fieldreport 2009 - fujitsu・対象期間 : 2008年4月1日~2009年3月31日 2...
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環境Field Report
20092009
1
環境 Field Report 目 次
■環境経営者からのメッセージ -------------------------------- 2
■当社事業と環境の関わり -------------------------------- 3
■環境マネジメントシステム・環境活動への取組み -------------------------------- 4・環境管理推進体制 -------------------------------- 5・環境マネジメントシステム監査 -------------------------------- 5・法的要求事項等の順守と評価 -------------------------------- 6・環境コミュニケーション -------------------------------- 6
■環境教育・環境ISO導入教育 -------------------------------- 7・内部環境監査員の養成 -------------------------------- 7・富士通グループサイト廃棄物実務担当者研修 ---------------------- 7
■環境目標と実績の評価 -------------------------------- 8
■環境パフォーマンス・電力使用量の削減 -------------------------------- 9・ガソリン使用量の削減 -------------------------------- 10・コピー用紙購入量の削減 -------------------------------- 10・廃棄物の再資源化・リサイクル推進 ------------------------------ 11・グリーン調達の推進 -------------------------------- 11
■社会貢献活動・共に汗をかき、体を使った貢献活動 ----------------------------12~13・集める活動 -------------------------------- 14
■環境会計 -------------------------------- 15
■環境活動推進項目 -------------------------------- 16
(アンケート)
本報告書は、以下の対象範囲、期間における環境保全活動を中心にまとめております。
・対象範囲 : 株式会社富士通エフサス (全事業所)エフサス・クリエ株式会社 (全事業所)富士通ユニティ労働組合 (中央本部及び全支部)
・対象期間 : 2008年4月1日 ~ 2009年3月31日
2
環境経営者からのメッセージ
執行役員 河合 邦明
株式会社富士通エフサス環境担当役員
なお、「環境 Field Report」として発刊5年目となりますが、皆様からの忌憚のないご意見、ご感想をいただければ幸いです。
-2008年度の環境活動を終えて-
当社は、地球環境問題を経営上の重要課題と認識し、2000年3月に環境マネジメントシステム(EMS)の世界標準であるISO14001の認証を取得し、2006年に富士通グループの一員として「富士通グループグローバル統合EMS」に移行しました。
2008年度は、富士通グループの統一目標である「CO2排出量の削減」を目標に「電力・コピー紙・ガソリンの使用量削減」や「紙のリサイクル」を中心に積極的な環境活動を推進しました。
その結果、CO2は総排出量目標(6,133トン以下)に対して実績(5,650トン)で約7.9%の削減を達成できました。これには全社をあげての“クールビズ・ウォームビズ”への取り組み、電子会議の推進などの業務のペーパーレス化、業務車両へのエコカーの導入やエコ運転の励行などが功を奏しています。
