手のひらサイズのセルラーiot...lte cat.m1対応サイズ約70 x 37 x 11 重量約39 g...

多様なお客様を支える

手のひらサイズのセルラーIoT

第5回 IoT/AI ビジネスカンファレンス

京セラ株式会社通信機器事業本部通信事業戦略部

能原隆

Rugged Device Series

Smartphone / Feature phone

Comm. Module / IoT Device

2018/10/31

京セラ通信機器事業の事業領域当社は1989年に携帯電話事業を開始し、現在は日本と米国中心にスマートフォンやフィーチャーフォンを販売しています。通信モジュールやIoTデバイスは今後の成長領域と位置づけています。

高耐久端末シリーズ

スマートフォン/フィーチャーフォン

通信モジュール/IoT接続デバイス

IoT/AIビジネスカンファレンス 2018 2

2018/10/31 3

京セラ通信モジュール事業の歴史2005年の車載通信モジュール商品化以降、厳しい品質基準が求められる車載向けで10年以上の供給実績を重ねてノウハウを蓄積してきました。近年出荷数量は増加傾向にあります。

IoT/AIビジネスカンファレンス 2018

EVDOUMTSCDMA 1X LTE

2005 2010 2015通信モジュール出荷数量推移（2013～2017年度）

車載

産機

EVDO LTE LTE-M

KCMV-200(2007)

KCMP(2007)

KYM11(2014)

KYW01(2017)

TM01-SA(2009)

AL-S5300(2016)

OEM製品 OEM製品

2018/10/31

IoT事業における注力領域端末開発で培った豊富な開発経験を活かすことが可能なセルラー系にフォーカスし、非セルラー系の「Sigfox」をサポートする京セラコミュニケーションシステム（株）と棲み分けしています。

Wi-Fi®

Bluetooth®

LTE

CAT 4/6/9

NB-IoT

Mobility

High Capacity

LoRa

Sigfox

LTECAT.1/M1

NoMobility

Low Capacity


情報収集

最適化

2018/10/31

通信モジュールベンダーから見た、IoT構築時の重要ポイントこの図は、一般的なIoTシステムを構築する際の主な要素を示しています。それぞれの領域において多くのソリューションが提案されていますが…

ネットワーク

機器やモノ

センサー

分析・学習

顧客企業ソリューションベンダー

通信キャリア設備機械メーカーセンサーベンダー

通信機器/モジュールクラウドサーバ

AIエンジン


情報収集

最適化

2018/10/31

通信モジュールベンダーから見た、IoT構築時の重要ポイントIoT構築で重要な要素のひとつ、情報をクラウドに上げるパスの構築は意外に面倒です。特に、IT部門がないSMBでは、モジュールを利用してデータパスを構築するには多くの課題を解決する必要があります。

ネットワーク

機器やモノ

センサー

分析・学習

ソリューションベンダー

通信キャリア

通信機器/モジュールクラウドサーバ

AIエンジン

設備機械メーカーセンサーベンダー

NW接続性検証

多様な機器I/F

無線設計

公的認証取得

顧客企業

回線契約

SYS構築・運用既存 or 新規


2018/10/31

コネクティングサービスコンセプト当社のIoT事業は、機器やモノとクラウドをつなぐ「コネクティングサービス」がコンセプトです。携帯電話開発ノウハウを活用し、顧客企業が持つ機器やモノからクラウドに情報を伝えることに貢献します。

ARPU通信料金

機器コスト

スマホタブレット

Automotive自動車

Industrialmachines産業機器

HomeSecurity

セキュリティ

Smartmeterスマートメーター

・・・

IoTで拡大する市場だが主要プレーヤーの多くは無線通信技術を持たない

現在のメイン市場

Kyocera IoT connecting serviceデバイス提供 | 機器設計支援 | 公的認証取得支援 | 維持管理…

✓ 長年に亘る携帯電話開発実績

✓ 通信モジュール事業の豊富な経験

ノード数


2018/10/31

コネクティングサービスの例IoTを導入したい顧客企業は多岐にわたります。当社は、長年に亘る端末開発経験を活かし、各顧客企業の多様なニーズに合致した支援プログラムを提供いたします。

EC-IoTエンジニアリングチェーンIoT

自社製品のIoT化

SC-IoTサプライチェーンIoT

生産現場のIoT化

自社製機器を利用して顧客価値を提供している製造業

他社製設備機器を導入して自社製品を生産している製造業

BM-IoTビジネスモデルIoT

サービスのIoT化

自社製機器を持たない企業

ターゲット京セラの提供価値

ターゲットが展開するサービスに対応する

IoT機器の供給・維持

IoT対応顧客機器の商品化支援

京セラIoTデバイスを活用したデータパス構築

保有アセット

携帯端末の開発経験

無線通信技術センサー技術システム化技術筐体設計技術ソフト開発

（Android™）

ゴール


京セラの「手のひらIoT」デバイス現在のIoTデバイスを紹介します。当社製セラミック技術を生かした高い信頼性小型化を実現したLPWAモジュールをベースにIoTユニット、LTE-Mボタンをラインナップし、用途に応じてご利用いただけます。

