードウェア・タブをクリックして、デバイスマネージャ・ボタンをクリックします。

3. CD-ROMドライブのプロパティを開きます。

CD-ROMドライブの中から、お使いのCD-ROM ドライブをダブルクリックします。

4. プロパティ・タブをクリックし、デジタルCD再生の「このCD-ROMデバイスでデジタル音

楽CDを使用可能にする」にチェックを入れます。

Windows Me の場合:

1. システムのプロパティ・ダイアログを開きます。

スタート|設定|コントロールパネルを選び、コントロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。

2. CD-ROMドライブのプロパティを開きます。

CD-ROMアイコンをダブルクリックして、その中からお使いのCD-ROM ドライブをダブルクリックします。

3. プロパティ・タブをクリックし、デジタルCD再生の「このCD-ROMデバイスでデジタル音

楽CDを使用可能にする」にチェックを入れます。

Windows 98 の場合:

1. マルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。

スタート|設定|コントロールパネルを選び、コントロールパネルにあるマルチメディア・アイコンをダブルクリックします。

2. 音楽CDタブをクリックし、「この CD-ROMデバイスでデジタル音楽CDを使用可能にする」

にチェックを入れます。

※ お使いの環境によっては、それでも再生出来ない場合があります。詳しくは、お使いのパソコンのメーカーにお問い合わせください。PCカード(PCMCIA)タイプの CD-ROM ドライブをお使いの場合、CD-ROMの WAVEデータやオーディオ CDを再生すると、音声が途切れたり、まったく音声が出ない場合があります。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 71 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

Macintoshをお使いのとき

1. M-100FX を接続していない状態で、Macintoshの電源を入れます。

USBキーボードと USB マウス以外のすべてのUSB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. Macintosh の起動後、アップル・メニューから、Appleシステム・プロ

フィールを選択します。

Appleシステム・プロフィール・ダイアログが開きます。fig.05-35_60

4. デバイスとボリューム・タブをクリックします。 5. M-100FX 背面のADVANCE(モード切り替え)スイッチをOFFにします。

fig.advance-off

6. M-100FX とパソコンをUSB ケーブルで接続します。

1. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

2. ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

3. M-100FX とパソコンをUSB ケーブルで接続します。

7. M-100FX のマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオ

ンにします。 8. そのまま、5秒ほどお待ちください。

M-100FX は、Mac OS に付属しているドライバを使用します。

お待ちいただいている間、画面の表示は変わりませんが、M-100FX を認識中です。マウスやキーボードにはさわらないでください。

アドバンス・モードが OFFの状態

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 72 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

9. 認識が正しく完了しているかを確認するために、再び「Appleシステム・

プロフィール」で、コマンド・メニューからすべての情報を更新をクリックします。

USBの欄に、オーディオのデバイスが 3つ表示されます。fig.05-37_60

正しく表示されたら、ドライバのインストールは成功です。 10. ファイル・メニューから終了をクリックして「Appleシステム・プロ

フィール」を閉じます。

正しく表示されない場合は、一度M-100FX を抜いて 10秒程待ち、手順

2からやり直してください。

続いて、ドライバの設定を行います。

(→『サウンドの入出力先の調整』(P.73))

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パソコンと接続して使う

M-100FX.book 73 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■サウンドの入出力先の調整 1. アップル・メニューからコントロールパネル-サウンドを選びます。

fig.05-44_40

サウンド・ダイアログが開きます。

2. スピーカ・タブまたは、スピーカ設定をクリックします。fig.05-45_40

3. M-100FX および周辺のオーディオ機器の音量を絞っている状態で、テス

ト開始をクリックします。fig.05-46_30

画面にあわせて、M-100FX を通してテスト用信号が左右順番に出力されます。

主音量のボリューム・スライダーは動きません。

73

Page 74: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

パソコンと接続して使う

M-100FX.book 74 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

4. サウンド・ダイアログで入力タブをクリックします。

サウンド入力源(装置)の選択からUSBオーディオを選びます。

fig.05-49_30

5. 設定が終わったら、ファイル・メニューから終了を選択してサウンド・ダイアログを閉じます。

「出力装置を通して音を再生する」はチェックしないでください。

以上でドライバのインストールは完了です。

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M-100FX.book 75 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

アドバンス・モードを使う

パソコンでASIO 対応ソフトウェアをお使いになる場合や24bit オーディオ対応アプリケーションでお使いになりたい場合には、アドバンス・モードでお使いください。そのためには、専用ドライバが必要です。

アドバンス・モードfig.advance-on

アドバンス・モードをON にしたときの動作モードです。

ADVANCE(モード切り替え)スイッチの設定を反映するには、M-100FXを使用しているシーケンス・ソフトウェアなどのアプリケーションを、必ずすべて終了し、M-100FXの電源を入れなおしてください。

CD-ROMに収録されている専用ドライバを使用して、高音質かつ安定したタイミングでオーディオの録音/再生/編集が行えます。

アドバンス・モードでは、M-100FXとパソコンのオーディオ信号のやりとりは、分解能24bit、サンプリング周波数44.1kHzに対応しています。Cakewalk シリーズ、Cool Editなどの24bit オーディオ対応アプリケーションやCubaseVST、Logic Audio、SingerSongWriterなどのASIO 対応アプリケーションのように、高音質なオーディオ録音/再生/編集ができるアプリケーションをお使いになる場合はアドバンス・モードに設定します。

専用ドライバのインストール(Windows)

■Windows XP をお使いのとき 1. M-100FXを接続していない状態で、Windows を起動します。

USB キーボードとUSBマウス以外のすべてのUSBケーブルをはずした状態にしておいてください。

※Windows XP Professional をお使いのときは、アカウントの種類がパソコンの管理者であるユーザー名(Administrator など)でログオンしてください。

