シラバス作成マニュアル1.本編は、愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室のご了承のもと、下記に準拠して作成しています。...

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1 シラバス作成マニュアル ~授業計画作成ガイドライン~

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シラバス作成マニュアル ~授業計画作成ガイドライン~

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1.本編は、愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室のご了承のもと、下記に準拠して作成しています。

『Faculty Development Handbook』Vol.1

「もっと!!授業をよくするために シラバス作成から成績評価まで」第1章「シラバスの書き方」

愛媛大学教育・学生支援機構教育開発センター(2005 年 3 月 31 日)

2.本編は、本学の教育を担当する者(非常勤講師含む)に対し、担当科目のシラバスを作成する一助と

して配布するものです。

3.上記以外の二次的な使用、無断転写・複写は禁止します。

本学の教育向上にご理解とご高配を賜りました愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室に対し、

心より感謝申し上げます。

2019(令和元)年 12月

筑紫女学園大学

【はじめに・・・】

本学では、学生の学修意欲の向上を図るため、学生の「学修成果」に着目しています。

「学修成果」とは、学修により学生が身に付けた力ということができるでしょう。従来の、教員

が「何を教えるか」よりも、学生が「何ができるようになるか」に力点を置いた考え方と言えま

す。

また、平成 30 年 11 月 26 日の中央教育審議会「2040 年に向けた高等教育のグランドデザ

イン(答申)」において、『学修者が「何を学び、身に付けることができるのか」を明確にし、学

修者が実感できる教育を行っていくこと。このための多様で柔軟な教育研究体制が各高等教育機

関に準備され、このような教育が行われていることを確認できる質の保証の在り方へ転換されて

いくこと。』が実現すべき方向性の一つとして挙げられています。

こうした流れを受け、本学でも授業改善の一環として、シラバスの作成に取り組んでいます。

分かり易いシラバスを作ることは、学生に分かり易い授業を行うための出発点です。是非、趣旨

をご理解のうえ、シラバスの作成にご協力いただきたく存じます。

【最後に・・・】

シラバスは教員と学生との間の「契約」という意味も持つので、原則としてシラバスに沿って授

業を行ってください。止むを得ず授業内容や成績評価の方法を変更する際は、学生に周知し、

Web シラバスを必ず修正してください。

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目 次 1 シラバスとは何か?

(1) 定 義 …1

(2) 役 割 …1

■シラバスの補足情報について…2

2 筑紫女学園大学のシラバス印刷フォーム…3

3 シラバスの各項目の書き方

(1) 「授業科目」 …4

(2) 「担当教員」 …4

(3) 「開講時期」・「単位」 …4

(4) 「授業の目的と概要」 …4~5

(5) 「到達目標」 …5~7

(6) 「この授業が目的としている DP や関連する科目など」 …7~8

(7) 「授業計画」 …8~10

(8) 「成績評価」 …10~11

(9) 「受講上の留意点・ルールに係る情報」 …11

(10)「教材に関わる情報」 …12

(11)「オフィスアワー」 …12~13

(12)「メールアドレス」 …13

4 シラバスの活用方法

(1) 履修ガイダンスでの説明 …13

(2) シラバスの使い方のアイデア …13

5 シラバスの記入例(サンプル)

(1) シラバスの記入例(サンプル)について …14

(2) サンプル①② …15~16

6 学校法人筑紫女学園の建学の精神・校訓と使命 …17

7 筑紫女学園大学の「学士力」定義 …18

8 学部学科等の構成と教育課程(共通科目及び専攻科目)を通じて身に付ける力

…19~20

9 各学科・コースの教育課程編成・実施の方針…21~24

*メモ …25

*提出前の自己チェックリスト …26(最後のページ)

*お問い合わせ先 …裏表紙

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1シラバスとは何か?

(1) 定 義

授業前に学生に公開され、授業で扱う内容、授業の進め方(スケジュール)、成績評価の仕方など授

業の全体像を示す見取り図としての文書のことを、「シラバス」といいます。シラバスを読むことによ

って、「この授業を受けて何ができるようになるか」を理解できることが必要です。

(2) 役 割

① 授業選択ガイドとしてのシラバス

選択の機会がある場合は、科目選択の基準として機能します。

② 契約書としてのシラバス

シラバスは、それぞれの授業についての契約書でもあります。教員は「このようなスケジュールで、

このような到達目標まで導きます」ということを約束します。一方、学生は「成績評価」や「受講上

の留意点」を知ることによって自らも努力し、お互いに良い授業環境を作ることができます。

③ 学習意欲や学修効果を高める文書としてのシラバス

シラバスをノートの最初のページに貼り付け、授業の度に確認をしている学生がいます。このよう

に、15 回の授業全体の中で、今回の授業はどこに位置づいているのかを確認したり、「授業の目的と

概要」や「到達目標」を繰り返し確認したりすることは、学修効果を高めます。

④ 授業全体をデザインする文書としてのシラバス

a 授業が「良い」ものであるためには、1回1回の授業が「良い」だけではなく、15 回全体の流れ

も「良い」ものである必要があります。シラバスを丁寧に書き、各回の授業で扱う内容や参考文献を

考えることで、15 回全体の流れを頭に描くことができます。

b この過程で、不足していること、重複していることがよく見えてきます。また、一度きちんとしたシ

ラバスを作ると、同じ科目を再度担当する際の参考になります。

⑤ 学科全体のカリキュラムに一貫性をもたせる資料としてのシラバス

a 専攻科目の中には、ある科目の内容を学修し理解していないと、次の科目の内容が理解できない、と

いうことがよくあります。こんな時、他の科目のシラバスを見ると、自分が教える学生がどの程度の

ことを既に履修しているかを把握することができます。

b また、他の教員の科目の内容も知ることができます。これは、並行して進行する科目間では特に重要

なことです。このようにシラバスは、カリキュラムを一貫性のあるものにすることを助けてくれます。

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■シラバスの補足情報について

a 本学のシラバス入力は、筑女ネット(注)の「2020(R2)年度 Web シラバス入力マニュ

アル」を参照ください。

また、学生に対しても冊子形式での配布を行わず、筑女ネットの Active Academy 及び本学 HP

にて公開しています。(ただし、オフィスアワー、メールアドレスは本学 HP では公開されません)

なお、作成する際は、Web 入力(登録)により文字数の制限があります。

b 基本的に記載項目の空白は避けてください。例えば、教科書を使用しない場合は、「なし」もしくは

「None」と記載してください。

c より詳しく伝えたい場合は、独自に資料を作って、授業のはじめに配ったり、筑女ネットを活用した

りする方法があります。

(注)筑女ネット https://cwuiis.chikushi-u.ac.jp

学内のネットワークシステム。(学内外からアクセス可能)各授業の情報や課題をアップすることができます。

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2 筑紫女学園大学のシラバス印刷フォーム

・下記フォームは、印刷時の形式ですので、Web 入力(登録)及び Web 閲覧画面とは異なります。

・各項目の具体的な書き方は、各項目に掲載のページに説明しています。

授業科目 科目名【授業形態】 開講時期

担当教員 単位

授業の目的と概要

到達目標

この授業が目的と

しているDPや関連

する科目など

(注意)DP・授業外学修時間・実務教員(専任のみ)につきましては、すでに更新しています。

(2020 シラバスより、授業外学修に必要と予想される時間を追加記載しています。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※実務経験を活用した授業科目で未記載の場合は、必ずご記載ください。

※関連科目については、この項目に追加でご記載ください。

※特別課程の専門科目については、「この科目は~課程の専門科目です」とご記載ください。

授業計画 授 業 内 容 授 業 外 学 修など

第 1回

第 2回

第 3回

第 4回

第 5回

第 6回

第 7回

第 8回

第 9回

第 10回

・・・略・・・

第 13回

第 14回

第 15回

成績評価 割合(%)、種類・評価基準など

定期試験

レポート

小テスト等 複数の評価方法を使用する場合の配分割合が

成果発表 合計して 100%になるように、記載してください。

受講態度等

受講上の留意点・ル

ールに関わる情報

教科書 著者名『書名(教科書名)』出版社(その他の備考)

