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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告 GSハンドシェイクプロジェクト実施報告書 友好の握手を、今ふたたび…アメリカからリビーさんを呼ぼう! 作成:GSハンドシェイクプロジェクト運営チーム

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

GSハンドシェイクプロジェクト実施報告書

友好の握手を、今ふたたび…アメリカからリビーさんを呼ぼう!

作成:GSハンドシェイクプロジェクト運営チーム

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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少女たちが見つめた未来へ

横浜・山下公園にある少女の像といえば、野口雨情の切ない童謡とともに

「赤い靴はいていた少女」を真っ先に思い浮かべる方は多い。

センチメンタルなメロディと養子先への渡航がかなわなかった少女

「きみちゃん」にまつわる物語はとても切ない。

その一方で、氷川丸を前にして、握手をしてサインを交わす二人の少女の像がある。

これが「日米ガールスカウト友好の像」である。

この像の少女たちに名前はない。彼女たちはその名前を知られることもないまま、

この地で握手を交わし、半世紀以上もお互いを見つめている。

そして、長い間、日米だけでなく、横浜を訪れる世界のガールスカウト達の

友好のシンボルとして知られてきた。

その彼女たちの名前を知ることになったのは、2013 年春のこと。

「ガールスカウト日米友好の像」の少女たちは、リビー・ワトソンさんと田中紘子さん。

当時 11 歳と 18 歳の実在のガールスカウトだったのだ。

それから、半年。私たちは、この事実を目の当たりにする。

2013 年秋に開かれたガールスカウト像のモデル像報告会にいらした紘子さんの口から

語られるお話に、私たち誰もがこの素敵な結末を想像したはずだ。

かつて、リビーさんと紘子さんが繋いだ友情の輪が半世紀を経て、

今、ふたたび、横浜の地でその友情の輪を繋げようとしている。

半世紀前にお互いを見つめ繋いだ少女たちの手は離れたのではなく、

たくさんの友情を集めて、また大きな輪になって広がっている。

(記・藤枝八千代)

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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目次

1. GSハンドシェイク概要---- 3

2. プロジェクト活動暦---------- 4

3. 広報関連活動----------- 5

4. リビーさん来日関連スケジュール-- 6

5. 各種来日プログラム報告-------- 7

6. 参加者・運営スタッフ感想---- 22

7. 会計報告---------- 30

① プロジェクトロゴワッペン

② モデルの発見からインタビ

ューまでをまとめた冊子

「友好の像の物語」

③ プロジェクトオリジナル・

マスキングテープ

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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1. GSハンドシェイク概要

事業名称 GSハンドシェイクプロジェクト 2014

~スカウト像モデルの半世紀ぶり再会実現へ~

実施期間 (運営チーム活動期間)2014年 1月~2014年 12 月

(来日招聘期間)2014 年 11月 7日(木)~14日(金)

対 象 ガールスカウト会員・元会員・一般・在日USガールスカウト

目 的

1962年に建てられた、山下公園・氷川丸前の「日米ガールスカウト友好の像」

のモデルを務めた日米の女性(リビー・ワトソンさん、田中紘子さん)の健

在が半世紀を経て判明し、お二人の再会を実現する運びとなりました。日米

ガールスカウト交流の更なる発展を願い、米国より来日されるリビー・ワト

ソンさんの日本訪問をプロデュースします。

・リビーさん、紘子さんの再会

・リビーさんの思い出の土地(横浜、鎌倉、箱根など)のご案内

運 営

主催 GSハンドシェイクプロジェクト 2014運営チーム

代表:ベスト加島聡子(神奈川県連盟第 97団)

運営メンバー:

延 夏紀(東京都連盟第 71団)、大堀 ゆり(神奈川県連盟第 8団)、

山口 こずえ(千葉県連盟第 43団)、藤枝 八千代(茨城県連盟)

事 業

① 成田空港での歓送迎

② 銅像モデルお二人との交流

③ 横浜散策(リビーさん縁の土地の再訪など)、紘子さんとの懇談

④ ガールスカウト会館訪問

⑤ 鎌倉案内

⑥ 箱根案内

⑦ 上記事業実施の為のクラウドファンディング、告知活動

上記事業以外に(横浜市連絡協議会主催)スカウトの像プロジェクト式典へ

の参加ご案内(銅像モデルお二人)

予 算 クラウドファンディングに拠る

事業協力

団体

ガールスカウト神奈川県連盟、ガールスカウト横浜市連絡協議会、

ガールスカウト日本連盟、ガールスカウトアメリカ連盟ウェストパシフィッ

ク支部(GSO-WP)、ガールスカウトアメリカ連盟テキサス・オクラホマ・プレ

インズ支部(GS-TOP)、ガールスカウト神奈川県連盟第 97団、

ガールスカウト日米交流友の会(GS-FOU)、パレットクラブ(絵画教室)

スマーツクリエイツ(各種デザイン、Web製作協力)

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2. プロジェクト活動暦

2014 年

1 月 5 日 第 1 回運営スカイプ会議

1 月 21 日 田中紘子さんとの打ち合わせ(1 回目)

2 月 9 日 第 2 回運営スカイプ会議

2 月 11 日 田中紘子さんとの打ち合わせ(2 回目)

3 月 16 日 第 3 回運営スカイプ会議

4 月 7 日 プロジェクト専用ホームページ、フェイスブック公開

4 月 13 日 第 4 回運営スカイプ会議

4 月 25~27 日 ウェストパシフィック主催ボランティアカンファレンス参加、

プロジェクトプレゼンテーション、運営会議

4 月 29 日 神奈川県連盟、横浜市連絡協議会との打ち合わせ

5 月 9 日 メルマガ第 1 弾発信

5 月 27 日 第 5 回運営スカイプ会議

6 月 1 日 ワッペンチャレンジ(US向け)受付開始(11 月 30 日まで)

6 月 3 日 メルマガ第 2 弾発信

6 月 10 日 第 6 回運営スカイプ会議

6 月 20 日 メルマガ第 3 弾発信

6 月 22 日 第 7 回運営スカイプ会議

7 月 10 日 メルマガ第 4 弾発信

7 月 14 日 国内クラウドファンディング(CF)開始(8 月 31 日まで)

7 月 27 日 第 8 回運営スカイプ会議

7 月 29 日 田中紘子さんとの打ち合わせ(3 回目)

7 月 31 日 メルマガ第 5 弾発信

8 月 14 日 神奈川県連盟キャンプ(戸隠)オープンデーにてブース出展

8 月 29 日 第 9 回運営スカイプ会議

9 月 1 日 日本連盟より国内交流事業募集要項発信、メルマガ第 6 弾発信

9 月 20 日 第 10 回運営スカイプ会議

9 月 24 日 メルマガ第 7 弾発信

10 月 3 日 横断幕作成

10 月 4 日 第 11 回運営スカイプ会議

10 月 7 日 メルマガ第 8 弾発信

11 月 1 日 第 12 回運営スカイプ会議

11 月 3 日 「友好の像の物語」展(横浜・桜木町)開始(11 月 17 日まで)

11 月 4 日 メルマガ第 9 弾発信

11 月 5 日 ガールスカウト・テキサスオクラホマプレインズ支部訪問とプレゼンテー

ション(米テキサス州フォートワース市)

11 月 7~14 日 ハンドシェイクプロジェクト・リビーさん来日各種イベント

11 月 30 日 メルマガ第 10 弾発信

12 月 7 日 第 13 回運営スカイプ会議

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3. 広報関連活動

活動項目 活動期間・場所 内容

プロジェクト紹

介プレゼンテー

ション

2014 年 4 月 26 日

国立オリンピック記

念青少年センター

アメリカ連盟ウェストパシフィック支部(WP)主催の成

人向けワークショップ「Volunteer Conference」にて、ワー

クショップの一つとしてハンドシェイクプロジェクトの紹

介プレゼンテーションを実施。

ちらし配布によ

る支援金呼びか

2014 年 4月 1 日~10

インターネット媒体を利用されない年齢層を主な対象とし

て、支援金振込み申込書つきのちらしを 1000 枚作成、配布。

クラウドファン

ディング(US)

2014 年 3 月~10 月 US のクラウドファンディング(インターネット募金)サイ

ト「www.gofundme.com」を利用して支援金(ドル建て)の

呼びかけ。

クラウドファン

ディング(日本)

2014 年 7 月~8 月 31

日本のクラウドファンディング(インターネット募金)サ

イト「モーションギャラリー」を利用して支援金(日本円)