当社は「地球市民として環境保全と地域社会への貢献に努める」ことを私たちのポリシー(経営姿勢)として宣言しています。一人ひとりが「エコ2コスト活動※1」の中で、電力・コピー用紙の節約などの業務の効率化に取り組むと共に、お客様のIT環境の省エネルギー・省スペースに向けた提案などを行い、社会全体のCO2削減にも配慮した取り組みを推進しています。
一方、「社会貢献活動」におきましては、北海道から九州・沖縄まで全86箇所の環境活動推進ブロックがそれぞれの創意工夫により、事業所周辺地域や公園・海岸などの美化活動、福祉団体とのタイアップによるボランティア活動、地域環境イベントや祭りへの参画など、多岐に渡る地域社会への貢献活動を活発に展開しました。
地球環境保全は人類共通の課題としてますますその重要性が増しています。2009年度は、「第5期富士通グループ環境行動計画」の仕上げの年度に当たっており、次の第6期行動計画につなげるため、全目標の完全達成に向け邁進いたします。特に、富士通グループの「グリーンオフィス制度※2」における二つ星(★★)レベルの認定取得、さらに、本業に即して「環境に配慮したソリューション」や「環境に貢献する製品」を積極的にお客様にご提案する活動に力を注ぎます。
また、環境関連の「法令順守」を始めとする「コンプライアンス」や「社会的責任」を果たす企業として“FUJITSU Way※3” を基本に「地球にやさしい企業」を目指してまいります。
当社は 、お客様のITインフラの「安心・安全・安定」を担うリーディングカンパニーとして業界を始め、お客様やステークホルダの皆様に期待され、お応えできる企業を目指して全社員が一丸となって「環境経営」を実践していく所存でございます。
※1 エコ2コスト活動: ムダを取り利益とエコロジーにつなげる、富士通グループ全社員参加のボトムアップ提案活動
※2 グリーンオフィス制度:富士通独自の認定レベルで、オフィスごとに環境活動の達成度を評価し、3段階に格付けする制度
※3 FUJITSU Way: 富士通の企業理念・企業指針・行動指針・行動規範・事業方針
3
・CO2排出量の削減目標を考慮 (2005年度~2006年度)
富士通統合EMS参加社会貢献活動 集める活動
当社事業と環境の関わり
当社では、資源や電力を始めとするエネルギーを使用し、さまざまな形でお客様へ環境に配慮したITソリューション・商品・サービスをご提供しています。このような環境に配慮した事業活動を通して、当社はもとよりお客様での環境負荷の継続的改善を図っています。
・すぐにできることから (1999年度~2001年度)
ISO14001認証取得紙/電力の使用量削減 他
【当社の事業活動に関わる環境負荷は以下の通りです。】
・「地球温暖化ガスCO2を考慮」 (2007年度~2009年度)CO2排出量の更なる削減
富士通第5期環境行動計画に準じた活動への取組み
・「地球温暖化ガスCO2を考慮」 (2007年度~2009年度)CO2排出量の更なる削減
富士通第5期環境行動計画に準じた活動への取組み
ITインフラサービスITインフラサービス
一般事務管理等一般事務管理等
<事業活動><事業活動>
・電力・ガソリン・コピー用紙・オフィス用品・保守用部品・工事用部材・他
<INPUT><INPUT>
環境への影響
■地球資源の枯渇 ■地球温暖化 ■大気汚染 □騒音・振動
■廃棄物増加 □熱帯雨林の減少 □オゾン層破壊 □土壌汚染
(■印は、当社の活動において特に関連が深い環境影響です)
お客様に・サービスの提供・製品の納入
廃棄物・紙ごみ・廃棄部品・廃棄部材等大気汚染・排気ガス、CO2
<OUTPUT><OUTPUT>
インフラインテグレーションサービス・企画設計から構築運用サービス・運用業務支援メンテナンスサービス・安定稼働支援
環境活動のあゆみ
・ビジネスの拡大 (2002年度~2004年度)
環境関連ビジネスの展開
4
環境マネジメントシステム
環境活動への取組み
当社は、1999年から全国のすべての拠点及び関連事業所を含めて環境保全活動を推進し、国際規格であるISO14001の認証を取得しました(2000年3月)。
取組みの始めは、「身近にできること、無駄を見直す」ことを取りあげて開始しました。2002年からは、省エネ・省資源などの他に「環境に配慮した商品」の提供を行い、お客様の環境活動との連携等を図りながら推進してきました。