2. Windows のスタート・メニューからコントロールパネ

ルを開き、システム・アイコンをダブルクリックします。

※Windows XPをお使いの場合で、システムが見つからないときは、「クラシック表示に切り替える」をクリックして、クラシック表示にします。

3. ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの署名]をクリックします。

4. ドライバ署名オプション・ダイアログで「無視」を選び、[OK]をクリックします。

※現在の設定が「警告」または「ブロック」であった場合は、ここでは「無視」に設定し、ドライバのインストールが完了したら変更前の設定に戻してください。

5.[OK]をクリックして、システムのプロパティ・ダイアログを閉じます。

6. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

7. CD-ROMをパソコンのCD-ROMドライブに入れます。

8. Windows のスタート・メニューからファイル名を指定して実行を選びます。

9. ファイル名を指定して実行ダイアログの名前欄に次のように入力して[OK]をクリックします。

D:¥DRIVER¥USB_XP2K¥SETUPINF.EXE

※ドライブ名 D: は、お使いの環境によって異なる場合があります。お使いのCD-ROMドライバ名に合わせてください。

10.SetupInfダイアログが表示されます。「ドライバをインストールする準備ができました。」と表

示されます。

11.M-100FXの背面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッチをONにします。

→ ASIO(Steinberg Audio Stream In/Out Interface)

Steinberg社が提唱している、オーディオ・インターフェースに関する規格です。ASIO 対応ソフトウェアでM-100FXを使用することでオーディオの同期精度が向上し、高度な音楽制作環境が実現します。

アドバンス・モードが ONの状態

お使いの環境にあった専用ドライバをインストールしてください。

• Windows XP/2000 ................................(P.75)

• Windows Me/98 .....................................(P.77)

• Macintosh .................................................(P.80)

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アドバンス・モードを使う

M-100FX.book 76 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

12.電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

13.ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

14.M-100FXとパソコンをUSB ケーブルで接続します。

15.M-100FXのマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオンにします。

16.「新しいハードウェアの検出ウィザード」ダイアログが開きます。「EDIROLM-100FX」と表示されていることを確認し、「一覧または特定の場所からインストールする」を選んで、[次へ]をクリックします。

17.「検索しないで、インストールするドライバを選択す

る」を選んで、「次へ]をクリックします。 18.「モデル」欄に、EDIROL M-100FXが表示されていることを確認して「次へ]をクリックします。

※手順4で「ドライバ署名オプション」の設定が「無視」になっていないと、ハードウェアのインストールというダイアログが表示されてしまいます。[続行]ボタンが表示されている場合は、[続行]をクリックしてインストールを続行します。続行できない場合は、[インス

トールの停止]または[OK]をクリックしてドライバのインストールを手順1からやり直してください。

19.ディスクの挿入ダイアログが表示されたら、[OK]をクリックします。

20.ファイルが必要ダイアログのコピー元欄にD:¥DRIVER¥USB_XP2Kと入力して[OK]をクリックします。

※手順4で「ドライバ署名オプション」の設定が「無視」になっていないと、ハードウェアのインストールというダイアログが表示されてしまいます。[続行]をクリックしてインストールを続行します。

21.新しいハードウェアの検出ウィザードで、EDIROLM-

100FXと表示されているのを確認して[OK]をクリックします。

タスク・バーのあたりに「新しいハードウェアがみつかりました」と表示されるまでお待ちください。

22.ドライバのインストールが終了すると、システム設定

の変更ダイアログが表示されます。[はい]をクリックします。

Windows が自動的に再起動します。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.78))

■Windows 2000をお使いのとき 1. M-100FXを接続していない状態で、Windows を起動します。

USB キーボードとUSBマウス以外のすべてのUSBケーブルをはずした状態にしておいてください。

※アカウントの種類がパソコンの管理者であるユーザー名(Administrator など)でログオンしてください。

2. Windows のスタート・メニューから設定|コントロー

ルパネルを開き、システム・アイコンをダブルクリックします。

3. ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの

署名]をクリックします。 4. ドライバ署名オプション・ダイアログで「無視」を選び、[OK]をクリックします。

※現在の設定が「警告」または「ブロック」であった場合は、ここでは「無視」に設定し、ドライバのインストールが完了したら変更前の設定に戻してください。

5.[OK]をクリックして、システムのプロパティ・ダイアログを閉じます。

6. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

7. CD-ROMをパソコンのCD-ROMドライブに入れます。

8. Windows のスタート・メニューからファイル名を指定

して実行を選びます。 9. ファイル名を指定して実行ダイアログの名前欄に次のように入力して[OK]をクリックします。

D:¥DRIVER¥USB_XP2K¥SETUPINF.EXE

※ドライブ名 D: は、お使いの環境によって異なる場合があります。お使いのCD-ROMドライバ名に合わせてください。

10.SetupInfダイアログが表示されます。「ドライバをインストールする準備ができました。」と表

示されます。

11.M-100FXの背面にある ADVANCE(モード切り替え)

スイッチをONにします。 12.電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

13.ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

14.M-100FXとパソコンを USBケーブルで接続します。

15.M-100FXのマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオンにします。

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Page 77: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

アドバンス・モードを使う

M-100FX.book 77 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

※手順4で「ドライバ署名オプション」の設定が「無視」になっていないと、デジタル署名が見つかりませんでしたというダイアログが表示されてしまいます。[はい]

ボタンが表示されている場合は、[はい]をクリックしてインストールを続けます。続けられない場合は、[い

いえ]または[OK]をクリックしてドライバのインストールを手順1からやり直してください。

16.ディスクの挿入ダイアログが表示されたら、[OK]をクリックします。

17.ファイルが必要ダイアログのコピー元欄にD:¥DRIVER¥USB_XP2Kと入力して[OK]をクリックします。

※手順4で「ドライバ署名オプション」の設定が「無視」になっていないと、デジタル署名が見つかりませんでし

たというダイアログが表示されてしまいます。[はい]をクリックしてインストールを続けます。

18.新しいハードウェアの検出ウィザードで、EDIROLM-

100FXと表示されているのを確認して[完了]をクリックします。

19.ドライバのインストールが終了すると、システム設定

の変更ダイアログが表示されます。[はい]をクリックします。

Windows が自動的に再起動します。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.78))