の呼びかけ。

USスカウトへ

銅像の案内

2014 年 7 月 17 日

山下公園

アメリカ連盟WP主催「Destination: Journey to Japan」 に参

加中のUSガールスカウトを山下公園の銅像に案内。

神奈川県連盟キ

ャンプオープン

デーでのブース

出展

2014 年 8 月 14 日

戸隠ガールスカウト

センター

神奈川県連盟キャンプ開催地の戸隠ガールスカウトセンタ

ーで、オープンデーのブース出展。プロジェクトの紹介展

示。

「友好の像の物

語」展開催

2014 年 11 月 3 日~

17 日、横浜市民活動

支援センターワーク

ショップ広場内

銅像についての紹介から銅像モデルの発見、プロジェクト

の活動についてパネルで紹介。

ワッペン・チャ

レンジパック

(海外向け)2014 年

9 月 1 日~11 月 30

(日本向け)2014 年

10 月~11 月 30 日

団や部門の活動向けに、プロジェクトの紹介と銅像の歴史

や日米の文化を学ぶ機会として、タスク(推奨)を作成、

配布。チャレンジした団はプロジェクトのロゴバッジを購

入。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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4. リビーさん来日関連スケジュール

月日 行動内容 訪問先

11/5

(水)

8:50AM ワシントンDC発11:10AM ダラス・フォートワ

ース着(代表のみ)

着後テキサス・オクラホマ・プレインズ支部訪問。

2:00-4:00PM 支部主催レセプション

フォートワース(テキサス州)

11/6

(木)

9:40AMダラス・フォートワース出発(日付変更線通過)

アメリカン航空 175便(AA175)

11/7

(金)

2:20PM AA175便成田着

2:00-4:00PM 「お出迎え隊」第 2 空港ターミナルロビー

で出迎え歓迎。

成田空港第二ターミナル

1階到着ロビー

11/8

(土)

① 10:00AM-12:30PM 絵画教室「パレットクラブ」の生

徒さんとの交流会

横浜市磯子区障がい者活動支援セン

ター

② 2:00-4:00PM 日米スカウト交流会 桜木町横浜市民活動支援センター

③ 5:00-8:00PM HSP支援感謝のつどい 横浜駅東口味蕾亭 7階

11/9

(日)

10:30AM-3:00PM「ガールスカウトの像」式典と懇親会(横

浜市連絡協議会主催行事)出席(Libby、紘子さん、プロ

ジェクト代表)

山下公園

(ガールスカウト横浜市連絡協議会

結成 65周年記念事業)

11/10

(月)

10:00AM-4:00PM箱根日帰りバスツアー

小田原駅西口(集合)→宮ノ下・富士屋ホテル(昼食)

→芦ノ湖(恩賜箱根公園)→畑宿→小田原駅西口(解散)

箱根方面

11/11

(火)

10:00AM:①横浜市庁舎訪問

昼食後、②根岸加曾台付近案内

夕方:③田中紘子さん邸訪問。ご親族による 50年前当時

のおもてなし再現ディナー(田中家のご招待)

横浜市内

11/12

(水)

10:30-11:00AM:①米国大使館表敬

1:00-3:00PM:②茶話会

① 米国大使館

② ガールスカウト会館

11/13

(木)

10:00AM-3:00PMリビーさんと訪ねる古都鎌倉

鎌倉駅西口(集合)→長谷寺→高徳院(大仏)→稲村ヶ

崎(昼食)→鶴岡八幡宮→小町通り→鎌倉駅東口(解散)

7:00PM-9:00PM加島家主催ホームパーティー

① 鎌倉市内

② 海老名市内

11/14

(金)

海老名出発→成田空港第 2ターミナル(車移動)

3:00PM空港チェックイン

3-4PM 成田見送り隊

6:30PM成田発3:15PM ダラス・フォートワース着

アメリカン航空 AA60便

7:05PM ダラス発10:55PM ワシントンDC着 AA1432 便

(代表のみ)

成田空港第二ターミナル出発ロビー

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5. 各種来日プログラム報告

プログラム名 横断幕作成

実施日 2014年 10月 3日( 金曜日) 18時~ 21時

会場 千葉県習志野市 新習志野公民館 2F 会議室

参加者 GS会員 5 名(東京1名、神奈川1名、千葉3名、)/一般1名/運営 1名

合計 7名

目的 空港にてお迎えする横断幕を作る。主に色塗り。

内容・手法 下書き済みの横断幕に油性ペン、チョークを使って色をぬる。

参加者感想 初めて顔をあわせる間柄であったが、お互い GSの関係者ということもあってすぐに打

ち解けあうことが出来た。横断幕の仕上がりをみて、ますます気持ちが盛り上がって

きた。

担当者振り返

一番苦労したのは会場探し。千葉県内に住む人も、そして千葉県以外にお住まいの方

でも参加しやすい場所を検討したが、東京に近ければ近いほど、金銭的な負担の面で

適当な場所を見つけることが難しくなった感がある。

暗くなってからのスタートであったが、みなさんスムーズにお越し下さって安心した。

しかし、もしスカウト自身が参加したいということであったらもっと別の場所や時間

帯の利用のほうが望ましいと思う。

結果的には横断幕の大きさ(色塗りの範囲)と参加人数が偶然うまく、ちょうど良く

重なって成功をおさめた、ラッキーな点もあった。(山口)

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プログラム名 テキサスオクラホマプレインズ支部でのプレゼンテーションとレセプション

実施日 2014年 11月 5日( 水曜日) 14時~ 16時

会場 米国テキサス州フォートワース市 ガールスカウト米国連盟テキサスオクラホマプレ

インズ支部(Girl Scouts of Texas Oklahoma Plains)

参加者 (日本会員)GS会員 1名(運営) 合計 1名

目的 リビーさん所属支部の皆さんへハンドシェイクプロジェクトの経緯の説明をする

内容・手法 ・支部に到着後、まず地元TV局のインタビューをリビーさんと共に受けた。翌日早

朝の TVニュース番組で放送される。

・支部の皆さんによるレセプションに案内され、リビーさんの友人や支部関係者、支

部顧問の皆様など 30名以上の方々と挨拶。

・プレゼンを始める直前、フォートワース市からのサプライズ:【本日 2014 年 11 月 5

日を日米ガールスカウト友好の像の日に認定する】と、署名入り布告書(Proclamation)

を授与される

・プレゼンテーションでは、パワーポイントを用いて日本のガールスカウトと友好の

像の背景、ハンドシェイクプロジェクトのあゆみを約 30分説明。

担当者振り返

テキサスの支部関係者の熱烈歓迎をいただき、期待の大きさを感じた。また支部の建

物が会場だったので、その規模の大きさや充実度には驚いた。

リビーさんと永年の知己がある方が多く、日本行きを喜びながらも「ちゃんと無事に

連れて帰ってきてね」と仰る方もあり、リビーさんが支部にとって、とても重要な方

であることを知り、引率(エスコート)の責任は重大と改めて認識した。

署名入りで「今日をXXの日に認定する」と行政が宣言する、というのはアメリカで

は姉妹都市交流などの歓迎の一つの手段として度々見かけることだが、そういったこ

とを気前良くやってくださる大らかさとイベントの盛り上げ上手なところはさすがと

感心した。(加島)

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プログラム名 成田空港お出迎え隊

実施日 2014年 11月 7日( 金曜日) 14時~ 16時30分

会場 成田空港 第二ビル 到着ロビー A出口付近

参加者 GS会員 6名(東京1名、大阪1名、千葉 4名、)/一般 4名/運営2名

合計 7名

目的 リビーさん、聡子さんのお出迎えとメディア対応

内容・手法 横断幕を掲げる、花束を渡す、握手、メディア取材対応(読売新聞、ジャパンタイム

ズ)

参加者感想 出口からお二人の姿が見えた時には涙が出てきてしまいました。このような機会を目

にすることが出来て本当に心が動かされました。このプロジェクトがこの日を迎えら

れたのは、聡子さんのもつバイタリティのおかげによるところがとても大きい。メデ

ィアもきており、ガールスカウトが注目してもらえるのが嬉しい。

担当者振り返

企画当初は空港施設内の有料会議室を使うという話があったが、結果的にはそれをせ

ずとも参加者の満足度が高かったことが伺えたし、メディアの応対も一応出来たし、

次の行動に移るのがスムーズでよかったと思う。会議室を使ったほうがよさそうな参

加者のボーダーラインはおそらく20人、というところか。

箱根日帰りバスツアーのように参加費の事前振込もないし、参加人数も少人数であっ

たため参加者の把握がしやすかった。また、参加者のほとんどが 10月 5日の横断幕作

成に携わってくれたメンバーであったことも、当日、公共の場所で落ち合うことがス

ムーズにいったメリットだったと思う。

個人的に残念であったのは、千葉県連盟が連盟としてバックアップをしてくれるほど

の力強い反応を見せてくれなかったこと。県連盟の中で、「年間の行事を日本連盟か

らおろされる指示のとおりにこなすだけで精一杯だから、HSP に意識を向けることは

出来ない」というスタンスであった。

あるいは私からのアクションにまずさがあったのかもしれない。というのも、実際に、

趣旨に賛同し、HSPに支援をしててくれた千葉県連盟所属の会員は少なからずいた

ため。

上記のようなことは一例であり、他にも日本の GS とアメリカの GS が今回のプロジェ

クトにまつわるエピソードをどのように受け止め、反応してくれるのかという点では

大きく異なる点が複数見受けられた。

日本の GSメンバーは総じて「ガールスカウトって、マイナーな活動だし・・・」とい

うことを甘んじて受け入れているのだろうと察することが出来る。それに対して記念

日を作ったり、テレビニュースに取り上げてくれたり。アメリカ側の GSに向けられる

関心は日本のそれと比べて非常に高いことが改めてわかった。

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モデルだった田中紘子さん、そしてプロジェクト代表のお母様である喜代子さんと

