【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム...

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【付録】当⽇配布資料 資料 1 参加者名簿&プログラム 資料 2-1 岩⼿県における復興教育・防災教育の取組 岩⼿⼤学⼤学院教育学研究科 森本 晋也 先⽣ 資料 2-2 新庄中学校の実践について ⽥辺市⽴新庄中学校 ⾕本 明 先⽣ 資料 2-3 ⼤⽅中学校の防災教育について ⿊潮町⽴⼤⽅中学校 宮川 昭⼆ 先⽣ 資料 2-4 未災地で取り組む防災教育の課題 ⼤阪市⽴⽠破⻄中学校 ⽊下 祐介 先⽣ ⼤阪市⽴鶴⾒橋中学校 川島 彰允 先⽣ 資料 2-5 古座⼩学校のこれからの防災教育の進め⽅ 串本町⽴古座⼩学校 宣⾏ 先⽣

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Page 1: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

【付録】当⽇配布資料

資料1 参加者名簿&プログラム

資料2-1 岩⼿県における復興教育・防災教育の取組

岩⼿⼤学⼤学院教育学研究科 森本 晋也 先⽣

資料2-2 新庄中学校の実践について

⽥辺市⽴新庄中学校 ⾕本 明 先⽣

資料2-3 ⼤⽅中学校の防災教育について

⿊潮町⽴⼤⽅中学校 宮川 昭⼆ 先⽣

資料2-4

未災地で取り組む防災教育の課題

⼤阪市⽴⽠破⻄中学校 ⽊下 祐介 先⽣

⼤阪市⽴鶴⾒橋中学校 川島 彰允 先⽣

資料2-5 古座⼩学校のこれからの防災教育の進め⽅

串本町⽴古座⼩学校 林 宣⾏ 先⽣

Page 2: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

第4回 防災教育推進連絡協議会

⽇ 時 平成 28 年 8 月 20 日(土) 15:00~19:00(開場:14:10、受付開始 14:30)

場 所 TKP 品川港南口会議室 4 階 ホール 4A(東京都港区港南 2-4-3)

参加者

資料 1

1 濱 野 公 壽 尾鷲市立三木里小学校 校長

2 大 川 太 尾鷲市立矢浜小学校 教頭

3 中 村 佳 栄 尾鷲市立賀田小学校 教諭

4 高 田 秀 哉 尾鷲市教育委員会 指導主事

5 山 本 健 一 新宮市立神倉小学校 教諭

6 稲 垣 克 明 新宮市立王子ヶ浜小学校 教諭

7 森 浦 展 行 新宮市立城南中学校 教諭

8 松 本 潤 新宮市立緑丘中学校 教頭

9 福 田 哲 也 新宮市教育委員会 指導主事

10 林 宣 行 串本町立古座小学校 教諭

11 太 田 真 次 田辺市立田辺第二小学校 教諭

12 丹 後 裕 貴 田辺市立田辺第三小学校 教諭

13 中 田 詩 子 田辺市中芳養小学校 教諭

14 谷 本 明 田辺市立新庄中学校 教諭

15 桝 谷 節 生 田辺市立大塔中学校 教諭

16 山 根 千 明 田辺市立中辺路中学校 校長

17 嶝 口 善 一 田辺市教育委員会 指導主事

18 山 本 明 彦 黒潮町立拳ノ川小学校 教頭

19 二 岡 裕 幸 黒潮町立佐賀小学校 教頭

20 吉 本 幸 司 黒潮町立南郷小学校 教諭

21 田 中 聡 子 黒潮町立入野小学校 教頭

22 黒 岩 壽 賀 黒潮町立三浦小学校 教頭

23 大 塚 明 人 黒潮町立佐賀中学校 教頭

24 西 本 貴 俊 黒潮町立大方中学校 教頭

25 宮 川 昭 二 黒潮町立大方中学校 主幹教諭

26 畦 地 和 也 黒潮町教育委員会 教育次長

27 佐 藤 紹 夫 聖籠町立蓮野小学校 校長

28 松 井 謙 太 新潟大学教育学部附属長岡小学校 副校長

29 五 十 嵐 一 浩 魚沼市立湯之谷中学校 校長

30 髙 橋 誠 一 郎 三条市教育委員会 課長

31 森 本 晋 也 岩手大学大学院教育学研究科 准教授

32 沖 拓 釜石市立釜石小学校 教諭

33 小 川 正 輪島市立鳳至小学校 教諭

34 大 句 わ か 子 能登町立小木中学校 校長

35 上 田 好 美 牟岐町立牟岐小学校 教諭

36 栗 林 啓 次 牟岐町教育委員会 社会教育指導員

37 木 下 祐 介 大阪市立瓜破西中学校 教諭

38 川 島 彰 允 大阪市立鶴見橋中学校 教諭

39 片 田 敏 孝 群馬大学 教授

40 金 井 昌 信 群馬大学 准教授

41 前 原 育 子 群馬大学 秘書

42 小 島 彰 吾 群馬大学 協力研究員

43 丸 山 一 樹 群馬大学 協力研究員

44 諸 橋 和 行 中越防災安全推進機構 オブザーバー

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内 容

(1) 挨拶 ⽚⽥先⽣【15:00〜15:10】

(2) 参加者からの実践報告【15:10〜16:50】

【1 件につき、15 分発表、5 分質疑】

1) 岩手大学大学院教育学研究科 森本晋也先生

岩手県『復興教育』について

2) 田辺市立新庄中学校 谷本明先生

新庄中学校の実践について

3) 黒潮町立大方中学校 宮川昭二先生

大方中学校の防災教育について

4) 大阪市立瓜破西中学校 木下祐介先生、大阪市立鶴見橋中学校 川島彰允先生

未災地で取り組む防災教育の課題~心を変え、自主性を育むために~

5) 串本町立古座小学校 林宣行先生

古座小学校のこれからの防災教育の進め方

(3) 全体討論【17:00〜19:00】

1) 実践報告と前回までの議論を踏まえたディスカッション

・『地域と連携した実践的な防災教育』

「学校の防災教育は地域を巻き込むことによってより効果的なものとなる」だ

けでなく、「地域の防災力は学校と連携することによってより強化される」

・『どうしたら、ちゃんと逃げる子どもになるのか』

「災害へのリアリティ、我がこと感」を高める問いかけのあり方

・・・学齢に応じた発問内容、悩んだ先に希望がある落としどころ

「教える側の熱意、真剣さ、真面目さ」が重要である一方で、

「やる気のある先生だけではない」

・・・管理職のあり方、学校全体で取り組み仕組み

・『防災教育の効果』

「目に見える学力と目に見えない学力」、「防災教育によって“意欲”が向上」

2) 今後に向けて

・連絡協議会を通じてできた人のつながりを今後どのようにいかしていくか

(4) 懇親会【19:30〜21:30】

・会場:スペイン料理バル リリオ/会費:4,500 円

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1

岩手県における復興教育・防

災教育の取組

~震災から5年、これから方向性~

2016年

8月20

岩手

大学

大学

院教

育学

研究

科[教

職大

学院]

岩手

大学

地域

防災

研究

センター

森本

晋也

資料2-1

「いわ

ての

復興

教育

」の

推進

「いわ

ての

復興

教育

」の

推進

幼児児童生徒のこころのサポートの推進

幼児児童生徒のこころのサポートの推進

児童生徒の安全で安心な教育環境の確保

児童生徒の安全で安心な教育環境の確保

復興

教育

プログラムに基

づく教育

活動

の推

進復

興教

育副

読本

の活

用学校・家庭・地域が連携した実践的

な防災教育の推進

教員研修(こころの授業)

スクール

カウンセラー・巡回型カウンセラーの派遣、専門

家の

派遣

、こころと体

の健

康観

1は

じめに

〜H2

8岩

手県

教育

委員会

経営計

画より〜

H28

H27

H26

小学

校533人

776人

1,134人

中学

校358人

497人

692人

県立

学校

421人

614人

736人

合計

1,312人

1,887人

2,562人

仮設

住宅

から通

う児

童生

徒数

(県教委調べ

)

仮設

校舎

、間

借りの

学校

(県教委調べ

)

