クラウドにおける競争力の強化 | e ブック | akamai · クラウドにおける 12...
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クラウドにおける競争力の強化適応型の配信、セキュリティ、高速化で成長を促進し価値を高める
クラウドにおける 競争力の強化2
ビジネスの敏捷性や拡張性、コスト削減はクラウドに大きく依存しています。ほとんどの企業は、さまざまな部署をサポートしたり、新たな機能を開発して組織の競争力と差別化を維持するために、複数のクラウドを使用しています。しかし、ビジネスを実現するためのクラウドテクノロジーによってセキュリティリスクが生じたり、顧客体験（CX）に影響したり、予想以上に費用がかさんだりしたのでは本末転倒です。これを避けるにはどうすればよいのでしょうか。
そこでお役に立つのが Akamai です。Akamai のクラウド・デリバリー・プラットフォームは、企業のクラウドインフラストラクチャを拡張することで、サイバー攻撃からビジネスを守り、より魅力的なオンライン体験を提供し、トラフィックの負荷を軽減できるように設計されています。これにより、拡張性、信頼性、コスト効率が大きく向上します。アプリケーションやワークロードをクラウドに移行した後、Akamai が提供する適応型の配信、セキュリティ、高速化ソリューションを活用すれば、クラウドを最適に機能させることができます。
敏捷なクラウド戦略の導入
複数のクラウドを導入する傾向が見られます。これに伴い、今後はクラウドプロバイダーの
IaaS サービス間で何も犠牲にすることなくワークロード、アプリケーション、データを移動できるシンプルな方法がますます求められるようになります。
— Gartner
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• ハイブリッド環境 – クラウドベンダーのツールは、あるプラットフォームでは適切に 機能しても別のプラットフォームでは機能しません。
• セキュリティ – 常に新たな脅威を即座に防御できるとは限りません。
• 可用性 – 複数のネットワーク間でのアプリケーションの複雑な相互接続はダウンタイムの発生要因となります。
• コスト – 消費が適切に管理されなかったり、予想以上に成長したりすると、すぐに費用が増大します。
• 文化 – クラウドを最大限に活用するには、社員やプロセスの再調整が必要です。
Akamai のクラウド・デリバリー・プラットフォームは、クラウド戦略を次のレベルへと引き上げるために役立ちます。Akamai は企業の既存のインフラストラクチャを補完しながら、ユーザーの近くでより魅力的な顧客体験を提供するとともに、攻撃者を貴重なインフラストラクチャ、アプリケーション、データに近づけないような前線防御を実現します。Akamai を活用すれば、ビジネスに応じて最適なクラウド戦略を選択できます。これは成長やイノベーションの促進と価値の拡大につながります。
多くの組織にとって、クラウドは促進役から必要条件へ、そして今では不十分なものへと急速に変化してきました。IDC によると、2020 年までに、エンタープライズの 90% 以上が複数のクラウドサービスおよびプラットフォームを使用するようになると予測されています。特別な機能やサービスを実現するためにハイブリッドクラウドアプローチを続けていくと、複雑さが生じて効率が落ち、コストもかさみます。
今日のクラウドの課題：
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クラウドインフラストラクチャとクラウドデリバリークラウドインフラストラクチャはビジネスの好調を維持するために必要なものです。そして、す
でに時間とお金を投じて構築したシステムやプロセスを壊す理由はありません。Akamai クラウ
ド・デリバリー・プラットフォームを追加すれば、既存のクラウドアーキテクチャの利点を最大
化できます。
Amazon Web Services（AWS）のようなクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームは
アプリケーションのアーキテクチャを定義します。このようなプラットフォームには、デジタル
アプリケーションのサーバー、ストレージ、コンピューティングを構築し運用するツールが含ま
れています。Akamai のようなクラウド・デリバリー・プラットフォームは、ユーザーの地域、ユー
ザーが接続するネットワーク、ユーザーが使用しているデバイスやブラウザーに応じてユーザー
体験に対処します。このプラットフォームには、コンテンツやデジタルパフォーマンスのルー
ティング、高速化、セキュリティ、分析に役立つ自動化インテリジェンスと機械学習の機能が装
備されています。
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インフラストラクチャ デリバリー
または
クラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームとクラウド・デリバリー・プラットフォーム