2004年度からは、富士通グループの『富士通統合EMS』に参加し、「地球温暖化防止」を中心テーマとして「CO2削減に向けた活動」を開始しました。富士通グループは、2006年3月、新たに海外子会社を含めたグローバル統合EMSを構築し、認証を取得しています。
2007年度から、~環境は「誰か」ではなく「あなた」が主役~をスローガンに掲げ、「富士通第5期環境行動計画」に準じた環境活動を展開しています。
【認証内容】明示登録証番号: EC98J2005 D047認証機関株式会社 日本環境認証機構(JACO)DNVビジネスアシュアランスジャパン(DNV)適用事業所株式会社 富士通エフサス(全事業所)エフサス・クリエ株式会社(全事業所)富士通ユニティ労働組合(中央本部及び全支部)
計画
マネジメントレビュー
点検
実施及び
運用
環境方針
継続的改善
5
当社では、環境マネジメントシステムを効果的に運用するために、下記の体制で環境活動を展開しています。全社的な環境目標や環境マネジメントプログラム(実施計画・施策)は、環境担当役員
を委員長とする「環境地区管理責任者会議」で検討し、効果的な運用を図っています。
環境管理推進体制
環境地区管理責任者会議
役割・活動計画・施策の検討・活動の推進・状況把握
(事務局)情セ・ISO推進部総務人事部
総括管理責任者
内部環境監査員
(最高経営層)
社 長 関根 英雄
環境担当役員
執行役員 河合邦明
(10本部・地区)
本部
地区管理責任者
… … … ……
地区
地区管理責任者
…
富士通株式会社
内部環境監査
全国86ブロックを2回/年に分けて内部監査を実施しました。前年度と比較して、不適合件数はほぼ横ばいの状況です。(146件/2007年度→142件/2008年度)推進担当者の交替時の引継ぎが不十分なことから活動が停滞している事例がありました
が、適切に是正処置が実行され改善しています。今後も内部環境監査を効果的なツールとして活用し、環境マネジメントシステムの有効性を継続的に改善いたします。
外部環境審査 (外部審査機関:株式会社 日本環境認証機構(JACO))
「富士通グループ統合審査」として実施され、当社は8月25日~28日の期間で16ブロックの審査を受けました。その結果、不適合の指摘はありませんでした。ただし、活動をより良くするための「改善の余地」が7件(前年度3件)あり、これら
はマネジメントレビューで採用の妥当性を検討し、適切な改善につなげています。
環境マネジメントシステム監査
環境マネジメントシステム
「富士通統合EMS」
「富士通エフサスEMS」
6
当社の環境活動への取組み状況を「環境 Field Report」にまとめて発行し、その内容をホームページで一般公開するとともに、外部からの苦情・要望・問い合わせについては受付窓口を開設し、お客様の意見等を環境経営に反映できる体制を整えています。
環境コミュニケーション(利害関係者 等)
環境マネジメントシステム
当社に、適用される「法的およびその他の要求事項」の順守手順を定めた社内規定(EMN)に従い順守評価を実施しています。2008年度現在までに法令等への違反事例は発生していません。
法的要求事項等の順守と評価
0
3
6(件)
2006年 2007年 2008年
4件
3件
5件
法的要求事項 (法律・自治体条例)
当社に適用される「法的要求事項」の主なものは、「廃棄物の処理および清掃に関する法律」です。当社が排出する産業廃棄物は、当法律に準じて、産業廃棄物業者との契約、マニフェスト伝票の発行とその後の確実な伝票管理など、適切に処理しています。(2008年度 マニフェスト発行件数 583件)
その他の要求事項 (業界の指針・ビル細則 等)
当社が同意する「その他の要求事項」の主なものは、入居するビルの管理会社から提示されるゴミの分別、廃棄物等の処理方法がありますが、ビル管理会社の細則に準じた適切な管理を実施しています。
受付件数状況外部コミュニケーション
2008年度の実績(5件)・CSRアンケート調査(4件)・化学物質の使用調査アンケート(1件)
