フラメンコギター検定 診断テスト...2020/03/18 · はじめに...
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VIVAフラメンコ音楽教室
フラメンコギター検定診断テスト
はじめにフラメンコの世界へようこそ!この検定では、フラメンコギターを弾く上で必要な基本的な技術と知識の習得を目指します。独学でフラメンコギターを練習している方も、これからフラメンコギターに触れる方も、この検定を受験することで、ご自身のレベルを把握し、着実に進歩していくことができます。また、1級終了者には当教室のギター講師として迎えるなどプロとしての道も広がります。
<全体の流れ>
1.次のページからお届けする診断テストの提出をお願いします。
2.曲が完成したら映像を撮影し、動画をお送りください。
3.動画確認後、診断結果をお送りします。 結果に応じて「10級~」「7級~」「4級~」スタートすることができます。
与えられた級から取り組んでいただき、1級を目指して取り組んでいきましょう。
それでは診断テスト、スタートです!
診断テスト
10級または9級 からスタート
7級(初級ソロ)からスタート
4級(中級ソロ)からスタート
診断結果に応じてスタートする級が異なります。
診断テスト1「ピカード」 ピカードとは、スペイン語で「刺す」という意味で、主に人差し指と中指で高速で弦を弾きます。
■演奏箇所
「フラメンコ・ギターの教科書」P.19 (左手を押さえてスケールを弾いてみましょう) これを2回繰り返して弾くこと。
・中指からスタートでも、人差し指からスタートでも構いません。 ・模範演奏と同程度の速さ(BPM80~90程度)で弾くこと。
■チェック項目
・力を抜いて弾けているか。 ・指を交互に細かく素早く、動かせているか。 ・弦からなるべく近い距離から弾けているか。
診断テスト 2「アルペジオ」 アルペジオとは「分散和音」のことで、ギターのジャンル問わず、 とてもよく出てくるテクニックの一つです。
■演奏箇所
「フラメンコ・ギターの教科書」P.19 (左手を押さえてアルペジオを弾いてみましょう) これを2回繰り返して弾くこと。 ・模範演奏と同程度の速さ(BPM70~80程度)で弾くこと。
■チェック項目 ・親指はなるべくアポヤンドで弾くこと(4弦以外)。 ・弦に対してなるべく平行に弾けているか。 ・リズム通りに弾けているか。 ・力を抜いて弾けているか。 ・弦からなるべく近い距離から弾けているか。
診断テスト3「プルガール」 プルガールとは親指のことです。5本ある指の中でも一番力強く、フラメンコ奏法に欠かせない指ですので、ぜひ正しく弾けるようにしましょう。
■演奏箇所ピカードと同じ譜面です。これをp指で弾けるようにしましょう。
「フラメンコ・ギターの教科書」P.19 (左手を押さえてスケールを弾いてみましょう)これを2回繰り返して弾くこと。
・模範演奏と同程度の速さ(BPM80~90程度)で弾くこと。
※「弾く」というより「叩く」というイメージを持つと、よりフラメンコらしい音が出ます。 ※プルガールの手の形、動きはこちらの動画も参考にしてください。 https://youtu.be/oIppKLsT31g
■チェック項目 ・弦の真上から叩くように弾けているか。 ・指は根本から動かせているか。 ・薬指や小指などが表面板に乗ってしまっていないか。
診断テスト4「ラスゲアード」 ラスゲアードとは「かき鳴らす」という意味で、その名の通り弦を激しくかき鳴らす、フラメンコになくてはならない奏法の一つです。
■演奏箇所
「フラメンコ・ギターの教科書」P.28(ラスゲアード[1]~a指ダウン、m指ダウン、i指ダウン、i指アップによる4連続ラスゲアード) 譜面通りに繰り返して弾くこと。
・模範演奏と同程度の速さ(BPM80程度)で弾くこと。 ■チェック項目 ・薬指は中指に、中指は人差し指に、人差し指は親指に、それぞれの指を 引っ掛けて弾けているか。 ・すべての音がなるべく同じ音量、同じ音色になっているか。
診断テスト5「アバニコ」 ラスゲアードのもう一つの弾き方です。手の形がアバニコ(abanico=扇子)に似ていることか ら、別名「アバニコ奏法」と呼ばれます。これもフラメンコに欠かせない奏法の一つです。
■演奏箇所
「フラメンコ・ギターの教科書」P.36 (ラスゲアード[2]p指アップ、m指とa指の同時ダウ ン、p指ダウンによる3連続ラスゲアード)
・譜面通りに繰り返して弾くこと。 ・模範演奏と同程度の速さ(BPM90~110程度)で弾くこと。
アバニコ奏法の手の形、動きはこちらの動画も参考にしてください。 https://youtu.be/bazt0gpM-SU
■チェック項目 ・「親指アップ」「中指・薬指のダウン」「親指ダウン」すべての音が なるべく同じ音量、同じ音色になっているか。
・指だけで弾こうとせず、手全体の上下運動も使えているか。
動画の提出方法診断テストは全部で5つです。
1「ピカード」 2「アルペジオ」 3「プルガール」 4「ラスゲアード」 5「アバニコ」
これらを弾けるようになったら、お手持ちのスマートフォンやビデオカメラで演奏を撮影し、[email protected]宛に、下記の方法でお送りください。
1)Youtubeにアップする場合 アップロードの仕方はこちらを御覧ください。
・iPhone から動画をYoutubeにアップロードする方法 http://iphone.f-tools.net/QandA/Move-YouTube-upload.html ・アンドロイド携帯から動画をYoutubeにアップロードする方法 http://android.f-tools.net/Q-and-A/YouTube-Upload.html
・ビデオカメラから動画をYoutubeにアップロードする方法
1.ビデオカメラからパソコンへ映像を取り込む方法 https://www.youtube.com/watch?v=0roNR0LQ6wM
2.PCから動画をYouTubeにアップロードする方法 http://douga-tec.com/?p=4974
2)ファイル転送サービスを使う場合 こちらがおすすめです。 http://firestorage.jp/
使い方はこちら http://firestorage.jp/jpdoc/guide_upload.html
動画の注意
<動画撮影時の注意> ・撮影カメラは固定してください。 ・審査のため見やすいよう撮影ください。 ・曲中の編集は審査の対象外です。必ず1テイク(一発撮り)でお願いします。 (曲前後の1~2秒の編集は可能とします)
<その他> ・スマホやパソコンの操作方法、アップロード方法についての質問にはお受けかねます。 ・オンライン上での動画のやり取りが難しい方は郵送によるDVDでも承ります。 その旨メールにてお伝え下さい。
その他ご不明点などありましたら、 [email protected] にてお寄せください。
おわりに
診断テストは、完璧でなくて構いません。スピードが命です。 ぜひ72時間以内に完成させるという気持ちで取り組んでください。
誰よりも研究家であれ! 誰よりも努力家であれ!
スタートダッシュを心から楽しみにしています。
分からないことがあれば、何でも聞いてください。 それでは、よろしくお願いします!
VIVAフラメンコ音楽教室代表 池川寿一