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FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows ® P3AM-3792-33Z0

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FUJITSU StorageETERNUS AF, ETERNUS DX

構築ガイド(サーバ接続編)

ファイバチャネル/Windows®用

P3AM-3792-33Z0

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はじめに

本書は、ETERNUS AF/DX を、Windows®が動作するサーバにファイバチャネル接続して使用するために必要な作業について説明しています。

本書は、ETERNUS AF/DX、サーバ、OS、ファイバチャネルカード、およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください。

本書に記載されていないパラメーターについては、初期値(デフォルト値)を使用してください。

なお、本書に記載している製品の商標、製品名などの表記については、『構築ガイド(サーバ接続編)表記について』を参照してください。OS がサポートするストレージシステムについては、ETERNUSAF/DX のサポート組み合わせ表を参照してください。

第 33 版

2020 年 4 月

本書の内容と構成

本書は以下に示す 13 章から構成されています。

•「第 1 章 作業の流れ」(7 ページ)

ETERNUS AF/DX を、Windows®が動作するサーバに接続する場合の作業の流れについて説明しています。

•「第 2 章 環境の確認」(9 ページ)ETERNUS AF/DX を接続できるサーバの環境について説明しています。

•「第 3 章 留意事項」(10 ページ)作業を行う際の留意事項について説明しています。

•「第 4 章 ETERNUS AF/DX の設定」(20 ページ)ETERNUS AF/DX の設定について説明しています。

•「第 5 章 ファイバチャネルスイッチの設定」(21 ページ)ファイバチャネルスイッチの設定について説明しています。

•「第 6 章 OS のインストール」(23 ページ)サーバに OS がインストールされていない場合に、OS をインストールする作業について説明しています。

•「第 7 章 ドライバのインストール」(24 ページ)ファイバチャネルカード、およびドライバのインストールについて説明しています。

•「第 8 章 レジストリ情報の確認」(28 ページ)レジストリ情報を確認する作業について説明しています。

•「第 9 章 接続されているデバイスの確認」(29 ページ)サーバと ETERNUS AF/DX の接続状態を確認する作業について説明しています。

•「第 10 章 パーティションの作成について」(31 ページ)ファイルシステムを作成する作業について説明しています。

•「第 11 章 クラスタのセットアップ」(32 ページ)クラスタシステムを構築する場合の設定について説明しています。

3FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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•「第 12 章 ストレージマイグレーションについて」(33 ページ)ストレージマイグレーションについて説明しています。

•「第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて」(40 ページ)無停止ストレージマイグレーションについて説明しています。

はじめに

4FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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目次

第 1 章 作業の流れ 7

第 2 章 環境の確認 9

2.1 ハードウェア ..........................................................................................................................9

2.2 OS(オペレーティングシステム) ........................................................................................9

2.3 ファイバチャネルカード ........................................................................................................9

第 3 章 留意事項 10

3.1 PRIMERGY, PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズ接続に関する留意事項 ..................103.1.1 接続に関する留意事項 ............................................................................................................................. 10

3.1.2 複数のファイバチャネルカードを搭載する場合の留意事項.................................................................... 10

3.1.3 PRIMEQUEST 1000 シリーズと ETERNUS AF/DX を接続する場合の留意事項 .................................... 10

3.2 PRIMEQUEST 500 シリーズおよび他社 IA サーバ接続に関する留意事項 .........................11

3.3 ETERNUS AF/DX 対応ドライバに関する留意事項 .............................................................11

3.4 MSCS, WSFC に関する留意事項 .........................................................................................12

3.5 Veritas Cluster Server (VCS)に関する留意事項...................................................................12

3.6 ETERNUS VDS Hardware Provider に関する留意事項 .......................................................12

3.7 Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm)に関する留意事項 ..........................12

3.8 Hyper-V 仮想ファイバチャネル (vFC)機能に関する留意事項 .............................................13

3.9 ファイバチャネルスイッチに関する留意事項......................................................................13

3.10 電源投入および電源制御に関する留意事項 .......................................................................13

3.11 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項.....................................................14

3.12 システムデザインシートに関する留意事項 .......................................................................14

3.13 運用中の留意事項...............................................................................................................14

3.14 Storage Cluster 機能導入時の留意事項..............................................................................14

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項 ....................................................................14

3.16 Windows Server®から ETERNUS AF/DX の LUN をフォーマットする際の留意事項.......19

第 4 章 ETERNUS AF/DX の設定 20

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第 5 章 ファイバチャネルスイッチの設定 21

第 6 章 OS のインストール 23

第 7 章 ドライバのインストール 24

7.1 ファイバチャネルカードドライバのインストール ..............................................................24

7.2 マルチパス環境の構築..........................................................................................................247.2.1 ETERNUS マルチパスまたは GR マルチパスの構築 .............................................................................. 24

7.2.2 Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm)環境の構築 ......................................................... 25

7.3 シングルパス環境の構築 ......................................................................................................27

第 8 章 レジストリ情報の確認 28

第 9 章 接続されているデバイスの確認 29

9.1 電源投入の手順 ....................................................................................................................29

9.2 LUN の確認...........................................................................................................................29

9.3 ETERNUS AF/DX 接続状態の確認.......................................................................................30

第 10 章 パーティションの作成について 31

第 11 章 クラスタのセットアップ 32

第 12 章 ストレージマイグレーションについて 33

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて 40

目次

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第 1 章作業の流れ

ETERNUS AF/DX を、サーバと接続する作業の流れについて説明しています。作業の流れは以下のとおりです。

使用しているドキュメント

•『サポート組み合わせ表』

•『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』

• 接続する ETERNUS AF/DX に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 富士通製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 他社製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

