トーイングサポートリモコン t.s...6x3-48206-01 a00-6822m-00 a00-6822n-00 (非売)...

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トーイングサポートリモコン 取付/取扱説明書 ●操作やお取り扱いの前に必ずこの取付/取扱説明書を よく読み、十分に内容を理解してください。 ●この取付/取扱説明書は乗船時には必ず携帯し、必要な ときにはすぐに取り出せる場所に保管してください。 この製品は、トーイングを目的とした船外機艇用のスロットル自動制御装置です。 T.S.R

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  • 安全に関するご注意 商品を正しくお使いいただく為、ご使用の前に必ず取扱いの注意事項をご確認いただき、ご不明な点は販売店にお問合せください。

    トーイングサポートリモコン

    取付/取扱説明書

    ●操作やお取り扱いの前に必ずこの取付/取扱説明書をよく読み、十分に内容を理解してください。 ●この取付/取扱説明書は乗船時には必ず携帯し、必要なときにはすぐに取り出せる場所に保管してください。

    この製品は、トーイングを目的とした船外機艇用のスロットル自動制御装置です。

    T.S.R

  • 目  次

    はじめに  ■ 対象艇及び対象機種

     ■ 安全に関する注意事項

    基本性能  1.電気特性

     2.アクチュエーター性能

     3.保証温度範囲

     4.主な機能  各部の名称  ■ 構成部品表

    全体配線図 取付手順 部品・ハーネス・ケーブルレイアウト  ■ AG-21 F115/ F150

       AG-21BR F115/ F150

     ■ AS-21 F115

    スロットルケーブルの取り付け  1.アクチュエーターへの

    スロットルケーブルの取り付け

     2.アクチュエーターの全閉調整 リモコンボックスの取り外し・取り付け  ■ 取り外し

     ■ 取り付け(取り外しと逆の順番)

    センサーボックスの取り付け センサーボックスの位置決め コントロールユニットの取り付け アクチュエーターの取り付け トーイングメーターの取り付け ブザーの取り付け パドルスピードメーター取付位置・手順  ■ 取付位置

     ■ 取付手順

    動作確認シート

     

     1.電源ON初期動作

     2.レバー追従モード動作

     3.トーイングモード動作

     ■ 設定方法

     ■ 操作方法

     ■ 解除方法

     4.ダイアグモード動作

     ■ 設定方法

     ■ 操作方法

     ■ 解除方法

     5.エラーコード表示動作

     ■ 解除方法

    非常時手動操作方法  ■ 操作方法

    エラーコード表示について  1.アクチュエーターセンサー異常

     2.リモコンセンサー異常

     3.アクチュエーター過負荷異常

     4.電源電圧異常

     5.トーイングメーター異常

     6.スピードセンサー異常

    困ったときのチェックポイント 保守点検 推奨交換時期  ■ アクチュエーター、センサーボックス

     ■ コントロールユニット、

    トーイングメーター、ハーネス類

     ■ リモコンケーブル

    トーイング簡単操作ガイド  ■ 乗船時

     ■ 操船時

    保証書

    ………………………………………………… 1    ……………………………… 1

       …………………………… 1

     ………………………………………………… 2   …………………………………………… 2

       …………………………… 2

       ……………………………………… 2

       …………………………………………… 2  ……………………………………………… 3    ………………………………………… 4

       …………………………………… 5~25

     ……………………………………………… 5  ………………………………………………… 6

     ………… 7    

       ………………… 8~ 9

       ……………………………… 10~ 13

     ……………… 14

       ……………… 14

     ………………… 15

     …… 16    …………………………………………… 16

       ……………… 16

     ………………… 17 ………………… 18  …………… 19

     ………………… 20 ……………… 21

    ………………………………… 22 …… 23

       …………………………………………… 23

       …………………………………………… 23

     ……………………………………… 25

     ………………………………… 26~30    ………………………………… 26

       ………………………… 26

       …………………………… 26

       …………………………………………… 26

       …………………………………………… 27

       …………………………………………… 27

       ……………………………… 28

       …………………………………………… 28

       …………………………………………… 28

    …………………………………………… 28

       ………………………… 29

    …………………………………………… 29

     ……………………………… 30    …………………………………………… 30

     …………………… 31    ……………… 31

       ………………………… 31

       ………………… 32

       …………………………………… 32

       ……………………… 33

       ………………………… 33

     ………………… 34  ……………………………………………… 36

     ……………………………………… 37    ………… 37

       …………… 37

       ………………………………… 37

     ……………………… 38    ……………………………………………… 38

       ……………………………………………… 38

     ………………………………………………… 40

    取付説明

    取扱説明

  • 1

     この度は、T.S.Rをご購入いただきまして、誠にありがとうございます。

     この取付/取扱説明書は、T.S.Rを正しくお使いいただくためのものです。

    【お客様へ】

    ・本書には商品の正しい取扱方法と取り扱いに関する事項について説明しています。

    ・商品を正しくお使いいただくために、ご使用前に必ず本書26~30ページの「取扱説明」をよくお読みいただき、内容を十分に理解してください。なお、ご不明な点は販売店にお問い合わせください。

    ・本製品はスロットルを制御するものです。エンジンの取扱説明書をあわせてお読みください。

    ・本書は紛失、濡れない場所に保管し、乗船時に必ず携帯し、必要に応じてお読みください。また、T.S.Rを譲ら

    れるときは、この取付/取扱説明書もお渡しください。

    ・保証内容については、40ページの保証書をご覧ください。・改善のため予告なく仕様を変更させていただく場合があります。その際は、本書の内容と製品が一部異なること

    がありますので、予めご了承ください。尚、お買い上げの製品又は本書について不明点がありましたら、お買い

    上げの販売店にお問い合わせください。

    【販売店様へ】

    ・本製品の取扱方法と取り扱いに関する事項を、お客様に十分ご説明いただくようお願い申し上げます。

    ・本書および本品の取付に際して取り外した部品は、必ずお客様にお渡しください。

    ・保証書は必ず記入してから、お客様へお渡しください。

    ・本書では正しい組み付け、取り扱いに関する事項を「安全に関する注意事項」に示すシンボルマークで表示して

    います。

    ■対象艇及び対象機種 本製品は以下の艇種及び機種専用になります。その他の艇種及び機種については、動作保証はできません。

    取り付けないでください。

    ■安全に関する注意事項 この取付/取扱説明書では、もしお守りいただかないと人身事故や物品の損傷につながる注意事項を、シン

    ボルマークで表示しています。特にご注意いただくようお願いいたします。

    警 告

    ¡取り扱いを誤った場合、死亡・重傷・障害に至る可能性が想定される事項を示します。

    注 意

    ¡取り扱いを誤った場合、物的損害に至る可能性が想定される事項を示します。

    要 点

    ¡この表示は正しい操作の仕方や点検整備上のポイントを示しています。

    モデル名 型式

    AG-21 F115/ F150

    AG-21BR F115/ F150

    AS-21 F115

    E0JE

    E2X1 · E2X2

    E2N1

    は じ め に

  • 2

    1.電気特性(1)使用電圧

    DC12V用:DC9V~16V

    (2)アクチュエーター最大電流:16A以下(49N負荷時)

    (3)アクチュエーター停止時消費電流:0.5A以下

    2.アクチュエーター性能(1)推力

    常用最大推力:147N

    突き当て時の最大荷重:343N

    3.保証温度範囲(1)使用温度:-20~+75℃

    (2)保管温度:-40~+100℃

    4.主な機能(1)レバー追従機能 :コントロールレバーに追従してアクチュエーターが動作します。

    (電気リモコンと同様)

    (2)トーイング機能 :設定した船速になるように、アクチュエーターを自動制御します。

    (3)ブザー吹鳴機能 :コントロールレバー操作を促すタイミング等でブザーを吹鳴します。

    (4)船速表示機能 :トーイングモード時は船速をトーイングメーターに表示します。

    (5)ダイアグノーティス機能:コントロールレバー及びアクチュエーターの位置データをトーイングメーター

    に表示します。

    (6)エマージェンシー機能 :T.S.Rの故障でリモコン操作ができないとき、アクチュエーターを手動操作で

    きます。

    (7)エラー表示機能 :T.S.Rに異常が発生したとき、トーイングメーター及びコントロールユニット

    にエラーコードを表示し、異常箇所を知らせます。

    基 本 性 能

  • 3

    ③アクチュエーター

    HAND

    Y

    POW

    ER

    RS23

    2C

    CAN

    赤 黒 赤 黒

    ②コントロールユニット

    ⑫ リモコン ボックス

    ④トーイングメーター

    ①センサーボックス

    ⑪ブザー

    シフトケーブル

    ⑦ スロットル アクチュエーターハーネス

    ⑧ ハーネス パワーサプライ

    スロットルレバー (エンジン)

    ④ トーイング メーター

    ⑥バスハーネス

    シフトレバー (クラッチ)

    はトーイングサポートリモコンの  システムには含まれない。

    ⑬ パドルスピード センサー

    ⑭アナログスピードメーター

    ⑩スピードパルスハーネス

    ⑤ ハーネスリモート コントロール

    ⑥バスハーネス

    ⑨スロットルケーブル

    いずれか選択

    ⑮ ハーネスパワースピードセンサー

    電源 ①

    GND ①

    電源 ②

    GND ②

    図中の は接続先を示します。

    各 部 の 名 称

  • 4

    ■構成部品表

    図No.

