国保データベース(kdb)システム...

123
国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル 国民健康保険中央会 平成2510Ver.1.1 (2013/12/26)

Upload: hoangthien

Post on 20-Apr-2018

361 views

Category:

Documents


14 download

TRANSCRIPT

Page 1: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル

国民健康保険中央会

平成25年10月

Ver.1.1 (2013/12/26)

Page 2: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

○ はじめに(国保データベース(KDB)システムについて)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

○ 国保データベース(KDB)システム構築の経緯・目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

○ 保健事業におけるデータ活用の必要性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

○ 国保データベース(KDB)システムの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

○ 国保データベース(KDB)システムの活用ポイント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

○ 国保データベース(KDB)システムを活用した保健事業の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

・ 国保データベース(KDB)システムの出力帳票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

・ 国保データベース(KDB)システムの主な対象データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

≪参考≫ データ活用に当たってのポイント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

・ 国保データベース(KDB)システムにおけるデータの取扱範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

・ 国保データベース(KDB)システムの活用場面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

○ 国保データベース(KDB)システムの活用方法(帳票活用解説) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

■ 地域の状況把握(現状分析) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

Ⅰ 地域全体の状況を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

Ⅱ 地域構成から地域の状況を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

Ⅲ 健診データから地域の健康課題を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26

Ⅳ レセプトデータから地域の健康課題を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30

Ⅴ 介護データから地域の健康課題を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32

目 次

1

Page 3: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

■ 重点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35

Ⅱ レセプトデータから重点課題を抽出する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39

Ⅲ 介護データから重点課題を抽出する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48

■ 重点課題への対策(事業の実施) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

Ⅰ 保健事業計画を作る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52

Ⅱ 保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う ・・・・・・・・・・・・・・・ 55

≪参考≫ 保健指導対象者の絞込みについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56

≪参考≫ 国保データベース(KDB)システムにおける大量データの絞込みについて ・・・ 60

≪参考≫ 国保データベース(KDB)システムにおけるレセプト表示について ・・・・・ 63

Ⅲ ポピュレーションアプローチを行う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64

Ⅳ 健診・保健指導の進捗管理を行う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

■ 効果の確認(事業の評価) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68

Ⅰ <個人>保健指導対象者の健康状態の変化を確認する ・・・・・・・・・・・・・・・・ 69

Ⅱ <集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の

取り組みの効果)について確認する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70

Ⅲ 地域における事業実績を把握する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73

○ (参考)国保データベース(KDB)システムの具体的活用例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76

・ 健康課題抽出の根拠となる分析指標の例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77

・ 健診・医療・介護データの活用例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78

対策① 特定健診未受診者対策の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79

対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85 2

Page 4: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

○(参考)自治体における健診・医療等データの活用事例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92

○(参考)国保データベース(KDB)システムにおける留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98

・ 特定健康診査等の法定報告関連帳票について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99

・ 国保データベース(KDB)システムにおける最大医療資源の考え方について ・・・・・・・・・・ 100

・ 最大医療資源傷病による傷病分析を行う帳票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101

・ レセプト記載傷病により傷病分析を行う帳票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102

・ 統計情報にかかる情報について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103

・ 同規模保険者比較の区分(基準)について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105

○(参考)被保険者への保健指導において必要な情報を提供するための文例集 ・・・・・・・・・・・・・・・ 106

厚生労働省健康局「標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】」(平成25年4月)

・ 血圧高値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107

・ 脂質異常 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 109

・ 血糖高値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112

・ 喫煙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 115

・ 尿蛋白 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 117

・ 尿蛋白及び血清クレアチニン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 119

・ 尿酸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 121

3

Page 5: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

4

はじめに(国保データベース(KDB)システムについて)

国保データベース(KDB)システムは、国保連合会が保険者の委託を受けて行う各種制度の審査支払業務及び保険

者事務共同電算業務を通じて管理する「特定健診・特定保健指導」、「医療(後期高齢者医療含む)」、「介護保険」等に

係る情報を利活用し、統計情報等を保険者向けに情報提供することで、保険者の効率的かつ効果的な保健事業の実

施をサポートをすることを目的として構築された。

平成25年6月に閣議決定された「日本再興戦略」や「経済財政運営と改革の基本方針」等において保健情報の分析

や分析結果に基づく保健事業の促進について方向性が示されたところであるが、国民健康保険はこれらに先駆けて取

り組みを行ってきた。

本システムを活用することにより、これまで保健師等が手作業で行ってきた健康づくりに関するデータ作成が効率化

され、地域の現状把握や健康課題を明確にすることが容易となる。(出力されるデータを表計算ソフト等を用いて二次

加工することで、自らの目的に合った更に精緻な分析が可能となる。)

本システムを活用して、情報共有だけではなく、地域の健康課題について住民や健康づくりに関わる者がデータに

基づき認識を共有し、問題意識を持っていただく一助としていただきたい。

住民の健康の維持・増進(地域の健康水準の向上)し、国保や介護保険の安定的な運営を実現することは、国が取

り組む「社会保障と税の一体改革」の趣旨にもかなうものであり、国保データベース(KDB)システムを全保険者において

活用いただくことを期待する。

Page 6: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

5

国保データベース(KDB)システム構築の経緯・目的

健やかに暮らす

住民が健やかに住みなれた地域で暮らす

できるだけ少ない保険料負担で、国保・介護のサービスを受けられるようにする

今後、更なる高齢化の進展が見込まれることから、住民の健康管理等によって健やかに暮らせる地域づくりを支援する

国保・介護保険の安定的運営

健やかに暮らせる地域づくり支援

住民の願い 保険者(市町村)

今後とも国民から信頼され期待される存在となるため 住民や保険者(市町村)が求めるものへの対応

○ 国保連合会、国保中央会では平成22年に「国保連合会将来構想検討会」を設置し、保険者支援の観点から保健事業や健康づくりに関する検討を行った。 ○ 検討の結果、国保連合会が業務を通じて管理する「特定健診・特定保健指導」、「医療(後期高齢者医療含む)」、「介護保険」等に係る情報を利活用し、統計情報等を保険者向けに情報提供することで、保険者の効率的かつ効果的な保健事業の実施をサポートをすることを目的として国保データベース(KDB)システムを構築することとした。

Page 7: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

健康・医療分野における主な施策・重点化項目(抜粋)

日本再興戦略

(平成25年6月14日閣議決定) ○ 予防・健康管理の推進に関する

新たな仕組みづくり

● 保険者によるレセプト等のデータ分析

● 分析に基づく健康保持増進のための事業

計画・評価等

○ 医療・介護情報の電子化の促進 ● ICTを活用したレセプト等データの分析と健

康づくりの推進

健康・医療戦略

(平成25年6月14日関係9閣僚申合せ) ○ 保健情報の分析の促進

● 市町村によるレセプト等のデータ分析に基

づく保健事業の実施を推進

● 市町村におけるKDBシステムの利活用に

よる医療介護情報の統合的利活用を推進

○ 分析結果に基づく保健事業の促進

経済財政運営と改革の基本方針(骨

太の方針)

(平成25年6月14日閣議決定)

○ 健康管理・疾病予防に向けた医療関連情報の電子化・利活用の推進

○ 医療保険者による疾病予防の促進

「国民の健康寿命が延伸する社会」

に向けた予防・健康管理に係る取組

の推進について

(平成25年8月30日厚生労働大臣公表)

○ 医療・介護情報の「見える化」等を

通じた介護予防等の更なる推進

● 市町村は、後期高齢者医療広域連合にお

けるKDBシステム等を活用し、介護予防等の

視点を踏まえた保健事業の推進

保健事業におけるデータ活用の必要性

6

○ 平成25年6月、政府では規制改革や民間投資を促す成長戦略「日本再興戦略」、経済財政運営の指針「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針) 」、健康・医療分野における成長戦略「健康・医療戦略」を決定するとともに、

保健情報の分析や分析結果に基づく保健事業の促進について健康・医療分野における主な施策として示された。国の政策においてもデータを活用した効率的、効果的な保健事業の展開が求められている。

Page 8: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

7

特定健診・特定保健指導と健康日本21(第二次)-特定健診・保健指導のメリットを活かし、健康日本21(第2次)を着実に推進-

特定健診・特定保健指導の実施率の向上

脳血管疾患死亡率の減少糖尿病腎症による新規透析導入患者数の減少虚血性心疾患死亡率の減少

○重症化が予防できる○死亡が回避できる

○重症化が予防できる○医療費の伸びを抑制できる

健康のための資源(受診の機会、治療の機会)

の公平性の確保

○自らの生活習慣病のリスク保有状況がわかる。

○放置するとどうなるか、どの生活習慣を改善すると、リスクが減らせるかがわかる。

○生活習慣の改善の方法がわかり、自分で選択できる。

○各地域、各職場特有の健康課題がわかる。

○予防する対象者や疾患を特定できる。

〈レセプトを分析すると〉○何の病気で入院しているか、

治療を受けているか、なぜ医療費が高くなっているか知ることができる。

未受診者への受診勧奨

健康格差の縮小

脂質異常症の減少

地域・職場のメリット個々人のメリット

データの分析

高血圧の改善糖尿病有病者の増加の抑制

○ 健康日本21(第二次)の着実な推進のためにも、データの分析を行い、個々人や各地域において、解決すべき

課題や取組を明確にし、それぞれに生じたメリットを活かした具体的取組を実施することで、高血圧の改善、糖尿病有病者の増加の抑制や脂質異常症の減少、さらに虚血性心疾患・脳血管疾患死亡率の減少、糖尿病腎症による新規透析導入の減少に結びつけていくことが可能となる。さらには、未受診者への受診勧奨などを通じ、健康格差の縮小に寄与することも可能となる。

出典: 厚生労働省健康局「標準的な健診・保健指導プログラム」(平成25年4月)

-特定健診・保健指導のメリットを活かし、健康日本21(第二次)を着実に推進-

Page 9: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

8 出典: 厚生労働省健康局「標準的な健診・保健指導プログラム」(平成25年4月)

○ 平成25年4月に厚生労働省より「標準的な健診・保健指導プログラム」(健康局)、「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」(保険局)の改訂版が発行され、「健康日本21(第二次)」や「第二期医療費適正化計画」を着実に推進していくために必要なポイントが示された。 ○ 両書において、PDCAサイクルを意識した保健事業の展開の重要性や、データ分析に基づき、地域住民の健康

課題を明確化し、効率的・効果的な保健指導を実施し、その評価を行うことにより、次の事業展開につなげていくことの必要性が示されている。

保健事業(健診・保健指導)のPDCAサイクル

計画(Plan) 実施(Do) 改善(Action)

検証結果に基づく、課題解決に向けた計画の修正。

健康課題をより明確にした戦略的取組の検討。

[データ分析]集団全体の健康問題の特徴をデータから分析。

[健康課題の明確化]集団の優先的な健康課題を選択。どのような疾病にどのくらい医療費を要しているか、より高額な医療費の原因は何か、それは予防可能な疾患なのか等を検討。

[目標の設定]最も効果が期待できる課題を重点的に対応すべき課題として目標を設定。

[保健指導対象の明確化]

[効率的・効果的な保健指導の実施]支援方法・優先順位等を検討。対象者のライフスタイルや行動変容の準備状態にあわせた学習教材を用意。確実に行動変容を促す支援を実践。

[保健指導の評価]検査データの改善度、行動目標の達成度、生活習慣の改善状況等を評価。

評価(Check)

生活習慣病の有病者・予備群の減少生活習慣病関連の医療費の適正化

より効率的・効果的な方法・内容に改善

Page 10: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムの概要

○ 国保データベース(KDB)システムは、国保連合会が各種業務を通じて管理する給付情報(健診・医療・介護)等 から「統計情報」を作成するとともに、保険者からの委託を受けて「個人の健康に関するデータ」を作成し、提供する。

統計情報や個人の健康に関するデータを画面表示または帳票で出力(PDFまたはCSV形式)可能

保険者等 国保中央会 国保連合会

健診 医療 介護

各システムからデータを連携

KDBシステム

・ 処理結果データが格納されたファイルの復号化

・ 個人が特定できる情報の復号化

・ データベースへのデータの蓄積

・ 統計情報等の作成に必要なデータを取得

・ 個人が特定できる情報を暗号化

・ 取得データが格納されたファイルを暗号化

(突合・加工処理)

①突合処理 ・ 健診・医療・介護 データを個人単位で 紐付け ②集計処理 ・ 全国統計、保険者 別統計、同規模保険 者との比較統計

国保組合

後期高齢者医療 広域連合

介護部門

国保部門

市町村

二重の 暗号化

暗号解除

保険者ネットワーク

※個人識別情報は暗号化 したままデータ処理

(処理結果)

①統計情報 ・ 疾病別医療費分析、 健診・保健指導結果 総括等 ②個人の健康に関する データ ・個人別履歴(健診結 果、受診状況(医療)) 等

医療保険ネットワーク

衛生部門

9

Page 11: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

○ 「健康日本21(第二次)」等の着実な推進には、PDCAサイクルを意識した保健事業を展開していく必要がある。国保データベース(KDB)システムから提供されるデータを分析することにより、地域住民の健康課題を明確化し、事業計画を策定した上で、それに沿った効率的・効果的な保健事業を実施することやその評価を行い、次の課題 解決に向けた計画の見直しが可能となる。 ○ 国保データベース(KDB)システムは、医療・介護関連情報の「見える化」を推進し、それぞれの地域の特性にあった地域包括ケアシステムの構築にも活用が可能。

効率的・効果的な保健事業の実施

国保データベース(KDB)システムの活用ポイント

【地域の状況把握(現状分析)】 集団(地域)・個人の健康状況をデータ分析することにより、集団(地域)・個人の健康問題(状況)を把握する。

【重点課題への対策(事業の実施)】 設定した重点課題に応じた対象者を選定し、ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチを実施する。また、実施事業のモニタリングを行う。

【効果の確認(事業の評価)】 検査データの改善、生活習慣の変化、目標の達成度を確認し、実施した保健事業の評価を行う。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 優先すべき課題(健診受診率向上、 生活習慣病

予防、重症化予防など)を明確にし、取組む事業の目標を設定する。

PDCAサイクルを意識した保健事業の展開をサポート

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

計 254,817 12,462,196 254,817 12,462,196 質問票調査 受診率 43.0% 35.0% 千人当たり 認定率 16.0% 17.0%

 ~39歳 47.0% 47.0% 服薬 30.0% 31.0% 30.0% 31.0% メタボ 4.5% 4.0% 病院数 0.1 0.1 1件当たり円 77,120 75,661 77,120 75,661

40~64歳 34.0% 33.0% 既往歴 31.0% 34.0% 男 4.5% 4.0% 診療所数 2.6 1.4 要支援1 76,315 80,239

65~74歳 9.0% 11.0% 喫煙 16.0% 14.0% 女 4.4% 3.8% 病床数 要支援2 76,216 80,011

75歳~ 10.0% 9.0% 予備群 4.2% 3.1% 医師数 要介護1 74,368 69,879

男 4.5% 3.9% 外来患者数 430.0 542.0 要介護2 68,214 67,372

女 4.0% 2.1% 入院患者数 8.0 18.0 要介護3 75,197 75,013

計 124,817 6,703,081 7.5% 4.9% 44.000 56.000 要介護4 82,379 80,376

 ~39歳 33.0% 33.0% 1件当たり点数 33,736 31,110 33,736 31,110 要介護5 88,671 84,357

40~64歳 28.0% 31.0% 一般 29,201 28,292 0.2% 0.3%

65~74歳 19.0% 18.0% 検査値(メタボ、予備群レベル) 退職 31,412 29,465 0.6% 0.6%

75歳~ 20.0% 18.0% 腹囲 6.2% 5.1% 後期 39,228 36,678

男  6.6% 6.0% 外来

女  5.5% 3.8% 有病状況

平均寿命 BMI 2.5% 2.0% 糖尿病 40.0% 42.0%

男 80.9 79.6 男  2.4% 1.9% 外来受診率 43.000 54.000 高血圧 42.0% 43.0%

女 87.1 86.4 女  2.9% 2.1% 脂質異常 21.0% 20.0%

健康寿命 血糖 1.1% 0.9% 心臓病 11.0% 13.0%

男 76.8 76.2 睡眠不足 25.0% 20.0% 血圧 1.7% 2.1% 脳疾患 14.0% 11.0%

女 81.8 80.9 毎日飲酒 9.0% 10.0% 脂質 1.4% 1.0% がん 37.0% 33.0%

標準化死亡率 時々飲酒 29.0% 31.0% 血糖・血圧 1.4% 0.8% 筋・骨格 43.0% 45.0%

男 96.3 96.4 1日飲酒量 血糖・脂質 1.1% 0.7% 精神 22.0% 23.0%

女 99.6 101.8 1合未満 2.0% 3.0% 血圧・脂質 1.1% 0.9% 居宅サービス

年齢調整死亡率 1~2合 4.0% 6.0%

男 2~3合 2.0% 3.0% 入院

女 3合以上 2.0% 2.0% 7.1% 5.0%

死因 8.2% 8.4%

がん 33.1% 31.5% 入院率 8.000 18.000 施設サービス

心臓病 16.5% 15.6%

脳疾患 9.7% 11.9%

糖尿病 1.1% 1.3%

腎不全 1.5% 1.8% 治療中断者率

受診勧奨者

医療機関非受診率5.8% 6.1%

1人当たり

医療費点数1,137 1,035

2.3%

1件当たり

医療費点数47,704 39,113

千人当たり

事業所数

1件当たり

給付費(円)179,201 181,298

入院費用の

割合

初回受診者 千人当たり

事業所数44.0% 47.0%

受診勧奨者率医療費分析(最大医療資源傷病名による)

受診勧奨者

医療機関受診率2.4%

53,201 51,2391件当たり

給付費(円)

1件当たり

受診回数2.4 2.9

1日当たり

医療費点数1,293 933

血糖・血圧・

脂質0.9% 0.7%

1人当たり

医療費点数776 703

3,103 2,8011日1時間以上運

動なし12.0% 8.0%

1件当たり

医療費点数

+0.1% +0.2%

平均寿命20歳時体重から

10kg以上増加5.0% 7.0%

1回30分以上運

動習慣なし19.0% 9.0%

新規認定率

前年との

認定率比較

外来費用の

割合56.0% 53.0%

0.8%(再)2号認定率

食べる速度が速

い14.0% 13.0%

週3回以上

就寝前夕食5.0% 7.0%

特定保健指導

実施率0.9%

介護

週3回以上

朝食を抜く8.0% 6.0%

人口構成 健診生活習慣 医療

非肥満高血糖 受診率

被保険者構成週3回以上

食後間食6.0% 6.0%

糖尿病 8 %

脳疾患 7 %

その他 45 %

心臓病 8 %

地域

地域の全体像の把握 作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県

ページ : 1/1

保険者番号 : 00138016

保険者名 : 千代田区地区 :

人数割合①

(%)

割合②

(%)人数

割合①

(%)

割合②

(%)人数

割合①

(%)

割合②

(%)人数

割合①

(%)

割合②

(%)人数

割合①

(%)

割合②

(%)人数

割合①

(%)

割合②

(%)

22,384 6,423 4,264 7,220 4,477 9,282

8,982 40.0 2,248 35.0 1,594 37.0 4,477 40.0 2,253 50.0 4,223 45.0

4,430 49.0 1,050 47.0 828 52.0 1,426 49.0 1,126 50.0 2,112 5.0

1,737 19.0 39.0 570 25.0 54.0 374 23.0 45.0 449 16.0 31.0 344 15.0 31.0 638 15.0 30.0

高血

高血

高脂

● 349 4.0 8.0 61 3.0 6.0 51 3.0 6.0 118 4.0 8.0 119 5.0 11.0 203 5.0 1.0

● 448 5.0 10.0 76 3.0 7.0 79 5.0 10.0 156 5.0 11.0 137 6.0 12.0 219 5.0 1.0

● 407 5.0 9.0 79 4.0 8.0 72 5.0 9.0 136 5.0 10.0 120 5.0 11.0 258 6.0 12.0

1,204 13.0 27.0 216 1.0 27.0 202 13.0 34.0 410 14.0 36.0 376 17.0 33.0 680 16.0 35.0

● ● 387 4.0 9.0 61 3.0 6.0 62 4.0 7.0 136 5.0 10.0 0 0.0 0.0 0 0.0 0.0

● ● 414 5.0 9.0 60 3.0 6.0 74 5.0 9.0 165 6.0 12.0 0 0.0 0.0 0 0.0 0.0

● ● 452 5.0 10.0 96 4.0 9.0 76 5.0 9.0 171 6.0 12.0 0 0.0 0.0 0 0.0 0.0

● ● ● 236 3.0 5.0 47 2.0 4.0 40 3.0 5.0 95 3.0 7.0 0 0.0 0.0 0 0.0 0.0

1,489 17.0 34.0 264 12.0 24.0 252 16.0 3.0 567 2.0 4.0 0 0.0 36.0 0 0.0 0.0

(再)65-74歳

被保険者数(40~74歳)

男      性40-74歳 40歳代 50歳代 60歳代 70-74歳

健診受診者数(受診率%)

腹囲85cm以上

腹囲のみ該当者

予備群

該当者

(再)腹囲有所見の

重複状況

厚生労働省様式作成年月 : H24年08月(23年度)