•『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』

作業の流れ

ETERNUS AF/DX の設定

ETERNUS AF/DX を設定します。

•「第 4 章 ETERNUS AF/DX の設定」(20 ページ)• 設定や保守を行う操作の確認

-『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』

• ETERNUS AF/DX の設定

- 接続する ETERNUS AF/DX に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』

ファイバチャネルスイッチの設定

ファイバチャネルスイッチを使用する場合、ファイバチャネルスイッチを設定します。

•「第 5 章 ファイバチャネルスイッチの設定」(21 ページ)• ファイバチャネルスイッチの設定

-『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』

• ファイバチャネルのサポート環境などの確認

-『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』

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ドライバのインストール

使用するファイバチャネルカードやマルチパスドライバなどのドライバをインストール します。

•「第 7 章 ドライバのインストール」(24 ページ)• カードの装着、ドライバのインストール、設定を実施

-『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 富士通製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

-『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 他社製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

• 使用するカードのドライバ版数などを確認

-『サポート組み合わせ表』

接続デバイスの確認

LUN の確認や、ETERNUS AF/DX との接続状態を確認します。

•「第 9 章 接続されているデバイスの確認」(29 ページ)

運用の準備

必要に応じて、パーティションの作成やクラスタの導入を行います。

•「第 10 章 パーティションの作成について」(31 ページ)•「第 11 章 クラスタのセットアップ」(32 ページ)

第 1 章 作業の流れ

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第 2 章環境の確認

以下の環境のサーバと接続できます。

ご使用のサーバ環境を『サポート組み合わせ表』で確認してください。

2.1 ハードウェア

『サポート組み合わせ表』を確認してください。

2.2 OS(オペレーティングシステム)

『サポート組み合わせ表』を確認してください。

2.3 ファイバチャネルカード

『サポート組み合わせ表』を確認してください。

9FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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第 3 章留意事項

作業を行う際は、以下の事項に留意してください。

3.1 PRIMERGY, PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズ接続に関する留意事項

3.1.1 接続に関する留意事項

• ストレージシステムの信頼性を維持するために、以下の運用を推奨します。

- パスの複数化

- パス冗長制御をサポートした ETERNUS AF/DX 対応ドライバの利用

サーバと ETERNUS AF/DX 間のパスを複数にして、パス冗長制御をサポートした ETERNUSAF/DX 対応ドライバを利用することで、サーバと ETERNUS AF/DX 間の冗長性を向上させることができます。

• Windows® では、以下のクラスタ構成をサポートしています。

- MSCS (Microsoft Cluster Service)構成

- WSFC (Windows Server Failover Cluster)構成

- SafeCLUSTER 構成(ただし、PRIMEQUEST は未サポート)

クラスタ構成をサポートしているサーバタイプの詳細は、当社営業員に確認してください。

3.1.2 複数のファイバチャネルカードを搭載する場合の留意事項

同時に搭載できるファイバチャネルカードは、同一種類のファイバチャネルカードのみです。異なる種類のファイバチャネルカードを混在させることはできません。

3.1.3 PRIMEQUEST 1000 シリーズと ETERNUS AF/DX を接続する場合の留意事項

PRIMEQUEST 1000 シリーズと ETERNUS AF/DX を接続する場合は、以下の構成を推奨します。

• 冗長性重視のシステム構成で、1 ポートファイバチャネルカードを使用する場合は、8Gbit/s カード(MC-0JFC11/MC-0JFC1L) の使用を推奨します。

• 2 ポートファイバチャネルカード (MC-0JFC21/MC-0JFC2L) を使用する場合は、ファイバチャネルカード上の 2 ポート両方を同一のストレージシステム装置に接続しない構成を推奨します。

その他留意事項については、当社技術員にお問い合わせください。

10FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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3.2 PRIMEQUEST 500 シリーズおよび他社 IA サーバ接続に関する留意事項

• Windows®でクラスタ構成を利用する場合は、「MSCS (Microsoft Cluster Service) 」、「WSFC(Windows Server Failover Cluster) 」、および MSCS、WSFC に対応しているアプリケーションを使用してください。また、クラスタ構成するサーバには、同じ種類のファイバチャネルカードを使用してください。異なる種類のカードを使用した場合は、動作保証できません。

• PRIMEQUEST 500 シリーズを接続する場合は、Windows®のプラグ アンド プレイ機能による LUNの認識は動作保証していません。

• ストレージシステムの信頼性を維持するために、以下の運用を推奨します。

- パスの複数化

- パス冗長制御をサポートした ETERNUS AF/DX 対応ドライバの利用

サーバと ETERNUS AF/DX 間のパスを複数にして、パス冗長制御をサポートした ETERNUSAF/DX 対応ドライバを利用することで、サーバと ETERNUS AF/DX 間の冗長性を向上させることができます。

• PRIMEQUEST 500 シリーズと ETERNUS AF/DX を接続する場合は、以下の構成を推奨します。

- 冗長性重視のシステム構成で、1 ポートファイバチャネルカードを使用する場合は、8Gbit/s カード(MC-08FC81)、 または 4Gbit/s カード(MC-08FC31/MC-08FC51)の使用を推奨します。

- 2 ポートファイバチャネルカード(MC-08FC41/MC-08FC61/MC-08FC91)を使用する場合は、ファイバチャネルカード上の 2 ポート両方を同一のストレージシステム装置に接続しない構成を推奨します。

その他留意事項については、当社技術員にお問い合わせください。

3.3 ETERNUS AF/DX 対応ドライバに関する留意事項

サーバと ETERNUS AF/DX をマルチパス構成で接続し、ETERNUS AF/DX 対応ドライバを使用してパス冗長制御(パスフェイルオーバ)機能を使用する場合は、以下のドライバが必要となります。

