ブロンコストデジタルマルチバス計器(マスフロー プレッシャー … ·...
TRANSCRIPT
1
ブロンコストデジタルマルチバス計器(マスフロー/プレッシャー計器)のための
RS232インターフェース(FLOW-BUSプロトコール採用)
注)この日本語版マニュアルは正規取扱説明書(英語版;Doc. No.:9.17.027Q,
Date: 26-09-2011の抜粋です。 詳細は正規版取扱説明書を参照ください。
ブロンコスト・ジャパン株式会社
〒135-0016東京都江東区東陽 5-27-5
電話;03-2645-1371
ファックス;03-3645-1377
2
1. 一般製品情報(General Product Information)
1.1初めに:
このマニュアルはブロンコスト社製計器と顧客のPC/PLCと
RS232 シリアル通信を使用して如何にして通信するかを説明するも
のです。 これらの計器を容易に運転するにはこの説明書
の情報を利用して顧客自身でソフトウエアを作成しなければな
りません。 ブロンコストは更にMicrosoft Windowsを使用して顧客のPCとデジタ
ル計器を簡単に運転できるソフトウエアを提供いたします。
最も高次元サポート通信レベルでのWindowsアプリケーションプログラムにたいし
て FlowDDEチャンネルを使用することができます。Windowsアプリケーション(例;
Excel, Visual Basic, LabVIEW, Delphi, Borland C)とデジタル計器間の容易な結合は
FlowDDEプログラムを使用することです。
低次元の通信レベルですと、Reading/changing パラメータバリューについては
FLOWB32.DLL も利用可能です。
利用可能なインターフェースから直接 FLOW-BUSデバイスより、又はデバイスへ
パラメータバリューを書込んだり、読んだりするためには、これらのデバイス間のメ
ッセージのためのスペシャルプロトコールがあります。このプロトコールはブロンコ
スト製品のために特別に開発されたものです。 従って、第三者の製品は結合できま
せん。 パラメータ(FBnr)(max.32)を有するプロセス(max.127)を持つ計器/nodes
(126)に対してハイアラキー構成の形態を採っています。 そしてそれらの Valuesは
計器の setting/propertiesを使用可能にするためにある値(Values)に設定することが
できます。
ホストコンピューターで FLOW-BUS システムを運転する場合、もし顧客が直接イン
ターフェースをドライブするという選択をされたならば、このメッセージプロトコー
ル を 理 解 い た だ か な け れ ば な り ま せ ん 。 顧 客 が RS232/FLOW-BUS
interface(micro-switch & 2LED’s 無し)で使用する場合、まず初めにインターフェース
を初期化しなければなりません。 初期化は、RS232 経由でインターフェースへある
ASII-ストリングを送ることによって可能になります。さらに詳しくは、
RS232/FLOW-BUS interfaceのイニシャライジング″を参照ください。
マルチバス計器を RS232 経由で直接通信する場合、又は、新しいタイプの
RS232/FLOW-BUS (このインターフェースにはスイッチと 2個のLEDを備えてあり、
baud rateが 38K4)インターフェースを使用する場合は、特別な初期化(initialization)
は不要です。
3
1.2マルチバスタイプ(MULTIBUS TYPES)
2000年にブロンコストは“multibus”原理をベースにしたデジタル計器を開発いたしまし
た。 計器の基本になるPCボードは一般的な機能;計測・制御、警報、積算及び診断機
能を備えています。 アナログ I/O信号及び RS232接続が標準仕様です。
これに加えて、 他の通信プロトコールに対応したインターフェースボード;DviceNet,
Profibus-DP, Modbus, FLOW-BUS,を準備しています。 ファーストジェネレーション
PCボード(MBC-l)は 16 ビット富士通コントローラを採用しています。 これは 2003
年にマルチバスタイプ‐2(MBC-ll)にとって代わられています。 MBC-llも 16ビット
富士通コントローラを採用していますが、MBC-l に更に改良が加えられています;バルブ
の電流値監視等。 これらは熱発生を抑え、制御特性を改善する結果になっています。
最新のマルチバスタイプ‐3(MBC3)が 2011年にリリースされました。 このPC