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

(様式6-8) メタボリックシンドローム該当者・予備群

腹囲等のリスクあり 4,721人 25.0%

健診受診者 19,252人 43.0% 未受診者 25,663人 57.0%

腹囲等のリスクなし 14,531人 75.0%

服薬あり 2,685人 14.0% 服薬なし 2,036人 11.0% 服薬あり 4,610人 24.0% 服薬なし 9,921人 51.0%

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+血圧

血糖+血圧+脂質

腹囲等のみ

腹囲等のみ

リスクなし

リスクなし

42 50 66 56 59 58 90 0 38 37 32 46 49 95 70 0 42 78 57 72 88 101 103 147 54 53 53 34 16 24 15 284

作成年月 : H24年08月印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

健診ツリー図保険者番号 : 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

地域の健康課題が明確となり、事業計画の策定や住民へのポピュレーションアプローチに活用

医療費や有病割合増加の背景要因の分析で対策を行うべきターゲットの効率的な選定が可能

優先すべき保健指導対象者の選定、個人の検査データを活用し、行動変容につなげる

生活習慣病・重症化予防、受診機会・治療機会の確保

住民の健康の維持・増進に寄与(地域の健康水準の向上)

B

M

I

H

b

A

1

C

H

D

L

L

D

L

尿

尿

e

G

F

R

G

O

T

G

P

T

γ

|

G

T

P

ット

(初

α

G

I

S

U

D

P

P

4

H

b

A

1

C

尿

H24年度

H23年度

H22年度

H21年度

H20年度

H24年度

H23年度

H22年度

H21年度

H20年度

H24年度

H23年度

H22年度

H21年度

H20年度

併発症(生活習慣病)糖尿病投薬等

号氏名

齢年度

健診

2

1

合併症

3

疾病管理一覧(糖尿病)保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

評価結果に基づく保健指導プログラムの改善や実施体制の見直しを行い、次の計画に反映

国保・介護保険の安定的な運営(医療費・介護給付費の適正化)

10

Page 12: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムを活用した 保健事業の推進

11

地域の現状や健康課題を把握するためのデータ作成は、これまで保健師等が手作業で行うこと

が多く、非効率であった。また、データが膨大なため十分なデータ分析ができず、地域全体の現状や

健康課題を十分に把握することが困難であった。

国保データベース(KDB)システムを活用することにより、これらの作業の多くを自動的に行うこと

ができ、より効率的で効果的な保健事業を実施することが可能となる。

Page 13: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムより出力される帳票

国保データベース(KDB)システムの出力帳票

○ 国保データベース(KDB)システムでは、健診、医療、介護の各種データを個人、保険者、比較情報(県・同規模保険者・全国)単位に突合・集計し、帳票として出力する。また、帳票はCSV形式(※)でも出力が可能。 ※ データをカンマ(,)で区切って並べたファイル形式。表計算ソフトなどを用いて再集計やグラフ化ができる。 ○ 出力帳票は、平成25年10月に23帳票、同年12月に27帳票、平成26年5月に14帳票を順次提供予定としている。

NO 帳票 NO

帳票名 NO 帳票 NO

帳票名

1 1 地域の全体像の把握 33 34 特定健診・特定保健指導実施結果総括表(都道府県別)

2 3 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 34 35 質問票項目別集計表(都道府県別)

3 4 市区町村別データ 35 36 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別①)

同規模保険者比較 36 37 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別②)

4 5 人口及び被保険者の状況 37 38 特定健診結果総括表(都道府県別)

5 6 質問票調査の状況 38 39 特定保健指導結果総括表(都道府県別)

6 7 健診の状況 39 40 医療費分析(1)細小分類

7 8 医療費の状況 40 41 医療費分析(2) 大、中、細小分類

8 9 介護費の状況 41 42 疾病別医療費分析(大分類)

9 10 厚生労働省様式(様式1-1) (30万以上となったレセプト一覧)

42 43 疾病別医療費分析(中分類)

10 11 厚生労働省様式(様式2-1) (6ヵ月以上入院しているレセプト一覧)

43 44 疾病別医療費分析(細小(82)分類)

11 12 厚生労働省様式(様式2-2) (人工透析患者一覧)

44 45 疾病別医療費分析(生活習慣病)

12 13 厚生労働省様式(様式3-1) (生活習慣病全体のレセプト分析)

45 46 医療費分析(健診有無別)

13 14 厚生労働省様式(様式3-2) (糖尿病のレセプト分析)

46 47 要介護(支援)者認定状況

14 15 厚生労働省様式(様式3-3) (高血圧のレセプト分析)

47 48 要介護(支援)者有病状況

15 16 厚生労働省様式(様式3-4) (脂質異常症のレセプト分析)

48 49 要介護(支援)者突合状況

16 17 厚生労働省様式(様式3-5) (虚血性心疾患のレセプト分析)

49 50 質問票調査の経年比較

17 18 厚生労働省様式(様式3-6) (脳血管疾患のレセプト分析)

50 51 保健指導群と非保健指導群の経年比較

18 19 厚生労働省様式(様式3-7) (人工透析のレセプト分析)

51 52 医療費分析の経年比較

19 20 厚生労働省様式(様式4-1) (都道府県の特徴)

52 53-1 医療・介護の突合の経年比較

20 21 厚生労働省様式(様式4-2) (都道府県別一人当たりの後期高齢者(老人)医療費の推移)

53 53-2 医療・介護の突合(要介護認定率)

21 22 厚生労働省様式(様式4-3) (生活習慣病における死亡と医療費の状況)

54 53-3 医療・介護の突合(有病状況)

22 23 厚生労働省様式(様式6-2~7) (健診有所見者状況(男女別・年代別)

55 53-4 医療・介護の突合(居宅サービス・施設サービス)

23 24 厚生労働省様式(様式6-8) (メタボリックシンドローム該当者・予備群)

56 54 健診ツリー図

24 25 厚生労働省様式(様式6-9) (健診受診状況)

57 55 保健指導対象者一覧(保健指導判定値の者)

25 26 厚生労働省様式(様式6-10) (糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導)

58 56 保健指導対象者一覧(受診勧奨者)

26 27 厚生労働省様式(様式6-11) (性・年齢階級別保健指導実施率)

59 57 被保険者管理台帳

27 28 特定健診リスクパターン別集計表 60 58 疾病管理(糖尿病)

28 29 質問票項目別集計表 61 59 疾病管理(脳卒中)

29 30 特定健診結果総括表 62 60 疾病管理(虚血性心疾患)

30 31 特定保健指導結果総括表 63 61 個人別履歴

31 32 特定健診・特定保健指導実施結果総括表 64 62 5年間の履歴

32 33 特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表

【地域の状況把握(現状分析)】 集団(地域)・個人の健康状況をデータ分析することにより、集団(地域)・個人の健康問題(状況)を把握する。

【重点課題への対策(事業の実施)】 設定した重点課題に応じた対象者を選定し、ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチを実施する。また、実施事業のモニタリングを行う。

【効果の確認(事業の評価)】 検査データの改善、生活習慣の変化、目標の達成度を確認し、実施した保健事業の評価を行う。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 優先すべき課題(健診受診率向上、 生活習慣病

予防、重症化予防など)を明確にし、取組む事業の目標を設定する。

12

Page 14: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

NO 帳票 NO

帳票名 帳票ID ※1

集計単位 使用データ 作成単位 提供予定時期

個人単位

保険者単位 比較情報 ※3 健診 医療 介護

統計 ※5

年次 月次 累計 H25.10 H25.12 H26.5 地区 ※2

保険者 県 同規模※4

1 1 地域の全体像の把握 P21_001 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ - * -

2 3 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題

P21_003 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ - * -

3 4

市区町村別データ

P21_005 - - ○ ○ - - ○ ○ ○ ○ - ○ ○ - ○ -

同規模保険者比較

4 5 人口及び被保険者の状況 P21_006 - - ○ ○ - ○ - ○ - ○ ○ - - - ○ -

5 6 質問票調査の状況 P21_007 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - - - - ○ - ○ -

6 7 健診の状況 P21_008 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - - - - ○ - ○ -

7 8 医療費の状況 P21_009 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - ○ -

8 9 介護費の状況 P21_010 - - ○ ○ ○ ○ - - ○ - - ○ ○ - ○ -

9 10 厚生労働省様式(様式1-1) (30万以上となったレセプト一覧)

P21_011 ○ ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

10 11 厚生労働省様式(様式2-1) (6ヵ月以上入院しているレセプト一覧)

P21_012 ○ ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

11 12 厚生労働省様式(様式2-2) (人工透析患者一覧)

P21_013 ○ ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

12 13 厚生労働省様式(様式3-1) (生活習慣病全体のレセプト分析)

P21_014 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

13 14 厚生労働省様式(様式3-2) (糖尿病のレセプト分析)

P21_015 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

14 15 厚生労働省様式(様式3-3) (高血圧のレセプト分析)

P21_016 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

15 16 厚生労働省様式(様式3-4) (脂質異常症のレセプト分析)

P21_017 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

16 17 厚生労働省様式(様式3-5) (虚血性心疾患のレセプト分析)

P21_018 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

17 18 厚生労働省様式(様式3-6) (脳血管疾患のレセプト分析)

P21_019 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - - 13

* リリース時期調整中

Page 15: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

NO 帳票 NO

帳票名 帳票ID ※1

集計単位 使用データ 作成単位 提供予定時期

個人単位

保険者単位 比較情報 ※3 健診 医療 介護

統計 ※5

年次 月次 累計 H25.10 H25.12 H26.5 地区 ※2

保険者 県 同規模

※4 国

18 19 厚生労働省様式(様式3-7) (人工透析のレセプト分析)

P21_020 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ - ○ - -

19 20 厚生労働省様式(様式4-1) (都道府県の特徴)

P21_021 - - - ○ - ○ - - - ○ ○ - - - ○ -

20 21 厚生労働省様式(様式4-2) (都道府県別一人当たりの後期高齢者(老人)医療費の推移)

P21_022 - - - ○ - ○ - - - ○ ○ - - - ○ -

21 22 厚生労働省様式(様式4-3) (生活習慣病における死亡と医療費の状況)

P21_023 - - - ○ - ○ - ○ - ○ ○ - - - ○ -

22 23 厚生労働省様式(様式6-2~7) (健診有所見者状況(男女別・年代別)

P21_024 - ○ ○ ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

23 24 厚生労働省様式(様式6-8) (メタボリックシンドローム該当者・予備群)

P21_025 - ○ ○ - - - ○ - - - ○ - - ○ - -

24 25 厚生労働省様式(様式6-9) (健診受診状況)

P21_026 - ○ ○ - - - ○ ○ - - ○ - - ○ - -

25 26 厚生労働省様式(様式6-10) (糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導)

P21_027 - ○ ○ - - - ○ ○ - - ○ - - ○ - -

26 27 厚生労働省様式(様式6-11) (性・年齢階級別保健指導実施率)

P21_028 - ○ ○ - - - ○ ○ - - ○ - - ○ - -

27 28 特定健診リスクパターン別集計表 P22_001 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

28 29 質問票項目別集計表 P22_002 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

29 30 特定健診結果総括表 P22_003 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

30 31 特定保健指導結果総括表 P22_004 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

31 32 特定健診・特定保健指導実施結果総括表

P22_005 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

32 33 特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表

P22_006 - - - - - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

33 34 特定健診・特定保健指導実施結果総括表(都道府県別)

P22_007 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

34 35 質問票項目別集計表(都道府県別) P22_008 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

14

Page 16: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

NO 帳票 NO

帳票名 帳票ID ※1

集計単位 使用データ 作成単位 提供予定時期

個人単位

保険者単位 比較情報 ※3 健診 医療 介護

統計 ※5

年次 月次 累計 H25.10 H25.12 H26.5 地区 ※2

保険者 県 同規模

※4 国

35 36 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別①)

P22_009 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

36 37 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別②)

P22_010 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

37 38 特定健診結果総括表(都道府県別) P22_011 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

38 39 特定保健指導結果総括表(都道府県別) P22_012 - - - ○ - ○ ○ - - - ○ - - - ○ -

39 40 医療費分析(1)細小分類 P23_001 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - - ○

40 41 医療費分析(2) 大、中、細小分類 P23_002 - ○ ○ - - - - ○ - - - ○ ○ - - ○

41 42 疾病別医療費分析(大分類) P23_003 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - - ○

42 43 疾病別医療費分析(中分類) P23_004 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - - ○

43 44 疾病別医療費分析(細小(82)分類) P23_005 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - - ○

44 45 疾病別医療費分析(生活習慣病) P23_006 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - - ○ ○ - - ○

45 46 医療費分析(健診有無別) P23_007 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - - ○ ○ - - ○

46 47 要介護(支援)者認定状況 P24_001 - - ○ - - - - ○ ○ - - ○ ○ ○ - -

47 48 要介護(支援)者有病状況 P24_002 - - ○ - - - - ○ ○ - - ○ ○ ○ - -

48 49 要介護(支援)者突合状況 P24_003 ○ - ○ - - - ○ ○ ○ - - ○ ○ ○ - -

49 50 質問票調査の経年比較 P25_001 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - - ○ - - - - ○

50 51 保健指導群と非保健指導群の経年比較

P25_002 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - ○ - - - - ○

51 52 医療費分析の経年比較 P25_003 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ - - ○ - - - - ○

52 53-1 医療・介護の突合の経年比較 P25_004 - - ○ ○ ○ ○ - - ○ - ○ - - - - ○ 15

Page 17: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

16

NO 帳票 NO

帳票名 帳票ID ※1

集計単位 使用データ 作成単位 提供予定時期

個人単位

保険者単位 比較情報 ※3 健診 医療 介護

統計 ※5

年次 月次 累計 H25.10 H25.12 H26.5 地区 ※2

保険者 県 同規模

※4 国

53 53-2 医療・介護の突合(要介護認定率) P25_005 - - ○ ○ ○ ○ - - ○ - ○ - - - - ○

54 53-3 医療・介護の突合(有病状況) P25_006 - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ - ○ - - - - ○

55 53-4 医療・介護の突合(居宅サービス・施設サービス)

P25_007 - - ○ ○ ○ ○ - - ○ - ○ - - - - ○

56 54 健診ツリー図 P26_001 - ○ ○ - - - ○ - - - - - ○ - ○ -

57 55 保健指導対象者一覧(保健指導判定値の者)

P26_004 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ - ○ -

58 56 保健指導対象者一覧(受診勧奨者) P26_005 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ - ○ -

59 57 被保険者管理台帳 P26_006 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ ○ - -

60 58 疾病管理(糖尿病) P26_007 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ ○ - -

61 59 疾病管理(脳卒中) P26_008 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ ○ - -

62 60 疾病管理(虚血性心疾患) P26_009 ○ ○ ○ - - - ○ ○ ○ - - - ○ ○ - -

63 61 個人別履歴 P26_010 ○ - - - - - ○ ○ ○ - - - ○ ○ - -

64 62 5年間の履歴 P26_011 ○ - - - - - - ○ - - - - ○ ○ - -

レセプト表示 ○ - - - - - -

○ - - - - ○ ○ - -

※1: 帳票IDは国保データベース(KDB)システムの管理上のIDである。

※2: 被保険者マスタの「地区統計用コード」または「住所」から保険者(市区町村等)内を複数地区に分割することで、地区単位に集計される。

※3: 比較情報が出力される帳票は、予め設定された比較先「県・同規模・国」と比較して地域の値が2倍以上の場合は“赤”、20%以上の場合は“緑”で表示される。

※4: 同規模保険者の定義についてはP104「同規模保険者比較の区分(基準)について」を参照。

※5: 国保連合会システムより取得できない外部(厚生労働省、総務省、国民健康保険中央会等)で公表する統計情報

Page 18: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムの主な対象データ

特定健診等データ管理システム <健診等データ(月次)>

○ 健診台帳データ

○ 健診結果台帳データ

○ 検査問診結果台帳データ

○ 特定健診結果データ

○ 指導台帳データ

○ 指導結果台帳データ

○ 継続支援台帳データ

○ 特定保健指導結果データ

○ 被保険者マスタ

○ 除外対象者データ

○ 健診等機関マスタ <保険者別集計帳票データ(年次)>

○ 特定健診リスクパターン別集計表

○ 質問票項目別集計表

○ 特定健診結果総括表

○ 特定保健指導結果総括表(動機付け)

○ 特定保健指導結果総括表(積極的)

○ 特定健診・保健指導実施結果総括表

○ 特定健診・保健指導進捗・実績管理表

国保総合システム ○医科レセプト ・レセプト管理、患者情報、傷病名情報、摘 要欄情報 ○DPCレセプト ・レセプト管理、総括管理、包括評価部分、 傷病、診断群分類、摘要、傷病名、資格、 CDレコード ○調剤レセプト ・レセプト管理、患者情報、医薬品、処方、 調剤、指導管理料 ○被保険者台帳データ ・被保険者マスタ(世帯情報)、被保険者マ スタ(個人情報)

後期高齢者医療請求支払システム ○被保険者台帳データ ・被保険者マスタ(個人情報)

介護保険審査支払等システム ○保険者向け給付管理票情報 ○国保連合会保有給付実績情報 ・基本情報レコード

・明細情報レコード

・緊急時施設療養情報レコード

・所定疾患施設療養費等情報レコード

・特定診療費・特別療養費情報レコード

・食事費用情報レコード

・居宅サービス計画費情報レコード

・福祉用具購入費情報レコード

・住宅改修費情報レコード

・高額介護サービス費情報レコード

・特定入所者介護サービス費用情報レコード

・社会福祉法人軽減額情報レコード

・集計情報レコード ○保険者台帳情報 ○市町村固有情報 ○広域連合情報(行政区情報) ○事業所台帳情報 ・基本情報、サービス情報、介護支援専門員 情報 ○受給者台帳情報

健診・保健指導 医療(国保・後期) 介護

○ 国保データベース(KDB)システムは、国保連合会において健診・医療・介護情報を取り扱う各システムと連携し、統計情報等の作成に必要な下記のデータを取得する。

17

Page 19: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

18

≪参考≫ データ活用に当たってのポイント

○ データを活用する目的は、保健事業の効果性を高める、効率を改善するためのものであり、表やグラフをつくることが最終目標ではないこと。また、課題分析のための保健師の時間を節約し、現場で活動する時間を増やすためのものであること。

○ データ分析は、保健活動の実感を裏付けする、目の前に見えていない対象者を「見える化」してより良い事業につなげるためのものであり、数字だけが独り歩きすることのないように十分留意すること。

○ データを見る時は、絶対量(総額、人数)と割合の比較(全国・都道府県・保険者間)が大切であり、その際に性・年齢階級別や年齢調整をして比較することが重要であること。 ○ 保険者間比較においては、人口(被保険者数)規模、高齢化率や都市・農村別など似た地域との比較をすることも必要であること。 ○ 健診、医療、介護データを用いた分析を行う際は、下記のような各種データの性質について予め十分留意しておく必要があること。

分析データ 留意事項

特定健診データ ○ 特定健康診査の受診者の結果に限られる。市町村国保の特定健康診査実施率は32.7%(平成23年度)であり、全体の約7割の未受診者が受診者よりも健康状態が悪い可能性があること。

医療(レセプト)データ

○ レセプトはカルテではなく、医療機関で行われた診療行為等を診療報酬請求ルールに基づいて記載、作成されたものであること。 ○ レセプトに記載する傷病名については、原則として国が定める傷病名コードを用いることとされているが、定められた傷病名コードにない名称(未コード化傷病名)が使われることがあること。 ○ 制度間(国保・後期高齢者医療・被用者保険)によるデータ連携が行われていないため、個人の生涯を通じたデータ分析が不可能であること。

介護データ ○ 介護認定状況やサービス提供状況に地域差がある。

Page 20: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

後期高齢者医療情報

介護保険情報

国保データベース(KDB)システムにおけるデータの取扱範囲 (※電子データにより管理しているものに限る)

0歳~ 40歳~ 65歳~ 75歳~

国民健康保険医療情報

特定健康診査・特定保健指導情報 後期高齢者健康診査

情報

妊婦健康診査・乳幼児健康診査・学校健康診断情報 等

KDB 取扱範囲

19

※3

※2

※1: 歯科情報除く ※2: 65歳以上74歳以下で一定の障害がある者 ※3: 第2号被保険者(受給については、要介護、要支援状態が加齢に起因する疾病(特定疾病)による場合に限定) ※4: 「受給者台帳」に登録されている被保険者に限る

※1

(※4)

Page 21: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムの活用場面

活用場面 解説頁

Ⅰ 地域全体の状況を把握する P22~P24

Ⅱ 地域構成から地域の状況を把握する P25

Ⅲ 健診データから地域の健康課題を把握する P27~P29

Ⅳ レセプトデータから地域の健康課題を把握する P30~P31

Ⅴ 介護データから地域の健康課題を把握する P32

活用場面 解説頁

Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する P35~P38

Ⅱ レセプトデータから重点課題を抽出する P39~P47

Ⅲ 介護データから重点課題を抽出する P48~P50

活用場面 解説頁

Ⅰ <個人>保健指導対象者の健康状態の変化を確認する P69

Ⅱ <集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の取組みの効果)について確認する

P70~P72

Ⅲ 地域における事業実績を把握する P73~P75

【地域の状況把握(現状分析)】 集団(地域)・個人の健康状況をデータ分析することにより、集団(地域)・個人の健康問題(状況)を把握する。

【重点課題への対策(事業の実施)】 設定した重点課題に応じた対象者を選定し、ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチを実施する。また、実施事業のモニタリングを行う。

【効果の確認(事業の評価)】 検査データの改善、生活習慣の変化、目標の達成度を確認し、実施した保健事業の評価を行う。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 優先すべき課題(健診受診率向上、 生活習慣病