クラウドにおける 競争力の強化
転換を もたらす
スマートドローンや自律走行車などの AI スマートデバイスが IoT
を通じて簡単に接続され相互通信できるようになれば、わざわざクラウドにデータを送信するのは、きわめて非現実的となります。これらのデバイスはリアルタイムの応答と処理を必要とするので、エッジコンピューティングが唯一の実現可能な選択肢です。
— Gartner
IDC の予測によると 2020 年までにコンピューティング全体の最大 40% が
エッジで発生するようになると、Forbes は報告しています。顧客体験にも、
ビジネスにも、ミッションクリティカルな機能にも、今後ますますリアル
タイムの応答と処理が求められ、エッジコンピューティングは必須の機能
となります。
Akamai のソリューションを活用すれば、このようなデジタル変革を先取
りすることができます。
• ツール – ハイブリッド環境でシームレスに機能し、運用をシンプルにするソリューション。
• 事後対応 – 動的な脅威の状況に迅速に適応する事前対応型セキュリティ。
• 可用性 – パフォーマンスを改善するコンテンツ配信。
• 節約 – 自動化、オフロード、最適化がもたらすコスト抑制による価値。
• 運用 – 高速で適応性があり、かつ敏捷なテクノロジーソリューションによる差別化。
ツールからソリューションへの転換クラウド・インフラストラクチャ・プロバイダー
が、高価なハードウェアへのコスト効率の良い
アクセスを提供し、膨大な規模に対応するため
に、デジタル成熟度に応じてカスタマイズされ
たセキュリティソリューションやパフォーマン
スソリューションの設計、設定、管理を行うこ
とはありません。ほとんどのアーキテクチャに
ハイブリッドアプローチ（クラウドとオンプレ
ミスのソリューションまたは複数のクラウドプ
ロバイダーの組み合わせ）が必要とされる今、
あらゆる環境でソリューションがシームレスに
機能することが求められています。
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クラウドベンダーのツールは、一般的に 1 つのクラウド環境で機能するように最適化されています。
このようなクリックするだけでプロビジョニングできるツールはほとんどの場合フルサービスでは
なく、構築、運用、保守はお客様に任せられています。設定が間違っていたり、API 接続やサービ
スのセキュリティが確保されていないと、セキュリティ侵害のリスクが増します。さらに、オープン・
ソース・ソフトウェアまたはフリーミアム・クラウド・ソリューションのほとんどは基本的なセキュ
リティとパフォーマンス機能しかなく、簡単に拡張することはできません。最初からパフォーマン
スやセキュリティの規模を考えていないと、上手くいっている適用や、収益を創出するプロジェク
トを構築し直すことになります。
Akamai のプラットフォームはお客様のクラウドリソースを拡張し、お客様のすべてのデジタル成熟
段階に対応できます。異なるさまざまなツールのパッチワークから、ネットワーク全体で統合され
たパフォーマンスおよびセキュリティソリューションに転換すれば、増大するビジネスニーズに対
応して簡単に規模を拡大できます。プラットフォームに依存しない Akamai のソリューションは、
ハイブリッドクラウド環境全体に一貫性のある配信、セキュリティ、パフォーマンスを提供します。
クラウド +AKAMAI
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デジタル 成熟度に
応じた調整
オンラインのサービス、アプリケーション機能、接続デバイスの相互通信が増えるのに伴い、
アーキテクチャはますます複雑になり、お客様の体験はそれらを総合したものとなります。
そのため、お客様の関心と信用を維持するには高いデジタル成熟度が求められます。デジタ
ル成熟度は、セキュリティと顧客体験が十分に結び付けられ、補完的であると解釈されると
きに生まれます。Akamai の委託によって Forrester が実施したデジタル成熟度調査では、企
業がセキュリティとデジタル体験とのバランスに苦慮していることがわかりました。この調
査で評価対象とした 5 つのカテゴリー（セキュリティ、戦略、デジタル体験、クラウド、テ
クノロジー全般）に関しては、ほとんどのエグゼクティブが自社についてセキュリティは強
力であるものの、デジタル体験の成熟度が最大の弱点であると報告しています。
コンテンツ配信の最適化や、画像管理、モバイルアプリの高速化、ボットや DDoS 攻撃の影響の緩
和に費やす時間または費用が社内に不足していても、Akamai はすぐに使える Software as a Service
（SaaS）やセルフサービスのソリューションを可用性 100% のサービスレベル契約（SLA）とともに
提供します。Akamai のソリューションは、一貫性のあるセキュリティを実現するために本質的にセ
キュリティが確保されるように設計されています。また、エキスパートサービスやサポートチーム
によるバックアップもあります。
事後対応から事前対応への転換サイバー攻撃に関連するビジネスコストは拡大する一