もお知り合いになることが出来、またモデルご本人たちが喜んでくださる顔を拝見で

きて純粋に嬉しかった。お迎えという場面はその表情が一番濃く表れるので、この企

画の担当者に就くことができた特権だったかもしれない。

プロジェクト全体を通して、特に準備段階においては事務的な運営や進行のやり方

などの面で本当に多くのことを知ることが出来、また、自分に足りない経験や知識と

向き合うことになった。 (山口)

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プログラム名 絵画教室交流会

実施日 2014 年 11 月 8 日(土曜日) 10 時~12 時 30 分

会場 磯子区障がい者地域活動ホーム (横浜市磯子区磯子 2-29-51)

参加者 GS 会員 8 名(神奈川 7 名)/一般 25 名/運営 2 名 合計 34 名

目的 田中紘子さんが主宰されている、障がい者対象の絵画教室の見学及び生徒さんたちとリビー

さんの交流。GS 会員がボランティアとしてソングやゲームで盛り上げる。

内容・手法 絵画教室の皆さんの作品鑑賞、生徒さんとリビーさんの交流会で、GS 会員が盛り上げ役と

なって、簡単なソングやゲーム、クラフトなどを教えたり、絵画教室の保護者の方がご用意

くださった昼食を一緒にいただきながら親睦を深める。

交流の主役は絵画教室の生徒さんたちで、ガールスカウトとして奉仕をする。

参加者感想 リビーさんと紘子さんが 52 年ぶりに再会できた、この奇跡のような出来事に、少しでも携わ

れたこと、とても嬉しく思います。

絵画教室の生徒さんたちと交流できたことは、とても貴重な体験となりました。とても楽し

かったです!そして、何より、リビーさん、紘子さんと近くでお話できたこと、とても嬉し

く思います!

担当者振り返り ○事前に絵画教室の活動の様子を下見していたが、リビーさんが来日されて初のイベント

で、担当者自身はリビーさんと初対面ということもあり、現地ではどのようにしてよいのか

正直とても戸惑った。しかし、ボランティアのメンバーはよく知っている GS メンバーだっ

たため、やりやすかった。

○交流会はプロジェクト代表がうまく進行していったので、担当としてはとても助かった。

○交流会は、終始とてもよい雰囲気の中で行われ、障がい者の方々の笑顔、そしてリビーさ

んの優しい眼差し、ボランティアの方々も楽しそうに関わることができ、素晴らしい交流会

となった。

○障がい者の皆さんは、リビーさんをお迎えするにあ

たり、りーちゃん、ひろこちゃん人形、国旗の製作な

ど心温まる準備をされて会場を飾ってくださった。こ

れらの作品は、このイベントの後も多くの会場を巡り、

多くの方々に紘子さんの 30 年に渡るボランティア活

動のご紹介の手立てになり、イベントを盛り上げてく

れた。

○障がい者の保護者の方々も、絵画教室での会食の準

備など、とても素敵なおもてなしをご準備してくださ

り、この交流会への思いがとてもよく伝わってきた。

○参加した、ボランティアの GS メンバーからは、こ

のプロジェクトにこうした形で直接かかわることがで

きて、そしてリビーさんにも直接お目にかかれて本当

に感謝しているという内容のコメントをいただき、ガ

ールスカウトからボランティアを募集して本当によかったと思った。

○今回のプロジェクトは、ガールスカウト内でも浸透するのにとても時間がかかったが、実

際に関わってくださった方にとっては、ガールスカウトならではのかけがえのない経験とし

て心に深く刻み込まれた活動になったことと確信した。(大堀)

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プログラム名 Let’s Shake Hand HSP スカウト交流会

実施日 2014 年 11 月 8 日(土曜日) 午後 2 時~ 4 時

会場 横浜市市民活動支援センター ワークショップ広場 横浜市中区桜木町1-1-56みな

とみらいクリーンセンタービル 4 階

参加者 GS 会員 58 名(東京 9 名、神奈川 27 名、千葉 2 名、大阪 1 名、群馬 6 名、US13 名)/一般

2 名/運営 5 名 合計 65 名

目的 神奈川県内外を問わず、広い地域のガールスカウト会員と US ガールスカウトがリビーさん、

田中さんにお会いでき間近で交流をする。また、一般小学生の女子および保護者からも募集

を募り、ガールスカウト活動および、銅像のことを多くの人に知ってもらう。

内容・手法 オープンスペースで、馬蹄形に椅子をならべ、簡単なお菓子や飲み物を用意して、銅像お二

人とスカウトが身近に交流できるようにした。

リビーさん、紘子さんの入場。

リビーさん、紘子さんのスピーチの後、リビーさんからスカウトへフォートワース市からの

プレゼントとして、スカウト全員にバンダナの贈呈があった。

集合写真撮影後、簡単な室内ゲームとスワップ交換。

閉会後、個別にリビーさん、紘子さんとともに写真撮影。

運営担当者の

振り返り

○事前に手配していた国旗の竿頭のサイズがポールと合わず、非常に残念だった。

○紘子さんの作品の絵画2点も搬入され、会場の周りの壁には、「友好の像の物語」が展示

されており、とてもよかった。

○リビーさんや紘子さんと、スカウトが直接間近で交流でき、とてもよかった。

○US スカウトの日本のスカウトとも、スワップ交換などをして、少し交流ができた。

○閉会後、思ったほど、個別の写真撮影に時間がかからず、次の別会場でのイベント(感謝

の集い)へスムーズに移動することができた。

○おそらく、この交流会で十分にリビーさんや紘子さんと交流ができたので、終わりもスム

ーズに行えたのだと思う。(大堀)

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プログラム名 HSP 感謝の集い

実施日 2014 年 11 月 8 日(土曜日) 17 時~ 19 時 30 分

会場 レストラン味蕾亭(みらいてい)パーティールーム

横浜市西区高島2丁目3−19 高島ビル 7 階(横浜駅東口徒歩 5 分)

参加者 GS 会員 27 名(東京 2 名、神奈川 17 名、千葉 2 名、大阪 1 名、US5 名)/一般 27 名

/運営 4 名 合計 58 名

目的 銅像モデルとハンドシェイクプロジェクトにご支援していただいた方との交流・食事会

内容・手法 ハンドシェイクプロジェクトにご支援いただいた方々と、銅像モデルのお二人(リビー・ワ

トソンさんと田中紘子さん)を交えてのお食事会。

参加者着席

代表より感謝のことば

リビーさん、紘子さん紹介

乾杯(浅野譲二氏)

食事・歓談

ウクレレ演奏(3 曲予定)

(ウクレレグループ・アロアロ)

リビーさん、紘子さんご挨拶

清水富雄横浜市議会議員ご挨拶

神奈川県連盟への贈呈、連盟からの

贈呈・田村安惠神奈川県連盟長挨拶

野本千恵子横浜市連絡協議会会長挨拶

集合写真

運営担当者の

振り返り

○担当者が参加者同士の関わりを十分に把握できておらず、当日座席の配置に苦労した。も

う少し、味蕾亭と細かい座席配置について打ち合わせをしておくべきだったと思う。

○この日は HSP で 3 つのイベントが行われ、運営メンバーも少ないために、準備特に、席

順に手間がかかり開会が遅れてしまった。

○お料理のメニュー表がテーブルにあったほうが、お料理の進行具合が参加の方々に周知し

ていただけてよかったと思った。

○会自体は、とても良い雰囲気で行われ、ゆったりと着席しながらも、お料理とお料理の間

にゆったりとした時間があったので、席を移動して歓談もできてよかった。

○ウクレレ演奏も雰囲気を盛り上げてくれてよかった。

○会場に搬入された紘子さんの絵画2点および、絵画教室で製作されたお人形やプレゼント

のバルーンなど、会場を華やかに彩ってくれてとてもよかった。

○お料理も飲み物も、量的にはちょうどよかったと思われる。(大堀)