小・中

学校

12校

内陸

避難の子、継続ケアを

「要

サポート」過去最多

!県教委は23日

、東日本大震災後の児童生徒のストレス状況を把握

する調査

「心と

からだの

健康

観察

」の

2015年

度の結

果を公

表した。教育

相談

が必

要な「要

サポート

」の

子どもの

割合

は全

体的

に減

少傾向

だが

、被災

後に内

陸で暮

らす中

学生

のうち「要

サポート」は

16・6%で過去

最多。11年

度に未

就学

だった児

童も割

合が

高い。専門家は沿岸のケアの継続

に加え、被災した

子が少なく学校全体での取り組みが難しい内陸

での対策の必要性を指摘する。・・・・

・・・県

教委

は内

陸へ

の転校

で被災

体験が

周囲と共有

できない孤

立感

に、勉

強や

部活

など思

春期

特有の

ストレスが

加わ

ったと分

析する。県教委学校教育室の大林裕明生徒指導課長は「震

災から5年

を経て、や

っと怖

さや

悲しさを話

せるようになった子

どももいる。他

部局

との

連携も含

め、長

期的

に専

門的

な対

策を考

える」としている。(岩

手日

報20

16/03/24

記事

より)

平成

25年

○「

学校

防災

・災

害対

応指

針」

○「

県教

育委

員会

危機

管理

マニ

ュア

ル」

【改

訂版

】(H

24

年3

月策

定)

津波

警報

発表

中、

又は

、2

次災

害の

おそ

れの

ある

場合

、児

童生

徒の

保護

者へ

の引

渡し

は行

わな

い。

平成

24年

初版

を基

盤と

しなが

絶えず理

念等

を確

2震

災後

の岩

手県

の取

②③

①「目

的」

復興

・発

展を支

えるひとづくり

②「育

てる場

」全

教育

活動

③「育

てたいも

の」3つの

教育

的価

「いわ

ての

復興

教育

」プログラム【改

訂版】

震災

津波

の経

験を後

世へ

語り継

ぎ、自

ら在

り方

を考

え、未

来志

向の

社会

をつくることが

必要

震災

津波

の体

験か

らクローズアップされ

た教

育的

価値

を3つに分

類し、テーマを付

ける。

1生

命や

心について【いきる】

2人

や地

域について【かかわる】

3防

災や

安全について【そなえる】

「いわ

ての

復興

教育

」の

教育

的価

「い

わて

の復興教育」プ

ログラム|改訂

版■07

「い

わて

の復興教育」プ

ログラム|改訂

版■08

「い

わて

の復興教育」プ

ログラム|改訂

版■08

Page 5: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

「い

わて

の復興教育」プ

ログラム|改訂

版■09

「い

わて

の復興教育」プ

ログラム|改訂

版■09

いわ

ての

復興

教育

副読

本『いきる

かか

わる

そなえる』

小学

校・高

学年

中学

校用

小学

校・低

学年

※3つの

教育

的価

値と具

体の

21項

目に対

「いわ

ての

復興

教育

」を全

県の

学校

が取

り組

む意

●活動や取組によって、「思

考力

・判

断力

・表

現力」の

育成につながり、どんな場面に遭遇しても対

処できる

応用可能な力

となる。

●東日本大震災津波から得られた教

育的価値

【いき

る】【か

かわ

る】【そなえる】は

、人

間が

生きていく上

で持つべき普遍的価値と重なるものであり、その獲

得は

子どもたちの生涯にわたっての

生きる力

となる。

地域にかかわらず、本県全ての子どもたちが

、「震

津波の経験を後世へ語り継ぎ、自らの

あり方を考え、未

来志

向の

社会

をつくること」が

できるようにする。

▲地域間・学校間における取組の差の拡大

▲教科・領域における復興教育・防災教育の充実

▲PDCAサイクルによる実践、見直し、改善

▲学

校・家

庭・地

域・関

係機

関が連

携した実

践的

な防

災体

制・防災教育の一層の充実

「いわ

ての

復興

教育

」を取

り組

んできての

成果

と課

◎復興教育の理念及び3つの教育的価値の浸透

◎学校経営計画に位置づけた復興教育の展開

◎各学校・各地域の実情に応じた特色ある教育活動の展開

災体制・防災教育の一層の充実

成果

成果

課題

課題

第3期アクションプラ

今後

、本

県及び我が国において懸

念され

る自然災害へ

の備えの必

要性

(防災・減災)

今後

、本

県及び我が国において懸

念され

る自然災害へ

の備えの必

要性

(防災・減災)

平成

28

年度

「い

わて

の復

興教

育」

「防

災教

育」

の推

進に

つい

て学校教育室

こ れ ま で の 取 組 方 向 性

カリキ

ュラムの自校化

中核

となる指導者の養成

各地域の自然や社会の特性

、実情に応じた特色ある教育

活動や、実践的で効果的な復

興教育・防災教育を展開する

ため、校内や各地域において

中心となって行う指導者を養

成する。

各地域、各学校の実情に応

じて、復興教育・防災教育の

教育活動を効果的に行うため

のカリキュラム(通常の教科

・領域における教育内容)を

作成し、PDCAサイクルに

よる実践、見直し、改善を図

りながら、3つの教育的価値

を育てる。

現在、本県又は我が国におい

て発生が懸念されている様々な

自然災害に対し、小・中・高を

通じて、自他の生命を守る力を

育成するとともに、将来の地域

防災の担い手を育成する。

【成果】

◎復

興教

育の理

念及

び3つの教

育的

価値の浸透

◎学

校経

営計

画に位

置づけた復

興教

育の展開

◎各学校・各地域の実情に応じた特色ある教育活動の展開

【課題】

▲地域間・学校間における取組の差の拡大

▲教科・領域における復興教育・防

災教育の充実

▲PDCAサイクルによる実践、見直し、改善

▲学校・家庭・地域・関係機関が連携した実践的な防災体制・

防災教育の一層の充実

地域

連携型防災教育の推進

実践

的な防

災教育

を中核

とした

「い

わての

復興教

育」の

推進

地域

防災の担い手の育成

成 果 と 課 題

学校・家庭・地域・関係機

関が連携し、学校防災体制を

強化するとともに、実践的な

防災教育を展開することで、

学校の防災力・地域の防災力

の向上を図る。

復興教育

○復興教育プログラム【初版】【改訂版】の策定及び研修会の実施

(H24~27)

○推進校の指定(小中70校、全ての県立学校)(H25~26)

○復興教育副読本の作成・配架及び活用研修会の実施(H26・27)

防災教育

○「マニュアル」【改訂版】「指針」の策定(H24)

○地域連携型の防災教育の推進(全県対象の研修会等の実施)

(H25~27)

○実践的な防災教育総合支援事業の実施(H24~

27)

目指す姿:「いわての復興教育」の理念と「【いきる】【かかわる】【そなえる】」という3つの教育的価値が定着している。特に、様々な自然災

害等

に【そなえる】教

育活動

(防

災教

育)の充

実により、自他

の生命

を守

り抜く力

と「共

助」の

精神を兼

ね備え、地

域防災

の活動

に積極的に参加するなど、岩手の復興・発展及び地域防災を支える人材が育まれている。

指標:教育計画の中に様々な自然災害等に「そなえる」教育活動(防災教育)を具体的に取り入れて再構築した学校の割合

[H27:70%、H28:80%、H29:90%、H30:100%]

「震

災の

教訓

を未

来に

語り

継ぐ

期間

」(

3月

11日

まで

の約

1ヶ

月)

今後、懸念される災害に備え、

「自助」と「共助」の精神や「主体

的に行動する」態度を身に付ける

【地域

防災を支える人

材育成】

工 程 表

H27

H28

H29

H30

H31

実践

的防災教

育を中核と

した復

興教育の

基本的な考

え方を

周知

「い

わての復

興教育」プ

ログ

ラム

の見直し

(実践的な

防災

教育

部分の検

討)

「いわての復興

教育」プログ

ラム【第3版】

の完成・周知

(実践的な防災

教育挿入)

副読

本【改訂

版】(学習

教材)

作成に向

けての検討

副読

本【第2

版】(学習

教材)

の発行・

配布

各学

校におけ

る防災教育

・復

興教

育計画の

見直し

県防

災教育研

修会の実施

、防災教

育・復興教

育研修会

(各教育事

務所)の

実施、地域

連携型防

災教育の推

各校

における

取り組みの

実践

【岩

手の

復興

・発

展を支

える人

材育

成】

H28~H31

強化

H23~H27

これ

までの取組は継続

いきる

かか

わる

そなえる

イメージ

目指

す姿

:「いわ

ての

復興教

育」の

理念と「【

いきる】【か

かわ

る】【

そなえる】」

という

3つの教育的価値が定着している。特に、様々な自然災害等に【そな

える】教育活動(防災教育)の

充実により、自他の生命を守り抜く力と

「共

助」の精神を兼ね備え、地域防災の活動に積極

的に参加するなど、

岩手

の復

興・発

展及

び地

域防

災を支

える人

材が

育まれ

ている。

指標

:教

育計画の中に様々な自然災害等に「そ

なえる」教育活動(防災教育)

