ホームネットワーク対応 plcシステムおよ...
TRANSCRIPT
1
ホームネットワーク対応ホームネットワーク対応PLCシステムおよびPLCシステムおよびGatewayGateway技術技術
2004.1.92004.1.9株式会社株式会社 ルネサスルネサス ソリューションズソリューションズ
平田平田 善彦善彦
2
PLCPLCとはとは
PLC : Power Line Communication (電力線通信)
新たな配線工事が不要
コンセントがあれば家庭内のどこからでもアクセス可能
電力線を通信媒体として使用する通信方式
Power Line
3
ホームネットワーク用通信インフラへの取り組み
-無線LANとPLC(電力線重畳)の特長を活かした明確な位置づけをします。-各種機器への搭載を可能にする、現実的アプローチで開発してまいります。
データ伝送速度(ビット/秒)
実用時期
10M
1M
100k
10k
高速アルゴリズム
‘03 ’04 ’05 ‘06
マイクロソフト社SCPとM16Cマイコンを1チップ化し、制御用での世界標準にしていきます。
総務省による規制緩和後 ホームネットワークとして
制御用に加えて静止画・音声伝送可能な実用的方式を開発
未確定領域につき、研究所での評価を継続します。
共存可能
携帯電話等との確実な接続評価によるフルサポートを
実現します。
リアルタイム映像・音楽データ用に、広帯域伝送を実現していきます。
BlueTooth
5GHz帯無線LAN
MCPLC中速
HF帯と共存可能
ZigBee
PLC通信
無線LAN
SWAT
M16C/6S(M306S)IT800PLC搭載
M16CにItran社のPLCIP:IT800およびMicrosoft社SCPを搭載したM16C-PLCを開発
4
<M16C/6S>
Gateway/Bridge Products With SH7751R,Windows CE & UPnP/SCPbridge
5
PLC&Gatewayマーケットサイズ(米国)
0
20,000,000
40,000,000
60,000,000
80,000,000
100,000,000
120,000,000
140,000,000
2000 2001 2002 2003 2004 2005
Year
Unit
第一層
第二層
第三層
第四層
Total
Smart Home Networking IC [Units]
Year 2000 2001 2002 2003 2004 2005第一層 6,765,239 9,628,615 12,593,011 10,564,722 9,086,357 8,430,588第二層 679,544 1,089,333 3,857,742 17,317,343 46,314,783 113,120,880第三層 83,055 141,613 268,365 600,106 1,367,226 3,774,890第四層 22,651 33,769 53,673 94,302 199,387 503,319Total 7,550,489 10,893,330 16,772,791 28,576,473 56,967,753 125,829,677
第一層:X-10クラス
第二層:IT-800(M16C/6S),LonWorks, CEBusクラス
第三層:1Mbpsクラス
第四層: 10Mbpsクラス
Source: In-Stat 20012002年後半以降の各家庭へのADSL,
CATV常時接続環境の整備に合わせて、Internet接続タイプ;SCPまたは同等ミドルウェア搭載のSmart ICが急激に普及
する。
M16C/6S(M306S)[IT800内蔵]のターゲットクラス。Smart Devices in the Home
2005年に1億個のPLC需要+2000万台のGateway需要予測あり。PLCが急激に伸びるのはADSL等のIP:Internet Protocol普及が前提である。かつそのIPとの接続のためのGatewayが必須である。<米国>
2001年にPLCは既に1000万個需要有り。<米国実績>
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ホームネットワーク構成図
ホームゲートウェイ
PC Web Cam Printer
Ethernet/UPnPPower Line/SCP
Air Conditioner
Microwave range
Electric Lamp
SCP :Simple Control ProtocolUPnP :Universal Plug & Play
SH7751R/Windows CE・Security/Reliability・Scalability
xDSL/Internet System Solution Providing by our own engineering
家電品制御用ネットワーク構築は標準化技術+独自技術で対応し他社を差別化
情報総研★
★ ★ ★
★: M16C/6S (M306S)…PLC with SCP
MERL/MH:SCPポーティング