    品名 部品番号 N品番 数量 備考

    センサーボックス

    コントロールユニット

    アクチュエーター

    トーイングメーター

    ハーネスリモートコントロール

    バスハーネス

    スロットルアクチュエーターハーネス

    ハーネスパワーサプライ

    ヒューズ

    リモコンケーブル(スロットルケーブル)

    スピードパルスハーネス

    ブザー

    リモコンボックス

    パドルスピードセンサー

    アナログスピードメーター

    ハーネスパワースピードセンサー

    Q8T-NHT-003-100

    Q8T-NHT-003-000

    5JJ-82151-10

    Q3X-NHT-001-056

    703-83383-B0

    6X3-48206-01

    A00-6822M-00

    A00-6822N-00(非売)

    QT8-YSK-003-800

    NM0206-00

    NM1495-00

    NM0185-00

    NM1478-00

    NM0652-02

    NM0652-04

    NM0652-05

    NM0652-03

    NM0652-07

    1

    1

    1

    1

    1

    1

    1

    2

    2

    1

    1

    1

    (0)

    (OP)

    (OP)※2

    (OP)※2

    4m

    1m

    5m

    7m

    ミニブレードヒューズ15A

    11f

    1m

    艇体に装着されているものを使用

    艇体OP(E0J-W0805-00)に含む ※1

    艇体OP(E0J-W0805-00)に含む ※1

    ⑭を使用しない場合に必要

    ※1: 既に艇体に装着してある場合は不要になります。

    ※2: ⑭か⑮の何れか一つが必要です。

    各 部 の 名 称

  • 5

    参考取付工数:7ページ参照

    取付説明は、販売店向けに記載しております。

    この項目の内容は、艇体への取付推奨位置を記載しています。

    取り付けには、専門の技術が必要になります。ヤマハASS認定店で取り付けを実施してください。

    また、取り付けにあたり一部現地手配の部品もありますので、事前にご確認、ご準備をお願いします。

    注 意

    ¡ダブルバッテリーシステムにおいて、「⑭アナログスピードメーター」の電源と「②コントロールユニット」の

    電源を別々のバッテリーに接続する場合は、マイナス端子どうしを接続してください。トーイングモードが使

    用できません。

    全体の接続は下図のようになります。

    ⑩ スピードパルス ハーネス

    ⑦ スロットル アクチュエーターハーネス

    ⑦ スロットル アクチュエーターハーネス

    ⑥ バス ハーネス

    ⑥ バス ハーネス

    ⑤ ハーネス リモート コントロール

    ⑤ ハーネス リモート コントロール

    ①センサーボックス ①センサーボックス

    赤 赤

    ⑫リモコンボックス ⑫リモコンボックス

    バッテリースイッチ バッテリースイッチ

    バッテリー

    ヒューズ (15A)

    ヒューズ (15A)

    ⑬ パドルスピード センサー(OP)

    ⑬ パドルスピード センサー(OP)

    黒 黒

    赤 赤

    ⑭ アナログスピード メーター(OP)

    ⑪ブザー ⑪ブザー

    黄 黄

    桃 桃

    ④トーイングメーター ④トーイングメーター

    ③アクチュエーター

    - +

    ②コントロールユニット ②コントロールユニット

    黄 黄

    アナログスピードメーターがある場合

    アナログスピードメーターがない場合

    ③アクチュエーター ⑮ ハーネスパワー スピードセンサー (OP)

    CAN

    - +

    POW

    ER

    HAND

    Y

    桃 桃

    黄 黄

    赤 赤

    黒 黒

    ⑧ ハーネス パワー サプライ

    ⑧ ハーネス パワー サプライ

    バッテリー

    赤 赤

    ⑩ スピードパルス ハーネス

    CAN

    POW

    ER

    HAND

    Y

    取付説明

    全 体 配 線 図取付説明

  • 6

    (1)「②コントロールユニット」と「③アクチュエーター」を指定の場所に置いてください。(位置:7~13ページ

    参照)

    要 点

    ¡取り付けはしないでください。

    (2)「⑦スロットルアクチュエーターハーネス」・「⑧ハーネスパワーサプライ」・「⑬パドルスピードセンサー(OP)」

    の取付方向を考え、艇体に通してください。(位置:7~ 13ページ参照)

    (3)「③アクチュエーター」の非常用操作レバーのH・Lステッカーを方向確認

    後、貼り換えます。(右図参照)

    (4)「②コントロールユニット」と「③アクチュエーター」を「⑦スロットルア

    クチュエーターハーネス」で接続します。(5ページ参照)

    (5)「②コントロールユニット」とバッテリースイッチ及びバッテリーを「⑧ハー

    ネスパワーサプライ」で接続します。(5ページ参照)

    (6)「③アクチュエーター」に「⑨スロットルケーブル」を取り付けます。(14~ 15ページ参照)

    (7)「⑫リモコンボックス」を取り外します。(16ページ参照)

    (8)「①センサーボックス」を取り付けます。(17ページ参照)

    (9)「②コントロールユニット」と「①センサーボックス」を「⑤ハーネスリモートコントロール」で接続します。

    (5ページ参照)

    (10)「①センサーボックス」の位置決めをします。(18ページ参照)

    (11)「⑫リモコンボックス」を取り付けます。(16ページ参照)

    要 点

    ¡フローテーション(浮体)を削った場合は臨時検査が必要になります。

    (12)エンジンのサービスガイドに従い、「⑨スロットルケーブル」を図示の位置を通し、エンジンに取り付けます。

    (位置:7~ 13ページ参照)

    警 告

    ¡エンジンにスロットルケーブルを取り付けるときは、バッテリースイッチは必ずOFFにしてください。

    アクチュエーターが動作してケガをするおそれがあります。

    (13)「②コントロールユニット」を図示位置に取り付けます。(位置:7~ 13ページ、方法:19ページ参照)

    (14)「③アクチュエーター」を図示位置に取り付けます。(位置:7~ 13ページ、方法:20ページ参照)

    (15)「④トーイングメーター」を図示位置に取り付けます。(位置:7~ 13ページ、方法:21ページ参照)

    (16)「⑪ブザー」を「④トーイングメーター」に取り付け、接続します。(位置:7~ 13ページ、方法:22ページ

    参照)

    (17)「⑬パドルスピードセンサー(OP)」を取り付けます。(位置:7~ 13ページ、方法:23~ 24ページ参照)

    (18)20ページ記載の「動作確認シート」に従い動作確認をしてください。

    (19)リモコン本体のアジャスティングスクリューでスロットルレバーのフリクションを調整します。(16ページ参

    照)

    取付説明

    取付説明 取 付 手 順

  • 7

    製造番号によって取付方法が異なります。取り付ける艇の製造番号を確認し、下表に従って取り付けてください。

    モデル名 型式 製造番号 変更内容 参考取付工数 取付方法

    AG-21 F115/ F150

    AG-21BR F115/ F150(平水仕様)

    AG-21BR F115/ F150(限沿仕様)

    AS-21 F115

    E0JE

    E2X1

    E2X2

    E2N1

    5.0h

    5.0h

    5.0h

    5.0h

    8.0h

    5.0h

    7.0h

    7.0h

    ~ 0214167

    0214168 ~

    ~ 0200142

    0200143 ~

    ~ 0210033

    0210034 ~

    ~ 0200445

    0200446 ~

    ―― ¡コントロールユニット取付

    部補強追加済み ―― ¡コントロールユニット取付

    部補強追加済み ―― ¡フローテーションのカット

    済み

    ¡コントロールユニット取付

    部補強追加済み ――

    ¡コントロールユニット取付

    部補強追加済み

    ¡アクチュエーター取付部

    補強追加済み

    z(8ページ)

    x(9ページ)

    z(8ページ)

    x(9ページ)

    z(8ページ)

    x(9ページ)

    c(10~11ページ)

    v(12~13ページ)

    取付説明 部品・ハーネス・ケーブルレイアウト

    取付説明

  • 8

    z AG-21 F115/ F150、AG-21BR F115/ F150(型式 E0JE:製造番号 ~0214167、型式 E2X1:製造番号 ~0200142、型式 E2X2:製造番号 ~0210033)