いずれも回答を完了しております
内部コミュニケーション
2008年度の活動状況
(1)社内ネットを活用したコミュニケーション
環境ISO活動の「一人ひとり」が「見える・知る」ことを目的に、全社および各本部の毎月の活動実績を始め、環境イベント等の情報も含めて共有化を図っています。
(2)環境活動を積極的に推進するための全国会議
・地区管理責任者会議・・・11月28日活動進捗確認と対応施策検討/見直し
・マネジメントレビュー会議・・・3月27日活動の年度結果を環境経営者出席のもとに報告し、次年度の目的・目標や施策を決定しました。
7
環境活動や、その目的・目標を達成することの重要性を認識するための、「環境ISO
導入教育」を社内イントラネットを活用した e-ラーニング(自席で時間に制約なく自由に受講)で実施しています。
教育内容1.地球環境問題2.環境ISOとは3.環境関連法規制4.事業活動と環境との関わり5.私たちができること6.富士通グループ統合EMS
本部別の受講者(%)
56%
1%
1%
7%
8%
2%4%
2%2%1%4%
12%
本社地区 SB本部
東京地区 首都圏
東日本 関西
中部 西日本
ITC エフサス・クリエ
新入社員 関係会社
環境ISO導入教育
内部環境監査員の養成
環境教育
環境監査のスキル習得と活動リーダの育成およびリフレッシュ教育を目的に、監査員養成講座を開設しています。ブロック活動を積極的に展開するリーダー育成のため、推進責任者、推進担当者を中心
にISO14001の要求事項と当社EMSとの関係、模擬内部監査による実習を主なコンテンツとしています。2008年度は24名の監査員を養成をしました。
富士通グループサイト廃棄物実務担当者研修
富士通が主催する、グループ各サイトの廃棄物実務担当者向けのセミナーに参加しました。これは、法令順守をより確実にする観点から、現場の実務担当者への産業廃棄物管理や
排出等に関する環境法令への理解を深めるための教育です。基礎編とレベルアップ編を合わせて受講者は121名でした。
本部名 本社 ITC SB 東京 首都圏 東日本 関西 中部 西日本 クリエ 計
基礎編 18 3 7 1 9 11 11 14 5 1 80
レベルアップ編 12 2 1 1 2 3 9 8 3 0 41
本部別の受講状況
本部名 本社 ITC SB 東京 首都圏 東日本 関西 中部 西日本 クリエ 計
主監査員 43 2 9 0 7 5 11 16 26 4 123
副監査員 98 7 20 9 15 28 18 7 3 13 218
本部別の監査員数
8
環境目標と実績の評価
地球温暖化防止のための「CO2排出量の削減」を環境目標の中心にすえて活動しています。CO2排出量削減のための推進施策として、各推進ブロックでは、事業活動に伴い消費される電力、ガソリン、コピー用紙の使用量削減を強力に推進しています。
また、社会貢献活動では、推進ブロック毎に活動内容を決め実施する「共に汗をかき、体を使った貢献活動」と、全社共通の活動テーマとして、“ハート募金”、“書損じ葉書”、“使用済み切手・カード”、“プルタブ”を収集して植林活動や福祉機関への寄付を行うボランティア活動を「集める活動」と銘打って展開しています。
2008年度の目標と実績は以下の通りです。
評価※・・・・達成率 ◎:105%以上 ○:100~105% △:90%以上 ×:90%未満
使用済切手: 12.5㎏使用済カード: 6,828枚書損じ葉書: 474枚プルタブ: 63.1 ㎏ハート募金: 97,495 円
集める活動集める活動
○86/86ブロック(累計220回実施)1回以上/年・ブロック1回以上/年・ブロック
社会貢献活動へ参加
・共に汗かく活動・集める活動
○100%グリーン調達率100%維持
グリーン調達率100%維持
グリーン調達の推進
総廃棄量 302,052㎏リサイクル量 299,596㎏廃棄物量 2,456㎏
◎99.2 %
リサイクル率90%以上
廃棄物の再資源化/リサイクル推進
リサイクル率90%以上
◎35,157 千枚(7.7 % 減)
総量38,073 千枚以下
コピー用紙購入量の削減
