[jawsug-shimane #1] 個人利用のメリット・デメリット
DESCRIPTION
JAWS-UG Shimane 第1回勉強会で発表したスライド。TRANSCRIPT
JAWS-UG Shimane #1
2013-11-30 at 松江オープンソースラボ
個人利用のメリット・デメリット
自己紹介*田村 徹*@toru1231
*https://www.facebook.com/toru.tamura.1231
*鳥取県在住*AWS の利用歴 : 1 年強*好きな AWS サービス : EC2
*プログラミング : 7年目*Ruby もやるけどメインは PHP
*好きなフレームワーク : FuelPHP
今日のお題
個人で AWS を利用してみて感じたメリットとデメリット
※ ただし個人差があります
AWS 利用歴* 2012-08
*シンガポールリージョンで micro インスタンスからスタート*某 VPS で運営していた個人ブログ (Wordpress) を nginx + php-fpm という構
成に移設*当時は 網元 さんとか知らなかったから試行錯誤しながら構築
* 2013-03
*リザーブドインスタンス (RI) に惹かれてまだ1年間の無料利用権があるのに何を思ったか購入してしまう*→ 無料期間内でも費用が発生してしまう。しかも重度使用だからインスタンス
を止めてても課金対象に……* 2013-04
*シンガポールリージョンから東京リージョンに移設* RDS を使い出す
* 2013-05
* Route53 でドメイン管理を始める* 2013-09
*無料利用権が切れたので RDS の費用が発生し慌てて EC2 に DB を戻す
AWS でやってること*個人ブログ
* T.T.Soft Code Blog
* http://code.ttsoft.jp/
*Wordpress (nginx + php-fpm)
*Web サービス*艦これデータベース* http://kancolle-db.info/
* Ruby on Rails 3 + Unicorn
Amazon EC2http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-amazon-elastic-compute-cloud-
ec2
*コンピューティング 一般的にサーバと呼ばれる部分 *世界 8 ヶ所のリージョンから選択できる。*各リージョンには複数のアベイラビリティゾーンが存在する*アベイラビリティゾーンが異なる = 同一リージョン内でも物理的所在地が異
なる*メリット*一般的なレンタルサーバよりも自由度が高い*高負荷時のスケールアップ、スケールアウトが容易* 個人利用ならあまり関係ないかも?
*常用しないシステムであればインスタンスの起動時間に応じた課金になるため安価
*ストレージ容量が不足しても割と簡単に増量できる* ダウンタイムが発生するけど個人利用なら無視できるレベルかと
*デメリット*何かあったときの対応も自身で行う必要がある*セキュリティ対応も自分自身の責任でおこなう
Amazon RDShttp://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/20130410-aws-
meisterregeneraterdspublic
*データベース専用の EC2 みたいなの*完全マネージド型で、セットアップ、運用、拡張が容易なリレーショナル・データ
ベースサービス*利用できるデータベースは MySQL, SQL Server, Oracle の 3 つが選べる*最近 PostgreSQL も増えた
*リージョン、アベイラビリティゾーンは EC2 に準ずる*メリット
* DB サーバ管理が容易*ディスク容量を増やしたい時も簡単
*デメリット*同タイプの EC2 インスタンスよりも若干割高*micro インスタンス : EC2:$0.027 、 RDS(MySQL):$0.035 と約 30% 割高* small インスタンスで EC2:$0.088 、 RDS(MySQL):$0.110 と約 25% 割高
*個人利用で EC2 インスタンスをスケールアウトしないなら EC2 インスタンスの中のデータベースいれてもいいんじゃない?
Amazon Route53http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/20130821-
awsmeisterregenerateroute53public
* AWS の提供する DNS 権威サービス* AWS での柔軟、高性能、高可用性を持つアーキテクチャを可能にするツール*世界 42 ヶ所のエッジロケーションがあり、エンドユーザーから物理的に近いエッ
ジロケーションのサーバにつながる*メリット
* AWS の各サービスと連携した設定ができる*エンドユーザーから物理的に近いエッジロケーションのサーバにつながるので
DNS レスポンスタイプの短縮*デメリット
* 1 ホストゾーン (= ドメイン ) 当たりの固定料金と、 1万クエリあたりの料金が発生
*ドメイン取得は Amazon ではしてないので お名前 .com とか ムームードメイン とかで別途取得が必要
*ドメイン業者のサービスなら無料がほとんど
お金の話
個人運用の見積り例*網元 の AMI を利用した Wordpress サイトを想定
http://calculator.s3.amazonaws.com/calc5.html?lng=ja_JP#key=calc-1755C40B-3A66-4166-AB20-42C6F66CF2AF
* EC2 インスタンス* micro オンデマンドインスタンス* EBS 30GB
*月あたりのデータ転送量* 1GB
* インターネット側からのデータは無料。* AWS からインターネットに出るものに対して課金されますが、最初の 1GB は無料
*ドメイン* ホストゾーン 1 つ* 月あたりの DNS クエリ : 1万クエリ
以上の見積りで 約 2,500円程度 ($23.88)
AWS アカウント作成から 1 年間は EC2 micro インスタンス、 EBS 最大 30GB まで がぞれぞれ無料になるので 約 600 円 ($0.51) となります。
見積もりツールと参考資料*公式の見積もりツール*AWS Simple Monthly Calculator
*http://calculator.s3.amazonaws.com/calc5.html?lng=ja_JP
*AWS Simple Monthly Calculator の使用方法*http
://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-simple-monthly-calculator-20130910
*見積りの参考資料*AWS の課金体系*http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-
27000873
*AWS クラウド利用料算出の参考資料*http://www.slideshare.net/kentamagawa/aws-10021460
*2011 年 11月とほぼ 2 年前の資料ですが算出根拠などは参考になるかと
今後利用したいサービス* Amazon WorkSpaces
* http://aws.typepad.com/aws_japan/2013/11/amazon-workspaces-desktop-computing-in-the-cloud.html
* 2013 年 11月に発表された新しいサービス、今のところプレビュー版みたい?* Windows 環境でデスクトップアプリケーションが使える* Firefox, Internet Explorer, flash とかが入っているので、ウェブブラウジングとかできるのかな?
* Amazon S3
* 99.999999999% の堅牢性と、 99.99% の可用性を誇るストレージサービス* ウェブホスティングもできるので、静的なページのみとかだったら EC2 より使いやすいかも* この後の岩石さんからそのお話が聞けるかも?
* Amazon CloudFront
* Route53 と同じように世界中のエッジロケーションを利用したコンテンツ配信ネットワーク* これも個人だとあまり使わないかな?グローバルを相手にする企業とかかな?
ありがとうございました