■Windows Me/98 をお使いのとき 1. M-100FXを接続していない状態で、Windows を起動します。

USB キーボードとUSBマウス以外のすべてのUSBケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. CD-ROMをパソコンのCD-ROMドライブに入れます。

4. Windows のスタート・メニューからファイル名を指定

して実行を選びます。 5. ファイル名を指定して実行ダイアログの名前欄に次のように入力して[OK]をクリックします。

D:¥DRIVER¥USB_ME98¥SETUPINF.EXE

※ドライブ名 D: は、お使いの環境によって異なる場合があります。お使いのCD-ROMドライバ名に合わせてください。

6. SetupInfダイアログが表示されます。

「ドライバをインストールする準備ができました。」と表示されます。

※Windows の再起動を促すメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容にしたがってWindows を再起動した後、次の手順へ進んでください。

7. M-100FXの背面にある ADVANCE(モード切り替え)ス

イッチをONにします。 8. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

9. ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

10.M-100FXとパソコンを USBケーブルで接続します。

11.M-100FXのマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオンにします。

12.ドライバが自動的にインストールされます。

13.SetupInfダイアログの[OK]をクリックします。

※Windows の再起動を促すメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容にしたがってWindows を再起動してください。

続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.78))

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Page 78: 取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810563/M-100FX...M-100FX.book3ページ2005年9月15日 木曜日 午後1時29分 4 使用上のご注意 291a 2~3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。電源について

アドバンス・モードを使う

M-100FX.book 78 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

ドライバの設定

Windows XP/2000/Me

音の再生、録音の[既定のデバイス](Windows 2000/Me では、[優先するデバイス])を次のように設定します。

→ 設定方法については、『オーディオの入出力先の設定』(P.67)を参照してください。

Windows 98

再生、録音の[優先するデバイス]を次のように設定します。

→ 設定方法については、『オーディオの入出力先の設定』(P.67)を参照してください。

■入出力デバイスについて

ASIO Direct Monitor

M-100FXの INPUTは常時モニタリングされていますので、M-100FX はASIO Direct Monitor に対応しておりません。使い勝手を向上するために、対応しているように見せています。

音の再生 EDIROL M-100FX Out録音 EDIROL M-100FX In

再生 EDIROL M-100FX Out録音 EDIROL M-100FX In

出力デバイスEDIROL M-100FX Outパソコンから M-100FX にオーディオ信号を送ります。メディア プレーヤーでお使いになる場合など通常はこちらをお使いください。SONAR などをWDM ドライバ・モードでお使いになる場合やDirectSound アプリケーションをお使いになる場合にもこちらをお使いください。

MME Out EDIROLM-100FXパソコンからM-100FX にオーディオ信号を送ります。WDMドライバ・モードを持っていない、またはASIO に対応していないアプリケーション(Cool Edit など)を 24bit で使用するためには、こちらをお使いください。

※Windows XP/2000のみ入力デバイスEDIROL M-100FX InM-100FX 本体からパソコンに送られてくるオーディオ信号を受け取ります。通常はこちらをお使いください。SONAR などをWDM ドライバ・モードでお使いになる場合にもこちらをお使いください。

MME In EDIROL M-100FXM-100FX 本体からパソコンに送られてくるオーディオ信号を受け取ります。WDM ドライバ・モードを持っていない、またはASIO に対応していないアプリケーション(Cool Edit など)を 24bit で使用するためには、こちらをお使いください。

※Windows XP/2000のみASIOデバイスCubase などのASIO 対応アプリケーションで M-100FX を使用する場合、アプリケーションの ASIO の設定で「EDIROL M-100FX」を選択してください。

※オーディオのループ発振や2重のモニタリングを防ぐため、アプリケーションのモニタリングはオフ、またはASIO Direct Monitorを使用する設定でお使いください。

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アドバンス・モードを使う

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■オーディオのレイテンシを調整するM-100FXをアドバンス・モードでお使いの場合は、ドライバの設定を変更することで、オーディオのレイテンシを調整することができます。レイテンシを調整するには、ドライバの設定ダイアログでバッファ・サイズを調整します。

1.『専用ドライバの設定ダイアログの開き方』(P.79)を参照して、「ドライバの設定」ダイアログを開きます。

2. ドライバのバッファ・サイズを調整します。次の設定がレイテンシが最も短くなります。

Windows の場合:

「オーディオ入出力のバッファ・サイズ」を一番左(Min)に設定します。

Macintosh の場合:

「Buffer Size」を一番左(Min)に設定します。

3.[OK]をクリックして、ドライバの設定ダイアログを閉じます。

4. M-100FX を使用しているアプリケーションを再起動します。また、オーディオ機器のテスト機能を持ったアプリケーションをお使いの場合は、そのテスト機能を実行してください。

5. アプリケーションでオーディオ・データを再生します。音切れが発生する場合には、この手順を繰り返し、手順2 で指定するバッファ・サイズを、音切れが無くなるまで少しずつ大きく設定していきます。

※お使いのアプリケーションによっては、アプリケーション側のオーディオ設定の項目にもバッファ・サイズやレイテンシの調整機能がある場合があります。詳しくは、お使いのアプリケーションの取扱説明書をご覧ください。

専用ドライバの設定ダイアログの開き方

Windowsをお使いの場合:

1. コントロールパネルを開き、EDIROL M-100FXをダブルクリックします。

2. EDIROLM-100FX Driver の設定ダイアログが表示されます。

※ Windows XPでは、「クラシック表示に切り替える」をクリックして、クラシック表示にしてください。クラシック表示でない場合、EDIROLM-100FXは表示されません。

※ Windows Me では、すべてのコントロールパネルのオプションを表示するをクリックしてください。

Macintosh をお使いの場合:お使いのASIO 対応アプリケーションのオーディオ設定ダイアログから、ASIOコントロールパネルを開きます。オーディオ設定ダイアログの名称や、ASIOコントロールパネルを開く手順は、お使いのアプリケーションによって異なります。詳しくは、お使いのアプリケーションの取扱説明書をご覧ください。