◎387,320 ㍑(16 .7 % 減)
総量465,216 ㍑以下
ガソリン使用量の削減
◎12,734 MWh(6.1 % 減)
総量13,566 MWh以下
電力使用量の削減
◎5,650㌧
(約7.9 % 減)CO2の総排出量総量6,133㌧以下
全社で排出するCO2を2009年度末までに
3.0%削減(06年度比)
CO2 排出量の削減
実績目標
評価※
2008年度の目標と実績中期目標
(2007~2009年度)活動項目
環境目標と実績の評価
9
環境パフォーマンス
日頃から節電意識を啓発し、下記の取組みを継続的に実施することにより目標を達成しました。また、業務用パソコンのリース切れに伴う省エネタイプへの切り替え促進なども功を奏しています。
節電意識啓発の推進・昼休み時間の照明の消灯、退社時の消灯・SDBによる監視(時間外未使用PCの電源断)
(SDB:System Defender Box)・省エネ型パソコンの導入推進
クールビズおよびウォームビズ対応・空調機の適性温度設定(夏季28℃ 冬季20℃)
エコパトロールによる日常の監視・各ブロックで定期的に節電パトロールの実施(活動の浸透と徹底を図っています。)
電力使用量の削減
評価 ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ △
本部名 本社ITC
SB 東京首都圏
東日本
関西 中部西日本
クリエ
各本部別の達成状況
評価※…達成率 ◎:105%以上 ○:100%以上 △:90%以上 ×:90%未満
目標
13,292実績
12,967
目標
13,566実績
12,734
7,000
9,000
11,000
13,000
(MWh)
2007年 2008年
電力使用量の推移
10
エコドライブ活動の推進と環境に配慮した低燃費車の積極的な導入を図り、目標を大幅に達成することができました。
エコドライブの推進・無駄なアイドリングストップ・急発進、急停止の禁止・適正なタイヤ空気圧
計画的な運行・エコドライブのポスター掲示
低燃費車の導入推進 (2009年6月現在)・308台(導入済)/378台(所有台数)(2008年度は85台導入)
環境パフォーマンス
評価対象外
対象外
対象外
◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
本部名 本社 SBITC
東京首都圏
東日本
関西 中部西日本
クリエ
各本部別の達成状況
評価※…達成率◎:105%以上 ○:100%以上 △:90%以上×:90%未満
目標,530,924 実績,
453,841目標,465,216 実績,
387,320
100,000
300,000
500,000
700,000
(リットル)
2007年 2008年
ガソリン使用量の推移
両面コピー・裏紙活用などの継続した取り組みや、電子会議などによる業務のペーパーレス化を推進しました。全社的には大規模商談プロジェクトの展開等により用紙の使用量が大幅に増加した部門もありましたが、全社として目標を達成することができました。
コピーの抑制・両面コピー・裏紙活用の徹底・縮小コピーの励行(A3→A4など)・Nup印刷(2㌻/枚又は4㌻/枚)
複合プリンタの導入による出力の効率化
電子会議などによる業務のペーパーレス化
評価 × ○ ◎ ◎ △ ○ ◎ ◎ ◎ △
本部名 本社ITC
SB 東京首都圏
東日本
関西 中部西日本
クリエ
各本部別の達成状況
評価※…達成率◎:105%以上 ○:100%以上 △:90%以上×:90%未満
無駄プリントコピー用紙購入量の削減
目標,43,287
実績36,194
目標
38,073 実績
35,157
15,000
25,000
35,000
45,000
(千枚)
2007年 2008年
コピー用紙購入量の推移
ガソリン使用量の削減
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環境パフォーマンス
廃棄物の再資源化・リサイクル推進
用紙類の分別回収を徹底しリサイクルの推進を図りました。その結果、リサイクル率99.2%を達成、
