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アダプティブ・ネットワーキングが エンタープライズWANにもたらすビジネス価値 エグゼクティブサマリー (スポンサー:CenturyLink) Roopa Honnachari インダストリーディレクター - ビジネスコミュニケーションサービス及びクラウド サービス January 2019

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アダプティブ・ネットワーキングが エンタープライズWANにもたらすビジネス価値

エグゼクティブサマリー (スポンサー:CenturyLink)

Roopa Honnachari インダストリーディレクター - ビジネスコミュニケーションサービス及びクラウド サービスJanuary 2019

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Frost & Sullivan

© 2019 Frost &Sullivan. 無断複写・転載を禁じます

はじめにフロスト&サリバンが最近行ったエンタープライズWANに関する調査(図1参照)では、調査対象の業務に関する意思決定者の85%がデジタル・トランスフォーメーションのイニシアティブの推進要素として「カスタマーエクスペリエンスの改善」を最優先に挙げており、それに続く重要な要素として「コンプライアンスの維持」及び「ビジネス生産性の改善」を挙げています。

テクノロジーへの支出のRoI(投資利益率)がビジネスに付け加える真の価値により測られるようになっているため、カスタマーエクスペリエンスに重点を置くということは注目に値するものです。貴社の業務に関する意思決定者として、ハイブリッドクラウドサービス、アプリケーションのセキュリティ、ビッグデータとアナリティクス、ユニファイドコミュニケーション、モビリティとモノのインターネット(IoT)、更にネットワーキング構成部品など、エンタープライズデジタル・トランスフォーメーションの過程で鍵となるテクノロジー構成要素はおそらくご存じでしょう。

エンタープライズ広域ネットワーク(WAN)は上述のテクノロジー構成要素のすべてをまとめる共通した骨組であり、様々なエンタープライズソリューションのシームレスな相互作用にとって有益です。ただし、従来のWANアーキテクチャは、ネットワークプロトコルと専用のハードウェアが混在し、柔軟性に欠け、配備や管理に多額の費用を要し、複雑で時間がかかるため、エンタープライズデジタル・トランスフォーメーションの妨げになっています。

ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)、ネットワーク機能仮想化(NFV)及びソフトウェア定義WAN(SD-WAN)のテクノロジーの登場に伴い、今では従来の静的WANのプログラムが可能になりました。ソフトウェア定義WANは、従来のWANに伴う経費や複雑さから脱却する直観的な制御レイヤーをもたらし、アプリケーション時代にあって急激に変化する企業ニーズに適合する、俊敏で柔軟なプラットフォームを実現しています。このホワイトペーパーでは、アダプティブ・ネットワーキングの詳細な分析及びこのネットワーキングが企業にもたらすビジネス価値をご紹介します。

図1:エンタープライズデジタル・トランスフォーメーションのイニシアティブに影響するビジネス上の優先事項

カスタマーエクスペリエンスの改善

N = 330

コンプライアンスの維持

ビジネス生産性の改善

経営効率の強化

グローバルな競争力の強化

製品やサービスの市場化までの時間短縮

ITリソースの最適化

技術コストの削減

85%

81%

81%

78%

68%

62%

57%

55%

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アダプティブ・ネットワーキングがエンタープライズWANにもたらすビジネス価値

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アダプティブ・ネットワーキング - よりスマートでアジャイルに応答するネットワーク プラットフォーム1

フロスト&サリバンが最近行ったエンタープライズWANに関する調査では、ITに関する意思決定者の61%がWANの選択プロセスにおける基準の中の最重要なものの一つとしてWANへの変更を速やかに行えることを挙げています。このホワイトペーパーにおいて定義されている「アダプティブ・ネットワーキング」とは、企業として(ハイブリッドWANサービスにわたる)帯域幅や関連したネットワーク機能をオンデマンドベースで調達するとともに、ネットワークポリシー管理を一元的に定義、設定、及び運用する能力を意味します。アダプティブ・ネットワーキングの構成要素はアジャイルかつ柔軟なため、この文脈での「アダプティブ」という言葉は従来のネットワークを名詞(静的)から動詞(動的)へと転換するものです。アダプティブ・ネットワーキングを活用する企業は、運用面において次のようなメリットを実感しています。

デジタルビジネスのオペレーションを成功させるための優れたビジネス アジリティー次世代のデジタルテクノロジーは、組織に対し、変化するビジネス環境に迅速に対処するビジネスプロセスに適応するために設定変更が可能な枠組みを提供します。WANが他のあらゆるエンタープライズソリューションの目的達成を可能とする要因であることを考えれば、アダプティブ・ネットワーキングこそ、さもなければ静的なネットワークにインテリジェンス及びオートメーションをもたらすという点において、企業のデジタル・トランスフォーメーションのイニシアティブに不可欠なものです。