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アドバンス・モードを使う

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専用ドライバのインストール(Macintosh)

このドライバは、Mac OS X では使用することができません。Mac OS X がインストールされているMacintosh をお使いの場合には、Mac OS 9 で起動してからドライバをインストールし、Mac OS 9 上でお使いください。また、クラシック環境では使用できません。

■ オーディオ・ドライバのインストール 1. M-100FXを接続していない状態で、Macintosh を起動します。USBキーボードと USBマウス以外のすべてのUSBケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。

開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。

3. CD-ROMをMacintoshのCD-ROMドライブに入れます。

4. CD-ROMの Driver J(Mac OS 9)フォルダ内のM-

100FX Driver-J Installerアイコンをダブルクリックします。

5. インストールする場所を確認して、[インストール]をクリックします。

インストールする場所の表示は、お使いの環境によって異なります。現在使用しているシステムの起動ディスクが選択されていることを確認してください。

6.「インストレーション終了後Macintosh を再起動する必要があります。~」というダイアログが表示される場合は、[続行]をクリックします。

起動中のアプリケーションが終了して、インストールが続行されます。

7.「インストールを完了しました」というダイアログが表示されます。[再起動]をクリックしてMacintosh を再起動します。

8. M-100FXの背面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッチをONにします。

9. 電源スイッチがオフの状態のM-100FXとACアダプターを接続します。

10.ACアダプターを電源コンセントに差し込みます。

11.M-100FXとパソコンをUSB ケーブルで接続します。

12.M-100FXのマスター・フェーダーを一番下まで下げ、電源スイッチをオンにします。

■ASIO ドライバのインストールM-100FXは、ASIO1.0 24bit に対応しています。

M-100FXの ASIO ドライバは以下のオーディオ入出力チャンネルをサポートしています。

• オーディオ入力…24/16bit ステレオ1ch(モノラル2ch)

• オーディオ出力…24/16bit ステレオ1ch(モノラル2ch)

M-100FXは、アドバンス・モードでは Macintoshのサウンドマネージャーからのオーディオ・データ(オーディオCDや警告音など)を再生することはできません。

ここでは、シーケンス・ソフト/オーディオ編集ソフトで、M-100FXをお使いになるための ASIO ドライバのインストールについて説明します。

1. CD-ROMの中の Driver J (Mac OS 9) - ASIOフォルダの中にあるM-100FX ASIO1.0 24bitをお使いのASIO 対応ソフト(Cubase VST、Logic Audio、DigitalPerformer、Metro など)のフォルダ内にある ASIODriversフォルダにコピーします。

2. お使いのASIO 対応ソフトウェア(Cubase VST、LogicAudio、Digital Performer、Metro、Spark LEなど)を起動します。

3. お使いのASIO対応ソフトウェアのAudioの設定ダイアロ

グを開き、ASIO Deviceに M-100FX ASIO1.0 24bitを選択します。

→ Audio の設定ダイアログはソフトウェアによって名称が

異なります。詳しくはお使いのソフトウェアの取扱説明書をお読みください。

M-100FX ASIO1.0 16bit のドライバも収録されています。24bit に対応していないソフトウェアをお使いの場合は、M-100FX ASIO1.0 16bit をお使いください。

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アドバンス・モードを使う

M-100FX.book 81 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

ソフトウェアの設定

■Cubase VSTここでは、例としてCubase VST5.0英語版で説明します。バージョンの違いなどによりメニューなどが異なる場合があります。

1. Cubase VSTのOptions - Audio - Setup - System...を選びます。

Audio System Setupダイアログが表示されます。

2. ASIO Device欄に M-100FX ASIO 24bitを設定します。

3. Monitoring欄でGlobal Disableにチェックを入れます。

4.[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

■Logic 1. オーディオ - オーディオハードウェア&ドライバ ...を開きます。

2. 環境設定ダイアログの ASIO 項目を開きます。

3. Software Monitoring のチェックがはずれていることを確認します。

他社製のソフトウェアの動作につきましては、ローランドでは動作保証/サポートはいたしかねます。お使いのソフトウェアを取り扱っているメーカーにお問い合わせください。

お使いのソフトウェアで、録音時のオーディオ・データをモニターする設定がONになっている場合、オーディオ・データがループして正しく録音することができません。必ず、録音時のオーディオ・データのモニターをOFFに設定してください。設定方法について、詳しくはお使いのソフトウェアの取扱説明書をお読みください。

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困ったときには

トラブルが起きたら、まずこの章を読みましょう。トラブルを解決するためのヒントがかかれています。この章の内容を確認しても解決しない場合は、ホームページにアクセスしてみてください。最新の情報が用意されていることがあります。(http://www.roland.co.jp/CS/)それでも解決しない場合には、お問い合わせの窓口(P.95)にお問い合わせください。

M-100FXに関するトラブル

音が割れる、歪む

• 入力音量が大きすぎませんか?

入力音量(レベル)が大きくなると音が割れたり、歪んだりすることがあります。各入力端子から音声を入力している場合は、M-100FX の入力音量(レベル)を調整してください。

• 複数のチャンネルでミキシングしていますか?

1つのチャンネルの入力音量(レベル)が適正な場合でも、複数チャンネルをミキシングすることによって音が大きくなり、音が割れたり歪んでしまうことがあります。各チャンネルの入力レベルを再度調整してください。

• EQのレベルは適正ですか?

イコライザーつまみ(HI/LO)を右に回しすぎていると、音が割れたり歪んでしまうことがあります(+15dB)。各チャンネルの EQレベルをイコライザーつまみ(HI/LO)で再度調整してください。

• マスター・ボリューム・インジケーターのレベル表示は問題ありませんか?

マスター・ボリューム・インジケーターのレベル表示に問題がないのに音が割れたり歪んだりする時は、出力音量は適正で、入力音量が大きすぎる場合です。M-100FX の入力音量(レベル)を調整してください。

ノイズが入る

• オーディオ/ボイス・エフェクトの男声/女声エフェクトを掛けていますか?マイクが周囲の不要な音を拾っています。不要な音が入らないような環境で音声を入力してください。

“キーン”、“ピーッ”、“ブーッ”、といった大きいノイズが出る

• マイクを接続していますか?マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリング音(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、以下のように対処してください。

1. マイクの向きを変える

2. マイクをスピーカーから遠ざける

3. 音量を下げる

• M-100FXにオーディオ機器を接続していますか?

