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革新はあなたのために。 コニカミノルタ 会社案内

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Page 1: コニカミノルタ 会社案内 - Konica Minolta革新はあなたのために。コニカミノルタ 会社案内 〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー 本誌は、FSC®認証紙および植物油インキを使用しています。Printed

革新はあなたのために。

コニカミノルタ 会社案内

〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー

本誌は、FSC®認証紙および植物油インキを使用しています。

Printed in Japan1308 BCO

シンボルロゴについて地球をモチーフとしたシンボルマーク「グローブマーク」は、コニカミノルタの無限の広がりと世界中のお客様に対する新しい価値の提供を表現したものです。

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杉浦六三郎、「小西屋六兵衛店」で写真および石版材料の取り扱い開始(後のコニカ株式会社の創業)

国産初のブランド付カメラ「チェリー手提用暗函」発売

田嶋一雄、「日独写真機商店」(後のミノルタ株式会社)を創業

国産初のカラーフィルム「さくら天然色フィルム」発表

プラネタリウム一号機完成

複写機一号機「コピーマスター」完成

世界初の連動ストロボ内蔵35mmカメラ「C35EF(ピッカリコニカ)」発売

世界初の自動焦点カメラ「C35AF(ジャスピンコニカ)」発売

世界初の指先測定型パルスオキシメーター「OXIMET MET-1471」発売

世界初、倍率が無段階に選べる“ズーム複写機”「EP450Z」発売

コンパクトディスク用超高精度非球面プラスチックレンズを開発

本格的なオートフォーカス機能を備えた一眼レフカメラ「α-7000」発売

簡易色校正システム「Konsensus」発売

医療用画像出力システム「レーザーイメージャーLi-10」発売

モノクロレーザープリンター「SP101」発売

デジタルフルカラー複写機「CF70」発売

液晶偏光板用TACフィルム事業の本格展開開始

「重合法トナー」の製造・販売を行う合弁会社、「株式会社コニカミノルタサプライズ」発足

コニカとミノルタが統合、「コニカミノルタホールディングス株式会社」誕生

直営プラネタリウム館 「サンシャインスターライトドーム“満天"」オープン

次世代インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger V」発売

世界初の位相コントラストマンモグラフィー「Mermaid」発売

フォト・カメラ事業を終了

「デジタルイメージングスクエア」初開設

デジタル印刷システム「bizhub PRESS C8000」発売

カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」発売

世界初のりん光発光材料のみを使用した有機EL照明パネルを発売

「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン®」オープン

経営体制を再編し、社名を「コニカミノルタ株式会社」に変更

1873年

1903年

1928年

1940年

1957年

1960年

1975年

1977年

1983年

1984年

1987年

1989年

1985年

1990年

2000年

2012年

2013年

2011年

2010年

2007年

2005年

2004年

2003年

Introduction

History

フィルムやレンズの開発・製造を通じて

培われてきた「光を自由に操る技術」。

私たちコニカミノルタはこれまで、この「光の技術」を原点に、

新しい価値の創造に挑み続けてきました。

時代を越えて受け継がれてきたこの独自の技術は、

情報機器や産業用材料、光学デバイス、

医療用画像診断システムなど、

暮らしや社会に豊かさをもたらす、新たな価値へと結実し、

今なおその進化を支え続けています。

独自性の高い技術を研鑽し、時代が求める

新しい価値の創造に挑戦すること、

それはいつの時代も変わらない、私たちの経営理念です。

時代が求める「新しい価値の創造」を

革 新 は あ な た の た め に 。

未来へ。これからの時代に求められる「新しい価値の創造」へ。

私たちは、暮らしや社会に変革をもたらす新しいアイデアを育み、そのアイデアをひとつずつ、かたちにしていきます。

経営理念

新しい価値の創造

革 新 は あ な た の ために。

コミュニケーションメッセージ

コニカミノルタ 会社案内1 2KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

Page 3: コニカミノルタ 会社案内 - Konica Minolta革新はあなたのために。コニカミノルタ 会社案内 〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー 本誌は、FSC®認証紙および植物油インキを使用しています。Printed

グループ経営体制再編図

コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社

コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社

コニカミノルタオプティクス株式会社

コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社

コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社

コニカミノルタプラネタリウム株式会社

コニカミノルタ株式会社

新体制へ

コニカミノルタエムジー株式会社

コニカミノルタIJ株式会社

コニカミノルタホールディングス株式会社

デジタル・ネットワークの急拡大に伴う経済活動や情報伝達のボーダレス化、資源・エネルギー問題の深刻化など、私たちを取り巻く経営環境は、既存の価値観からの大転換を迫られる急激な変化が続いています。この様な状況下にあって、企業はこれまで以上にスピード感を持った経営を行うことが求められています。この度、コニカミノルタは、環境変化に機敏に対応し、グローバル競争に打ち勝って力強い成長を続けていくために、経営体制の根幹からの再編を行いました。

純粋持株会社であったコニカミノルタホールディング

スが、事業会社や共通機能会社などグループ7社を吸収合併し、グループの経営とあわせて直接事業を運営する会社に移行しました。

これに伴い、社名も「コニカミノルタ株式会社」と改め、2013年4月から新たなスタートを切りました。

今回の再編の目的は、大きくは以下の三点に集約することが出来ます。

第一点は、持株会社とグループ売上高の約7割を占める情報機器の事業会社が一体となることで、同事業の経営力を強化することです。情報機器事業を取り巻く経営環境は以前の様に恵まれたものではありませんが、どの様な状況下であろうとも私たちは「持続的な成長」を果たさなければなりません。そのためにも持株会社と事業会社が一体となってこの難局に立ち向かうべきと判断しました。

第二点は、「グループ全体最適」の視点に立って、経営資源をより戦略的・機動的に活用することです。2003年の経営統合時には、分社・持株会社制は有効に機能しましたが、あれから10年の時を経て経営環境も激変する中、「個社最適」の発想や縦割り組織の非効率性等のデメリットが散見される局面も出て来ました。今後は、経営資源を最も注力すべき分野に集中させ、更なる成長促進を図っていきます。

