データセンター最新動向と最適化へのヒントspiralgroup.biz/datacenter trend and...

データセンター最新動向と最適化へのヒント- 2017年版 Ver.1-

2017年6月21日

株式会社 SpiralGroup.biz

Copyright 2017 SpiralGroup.biz

Datacenter consulting information

本資料に記載の内容は弊社の有償コンサルティングサービスメニューに基づいて作成されています。サービスメニュー詳細については個別にお問い合わせください。

1

国内外累計200箇所以上のDCを視察

Copyright 2017 SpiralGroup.biz2

プレゼンター略歴

藤巻秀明（ふじまきひであき）• 現職：

• 富士通株式会社（短期契約） SPF戦略企画室エグゼクティブアーキテクト• 大阪大学サイバーメディアセンタ次世代クラウド協働研究所副所長招聘教授• SpiralGroup.biz Board Director

• 業界活動ほか• ストレージ業界団体（社）SNIA Japan会長 (2016.6まで）• 環境省平成28年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業メンバー• 東京大学サステナブルキャンパスプロジェクトサーバ室技術ガイドブックWGメンバー（2016年)• JDCC/GUTP データセンタサーバ室技術ガイドブックWGメンバー• 国立近代美術館映像データの長期保存と活用の在り方検討に向けた合同会議委員(2016年）• Geo Replication Open Innovation Consortium 事務局長

https://www.facebook.com/Hide.fujimaki



５年前の活動（最近のJDCCトピックより）

JDCC FS部会市川様の最近の活動 5年前(2012年)のJDCC主宰イベント

http://www.publickey1.jp/blog/12/2_dc.html

http://www.publickey1.jp/blog/12/2_dc.html

データセンタコンサルメニュー（本日の目次）


1. データセンタの企画プロセスデータセンタの企画から設計・施工、初期運用までの流れ

2. データセンタの今後の方向性 ICTのトレンドとデータセンタの方向性

3. データセンタ市場動向立地、地域環境条件、ネットワークインフラ条件、電力インフラ、ROI観点の考察労働力、行政基準&優遇策、データ主権、DC集積地の傾向

4. データセンタ建物の考え方 DC事業、建物建設などに関わる法規制、耐震基準、評価基準DC構造の種類・分類、DC形態のトレンド

5. データセンタ冷却方式冷却方式トレンド、空冷方式、水冷方式、液体浸潤方式コロケーションデータセンタ冷却方式、HPCセンタ冷却方式

6. データセンタ給電方式海外のトレンド、DC受電方式、ラック給電方式、UPS、非常用発電機再生可能エネルギー給電

7. ネットワークの考え方 DC間ネットワークトポロジ、DC内ネットワークトポロジ、オンボードバス動向エッジコンピューティング、フォグコンピューティング

8. ICT機器の考え方サーバ調達時の留意点、ストレージのトレンド、ラックのトレンド、ラック搭載時の留意点

9. 運用の考え方ファシリティ統合監視ツール、セキュリティ、無人運転、要員次世代運用方式

10.まとめ

※本資料は有償サービス資料です

本日のプレゼンは全533pageの資料よりExecutive Summary 計105page

をご紹介します

ICTのトレンドとデータセンタの方向性


ICTを含む全体システムの視点であるべきDCの姿を考えてみた


ICTはバイモーダルへ

モード２ＳｏＥ

(System of Engagement)

モード１ＳｏＲ

(System of Record)

非階層構造柔軟性失敗と学習

階層構造規則予測可能高信頼Mission Critical

Water fall型開発DevOpsAgile型開発

侍型忍者型参考資料：ガートナプレスリリース

http://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwipwtCxut_RAhUKh7wKHWrRAUsQjRwIBw&url=http://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_96.html&psig=AFQjCNHrlDcvAOApJsxyVMrvnh1oIGsdIA&ust=1485507850069004

http://3.bp.blogspot.com/-w3kGKyOYGGA/Ufj1Idjnn5I/AAAAAAAAWm0/zYE1bTDOJmI/s800/samurai.png