LTE-M ボタン

LPWAモジュール

IoT ユニット

2018/10/31

京セラ製セラミック基板を活かした小型化設計

1円玉サイズの通信モジュール


2018/10/31

IoTユニット小型・手のひらサイズの筐体にアンテナ、バッテリー、センサーを内蔵したオールインワンユニットなので、さまざまな用途ですぐに使い始められます。

つながる！汎用インターフェースで簡単接続（UART）

センシング！

小さい！アンテナ・電源を内蔵小型で場所に困らない

ライセンスバンド事業者ネットワーク

安心！

主要７センサーを標準搭載

クラウド

通信機器

センサー

設備や機器

ネットワーク

低消費電力、広いエリア低速～中速で移動中でもOK

LTE Cat.M1対応

サイズ約 70 x 37 x 11 ㎜

重量約 39 g

電源内蔵型バッテリー（USB充電）

アンテナ内蔵型アンテナ

外部接続 UART

動作環境温度：-10℃～60℃

搭載センサー

温度、湿度、気圧、照度、

加速度、ジャイロ、地磁気

位置情報 GPS、GLONASS

通信方式 LTE Cat.M1

SIM nano SIM

IoTユニットLU1CK010

IoTを手軽に


2018/10/31

IoTユニットの特徴IoTユニットの動作は、本体内蔵センサーで取得したデータを送信する「センサーモード」と、顧客企業の装置に接続して装置側のデータを送信する「モデムモード」の2種類から選べます。

モデムモード（ユーザー装置接続）センサーモード（測定値出力）

定期的にセンサーの測定値をクラウドに送信します。あるいは、ボタンを押してデータ送信も可能です。

顧客企業の機器や設備等に接続し、そこから送出されるデータをクラウドに送信します。本ユニットで計測、収集したデータがPCやスマホで

確認できるダッシュボードをご用意しております。

KCCSモバイルエンジニアリング株式会社の miotinc に対応予定


2018/10/31

IoTユニットを求めるお客様IoTユニットに興味を持たれたお客様は、移動する環境下で単体でセンシングしたい場合と、設備や機器に接続して設備側の情報を送りたい場合がほとんどです。

8%32%

52%8%

モビリティ(M)

ワイヤレス(W)

自律センシング(S)

(P)情報パイプライン Source: Kyocera (March 2018)

単体でセンシングした情報を、離れた場所から単体でクラウドに送信する

離れた場所にある機器に接続され、機器が取得した情報をクラウドに送信する

移動する機器に接続され、機器が取得した情報を移動中にクラウドに送信する

単体でセンシングした情報を移動しながら単体でクラウドに送信する


2018/10/31

IoTユニットが支持される理由IoTユニットは、アンテナ・電池・センサー内蔵のオールインワンタイプに加えて外部装置との接続I/Fを搭載しており、気軽にIoTを導入したい多くのお客様から支持されています。

データ収集

データ解析

価値あるサービスの提供

機械やモノ、人…

クラウド

ネットワーク

通信機器

センサー

設備や機器

ネットワーク接続試験確認済み（KDDI)

汎用I/Fでかんたん接続（UART)

主要センサー標準搭載簡単にセンシング可能

アンテナ・電池内蔵で単独動作小型で置き場所に困らない

IoTクラウドへのアクセスでトライアルが容易に

製品を遠隔地から管理

顧客企業


2018/10/31

ダッシュボードによるデータ見える化今年の富士山チャレンジに参加した際にIoTユニットを携帯しデータを収集しました。収集したデータはダッシュボード上にグラフや地図を自由に配置して分析できます。


2018/10/31

実証事例パワースポーツ様マウンテンバイクやトレイルランニング等のアウトドアスポーツイベントの企画運営を行っているパワースポーツ様に実際の大会コースでのデータ収集にご協力いただきました。

山奥のコースで位置情報の取得に成功

想定される用途競技参加者の遭難防止大会スタッフの位置把握


2018/10/31

実証事例ハナコファーム様＋ドライアイスサービス様ハナコファーム様（システム開発）とドライアイスサービス様（ドライアイスの製造・加工・流通に係る装置の企画と販売）に、IoTユニットを断熱コンテナに入れデータ取得する実験にご協力いただきました。

位置管理検証データ

温度管理検証データ

モバイルバッテリー


2018/10/31

デモンストレーション当社の3拠点にIoTユニットを設置し環境データを収集しています。

北見工場（北海道北見市）


横浜事業所（神奈川県横浜市）大東事業所（大阪府大東市）

2018/10/31 IoT/AIビジネスカンファレンス 2018 18

当日14時ごろに更新版を貼り付け

2018/10/31

LTE-M ボタンLTE-Mボタンは、ボタンクリックをトリガーとしてクラウド側のアクションが発生するデバイスです。パブリッククラウドとの連動により、顧客企業がデバイス毎に挙動を定義する必要がなくなります。