そして第三点は、社内カンパニー制を採用することにより分社体制の利点を残しつつ、機能分散による組織力の低下を是正し、コーポレート機能を強化し、効率的な事業支援体制を構築することです。今回の再編によって、各カンパニーは、本来の組織使命である事業の成長・拡

大にエネルギーを集中することが可能となりました。今年度は中期経営計画「Gプラン2013」の最終年度に

あたります。この新経営体制の下、掲げた3つの基本方針「成長の実現による規模の拡大」、「『真のグローバル企業』への進化」、「『コニカミノルタ』ブランドの認知度向上」を着実に推進し、目指すべき企業像である、「足腰のしっかりした、力強く成長を続ける企業」、「社会に支持され、必要とされる企業」の実現に向けて着実な歩みを進めていきます。

私たちは、お客様や社会にとって価値のある製品・サービスとは何かを追求する先に、コニカミノルタの未来と成長があると考えています。そして「お客様の求める“価値”を創造する」という私たちの志を広く世界中に発信し、さまざまな地域、さまざまな分野のお客様とコミュニケーションを深めることが不可欠であると考えています。お客様や社会と課題を共有し、その解決に貢献できる“アイデア(Ideas)”を具体的な“カタチ(Shape)”にしていく――こうした想いを表現し、その実行を世界中のお客様にコミットメント=お約束したもの、それが我々のコミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」です。ここで言う“革新”とは、コニカミノルタグループが培ってきた独自の技術を始め、問題解決力、生産性向上など、社員一人ひとりの日常的な取り組みや創意工夫のすべてを意味します。私たちが生み

Top Message

目指すべき企業像「足腰のしっかりした、力強く成長を続ける企業」「社会に支持され、必要とされる企業」の実現に向けて

力強い成長を継続するために経営体制を再編 出す“革新”で、お客様の想いや願いを一つひとつ実現し、世界のビジネスシーン、ライフシーンに感動をもたらす、新たな価値を生み出していきたいと考えています。

当社グループは、経営理念に根差した志の下、日々の企業活動を通じてコニカミノルタならではの「新しい価値」を創造し、お客様にご提供することによって、より質の高い社会の実現を目指していきます。

経営理念「新しい価値の創造」とコミュニケーションメッセージ

「Giving Shape to Ideas」

コニカミノルタ株式会社代表執行役社長

松﨑 正年

コニカミノルタ 会社案内3 4KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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At a Glance

「新しい価値の創造」に挑むコニカミノルタの“新しいかたち”2013年4月、私たちコニカミノルタは、新しい時代の、新しい価値の創造を見据えてグループ経営体制を再編。グループ会社8社を統合した“ワンコニカミノルタ”として新しい経営体制をスタートさせました。この新体制のもと、「情報機器事業」を中核とする3つの事業領域で、新しい価値の創造に挑戦していきます。

主要製品・サービス

主要製品・サービス

ビジネスソリューション

プロダクションプリント

売上高比率

72%

● 複合機(MFP)● レーザープリンター● ファイリング機器● ファクシミリ● ソフトウェア・周辺機器

● デジタル印刷システム● デジタル色校正システム● CTP(印刷用プレート)● リモート色管理システム● RGBワークフロー● プリプレス生産システム

機能材料

事業フィールド● 印刷会社● 企業の印刷部門

主要製品・サービス

主要製品・サービス

主要製品・サービス

主要製品・サービス

事業フィールド

事業フィールド● 企業のオフィス● ソーホー

● 液晶偏光板用TACフィルム ● 視野角拡大用VA-TACフィルム● ガラス乾板● バリアフィルム● 機能性ウィンドウフィルム● 有機EL照明

光学デバイス/計測機器

● マイクロカメラモジュール● レンズユニット● 光ディスク用ピックアップレンズ● ピックアップ用プリズム● HDD用ガラス基板● 分光測色計、色彩色差計● 照度計、色彩輝度計● 分光放射輝度計● 分光器● パルスオキシメーター● 太陽電池評価装置

産業用インクジェット● デジタルX線画像診断システム(CR・DR)● デジタルマンモグラフィー● 超音波画像診断装置● 医療用画像ファイリングシステム● 医療用画像オールインワンシステム● 医療用経営支援サービス● 診断用医薬品

事業フィールド

● エレクトロニクスメーカー● 自動車関連メーカー● 研究機関

事業フィールド

● エレクトロニクスメーカー● 自動車関連メーカー● 研究機関● 医療・介護機関

事業フィールド

● 病院● 診療所

情報機器事業

売上高比率

18%産業用材料・機器事業

売上高比率

9%ヘルスケア事業

● インクジェットヘッド● インクジェットテキスタイルプリンター● インクジェットプリントユニット● インクジェットインク

● 印刷機器メーカー● 捺染メーカー● 産業装置メーカー

Healthcare

IndustrialBusiness TechnologiesField

Field

Field

コニカミノルタ 会社案内5 6KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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地域別売上高構成比(2012年度)

欧州 28%

アジア(日本を除く) 16%

連結売上高

10,000

7,500

5,000

2,500

0(年度) (年度)

(億円)

8,045

2009

7,678

2011

7,779

2010

事業セグメント別売上高構成比(2012年度)

情報機器 72%

産業用材料・機器 18%

※「その他」の区分には、産業用インクジェット事業を含んでいます。

その他 1% その他 8%

ヘルスケア 9%

連結営業利益/営業利益率

600

400

200

0

(億円)12

8

4

0

(%)■営業利益  営業利益率

440

2009 2011

403

2010

400

5.5 5.3

8,130

2012 2012

406

5.05.1

日本 28%

北米 20%

情報機器事業コニカミノルタの基幹事業として、あくなき技術革新と新たなビジネスモデル創出に挑戦。

ビジネスソリューション

「複合機」の未来へ。 p 9

p11

『情報機器事業』は、コニカミノルタの基幹事業です。オフィスの出力環境を改善する「ビジネスソリューション」と企業内印刷・商業印刷に革新をもたらす「プロダクションプリント」、そして、「産業用インクジェット」の3つの分野で構成されています。