オーディオ機器の入出力の両方がM-100FX に接続されていると信号がループしてしまうことがあります。接続方法を再確認してみてください。

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困ったときには

M-100FX.book 83 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

音量は小さいが“ブーン”とうなるような音(ノイズ)が出る

• 他の機器と接続していますか?

ハム・ノイズです。M-100FX と接続機器が電磁波を拾い、このような音を発する場合があります。電源の周波数(50/60Hz)や出力が大きいモーターの影響でノイズが発生します。モーターのある機器から離したり、M-100FX を別の電源コンセントに接続してみてください。

また、機器を接続する入力端子を他の端子に変えてみてください。

リバーブのエフェクトが掛からない

• リバーブ・センド・レベルが小さすぎませんか?

リバーブ・センド・レベルが小さすぎるとエフェクトがかからない場合があります。リバーブ/

AUXセンド・レベルつまみを右に回してレベルを少しずつ大きくしてください。

• リバーブ・タイプ切り替えつまみは、OFF になっていませんか?

リバーブ・タイプ切り替えつまみがOFFになっているとエフェクトがかかりません。リバー

ブ・タイプ切り替えつまみをOFF以外の位置に設定してください。

小さな声や音が消えてしまう

• オーディオ/ボイス・エフェクトの5ノイズカット(NOISE REDUCER)を掛けていますか?

マイク入力端子1、2にマイクを接続してオーディオ/ボイス・エフェクトのノイズカット(NOISE REDUCER)を掛けるとき、ある一定の入力音量がないと、音が消えてしまうことがあります。その場合は、入力レベルつまみ(GAIN)で入力レベルを大きくしたり、エフェクト調

整つまみBを左側に回してみてください。

また、マイク入力端子1、2に音を入力するための機器を接続している場合は、接続している機器側の音量を大きくしてみてください。

オーディオ/ボイス・エフェクトの効果が出ない

• エフェクト・バランスつまみが、DRY(左)側になっていませんか?

DRY側になっていると、エフェクトがかかりません。強い効果が欲しいときは FX(右)側に回してください。

オーディオ/ボイス・エフェクトのロボット/男声/女声がうまく掛からない。効果が不安定。

入力された音声の周波数を測定して効果を掛けています。入力された音声レベルが小さかったり、周囲のノイズが多かったり、複数の人の声で入力されたりすると効果が掛かりにくくなります。一人の声で、適正な音声レベルで入力してください。

リバーブがかかりすぎる。リバーブのかかりが薄すぎる

各チャンネルのリバーブ/AUX センド・レベルつまみで、センドレベルを調整することによってリバーブのかかり具合を調整することができます。

マイク入力端子、ライン入力端子、外部入力端子に接続した機器の音量が小さい

• 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?

抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCSシリーズなど)をご使用ください。

• マイク入力端子に接続していますか?

入力レベルつまみを右に回して入力レベルを調節してください。

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困ったときには

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マイク入力端子 1、2(チャンネル1、2)に入力したマイクの音声が聞こえない

• ファンタム電源の供給が必要なコンデンサ・マイクを接続していませんか?

入力レベル・フェーダーを一番下まで下げてから、ファンタム電源スイッチをONにしてください。

• プラグイン・パワード・マイクが接続されていませんか?

プラグイン・パワード・マイク端子にからの入力が優先されます。マイク入力端子1の XLR/標準タイプの端子に接続されたマイクの入力は無視されます。

入力された音が左か右に片寄ってしまう

• パン/バランスつまみが左側寄りまたは右側寄りに設定されていませんか?

パン/バランスつまみを真ん中(中心)に合わせてください。

ライン入力端子 3/4 ~ 5/6の RCAピン・タイプの端子に入力した音が聞こえない

• ライン入力端子3/4 ~ 5/6 の標準タイプの端子に何か接続されていませんか?

標準タイプとRCAピン・タイプの両方があります。両方の端子に同時に接続した場合には、標準タイプの音のみが入力され、RCAピン・タイプへ入力された音は無視されます。

Lチャンネルと Rチャンネルはそれぞれ独立していますので、L を標準タイプに接続、RをRCAピン・タイプに接続して音声を入力した場合には、Lチャンネルからは標準タイプから入力した音、Rチャンネルからは標準タイプから入力された音が聞こえます。

チャンネル 1、2 とチャンネル 3/4~ 9/10 では、つまみやスライダーの操作感や重さが違うこれは故障ではありません。

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困ったときには

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専用ドライバに関するトラブル

Windows およびMacintosh に共通の問題

Windows のみで起こる問題

Macintosh のみで起こる問題

ドライバが正しくインストールできない

• CD-ROMは、正しくCD-ROM ドライブに入っていますか?

M-100FX に付属のCD-ROMが、CD-ROM ドライブに入っていないと、インストールができません。CD-ROMが正しくドライブに入っていることを確認してください。

• CD-ROMやCD-ROMドライブのレンズが汚れていませんか?

CD-ROMやCD-ROMドライブのレンズが汚れていると、インストーラーが正常に動作しないことがあります。市販のCD専用クリーナーやレンズクリーナーでクリーニングしてください。

• ネットワークのCD-ROMドライブからインストールしていますか ?

ネットワークのCD-ROMドライブからはインストールできません。

• ハード・ディスクに十分な空き容量がありますか?

不要なファイルを削除して空き容量を増やしてください。ファイルを削除した後、ごみ箱を空にしてください。

• M-100FXの電源はオンになっていますか?

M-100FX の電源スイッチがオンになっているかを確認してください。

• M-100FXは正しく接続されていますか?