    シフトケーブルに合わせる

    F150 F115

    右舷物入れ右舷物入れ 右舷物入れ

    取付時に配線・ホースを 傷つけないよう注意する

    スロットルケーブルはR150以下にならないようにする

    ホースクランプ(現地手配)にて固定する

    ハーネスは揺れ・擦れ防止のため 上側のパイプを通す

    ●③

    ●⑨

    ●⑬

    ●⑨

    ●③

    ●③

    ●⑦

    ●⑦

    ●⑧

    ●⑧

    ●⑦ ●⑧

    ●④

    ●④

    ●⑥ ●⑩ ●⑮

    ●⑪

    ●⑥ ●⑩ ●⑮

    ●⑪

    ●② ●⑤

    ●⑤ ●①

    220

    50

    ●②

    ¡AG-21BR 限沿仕様(E2X2)ではセンサーボックス取付時にフローテーション(浮体)の一部を削る作業が必要になる場合があります。

    要 点

    ¡ラベ板t9(全面ハル内装用塗料を塗布したもの:現地手配)を下図の位置にエポキシ接着剤とタッピンねじで固定し、4本のタッピンねじと取付孔にシリコンを塗布して、コントロールユニット②を固定します。

    要 点

    ●⑭

    ●④

    ●①

    ●⑫

    ●⑫

    図No. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

    図No. ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮

    品名

    センサーボックス コントロールユニット アクチュエーター トーイングメーター ハーネスリモートコントロール バスハーネス スロットルアクチュエーターハーネス ハーネスパワーサプライ ヒューズ

    品名

    リモコンケーブル(スロットルケーブル) スピードパルスハーネス ブザー リモコンボックス パドルスピードセンサー アナログスピードメーター ハーネスパワースピードセンサー

    ●②

    取付説明 部品・ハーネス・ケーブルレイアウト

    取付説明

  • 9

    x AG-21 F115/ F150、AG-21BR F115/ F150(型式 E0JE:製造番号 0214168~、型式 E2X1:製造番号 0200143~、型式 E2X2:製造番号 0210034~)

    シフトケーブルに合わせる

    F150 F115

    図No. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

    図No. ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮

    品名

    センサーボックス コントロールユニット アクチュエーター トーイングメーター ハーネスリモートコントロール バスハーネス スロットルアクチュエーターハーネス ハーネスパワーサプライ ヒューズ

    品名

    リモコンケーブル(スロットルケーブル) スピードパルスハーネス ブザー リモコンボックス パドルスピードセンサー アナログスピードメーター ハーネスパワースピードセンサー

    右舷物入れ右舷物入れ 右舷物入れ

    取付時に配線・ホースを 傷つけないよう注意する

    スロットルケーブルはR150以下にならないようにする

    ホースクランプ(現地手配)にて固定する

    ハーネスは揺れ・擦れ防止のため 上側のパイプを通す

    ●③

    ●⑨

    ●⑬

    ●⑨

    ●③

    ●③

    ●⑦

    ●⑦

    ●⑧

    ●⑧

    ●⑦ ●⑧

    ●④

    ●④

    ●⑥ ●⑩ ●⑮

    ●⑪

    ●⑥ ●⑩ ●⑮

    ●⑪

    ●② ●⑤

    ●⑤ ●①

    220

    50

    ●②

    ¡下図の位置に、3本のタッピンねじと取付孔にシリコンを塗布して固定します。

    要 点

    ●⑭

    ●④

    ●①

    ●⑫

    ●⑫

    前端合わせ

    C.L.側合わせ

    ●②

    取付説明

  • 10

    c AS-21 F115(型式 E2N1:製造番号 ~0200445)

    図No. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

    ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮

    品名

    センサーボックス コントロールユニット アクチュエーター トーイングメーター ハーネスリモートコントロール バスハーネス スロットルアクチュエーターハーネス ハーネスパワーサプライ ヒューズ リモコンケーブル(スロットルケーブル) スピードパルスハーネス ブザー リモコンボックス パドルスピードセンサー アナログスピードメーター ハーネスパワースピードセンサー

    ●①

    ●①

    ●④

    ●⑥ ●②

    ●⑦

    ●⑦

    ●⑨

    ●⑨

    ●⑧

    ●⑧

    ●⑬

    ●⑦ ●⑧ ●⑬

    ●⑤

    ●⑤

    200

    次ページ参照

    シフトケーブルに合わせる

    R150以下にならないように右舷物入れ内を1周ループさせる

    (コントロールユニット)

    ●③

    ●⑬

    ●③

    ハーネスは揺れ・擦れ防止のため 内側のパイプを通す

    ●①

    F115

    ●②

    キャビン内ン内 キャビン内

    ●②

    ●④

    ¡なべ小ねじを外側より内側へ入れ、操船の邪魔にならないように取り付けてください。また、キャビン内にねじが突き出る場合は、ねじを切断し、クリングなどを取り付けてください。

    警 告

    ●⑩ ●⑮

    ●⑩ ●⑮

    ●⑪ ●⑫

    ●⑪

    ●② ●⑥ ●④

    ●⑫

    (145)

    (50)

    (150)

    取付説明 部品・ハーネス・ケーブルレイアウト

    取付説明

  • 11

    (145)

    200

    350

    32090 25

    全周面取

    プレート:ラベ板t15 (現地手配)

    全面ハル内装用塗料塗布 (ライトグレーペイント)

    M6×8タッピング

    A B

    LH

    1.非常用切換ノブ  を、矢印の方向にノッチ感あるまで倒して 下さい。

    *** 詳細については、取扱説明書をお読み下さい。***

    非常用スロットル手動装置 操作手順

    2.非常用操作レバ-  を、H方向(増速)又はL方向(減速) B

    に回してスロットル操作して下さい。

    H L 約1回転

    DESCRIPTION:THROTTLE ACTUATOR

    NM00185-00

    90

    30

    ●③

    ¡プレート取付時は、配線・ホースを挟まないように注意する。また、接触する場合はコルゲートチューブ等で保護をしてください。

    要 点

    ¡ロンジとプレートの合い面はシリコンを塗布します。

    要 点

    取付説明

  • 12

    v AS-21 F115(型式 E2N1:製造番号 0200446~)

    図No. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦

    ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮

    品名

    センサーボックス コントロールユニット アクチュエーター トーイングメーター ハーネスリモートコントロール バスハーネス スロットルアクチュエーターハーネス ハーネスパワーサプライ ヒューズ リモコンケーブル(スロットルケーブル) スピードパルスハーネス ブザー リモコンボックス パドルスピードセンサー アナログスピードメーター ハーネスパワースピードセンサー

    ●①

    ●①

    ●④

    ●⑥ ●②

    ●⑦

    ●⑦

    ●⑨

    ●⑨

    ●⑧

    ●⑧

    ●⑬

    ●⑦ ●⑧ ●⑬

    ●⑤

    ●⑤

    200

    次ページ参照

    シフトケーブルに合わせる

    R150以下にならないように右舷物入れ内を1周ループさせる

    (コントロールユニット)

    ●③

    ●⑬

    ●③

    ハーネスは揺れ・擦れ防止のため 内側のパイプを通す

    ●①

    F115

    ●②

    キャビン内ン内 キャビン内

    ●②

    ●④

    ¡上図のコントロールユニット取付位置に補強が入っていますので、同梱のM6タッピンねじと取付孔にシリコンを塗布して固定してください。

    ●⑩ ●⑮

    ●⑩ ●⑮

    ●⑪ ●⑫

    ●⑪

    ●② ●⑥ ●④

    ●⑫

    要 点

    (145)

    (50)

    (150)

    取付説明 部品・ハーネス・ケーブルレイアウト

    取付説明

  • 13

    (145)

    200

    350

    32090 25

    全周面取

    プレート:ラベ板t15 (現地手配)

    全面ハル内装用塗料塗布 (ライトグレーペイント)