本社所在地 東京都千代田区丸の内2-7-2代表者 代表執行役社長 松﨑正年設立 1936年12月22日資本金 37,519百万円(2013年3月末現在)

連結売上高 8,130億円(2012年度)決算期 3月31日従業員数 単体:約 6,700名(2013年6月現在) 連結:約41,800名(2013年6月現在)

会社概要

主要データ

委員会設置会社取締役会メンバー11名

取締役(取締役会議長)非執行役 7名

兼執行役 4名

社外取締役

社外取締役

社外取締役

社外取締役

取締役

取締役

取締役(代表執行役社長)

取締役(専務執行役)

取締役(専務執行役)

取締役(常務執行役)

指名委員会 監査委員会 報酬委員会コニカミノルタは、経営の透明性・健全性・効率性を高めるために「委員会設置会社」を採用し、取締役会に指名・監査・報酬の3つの委員会を置くとともに、経営監督を担う取締役と業務執行を担う執行役に機能を分離させています。重要な取引関係や当社役員との個人的な関係がないなど、独立性が高い社外取締役4名を含め、取締役会は執行役を兼務しない取締役が過半数を占めます。さらに、非執行役の取締役が取締役会議長を、社外取締役が各委員会の委員長を務めることにより監督機能を充実させています。併せて、取締役会から執行役へ業務の決定を大幅に権限移譲し、意思決定の迅速化を図っています。

新コンセプトサービス「OPS」

プロダクションプリント

進化する「デジタル印刷システム」 p13

p15

産業用インクジェット

「インクジェット技術」の可能性 p17

コニカミノルタグループの新ジャンル

Chapter

Corporate Data

コニカミノルタ 会社案内7 8KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

○は委員会委員長、●は委員会委員(2013年6月現在)

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複合機とモバイル端末との連携イメージ

クラウドサービス

アップロード ダウンロード

タブレットPCスマートフォン

複合機(bizhub)

プリント

スキャン

直接プリント 直接スキャン

「bizhub」シリーズは、モバイル端末との連携を強化しており、モバイル端末から文書をプリントしたり、「bizhub」でスキャンしたデータをモバイル端末に取り込むことが可能です。そして、

「bizhub」からもクラウドを利用できます。パネル操作でスキャンしたデータを直接クラウドに保存することや直接印刷を行うことができ、柔軟で効率性の高いワークスタイルを実現します。

コピーやプリンター、FAX、スキャナーなど、多様な機能を兼ね備えた複合機(MFP:Multi Function Peripherals)は、現代のビジネスシーンに欠かせない存在です。コニカミノルタのMFP「bizhub(ビズハブ)」シリーズは、

“businessのHub(中心・中核)”という名の通り、世界中のオフィスで、お客様のビジネスの質と効率を高めています。経済活動の急激な変化やモバイル・クラウド時代の到来などを受けて、MFPに対するお客様のニーズは、これまで以上に高 度 化 、多 様 化しています。コニカミノルタは

「bizhub」シリーズのラインアップ強化を通じて、お客様のニーズにきめ細かく対応することで、市場の信頼を獲得。現在、オフィス用A3カラーMFPは、海外においてトップレベルのシェアを確立しています。

世界トップクラスのA3カラー複合機「bizhub」高度化・多様化するニーズに多彩なラインアップで応え、グローバル市場でトップクラスの地位を確立

モバイル・クラウド時代に応じた機能を強化し、柔軟で効率的なワークスタイルをサポート

O u r S t r e n g t h

Chapter ビジネスソリューション分野①「複合機」の未来へ。情報機器事業

コニカミノルタ 会社案内9 10KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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世界3極の顧客支援体制

41カ国にグループ拠点

150カ国のセールス/サービス体制

コニカミノルタは、グローバル企業として進化するためのキーワードに、“Think Global, Act Local”――グローバルに発想しながら、地域ごとの実態に沿って行動する――を掲げています。その実践に向けて、情報機器事業では、グローバルなサポート体制のもと、世界規模で事業を展開しているお客様をターゲットとした「GMA

(Global Major Account)ビジネス」に注力しています。その一環として、これまで地域ごとに展開してきたプリント環境最適化ソリューションOPSを、全世界統一の“グローバルOPSプログラム”として提供。世界中に拠点を持つグローバル企業の課題にお応えし、企業全体でのコスト削減や業務の効率化に貢献しています。

近年では、オフィスで使用する複合機など出力機器の管理・運用を、いかに生産性や業務効率を下げずに効率化するかが、企業にとって重要な経営課題となっています。こうしたニーズに応えるため、コニカミノルタは、出力機器の運用を一括受託し、最適配置や稼働率の向上などを実現する、プリント環境最適化ソリューション

「Optimized Print Services(OPS)」を提供しています。OPSは、お客様ごとのご要望や課題を踏まえた「コンサルティング」、最適な出力機器の導入から定着までを支える「実行」、そして出力機器の利用状況をモニタリングしながら、新たな課題を見出す「マネジメント」というサイクルを通じて、継続的な改善を実現します。さらに、その改善を通じて企業経営全体の最適化につなげていきます。

Think Global, Act Localをキーワードにグローバル企業のビジネスを強力にサポート

O u r S t r e n g t h

“複合機の稼働状況”を起点に考えるオフィス環境の最適化プリント環境の最適化からワークスタイルの最適化、そして企業経営の最適化へ――ビジネスを革新する新コンセプト「Optimized Print Services(OPS)」

Chapter ビジネスソリューション分野② 新コンセプトサービス「OPS」情報機器事業

コニカミノルタ 会社案内11 12KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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カラーモノクロ