予防、重症化予防など)を明確にし、取組む事業の目標を設定する。

活用場面 解説頁

Ⅰ 保健事業計画を作る P52~P54

Ⅱ 保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う P55~P63

Ⅲ ポピュレーションアプローチを行う P64~P66

Ⅳ 健診・保健指導の進捗管理を行う P67

20

○ 本マニュアルでは、保健事業のPDCAサイクルの各段階における国保データベース(KDB)システムの活用場面を設定し、各場面で活用可能な出力帳票について解説をしている。(各段階を4つの色で分類)

Page 22: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

活用場面 解説頁 活用方法

(着眼点) 活用帳票

地域全体の状況を把握する P22~P24 ① 地域全体の状況を確認するとともに、他の状況と比較することで、地域の特徴を把握する。

地域の全体像の把握 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 市区町村別データ同規模保険者比較

Ⅱ 地域構成から地域の状況を把握する

P25 ② 人口構成や被保険者の構成から地域の全体像を把握する。

人口及び被保険者の状況

Ⅲ 健診データから地域の健康課題を把握する

P27~P29 ③ 地域における特定健診・特定保健指導の実施状況、質問票調査の結果(生活習慣の状況)等とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

健診の状況 厚生労働省様式(様式6-9)(健診受診状況) 厚生労働省様式(様式6-11)(性・年齢階級別保健

指導率) 質問票調査の状況 質問票項目別集計表 質問票項目別集計(都道府県別)

Ⅳ レセプトデータから地域の健康課題を把握する

P30~P31 ④ 地域における医療機関への受診率や1人当たり医療費等の状況とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

医療費の状況 厚生労働省様式(様式4-1)(都道府県の特徴) 厚生労働省様式(様式4-2)(都道府県別一人当た

り後期高齢者(老人)医療費の推移) 厚生労働省様式(様式4-3)(生活習慣病における

死亡と医療費の状況)

Ⅴ 介護データから地域の健康課題を把握する

P32 ⑤ 地域における要介護度別の介護費の状況を他の地域と比較しながら把握する。

介護費の状況

【地域の状況把握(現状分析)】

国保データベース(KDB)システムの活用方法

21

Page 23: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

22

地域全体の状況を確認するとともに、他の状況と比較することで地域の特徴を把握する。

「地域の全体像の把握」(帳票ID:P21_001) 地域の人口構成や被保険者構成、生活習慣、健診結果状況、医療状況、介護状況について、県、同規模保険者、全国の状況と比較することで、地域の特徴が把握できます。

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

計 254,817 12,462,196 254,817 12,462,196 質問票調査 受診率 43.0% 35.0% 千人当たり 認定率 16.0% 17.0%

 ~39歳 47.0% 47.0% 服薬 30.0% 31.0% 30.0% 31.0% メタボ 4.5% 4.0% 病院数 0.1 0.1 1件当たり円 77,120 75,661 77,120 75,661

40~64歳 34.0% 33.0% 既往歴 31.0% 34.0% 男 4.5% 4.0% 診療所数 2.6 1.4 要支援1 76,315 80,239

65~74歳 9.0% 11.0% 喫煙 16.0% 14.0% 女 4.4% 3.8% 病床数 要支援2 76,216 80,011

75歳~ 10.0% 9.0% 予備群 4.2% 3.1% 医師数 要介護1 74,368 69,879

男 4.5% 3.9% 外来患者数 430.0 542.0 要介護2 68,214 67,372

女 4.0% 2.1% 入院患者数 8.0 18.0 要介護3 75,197 75,013

計 124,817 6,703,081 7.5% 4.9% 44.000 56.000 要介護4 82,379 80,376

 ~39歳 33.0% 33.0% 1件当たり点数 33,736 31,110 33,736 31,110 要介護5 88,671 84,357

40~64歳 28.0% 31.0% 一般 29,201 28,292 0.2% 0.3%

65~74歳 19.0% 18.0% 検査値(メタボ、予備群レベル) 退職 31,412 29,465 0.6% 0.6%

75歳~ 20.0% 18.0% 腹囲 6.2% 5.1% 後期 39,228 36,678

男  6.6% 6.0% 外来

女  5.5% 3.8% 有病状況

平均寿命 BMI 2.5% 2.0% 糖尿病 40.0% 42.0%

男 80.9 79.6 男  2.4% 1.9% 外来受診率 43.000 54.000 高血圧 42.0% 43.0%

女 87.1 86.4 女  2.9% 2.1% 脂質異常 21.0% 20.0%

健康寿命 血糖 1.1% 0.9% 心臓病 11.0% 13.0%

男 76.8 76.2 睡眠不足 25.0% 20.0% 血圧 1.7% 2.1% 脳疾患 14.0% 11.0%

女 81.8 80.9 毎日飲酒 9.0% 10.0% 脂質 1.4% 1.0% がん 37.0% 33.0%

標準化死亡率 時々飲酒 29.0% 31.0% 血糖・血圧 1.4% 0.8% 筋・骨格 43.0% 45.0%

男 96.3 96.4 1日飲酒量 血糖・脂質 1.1% 0.7% 精神 22.0% 23.0%

女 99.6 101.8 1合未満 2.0% 3.0% 血圧・脂質 1.1% 0.9% 居宅サービス

年齢調整死亡率 1~2合 4.0% 6.0%

男 2~3合 2.0% 3.0% 入院

女 3合以上 2.0% 2.0% 7.1% 5.0%

死因 8.2% 8.4%

がん 33.1% 31.5% 入院率 0.800 1.800 施設サービス

心臓病 16.5% 15.6%

脳疾患 9.7% 11.9%

糖尿病 1.1% 1.3%

腎不全 1.5% 1.8%

自殺 2.6% 2.9%

-4.8% -5.3%

+4.3% +4.1%改善状況

要介護認定なし者

医療費(40歳以上)33,208

要介護認定者

医療費(40歳以上)49,446

31,102

46,776

悪化状況

1件当たり

在院日数11.9 12.3

32,217 30,854

特定健診未受診者1

件当たり医科レセ点数32,897 31,125

特定健診受診者1件

当たり医科レセ点数

治療中断者率

1日当たり

医療費点数4,009 3,18032,217 30,854

受診勧奨者

医療機関非受診率5.8% 6.1%

1人当たり

医療費点数1,137 1,035

2.3%

1件当たり

医療費点数47,704 39,113

千人当たり

事業所数

1件当たり

給付費(円)179,201 181,298

入院費用の

割合

初回受診者 千人当たり

事業所数44.0% 47.0%

受診勧奨者率医療費分析(最大医療資源傷病名による)

受診勧奨者

医療機関受診率2.4%

53,201 51,2391件当たり

給付費(円)

1件当たり

受診回数2.4 2.9

1日当たり

医療費点数1,293 933

血糖・血圧・

脂質0.9% 0.7%

1人当たり

医療費点数776 703

3,103 2,8011日1時間以上運

動なし12.0% 8.0%

1件当たり

医療費点数

+0.1% +0.2%

平均寿命20歳時体重から

10kg以上増加5.0% 7.0%

1回30分以上運

動習慣なし19.0% 9.0%

新規認定率

前年との

認定率比較

外来費用の

割合56.0% 53.0%

0.8%(再)2号認定率

食べる速度が速

い14.0% 13.0%

週3回以上

就寝前夕食5.0% 7.0%

特定保健指導

実施率0.9%

介護

週3回以上

朝食を抜く8.0% 6.0%

人口構成 健診生活習慣 医療

非肥満高血糖 受診率

被保険者構成週3回以上

食後間食6.0% 6.0%

小児2 %

糖尿病 8 %

脳疾患 7 %

がん 23 %

その他 45 %

心臓病 8 %

精神疾患7 %

地域

糖尿病 9 %

脳疾患 5 %

心臓病 9%

小児3%

がん 18 %

精神疾患8 %

その他 48 %

地域の全体像の把握 作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県

ページ : 1/1

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅰ地域全体の状況を把握する)

活用方法

比較情報が出力される帳票は、予め設定され

た比較先「県・同規模・国」と比較して地域

の値が2倍以上の場合は“赤”、20%以上の

場合は“緑”で表示されます。 国や自治体が公表するデータも併せて活用しながら地域の状況を把握する。

ヒント

Page 24: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 作成年月 : H24年08月比較先 : 県印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

保険者番号 : 00138016

保険者名 : 千代田区地区 :

「健診・医療・介護データからみる地域の健康課題」(帳票ID:P21_003) 地域の人口構成や被保険者構成、生活習慣、健診結果状況、医療状況、介護状況について、県、同規模保険者、全国の状況と比較、自保険者のポジション(順位)を把握できます。

地域全体の状況を確認するとともに、他の状況と比較することで地域の特徴を把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅰ地域全体の状況を把握する)

23

活用方法

Page 25: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

番号 市区町村

国保

被保険者

数/人口

(人)

総医療費

(円)受診率

1人当たり

医療費

(入・外)

(円)

1件当たり

日数

(入・外)

(日)

1日当たり

医療費

(入・外)

(円)

1件当たり

医療費

(入・外)

(円)

生活習慣病

保有者

数/率

30万円以上

入院レセプト

件数/率

6ヶ月以上

入院レセプト

件数/率

人工透析者

数/率

特定健診

受診率

介護給付費

(円)

介護受給者

数/率

要介護者

受診率

1 A 市

2 B 市

3 C 市

4 D 市

5 E 市

6 F 市

7 G 町

8 H 町

9 I 町

10 J 町

11 K 町

12 L 村

13 M 村

14 N 村

15 O 村

合計(15件)150,000

375,000300,000,000,000 9,999.999

10,000

4,000

11.52

2.50

10,000

1,500

10,000

4,000

41,535

27.7

4,682

3.1

6,523

4.3

3,528

2.430.0

市区町村別データ 作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

被保険者数、医療費、健診受診率、介護給付費等について、全国の同規模保険者との比較をすることもできます。

地域全体の状況を確認するとともに、他の状況と比較することで地域の特徴を把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅰ地域全体の状況を把握する)

「市区町村別データ同規模保険者比較」(帳票ID:P21_005) 自県(都道府)内の市区町村、同規模保険者別に人口構成、被保険者構成、健診、医療、介護等の状況について一覧で確認することができます。

24

活用方法

番号同規模

保険者別

国保

被保険者

数/人口

(人)

総医療費

(円)受診率

1人当たり

医療費

(入・外)

(円)

1件当たり

日数

(入・外)

(日)

1日当たり

医療費

(入・外)

(円)

1件当たり

医療費

(入・外)

(円)

生活習慣病

保有者

数/率

30万円以上

入院レセプト

件数/率

6ヶ月以上

入院レセプト

件数/率

人工透析者

数/率

特定健診

受診率

介護給付費

(円)

介護受給者

数/率

要介護者

受診率

1 A 市

2 B 市

3 C 市

4 D 市

5 E 市

6 F 市

7 G 町

8 H 町

9 I 町

10 J 町

11 K 町

12 L 村

13 M 村

14 N 村

15 O 村

合計(15件)150,000

375,000300,000,000,000 9,999.999

10,000

4,000

11.52

2.50

10,000

1,500

10,000

4,000

41,535

27.7

4,682

3.1

6,523

4.3

3,528

2.430.0 6,000

15,786

10.50.2

同規模保険者比較保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN

地区 :

作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : Z,ZZ9/Z,ZZ9

自県(都道府)内の市区町村と被保険者数、医療費、健診受診率、介護給付費等について比較し、地域の特徴を把握することができます。

Page 26: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

人口構成 作成年月 : H24年08月(H23年度)

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

0.0%2.0%4.0%6.0%8.0%10.0%12.0%14.0%

地域

男性

0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 14.0%

0歳~4歳

5歳~9歳

10歳~14歳

15歳~19歳

20歳~24歳

25歳~29歳

30歳~34歳

35歳~39歳

40歳~44歳

45歳~49歳

50歳~54歳

55歳~59歳

60歳~64歳

65歳~69歳

70歳~74歳

75歳~79歳

80歳~84歳

85歳~89歳

90歳~94歳

95歳~99歳

100歳~

地域

(%)

女性

25

人口ピラミッドの形状や自治体の総合計画の内容等を踏まえて、将来の人口構成を想像します。

地域の人口構成、高齢化の状況を県や全国と比較をして見ることができます。

人口構成や被保険者の構成から地域の全体像を把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅱ地域構成より地域の状況を把握する)

「人口及び被保険者の状況」(帳票ID:P21_006) 性・年齢階層別に地域の人口を見ることができます。

活用方法

介護や医療費などの課題が大きくなる75歳以上の割合や生活習慣病の発症年齢に近づく若年層の割合に注意する。

ヒント

Page 27: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

26

41.4% 地域 地域 46.8%

33.0% 県 県 38.1%

同規模 同規模

国 国

4.5% 地域 地域 4.4%

4.0% 県 県 3.8%

同規模 同規模

国 国

4.5% 地域 地域 4.0%

3.9% 県 県 2.1%

同規模 同規模

国 国

7.8% 地域 地域 7.1%

5.0% 県 県 4.7%

同規模 同規模

国 国

0.8% 地域 地域 1.1%

0.7% 県 県 1.1%

同規模 同規模

国 国

予備群

非肥満

高血糖

特定保健

指導実施率

健診(受診率、メタボ、予備群、非肥満高血糖、特定保健指導実施率)

男性 女性

受診率

メタボ

健診の状況

作成年月 : H24年08月印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN

地区 :40~74歳

特定保健指導対象外(非肥満者)ではあるものの、検査値が有所見(高血糖)に該当する者の割合を把握でき、非肥満者への対応を含めた対策を検討する上での参考となります。

地域における特定健診・特定保健指導の実施状況等とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅲ健診データから地域の健康課題を把握する)

「健診の状況」(帳票ID:P21_008) 性・年齢階層別の特定健診受診率、メタボリックシンドローム該当者・予備群の割合、非肥満高血糖者の割合、特定保健指導実施率を見ることができます。また全国、県、同規模保険者との比較ができます。

活用方法

以下の年齢階層より選択が可能。 「40~74歳」 「40~44歳」・「45~49歳」・「50~54歳」・「55~59歳」「60~64歳」・「65~69歳」・「70~74歳」

Page 28: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

27

地域における特定健診・特定保健指導の実施状況等とその特徴を把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅲ健診データから地域の健康課題を把握する)

「厚生労働省様式(様式6-9)(健診受診状況)」(帳票ID:P21_026)、「厚生労働省様式(様式6-11)(性・年齢階級別保健指導率)」(帳票ID:P21_028) 性・年齢階層別の特定健診対象者、受診者、未受診者の数・割合について見ることができます。

活用方法

特定健診未受診者の状況を見ることで、受診率向上対策を講ずるべき性別・年齢階層を検討します。

Page 29: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

生活習慣

単位:% 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国 地域 県 同規模 国

服薬 30.0 31.5 30.9 29.1 6.0 6.3 6.2 5.8 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 6.0 6.3 6.2 5.8 6.0 6.3 6.2 5.8 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1

既往歴 32.0 33.6 33.0 31.0 3.0 3.2 3.1 2.9 30.0 31.5 30.9 29.1 32.0 33.6 33.0 31.0 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 30.0 31.5 30.9 29.1 32.0 33.6 33.0 31.0

喫煙 19.0 20.0 19.6 18.4 24.0 25.2 24.7 23.3 32.0 33.6 33.0 31.0 19.0 20.0 19.6 18.4 24.0 25.2 24.7 23.3 24.0 25.2 24.7 23.3 32.0 33.6 33.0 31.0 19.0 20.0 19.6 18.4

週3回以上朝食を抜く 12.0 12.6 12.4 11.6 17.0 17.9 17.5 16.5 16.0 16.8 16.5 15.5 12.0 12.6 12.4 11.6 17.0 17.9 17.5 16.5 17.0 17.9 17.5 16.5 16.0 16.8 16.5 15.5 12.0 12.6 12.4 11.6

週3回以上夕食後間食 11.0 11.6 11.3 10.7 19.0 20.0 19.6 18.4 15.0 15.8 15.5 14.6 11.0 11.6 11.3 10.7 19.0 20.0 19.6 18.4 19.0 20.0 19.6 18.4 15.0 15.8 15.5 14.6 11.0 11.6 11.3 10.7

週3回以上就寝前夕食 7.0 7.4 7.2 6.8 17.0 17.9 17.5 16.5 8.0 8.4 8.2 7.8 7.0 7.4 7.2 6.8 17.0 17.9 17.5 16.5 17.0 17.9 17.5 16.5 8.0 8.4 8.2 7.8 7.0 7.4 7.2 6.8

食べる速度が速い 22.0 23.1 22.7 21.3 31.0 32.6 31.9 30.1 27.0 28.4 27.8 26.2 22.0 23.1 22.7 21.3 31.0 32.6 31.9 30.1 31.0 32.6 31.9 30.1 27.0 28.4 27.8 26.2 22.0 23.1 22.7 21.3

20歳時体重から10kg以上増加 8.0 8.4 8.2 7.8 3.0 3.2 3.1 2.9 10.0 7.0 10.3 9.7 8.0 8.4 8.2 7.8 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 10.0 7.0 10.3 9.7 8.0 8.4 8.2 7.8

1日1時間以上運動なし 12.0 12.6 12.4 11.6 11.0 11.6 11.3 10.7 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6 11.0 11.6 11.3 10.7 11.0 11.6 11.3 10.7 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6

睡眠不足 23.0 24.2 23.7 22.3 29.0 30.5 29.9 28.1 25.0 26.3 25.8 24.3 23.0 24.2 23.7 22.3 29.0 30.5 29.9 28.1 29.0 30.5 29.9 28.1 25.0 26.3 25.8 24.3 23.0 24.2 23.7 22.3

1回30分以上の運動習慣なし 17.0 17.9 17.5 16.5 25.0 26.3 25.8 24.3 19.0 20.0 19.6 18.4 17.0 17.9 17.5 16.5 25.0 26.3 25.8 24.3 25.0 26.3 25.8 24.3 19.0 20.0 19.6 18.4 17.0 17.9 17.5 16.5

毎日飲酒 13.0 13.7 13.4 12.6 11.0 11.6 11.3 10.7 12.0 12.6 12.4 11.6 13.0 13.7 13.4 12.6 11.0 11.6 11.3 10.7 11.0 11.6 11.3 10.7 12.0 12.6 12.4 11.6 13.0 13.7 13.4 12.6

時々飲酒 29.0 30.5 29.9 28.1 34.0 35.7 35.0 33.0 31.0 32.6 31.9 30.1 29.0 30.5 29.9 28.1 34.0 35.7 35.0 33.0 34.0 35.7 35.0 33.0 31.0 32.6 31.9 30.1 29.0 30.5 29.9 28.1

1日飲酒量( 1合未満) 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 10.0 4.5 10.3 9.7 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 10.0 4.5 10.3 9.7 4.0 4.2 4.1 3.9

1日飲酒量( 1~2合) 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 4.0 4.2 4.1 3.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9

1日飲酒量( 2~3合) 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9

1日飲酒量( 3合以上) 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9

服薬 30.0 31.5 30.9 29.1 32.0 33.6 33.0 31.0 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 32.0 33.6 33.0 31.0 32.0 33.6 33.0 31.0 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1

既往歴 30.0 31.5 30.9 29.1 31.0 32.6 31.9 30.1 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 31.0 32.6 31.9 30.1 31.0 32.6 31.9 30.1 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1

喫煙 11.0 11.6 11.3 10.7 8.0 8.4 8.2 7.8 10.0 10.5 10.3 9.7 11.0 11.6 11.3 10.7 8.0 8.4 8.2 7.8 8.0 8.4 8.2 7.8 10.0 10.5 10.3 9.7 11.0 11.6 11.3 10.7

週3回以上朝食を抜く 6.0 6.3 6.2 5.8 5.0 5.3 5.2 4.9 7.0 7.4 7.2 6.8 6.0 6.3 6.2 5.8 5.0 5.3 5.2 4.9 5.0 5.3 5.2 4.9 7.0 7.4 7.2 6.8 6.0 6.3 6.2 5.8

週3回以上夕食後間食 7.0 7.4 7.2 6.8 9.0 9.5 9.3 8.7 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8 9.0 9.5 9.3 8.7 9.0 9.5 9.3 8.7 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8

週3回以上就寝前夕食 7.0 7.4 7.2 6.8 11.0 11.6 11.3 10.7 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8 11.0 11.6 11.3 10.7 11.0 11.6 11.3 10.7 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8

食べる速度が速い 8.0 8.4 8.2 7.8 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8 8.0 8.4 8.2 7.8 6.0 6.3 6.2 5.8 6.0 6.3 6.2 5.8 7.0 7.4 7.2 6.8 8.0 8.4 8.2 7.8

20歳時体重から10kg以上増加 4.0 4.2 4.1 3.9 2.0 2.1 2.1 1.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 5.0 5.3 5.2 4.9 4.0 4.2 4.1 3.9

1日1時間以上運動なし 12.0 12.6 12.4 11.6 16.0 16.8 16.5 15.5 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6 16.0 16.8 16.5 15.5 16.0 16.8 16.5 15.5 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6

睡眠不足 27.0 28.4 27.8 26.2 33.0 34.7 34.0 32.0 28.0 29.4 28.8 27.2 27.0 28.4 27.8 26.2 33.0 34.7 34.0 32.0 33.0 34.7 34.0 32.0 28.0 29.4 28.8 27.2 27.0 28.4 27.8 26.2

1回30分以上の運動習慣なし 22.0 23.1 22.7 21.3 25.0 26.3 25.8 24.3 23.0 24.2 23.7 22.3 22.0 23.1 22.7 21.3 25.0 26.3 25.8 24.3 25.0 26.3 25.8 24.3 23.0 24.2 23.7 22.3 22.0 23.1 22.7 21.3