•ネットワークアジリティーの向上によるビジネス生産性の改善

フロスト&サリバンのエンタープライズWANに関する調査では、ITに関する意思決定者の81%がデジタル・トランスフォーメーションのイニシアティブの鍵となる推進要素として「ビジネス生産性の改善」を挙げています。ビジネス生産性はビジネスアジリティーに依存していますが、同様に、ビジネスアジリティーは、関連するIT及びネットワークの構成要素がアプリケーションの要件に基づいてその規模をどれほど迅速に調整できるかによります。アダプティブ・ネットワーキングは、様々なエンタープライズアプリケーションの帯域幅要件を検知し、そのアプリケーションをサポートするためのネットワークリソースを動的に変化させて、その調整能力を実現しています。

•集中的なネットワーク制御による運用の改善

フロスト&サリバンのエンタープライズWANに関する上述の調査では、ITに関する意思決定者の59%がWANサービスのより迅速なプロビジョニングをビジネスの変化に適応するための非常に重要な要素だと述べています。アダプティブ・ネットワーキングではネットワークパフォーマンスのモニタリング機能やアクセス制御機能が強化され、ビジネスにおけるネットワーク運用が効率化されています。ITマネージャーは、ソフトウェア定義アーキテクチャのおかげで容易にアプリケーションのパフォーマンスを詳細に観るとともに、リアルタイムで変更できます。アダプティブ・ネットワーキングでは、エッジデバイスやルーティングポリシーをコントローラーがすべて把握しているため、ネットワーク管理者はユーザーアプリケーションに特化したネットワークセグメントを作成できます。例えば、セグメントを分散された拠点に跨るビジネスライン別

1 このホワイトペーパーで説明されている「アダプティブ・ネットワーキング」を、シエナ(Ciena)社が使用している「アダプティブネットワーク™」という用語と混同しないでください。シエナ(Ciena)アダプティブネットワークのソリューションは、サービスプロバイダがネットワークの構築に使用するプラットフォームやインフラストラクチャー要素です。このホワイトペーパーの中のアダプティブ・ネットワーキングは、柔軟で俊敏なネットワーキングを企業にお届けする複数のテクノロジーソリューションを網羅した包括的な用語です。

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Frost & Sullivan

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とすることにより、重要なアプリケーションへのアクセスを制限し、ゲストのWi-Fiアクセス(例えば、常に、最も安価なインターネットリンクを選択すること)を従業員がビジネスアプリケーションにアクセスするためのWi-Fiアクセスから分離し、企業が提供していないモバイルデバイスからのトラフィックにアクセスを認める前に情報を安全なものとするスクラビングサイトへルーティングします。

•付加的なセキュリティ機能による、ビジネスに対する優れた脅威防止策

フロスト&サリバンが2018年に行ったSD-WANに関する調査では、ITに関する意思決定者の76%がSD-WANの配備に係る説得力のある理由として「きめ細かいセキュリティポリシーを適用できること」を挙げています。セキュリティ対策が企業にとって最優先事項であることを考えれば、付加的なセキュリティ対策の展開が可能であることは、アダプティブ・ネットワーキングの非常に重要な機能です。顧客の施設内又はクラウドの中に配置されている仮想マシン上に構築された仮想ソリューションは、機能が仮想マシン内にあることから、付加的なセキュリティ対策をほぼリアルタイムで展開することを容易なものとします。企業のIT部門は、仮想マシン(VM)をスピンアップすることによりモジュール式セキュリティソリューションの配置を選択し、複数のベンダーのセキュリティソリューションを組み合わせることができます。

フロスト&サリバンのエンタープライズWANに関する調査では、組織にとってのテクノロジー優先事項の上位5項目のうち、ネットワーク及びアプリケーションのセキュリティが第2位を占めています。(ITに関する意思決定者の77%が「重要」又は「非常に重要」と述べています。)企業は、何らかの脅威が業務に影響を与える前にそれらの脅威を認識したうえで排除するためにより深い知見及び専門知識を必要とします。アダプティブ・ネットワーキングをグローバルに展開することは、基礎となるネットワークインフラストラクチャーに組み込まれた自動脅威検知機能を使用し、より安全な接続を提供するというタスクに本質的にふさわしいものです。

支社の現場、クラウド及びリモートユーザのエンタープライズ アプリケーションへの接続性を加速すること世界各地の支社の現場での接続性とその管理は、大規模かつ分散的な企業にとって時間を要する複雑なものです。企業は、敏捷性に高い価値を置きます。何故なら、敏捷であれば市場状況を確実に予測、又は迅速に対応することが可能となるからです。現在のWANアーキテクチャは、ハイブリッドであるものの静的でトラックロール(出張サービス)が関与し、何らかの設定変更にはネットワークエンジニアが必要であり、時間及び高額の費用を要することになります。アダプティブ・ネットワーキングはハードウェア集約的アプローチと比較して、ビジネスニーズの変化にともなう、サービスの頻繁な追加又は解除をより素早く行うことが可能です。

