スクリーモ・シーンの大本命バンドが日本デビュー! 『俺たち...
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スクリーモ・シーンの大本命バンドが日本デビュー!『俺たちは自分たちでも楽しめる曲を作りたかったんだ。ヘヴィ・ロックのカテゴリーかもしれないけど、メタルではない……俺たちの独特の音楽をね』Pat Purves (Vo) インタビュアー:MAY-E
-アメリカはメリーランド州出身だそうですね。バンド結成に至るまでの経緯を教えてください。地元にはどんなロック・シーンが根付いていますか?
LIFE ON REPEAT として集まるまでは、みんな地元で別のバンドでプレイしてたんだ。何回かのメンバー・チェンジもあったけど数年前に LIFE ON REPEAT として活動するようになった。俺はサウス・キャロライナが地元なんだ。俺が前にいたバンドで LIFE ON REPEAT の前身バンドと地元で共演したのが知り合ったきっかけだったんだ。前任ヴォーカルが脱退したと聞いて、一緒に新曲を作ってみた結果、メリーランドに引っ越して本気でバンドをやることにしたんだ。その後に LIFE ON REPEAT というバンド名に変えて活動し始めてからはメンバー・チェンジもないよ。残念ながら地元にシーンと呼べるほどのものはないんだけど、俺たちにできる限りの事はするさ。
-09 年のデビュー EP『As I Grew』をきっかけに、老舗レーベル Equal Visionと契約を果たしましたね。現在の環境はいかがですか?
俺たちは Equal Vision が大好きなんだ。俺たちがしたいと思う事をいつもサポートしてくれるし本当に感謝してるよ。
-Equal Vision の先輩バンドの中にもあなた方に影響を与えたバンドがいると思うのですが、そのバンドを挙げるとするならば誰でしょう?
Equal Vision の全バンド本当に最高で独特だと思うよ!個人的には SAVES THE DAY、CIRCA SURVIVE、COHEED AND CAMBRIA、SAY ANYTHING、CLOSURE IN MOSCOW、WE CAME AS ROMANS、BANE、EISLEY などほぼ全てのバンドから影響を受けているよ。
-デビュー・アルバム『Struggle + Sleep』の日本リリースおめでとうございます。バンド結成時から日本での活動も視野に入れていましたか?
俺たちの目標は常に次のレベルを目指して挑戦する事なんだ。俺たちの CD が国境を越えてリリースされることにとても興奮している。後は日本でライヴができれば完璧だね。
-本国では既にリリースされていますが、ファンからのリアクションはいかがでしょうか。
聴いてくれた人はみんな凄く気に入ってくれている。俺たちはファンにサポートされていて感無量さ。俺たちの音楽を最高だと思ってくれる人がいることが俺たちにとって一番幸せなことさ。俺たちの次の目標は世界中の人に俺たちの音楽を届けることだな。
-リード・トラック「Struggle + Sleep」のようにヘヴィな曲に注目が集まりそうですが、バラード曲「Without You Here」の仕上がりもまた秀逸です。ソング・ライティングは誰が中心に行い、どのようなプロセスで制作が進められているのですか?
曲はみんなの意見を平等に取り入れて書いてるよ。ギターの Andrew Baylis とZach King、そしてドラムの David Walker が曲の骨組みは作るんだ。基本的には曲が出来てから俺がメロディと歌詞を書いてるよ。俺たちが変わっているのはドラムから作ることかな。普通とは逆だと思うんだけど、俺たちはこの手法が得意なんだ。
-ブレイクダウン・パートなどライヴで盛り上がりそうな仕掛けも取り入れているし、プログレッシヴだったりエモーショナルだったりと、様々なアプローチのあるアルバムですが、具体的にどのようなサウンドを目指していましたか?