基本ソフトウェア(OS) ドライバ

Windows Server® 2019Windows Server® 2016Windows Server® 2012 R2Windows Server® 2012Windows Server® 2008 R2Windows Server® 2008

ETERNUS Multipath Driver

各ドライバ製品の情報については、以下の URL を参照してください。

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/eternus-mpd/サーバと ETERNUS AF/DX をシングルパス構成で接続する場合、ETERNUS AF/DX 対応のシングルパス専用ドライバ(ETERNUS デバイスドライバ)は不要です。

第 3 章 留意事項

3.2 PRIMEQUEST 500 シリーズおよび他社 IA サーバ接続に関する留意事項

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3.4 MSCS, WSFC に関する留意事項

• MSCS 構成、WSFC 構成を利用する場合、MSCS, WSFC をインストールする前に、それぞれのノー

ド(サーバ)に必要な ETERNUS AF/DX 対応ドライバまたは Windows Server® 2019, WindowsServer® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012, Windows Server® 2008 R2,Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm)をインストールして、接続を確認してください。

• MSCS, WSFC をインストールしたあとに、「第 8 章 レジストリ情報の確認」(28 ページ)に従い、必ずレジストリの値を確認してください。

• MSCS を構成する場合は、必ず ETERNUS AF/DX 本体に対して、リセットグループ設定を実施してください。なお、WSFC を構成する場合は、リセットグループの設定は不要です。

3.5 Veritas Cluster Server (VCS)に関する留意事項

Veritas Cluster Server のインストールは、Veritas Cluster Server に添付されているマニュアルに従って行ってください。

3.6 ETERNUS VDS Hardware Provider に関する留意事項

ETERNUS AF/DX 向けに ETERNUS VDS Hardware Provider を提供しています。本ソフトウェアを

インストールすると、Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 のストレージ管理ツール(SAN 用記憶域マネージャ)を使用してボリュームの作成やホストアフィニティの設定を行うことができます。

ETERNUS VDS Hardware Provider は、以下の URL からダウンロードすることができます。使用方法の詳細については、ETERNUS VDS Hardware Provider の製品マニュアルを参照してください。

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/download/

3.7 Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm)に関する留意事項

Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012,Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm)では負荷分散ポリシーや再施行回数など、各種設定を行うことが可能です。しかしこれらの設定は変更せず、デフォルトで使用してください。

画面の名前 変更してはいけないパラメーター

Multi-Path Disk Device のプロパティの MPIO タブ 負荷分散ポリシー、詳細ボタン、編集ボタン

DSM の詳細 タイマーカウンタ(パス確認期間、パス確認を有効化、再施行回数、再施行間隔、PDO 削除期間)

MPIO パスの詳細 パスの状態

第 3 章 留意事項

3.4 MSCS, WSFC に関する留意事項

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3.8 Hyper-V 仮想ファイバチャネル (vFC)機能に関する留意事項

• ゲスト OS によるクラスタ構成で vFC 機能を利用する場合は、使用するスイッチにより以下に留意する必要があります。

- Brocade スイッチの場合

• NPIV 機能を有効にする

•「Enforce FLOGI/FDISC login」機能を有効にする

- Cisco スイッチの場合

• NPIV 機能を有効にする

• NX-OS は 5.0(4b)以降のバージョンを使用する

• Brocade スイッチおよび Cisco スイッチの機能のサポート状況および詳細については、各スイッチのマニュアルを参照してください。

• vFC 機能を利用する場合は、LUN マッピングを使用せずにホストアフィニティを使用してください。

• ホストアフィニティに登録するホスト WWN は、仮想マシンに設定した vFC の仮想 WWN をすべて登録する必要があります。

• スイッチのゾーニングには、WWN ゾーニングを設定し、スイッチ同士をカスケード接続しないでください。

• Hyper-V を利用する場合、以下の URL の『Hyper-V よくある失敗集』を参照してください。

https://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/technical/construct/

3.9 ファイバチャネルスイッチに関する留意事項

• 接続可能なファイバチャネルスイッチは、接続環境(OS や使用する ETERNUS AF/DX)により異なります。事前に『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』で確認を行ってください。

• サーバと ETERNUS AF/DX 間でファイバチャネルスイッチを使用する場合は、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』を必ず読み、事前準備およびファイバチャネルスイッチの設定を必ず行ってください。

3.10 電源投入および電源制御に関する留意事項

サーバの電源を投入する際は、ETERNUS AF/DX およびファイバチャネルスイッチの電源が Ready 状態になっていることを確認してから投入してください。Ready 状態になる前にサーバの電源を投入すると、サーバから ETERNUS AF/DX を認識できません。

また、サーバから ETERNUS AF/DX の電源制御を行う場合は、サーバの稼働中に ETERNUS AF/DXやファイバチャネルスイッチの電源が切断されないように注意してください。サーバより先にETERNUS AF/DX やファイバチャネルスイッチの電源が切断されると、ETERNUS AF/DX にデータを保存できなかったり、保存したデータが破壊されたりすることがあります。

第 3 章 留意事項

3.8 Hyper-V 仮想ファイバチャネル (vFC)機能に関する留意事項

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3.11 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項

サーバ側 WWN インスタンス管理表は、ETERNUS AF/DX を導入する際に、導入作業を容易に行うためのワークシートです。

システムの導入や導入後のシステム変更、増設、保守に際して現在の環境の保存が重要となります。管理表を作成することで導入がスムーズに行え、システムの保守も容易となります。サーバ側 WWNインスタンス管理表のひな形については、使用するファイバチャネルカードに対応した『ドライバ設定編』の付録をご利用ください。