ボードは 73MHz 32bit NXP ARMコントローラを採用し、かつボードに AD & DA コント
ローラを持たせており、そのおかげでノイズフリー計測及び遅延の無いバルブ
コントロールを可能にいたしました。 内部コントロールループはMBC-llと比較して
6 倍の速さで動作します。 したがって、制御安定性は飛躍的に高くなりました。その他、
いくつかの改善
があります;例; reverse voltage protection, inrush
current limitation, overvoltageprotection 等が挙げられま
す。
MBC3計器は計器ラベルの左下に“MBC3”と明記
されていますので確認できます。
4
1.4クイックスタートアップ手順(SHORT FORM START-UP)
正しいケーブルでPC/PLCとRS232インターフェースが正しく接続さ
れていることを確認してください。
計器及びインターフェースに電源(+15…24Vdc)が投入されていることを
確認してください
RS232/FLOW-BUS インターフェース(マイクロスイッチ、LED無)使用の
場合、まずインターフェースが FLOW-BUS上のフリーアドレスを入手します。
次に、[InitializingRS232/FLOW-BUS interface に記述されている手順に従い
初期化してください。
顧客COMポートに対して[38400,n,8,1]を設定します。Baud rate=38K4 Baud,
no parity, 8 data bits, 1shop bit
次のパラグラフに記述されているようにメッセージを送信する
トラブルの場合は Hyper terminal(MS-Windows)又は FlowDDE(ブロンコス
ト)のようなプログラムが便利です。
5
2. インターフェース(INTERFACE)
2.2マルチバス計器の RS232(RS232 on MUITIBUS INSTRUMENT)
マルチバス計器の RS232インターフェースはどの RS232 V24 シリアルポート(PC)と
も接続できます。 MBC-ll を装着した計器では 38400 Baud で通信します。 MBC3 を
装着した計器についてはそれぞれ 38400, 57600, 115200, 460800 Baudでの通信が可能で
す。
計器のコネクター;D-sub9pinオスにおいては pin6(RX)と pin1(TX)になります。
RS232通信は 8DIN connectorからも可能です。
2.2.1適用例;
2.2.2 ファシリティー(Facilities)
計器/PC間をハンドシェイキングさせるファシリティーはありません。
PC/PLC側では nul-modem connectorが必要です。
通信設定は:38400,n,8,1です。
ブロンコストは通信に必要なスペシャルケーブルを提供可能です。
通信ソフトウエアサポートもご利用いただけます。
2.2.3ボーレートマルチバス RS232(Baud rates multibus RS232)
MBCll ボーレート:38400 Baud
MBC3ボーレート:9600 Baud, 19200 Baud, 38400 Baud, 57600 Baud, 115200 Baud,
230400 Baud, 460,800 Baud
Multibus RS232 interface は FLOW-BUS通信プロトコールを利用してマルチバス計器と
RS232シリアル(PC)ポート間のシリアルインターフェースです。
6
FLOW-BUS PROTOCOL について:
3.1一般情報
もっとも高レベルの通信を行う場合、このファシリティーのWindows application-program
に対して DDE-channelをご利用いただけます。 低レベル通信を行う場合はパラメータ
値を変更するのに FLOWB32.DLLをご利用いただけます。
ご利用可能なインターフェースから直接 FLOW-BUSデバイスへ、又はパラメータ値
を Read, writeするためには、デバイス間でスペシャルメッセージプロトコールが必要にな
ります。 HOST コンピューターから FLOW-BUS システムを運転するには、もしインタ
ーフェースを直接ドライブする場合、このメッセージプロトコールを知らなければなりま
せん。
RS232/FLOW-BUS interface(baud rate; 38K4)を使用する場合、このインターフェースを
先ず初期化しなければなりません。これは RS232 を通して ASCll-strings を送ることによ