を具

体的に取り入れて再構築した学校の割合

[H27:70%、H28:8

0%

、H29:90%

、H30:100%

第3

期ア

クシ

ョン

プラ

印象

で語

る教

育か

ら、「結

果」で

語る教

育へ

カリキュラムの

自校

中核

となる指

導者

の養

各地

域、各

学校の

実情に

応じて

、復興

教育

・防

災教

育の

教育

活動

を効果

的に行

うため

のカリ

キュラ

ム(

通常

の教

科・

領域

におけ

る教育

内容)

を作成

し、P

DC

Aサ

イク

ルに

よる

実践、

見直し

、改善

を図り

ながら

、3

つの

教育

的価

値を

育てる

各地

域の

自然や

社会の

特性、

実情に

応じた

特色

ある

教育

活動

や、

実践的

で効果

的な復

興教育

・防災

教育

を展

開す

るた

め、

校内や

各地域

におい

て中心

となっ

て行

う指

導者

を養

成す

る。

Page 6: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

震災の経験を踏まえ、

子どもたちに必要な力が身に付

くための

教育

活動

、取

組になっているか

震災の経験を踏まえ、

子どもたちに必要な力が身に付

くための

教育

活動

、取

組になっているか

復興

教育

・防

災教

育の

充実

に向けて

復興

教育

復興

教育

消費

者教

育消

費者

教育

主権

者教

育主

権者

教育

防災

教育

防災

教育

こころの

サポート

こころの

サポート

環境

教育

環境

教育

ボランティア

教育

ボランティア

教育

食育

食育

〇〇

教育

〇〇

教育

〇〇

教育

〇〇

教育

〇〇

教育

〇〇

教育

〇〇

教育

を通した人づくり

〇〇

教育=目的

地域

づくり、社

会づくり

3.国

の動

向~

中央

教育

審議

会審

議の

まとめと概

要(論

点整

理の

補足

資料

より)~

2.国

の動

向~

中央

教育

審議

会審

議の

まとめと概

要(論

点整

理の

補足

資料

より)~

中教

審教

育課

程企

画特

別部

会資

料20

1604

15

文部

科学

省が

子供

を対

象に

、自

分自

身を

守る

力を

測る

全国

調査

を実

施す

る検

討を

始め

た。子

供自

身が

身を

守る

ため

の教

育活

動は

、1

5年

前の

大阪

教育

大付

属池

田小

(大阪

府池

田市

)乱

入殺

傷事

件を

機に

広が

って

いる

が、

その

効果

を国

が検

証す

るのは

初め

て。

調査

で判

明し

た有

効な

取り

組み

を学

校間

で共

有す

るの

が狙

いで

、来年

度以

降の

実施

を目

指す

。・・・・

・・・・

不審

者が

侵入

した

際の

避難

訓練

や身

を守

る方

法を

学ん

だり

、独

自に

地域

の安

全マ

ップ

を作っ

たり

する

学校

も増

えて

いる

。た

だ、

これ

らの

取り

組み

が子

供に

どの

よう

な効果

を及

ぼし

てい

るか

は把

握で

きて

いな

い。

全国

調査

は、

各地

から

無作

為に

選ん

だ学

校の

児童

にペ

ーパ

ーテ

スト

を解

いて

もら

う形

式を検

討し

てい

る。知

識を

問う

だけ

では

なく

、校

内や

通学

路の

絵を

示し

、隠

れて

いる

危険

箇所

を幾

つ見

つけ

られ

るか

とい

った

設問

を通し

て「

判断

力」

や「

行動

力」

を判

定す

る。

文科

省は

調査

結果

を基

に、

自治

体や

学校

ごと

に効

果を

比較

・検

証し

、有

効な

取り

組み

を学校

間で

共有

させ

たい

考え

だ。

調査

実施

に向

けた

費用

を早

けれ

ば来

年度

予算

で要求

する

方針

で、

具体

的な

設問

内容

は専

門家

の意

見を

聞い

て決

める

文科

省は

、調

査対

象外

の学

校も

希望

すれ

ば参

加で

きる

よう

調整

し、

調査

結果

は大

学や

専門家

にも

提供

する

。文

科省

の担

当者

は「

身を

守る

力と

事故

発生

率の

相関

関係

を調べ

るな

ど、学

校の

安全

を向

上さ

せる研

究に

役立

てて

もら

いた

い」

と話

して

いる

。【⼤森治幸、安⾼晋】

文科

省身

を守

る力

の全

国調

査効

果検

証へ

毎日

新聞

2016年

6月4日

付けより

文科

省が

方針

学校

管理

下事件や災害

から子

供守るため

文部科学省は、教員になるために履

修する大

学の

教職

課程

で「学

校安

全へ

の対

応」

を必

修項

目とする方

針を決

めた。学

校管

理下

の事

件や

災害

から子

供を守

るために、教

員養

成の

段階

から意

識や

知識

の向

上を図

るのが

狙い。教

育職

員免

許法

や施

行規

則の

正を経て、2019年度にも必修化される見込み

だ。教

職課

程を各

大学

が編

成する際

には、同法や施行規則で「各教科の指導法」や

「生徒指導理論」などが

必修項目に定められ

ているが

、学校安全への対応については、一部を除いて規定がなかった。独自に学校安全

を学ばせる大学もあるが、文科省が昨年実施した教職課程を持

つ大学への調査では、全

体の

約54%

(小

学校

の教

職課

程)にとどまっている。

・・・・・専門

家か

らは「新

任教

員でも、赴

任当

日か

ら子

供の

安全

を守

る義

務が

ある」

などと、必修化を求める声が上がっていた。

必修

化に際

し、不

審者

への

対応

や災

害時

の避

難誘

導方

法など、教える具体的な項目

は各

大学

が決

め、文

科省

が内

容が

妥当か

を審

査する。ただ、同

省の

担当

者は

「各大

学の

特徴

や独

自性

をなるべ

く尊

重したい」としている。法令

の改

正後

、大

学側の

課程

見直

しや審

査を経

て、教員を志望するすべての学生が学校安全を学ぶ

ことになる。【安高晋】

毎日新聞

2016年

6月6日

付より抜

2016/8/16

4岩手県における教員研修〜H28岩手

県防災

教育研

修会〜

イメージトレーニング型

訓練

与えられ

た情

報か

ら災

害対

応をシミュレーションする。

中学

校区を中

心に

小・中

・県

立学

校、市

町村教

委・市

町村(防

災担

当)で

、連携

の課

題、解

決策

を協

議する。

県教

委・県

総合

防災

室の

連携

事業

2016/8/16

いわての復興教育・防災教育実践研修講座/復興教育研修会

実践

発表&防災教育教材を活

用し

た授業づくりの講義

指導

者養

成研

修[県

教委

・県

・岩

大連

携]

担当

者の

研修

会(悉

皆)

[各教

育事

務所

]

防災

に関

する授

業実

践[宮

古市

立川

井中

学校]

各校

の副

読本

活用

の実

践交

流[宮

古教

育事

務所]

越野先生は災害現場を多く見

てきた方のまさに現場の声で説

得力があり、目から鱗が落ちた

ようだった。さっそく、現

任校

のハザードマップを明らかにし、子

どもへの災害への意識付けが

必要

だと気

づかされ

た。

カリキュラムづくりの講義&

自校のカリキュラムの見直し

Page 7: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

5岩手県内の実践事例

養護教諭による授業

生まれ

たときの

自分

と、成

長・

変化

してきた今

の自

分の

心や

体について、普

段の

生活

体験

や身

体測

定の

データをもとに実

感す

る。

単元

「命

かが

やか

せて」

[岩

泉町

立小

本小

学校

第44回

全国

性教

育研

究大

会要

項(岩

手大

会)より

【いきる】

復興

教育

全体

計画

[住

田町

立世

田米

中学

校]

全体

計画

目標

・重

点の

設定

どの

ような力

を育

てたいか

教育

センター「副

読本活用研修講座」

世田米中発表資料

より引

【いきる】

学習

内容

[住

田町

立世

田米

中学

校]

学習

内容

教育

活動

は、どの

場面

で、ど

んな内

容をおこなうか

教育

センター「副

読本

活用

研修

講座

」世

田米

中発

表資

料より引用

単元

計画

と導

入の

授業

[住

田町

立世

田米

中学

校]

導入

段階

で、副読

本を活

「命

のゴール

キー

パー~

災害

拠点

病院

~」

「あかちゃんふれ

あい体

験」

講話

「つなが

れい

のち~いのちのお

話~

」 教育

センター「副

読本活用研修講座」

世田米中発表資料

より引

副読

本生

徒作

「生

きる~

今、そして

未来

へ」

単元

計画

と学

習の

まとめ

[住

田町

立世

田米

中学

校]