パソコンのUSB 端子とM-100FX が、USB ケーブルで接続されているかを確認してください。Windowsの場合は、確認後、サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログ(Windows 2000/Meではサウンドとマルチメディアのプロパティ、Windows98 ではマルチメ

ディアのプロパティ)をいったん閉じ、もう一度ダイアログを開いて、オーディオの入出力先を決めてください。(→『オーディオの入出力先の設定』(P.67))

「新しいハードウェアの検索ウィザード」が自動的に行われない

「ディスクの挿入」ダイアログが表示されない

「新しいハードウェアの検索ウィザード」が途中で終わってしまうUSBケーブルを接続してから、M-100FX を認識するまでに 15秒程度(あるいはそれ以上)かかる場合があります。

また、Windows 98では、出荷状態で USB でオーディオをサポートするためのすべてのファイルがインストールされていないケースを確認しています。お使いのパソコンメーカーにご確認ください。

• USBケーブルが正しく接続されていますか?

M-100FX とパソコンがUSB ケーブルで正しく接続されているかを確認してください。

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困ったときには

M-100FX.book 86 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

• パソコンでUSBが使用可能になっていますか?

お使いのパソコンの取扱説明書を参照し、USBが使用可能になっているかを確認してください。

• お使いのパソコンがUSB規格を満たしていますか?

電気的にUSB 規格を満たしていないパソコンをご使用の場合は、動作が不安定になることがあります。その場合はUSB ハブを接続することによって問題が解決することがあります。

以上の対処を行っても問題が解決しない場合は、M-100FX がパソコンに誤って認識されている可能性があります。改めて、ドライバを最初からインストールしてください。

(→『専用ドライバのインストール(Windows)』(P.75))

ドライバをインストールしたのに「不明なデバイスの検索」ダイアログが表示される

• お使いのパソコンやUSB HUBに2つ以上のUSB端子が装備されている場合、M-100FXを接続し

たことがないUSB端子へ M-100FXを接続すると、すでにドライバがインストールされている

パソコンでも「不明なデバイス」のダイアログが表示される場合があります。

『専用ドライバのインストール(Windows)』(P.75)に従って再度ドライバをインストールしてください。この動作は異常ではありません。

前回と同じUSB コネクターに接続しているのに、「不明なデバイスの検索」ダイアログが表示され続ける場合は、M-100FX がパソコンに誤って認識されている可能性があります。改めて、ドライバを最初からインストールしてください。(→『専用ドライバのインストール(Windows)』(P.75))

「不明なデバイスが見つかりました」というダイアログが開いて、ドライバをインストールすることができない

デバイスマネージャーに「?」や「!」、「USB Composite Device」が表示されている

ドライバが正しくインストールされていないM-100FX がパソコンに誤って認識されている可能性があります。

改めて、ドライバを最初からインストールしてください。

(→『専用ドライバのインストール(Windows)』(P.75))

※ 上記の設定をしても問題が解決してないときは、CD-ROMに収録されている USBドライバのReadme_j.htm も併せてお読みください。CD-ROMの中のお使いのドライバのフォルダに入っています。

Windows XP/2000 で専用ドライバをインストール/削除/使用できない

Windowsへは、管理者権限を持つユーザーがログオンしていますか?

Windows XP/2000で専用ドライバをインストール/削除/再インストールするためには、Administrators などの管理者権限を持つユーザーがWindows にログオンしなくてはなりません。詳しくは、お使いのパソコンのシステム管理者にご相談ください。

•「ドライバ署名のオプション」の設定を行いましたか?

ドライバをインストールする/再インストールするためには、「ドライバ署名オプション」の設定を行う必要があります。(→『専用ドライバのインストール(Windows)』(P.75))

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困ったときには

M-100FX.book 87 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

専用ドライバの削除方法

■Windows をお使いの場合専用ドライバをアンインストールします。

1. M-100FX を接続していない状態で、Windowsを起動します。

USBキーボードと USB マウス以外のすべてのUSB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

※ Windows XP Professional / 2000 をお使いのときは、アカウントの種類がパソコンの管理者であるユーザー名(Administratorなど)でログオンしてください。

2. CD-ROMをパソコンのCD-ROM ドライブに入れます。

3. Windowsのスタート・メニューからファイル名を指定して実行を選びます。

ファイル名を指定して実行ダイアログの名前欄に次のように入力して[OK]をクリックします。Windows XP/2000をお使いの場合:

D:¥DRIVER¥USB_XP2K¥Uninstal.EXE

Windows Me/98 をお使いの場合:

D:¥DRIVER¥USB_ME98¥Uninstal.EXE

※ ドライブ名D:は、お使いの環境によって異なる場合があります。お使いのCD-ROM ドライバ名に合わせてください。

4. 表示されるダイアログの指示に従って、アンインストールを行ってください。

■Macintoshをお使いの場合

1. M-100FX を接続しているUSB ケーブルをMacintosh からはずします。

2. 機能拡張フォルダの「USBM-100FX Driver」をゴミ箱にドラッグして削除します。

3.『ASIO ドライバのインストール』(P.80)でインストールした、ASIOドライバをゴミ箱にド

ラッグして削除します。

4. Macintosh を再起動します。

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M-100FX.book 88 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

主な仕様

M-100FX:10チャンネル・ミキサー・アンド・オーディオ/ボイス・エフェクト

ミキサー部■入力●接続端子チャンネル 1:

XLRタイプ(ファンタム電源)、標準タイプ(バランス/アンバランス)

ステレオ・ミニ・タイプ(プラグイン・パワード・マイク)

チャンネル 2:

XLRタイプ(ファンタム電源)、標準タイプ(バランス/アンバランス)

チャンネル 3/4、5/6:

標準タイプ、RCAピン・タイプ(標準タイプ優先)

チャンネル 7/8、9/10:

RCAピン・タイプ

●周波数特性20Hz ~20kHz(0dB/-2dB)

●規定入力レベルチャンネル 1、2: -60dBu~ +6dBu(可変)

チャンネル 3/4~9/10: +4dBu

●入力インピーダンスチャンネル 1、2: 50kΩ

チャンネル 3/4~9/10: 50kΩ

●イコライザーHI: ±15dB(10kHz/シェルビング・タイプ)