ヘビープロダクション

ライトプロダクション

マゼンタ領域を拡大

シアン、ブルー領域を拡大

明るい緑領域を拡大

L*a*b色空間表示による比較

従来のトナー 高彩度トナー

商業印刷の現場では、テクノロジーの進化を背景に、アナログ印刷からデジタル印刷への転換が世界中で進んでいます。コニカミノルタは、より速く、より美しく、より安定したデジタル印刷の実現を追求するとともに、モノクロ/カラーの両分野で幅広い製品をラインアップ。お客様ごとに異なる用途や目的を踏まえて、求められる品質や印刷量、紙種、後加工機能などに応じた最適な製品を提供しています。

近年、印刷現場に導入が進むデジタルカメラの撮影画像やコンピュータグラフィックスなどの色合いは、光の3原色である赤緑青(RGB)によって構成されています。その鮮やかな色彩を再現するため、印刷プロセスの4原色であるシアン・マゼンタ・黄・黒(CMYK)での色再現を超えた、よりRGBに近い色再現が求められています。コニカミノルタが開発した「高彩度トナー」は、色の材料や分子構造を独自の設計・製造ノウハウを用いて再設計したことで、「光の反射率」を大幅に向上。従来、ディスプレイ上では表示できても印刷では再現できなかった、鮮やかで透明感のある色合いを実現。この高彩度トナーを採用したデジタル印刷システム「bizhub PRESS C70hc」の提供を通じて、印刷物の価値を高めることで、デジタル印刷の可能性をさらに拡げています。

「高彩度トナー」が実現するディスプレイのような鮮やかな印刷

プロダクトポートフォリオライトプロダクションプリントからヘビープロダクションプリントまで――商業印刷を革新する多彩な製品ラインアップ

O u r S t r e n g t h

独自技術によりトナーの色材や分子構造を一新し、これまで出力困難だったディスプレイ上の発色を紙面上で再現

プロダクションプリント分野① 進化する「デジタル印刷システム」Chapter情報機器事業

コニカミノルタ 会社案内13 14KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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企業

広告代理店

サプライヤーネットワーク1,280社

オンライン

店舗

オンライン

発注

製作内容検討・合意

法人担当営業

店舗法人のお客様

一般のお客様

Kinko’s●プリント●コピー●スキャニング●製本●後加工●CRDサービス●プリント マネジメント サービス     など

印刷会社

紙業者

ノベルティ業者

デジタルエージェンシー

Charterhouse

キンコーズ・ジャパン株式会社とキンコーズ・コリア社は、店舗と集中プリントセンターを有するオンデマンド出力サービスのリーディングカンパニーです。出力業務のアウトソーシングニーズが高まるなか、店舗と法人営業

(企業向けの提案営業)の両面で対応しており、店舗ネットワークとお客様社内の出力環境を組み合わせた最適化ソリューションを提案しています。

英国を本拠に、欧州18カ国で活躍するチャーターハウス社は、マーケティング領域に特化したプリント・マネジメント・サービスを展開。印刷会社や紙業者、ノベルティ業者など、1,200社を超えるサプライヤーネットワークを活かし、販促用資料や広告などの作成・出力について、企画支援から業務プロセス改善、コスト改善などのコンサルティングまで、トータルなサポートを展開しています。

業務効率化やコスト削減に向けて、会議資料や帳票類、名刺、ダイレクトメールなど、業務上で使用する各種印刷物の出力をいかに合理化・効率化するかが、企業の大きな課題となっています。コニカミノルタは、企業内印刷室向けに高速・高精度な出力機器を提供するとともに、グループ会社を通じてオンデマンド出力サービスやプリント・マネジメント・サービスを提供。多様なサービスを組み合わせることで、お客様社内における印刷業務の最適化をサポートします。

さらなる合理化・効率化へ――企業向け印刷ビジネスの“新しいかたち”出力機器の提供からサービスの提供、そして最適化ソリューションの提案へ

企業のマーケティングプロモーションの最適化へCharterhouseのプリント・マネジメント・サービス

究極の「オンデマンドサービスプロバイダー」へKinko’sの出力アウトソーシングサービス

O u r S t r e n g t h 1

O u r S t r e n g t h 2

プロダクションプリント分野② コニカミノルタグループの新ジャンルChapter情報機器事業

コニカミノルタ 会社案内15 16KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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コニカミノルタのインクジェットヘッドは、インクを小液滴化して噴射することで、高画質な画像と高速化、高駆動効率を実現しています。

Nassenger PRO120

材料技術をベースとしたインク、精密加工技術を駆使したインクジェットヘッド、そして搬送制御などのプリンティング技術を活かしたプリンター。コニカミノルタは、多彩な技術を結集した開発体制により、小液滴化、高速化、高駆動効率化、高画質化、低電力消費化など、産業用インクジェット市場におけるさまざまなイノベーションを実現。溶剤系インクだけでなく、環境に配慮した水系インク、さらに、各種の幅広いインクに対応することで、産業用インクジェットの活用範囲を拡大しています。

近年、テキスタイルの分野では、多品種・小ロット生産や環境負荷低減など市場のトレンドに柔軟に対応できる「デジタル捺染」が広がっています。コニカミノルタのテキスタイルプリンター

「Nassenger」は、高度なインクジェット技術により、業界最速クラスのスピードで、なめらかなグラデーションや微妙な色調を再現。高精細なデザイン表現が可能なことに加え、消費電力や廃棄物、水資源の削減にも寄与するデジタル捺染システムとして、世界各地で高評価を獲得しています。

独自のインクジェット技術でファッションの常識を塗りかえるテキスタイルプリンター「Nassenger」鮮やかな色彩、なめらかなグラデーション、細やかな描写力―――さまざまなテキスタイルに美しいプリントを施す“Nassenger Quality” 印刷用途に留まらない

「産業用インクジェット技術」の可能性

O u r S t r e n g t h

インクジェットヘッド「KM1024」

産業用インクジェット分野 「インクジェット技術」の可能性Chapter情報機器事業

コニカミノルタ 会社案内17 18KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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機能材料