•現場における設定及び管理の簡素化により、御社のビジネスプレゼンスを迅速に拡張可能

アダプティブ・ネットワーキングにより、支社の現場において、ネットワークサービス及び関連するネットワーク機能を迅速に展開することが可能です。従来の静的WANは、ネットワーク機能の各々について専用のハードウェア機器に依存しているため、配備のうえ運用可能段階に至るまでに数日間どころか数週間を要する場合もあり得ます。企業のITマネージャーは、アダプティブ・ネットワーキングを使用することにより、鍵となるネットワーク機能、例えばルーティング、WANの最適化、仮想ネットワーク機能(VNF)のセキュリティ確保の展開を単一の仮想CPE(顧客端末)で行えます。仮想化されたCPEは、エンタープライズWAN内の機器数を減らします。これは、全般的な運用スケールの縮小によるハードウェアのコストの低減、可動部品数や問題の発生源の減少、ITチームの保守作業の軽減につながります。

また、仮想CPEは(MPLS、イーサネット、ワイヤレス、サテライトなど)複数のネットワークサービスとの接続性をSD-WAN機能を使用してサポートします。仮想CPEは現場のネットワーク要員による監督なしで設置できるプラグアンドプレイデバイスです。これは、ネットワークサービスプロバイダがインターネットや

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アダプティブ・ネットワーキングがエンタープライズWANにもたらすビジネス価値

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MPLSなどの有線サービスを準備するのを待つ間に、新しい支社のロケーションでほとんど手間をかけずに展開を行い、すぐに利用可能なワイヤレスLTEサービスを使用できるということです。フロスト&サリバンが2018年に行ったSD-WANに関する調査では、企業のITに関する意思決定者の60%近くがSD-WANの配備に係る説得力のある理由として「支社の現場ですばやく展開が行えること」を挙げています。アダプティブ・ネットワーキングにより、新しい支社を確実に遅延なく開設できます。

•データセンターの能力をコスト効率よく管理、拡張

オンデマンド帯域幅の規模を調整する場合のシナリオにはいくつかの重要な場面があります。スポーツイベント、支社のロケーション間の定期的なデータ転送(1日の一定の時刻又は週/月の一定日)、会社の定期的なイベント(ビデオ会議システムを介した役員と社員の対話集会)がその例ですが、オンデマンド帯域幅の最大ニーズはクラウドアプリケーションによって決定されます。

フロスト&サリバンによるITに関する意思決定者を対象とした最近のクラウドユーザー調査によると、企業は、その作業負荷に対して平均して4.5件のデプロイメントモデルを使用しており、その中には施設ベースのサーバー、マネージドサービス及びクラウドが含まれます。また、平均して2.2社のパブリッククラウドプロバイダを使用しています。複数のクラウドデータセンター環境の使用は、デジタルビジネスが柔軟で高パフォーマンスの常時使用可能なアプリケーションプラットフォームを必要とすることを反映しています。また、ハイブリッドクラウドサービスは、フロスト&サリバンのエンタープライズWANに関する調査で最上位に位置づけられたテクノロジーのトレンドです。(意思決定者の80%が「重要」又は「非常に重要」と述べています。)

アダプティブ・ネットワーキングのSD-WAN機能により、企業は複数の転送ネットワーク(MPLS、インターネット、イーサネット、DIA、4G/LTE)を柔軟に使用し、シームレスに統合できます。更に、アダプティブ・ネットワーキングで使用できる帯域幅オンデマンド機能により、企業は主要なクラウドプラットフォームにリアルタイムでオンデマンド接続することができます。

•モビリティ、ビッグデータ、IoTのトレンドをサポートする高パフォーマンスのビジネス接続

フロスト&サリバンの最近のグローバル接続デバイス市場に関する予測によると、接続されたデバイス数は2018年の190億台から2024年までには約600億台に増大すると推定されています。モバイルユーザーは、自らが所有するスマートホンやタブレットを使用して企業リソースにアクセスします。更に、ビッグデータとIoTアプリケーションはクラウド及び施設内のデータセンターに分散されているため、WANの帯域幅に膨大なプレッシャーを与え、MPLSのみではコスト効率の良い形で処理できない状態です。従来のWANアーキテクチャでは、リモートサイトと中央データデンターとの間でトラフィックの授受があり、MPLSを介して返されるため、分散配備ではその機能がうまく果たされていません。一方、アダプティブ・ネットワーキングを使用すると、リモートオフィス又はリモートノードから高速ブロードバンド回線を介してインターネットへの直接的な接続を可能とするとともに、リンクがコントローラーの企業ポリシーで定義されたQoS要件とコンプライアンス要件を順守したものであることを確実にさせます。