3.12 システムデザインシートに関する留意事項

システムデザインシートとは、ETERNUS AF/DX を導入する際に、導入作業を容易に行うためのワークシートです。システムの導入や導入後のシステム変更、増設、保守に際して現在の環境の保存が重要となります。システムデザインシートを作成することで導入がスムーズに行え、システムの保守も容易となります。

3.13 運用中の留意事項

ファイバチャネルカードのドライバを更新した場合は「第 8 章 レジストリ情報の確認」(28 ページ)を参照して、レジストリ情報の設定値の内容を確認してください。

3.14 Storage Cluster 機能導入時の留意事項

Storage Cluster 機能を導入する場合は、TFO グループの設定後にサーバを再起動する必要があります。

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項

Windows Server®と、ETERNUS AF series (ETERNUS AF S3 series 以外)、ETERNUS DX S4/S3series (ETERNUS DX8900 S4 以外 )、または ETERNUS DX200F を接続しているシステムで、ETERNUS AF series (ETERNUS AF S3 series 以外 )、ETERNUS DX S4/S3 series (ETERNUSDX8900 S4 以外)、または ETERNUS DX200F のファームウェア適用を実施したあとに WindowsServer®を再起動すると、Windows Server®上のディスクがオフライン状態になる場合があります。

Windows Server®上のディスクの状態は、以下のようにして確認できます。

[スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの「ディスクの管理」を開きます。

なお、Windows Server®のパス構成により、発生条件および回避方法が異なります。

シングルパス構成の場合は、ファームウェア適用前に、一時的に SAN Policy の設定を変更しておくことで、ファームウェア適用後にオフライン状態に陥ることを回避できます。

第 3 章 留意事項

3.11 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項

14FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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マルチパス構成の場合は、回避する手段はありません。オフライン状態から復旧する場合は、「● 問題発生後の対処方法」(17 ページ)を実施する必要があります。

■ シングルパス構成の場合

ファームウェアの更新時のみ、SAN Policy 設定を「すべてをオンライン(Online All)」に変更することでオフライン状態を回避できます。

SAN Policy 設定が「すべてをオンライン(Online All)」で運用可能な場合は、「● 問題発生を未然に防止する方法」(15 ページ)の手順. 4 の対応は不要です。

● SAN Policy の設定値の確認方法

SAN Policy の設定値の確認方法を以下に示します。

1 コマンドプロンプトで diskpart コマンドを実行します。

プロンプトが DISKPART に変更されます。

2 "san"と入力して[Enter]キーを押します。

DISKPART> san

3 以下のいずれかの SAN Policy が表示されます。

•「オフライン共有(Offline Shared)」•「すべてをオフライン(Offline All)」•「すべてをオンライン(Online All)」

4 "exit"と入力して[Enter]キーを押し、diskpart コマンドを終了します。

● 問題発生を未然に防止する方法

以下の手順で、SAN Policy の設定変更を行ってから、ファームウェアの更新を実施します。

1 SAN Policy の設定を変更します。

(1) コマンドプロンプトで diskpart コマンドを実行します。

プロンプトが DISKPART に変更されます。

(2) "san policy=onlineall"と入力して[Enter]キーを押します。

実行例)

DISKPART> san policy=onlineall

(3) SAN Policy の設定変更を有効にするため、Windows Server®を再起動します。

2 コマンドプロンプトで再度 diskpart コマンドを実行し、SAN ポリシーの値が「すべてをオンライン(Online All)」であることを確認します。

実行例)

DISKPART> sanSANポリシー : すべてをオンライン

第 3 章 留意事項

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項

15FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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3 ファームウェアを更新します。

(1) ETERNUS AF/DX のファームウェアの更新を実施します。

(2) 新しいインスタンス ID を OS に認識させるため、Windows Server®を再起動します。

4 SAN Policy の設定を元に戻します。

(1) 以下のコマンドを実行し、SAN Policy の設定値を元の値に戻します。

実行例)

DISKPART> san policy=Offline Shared

(2) SAN Policy の設定変更を有効にするため、Windows Server®を再起動します。

(3) コマンドプロンプトで再度 diskpart コマンドを実行し、SAN ポリシーの値が「元の SANPolicy の値」であることを確認します。

実行例)

DISKPART> sanSANポリシー : オフライン共有

● 問題発生後の対処方法

以下の手順で、オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします。

1 [スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの「ディスクの管理」を開きます。

2 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。

また、Hyper-V 環境で、ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に、ETERNUS AF/DXのファームウェア更新を行うと、ゲスト OS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとして認識し、物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため、手動で再構成して復旧させる必要があります。

復旧(再構成)方法を以下に示します。

1 Hyper-V マネージャーを起動します。

2 オフラインのゲスト OS を選択し、右ペインの「設定」を選択します。

ゲスト OS の設定ポップアップが表示されます。

3 設定ウィンドウで「SCSI コントローラー」配下にある、「物理ドライブが見つかりません」と表示されている「ハードドライブ」を選択します。

4 右画面で「物理ハードディスク」から適切なディスクを選択します。

5 [OK]ボタンをクリックします。

● SAN Policy サポート OS

• Windows Server® 2019• Windows Server® 2016

第 3 章 留意事項

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項

16FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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• Windows Server® 2012 R2• Windows Server® 2012• Windows Server® 2008 R2• Windows Server® 2008

● SAN Policy デフォルト値

OS SAN Policy デフォルト値

Windows Server® 2019(全エディション) Offline Shared

Windows Server® 2016(全エディション)

Windows Server® 2012 R2(全エディション)