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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プログラム名 ガールスカウト横浜市連絡協議会 65周年記念「スカウトの像」式典と懇親会参加

実施日 2014年 11月 9日( 日曜日) 10時~ 15時

会場 (式典)横浜市山下公園内「日米ガールスカウト友好の像」前

(懇親会)横浜市中区内レストラン「TAKU」

参加者 (ハンドシェイクプロジェクト関係者より)

招待:3名(運営代表、リビー・ワトソンさん、田中紘子さん)

申込参加:5名(運営 1名、紘子さんご家族を含む一般 4名)

※式典は横浜市連絡協議会主催募集のため、人数など詳細は不明。神奈川県内のガール

スカウトと、関東エリアの在日USAガールスカウトの参加あり。

目的 横浜市連絡協議会主催、神奈川県連盟共催の式典への参加。銅像の前でのモデルお二人

のスピーチと再会の握手

内容・手法 ・午前 10時半~正午 協議会結成 65周年記念式典

・式典の最後に再会の握手 ・メディア取材(神奈川新聞)あり

・午後 1時~ 懇親会:協議会、横浜市青少年育成団体関係者など来賓(HSP関係者含

む)

・(式典参加のスカウトは協議会が予約した横浜湾内クルーズへ)

担当者の振り

返り

○式典の進行は 4月の打ち合わせで協議会から説明あり。プロジェクトから参加した代

表と銅像モデル二名の式典でのスピーチは、一人 3分。紘子さん、リビーさんのスピー

チを事前にいただき翻訳準備していたので、お二人の話は日米両方の参加者の心に響く

ことができたのではないかと思う。

○当日の会場では、USガールスカウト関係者の参加が多数あったにもかかわらず、式

典の司会進行に英語通訳が無かったのは残念。

○銅像前に集まった人々の最大の関心は、銅像モデルのお二人の「再会の握手」であっ

たことは、写真撮影時の熱気が雄弁に物語っていた。また、野本協議会会長のお話から、

横浜と神奈川のガールスカウト

組織が戦後どのように立ち上が

ったかについての経緯が、様々

な逸話で紹介されたのも貴重な

機会であった。

○当日の天気は昼から雨の予報

であったが、結果的には晴天に

恵まれ、素晴らしい青空の下で

再会の握手の姿を写真に納める

ことができた。(加島)

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

Ms. Libby Watson’s Speech at Rededication

Ceremony at Yamashita Park, Yokohama

This is so amazing! I cannot believe that after

50 years I have returned to Japan. My thanks

to The Handshake Project, and to Girl Scouts of

Japan, the Kanagawa Girl Scout Council and

the Yokohama Liaison Council.

Congratulations Kanagawa Council on your

60th anniversary and congratulations

Yokohama Council on your 65th anniversary.

I must say how delightful it is to reconnect with

Hiroko Tanaka. She is just a few years older

than me, but to me at age 11, 17 year old

Hiroko-san was so beautiful and grown up.

She was very kind to me and I greatly admired

her. She was the big sister I wanted to be like.

To Satoko Kajima-Best, I would not be here

today without your hard work and persistence.

Thank you.

To all my sister girl scouts, thanks to our girl

scouting experiences we make the world a

better place. I have been a girl scout most of

my life. In any success I may have had I could

always find a girl scout influence that

contributed to it.

But we need more girl scouts! And there are

girls everywhere who need to be girl scouts -

now perhaps more than ever - in order to help

them face the difficult issues of our time. All

around the world we need girl scouts who will

grow up to be women of courage, confidence and

character who by working collaboratively

together will solve problems large and small.

Women who will assume positions of leadership

and who will indeed make the world a better

place. The world needs more girl scouts.

I cannot thank you all enough for letting me be

with you on this wonderful day.

ガールスカウト横浜市連絡協議会主催記念式

典における、リビー・ワトソンさんのスピーチ

(日本語訳)

何と素晴らしいことでしょう。50 年後に日本に戻

ってきたとは信じられない思いです。

ハンドシェイクプロジェクト、ガールスカウト日

本連盟、ガールスカウト神奈川県連盟、そして横

浜市連絡協議会にお礼を申し上げます。神奈川県

連盟の 60 周年、そして横浜市連絡協議会の 65 周

年おめでとうございます。

私は田中紘子さんと再びつながることができたこ

とに大きな喜びを感じていることをまず申し上げ

たいです。彼女は私より少し年上でしたが、11 歳

だった自分にとって、17 歳の紘子さんはとても美

しく、大人でした。彼女はとても親切にしてくれ

て私の憧れでした。彼女のようなお姉さんになり

たいと思いました。

ベスト加島聡子さん、貴女の力なくしては、ここ

に今日おりませんでした。どうもありがとう。

ガールスカウトの姉妹の皆さん、ガールスカウト

体験のお陰で、私達は世界をより良くする事がで

きます。私は人生の多くをガールスカウトとして

過ごして参りました。私の中での様々な成功や上

手くできたことは、いつもガールスカウトの影響

で、貢献してくれたことと思っています。

しかしながら、私達はもっとガールスカウトを必

要としています!ガールスカウトになるべき少女

達はどこにでもいます。おそらく、これまで以上

に。今の時代の難しい問題に直面している彼女達

を助けるためにも。世界中で、勇気、自信、個性

を持ち、共に協力して働き、大小の問題を解決す

る女性に育つガールスカウトを、必要としていま

す。その女性達とは、リーダシップを取るべき立

場に立ったり、まさに世界をよりよくしようとす

る女性達です。世界はもっとガールスカウトを必

要としています。

この素晴らしい日に、この場にご一緒させていた

だき、感謝しつくせないほどです。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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ガールスカウト横浜市連絡協議会主催記念式

典における、田中紘子さんのスピーチ

横浜市連絡協議会結成 65 周年

ガールスカウト神奈川県連盟結成 60 周年

おめでとうございます。

記念すべき式典が「日米ガールスカウト友好の像」

の前でとりおこなわれますことを、大変うれしく

思います。

はるばるアメリカのテキサスからお越しいただい

たリビー・ワトソンさんにお会いでき、一緒にこ

の席に参列できましたことに感激いたしています。

52 年前にタイムスリップしますと、当日も晴天で

した。

アメリカのガールスカウト結成 50 周年を記念し

て、日米両国の絆をより深める願いをこめて式典

が開かれ、ライシャワー大使夫人【当時USガー

ルスカウト極東支部の名誉副会長】、内山神奈川

県知事、半井(なからい)横浜市長、古賀みつえ

ガールスカウト日本連盟会長、像の製作者で芸術

院会員の加藤顕清(けんせい)先生等、約 500 人

参列して盛大に執り行われました。

半世紀ぶりにリビーさんと再会できましたのも、

GSハンドシェイクプロジェクトの代表ベスト加

島聡子さんはじめ関係者や、一般の多くの方々の

お力添えのお陰だと心から感謝しております。

リビーさん一家が、初めて我が家にお出で頂いた

時、靴のまま畳の部屋に上がってきて母が大変驚

いていたことなど懐かしい思い出でございます。

これを機会に、ガールスカウトがさらに輝き、ま

すます友好の絆が深まりますことを願っています。

Ms. Hiroko Tanaka’s Speech at Rededication

Ceremony at Yamashita Park, Yokohama

Congratulations for 65th Anniversary of

Yokohama Liaison Council and 60th

Anniversary of Kanagawa Girl Scout Council.

I am so pleased that such a memorable

ceremony is being conducted in front of the

US-Japan Girl Scouts Friendship statue.

It is delightful that I could meet Ms. Libby

Watson who came all the way over from Texas,

the United States so we could join the

rededication ceremony together.

Going back to 52 years ago, it was a nice clear

day like today.

The ceremony was held to celebrate the 50th

Anniversary of GSUSA, and to wish friendship

between US and Japan. 500 people including

Mrs. Ambassador Reischauer <who was Honor

Vice President of the Far East Council>,

Governor of Kanagawa, Mr. Uchiyama,

Yokohama Mayor, Mr. Nakarai, Mrs. Mitsue

Koga, National Commissioner of Girl Scouts of

Japan, and Sculptor Kensei Kato, who made the

statue and was also a member of Japan Art

Academy.

I thank Ms. Satoko Kajima-Best, a

representative of GS Handshake Project and

project members, and all supporters who made

it possible to reconnect with Ms. Libby after a

half century.

I have dear memory that when Libby visited my

house with her family for the first time, they

came into the Japanese Tatami room with their

shoes on, and my mother was very surprised

when it happened.

I pray for that Girl Scouting will continue to

thrive, and our friendship will continue to

deeper.

