レボリューション 6% 「ノミ卵の孵化阻害」 「殺...
TRANSCRIPT
セラメクチン(レボリューション 6%の有効成分)の投与によって、産卵数ならびに孵化率および成虫到達率を顕著に低下しました。
レボリューション 6%に 「ノミ卵の孵化阻害」及び「殺ノミ幼虫作用」の効能が追加されました。 ファイザーの内部・外部寄生虫駆除薬「レボリューション 6%」に、今回、新たに「ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防」の追加効能が承認されました。 ネコの体に寄生するノミ成虫の駆除だけでなく、生活環境に潜むノミの卵や幼虫にも作用して繁殖を防ぎ、新たな寄生の循環を断ち切ります。ペットオーナーに、ノミの駆除+予防もできる薬剤として、より積極的におすすめいただけます。
ニュース
〒151-8589˚東京都渋谷区代々木3-22-7ファイザー株式会社 農産事業部
vol.2
高い「ノミ卵」への影響力
ノミ糞を入れたガラスバイアルに、セラメクチン、物質A、物質Bの3種の駆虫成分をそれぞれ用量を変えて添加。各バイアルにノミ幼虫30匹を加え、時間経過毎の生存幼虫数を比較しました。 セラメクチンは、同時に試験をした他物質と比較して、ノミの幼虫を駆除する効力が強く、幼虫をより少ない用量で、より速く、より高率に減少させることが確認されました。
優れた「殺幼虫」作用
ネコ48頭 600匹のノミで攻撃、6mg/kgで経皮滴下投与
999285
●産 卵 数 の 減 少>99%●孵 化 率 の 低 下> 92%●成虫到達率の低下> 85%
ノミ糞を介し、幼虫に取り込まれたセラメクチン
産卵しなかった >99%
産卵したが 孵化しなかった <0.92%
孵化したが成虫に ならなかった <0.068%
成虫になった <0.012%
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
-10
ノミ幼虫の殺滅率(%)
0.001 0.01 0.1 1 10
0.001 0.01 0.1 1 10
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
-10
用量(μg/管)
セラメクチン 物質A物質B
※セラメクチン・物質Aは、0.001、0.003、0.005、0.01、0.03、0.05、0.1、0.3、0.5μgで検査。 物質Bは、0.01、0.03、0.05、0.1、0.3、0.5、1.0、3.0、5.0μgで検査。
セラメクチン 物質A物質B
24時間後
72時間後
出典:McTier TL, et al, 2003. Comparison of the activity of selamectin,fipronil,and imidacloprid against flea larvae (Ctenocephalides felis felis) in vitro. Veterinary Palasitology, Vol.116:45-50.
※成虫になったのは、およそ8,300匹に 1匹の割合でした。
猫の犬糸状虫(フィラリア)の検査ならびに投与に関する 制限事項も変更されました。
ET0095CA0606寄生虫対策、駆除と予防は これ一本。
今回、レボリューション 6%の効能追加に加え、「犬及び猫(対象動物)に対する注意」事項も以下のように一部改定されました。これによって、犬糸状虫の寄生が疑われるネコにも投与が可能になりました。動物病院様には、より処方していただきやすくなります。
旧 本剤の投与前に犬糸状虫寄生の有無を検査し、検査陽性の場合、成虫及びミクロフィラリアを駆除するなど適切な処置を行い投与すること。
新 本剤の投与前に犬糸状虫寄生の有無を検査等により判定すること。 犬糸状虫寄生が疑われる猫には慎重に投与すること。
犬及び猫(対象動物)に対する注意(制限事項)
ネコ46頭に犬糸状虫成虫を人工的に感染させ、常用4倍量のレボリューションを28日間隔で6回投与。定期的な臨床評価を実施するとともに、各試験終了時に剖検し、犬糸状虫に関する心肺系の検査を行いました。 いずれの試験においても投与に起因する有害反応は認められませんでした。
犬糸状虫陽性ネコに対する安全性
参考資料:ファイザー株式会社, レボリューション申請資料
効能追加
フィラリア 回 虫 ミミヒゼンダニ ノ ミ ノミ(卵) ノミ(幼虫)
■犬糸状虫陽性ネコに対する安全性 【方 法】●供試ネコ:46頭, 8.9~9.9ヵ月齢
犬糸状虫成虫を寄生犬から回収し, 頸静脈経由で被検ネコの心臓に移植 ●投 薬 量:4倍量 ●用 法:28日間隔で6回, 経皮滴下投与
【結 果】●投与に関連した異常所見なし