指定図書 の順番で記載してください。

参考図書

オフィスアワー 具体的に記載してください。 メールアドレス ●●@chikushi-u.ac.jp ※必ず記載

P.8

P.5

学生に対して具体的に記載してください。

P.10

P. 12

P.4 P.4

P.7

P.9

入力不要

成績評価を厳密に行うための基準

達成度を測るための方法

↑ 学生との連絡手段 ↑

P.4

3

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3 シラバスの各項目の書き方

(1)「授業科目」(科目名【授業形態(講義/演習/実験/実技/実習)】の順に記載)

(2)「担当教員」

(3)「開講時期」・「単位」

予め設定しておりますので、入力の必要はありません。

※担当教員・【授業形態】に変更・修正等がありましたら、教務班までお知らせください。

(4)「授業の目的と概要」(400 文字以内)

① 作成にあたっての考え方(授業の目的)

a 授業が、カリキュラム全体の「教育目標」や「教育課程編成・実施の方針(CP)」、学科・専攻の

「卒業認定・学位授与の方針(DP)」と整合性を持っていることを知らせます。

※「学部学科等の構成と教育課程(共通科目及び専攻科目)を通じて身に付ける力」および

「各学科・コースの教育課程編成・実施の方針」は後ページに掲載しています。

b カリキュラム体系における個々の授業の位置づけ(存在意義)を伝えることで、学生に学修の意義

を分かり易く理解させることが大切です。

c 授業の目的が現実的であればあるほど、学修意欲は高まります。学生に「自分にもできそうだ」とイ

メージできるものである必要があります。そのため文章は、学生を主語とします。

② 記述にあたっての考え方(授業の概要)

a「授業内容」「到達目標」との関連性を意識して書きます。

b 授業によっては、内容の説明に抽象的な表現が必要な場合があります。

ここでは、そうした表現を用いたり「授業内容」「到達目標」で伝えられなかったことを補充し

たり、比較的自由に授業の内容を説明します。

例:

○ ■■について知り、説明できるようになることを目的とする

○ ■■について学び、●●について考察することにより、△△できる

→学生が主語の文となっている。

× ■■について説明する、概説することを目的とする

→教員が主語の文となっている。

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c 一つの文章には、一つの目的のみ記載します。複数の「目的」が混在すると後で

それぞれの達成度を測定するのが困難となります。

d 授業で学修した結果、何ができるようになるかを表す動詞を含む文章で書きます。例えば、

愛媛大学では、下記の◆授業の目的に使用する動詞の例◆のような動詞が用いられています。

◆授業の目的に使用する動詞の例◆

知る 認識する 理解する 判断する 身に付ける

価値を認める 評価する 位置付ける 考察する 使用する

実施する 示す 創造する

e 知識、技能の学修がなぜ重要か = それらがどのように利用されるかを記述します。

目的(「~するために」)を入れると良いでしょう。

f 総括的な概念を持つ動詞を用いて表します。以下は、参考例です。

例:○「 日系企業をはじめ日本経済への影響を考察することができる。」

○「 考古学に触れる時の基礎的素養を身につけることができる。」

○「 現代中国の社会や文化を理解することができる。」

○「 日本語を日本文化の中で相対的に位置づけることができる。」

(5)「到達目標」 学生を主語とした表現でご記入ください。(400 文字以内)

≪「到達目標」は成績評価を厳密におこなうための基準です≫

記載されている DP が確実に身に付くことを意識した内容をご記入ください。

① 記述にあたっての考え方

a 「授業の目的」と関連させつつ、授業終了後には「こんなことができる」という到達レベルをで

きるだけ具体的に書き、測定可能なものとします。

b この「到達目標」に対する個々の学生の達成度を測ることで、厳密な成績評価が可能となります。

c 「到達目標」を考える場合、例えば、試験の設問・レポートの課題・発表の内容やレベルなどで、

受講者にどのようなことを要求しているか、どのような基準で成績を出しているかなどを思い浮

かべると、ヒントになります。

d 「到達目標」の項目数の目安は、通常は 1~2 個です。文字数制限(400 文字)内でお願いしま

す。

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② 具体的な書き方

a 学生を主語として、「■■できる」という形式で、書きます。

b 「授業の目的」で用いた「・・・を理解する。」のような概念的言葉でなく、学生が実践する行動を

具体的に表し、到達度を測り易い動詞を使います。

例:×「印象派絵画について感受性を高め、作品をじっくりと味わう」

→このような書き方は、抽象度が高く目標の達成状況を判断しにくいので、例えば、

以下のように具体的な動詞を使用します。

○「印象派絵画の芸術的価値について、1980 年までの通説と 1990 年以降の

通説の違いをふまえて、説明することができる。」

※ 例えば、こうした内容を、200 字以内で記述させたり、400 字詰めの原稿用紙●●枚

で論述させたりすることが、テストの設問やレポートの課題に関連していきます。

c 授業の「到達目標」に使う動詞について、以下に参考例を挙げています。

例えば、愛媛大学では、「知識を獲得する」・「態度を形成する」・「技能を習得する」に分けて、次

のような動詞を使い到達目標を区別しています

◆授業の到達目標に使う動詞(知識の領域)の例◆

列挙する 述べる 具体的に述べる 説明する

分類する 比較する 類別する 関係づける

解釈する 選択する 評価する 推論する

予測する 一般化する 使用する 応用する

適用する 批判する

◆授業の到達目標に使う動詞(態度・習慣の領域)の例◆

行う 尋ねる 助ける コミュニケートする

寄与する 協調する 示す 見せる

表現する 始める 相互に作用する 系統立てる

参加する 反応する 応える

◆授業の到達目標に使う動詞(技能の領域)の例◆

始める 熟練する 工夫する 実施する 準備する

行う 創造する 操作する 動かす 調べる

測定する

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※(4)「授業の目的」と(5)「到達目標」の違いが分かりにくいという意見がよくあります。

そこで、具体的に比較できる例を、参考までに次の通り挙げておきます。

※ 学生の社会的・職業的自立を意識したキーワードについては、20 ページ参照。

(6)「この授業が目的としている DP や関連する科目など」

この項目については、該当する DP 等をあらかじめ入力していますので更新不要です。

(下記※の科目を除く)

※特別課程の専門科目については、「この科目は~課程の専門科目です」とご記載ください。

担当科目のDPをしっかりと確認し、以下の点に意識をして授業計画を立ててください。

関連科目については、この項目に追加でご記載ください。

a 「担当する科目が学生のどのような能力開発に資するものなのか」、「担当する科目と隣り合う科

目とどのように関連付けていくのか」を意識しつつ授業設計を行ってください。

b 担当科目が、学科/コース全体のカリキュラムツリーの中の 1 つのであることを意識し、

担当科目がどのような位置、役割を担っているかを意識してください。

c 授業を DP との関わりの中で見つめなおし、関連する科目の担当者との有機的な連携の中でよ

り教育効果の高い教育を実現することを目指します。

● 実務教員の方、実践的教育授業担当の方へ

「実務教員」とは、担当する授業科目に関連した実務経験を有しており、その実務経験を十分に授

業に活かしつつ、実践的教育を行っている教員のことです。過去の経験でも構いません。実務経験期

間の長短は不問です。

また、必ずしも実務経験のある教員が直接の担当でなくとも、「オムニバス形式」で多様な企業等か

ら講師を招いて指導を行う授業や、学外でのインターンシップや実習、研修を中心に位置づけている

授業など、主として実践的教育から構成される授業科目については、実務経験のある教員による授業

科目に含みます。

「授業の目的」:「16世紀後半から17世紀前半にかけてのイギリス演劇とエリザベス朝

のロンドンについての理解を深める。」

→概念的な言葉で表現する。

「到達目標」:「(1)エリザベス朝の演劇文化について具体的な説明をすることができる。」

→学生が実践する具体的行動で表現する。

例:

○「東アジアからみた社会構想を説明することができる。」 (知識の領域)