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

プログラム名 箱根一日バスツアー

実施日 2014 年 11 月 10 日(月曜日) 10 時~16 時

会場 小田原~宮ノ下(富士屋ホテル)~恩賜箱根公園~畑宿(寄木会館)~小田原

参加者 GS 会員 8 名(千葉 5 名、大阪 2 名、US 1 名)/一般 6 名/運営 3 名 合計 17

目的 リビーさんが日本在住時、家族との週末旅行でよく訪れたという箱根。紅葉の美しい季

節の箱根を日帰りでリビーさんと共に過ごします

内容・手法 中型観光バスを利用し、リビーさんと紘子さんとともに、リビーさんがかつて家族とよ

く週末を過ごした箱根を訪れ、昼食は箱根の老舗ホテル、宮ノ下富士屋ホテルでのラン

チ、食後芦ノ湖に向かい、恩賜箱根公園より紅葉と富士山の景観を楽しむ。

行程

小田原駅~宮ノ下(富士屋ホテル)~恩賜箱根公園~畑宿(寄木会館)~小田原駅

運営担当者の

振り返り

○お天気にも恵まれ、観光日和だった。

○富士屋ホテルでの会食は、リビーさん来日以来、はじめて紘子さんとゆっくり話をで

きる時間となった。

○全体的には、行程が少しタイトだったが、当初の予定通り 16 時ちょうどに小田原駅

に到着でき、事故、怪我もなく無事にすべての行程が終了した。

(大堀)

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プログラム名 リビーさん紘子さんを囲む茶話会@ガールスカウト会館

実施日 2014 年 11 月 12 日(水曜日) 13 時~15 時

会場 ガールスカウト会館 第一研修室 東京都渋谷区西原 1-40-3 公益社団法人ガールス

カウト日本連盟

参加者 GS 会員 19 名(東京 4 名、神奈川 8 名、千葉 2 名、大阪 1 名、静岡 1 名、US3 名)

/一般 4 名/運営 4 名 合計 27 名

目的 銅像モデルを務めた当時のお話や、現在のお二人のご活躍について、じっくりお話を伺

い、日本連盟やウエストパシフィックの関係や今後の展望などのお話を伺う。

内容・手法 ○最初の 30 分間は歓談

○銅像モデルを務めた当時のお話や、現在のお二人のご活躍について、また、日本連盟

会長やウエストパシフィック代表者からもトーク番組形式で話をしていただく。

○画家である田中紘子さんが、銅像モデルの体験の思い出を込めて作成された絵画作品

「日米ガールスカウトの絆(2 枚組)」を披露し、絵画の説明もしていただく。

運営担当者の

振り返り

○日本連盟の浅野万里子会長、アメリカ連盟ウエストパシフィックのバーバラ・ヒル理

事長も同席された茶話会の会場には、紘子さんの絵画2点および、絵画教室の生徒さん

の作品も展示され、会場の雰囲気が非常によかった。

○お茶菓子も箱根で入手してきたものをふるまえてよかったと思う。

○茶話会自体は、トーク番組のような形式で、非常に聴きやすく、退屈することもなく

手法としては正解だったと思う。

○バーバラ・ヒル理事長から、2014 年 11 月 7 日~14 日を「日米ガールスカウト友好

週間」として宣言書をいただき、非常に驚いた。(大堀)

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プログラム名 鎌倉散策ツアー

実施日 2014 年 11 月 13 日( 木 曜日)午前 10 時~午後 3時

会場 神奈川県鎌倉市内(長谷寺、高徳院、稲村ガ崎レストラン「メイン」、鶴岡八幡宮)

参加者 GS 会員 2 名(東京 1 名、US 1名)/一般 1名(ガイド)/運営 1 名

合計 4 名 (午後の飛び込み参加 1名を含まず)

目的 リビーさんの思い出の土地の一つである鎌倉を散策する。

内容・手法 元GSリーダーである、ボランティアガイドの方の案内で、江ノ電で移動しながらの鎌

倉の名所を案内する。

鎌倉駅(集合)→長谷駅→長谷寺→高徳院(大仏)→稲村ガ崎(昼食)→鎌倉駅→鶴岡

八幡宮→小町通り→鎌倉駅(解散)

参加者からの

感想

リビーさん 52年ぶりの鎌倉訪問。長谷寺・高徳院(大仏)・八幡宮、稲村ケ崎からは

富士山と、古都を目いっぱい楽しみました。

運営担当者の

振り返り

ボランティアガイドの方が事前下見をしてくださったお陰で、予定時間ぴったりに解散

場所へ到達することが出来た。

非常に少人数のツアーではあったが、観光シーズンで寺院が込み合っていたので、動き

やすい丁度良い人数だった。また、参加者全員英語が話せたので、かなりリラックスし

た雰囲気で散策でき、談笑も楽しめたのが良かった。

十代前半の多感な時期を日本で過ごしたリビーさんにとって、再訪場所では溢れるよう

に記憶が蘇るようで、日本訪問前よりも思い出が鮮明に出る様子だった。

日本案内最終日に相模湾からの富士山がはっきり見えるという幸運にも恵まれた。

(加島)

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プログラム名 表敬訪問

実施日 ① ①横浜市表敬:2014年 11月 11 日(火曜日)午前 10 時~11時

②米国大使館表敬:2014年 11月 12日(水曜日)午前 10時半~11時

会場 横浜市庁舎(横浜市中区)、米国大使館(東京都港区)

参加者 ① 運営 1名、一般 2名、US会員1名、GS会員1名(横浜市連絡協議会)

② 運営 1名、一般 2名、US会員 1名

目的 ハンドシェイクプロジェクトの紹介と友好の像についての報告

内容・手法 ① 横浜市こども青年局を訪問。局長の鯉渕信也氏、部長の藤沼純一郎氏らに面会。

② 広報・文化交流担当公使マルゴ・キャリントン氏に面会。

運営担当者の

振り返り

いずれの表敬も、問い合わせはかなり前に行っていたが、一旦キャンセルの話もあった

上に、表敬受け入れ決定の連絡が入ったのは来日プロジェクト開始直前であったため、

あまり事前準備をすることができなかった。

横浜市こども青年局は日頃からガールスカウト横浜市連絡協議会との連携が深く、前々

日実施の協議会 65 周年記念式典にも後援されており、そのことから銅像の話もかなり

詳細に談話することができた。

米国大使館の表敬では、一番このような場に慣れていたのがリビーさんであったので、

彼女のアドバイス(短時間の表敬において事業説明は簡潔に短く話すなど)に随分助け

られた。

(加島)

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プログラム名 成田空港お見送り隊

実施日 2014年 11月 14日( 金曜日) 15時~ 16時

会場 成田国際空港 第二ターミナル出発ロビー

参加者 GS会員 9名(神奈川 4名、千葉 5名、)/一般 8名/運営 4名 合計 21名

目的 リビーさんの帰国をお見送りする

内容・手法 記念撮影や歓談などリラックスした時間をお見送りの方々と過ごした。

自然発生的に、最後には参加者全員で「友情の輪」を作り、歌を歌いながら握手を交

わし名残を惜しんだ。

担当者振り返

お見送り隊を担当していた運営メンバーが当日参加出来なくなったため、他の運営メ

ンバーが当日の参加費集金やワッペン配布などを担当。横浜からは横浜市連絡協議会

の会長、副会長らが遠路はるばるお見送りに来てくださり、さらにリビーさんへアル

バムの進呈もいただき、感無量であった。(加島)

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6. 参加者・運営スタッフ感想

○参加者感想(絵画教室ボランティア&交流会)

また新たに視野が少し広がった HSPから一週間が経ちました。リーダーになる前にこのプロジェクト

に参加をし貴重な体験が出来て良かったです。

午後の交流会でスカウト達がリビーさんと喜んで握手をしていた光景をみました。しかし私はその前

にあった、絵画教室のボランティアの際、右半身が麻痺の為動かない生徒さんのお母様から「先ほどの

リビーさんとハンドシェイクした際にポーズをとることが出来なかった」と聞き、とても胸が痛む思い

もしました。でも、その横で娘さんが使える左手で一生懸命にクラフトを作っていた姿が今でも忘れら

れません。私は当たり前に感謝することと、また障害がある人に出会ったらできる範囲のお手伝いをし

ていきたいと思いました。

リビーさんは本当に優しい方でした。絵画教室では生徒さん一人一人と目を見て、常に笑顔で話して

いて「私もリビーさんのような女性になりたい」と尊敬しました。交流会のスピーチでは「ガールスカ

ウトは一人一人が輝ける活動を沢山用意や企画をしている」と言っていて、きっとスカウト達の心にも

響いたのではないのかなと思います。将来スカウト達が輝ける活動を企画していけるリーダーになれる

様、残り少ないスカウト活動に積極的に参加し、学ぶ機会を増やしていきたいです。

川村 渚

ガールスカウト神奈川県連盟第 20団 レンジャー

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○参加者感想(絵画教室ボランティア、交流会、横浜市連絡協議会式典)