って可能になります。 “initializing RS232/FLOW-BUS interface”の項を参照ください。
PCと RS232 HOSTのための通信プロトコールが 2種類あります。
・ASCllプロトコール;現在の FLOW-BUSアプリケーションに適用可
このプロトコールは一度に 1マスターvs1スレーブのみをハンドリングします。
・強化バイナリ―プロトコール;異なったNodesへメッセージを同時に送ることを
サポートします。 このプロトコールはmessage-sequesnce numberを持っており、
一度に複数のマスター・スレーブダイアログをハンドリングします。
RS232 HOSTモジュールはPCで使用されているプロトコールを自動的に認識し、使用
中のプロトコールへ適応します。 プロトコールのタイプはメッセージの最初のキャラ
クターによって決定されます。
・最初のキャラクター‘:’ (0x3A) 現在のメッセタイプ
・最初のキャラクター DLE (0x10) 強化メッセージタイプ
FLOW-BUS DLL (FLOWB32.DLL) 経由でPCはどのプロトコールが使用中であるか
決定します。
通信は常にマスター(PC)とスレーブ(HOST)の関係になります。
HOSTはPCからのリクエストに常に応えることになります。
3.2 マルチバス計器へローカルホストインターフェースをインストールする:
RS232インターフェースでデジタル計器を使用する場合、ボーレートは 38K4に
フィックスされます。 特に初期化は不要です。 シリアルラインがPC又はPLCの
COM-port
7
へ接続されても、この計器とは FLOW-BUS プロトコールを使用して通信しなければな
りません。 各計器はそれぞれ自身のノードアドレス(3…120)を持っています。
計器へメッセージを送る場合は、このノードアドレスを知らなければなりません。
然しながら、ノードアドレス 128にメッセージを送ると、計器はそのメッセージへ
常に応えます。RS232で point-to-point接続の場合、あらゆる場面で通信を行うのに
これは最も容易な方法です(計器の真のノードアドレスに独立しています)。
3.3 インターフェース構成(Interface Structure)
3.3.1 ベーシックデータリンクフォーマット
ベーシックデータリンクフォーマットは次のようなフィールドを持っています:
FLOW-BUS環境ではデータフィールドは 256バイトのデータを含んでいます。 ここに
記述されているHOSTアプリケーションでは、メッセージは PROPARコーディング
ルールに基づいており、データフィールドは最大 64バイト含んでいます。
8
3.3.2 ASIIテーブル
American Standard Code for Information Interchange(ASII)は英アルファベットの順序
に基づきキャラクターエンコディングスキームになっています。 ASII コードはコンピ
ューター、通信装置、その他テキストを使用するデバイスにおいてテキストを代表する
ものです。 ほとんどのモダンキャラクターエンコーディングスキームは ASIIに基づい
ています。
3.3.3 RS232 ASIIプロトコール
ASIIプロトコールは既存の RS232-HOSTで使用されています。 既存のドライバー
ソフトウエアに対応するために ASIIプロトコールが利用できます。
ベーシックリンクメッセージは次のような ASIIでコーディングされます:
Byte Explanation (説明)
: イニシャルキャラクター(セミコロン)
len 1, len 2 バイトの中のノードアドレスを含んだメッセージの長さ
はベーシックメッセージ長+1になります
node 1,node 2 目標のノードアドレス(PC to HOST)
9
ソースのノードアドレス(HOST to PC)
data 1, data 2 メッセージフィールド
CR ノードキャラクター
全てのバイト(イニシャルとたーみネーションキャラクターを除く)は 1 binary byteから
2 hexadecimal btyeへ ASIIに基づいて変換されます。例;
HOSTから PCへエラーメッセージをパスするには特別なメッセージが使用されます:
Byte Explanation (説明)
: イニシャルキャラクター
0x30, 0x31 メッセージ長さ(1byte)
error エラーコード、2桁 HEXナンバー
CR ターミネーションキャラクター