Windows Server® 2012(全エディション)

Windows Server® 2008 R2 Datacenter

Windows Server® 2008 R2 Enterprise

Windows Server® 2008 Datacenter

Windows Server® 2008 Enterprise

Windows Server® 2008 R2 Standard Online All

Windows Server® 2008 Standard

■ マルチパス構成の場合

SAN Policy の設定に関係なく、マルチパス構成前のディスクの状態(オンライン/オフライン)を引き継ぎ起動します。

• 環境構築時にオンライン状態のディスクをマルチパス化した場合

ファームウェア更新後、マルチパスディスクはオンライン状態で起動します。

• 環境構築時にオフライン状態のディスクをマルチパス化した場合

ファームウェア更新後、マルチパスディスクはオフライン状態で起動します。

● 問題発生を未然に防止する方法

マルチパス構成の場合は、環境構築後に設定変更などでオフライン状態になることを未然に防ぐことができません。また、環境構築後にマルチパス化時のディスク状態を確認できません。

ファームウェア更新時にディスクがオフラインになった場合は、「● 問題発生後の対処方法」(17 ページ)を実施してください。

● 問題発生後の対処方法

• OS を起動できた場合

オフライン状態のディスクを手動でオンラインにしてください。

以下の手順で、オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします。

1 [スタート]ボタンをクリックして、「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの「ディスクの管理」を開きます。

2 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。

第 3 章 留意事項

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項

17FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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• OS を起動できない場合

Active Directory の DB が OS 領域以外のディスクに配置されている場合、ディスクがオフライン状態となり Active Directory の DB を参照できず、OS が起動できないことがあります。

その場合、ディレクトリサービスの修復モードで OS を起動し、ディスクをオンライン状態にすることで復旧可能です。

復旧(再構成)方法を以下に示します。

1 サーバを起動します。

2 サーバ起動画面で、[F8]キーを押します。

3 詳細ブートオプションが表示されます。

4 「ディレクトリサービス復元モード」または「ディレクトリサービスの修復モード」を選択します。

5 OS 起動後、Administrator でログインします。

6 「管理ツール」の「コンピュータの管理」を選択し、左ペインの「ディスクの管理」を開きます。

7 オフライン状態の各ディスクを選択し、右クリックでオンラインにします。

8 OS を再起動します。

また、Hyper-V 環境で、ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に、ETERNUS AF/DXのファームウェア更新を行うと、ゲスト OS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとして認識し、物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため、手動で再構成して復旧させる必要があります。

復旧(再構成)方法を以下に示します。

1 Hyper-V マネージャーを起動します。

2 オフラインのゲスト OS を選択し、右ペインの「設定」を選択します。

ゲスト OS の設定ポップアップが表示されます。

3 設定ウィンドウで「SCSI コントローラー」配下にある、「物理ドライブが見つかりません」と表示されている「ハードドライブ」を選択します。

4 右画面で「物理ハードディスク」から適切なディスクを選択します。

5 [OK]ボタンをクリックします。

第 3 章 留意事項

3.15 Windows Server®との接続に関する留意事項

18FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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3.16 Windows Server®から ETERNUS AF/DX の LUN をフォーマットする際の留意事項

Windows Server®から ETERNUS AF/DX の LUN をフォーマットすると、以下の事象が発生する場合があります。

• フォーマット操作で完了までの時間が長くなる。

• フォーマット操作の中断を行うと、中断操作が無応答になる。

これは、フォーマット全領域に対してストレージ容量開放のコマンドが発行されることに起因する性能低下により引き起こされる事象です。

以下のコマンドを実行し、パラメーター値の変更をすることで、すべてのボリュームでストレージ容量開放のコマンドを停止し、性能低下を回避することが可能です。

# fsutil behavior set disabledeletenotify 1

フォーマット操作がすべて完了したら以下のコマンドを実行し、すべてのボリュームでストレージ容量開放のコマンドを有効に戻します。

# fsutil behavior set disabledeletenotify 0

第 3 章 留意事項

3.16 Windows Server®から ETERNUS AF/DX の LUN をフォーマットする際の留意事項

19FUJITSU Storage ETERNUS AF, ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用

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第 4 章ETERNUS AF/DX の設定

ETERNUS Web GUI を使用して、ETERNUS AF/DX の環境を設定します。

ETERNUS AF/DX の設定は、サーバ装置の設定(セットアップ)とは別に、ETERNUS AF/DX 単体で行うことができます。設定方法については、以下のマニュアルを参照してください。

• 接続する ETERNUS AF/DX に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ストレージシステム設定用』

•『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』

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第 5 章ファイバチャネルスイッチの設定

サーバと ETERNUS AF/DX を、ファイバチャネルスイッチを使用して接続する場合に必要な設定を行います。

『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』に従って設定してください。

ETERNUS SF Storage Cruiser を利用して、アクセスパスを設定した場合、ホストレスポンスの設定は、デフォルトの設定になります。

ホストレスポンスを設定変更している環境では、ホストレスポンスを再設定してください。

以下に、サーバとファイバチャネルスイッチを接続し、ゾーニングした場合のシステム構成例を示します。

以下は、複数サーバ、複数 CA 接続の構成例です。

Port2Port0 Port6Port4

Port3Port1 Port7Port5

Port2Port0 Port6Port4

Port3Port1 Port7Port5

ZONE1 ZONE2 ZONE3

ZONE4

Name : Server#1

Port1Port0

Name : Server#2

Port1Port0

FC FC

CM0 CM1

Name : RAID#1

ETERNUS AF/DX

Port1 Port1Port0 Port0

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以下は、1 サーバ、複数 CA 接続の構成例です。

Port2Port0 Port6Port4

Port3Port1 Port7Port5

Port2Port0 Port6Port4

Port3Port1 Port7Port5

ZONE1

ZONE2

ZONE3 ZONE4

FC FC

Port0 Port1

CM0 CM1

ETERNUS AF/DX

Port0 Port0 Port1Port1

第 5 章 ファイバチャネルスイッチの設定

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第 6 章OS のインストール

サーバに OS がインストールされていない場合は、OS および SP(サービスパック)をインストールしてください。

OS をインストールする際は、必ず ETERNUS AF/DX の電源が切断されていることを確認してください。OS インストール時に ETERNUS AF/DX の電源が投入されていると、サーバが ETERNUSAF/DX を認識してしまい、不具合が発生する場合があります。