＜ご参考＞SoRとSoE

SoR : 従来型のトランザクション処理を中心にしたミッションクリティカルな基幹システム群SoE : 顧客との関係強化を目的に最新のインターネット技術を駆使したシステム群

米国のマーケティング学者ジェフリームーア氏のレポートより（今後の企業ITのマーケットはSoEが主流になる）

出典：Cisco


モード２の割合が急速に増加

0%

10%

20%

30%

40%

50%

2015 2017 2020

18%25%

41%

モード２(SoE)型ＩＴシステムのトレンド

出典：ガートナ


バイモーダルＩＣＴシステムのイメージ

VMware

HCI

HCI

・・・

L2 TOR

HDS

HDS

Serverw/ VMWare

L2 TOR

SAN

Serverw/ VMWare

ServerServer

モード１（SoR）

SDS

SDS

Serverw/Orchestration

・・・

多ポートL3 SDN TOR

Docker

Docker

Docker

・・・

多ポートL3 SDN TOR

モード２（SoE）

Enterprise system（Hypervisor前提） Container based/DevOps/Agile system


モード２（SoE）対応データセンタとは？

従来型データセンタ構造＆設備ではモード２(SoE)に対応することが難しい

増え続けるモード２(SoE)ICT基盤に対応可能なデータセンターの姿は？


例えば忍者型データセンタ（Elastic DataCenter）


非階層構造柔軟性失敗と学習

• Agile型開発対応• 失敗と学習が可能なコンセプト• 短期間での構築＆増設＆撤収

• 熱密度の変化に柔軟に対応• 電力密度の変化に柔軟対応• 熱密度が変化しても冷却設備の変更無し（運用更新のみ）

• モード１への変更が可能（逆方向は無し）• モード１変更時には

Tierレベル変更も伴う


http://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwj0gL-nhfPRAhWCyrwKHW8PCkYQjRwIBw&url=http://gigazine.net/news/20131211-google-data-center/&psig=AFQjCNHPQWaUVdodfoHOp5UkW_5lJulxVg&ust=1486180850841713


データセンタもバイモーダル対応へ


モード１ＳｏＲ

単純なICT構成（１～２種類）均一な定格熱密度/Agileな負荷発生Immutable Infrastructure

複雑なシステム構成異なる熱密度機器/安定した負荷発生OS更新、アプリパッチ管理

まぜるな！きけん

http://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwj0gL-nhfPRAhWCyrwKHW8PCkYQjRwIBw&url=http://gigazine.net/news/20131211-google-data-center/&psig=AFQjCNHPQWaUVdodfoHOp5UkW_5lJulxVg&ust=1486180850841713


http://3.bp.blogspot.com/-w3kGKyOYGGA/Ufj1Idjnn5I/AAAAAAAAWm0/zYE1bTDOJmI/s800/samurai.png


第二章以降の目次


データセンター市場動向

• 現実のデータセンタはどこに向かっているのか？

1. クラウド基盤DCとエンタープライズDCは違う方向へ？2. データセンターは足下では３タイプに分化3. データセンター電力スペック動向4. 目的別データセンタに分化・深化する方向性5. データセンタ設計の標準化と供用期間の短縮化6. 冷却方式も目的別に分化・深化、適材適所へ7. 給電方式も目的別に分化・深化、適材適所へ8. 重要なエコシステム

• 環境貢献も重要なファクタ


ゼロエミッションへの流れ

1. ゼロエミッションDCへ2. 再生可能エネルギの利用3. 最新ニュース4. 再生可能エネルギーのコスト推移5. 再生可能エネルギーの地域別価格6. 日本の現状と将来見込み7. エネルギー企業の動き8. 風力発電ファーム9. California州の風力発電量推移10.DCの電力源トレンド（米国）11.燃料電池技術の活用によるハイブリッド電源＆省エネ化12.＜参考＞Tesla Giga Factory in Nevada