“絵画教室ボランティア”では、生徒さん方と Libbyさんが楽しく交流することのお手伝いをするこ

とができ、本当によかったと思います。

事前に見学させていただいたとき、私自身緊張気味ではありましたが、最後には生徒さん方の明るさ

に元気をもらいました。交流会では体を動かす歌などでみんなで楽しむことができ、生徒さん方が紘子

さん、Libbyさんと楽しむ様子を見ることができ、また私自身も一緒に楽しむことができました。

Libbyさんにも、紘子さんが長い間続けていらっしゃる絵画教室の和気藹々とした様子を間近で感じてい

ただけたと思います。

“Let's shake hand! HSPスカウト交流会”では、スカウトが紘子さん、Libbyさんとお話しすること

ができ、日米のスカウト同士でも交流することができました。紘子さん、Libbyさんにスカウトから質問

することができる機会があったのもよかったと思います。また、紘子さんの銅像をモチーフにした作品

を、美術館(※作品が展示された、東京・上野で開催の旺玄展)に見に行くことできなかったスカウト

も見ることができ、よかったです。

“日米ガールスカウト友好の像記念式典”では、お二人ともそれぞれの分野で今ご活躍なさっている

お話を思い出し、素敵な女性になって、当時の少女の前に並ぶお二人の姿に感動しました。

また、像の前で日米のスカウトで像と同じように握手しながら写真を撮ったりと、新たな友情を築くこ

とができたと思います。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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このお二人を探すことから始まった小さな挑戦が、52年ぶりに再会させるばかりでなく、Libbyさん

の住む Texas州 Fort Worth市より、“日米ガールスカウト友好の像の日”として制定されるまでに至っ

た Hand Shake Projectは、まさにガールスカウトの基本理念に沿った素晴らしいプロジェクトだと思い

ます。私もガールスカウト活動で参加するだけではなく、自ら一つのプロジェクトを一から考え、実行

してみたいと思いました。

大堀 すみれ

ガールスカウト神奈川県連盟第 8団 スキャップ

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○参加者感想(横断幕作り、絵画教室ボランティア、交流会、感謝のつどい)

成田空港でリビーさん達をお迎えするための『横断幕作り』から始まって、『絵画教室交流会ボラン

ティア』、『スカウト交流会』、『感謝のつどい』といくつかのプロジェクトに参加させて頂きました。

海外の方とお話すること、障がい者の方と接すること、新たな世界を知ること etc…。私にはほとんど経

験のなかったことばかりがたくさんつまっていました。

ボランティアの前日は、リビーさんとお話したいけど上手く話せるかな?障がい者の方々との交流会

ってどんなかんじ?どう接したらいいのかな?といろいろな思いが巡り、緊張と期待でドキドキしてい

ました。

そして迎えた当日。駅の改札で偶然リビーさん一行を見つけた時はビックリしました。同時に本当に

来て下さったんだと実感が沸いてきて、とても感動しました。そして、思いがけず突然の自己紹介にな

り、ちょっとドキドキしましたが、何とか紹介することができました。

ボランティアでは、事前にいろいろ楽しんでもらえる事を話し合ってはいましたが、それでもいまい

ち様子がつかめないままでした。でも、そんな私達の心配をよそに、絵画教室の皆さんはとても元気で

明るくて、私達の用意した企画を全力で楽しんでくれました。とてもいい笑顔でした。 そんな皆さんが

描く作品は個性的で、創造力豊かで、素晴らしいものばかりでした。

固定観念にとらわれないこと、広い視野を持つことの大切さを改めて教えてもらった気がしました。

人見知りな性格ので、もう一歩踏み込むことができなかったのが少し心残りでしたが、私達も一緒に楽

しませてもらい、とても貴重な体験ができました。

スカウト交流会では、リビーさんと紘子さんと友愛の握手をさせて頂き、写真も撮らせて頂きました。

モデルのお二人と握手できて、とても感激しました。リビーさんが『ユミさん』と名前を呼んで下さっ

た時は、覚えて下さったのだと本当に嬉しくなりました。

感謝のつどいでは、ガールスカウトではない方ともお話ができて、視野が広がりました。

今回プロジェクトに関わらせて頂いた事で、たくさんの出会い、たくさんの発見があり、自分にとっ

てすごいプラスになりました。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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まず自分から動くこと、行動にうつすことの大切さを間近で見せて頂いて、今までよりもっといろい

ろなことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。貴重な瞬間に立ち会えたこと、本当に光栄

に思います。

素敵なプロジェクトをありがとうございました。やっぱりガールスカウトっていいな!

落合 由美

ガールスカウト神奈川県連盟第 8団 リーダー

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○ホームステイをお引き受けして

ハンドシェイクプロジェクトの実施で、リビー・ワトソンさんの滞在中、11月7日から14日の8

日間、ホストファミリーとして大変貴重な体験をすることが出来ました。本当に大勢の方々に支えられ、

無事大役を果たすことが出来たことに、心から感謝しています。

ホストマザーとして心がけたことは、リビーさんの健康管理を最優先にして、全ての日程を体調良く

過ごして頂くことでした。リビーさん自身も大層気を付けて自己管理して下さいましたので、私もやり

やすかったです。

古希を過ぎても好奇心一杯の私は、ホームステイ受け入れ中、鎌倉観光の1日を除き、全ての日程を

リビーさんに同行して、得難い沢山の体験をすることが出来ました。朝食以外は日々外食することが多

かったため、手作り料理をゆっくり召し上がって頂きたいと、帰国前夜、我が家でささやかな Farewell

Partyを開催致しました。

このパーティーに今回の期間中ご支援・ご協力下さった皆様をご招待したいのは山々でしたが、『老

骨に鞭打って』となると、限界がありましたし、またリビーさんにとっても気の置けない、ホッとする

パーティにしたいという思いも優先しました。そして 21名の方々が、狭い我が家に集まって下さり、楽

しいひとときを過ごせました。

素晴らしい体験が沢山出来て、全てはリビーさんからの素敵な『贈り物』であり、こんなに嬉しいこ

とはありません。また、家族の協力があってこそ、ホームステイ受け入れが出来ました。ありがとうご

ざいます。

加島 喜代子 (元会員)

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○運営スタッフ感想

偶然が重なって見つけ出した日米ガールスカウト友好の像の日米のモデルのインタビューやその報告

会から間もなく、モデルを探し当てたベスト加島聡子さんが GS ハンドシェイクプロジェクトを立ち上

げ、プロジェクトメンバーを募り集まったメンバーは私も含めて1都3県からでした。US 在住の聡子さ

んを中心にまったく異なる場所に住む 5 人がそれぞれに自分の得意分野で積極的に企画や運営にかかわ

り、精一杯の力を注ぎ準備を進めた結果、無事、US からリビー・ワトソンさんを招聘し田中紘子さんと

の再会を果たし、友好の握手をし、多くの方にその瞬間を共有していただくことができました。これは、

もちろんメンバー5 人の力だけでなく、多くの方々のご理解やご協力、そしてご支援があったからこそ成

し遂げることができたプロジェクトだったのです。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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ここまでの道のりは決して平坦ではなく、このプロジェクトの周知に多くの時間がかかり、また、残

念なことに、銅像が現存する横浜の私の周囲のガールスカウト関係者にさえも、最後まで趣旨をご理解

いただけなかった、いや、私の周知活動が未熟で、より多くの方々やスカウトたちに浸透させることが

できなかったことは、今でも私にとりましては大変悔いが残っている部分です。もっと多くの人と感動

を共有したかったというのが私の本音なのです。

しかしながら、人と人との輪は確実に広がったと確信することはできました。私自身もこのプロジェ

クトを通して多くの方々にお目にかかることができ、新しい友もたくさんできました。さらに、一般の

多くの方々にガールスカウトや銅像のことを知っていただけたというのも事実です。

現代のスカウトのロールモデルにまさにふさわしいお二人の再会を目撃された方々は、きっと新たな

エネルギーや目標などを得られたのではないかと思います。私自身もその一人です。このプロジェクト

に初めから終わりまで関われたことは本当に幸せなことでした。そしてその道のりが決して平坦ではな

かったことも、むしろ私にとりましては挑戦的で刺激的でとても楽しく感じる部分でもありました。

応援してくださった方々に心より感謝申しあげます。

GSハンドシェイクプロジェクトメンバー

大堀 ゆり

ガールスカウト神奈川県連盟第 8団

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○運営スタッフ感想

1年かけたハンドシェイクプロジェクトを実現する事ができて本当に良かったです。リビーさんと紘子

さんの握手を目の前で目撃し感激しました。プロジェクトが始まった頃は寄付金が集まらず、趣旨を理

解してもらえずとても心配しました。たくさんの方にお二人に会ってもらえるよう企画を立てても、参

加者の申し込みが少なく焦りました。業務が多くて辛い時もありました。しかしガールスカウトの仲間

たちや紘子さんのお友達がたくさん応援や励ましを頂いて乗り切ることができました。

リビーさんと実際お会いし、彼女のリーダーシップやガールスカウトへの思いやお言葉にとても刺激を

受けました。ガールスカウトを続けて本当に良かったと確信しました。

また山下公園の日米ガールスカウト友好の像はとても興味深い歴史があったことを発見しました。52

年間も山下公園にあるのに存在感がなかったのを、このプロジェクトを通してもっとたくさんの方たち

にガールスカウトを知ってもらいたい、日米のガールスカウトがもっと交流してもらいたいと感じまし

た。

これからはスカウトの像を大事にし、スカウト達に銅像のことを伝えていきたいと思います。

応援して頂きありがとうございました。

GSハンドシェイク事務局

延 夏紀

ガールスカウト東京都連盟第 71団

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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○運営スタッフ感想:ガールスカウト・ハンドシェイクプロジェクトの「VENI,VIDI,VICI」