○「 統計計算の結果を正しく解釈することができる。 」(知識の領域)

○「 自分の意見を持ってディスカッションに参加することができる。」(態度・習慣の領域)

○「 諸問題やその解決策を自ら調べることができる。 」(技能の領域)

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学問追究と実践的教育のバランスが取れている大学であることを学生に示すために、実務教員が行

う授業科目を明記することが必要です。該当される場合は必ずご記入をお願いします。

(7)「授業計画」

① 記述にあたっての考え方

「授業の目的と概要」「到達目標」「この授業が目的としている DP や関連する科目など」との関連

性を意識し、無理のないスケジュールを計画します。

② 具体的な書き方

a 授業計画には、「授業内容」と「授業外学修など」について記載します。

※ 15回分の枠は必須入力となっています。

b 「授業内容」欄に定期試験を含むことはできません。

定期試験を実施する場合は、15 回終了後に 1 回の時間を設定して行います。

実施に関する詳細は、時期が来ましたら教務班からお知らせ致します。

c 通年科目や週に複数回(主には、週2回のパターン)開講する科目については、30 回の授業予

定を記載する必要があります。また、入力時、枠は 15 回分しかありませんので、回数の表記を

「第1回~2回」とするなどの工夫をお願いします。

d 授業計画は、毎回ごとにお書きください。

回数ごとに授業内容を記載してください。複数回に渡って同様のテーマを取り扱う場合は

数字で区別するだけではなく、回数ごとに扱うテーマのキーワードを記載してください。

例:

○ 第 5 回 プレゼンテーション① テーマの決定

第 6 回 プレゼンテーション② パワーポイント作成

第 7 回 プレゼンテーション③ 発表(ディスカッション)

× 第 2 回 因数分解①

第 3 回 因数分解②

例:

○ この科目は社会福祉・児童福祉の実務経験のある教員が担当しており、「授業の目的と概要」

記載どおりの実践的教育を行います。

「オムニバス形式」の場合

○ 担当教員の中には理学療法士としての実務経験を有する者がおり、「授業の目的と概要」記載

どおりの実践的教育を行います。

スペースに限りがありますので、基本的には上記「社会福祉・児童福祉」「理学療法士」の箇

所を適宜変更いただく文章で結構です。

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■授業内容(90 文字以内)

各回の授業の内容が分かるよう簡潔に書きます。

a オムニバス科目など、複数の教員で担当される場合は〈各回の担当者名〉を記載してください。

b クリッカー、タブレット端末、スマートフォン等の ICT を活用した双方向型授業や e-Learning 等

での自主学習支援を実施する場合、その旨必ず記載してください。

c アクティブ・ラーニング型の科目の場合、該当する下記の言葉を必ず記載してください。

■授業外学修(準備学修)など(30 文字以内)

テキストを使った予習や復習だけではなく、授業の内容と関連した活動全般(授業内容と関連した

映画を見たり、博物館などに行ったり)も含みます。その意味で、一般的な「学修」の概念にとらわ

れず、広く授業と関連した活動などを記入してください。

また授業形態によって、求められる授業外学修に必要な時間が異なります。本学では以下のとおり

「学生便覧」に明記し、学生に周知を行っています。

a 担当する科目の授業形態は、科目名横の記載を確認ください。

b 授業外学修に必要とされる時間は、<この授業が目的としている DP や関連する科目な

ど>の欄に記載しています。

・PBL(課題解決型授業)

・反転授業(知識習得の要素を授業外に済ませ、知識確認等の要素を教室で行う授業形態)

・ディスカッション、ディベート(討議)

・グループワーク

・プレゼンテーション(発表)

・実習、フィールドワーク

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※授業形態が「実験」「実習」「実技」の科目は、授業外学修に関する指示は必須ではありません。

この授業外学修は、大学設置基準において単位の考え方の前提となっているものです。また、平成

24 年 8 月の中教審答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」においても、学生

が生涯にわたって学び続ける力や主体的な学修成果を促すためのわかりやすい指針として、授業外学

修時間の確保があげられています。

(8)「成績評価」(各 120 文字以内)

≪「成績評価」は達成度を測るための方法です≫

① 記述にあたっての考え方

a 成績評価基準である「到達目標」の達成度を測るに相応しい方法を意識して「成績評価」を選択しま

す。

b 「割合、種類・評価基準など」欄に以下の様な曖昧な記述をすることはお控えください。

② 具体的な書き方

a 各項目について、どのくらいの「割合」(%)で評価するかを書きます。

b 複数の評価方法を使用する場合は、それらの基準、配分割合(例:定期試験 80%、受講態度他 20%)

を明記します(合計が100%になるよう注意してください)。

c「成績評価」と「割合(%)、種類・評価基準など」の関係は以下の通りです。

※ 評価の対象としない項目については、「なし」もしくは「None」と入力してください。

配分割合について 100%を複数項目で割った場合、端数の合計にご注意ください。

○「定期試験」33.4%+「小テスト等」33.3%+「成果発表」33.3%=100%

×「定期試験」33.3%+「小テスト等」33.3%+「成果発表」33.3%=99.9%

例:×「テスト・受講態度などを総合的に評価する。」

例:

○ 「●●」第 2 章の用語例について調べる

○ 講義で扱ったテーマに関する小レポートの作成

○ テキストp15-20 Lesson3 の予習

× 「別途指示」、「授業の際に指示します」、「予習・復習」、「課題」などシラバスを

見て具体的な内容がわからない表現

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※ 定期試験の項目を元に定期試験実施の有無を判断しています。定期試験の時間割作成に影響しますの

で、定期試験実施の有無を変更する場合は必ず修正してください。

※課題(試験やレポートなど)のフィードバック方法について、具体的に記載してください。

試験やレポート等の添削、返却なども該当します。授業時間内に限らず、メールや学内システム等を

利用して実施するものも含みます。

※筑女ネットで課題の提示、学習教材の配信、課題(レポート)の受取等ができます。利用法に

ついては 4 月に講座が開講されますが、個別にお問い合わせいただくこともできます。

(メーガ 内線 2520)

(9)「受講上の留意点・ルールに関わる情報」(290 文字以内)

a 具体的に、欠席、遅刻、途中退出の扱いなど受講上の注意点を明確に書きます。

b 学生同士、学生・教員が、互いに不愉快な思いをしないために、受講上の約束事を書きます。

c 学生に対し、過度に感情的・威圧的な表現になると、学修動機を下げることにもなりますので

注意が必要です。

d 本学では学生の出席回数において、筑紫女学園大学履修規程第 4 章第 10 条 2 項により、同一

授業科目の欠席回数がその授業科目の授業回数の 3 分の1を超えた者は、その科目について受験

できない。と定めています。出席回数について記載される場合は規程を遵守してください。

※資格取得に関わる科目で、別途遵守しなければならない規程等がある場合を除きます。

成績評価 割合(%)、種類・評価基準など

定期試験 ●% 定期試験の内容を説明。 ※定期試験期間中(16 週目)の試験について記載。

※ 定期試験を実施しない場合は「なし」もしくは「None」と入力してください。

レポート ●% レポートや提出物(回数・種類)などの情報を説明。

レポートなどのフィードバック方法について、具体的に記載してください。

小テスト等 ●% 授業中に実施する小テストなどを説明。

小テストなどのフィードバック方法について、具体的に記載してください。

成果発表 ●% 口頭発表・作品発表・実技などを説明。

受講態度他

●% 授業に対する意欲や受講態度に関する条件などを説明。

※文部科学省の指摘事項により出席点は設けないようお願いします。

●% 実習指導者や巡回指導員の評価などはこの欄に記載してください。

× 5 回以上欠席の場合、受験できない。(正しくは5回を超えて)