方です。DDoS 攻撃はウェブサイトとアプリケー
ションに悪影響を及ぼして、収益への損失やブランド
へのダメージを招くほか、トラフィックの急増によっ
て帯域幅の消費を増大させます。ZDNet の報告による
と、「DDoS キャンペーンは拡大傾向にあり、エンター
プライズがこうした攻撃の犠牲になると、そのたびに
少なくとも 250 万ドルの代償コストがかかる可能性が
ある」とされています。
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強力なセキュリティを維持するには、インフラストラクチャのニーズやサイバーセキュリティ脅威
の変化に適応できる事前対応型の戦略が必要です。クラウドベンダーはビジネスセキュリティのパー
トナーではないため、新たな脅威ベクトルが発見されても即座に防御を提供することはできず、また、
攻撃対象となったときにすぐに強力な防御を提供することもできません。セキュリティを予防的に
管理するためには、ネットワーク全体の可視性と、一貫した防御が必要です。
6,000 社を超える大規模なオンライン企業の数十億台のデバイスに 95 エクサバイト以上のデータを
配信している Akamai は、各産業界および世界中の莫大な量のトラフィックを正当なものも、悪意
あるものも把握しています。Akamai の 2017 年第 4 四半期の「インターネットの現状／セキュリ
ティ」レポートによると、Akamai は 2017 年に 15,965 件の攻撃を経験しました。
Akamai クラウド・デリバリー・プラットフォームの機械学習エンジンは、このデータを活用するよ
うに設計されており、企業のデータセンターやクラウドインフラストラクチャに到達する前に攻撃を
止めることによってセキュリティを強化します。強力な自動化防御の機能があれば、ウェブアプリ
ケーションを保護する作業が軽減され、クラウド環境全体でウェブサイト、モバイルインフラスト
ラクチャ、および API リクエストを攻撃から守ることができます。また、世界に配置されたエキスパー
トによる年中無休、24 時間体制の監視と管理によってアップタイムが最大化します。
クラウド +AKAMAI
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Akamai の観察では、2017 年第 4 四半期に米国からの DDoS 攻撃が前年同期より 31% 増加しました。
60 Tbps を超えるトラフィックの配信に対応できる Akamai クラウド・デリバリー・プラットフォー
ムは、最大規模かつ最も巧妙な DDoS 攻撃を処理できるように構築されています。Akamai は世界に
分散しているセキュリティ運用制御センターを通じて 0 秒の DDoS 緩和を可能にしています。これ
らのセキュリティセンターで、業界のエキスパートが常時モニタリング、スクラビング、DDoS 緩
和のサービスを提供することにより、トラフィックをリルートすることなくパフォーマンスの低下を
最小限に抑えることができます。
Akamai が観察しているのは DDoS アクティビティだけではありません。ボットトラフィックについ
ても、11 月に 146 ペタバイト、12 月には 145 ペタバイトのトラフィックを確認しました。これは
約 550 Mbps の攻撃に匹敵する規模です。Akamai クラウド・デリバリー・プラットフォームは、ビ
ジネスおよび IT へのボットの影響を容易に分析し、詐欺につながる可能性のある悪性のボットアク
ティビティを阻止するソリューションを提供します。このような洗練されたボット管理ソリュー
ションを利用すれば、高度なふるまい異常検知機能により、正当なユーザーをブロックすることなく、
ボットアクティビティを効果的に管理できます。
DDoS 防御
ボット管理
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Akamai のソリューションは、オープン API による安全で敏捷な開発（DevSecOps）を促進し、継続
的な統合と配信（CI／ CD）、自動化ルーチンへのシームレスな組み込み、リアルタイムの運用を支
援することで企業のセキュリティ戦略に役立ちます。クラウドベースの Web Application Firewall
（WAF）の導入・展開により、トラフィックがアプリケーションに到達する前にセキュリティ制御の
適用と管理が実行されるため、社内の攻撃対象が増えることはありません。
これらの機能はすべて、サイト、アプリケーション、API の配信方法やセキュリティに対する高度
な知見と組み合わせられています。Akamai のセキュリティ分析では、DDoS、アプリケーションセキュ
リティ、エンドポイント保護に関する情報が、統一されたダッシュボードと詳しいレポートにまと
めて示されます。企業のセキュリティチームはこれを利用して、脅威に対する防御を検出し、理解し、
実現できます。また、セキュリティ情報やイベント管理（SIEM）との統合によって企業のセキュリティ
分析はさらに強力なものとなります。
アプリケーションセキュリティ
セキュリティ 分析