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ITRAN DCSKITRAN DCSK変調方式変調方式Chirp基本信号(CEBUS)
200KHz 400KHz 100KHz 200KHz
DCSKでは周波数の変化をずらした64パタンを使用する。ITRAN社特許
400KHz 100KHz200KHz
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M16C/6S(M306S)、IT800Dの特徴1
(1)転送速度
FCC/ARIB :7.5Kbps( SM : Standard mode) 5.0Kbps( RM : Robust Mode) 1.25Kbps( ERM : Extremely Robust Mode)
CENELEC Indoor and Outdoor :2.5Kbps( RM : Robust Mode) 0.625Kbps( ERM : Extremely Robust Mode)
(2)適応型レート制御
チャネルのコンディションに合せて自動的にモードを選択
test
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M16C/6S(M306S)、IT800Dの特徴2
(3)周波数幅
FCC/ARIB:100-400kHzCENELEC:20-80 kHz(outdoor), 95-125 kHz(indoor)
(4)チャネルアクセスプロトコル
CSMA / CA (Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)
(5)再送制御
Acknowledged and Unacknowledged
(6)地域への対応
EU (European), Japan (Far East) and US (rest of the world)
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チップ仕様チップ仕様
24Kbyte
96Kbyte
M16C/6SM16C/6Sブロック図ブロック図
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Functions
Operating Frequency
Package
Built in modules
Power Supply
Power Line Control
Outside 5.12MHzInside 46.08MHz(IT800)
15.36MHz(M16C)
64pin LQFP
3.3V
PLL is built in.
Power Consumption target : less than 150mW
Specification Notes
M306S0FA FeatureM306S0FA Feature
PIN configuration is almost same as IT800
with Microsoft's SCP(Simple Control Protocol)
Voltage Down Converter is built in(→2.5V)
IT800 Logic + AFEM16C* Flash Memory : 96KByte* Peripheral :
Timer :16Bit * 5WDT : 15Bit * 1Interrupt : 3 from outside, 18 from inside , 7LevelsUART : 3ch / SIO : 1ch / Several IO PortsRAM : 24KByteROM:64KByte
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M16C/6SM16C/6S開発スケジュール開発スケジュール
1.チップ開発スケジュールES : 4Q2003CS : 1Q2003MP: 2Q2004
2.評価ボード
三菱シングルチップ
M16C/6S(M306S)1Q 2004 Soon
EVB3
ITRAN new chip M16C/62
EVB23Q 2002
IT800_EV with ITRAN (Flectronix chip)
EVB1
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SCP(Simple Control Protocol) :マイクロソフト社が開発したネットワークプロトコルで、帯域幅およびメモリ空間が限られた、低価格、低速度の物理層のために最適化された軽量なプロトコルで、UPnPとの親和性が高い(non IP)
UPnP(Universal Plug and Play) :インターネット技術(TCP/IP等)を活用したホームネットワークの標準規格で、AV機器、家電やパソコンなどを連携させるための仕様が決められており、既にWindows XPに標準装備されている
IT800 :イスラエルのITRAN社が開発した、高信頼性の低コスト電力線通信技術M16C/6S(M306S)で採用!