    M6×8タッピング

    A B

    LH

    1.非常用切換ノブ  を、矢印の方向にノッチ感あるまで倒して 下さい。

    *** 詳細については、取扱説明書をお読み下さい。***

    非常用スロットル手動装置 操作手順

    2.非常用操作レバ-  を、H方向(増速)又はL方向(減速) B

    に回してスロットル操作して下さい。

    H L 約1回転

    DESCRIPTION:THROTTLE ACTUATOR

    NM00185-00

    90

    30

    ●③

    ¡プレート取付時は、配線・ホースを挟まないように注意する。また、接触する場合はコルゲートチューブ等で保護をしてください。

    要 点

    ¡ロンジとプレートの合い面はシリコンを塗布します。

    要 点

    取付説明

  • 14

    1.アクチュエーターへのスロットルケーブルの取り付け(1)付属のケーブルエンドをロッドに取り付けてください。

    要 点

    ¡ケーブルエンドは2種類あります。ケーブルのロッドのねじはインチサイズになります。金色のケーブル

    エンドを使用してください。

    金色 インチねじ用

    銀色 ミリねじ用

    締付けトルク:2.9~4.4N・m

    (2)アクチュエーターのねじ4本を外し、カバーを外してください。

    (3)ケーブルをクランプ溝にはめ込み、ケーブルエンドをラック固定部の溝に合わせてロッドクランプを差し

    込んでください。

    ロッド4mm

    ロックナット

    ケーブルエンド

    ねじ

    カバー

    ロッドクランプ クランプ溝

    ケーブル防水ゴム

    ラック固定部

    スロットルケーブルの取り付け取付説明

    取付説明

  • 15

    (4)カバーをアクチュエーターに取り付けてください。

    締付けトルク:1.2~1.8N・m

    2.アクチュエーターの全閉調整

    要 点

    ¡スロットルケーブルはアクチュエーターに取り付けて、一旦アクチュエーターの電源をONにして、アク

    チュエーターの全閉調整をします。このときエンジンに取り付けないでください。

    (1)以下の手順に従い「③アクチュエーター」の全閉調整を行ってください。

    アクチュエーターの全閉調整

    ・「⑤ハーネスリモートコントロール」が接続されていないことを確認してください。

    ・バッテリースイッチをONにしてください。

    ・「③アクチュエーター」が全閉になり、全閉調整は終了です。

    このとき、コントロールユニットにはエラーコード「2」が表示されますが、問題ありません。

    カバー

    取付説明

  • 16

    ■取り外し(1)フリースロットルボタン及びシャフトボタンを取り外します。

    (2)コントロールレバーASSY. のボス部の穴にある2本のスク

    リューを外し、コントロールレバーを取り外します。

    要 点

    ¡コントロールレバーの差込み位置をマーキングしておいてくだ

    さい。

    (3)リモコン本体を固定している4本のスクリューを取り外し、

    リモコン本体を取り外します。

    要 点

    ¡4本のビスを外すとリモコン本体が船底に落ちてしまうので、

    物入れまたはインスペクションハッチより落ちないように押さ

    えてください。また、外したスクリューの位置はマーキングし

    ておきます。

    ■取り付け(取り外しと逆の順番)(1)リモコン本体を取り外す前と同じ位置(マーキングした位置)に取り付けをします。

    締付けトルク:3~4N・m

    (2)トリムスイッチのワイヤーリードをコントロールレバー中心のボス周りに巻き、リード線が捻らないよう取り

    付けてあるか確認してください。

    (3)コントロールレバーASSY.を取り外す前と同じ位置(マーキングした位置)に取り付けます。

    締付けトルク:3~4.5N・m

    (4)シャフトボタンとフリースロットルボタンを取り付けます。

    (5)アジャスティングスクリューでスロットルフリクションを調整します。

    コントロールレバー

    リモコン本体

    シャフトボタン

    フリースロットルボタン

    カバー

    ベース

    ワイヤーハーネス通し穴

    ワッシャー

    スクリュー

    ワイヤーリード

    アジャスティングスクリュー

    取付説明

    リモコンボックスの取り外し・取り付け取付説明

  • 17

    (1)リモコン本体を手前に出します。

    要 点

    ¡AG-21の場合はリモコン下部の物入れから、AS-21の場合はキャビン側からリモコン本体を取り出します。

    (2)スロットルケーブルを外します。

    要 点

    ¡リモコン本体のシフトケーブル側は、取り外す必要はありません。

    ¡AS-21の場合、エンジン側のシフトケーブルを外した方が作業性が良くなります。

    (3)外したスロットルケーブルからケーブルジョイントとロックナットを外し、「①センサーボックス」に移し替え

    てください。

    (4)リモコン本体に「①センサーボックス」を取り付けます。

    要 点

    ¡取付後、センサーボックスの位置決めを行うため、ロックナットは締め込まないでください。

    AS-21AG-21

    リモコン本体

    センサーボックスをシフトケーブルに結束バンドで固定する

    センサーボックス

    シフトケーブル

    取付説明

    センサーボックスの取り付け取付説明

  • 18

    (1)以下の手順に従い「①センサーボックス」の位置決めを行ってください。

    1.「⑫リモコンボックス」のコントロールレバーをニュートラル位置にしてください。

    2. バッテリースイッチをONにしてください。

    3.「③アクチュエーター」が全閉になります。(15ページの「③アクチュエーター」全閉調整は終了させてお

    いてください。)

    4.「④トーイングメーター」を見える位置に置き、「②コントロールユニット」と「⑥バスハーネス」で接続

    してください。

    このとき、「④トーイングメーター」にドットの点滅またはエラーコード「E6.1」が表示される場合があり

    ます。

    5. ダイアグモードにし、「d1」の値を855~870の範囲に入っているか確認してください。(28ページ参

    照)

    範囲を外れる場合は、ケーブルジョイントを回し調整してください。

    要 点

    ¡リモコン本体を手前に出して調整する場合は、センサーボックスを取り付ける前にリモコン本体をフ

    リースロットル状態にして前進側に倒し、ニュートラルに戻してください(このとき、後進側へは倒

    さないでください)。次に、下図のようにセンサーボックスをリモコン本体側にまっすぐ押し付けた状

    態(下図のb参照)で「d1」の値が856~863の範囲になるように調整し、艇体に取り付けま

    す。ダイアグモードの「d1」の値が855~870の範囲に入りやすくなります。

    ¡ケーブルジョイントは1回転締め込むと約8数値が大きくなり、1回転緩めると約8数値が小さくな

    ります。

    ¡「d1」の値が大きいほどスロットルの開き始めが遅く(深く)なります。

    6. ロックナットを締め込んでください。

    7. 付属のナイロンバンドを使用してシフトケーブルと「①センサーボックス」を結束して固定してください。

    8. 再度ダイアグモードの「d1」の値が855~870の範囲にあるか確認してください。

    9. ダイアグモードを解除してください。

    10.バッテリースイッチをOFFにしてください。

    リモコン本体

    センサーボックス

    シフトケーブル

    センサーボックスの位置決め取付説明

    取付説明

  • 19

    注 意

    ¡内部に水が浸入すると故障の原因となります。

    ¡潮風、海水等の影響のない指定した場所に取り付けてください。

    (1)「②コントロールユニット」を使用して、取付穴をあけてください。

    要 点

    ¡カバーが表になるように取り付けてください。

    (2)AG-21は付属のタッピンねじ、AS-21はなべ小ねじで取り付けてください。

    ¡タッピンねじで取り付ける場合下穴径 :φ5mm

    ¡なべ小ねじで取り付ける場合取付孔径:φ7mm

    締付けトルク:4.9~7.8N・m

    M6なべ小ねじ

    M6ナット

    M6小ワッシャ(現地手配)

    カバー

    M6タッピンねじM6ワッシャ

    取付説明

    コントロールユニットの取り付け取付説明

  • 20

    (1)取付位置は手動切換ノブの操作に支障のない場所を選んでください。

    (2)「⑦スロットルアクチュエーターハーネス」の長さは5mです。「②コントロールユニット」は「⑦スロットル

    アクチュエーターハーネス」で接続できる位置に「③アクチュエーター」を取り付けしてください。

    (3)添付の型紙を使用して取付孔をあけてください。

    (4)付属の3本のM8ボルトで取り付けてください。

    取付板厚:15mm以上

    下孔径 :φ8.5mm(M8ボルト)

    締付けトルク:8~12N・m

    M8ボルト

    取付面

    アクチュエーターの取り付け取付説明

    取付説明

  • 21

    (1)メーターパネルにφ85の取付孔をあけます。

    要 点

    ¡アナログスピードメーターを2つ取り付けている場合は、1つ外してください。

    ¡アナログスピードメーターが取り付いていた孔を利用して取り付けることができます。

    (2)付属のコの字クランプとナット2個で取り付けてください。

    注 意

    ¡トーイングメーターと取付面の合面はシリコンを塗布してください。船内に水が入る場合があります。

    上面視

    M5ナット(2ヶ所) 締付けトルク(2.0~3.0N・m)