可用性からパフォーマンスへの転換クラウドプロバイダーが最適化するのは可用性であり、
パフォーマンスではありません。アプリケーションをク
ラウドに移行すれば、無制限のストレージとコンピュー
ティングリソースが得られます。Akamai プラット
フォームで調整すれば、アプリケーションは世界各地の
ユーザーの近くで実行されるようになるため、複雑さと
コストが軽減し、可用性、信頼性、パフォーマンスが最
大化します。
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アプリケーションやウェブサイトのパフォーマンスが低いと、カスタマーエンゲージメント、収益、
ブランド価値にマイナスの影響が生じます。ホステッド・クラウド・アプリケーションから遠い場
所では、パフォーマンスが遅くなりがちです。一方、複数の地域にアプリケーションを複製するとアー
キテクチャの複雑さとコストが増し、パフォーマンスとセキュリティへの投資が拡大してしまいま
す。たとえば、ほとんどのパブリッククラウドは需要に応じて自動的に規模が調整されますが、新
たなインスタンスのスピンアップには数分かかります。モバイルサイトの訪問者の 53% はページの
読み込み時間が 3 秒を超えると離脱すると言われているので、この遅延は重大な影響をもたらす可
能性があります。
最も広範かつ高度に分散されたコンテンツ・デリバリー・ネットワーク（CDN）を擁する Akamai は、
世界の 130 か国以上の 1,700 を超えるネットワーク内に、240,000 台を超えるサーバーを配置して
います。Akamai のプラットフォームは、100% アップタイムの SLA で世界のお客様に低遅延の配信を
提供し、輻輳や停止を回避し、最適化されたインターネットルートを通じてコンテンツを配信します。
クラウド +AKAMAI
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Akamai のコンテンツ・デリバリー・ネットワークを活用すれば、動的なコンテンツをユーザーの近
くに構築し、拡張性とパフォーマンスを高めることができます。Akamai Intelligent Platform™ は、アセッ
トとアプリケーションのフラグメントをエッジにキャッシュすることで、サーバーコールの負荷のか
かるバックエンドインフラストラクチャを使わずに、パーソナル化した体験の提供を可能にします。
たとえバックエンドのインフラストラクチャがオフラインになっても、Akamai が中断なく可用性を
提供するので、ユーザーは閲覧を続けることができます。
Akamai は、セグメンテーションポリシーによってデバイスレベルのパフォーマンスを提供します。
デバイスにコンテンツを事前配置して、変化するネットワーク状況やデバイス状況に適応することに
より、最良のユーザー体験を実現できます。パフォーマンスを維持できるようにコンテンツはあらか
じめデバイスにプッシュされ、ページに優先順位を付けます。HTTP／ 2 とアダプティブアクセラレー
ション機能を活用することで、ユーザーの行動を学習しながら自動的に調整します。
今日のオンラインユーザーが求める多彩で魅力的なユーザー体験を実現するために、Akamai は組み
込み型のコンテンツおよび画像最適化機能を提供しています。画像の最適化には、画像解像度の自動
調整や、高速レンダリングで画質を維持する派生画像作成機能も含まれています。さらに、高度なオ
フロードによって動的コンテンツの効率も改善します。
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インフラストラクチャの拡大に依存せずに容量を拡大
「Fortune 500」に名を連ねるテクノロジー小売企業のケースを紹介します。その企業はイン
フラストラクチャの拡大に依存することなく、10 倍のトラフィックに対応できるように規
模を拡大する必要がありました。そのため、Akamai のクラウド・デリバリー・プラットフォー
ムを活用して、信頼性を高めつつ、オリジンのリクエストをオフロードし、負荷を軽減しま
した。その小売企業は、クラウドの手前に Dynamic Page Caching など、Akamai の高度なキャッ
シング機能を導入しました。ある時、8 時間にわたる停止が発生しましたが、Akamai はエッ
ジからコンテンツの提供を継続しました。その間、Akamai からオリジンへのリクエストは
99% が失敗しましたが、エンドユーザーから Akamai へのリクエストの 85% がキャッシュか
ら正常に提供されたため、ビジネスの継続が確保されブランドを守ることができました。
ケーススタディ
節約から価値への転換
クラウドベンダーから提供されるツールやサービスのコス
ト効果が高くても、顧客数が増加したり、マーケティング
イベントや DDoS 攻撃など、予想外のトラフィックの急増
に対応したりするために追加のインスタンスをスピンアッ
プすれば、コストはすぐに跳ね上がる可能性があります。
コンテンツをうまくコントロールできれば、クラウドベン
ダーが提供するコスト節約策（同じ地域内のストレージイン