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SCP SCP とと UPnP UPnP の接続の接続
UPUPnnP P ネットワークネットワーク
SCP SCP ネットワークネットワーク
ブリッジブリッジ
SCP SCP Device Device 11
SCP SCP Device Device 22
SCP SCP Device Device 33
UPnP UPnP Device Device 11
UPnP UPnP Device Device 22
UPnP UPnP Device Device 33
(UPnPは規格上、他のプロトコルとのブリッジを許容したものになっている)
同一デバイス・モデル採用によるシームレスな接続
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• 非IPネットワーク– リソースの少ないデバイスや、帯域の狭いネットワークに対応
• UPnPとの親和性– デバイス・モデルを共有
• 物理層に非依存(PLCから実装開始)• 高いセキュリティ性能
– デバイスは128 bit鍵を持つ• Windows XP の拡張として登場
SCPSCPの特徴の特徴
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SCPSCPととUPnPUPnPの比較の比較SCP UPnP
ASA(Address-Space Arbitrator)がデバイスアドレスをネットワークIDとノードIDに分割して割り当てる
DHCP または AutoIPがIPアドレスをネットワークとサブネット部に分割して割り当てる。
デバイスタイプとサービスタイプおよびインスタンス機能クエリーを使用する。
URLから得たSSDP(Simple Service Discovery Protocol)を使用する
ルートデバイスのプロパティ記述を使う XMLデバイス記述ドキュメントを使用する。
アクションとプロパティルートを使う アクションとプロパティアソシエーションサービスを使う
単一プロパティを追跡するためサブスクリプションプロパティをそして全ルートデバイス状況を追跡するためプロキシサブスクリプションを使う。
サービスの状態を追跡するためにGENA(General Event Notification Architecture)を使用する
SCP/UPnPブリッジで使用されるプレゼンテーションデータの不透明体保存を持つ
HTMLプレゼンテーション情報へのURLを持つ
なし、低、高の3段階の論理ネットワークセキュリティをサポート。
なし。UPnP IPネットワークは安全とみなす
短いメッセージの低速度で使われる インターネットプロトコルで必要な高速度で使われる
Function
Addressing
Discovery
Description
Control
Eventing
Presentation
Security
Communication Bandwidth
Resource Requirement
小さなメモリおよび遅いプロッセシングスピードに最適化している
大きなメモリー必要 (IP stack, HTTP servers, XML description)
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UPUPnnPPとは?とは?インターネット技術を活用したホームネットワークのフレームワークを規定している。次の特徴を持つ。
◆プラグ&プレイをネットワークで実現◆インターネット標準技術の上に構築IP, TCP, UDP, HTTP,XML
◆オープンなアプローチIETF/UPnPF仕様
◆ロイヤリティ無償◆物理層/プラットフォームに非依存◆Windows ME 以降のOSに標準搭載(現状インターネットをホームネットワークに適用する時に生じる問題点の解決)
会員数:554社(2003年3月時点) ソニー、SUNマイクロも入会
幹事会:18社 (MS,Intel,HP,IBM,GE,Philips,Ericsson, ソニー ,キヤノン,三菱等)
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HubHub
Power LinePower LineControlControl
Web Web phonephone
NetworkNetworkcameracamera
IEEE 1394IEEE 1394
Digital Digital EntertainmentEntertainment
CenterCenter
Consumer NetworkingConsumer Networking
HubHub
Public networksPublic networksPSTN, InternetPSTN, Internet
1010baseT / PhonelinebaseT / Phoneline
Powerful but complexPowerful but complexinfrastructureinfrastructure
WirelessWirelessCommunication &Communication &
ControlControl
WirelessWirelessdatadata
Public networksPublic networksPSTN, InternetPSTN, Internet
The UPnP The UPnP Goal Goal
““Invisible Invisible networkingnetworking””IP Unifies IP Unifies
Diverse MediaDiverse Media
UPUPnnPPの目標の目標
IEEE1394,Ether,PLC,Wireless,HomePNA等の多種複雑な物理層をひとつのnetworkと考える!