毎日飲酒 7.0 7.4 7.2 6.8 5.0 5.3 5.2 4.9 8.0 8.4 8.2 7.8 7.0 7.4 7.2 6.8 5.0 5.3 5.2 4.9 5.0 5.3 5.2 4.9 8.0 8.4 8.2 7.8 7.0 7.4 7.2 6.8

時々飲酒 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 30.0 31.5 30.9 29.1 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 30.0 31.5 30.9 29.1 30.0 31.5 30.9 29.1 29.0 30.5 29.9 28.1

1日飲酒量( 1合未満) 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9

1日飲酒量( 1~2合) 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9

1日飲酒量( 2~3合) 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9

1日飲酒量( 3合以上) 2.0 2.1 2.1 1.9 1.0 1.1 1.0 1.0 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 1.0 1.1 1.0 1.0 1.0 1.1 1.0 1.0 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9

服薬 30.0 31.5 30.9 29.1 19.0 20.0 19.6 18.4 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1 19.0 20.0 19.6 18.4 19.0 20.0 19.6 18.4 29.0 30.5 29.9 28.1 30.0 31.5 30.9 29.1

既往歴 31.0 32.6 31.9 30.1 17.0 17.9 17.5 16.5 29.5 31.0 30.4 28.6 31.0 32.6 31.9 30.1 17.0 17.9 17.5 16.5 17.0 17.9 17.5 16.5 29.5 31.0 30.4 28.6 31.0 32.6 31.9 30.1

喫煙 15.0 15.8 15.5 14.6 16.0 16.8 16.5 15.5 21.0 22.1 21.6 20.4 15.0 15.8 15.5 14.6 16.0 16.8 16.5 15.5 16.0 16.8 16.5 15.5 21.0 22.1 21.6 20.4 15.0 15.8 15.5 14.6

週3回以上朝食を抜く 9.0 9.5 9.3 8.7 11.0 11.6 11.3 10.7 11.5 12.1 11.8 11.2 9.0 9.5 9.3 8.7 11.0 11.6 11.3 10.7 11.0 11.6 11.3 10.7 11.5 12.1 11.8 11.2 9.0 9.5 9.3 8.7

週3回以上夕食後間食 9.0 9.5 9.3 8.7 14.0 14.7 14.4 13.6 10.5 11.0 10.8 10.2 9.0 9.5 9.3 8.7 14.0 14.7 14.4 13.6 14.0 14.7 14.4 13.6 10.5 11.0 10.8 10.2 9.0 9.5 9.3 8.7

週3回以上就寝前夕食 7.0 7.4 7.2 6.8 14.0 14.7 14.4 13.6 7.0 7.4 7.2 6.8 7.0 7.4 7.2 6.8 14.0 14.7 14.4 13.6 14.0 14.7 14.4 13.6 7.0 7.4 7.2 6.8 7.0 7.4 7.2 6.8

食べる速度が速い 15.0 15.8 15.5 14.6 18.5 19.4 19.1 17.9 17.0 17.9 17.5 16.5 15.0 15.8 15.5 14.6 18.5 19.4 19.1 17.9 18.5 19.4 19.1 17.9 17.0 17.9 17.5 16.5 15.0 15.8 15.5 14.6

20歳時体重から10kg以上増加 6.0 6.3 6.2 5.8 2.5 2.6 2.6 2.4 7.5 6.1 7.7 7.3 6.0 6.3 6.2 5.8 2.5 2.6 2.6 2.4 2.5 2.6 2.6 2.4 7.5 6.1 7.7 7.3 6.0 6.3 6.2 5.8

1日1時間以上運動なし 12.0 12.6 12.4 11.6 13.5 14.2 13.9 13.1 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6 13.5 14.2 13.9 13.1 13.5 14.2 13.9 13.1 13.0 13.7 13.4 12.6 12.0 12.6 12.4 11.6

睡眠不足 25.0 26.3 25.8 24.3 31.0 32.6 31.9 30.1 26.5 27.8 27.3 25.7 25.0 26.3 25.8 24.3 31.0 32.6 31.9 30.1 31.0 32.6 31.9 30.1 26.5 27.8 27.3 25.7 25.0 26.3 25.8 24.3

1回30分以上の運動習慣なし 19.5 20.5 20.1 18.9 25.0 26.3 25.8 24.3 21.0 22.1 21.6 20.4 19.5 20.5 20.1 18.9 25.0 26.3 25.8 24.3 25.0 26.3 25.8 24.3 21.0 22.1 21.6 20.4 19.5 20.5 20.1 18.9

毎日飲酒 10.0 10.5 10.3 9.7 8.0 8.4 8.2 7.8 10.0 10.5 10.3 9.7 10.0 10.5 10.3 9.7 8.0 8.4 8.2 7.8 8.0 8.4 8.2 7.8 10.0 10.5 10.3 9.7 10.0 10.5 10.3 9.7

時々飲酒 29.0 30.5 29.9 28.1 32.0 33.6 33.0 31.0 30.5 32.0 31.4 29.6 29.0 30.5 29.9 28.1 32.0 33.6 33.0 31.0 32.0 33.6 33.0 31.0 30.5 32.0 31.4 29.6 29.0 30.5 29.9 28.1

1日飲酒量( 1合未満) 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 6.5 3.8 6.7 6.3 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 3.0 3.2 3.1 2.9 6.5 3.8 6.7 6.3 3.0 3.2 3.1 2.9

1日飲酒量( 1~2合) 3.5 3.7 3.6 3.4 3.5 3.7 3.6 3.4 4.5 4.7 4.6 4.4 3.5 3.7 3.6 3.4 3.5 3.7 3.6 3.4 3.5 3.7 3.6 3.4 4.5 4.7 4.6 4.4 3.5 3.7 3.6 3.4

1日飲酒量( 2~3合) 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9

1日飲酒量( 3合以上) 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9 2.0 2.1 2.1 1.9 2.0 2.1 2.1 1.9 4.0 4.2 4.1 3.9 3.0 3.2 3.1 2.9

60~64歳 65~69歳 70~74歳40~74歳 40~44歳 55~59歳45~49歳 50~54歳

質問票調査の状況保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県

ページ : 1/1

28

生活習慣の状況について、性別や年齢階層によって比較し、その地域の特徴や傾向を確認します。

地域における質問票調査の結果(生活習慣の状況)等とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅲ健診データから地域の健康課題を把握する)

「質問票調査の状況」(帳票ID:P21_007) 性・年齢階層別の服薬状況や既往歴、生活習慣の状況を見ることができます。

活用方法

Page 30: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

29

人数

(人)

該当率

(%)

人数

(人)

該当率

(%)

人数

(人)

該当率

(%)

人数

(人)

該当率

(%)

人数

(人)

該当率

(%)

人数

(人)

該当率

(%)

99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0

99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9

速い

普通

遅い

毎日

時々

ほとんど飲まない(飲めない)

1合未満

1~2合未満

2~3合未満

3合以上

改善するつもりはない

改善するつもりである

近いうちに改善するつもりであり、

少しずつ始めている

既に改善に取り組んでいる

(6か月未満)

既に改善に取り組んでいる

(6か月以上)

※法定報告XML作成時点における実績値を表示

※該当率は健診受診者(評価対象者)に対する該当割合

改善

意欲

運動や食生活等の生活習慣を改善し

てみようと思う

ほぼ同じ年齢の同姓と比較して歩く速度が速い

この1年間で体重の増減が±3kg以上あった

人と比較して食べる速度が速い

就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある

夕食後に間食(3食以外の夜食)をとることが週に3回以上ある

朝食を抜くことが週3回以上ある

20歳のときの体重から10kg以上増加した

組 合

お酒(清酒、焼酎、ビール、洋酒など)を飲む頻度

飲酒日の1日当たりの飲酒量

睡眠で休養が十分とれている

女性 総計

日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施

1回30分以上軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施

評価対象者数

往歴

医師から、脳卒中(脳出血、脳梗塞等)にかかっているといわれたり、治療を受けたことがある

医師から、心臓病(狭心症、心筋梗塞等)にかかっているといわれたり、治療を受けたことがある

医師から、慢性の腎不全にかかっているといわれたり、治療(人工透析)を受けたことがある

医師から、貧血といわれたことがある

活習

現在、たばこを習慣的にすっている

男性 女性

市区町村

薬状況

現在、高血圧症の治療に係る薬剤を服用している

現在、糖尿病の治療に係る薬剤を服用している

現在、脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している

項目

総計 男性

質問票項目別集計表作成年月 : H24年08月(H23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

食事や運動などの生活習慣について、改善意欲と併せて地域住民の状態を確認します。

地域における質問票調査の結果(生活習慣の状況)等とその特徴を把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅲ健診データから地域の健康課題を把握する)

「質問票項目別集計表」(帳票ID:P22_002) 質問票の項目毎(服薬状況、既往歴、生活習慣、改善意欲)に該当する者の数・割合を性別で見ることができます。

当該市区町村の生活習慣の特徴を地域の生活環境等と併せて確認します。

ヒント

質問票項目別集計表(都道府県別)(帳票ID:P22_008)

関連帳票

活用方法

Page 31: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

40.988 地域 地域 48.126

54.301 県 県 58.287

同規模 同規模

国 国

34,101点 地域 地域 33,309点

31,904点 県 県 30,941点

同規模 同規模

国 国

39,414点 地域 地域 28,904点

38,149点 県 県 28,531点

同規模 同規模

国 国

30,519点 地域 地域 32,818点

30,418点 県 県 39,271点

同規模 同規模

国 国

医療(受診率、1件当たり点数、1件当たり点数(一般)、1件当たり点数(退職))医療(受診率、1件当たり点数、1件当たり点数(一般)、1件当たり点数(退職))

男性 女性

受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(

一般)

1件当たり

点数(

退職)

医療費の状況作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日

ページ : 9,999/9,999

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN

地区 :

0~74歳

医療の受診率と併せて、医療費(点数)の状況を全国や同規模保険者と比較して把握できます。

地域における医療機関への受診率や1人当たり医療費等の状況とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅳレセプトデータから地域の健康課題を把握する)

「医療費の状況」(帳票ID:P21_009) 性・年齢階層別の医療の受診率、1件当たりの点数を県・同規模保険者・全国と比較して見ることができます。

活用方法

■「受診率」… 一定期間内に医療機関にかかった人の割合を表す指標(= レセプト件数÷被保険者数) ■「1件当たり点数(医療費)」… レセプト1件当たりの点数(医療費)(=総点数(医療費)÷レセプト件数)

ヒント

以下の年齢階層より選択が可能。 「0~74歳」 「0~39歳」・「40~74歳」

30

Page 32: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

出典

1 京都府 272.9 高知県 2155.0 高知県 2,191.0 山口県 40.0 長崎県 32.0 高知県 437.0 愛媛県 288.0 大分県 53.0 沖縄県 457.4 広島県 41,445 徳島県 258,029 北海道 436,409 福岡県 86,015

2 徳島県 270.0 北海道 1609.2 鹿児島県 1,964.0 徳島県 39.0 宮崎県 27.0 山口県 294.0 香川県 252.0 徳島県 48.0 青森県 447.6 高知県 41,316 北海道 243,400 長崎県 434,581 北海道 84,186

3 東京都 265.5 鹿児島県 1591.1 長崎県 1,860.0 熊本県 37.0 北海道 26.0 鹿児島県 278.0 熊本県 225.0 富山県 44.0 和歌山県 445.2 山口県 41,142 鹿児島県 238,525 大阪府 413,209 高知県 82,670

4 高知県 263.1 熊本県 1532.7 熊本県 1,852.0 大分県 35.0 徳島県 25.0 富山県 265.0 岡山県 222.0 石川県 43.0 宮崎県 437.0 鹿児島県 40,584 香川県 237,973 石川県 407,376 広島県 80,205

5 福岡県 262.8 山口県 1496.2 山口県 1,813.0 宮崎県 35.0 富山県 23.5 北海道 263.0 岩手県 204.0 北海道 42.5 熊本県 418.5 北海道 40,555 島根県 235,597 広島県 406,779 長崎県 79,776

6 鳥取県 259.9 福岡県 1480.8 徳島県 1,752.0 北海道 34.4 高知県 23.4 徳島県 262.0 鳥取県 201.0 広島県 42.4 長崎県 418.4 大分県 39,782 高知県 235,438 徳島県 405,383 沖縄県 79,298

7 長崎県 256.7 佐賀県 1465.3 大分県 1,733.0 石川県 34.3 鹿児島県 23.3 熊本県 254.0 宮崎県 191.0 長崎県 42.3 山梨県 412.0 香川県 38,569 山口県 234,158 福岡県 401,946 大阪府 78,946

8 岡山県 251.3 徳島県 1456.3 佐賀県 1,726.0 愛媛県 34.2 香川県 22.2 宮崎県 244.0 宮城県 177.8 熊本県 41.2 高知県 411.8 福岡県 39,392 大分県 233,518 佐賀県 396,904 佐賀県 78,162

9 島根県 247.9 石川県 1435.7 宮崎県 1,687.0 長崎県 34.1 愛媛県 21.3 佐賀県 229.0 鹿児島県 177.0 鹿児島県 40.3 鹿児島県 407.4 長崎県 39,095 富山県 231,612 高知県 387,648 鹿児島県 77,136

10 和歌山県 246.3 富山県 1423.5 北海道 1,565.0 福岡県 33.2 熊本県 21.2 長崎県 225.0 高知県 175.0 秋田県 39.2 茨城県 406.5 島根県 39,019 長崎県 229,507 兵庫県 386,039 熊本県 76,952

11 熊本県 239.9 長崎県 1399.9 福岡県 1,520.0 鹿児島県 33.1 大分県 21.1 石川県 224.0 山口県 174.0 福岡県 38.1 群馬県 403.7 徳島県 38,610 広島県 228,913 香川県 385,853 大分県 76,273

12 石川県 239.7 鳥取県 1389.4 愛媛県 1,456.0 佐賀県 31.0 石川県 20.0 島根県 213.0 長野県 170.4 香川県 37.4 栃木県 398.9 佐賀県 38,600 石川県 223,762 東京都 379,736 京都府 75,166

13 香川県 238.6 宮崎県 1383.5 石川県 1,445.0 和歌山県 28.0 滋賀県 19.3 福岡県 212.0 佐賀県 170.0 佐賀県 37.3 愛媛県 392.6 岡山県 38,449 福岡県 224,794 鹿児島県 379,729 石川県 74,800

14 大阪府 237.6 香川県 1374.9 島根県 1,419.0 福井県 27.0 和歌山県 19.2 秋田県 199.0 福井県 165.0 和歌山県 36.2 東京都 390.4 石川県 37,804 愛媛県 223,827 岡山県 377,716 山口県 74,771

15 大分県 229.7 島根県 1366.3 富山県 1,413.0 富山県 26.4 山口県 19.1 愛媛県 198.0 青森県 163.6 高知県 35.1 岩手県 388.2 富山県 37,172 佐賀県 219,554 富山県 377,170 岡山県 73,113

16 佐賀県 229.2 愛媛県 1330.1 香川県 1,366.0 岡山県 26.3 奈良県 18.9 岩手県 197.0 山形県 163.0 沖縄県 35.0 秋田県 384.9 愛媛県 36,970 鳥取県 217,722 大分県 378,044 香川県 72,956

17 山口県 227.6 大分県 1315.0 秋田県 1,332.0 香川県 26.2 広島県 18.8 大分県 196.0 長崎県 162.0 山口県 33.8 福島県 384.0 熊本県 36,943 秋田県 217,028 秋田県 374,651 兵庫県 70,999

18 愛媛県 224.3 岡山県 1313.3 岡山県 1,276.0 高知県 26.1 福岡県 18.7 沖縄県 173.0 福島県 161.9 愛媛県 32.7 山形県 383.2 鳥取県 36,262 熊本県 214,464 福井県 374,018 愛媛県 69,968

19 広島県 222.6 福井県 1256.1 鳥取県 1,272.0 広島県 25.0 佐賀県 18.6 鳥取県 168.0 石川県 161.5 岩手県 30.6 佐賀県 381.7 福井県 35,264 岩手県 214,010 熊本県 371,295 徳島県 68,733

20 鹿児島県 220.8 京都府 1248.5 広島県 1,264.0 青森県 24.0 青森県 17.5 新潟県 166.0 静岡県 161.0 宮城県 30.5 岐阜県 376.8 京都府 34,394 岡山県 213,806 和歌山県 370,146 和歌山県 68,271

21 富山県 220.1 広島県 1206.1 福井県 1,253.0 京都府 23.3 福井県 17.4 広島県 161.0 奈良県 158.0 福井県 30.4 静岡県 376.4 秋田県 34,106 宮崎県 204,354 宮城県 369,489 愛知県 66,007

22 宮崎県 209.7 秋田県 1201.0 沖縄県 1,246.0 兵庫県 23.2 沖縄県 17.3 青森県 160.0 福岡県 153.2 福島県 28.4 大阪府 376.3 兵庫県 33,840 和歌山県 202,033 京都府 369,430 奈良県 67,968

23 沖縄県 208.2 沖縄県 1197.5 和歌山県 1,229.0 島根県 23.1 京都府 16.3 福井県 159.0 大分県 153.0 島根県 28.3 長野県 374.2 宮崎県 33,336 福井県 201,861 愛媛県 368,538 福井県 67,927

24 北海道 206.7 和歌山県 1191.7 岩手県 1,220.0 福島県 21.3 大阪府 16.2 香川県 158.0 徳島県 151.1 山形県 27.5 大分県 374.1 和歌山県 32,851 新潟県 200,189 青森県 368,327 宮崎県 67,859

25 福井県 206.3 岩手県 1172.2 青森県 1,186.0 三重県 21.2 島根県 16.1 福島県 156.0 沖縄県 151.0 群馬県 27.4 山口県 382.8 新潟県 32,064 兵庫県 196,689 岩手県 367,026 東京都 67,770

26 兵庫県 206.1 福島県 1146.0 福島県 1,160.0 大阪府 21.1 山形県 15.3 栃木県 155.5 三重県 150.4 大阪府 27.3 千葉県 371.9 山形県 31,843 大阪府 196,517 山口県 365,325 鳥取県 66,890

27 奈良県 203.4 青森県 1136.1 京都府 1,144.0 岩手県 20.0 岐阜県 15.2 岡山県 155.0 広島県 150.0 岡山県 27.2 鳥取県 362.7 大阪府 31,782 福島県 196,089 福島県 364,887 滋賀県 66,785

28 群馬県 201.1 山梨県 1091.7 山形県 1,120.0 滋賀県 19.2 岡山県 15.1 和歌山県 152.0 兵庫県 149.0 茨城県 26.1 三重県 361.6 福島県 31,692 山形県 195,783 愛知県 360,331 埼玉県 65,789

29 宮城県 199.2 奈良県 1089.7 新潟県 1,092.0 沖縄県 19.1 秋田県 14.2 山形県 151.0 茨城県 148.0 滋賀県 25.2 宮城県 357.0 滋賀県 31,315 青森県 194,419 島根県 357,833 島根県 65,654

30 栃木県 196.0 群馬県 1080.4 群馬県 1,030.0 新潟県 18.0 三重県 14.1 山梨県 149.3 北海道 147.8 宮崎県 25.1 北海道 355.6 三重県 31,142 三重県 190,094 鳥取県 357,214 神奈川県 65,001

31 山梨県 195.1 大阪府 1077.4 山梨県 1,000.0 秋田県 17.2 兵庫県 13.2 京都府 149.0 山梨県 147.7 新潟県 24.2 島根県 355.3 奈良県 30,903 京都府 189,563 奈良県 350,888 富山県 64,807

32 滋賀県 192.5 新潟県 1072.9 大阪府 1,000.0 群馬県 17.1 岩手県 12.4 群馬県 148.0 愛知県 147.5 栃木県 23.4 埼玉県 352.4 岩手県 30,677 山梨県 184,459 神奈川県 349,528 福島県 64,173

33 長野県 190.7 長野県 1032.9 兵庫県 990.0 岐阜県 16.0 宮城県 12.3 大阪府 140.0 大阪府 147.1 東京都 23.3 兵庫県 352.3 長野県 30,473 岐阜県 183,922 山形県 349,507 岐阜県 64,023

34 秋田県 190.0 兵庫県 1022.4 長野県 969.0 栃木県 15.3 福島県 12.2 静岡県 138.0 滋賀県 144.0 神奈川県 22.6 福岡県 352.1 岐阜県 30,291 奈良県 193,886 山梨県 347,586 宮城県 63,900

35 山形県 188.9 山形県 978.9 三重県 969.0 長野県 15.2 静岡県 12.1 三重県 136.0 群馬県 141.0 岐阜県 22.5 新潟県 351.1 宮城県 30,051 宮城県 182,057 宮崎県 347,385 山梨県 63,849

36 愛知県 188.0 茨城県 978.6 奈良県 961.0 奈良県 15.1 群馬県 11.4 長野県 135.0 島根県 140.0 三重県 22.4 香川県 348.2 愛知県 29,982 愛知県 181,214 岐阜県 346,276 秋田県 63,770

37 三重県 180.7 栃木県 959.7 宮城県 948.0 茨城県 14.6 千葉県 11.3 茨城県 126.0 富山県 138.0 兵庫県 22.3 奈良県 344.7 山梨県 29,813 長野県 178,189 栃木県 346,010 青森県 63,174

38 福島県 177.9 滋賀県 947.5 栃木県 918.0 千葉県 14.5 神奈川県 11.2 兵庫県 125.1 埼玉県 131.2 鳥取県 22.2 神奈川県 344.0 青森県 29,203 東京都 177,733 新潟県 342,865 群馬県 62,058