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第 7 章ドライバのインストール

ファイバチャネルカードドライバのインストール、および ETERNUS AF/DX 対応ドライバまたは

Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012,Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ(msdsm) のインストール、構築を行います。

7.1 ファイバチャネルカードドライバのインストール

以下のファイバチャネルカードメーカー別『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル /Windows®用』に従って、設定を行ってください。

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 富士通製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/Windows®用 他社製ファイバチャネルカード ドライバ設定』

7.2 マルチパス環境の構築

マルチパス環境構築は、使用するマルチパスドライバによって作業内容が異なります。

• ETERNUS AF/DX 対応ドライバを使用する場合

「7.2.1 ETERNUS マルチパスまたは GR マルチパスの構築」(24 ページ)を参照してください。

• Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server®2012, Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 の標準マルチパスドライバ(msdsm) を使用する場合

「7.2.2 Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm)環境の構築」(25 ページ)を参照してください。

7.2.1 ETERNUS マルチパスまたは GR マルチパスの構築

必要に応じて、ETERNUS AF/DX 対応ドライバをインストールしてください。

• 各ドライバに関する留意事項については、「3.3 ETERNUS AF/DX 対応ドライバに関する留意事項」(11 ページ)を参照してください。

例えば、サーバと ETERNUS AF/DX をマルチパス構成で接続し、パス冗長制御(パスフェイルオーバ)機能を使用する場合や、サーバと ETERNUS AF/DX をシングルパス構成で接続する場合に参照が必要です。

• ETERNUS AF/DX 対応ドライバのインストール(またはアンインストール)方法、セットアップ方法、および利用方法については、ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください。

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7.2.2 Windows Server®用標準マルチパスドライバ (msdsm)環境の構築

Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2012,Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm)を使用する場合の環境構築について説明します。

7.2.2.1 マルチパス I/O のインストール

1 サーバーマネージャーの画面で[機能の追加]をクリックします。

機能追加のウィザードの「機能」の選択画面で「マルチパス I/O」のチェックボックスを選択し、マルチパス I/O 機能をインストールします。

2 サーバを再起動します。

7.2.2.2 MPIO の詳細設定

導入したマルチパス I/O に対して、ETERNUS AF/DX を対応させるための設定を行います。

1 [コントロールパネル]—[MPIO]の順にクリックします。

MPIO のプロパティ画面が表示されます。

第 7 章 ドライバのインストール

7.2 マルチパス環境の構築

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2 MPIO のプロパティ画面で「MPIO デバイス」タブを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

3 「デバイスのハードウェア ID」欄に接続する ETERNUS AF/DX の ID を入力します。

入力する値は、使用する装置によって異なります。以下の表を確認して入力してください。

使用する装置 デバイスのハードウェア ID

ETERNUS AF150 S3/AF250 S3,ETERNUS AF250 S2,ETERNUS AF250,ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5,ETERNUS DX60 S4/DX100 S4/DX200 S4,ETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3,ETERNUS DX60 S2/DX80 S2/DX90 S2,ETERNUS DX200F

FUJITSU ETERNUS_DXL

ETERNUS AF650 S3,ETERNUS AF650 S2,ETERNUS AF650,ETERNUS DX500 S5/DX600 S5,ETERNUS DX500 S4/DX600 S4,ETERNUS DX500 S3/DX600 S3

FUJITSU ETERNUS_DXM

ETERNUS DX900 S5,ETERNUS DX8900 S4,ETERNUS DX8100 S3/DX8700 S3/DX8900 S3

FUJITSU ETERNUS_DXH

ETERNUS DX400 S2 series FUJITSU ETERNUS_DX400

第 7 章 ドライバのインストール

7.2 マルチパス環境の構築

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使用する装置 デバイスのハードウェア ID

ETERNUS DX8000 S2 series FUJITSU ETERNUS_DX8000

"FUJITSU"と"E~"の間には半角スペースを 1 文字分入れる必要があります。

4 サーバをシャットダウンした状態で、ETERNUS AF/DX をマルチパス接続したうえで、サーバの電源を投入します。

7.3 シングルパス環境の構築

シングルパス環境の場合には、ETERNUS Multipath Driver または ETERNUS デバイスドライバなどのETERNUS AF/DX 対応ドライバのインストールは不要です。