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MSMS社デバイス開発キット(社デバイス開発キット(DDKDDK))
• DDKに含まれるもの– PCベースの実験環境– 仕様書等の文書類(現在日本語化中。4Q2003予定)– 開発ツール(UPnP-SCPコンパイラ等)– SCPソフト・デバイス(サンプル)– ASA、UPnP-SCPブリッジ
• 配布は当初MS社より、将来的にはRSOよりで検討中。顧客とMS社間でNDA契約は不要。インストール時のSoftware EULA
で対応。
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SCPSCPデバイス開発キット(仮称)イメージデバイス開発キット(仮称)イメージ
EVB3
ルネサスルネサスSCPSCPデバイス開発キットデバイス開発キット
+
SCPライブラリ
M16C
Push SW7seg LED
Volume
Connector TRIAC
M306S
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SCPSCPデバイス開発環境例デバイス開発環境例
SCP DDK (Device Development Kit)・PropRoute・ASA・UPnP/SCP Bridge
EVB3
M16C
Push SW7seg LED
Volume
Connector
M16C
Push SW7seg LED
Volume
Connector
M16C用ICE
EVB3
M16C
Push SW7seg LED
Volume
Connector
M16C
Push SW7seg LED
Volume
ConnectorSPI I/F
EVB3
SCPデバイス開発キット
SCPデバイス開発キット
ターゲットデバイス
Power Line
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UPnP/SCP/M16C6S/Windows CEDemo Diagram
UPnP Control Point(Windows CE)
LANPLC
802.11bUPnP Control Point
(Windows XP)
LCD ClockLight ControlLamp
GatewaySH7751R
Windows CE
Air Conditioner
Broad BandModem
WAN
Cellular Phone
InternetDoor Lock
M16C/6S (SCP+PLC)
UPnP Control Point(Windows CE)
LAN
802.11bUPnP Control Point
(Windows XP)
LCD ClockLight Control
UPnP NetworkSCP Network
Lamp
GatewaySH7751R
Windows CE
Air Conditioner
ZigBee System Example
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M16C/6SM16C/6S開発ツール開発ツール
◎H/Wエミュレータ : PC7501エミュレーションプローブ : M3062PT-EPBM16C/6S用変換プローブ : M306S0T-PRB
◎S/Wエミュレータデバッガ : M3T-PD30Fコンパイラ : M3T-NC30WA
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M16C/6SM16C/6S ICEICE接続図接続図
ターゲットへ
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5.1 H/W5.1 H/W構成構成ゲートウェイは、ゲートウェイは、32bit CPU[2]32bit CPU[2]とさまざまな周辺とさまざまな周辺I/OI/O機能を機能を
備えた備えたコンパニオンチップコンパニオンチップ[3][3]との組み合わせを核としたとの組み合わせを核としたH/WH/W
構成で成り立っている。構成で成り立っている。CPUCPUコアクロック周波数はコアクロック周波数は200MHz200MHz、コン、コンパニオンチップとの間のパニオンチップとの間のMPX(multiplex)MPX(multiplex)バスクロックはバスクロックは100MHz100MHzととした。した。MPXMPXバスは、バスは、PCIPCIバスのようにアドレスバスとデータバスのバスのようにアドレスバスとデータバスの信号線を共有させたバスで、本信号線を共有させたバスで、本CPUCPUシリーズで提供される独自のシリーズで提供される独自の32bit32bitバスである。システムメモリは、コンパニオンチップのメバスである。システムメモリは、コンパニオンチップのメモリコントローラに接続したモリコントローラに接続したSDRAMSDRAMを割り当てる。なお、コンパを割り当てる。なお、コンパニオンチップに含まれるディスプレイコントローラもこのニオンチップに含まれるディスプレイコントローラもこのSDRAMSDRAMをグラフィックメモリのバッファとしてをグラフィックメモリのバッファとして8MB8MB使用するため、シス使用するため、システムメモリに割り当てられるサイズは残りのテムメモリに割り当てられるサイズは残りの56MB56MBとなる。となる。また、コンパニオンチップのさまざまな周辺また、コンパニオンチップのさまざまな周辺I/OI/O機能を利用して、機能を利用して、USBUSBポートポート((ホストホスト))、、IDEIDE、ディスプレイ出力、音声入出力など各、ディスプレイ出力、音声入出力など各種種I/FI/Fを実装した。これらは、今後の開発におけるさまざまな用を実装した。これらは、今後の開発におけるさまざまな用途へ向けた拡張機能として付加した。途へ向けた拡張機能として付加した。