「フィルム技術」の波及効果。 p 21

光学デバイス/計測機器

「光の技術」が支える社会。 p23

産業用材料・機器事業独自の“コア技術”を駆使して、産業社会の進化・発展を支える新たな材料・機器を開発提供

『産業用材料・機器事業』は、幅広い産業社会の進化・発展に貢献する材料・機器を提供する事業です。機能性フィルム材料を提供する「機能材料」とレンズやカメラユニットなどを提供する「光学デバイス」、そして、製造の現場などで活躍する計測機器を提供する「計測機器」で構成されています。

Chapter

Konica Minolta IZM 1

スポーツを通じて、人々に感動をお届けする

スポーツ支援とスポンサーシップ陸上競技を通じて、スポーツ振興に貢献するほか、ゴルフやサッカーなど世界各地で行われるスポーツイベントへのスポンサーシップを通じた社会貢献に努めています。

コニカミノルタは、企業スポーツや各種スポーツ大会へのスポンサーシップを通じて、スポーツの振興に貢献するとともに、次代を担う子どもたちをはじめ、広く社会にスポーツのもつ「夢や感動を与え得る力」を伝えていきたいと考えています。1970年以来の歴史をもつ陸上競技部は、日本の駅伝最高峰の大会であるニューイヤー駅伝で2013年を含め7回の優勝を達成するなど、「21世紀の駅伝王者」として実業団駅伝をリードする存在です。今後もさらなる挑戦を続ける一方で、小学生や市民を対象とした「ランニング教室」などを通じて、多くの人々に走る楽しさを提供することで、地域社会に貢献し

ています。また、1997年より特別協賛スポンサーとして展開するメジャートーナメント「日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯」や、アジアサッカー連盟(AFC)のオフィシャルスポンサーとしての活動など、さまざまなスポーツを支援。資金面でのサポートだけでなく、資料出力用に複合機を提供するなど、事業活動を活かした支援を行っています。そのほかにも、スポーツ大会への招待や、チャリティイベントへの支援、地域の子どもたちを対象としたスポーツイベントの開催など、世界各地でさまざまな取り組みを進めています。

コニカミノルタ 会社案内19 20KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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例えば、液晶テレビやパソコン、スマートフォンなど各種ディスプレイの価値を高める保護フィルム。あるいは、次世代照明を生み出す発光材料や、半導体デバイスの微細化を支える加工材料。さらには、建物や自動車の省エネ化に貢献するウィンドウフィルム。コニカミノルタは、さまざまな産業分野のニーズに応える高機能なフィルム材料の提供を通じて、社会に新たな価値をもたらしてきました。こうした高付加価値製品を生み出す原動力となっているのが、有機化学合成や組成設計など、独自の高機能材料を生み出す「材料技術」と、塗布や蒸着など、幅広い手法で微細な薄膜を形成する「製膜技術」です。私たちはこれからも、長きにわたって蓄積してきた技術を活かし、さまざまな機能を備えた材料を生み出すことで、新しい時代の豊かな社会づくりに貢献していきます。

電圧をかけることで発光する有機材料を利用した「有機EL照明」は、面全体で均一に光る「面発光」という特徴に加え、消費エネルギーが少なく、水銀を使用しないなどの環境特性から、次世代照明として期待されています。コニカミノルタは、写真感光材料の開発などで培った独自の材料技術を活かして、高性能な「青色りん光発光材料」を開発し、世界で初めて全りん光材料を使用した有機EL照明パネルを商品化しました。今後の実用化を目指し、さらに研究を加速しています。

CoreTechnologies

For Lighting

For Energy

For Electronics

For Automobiles

For Displays

「材料技術」と「製膜技術」を融合し新たな“機能”を創出するディスプレイから、次世代照明、自動車、建築、エレクトロニクス・・・さまざまな産業の進化に貢献する技術ソリューションを提供

独自の材料技術を活かして「有機EL照明」を開発

O u r S t r e n g t h

材料設計技術

材料合成技術

製膜・コーティング技術

Chapter 機能材料分野「フィルム技術」の波及効果。産業用材料・機器事業

コニカミノルタ 会社案内21 22KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

有機EL照明

ガラス乾板

機能性ウィンドウフィルム

バリアフィルム液晶偏光板用TACフィルム視野角拡大用VA-TACフィルム

ミラーフィルム

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コニカミノルタのモノづくりの源流と言えるのが、カメラやレンズなどの開発・製造を通じて蓄積してきた“光の技術”です。光を感じる、集める、導く――光を操るエキスパートとして、数多くの画期的な製品の開発とともに、世界最先端の“光の技術”を確立。光を自在にコントロールすることで、他社の追随を許さない高付加価値なモノづくりを実現してきました。そのフィールドは、エレクトロニクス機器の進化を支える「光学デバイス」と、幅広い分野において光や色を測定・評価する「計測機器」の両分野に広がっています。今後も世界トップの技術で、さまざまな産業界に革新をもたらす製品を提供し続け、より広範な領域で新たな“価値”を創造していきます。

コニカミノルタは、ディスプレイ光源色測定分野のトップメーカーとして、業界のスタンダードモデルとなっている高品質な測定機器を提供してきました。近年では、急激な普及とともに増加するLED照明の計測ニーズに応えるため、LEDを含む照明業界において、その技術力、営業力に強みを持つ同分野のトップ企業インスツルメントシステムズ社をグループに加え、光測定器のラインアップを強化しました。ディスプレイと照明の総合的な光源色測定分野でグローバルトップの地位を確保するとともに、有機ELをはじめとした次世代照明機器事業とのシナジーも発揮していきます。

ディスプレイカラーアナライザー

光ディスク用ピックアップレンズ

高精度ガラスレンズ

携帯電話用マイクロレンズユニット

レーザープリンター用レンズ

分光放射照度計

分光測色計

“光”を自由自在に操る世界最先端の「光の技術」を駆使してカメラの開発・製造を通じて培ってきた光学・測光の技術をベースに「光学デバイス」と「計測機器」の両分野で新たな価値を創造