    コの字クランプ

    取付面

    シリコン塗布

    取付説明

    トーイングメーターの取り付け取付説明

  • 22

    (1)「⑪ブザー」のスピーカー側を取付面に向け、メーター取付ボルト上部にはめ込みます。

    (2)「⑪ブザー」を取付面に当て、ブザーを左右に動かして音量が一番大きくなる位置に調整します。

    (3)付属のワッシャーとナットでブザーが抜け落ちないように固定します。

    〈ナットがワッシャー(ブザー)に当たった位置より1周以内で締め込む〉

    要 点

    ¡ブザーが取付面と平行になるようにナットを締め込んでください。取付面と接する面積が大きい程、音量が大

    きくなります。また、ナットを締め込みすぎるとブザーが斜めになり、音量が小さくなります。ダブルナット

    はブザーの抜け止めとして使用してください。

    ブザー

    ダブルナット、ワッシャー

    取付面

    取付説明

    ブザーの取り付け取付説明

  • 23

    ■取付位置

    要 点

    ¡旋回時にはパドルスピードセンサーが受ける水流が大きく変わるため、船速表示が大きく変化します。

    特にパドルスピードセンサーを取り付けた側に旋回した場合に影響を受けやすいため、右旋回(レギュラース

    タンス)で使用することが多い場合は、パドルスピードセンサーをトランサム左側に取り付けることを推奨し

    ます。

    ¡サービスガイドに記載してあるプロペラを使用してください。トーイングモード中の速度安定性が悪くなる場

    合があります。

    ■取付手順(1)右記の要件に合わせ取付位置(トランサム面)を決めます。

    Ⅰ . センサー本体部の底面が、船底と面一になるように取り付けます。トランサム角度

    船底

    ハル

    ⑬ パドルスピード センサー

    260mm

    【AG-21】 【AS-21】 取付説明

    パドルスピードメーター取付位置・手順取付説明

    取付説明

  • 24

    (2)取付部にセンサー固定タッピンねじ用下穴(2ヶ所)をあけます。

    (3)付属のタッピンねじ(φ5×19)でセンサーを固定し、(タッピンねじ固定部より水入りなきようシリコン処

    理要)センサー取付面との段差をシリコンで埋めます。

    要 点

    ¡航走水に乱流が発生しないよう段差なきよう処理してください。

    ¡タッピンねじ下穴は、トランサムを貫通しないように作業してくださ

    い。

    (4)トランサムからモーターウェルには、ドレンボルトを通しハーネスを布設します。

    (5)配線をモーターウェル内で船内に引き込みます。

    Ⅰ .船外機で、メーターハーネス用グロネットに空きがある場合は、そこから引き込みます。

    Ⅱ .上記対応がとれない艇の場合はケーブルカバーを利用します。

    57mm

    70mm

    17mm

    下穴(2ヶ所)

    パドルホイール

    つまみ

    セットピン セットピンスライド部

    ロックピン

    ロックピンセット部

    ベース

    (側面図) (上面図)

    つまみ つまみ

    シリコン処理※段差なきこと

    パドルスピードメーター取付位置・手順取付説明

    取付説明

  • 25

    以下のチェック項目に従い、T.S.Rが正常に動作するか確認してください。

    内 容 項 目 方 法 結 果 番 号 NGのとき

    電源

    アクチュ エーター 動作 スロットル ケーブル 調整

    トーイング メーター 及びブザー 動作

    船速検出 動作 シフト ケーブル 調整 トーイング 動作

    トーイングメーター及びコント

    ロールユニットにエラーコード

    が表示されないか確認する。

    コントロールレバーに追従して

    アクチュエーターが動作するか

    確認する。

    エンジンのスロットルバルブが

    全閉位置になるか確認する。

    エンジンのスロットルバルブが

    全開位置になるか確認する。

    トーイングモードに移行(目標

    速度が表示される)し、ブザー

    が吹鳴するか確認する。

    目標速度が設定できるか確認

    する。

    船速がトーイングメーターに表

    示されるか確認する。

    前進及び後進にシフトが入るか

    どうかを確認する。

    目標速度付近で、速度が安定し

    て航行できることを確認する。

    バッテリースイッチをオンにする。

    リモコンボックスのフリースロッ

    トルボタンを押して、コントロー

    ルレバーを操作する。

    リモコンボックスのフリースロッ

    トルボタンを押して、コントロー

    ルレバーを前進側からニュート

    ラル位置、後進側からニュートラ

    ル位置にする。

    リモコンボックスのフリースロッ

    トルボタンを押して、前進側の全

    開位置、後進側の全開位置まで

    コントロールレバーを倒す。

    トーイングメーターの電源ボタン

    を押す。

    トーイングメーターの△ボタン又

    は▽ボタンを押す。

    パドルスピードセンサーのパドル

    部分を手で回す。

    船を水上に浮かべてエンジンを

    始動し、コントロールレバーを操

    作する。

    トーイングメーターの電源ボタン

    を押して、目標速度まで加速する。

    (1)エラーコードを確認して不具合原因を取り除

    いてください。

    (31~33ページ参照)

    (1)正しく接続されているか確認してください。

    (5ページ参照)

    (1)アクチュエーターの全閉位置調整を確認して

    ください。

    (15ページ参照) (2)センサーボックスの位

    置決めを確認してくだ

    さい。(18ページ参照)

    (1)正しく接続されているか確認してください。

    (5ページ参照)

    (1)正しく接続されているか確認してください。

    (5ページ参照)