ネットワーク回復力の改善とネットワーク管理の集中化アダプティブ・ネットワーキングテクノロジーは、技術的議論を静的で柔軟性に欠け、高価でハードウェア中心のアプローチから、動的でアジャイルな、コスト効率のよいソフトウェア中心のアプローチに変えて、エンタープライズWANの設計方法を全面的に再定義するものです。

•常時接続のデジタルビジネスに対する、優れたネットワーク回復力

フロスト&サリバンが2018年に行ったSD-WANに関する調査によると、ITに関する意思決定者をSD-WANの配備と動かすメリットの中の上位のもの(回答者の78%)として「ネットワーク回復力とビジネス継続性

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の確保」及び「優れたWANパフォーマンスの実現」が挙げられています。アダプティブ・ネットワーキングの潜在的なソフトウェア定義アーキテクチャは、パフォーマンスのリアルタイムモニタリングのためにネットワークに組み込まれているインテリジェンスを活用することで、ネットワーク障害の回避に役立ちます。エッジデバイスはトラフィックパスのリアルタイムモニタリングを継続的に実行し、可用性(十分な帯域幅)及び信頼性(遅延、ジッタ、パケット損失)に関連した問題がユーザーに影響を与える前にそのような問題を検知し、必要に応じてトラフィックを別のパスに移動します。

例えば、支社の現場は高性能インターネットリンクを一次回路として使用し、低速のMPLS回路をバックアップとして使用するように決定できます。必要なQoSを一次リンクが供給できない場合、ミッションクリティカルなアプリケーションは動的に再ルーティングされ、MPLSリンクで実行できます。更に、様々なネットワーク機能が仮想化されているため、機能に障害が発生した場合でも、すべてがソフトウェア内にあることからネットワーク管理者は機能を隔離して再構築できます。従来のネットワークのアプローチでは、デバイスに障害が発生すると、サービスプロバイダは各々の機能に係るハードウェアを交換する必要があります。

•完全に管理されたネットワークへの移行

フロスト&サリバンが最近行ったエンタープライズWANに関する調査では、ITに関する意思決定者の78%がデジタル・トランスフォーメーションのイニシアティブの鍵となるビジネス推進要素として「経営効率の強化」を、またその55%が「技術コストの削減」を挙げています。アダプティブ・ネットワーキングを使用することにより、仮想ネットワークサービスの回復力のため運用効率が劇的に改善されます。ネットワーク管理者はハードウェアボックスの配備及び管理に費やす時間を削減するとともに、企業の戦略的構想に集中できます。更に、仮想機能の保守アップデートはすべてリモートで実行できるため、従来のハードウェア中心のアプローチで行われるような、技術者を派遣してデバイスにアップデートをリロードする必要はありません。ネットワークチームと及びITチームは、その役割内で創造的な仕事に投下する時間が取れないまま管理業務やサプライチェーンの職務を行うのではなく、ITやネットワーキングといった本来の業務に時間を充てることができます。アダプティブ・ネットワーキングのソフトウェアベースアプローチはWANのデプロイメントや管理を大幅に簡素化する一方、OPEX(運営コスト)への支出を as a Service モデル形式の VNF (仮想ネットワーク機能)オンデマンドの調達に割り当て、使用量が毎月発生するモデルとしてVNFに支払うことで、企業としてはTCO(総所有コスト)の削減をも期待できます。

まとめ仮想化されたソフトウェア中心のWANへの移行により複数の機能を単一のデバイスに集約するとともに、ネットワーク管理者がWANを集中的に管理、調整できるようにすることから運用効率やコスト効率を大幅に改善できます。ただし、アダプティブ・ネットワーキングの活用への移行プロセスは、現行のアーキテクチャを考慮した場合、一朝一夕に成しうるものではありません。サービスプロバイダのSDNプラットフォームやNFVプラットフォームへの投資をそのコアネットワークの自動化と仮想化へと導くのは、営利企業向けアダプティブ・ネットワーキングサービスの参入とともに現実のものとなってきました。CenturyLinkは、企業がソフトウェア中心のアーキテクチャへ移行することについてサポートを提供する大手サービスプロバイダです。詳細については https://www.centurylink.com/business/networking.html をご覧ください。

Roopa Honnachariインダストリーディレクター - ビジネスコミュニケーションサービス及びクラウドサービスフロスト&サリバン[email protected]

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