エラーコードは次のバリュー(Value)を持つことが出来ます:
Value Meaning ([意味)
1 no: メッセージのスタート
2 最初のバイトでエラー
3 二番目のバイトエラー、又はバイト番号が 0、又は
メッセージが長すぎる
4 受信したメッセージの中にエラーあり(レシーバー
オーバーラン、フレームエラー等)
5 FLOW-BUS通信エラー:タイムアウト、レシーバーによる
メッセージ拒否
8 送信中タイムアウト
9 タイムアウト中にアンサーが受信されない
3,3.4 エンハンストバイナリ―プロトコール
エンハンスト(強化された)プロトコールはバイナリ―コード化されています。
コントロールシーケンスがバイトストリーム中のメッセージの始めと終わりを認識する
ために使用されます。
first byte second
byte Funtion
10
DLE (0x10) STX (0x02) メッセージのスタート
DLE (0x10) ETX (0x03) メッセージの終わり
DLE (0x10) DLE (0x10) データバイト 0x10
DLE (0x10) その他の 許可されない。 このようなシーケンスを含んだ
キャラクタ
ー メッセージは無視されます。 レシーバーは
新しい DLE STXシーケンスまで待ちます。
[DLE DLE]シーケンスは発信されたバイナリ―データストリーム中の可能な
DLEバイトがコントロールシーケンスの開始と認識されてしまうのを防止するために
使用されます。 送信者はデータ中のどの DLEバイトでもこの 2 つの DLE バイトに置き
換えられます。受信者のデータリンクは[DLE DLE]シーケンスを 1つの DLE バイトへ
変換します。
もし RS232エラー(レシーバーオーバーラン、フレームエラー、コントロール
シーケンス不許可)が発生したら、データリンクフレームは無視されます。
PC と HOST 間のエンハンストバイナリ―コードメッセージは次のように構成されていま
す:
Byte (バイト) Explanation(説明)
DLE, STX シーケンスをスタートする
seq メッセージシーケンスナンバー
node 目標のノードアドレス(PC to HOST), ソースのノードアドレス(HOST to PC)
len バイト中のデータフィールド長
data メッセージフィールド
DLE,ETX シーケンス終了
エンハンストプロトコールでは一度に 1 つ以上のリクエストのトランスミッションを許可
します。 シーケンス番号で相当するリクエストに対応する応答を可能にします。
HOSTは 1つ以上のメッセージバッファー(メッセージがストアーされる:ティピカル 5)
を持っています。 メッセージがフルの場合、HOSTはエラーメッセージで応答します。
11
HOST から PC への応答はリクエストと同じメッセージフォーマットです。 エラーメッ
セージはスペシャルフォーマットになります:
Byte (バイト) Explanation(説明)
DLE, STX シーケンス開始
seq メッセージシーケンス番号(リクエストの中で)
node ソースのノードアドレス(リクエストの中で)
error エラーコード
DLE,ETX シーケンス終了
エラーコードは次のバリューを持つことが出来ます:
Value(バリュ
ー) Meaning(意味)
3 HOSTによってメッセージが拒絶された、 HOSTレシーババッファーオーバ
ーフロー
5 FLOW-BUS通信エラー:タイムアウト、又は FLOW-BUS ノードによってメッ
セージが
拒絶された
8 送信中タイムアウトになった
9 タイムアウト時間内にリクエストに対して応答がない
3.4 通信メッセージ(Communication Message)
FLOW-BUSインターフェースと他デバイス間の通信メッセージは独自の情報を持った
コマンドストリングからできています。 このコマンドストリングは ASII(RS232)
又はBINARYになります。 基本的にストリングはいくつかの情報バイトを含んでいます。
RS232を通してこれらのHexadecimalバイトは ASIIに変換(例;バイトバリュー0x0A
は ASIIでは〝0A〝に、そして大文字が使用されます)されます。 RS232経由の
メッセージは〝:〝キャラクターで先行し、〝 r n〝でターミネート(
Carriage return-line-feed)します。 FLOW-BUSではいくつかのコマンドがあり、利用
出来ます。 全ての標準的パラメータの読み書きに対しては、コマンド RD(04)とWR(01)
のみが必要です。 1つの RDコマンドに対して 1つのWRで応答します。 それらは