LO: ±15dB(100Hz/シェルビング・タイプ)

●コントロールゲインつまみ(チャンネル 1、2)

イコライザー・ハイつまみ(チャンネル 1、2、3/4~ 9/10)

イコライザー・ローつまみ(チャンネル 1、2、3/4~ 9/10)

リバーブ/ AUX センド・レベルつまみ(チャンネル1、2、3/4 ~9/10)

パン/バランスつまみ(チャンネル 1、2、3/4~ 9/10)

入力レベル・フェーダー(チャンネル 1、2、3/4~ 9/10)

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主な仕様

M-100FX.book 89 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

■出力●接続端子マスター出力端子、モニター出力端子

標準タイプ(L、R)、RCAピン・タイプ(標準タイプ優先)

規定出力レベル: 0dBu

出力インピーダンス: 1kΩ

入力換算ノイズ・レベル: -84dBu(入力 150Ωターミネート、IHF-A、CH1/2 GAIN=-10dB規定入出力)

ヘッドホン端子

ステレオ標準タイプ

規定出力レベル: +12dBu

出力インピーダンス: 200Ω

■外部入出力●接続端子STEREO AUX RETURN

標準タイプ(L/MONO、R)

規定入力レベル: -10dBu

入力インピーダンス: 33kΩ

AUX SEND

標準タイプ

規定出力レベル: 0dBu

出力インピーダンス: 1kΩ

■デジタル出力●接続端子デジタル出力端子

コアキシャル・タイプ、オプティカル・タイプ(S/P DIFとEIAJ CP-1201に準拠)

■その他の接続端子USB 端子

※0dBu= 0.775Vrms

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主な仕様

M-100FX.book 90 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

エフェクト部

●オーディオ/ボイス・エフェクト(チャンネル 1、2)エフェクト種類: 9種類

オーディオ/ボイス・エフェクトつまみ、エフェクト調整つまみA/B

●リバーブエフェクト種類: 10種類

リバーブ・タイプ切り替えつまみ、リバーブ・タイム調整つまみ

信号処理

●ビット数

AD/DA 変換: 24ビット

PC インターフェイス: 24ビット(アドバンス・モード:オン)

16ビット(アドバンス・モード:オフ)

●サンプリング周波数

デジタル出力: 44.1kHz

AD/DA 変換: 44.1kHz

その他

●電源

DC9V(ACアダプター)

●消費電流

800mA

●最大外形寸法

287(幅)× 269.4(奥行)×72.3(高さ)mm

●質量

2.1kg

●付属品

USB ケーブル、ACアダプター、取扱説明書、エフェクト部日本語シート、保証書、

CD-ROM、ユーザー登録カード

※ 製品の仕様、および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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M-100FX.book 91 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

索引

数字24bit ............................................................ 75, 80

AACアダプター ...................................................... 8AC アダプター端子 ............................................. 17ADVANCE スイッチ.................... 17, 61 ~62, 64, 71, 75~ 77, 80ASIO ............................................................ 60, 75ASIO Direct Monitor ........................................... 78ASIO デバイス .................................................... 78ASIO ドライバ .................................................... 80AUDIO/VOICE FX ............................................... 15AUX RETURN ............................ 13, 28~ 29, 46AUX SEND ........................................ 13, 28 ~29AUX 入力レベルつまみ .......................... 16, 28, 46

BBALANCE ........................................................... 15BASS ........................................................... 32, 34BRIGHTNESS .......................................... 32 ~33Buffer Size ......................................................... 79

CCLARITY ................................................. 32 ~33COAXIAL ..................................................... 17, 30COMPRESS ................................................ 32, 34

DDELAY ................................................................ 39DEPTH ......................................................... 32, 34DRY .................................................................... 83

EECHO .................................................................. 39EDIROL M-100FX .............................................. 67EDIROL M-100FX In .......................................... 78EDIROL M-100FX Out ....................................... 78EQ ................................................................ 43, 82

FFEMALE ............................................... 32, 37, 57FORMANT ......................................... 32, 36 ~37FREQUENCY ........................................... 32 ~33FX ....................................................................... 14

GGAIN ............................................... 12, 22, 42, 83

HHALL .................................................................. 39HI .......................................................... 14, 43, 82HUM CUT .................................................... 32, 35

IINPUT ................................................................. 12

LLINE INPUT ........................................................ 13LO ......................................................... 14, 43, 82

MMacintosh ................................................... 71, 80MALE ................................................... 32, 36, 56MASTER ............................................................ 13MME In EDIROL M-100FX ................................ 78MME Out EDIROL M-100FX ............................. 78MODIFY .............................................................. 15MONITOR ........................................................... 13

NNARRATION ENHANCER 32 ~33, 44 ~45, 49NOISE CUT ................................................. 32, 35NOISE LEVEL .............................................. 32, 35NOISE REDUCER ........................... 32, 35, 47, 53

OOPTICAL ..................................................... 17, 30

PPAN/BALANCE ................................................. 14PEAK .................................................................. 13PHANTOM ......................................................... 13PITCH ................................................ 32, 36 ~ 37PLATE ................................................................ 39PLUG-IN POWERED INPUT ............................... 12POWER COMP ............................................ 32, 51POWER COMPRESSOR .................................... 34

RRADIO .................................................. 32, 35, 54RATE ........................................................... 32, 34RCAピン・タイプ .............................................. 13REV/AUX SEND ............................... 14, 28 ~ 29RICH CHORUS ..................................... 32, 34, 52ROBOT ................................................. 32, 36, 55ROOM ................................................................ 39

SSECURITY LOCK ............................................... 18sibilant ................................................................ 33SPRING .............................................................. 39

TTONE ........................................................ 32 ~ 33TUNING ....................................................... 32, 35

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索引

M-100FX.book 92 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

UUSB .................................................................... 25USB ミックス・ダウン・スイッチ ...................... 17USB インジケーター ........................................... 16USB オーディオ デバイス ........................ 67 ~68USB ケーブル ....................................................... 8USB 端子 ............................................................ 17USB 入力レベルつまみ ................................. 16, 26