フラストラクチャとサーバーの間の無料データ伝送など）を
すべて活用し、さらに追加トラフィックの負荷を Akamai に
オフロードすることで、クラウドからより大きな価値を得
ることができます。
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アンバランスなトラフィックの分散は、不必要な消費と予想外のコストをもたらします。たとえば、
クラウドプロバイダーの負荷分散ソリューションで調整されるのは同じクラウドプラットフォーム
のトラフィックの負荷だけです。調整はすべて、他のプロバイダーのクラウドやオンプレミスのデー
タセンターへのアクセスを考慮することなく決定されます。ハイブリッドクラウド環境では、すべ
てのプラットフォームの利用状況を把握する手段が必要です。
コンテンツの負荷を Akamai にオフロードすれば、予想外のコストを軽減し、ハイブリッド環境の
負荷バランスを調整できます。Akamai のクラウド・デリバリー・プラットフォームは、自動化、負
荷分散、最適化によってコストの抑制に貢献します。また、クラウドへの移行や新しいコードのリリー
スに伴う不確実性の管理にも役立ちます。
敏捷な開発においてリスクを軽減するために、カナリアリリースとして実稼働環境のユーザーの一
部に新たなコードを配信する方法がとられます。ロードバランサーやゲートウェイルーターでこの
ような設定を行うと管理が難しく、実稼働環境でのリスクが大きくなるうえ、複数のチームや部署
間での調整も必要になります。Akamai を利用すれば、ハイブリッド環境全体でトラフィックをコン
トロールできるので、一定割合のユーザーを徐々に新しいソフトウェアリリースに移行し、実稼働
環境で何か問題が生じた場合は即座にフェイルオーバーできます。これにより、インフラストラク
チャに過剰な負荷をかけることなく、市場投入までの時間が短縮され、ダウンタイムも減ります。
クラウド +AKAMAI
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クラウドでのコードデプロイ管理によりダウンタイムをゼロに
ある世界的な大手証券取引所は、クラウド・インフラストラクチャ・プラットフォーム全体
にゼロダウンタイムで段階的に新しいコードをリリースしようと計画しました。そのため
Akamai の Phased Release Cloudlet を利用して、すぐにフェイルオーバーできる柔軟性を確
保しながら、徐々にトラフィックを移行することに決めました。開発チームは 2 つのオリジン
にトラフィックを半分ずつ分配していましたが、Cloudlet を使用してトラフィックの 100%
をオリジン A に移し、新しいコードをオリジン B にリリースしました。その後、反対方向の
処理を繰り返し、元の分配を回復しました。Akamai のご利用により、オリジンに負荷をか
けることなく、きめ細かいコントロールによって、トラフィックの移行を即座に簡単に管理
でき、露出とリスクを最小限に抑えることができた例です。
ケーススタディ
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運用から差別化への転換
ご存知のとおり、企業は新たな機会を逃さずに活用する
ため、高速で適応性があり敏捷なテクノロジーソリュー
ションを必要としています。魅力的なデジタル体験は顧
客を惹きつけ、収益を拡大し、事業競争力の維持に役立
ちますが、アイデアを実現する作業は複雑であり、ミス
もほとんど許されません。複数のクラウドテクノロ
ジーを使用して多様なビジネスニーズに対応するために
は、文化の転換が必要です。
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クラウド戦略と DevOps 戦略が連携していれば、新しいソリューションを導入しても摩擦は生じま
せん。クラウド固有のコードでは移行性（ポータビリティ）が制約され、コンテナ型の展開では各
プラットフォームの強みを十分に活かせません。また、クラウドベンダーによるトラフィック管理
はハイブリッドアーキテクチャでは機能しません。さらに、トライアルアプリケーションから完全
な実稼働への移行では、コストを予測しにくく、ビジネスの見通しが困難になります。独自のシス
テムの構築と運用に手間がかかればかかるほど、差別化に注力できなくなります。
Akamai クラウド・デリバリー・プラットフォームはすべてのクラウドプロバイダーに対応できるの
で、お客様は自社のビジネスに最適なハイブリッド戦略を追求できます。Akamai のソリューション
には、お客様の自動化ワークフローにプラットフォームを接続し統合するためのツール、統合機能、
プラグインがあり、確立されている DevOps プロセスにシームレスに調和します。
Jenkins のような業界標準のツールを使用して、デジタルプロパティの設定をプログラムで管理し、
CI ／ CD パイプラインのその他のエンティティと同様に展開できます。Akamai は、Varnish、
Terraform、WordPress のようなツールにシームレスに接続することで、お客様の社内開発チームの