要求されたバリュー、ステータスメッセージやエラーナンバーを含んでいます。
1つのWRコマンドにたいしてエラーナンバーを含んだ 1つのステータスメッセージ(
12
もしエラーナンバーが 0であれば、WRコマンドは OK)が応答されます。
3.4.1 通信コマンド(Communication Command)
コマンド(Command) 内容(Description)
00 ステータスメッセージ
01 行先アドレスでパラメータを送る、タイプ 00 コマンドで応答
02 行先アドレスでパラメータを送る、ステータス要求なし
03 ソースアドレスでパラメータを送る、 ステータス要求なし
04 パラメータ要求、 タイプ 02又は 00 コマンドで応答される
05 指示: 繰り返しパラメータを送る(繰り返し時間を持つバイトが続く)
06 プロセスをストップ
07 プロセスをスタート
08 プロセスをクレーム
09 プロセスをクレームしない
特定のパラメータへアクセスするには、次の点を理解する必要があります。
・ノードアドレス;システム中で各 FLOW-BUSデバイスは特定のノードアドレスへ接続
されます。
・プロセスナンバー;各デバイス(ノード)はいくつかのプロセスで形成されています。
・パラメータナンバー(FBnr); 各プロセスはいくつかのパラメータで形成されています。
・パラメータタイプ; 各パラメータは異なったタイプとバリューであります。
ASIIキャラクター:は Hexadecimalバリュー:3Aを持つ
ASIIキャラクター ′ r′は Hexadecimalバリュー:0Dを持つ
ASIIキャラクター′ n′は Hexadecimalバリュー:0Aを持つ
パラメータナンバー及びバリューについては″parameter properties″と
″parameter value″を参照ください。
13
3.4.2 パラメータタイプ(parameter types)
、
メッセージはいくつかのバイトからのデータからできているバイトを利用します。
例を以下に示します:
3.5 チェーン化(Chaining)
チェーン化は 1パラメータ/メッセージ以上を send したり requestするのに使用されます。
パラメータが同じプロセスの全てのメンバーであれば、それらはパラメータレベルでチェ
ーン化されます。 コンビネーションももちろん可能です。 パラメータレベルでチェ
ーン化するためには、もし同じプロセスで次の別のパラメータがある場合、パラメータ
ナンバーの最初のビットを設定しなければなりません。 プロセスレベルでチェーン化す
るためには、プロセスナンバーの最初のビットを設定しなければなりません(もし
別のプロセスが続く場合)。
14
3.6 ステータスメッセージ(Status Message)
〝01〝コマンドでデバイスに writeすることは 1つのステータスメッセージになります。
可能性のある応答を以下にリストアップします:
No
. Byte(バイト) Description(記述)
0 : スタートキャラクター
1 04 固定メッセージ長 4.
2 Node ノードアドレス
3 00 コマンドステータス
4 Status 00 エラー無し
01 プロセスがクレームされている
02 コマンドエラー
03 プロセスエラー
04 パラメータエラー
05 パラメータタイプエラー
06 パラメータバリューエラー
07 ネットワークが動作していない
08 Time-outスタートキャラクター
09 Time-outシリアルライン
0A ハードウエアメモリーエラー
0B ノードナンバーエラー
0C 一般通信エラー
0D Read Only パラメータ
0E PC 通信エラー
0F RS232 接続無し
10 PC がメモリー不足
11 Write Only パラメータ
12 システム構成が不明
13 フレーノードアドレス無し
14 インターフェースタイプ間違い
⒖ シリアルポートコネクションエラー
16 オープニングコミュニケーションエラー
17 通信エラー
18 インターフェースバスマスターエラー
19 Timeoutアンサー
15
1A スタートキャラクター無し
1B ファーストデジットエラー
1C HOSTのバッファーオーバーフロー
1D バッファーオーバーフロー
1E アンサーが見つからない
1F クロージングコミュニケーションエラー
20 シンクロナイゼーションエラー
21 Send エラー
22 プロトコールエラー
23 モジュールのバッファーオーバーフロー
5 Index 又は 上記ステータスを利用する Send メッセージ中の最初のバイトを指し示すインデック