さらに、コンパニオンチップの汎用さらに、コンパニオンチップの汎用I/OI/Oポートを利用して、ポートを利用して、電力電力線通信線通信LSILSIモジュールボードモジュールボードEVB3(EVB3(図図33参照参照))と接続と接続できるできる
ようにしている。ようにしている。一方、一方、CPUCPUに内蔵されているに内蔵されているPCIPCIホストブリッジ機能を利用して、ホストブリッジ機能を利用して、EthernetEthernetコントローラおよびコントローラおよびPCMCIAPCMCIAコントローラをコントローラをPCIPCIバスで接バスで接続した。続した。
ゲートウェイとしてルータ機能を実現するため、ゲートウェイとしてルータ機能を実現するため、EthernetEthernetコントローラはコントローラは22つ実装したつ実装した。これにより、家庭内。これにより、家庭内
LANLANとインターネットへそれぞれ接続し、家庭内とインターネットへそれぞれ接続し、家庭内LANLAN上のネット上のネットワーク端末からインターネットへアクセスできるようになる。なワーク端末からインターネットへアクセスできるようになる。なお、インターネットへはお、インターネットへはCATVCATVモデムやモデムやADSLADSLモデムなどのモデムなどのADSLADSLブブロードバンドモデム等を介して接続する。ロードバンドモデム等を介して接続する。もしもしADSLADSLなどの外部ネットワークとの有線による常時接続環境がなどの外部ネットワークとの有線による常時接続環境がない場合には、常時接続サービスを提供しているキャリアのない場合には、常時接続サービスを提供しているキャリアのPHSPHSデータ通信カードをデータ通信カードをPCMCIAPCMCIA部に挿入することにより常時接続環境部に挿入することにより常時接続環境を実現するといった代替手段への対応も検討している。を実現するといった代替手段への対応も検討している。
5.5.ホームネットワーク用ゲートウェイシステムホームネットワーク用ゲートウェイシステム
CPUSH7751R
Companion ChipHD64404
SDRAM64MB
Flash32MB
SCP/PLCModuleEVB3
IDEI/F
AudioI/F
MPXバス
ローカルバス
PCIバス
DisplayOutput
USBI/F
PCMCIAEthernet(LAN)
Ethernet(WAN)
CPUSH7751R
Companion ChipHD64404
SDRAM64MB
Flash32MB
SCP/PLCModuleEVB3
IDEI/F
AudioI/F
MPXバス
ローカルバス
PCIバス
DisplayOutput
USBI/F
PCMCIAEthernet(LAN)
Ethernet(WAN)
図図4 4 ゲートウェイゲートウェイH/WH/W構成ブロック図構成ブロック図
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5.5.ホームネットワーク用ゲートウェイシステムホームネットワーク用ゲートウェイシステム #2#2
5.2 S/W5.2 S/W構成構成ゲートウェイに組み込むゲートウェイに組み込むOSOSとして、として、WindowsCE.NET4.2[6]WindowsCE.NET4.2[6]を採用した。を採用した。
ゲートウェイのゲートウェイのS/WS/Wは、は、OEMOEMレイヤ、レイヤ、OSOSレイヤ、アプリケーションレイヤレイヤ、アプリケーションレイヤの大きくの大きく33つのレイヤつのレイヤ
に分けられる。に分けられる。
OSOSレイヤレイヤははWindowsCE.NETWindowsCE.NETが標準で提供する部分である。が標準で提供する部分である。DHCPDHCPアロケータ機能アロケータ機能(DHCP(DHCPサーバのササーバのサ
ブセットブセット))やルータ機能、やルータ機能、WebWebサーバ機能など、ネットワーク機能に関連するコンポーネントのサーバ機能など、ネットワーク機能に関連するコンポーネントの
大半はこの大半はこのOSOSレイヤに含まれており、これらはそのまま流用することができる。レイヤに含まれており、これらはそのまま流用することができる。
OEMOEMレイヤレイヤは、は、H/WH/Wを直接制御する部分であり、本を直接制御する部分であり、本CPUCPUやコンパニオンチップのコンフィグレーやコンパニオンチップのコンフィグレー
ション処理、ション処理、PLCPLCモジュールやモジュールやEthernetEthernetコントローラ、コントローラ、PCMCIAPCMCIAコントローラ等の各種コントローラ等の各種H/WH/Wのドラのドラ
イバ、各種割り込みハンドリング処理などを実装した。イバ、各種割り込みハンドリング処理などを実装した。