39 岩手県 176.1 三重県 944.8 滋賀県 891.0 東京都 14.4 愛知県 11.1 奈良県 125.0 京都府 131.0 長野県 21.1 広島県 341.7 静岡県 29,027 滋賀県 175,618 滋賀県 342,746 三重県 60,814

40 岐阜県 174.1 東京都 935.3 茨城県 884.0 山梨県 14.3 茨城県 10.7 滋賀県 123.0 和歌山県 129.0 青森県 20.7 岡山県 340.5 群馬県 28,847 栃木県 174,867 三重県 337,917 茨城県 60,474

41 神奈川県 173.0 神奈川県 932.1 岐阜県 881.0 愛知県 14.2 栃木県 10.6 東京都 115.0 東京都 127.0 京都府 20.6 愛知県 340.2 東京都 28,556 群馬県 174,396 茨城県 337,859 千葉県 60,094

42 新潟県 172.1 宮城県 925.5 静岡県 852.0 鳥取県 14.1 埼玉県 10.5 愛知県 114.0 神奈川県 123.2 千葉県 18.5 京都府 340.1 神奈川県 28,326 静岡県 173,018 沖縄県 337,365 栃木県 59,562

43 青森県 170.9 静岡県 911.7 東京都 823.0 宮城県 13.2 東京都 10.4 埼玉県 113.0 岐阜県 123.0 山梨県 18.4 石川県 337.0 栃木県 27,091 神奈川県 172,915 静岡県 335,720 静岡県 59,304

44 静岡県 170.5 岐阜県 903.5 愛知県 800.0 埼玉県 13.1 長野県 10.3 宮城県 112.0 秋田県 116.1 静岡県 18.3 徳島県 344.7 茨城県 26,594 茨城県 170,103 埼玉県 331,824 山形県 59,296

45 千葉県 169.9 愛知県 817.3 埼玉県 741.0 神奈川県 12.2 鳥取県 10.2 神奈川県 111.0 新潟県 116.0 愛知県 18.2 福井県 334.3 埼玉県 26,388 埼玉県 164,680 群馬県 328,669 岩手県 58,225

46 茨城県 153.5 千葉県 816.2 千葉県 740.0 静岡県 12.1 新潟県 9.1 岐阜県 109.0 千葉県 112.0 埼玉県 17.1 滋賀県 316.9 沖縄県 25,949 沖縄県 161,816 長野県 319,995 新潟県 58,111

47 埼玉県 146.7 埼玉県 769.7 神奈川県 705.0 山形県 11.0 山梨県 9.0 千葉県 106.0 栃木県 109.0 奈良県 17.0 富山県 313.7 千葉県 25,904 千葉県 159,906 千葉県 319,853 長野県 57,565

212.2 68,920159.6 30.0 375.5 33,690 203,234 367,341全国 1203.4 1,248.0 23.0 16.6 178.3

総務省統計局社会指標 厚生労働省患者調査 国民健康保険の実態

平成14年 平成17年 平成17年 平成17年 平成18年 平成18年

順位

医療施設に従事する医師

(人口10万人当たり)

一般病院床数

(人口10万人当たり)

入院受療率(人口10万対) 外来受療率(人口10万対) 国民健康保険

被保険者数

(人口千人当たり)

被保険者

1人あたり医療費

(円)

一般被保険者

1人あたり医療費

(円)

退職被保険者

1人あたり医療費

(円)

後期被保険者

1人あたり医療費

(円)総数 糖尿病 虚血性心疾患 脳血管疾患 糖尿病 腎不全等

(様式4-1) 都道府県の特徴

厚生労働省様式(様式4-1) 都道府県の特徴

作成年月 : H24年08月(23年度)

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

厚生労働省様式

31 ・厚生労働省様式(様式4-2)(都道府県別一人当たり後期高齢者(老人)医療費の推移)(帳票ID:P21_022) ・厚生労働省様式(様式4-3)(生活習慣病における死亡と医療費の状況)(帳票ID:P21_023)

関連帳票

地域における医療機関への受療率や1人当たり医療費等の状況とその特徴を他の地域と比較しながら把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (Ⅳレセプトデータから地域の健康課題を把握する)

「厚生労働省様式(様式4-1)(都道府県の特徴)」(帳票ID:P21_021) 医師数や病床数、疾病別の入院・入院外受療率、1人あたり医療費等について全国の都道府県順位を見ることができます。

受療率や医療費の状況について都道府県単位で地域のポジション(順位)を確認できます。

活用方法

■「受療率」… 推計患者数を人口10 万対であらわした数。 受療率(人口10 万対)=推計患者数÷推計人口×100,000

ヒント

都道府県別比較を行う帳票では、自県(都道

府)の欄が“青”で表示されます。

Page 33: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

32

介護費の状況作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日

ページ : 9,999/9,999

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN

地区 : 40歳~

176,681円 地域 地域 179,018円

176,733円 県 県 173,818円同規模 同規模

国 国

49,700円 地域 地域 49,700円

45,331円 県 県 45,511円同規模 同規模

国 国

104,000円 地域 地域 104,000円

81,144円 県 県 83,963円同規模 同規模

国 国

165,800円 地域 地域 165,800円

164,844円 県 県 164,554円同規模 同規模

国 国

194,800円 地域 地域 194,800円

169,941円 県 県 164,567円同規模 同規模

国 国

267,500円 地域 地域 267,500円.

255,385円 県 県 255,466円同規模 同規模

国 国

306,000円 地域 地域 306,000円

301,030円 県 県 301,665円同規模 同規模

国 国

358,300円 地域 地域 358,300円

344,881円 県 県 347,878円同規模 同規模

国 国

男性 女性

介護(要介護度別1件当たり給付費)

1件当たり

給付費

要支援1

要支援2

要介護1

要介護2

要介護3

要介護4

要介護5

地域の介護給付費の状況を要介護度別に全国や同規模保険者と比較して把握できます。

地域における要介護度別の介護費の状況を他の地域と比較しながら把握する。

【地域の状況把握(現状分析)】(Ⅴ介護データから地域の健康課題を把握する)

「介護費の状況」(帳票ID:P21_010) 性・年齢階層別の1件当たりの介護給付費、要介護度別給付費の状況を県・同規模保険者・全国と比較して見ることができます。

活用方法

以下の年齢階層より選択が可能。 「40歳~」 「40~64歳」・「65~69歳」・「70~74歳」・「75~79歳」 「80~84歳」・「85~89歳」・「90~94歳」・「95~99歳」 「100歳~」

Page 34: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

活用場面 解説頁 活用方法

(着眼点) 活用帳票

Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

P35~P36 ① メタボリックシンドローム該当者・予備群者、保健指導対象者・非該当者において、保有する割合が大きいリスクやリスクの重複状況を把握する。

厚生労働省様式(様式6-8)(メタボリックシンドローム該当者・予備群)

特定健診リスクパターン別集計表 特定健診リスクパターン別集計(都道府県別①) 特定健診リスクパターン別集計(都道府県別②)

P37

② 地域で改善が必要な生活習慣について把握する。

質問票調査の経年比較

P38

③ 健診受診者の健診有所見割合が大きい項目を把握する。

厚生労働省様式(様式6-2~7)(健診有所見者状況)

Ⅱ レセプトデータから重点課題を抽出する

P39

④ 医療費が高額となっている疾患を把握する。 厚生労働省様式(様式1-1)(30万円以上となったレセプトの一覧)

P40

⑤ 長期に治療が継続することにより結果的に医療費が高額となっている疾患を把握する。

厚生労働省様式(様式2-1)(6ヶ月以上入院しているレセプトの一覧)

P41 ⑥ 人工透析導入の原因となっている疾患を把握する。

厚生労働省様式(様式2-2)(人工透析患者一覧表)

P42~P44

⑦ 医療費(点数)、レセプト件数等で医療費を押し上げている疾病について把握する。

医療費分析(2) 大、中、細小分類 医療費分析(1)細小分類 疾病別医療費分析(大分類) 疾病別医療費分析(中分類) 疾病別医療費分析(細小(82)分類) 疾病別医療費分析(生活習慣病)

33

国保データベース(KDB)システムの活用場面と活用方法

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】

Page 35: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

34

活用場面 解説頁 活用方法

(着眼点) 活用帳票

Ⅱ レセプトデータから重点課題を抽出する

P45 ⑧ 健診の受診有無による医療費負担の違いを把握する。

医療費分析(健診有無別)

P46 ⑨ 生活習慣病患者が罹患する重篤な合併症(脳卒中、心筋梗塞、糖尿病性腎症等)について把握する。

厚生労働省様式(様式3-1) (生活習慣病全体のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-2) (糖尿病のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-3) (高血圧症のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-4) (脂質異常症のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-5) (虚血性心疾患のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-6) (脳血管疾患のレセプト分析) 厚生労働省様式(様式3-7) (人工透析のレセプト分析)

P47 ⑩ 有病状況の割合の変化(傾向)を把握する。 医療・介護の突合(有病状況)

Ⅲ 介護データから重点課題を抽出する

P48~P50

⑪ 要介護(支援)者における、有病割合の大きい疾病や有所見割合の大きい項目を確認し、高齢期の要介護状態と生活習慣病との関連(重症化や要介護状態に至る要因)を把握するとともに、介護予防事業の展開につなげる。

要介護(支援)者認定状況 要介護(支援)者有病状況 要介護(支援)者突合状況

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】

Page 36: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

メタボリックシンドローム該当者・予備群者のリスク保有状況を確認することで、優先的に対応すべき疾病リスクや性別、年代を選定します。

メタボリックシンドローム該当者・予備群者において、保有する割合が大きいリスクやリスクの重複状況を把握する。

「厚生労働省様式(様式6-8)(メタボリックシンドローム該当者・予備群)」(帳票ID:P21_025) メタボリックシンドロームの該当者・予備群者について、腹囲有所見、高血糖、高血圧、脂質異常症の危険因子マトリックス毎に該当者の人数・割合を年齢階層別に見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅰ健診データから重点課題を抽出する)

活用方法

割合①:分母は健診受診者 (※健診受診者数欄については健診対象者数を分母とし、受診率を表示) 割合②:分母は腹囲男性85cm以上、女性90cm以上の者

ヒント

35

健診対象者数を表示

Page 37: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

レベル腹囲等

※1血糖 脂質 血圧 喫煙

人数

(人)

構成比率

(%)

人数

(人)

構成比率

(%)

人数

(人)

構成比率

(%)

人数

(人)

構成比率

(%)

人数

(人)

構成比率

(%)

人数

(人)

構成比率

(%)

99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9 99,999,999 999.9

● ●

● ●

● ●

● ●

● ●

● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ● ●

● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ●

● ●

● ●

リスクパターンごとの詳細情報(市区町村) リスクパターンごとの詳細情報(組合)

リスクパターン 総 計 男性 女性 総 計 男性 女性

※2

服薬中のため情報提供

特定健診リスクパターン別集計表

作成年月 : H24年08月(H23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ● ●

● ● ●

● ● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ●

● ● ● ● ●

99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0 99,999,999 100.0

※1 内臓脂肪蓄積のリスク判定項目(腹囲・BMI・内臓脂肪面積)

※2 特定保健指導対象者を除く情報提供

※3 65歳以上のため、積極的支援から動機付け支援の対象となった者

※4 法定報告XML作成時点における実績値を表示

評価対象者数 ※4(

的→

)

(65歳~)

※3

特定保健指導対象者のリスク保有状況を確認することで、優先的に対応すべき疾病リスクや性別を選定します。

・特定健診リスクパターン別集計(都道府県別①)(帳票ID:P22_009) ・特定健診リスクパターン別集計(都道府県別②)(帳票ID:P22_010)

関連帳票

保健指導対象者・非該当者において、保有する割合が大きいリスクやリスクの重複状況を把握する。

「特定健診リスクパターン別集計表」(帳票ID:P22_001) 特定保健指導の支援レベル(情報提供・動機づけ支援・積極的支援)毎にリスクパターン(腹囲、血糖、脂質、血圧、喫煙)に該当する者の人数や構成比率について性別で見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅰ健診データから重点課題を抽出する)

36

活用方法

Page 38: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

37

単位:%

地域

(地区)30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 1.1 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0

県 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 20.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

1日飲酒量

女性

3

0

3

0

2

0

1

0

k

g

1日飲酒量2

0

1

0

k

g

男性

2

0

1

0

k

g

3

0

1日飲酒量1

2

4

40~74歳

総計

2

3

2

2

2

1

2

0

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

質問票調査の経年比較作成年月 : H24年08月(H23年度)

印刷日 : H24年08月27日

比較先 : 県ページ : 9,999/9,999

経年的に改善が必要な生活習慣を確認し、対策を検討することができます。

CSVデータから表やグラフにして、地域の健康教室などで住民と情報共有することができます。 0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

40%

運動習慣 食習慣

A地区

同規模

国 ヒント

地域で改善が必要な生活習慣について把握する。

「質問票調査の経年比較」(帳票ID:P25_001) 質問票調査の結果について経年比較(過去5年間)で見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅰ健診データから重点課題を抽出する)

活用方法

Page 39: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

38

25以上割合

(%)85以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 394,378 117,322 29.7 191,887 48.7 123,250 31.3 86,326 21.9 36,834 9.3 98,477 25.0 191,789 48.6 0 0.0 203,405 51.8 98,155 24.9 188,746 47.9 0 0.0 0 0.0 0 0

地域(地区)

40歳代 62,365 20,799 33.4 27,797 44.6 22,609 36.3 20,293 32.5 5,831 9.3 9,433 15.1 18,303 29.3 0.0 18,759 30.1 14,091 22.6 31,852 51.1 0.0 0.0 0.0

50歳代 68,680 22,389 32.6 33,392 48.6 24,731 36.0 18,631 27.1 5,941 8.7 15,477 22.5 29,320 42.7 0.0 31,196 45.4 21,530 31.3 34,476 50.2 0.0 0.0 0.0

60~64歳 69,490 20,739 29.8 34,865 50.2 22,486 32.4 15,054 21.7 6,112 8.8 19,244 27.7 35,611 51.2 0.0 38,452 55.3 20,787 29.9 34,613 49.8 0.0 0.0 0.0

65~69歳 92,316 25,225 27.3 44,563 48.3 26,698 28.9 16,481 17.9 8,241 8.9 25,921 28.1 50,982 55.2 0.0 53,670 58.1 21,873 23.7 43,344 47.0 0.0 0.0 0.0

70~74歳 101,527 28,170 27.7 51,270 50.5 26,726 26.3 15,867 15.6 10,709 10.5 28,402 28.0 57,573 56.7 0.0 61,328 60.4 19,874 19.6 44,461 43.8 0.0 0.0 0.0

25以上割合

(%)90以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 529,015 100,436 19.0 88,640 36.8 87,865 16.6 47,809 9.0 10,604 2.0 80,668 15.2 258,502 48.9 0 0.0 232,691 44.0 78,120 14.8 303,792 57.4 0 0.0 0 0.0 0 0.0

地域(地区)

40歳代 63,475 8,863 14.0 5,580 18.8 6,074 9.6 3,555 5.6 922 1.5 3,811 6.0 13,140 20.7 0.0 8,964 14.1 5,202 8.2 22,020 34.7 0.0 0.0 0.0

50歳代 80,408 14,053 17.5 10,584 23.2 12,840 16.0 8,259 10.3 1,225 1.5 9,244 11.5 32,589 40.5 0.0 25,800 32.1 12,766 15.9 47,926 56.9 0.0 0.0 0.0

60~64歳 102,981 18,765 18.2 15,821 35.4 17,874 17.4 10,349 10.0 1,811 1.8 16,697 16.2 52,611 51.1 0.0 44,861 43.6 17,497 17.0 65,885 64.0 0.0 0.0 0.0

65~69歳 134,927 26,321 19.5 23,686 37.6 23,920 17.7 12,521 9.3 2,756 2.0 23,472 17.4 75,513 56.0 0.0 69,068 51.2 21,422 15.9 83,292 61.7 0.0 0.0 0.0

70~74歳 147,224 32,434 22.0 32,969 37.4 27,157 18.4 13,125 8.9 3,890 2.6 27,444 18.6 84,649 57.5 0.0 83,998 57.1 21,233 14.4 84,669 57.5 0.0 0.0 0.0

25以上割合

(%)85、90以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 923,393 217,758 23.6 280,527 41.4 211,115 22.9 134,135 14.5 47,438 5.1 179,145 19.4 450,291 48.8 0 0.0 436,096 47.2 176,275 19.1 492,538 53.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

地域(地区)

40歳代 125,840 29,662 23.6 33,377 36.5 28,683 22.8 23,848 19.0 6,753 5.4 13,244 10.5 31,443 25.0 0 0.0 27,723 22.0 19,293 15.3 53,872 42.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0

50歳代 149,088 36,442 24.4 43,976 39.5 37,571 25.2 26,890 18.0 7,166 4.8 24,721 16.6 61,909 41.5 0 0.0 56,996 38.2 34,296 23.0 82,402 55.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

60~64歳 172,471 39,504 22.9 50,686 39.4 40,360 23.4 25,403 14.7 7,923 4.6 35,941 20.8 88,222 51.2 0 0.0 83,313 48.3 38,284 22.2 100,498 58.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

65~69歳 227,243 51,546 22.7 68,249 4.0 50,618 22.3 29,002 12.8 10,997 4.8 49,393 21.7 126,495 55.7 0 0.0 122,738 54.0 43,295 19.1 126,636 55.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0

70~74歳 248,751 60,604 24.4 84,239 43.9 53,883 21.7 28,992 11.7 14,599 5.9 55,846 22.5 142,222 57.2 0 0.0 145,326 58.4 41,107 16.5 129,130 51.9 0 0.0 0 0.0 0 0.0

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

LDLコレステロール クレアチニン中性脂肪 ALT(GPT) HDLコレステロール 血糖

総数 受診者 BMI 腹囲* HbA1c 尿酸 収縮期血圧 拡張期血圧

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

心電図※ 眼底検査※

BMI 腹囲* 中性脂肪 ALT(GPT) 心電図※ 眼底検査※LDLコレステロール クレアチニン

心電図※ 眼底検査※

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

HbA1c 尿酸女性 受診者

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

収縮期血圧 拡張期血圧HDLコレステロール 血糖

男性 受診者

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

HDLコレステロール 血糖 HbA1c 尿酸

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

BMI 腹囲* 中性脂肪 ALT(GPT) 収縮期血圧 拡張期血圧 LDLコレステロール クレアチニン

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

厚生労働省様式作成年月 : H24年08月(23年度)

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

(様式6-2~7) 健診有所見者状況(男女別・年代別)

検査値を年齢階層別にグラフ等により比較することで、どの年代から数値が変化しているのか確認できます。⇒ 優先的に関わる対象を検討

ヒント

健診受診者の健診有所見割合が大きい項目を把握する。

「厚生労働省様式(様式6-2~7)(健診有所見者状況)」(P21_024) 性・年齢階層別にBMIや腹囲等の健診有所見者の状況について見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅰ健診データから重点課題を抽出する)

活用方法

HbA1cは平成25年度の健診結果より有所見の判定基準がJDS値からNGSP値に変更される

0

10

20

30

40

50

60

70

40歳代 50歳代 60~64歳 65~69歳 70~74歳

有所見者割合(%)

(年齢)

HbA1cの状況

男性

女性

Page 40: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

39

高額な医療費がかかる疾病を確認し、どの疾病の予防を優先的な 保健指導の対象とするかを検討することができます。

最大医療資源傷病名(P99「国保データベース(KDB)システムにおける最大医療資源の考え方について」参照)を使用しているため、月ごとに主傷病名に違いが出ることがあります。

「個人別履歴」(帳票ID:P26_010)にて過去のレセプトが表示されるため、治療内容等詳細なデータを活用し、原因を究明することができます。

保険者にて金額を独自に設定できる機能を平成26年5月にリリース予定。

ヒント

医療費が高額となっている疾患を把握する。

「厚生労働省様式(様式1-1)(30万円以上となったレセプトの一覧)」(帳票ID:P21_011) 30万円以上となったレセプト(費用額、傷病名等)についてリストで見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

Page 41: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

40

長期に入院が必要となっている疾病や、関連する疾病について確認します。また、生活習慣病との関係性についても確認できます。

長期に治療が継続することにより結果的に医療費が高額となっている疾患を把握する。

「厚生労働省様式(様式2-1)(6ヶ月以上入院しているレセプトの一覧)」(帳票ID:P21_012) 6ヶ月以上入院しているレセプト(入院月数、主傷病名、生活習慣病の状況等)についてリストで見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

医療費額(各月の医療費を集計)の表示機能を平成26年5月にリリース予定。

ヒント

Page 42: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

41

起因となる糖尿病の状況を把握します。

人工透析導入に至った原因疾患の把握のほか、疾病の重なりや対象ケースの経年の健診結果等、ケースから学び住民全体の重症化予防につなげる。

ヒント

人工透析導入の原因となっている疾患を把握する。

「厚生労働省様式(様式2-2)(人工透析患者一覧表)」(帳票ID:P21_013) 人工透析患者について、糖尿病やその他の生活習慣病の状況をリストで見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

新規に人工透析患者となった者を把握する場合は、過去に出力された一覧表と比較することで可能。

発生したレセプト毎に表示されます。(一人で複数機関を受診した場合は、複数行で表示する。)

Page 43: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

42

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

医療費分析(2)大、中、細小分類作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

( 最大医療資源傷病名を用いて計算 )