ス。
Claimed Process CLAIM ERROR ステータスの場合、このフィールドはクレームプロセスを含みます。
6 r キャリッジリターン
7 n ラインフィード
3.7 Sendパラメータ
デバイスへWriteするにはコマンド〝01〝と〝02〝を使用しなければなりません。
〝01〝は結果としてエラーチェックのためのステータスメッセージを与えます。
コマンド〝02〝はデバイスから応答を与えません。 下記テーブルはトータルコマンド
ラインを説明しています。
パラメータを送る
No. Byte(バイ
ト) Layout Description(記述)
0 : スタートキャラクター
1 length メッセージ長
2 Node ノードアドレス
3 01 or 02 write コマンド、タイプ 01 に対してステータスメッセージ(00)がリターンされる
4 Prosess cppppppp c; チェーン化されたプロセス
p; プロセスナンバー
5 Parameter cttppppp c; チェーン化されたパラメータ
t; パラメータタイプ
ステータスメッセージのバイト 5からのバリューは、もしバイト 4=0の
場合、無視されることがあります。
16
p; パラメータナンバー(FBnr.)
6 Value 1 全てのタイプに対するバリュー。 ’strings' についてはこのフィールド
ではストリング長を含む
7 Value 2 タイプ'interger', 'float'又は'long'に対するバリュー
8 Value 3 タイプ'float'又は'long'に対するバリュー
9 Value 4 タイプ'float'又は'long'に対するバリュー
X Value x タイプ'string'に対してストリング長によってもっとバリューフィールドが
続く。 与えられた長さ(Length)がゼロの時、最後のフィールドはゼロです。
X+1 r キャリッジリターン
X+2 n ラインフィード
3.8 Requestパラメータ
それぞれ要求されたパラメータに対してインデックスナンバーが与えられます。 アンサ
ーノードを要求されたパラメータに対してこのインデックスナンバーをリターンします。
インデックスナンバーはいくつかのパラメータが要求された時、どのパラメータがリター
ンされたかをチェックするために使用されます。
パラメーを要求する
No. Byte(バイト) Layout Description(記述)
0 : スタートキャラクター
1 Length メッセージ長
2 Node ノードアドレス
3 04 Read コマンド
4* Process cpppppp c; チェーン化されたプロセス
p; プロセスナンバー
5* Parameter cttnnnnn c; チェーン化されたパラメータ
t; パラメータタイプ
n; パラメータインデックスx0…31
6 Process -ppppppp -; 不使用 (ゼロを使用)
p; プロセスナンバー
7 Parameter -ttppppp -; 不使用(ゼロを使用)
t; タイプパラメータ
t; パラメータナンバー(FBnr.)
8 String length string'パラメータタイプについて、このフィールドは期待する
ストリング長を含んでいます。
9 r キャリッジリターン
17
10 n ラインフィード
リクエストに応える
No. Byte(バイト) Layout Description (記述)
0 : スタートキャラクター
1 Length メッセージ長
2 Node ノードアドレス
3 02 write コマンド
4* Process cppppppp c; チェーン化されたプロセス
p; プロセスナンバー
5* Parameter cttnnnnn c; チェーン化されたパラメータ
t; パラメータタイプ
n; パラメータインデックス x0…31
6 Value 1 全てのタイプのバリュー。 'string'はストリング長を含む
7 Value 2 タイプ'intergar', 'float' 又は'long'に対するバリュー
8 Value 3 float' 又は'long'に対するバリュー
9 Value 4 float' 又は'long'に対するバリュー
X Value x ストリング長によって、タイプ'string'に更なるバリューフィールド
が続く
X+1 r キャリッジリターン
X+2 n ラインフィード
3.9 RS232/FLOW-BUS interfaceのインストール