    シフトケーブルの接続を確

    認してください。

    真っ直ぐ航行してください。

    □ □ □ □ □ □ □ □ □

    1

    2

    3

    4

    5

    6

    7

    8

    9

    動作確認シート取付説明

    取付説明

  • 26

    1.電源ON初期動作バッテリースイッチをONにするとアクチュエーターが全閉位置になります。

    2.レバー追従モード動作(1)コントロールレバーを操作すると、それに追従してアクチュエーターが動作します。

    レバー追従モードではトーイングメーターは消灯しています。

    警 告

    ¡ケーブル式のリモコンと比べるとレバー操作が軽くなるため、少しの力で急増減速することがあります。

    慎重に操作してください。急増減速すると同乗者の転倒やシフトケーブル等の損傷のおそれがあります。

    注 意

    ¡エンジンを停止した状態では、フリースロットル状態以外でコントロールレバーを操作しないでください。

    シフトケーブル等を損傷するおそれがあります。

    3.トーイングモード動作■設定方法¡トーイングモード移行操作(1)トーイングメーター消灯時に電源ボタンを押します。

    (2)ブザーが吹鳴し、トーイングメーターが目標速度を点滅

    表示して、トーイングモードに移行します。

    (3)トーイングモードに移行すると、船速を表示します。

    要 点

    ¡アナログスピードメーターと船速表示が異なる場合があ

    ります。

    ¡目標速度設定操作トーイングモード中に設定することができます。

    (1)トーイングメーターの▲ボタンを押すことで目標速度を

    上げることができます。

    (2)トーイングメーターの▼ボタンを押すことで目標速度を

    下げることができます。

    35km/hから43km/hの範囲で、0.5km/h刻みで目標速度

    を設定することができます。

    ▲ボタン

    ▼ボタン 電源ボタン

    取扱説明

     取扱説明

  • 27

    ■操作方法(1)コントロールレバーを前進方向に倒し、加速してください。

    (2)船速が目標速度に近づくとアクチュエーターの自動制御が開始して、ブザー(単音2回)を吹鳴しますの

    で、目標速度に合わせるようにコントロールレバーを操作してください。

    (3)目標速度付近で船速がある程度安定するとブザー(長音1回)を吹鳴しますので、コントロールレバーを

    操作してなくても、目標速度を保つようにアクチュエーターを自動制御します。

    要 点

    ¡自動制御中でも安全上、コントロールレバー位置よりアクチュエーター位置を大きくすることはありませ

    んので、コントロールレバーの倒れが少ない場合は目標速度まで達成しない又は十分な加速が得られない

    場合があります。

    (4)自動制御中でもコントロールレバーを操作すれば、ダイレクトにアクチュエーターの動作に反映します。

    (5)船速が目標速度プラス2km/hを超えた場合は、自動制御を中断し、船速が点滅表示になります。必要に

    応じてコントロールレバーを操作してください。船速が目標速度プラス2km/h以下に戻ると、自動制御

    を再開し船速も点灯表示に戻ります。

    警 告

    ¡船速が点滅表示しているときは、目標速度に合わせる自動制御をしません。コントロールレバーを適正な

    位置まで戻さないと、目標速度を大きく超えてライダーが危険な状況に陥る可能性があります。

    要 点

    ¡旋回時または潮流・風等で船がヒール(船が左右に傾く)した状態では、パドルスピードセンサーが受け

    る水流が大きく変わるため船速表示が大きく変化します。このときにアクチュエーターが不要な動作をし

    ないように(5)の動作をします。

    ■解除方法(1)電源ボタンを長めに押します。

    (2)ブザーが吹鳴し、トーイングメーターが消灯してレバー追従モードに移行します。

    要 点

    ¡エラーコードが表示され、トーイングモードが自動で解除される場合があります。危険のないようにコン

    トロールレバーをニュートラル位置へ戻して、エラー内容を確認してください。

    ¡トーイングモード中はアクチュエーターを自動制御しているため、コントロールレバー位置とアクチュ

    エーター位置が一致していない場合があります。その状態でトーイングモードが解除された場合は、メー

    ターのドットが点滅し、加速方向にコントロールレバーを倒してもアクチュエーターは追従しません。

    一旦コントロールレバーをアクチュエーター位置まで戻し、加速するようにしてください。

    取扱説明

  • 28

    4.ダイアグモード動作■設定方法ダイアグモードへはレバー追従モード又は、エラーコード表示状態で移行することができます。

    (1)トーイングメーターの▲ボタンと▼ボタンを同時に7秒間押します。

    (2)トーイングメーターが「dAg」と点滅し、ブザーが吹鳴してダイアグモードに移行します。

    ■操作方法¡コントロールレバー位置情報表示(1)トーイングメーターの▲ボタンまたは▼ボタンを押して「d1」を選択します。

    (2)「d1」が点滅し、コントロールレバー位置のデジタル値が表示されます。

    ¡アクチュエーター位置情報表示(1)トーイングメーターの▲ボタンまたは▼ボタンを押して「d2」を選択します。

    (2)「d2」が点滅し、アクチュエーター位置のデジタル値が表示されます。

    要 点

    ¡Fmaxはコントロールレバーのストローク調整が100%の場合の値です。

    ¡Fmaxの d1・d2値は、ケーブルの調整の仕方によっては上記の数値にならない場合があります。

    ■解除方法(1)トーイングメーターの電源ボタンを長めに押します。

    (2)トーイングメーターが消灯し、ブザーが吹鳴してダイアグモードを解除します。

    要 点

    ¡T.S.Rが異常を感知した場合、ダイアグモードを解除しても消灯せず、エラーコードが表示されます。

    コントロールレバー位置 d1

    d2 アクチュエーター位置

    アイドル位置 179~187

    Fmax (821~835)

    コントロールレバー位置によるd1とd2の関係

    ニュートラル位置 855~870

    Fmax (215~225)

    取扱説明

     取扱説明

  • 29

    5.エラーコード表示動作(1)T.S.Rが異常を感知した場合、トーイングメーターにエラーコードを表示します。(但し、トーイングモー

    ド中は、エラーコードを表示しないエラーがあります。)(31~ 33ページ参照)

    要 点

    ¡数字の小さいエラーを優先して表示します。

    ■解除方法(1)31~ 33ページの内容を確認してください。エラー復帰条件を満たせば解除されます。

    要 点

    ¡トーイングモード中にエラーコードを表示した場合でもエラー復帰時は、常にレバー追従モードになりま

    す。

    取扱説明

  • 30

    注 意

    ¡非常時以外は非常用切換ノブを操作しないでください。アクチュエーターが正常に動作しない場合があります。

    故障等でコントロールレバーでの操作ができなくなった場合、アクチュエーターを手動で操作することができます。

    下記の手順に従って手動操作を行ってください。

    ■操作方法(1)非常用切換ノブを矢印の方向へ倒してください。

    (2)非常用操作レバーで手動操作を行ってください。

    時計方向に回すと減速し、反時計方向に回すと増速します。

    要 点

    ¡手動操作終了後は、非常用切換ノブを元の状態に戻してください。

    非常用切換ノブ

    非常用操作レバー

    非常時手動操作方法取扱説明

    取扱説明

  • 31

    T.S.Rに異常が発生した場合、コントロールユニットのLED及びトーイングメーターにエラーコードを表示して異

    常箇所を知らせます。

    注 意

    ¡お客様へ:

    エラーコードが表示された場合には、速やかに販売店にご相談ください。

    エラーの 内容

    エラーコード表示 トーイング メーター

    コントロール ユニット

    エラー時の T.S.R動作 エラー復帰条件

    エラー判定条件 推定故障原因 対策

    (1)スロットルアクチュエーターハーネスが断線又はショートしている。

    (2)アクチュエーターのセンサーが少なくとも1系統故障している。

    (1)スロットルアクチュ

    エーターハーネスが正しく接続されていない又は断線している。

    (2)アクチュエーターのセンサーが2系統故障している。

    (1)スロットルアクチュ

    エーターハーネスが断線している。

    (2)アクチュエーターのセンサーが1系統故障している。

    (1)センサーボックスの

    位置決めができていない。

    (2)ハーネスリモートコントロールが正しく接続されていない又は断線している。

    (3)センサーボックスが故障している。

    2系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧に差がある。 システムの電源を再投入して、2系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧が一致する。 2系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧が共に規定範囲では無い。 2系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧が共に規定値範囲になる。及びコントロールレバーがニュートラル位置になる。(注1) 1系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧が規定値範囲ではない。 2系統のアクチュエーターセンサーの出力電圧が共に規定値範囲になる。 センサーボックスの出力電圧が規定範囲ではない。 センサーボックスの出力電圧がニュートラル位置の範囲になる。

    アクチュエーターはアイドル方向へ移動し動作不可。 トーイングモードは動作不可。 アクチュエーターはアイドル方向へ移動し動作不可。 トーイングモードは動作不可。

    通常動作が可能。 トーイングモードではトーイングメーターにエラーコードを表示しない。

    アクチュエーターはアイドル位置に移動し動作不可。 トーイングモードは動作不可。

    アクチュ エーター

    センサー異常 (1又は2系統)

    アクチュ エーター

    センサー異常 (2系統)

    アクチュ エーター

    センサー異常 (1系統)

    リモコン センサー異常

    E1.1

    E1.2

    E1.3

    E2.1

    1

    1

    1

    2

    (1)スロットルアクチュエーターハーネスを点検又は交換する。

    (2)アクチュエーターを

    点検又は交換する。 (1)スロットルアクチュ

    エーターハーネスを点検又は交換する。

    (2)アクチュエーターを

    点検又は交換する。 (1)スロットルアクチュ

    エーターハーネスを点検又は交換する。

    (2)アクチュエーターを点検又は交換する。

    (1)センサーボックスの

    位置決めを正しく行う。(18ページ参照)

    (2)ハーネスリモートコントロールを点検又は交換する。

    (3)センサーボックスを

    点検又は交換する。

    (注1) 異常を解消し、ニュートラル位置にしてもエラーコードが消灯しない場合は、一旦レバーを前進側に倒し、再度ニュートラル位置に戻してください。

    エラーコード表示について

  • 32

    (注1) 異常を解消し、ニュートラル位置にしてもエラーコードが消灯しない場合は、一旦レバーを前進側に倒し、再度ニュートラル位置に戻してください。

    エラーの 内容

    エラーコード表示 トーイング メーター

    コントロール ユニット

    エラー時の T.S.R動作 エラー復帰条件

    エラー判定条件 推定故障原因 対策

    (1)アクチュエーターの全閉調整を行わずにスロットルケーブルを取り付けた。

    (2)アクチュエーターへのスロットルケーブルの取り付けが正しく行われていない。

    (3)アクチュエーターの非常用切替ノブが手動操作方向に倒れている。

    (4)アクチュエーター内のケーブルエンドが緩んでいる。

    (5)エンジン側スロットルケーブル接続部のナットが緩んでいる。

    (6)スロットルケーブルが固着又は正しく接続されていない又は断線している。

    (7)アクチュエーターが故障している。

    (1)バッテリー端子への

    接続が不安定。 (2)バッテリーが規定電

    圧範囲外となっている。

    (1)バッテリー端子への

    接続が不安定。 (2)バッテリーが規定電

    圧範囲外となっている。

    (1)2系統のハーネスパ

    ワーサプライの内どちらかが正しく接続されていない又は断線している。

    (2)2系統のハーネスパワーサプライのヒューズが1系統切れている。

    (3)バッテリー電圧が規定電圧範囲外になっている。

    一定時間を経過してもアクチュエーターが目標位置に移動しない。 アクチュエーターが目標位置に達した。(コントロールレバー位置とアクチュエーター位置が一致した。)

    電源電圧が18.5V以上。

    電源電圧が18.5V未満になる。及びコントロールレバーがニュートラル位置になる。(注1)

    電源電圧が16.3V以上18.5V未満。

    電源電圧が16.3V未満になる。

    2系統ある電源の内片側の電源電圧が5.6V未満。

    2系統共に電源電圧が5.6V以上になる。

    アクチュエーターは動作不可。 トーイングモードは動作不可。

    アクチュエーターはアイドル位置へ移動し動作不可。 トーイングモードは動作不可。 通常動作が可能。 トーイングモードではトーイングメーターにエラーコードを表示しない。 通常動作が可能。 トーイングモードではトーイングメーターにエラーコードを表示しない。

    アクチュ エーター 過負荷異常

    電源超過電圧 異常

    電源過電圧 異常

    電源低電圧 異常

    E3.1

    E4.1

    E4.2

    E4.3

    3

    4

    4

    4

    (1)アクチュエーターの全閉調整をしてからスロットルケーブルケーブルを取り付ける。(15ページ参照)

    (2)スロットルケーブルを正しく取り付ける。(14ページ参照)

    (3)アクチュエーターの非常用操作レバーでアクチュエーターを真ん中ぐらいにして非常用切替ノブを自動操作方向に倒す。(30ページ参照)