リサイクル量は約300㌧を資源の有効活用に回すことができました。
用紙の分別回収・使用済みコピー用紙・新聞紙、雑誌・ダンボール
紙類のリサイクルを推進
情報セキュリティ・個人情報保護対応・機密文書専用処理BOXまもるくん設置・リサイクル可能なシュレッダーの導入
産廃物の適正処理・マニフェスト伝票の確実な管理
評価 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
本部名 本社ITC
SB 東京首都圏
東日本
関西 中部西日本
クリエ
本部別のリサイクル達成状況
分別まもる君(機密文書)
リサイクル(紙類)
分別の徹底
富士通グループの共通目標である、地球環境に配慮した部品・部材や製品およびサービスを優先的に購入するグリーン調達を基本とし、当社も「グリーン調達率100%の維持」を目標に活動を継続しています。2008年度のグリーン調達率は目標の100%を達成しました。
グリーン調達先認定対象社数;383社 認定済:383社
上記の383社中、FJEMS※を構築し運営している取引先は9社にのぼります。
今後も、購入先における環境マネジメントシステムの構築や高度化への支援を通して、お取引先とともにグリーン調達活動を推進します。
※ FJEMS:富士通が取引先に対して独自の基準で認定する環境マネジメントシステム
グリーン調達の推進
12
社会貢献活動
富士通グループでは社員一人ひとりが地球環境の大切さを認識し、美しい地球環境を次世代へと受け継いでいくために「地域貢献活動」、「自然環境保全」、「環境教育活動」を3つの柱として、環境社会貢献活動を通して、地域社会に貢献しています。
当社でも、環境目的・目標に社会貢献活動の推進を掲げ、全国の推進ブロックで「共に汗をかき、体を使った貢献活動」をテーマにその地域に密着した、地域貢献活動を数多く実施しています。
以下、2008年度に実施した活動の一端をご紹介します。
共に汗をかき、体を使った貢献活動
地域貢献活動(清掃活動)
【クリーン印西周辺清掃】
地域貢献として、ビル周辺の清掃。
(首都圏・NTTデータ千葉NTビル)
【須磨海岸クリーン一斉清掃に参加】
毎年、須磨海岸の海水浴シーズンの前後の清掃に家族と一緒に参加しました。須磨海岸は今年もきれいだよ!
(関西・神戸支社)
【岐阜市長良川河畔の清掃】
今年もやって来ました長良川を美しくしよう運動!!長良川「全国花火大会」の翌日は清掃活動です。!今年も暑い!でもやっぱりゴミ拾いです。
(中部・岐阜支店)
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社会貢献活動
【京浜の森づくり 育樹のつどい】横浜市が主催する育樹に参加しました。横浜市鶴見の末広水際線プロムナードには、26種・8,000本の苗木が植樹されています。4年前に植えられたものが、今では3mを超えるほどに成長しています。
定期的な手入れとして、下草刈りと枯れた部分に新たな植樹を行い、良い汗を流しました。(本社・尾上町)
自然環境保全活動
【小田原市久野の山林整備】1999年から続けています「かながわ森林づくり公社」主催の森林保全です。こみすぎた森林をすいて、健全な木の成長と下層植生の成長を助ける間伐作業を行いました。慣れない環境で大変でしたが、貴重な体験を得て心身ともにリフレッシュした一日でした。
(首都圏・神奈川支社/川崎支店/相模支店)
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社会貢献活動
全国の推進ブロックで、以下の集める活動を実施しています。
集める活動
-捨ててしまえばタダのゴミですが、集めて送ればアフリカでの植林の力になります-
使用済みカード(使用済みのテレカ・オレンジカード・JRイオカードなど)使用済テレカ100枚で1本の木を植えることができます。使用済み切手使用済切手は40gで1本の木を植えることができます。書損じ葉書書き損じハガキたった1枚で1本の木を育てることができます。
-捨ててしまえばタダのゴミですが、プルタブは立派な資源です-
プルタブ空き缶のプルタブ(アルミ資源)800kgで車椅子(アルミ製)1台が贈れます。