俺たちは自分たちでも楽しめる曲を作りたかったんだ。俺たちの独特の音楽をね。ヘヴィ・ロックのカテゴリーかもしれないけどメタルではない……。要するに一番へヴィなロック・バンドを目指しているんだ。ヴォーカル的にはそこに少しポップな要素も入れたいと思っている。
-サウンド、ヴォーカル共に特にこだわった点はどこでしょうか?
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ギターのクリーン・パートで色々なギターを試したことかな。最終的にはフェンダーのストラトを何曲かで使ったんだけど、想像以上に最高のサウンドになったよ。ヴォーカルに関しては、上手に歌ったり、ピッチを気にするというよりは、個性と感情を込めることに集中したんだ。
-プロデューサーの Taylor Larson は今作『Struggle + Sleep』にどのように貢献してくれましたか?
Taylor は創造性に富んだ凄いプロデューサーだよ。彼は俺たちの曲を受け止めて、それを更に良くしてくれる。彼自身も数年前まではバンドをしていたから、俺たちが求めているものもすぐに理解してくれて、スムーズにことが進められたよ。
-演奏面も素晴らしいですが、最も惚れ惚れしたのはヴォーカルです。近年のアメリカのヘヴィ・ロック・シーンにいる数多くのバンドの中でも、群を抜いて表情豊かですね。尊敬しているヴォーカリストを教えてください。
難しい質問だね。違う理由やジャンルの尊敬している人はたくさんいるからさ。Frank Sinatra は一番好きなヴォーカルだけど、そういう事を聞きたいんじゃないよね(笑)。最近のヴォーカリストという意味では、INCUBUS の Brandon Boydだね。レンジの広さ、個性、そしてライヴの表現力が凄いもんね。
-どの曲もメロディが強く、そのメロディをより強調するためにスクリームを多用していないのだろうと思いましたが、いかがでしょうか。
スクリーム・パートは全て感情を強調するためのものさ。怒りや悲しみを表現する以外に叫ぶ必要はないと思っているからね。叫べばいいってものじゃない。
-すぐにでもメジャーのフィールドで活躍するバンドになるのではと予感させる素晴らしいアルバムでした。あなた方の将来の目標を教えてください。
ありがとう。そうなれるように頑張るよ。今はもっと曲を書く事かな。来月にあるライヴやフェスもとても楽しみさ。それからもっと色んな国や世界に進出したいね。
-今後の予定を教えてください。また来日の予定はないのでしょうか?
レーベル同士は話をしているみたいだから、近い将来には日本でプレイしたいと思っているよ!!
-あなたがたが想像する日本とは一体どのような国でしょうか?
日本は小さい頃から行ってみたいと思っている国さ。ツアーで行けたら夢が叶うんだけどね。とても美しい国だと思っているし、日本のカルチャーも大好きなんだ。
-最後に日本のロック・ファンにメッセージをお願いします。
遠いところからいつもサポートありがとう!いつになるか分からないけど、なるべく早く日本に行けることを楽しみにしてるよ!これからもサポートしてもらえると嬉しいよ!俺たちは本当に日本が大好きなんだ!
ソリッドなギターが走るヘヴィ・サウンドにハイトーンのヴォーカルが掛け合わされた超アグレッシヴなアルバムを完成させたのは、アメリカはメリーランド州出身の 5 人組 LIFE ON REPEAT だ。ガチガチにメタリックなサウンドにまず目がいくところだが、彼らの強みは“ヴォーカル”にあり!スクリームは控えめなものの、物足りなさを感じるどころか思わず惹き込まれてしまうほどに声色が豊か。この手のバンドのアコースティック・バラードは退屈なものが多い中、バラードまでもしっかりと聴かせてくれる点もまた優秀だ。ポスト D.R.U.G.S. なんて言っても過言じゃない、ハイセンスなバンドの登場ですよ。 MAY-E
LIFE ON REPEATStruggle+Sleep2012.3.07 ON SALE!!
LABEL : ZESTONE RECORDSGENRE :METAL,SCREEMOFOR FANS OF :D.R.U.G.S.,THE USED,BLESSTHEFALL