教育

センター「副

読本活用研修講座」

世田米中発表資料

より引

副読

本生

徒作

「生

きる~

今、そして

未来

へ」

単元

計画

と学

習の

まとめ

[住

田町

立世

田米

中学

校]

教育

センター「副

読本活用研修講座」

世田米中発表資料

より引

用35

・・・しんさいの

時の

話をきいて、すいぞくか

んの

人の

お仕

事が

ます

ますたいへ

んなの

がわ

かりました。しんさいの

時、もぐらんぴあが

めちゃめちゃだったの

に、2ひきの

かめが

じぶ

んでもどってきたの

がすごいと思

いました。・・・(2年

生女

子)

「ふ

るさとの

海と生

きる」

[洋

野町

立角

浜小

学校

磯掃

除~

角浜

の震

災を知

ろう~

磯掃

除をする

子どもたち

(角浜漁港付近)

角浜

小作

成報

告書

より抜

1・2年

生磯

掃除

角浜

の震

災を知

ろう

【いきる】

【か

かわ

る】

もぐらんぴあまちなか水族館を

調べ

よう

復興

学習

発表

報告

会で学

び合

おう

【いきる】

3・4年

生種

市の

海を調

べよう

5・6年

生野

田の

震災

の様

子、復

興の

様子

を調

べよう

つぶを真

剣にとる子

どもたち

もぐらんぴあまちなか

水族

館を調

べよう

【か

かわ

る】

【いきる】

【か

かわ

る】

36

・・・この

体験

をと通

して、僕も今

できることが

何なの

かを考

え直

し、自

分か

らや

っていきたい。

岩手山について知

ろう

1テーマについて理

解し、活

動の

見通

しをもとう。

2東

日本大震災について学ぼう。

地震・津波の規模、被害の状況、復興の状況

3自

分の課題を決めて調べてみよう。

4実

際に見

たり聞いたりしよう。(釜石市

鵜住

居での

学習

5釜

石市を支援する活

動の1つを体

験しよう。

6これ

からの

復興

について考えよう。

どんな岩

手県

にしたいか

想像

しよう。

今後

の復

興の

ために何

ができるか

考えよう。

生き方について意

見交

換会

をしよう。

災害

から

身を

守る

ため

の行

動を

学べ

た。

家族

にも

知ら

せた

い。

「ふ

るさと滝

沢」

[滝

沢市

立滝

沢東

小学

校]

ふるさと滝

沢~ふるさとの防災について学ぼう~

未来

をつくる絆

~私たちの震災復興~

4年生

4年生

5・6年

生5・

6年生

イーハトーブ火山局

焼走

り溶

岩流

見学

学習のまとめ

雪山

が噴

火すると・・・

溶岩流を歩く

岩手山が

私たちにくれる恵

みは

「グスコーブドリの

伝記

」の

「岩

手山

が噴

火したら・・・」

どのように身を守るか。

緑のバトン運動

学校

で育

てた桜

の苗を山田町立

船越小で植樹

釜石の宝来館女

将の話

滝沢で釜石の

海産物の販売

滝沢

東小

作成

報告

書より抜

【かかわる】

【そなえる】

Page 8: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

37

H26推

進校

[八

幡平

市立

西根

中学

校]

かか

わり続ける復

興支

援ボランティア

雪山

が噴

火すると・・・

西根

中提

供資

料より作

学年

訪問

先学

習内

容・活

動内

容例

1年

生陸

前高

田市

未来

商店

街訪

問、仮

設住

宅の

清掃

・草

取り・交

2年

生宮

古市

旅館

女将

の話

(被

災体

験、復

興の

様子

)、駅

舎清

3年

生大

槌町

釜石

東中

の避

難、花

壇整

備、仮

設住

宅での

清掃

活動

や合

唱披

3年

間、

同じ

地域

を訪

問し

続け

るこ

とで

、自

分た

ちに

何が

出来

るか

を考

え、

ボラ

ンテ

ィア

活動

に取

り組

んで

いる

人のた

めに何か

をする

こと、優

しさを学

んだ。

友達を大

切にして

、部活

や勉強で

きること

に感謝

して、生

活を送り

たい。

(1年生

)

僕た

ちの

合唱

を聞

いて

泣い

てい

る方

々も

いて

、逆

に感

動し

た。

もっ

と自

分た

ちに

出来

るこ

とが

ない

か探

して

いきたい。

(3年生

)

大槌での活動(3年生)

西根中学校では

、「復

興支

援ボラン

ティア活

動」と、キ

ャリア教育を有機

的に関連づけ、復

興教

育、防

災教

育を展

開している。

文部科学省

実践的防災教育総合支援事業

委託

【か

かわ

る】

自分

で避

難経

路を考

える訓

練〔水

沢商

業高

校〕

火災

発生

避難

指示(火

元を知らせ

る)

避難経路をじぶんで考える

火災

訓練

高校生防災スクール

モデル校

点呼(教

職員

が行

う)

○教

職員

による事

前計

画をしっかり行う。

↓○

生徒

たちには

、事

前指

導・事後指導(学習)を十

分行う。

↓○

訓練

後の

教職

員によ

る検証を十分に行う。

【そなえる】

39

「6.14」記憶を後世に!

「6.14」記憶を後世に!

「広報いちのせき7.15

」より

旧祭

畤大

橋の

見学

・学

習、土

砂災

害、

地震発生時の対応について学習

岩手

・宮

城内

陸地

震の教

訓を

[一

関市

立本

寺小

学校

]【そなえる】

災害

医療

、災

害情

報について学

ぶ[いわ

ての

師匠

派遣

事業

]【そなえる】 [遠

野市

立上

郷小

学校

][遠

野市

立上

郷小

学校

]

H27いわて未来づくり機構~復興教育作業部会~「いわての師匠派遣事業」事例集より

【学

習内

容】

○災

害医

療について

○衛星電話実習、トランシーバ

ー実

習○トリアージ実習、ラップポン実

一番心に残ったの

はトリアージです。

・・・治

療する順

番を決めることを初め

て知

りました。順

番に並

ぶことの

大切

さを知

りました。

[八幡

平市

立西

根中

学校

][八

幡平

市立

西根

中学

校]

【学

習内

容】

○災

害時

の医

療体

制○

緊急

災害

時の

行動

○トリアージのロール

プレイング

○トランシーバーを用いての連絡、実習

72時

間というタイム

リミットが

ある現

場で、一人でも多くの

命を救

うために必死に医療に

あたる先

生方の姿を思い知

ることが

できた。私も先

生方

のように人の

ために動けるよ

うになりたい。

【いきる】

岩手医科大学

災害医学講座

眞瀬教授

葛藤

「モラル

・ジレンマ」が

理性

(道

徳的

判断

力)を育

てる[宮

古市

立川

井小

学校

]

◎自

分の

こととして考

える。

◎学

習が

継続

する。

簡単

に解

決するの

では

なく、複

雑さと

向き合

わせ

◎考

える

◎議

論する

H27県

教育研究発表会

宮古市立川井小学校発

表資料及び助言者静岡大藤井先生資料より作成

「避

難所

のル

ール

を守

るべ

きか

」「助

けを求

めてきた人

を救

うべ

きか

」ジレンマメーターに度

合いを示

しなが

ら、

役割演技も取り入れながら葛藤させる。

防災道徳の実践

【そなえる】

H27防災教育を中心

とした実践的安全教

育総合支援事業

モデル

家庭

・地

域と連

携した防

災の

取組

[宮

古市

立川

井小

学校

親子

で地

域の

危険

を予

測親

子で地

域の

危険

を予

保護

者の

方が

災害

時の

対応

訓練

保護

者の

方が

災害

時の

対応

訓練

かわい・ふ

るさと

あんしんマップ作

成かわい・ふ

るさと

あんしんマップ作

【そなえる】

H27防災教育を中心

とした実践的安全教

育総合支援事業

モデル

子どもの

安全

・安

心推

進委

員会

の設

学校

にお

ける

安全

教育

や心

の教

育・

安全

管理

等の

取組

の充

実を

図る

ため

、「

防災

に関

する

こと

」「

交通

安全

に関

する

こと

」「

防犯

を含

む生

活上

の安

全に

関す

るこ

と」

「心

の安

全に

関す

るこ

と」

それ

ぞれ

につ

いて

連携

・協

力し

て事

業を

展開

でき

る組

織を

設置

。学

校・

保護

者・

地域

で構

成。

地域の方から

の過去の災害

についてアドバ

イス

保護者の方が、

災害時の応急

トイレづくり、炊

き出し(ア

ルファ

米)訓

練、試

豊か

な自

然、地

域の

魅力

、地

域の

歴史

、危

険箇

所が

地区

ごとに掲

載。

「わ

が家

のあん

しんチェックリスト」付

「防

災教

育を中

心とした実

践的

安全教育総合支援事業成果報告書」

(宮古市教育委員会

)より抜粋

43

地域

のハ

ザードを知

る~DIG

~[一

関市

立大

平中

学校

]【そなえる】

事前

学習

[副読

本を活用して

]○地

域の

防災

訓練

に参

加しよう

(地域のハザードを知ろう)

○すべ

てが

とまったら、どうする?