-地球環境保全の支援-
ハート募金水質保全、植林、動物保護、リサイクルなど多方面の「NPO団体等の活動資金」に役立てられます。
回収プロセスの概要
ハート募金
書損じ葉書/切手プルトップ
全国各ブロック 環境ISO推進事務局
プルトップ・葉書・切手・カード・募金
全国86ブロック(回収、分類、整理、計量)
郵送振込
社内メール
25本の木(使用済切手1㎏)
1本の木(書損じ葉書1枚)
1本の木(使用済カード類100枚)
使用済切手使用済カード書損じ葉書
プルタブ
ハート募金
富士通エフサス
環境ISO推進事務局
タンザニアポレポレクラブ
(事務局:東京都)
環公害防止連絡協議会
(事務局:大阪市)
独立行政法人環境再生保全機構(事務局:川崎市)
コレクタ
回収業者
活動募集
現金化
現金化
アフリカ
タンザニア
植林
福祉団体
現
金
植林・NGO活動支援・環境保全に役立てられます
NPO
団体
プルタブ800kgで車椅子寄贈
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環境会計
環境会計(平成20年度)株式会社 富士通エフサス
当社は平成11年度より環境保全活動を開始し、同時に「環境会計」を導入いたしました。
平成20年度の実績について公表いたします。
環境保全コスト及び環境保全に係る効果
(1) 環境保全コスト (単位:千円)
①①地球環境保全コスト 0 0
②資源循環コスト 37,900 35,896
0 4,877
② 333 847
5,483 7,780
66,720 57,600
11,685 79,590
205 84
③0 0
環境保全コスト 合計
当社では平成18年度より環境報告書は冊子印刷はせず、ホームページでの掲載・開示と致しました。
当社では省エネルギー/省資源活動として電力及び紙の総使用量削減活動をしております。
平成20年度においても電力 10.6 %、紙 32.7 %削減(平成10年度比:それぞれ全社ベース)を達成しました。
(3) 環境保全対策に伴う経済効果
※電力・紙は基準年度(平成10年度)に対する経済効果
※平成19年度に費用単価の見直しを図りました。(電力=20円/kwh 紙=2.3円/枚/A4)(注記)1.環境保全コスト及び環境保全に係る効果の分類については、「環境会計システムの確立に向けて」(環境省) の環境会計ガイドラインにもとづいております。
2.集計範囲…株式会社富士通エフサス 及び エフサス・クリエ㈱ 全事業所ならびに富士通ユニティ労働組合3.対象期間…平成20年4月1日~平成21年3月31日
以 上
平成19年度
平成19年度
1,310
費用額 費用額
122,327 186,674
(2) 環境保全効果
分 類
環境教育に係る費用
主な取組の内容
省エネルギー対策:照明区分け工事等
廃棄物の分別・保管のための費用(リサイクルボックス購入等)
ISO14001審査・登録費用等
その他環境推進活動に係る費用
平成19年度
32.7%
17,084
30.2%
15,821
平成20年度
53,439
26,200
平成21年8月25日
77,153
平成20年度
30,282
39,294
7,576
平成20年度
1,514
116,029
36,390
9.2%
電力使用量削減(千Kwh)
(削減率) 10.6%
環境保全対策に伴う経済効果 合計
環境負荷指標効果の内容
効果の内容
生産・サービス活動により生じる環境負荷を抑制するための環境保全コスト(事業エリア内コスト)
廃棄物適正処理のための外部委託費用
管理活動における環境保全コスト (管理活動コスト)
社会活動における環境保全コスト (社会活動コスト)
環境報告書作成等
環境内部監査に係る費用
環境推進活動費用(人件費)
事業エリア内で生じる環境保全効果 (事業エリア内効果)
※電力・紙に関しては基準年度 (平成10年度)に対する削減量
省資源活動による費用削減
省エネルギー活動による費用削減
紙使用量削減(千枚:A4用紙換算)
(削減率)
環境内部教育による費用削減
16
環境活動推進項目
◆共に汗をかき、体を使った貢献活動
◆植林/ボランティア/福祉団体へ寄付