保健指導対象者の絞込みに際し、どの疾病をターゲットにするかの医療費分析例

1位 心筋梗塞 6.0

2位 狭心症 5.2

3位 糖尿病 5.0

4位 高血圧 4.5

5位 高脂血症 4.5

6位 胃がん 4.0

7位 甲状腺がん 4.0

8位 慢性腎不全 4.0

9位 大腸がん 3.0

10位 腎臓がん 3.0

心筋梗塞 6.0

狭心症 5.2

高血圧 4.5

胃がん 3.0

大腸がん 2.0

肺がん 2.0

糖尿病 5.0

高脂血症 4.5

甲状腺がん 4.0

統合失調症 2.0

うつ病 1.8

認知症 1.5

心筋梗塞 6.0

狭心症 5.2

高血圧 4.5

胃がん 4.0

大腸がん 3.0

肺がん 2.8

糖尿病 5.0

高脂血症 4.5

甲状腺がん 4.0

慢性腎不全 4.0

腎臓がん 3.0

尿路結石 2.8

虚血性心疾患 5.0

高血圧性疾患 4.0

脳梗塞 3.0

胃の悪性新生物 3.0

直腸S状結腸および直腸の悪性新生物

3.0

気管、気管支及び肺の悪性新生物

2.0

糖尿病 5.0

甲状腺障害 4.5

その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害

4.0

てんかん 4.0

アルツハイマー病 3.0

自律神経系の障害 3.0

内分泌11.0

精神9.0

循環器20.0

新生物19.0

虚血性心疾患 5.0

脳内出血 3.0

脳梗塞 3.0

胃の悪性新生物 4.0

直腸S状結腸および直腸の悪性新生物

3.0

気管、気管支及び肺の悪性新生物

3.0

糖尿病 5.0

甲状腺障害 4.5

その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害

4.0

腎不全 4.0

尿路結石症 3.0

その他の腎尿路系の疾患 3.0

循環器25.0

新生物24.0

内分泌9.0

尿路7.0

入院

外来

入院+外来(%)

循環器25.0

新生物24.0

筋骨

6.0

精神

6.0

その他

23.0

尿路

7.0内分泌

9.0

循環器20.0

新生物19.0

精神

9.0

筋骨

7.0

その他

23.0

消化器

7.0 内分泌

11.0

中分類別分析(%) 細小分類分析(%)

入院医療費全体を100%とし

て計算

外来医療費全体を100%とし

て計算

大分類別医療費(%)

全体の医療費(入院+外来)を

100%として計算

保健指導対象疾患の絞込みに活用できます。

ヒント

医療費を押し上げている疾病について把握する。

「医療費分析(2) 大、中、細小分類」(帳票ID:P23_002) 医療費について大、中、細小分類の疾病別に見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

Page 44: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

43

胃がん 7,671,995 糖尿病 7,321,041

糖尿病 7,321,041 心筋梗塞 5,683,337 糖尿病 18 15

その他 7,316,101 脳出血 5,322,372 高血圧症 22 17

慢性腎不全(透析あり) 6,611,900 脳梗塞 5,045,740 高脂血症 11 12

肺がん 6,455,664 狭心症 4,204,116 高尿酸血症 6 8

大腸がん 6,119,412 高血圧症 4,098,633 脂肪肝 3 5

心筋梗塞 5,683,337 高尿酸血症 2,336,795 動脈硬化症 5 5

脳出血 5,322,372 高脂血症 2,323,692 脳出血 9 8

乳がん 5,310,936 脂肪肝 649,759 脳梗塞 6 7

脳梗塞 5,045,740 動脈硬化症 365,877 狭心症 11 10

心筋梗塞 13 10

その他 10,216,785 高血圧症 9,956,358 患者千人当たり200万円以上レセ数 15 8

高血圧 9,956,358 糖尿病 9,837,170 基礎疾患・循環器疾患・がん(有病)

糖尿病 9,837,170 高脂血症 7,679,559 糖尿病 4 2

高脂血症 7,679,559 心筋梗塞 7,125,965 高血圧症 6 4

肺炎 7,493,745 狭心症 6,712,642 高脂血症 2 1

心筋梗塞 7,125,965 脳梗塞 6,582,051 高尿酸血症 2 1

気管支喘息 6,748,808 高尿酸血症 4,759,058 脂肪肝 2 2

狭心症 6,712,642 脳出血 4,944,808 動脈硬化症 3 3

脳梗塞 6,582,051 脂肪肝臓 2,364,120 脳出血 4 3

胃潰瘍 6,463,280 動脈硬化症 1,345,778 脳梗塞 4 3

狭心症 3 4

心筋梗塞 5 4

食道がん 26,614 15,969 高血圧症 274 291 人工透析 3 2

大腸がん 23,780 14,981 糖尿病 259 262 がん 9 6

肝硬変 6,596 4,354 高脂血症 139 96 患者千人当たり糖尿病合併症レセ数(有病)

高脂血症 4,846 3,854 狭心症 91 94 糖尿病性腎症 34 39

腎臓がん 18,278 13,160 心筋梗塞 77 80 糖尿病性網膜症 36 33

子宮筋腫 12,364 9,149 脳出血 69 55 糖尿病性神経症 11 19

脳出血 7,256 5,442 脳梗塞 66 61 患者千人当たり糖尿病合併症新規レセ数(当月発症レセ)

膀胱がん 11,788 8,959 動脈硬化症 55 50 糖尿病性腎症 6 6

C型肝炎 9,935 7,650 高尿酸血症 41 55 糖尿病性網膜症 6 3

膵臓がん 8,532 6,740 脂肪肝 25 39 糖尿病性神経症 1 2

39,565 38,785 66,871 63,315

2 3 9 8

7 8 29 24

疾病分析地域

(地区)県 規模 国 生活習慣病分析

地域(地区)

県 規模 国 その他分析地域

(地区)

疾病別 入院 医療費点数 (高い順、最大医療資源傷病名による) 生活習慣病の入院医療費点数(高い順、最大医療資源傷病名による)患者千人当たり生活習慣病

新規レセ数(当月発症レセ)66 60

456

県 規模 国

1件当たり6ヶ月以上入院レセ点数

患者千人当たり人工透析レセ数

千人当たり人工透析レセ数

1件当たり人工透析点数

患者千人当たり6ヶ月以上入院レセ数

疾病別 外来 医療費点数 (高い順、最大医療資源傷病名による) 生活習慣病の外来医療費点数(高い順、最大医療資源傷病名による)

1件当たり比較対象より医療費点数が高い疾病

( 82 疾病から、最大医療資源傷病名による)

患者千人当たり生活習慣病レセ数

(有病)496

患者千人当たり人工透析

新規レセ数(当月発症)7 7

千人当たり6ヶ月以上入院レセ数

医療分析(1)細小分類保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県

ページ : 1/1

疾病別医療費(入院・外来)を確認します。

医療費(点数)、レセプト件数等で医療費を押し上げている疾病について把握する。

「医療費分析(1)細小分類」(帳票ID:P23_001) 医療費について細小分類の疾病別に見ることができます。また全国、県、同規模保険者との比較ができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

生活習慣病別医療費(入院・外来)を確認します。

Page 45: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

44

地域(地区)

県 同規模 国地域

(地区)県 同規模 国

地域(地区)

県 同規模 国

1 糖尿病 1.04 1.08 1.04 1.08 0.07 0.09 0.07 0.09 0.43 0.40 0.43 0.40

2 高血圧症 0.68 0.86 0.68 0.86 0.03 0.05 0.03 0.05 0.27 0.31 0.27 0.31

3 高脂血症 0.37 0.69 0.37 0.69 0.00 0.02 0.00 0.02 0.11 0.36 0.11 0.36

4 高尿酸血症 0.36 0.51 0.36 0.51 0.00 0.01 0.00 0.01 0.11 0.19 0.11 0.19

5 脂肪肝 0.10 0.24 0.10 0.24 0.00 0.01 0.00 0.01 0.03 0.09 0.03 0.09

6 動脈硬化症 0.00 0.01 0.00 0.01 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.01 0.00 0.01

7 脳出血 0.54 0.44 0.54 0.44 0.04 0.03 0.04 0.03 0.19 0.21 0.19 0.21

8 脳梗塞 0.62 0.69 0.62 0.69 0.06 0.05 0.06 0.05 0.21 0.26 0.21 0.26

9 狭心症 0.56 0.57 0.56 0.57 0.01 0.01 0.01 0.01 0.15 0.16 0.15 0.16

10 心筋梗塞 0.63 0.65 0.63 0.65 0.04 0.04 0.04 0.04 0.20 0.25 0.20 0.25

4.90 5.74 4.90 5.74 0.25 0.31 0.25 0.31 1.70 2.24 1.70 2.24

被保険者千人当たりレセプト件数

生活習慣病 - 入院

合計 0~39歳 40~74歳

総 計

疾病別医療費分析(生活習慣病)作成年月 : H24年08月印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県ページ : 1/3

保険者番号 : 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

・疾病別医療費分析(大分類)(帳票ID:P23_003) ・疾病別医療費分析(中分類)(帳票ID:P23_004) ・疾病別医療費分析(細小(82)分類)(帳票ID:P23_005)

関連帳票

医療費(点数)、レセプト件数等で医療費を押し上げている疾病について把握する。

「疾病別医療費分析(生活習慣病)」(帳票ID:P23_006) 生活習慣病に係る医療費について疾病別に見ることができます。また全国、県、同規模保険者との比較ができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

帳票毎に 被保険者千人当たりレセプト件数 レセプト1件当たり点数 総点数 を表示します。

Page 46: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

45

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

外来

総計 男性 女性

健診受診者

健診未受診者入院+外来

総計 男性 女性

健診受診者

健診受診者

入院

健診未受診者 健診未受診者

健診未受診者

健診未受診者 健診受診者

健診未受診者

健診受診者

健診未受診者

40 ~ 44歳

総計 男性 女性

健診受診者

健診未受診者

健診受診者

健診未受診者 健診受診者

健診受診者

医療費分析(健診有無別)保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

比較先 : 県印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

健診の受診有無による医療費の違いを把握すると同時に未受診者のレセプトから医療機関への受診の状況を確認し、未受診者対策について検討します。

健診の受診有無による医療費負担の違いを把握する。

「医療費分析(健診有無別)」(帳票ID:P23_007) 健診受診者と未受診者別に医療費を見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

未受診者のレセプトの確認 「被保険者管理台帳」(帳票ID:P26_006)にて未受診者を確認し、該当者のレセプトを表示する。

ヒント

Page 47: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

・厚生労働省様式(様式3-2)糖尿病のレセプト分析(帳票ID:P21_015) ・厚生労働省様式(様式3-3)高血圧症のレセプト分析(帳票ID: P21_016) ・厚生労働省様式(様式3-4)脂質異常症のレセプト分析(帳票ID: P21_017) ・厚生労働省様式(様式3-5)虚血性心疾患のレセプト分析(帳票ID: P21_018) ・厚生労働省様式(様式3-6)脳血管疾患のレセプト分析(帳票ID: P21_019) ・厚生労働省様式(様式3-7)人工透析のレセプト分析(帳票ID: P21_020)

脳血管疾患や虚血性心疾患、人工透析など、重症化及び合併症予防のためにどこにターゲットを絞っていくのか、複数の帳票から特徴を見ていきます。

ヒント

関連帳票

生活習慣病患者が罹患する重篤な合併症(脳卒中、心筋梗塞、糖尿病性腎症等)について把握する。

「厚生労働省様式(様式3-1)(生活習慣病全体のレセプト分析)」(帳票ID:P21_014) 生活習慣病全体のレセプトについて、性・年齢階層別の生活習慣病対象者や疾患別の人数・割合を見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

46

Page 48: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

47

単位:%

地域

(地区)40.0 42.0 24.0 11.0 22.0 43.0 22.0 40.0 42.0 24.0 11.0 22.0 43.0 22.0 40.0 42.0 24.0 11.0 22.0 43.0 22.0

県 42.0 43.0 20.0 13.0 11.0 45.0 23.0 42.0 43.0 20.0 13.0 11.0 45.0 23.0 42.0 43.0 20.0 13.0 11.0 45.0 23.0

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

2

1

2

0

40歳~

総 計 男 性 女 性

脳疾患 筋・骨格 精神 糖尿病精神

2

4

心臓病 脳疾患

2

3

2

2

高血圧脂質

異常症糖尿病 高血圧 筋・骨格 精神糖尿病 高血圧

脂質

異常症心臓病 脳疾患 筋・骨格

脂質

異常症心臓病

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

医療・介護の突合(有病状況) 作成年月 : H24年08月(H23年度)

比較先 : 県

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

有病状況の割合の変化(傾向)を把握する。

「医療・介護の突合(有病状況)」(帳票ID:P25_006) 性・年齢階層別に、要介護(支援)認定者※の有病状況の割合を経年比較で見ることができます。また全国、県、同規模保険者との比較ができます。 ※「受給者台帳」に登録されている被保険者に限る。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅱレセプトデータから重点課題を抽出する)

活用方法

有病状況の変化を経年的に把握し、保健事業のターゲットとすべき疾病を検討します。

以下の年齢階層より選択が可能。 「40歳~」 「40~64歳」・「65~69歳」・「70~74歳」・「75~79歳」 「80~84歳」・「85~89歳」・「90~94歳」・「95~99歳」 「100歳~」

Page 49: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

48

要介護度別の有病状況を確認し、要介護状態と疾病との関連を確認し、対策を検討する際の参考とします。

介護予防事業の展開につなげていきます。

ヒント

要介護(支援)者における、有病割合の大きい疾病や有所見割合の大きい項目を確認し、高齢期の要介護状態と生活習慣病との関連(重症化や要介護状態に至る要因)を把握するとともに、介護予防事業の展開につなげる。

「要介護(支援)者認定状況」(帳票ID:P24_001) 年代別に要介護(支援)認定者※の疾病別の有病状況等を見ることができます。 ※「受給者台帳」に登録されている被保険者に限る。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅲ介護データから重点課題を抽出する)

活用方法

Page 50: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

49

要介護(支援)者における、有病割合の大きい疾病や有所見割合の大きい項目を確認し、高齢期の要介護状態と生活習慣病との関連(重症化や要介護状態に至る要因)を把握するとともに、介護予防事業の展開につなげる。

「要介護(支援)者有病状況」(帳票ID:P24_002) 要介護(支援)認定者※の有病状況を見ることができます。 ※「受給者台帳」に登録されている被保険者に限る。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅲ介護データから重点課題を抽出する)

活用方法

2号被保険者の有病状況も確認可能です。 1号被保険者と2号被保険者の有病状況を比較することにより、

予防活動の重要性を見出すことができます。

ヒント

Page 51: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

50

要介護(支援)者における、有病割合の大きい疾病や有所見割合の大きい項目を確認し、高齢期の要介護状態と生活習慣病との関連(重症化や要介護状態に至る要因)を把握するとともに、介護予防事業の展開につなげる。

「要介護(支援)者突合状況」(帳票ID:P24_003) 要介護(支援)認定者※の健診・レセプト・介護データをリストで見ることができます。 ※「受給者台帳」に登録されている被保険者に限る。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(Ⅲ介護データから重点課題を抽出する)

活用方法

直近のレセプトの状況を確認することで、要介護状態に至った要因を確認します。

要介護(支援)認定者※を表示します。

健診検査値や医療点数、基礎疾患、心・腎疾患のレセプト状況を把握することができます。

ヒント

Page 52: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

51

活用場面 解説頁 活用方法

(着眼点) 活用帳票

Ⅰ 保健事業計画を作る P52~P54 ① 明確化した健康課題をもとに、保健事業計画を作る。

地域の全体像の把握 ※再掲 健診ツリー図 厚生労働省様式(様式6-10)(糖尿病等生活習慣

病予防のための健診・保健指導)

Ⅱ 保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う

P55~P63 ② 保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

健診ツリー図 ※再掲 保健指導対象者一覧(保健指導判定値の者) 保健指導対象者一覧(受診勧奨者)

疾病管理一覧(糖尿病) 疾病管理一覧(脳卒中) 疾病管理一覧(虚血性心疾患) 被保険者管理台帳 個人別履歴 5年間の履歴

Ⅲ ポピュレーションアプローチを行う P64~P66 ③ 地域住民に対し、地区の課題について、周知するとともに、地区(地域、対象集団)全体に対し、効果的な取組みを行う。

特定健診・特定保健指導実施結果総括表 特定健診・特定保健指導実施結果総括表(都道府

県別) 質問票調査の経年比較 ※再掲 厚生労働省様式(様式6-2~7)(健診有所見者状

況) ※再掲

Ⅳ 健診・保健指導の進捗管理を行う P67 ④ 健診・保健指導の実施状況を確認し、計画通りに実施されているかをモニタリングする。

特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表

国保データベース(KDB)システムの活用場面と活用方法

【重点課題への対策(事業の実施)】

Page 53: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

52 52

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

計 254,817 12,462,196 254,817 12,462,196 質問票調査 受診率 43.0% 35.0% 千人当たり 認定率 16.0% 17.0%

 ~39歳 47.0% 47.0% 服薬 30.0% 31.0% 30.0% 31.0% メタボ 4.5% 4.0% 病院数 0.1 0.1 1件当たり円 77,120 75,661 77,120 75,661

40~64歳 34.0% 33.0% 既往歴 31.0% 34.0% 男 4.5% 4.0% 診療所数 2.6 1.4 要支援1 76,315 80,239

65~74歳 9.0% 11.0% 喫煙 16.0% 14.0% 女 4.4% 3.8% 病床数 要支援2 76,216 80,011

75歳~ 10.0% 9.0% 予備群 4.2% 3.1% 医師数 要介護1 74,368 69,879

男 4.5% 3.9% 外来患者数 430.0 542.0 要介護2 68,214 67,372

女 4.0% 2.1% 入院患者数 8.0 18.0 要介護3 75,197 75,013

計 124,817 6,703,081 7.5% 4.9% 44.000 56.000 要介護4 82,379 80,376

 ~39歳 33.0% 33.0% 1件当たり点数 33,736 31,110 33,736 31,110 要介護5 88,671 84,357

40~64歳 28.0% 31.0% 一般 29,201 28,292 0.2% 0.3%

65~74歳 19.0% 18.0% 検査値(メタボ、予備群レベル) 退職 31,412 29,465 0.6% 0.6%

75歳~ 20.0% 18.0% 腹囲 6.2% 5.1% 後期 39,228 36,678

男  6.6% 6.0% 外来

女  5.5% 3.8% 有病状況

平均寿命 BMI 2.5% 2.0% 糖尿病 40.0% 42.0%

男 80.9 79.6 男  2.4% 1.9% 外来受診率 43.000 54.000 高血圧 42.0% 43.0%

女 87.1 86.4 女  2.9% 2.1% 脂質異常 21.0% 20.0%

健康寿命 血糖 1.1% 0.9% 心臓病 11.0% 13.0%

男 76.8 76.2 睡眠不足 25.0% 20.0% 血圧 1.7% 2.1% 脳疾患 14.0% 11.0%

女 81.8 80.9 毎日飲酒 9.0% 10.0% 脂質 1.4% 1.0% がん 37.0% 33.0%

標準化死亡率 時々飲酒 29.0% 31.0% 血糖・血圧 1.4% 0.8% 筋・骨格 43.0% 45.0%

男 96.3 96.4 1日飲酒量 血糖・脂質 1.1% 0.7% 精神 22.0% 23.0%

女 99.6 101.8 1合未満 2.0% 3.0% 血圧・脂質 1.1% 0.9% 居宅サービス

年齢調整死亡率 1~2合 4.0% 6.0%

男 2~3合 2.0% 3.0% 入院

女 3合以上 2.0% 2.0% 7.1% 5.0%

死因 8.2% 8.4%

がん 33.1% 31.5% 入院率 0.800 1.800 施設サービス

心臓病 16.5% 15.6%

脳疾患 9.7% 11.9%

糖尿病 1.1% 1.3%

腎不全 1.5% 1.8%

自殺 2.6% 2.9%

-4.8% -5.3%

+4.3% +4.1%改善状況

要介護認定なし者

医療費(40歳以上)33,208

要介護認定者

医療費(40歳以上)49,446

31,102

46,776

悪化状況

1件当たり

在院日数11.9 12.3

32,217 30,854

特定健診未受診者1

件当たり医科レセ点数32,897 31,125

特定健診受診者1件

当たり医科レセ点数

治療中断者率

1日当たり

医療費点数4,009 3,18032,217 30,854

受診勧奨者

医療機関非受診率5.8% 6.1%

1人当たり

医療費点数1,137 1,035

2.3%

1件当たり

医療費点数47,704 39,113

千人当たり

事業所数

1件当たり

給付費(円)179,201 181,298

入院費用の

割合

初回受診者 千人当たり

事業所数44.0% 47.0%

受診勧奨者率医療費分析(最大医療資源傷病名による)

受診勧奨者

医療機関受診率2.4%

53,201 51,2391件当たり

給付費(円)

1件当たり

受診回数2.4 2.9

1日当たり

医療費点数1,293 933

血糖・血圧・

脂質0.9% 0.7%

1人当たり

医療費点数776 703

3,103 2,8011日1時間以上運

動なし12.0% 8.0%

1件当たり

医療費点数

+0.1% +0.2%

平均寿命20歳時体重から

10kg以上増加5.0% 7.0%

1回30分以上運

動習慣なし19.0% 9.0%

新規認定率

前年との

認定率比較

外来費用の

割合56.0% 53.0%

0.8%(再)2号認定率

食べる速度が速

い14.0% 13.0%

週3回以上

就寝前夕食5.0% 7.0%

特定保健指導

実施率0.9%

介護

週3回以上

朝食を抜く8.0% 6.0%

人口構成 健診生活習慣 医療

非肥満高血糖 受診率

被保険者構成週3回以上

食後間食6.0% 6.0%

小児2 %

糖尿病 8 %

脳疾患 7 %

がん 23 %

その他 45 %

心臓病 8 %

精神疾患7 %

地域

糖尿病 9 %

脳疾患 5 %

心臓病 9%

小児3%

がん 18 %

精神疾患8 %

その他 48 %

地域の全体像の把握 作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県

ページ : 1/1

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

ポピュレーションアプローチ ■ 地域の住民が主体的に健康づくりに参加できるよう健康教室やワークショップ等仕組みづくりをサポートすることで、生活習慣の改善が図られるとともに、仲間づくりや助け合いを進める地域づくりの形成につなぐことができます。 ■ 国保データベース(KDB)システムを活用することにより、地域の健康課題について住民や健康づくりに関わる者がデータに基づき認識を共有し、問題意識を持つことができます。