11月 9日、朝方しっとりと街路樹を濡らしていた雨も止み、抜けるような青空の下で

沢山のガールスカウト達に見守られて、二人の女性が握手をした。実に 52年振りの 2度目の握手である。

その時の気持ちを表すとこうなる―――「VENI,VIDI,VICI(来た、見た、勝った)」

茨城のサンタモニカと呼ばれる大洗を舞台にした某アニメの戦車に描かれたロゴではない。

大元は古代ローマの武将の格言だが、私がこの言葉を知ったのは OL時代に通わせてもらったビジネスセ

ミナー。「事業を成し遂げるには万能さを発揮し、足りない能力はチームで創り出せ」というような意

味だったと思うが、そこでの言葉が「VENI,VIDI,VICI(来た、見た、勝った)」だ。

プロジェクトが発足して、1年余り。その像の正式な名称は知らなくても、横浜の人達なら誰もが知っ

ている山下公園の 2人の少女の像「ガールスカウト日米友好の像」のモデルの女性達を再会させようと

始まったこのプロジェクトは思いがけず大きな風を起こした。

ガールスカウト像を知らなかった人達にその存在を知らせ、そして建てられた意味を知らせた。一年前

であれば、「あれは横浜でのこと。ここでは関係ないでしょうに」と思っていた地方のガールスカウト

も多かったはずのこのプロジェクトが、「横浜でのこと」でなくなった。

つまりは、人と人とが手をつなぎ、知恵を出し合い、分け合えば、いろいろなことをやり遂げること

ができるというケースを証明したということ。これはふだんガールスカウトリーダー達が子供たちに教

えていることであり、そうしたことを皆が共有した結果が 11月 7日~14日の GSハンドシェイク・プロ

ジェクトに携わった人達だと思っている。

折しもガールスカウト日本連盟では現在、STVキャンペーンを行っている。GSハンドシェイクプロジ

ェクトでもこのキャンペーンに参加して、私も「分けあい(愛)」のメッセージボードを掲げさせてい

ただいた。

手元にあるリビーさんと紘子さんの写真を前に、私にとって GSハンドシェイク・プロジェクトは、好

奇心旺盛な仲間達と成し遂げた「VENI,VIDI,VICI(来た、見た、勝った)」と思っている。

GSハンドシェイクプロジェクトメンバー

藤枝八千代

ガールスカウト茨城県連盟 成人会員

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○運営スタッフ感想

ガールスカウトの銅像。半世紀ぶりの再会。時間と海を越えた友情。都道府県の境を超えた行動力。

そして、目標に向けて、諦めず気持ちを高く持ち続けること。

この1年、私の周りをふわふわと漂っていた物語。実現のお手伝いを終えた今も、あの物語のもつ強

くてあたたかい力が薄いベールのように居残り続けているのが、わかります。

縁あって運営メンバーになったけど、スカイプ会議に慣れず、FOU の基礎的な知識も知らず、井の中の

蛙状態。なんか企画が面白そう、千葉県以外ののリーダーとお知り合いになれるなんて嬉しい、FOU の

ことをもっとよく知りたいし。そんな自分勝手な考えで仲間入りしたハンドシェイクプロジェクト。

クラウドファンディング、グッズの作成と販売、ホームページ、Facebook、Twitter、バッジチャレンジ、

チラシ作り、冊子作り、あれやこれやと何もわからないまま色んなことがスタートして、形になって、・・・。

私が今までやっていたスカウト活動や運営のサポートの考え方、そして事務や連絡の方法など、あらゆ

るやり方の根本を覆されることばかりが展開していって、追いつくのに必死でした。

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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このままじゃつまらない。ということで以前の職場で培った旅行手配業の経験を生かして、旅行バスの

手配、お食事の手配などを担当しました。

アメリカ〜日本間の航空券を寄付金で募る?いやー、無理無理。って最初は思っていたのに、少しず

つファンドの金額が増えていって、最終的には本当になんとかなってしまいました。それを初めて知っ

た時の、あの、ふわーっと嬉しくなった気持ち。

10 月に行った横断幕作りは平日の夜だったのにも関わらず電車やバスを乗り継いで神奈川から、そし

て慣れない高速出口を使って車で東京から来て下さる人がいました。1人では決して作り上げることの

出来ない素晴らしい出来映えの横断幕が完成しました。

11 月 7 日、成田空港でお迎え。遠方から来てくださる方、メディアの方々、そして紘子さんとのご挨

拶。この頃から急に Facebook の反応が多くなって、注目度が高まった感じがしました。お出迎えにきて

くださった方に「すばらしい思いをさせてくれて、ありがとう!」といわれました。これが一番印象に

残っている言葉です。私のほうこそ、唯一の貴重な体験をさせてもらっているのにも関わらず。

結局、私が携わることが出来たのは運営のお仕事全体の、ほんの少しだけ。振り返ってみて、他の運

営のみなさんすいません、と平謝りしたい気持ち。でも、アレで自分の中では精一杯だったのです。も

っと自分の中の色んなことが出来る引き出しを多くして、深くして、時間的な余裕も確保していかなけ

ればならないな、と反省です。

そしてもうひとつの反省は、千葉県連盟にうまく事前アプローチが出来なかったこと。今振り返って

も、やはり難しかったな、と、思っています。やはり、日本ならではの「根回し」、必要だなと痛感しま

した。

成功したことも反省が残ったことも含めて、大きなプロジェクトを支える一員となれたことは私自身

にとって挑戦的なことでした。これで満足はしていません。でも、やはり感謝の言葉しか出てきません。

月並みな言葉になってしまうのですが、他スタッフの方々、サポートしてくださった方々、本当にあり

がとうございました。

GSハンドシェイクプロジェクトメンバー

山口 こずえ

ガールスカウト千葉県連盟第 43団

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○ハンドシェイクプロジェクトでつたえたかったこと

タイミング、偶然、熱意、幸運…。このプロジェクトのキーワードは数え切れないほどあります。

プロジェクトの代表として 8日間リビー・ワトソンさんの間近で過して得た感動は、得がたいものでし

た。リビーさんにとって、少女時代を過ごした日本の 4年間は『青春』であり、家族と共に幸せな記憶

に包まれた宝物の日々でした。ご住居のあった根岸の高台付近をご案内した時、当時の思い出が走馬灯

のように蘇ったのでしょうか、当時の家の様子やご近所の家の位置、子犬を拾った側溝や近所の坂道で

の思い出を早口で語り出したり、涙を流されたり…。リビーさん自身が感動される瞬間に何度も立ち会

うことが出来ました。またテキサスのご自宅では、彼女のお母様が丁寧に整理され、リビーさんが 50年

間大事に保存されていた除幕式当時の貴重な写真や新聞記事のスクラップを一つ一つ拝見することもで

きました。

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除幕直後のころ、紘子さんのご両親も、リビーさんのお父様も、お客様があると必ず「娘がモデルに