ハート募金、プルトップ、書損じ葉書、
使用済切手、プリペイドカード等の収集
4.社会貢献活動の推進
【一人ひとりの環境改善】
・社会貢献活動に各ブロック年間1回
以上の参加
・集める活動の推進
◆ブロックにおいて具体的な施策項目
決定し推進
2.本業における環境活動の推進
【本来業務における環境に有益な活動】
・各推進ブロックで1件以上の
目標を掲げ活動を推進
◆取引先評価基準の運用
◆FJEMS取得取引先の
レベルアップを支援
3.ガバナンスおよびリスク強化
【グリーン調達の推進】
・環境に配慮している取引先からの
グリーン調達率100%維持
◆電力使用量の削減の推進
◆ガソリン使用量の削減の推進
◆コピー用紙購入量の削減の推進
◆廃棄物の再資源化・リサイクルの推進
◆グリーンオフィス評価
対象項目の推進
1.地球温暖化防止
【CO2排出量の削減】
・CO2排出量を2009年度末
までに6,070 ton以下
【グリーンオフィス制度の適用】
・富士通グリーンオフィス制度で
「二つ星(★★)」レベルを取得
重点施策環境目標
「チーム・マイナス6%」 運動
当社は、地球温暖化防止国民運動「チーム・マイナス6%」へ富士通グループの一員として積極的に参加し、地球温暖化防止に向けて「地球にやさしい企業」を目指しています。
2009年度も更なる活動を推進します。
【Cool Biz バッジ】
2009年度 環境目標
アンケート 当社の2009年環境 Field Report をご覧いただき、誠にありがとうございました。 次回の環境 Field Report の参考にいたしたく存じますので、下記のアンケートにご記入の上、上記アドレスまでご送信いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
該当箇所の □ に レ印を 付けて下さい。
ご協力ありがとうございました。差し支えがなければ下記もご記入ください。 お名前 : 男・女 年齢 歳
ご住所 :〒
ご職業(勤務先): 役職:
ご連絡先:TEL E-mail
※回収アンケートの個人情報は、株式会社富士通エフサスの「個人情報保護ポリシー」に準拠し、情報の管理に細心の
注意を払い、環境に関するアンケート業務においてのみ利用します。 個人情報ポリシー:http://jp.fujitsu.com/group/fsas/privacy/
株式会社富士通エフサス 情報セキュリティ・ISO推進部 行 (E-mail:[email protected] まで)
Q1:当社の環境 Field Report をご覧になって、どのようにお感じになりましたか?
□ 充実している □ 普通 □ 内容が薄い/わかりづらい
Q2:当社の環境保全活動について、どのようにお感じになりましたか?
□ 良くやっている □ 普通 □ あまり良くない
Q3:当社の環境 Field Report の中で特に興味があった記事は何ですか?
□ 環境経営者からのメッセージ □ 社会貢献活動
□ 事業活動との関わり □ 環境会計
□ 環境マネジメントシステム □ 環境活動推進項目
□ 環境目標と実績
□ 環境パフォーマンス
Q4:当社の環境 Field Report をどのような立場でご覧になられましたか?
□ FSASのお客様 □ 企業の環境担当者 □ 調査機関 □ 環境保護団体
□ 投資家・株主 □ 企業の購買担当者 □ 行政機関 □ FSASの近隣住民
□ 一般消費者 □ 報道機関 □ 学生 □ 富士通グループ関係者
□ その他( )
Q5:その他、ご意見/ご要望など、ご自由にご記入下さい。
発行 2009年10月
発行責任者 執行役員 河合 邦明
企画・編集 株式会社富士通エフサス 情報セキュリティ・ISO推進部
問い合わせ先 TEL:045-222-4322
E-mail:[email protected]
FSASホームページ http://jp.fujitsu.com/group/fsas/
※ 当社はISO9001(1995年5月)とISO14001(2000年3月)の認証を取得しています。
表紙の写真は2008年度富士通環境貢献賞のフォトコンテストの作品より引用しました。