it8814c 直流電子負荷装置 簡易マニュアル1 第一章 パネル紹介 1.1...
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IT8814C 直流電子負荷装置
簡易マニュアル
第一章 パネル紹介
1.1 フロントパネル紹介 ................................................................................................................................................ 1
1.2 各キー機能紹介 ...................................................................................................................................................... 1
1.3 ショートカットキー紹介 ........................................................................................................................................... 2
1.4 VFD ディスプレイ指示灯紹介 ............................................................................................................................. 2
1.5 リアパネル紹介 ...................................................................................................................................................... 3
第二章 機能設定紹介
2.1 CC/CV/CR/CW モード設定................................................................................................................................ 3
2.2 ロック機能 ................................................................................................................................................................ 3
2.3 短絡模擬機能 ......................................................................................................................................................... 3
2.4 メモリ機能 ................................................................................................................................................................ 3
2.5 シーケンス機能 ...................................................................................................................................................... 4
2.6 リアパネル端子紹介 ............................................................................................................................................. 5
第三章 システムメニュー紹介
3.1 システム・メニュー紹介(System) ..................................................................................................................... 6
3.2 設定メニュー紹介(Config) ................................................................................................................................. 6
3.3 IT8814C スペックシート ......................................................................................................................................... 8
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第一章 パネル紹介
1.1 フロントパネル紹介
1. 電子負荷装置 ON/OFF スイッチ
2. VFD ディスプレイ
3. 回転ダイヤル
4. 入力モードキー:CC/CV/CR/CW
5. 上、下、左、右、OK キー
6. 機能キー、入力 ON/OFF キー
7. 数字キー:各入力値設定
1.2 各キー機能紹介
Shift 複合主キー
(各キーと組み合わせて使用すると各キー下の機能を使用できる)
保存した設定値を呼出す
ダイナミックモードのパラメータ設定
トリガー機能起動
シーケンス機能設定
自動テストモードの一時停止
CC モード(定電流モード)を選択する
CV モード(定電圧モード)を選択する
CR モード(定抵抗モード)を選択する
CW モード(定電力モード)を選択する
Enter キー
電子負荷入力 ON/OFF スイッチ
上キー(メニュー選択用)
① ②
③
④ ⑤ ⑥ ⑦
2
下キー(メニュー選択用)
右キー(電圧/電流調整定用)
左キー(電圧/電流調整定用)
確認キー
~ 0~9 数字キー
点
Esc キー,任意状態からエスケープ
×10 回転ダイヤル(電圧/電流調整用)
×1 回転ダイヤル(電圧/電流調整用)
1.3 ショートカットキー紹介
+数字キー1(Short) ショートテスト ON/OFF
+数字キー2(pragma) 自動テスト機能
+数字キー3(Battery) バッテリ放電テスト機能
+数字キー4(Save) 設定したパラメータを保存する
+数字キー5(System) システムメニュー
+数字キー6(Config) 設定メニュー
+数字キー7(Info) 機種バージョンとシリアル番号表示
+数字キー8(Lock) キーボードロック