アプリケーションレイヤアプリケーションレイヤはは、、UPnP/SCPUPnP/SCPブリッジブリッジおよびプロパティルータを実装した。およびプロパティルータを実装した。
SCPSCP部の各アドレスを決定する部の各アドレスを決定するASA(Address Space Arbitrator)ASA(Address Space Arbitrator)は現在開発中である。は現在開発中である。
図図5 5 ゲートウェイゲートウェイ
S/WS/W構成ブロック図構成ブロック図
ブートローダ
GUI関連 ネットワーク関連
デバイスマネージャ
マルチメディア関連
カーネル
コンフィグレーション
各種ドライバ(PLC, Ethernet, PCMCIA, Display, USB, Audioなど)
OEM
レイヤ
OS
レイヤ
アプリケーション
レイヤUPnP/SCPブリッジプロパティルータ
Address Space Arbitrator(ASA)
ブートローダ
GUI関連 ネットワーク関連
デバイスマネージャ
マルチメディア関連
カーネル
コンフィグレーション
各種ドライバ(PLC, Ethernet, PCMCIA, Display, USB, Audioなど)
OEM
レイヤ
OS
レイヤ
アプリケーション
レイヤUPnP/SCPブリッジプロパティルータ
Address Space Arbitrator(ASA)
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SCP SCP とと UPnP UPnP の接続の接続
UPUPnnP P ネットワークネットワーク
SCP SCP ネットワークネットワーク
ブリッジブリッジ
SCP SCP Device Device 11
SCP SCP Device Device 22
SCP SCP Device Device 33
UPnP UPnP Device Device 11
UPnP UPnP Device Device 22
UPnP UPnP Device Device 33
同一デバイス・モデル採用によるシームレスな接続
(UPnPは規格上、他のプロトコルとのブリッジを許容したものになっている)
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SCPDescriptionCollector
Controlto ActionTransfer
PropertyChangeto EventTransfer
UPnPDescriptionGenerator
DataStorage
SCPProxy
Subscriber
SCPActionSender
SCPPropertyChange
Receiver
UPnPControl
Receiver
UPnPEvent
Sender
UPnPProxy
Presentation
UPnPProxy
Advertiser
UPnPProxy
Publisher
UPn
P/SC
P B
ridge
An SCP device joins a logical network
A Control Point request control to device
An action is sent to the specified device
A property change is sent by SCP device
An event is sent to UPnP network
SCPサイド
ブリッジコア
UPnPサイド
図6 UPnP/SCPブリッジ機能ブロック図6.1機能構成UPnP/SCPブリッジは、低速の電力線上のSCPネットワークと高速のEthernet上のUPnPネットワークとを中継するブリッジ機能であり、ゲートウェイ上に実現した。図6にこのブリッジの機能ブロック図を示す。
UPnP/SCPブリッジは、UPnPサイド、ブリッジコア、SCPサイドの3つのブロックで構成されている。
6.6. UPnP/SCPブリッジProxied UPnP device is created for the SCP device
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6.2 UPnPプロキシデバイスの生成SCPサイドにおいて、SCPデバイスの存在が検出されると、SCP Description CollectorによってそのSCPデバ
イスのDescription(デバイス情報)とプレゼンテーションデータの取得処理が行われる。プレゼンテーションデータはSCPネットワークでは使用されないが、UPnPネットワークで利用できるようにするために、SCPデバイスにはあらかじめプレゼンテーションデータもDescriptionといっしょに組み込まれている。取得したDescriptionやプレゼンテーションデータはブリッジコアのData Storageにて管理される。そしてSCP Proxy SubscriberがSCPデバイスの全てのプロパティ情報を購読(Subscribe)する。続いて、ブリッジコアにおいて、UPnP Description GeneratorがUPnPプロキシデバイスのためのUPnP
Descriptionを生成する。そして、UPnPサイドにて、UPnP Proxy Advertiserが生成されたUPnP Descriptionを使って、UPnPネットワーク上へUPnPプロキシデバイスの存在をアナウンスする。これにより、UPnPネットワーク上へSCPデバイスをUPnPプロキシデバイスとして出現させることができる。