第 7 章 ドライバのインストール

7.3 シングルパス環境の構築

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第 8 章レジストリ情報の確認

レジストリ値名「TimeOutValue」の設定値を確認します。レジストリ値名「TimeOutValue」がない場合は、作成してください。

作成・変更する場合は、必ず事前にレジストリのバックアップを取得しておいてください。

1 [スタート]ボタンをクリックして、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

2 [名前] に「regedit」を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

レジストリエディタが起動されます。

3 以下のパスをたどります。

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Disk

4 レジストリ値名「TimeOutValue」の設定値を確認します。

値の名前が「TimeOutValue」、値のデータが「0x3C」であることを確認します。値の名前やデータが異なる場合は、「0x3C」に変更してください。

• 値がない場合は、以下の設定値でレジストリ値名を追加してください。

•「値の名前」の大文字・小文字に注意してください。

値の名前 TimeOutValue

データ型 REG_DWORD

基数 16 進数

値のデータ 3C

5 内容を追加・変更した場合はサーバを再起動します。

再起動すると、変更した設定が有効になります。

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第 9 章接続されているデバイスの確認

9.1 電源投入の手順

接続した各装置の電源を、以下の手順で投入します。

1 ファイバチャネルスイッチの電源を投入します(利用する場合のみ)。

2 ファイバチャネルスイッチが Ready 状態になったことを確認します。

3 ETERNUS AF/DX の電源を投入します。

4 ETERNUS AF/DX が Ready 状態になったことを確認します。

5 サーバの電源を投入します。

9.2 LUN の確認

以下の手順で LUN を確認します。

1 [デバイスマネージャ]を開き、[ディスク ドライブ]を表示します。

2 サーバから ETERNUS AF/DX の LUN が認識されていれば、ディスクドライブ配下に ETERNUSAF/DX のデバイス(LUN)が表示されます。

Windows Server® 2019, Windows Server® 2016, Windows Server® 2012 R2, Windows Server®2012, Windows Server® 2008 R2, Windows Server® 2008 でマルチパス接続の場合は、ETERNUSAF/DX の 1 つの LUN に対して 1 つの「Multi-Path Disk Device」が表示されます。

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9.3 ETERNUS AF/DX 接続状態の確認

GR マルチパスドライバまたは ETERNUS Multipath Driver を利用している場合は、マルチパスマネージャのメインウィンドウで、以下の設定、表示を行うことができます。

• ETERNUS AF/DX の接続状態の確認

• 接続されている LUN の確認

• パスの状態の確認

• パスの復旧・解除

以下は ETERNUS Multipath Driver の使用例です。ETERNUS AF/DX の接続状態およびパスの確認について、説明します。

1 ETERNUS AF/DX(すでに LUN などのセットアップが終了しているものとします)を起動し、Ready 状態になったことを確認してから、サーバを起動します。

2 サーバが Ready 状態になったら、マルチパスマネージャを起動します。

3 メインウィンドウが表示されます。

サーバと接続されている ETERNUS AF/DX の接続状態、パスの状態が確認できます。

マルチパスマネージャの操作方法については、GR マルチパスドライバまたは ETERNUS MultipathDriver の製品マニュアルを参照してください。

第 9 章 接続されているデバイスの確認

9.3 ETERNUS AF/DX 接続状態の確認

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第 10 章パーティションの作成について

必要に応じ、以下の手順でディスクのパーティションを作成します。

1 「コンピュータの管理」から「ディスクの管理」を開きます。

未署名のディスクが存在する場合、接続されているデバイスに対してディスク署名を行うかどうかを問い合わせてきます。

2 必要に応じて、ディスク署名およびパーティション作成を行います。

• ダイナミックディスクにアップグレードして使用することもできます。

• 2TB 以上のディスクは、GPT ディスクに変換してください。

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第 11 章クラスタのセットアップ

クラスタ構成(WSFC/MSCS/SafeCLUSTER)の場合は、クラスタ関連の導入を行ってください。クラスタのセットアップが完了したら、「第 8 章 レジストリ情報の確認」(28 ページ)の説明に従い、再度レジストリ情報を確認してください。修正が必要な場合はレジストリ情報を修正してください。

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第 12 章ストレージマイグレーションについて

本章では、ストレージマイグレーションを実施する場合にサーバで行う設定について説明します。

ストレージマイグレーションを実施した場合、サーバ(Windows Server®)からダイナミックディスクを使用できるようにするための設定が必要です。

■ 設定手順の概要

以下の設定は、ストレージマイグレーションを実施したあとに必要であり、すべてサーバ(WindowsServer®)で操作を行います。なお、マルチパスドライバには依存しません。

ストレージマイグレーションを実施したあとに、ダイナミックディスクを使用するための手順を説明します。ベーシックディスクのストレージマイグレーションでは、この手順は不要です。

1 ディスクをオンラインにします。

2 ディスクのインポートを行います。

3 ディスクの有効化を行います。

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■ 設定手順例

Windows Server® 2008 R2 でダイナミックディスクを使用するための設定手順の例を以下に示します。

1 ディスクを「Online」にします。

ストレージマイグレーションを実施したあとはディスクが Offline 状態になるため、ディスクを右クリックして「Online」にします。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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2 ディスクのインポートを行います。

(1) ディスクを「Online」にしたあと、Foreign 状態になるため、ディスクを右クリックして「Import Foreign Disks」を選択します。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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(2) [Import Foreign Disks]画面で、インポートしたいディスクのチェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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(3) インポートする Volume タイプが合っていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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3 ディスクの有効化を行います。

(1) ディスクを右クリックして「Reactivate Disk」にします。

なお、「Import Foreign Disks」で「Online」になった場合は、本手順は不要です。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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(2) ディスクが「Online」に戻ったことを確認します。

なお、各パーティションは自動的に認識されます。

本手順完了後は、移行前と同様に、移行後の ETERNUS AF/DX でダイナミックディスクを使用できます。

第 12 章 ストレージマイグレーションについて

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第 13 章無停止ストレージマイグレーションについて

本章では、Windows Server® 2012 R2 が動作するマルチパスドライバ (msdsm)を使用した WSFC の環境を例として、無停止ストレージマイグレーションを実施する場合のパス増設手順、パス減設手順、および留意事項について説明します。