+数字キー9(Local) 外部制御とローカル制御切替
+入力モードキーCC(OCP) OCPテスト機能
+入力モードキーCV(Setup) 各入力モードのパラメータ設定
+入力モードキーCW(OPP) OPPテスト機能
1.4 VFD ディスプレイ指示灯紹介
OFF 電子負荷OFF状態 Error 電子負荷エラー状態
CC 電子負荷CCモード状態 Trig トリガー信号待ち状態
CV 電子負荷CVモード状態 Sense リモート・センシング状態
CR 電子負荷CRモード状態 Prot ソフトウェア過電流保護状態
CW 電子負荷CWモード状態 Rear 外部アナログ制御ON
Rmt 電子負荷リモート・モード状態 Auto 電圧オートレンジ
Addr 遠隔操作コマンド状態 * キーボードロック ON
SRQ シリアルリクエストクエリ Shift Shift キーが押された
0 9
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1.5 リアパネル紹介
1. 入力端子
2. 電流モニター端子
3. リモートセンシング端子、外部トリガ端子、外部 0~10V 制御端子
4. 外部信号制御端子
5. RS232 インターフェース
6. USB インターフェース
7. GPIB インターフェース
8. AC 電源切替スイッチ
9. AC 電源入力(ヒューズ含み)
第二章 機能設定紹介
2.1 CC/CV/CR/CW モード設定
フロントパネルに 、 、 、 キーをいずれか押し、入力モードを選択できます。
入力値を数字キー或は回転ダイヤルで入力できます。 キーを押すと、入力開始します。
2.2 ロック機能
キー+数字 (Lock)キーを押し、VFD ディスプレーに“*”を表示し、この時にキーボードを
ロックします。ロック状態になると、入力モードと入力値を変更できません。再度 キー+数字
(Lock)キーを押すと、ロック状態を解除します。
2.3 短絡模擬機能 本装置は入力側に短絡を模擬できます。測定物の出力側で短絡状態を発生させ、測定物の動作を確
認できます。 キー+ (Short)キーを押し、入力側は短絡状態となります。再度 キー+
(Short)キーを押すと、短絡状態を解除します。
注:CC/CW/CR モードの時に、最大短絡電流値は定格レンジの 110%で、CV モードの時に入力電圧値:0V となります。
2.4 メモリ機能
保存方法:入力モードを選択し、入力値を設定してから、 キー+ ( Save)キーを押し、
いずれかの数字キーを押し、先ほど設定した入力モードと入力値をいずれかの数字キーに保存します。
呼出方法: キーを押し、いずれかの数字キーを押すと、保存した入力モードと入力値が呼び
出せます。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨
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2.5 シーケンス機能
① フロントパネルに キーを押し、以下のシーケンス設定画面に入ります。 キーを利用し、
【Edit】を選択し、 キーを押します。
LIST
On Recall Edit 【OFF Recall Edit】の場合もあります。
② キーを利用し、High レンジと Low レンジを選択し、選択後 キーを押します。
EDIT LIST
High-Rate Low-Rate
③ 電流レンジを数字キーで設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Current Range=3A (例:3A)
④ シーケンスのステップ数を数字キーで設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step=2 (2~28 ステップ設定可能、例:2 ステップの場合)
⑤ ステップ 1 の電流値を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 001 Level=1A (例:1A)
⑥ ステップ 1 のスルーレート値を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 001 Rate=0.1A/US (例:0.1A/μs)
⑦ ステップ 1 の時間を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 001 Width=5S (例:5 秒)
⑧ ステップ 2 の電流値を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 002 Level=2A (例:2A)
⑨ ステップ2のスルーレート値を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 002 Rate=0.1A/uS (例:0.1A/μs)
⑩ ステップ 2 の時間を設定します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Step 002 Width=5S (例:5 秒)
⑪ 以上、2 ステップの設定を完了します。次にこの 2 ステップの繰り返しの数を設定します。設定後
キーを押します。
EDIT LIST
Reapeat Count=3 (例:3 回繰り返し)
⑫ 以上の編集した 2 ステップを保存します。設定後 キーを押します。
EDIT LIST
Save List File=1 (例:1 保存数字 1~9)
⑬ キーを利用し、以下の画面に【ON】を選択し、 キーを押します。(この場合に、VFD デ
ィスプレイに【Trig】を点灯します。) キーを何回押し、通常設定画面に戻れます。
LIST
On Recall Edit
注:以上の画面に【OFF】を表示する場合に、【OFF】を選択し、 キーを押し、【ON】を表示できます。必ず
【Trig】が点灯してから キーを押してください。
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⑭ キーを押し、入力 ON 状態になります。次に キーを押すと、シーケンス入力を開始しま
す。
⑮ 任意 キーを押すと、シーケンス画面から通常設定画面に戻れま
す。
保存したシーケンス番号(1~9)の呼出方法
① キーを押し、以下の画面に入ります。
LIST
OFF Recall Edit
注:以上の画面に【ON】を表示する場合に、【ON】を選択し、 キーを押し、【OFF】を表示できます。必ず【OFF】を
表示するようにしてください。
② を利用し、【CALL】を選択し、 キーを押します。
③ 呼出したいシーケンス番号を数字キーで入力します。次に キーを押します。
Recall List File=1 (例:1)
④ を利用し、以下の画面に【ON】を選択し、 キーを押します。(この場合に、VFDディスプ
レイに【Trig】を点灯します。) キーを何回押し、通常設定画面に戻れます。)
LIST
On Recall Edit
注:以上の画面に【OFF】を表示する場合に、【OFF】を選択し、 キーを押し、【ON】を表示できます。必ず
【Trig】を点灯してから キーを押してください。