プロジェクター用光学ユニット

大手照明関連測定器メーカーInstrument Systems GmbHを加え光測定機トップメーカーの地位を確保

O u r S t r e n g t h

材料技術

研磨技術微細加工技術

画像技術

CoreTechnologies

For Lighting

For Various Products

For Information Technology

For Office Equipments

For Movie Theaters

Chapter 光学分野/計測機器分野 「光の技術」が支える社会。産業用材料・機器事業

コニカミノルタ 会社案内23 24KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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ヘルスケア

「医療診断」に革新を。 p27

『ヘルスケア』は、医療診断に革新をもたらすさまざまな画像診断装置・システムを開発・提供する事業です。「ヘルスケア事業」では、医療用画像診断装置をコアに、医療のデジタル・ネットワーク化が進展する医療現場のニーズにお応えしています。

ヘルスケア事業デジタル・ネットワーク化が進展する医療の現場に革新をもたらす画像診断ソリューションを創出・提供。

Chapter

Konica Minolta IZM 2

美しい星空を演出し、人々に感動をお届けする

プラネタリウム60年近くにおよぶ歴史のなかで培われた確かな技術とノウハウをベースに投映機器の開発・製造からコンテンツ制作、施設建設・運営まで、プラネタリウムをトータルプロデュースしています。

世界初のプラネタリウムが完成したのは1923年のこと。それから34年後の1957年、国産初のプラネタリウムを完成させたのがコニカミノルタです。以来、投映機器の開発・製造から、コンテンツ制作、施設の建設・運営までをトータルに手がけるプラネタリウムの総合メーカーとして、常に新しい魅力を創造、発信してきました。なかでも機器開発については、光学式とデジタル式の両投映システムを同時に制御する世界初の統合型プラネタリウム

「GEMINISTAR(ジェミニスター)」を開発するなど、プラネタリウ

ムの進化を牽引する存在として、世界から注目を集めています。また、「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」と「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®」の2つの直営館を通じて、お客様にプラネタリウムの新しい楽しみ方を提案しています。さらに、直営館で培ったノウハウを活かして、自治体や企業のプラネタリウム館の設計・建設から運営までをトータルにサポートするなど、訪れる人々に夢と感動をお届けする空間づくりをお手伝いしています。

コニカミノルタ 会社案内25 26KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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医療現場におけるデジタル化の進展とともに、ネットワークを活用した医療ITサービスへの期待が高まっています。コニカミノルタは、こうしたニーズを先取りし、診断機器の遠隔サポートや、病院間での情報共有サポート、医療行政ニュースの配信など、医療機関のネットワーク化を支援するトータルサービス「infomity(インフォミティ)」を提供。医療業務のさらなる効率化、高度化に貢献しています。

近年では、医療現場のデジタル化が急速に進んでおり、医療に携わる方々や患者さんの負担を大きく軽減しています。DR(デジタルラジオグラフィー)は、フィルム撮影に比べて患者さんのX線被曝量を低減できるだけでなく、より高精度な画像を撮影後すぐに表示できるメリットがあります。しかし、従来のDRは重量が重く、電源用やデータ送信用のケーブルが必要など、撮影時の作業性が課題となっていました。コニカミノルタが開発した「AeroDR(エアロディーアール)」は、徹底した軽量化とデータ送信のワイヤレス化により、この課題を改善。DRのさらなる普及拡大に貢献しています。

軽くて丈夫! 高画質・低被曝なカセッテ型X線撮影装置「AeroDR」即時性、高画質はそのままに、課題となっていた可搬性を向上。柔軟性の高い診断環境を実現します

医療情報のクラウド化を視野に入れたネットワークサービス「infomity」

O u r S t r e n g t h

AeroDRシリーズ デジタルラジオグラフィー AeroDR SYSTEM 薬事認証番号 225ABBZX00011000

ヘルスケア 「医療診断」に革新を。Chapterヘルスケア事業

コニカミノルタ 会社案内27 28KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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測色計

レンズ

インクジェットプリンター

複合機

有機EL照明

X線画像撮影装置

微細加工分野光学分野

材料分野● 機能性有機材料合成● 機能性有機材料設計● 機能性微粒子形成● 製膜・コーティング

● 画像処理● 作像プロセス● 搬送● 精密駆動

画像分野

● 精密成型● 表面加工

● 光学設計● 光計測

デジタル印刷システム

プラネタリウム

被写体 吸収画像

微分位相差画像小角散乱画像

“Giving Shape to Ideas”を実践し、時代が求める新たな価値を創出していくための原動力となるのが、長きにわたり培ってきた独自のコア技術です。コニカミノルタは、これまで「材料分野」

「光学分野」「画像分野」「微細加工分野」という4つの分野の12のコア技術をベースに、それら技術を複合化、融合化することで高付加価値な製品を生み出し、幅広い分野に提供してきました。

今後のさらなる成長に向けて、既存事業の製品をさらに進化させるとともに、次代の柱となる新事業の創造・育成にも注力しています。「環境・エネルギー」や「健康・安全安心」など、これからの社会が求める分野をターゲットに、新たな価値を創造していきます。 コニカミノルタは、オフォスでの「静音化」ニーズに応えるべく、複合機

の動作音の低減に努めてきました。2007年からは、九州大学との共同研究により、音の強さを抑えるだけでなく、人が不快に感じやすい音を減らす「快音化」に注力。列車の騒音評価などに使われる手法を活用して騒音の原因となる部材や構造を特定し、適切な対策を施すことで、望ましい音質にコントロールします。こうした取り組みにより、人にとって耳障りな音や不快音を低減した製品を提供しています。

TOPICS

コニカミノルタは、大学や公的研究機関などとの連携による研究開発

を積極的に推進しています。例えば近年では、科学技術振興機構(JST)

