イスカンダル・マレーシアにおける低炭素社会 概要...
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イスカンダル・マレーシアにおける低炭素社会
概要と最新情報
マレーシア イスカンダル地域開発庁(IRDA) 官民提携 上席副部長 アブドゥラ・イズアン・アザム
2017年6月14日
ビジョン: 強靭かつ持続可能な国際都市
経済指標 2年目(2005年) 予測(2025年)
GDP(米ドル) 200億ドル 930億ドル
1人当りGDP(米ドル) 14,790ドル 31,100ドル*
雇用者数 61万人 142万8千人
人口 180万人 (2013年) 300万人
面積:2,300 km2(57万エーカー) 戦略的立地:東西交易の十字路 シンガポールまで数分
シンガポールの3倍の面積
9つの重点経済部門
サービス: 金融、観光、教育、物流、医療、創造性
製造: 電気・電子、油脂化学・石油化学、食品・農産品加工
イスカンダル・マレーシア
幹線道路 東西交易路 主要都市
港湾
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総合的なエコシステム
イスカンダル・マレーシアにおける総合的なエコシステム
富の創造者に支持される強靭なエコシステムが地域の富を作り出し、この富がコミュニティ間で平等に共有される。生態学的資産の最適利用によってバランスが保たれる富の創造・共有がイスカンダル・マレーシアにおける生活の質を高めるとともに、イスカンダル・マレーシアを世界屈指の地域に変貌させると思われる。また、空間管理とグッドガバナンスがイスカンダル・マレーシアの2025年ビジョン・目標達成を可能にすると考えられる。
イスカンダル・マレーシアのビジョン 「強靭かつ持続可能な国際都市」
経済
環境
社会
持続可能な 開発
資源の 最適化・ 低炭素
富の創造 富の共有・ 包括性
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“Low Carbon Society Blueprint for Iskandar Malaysia 2025” (LCSBPIM):COP18ドーハ会議で初の世界発信(2012年)
COP19ワルシャワ会議(2013年11月):LCSBPIMロードマップ&ブック “Actions for a Low Carbon Future”(制度実施) COP20リマ会議(2014年11月):イスカンダル・マレーシアの5地方自治体向け低炭素社会パンフレット COP21パリ会議(2015年11月):イスカンダル・マレーシアの5地方自治体向け低炭素社会行動計画2025 COP22マラケシュ会議(2016年11月):イスカンダル・マレーシア温室効果ガスインベントリ2015
マレーシアの気候変動に関する約束:COP15コペンハーゲン会議(2009年12月17日)
YABダト・スリ・ナジブ・トゥン・ラザク首相:「GDP排出原単位を2020年までに2005年比で最大40%自主削減」 COP21パリ協定:GDP排出原単位を2030年までに2005年比で最大45%削減
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低炭素イスカンダル・マレーシアの進展
アクション名 テーマ
1 環境にやさしい公共交通機関
グリーン 経済
2 持続可能な産業
3 低炭素の都市管理
4 環境に配慮したビル・建物
5 低炭素、再生可能エネルギー供給
6 低炭素に配慮した ライフスタイル グリーン
地域社会
7 地域社会との協働・合意形成
8 歩きやすく安全な街づくり
グリーン 環境
9 環境負荷の少ない経済成長
10 緑と水のインフラおよび農村資源
11 持続可能な廃棄物処理
12 きれいな空気
BEMRS=LCSBPIMのアクション3「低炭素の都市管理」における重要なアクション
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イスカンダル・マレーシアにおける建築物エネルギー監視・報告制度(BEMRS)の策定
パイロット事業1-2 各地方自治体/IRDAビルにおける模範エネルギー監査ならびに簡単操作テンプレートの開発(目標:2017年)
フェーズ1 全庁舎 (目標:2018~2022年)
フェーズ2 全業務用建築物 (目標:2022~2025年)
フェーズ3 その他の建築物 (目標:2026~2029年)
プランとスケジュール
パイロット事業1-2 各地方自治体/IRDAビルにおける模範エネルギー監査ならびに簡単操作テンプレートの開発(目標:2017年)
フェーズ1 全庁舎(目標:2018~2022年)
フェーズ2 全業務用建築物(目標:2022~2025年)
フェーズ3 その他の建築物(目標:2026~2029年)
協働先
ワークショップを2回開催:東京(2016年2月24~26日)、ジョホールバル(同10月16~17日)
東京都からケーススタディを通して学ぶ イスカンダル・マレーシア各地方自治体での建築物エネルギー監査
を提案(2016~2018年) 今後の取組
a) パイロット事業建築物から報告マニュアル作成(2017年) b) 報告制度推進に向けた経済的インセンティブ
(2018年予定)
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BEMRS:これまでのまとめと今後の進め方
Green Technology Application/Adoption in Current Industries / Sectors . Renewable Energy (Solar, Waste etc.) Solutions . Energy Efficiency Systems, Protocols, Products & Services . Retrofitting . Green Public Transportation System
Green Technology Incorporation for New Investments . Building complies to Green Requirement (Codes, Materials & Equipment) Development . Green Economy Guidelines . Supply Chain Efficiencies (Energy, Water & Waste (3R)) . Carbon Accounting/Reporting
Developing Research & Development (R&D) on Green Technology (Tool & Technology Developers)
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イスカンダル・マレーシアにおけるグリーン投資の機会
現在の産業・部門におけるグリーン技術の採用・応用 再生可能エネルギー(太陽光、廃棄物等)によるソリューション 高効率のシステム、プロトコル、商品・サービス 改修 環境にやさしい公共交通機関
新たな投資に向けたグリーン技術の導入 グリーン要件(規約・建材・設備)対応の建築物 グリーン経済のガイドライン サプライチェーンの効率化(エネルギー・水・廃棄物(3R)) 炭素会計、カーボンレポート
グリーン技術(工具や技術の開発者)に対する研究開発を推進
www.iskandarmalaysia.com.my
ご清聴ありがとうございました。