パブリッククラウド

ACTIONS

PUSH

PUSH

LTE-M網

顧客企業

「AWS IoT 1-Click」対応*

「AWS Lambda」と連携でき、事前定義済みの Lambda 関数を利用することでボタンクリック時に E メールや SMS の送信などの簡単なアクションを実行できます。また、JavaScript/Java/Python/C# などの言語で記述した独自のビジネスロジックの実行が可能です。

*SORACOM LTE-M Button powered by AWS で実現されている機能です。

LTE Mボタン

スクリプト実行

サイズ約97 x 33 x 14 ㎜

重量約50g

電源単4 アルカリ電池 x 2本

アンテナ内蔵

通信方式 LTE Cat.M1（LTE-M)

SIM e SIM

• 顧客からのリピート注文• 現場からの定期報告• ナースへの伝達• 装置や機器を遠隔操作

2018/10/31

ボタンとSORACOM様サービスの連携SORACOM様サービスと連携させることで、データ収集・蓄積、ダッシュボードの作成・共有が手軽に実現できるようになります。

SORACOM LTE-M ButtonPowered by AWS

plan-KM1eSIM

SORACOM Harvestデータ収集・蓄積

AWSLambda

SORACOM Lagoonダッシュボード作成・共有


2018/10/31

ボタンとSORACOM様サービスの連携SORACOM様サービスと連携させることで、データ収集・蓄積、ダッシュボードの作成・共有が手軽に実現できるようになります。

SORACOM LTE-M ButtonPowered by AWS

plan-KM1eSIM

データ収集・蓄積

SORACOM Harvest

AWS Lambda

ダッシュボード作成・共有

SORACOM Lagoon


2018/10/31

LTE-Mボタンのユースケース例


オフィスや個人宅での消耗品の追加発注端末として

見守りや訪問の確認のための端末として

タクシーやデマンド交通の呼び出し端末として

サポート等の呼び出し端末として

• 決まった消耗品の追加発注の手間を軽減するとともに、継続利用を確保する

• オフィスのネットワークに接続できない場合でも対応可能

• シンプルなボタンデバイスで、高齢者等の見守り対象者でも迷わず操作できる

• 直接モバイルネットワークに接続するシンプルな構成のため運用が容易

• ボタンを押すだけで呼び出せる簡単操作

• 事業所等に設置されているタクシー呼び出し電話の代替手段として

• ボタンを押すだけなので、ユーザーが手間をかけずに、呼び出し可能

• オフィスのネットワークに接続できない場合でも対応可能

2018/10/31

IoT 2.0IoTはまだ緒についたばかりですが、導入して終わりではなく継続的に活用されることになります。その流れに合わせてIoT構築支援ビジネスの中身も移行しますので、準備が必要です。

NEAR Future FAR Future

導入維持・管理（＋改善）

クラウドエッジコンピューティング

膨大莫大

4G 5G

運用

データ量

システム

データ処理環境認識・行動予測自律的な行動計画

ネットワーク

デバイスセンサー、通信モジュール小型化、ユニット化


産業と社会の進化のために

工業化社会において、殆どの産業は労働集約型でした。

しかし、今後ロボティクスやAIの導入により、産業は労働

集約型から資本集約型や知識集約型へと移行します。この

ことによって人々の生活は一新され、更にそのインフラを

土台として新たな産業形態が生み出されることでしょう。

IoTは、その変化になくてはならないピースであり、我々

は情報をつなぐコネクティングビジネスを通じて、人類・

社会の進歩発展に貢献したいと考えています。

2018/10/31

IoTの先にあるもの（個人的見解）IoTの進展は、生産性向上など経済的便益のみならず、社会全体を大きく変えるような潜在力を持っています。IoTに携わる者として、高い志は常に持ち続けたいと考えています。

資本集約型次世代型

労働集約型知識集約型

人智依存性高い

設備依存性高い

介護組立加工飲食店宿泊

トラックタクシー農業建設

製造業の一部（半導体など）

電気ガス水道鉄道

医薬品情報サービスデザインファッション

弁護士会計士コンサルティング

仕組みや場所のインテリジェント化

「人を減らす」

人や思考のインテリジェント化

「能力を上げる」

RO

BO

TIC

SAI

ロボティクスとAIの進化と協調による新しい産業形態


資料記載の会社名、ロゴ、製品名等は一般に各社の登録商標または商標です。Google、Android、Google Playおよびその他のマークは、Google LLCの商標です。Wi-Fi®はWi-Fi Allianceの登録商標です。Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG,Inc.が所有する登録商標であり、京セラ株式会社は、これら商標を使用する許可を受けています。© 2018 KYOCERA Corporation

手のひらサイズのセルラーiot...lte cat.m1対応 サイズ 約70 x 37 x 11 重量 約39 g...

Documents

手のひらサイズのセルラーiot...lte cat.m1対応サイズ約70 x 37 x 11 重量約39 g...