RS232/FLOW-BUS interfaceを(マイクロスイッチや 2個の LEDを持たない場合)
通信に使用する時はパワーアップで即このモジュールが FLOW-BUSトークンリング
ネットワークの一部にはなれないことを理解してください。 パワーOFFにしたら、
ONにする度にモジュールを初期化しなければなりません。 FLOW-BUSに対して
マイクロスイッチ、赤 LED,緑 LED及び RJ45コネクターを使用した RS232/FLOW-BUS
アドバイス;
No.4と No.6については同じプロセス名を使用すること。 インデッ
クスが不要の時は FBnrへ記入してください。 そうすれば、リター
ンメッセージで要求されたパラメータをリターンします。
*要求されたモジュールは Requestメッセージから直接アンサーメッセージ
へこれらをコピーします。
18
Interfaceの場合は、初期化は不要です。 スイッチを利用して1回だけインターフェース
に FLOW-BUS上のフリーアドレスを見つけさせれば、初期化をスキップでき、直接
メッセージを送ることが出来ます。
更に、デジタル・マルチバス計器を RS232 と直接接続して使用する場合も、FLOW-BUS
上で計器の初期化は不要です(フリーノードアドレスを与えます)。 なぜなら、計器は
FLOW-BUSへ物理的に接続されていないためです。 然し、同じプロトコールを使用しま
す。 計器(計器のノードアドレスか;ノード3;選択的応答、又は、ノードアドレス
128;常に応答)へ直接メッセージを送り、スタートることが可能です。
電源を投入しますと、ノード 0で RS232側でのみ RS232インターフェースと通信が可能
になります。 FLOW-BUSのメンバーになるためには、initコマンドを送り、更に
ネットワークパラメータ;PNA, SNA, NNA, LNA, BM及びリセットコマンドを送らなけ
ればなりません。この瞬間にインターフェースは FLOW-BUSのメンバーになれます。
この場合、モジュールがフリーでユニークなアドレスを取得したことを確認してください。
同じアドレス上に 2つのモジュールが存在した場合、通信エラーが発生します。
システム中にこれ以外にインターフェースが無いことを確認したら、単純に
RS232/FLOW-BUSインターフェースへアドレス1を与えます。 このアドレスは
インターフェース用に予約されます。 PC-サポートソフトウエア(FLOWB32.DLL)
がフリーアドレス(インターフェースがインストールされている)を探します。
RS232経由でこのインターフェースを正しく初期化するには次のステップに従って
ください:
19
RS232からインターフェースへ次のコマンドを送りますと、FLOW-BUSトークンリング
トラフィックから通信をクローズ及びインターフェースを無効にすることが出来ます。
RS232 通信をストップする
Send コメント
インターフェースモジュールに対する通信停止指示、通信がストップ
するのでアンサーは無、二番目のバイトがインターフェースにたいして
実ノードアドレスであり、ここでは;01 です。
・時々初めの説明を繰り返すことが必要になることもあります。
次のコマンドを送る前に約 2秒程度待ってください。
・XXは無視、を意味しています。
20
3.10 例
3.10.1 セットポイントを送る
セットポイント=50%をノード 3、プロセス1へ送る。 セットポイントバリューは
レンジ 0…32000の範囲で与えなければなりません。 したがって、この例では
16000が送られます。
Nr 5のポジションは次のようになります:
21
3.10.2 チェーン化されたパラメータを送る
インターフェースはノード 3で次のパラメータをモジュールへ送ります:
22
23
3.10.3 セットポイントをリクエストする
24
3.10.4 チェーン化されたパラメータをリクエストする
インターフェースはノード 3 でモジュールへ次のパラメータのためのリクエストを送りま
す:
プロセス 113:シリアルナンバー(3)、USERTAG(6)
プロセス 1:メジャー(0)、キャパシティー(13)、キャパシティーユニット(31)、
流体名(17)
25
26
3.10.5 計測をリクエストする(Request measure)
ASIIキャラクター〝SPACE〝(20HEX)がストリング中の全ての空スペース
にたいしてリターンされます。
27
3.10.6 カウンター値をリクエストする(Request counter value)
28
4. 2デュアルインターフェース運転(Dual interface operation)