国内データセンタ事業者＆市場の動向


• 国内データセンタの動向に関する調査会社報告と• それに対する考察

1. IDC報告に関する考察2. DC大型化のメリットとデメリット3. DCの規模という見方だけでなくICTトレンドも併せて考える必要がある4. 2017年以降のデータセンターに関する展望5. 国内市場セグメンテーション

• ファシリティのトレンド詳細


技術的観点から見た考察（ファシリティ）

1. 冷却技術動向2. 現状冷却方式まとめ3. データセンタ給電方式4. ＜ご参考＞ワイドレンジ電源ユニット

フロアマネジメント動向


1. 今どきのきほん2. 発熱量別セグメンテーション＆ゾーニング3. Server RackとStorage Rackの冷却設計4. 温度制御から自由空間＆熱キャッピングへ5. 風量制御の留意点6. 中間まとめ

• データセンタフロアの風量制御

技術的観点から見た考察（ICT装置）


• ICT機器は何処へ行くのか？（半導体の観点から、発熱の観点から、コストの観点から）

1. Intel CPUのトレンド（プロセス面より）2. 半導体構造の技術トレンド3. 半導体配線トレンド（プロセス面より）4. ストレージデバイスとしてのNVMトレンド5. NVMは3D構造へ6. 更にその先は7. 半導体の技術トレンドから見たデータセンタへの影響


1. サーバ動向（Power Gameのルールが変わる）2. サーバ動向（ODMからEMSへ）3. サーバーのボリュームと専用設計について4. Push型、Pull型、Service型5. 外気空調対応の方向性6. 高温環境対応に関する考察7. ストレージ階層化とデータセンタでの発熱量8. ストレージの熱密度の方向性9. 東京大学柏センター (異なる熱密度のStorageを同じフロアに配置)

サーバの動向から見たＤＣ考察

技術的観点から見た考察（ICT装置）


1. 次世代クラウド協働研究所資料より2. ネットワークトポロジと物理配線（従来型）3. ネットワークトポロジと物理配線（Hyperscale DC）4. Facebook Altoona5. ネットワーク技術の正しい使い方（ケーブルは張り替えない）

ネットワーク

データセンタ間ネットワーク


1. 従来型データセンタ間連携2. 新しいデータセンタ間連携3. 新しいデータセンタ間連携をベースにしたwwレベルの省エネDC4. データセンタ階層化

運用最適化


1. DC運用の項目2. 全体最適のスイートスポット温度制御3. AI制御省エネDCサービス（けいはんなDCの商用化）4. Googleがデータセンター冷却電力を40％削減、DeepMindのAIを活用5. AI制御DC省電力：Google vs 富士通


1. ICTトレンドとデータセンタの方向性• DC構成要素（使用目的、建物設計、冷却、給電）すべてが深化・分化の方向• 忍者型データセンタ（Elastic Datacenter）

2. データセンタ市場動向• 市場動向• 弊社予測と提言

3. ゼロエミッションへの流れ• 再生可能エネルギー取り組み

4. 技術的観点から見た考察（ファシリティ編）• 冷却技術動向• 給電技術動向• フロアマネジメント技術動向

5. 技術的観点から見た考察（ICT機器編）• 半導体プロセスから見たDC考察• サーバ・ストレージから見たDC考察• ネットワークから見たDC考察

6. 運用最適化• 最適なデータセンタ統合制御をCloud運用観点で進める（Smarter Data Center)

まとめ（本日お話しした項目）


ご静聴ありがとうございました

お友達募集中です(お問い合わせはこちらまで）https://www.facebook.com/Hide.fujimaki


データセンター最新動向と最適化へのヒントspiralgroup.biz/datacenter trend and...

Documents