× ●●回以上の欠席で「登録を抹消/削除」

× ●●回以上の欠席で「失格/無資格」

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(10)「教材に関わる情報(教科書・指定図書・参考図書)」(各 120 文字以内)

a 教科書を使用するかどうかを記載し、使用する場合は著者名『書名(教科書名)』出版社を書きます。

教科書を変更された場合は必ず修正してください。

※教科書の注文については後日調査を行います。(シラバスに記載の教科書と注文内容に齟齬が

生じないようにお願いいたします。)

b 指定図書、参考図書は、著者名『書名』出版社を書きます。

※指定図書については後日調査を行います。(シラバスに記載の指定図書と注文内容に齟齬が生

じないようにお願いいたします。)

c 指定図書を利用される場合は、省略せずに全ての図書を記載してください。

d 参考図書が多数あってシラバスに書けない場合は、授業のはじめに資料として配るか、筑女ネットを

活用して伝えます。

e テキストなどがネット上のものなどの場合は、サイト名、URL、アドレスを記載してください。

f 過度の負担になりますので、この欄に記載のない教科書を購入させることは避けてください。

著者名『書名(教科書名)』出版社(その他の備考等)の書き方で統一して記載してください。

■ 記入例 ■

・教科書を使用する場合 堤ちはる『子どもの食と栄養』萌文書林(第 2 版)

・プリント等を配布する場合 プリントを配布

・教科書を使用しない場合 「教科書なし」「使用しない」「None」等

(11)「オフィスアワー」(50 文字以内)(この欄は、本学HPには公開されません)

a オフィスアワーとは、学生が事前の約束なしでも研究室を訪問できる時間帯のことです。

b 学期中、オフィスアワーを止むを得ず変更する場合は、授業中または筑女ネットで伝える等、確実に伝

達するようにします。

c オフィスアワーは、具体的な時間帯を設定します。「随時」のような表現ではなく、下記の例を参考

に詳しく記載してください。

なお、非常勤講師の場合は「授業の前後」と記載してください。(具体的な時間帯を記載しても構

いません。)

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※「メールで相談/予約」は極力避け、「○曜日昼休み、またはメールで相談」のように、

「指定日時+メール」という記載にしてください。

※複数担当者科目等、全員分を記載するスペースがない場合は、「各教員の他科目のシラバスを参照」

と記載することも可能です。

(12)「メールアドレス」(半角 100 文字以内)(この欄は、本学HPには公開されません)

メールは、学生が連絡手段として便利なものなので、アドレスを知らせるようにします。

※ 大学から付与されているメールアドレス(●●@chikushi-u.ac.jp)を必ず記載してください。

なお、普段使用されるメールアドレスへの転送設定を行うことが可能です。希望される方は教 務

班までご相談ください。

4 シラバスの活用方法

(1)履修ガイダンスでの説明

シラバスを周知するために、履修指導やガイダンスの際には、積極的に説明してください。

特に、授業外学修の必要性について伝えてください。

(2)シラバスの使い方のアイデア

a シラバスは、授業の前に読むものですが、実際の授業においても、導入の資料として活用することがで

きます。

b 「最終回の授業の時にも配り、それを確認しながら『まとめ』をしている。」という実践報告があり

ました。シラバスは、授業の「まとめ」として使いやすいと同時に、「学生による授業評価」の「実

際の授業とシラバスの内容に大きな違いはなかった」の項目の参考にもなるものです。

【専任教員の場合の例】

○ 「★曜日▲講目」「★曜日午前中/午後/昼休み」

○ 「★曜日 00:00~00:00」

× 「授業の前後」「いつでも可」「いつも」「随時」

× 「授業の際に指示します」「第一回目の授業でお知らせします」

× 「★曜日」のみ「appointment」「TBA」・・・など

13

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5 シラバスの記入例 (サンプル)

(1)シラバスの記入例(サンプル)について

サンプルは、学生の社会的・職業的自立を意識した記載です。

「シラバスの書き方をより具体的に想定頂くために必要」との判断から、準備しました。

「このような内容でなければならない」という意味ではなく、あくまで参考資料です。

<注意>

以下の科目群については、免許法上、設置申請上などの理由から、一定の方針が定められています。対

象の科目は、“筑女ネット”シラバス作成関連<留意事項>フォルダ内に特別課程等ごとにまとめてい

ますので、担当科目が対象となっているかを必ずご確認ください。

各執筆担当者は、留意事項の内容を反映のうえ、この「シラバス作成マニュアル」に沿ってシラバス

の作成をお願いします。

【シラバスの執筆にあたって、一定の方針が定められている科目群】

□教職課程に関連する科目

教職課程に関連する科目のシラバスにつきましては、

2018(平成 30)年度に文部科学省へ申請した特支課程及び再課程認定に

関連して、教務班より別途連絡する場合があります。

□学校図書館司書教諭資格に関する科目

□保育士課程に関連する科目

□博物館学芸員課程に関連する科目

□社会福祉士の資格に関する科目

□精神保健福祉士の資格に関する科目

□公認心理師国家試験受験資格取得に関する科目

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授 業 科 目 後期

担 当 教 員 2

授 業 計 画

成 績 評 価

火曜日15:00-16:20オ フ ィ ス ア ワ ー メ ー ル ア ト ゙ レ ス

参 考 図 書なし

[email protected]

教 科 書プリント配布

指 定 図 書なし

受 講 上 の留 意 点

座席は指定制とする.毎回授業終了時(10分間)に,ミニッツペーパー「講義の感想/意見」を書いて提出すること.遅刻・私語・居眠りなどはミニッツペーパーによる受講態度点を減点する.

成 果 発 表0%

受講態度他 60% ミニッツペーパー「講義の感想/意見」および受講態度により評価する.ミニッツペーパーは,次回講義にてフィードバックする.

レ ポ ー ト法話レポート(10%)・課題レポート(10%)・学期末レポート(20%)

小テスト等0%

割合(%)、種類・評価基準など

定 期 試 験0%

第14回 ビームラーオ・アンベードカルと仏教

第15回 まとめ:仏教の人間観 

プリント復習(アンベードカルの仏教理解)・学期末レポート作成「今の私」

全講義の復習・学期末レポート作成「今の私」

第13回 業報思想②:出生差別の解消 

第11回 仏教から見る輪廻②:実体的輪廻の否定(無記)

第12回 業報思想①:釈尊が説く「業」

プリント復習(輪廻に関する言葉)

プリント復習(『スッタ・ニパータ』の問答)・学期末レポート作成「今の私」

プリント復習(釈尊と出生差別)・学期末レポート作成「今の私」

第10回 仏教から見る輪廻①:バラモン教の実体的輪廻観

第8回 釈尊の教え⑥:縁起説(仏教の論理的思考)

第9回 釈尊の教え⑦:無我(「わたし」とは何か)

プリント復習(因縁生起)・レポート作成「私が成立する原因と条件」

プリント復習(無我とは何か)・レポート作成「私が成立する原因と条件」

プリント復習(輪廻と解脱)・レポート作成「私が成立する原因と条件」

第7回 釈尊の教え⑤:八正道(2)心をととのえる

第5回 四聖諦の論理的構造(応病与薬)

第6回 釈尊の教え④:八正道(1)生活をととのえる

プリント復習(正精進・正念・正定)・レポート作成「私が成立する原因と条件」

プリント復習(因果関係の原理)・課題レポート作成「宗教のはたらき」

プリント復習(正見・正思惟・正語・正業・正命)

第4回 釈尊の教え③:四聖諦(苦が滅する因果関係)

第2回 釈尊の教え①:中道 

第3回 釈尊の教え②:四聖諦(苦が生起する因果関係)

プリント復習(釈尊最初の説法)

プリント復習(苦諦・集諦)

プリント復習(滅諦・道諦)・課題レポート作成「宗教のはたらき」

この授業が目的としているDPや関連する科目

な ど

授 業 内 容 授 業 外 学 修など

第1回 はじめに:仏教学Ⅰの復習プリント復習(釈尊の教え)

(1)-①自己の良心と社会の規範・ルールに従って行動できる。「倫理観・人間観」(2)-③獲得した情報や知識を使って物事を筋道立てて考えることができる。「論理的思考力」(3)-①自己にふさわしいキャリアを構想できる。「キャリアを構想する力」 -------------------------------------------------------------------------------------------<授業外学修>1回の授業につき180分必要です。詳しくは学生便覧参照。「仏教学Ⅰ」「哲学」「倫理学」などと関連する科目です。

サンプル① 仏教学Ⅱ【講義】 開講時期

宇野 智行 単 位

授業の目的と 概 要

仏教の基本的な教えについての知識を得る.また,仏教の人間観・世界観を通じて,生きることの意味を考える.さらに,現代社会の様々な問題を見つめ直す視点を身につける.「縁起」「無我」などの釈尊の教えについて講義する.また,「人間としていかに生きるか」「人間は死後どうなるのか」など,現代人が抱える思想的問題に対して仏教が示す指針を考察して,「自分」を見つめ直す時間とする.

