はちhachi-maru.com/wp-content/uploads/2017/04/... · 2017. 3. 31. · 金沢市本町2-2-1...
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金沢市本町2-2-12(076)223-7680営/18:00~23:30休/日曜(月曜が祝日の場合、営業)席/51席 ※喫煙可 P/なし 主なメニュー飲み放題120分付きコース5,000円~(要予約)。刺身900円~、のどぐろ塩焼き1,980円、加賀蓮根天ぷら750円、串焼き各種1本150円他。
幹線開業後、変化の激しい
金沢駅界隈だが、本町周辺
には古い町家が点在していてどこ
かホッとする趣がある。居酒屋の
『はち丸』もそのうちの一つ。大正
期の建築と伝わる町家を改修した
空間は、2年前に再び改修を重ね
て和モダンな雰囲気にブラッシュ
アップ。座敷席の壁は朱色や鶯色
に塗装され、茶屋風の雰囲気を醸
し出した印象となった。そんな艶
やかな空間の中で味わえるのは、
地魚や加賀野菜を活かした金沢ら
しい一皿。地元客はもちろん、遠
来客も喜ぶ品揃えと採算度外視と
いう手頃な価格が魅力だ。昨年に
はほど近い場所に別館も誕生。こ
ちらは古い民家を大胆に改築し、
レンガ造りの外観に。趣向を凝ら
したレトロ調の佇まいが個性的だ。
はち丸金沢駅前店
改修を重ねた艶やかな
町家空間で春の宴席を。
新 居酒屋
この上ない空間と料理、
器、美酒との一期一会を。
懐石料理
金沢市彦三町1-9-12 2(076)234-0153営/懐石・バー18:00~24:00(懐石は21:00まで)休/不定休、懐石・バーは日曜席/懐石は個室3室 ※分煙P/なし 主なメニュー懐石10,800円~。すっぽんやアンコウのコースも評判。いずれも要予約。
三町から浅野川に臨む、約
300坪もの敷地に佇む明
治初期の邸宅をリノベーションし
た大人のための社交場。昼はカフ
ェとギャラリー、そして夜は、懐
石とバーと、様々な顔を持ち、上
質な空間ともてなしに定評がある。
調度やしつらえにも趣向が凝らさ
れた趣ある空間からは、金沢の歴
史や伝統、古き良きものを大切に
する心が感じられる。床の間で凛
とした存在感を放つ生け込みも、
華やかな雰囲気を演出している。
懐石は一日3組限定。走り、旬、
名残を軸に、遊び心が添えられた
季節の移ろいを感じる品々を、江
戸から明治期の骨董の器とともに
堪能できる。ゲストによって違え
る器使いももてなしの一つ。贅沢
なひとときに酔いしれるのだ。
彦
かなざわ
紋
19
上/昼はカフェ、夜はバーとして利用できる2階の「天守の間」。部屋の名は泉鏡花の戯曲「天守物語」にちなむ。下/「紅殻の間」。『花のアトリエこすもす』の角島泉さんが手掛ける空間に合わせた生け込みも息を呑む美しさだ。
上/2階の階段横には床脇のようなスペースが残されている。下/格子窓から中の灯りが漏れてきて、風情ある店構え。古いガラス窓はそのまま残した。活かすべきところは活かし、時を重ねたものだけが持つ温もりを大切に。
勝手口側にも店内への出入口を配置。門構えには欄間を取り入れた。
ママの前田一寿妓さん。「人との出会い、ご縁を大切にしています」
ここも見どころ
ここも見どころ
近江町市場 橋場
かなざわはこまち
エフエム石川 かなざわ 紋
小橋お多福
彦三町1
袋町
彦三町
浅野川
彦三緑地
金沢フォーラス
武蔵
鳴和
堀川町
六枚白銀
本町
金沢駅
はち丸金沢駅前店
はち丸金沢駅別館
県立音楽堂
琵琶床が2つある優美で上品な造りの「群青の間」。奥には仏師・長谷川琢士さんの作品である不動明王立像が置かれている。
筍とメバルの木の芽焼き。器/明時代の貴重な古染付。前菜の器は、ギヤマンと明治時代の矢口永寿作。料理・器はいずれも一例。
1階の正面玄関を入ったところ。左の階段は改修時に新たに設置したもの。建具などを活かしながらも大胆にリノベーションした。
北陸の海の幸をたっぷりと堪能できる。地酒や全国の銘酒とともに存分に味わいたい。「お造り盛り合わせ」3人前3,240円。
前菜の白魚の玉締め、菜の花・アサリ・赤貝の胡麻辛子和え。
桜鯛の松皮造り。器/江戸時代の尾形乾山作。