hpd hv on/off時発光調査hirota_s/hpd_slide/flasher_enable_on_off.pdf0073 lab9b(神岡)...

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HPD HV ON/OFF時発光調査 2013.06.17 廣田誠子 1

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  • HPD HV ON/OFF時発光調査

    2013.06.17  廣田誠子

    1

  • 概要

    •  これまでに、幾つかのHPDで、HVモジュールのEnable  ON/OFFの際に、何かしらの発光が見られている。  – Enable  ON/OFFとはHVモジュールからHPDへの出力のON/OFFのこと

    2

  • HPD個体差•  これまでに何かしらのON/OFF時発光調査がなされたのは以下のHPD  

    •  発光の有無には個体差があり、またそれは常時ONの時の正極レートとは関連が無い  Serial 測定場所 測定方法 発光の有無 正極レート0083 Lab-‐B  (神岡)   20吋PMTでモニター 有り(40p.e.以上) 80mHz

    0094 Lab-‐E(神岡) 1吋PMT2本のコインシデンスでモニター

    有り(1p.e.以上) 14000mHz

    0073 Lab-‐B(神岡) 20吋PMTでモニター

    確認できず(12p.e.以上)

    41.5mHz

    0074 Lab-‐B(神岡) 20吋PMTでモニター 確認できず(12p.e.以上)

    25mHz

    0095 浜ホト IIでモニター 確認できず 951mHz

    3

  • 0083による発光レート調査•  20吋PMTをHPDに向かい合わせにおいて、発光をPMTのダークレート変動により検出。  

    20”8”5cm

    Divider

    Oscillo

    Discri  (Thr.  80mV) Counter

    1p.e.  ~4mV

    ~40p.e. ダーくレート測定

    Date12:1406/06

    12:1606/06

    12:1806/06

    12:2006/06

    12:2206/06

    12:2406/06

    Dark R

    ate[kH

    z]

    0

    2

    4

    6

    8

    10

    Graph

    Enable  ON

    1分

    Date12:1606/07

    12:1706/07

    12:1806/07

    12:1906/07

    12:2006/07

    12:2106/07

    12:2206/07

    12:2306/07

    12:2406/07

    Dark R

    ate[kH

    z]0

    2

    4

    6

    8

    10

    Graph

    1分

    Enable  OFF

    11kHz(10sec)  7kHz(10sec)  

    4

  • 0073,  0074による発光レート調査

    •  基本セットアップは0083と同じ。  •  Thresholdを12p.e.レベルである24mVとした.  •  PMTでのダークレート変動は見られなかった。  – PMTシングルレートは~65Hz  – ただし、10秒間測定のため、7~8Hz以上は変動がないと検知できない。  •  0083測定時よりレートにして1/1000、thresholdにして1/4.    •  22k  p.e.  /sが検出限界(p.9  に0083の見積もり有り)  

    5

  • 0094による発光量と発光レート調査

    •  Lab-‐Eにて1吋PMT2本のコインシデンスでレートと発光量をモニターした。  

    •  発光レート  –  ONもしくはOFFよりコインシデンスレートを10秒ずつ測定。  

    –  測定は4分ほどおいて2セット行った。  

    •  発光量  –  ONもしくはOFF後1分程度の間のPMT波形をランダムにオシロで取得  

    –  トリガーはPMT のコインシデンス  

    8”

    coin

    counter

    HPD

    1”  PMT

    Oscillo

    amp

    discri

    inverter

    6

  • 0094による発光レート調査•  発光レートは10秒間での積算で測定。  –  100Hz(1回目),30Hz(2回目)。  

    Time [s]-10 0 10 20 30 40 50 60 70 80

    Rat

    e [H

    z]

    -110

    1

    10

    210

    310PMT coin (1st)HPD positive (1st)PMT coin (2nd)HPD positive (2nd)

    •  1回目に比べ2回目のON時にはHPD正極パルスレート、発光レート共に、下がり気味に見える。  

     

    –  河合さんいよる測定結果と関係あり?  •  10秒サイクルでON/OFFした際には1回目を除い て変なシグナルは見えなかった@ehd0095 OFF中のランダムコインシデンス  

    HPD  ON 7

  • 0094による発光量調査•  トリガー:PMT  コインシデンス(1p.e.以上)  •  PMT2本を10us程度の間、合算した電荷量。  •  はじめの1分間のデータ(DAQレートより、20イベント程度)  

    htempEntries 17Mean 5.138RMS 6.42

    Light Yield [p.e.]0 5 10 15 20 25

    Cou

    nts

    0

    0.5

    1

    1.5

    2

    2.5

    3htemp

    Entries 17Mean 5.138RMS 6.42

    -area_pmt/50/4e-12 {area_pmt!=0}

    数が少ないので何とも言えないが  

    平均5p.e.程度

    8

  • 0083,  0094でのON時(一回目)での  ON直後1秒間の全発光量の見積もり

    •  PMTのアクセプタンス  z:  –  1吋:  ~0.001 (p.11)  –  20吋:  ~0.1    (p.11)  

    •  PMTの検出効率をe=0.2と仮定。  •  HPDの一回の発光量をx  [p.e.],  発光レートをy[Hz]とする。  •  1回の発光でPMTで検出される光子数:  e*x*z    /回  •  n  p.e.がPMT  で1回検出されるのに必要な発光回数:  n/ezx  •  n  p.e.がPMTで検出されるレート:  exyz/n  •  ON時光量見積もり/1sec  

    –  0083:    0.2*x*y*0.1=11kHz  à  xy~2.2Mp.e.  /s  •  実際は40p.e.のthresholdなので、その40倍以上の光量はある  •  >88Mp.e./s  

    –  0094  •  1p.e.でのコインシデンスの確率は簡単のため2つ分のアクセプタンスで2個以上検出されたときの1/2とした  (p.12)。  

    •   0.2*x*y*0.002/2/2  =  100Hz  à  xy~1M  p.e./s  •  光量の平均は5p.e.と思えば、  5倍以上はある。  

    •  >5Mp.e./s    

     

    9

  • まとめ

    •  HVモジュールからHPDへの出力ON/OFF時にHPD正極パルスの増加と発光が見られる個体がある。  

    •  現在発光が確認されているものは  –  0083,  0094  (0094は入れない予定)  

    •  現在、簡単な調査では発光が未確認なのは  –  0095(浜ホトで調査),  0073,0074  

    •  まだ未調査のもの  –  0078,0080,0084,0091,0092,0095  

    •  0083において、20吋PMTを用いた発光レートの調査、0094において1吋PMTを用いたレートと発光量の調査を行った。  

    •  0083,  0094においては、発光レートと発光量からアクセプタンスを考慮するとON直後1秒のうちには数M  p.e.以上の光子が出ていると推測される。

    10

  • アクセプタンス

         50cm

    15cm  5cm  19cm  

    10cm   5cm   15cm  

    2.5cm  

    25*25*π  4*39*39*π ~0.1

    1.25*1.25*π  4*20*20*π ~0.001

    11

  • コインシデンス2つ分の領域に2個以上のケース(4ケース)  そのうちコインシデンスしている分は半分  

    コインシデンス

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