生産性を大きく向上させます。たとえば、Varnish キャッシュサーバーでの変更は Varnish コネクタを
通じて Akamai に自動的に変換されます。
クラウド +AKAMAI
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高速で反復するには、開発者は最新のアプリケーションの作成方法に従う必要があります。Akamai
のクラウド配信ソリューションでは、API 管理制御がスクリプト化され自動化されます。これにより、
開発者は、顧客体験の向上とアプリケーションセキュリティを既存の DevOps ツールチェーンに統
合できるとともに、堅牢な API 保護とクラウドベースのセキュリティによって安全なデプロイが可
能となります。Akamai プラットフォームがコンテンツをユーザーのもとに即座に、確実に、安全に
配信するので、お客様はデジタル体験の差別化に注力できます。
クラウドでのコードデプロイ管理によりダウンタイムをゼロに
米国最大手の投資信託会社では、クラウドを活用してプラットフォームの違いに関係なくお客様に最良
のサービスを提供するために、アプリケーションチームの権限を強化しました。このマルチクラウドア
プローチにより、チームは適切なテクノロジーを選択して、ビジネス目標を達成できました。マルチク
ラウドプラットフォーム全体でウェブパフォーマンスとセキュリティの一貫性を維持するために、同社
はクラウドに依存しない Akamai のウェブ・パフォーマンス・ソリューションとセキュリティソリュー
ションを、一元化された IT およびセキュリティに使用し、変化するビジネスニーズに合わせて拡張、サ
ポート、対応しています。このアプローチを採用することで、IT 部門は会社を危険にさらすことなく、
アプリケーションチームをサポートできました。
ケーススタディ
クラウドにおける 競争力の強化
AKAMAI EDGEデジタル変革を先取りして備える必要性が増すにつれ、クラウドテクノロジーへの投資からより
大きな価値や成長を引き出すことが求められるようになります。Akamai のクラウド・デリバリー・
プラットフォームは既存のクラウドインフラストラクチャを補完し、高速、多彩、安全で魅力的
なユーザー体験の提供を可能にします。Akamai を活用すれば、ベンダーに依存することなく、
ビジネス目標に最適なクラウド戦略を採用し、すべての点でセキュリティとパフォーマンスを維
持できます。
Akamai はセキュリティ、アクセシビリティ、パフォーマンスに最適化された世界最大規模のク
ラウド・デリバリー・プラットフォームのアーキテクトであり、世界各地に分散されたネットワー
クを擁しています。そのため、コンピューティング、データ、体験の総合的な最適化機能をエン
ドユーザーの近くに配置し、脅威や重要なインフラストラクチャから遠ざけることができます。
Akamai Intelligent Platform™ は、複雑なデジタル変革の課題を解決し、新たな機会をつかむため
の最速のルートを提供します。これにより、お客様はソフトウェア、サービス、デバイスの厳し
い競争世界で競争優位性を確立できます。
クラウドにおける 競争力の強化
組織のデジタル成熟度に応じたクラウド戦略の調整については、デジタル体験とセキュリティ評価
（www.akamai.com/digitalmaturity）をご覧ください。クラウドで競争優位性を獲得するために Akamai を利用す
るメリットについて詳しくは、[email protected] にお問い合わせください。
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセン ターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで全てを物理的に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。 マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai
を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ／モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成される Akamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365 日 /24 時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドが Akamai を 信頼する理由について、www.akamai.com/jp/ja/、blogs.akamai.com/jp/、および Twitter の @Akamai_jp でご紹介しています。全事業所の連絡先情報は、www.akamai.com/jp/ja/locations.jsp をご覧ください。公開日：2018 年 8 月。
適応型配信効率的な拡大
アダプティブセキュリティリスクの軽減
Adaptive Acceleration敏捷性の最大化