(ライフライン)

○その

ときー避難所になった高校

フィ

ール

ドワ

ーク

DI

G~

地域

のハ

ザー

ドを

知る

「興

田防

災ガ

イド

」の

発行

実際

現地

を視

察してみ

ると、

地図では

予想できなかっ

た危

険なところが

予想

より

もありました。フィールド

ワークでは全日の雨で土

砂崩

れをしていたところが

あって、改めて災害が怖い

なと思いました。

学校

防災

アドバイザー

(防災の専門家)派遣

○岩

手大

地域防災研究

センター

越野

教授

「防

災教

育を中

心とした実

践的

安全

教育

総合

支援事業成果報告書」(一

関市教育委員会

)より抜粋

H27防

災教

育を中

心とした

実践

的安

全教育総合支援

事業

モデル

校H27防災教育を中心

とした実践的安全教

育総合支援事業

モデル

家庭

・地

域とともに実

践的

な防

災教

育の

推進

[洋

野町

立向

田小

学校

「防

災教

育を中

心とした実

践的

安全

教育

総合

支援事業成果報告書」(洋

野町教育委員会

)より抜粋

家庭

・地

域と

連携

した

避難

訓練

・防

災学

災害

伝言

ダイ

ヤル

体験

学習

のま

とめ

~防

災安

全マ

ップ

・防

災カ

ルタ

〇地域の方々と連

携し、学

区内

の危

険箇所を実地調

査し、マップにまと

めた。

〇これまでの学習

を生

かして、防

災や

安全

に関

わるカ

ルタを作

成。

〇副読本を活用し、

緊急地震速報の仕

組み

を学

習して、避

難訓練を実施。

〇ショート訓

練の

実施。

〇PTA合

同による緊

急地震速報を活用し

た避難訓練を実施。

〇町

の防

災アドバイ

ザーの講演を実施。

〇体験可能日を活

用して、学校で災害

伝言ダイヤルを録音

し、家

庭で再

生する

体験を実施。

被災

地見

学【

田野

畑】

〇副読本やDVDを活用しながら、地震発生のメカ

ニズム、津波の実際、被災地についての事前学習

を実施。

〇被災地では、NPOガイドから被害等を学び、被

災地の人々の思いについて学習した。

【そなえる】

2016/8/16

新たな訓

練項

目(H

26より)

「学

校・家

庭・地

域が

連携

した防

災学

習及

び防

災訓

練」

○期

日平

成27

年7月

12日(日

)○

想定

大雨

洪水

と地

震発

生の

複合

災害

H27

岩手県総合防災訓練における訓練項目

保護者と避難場所へ/

親子で防災学習

[金

ヶ崎

町立

三ヶ

尻小

学校

]シェイクアウト訓練/

保護者引き渡し

[奥

州市

立岩

谷堂

小学

校]

【そなえる】

Page 9: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

上:防

災講

話/

下:シェイクアウト訓

自分たちにできること~地

域防

災の

担い手

の育

成~

H27県

総合

防災

訓練

への参

加[奥

州市

立江

刺第

一中学

校]

上:心

配蘇

生法

・避

難所

衛生

/下

:救

急搬

【キャップハ

ンディ体

験】(2年

生:9月

3日)

【キャップハ

ンディ体

験】(2年

生:9月

3日)

H26

・27

総合

防災

訓練

[釜

石市

立大

平中学

校]

事前

職員

研修

3回

【炊

き出

し訓

練】(3年

生:9月

5日)

【炊

き出

し訓

練】(3年

生:9月

5日)

【応

急処

置体

験】(全

学年

:6~

7月)

【応

急処

置体

験】(全

学年

:6~

7月)

【オリエンテーション】(全

校:6月

27日

)【避

難訓

練】(全

校: 6

月30

日)

【オリエンテーション】(全

校:6月

27日

)【避

難訓

練】(全

校: 6

月30

日)

【災

害時

のトイレ作

り】

(1年

生:9月

2日)

【災

害時

のトイレ作

り】

(1年

生:9月

2日)

F副読

本P68

F副読

本P20

・21

P66

・67

(1)

災害

発生

時には

、進

んで他

の人

々や

集団

、地

域の

安全

に役

立つことが

できるようにす

る。

(2)

自らの

役割

を自

覚し、その

役割

を主

体的

に果

たす

ことによって、人

と協

力し力

を合

わせ

ることが

できることの

大切

さについて体得

させ

る。

【総

合防

災訓

練の

事前

学習

】(10

月30

・31日)

【総

合防

災訓

練の

事前

学習

】(10

月30

・31日)

総合

防災

訓練

[釜

石市

立大

平中

学校

【総

合防

災訓

練】

(11

月5日

【総

合防

災訓

練】

(11

月5日

〈防

災巻

にメ

モし

よう

〉○20XX年11月5日

午前8時45分

地震発生

○道が寸断されて、ライフラインが止まった

○体育館を避難所に

○天候

曇り

○救

助が

くるまで3日

ワー

クショップ①

防災

巻に「こんなときなにをする?

」を記

ワー

クショップ②

体育

館見

取り図

に、避

難所

を設

置するときにど

こに何

を置

くか

副読

本P34

「そのときー避難所になった高校で」活用

生徒

が、避

難所

運営

本部

を設

置し、避

難所

設置

、救

急対

応、炊

き出

し、物

品管

理等

を行

う。

49

学校

関係

機関

家庭

・地域

●保護者、兄弟・姉妹

●祖

父母

学校・地域

(行政

)・家庭の連携・恊働体制

●校

長・副

校長

●防

災(安

全)教

育担

当●

地域

連携

窓口

教員

●自主防災組織、町内会、

民生委員、消防団

専門

家の

アドバ

イス

●市

町村

の防

災課

、福

祉課

、消防署、警察

●大学、専門機関

岩泉

町立

小本

小学

校(当

時)太

田校

長先

生の

言葉

から

「学

校の

防災

は、地

域防

災と一

体でないと意

味が

ない。この

地に生

きる人

たちか

ら過

去の

災害

や教

訓を学

ぶ。地

域の

方々

との

情報

共有

・連

携、日

頃の

顔の

見えるつきあ

いが

大事

。地

域が

つなが

っていることは

、命

がつなが

っていること。」

(201

3年6月

18日の防災教育に係る学校訪問時)

6おわ

りに

【検

討課

題】それ

ぞれ

の役

割と責

任例

)地

元大

学と行

政の

連携

例)教

員養

成における防

災教

育・学

校安

全の

学修

カリキュラム

故郷

を愛し

、その

復興・

発展を

支える

「人づ

くり

」〜

安全

な社

会を築

いてい

く〜

「いきる」

「いきる」

「そなえる」

「そなえる」

「かかわる」

「かかわる」

◎「自分が価値ある存在、かけがえのない存

在」

∟「自

己肯

定感

」「自

尊感

情」

◎「自分から積極的に取

り組ん

でいこうとする」

∟「自

己効

力感

」◎感情をコントロール

する。

◎危険な場所を知る。

(安

全マップづくり)

◎危険を予測する。

◎危険を回避する。等、

安全

・防

災の

学習

◎安心・安全な地域づくりに貢献

しようとする。

◎地域の方とともに訓練

や活動

をする。

家庭

・地

関係

機関

学校

【参

考】

釜石

東中

学校

の生

徒の

聞き取

り調

査か

ら(当時

中2)