到 達 目 標

1.仏教の中心教義である縁起思想に基づき,自己存在のあり方を論理的に説明することができる.

2.釈尊の死後の世界についての見解について,自らの意見を提示することができる.

3.仏教が提供する人間観・倫理観を通じて,自己と向き合い,自己を取り巻く世界を振り返ることができる.

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授 業 科 目 前期

担 当 教 員 4

授 業 計 画

成 績 評 価

火曜日2限目(10:50-12:20)

サンプル② 専門ゼミナールⅠ【演習】 開講時期

荒巻 龍也 単 位

授業の目的と 概 要

映像を楽しむことを第一として、これまでに学んだ知識やスキルを基礎として進めていきます。①CM、ドラマやPR動画、映像表現や映像関連産業(広告含む)などに関して学び、研究もしていく。②テーマを設定しながら、映像制作手順を身につけ、協力して作品を作っていく。③映像関連全般の専門的な知識とスキルを身につけると同時に、専門研究を通して研究方法や発信方法を磨いていく。④ゼミ活動全般から自主性、協働性、課題解決力そしてコミュニケーション能力などのジェネリックスキルを身につけることを目標とする。(ゼミ紹介文より)

到 達 目 標

1) メディア(映像)リテラシー演習を通して映像メディアに関する理解を深め、研究につなげることができる。2) 映像制作手順(企画、撮影、編集など)を身につけ、テーマを自ら定め、そのテーマを具現化するためにどうすればよいかを考えつつ実際に作品を作ることができる。3) 映像関連全般について学び・研究して、テーマを設定してまとめることができる。4) ゼミ活動全般ならびに「タクナル演習」から自主性、協働性、課題発見・解決力そしてコミュニケーション能力などのジェネリックスキルを身につける。

 WS2「無人島」、WS3「LINEの告白」、「キャンペーン標語」グループでのまとめと発表

この授業が目的としているDPや関連する科目

な ど

授 業 内 容 授 業 外 学 修など

第1回 オリエンテーション:映像とは何か、映像の持つ影響力 まとめ課題1(映像の持つ影響力)

-------------------------------------------------------------------------------------------<授業外学修>1回の授業につき360分必要です。詳しくは学生便覧参照。関連する科目:現代社会とメディア、メディア論、メディア・IT活用演習、メディアコンテンツ論、テレビ論 など

(4)-①これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題に向き合うことができる。「課題探究力」

第4回 テキスト『タクナル』グループワーク演習(3) 本格的に議論してみよう  WS4「文化祭の動物園」、「文化祭の動物園」グループ発表

第2回 PROG受験、テキスト『タクナル』グループワーク演習(1) オリエンテーション  ワークシート(WS)1:ギャップの王様

第3回 テキスト『タクナル』グループワーク演習(2) かるく議論してみよう

PROGの教科書の自己チェック、WS1の復習

WS2の復習、WS3の復習

WS4の復習、グループ発表準備

 テキスト『映像メディアのつくり方』(1) 1章メディアを制作する

 テキスト『映像メディアのつくり方』(3) 3章 テレビ番組のジャンル

第7回 メディア(映像)リテラシー(1) テレビCM1 私たちとテレビコマーシャル  ~CM数量分析~

第5回 映像制作(1) 撮影実習(1) 基本的な撮影手法の実践による修得  絵コンテとロケハンについて

第6回 テキスト『映像メディアのつくり方』(2) 2章 メディアの種類と特徴

映像リテラシー課題1(CM数量分析)

映像制作課題1(コンテ作成、ロケハン)

WS5「メディア接触調査」、WS6「テレビ番組のジャンル」

第10回 テキスト『映像メディアのつくり方』(4) 6章 CM テキスト『映像メディアのつくり方』(5) 10章 CM制作

第8回 メディア(映像)リテラシー(2) テレビCM2 CMで学ぶ映像言語  CM映像言語グループワーク(まとめと発表)

第9回 メディア(映像)リテラシー(3) テレビCM3 ターゲット・オーディエンス

映像リテラシー課題2(CM映像言語分析)

映像リテラシー課題3(CMターゲット・オーディエンス分析)

WS7(カップ麺企画)、映像制作課題2(ACC学生CM企画)

第13回 映像研究(1):映像関連企業研究(1) ~テレビ局基礎データ・組織図~

第11回 映像制作(2) CM制作実践 ~企画書・企画コンテ作成~ 企画書・企画コンテ作成グループワーク

第12回 映像制作(3) CM制作実践 ~絵コンテ・撮影~

映像制作課題3(企画書・企画コンテ)

映像制作課題4(絵コンテ・撮影素材整理)

まとめ課題2(基礎データ、組織図)

割合(%)、種類・評価基準など

定 期 試 験なし

第14回 映像研究(2):映像関連企業研究(2) ~決算書・番組制作比率~

第15回 映像研究(3):映像関連企業訪問 ~テレビ局・映像制作会社訪問~

まとめ課題3(決算書など)

まとめ課題4(企業等訪問報告書)

成 果 発 表20% グループワークまとめ(10%)、グループワーク口頭発表・プレゼンテーション(10%)

受講態度他10% 受講態度、活動参加状況ならびに授業中やフォーラムでの発言など

レ ポ ー ト70% まとめ課題(15%)、ワークシート(WS)(20%)、映像リテラシー課題(15%)、映像制作課題(20%) *提出された課題はその都度採点(評価)して、授業時に返却します。

小テスト等0% なし

教 科 書なし(「筑女ネット」のオンライン教材ならびにプリント)

指 定 図 書なし

受 講 上 の留 意 点

授業が効果的にできるように、LMS(e-Learningシステム)である「筑女ネット」を利用します。授業連絡、進捗確認、授業テキスト・資料、課題、課題提出、フォーラム、授業関連アンケート、評定などの機能をフル活用して使っていきますので、常時アクセスして確認しておいてください。授業ではグループで行う作業や共同して調べ、発表するようなことも多くなります。

オ フ ィ ス ア ワ ー メ ー ル ア ト ゙ レ ス

参 考 図 書久保田賢一 編著 『映像メディアのつくり方』 北大路書房松村直樹 他 『タクナル』 リアセック  *その他は、その都度授業で紹介します。

[email protected]

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Ⅰ 学校法人筑紫女学園の建学の精神・校訓 〔参考資料〕

親鸞聖人によって明らかにされた仏陀(釈尊)の教え、すなわち浄土真宗の教えに基づく人間教育を

建学の精神とする。

■校訓

「自 律」(自己への目覚め)

自律とは、自分の人生を自らが生きるということです。それは、ほんとうの自分を照らし出す光とな

るものに出会い、それによって自分を深く見つめるところから始まります。

こうして自分自身を見つめるとき、私たちはこれまでの自己中心的なありかたの過ちに気づかされ、

“さまざまな恵みによって生かされている”という自覚にたどりつきます。この自覚を基礎として、自

ら考え、自ら判断し、自ら行動していくことが、自律ということなのです。

「和 平」(他者への目覚め)

和平とは、自分のまわりにある他のすべての存在を認め、互いに尊重しあう中に生まれるおだやかな

世界です。

自らを律するとき、私たちは一人ひとりが、かけがえのない自己を生きている身であることに気づく

でしょう。

もしも自己中心的な価値観にとらわれて他者を軽んじたり、あるいはそれぞれの尊さを無視して自分

と同じになることを強要すれば、対立と争いを引き起こすだけで、ほんとうのおだやかな世界は決して

生まれてこないでしょう。

「感 恩」(生命への目覚め)