6.3 UPnPネットワークからのSCPデバイスの制御UPnPネットワーク上のCPは、UPnPプロキシデバイスの詳細情報をリクエストしてくる。このとき、UPnPサイ
ドのUPnP Proxy Publisherが応答処理を実行する。これにより、CPがUPnPプロキシデバイスを利用できるようになる。すなわち、CPは、UPnP/SCPブリッジを介してSCPデバイスを利用できる状態になる。ユーザがCP上でUPnPプレゼンテーションを呼び出すと、UPnP Proxy Presantationにより、UPnPプロキシデバイスのプレゼンテーションデータがCPのブラウザ画面に表示される。ユーザがその画面上でコントロール操作を行うと、CPからコントロール情報が送信される。このコントロール情報をUPnP Control Receiverが受信して、Control to Action Transferにより、UPnPのコントロール情報をSCPのアクション情報へ変換する。変換されたアクション情報はSCP Action Senderにより、そのSCPデバイスへ送信される。その結果、SCPデバイスはこのアクションに応じた処理を実行する。
6.4 SCPデバイスのプロパティ変化SCPデバイスがアクションを実行したあと、そのアクションに関連するプロパティが変化する場合がある。
このとき、SCPデバイスは、UPnP/SCPブリッジなどそのプロパティ情報を購読している相手へプロパティ変化の情報を送信する。SCP Property Change Receiverがこのプロパティ変化を受信すると、Property Change to Event TransferがUPnPのイベント情報へ変換する。その後、UPnP Event SenderがそのUPnPイベント情報をUPnPネットワーク上で購読しているCPへ送信する。その結果、CPはUPnPプロキシデバイスすなわちSCPデバイスのもつプロパティが変化したことを知ることができる。
6.6. UPnP/SCPブリッジ
30
ゲートウェイは、上位のLANと下位のLAN、つまりインターネットと家庭内LANを接続して
ルーティングすることができる。またWebサーバ機能を搭載している。家庭内LAN上のUPnP
ネットワークへインターネット上のCPがコントロールするためには、Virtual Private
Network(VPN)のような仕組みでLAN上のIPを取得し、ネットワークを取得して直接LANへ参
加できるようにしなければならない。しかし、このやり方はWindowsXPを搭載したパソコ
ンなどの機器に限られ、現在広く普及している携帯電話のインターネット接続機能および
そのブラウザでは不可能である。そこで、UPnP-CPと同様の動作を可能にするCGI(Common
Gateway Interface)を開発した。これをゲートウェイのWebサーバに組み込み、携帯電話
のインターネットブラウザからゲートウェイのWebサーバにアクセスしてHTMLを取得する。
そして、そのHTML上で操作することにより、WebサーバにCGIを実行させることができる。
この結果、ゲートウェイ上で実行したCP-CGIが携帯電話に変わって、UPnPプロキシデバイ
スすなわちSCPデバイスをコントロールしてくれることができる。
この方式は、携帯電話に限らず外出先のパソコンなどインターネット端末からブラウザ
で容易に家庭内のSCPデバイスを制御したり、状態を把握したりすることができることを
示す。
7.7. インターネットからの制御
31
お問い合わせ先お問い合わせ先////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
株式会社株式会社 ルネサスソリューションズルネサスソリューションズ古古 村村 /平/平 田田 第一技術本部第一技術本部 第三応用技術部第三応用技術部
〒〒532532--00030003 大阪市淀川区宮原大阪市淀川区宮原44--11--6 6 アクロス新大阪ビルアクロス新大阪ビルhttp://http://www.renesas.com/jpnwww.renesas.com/jpn//
[email protected]@renesas.com//[email protected]@renesas.com
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
関連情報関連情報
http://www.renesas.com/jpn/solution/network/index.html … M16C/6S情報http://www.microsoft.com/windows/scp …マイクロソフト社のSCP関連情報http://www.upnp.org … UPnPフォーラムホームページhttp://www.zdnet.co.jp/broadband/0211/13/scp.html …2002年SCPセミナー記事http://www.itrancomm.com/index.htm …ITRAN communications ホームページhttp://www.hitachi-ul.co.jp/PROD/UL-ECHO/ultra_plc/index.html
…日立超LSIシステムズPLCモジュール関連ページhttp://digitalstream.co.jp/ …Digitalstream社SCP関連ツール情報