コントローラを運転(計測値のリーディング、設定値の送信)する時、コントローラが
正しいソースから設定信号を受け取ることが重要です。 設定は異なったソースから
行えます:アナログ入力、又は、フィールドバスインターフェース、又は、RS232、
又は、バルブオープン、バルブクローズさせる強制コマンドです。
従って、コントローラがどのセットポイントソースからであるか知っておくことが重要で
す。 それはパラメータコントロールモード(プロセス 1、パラメータ 4)を使用して設定
できます。
あるケースに於いては同時に 2つのソースからセットポイントが来る可能性がありますが、
最後に送ったセットポイントが有効になり、コントローラへ送られます。
このケースはセットポイントがフィールドバス インターフェース又は RS232を
通してくる場合で、Control mode=0の時です。
然しながら、計器のコントロールが不可能になる状況もあります。 これは計器が
Safe-stateになった場合です;例、フィールドバス通信が妨害されたり、結線が外れたりし
た時等。 バルブは自動的に安全状態;クローズ又はオープン、へ移動します。
RS232オペレーション経由でコントロールを復旧させる場合、コントロールモードを変更
する必要があります。コントロールモードが 18 をもらえば、安全状態は却下され RS232
インターフェース経由でセットポイントを再びコントローラへ送ることが有効になります。
デジタル計器パラメーター及びその行動についての詳細はドキュメント
nr. 9.17.023を参照ください。
29
5.パラメータ情報(Parameter Information)
FLOW-BUSはオペレーションモジュール(keyboard, PC interface)と計器間の
パラメータバリュー交換のために使用されます。パラメータ情報は FLOW-BUSシステム
中での行動に対するいくつかのプロパティーからできています。 ′parameter
properties′テーブルにはパラメータとそれらのプロパティーがリストアップされていま
す。 ′parameter value′テーブルにはバリュー詳細が記述されています。
このリストは主にモード設定のためのパラメータからできています。
パラメータ承認(parameter acceptance)
パラメータが raead-only でなく、安全化されていない場合、パラメータバリューを変更
することが可能です。 パラメータのレンジやタイプはリストに
記述されています。 パラメータバリューがレンジを外れている場合は、
それらは許容される最も近いバリューに′clipped′されるか、又は、エラーメッセージ′
meter value error′を得ることになります。
30
(FlowDDE)パラメータナンバーズ:
全てのパラメータ情報はパラメータナンバーで表されます。 これはリダンダンダンシ―
を避けるために 1つのパラメータに対してユニークなナンバーになっています。
これらのナンバーは DDE 通信にのみ必要です。
DDEと異なった方法で FLOW-BUSと通信するためには:RS232 ASII-ストリングや
C-libraries(DOS又はWindows)、FLOW-BUSモジュール(parameter properties table
中の FBnrカラム)のパラメータナンバーを使用してください。
ここで FLOW-BUS 上の計器ノードアドレス、計器のプロセスナンバー、計器のパラメー
タナンバーを常に知っておく必要があります。
プロセスナンバーは何も書かれていない場合はテーブルから読み取るか、又は、決定しな
ければなりません。 多くの場合、プロセスナンバーは 1 です。 ノードアドレスも決定
されなければなりません。これは FLOW-BUS上の計器のノードアドレスです。
マルチバス計器上の新しい RS232プロトコールでは node=128をアクセプトします。
このノードアドレスへメッセージを送る時、バス上の計器ノードアドレスに関係なく、そ
のメッセージは常にアクセプトされます。
付録1と2はパラメータ、それらのプロパティー、それらの可能なバリューについて
情報を得ることが出来ます。
全ての FLOW-BUS/マルチバスデバイスで全てのパラメータが利用でき
るわけではないことを理解してください。 パラメータの詳細及びそれ
らの使用についてはドキュメント 9.17.023; デジタル計器の記述を参照
ください。 もし、プログラム FlowDDEをお持ちの場合、どのデバ
イスでどのようなパラメータが利用可能か、オーバービューを得ること
が出来ます。