感恩とは、自分を支えている大いなる恵みを知るということです。

自律というありかたによって自分自身の内側に眼を向けるとき、私たちの生命は、無限の生命のつな

がりの中に縁あって恵まれ、はぐくまれてきたものであることに気づくでしょう。同時にそのつながり

の中で、恵まれた生命を生かす必要があるということも、うなずけるでしょう。

こうして、自分を支えている、はかり知れないはたらきに感謝の念を抱き、その恩に報いたいと願い

ながら生きることが大切なのです。

Ⅱ 筑紫女学園大学の使命

筑紫女学園大学は、限りない〈いのち〉への目覚めをうながし、社会の中で自己を実現する人の育成

を通して、新しい時代を創造する。この使命を実現するため、以下に取り組む。

「教 育」

1.自己と向き合う場所を提供し、人間形成の基礎を確立する。

2.幅広い教養と多様な専門教育によって、一人ひとりの学生の自己実現を支援する。

3.社会の諸問題を考え、解決に取り組む姿勢を育てる。

「研 究」

1.充実した教育を実現するため、その基盤となる学術研究に取り組む。

2.本学の理念に即した特色ある研究課題を設定し、推進する。

3.本学に集う研究者の相互啓発に基づく共同研究を促進する。

「社会連携」

1.教育・研究の成果をもって、広く社会に貢献する。

2.地域の一員として課題を共有し、開かれた大学を目指す。

3.学外の諸機関と連携し、地域・社会の発展に寄与する。

(筑紫女学園大学「平成29(2017)年度基本理念と教育目標」より)

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 筑紫女学園大学の「学士力」定義  〔参考資料〕

①倫理観・人間観  ②自己管理能力

③チームワーク

④市民としての社会的責任・勤労観 【正課教育】

①コミュニケーション・スキル  ②情報リテラシー

③論理的思考力  ④問題解決力  ⑤幅広い視野

①キャリアを構想する力

②基礎的な専門性/専門的な職業人としての力

①課題探求力

共通教養教育 現代社会を生きるうえで必要とされる、ものの見方や考え方および知識・技能を獲得する。

特定分野を通しての教養教育 学科の特徴を反映した特定分野の学修を通して、社会人としての教養を獲得する。

専門基礎教育 学科の特徴を反映した職業に必要な基本的資質および基礎的知識・技能を獲得する。

(筑紫女学園大学「2017(平成29)年度基本理念と教育目標」より)

4.社会の多様な問題に取り組む実践力

専攻分野に関わらず、大学卒業者にふさわしい能力を以下のとおり定義する。学位の専攻分野も踏まえた能力については、国際的通用性も踏まえてDPを定める。

1.自己と向き合い、社会人として生きる力

【課外活動】

2.社会生活に必要な力

3.現代社会を生きる自己を実現するための力

「学士力」の構造化

特定分野を通しての

教養教育 専門基礎教育

共通教養教育

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平成30年度 学則より

学位

日本語・日本文学科

日本語・日本文学科は、日本語・日本文学・日本文化に関する専門知識を基盤に、豊かで的確な言語感覚と表現力、論理的な思考力を身につけて、社会の幅広い分野で活躍できる女性を育成する。

学士(文学)

英語学科

英語学科は、英語学や英語圏の文学など文化に関する専門知識を基盤に、高度な英語コミュニケーション能力と他者に共感できる国際感覚を身につけて、グローバル化する社会で活躍できる女性を育成する。

学士(文学)

アジア文化学科

アジア文化学科は、言語、社会、文化の観点からアジアの多様な社会事情について多角的、体験的に理解を深め、広い視野と共感をもって、国際共生社会の実現に貢献できる女性を育成する。

学士(文化学)

人間科学科心理・社会福祉専攻(発達臨床心理コース)

学士(人間科学)

人間科学科心理・社会福祉専攻(社会福祉コース)

学士(人間科学)

人間科学科初等教育・保育専攻(初等教育コース)

学士(人間科学)

人間科学科初等教育・保育専攻(幼児保育コース)

学士(人間科学)

現代社会学部

現代社会学部は、建学の精神に基づく豊かな人間性と幅広い教養を基盤として、社会学の基礎を学び現代社会を理解し、問題を発見し的確に分析して解決を図る能力を有するとともに、コミュニケーション能力とリーダーシップを持った職業人として多様な場において社会の発展に貢献できる女性の育成を目的とする。

現代社会学科

現代社会学部現代社会学科の目的は、社会学の基礎理解とデータ分析の能力習得のもとに、現代社会についてビジネス社会、メディア社会、環境共生社会のうちいずれかの領域を中心に学び、問題解決力、コミュニケーション能力、リーダーシップを持った職業人として多様な場において社会の発展に貢献できる女性を育成する。

学士(現代社会)

心理・社会福祉専攻は、人間の生涯発達及び人間と社会に関する科学的認識を基盤として、家庭や地域・職場などの生活場面において生起する諸課題に対する理解を深め、確かな専門知識と技術をもって、人間・社会支援に貢献できる女性を育成する。

初等教育・保育専攻は、人間の生涯発達と心の働きに対する科学的認識を基盤として、子どもの発達を取り巻く場面において生起する諸課題に対する理解を深め、確かな専門知識と技術をもつ支援者として、人間・社会に貢献できる女性を育成する。

■学部学科等の構成と教育課程(共通科目及び専攻科目)を通じて身に付ける力

大学の目的 学部の目的 学科及び専攻の目的

大学

教育基本法及び学校教育法に従い高等学校を卒業した女子、又はこれと同等以上の資格がある女子に対してさらに高い教養と専門の学芸を授け、ことに仏教精神に基づく教育を施して、徳性豊かな女性を育成することを目的とする。

文学部

文学部は、建学の精神に基づく確かな人間観を基盤として、多様な言語・文化を通して人間の生き方を学び、幅広い教養と高度なコミュニケーション能力をもって社会の発展に貢献できる女性の育成を目的とする。

人間科学部

人間科学部は、建学の精神に則って、人間の生涯発達や生活を取り巻く諸課題に対する科学的認識を深め、その解決に向けて適切に対処するための実践的な知識と技術をもって、人間が互いに支え合って生きることを支援する社会づくりに貢献できる女性の育成を目的とする。

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①自己の良心と社会の規範・ルールに従って行動できる。

「倫理観・人間観」

②自分の感情や欲求をコントロールして行動できる。

「自己管理能力」

③他者と協働して課題に取り組むことができる。

「チームワーク力」

「市民としての社会的責任・勤労観」

「コミュニケーション・スキル」

「情報リテラシー」

「論理的思考力」

④社会の多様な問題を発見し、解決することができる。

「問題解決力」

「幅広い視野」

①自己にふさわしいキャリアを構想できる。

「キャリアを構想する力」

②一定分野または特定分野の知識・技能を獲得している。

「基礎的な専門性/専門的な職業人としての力」

「課題探求力」

DP(3)現代社会を生きる自己を実現するための力を身に付けている。

各学科・専攻等の専攻科目を中心に身に付ける力

→各学科・専攻等のDP(3)②とCPとの繋がりについて、詳細は次ページ以降を参照

DP(4)社会の多様な問題に取り組む実践力を身に付けている。

これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題に向き合うことができる。

DP(1)自己と向き合い、社会人として生きる力を身に付けている。

④社会の一員としての意識をもってその発展に関わることができる。

DP(2)社会生活に必要な力を身に付けている。

①多様な価値観を尊重し、他者とつながるための意思疎通ができる。

②多様な情報の中から必要なものを選択し、活用することができる。

③獲得した情報や知識を使って物事を筋道立てて考えることができる。

⑤人類の文化・社会と自然への理解を背景として、物事を考察することができる。

(筑紫女学園大学「2017(平成29)年度基本理念と教育目標」より。一部修正あり)