なお、WSFC 環境ではパス増設からパス減設が完了するまでの間、クラスタを停止させる必要があります。そのため、業務を停止せずにデータ移行することはできません。

■ パス増設手順

移行先ストレージを接続後、サーバ(Windows Server® 2012 R2)で移行先ストレージのパスを増設する手順を以下に示します。ただし、WSFC 以外の環境の場合は、手順. 1 は不要です。

1 クラスタを停止させます。

本手順は移行先ストレージでホストアフィニティを設定する前に実施してください。

(1) [Failover Cluster Manager]画面で、クラスタ名を右クリックし、「More Actions」−「ShutDown Cluster...」を選択してクラスタを停止させます。

業務が停止します。

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(2) Cluster Status が「Down」状態になったことを確認します。

(3) 移行元ストレージにリザベーション情報が残るため、ETERNUS Web GUI から手動でリザベーション情報を解除します。

「Configuration」−「Host Interface Management」−「Release Reservation」から対象のボリュームを選択し、[Execute]ボタンクリックします。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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(4) 「Please confirm that you wish to perform this operation.」のメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

(5) 「Operation completed successfully.」のメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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(6) リザベーション情報が解除されたことを確認します。

以下のメッセージが表示されれば、リザーブされているボリュームはありませんので、[OK]ボタンをクリックします。

2 コマンドプロンプトまたはパワーシェルでマルチパスの状態を確認します。

以下の例では、各 LUN が 2 パスずつの構成となっています。

C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 0

MPIO Disk0: 02 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

PS C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 1

MPIO Disk1: 02 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00E00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

3 マルチパスを増設します。

移行先ストレージでホストアフィニティを追加します。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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4 [Disk Management]画面で、「Action」−「Rescan Disks」を選択し、ディスクの再スキャンを実施します。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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5 コマンドプロンプトまたはパワーシェルでパスが増設されたことを確認します。

以下の例では、各 LUN に 2 パスずつ追加され、4 パス構成となっています。

C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 0

MPIO Disk0: 04 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

PS C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 1

MPIO Disk1: 04 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00E00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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■ パス減設手順

移行元ストレージの切断後、サーバ(Windows Server® 2012 R2)で移行先ストレージのパスを減設する手順を以下に示します。ただし、WSFC 以外の環境の場合は、手順. 5 は不要です。

1 コマンドプロンプトまたはパワーシェルでマルチパスの状態を確認します。

以下の例では、各 LUN が 4 パスずつの構成となっています。

C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 0

MPIO Disk0: 04 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

PS C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 1

MPIO Disk1: 04 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00E00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

2 マルチパスを減設します。

移行元ストレージとサーバ間の経路を切断します。

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3 [Disk Management]画面で、「Action」−「Rescan Disks」を選択し、ディスクの再スキャンを実施します。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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4 コマンドプロンプトまたはパワーシェルでパスが減設されたことを確認します。

以下の例では、各 LUN から 2 パスずつ削除され、2 パス構成となっています。

C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 0

MPIO Disk0: 02 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

PS C:¥Users¥administrator.MSLOGO> mpclaim -s -d 1

MPIO Disk1: 02 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00E00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Optimized 006|000|002|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|001 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

5 クラスタを起動させます。

(1) [Failover Cluster Manager]画面で、クラスタ名を右クリックし、「Start Cluster」を選択してクラスタを起動させます。

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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業務を再開できます。

(2) クラスタが起動したことを確認します。

■ 留意事項

• WSFC 環境では、業務を停止せずにデータ移行することはできません。パス増設からパス減設が完了するまで、業務は一時的に停止しますので注意してください。

• 移行元ストレージと移行先ストレージで ALUA 設定が異なる場合、パス増設中は(ACTIVE /ACTIVE)のストレージの全パスと(ACTIVE-ACTIVE / PREFERRED_PATH)のストレージの優先パスが優先パスグループとなり、パス減設時点で移行先ストレージの ALUA 設定のパスグループ構成となります。

移行前、パス増設後、およびパス減設後のマルチパスの状態について以下に示します。

- 移行前

移行元ストレージが(ACTIVE / ACTIVE)のため、2 パスとも優先パスグループとなります。

MPIO Disk0: 02 Paths, Round Robin, Symmetric Access Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RR RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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- パス増設後

移行元ストレージの(ACTIVE / ACTIVE)の 2 パスと、移行先ストレージの(ACTIVE-ACTIVE /PREFERRED_PATH)の 1 つの優先パスが優先パスグループとなります。

MPIO Disk0: 04 Paths, Round Robin with Subset, Implicit Only Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Unoptimized 006|000|002|000 0 TPG_State : Active/Unoptimized, TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

0000000077060001 Active/Optimized 006|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 17, : 73

0000000077050002 Active/Optimized 005|000|002|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 16, : 72

- パス減設後

移行先ストレージが(ACTIVE-ACTIVE / PREFERRED_PATH)のため、1 パスのみ優先パスグループとなります。

MPIO Disk0: 02 Paths, Round Robin with Subset, Implicit Only Controlling DSM: Microsoft DSM SN: 600B5D006A0006ABA00D00 Supported Load Balance Policies: FOO RRWS LQD WP LB

Path ID State SCSI Address Weight --------------------------------------------------------------------------- 0000000077060002 Active/Unoptimized 006|000|002|000 0 TPG_State : Active/Unoptimized, TPG_Id: 32913, : 16529

0000000077050001 Active/Optimized 005|000|001|000 0 * TPG_State : Active/Optimized , TPG_Id: 32897, : 16513

第 13 章 無停止ストレージマイグレーションについて

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発行日: 2020 年 4 月発行責任: 富士通株式会社

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