ヒント

明確化した健康課題をもとに、保健事業計画を作る。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅰ保健事業計画を作る)

「地域の全体像の把握」(帳票ID:P21_001) 地域の人口構成や被保険者構成、生活習慣、健診結果状況、医療状況、介護状況について、県、同規模保険者、全国の状況と比較することで、地域の特徴が把握できます。 (※再掲)

活用方法

Page 54: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

腹囲等のリスクあり 4,721人 25.0%

健診受診者 19,252人 43.0% 未受診者 25,663人 57.0%

腹囲等のリスクなし 14,531人 75.0%

服薬あり 2,685人 14.0% 服薬なし 2,036人 11.0% 服薬あり 4,610人 24.0% 服薬なし 9,921人 51.0%

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+血圧

血糖+血圧+脂質

腹囲等のみ

腹囲等のみ

リスクなし

リスクなし

42

(12)

127

(37)

50

(13)

168

(46)

66

(14)

226

(64)

56

(14)

295

(74)

59

(10)

395

(86)

58

(15)

574

(162)

90

(22)

479

(114)

0

(0)

33,333

(33,333)

38

(9)

166

(41)

37

(12)

263

(57)

32

(9)

210

(48)

46

(10)

219

(50)

49

(10)

208

(46)

95

(22)

335

(82)

70

(16)

268

(61)

0

(0)

0

(0)

42

(9)

200

(59)

78

(12)

228

(66)

57

(9)

353

(83)

72

(10)

468

(99)

88

(10)

501

(116)

101

(22)

812

(162)

103

(16)

680

(131)

147

(41)

680

(101)

54

(10)

117

(24)

53

(14)

225

(42)

53

(14)

375

(60)

34

(9)

582

(86)

16

(3)

722

(102)

24

(7)

734

(106)

15

(3)

645

(86)

284

(51)

5,988

(1,074)

作成年月 : H24年08月印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

健診ツリー図保険者番号 : 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

A:受診勧奨者(受診勧奨者の喫煙者)

B:メタボ・予備群(メタボ・予備群の喫煙者)

53

健診受診者の健診結果からリスク数、リスク内容、服薬の有無による人数を確認することで、保健指導の必要性が高い集団を確認します。

医療機関への受診勧奨の必要性を検討します。

受診勧奨判定値以上の人への保健指導を検討します。

明確化した健康課題をもとに、保健事業計画を作る。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅰ保健事業計画を作る)

「健診ツリー図」(帳票ID:P26_001) 健診受診者と未受診者について、腹囲リスクの有無や服薬有無、リスクパターン(腹囲、血糖、脂質、血圧、喫煙)別に該当人数や割合を見ることができます。 ※リスク判定の基準は階層化(保健指導)判定値による。

非肥満であってもリスクを複数持っている人、服薬していてもコントロールの悪い人などを保健指導の対象として検討します。

活用方法

A:受診勧奨判定値の者(受診勧奨判定値の者の喫煙者) B:保健指導判定値の者(保健指導判定値の者の喫煙者)

Page 55: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

厚生労働省様式

(様式6-10) 糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導

40~64歳用

健診受診者

健康診査

保健事業対象者の明確化

他の健診等の結果の提出者

メタボ該当者

★特定健診受診率

40歳~64歳の被保険者を抽出

Q

★特定健康診査の実施

年1回受診

健診対象者

健診未受診者

生活習慣病治療中

レベル4

情報提供

生活習慣病のコントロール

良 不良

必要に応じて主治医の指示のもと、保健指導が行われる

分析 情報提供(受診の必要性を含む)

受診必要 受診不必要

健診結果の判定

特定保健指導

特定保健指導以外の対象者 特定保健指導の対象者

★対象となる生活習慣病の病名と治療

①糖尿病②インスリン療法③高血圧症④高脂血症⑤(高尿酸血症)⑥肝障害⑦糖尿病性神経障害⑧糖尿病性網膜症

⑪高血圧性腎臓障害⑫脳血管疾患

⑬脳出血⑭脳梗塞⑮その他の脳血管疾患

⑯虚血性心疾患⑰動脈便塞

★対象となる生活習慣病の病名と治療

①糖尿病②インスリン療法③高血圧症④高脂血症⑤(高尿酸血症)⑥肝障害⑦糖尿病性神経障害⑧糖尿病性網膜症

⑪高血圧性腎臓障害⑫脳血管疾患

⑬脳出血⑭脳梗塞⑮その他の脳血管疾患

⑯虚血性心疾患⑰動脈便塞

メタボ予備群

人C

人E

被保険者台帳

人A

人B

人D

治療なし

J治療なし

生活習慣病治療中

H I

健診受診情報(問診等)とレセプトを突合

人 人

K L

レベル3 レベル1 レベル2

人 人M N

動機付支援 積極的支援

人 人O P

25,402

25,402

40.0

10,24515,147

01,472

985

7,224

3,0214,568

10,589

586617

★特定保健指導実施率

Y+ZO+P

%S 2. 6

未受診者対策 医療との連携 医療との連携 特定保健指導以外の保健指導 特定保健指導

保健事業計画

評価

支援方法の検証、改善策の検討(ポピュレーションアプローチとの連携含む)

保健事業の実践

◆特定健診の受診勧奨(例:健診受診の重要性の普及啓発、簡易健診の実施による受診勧奨)

◆かかりつけ医を保健指導実施者との連携◆学習教材の共同使用◆医療機関における診療報酬上の生活習慣病管理料、栄養食事指導料の積極的活用◆治療中断者対策及び未受診者対策としてのレセプトと健診データの突合・分析

◆医療機関を受診する必要性について通知・説明◆適切な生活改善や受診行動が自分で選択できるよう支援

◆健診結果の見方について通知・説明

◆対象者の特徴に応じた行動変容を促す保健指導の実施◆行動目標・計画の策定◆健診結果により、必要に応じて受診勧奨を行う

次年度の特定健診の受診

次年度の特定健診未受診

かかりつけ医と連携した対応

個別に働きかけを行った人の数

実施者数

積極的支援実施者数

動機づけ支援実施者数

健診データをもとに特定保健指導個別支援計画を作成

未受診なのでレベルが未知のグループ

使用する学習教材の選択

改善

レベルX レベル4 レベル3 レベル1 レベル2

人T

人U

人V 人W 人X

人Y

人Z

次年度のメタボ該当者 予備群 、 糖尿病等有病者・予備群の評価(改善、悪化)、データの改善、リスク数人 人Q‘ R‘

18

13

作成年月 : H24年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

健診未受診かつ生活習慣病の治療が無い者の数を確認します。

医師との連携により早期受診が必要な者の数を確認します。

保健事業計画を作成する際に、重点対象者を明確にします。

明確化した健康課題をもとに、保健事業計画を作る。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅰ保健事業計画を作る)

「厚生労働省様式(様式6-10)(糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導)」(帳票ID:P21_027) 健診結果やレセプト情報をもとに、被保険者の健診受診状況(健診受診者数、健診未受診者数)や生活習慣病治療有無の状況(治療中の人数、治療なしの人数)、特定保健指導対象者数を見ることができます。

活用方法

特定保健指導対象外

54 治療の有無、疾病の重なり等により、保健指導等の介入の優先順位を決定する。

※KDBで出力されない項目

ヒント

健診受診者:E191,132人

生活習慣病治療中:I72,080人(Eの37.7%)

生活習慣病治療なし:J119,052人(Eの62.3%)

良:K

30,914人(Iの42.9%)(Eの16.2%)

不良:L

41,166人(Iの57.1%)(Eの21.5%)

受診必要M

38,933人(Jの32.7%)(Eの20.4%)

受診不要N

48,626人(Jの40.8%)(Eの25.4%)

動機付け支援:O

20,826人(Eの10.9%)

積極的支援:P

10,667人(Eの5.6%)

生活習慣病のコントロール

特定保健指導

L+M=8.1万人 O+P=3.1万人約2.6倍

*生活習慣病=高血圧症、糖尿病、脂質異常症

<様式6-10の分析例>

保健指導対象外(情報提供者)で、医療機関への受診が必要な者の数を確認します。

特定保健指導だけでは、生活習慣病の予防や医療費適正化を達成することは困難であることがわかる。

Page 56: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

腹囲等のリスクあり 4,721人 25.0%

健診受診者 19,252人 43.0% 未受診者 25,663人 57.0%

腹囲等のリスクなし 14,531人 75.0%

服薬あり 2,685人 14.0% 服薬なし 2,036人 11.0% 服薬あり 4,610人 24.0% 服薬なし 9,921人 51.0%

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧+脂質

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

血圧のみ

脂質のみ

血糖+血圧

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+脂質

血圧+脂質

血糖のみ

脂質のみ

血圧のみ

血糖+血圧

血糖+血圧+脂質

腹囲等のみ

腹囲等のみ

リスクなし

リスクなし

42

(12)

127

(37)

50

(13)

168

(46)

66

(14)

226

(64)

56

(14)

295

(74)

59

(10)

395

(86)

58

(15)

574

(162)

90

(22)

479

(114)

0

(0)

33,333

(33,333)

38

(9)

166

(41)

37

(12)

263

(57)

32

(9)

210

(48)

46

(10)

219

(50)

49

(10)

208

(46)

95

(22)

335

(82)

70

(16)

268

(61)

0

(0)

0

(0)

42

(9)

200

(59)

78

(12)

228

(66)

57

(9)

353

(83)

72

(10)

468

(99)

88

(10)

501

(116)

101

(22)

812

(162)

103

(16)

680

(131)

147

(41)

680

(101)

54

(10)

117

(24)

53

(14)

225

(42)

53

(14)

375

(60)

34

(9)

582

(86)

16

(3)

722

(102)

24

(7)

734

(106)

15

(3)

645

(86)

284

(51)

5,988

(1,074)

作成年月 : H24年08月印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

健診ツリー図保険者番号 : 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

A:受診勧奨者(受診勧奨者の喫煙者)

B:メタボ・予備群(メタボ・予備群の喫煙者)

55

健診受診者を健診結果からリスク内容(数)、服薬の有無のパターンで振り分け、保健指導の必要性が高い者 を絞り込む。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「健診ツリー図」(帳票ID:P26_001) 健診受診者と未受診者について、腹囲リスクの有無や服薬有無、リスクパターン(腹囲、血糖、脂質、血圧、喫煙)別に該当人数や割合を見ることができます。 ※リスク判定の基準は階層化(保健指導)判定値による。(※再掲)

活用方法

保健指導対象者の絞込み 画面へ(56頁参照)

A:受診勧奨判定値の者(受診勧奨判定値の者の喫煙者) B:保健指導判定値の者(保健指導判定値の者の喫煙者)

Page 57: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムでは、「健診ツリー図」による保健指導対象者の絞込みを行った後、以下の画面にて検査値の条件を設定することに更に対象者を絞り込むことができる。

≪参考≫ 保健指導対象者の絞込みについて

設定 クリア 保存 読込

収縮期130~139

拡張期85~89

中性脂肪150~299

79(12) 59(8)

HDL39~34

35(7) 20(3)

LDL120~139

89(13) 57(7)

血圧

脂質

5.6~5.8 5. 9~6.4

中性脂肪150~299

80(8) 52(8)

HDL39~34

27(4) 19(3)

LDL120~139

86(6) 52(4)

脂質

HbA1c

収縮期130~139

235(51)

拡張期85~89

150(31)

血圧

5.6~5.8 120(29)

5.9~6.4 88(17)

HbA1c収縮期130~139

拡張期85~89

5.6~5.8 111(23) 75(9)

5.9~6.4 53(15) 45(10)

血圧

HbA1c

血糖・血圧

血糖・脂質

血圧・脂質

血糖

血圧

脂質

血糖 HbA1c 5.6 6.4~

130 139~血圧 収縮期

85 89~拡張期

脂質 中性脂肪

HDL

LDL

150 299~

39 34~

120 139~

注:( )は喫煙者

確定 取消

男性2.性別 :

3.年齢別 :

5.対象者数 :

女性 両方

40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~70 70~74 全員

3因子 2因子 1因子

中性脂肪150~299

132(16)

HDL39~34

78(10)

LDL120~139

104(35)

脂質

1.腹囲等のリスク :1.腹囲等のリスク : 腹囲等のリスクなし

服薬なし

腹囲等のリスクあり

服薬なし

腹囲等のリスクあり

服薬あり

腹囲等のリスクなし

服薬あり

4.リスク因子別 : 3因子保有者 2因子保有者 1因子のみ保有者

166 (41)

人数

「保健指導対象者一覧」へ (57頁参照) 56

検査値条件を設定する

Page 58: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

57

絞り込み条件

1.腹囲等のリスク : 腹囲等のリスクあり・服薬なし 4.因子 血糖 ・HbA1c: 5.6 ~ 6.4 脂質 ・中性脂肪: 150 ~ 299

2.性別        : 両方 血圧 ・収縮期: 130 ~ 139 ・HDL    : 39 ~ 34

3.年齢別      : 全年齢 ・拡張期: 85 ~ 89 ・LDL    : 120 ~ 139

号氏名

B

M

I

H

b

A

1

c

H

D

L

L

D

L

G

O

T

G

P

T

γ

G

T

P

尿

尿

R

尿

ット

1あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと男 63 88.0 161.9 66.3 25.3 94 6.3 168 36 136 139 89 有

心血管

脳血管

肝不全・人工透析

血糖

血圧

脂質

○ 24 23 27 1 1 2 47.5 15.8

2 い 男 53 99.0 172.8 89.2 29.9 80 5.6 199 38 132 130 86 有 無 無 ○ 83 154 86 1 1 2 46.9 16.3

3 う 男 69 90.0 178.0 69.3 21.9 90 5.3 176 35 131 132 89 有 無 無 ○ 28 24 22 1 1 2 50.2 15.9

4 え 男 52 99.8 172.4 80.7 27.2 88 6.0 164 34 120 130 88 有 無 無 ○ 22 24 30 1 2 2 39.6 13.0

5 お 男 67 89.0 165.0 67.0 24.6 80 5.6 248 36 126 136 86 有 無 無 ○ 27 33 126 1 1 2 44.3 15.4

6 か 男 66 87.0 172.0 65.5 22.1 90 6.0 169 36 136 138 89 有 脳血管 無 ○ 18 26 32 3 2 2 57.2 18.7

7 き 女 69 94.0 155.2 62.3 25.9 90 5.9 185 35 133 136 88 無 無 無 ○ 15 11 17 1 1 2 40.0 12.8

8 く 男 74 86.0 166.5 67.0 24.2 84 6.1 263 37 130 134 86 無 無 無 ○ 36 50 242 1 1 2 45.4 15.1 ○

9 け 男 44 94.5 176.9 82.4 26.3 92 5.9 223 38 126 134 89 無 無 無 ○ 35 62 127 1 1 2 47.8 15.3 ○

10 こ 男 44 98.0 168.0 73.0 27.5 118 5.6 232 34 131 138 85 無 無 無 ○ 44 41 38 1 1 2 44.3 12.9 ○

11 さ 男 54 97.5 175.0 82.0 26.8 86 5.8 169 36 138 130 89 無 無 無 ○ 18 24 50 3 1 2 44.9 15.0 ○

12 し 男 71 94.6 166.3 75.5 27.3 72 5.7 164 34 134 130 86 無 無 無 ○ 24 18 99 1 1 1 42.2 13.6

13 す 男 61 85.5 168.5 58.5 20.6 80 5.6 185 37 132 134 89 無 無 無 ○ 30 18 347 4 3 2 48.6 16.5 ○

14 せ 男 72 97.0 172.1 77.0 26.0 82 6.0 180 38 131 132 88 無 無 無 ○ 39 42 390 1 2 1 46.6 15.1

15 そ 男 72 97.0 172.1 77.0 26.0 82 6.0 180 39 120 132 86 無 無 無 ○ 39 42 390 1 2 1 46.6 15.1

保健指導対象者一覧(メタボ・予備群)保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,9993因子(血糖・血圧・脂質)保有者の一覧表

保健指導対象者一覧(受診勧奨者)(帳票ID:P26_005)

ハイリスクアプローチ 個人の検査データ等を活用し、以下を行います。 生活習慣病の発症予防、重症化予防に向けた保健指導 医療機関への受診勧奨

ヒント

関連帳票

保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「保健指導対象者一覧(保健指導判定値の者)」(帳票ID:P26_004) 保健指導対象者の検査結果、医療機関への受診の有無、介護認定の有無を見ることができます。

活用方法

(保健指導判定値の者)

Page 59: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

58

糖尿病患者の 健診結果 投薬の有無 他の生活習慣病の併発有無 合併症の有無 要介護状態区分 の変化を確認します。

保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「疾病管理一覧(糖尿病)」(帳票ID:P26_007) 糖尿病患者の健診検査値、投薬状況等、生活習慣病の併発症、合併症、要介護区分について経年(5年間)で状態の変化を見ることができます。

活用方法

疾病管理一覧(脳卒中)(帳票ID:P26_008) 疾病管理一覧(虚血性心疾患)(帳票ID:P26_009)

関連帳票

レセプト記載傷病名より糖尿病患者を表示します。

Page 60: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

59

被保険者個人の健診・医療・介護における状況を把握し、状況に応じてレセプトから疾患の状態や傾向を確認する。

保健指導の対象となった者の健診・保健指導や医療機関への受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「被保険者管理台帳」(帳票ID:P26_006) 40~74歳の被保険者全員を対象に過去5年間の健診受診(保健指導)の有無、医療機関受診(生活習慣病)の有無、介護認定(介護受給)の有無をリストで見ることができます。

活用方法

《参考》国保データベース(KDB)システムにおける大量データの絞込みについて(60頁参照) 性別、年齢等の条件を設定することで、リストを絞込むことができます。 《参考》レセプト表示について (63頁参照) 対象者を選択し「個人別履歴」画面を経由して個人のレセプトを表示することができます。

ヒント

帳票表示画面にて氏名を選択することで 「個人別履歴」画面(61頁参照)へ遷移

○ ●

○ ○ ○

○ ○

○ ○

○ ○ ○ ●

Page 61: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

≪参考≫ 国保データベース(KDB)システムにおける大量データの絞込みについて

60

国保データベース(KDB)システムでは、大量データが出力される帳票について「大量検索絞込み」画面にてデータの絞込みを行うことができる。(対象となる帳票、絞込み条件は下記のとおり) 特に人口規模の大きな地域では、この機能を利用することで作業を効率的に行うことができる。

対象帳票

厚生労働省様式(様式1-1)(30万円以上となったレセプト一覧)

厚生労働省様式(様式2-1)(6ヶ月以上入院しているレセプト一覧)

厚生労働省様式(様式2-2)(人工透析患者一覧)

要介護(支援)者突合状況

保健指導対象者一覧(保健指導判定者)

保健指導対象者一覧(受診勧奨者)

被保険者管理台帳

疾病管理一覧(糖尿病)

疾病管理一覧(脳卒中)

疾病管理一覧(虚血性心疾患)

「大量検索絞込み」画面イメージ(絞込み条件)

保健

Page 62: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

61 《参考》レセプト表示について (63頁参照) 「個人別履歴」画面より個人のレセプトを表示することができます。

ヒント

個人のレセプトを見ることができます。

保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「個人別履歴」(帳票ID:P26_010) 個人の5年間の医療機関の受診状況、医療費、病名、健診結果、生活習慣、要介護状態区分等を見ることができます。

活用方法

個人の受診状況(医療)や健診結果、生活習慣等が経年で確認することができます。

Page 63: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

5年間の個人の傷病名、診療項目等について確認します。

保健指導の対象となった者のレセプト情報、生活習慣、受診履歴等から、医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅱ保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う)

「5年間の履歴」(帳票ID:P26_011) 個人の5年間の医療機関受診状況を見ることができます。

活用方法

個人のレセプトを見ることができます。

《参考》レセプト表示について (63頁参照) 「個人別履歴」画面より個人のレセプトを表示することができます。

ヒント

診療項目、医薬品、特定器材について各月の合計回数を表示します。

62

Page 64: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

63

国保データベース(KDB)システムでは、「個人別履歴」画面または「5年間の履歴」画面より個人のレセプトを表示することができる。(両画面への画面遷移は以下のとおり)

個人別履歴 (P61)

被保険者管理台帳 (P59)

疾病管理一覧(糖尿病) (P58)

疾病管理一覧(脳卒中)

5年間の履歴 (P62)

レセプト検索情報表示

疾病管理一覧(虚血性心疾患)

≪参考≫ 国保データベース(KDB)システムにおけるレセプト表示について

Page 65: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

64

No. 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳40~64歳

(再掲)

65~74歳

(再掲)計

1 特定健康診査対象者数(人) 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

2 特定健康診査受診者数(人)

3 健診受診率(%) 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9

4 評価対象者数(人)

5 内臓脂肪症候群該当者数(人)

6 内臓脂肪症候群該当者割合(%)

7 内臓脂肪症候群予備群者数(人)

8 内臓脂肪症候群予備群者割合(%)