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■教育課程編成・実施の方針(CP)

(教育課程の編成)

本学の教育課程は、本学の「DP(ディプロマ・ポリシー:卒業認定・学位授与の方針)」に掲げる人材を養成するために、全学

生を対象に開講する「全学共通科目」、学部や学科の学びの特色によって配置された「学部共通科目」及び「学科等の専攻

科目(基礎科目-基幹科目-発展科目)」により編成しています。

【DP(3)②:一定分野又は特定分野の知識・技能を獲得している「基礎的な専門性」を達成するためのカリキュラム・ポリシー】

日本語・日本文学科

DP(3)②-1 日本語・日本文学・日本文化の学びに基づいた、豊かな表現力を身に付けている。

・日本語学の知識をもとにコミュニケーションについて学び、さまざまな演習を通して実践的なコミュニケーション・スキ

ルを養う科目

・日本語学・日本文学・日本文化の学びを通して言葉に対する感性を磨き、表現力や分析力・企画力など、さまざ

まなメディアに対応する独創的なコミュニケーション力を養う科目

DP(3)②-2 日本語の構造や特徴に対する理解に基づいて、適切なコミュニケーションを図ることができる。

・日本語学の知識を学び、人間や社会のあり方を考察する、論理的思考力を養う科目

・日本語について、幅広い視点から課題を発見し、考察結果を発表・議論する演習を通して、問題解決力・情報発

信力を養う科目

・国内外で、日本語を母語としない人々に日本語を教える専門的な知識・技能を養う科目

DP(3)②-3 日本の文学及び文化の特質に対する理解に基づいて、自らの考えを示すことができる。

・日本文学の基礎的知識を学び、古代から現代にいたる言語や物語への理解を養う科目

・多様な作品の読みや、関連分野の学修を通して、人間のあり方や社会の問題に対する洞察力、分析力を養う科

・文学作品から課題を発見し、考察結果を発表・議論する演習を通して、国語科教員などにも必要な、問題解力・

情報発信力を養う科目

・日本文化の知識を学び、多様な視点から人間社会のあり方を考察する、論理的思考力を養う科目

・日本文化に関わるさまざまなトピックを徹底的に考究し、対象にこだわる粘り強いリサーチ力、鋭敏な分析力、総合

的な問題解決力を養う科目

英語学科

DP(3)②-1 英語を用いて適切なコミュニケーション(聞く・話す・読む・書く)を図ることができる。

・英語を聞き、話す技能を用いて、日常的なコミュニケーションをとることができる科目

・英語の基本的文書を読み、その知識に準じた英文を書くことができる科目

・英語を活かすための職業上の知識を身につける科目

DP(3)②-2 英語の構造や社会的背景に対する理解に基づいて、その特徴を説明することができる。 ・英語の音声および文構造の特徴を理解し、説明することができる科目

・英語にまつわる社会的および歴史的背景を理解し、説明することができる科目

・メディアで用いられる英語の特徴を正しく理解し、説明することができる科目

DP(3)②-3 英語圏の文学及び文化に対する理解に基づいて、自らの考えを示すことができる。 ・英語圏の文学作品を鑑賞して、それらの批評や分析ができる科目

・英語圏の文化を、その他の地域の文化との比較を中心に批評や分析ができる科目

・各自の専門分野を深め、自分の意見を的確に述べることができる科目

アジア文化学科

DP(3)②-1 アジアの諸言語を用いて適切なコミュニケーション(聞く・話す・読む・書く)を図ることができる。 ・中国語の基礎的能力と発展的能力を養成する、中国語副専攻に関わる科目

・韓国語の基礎的能力と発展的能力を養成する科目

・アジア地域で使用されている諸言語の基礎的能力を養成する科目

・日本語教員としての能力を養成する、日本語教員養成副専攻に関わる科目

DP(3)②-2 アジアの諸地域の社会事情について、その特徴と課題を説明することができる。

・東アジア、東南アジア、南アジアの地理・歴史についての基礎的知識の養成に関わる科目

(「2017(平成 29)年度基本理念と教育目標」より。一部修正あり)

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・東アジア、東南アジア、南アジアの各地域の社会事情について説明する能力を養成する科目