フィール

ドワーク(両

石地

区、箱

崎地

区、片

岸地

区)で、過

去に実

際に津

波被

害(明

治・昭

和三

陸大

津波

、チリ津

波)にあったところに行

き、そこで、体

験談

を聞

いたり、実

際に津

波が

きたところを自

分で見

たり、津

波記

念碑

を見

たりして

実感

し、学

習したことをまとめ、発

表した。そうした学

習で、震

災前

に津

波を経

験したことは

なか

ったが

、経

験則

なったと思

う。

フィールドワークで、地

域の

人か

ら「津

波てんでんこ」という言

葉を教

わった

。津

波警

報が

出ているとき、いくら家

族が

心配

でも迎

えに行

っては

いけないと

言わ

れた。私

は、大

事な家

族が

心配

なの

に、家

に見

に行

っては

いけないこと

に納

得出

来なか

った。学

習の

後もずっと引

っか

かっていて、家

族で話

し合

うこ

とにした。津

波の

心配

の恐

れが

あるときは

、それ

ぞれ

がそれ

ぞれ

で逃

げ、迎

えに行

かないことにした。今

回の

震災

で、父

親は

、会

社(釜

石港

の方

)か

ら子

どもたちが

心配

で迎

えに行

こうと思

ったが

、娘

の言

葉を思

い出

し迎

えに

行くの

を止

めて、自

分は

自分

で避

難した。

【1】

【2】

【参

考】

釜石

東中

学校

の生

徒の

聞き取

り調

査か

ら(当時

中2)

箱崎

地区

から通

学していたが

、鵜

住居

地区

の友

達の

家で遊

んだとき、もし

ここで大

きな地

震が

きたら、家

具の

転倒

とか

大丈

夫だろうか

、近

くの

津波

避難

場所

はどこだろうか

ということが

友達

同士

でも話

題になっていた。中

学生

でそれ

くらいの

意識

を持

っていた。

3月

11日

、あの

大きな地

震が

あったとき、津

波が

来ると思

った。それ

は、学

校での

学習

、特

に、津

波の

高さを校

舎を使

って体

感したり、校

舎では

高さが

足りないときは

、ろうか

で人

が並

んで高

さを確

認した。ろうか

で長

さを確

認したと

き、それ

が上

になったらと想

像して、すごい高

さの

津波

がきたことを実

感した。

また、津

波の

速さを、車

と競

争したりしたことが

印象

に残

っている。そして、津

波が

来ると思

ったの

は、それ

らの

学習

のこともあるが

、先

生が

これ

だけ大

事な学

習として教

えてくれ

ているということは

、本

当に津

波は

来るんだと思

ったこ

とが

背景

にある。

ございしょの

里では

、高

さでは

足りないと思

っていた。お母

さんか

ら、いざという

ときは

、先

生の

指示

をきちんと聞

いて避

難するように言

われ

ていた。でも、ござ

いしょの

里は

低いか

ら、危

険だと思

ったら、先

生の

指示

は聞

かず高

いところに

避難するよう言われていた。

【3】

【4】

【5】

【参

考】

釜石

東中

学校

の生

徒の

聞き取

り調

査か

ら(当時

中2)

【6】

【7】

やまざきデイサ

ービスに移

動したとき、津

波が

押し寄

せてきたの

で、さらに

高いところへ

逃げようとしたとき、小

さな子

どもが

いた。今

なら間

に合

うと思

って少

し下

がって、抱

きか

かえ、高

いところを目

指した。坂

が急

勾配

になり、

自分

の力

では

ダメだと思

い、近

くの

友達

のお父

さんにお願

いした。この

とき

、「てんでんこ」か

どうか

が自

分の

判断

基準

になっていた。

防災ボランティーストや安否札配布の取組のように、地域を巻き込む取組

が大

事だと思

う。安

否札

の配

布の

とき、地

域の

人に声

をか

け、その

後も挨

拶をしたり、声

をか

けられ

るようになったりして、地

域の

人との

つなが

りもで

きたし、防

災意

識を高

めることもできた。

Page 10: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

防災

教育

の実

践と効

果の検

和歌

山県

田辺

市立

新庄

中学

資料2-2

昭和南海地震のとき

の、新庄地区の津波

被害のようす

新庄

公民

館提

大潟

神社

前の

道新

庄駅

付近

新庄

駅付

昭和南海地震から今年で70年

今後30年で地震が起こる確率

約70%

田辺市では、

到達時間

15分

津波最大

12m

人的被害最大

約1万5千人

避難者

約4万7千人(人

口約8万人)

和歌

山県

地震

被害

想定

調査

防災

わか

やま

より

・今年度で16年目

・3年生がグループに分かれ、防災学習

・教科と防災を関連づけた内容

・週1時間、総合的な学習の時間

・11月に地域の方をむかえて発表会

平成13年に、防災への意識の向上や

周囲への啓発、地域との連携を目的に

新庄地震学スタート

1.本

校生徒の意識調査と防

災教育の効果の検証

①防災アンケート

②和歌山県防災テスト

③全国学調質問紙

①防災アンケート

1.自

宅で災

害が

起こったとき、避難

する場

所を知

っていますか

。2.自

宅、学

校以

外の

よくいく場

所で、災

害が起

こったとき避難

する場所

を知

って

いますか

。3.家

族と災

害が

起こったときの避

難場

所、連

絡方法

などを話

し合ったことが

あり

ますか

。4.田

辺市

のハ

ザードマップを見

たことは

ありますか。

5.新庄地域で、過去にどの

ような津波被害が起きたか知っていますか。

6.地震が起こるメカニズムを、他の人に説明できますか。

7.台

風や

豪雨

が発

生する可能

性が

あるとき、どの

ような対策

をすれ

ばよいか

知っていますか。

8.災

害が

起こったとき、家

族の

伝言

を聞

いたり、自

分の

伝言

を残すためには

どこ

に電

話をすれ

ばよいか

知っていますか

。9.災害が起こったとき、電気やガスを使わずに調理する方法を知っていますか。

10.家

の家

具は

、耐

震対策

(固定

など)をしていますか

。11.家で、非常用持ち出し袋や食料(飲

料)は

備えていますか。

12.近くの地域で災害が発生したとき、ボランティアとして参加しますか。

13.災

害が

起こったとき、地

域の

人と連

携をとることは大

切だと思

いますか

。14.新

庄地

域の

よさ(自然

、文

化、産

業、歴史

など)を、他の

人に説

明できますか

。15.防

災について学

ぶことは

、必

要なことだと思

いますか

全体

的に高

かった項目

学年が上がるにつれて高くなった項目

学年

が上

がるにつれ

高くなった項目

Page 11: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

課題がみられた項目

課題がみられた項目

②和歌山県防災テスト

・和歌山県教育委員会健康体育課作成

・県

内の

小中

学校

に配

布・各校で採点して防災教育に活かす

・全20問

防災テスト結果

正答

率が

30

%以

下だ

った

問題

津波

てん

でん

こ」

とは

、三

陸地

方に

伝わ

る言

葉で

ある

。ど

うい

う意

味か

書き

なさ

い。

津波

避難

3原

則」

とは

どう

いう

もの

か。

3つ

すべ

てを

書き

なさ

い。

波は

引き

潮か

ら始

まる

。○

か×

か。

津波

防災

の日

」で

ある

11 月

5 日

が国

連総

会本

会議

にお

いて

採択

され

、「

○○

○○

の日

」と

いう

国際

デー

とな

りま

した

。何

の日

とな

った

か書

きな

さい

砂災

害の

種類

は、

おも

に3

つあ

る。

3つ

すべ

てを

書き

なさ

い。

世界

津波

の日

土石

流、

地す

べり

、が

けく

ずれ

×

今住んでいる地域の行事に参加していますか。

本校

③全国学力・学

習状況調査質問紙

「総合的な学習の時間」で

は,自分で課題を立

てて情報を集め整理して,調べたことを発表す

るなどの学習活動に取り組んでいますか。

本校

「総合的な学習の時間」で

学習したことは、普段

の生活や社会に出たとき役立つと思いますか。

本校

自分には,よいところがあると思いますか

2.昨

年の発表以降の

防災教育の実践

Page 12: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

防災

教育

の目

的・

地域

の自然や恵み

を学

び、

時に

起こ

る災

害に

対し

て日

頃か

ら備

える

こと

の大

切さ

を学

ぶ。

・教科と関連づけて

地震

や津

波に

つい

ての

正し

い知

識を

学習

する

・い

ざと

いう

時の実行力を高め

、生

き抜

く力

を育

む。

・防

災学

習を

通し

て地域との連携

を深

める

1年生

地域

学習

2年生

防災

学年

3年生

新庄

地震

・定

期的

な避

難訓

・他

校との

交流

活動

・教

科授

業で防

災学

・田

辺市

「防

災教

育の

手引き」

を活

用した、3年

間の

画的

な防

災授

田辺市「防

災教育の手引き」

•市内全小中学校(小27中14)の防災担当

が学期に1回集まる担当者会を実施

•3ブロック(沿

岸部

、中

山間

部、山間

部)に分

かれ、小1~中3までの指導案を作成

•今年4月から全市小中学校で授業実施

•研究授業を行い更新、改良

防災教育の実践①

・家で一人でいるとき、地震が起こり、津波警報

が発

表され

ました。家

族は

もうすぐ帰

ってくる時

間です。あなたはどういう行動をとりますか?