    (4)ケーブルエンドを固定する。 (14ページ参照)

    (5)エンジン接続部のナットを固定する。

    (6)スロットルケーブルを点検又は交換する。

    (7)アクチュエーターを点検又は交換する。

    (1)バッテリー端子へ正

    しく接続する。 (2)バッテリーを点検又

    は交換する。 (1)バッテリー端子へ正

    しく接続する。 (2)バッテリーを点検又

    は交換する。 (1)ハーネスパワーサプ

    ライの点検又は交換する。

    (2)ヒューズを交換する。 (3)バッテリーを点検又

    は交換する。

    エラーコード表示について

  • 33

    (注2) ニュートラル位置にしてもエラーコードが消灯しない場合は、一旦レバーを前進側に倒し、再度ニュートラル位置に戻してください。

    エラーの 内容

    エラーコード表示 トーイング メーター

    コントロール ユニット

    エラー時の T.S.R動作 エラー復帰条件

    エラー判定条件 推定故障原因 対策

    (1)バスハーネスが正しく接続されていない又は断線している。

    (2)トーイングメーターが故障している。

    (1)トーイングメーター

    のボタンが押され続けた状態になっている。

    (2)トーイングメーターが故障している。

    (1)シフトが後進に入っ

    ている。 (2)センサーボックスの

    位置決めができていない。

    (3)パドルスピードセンサーが接続されていない。

    (4)スピードパルスハーネスが正しく接続されていない又は断線している。

    (5)ハーネスパワースピードセンサーが正しく接続されていない又は断線している。(アナログスピードメーターが搭載されていない場合のみ。)

    (6)バッテリーのマイナス端子どうしが接続されていない。 (ダブルバッテリーシステムの場合のみ)

    (7)パドルスピードセンサーが故障している。

    トーイングメーターとコントロールユニット間の通信が成立していない。 トーイングメーターとコントロールユニットの通信が正常になる。 トーイングメーターのスイッチが10s以上連続で入力されている。

    トーイングメーターのスイッチが離れる。 コントロールレバーがニュートラル位置以外で一定時間パドルスピードセンサーからの信号が検出されない。

    パドルスピードセンサーの信号が入力される。又はコントロールレバーがニュートラル位置になる。(注2)

    レバー追従モードは通常動作が可能。 トーイングモードは動作不可。 レバー追従モードは通常動作が可能。 トーイングモードは動作不可。 レバー追従モードは通常動作が可能。 トーイングモードは動作不可。

    トーイング メーター 通信異常

    トーイング メーター スイッチ異常

    スピード センサー異常

    E5.1

    E5.2

    E6.1

    5

    5

    6

    (1)バスハーネスを点検又は交換する。

    (2)トーイングメーター

    を点検又は交換する。 (1)トーイングメーター

    のボタンを10s以上押さない。

    (2)トーイングメーター

    を点検又は交換する。 (1)低速で後進している

    ときはパドルスピードセンサーの仕様上信号が検出されない場合がありますが、故障ではありません。

    (2)センサーボックスの位置決めを正しく行う。(18ページ参照)

    (3)ピトー管タイプのスピードセンサーでは動作しません。指定のパドルスピードセンサーを接続する。

    (4)スピードパルスハーネスを点検又は交換する。

    (5)アナログスピードメーターがない場合は、ハーネスパワースピードセンサー(OP)を正しく接続する。

    (6)ダブルバッテリーシステムの場合はマイナス端子どうしを接続する。 (5ページ参照)

    (7)パドルスピードセンサーを点検又は交換する。

  • 34

    T.S.Rを使用中に「故障かな?」と思われる現象が起きたら、まず、この表を参考にチェックしてください。

    症 状 原 因 対 策

    電源(バッテリースイッチ)を入

    れても動作しない。

    エラーコードが表示されている。

    コントロールレバーに追従して

    アクチュエーターは動作するが、

    トーイングメーターが点灯しな

    い又は操作ができない。

    エンジン回転が上がらない。

    エンジンが始動しない。

    トーイングモード中に目標速度

    を過ぎて船速が点滅表示してい

    る。

    トーイングモード中に目標速度

    に達してもブザー音「ビー」が鳴

    らない。又は鳴りにくい。

    トーイングモード中に自動制御

    するブザー音「ピー」が鳴っても、

    速度の安定性が悪い。

    (1)電源が正しく接続されていない。 (2)ヒューズが切れている。

    (1)T.S.Rに異常が発生しました。

    (1)コントロールユニットとトーイングメーターがバスハーネスで正しく

    接続されていない。

    (2)操作方法が正しくない。 (3)トーイングメーターのスイッチが故

    障している。

    (1)アクチュエーターのケーブルが損傷している。

    (2)乗船バランスが悪く、船がプレーニング状態にならない。

    (1)バッテリー電圧が低い。

    (1)旋回している。

    (2)コントロールレバーが倒れ過ぎている。(直進中のとき)

    (1)コントロールレバーの位置が自動制御できる範囲に入っていない。

    (目標速度近辺で速度が安定してい

    ない。)

    (1)海況が荒れている。

    (2)蛇行している。

    (3)スピードセンサーにフジツボやゴミなどが付着している。

    (4)船がピッチングしている。

    (5)サービスガイドに記載してあるプロペラを使用していない。

    (1)電源を正しく接続してください。(5ページ参照) (2)ヒューズを交換してください。

    (1)「エラーコード表示について」を参照してください。(31~33ページ参照)

    (1)正しく接続してください。(5ページ参照)

    (2)正しく操作してください。(26~29ページ参照) (3)販売店にご相談ください。

    (1)ケーブルを交換してください。 (2)船の前後左右にバランスよく乗船する。

    (1)バッテリーを点検又は交換してください。

    (1)旋回時はパドルスピードセンサーが受ける水流が大きく変わるため、船速表示が大きく変

    化します。目標速度プラス2km/h以上になる

    と船速表示が点滅になります。

    (2)目標速度プラス2km/h以上になると、アクチュエーターの自動制御を中断しますので、目

    標速度まで船速が落ちない可能性があります。

    目標速度まで下げるようにコントロールレバ

    ーを少し戻してください。

    (1)コントロールレバーを適切位置(自動制御できる範囲)にしてください。前回目標速度で航行したときのエンジン回転速度を目安にコントロールレバーを操作すると位置を合わせやすいです。

    (1)風や波の影響を受けると速度が安定しない場

    合があります。海況の良いゲレンデでご使用

    ください。

    (2)蛇行すると船がヒール(左右に傾く)し、速度が安定しにくくなり、またウェイキ(引き波)も崩れてライダーが乗りにくくなります。

    真っ直ぐ航行してください。 (3)スピードセンサーに付着したフジツボやゴミ

    などを除去する。

    (4)チルトの位置・乗船バランスなどを調整してください。

    (5)サービスガイドに記載してあるプロペラを使用する。

    困ったときのチェックポイント

  • 35

    症 状 原 因 対 策

    ドットが点滅し、コントロールレ

    バーを倒してもアクチュエータ

    ーが追従しない。

    電源を入れたときにドットが点滅

    し、コントロールレバーを倒して

    もアクチュエーターが追従しない。

    エラーコードが消灯しない。

    (E1.2、E4.1の場合)

    (1) レバー追従モードに移行したときに、コントロールレバー位置がアクチュ

    エーター位置まで戻っていない。

    (1)電源を入れたときに、コントロールレバーの位置がニュートラル位置

    になっていない。

    (1)エラー復帰条件を満たしていない。

    (1)アクチュエーター位置と一致するまでコントロールレバーを戻す。

    (1) コントロールレバーをニュートラル位置にする。 但し、後進側に倒してからニュートラルにした

    場合、ニュートラル位置を検出しない場合が

    あるので、一旦前進側に倒してからニュートラ

    ル位置にする。(フリースロットル状態でも可)

    (1)エラー復帰条件を実施する。 但し、後進側に倒してからニュートラルにした

    場合、ニュートラル位置を検出しない場合が

    あるので、一旦前進側に倒してからニュートラ

    ル位置にする。 

  • 36

    保 守 点 検

    点検箇所 日常点検(使用前) 日常点検(使用後) 定期点検(6ヶ月)