DP(3)②-3アジアの文化に共感し、またそれを理解して、その特徴を説明・表現することができる。

・アジアの文化に共感することができる力を、基礎的知識の獲得と体験を通して養成する科目

・アジアの諸地域の文化を理解して、その特徴を具体的に説明・表現する能力を養成する科目

DP(3)②-4アジアへの理解に基づいて、多角的な視点から自らの考えを示すことができる。

・自らの関心のあるテーマについて情報を収集・分析し、論理的考察を加え、結論を導く能力を養成する科目

・アジアに直接触れる体験的な学びを通じてアジアについての多角的な視点を養成する科目

人間科学科 心理・社会福祉専攻 発達臨床心理コース

DP(3)②-1人間が多面的で多様性をもった存在であることを説明することができる。 ・

・人間が多面的で多様性を持った存在であることが説明できる科目

・人間が人生をおくるなかで出会う心理・社会的諸問題について説明できる科目

・自己の問題意識に基づいたテーマを設定し、客観的な研究方法により得られた結果を論理的に考察し、研究成果と

してまとめることができる科目

DP(3)②-2人間の心の発達段階における諸課題について説明することができる。

・人間が持つ様々な特性を理解し説明できる科目

・援助や支援の根底に求められる価値観や倫理観について説明できる科目

・援助や支援についての基礎的な知識を修得できる科目

DP(3)②-3人間が直面する心の諸課題について、改善・解決に有効な援助法を説明することができる。

・人間が直面する心理・社会的諸問題や諸課題に対応し、改善・解決を図るために有効な援助法や社会資源・制度

について説明できる科目

・援助や支援の基礎的な技術を身につけ、活用できる科目

人間科学科 心理・社会福祉専攻 社会福祉コース

DP(3)②-1福祉専門職に求められる倫理観や人間観を身に付けている。

・人間が多様性をもち、一人一人かけがえのない存在であるという人間観を養う科目

・人間が生きていくうえで出会う心理的・社会的諸問題について説明する力を養う科目

・福祉的援助や支援の根底にあるべき価値観・倫理観を養う科目

DP(3)②-2福祉専門職に求められる知識・技能を身に付けている。

・社会福祉の対象となる諸問題に関する知識と、課題解決のための方策について考える力を養う科目

・ソーシャルワークにおける相談援助に必要な技能を養う科目

DP(3)②-3社会福祉を取り巻く社会・地域・家庭の状況について概要を説明することができる。

・現代社会の構造について分析し、課題を発見する力を養う科目

・現代社会における地域や家庭の状況について分析し、課題を発見する力を養う科目

・自己の問題意識に基づいて研究テーマを設定し、卒業研究・卒業論文をまとめる力を養う科目

人間科学科 初等教育・保育専攻 初等教育コース

DP(3)②-1初等教育の専門職に求められる倫理観や人間観を身に付けている。

・子どもをはぐくむ教育者としての自覚を高めながら、教師としての基本的な姿勢を養う科目

・子どもの成長・発達に関する知識を深めながら、子どもを理解する力を養う科目

・教師としての在り方・生き方について考えながら、道徳的判断力・実践力を養う科目

DP(3)②-2初等教育の専門職に求められる資質や知識・技能を身に付けている。

・初等教育の理論・概念・方法論に関する基礎的な知識を養う科目

・他と協力したり、進んで対話したりするなどして、コミュニケーション能力や協調性を養う科目

・学習指導要領の内容を理解し、具体的な指導法や指導技術を養う科目

・模擬授業や実習等を通して、初等教育に関する実践的指導力を養う科目

DP(3)②-3初等教育を取り巻く社会・地域・家庭の状況について概要を説明することができる。

・初等教育に関する諸事象を多面的に捉えながら、それらを考察する力を養う科目

・多様な価値観を認識したり、情報を整理したりしながら、討論する力を養う科目

・自分の考えを論理的に整理しながら、時・場・目的に応じたプレゼンテーション能力を養う科目

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人間科学科 初等教育・保育専攻 幼児保育コース

DP(3)②-1幼児教育と保育の専門職に求められる倫理観や人間観を身に付けている。

・子どもをはぐくむ教育者としての自覚を高めながら、教師・保育士としての基本的な姿勢を養う科目

・子どもの生活や遊び・発達に関する知識を深めながら、子どもを理解する力を養う科目

・教師・保育士としての在り方・生き方について考えながら、道徳的判断力・実践力を養う科目

DP(3)②-2幼児教育と保育の専門職に求められる資質や知識・技能を身に付けている。

・保育の理論・概念・方法論に関する基礎的な知識を養う科目

・他と協力したり、進んで対話したりするなどして、コミュニケーション能力や協調性を養う科目

・幼稚園教育要領・保育所保育指針等の内容を理解し、具体的な指導法や指導技術を養う科目

・模擬保育や実習等を通して、保育に関する実践的指導力を養う科目

DP(3)②-3子どもを取り巻く社会・地域・家庭の状況について概要を説明することができる。

・保育に関する諸事象を多面的に捉えながら、それらを考察する力を養う科目

・多様な価値観を認識したり、情報を整理したりしながら、討論する力を養う科目

・自分の考えを論理的に整理しながら、時・場・目的に応じたプレゼンテーション能力を養う科目

現代社会学科

【15カリキュラム】

DP(3)-②-1 社会学分野共通の基礎的な知識・技能を身に付けている。

DP(3)-②-2 現代社会の特定分野の知識・技能を身に付けている。

DP(3)-②-3 現代社会を理解するための幅広い視点を身に付けている。

DP(3)-②-4 社会現象を経験的に調査し、結果を分析する方法についての基本的な知識・技能を身に付けている。

・現代社会の諸相を理解し、現代社会を生きるための幅広い教養を身につけている。

・現代社会を理解するために、社会学の基礎的な知識と技能を身につけている。

・現代社会をより深く知るための調査方法やデータ分析方法を身につけている。

・現代社会に必要なコミュニケーションならびに情報リテラシー能力を身につけ、活用することができる。

・現代社会における諸課題について、ビジネス・メディア・環境共生のいずれかの視点から取り組むことができる。

【19カリキュラム】

DP(3)-②-1現代社会の仕組みを理解し、分析するために必要な社会学の基礎的な知識・技能を身につけている。

・社会が形成される時間的・空間的な背景を理解し、過去・現在・未来の社会を見通す力を養う科目

・現代社会の基本的な仕組みを理解し、その中で生じる多様な事象を説明できる力を養う科目

・現代社会を調査・分析するために必要な知識・技能を養う科目

DP(3)-②-2現代社会の実態を理解し、表現するために必要な知識・技能を身につけている。

・現代社会におけるビジネス・地域デザイン・メディア・ポピュラー文化の実態を理解する力を養う科目

・現代社会における実践の場で求められる高度な表現力・技能を養う科目

DP(3)-②-3現代社会で活躍するために求められる特定分野の知識・技能を身につけている。

・現代社会におけるビジネスの領域で実践的に活躍する際に必要とされる力を養う科目

・現代社会における地域デザインの領域で実践的に活躍する際に必要とされる力を養う科目

・現代社会におけるメディアデザインの領域で実践的に活躍する際に必要とされる力を養う科目

・現代社会におけるポピュラー文化の領域で実践的に活躍する際に必要とされる力を養う科目

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教育課程の編成を踏まえ、学生が適切な履修計画を立てることができるように、「カリキュラム・マップ」(DP と各授業科目がど

のように関連しているのかを明示したもの)や「カリキュラム・ツリー」(DP と授業科目間の連携や順次性がわかるように明示したも

の)を作成しています。

(教育の実施・教育方法)

各授業科目はそれぞれの授業内容にあった受講人数を考慮したクラス編成としています。また、各授業科目において学生が

主体的かつ能動的に、時には協働して学ぶことを支援しています。

授業形態には「講義」、「演習」、「実習」、「実技」、「実験」があり、それぞれに適正な授業時間と授業外学修を定めていま

す。授業形態や単位修得に必要な学習時間については、学則に定め、学生便覧やシラバスに明記することにより、それぞれの

形態にあった十分な学習時間の確保を促しています。

各授業科目では定められた「到達目標」とその達成に向けた授業内容を授業計画とともにシラバスに明記することで、学生の

目的意識の喚起と学習計画の一助としています。

(学修成果の評価の方針)

本学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー:DP)を達成するために編成した教育課程は、「カリキュラム・マップ」

及び「カリキュラム・ツリー」並びに「シラバス」により、DP と各授業科目がどのように関連しているのか、科目を履修することによって

どのような力を身につけることができるのかを明示し、各科目の到達目標を予め設定しています。それらは、全て成績評価基準と

併せてシラバスに明示し、厳格な成績評価を行います。また、学生が十分な学習時間を確保し、学びの質を高めるために履修

登録単位上限(CAP制)を導入しています。

(教育内容の点検・改善)

教育課程全体の順次性や体系性を可視化した「カリキュラム・マップ」や「カリキュラム・ツリー」を作成したうえで、全ての授業科

目において授業の目的や到達目標、身に付けることができる力を明示した「シラバス」を作成し、学生がそれぞれの学修計画に

沿った履修ができるようにしています。全ての授業科目は「シラバス」に基づいて行われ、「学生による授業評価アンケート」を実

施することにより点検・教育改善に活かします。

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memo

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* 提出前自己チェックリスト *

提出前に各自、必ずチェックをお願いします。

【全般】 チェック

① 空欄になっている項目はないか。 ※大学院科目以外で「この授業が目的としているDPや関連する科目など」以外で空欄になっている項目はないか。

※入力が必須となっていない項目について、入力しない場合は「-」と入力してください。

【授業の目的と概要】 チェック

② 学生を主語として書いているか。

③ 1つの文章に1つの目的を書いているか。(複数書いていないか。)

文章を簡潔に分かりやすく書いているか。

【到達目標】 チェック

④ 学生を主語として書いているか。

⑤ 学生が実践する行動を具体的に表し、到達度を測り易い動詞で書いているか。

【授業計画】(授業内容)(授業外学修など) チェック

⑥ 15 回分または 30 回分の授業計画を記載しているか。

⑦ 複数回にわたって同様のテーマを扱う場合、キーワードを入力しているか。

⑧ 「授業内容」欄に「定期試験」を記載していないか。

⑨ 「授業外学修など」欄に事前・事後学修の具体的指示を記載しているか。

【成績評価】(定期試験)(レポート)(小テスト等)(成果発表)(受講態度他) チェック

⑩ 定期試験の有無を明確に記載しているか。

⑪ 複数の評価方法を使用する場合の配分割合は合計して 100%になっているか。

⑫ 「受講態度他」に出席点を加えていないか。※出席点は設けないで下さい。

⑬ 課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法について、実施している場合、具体的に

記載しているか。

⑭ 欠席回数について、履修規程よりも厳しくしていないか。

※資格に関わる科目で別途、規程などがある場合を除く。

【教科書】・【指定図書】・【参考図書】 チェック

⑮ 書籍情報について、次の順番で記載しているか。

1.著者名 2.『書名』3.出版社(その他の備考 例:第○版 等)の順番

【オフィスアワー】 チェック

⑯ オフィスアワーを具体的に記載しているか。※非常勤講師は「授業の前後」と書いているか。

【メールアドレス】 チェック

⑰ 大学から付与されているアドレス(~@chikushi-u.ac.jp)を書いているか。

【その他】 チェック

⑱ 特別課程等、留意事項のある科目について、留意事項に則した内容としているか。

担当者: 【チェック: 】

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*お問い合わせ先*

筑紫女学園大学 教学支援部 教学推進班

電話 092 - 925 – 6870

平日 9:00 ~ 17:00

E-mail [email protected]

その他、本学の各学科・専攻の教務委員へお問い合わせください。