・避

難三

原則

とは

・「新庄の奇跡」を目指すためには、どうすれば

よいと思いますか

でも倒

れそうな家

具が

ないか

、もう一

度確

認しておこうと思

います。

すぐ逃

げられ

るように避

難グッズなどは

しっか

り用

意しておきたいなと思

いました。

くの

家は

海に近

いの

で、ビッグユーに逃

げて紀

南病

院に逃

げて、その

後におば

あちゃんの

家にいくということを話

し合

いました。

庄の

奇跡

を起

こすためには

、一

人一

人が

率先

して自

分か

ら逃

げることが

大事

だと思

いました。

とてもそう思う

そう思う

ふつう

そう思わない

まったくそう思わ

ない

防災

教材

DVD「勇

気をもって

~災

害を知

り、いの

ちを守

る~

・東日本大震災では川の上流ほど死亡率が

高かった場

所があったのはどうして?

→自

分は

大丈

夫、ここまでこない

・岩手県田老地区の人々が避難訓練に参

加しなくなったの

はどうして?→

大きな堤防が守ってくれる

・災

害後

の避

難所

生活

の実

体→

事前の備えが大切

・「津

波てんでんこ」を実

行するためには

、どうすれ

ばよい?

→家

族との

信頼

関係

、事

前の

話し合

に帰

ってすぐ避

難グッズを用

意しようと思

った。

や母

は心

配だけれ

ど、信

じては

やく逃

げる。

てんでんこを知

らない人

に教

えてあげたいと思

いました。

分が

リーダーになるという気

持ちをもって逃

げたいです。

族にももっと話

して津

波の

こわ

さを知

ってもらおうと思

った。この

授業

はよか

ったと思

った。

とてもそう思う

そう思う

ふつう

そう思わない

まったくそう思わ

ない

釜石東中学校の報告から、防災教育の内容、震災当時

のようすを学

び、自

分たちは

今何

ができるの

かを考

える。

・EASTレスキュー・安否札・防災ボランティースト

・3.11避

難の

ようす・震

災後

の町

、授

業の

ようす

○想

定外

に対

応するには

?→

普段

のことを真

剣に

今、中学生の自分たちができることは何だろう?

段の

勉強

、部

活動

、地

域との

交流

など、しっか

りすることが

大切

だと思

いました。

頃か

ら先

生や

友達

の話

をよく聞

き、自

分の

役割

を果

たすこと想

定外

の災

害に

対応

できることが

わか

りました。

全に逃

げるために、普

段か

ら地

域の

方との

関わ

りを深

めていけるようにしたい

です。

震学

やこの

ような道

徳で学

ぶことが

、逃

げ切

ることにつなが

るし、災

害後

の生

活にも関

係していると思

いました。

とてもそう思う

そう思う

ふつう

そう思わない

まったくそう思わ

ない

防災教育の実践②

防災学年劇

「Message」

2030年

10月

、南

海トラフ巨

大地

震が発

生。新

庄に津波がおしよせ、学校は避難所となった。

父親が見つからない少年。親友とけんか別れし

た少

女。避

難所

での様

々なトラブル。

津波

で命

を失

った親

友が、災

害用

伝言

ダイヤ

ルに残

していたメッセー

ジとは。

Page 13: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

観覧

した方

の感

•ラストシー

ンに涙

が出

ていることに気

づきました。す

ばらしいシナリオと生

徒たちの熱

演に拍

手です

•子

どもたちの演

技は心

からその役

になりきって胸

に響

く劇

でした。セリフ

の一

言一

言に重

みがあって涙

がとまりませ

んでした。

•子

ども同

士のつ

ながり、先

生たちとのつ

ながりが丸

い円

のように感

じ、一

つのものを完

成させ

た達

成感

のようなものがあって感

動しました。

•中

学生

になると自

分を表

現す

るのが難

しくなるのかと思

っていましたが、

私の予

想を超

える生

徒たちのパワー

を見

ることができ感

動しました。田

辺の自

然や

産業

を大

切にす

る気

持ちがひ

しひ

しと伝

わってきました。

•見

ていて涙

が出

てきました。それだけ心

に訴

えるものがあったのだと思

います

。内

容もわかりや

すく現

実的

で素

晴らしかったです

•す

ばらしい!

感動

しました!

に尽

きます

。新

庄の伝

統文

化、自

然、人

々の暮

らしがこの文

化祭

に濃

縮されています

ね。

今年

度は

台風

の防

災劇を

制作

2020年

7月

、新

庄では地

域の伝

統行

事「祇

園祭」を翌日にひかえ、巨大台風がせまってい

た。台風は勢力を増し、やがてスーパー台風に。

田辺市全域に特別警報が発表され、土砂崩れ、

川の氾

濫、避

難す

る人

々。母

親の帰

りを待

つ姉

と弟の運命は・・・。

再生

平成

23年

台風

12号

の被

世界遺産

「熊野本宮大社」付近

降り始

めてか

らの

雨量

が1100mmをこえ、

浸水

した田

辺市

本宮

深層崩壊が起こった田辺市伏菟野地区

平成

23年

台風

12号

の被

ふどの

天然

ダムが

崩壊

した田

辺市

熊野

付近

平成

23年

台風

12号

の被

いや

授業で非常持ち出し品確認

事前

学習

プリント配

3年生全員が持参

班で意見交換

クラス全体でまとめ

防災教育の実践③

事前指導

NHKアナウンサ

ー伊

丹さんより

ラジオ

→吸着誘導法避難

防災

無線

→指

差誘

導法

避難

防災教育の実践④

関係機関との連携

地元ラジオ局と連携した地域合同避難訓練

当日

本校

生徒

約160、地域

の方約

50名

参加

FM「TANABE」による30分間

の防災

送と避

難誘

導(CMなし)

ラジオを聴

きなが

ら避

24人

平均

10.75分

ラジオを聴

かずに避

23人

平均

16.77分

ラジオを聴

きなが

ら避

難した方

が平

均で6.02分

早く避

難完

防災教育の実践④

関係機関との連携

地元ラジオ局と連携した地域合同避難訓練

防災教育の実践④

関係機関との連携

紀南JAと防災ダンス

Page 14: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

昭和

南海

地震

から今

年で70年

当時

のようすを知

る地

域の

方に、現

存している写

真を見

てもらいなが

らお話

を伺

い、それ

をもとに昭

和南

海地

震の

記録

映像

を制

作する。

防災教育の実践④

関係機関との連携

紀州博物館と共同制作

新庄公民館

毎年

2年

生全

員が

受講し、

全員

が修

了証

をもらう

防災教育の実践④

関係機関との連携

消防士による救急救命

止血方法、心臓マッサージ、人

呼吸

などの

心肺

蘇生

法を学ぶ

募金活動

平成27年5月にネパール大地震、平成28年4

月に熊

本地

震の

募金

活動

を、近

隣の

中学

校に

もよびかけ4校合同で行った。

防災教育の実践⑤

他校との交流

全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加

防災教育の実践⑤

他校との交流

防災教育の実践⑤

他校との交流

防災教育の実践⑤

他校との交流

災害に強いまちづくりのために、地域へ貢献

できるリーダー育成を目的として、近隣の中

学校に呼びかけ防災をテーマに交流する

未来

は私

たちが

創るⅡ

ぼうさい未来学校

1日目

・アイスブレイク、自己紹介、学校紹介

・起震車体験

・かまどベンチで災害非常食

・避難所運営ゲーム

・講話①「小5の3月11日あの日のこと」

雁部

那由多さん

・講話②「熊本地震体験ボランティア」

新庄

中学

校卒業

生・講

話③「熊本の現状と支援活動」

NPO法

人さくらネット

河田

のどか

さん

あれ

から

5年

。僕

は伝

えた

い。

あの

日の

こと

を、

自分

の言

葉で

。二

度と

悲し

みが

くり

返さ

れな

いよ

うに

震災

当時

、宮

城県

東松

島市

大曲

小学

校5年

生。現

在宮

城県

立石

巻高校

2年生

2日目

・ワークショップ

班ごとに、アクションプランと

壁新聞作成

①学校でできる防

災②家でできる防

災③中学生が地域にできること

④中

学生

ができる支

援、

ボランティア

⑤将

来、防

災とどう関

わっていくか

すべてのアクションプランをまとめ、

「紀の国ぼうさい未来宣言」

田辺

市近

隣の

中学

校6校

生徒30名参加予定

防災教育の実践⑥

今年度の新庄地震学

1国

語防

災標

2社

会新

庄に残

る石

3数

学新

庄地

域の

意識

調査

4理

科新

庄中

学校

のライフライン調

5英

語外

国人

のための

防災

ガイドブック

6美

術防

災カレンダー

7家

庭防

災紙

芝居

、ウォール

ポケット

8技

術新

庄防

災ラジオ物

9保

体新

庄スーパ

ーレスキュー隊

10

音楽

歌とダンスで防災学習

8月

ぼうさい未来学校

9月

小中合同避難訓練

土砂災害啓発センター社会見学(2年生)