なった」と言っては銅像まで自ら案内されたり、紘子さんは人生の節目には一家で銅像を訪れては記念

写真を撮っていらしたそうです。また、紘子さんは銅像を訪れるたびに、リビーさんの銅像に「元気に

している?」と話しかけていたとも。銅像は「全国のスカウトのもの」ではあっても、やはりモデルを

務めたことへの思いはお二人とも、人一倍だったようです。リビーさん、紘子さんともに、現在は社会

的に大変活躍し成功をおさめていらっしゃいますが、それぞれ苦難の時もあったと打ち明けられ、お二

人がともに苦労を労わり合う姿には胸にこみ上げるものがありました。

プロジェクトを始めるにあたり、当初再来日をためらっていたリビーさんが日本行きを決意した理由

を成田へ向かう途中お伺いしたところ、「サトコから『私が日本へ一緒にエスコートするので行きませ

んか?』と言ってもらえ、その一言が決め手となった」と仰ったので、自分では何気ないつもりの一言

が、このような形で人の心を動かしたことに驚きと感謝の気持ちで一杯になりました。

私がこのプロジェクトを、横浜や神奈川だけでなく、一般の方々や全国のガールスカウトに広めたか

った一番の理由は、日本のガールスカウトの存在価値を、何らかの形でアピールすることでした。

現在住んでいるアメリカでは、ガールスカウトの知名度は抜群に高く、DCエリアの支部だけで 6万人

以上、全米では 280万人の会員数を擁し、2年前のアメリカガールスカウトの 100周年では全米から 25

万人の会員を集めて記念イベントをナショナルモールで開催するといったパワーを持っています。

日本のガールスカウトだって熱意は負けていないはず。今のスカウト達に何とかしてその熱気を感じ

られることを伝えることはできないものか、という気持ちをずっと持ち続けていました。プロジェクト

が実施した交流会では、参加人数こそ除幕式当時には至らなかったですが、銅像モデルのお二人と直接

対話したスカウトや若いリーダー達の感想から、少なからずスカウティングへの熱い思いが涌きつつあ

る様子が伺えました。プロモーションの一環として行った独自の『ワッペンチャレンジ』は、テキサス

でも多くの団が関心を寄せ、チャレンジに取り組んだスカウトは日米あわせて千名を超えました。

何より、これを機に、山下公園の『日米ガールスカウト友好の像』を知っていただき、今回の銅像モデ

ルの再会の物語と共に、大事に守っていこうという気持ちに、多くの人がなっていただけたら嬉しい限

りです。

運営メンバーの 4人は日本に居ない私に代わり、事前活動や下見、打ち合わせを精力的に行ってくれ

ました。また、各自の特技や経験をプロジェクトに提供してくれたお陰で、ホームページにクラウドフ

ァンディング、連盟キャンプでのPR活動、新聞各社への広報、日帰り旅行の手配など多岐にわたる準

備を整えることができました。また、銅像モデルの田中紘子さんや私の母は、幅広い人脈を生かして宣

伝活動に貢献いただき、結果として、一般の方による支援が、人数も金額も圧倒的に多くいただき、プ

ロジェクト活動の原動力となりました。チーム結成から 11ヶ月の長期にわたり、見守ってくださった大

勢の皆さまにもお礼を申し上げます。

ベスト加島 聡子

GSハンドシェイクプロジェクト 代表

ガールスカウト神奈川県連盟第 97団

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GSハンドシェイクプロジェクトで判明した○秘エピソード(証言・リビーさん&紘子さん)

1. ブラウニー像は『追加』で作られた!(証言:リビーさん)

友好の像は当初、握手をする日米のスカウト二人の像だけに

なる予定でした。しかし、製作の段階になって、USのある

リーダーが、『ブラウニーが居ないのはおかしい』と意見が

あり、急遽ブラウニーのモデルを決めて銅像を作ったそうで

す。

2. 日本側モデルは当初複数の『候補者』がいた!(証言:紘子

さん)

銅像のためのポーズを取るために集まったのは数回ありま

すが、最初の撮影では、紘子さんの他に 2名の日本のスカウ

トが『銅像モデル候補者』として、リビーさんとそれぞれポ

ーズを取っています。最終的に紘子さん一人に決定し、除幕

式では紘子さんの名前が紹介されました。

3. リビーさんが、モデルに行った日のお茶で県知事夫人であっ

た内山神奈川県支部長(当時)に習った『みかんのむき方』

を、今回絵画教室での交流会の昼食の席で実演してください

ました。みかんの“へた”の周囲の少し膨らんだところを丸

くくりぬくように剥き、それから下に向かって、らせん状に

剥いていきます。意外ときれいにむけるので、皆さんもやっ

てみてください。

4. 『家』の建物は様変わりしても『道』は変わっていなかった!

(証言:リビーさん)

リビーさん一家がお住まいだった 1962年当時の住居の位置を、

当時の住宅地図から割り出し、今回の来日期間中にご案内しま

した。当時の建物は姿を消し、殆どが現代の洋風な建物になっ

ておりましたが、道の狭さや曲がりくねった感じは変わってお

らず、リビーさんは家の周囲の道なりや方角を正確に覚えてい

らっしゃいました。現代風の建物になっても、各家庭の軒先の

様子や小さな庭や鉢植え、庭木があるなど、昔と変わらないテ

イストがあるともおっしゃっていました。

(写真上:リビーさん所蔵のアル

バムより。)左上はリビーさんと

紘子さんのショットですが、その

ほかは右下は別の日本人スカウト

とリビーさんのポーズです。候補

者も全員揃った写真が左下です。

(写真下:思い出の多い旧宅近く

にて。)

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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7. 会計報告

GSハンドシェイクプロジェクト 会計報告書(平成26年1月1日~平成26年12月31日)

1. プロジェクト会計(収入の部) (単位:円)

決算額 摘 要

銀行振込 771,957 個人321口

US寄付金 78,290 $782.90X100円/$1レート

モーションギャラリー 246,150 1,096,397HSP-A:出迎え 1,500 5名分HSP-B:絵画交流 2,400 8名分HSP-C:交流会 17,700 59名分HSP-D:感謝のつどい 300,000 50名分HSP-F:箱根ツアー 140,000 14名分HSP-I:GS会館 5,700 19名分HSP-J:鎌倉 3,000 1名分HSP-L:成田見送り 2,400 472,700 8名分

3. ワッペンチャレンジ 237,328 237,3284. グッズ売上代 89,700 89,700 冊子・マステ・缶バッジなど

5. 雑収入 キャンペーン 500 50084 84 ゆうちょ銀行

1,896,709 1,896,709

(支出の部)

1. 旅費 航空チケット代 401,818 2名分の航空券と保険など滞在費 29,737 431,555 飲食代など

2. 活動費 交通費 50,578 運営とリビーさんの交通費発送費 52,410 切手・メール便など通信費 26,432 Wifi・スマホレンタル代など記録代 18,020 147,440 SDカード・ハードディスク代など

3. 事務費 印刷/コピー費 42,166 チラシ・コピー代消耗品費 16,801 封筒・のり・テープなど展示ブースディスプレイ 75,432報告書作成費 130,032 報告冊子とDVD制作費ホームページ代 108,432 372,863

4. グッズ 冊子代 75432 「友好の像の物語」作成費 マステ代 114432 オリジナルマスキングテープ

缶バッジ代 16416ワッペン代 37539 ロゴワッペンと参加ワッペンGSUSAグッズ 16994 260,813 クラウドファンドリターングッズ

4.プロジェクト HSP-A:出迎え 9693 横断幕作成費、花代経費 HSP-B:絵画交流 7800 弁当代

HSP-C:交流会 9304 茶菓子代、旗代HSP-D:感謝のつどい 316696 飲食代、絵画搬入代HSP-F:箱根ツアー 176545 バス代、保険代、昼食代HSP-I:GS会館 8620 茶菓子、施設利用料HSP-J:鎌倉 11312 拝観料、昼食代HSP-L:成田見送り 6122 546,092 写真代、新聞代

72,019 72,019 ワッペン代、手数料代

1,830,782 1,830,782

差引残高

差額を日米友好ガールスカウトの像保存会へ寄付しました。

代表 ベスト加島 聡子会計 大堀 ゆり

会計監査の結果、適正に処理されていたことを認めます。会計監査 延 夏紀

65,927

5. ワッペンチャレンジ費

項 目

合 計

合 計

平成26年12月31日

6. 預金利子

1. 寄付金

2. 参加費

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GS ハンドシェイクプロジェクト実施報告

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支援者状況(3種寄付金総計)

ガールスカウト会員:91、一般・その他:259

都道府県別

神奈川県 237、東京 37、千葉 23、大阪 21、静岡 7、埼玉 5、山梨 5、岡山 3、秋田 3、富山 2、

愛知 1、新潟 1、兵庫 1、北海道 1、青森 1、石川 1、茨城 1、US(在日含む)9

ワッペンチャレンジ参加状況

日本:11ヶ団(神奈川、東京、千葉、愛知、長野、群馬、大阪) 人数計:188

海外:51ヶ団(アメリカ、カナダ、在日US) 人数計:876

総計:1,064人

●GSハンドシェイクプロジェクト実施報告書●

発行者:GSハンドシェイクプロジェクト運営チーム

発行日:2015 年 1 月 18 日

※無断転載を禁ず ⒸGS Handshake Project2014