「産学イノベーション加速事業」の一環として、X線の屈折を利用した革

新的なX線撮影装置の開発に取り組んでいます。この装置は、「タルボ・

ロー干渉計」という原理を利用して、従来と比べて約1,000倍も高感度

なX線撮影を実現するものです。これにより、これまで難しかったごく初

期の乳がんや、リウマチによる軟骨の異常などを検出することが期待

されます。

コニカミノルタは、主要研究拠点のひとつである東京サイト八王子に、

2014年に竣工予定の研究開発新棟を建設しています。この新施設は、

多様な「知的共創空間」として、国境や組織の壁を「超越」した対話を実

現する、環境性や安全性にも配慮した「スマート」な研究開発拠点を目

指しており、その想いを込めて「Smart R&D Office for Knowledge

Work, and Trans-boundary Communication(略称:SKT)」と名付

けています。その規模は地上7階、延床面積約4万平方メートルを予定

しており、完成すればグループ最大規模の研究開発施設となります。

写真はさくらんぼの撮影サンプル。一回の撮影で、従来のX線写真に類似した画像(右上)を含む、3種類のデータを得られる。

高度で多彩なコア技術を融合して新たな価値創造に挑戦する

研究開発

Research & Development

複合機の「快音化」技術を開発

産学連携による「高感度X線撮影装置」の開発

次世代型R&D施設を東京サイト八王子に建設

コニカミノルタ 会社案内29 30KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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コニカミノルタは、経営理念「新しい価値の創造」と「コニカミノルタグループ行動憲章」の実践を、CSR活動の基本としています。また、人権、労働基準、環境、腐敗防止の基本原則を示した「国連グローバル・コンパクト」に署名し、その基本原則を尊重し、遵守することを「コニカミノルタグループ行動憲章ガイダンス」に明記し、国籍、言語、背景もさまざまな従業員たちが、全世界で共有しています。

コニカミノルタは、世界で最も良く知られるSRI(社会的責任投資)指標の一つである「FTSE4Good Global」インデックスに10年連続で採用されるなど、国内外のSRI調査機関から高い評価を受けています。2013年2月には、スイスに拠点を置く、世 界 の 代 表 的 な S R I 調 査・格 付 会 社 で あ るRobecoSAM社によって、「ゴールドクラス」に初めて選定されました。

世界約41カ国に拠点をもちグローバルに事業を展開するコニカミノルタでは、さまざまな国籍、言語、バックグラウンドをもつ従業員が活躍しています。多様な考え方や専門性を尊重し、人材の育成と活用をグローバルな視点で実践することで、社会に新しい価値を創造し続ける企業となることを目指しています。

広く社会とのコミュニケーションを図るため、コニカミノルタWebサイトにおいて、CSR情報をはじめとしたさまざまな情報を適時、公正に開示しています。また、ステークホルダーの皆様の想いを投稿していただくために、Facebookに公式ページを開設し、皆様の想いを一つひとつカタチにしていくプロジェクトを展開しています。

TOPICS

経営理念と行動憲章をCSR活動の基本にコニカミノルタは、地球温暖化防止や資源循環、生

物多様性の保全に向けて、2050年をターゲットとする長期環境ビジョン「エコビジョン2050」を策定しています。このビジョンの実現に向けたアクションプランとして、重点テーマと具体的な目標を定めているのが、2015年度をターゲットとする「中期環境計画2015」です。

また2015年度の目標達成を支える活動として“3つのグリーン活動”を展開しています。製品開発から生産、物流、販売・サービス、さらには回収・リサイクルに至る事業プロセスの各段階で環境革新を創出することで、コストダウン・販売促進とともに環境負荷低減を実現していきます。

「エコビジョン2050」の実現に向けてコニカミノルタのCSR活動に対する外部評価

TOPICS

コニカミノルタは、優れた環境性能を持つ製品を評価・認定する独自の「グリーンプロダクツ認定制度」を導入しています。この制度は、事業や製品特性に合わせた環境価値を創出し、お客様や社会での環境負荷低減に貢献することを目的としています。2015年度までに、売上高の50%をグリーンプロダクツ認定製品にすべく、取り組みを進めています。

カラー複合機「bizhub C554e」●従来製品に比べ消費電力(TEC値※1)を 約39%低減●独自の難燃性再生PC/PETを採用●業界トップクラス※2の静音設計

卓上型CR装置「REGIUS ΣII」●消費電力を稼働時20%、 待機時30%低減(従来機種比)●本体重量28kgと、カセッテ型CR装置 として世界最軽量※3

(製造販売認証番号223AIBZX00004000)

社会の質の向上に貢献する「新しい価値」の創造へ CSR活動の詳細は、ウェブサイトで公開しています。

http://www.konicaminolta.jp/about/csr/

CSR活動

Corporate Social Responsibility

多様な人材が活躍できる環境づくりと人材の育成

ステークホルダーとのコミュニケーションにWebやSNSを活用

エチオピアでの植樹プロジェクト

各国からの選抜メンバーによる育成プログラム

一つひとつ想いをカタチにしていくプロジェクトのFacebookページhttps://www.facebook.com/konicaminolta.message

コニカミノルタプラザでの企画展示 乳がん研究支援のための募金イベント

優れた環境性能を持つ製品を生み出す「グリーンプロダクツ認定制度」

グリーンプロダクツ認定製品の例

※1 国際エネルギースタープログラムで定められた測定法による数値       ※3 2012年6月発売時点※2 2013年5月発売時点

中期環境計画2015(基準年:2005年度)

地球環境●地球温暖化防止 ●循環型社会への対応●化学物質リスクの低減 ●生物多様性への対応

地域社会・国際社会●各地域のニーズに応じた

社会貢献活動

従業員●多様な人材の登

用および育成●労働安全衛生の

推進

株主・投資家●アジアでのIR活動強化●IRウェブサイトの充実

お取引先●CSR調達の推進●紛争鉱物規制への対応

お客様●製品の安全性確保●品質トラブルの未然防止

エコビジョン2050

① 製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を、  2050年までに2005年度比で80%削減する。② 限りある地球資源の有効活用の最大化と資源循環を図る。③ 生物多様性の修復と保全に取り組む。