10月

田辺市防災手引き授業実施

地震学出前授業(3年生)

11月

世界津波の日に地域合同避難訓練

文化祭・地震学発表会(20日)

1月

防災ジュニアリーダー育成合宿

田辺市防災手引き授業実施

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Page 16: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

大方中学校の『防災教育』

~犠牲者ゼロを目指すために~

黒潮

町立

大方

中学

校宮

川昭

1

資料2-3

2

1.大

方中

学校

の概

大方中学校の位置

生徒

171人

教職

員25人

【黒潮町における津波の浸水地域について】

住民

の8割が浸水地域に住んでいるとされる

3

1.黒

潮町

立大

方中

学校

の概

要(大

方中

学校

周辺

4

1.黒

潮町

立大

方中

学校

の概

要2.以

前の『大

方中

防災

教育

年6回

の避

難訓

練(点

の防

災教

育)

5

【1回

目避

難訓

練】

遠足

における避

難訓

【2回目避難訓練】

保小中高合同訓練

【3回目避難訓練】

黒潮町一斉の避難訓練

【4回

目避

難訓

練】

部活

時における避

難訓

【5回

目避

難訓

練】

火災

時における避

難訓

【6回

目避

難訓

練】

朝練

習時

における避

難訓

避難

訓練

前後

に行

う知

識重

視の

防災

教育

(一つ一つがつなが

らない点の防災教育)

6

1回

目避

難訓

練1年

生歓

迎遠

2回目

保小

中高

合同

避難

訓練

「副

読本

を使

った」防

災教

育の授

業これまで防災教育の成果と課題

【成

果】

(1)避

難訓

練の

回数

を重

ねるほ

ど、避

難に関

する

意識

が高

まった。

(町

内一

斉避

難訓

練へ

の参

加呼

びか

け)

(2)保

小中

高において連

携して避

難訓

練を実

施す

ることが

できた。(事

前学

習会

の実

施)

【課

題】

(1)防災教育の年間計画を見直し、1~3年生まで

の系

統的

な防

災学

習を実

施する。

(2)防

災教

育を学

校として取

り組

むために、研

究組

織を確

認する。

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大方中学校4つのプロジェクトの組織

夢実

現学

び優

しさ

イベント

一人

ひとりの

夢が

実現

する大

方中

学校

【防

災教

育・人

権教

育・キャリア教育の

研究

推進

キャップA

(メンバ

ー4人

学び合

う授

業で将

来に生

きる学

力を

つける大

方中

学校

キャップB

(メンバ

ー5人

社会

に通

用するマ

ナーを身

につける

大方

中学

キャップC

(メンバ

ー5人

かけが

えの

ない仲

間との

思い出

を重

ねる大

方中

学校

キャップD

(メンバ

ー5人

3.防

災教

育の組

織について

【各

学年部

のメン

バーを

4つの

プロジ

ェクト

に割

振る

隔週

の火

曜日

に検

証の会

議【

各リ

ーダ

ー4人+

主幹教

諭、教

頭、校

長】

①事前防災アンケート

10項

目チェック

②自分でできる備えについて考えよう。

「生き延びる3日間」

③あなたは大丈夫?いざという時の地震

対策&備え

④これからの備えについて見直す

⑤学習発表会(保護者へ発信)

4.各

学年

の具

体的

取り組

1年

部会

の取

り組

み(地

域を知

って、自

分の

命を守

る)

11

防災教育(1年生)

28年度の流れ

防災教育(1年生)

「ふれる」

防災教育(1年生)

「つかむ」

防災教育(1年生)

「調べる」

防災教育(1年生)

「調べる」

防災

教育

(1年

生)

「まとめる」(グル

ープ)

防災教育(1年生)

「発表する」(練習)

Page 18: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

防災教育(1年生)

「学習発表会」(参観日)

防災教育(1年生)

「まとめる」(個人)

①防

災クイズ

②安政の大地震の石碑(フィールドワーク)

巨大地震がおきた後の予想される状況と自

分の命を守るための行動(ワークショップ)

③それぞれの課題について調査する

④防

災新

聞にまとめる

⑤文化祭で発表(保護者・地域へ発信)

4.各

学年

の具

体的

取り組

2年

部会

の取

り組

み(過

去の

南海

大地

震に学

ぶ)

21

防災教育(2年生)

28年度の流れ

防災教育(2年生)

流れ

防災教育(2年生)

ふれる

防災教育(3年生)

28年度の流れ

・学習指導要領の総合的な学習の目標が達成

される

ための

年間

計画

の見

直しをする。

・防

災教

育、人

権教

育、キャリア教

育をトータル

で考

え、

従来

の形

から脱

却する必

要が

ある。

防災

教育

をどの

ようにして総

合的

な学

習に位

置づけるか

26

6.今

後の『防

災教

育』の課

・「新

庄地

震学

」の

ように子

どもたちが

いきいきと活

動する場

面を仕

組み

、学

校に文

化として根

付く防

災教

育の

流れ

を作

りあげること。

命を守

る「津

波てんでんこ」

(1)そ

れぞ

れの

場所

で、

それ

ぞれ

が確

実に避

難し

(2)そ

のこ

とを

信じ

て「

自分

自身

が確

実に避

難す

る」

こと

(3)そ

して

、一

度避

難し

たら

絶対

に元

に「戻

らな

い」

こと

⇒「

犠牲

者ゼ

ロの

町、

黒潮

町」

(黒

潮町

長の

宣言

27

大方中学校の防災教育で目指すこと

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資料2-4

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第4回

防災

教育

推進

連絡

協議

和歌山県東牟婁郡串本町

古座小学校

林宣行

資料2-5

和歌

山県

那智

勝浦

4つの

日本

山・海

・川

・滝

那智

の滝

延縄漁による生マグロの水揚げ

ぶつぶ

つ川

日本

一短

い川

2011年

9月

2日

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これからの防災教育の進め方

①防災教育推進連絡協議会での学び

第1回・・・釜石市

第2回・・・田辺市

第3回・・・黒潮町

防災教育による人間教育

和歌山県教育の基本的方向

1.子

どもの

自立

を育

む学

校教

育の

推進

2.地

域の

活力

を育

む人

づくり

3.生きがいをもち、

自己

実現

をめざせ

る社

会づくり

4.誰もが主体的に参画できる社会づくり

5.人権尊重社会の実現

1.子供の自立を育む学校教育の推進

①確

かな学

力の

向上

②いじめ・不

登校

への

対応

③道

徳教

育の

推進

④健

やか

な体

の育

⑤防

災・安

全教

育の

充実

安全

・安

心な教

育環

境の

実現

⑥キャリア教

育・職

業教育

と就

職支援

の充実

⑦ふ

るさと教

育の

推進

⑧特

別支

援教

育の

充実

⑨幼

児期

の教

育の

充実

⑩国

際化

に対

応した教育

の推進

⑪教

員の

実践

的指

導力

の向

⑫その

他の

施策

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これからの防災教育

今の学校現場ではやらなければならないこと

が山積している。

新たな事

を始

めるの

は大

変。

これまでの取り組みの中に防災教育を絡め

ていく。

①消

防署

の方

を招

いての

心肺

蘇生

②応

急手

当講

③警

察の

方を招

いての

交通

安全

教室

④地

域の

方を招

いての

地震

・津

波学

⑤地

域の

祭りへ

の協

力・参

⑥水

泳記

録会

⑦着

衣水

泳体

⑧地

域の

クリーン作

⑨持

久走

大会

⑩地

域の

民舞

⑪防災マップ作り

⑫幼

稚園

への

訪問

交流

⑬老

人ホ-

厶へ

の慰

ボランティア免

許取

得制

地域を好きになる防災教育

Page 25: 【付録】当⽇配布資料【付録】当 配布資料 資料1 参加者名簿&プログラム 資料2-1 岩 県における復興教育・防災教育の取組 岩 学 学院教育学研究科

自分の住む地域を誇りに思う

災害を怖がるのではなく

その時に備えておく

そして、自分自身で判断し行動する力をつけ