⑤ キーを押し、入力 ON 状態になります。次に キーを押すと、シーケンス入力を開始しま
す。
⑥ 任意 キーを押すと、シーケンス画面から通常設定画面に戻れま
す。
2.6 リアパネル端子紹介
機能
Sense+,Sense- リモートセンシング端子
EXT PRG+,EXT PRG- 外部アナログ制御用端子
TRIG、ON、VF のマイナス入力端子
TRIG トリガのプラス入力端子
ON 外部 ON/OFF 制御用端子(TTL 信号)
VF 電圧異常表示用正入力端子
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第三章 システムメニュー紹介
3.1 システム・メニュー紹介(System)
キーを押し、数字 (System)キーを押すと、システムメニュー設定画面にはいります。
Initialize
INITIALIZE SYSTEM? システムメニュー初期化設定
NO 既存設定を保持する
YES 工場出荷時設定値に戻す
Power-ON
POWER-ON PARAMENT 「Power」スイッチを ON にし、パラメー
タ値設定
RST(default) 工場出荷時設定値
SAV0 数字 キーに保存した入力モード
と入力値
Buzzer
BUZZER STATE ブザー状態設定
On(default) ブザーON
Off ブザーOFF
Knob
LOAD ON KNOB MODE ノブ設定
Update(default) リアルタイム更新
Old 更新無し
Trigger
TRIGGER SOURCE トリガ・モード設定
Manual(Def) 手動トリガー
External 外部信号トリガー
Hold Trig:IMM 有効
Bus GPIB バストリガー
Timer タイマトリガー
Memory
MEMORY メモリ機能:100 組、保存と呼出用
Group=(0-9) 0: 0~9 組
1: 10~19 組
・
・
・
9:90~99 組
Displ
DISPLAY ON TIMER パネルに時間表示設定
On 時間表示 ON
Off(default) 時間表示 OFF
Communication
COMMUNICATION PC と通信インターフェース選択
RS232
4800, 8, N non parity check, 1, NONE
9600 O even parity check CTS/RTS
19200 E odd parity check XON/XOFF
38400
57600
115200
USBTMC USB インターフェース
GPIB GPIB アドレス(0-31)
Protocol
PROTOCOL 通信コマンド選択
SCPI(Default) SCPI コマンド
Extend-Table SCPI コマンド拡張
3.2 設定メニュー紹介(CONFIG)
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キーを押し、数字 (Config)キーを押すと、設定メニュー画面に入ります。
Von
VON LATCH 指定電圧値になってから入力開始
On ラッチ機能 ON
Point= 2V 入力開始電圧値設定
Off ラッチ機能 OFF
Point= 2V 入力開始電圧値設定
Protect
PROTECT MENU 保護機能メニュー
Max-P ハードウェア電力保護設定
MAX POWER
Point=149.99W 電力保護値設定
A-Limit ソフトウェア電流保護設定
CURRENT LIMIT
On 機能 ON
Point=30A 電流保護値設定
Delay= 3S 電流保護延長時間設定
Off 機能 OFF
P- Limit ソフトウェア電力保護設定
POWER LIMIT
Point=150W 電力保護値設定
Delay= 3S 電力保護延長時間設定
Time 入力タイマー設定
ON-TIMER
On 入力タイマー機能 ON
Delay=10S タイマー範囲設定
Off 入力タイマー機能 ON
Measure
MEASURE MENU
V-Range 電圧レンジ自動切替機能
VOLTAGE AUTO RANGE
On 電圧自動レンジ ON
Off 電圧自動レンジ OFF
TimeV1 電圧立上/立下時間テスト設定
TIMER VOLTAGE1
Point=0.000V 開始電圧値設定
TimeV2 電圧立上/立下時間テスト設定
TIMER VOLTAGE2
Point=120.00V 停止電圧値設定
FILTER フィルター機能
Average Count=2^(2~16) 平均カウント数設定
CR-LED
CR LED MODE CR-LED モード設定
On CR-LED モード ON
Off CR-LED モード OFF
Remote-Sense
REMOTE SENSE STATE リモート・センシング設定
On リモート・センシング機能 ON
Off リモート・センシング機能 OFF
Ext-Program
EXTNAL PROGRAM 外部アナログ制御設定
On 外部 0~10V 制御機能 ON
Off 外部 0~10V 制御機能 OFF
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3.3 IT8814C スペックシート
型名 IT8814C
入力定格
( 0~40 ℃)
入力電圧 0~120V
入力電流 0~24A 0~240A
入力電力 1500W
最小操作電圧 0.15V/24A 1.5V/240A
CVモード
レンジ 0~18V 0~120V
分解能 1mV 10mV
精度 ±(0.025%+0.05%FS) ±(0.025%+0.05%FS)
CCモード
レンジ 0~24A 0~240A
分解能 1mA 10mA
精度 ±(0.05%+0.1%FS) ±(0.05%+0.1%FS)
CRモード
レンジ 0.01Ω~10Ω 10Ω~7.5KΩ
分解能 16bit
精度 0.01%+0.08S 0.01%+0.0008S
CWモード
レンジ 1500W
分解能 100mW
精度 0.2%+0.2%FS
ダイナミックモード
ダイナミックモ
ード
CC モード
T1&T2 20uS~3600S /Res:1 uS
精度 5uS±100ppm
スルーレート 0.0001~0.25A/uS 0.001~2.5A/uS
最小立上時間 ≒60uS ≒60uS
測定範囲
電圧リードバ
ック値
レンジ 0~18V 0~120V
分解能 0.1 mV 1 mV
精度 ±(0.025%+0.025%FS) ±(0.025%+0.025%FS)
電流リードバ
ック値
レンジ 0~24A 0~240A
分解能 1mA 10mA
精度 ±(0.05%+0.1%FS)
電力リードバ
ック値
レンジ 1500W
分解能 100mW
精度 ±(0.2%+0.2%FS)
保護範囲
OPP ≒1550W
OCP ≒26.4A ≒264A
OVP ≒130V
OTP ≒85℃
仕様
短絡
電流(CC) ≒26.4/24A ≒264/240A
電圧(CV) 0V 0V
抵抗(CR) ≒6mΩ ≒6mΩ
入力端子
抵抗 300KΩ
サイズ W439*H133.3*D580(mm)
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