コニカミノルタ

中期環境計画を支える3つのグリーン活動

グリーンファクトリー認定制度環境配慮型生産拠点の実現

グリーンマーケティング活動環境配慮型販売・サービスの実践

グリーンプロダクツ認定制度環境配慮型製品の創出と提供

コニカミノルタ 会社案内31 32KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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販売

生産

開発・その他

世界41カ国に拠点を広げるコニカミノルタグループ

コニカミノルタ株式会社

日本コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)コニカミノルタビズコム(株)キンコーズ・ジャパン(株)

(株)コニカミノルタサプライズ豊橋精密工業(株)コニカミノルタサプライズ関西(株)コニカミノルタ電子(株)

アジア・パシフィックKonica Minolta Business Solutions Asia Pte. Ltd.Konica Minolta Business Solutions India Private Ltd.Konica Minolta Business Solutions Australia Pty. Ltd.Konica Minolta Business Solutions (M) Sdn. Bhd.Konica Minolta Business Solutions Vietnam Co., Ltd.Konica Minolta Business Solutions (HK) Ltd.Konica Minolta Business Solutions (WUXI) Co., Ltd.Konica Minolta Business Solutions (Shenzhen) Co., Ltd.

Konica Minolta Business Solutions (CHINA) Co., Ltd.Kinko's Korea Ltd.Konica Minolta Business Technologies Manufacturing (HK) Ltd.Konica Minolta Business Technologies (WUXI) Co., Ltd.Konica Minolta Business Technologies (DONGGUAN) Co., Ltd.Konica Minolta Technology Development (Wuxi) Co., Ltd.

北米・中南米Konica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc.Konica Minolta Business Solutions (Canada) Ltd.Konica Minolta Business Solutions do Brasil Ltda.Konica Minolta Business Solutions de Mexico SA de CV.Konica Minolta Supplies Manufacturing U.S.A., Inc.

欧州・中近東Konica Minolta Business Solutions East Ltd. Konica Minolta Business Solutions (Ideal) Ltd.Konica Minolta Business Solutions (UK) Ltd.Charterhouse PM Ltd.

Serians S.A.S.Aisne Impressions S.A.S.Raber+Märcker GmbHR+M Graphik GmbHKonica Minolta Business Solutions Italia S.p.A.Konica Minolta Business Solutions Roma srlKonica Minolta Ukraine Konica Minolta Business Solutions Austria GmbHKonica Minolta Business Solutions Nederland B.V.Konica Minolta Business Solutions Greece S.A.Konica Minolta Croatia-Business Solutions d.o.o. Konica Minolta Business Solutions Sweden AB Konica Minolta Business Solutions Spain S.A. Konica Minolta Slovakia spol. s.r.o. Konica Minolta Business Solutions Slovenia d.o.o.Konica Minolta Business Solutions Czech spol. sr.o.Konica Minolta Business Solutions Denmark a/s Konica Minolta Business Solutions Deutschland GmbHKonica Minolta Business Solutions Europe GmbHKonica Minolta Business Solutions Middle East FZEKonica Minolta Turkey Business technologies A.S.Konica Minolta Business Solutions Norway AS

Konica Minolta Hungary Business Solutions Ltd.Konica Minolta Business Solutions SE, Ltd. Konica Minolta BH-Poslovna Rjesenja d.o.o.Konica Minolta Business Solutions Finland Oy Repro Conseil S.A.S. Konica Minolta Business Solutions France S.A.S.Konica Minolta Business Solutions Bulgaria EOODKonica Minolta Business Solutions (BELGIUM) N.V.Konica Minolta Business Solutions Polska s.p. z.o.o.Konica Minolta Business Solutions Portugal, Unipessoal Lda. Konica Minolta Baltia UABKonica Minolta Business Solutions Romania s.r.l Konica Minolta Business Solutions Russia LLC Konica Minolta Supplies Manufacturing France S.A.S.

日本コニカミノルタケミカル(株)コニカミノルタオプトプロダクト(株)コニカミノルタオプトデバイス(株)コニカミノルタガラステック(株)

アジア・パシフィックKonica Minolta Opto (Dalian) Co., Ltd.Konica Minolta Opto (Shanghai) Co., Ltd.Konica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.Konica Minolta Sensing Singapore, Pte. Ltd.

北米・中南米Konica Minolta Sensing Americas, Inc.

欧州・中近東Konica Minolta Sensing Europe B.V.Instrument Systems GmbH

日本コニカミノルタヘルスケア(株)コニカミノルタテクノプロダクト(株)

アジア・パシフィックKonica Minolta Medical & Graphic (Shanghai) Co., Ltd.Konica Minolta Healthcare India Private Ltd.

北米・中南米Konica Minolta Medical Imaging U.S.A., Inc.

欧州・中近東Konica Minolta Medical & Graphic ImagingEurope B.V.Konica Minolta Medical & Graphic ImagingEurope GmbHKonica Minolta Medical Systems Russia LLC

日本コニカミノルタプラネタリウム(株)コニカミノルタ情報システム(株)コニカミノルタテクノサーチ(株)コニカミノルタビジネスアソシエイツ(株)コニカミノルタエンジニアリング(株)

アジア・パシフィックKonica Minolta (China) Investment Ltd.

北米・中南米Konica Minolta Holdings U.S.A., Inc.Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc.

 ヘルスケア事業

 産業用材料・機器事業

 情報機器事業

 その他

Global Network

コニカミノルタ 会社案内33 34KONICA MINOLTA CORPORATE PROFILE

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革新はあなたのために。

コニカミノルタ 会社案内

〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー

1309 BC

シンボルロゴについて地球をモチーフとしたシンボルマーク「グローブマーク」は、コニカミノルタの無限の広がりと世界中のお客様に対する新しい価値の提供を表現したものです。