VVOCAL ENHANCER .......................... 32~ 33, 50

XXLR タイプ ......................................................... 12

あアース端子 .......................................................... 18明るさ ...................................................... 32 ~33アドバンス・モード ..................................... 75, 79アンバランス ................................................ 12, 21

いイコライザー ....................................................... 43イコライザー LOつまみ ...................................... 44イコライザーつまみ ..................................... 14, 82

ううねり .......................................................... 32, 34

えエコー ................................................................. 39エフェクタ .......................................................... 13エフェクト .......... 14, 31~ 32, 44, 48~ 49, 83エフェクト調整つまみ .......... 15, 31, 45, 48 ~49エフェクト部日本語シート .................................... 8エフェクト・スイッチ ..................... 14, 31, 44, 47エフェクト・バランスつまみ............................................ 15, 31, 48~ 49, 83

おオーディオ/ボイス・エフェクト................................................... 14, 31, 82 ~83オーディオ/ボイス・エフェクトつまみ............................................ 15, 31, 44~ 45, 47オプティカル ....................................................... 30音質 ......................................................... 32 ~33

か外部出力端子 ...................................... 13, 28 ~29外部入力端子 ............................... 13, 28~ 29, 46

き既定のデバイス ................................................... 78

くグランド ............................................................. 21

けゲイン .......................................................... 22, 47

こコアキシャル ....................................................... 30コールド ............................................................. 21コンデンサー・マイク ........................ 12, 20 ~ 21

さサウンド・イット .................................................. 9サウンド・ライブラリー ....................................... 9

し歯擦音 ................................................................. 33周波数 ................................................................. 33出力デバイス ....................................................... 78女声 ...................................................... 32, 37, 57

すステレオ・コントロール .............................. 14, 47スプリング .......................................................... 39

せ接地端子 ............................................................. 18専用ドライバ ......................................................... 9

たダイナミック・マイク ......................................... 21高さ .......................................................... 36 ~ 37男声 ...................................................... 32, 36, 56

ちチューニング ................................................ 32, 35

て低音 ............................................................. 32, 34ディレイ ............................................................. 39デジタル出力端子 ......................................... 17, 42デジタル・リバーブ ............................................ 39電源スイッチ ....................................................... 17

と盗難防止用ロック ................................................ 18ドライバ ............................................................. 60

なナレーション ....................................................... 44

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索引

M-100FX.book 93 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

に入力デバイス ....................................................... 78入力レベルつまみ .... 12, 20 ~22, 42, 44, 47, 83入力レベル・フェーダー ....................... 42, 44, 47

のノイズ ............................................. 32, 35, 47, 82ノイズカット ......................................... 32, 35, 47

はパソコン ....................................................... 25, 60バッファ・サイズ ................................................ 79ハム ...................................................... 32, 35, 83パラメーター ................................................ 31, 33バランス ....................................................... 12, 21パワー・インジケーター ..................................... 16パン .................................................................... 46パン/バランスつまみ .................................. 14, 46

ひピーク・インジケーター .............................. 13, 22ピッチ ................................................ 34, 36 ~37標準タイプ ............................................... 12 ~13

ふファンタム電源 ............................................ 12, 20ファンタム電源スイッチ ..................................... 13フェードアウト ................................................... 42フェードイン ....................................................... 42フォルマント ...................................... 32, 36 ~37プラグイン・パワード・マイク ........................... 21プラグイン・パワード・マイク端子 .................... 12プレート .............................................................. 39ブロック図 .......................................................... 18

へヘッドホン .......................................................... 19ヘッドホン端子 ................................................... 13ヘッドホン・ボリュームつまみ ... 16, 22~ 24, 42

ほホール ................................................................. 39ホット ................................................................. 21ボリューム コントロール .................................... 69

まマイク ................................................................. 20マイク入力端子 .................... 12, 20, 44, 46 ~47マスター出力端子 .................................. 13, 42, 44マスター・ボリューム・インジケーター 16, 26, 82マスター・ボリューム・フェーダー....................................... 16, 22~ 24, 26, 30, 42

みミキシング .......................................................... 42

もモニター出力端子 ................................................ 13モニター・スピーカー ........................... 13, 19, 24モニター・ボリュームつまみ ...... 16, 22 ~24, 42

ゆ優先するデバイス ................................................ 78

らライン入力端子 .................... 13, 23 ~ 24, 42, 44ラジオノイズ ......................................... 32, 35, 54

りリバーブ .............................. 14 ~15, 38, 46, 83リバーブ・タイプ切り替えつまみ...................................... 15, 29, 38 ~ 39, 46, 83リバーブ・タイム調整つまみ ............. 15, 38 ~ 39リバーブ・センド・レベル .................................. 83リバーブ・タイプ ................................................ 39リバーブ・タイム ................................................ 40リバーブ/ AUXセンド・レベルつまみ.................... 14, 28 ~29, 38 ~39, 44, 46, 83

るループ ................................................................. 81ルーム ................................................................. 39

れレイテンシ .......................................................... 79レベル ................................................... 22, 47, 82

ろロボットボイス ..................................... 32, 36, 55

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MEMO

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M-100FX.book 95 ページ 2005年9月15日 木曜日 午後1時29分

修理に関するお問い合わせ先

商品をお求めの販売店か、保証書封筒裏面にある「修理の窓口」 (サービスの窓口)に記載のサービスステーションへご相談ください。

'05. 10.1 現在

ローランド・ビデオキャンバス・ホットライン

最新サポート情報 よくある質問への回答、各種ソフトウェアのダウンロード、最新の動作確認情報など

0263-40-2280

電話受付時間: 午前10時~午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)

ローランド・サポート

エディロール・ビデオ機器

※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。

http://www.roland.co.jp/cs/

製品情報やイベント/キャンペーン情報など

http://www.roland.co.jp/video/

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* 0 3 2 3 2 7 4 5 - 0 2 *

●取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。

If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.

03232745 ’05-9-2N

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