    トーイングメーター

    コントロールユニット

    アクチュエーター

    センサーボックス

    ハーネス

    ケーブル

    スピードセンサー

    (1)機能が正常に作動するかどうか確認してください。

    (1)機能が正常に作動するかどうか確認してください。

    (1)ケーブルとアクチュエーターの接続部(ケーブル

    エンド)のゆるみがない

    か点検してください。

    (2)ケーブルとエンジン及びクラッチの接続部のゆる

    みがないか点検してくだ

    さい。

    (1)フジツボやゴミなどが付着している場合は、取り

    除いてください。

    (1)海水等がかかった場合は、腐食防止のため真水で洗

    ってください。

    (2)電子部品が内蔵されているためグリス等は使用し

    ないでください。

    (1)海水等がかかった場合は、腐食防止のため真水で洗

    ってください。

    (2)ねじ等の金属部はマリングリースで拭いてください。

    (1)電線の断線、損傷がないか点検してください。

    (2)カプラー等、結線部が外れていないか点検してください。

    (1)ねじ等のゆるみがないか点検してください。

    (2)電線の断線、損傷がないか点検してください。

    (3)カプラー等結線部が外れていないか点検してください。

    (4)アクチュエーター位置(アイドル、フルスロットル)とエンジンアー

    ムポジションが合致しているか点

    検してください。

    (5)センサーボックス固定用のナイロンバンドがゆるんでいないか点

    検してください。

    (1)断線、損傷がないか点検してください。

    (2)カプラー等、結線部が外れていないか点検してください。

    (1)ケーブル自体の損傷、磨耗、腐食がないか点検してください。

    (1)パドルホイールがベースに確実にセットされているか確認してく

    ださい。

    (2)電線の断線、損傷がないか点検してください。

  • 37

    推 奨 交 換 時 期

    ■アクチュエーター、センサーボックスアクチュエーター、センサーボックスにはセンサーなどの精密部品を使用しています。

    長時間使用で塩害や磨耗などにより性能低下することがあります。

    耐久回数は正常使用状況で約100,000回程度です。

    通常使用状況で約5年程度で交換を推奨します。

    ■コントロールユニット、トーイングメーター、ハーネス類コントロールユニット、トーイングメーター、ハーネス類は海上使用では塩害や紫外線などにより劣化すること

    があります。

    通常使用状態で約7年程度で交換を推奨します。

    ■リモコンケーブルリモートコントロールケーブルは繰り返し使用されることによる疲労により破損することがあります。

    耐久回数は使用条件により大きく異なりますが正常取り付けで約50,000回程度です。

    通常使用状況で約2年程度で交換を推奨します。

  • 38

    トーイング簡単操作ガイド

    ■乗船時 ・海況のよいゲレンデを選択してください。

    ・船の前後左右にバランスよく乗船してください。

    ・ウォーターバラストを満タンにして、ボールバルブを閉めます。

    (AG-21、AG-21BR)

    ・イケスを満タンにして、スカッパーキャップを閉めます。(AS-21)

    要 点

    ¡給水排水方法については艇体の取扱説明書を参照ください。

    ■操船時

    警 告

    ¡安全航行を最優先してください。

    ¡本艇のコントロールレバーはワイヤー式に比べて、動きが軽くなっ

    ています。急増減速しないように注意して操作してください。

    1.ゲレンデに移動したらトーイングメーターの電源ボタンを押して

    トーイングモードにしてください。(目標速度が点滅後、船速が表示

    されます。)

    2.▼又は▲ボタンで目標速度を設定

    してください。

    3.ライダーの様子を見ながらコントロールレバーを倒して、加速して

    ください。

    4.目標物を見つけ真っ直ぐ航行してください。

    5.目標の速度に近づくと、「ピッピッ」と2回ブザーが鳴りますので、目

    標の速度に合わせるように、コントロールレバーを操作してくださ

    い。このときに急激なコントロールレバー操作に注意してください。

    要 点

    ¡前回目標速度で航行したときのエンジン回転速度を目安にコントロールレバーを操作すると、コントロール

    レバー位置を合わせやすいです。

    ▲ボタン

    ▼ボタン 電源ボタン

    要 点

    ¡AG-21BR、AS-21は前後位置も

    バランスよく乗船してください。

    要 点

    ¡蛇行すると船がヒール(左右に傾

    く)して速度が安定しにくくなり、

    またウェイキ(引き波)も崩れてラ

    イダーが乗りにくくなります。

    真っ直ぐ航行してください。

    リモコンレバーを徐々に戻す 「ピッピッ」

  • 39

    6.目標速度近辺で速度が安定する

    (コントロールレバー位置が制御範

    囲の位置になる)と「ピー」と1回

    ブザーが鳴り、コントロールレ

    バーを操作しなくても、目標速度

    を保つように自動制御します。

    7.船速が目標速度より2km/h以上を上回ると自動制御を中断し、船速が点滅表示になります。

    必要に応じてコントロールレバーを操作してください。船速が目標速度プラス2km/h以下に戻ると、自動制御を

    再開し船速は点灯表示に戻ります。

    警 告

    ¡船速が点滅表示しているときは、目標速度に合わせる自動制御をしません。コントロールレバーを適正な位置

    まで戻さないと、目標速度を大きく超えてライダーが危険な状況に陥る可能性があります。

    要 点

    ¡直進中に船速が点滅した場合は、コントロールレバーが倒れすぎている可能性がありますので、少し戻してく

    ださい。

    8.旋回時にはパドルスピードセンサーが受ける水流が大きく変わるため、船速表示が大きく変化します。また、そ

    の際にアクチュエーターが閉じる動作をして立ち上がりの加速が鈍くなることがあります。必要によりコントロー

    ルレバー操作をして加速してください。

    【まめ知識1】

    ●旋回時

    旋回することを手等でライダーに合図して、ライダーがウェイキ

    (引き波)の間に入ったことを確認して、旋回するようにしま

    しょう。

    【まめ知識2】

    コントロールレバーのチルトスイッチを操作して、ウェイキ(引き波)の形を調整することができます。

    注 意

    ¡チルトアップし過ぎるとプロペラが空転し、エンジン回転速度が高くなる可能性がありますので、注意してく

    ださい。また、船がピッチングし、トーイングモード中の速度安定性が悪くなる場合があります。

    要 点

    ¡ウェイキ(引き波)のリップが立つようにチルトスイッチを調整します。

    目標速度

    速度が安定していない 「ピー」 「ピー」

    チルトスイッチ リップが崩れている リップが立っている

  • 40

    保  証  書

    お買い上げ頂きました製品に万一不具合がおきました場合には、この保証書に基づき次の通り保証致します。 なお、この保証は日本国内で使用される当該製品に限り適用致します。 1.保証期間 保証期間は納入日(お客様にお渡しした日)より1年間と致します。 但し、営業用又は業務用に使用する場合、6ヶ月と致します。

    2.保証内容 (要件) 次の3つの要件を充すものに限ります。 1) 指定された艇及び機種に装備されたもの。 2) 保証期間内に、材料又は製造上の原因により発生した故障又は破損。 3) 保証期間内に弊社の販売店、取扱店に届け出の上、保証修理が認められたもの。 (内容) 1) この保証書に示す条件に従って、弊社の判断により無償にて当該部品の修理を行います。 2) 保証修理により取り外した不良部品は、弊社の所有となります。

    3.保証修理の受け方 保証修理の適用を認められたときは、次の手続きに従ってください。 1) お買い上げ頂いた販売店、取扱店又は弊社指定販売店において修理を受けてください。 2) その際、登録済の保証書及び当該故障又は破損物品の提出がないときは、保証修理の対象になりませんので御注意ください。

    4.保証除外事項 1) 次に示す現象、不具合については、保証修理いたしません。 ①使用損耗又は経年変化により発生する現象 ②機能上影響のない感覚的現象 ③通常の注意で発見できたにもかかわらず、放置したことにより拡大した不具合

    2) 次に示すものに起因する不具合は保証修理いたしません。 ①弊社純正又は弊社の指定する以外の部品、材料その他の使用 ②取扱方法、保守・保管方法又は保管場所の誤り、不備又は不適当 ③点検整備、定期交換部品の交換の不実施 ④取扱説明書等により弊社が示す取扱い方法と異なる使用もしくは仕様の限度を超える使用又は製品の一般的な使用方法と異なる酷使(レース等) ⑤法令によって定められた航行区域以外での使用 ⑥弊社又は法令の認めていない修理、改造、部品・付属品の装着 ⑦弊社指定の販売店、取扱店又はサービス店以外で行われた艤装 ⑧弊社指定の販売店、取扱店又はサービス店以外で行われた修理、点検又は改造 ⑨地震、台風、水害等の天災および火災ならびに航海中、運送中等の事故、その他の弊社の責に帰すべからず事由 ⑩取扱方法、保守方法もしくは保管方法の誤り、又は保管場所の不適切によって発生したとみなされる故障又は破損 ⑪煤煙、薬品、鳥糞、酸性雨、鉄粉、降灰等の外部要因

    3) 次に示すものの費用は負担いたしません。 ①消耗部品および油脂類等(ケーブル類) ②弊社又は法令が指定する定期点検整備、定期交換部品およびその他の点検、調整、清掃等の費用 ③弊社の販売会社又は製品お買い上げの販売店以外での修理の費用 ④製品を使用できなかった事に