9 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

10 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

11 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

12 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

13 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

14 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

15 昨年度の内臓脂肪症候群該当者の数(人)

16 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

17 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の割合(%)

1815のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

1915のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

20 内臓脂肪症候群該当者の減少率(%)

21 昨年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

2221のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

2321のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

内臓脂肪症候群該当

者の減少率に関する

事項

内臓脂肪症候群予備

群の減少率に関する

事項

総 計(市区町村)

全体的事項

内臓脂肪症候群に関す

る事項

服薬中の者に関する

事項

項目

特定健診・特定保健指導実施結果総括表

作成年月 : H23年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/6

地域住民に対し、地区の課題について、周知するとともに、地区(地域、対象集団)全体に対し、効果的な取組みを行う。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅲポピュレーションアプローチを行う)

「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」(帳票ID:P22_005)特定健診・特定保健指導の実施結果(特定健診・保健指導の実施率、服薬者割合、メタボリックシンドローム該当者・予備群割合等)を年齢階層別に見ることができます。

活用方法

ポピュレーションアプローチを行う際の地域の状況、健康課題を説明する材料となります。

特定健診・特定保健指導実施結果総括表(都道府県別) (帳票ID:P22_007)

関連帳票

Page 66: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

65

単位:%

地域

(地区)30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 1.1 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0

県 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 20.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

1日飲酒量

女性

3

0

3

0

2

0

1

0

k

g

1日飲酒量2

0

1

0

k

g

男性

2

0

1

0

k

g

3

0

1日飲酒量1

2

4

40~74歳

総計

2

3

2

2

2

1

2

0

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

質問票調査の経年比較作成年月 : H24年08月(H23年度)

印刷日 : H24年08月27日

比較先 : 県ページ : 9,999/9,999

地域住民に対し、地区の課題について、周知するとともに、地区(地域、対象集団)全体に対し、効果的な取組みを行う。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅲポピュレーションアプローチを行う)

「質問票調査の経年比較」(帳票ID:P25_001)質問票調査の結果について経年比較(過去5年間)で見ることができます。(※再掲)

活用方法

■ポピュレーションアプローチを行う際の地域の状況、健康課題を説明する材料となります。 ■運動、喫煙等の生活習慣について把握することができます。

Page 67: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

66

25以上割合

(%)85以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 394,378 117,322 29.7 191,887 48.7 123,250 31.3 86,326 21.9 36,834 9.3 98,477 25.0 191,789 48.6 0 0.0 203,405 51.8 98,155 24.9 188,746 47.9 0 0.0 0 0.0 0 0

地域(地区)

40歳代 62,365 20,799 33.4 27,797 44.6 22,609 36.3 20,293 32.5 5,831 9.3 9,433 15.1 18,303 29.3 0.0 18,759 30.1 14,091 22.6 31,852 51.1 0.0 0.0 0.0

50歳代 68,680 22,389 32.6 33,392 48.6 24,731 36.0 18,631 27.1 5,941 8.7 15,477 22.5 29,320 42.7 0.0 31,196 45.4 21,530 31.3 34,476 50.2 0.0 0.0 0.0

60~64歳 69,490 20,739 29.8 34,865 50.2 22,486 32.4 15,054 21.7 6,112 8.8 19,244 27.7 35,611 51.2 0.0 38,452 55.3 20,787 29.9 34,613 49.8 0.0 0.0 0.0

65~69歳 92,316 25,225 27.3 44,563 48.3 26,698 28.9 16,481 17.9 8,241 8.9 25,921 28.1 50,982 55.2 0.0 53,670 58.1 21,873 23.7 43,344 47.0 0.0 0.0 0.0

70~74歳 101,527 28,170 27.7 51,270 50.5 26,726 26.3 15,867 15.6 10,709 10.5 28,402 28.0 57,573 56.7 0.0 61,328 60.4 19,874 19.6 44,461 43.8 0.0 0.0 0.0

25以上割合

(%)90以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 529,015 100,436 19.0 88,640 36.8 87,865 16.6 47,809 9.0 10,604 2.0 80,668 15.2 258,502 48.9 0 0.0 232,691 44.0 78,120 14.8 303,792 57.4 0 0.0 0 0.0 0 0.0

地域(地区)

40歳代 63,475 8,863 14.0 5,580 18.8 6,074 9.6 3,555 5.6 922 1.5 3,811 6.0 13,140 20.7 0.0 8,964 14.1 5,202 8.2 22,020 34.7 0.0 0.0 0.0

50歳代 80,408 14,053 17.5 10,584 23.2 12,840 16.0 8,259 10.3 1,225 1.5 9,244 11.5 32,589 40.5 0.0 25,800 32.1 12,766 15.9 47,926 56.9 0.0 0.0 0.0

60~64歳 102,981 18,765 18.2 15,821 35.4 17,874 17.4 10,349 10.0 1,811 1.8 16,697 16.2 52,611 51.1 0.0 44,861 43.6 17,497 17.0 65,885 64.0 0.0 0.0 0.0

65~69歳 134,927 26,321 19.5 23,686 37.6 23,920 17.7 12,521 9.3 2,756 2.0 23,472 17.4 75,513 56.0 0.0 69,068 51.2 21,422 15.9 83,292 61.7 0.0 0.0 0.0

70~74歳 147,224 32,434 22.0 32,969 37.4 27,157 18.4 13,125 8.9 3,890 2.6 27,444 18.6 84,649 57.5 0.0 83,998 57.1 21,233 14.4 84,669 57.5 0.0 0.0 0.0

25以上割合

(%)85、90以上

割合

(%)150以上

割合

(%)31以上

割合

(%)40未満

割合

(%)100以上

割合

(%)5.6以上

割合

(%)7.0以上

割合

(%)130以上

割合

(%)85以上

割合

(%)120以上

割合

(%)1.3以上

割合

(%)数

割合

(%)数

割合

(%)

全国

県 923,393 217,758 23.6 280,527 41.4 211,115 22.9 134,135 14.5 47,438 5.1 179,145 19.4 450,291 48.8 0 0.0 436,096 47.2 176,275 19.1 492,538 53.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

地域(地区)

40歳代 125,840 29,662 23.6 33,377 36.5 28,683 22.8 23,848 19.0 6,753 5.4 13,244 10.5 31,443 25.0 0 0.0 27,723 22.0 19,293 15.3 53,872 42.8 0 0.0 0 0.0 0 0.0

50歳代 149,088 36,442 24.4 43,976 39.5 37,571 25.2 26,890 18.0 7,166 4.8 24,721 16.6 61,909 41.5 0 0.0 56,996 38.2 34,296 23.0 82,402 55.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

60~64歳 172,471 39,504 22.9 50,686 39.4 40,360 23.4 25,403 14.7 7,923 4.6 35,941 20.8 88,222 51.2 0 0.0 83,313 48.3 38,284 22.2 100,498 58.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

65~69歳 227,243 51,546 22.7 68,249 4.0 50,618 22.3 29,002 12.8 10,997 4.8 49,393 21.7 126,495 55.7 0 0.0 122,738 54.0 43,295 19.1 126,636 55.7 0 0.0 0 0.0 0 0.0

70~74歳 248,751 60,604 24.4 84,239 43.9 53,883 21.7 28,992 11.7 14,599 5.9 55,846 22.5 142,222 57.2 0 0.0 145,326 58.4 41,107 16.5 129,130 51.9 0 0.0 0 0.0 0 0.0

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

LDLコレステロール クレアチニン中性脂肪 ALT(GPT) HDLコレステロール 血糖

総数 受診者 BMI 腹囲* HbA1c 尿酸 収縮期血圧 拡張期血圧

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

心電図※ 眼底検査※

BMI 腹囲* 中性脂肪 ALT(GPT) 心電図※ 眼底検査※LDLコレステロール クレアチニン

心電図※ 眼底検査※

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

HbA1c 尿酸女性 受診者

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

収縮期血圧 拡張期血圧HDLコレステロール 血糖

男性 受診者

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

HDLコレステロール 血糖 HbA1c 尿酸

内臓脂肪症候群以外

の動脈硬化要因

臓器障害

(※は詳細検査)

BMI 腹囲* 中性脂肪 ALT(GPT) 収縮期血圧 拡張期血圧 LDLコレステロール クレアチニン

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

厚生労働省様式作成年月 : H24年08月(23年度)

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

(様式6-2~7) 健診有所見者状況(男女別・年代別)

地域住民に対し、地区の課題について、周知するとともに、地区(地域、対象集団)全体に対し、効果的な取組みを行う。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅲポピュレーションアプローチを行う)

「厚生労働省様式(様式6-2~7)(健診有所見者状況)」(帳票ID:P21_024)性・年齢階層別にBMIや腹囲等の健診有所見者の状況について見ることができます。(※再掲)

活用方法

ポピュレーションアプローチを行う際の地域の状況、健康課題を説明する材料となります。

0

10

20

30

40

50

60

70

40歳代 50歳代 60~64歳 65~69歳 70~74歳

有所見者割合(%)

(年齢)

HbA1cの状況

男性

女性

検査値を年齢階層別にグラフ等により比較することで、どの年代から数値が変化しているのか視覚的に説明することができます。

ヒント

Page 68: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

67

健診・保健指導の実施状況を確認し、計画通りに実施されているかをモニタリングする。

【重点課題への対策(事業の実施)】(Ⅳ健診・保健指導の進捗管理を行う)

「特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表」(帳票ID:P22_006) 特定健診・特定保健指導の実施状況(特定健診受診者数、保健指導実施者数)の月別推移を見ることができます。

活用方法

当年度

実 績

前年度

繰 越4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

(人)

(人)

(人)

当年度

実 績

前年度

繰 越4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

(人)

(人)

(人)

内 服薬者数 (人)

(人)

(人)

(人)

(%)

99,999,999

999.9

99,999,999 99,999,999

当年度

実 績

前年度

繰 越4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

(人)

(人)

(人)

(人)

(%)

99,999,999

999.9

99,999,999 99,999,999 99,999,999

(人)

(人)

(人)

(人)

(%)

99,999,999

999.9

99,999,999 99,999,999 99,999,999

(人)

(%)

99,999,999

999.9

99,999,999 99,999,999 99,999,999

特定健康診査対象者数

資格喪失者数

除外対象者数

 健診受診者数(資格喪失者・除外対象者含む)

※他の健診結果受領含む

内 評価対象者数

内 情報提供対象者数

  (保健指導対象者を除く)

内 特定保健指導

  (動機付け支援)対象者数

内 特定保健指導

  (積極的支援)対象者数

内 特定健康診査受診者数

  (特定健康診査受診率)

特定保健指導(動機付け支援)

対象者数

内 初回面接終了者数

  (動機付け支援利用者数)

内 途中脱落者数

内 動機付け支援終了者数

  (動機付け支援終了率)

特定保健指導終了者数(合計)

(特定保健指導終了率)

市  区  町  村

特定保健指導(積極的支援)

対象者数

内 初回面接終了者数

  (積極的支援利用者数)

内 途中脱落者数

内 積極的支援終了者数

  (積極的支援終了率)

特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表作成年月 : H24年08月(H23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/2

■特定健診・特定保健指導の月別の実施状況を確認することができ、健診未受診者、保健指導未利用者・中断者等への対策を立てる上で参考とすることができます。 また、健診、保健指導実施の平準化対策等を検討する上でも役立ちます。 ■実施年度中にモニタリングを行う際は、「特定健診等データ管理システム」より出力される同帳票(月次出力)により行うことができます。

ヒント

Page 69: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

68

活用場面 解説頁 活用方法

(着眼点) 活用帳票

Ⅰ <個人>保健指導対象者の健康状態の変化を確認する

P69 ① 重点対策のターゲットとした疾病について、保健指導対象者の状況の変化を健診、医療、生活習慣等の情報から個人単位で確認する。

疾病管理一覧(糖尿病) ※再掲 疾病管理一覧(脳卒中) 疾病管理一覧(虚血性心疾患)

Ⅱ <集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の取組みの効果)について確認する

P70~P71 ② 保健指導対象者の生活習慣病関連の状況を性別、年代別に確認し、地域としての取組みの効果について把握する。 □生活習慣に関する行動変容の状況 □保健指導の利用状況による健診結果の改善度 □生活習慣病関連の医療費の変化 等

質問票調査の経年比較 ※再掲 保健指導群と非保健指導群の経年比較 医療費分析の経年比較

P72 ③ 認定率から要介護認定者の推移を把握する。 □要介護認定者の割合の変化 等

医療・介護の突合の経年比較 医療・介護の突合(要介護認定率) 医療・介護の突合(居宅サービス・施設サービス)

Ⅲ 地域における事業実績を把握する P73~P75 ④ 特定健診、特定保健指導の実施状況を把握する。 特定健診結果総括表 特定保健指導結果総括表 特定健診結果総括表(都道府県別) 特定保健指導結果総括表(都道府県別) 特定健診・特定保健指導実施結果総括表 ※再掲 厚生労働省様式(様式6-10)(糖尿病等生活習慣病予防

のための健診・保健指導) ※再掲

国保データベース(KDB)システムの活用場面と活用方法

【効果の確認(事業の評価)】

Page 70: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

69

個人ごとに、年度ごとの 健診結果 投薬の有無 他の生活習慣病の併発有無 合併症の有無 要介護状態区分

の変化を経年で確認します。

疾病管理一覧(脳卒中) (帳票ID:P26_008) 疾病管理一覧(虚血性心疾患)(帳票ID:P26_009)

関連帳票

対象者の健康状態の変化を見ます。

ヒント

重点対策のターゲットとした疾病について、保健指導対象者の状況の変化を健診、医療、生活習慣等の情報から個人単位で確認する。

「疾病管理一覧(糖尿病)」(帳票ID:P26_007)糖尿病患者の健診検査値、投薬状況等、生活習慣病の併発症、合併症、要介護区分について経年(5年間)で状態の変化を見ることができます。(※再掲)

【効果の確認(事業の評価)】(Ⅰ<個人>保健指導対象者の健康状態の変化を確認する)

活用方法

Page 71: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

単位:%

地域

(地区)30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 1.1 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0 30.0 31.0 16.0 8.0 6.0 5.0 14.0 5.0 12.0 10.0 25.0 9.0 29.0 2.0 4.0 2.0 2.0

県 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 20.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0 31.0 34.0 14.0 6.0 6.0 7.0 13.0 7.0 8.0 9.0 2.0 1.0 31.0 3.0 6.0 3.0 2.0

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

1日飲酒量

女性

3

0

3

0

2

0

1

0

k

g

1日飲酒量2

0

1

0

k

g

男性

2

0

1

0

k

g

3

0

1日飲酒量1

2

4

40~74歳

総計

2

3

2

2

2

1

2

0

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

質問票調査の経年比較作成年月 : H24年08月(H23年度)

印刷日 : H24年08月27日

比較先 : 県ページ : 9,999/9,999

70 保健指導群と非保健指導群の経年比較(帳票ID:P25_002)

生活習慣の改善状況(効果)を把握します。

関連帳票

保健指導対象者の生活習慣病関連の状況を性別、年代別に確認し、地域としての取組みの効果について 把握する。

【効果の確認(事業の評価)】 (Ⅱ<集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の取組みの効果)について確認する)

活用方法

「質問票調査の経年比較」(帳票ID:P25_001)質問票調査の結果について経年比較(過去5年間)で見ることができます。(※再掲)

Page 72: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

71

受診率1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)受診率

1件当たり

点数

1件当たり

点数(一般)

1件当たり

点数(退職)

地域

(地区)44.000 30,307 29,201 37,074 44.000 30,307 29,201 36,412 44.000 30,307 29,201 37,736 44.000 30,307 29,201 31,412 44.000 30,307 29,201 31,412 44.000 30,307 29,201 33,736

県 56.000 28,879 28,292 30,288 56.000 28,879 28,292 29,465 56.000 28,879 28,292 31,110 56.000 28,879 28,292 29,465 56.000 28,879 28,292 29,465 56.000 28,879 28,292 31,110

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

2

4

2

3

2

2

2

1

2

0

0~74歳 0~14歳

総 数 男 性 女 性 合 計 男 性 女 性

作成年月 : H24年08月(H23年度)

比較先 : 県

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

医療費分析の経年比較保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

性別、年代別に県、同規模、全国と比較した医療の受診率、医療費(点数)を経年で確認することができ、保健指導等の取り組みの効果として把握します。

保健指導対象者の生活習慣病関連の状況を性別、年代別に確認し、地域としての取組みの効果について 把握する。

「医療費分析の経年比較」(帳票ID:P25_003) 医療機関への受診率、1件当たりの点数の年度推移(5年間)を県、同規模保険者、全国と比較して見ることができます。

【効果の確認(事業の評価)】 (Ⅱ<集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の取組みの効果)について確認する)

活用方法

「受診率」 一定期間内に医療機関にかかった人の割合を表す指標 = レセプト件数÷被保険者数

ヒント

以下の年齢階層より選択が可能。 「0~74歳」・「0~14歳」・「15~39歳」・「40~44歳」 「45~49歳」・「50~54歳」・「55~59歳」・「60~64歳」 「65~69歳」・「70~74歳」

Page 73: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

地域

(地区)

同規模

0.3 1.2

17.0 17.0 0.3 0.6

17.9 20.40.3 1.2

17.0 17.0 0.3 0.6

21

H2

0年

認定率

17.9 20.4 0.3

2

3年

H2

2

年度

1.2

17.0 17.0 0.3 0.6

新規認定率1号認定率 2号認定率 新規認定率 1号認定率

H2

4

年度

17.9 20.4

2号認定率 新規認定率

女 性

認定率 認定率40歳~

総 計 男 性

1号認定率 2号認定率

医療・介護の突合(要介護認定率)保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月(H23年度)

印刷日 : H24年08月27日比較先 : 県ページ : 9,999/9,999

単位:%

72 医療・介護の突合の経年比較(帳票ID:P25_004) 医療・介護の突合(居宅サービス・施設サービス) (帳票ID:P25_007)

介護認定の状況を経年で確認することができ、保健指導等の取り組みの効果として把握します。

関連帳票

認定率から要介護認定者の推移を把握する。

「医療・介護の突合(要介護認定率)」(帳票ID:P25_005) 介護認定の状況( 第1号被保険者・第2号被保険者認定、新規認定)を経年的(5年間)に見ることができます。

【効果の確認(事業の評価)】 (Ⅱ<集団>保健指導を受けた対象者全体に対する成果(地域全体の保健事業の取組みの効果)について確認する)

活用方法

以下の年齢階層より選択が可能。 「40歳~」 「40~64歳」・「65~69歳」・「70~74歳」・「75~79歳」 「80~84歳」・「85~89歳」・「90~94歳」・「95~99歳」 「100歳~」

Page 74: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

73

総計 男性 女性 総計 男性 女性 総計 男性 女性 総計 男性 女性 総計 男性 女性

対象者数 (人) (A) 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A) 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

対象者数 (人) (A)

受診者数 (人) (B)

受診率 (%) (B/A)

評価対象者数 (人)

合計

55~59歳

60~64歳

65~69歳

70~74歳

40~64歳

(再掲)

65~74歳

(再掲)

40~44歳

45~49歳

50~54歳

(法定報告基準)Ⅰ Ⅱ (国庫負担(補助)申請基準)Ⅰ+Ⅱ (保険者任意実施)Ⅲ (保険者実施実績)Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ

市区町村年度中異動・除外のない者 年度中異動・除外が発生した者 年度初加入者 年度中加入者 年度中健診実施者

特定健診結果総括表作成年月 : H24年08月(H23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

特定保健指導結果総括表(帳票ID:P22_004) 特定健診結果総括表(都道府県別)(帳票ID:P22_011) 特定保健指導結果総括表(都道府県別)(帳票ID:P22_012)

資格喪失等で国への法定の実績報告の対象とはならない者の実績も含めた保険者としての特定健診の事業実績を把握します。 (保健指導についても同様に「特定保健指導結果総括表(帳票ID:P22_004)」にて把握が可能)

関連帳票

特定健診、特定保健指導の実施状況を把握する。

「特定健診結果総括表」(帳票ID:P22_003) 当該年度の特定健診対象者数、受診者数(保険者裁量で実施した者、実施年度中に資格喪失、除外対象となった者を含む)を性・年齢階層別に見ることができます。

【効果の確認(事業の評価)】(Ⅲ地域における事業実績を把握する)

活用方法

Ⅰ+Ⅱ

Page 75: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

74

No. 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳40~64歳

(再掲)

65~74歳

(再掲)計

1 特定健康診査対象者数(人) 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

2 特定健康診査受診者数(人)

3 健診受診率(%) 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9

4 評価対象者数(人)

5 内臓脂肪症候群該当者数(人)

6 内臓脂肪症候群該当者割合(%)

7 内臓脂肪症候群予備群者数(人)

8 内臓脂肪症候群予備群者割合(%)

9 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

10 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

11 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

12 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

13 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

14 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

15 昨年度の内臓脂肪症候群該当者の数(人)

16 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

17 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の割合(%)

1815のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

1915のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

20 内臓脂肪症候群該当者の減少率(%)

21 昨年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

2221のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

2321のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

内臓脂肪症候群該当

者の減少率に関する

事項

内臓脂肪症候群予備

群の減少率に関する

事項

総 計(市区町村)

全体的事項

内臓脂肪症候群に関す

る事項

服薬中の者に関する

事項

項目

特定健診・特定保健指導実施結果総括表

作成年月 : H23年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/6

内臓脂肪症候群該当者・予備群の減少率から保健指導の効果を確認する。

「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」(帳票ID:P22_005) 特定健診・特定保健指導の実施結果(特定健診・保健指導の実施率、服薬者割合、メタボリックシンドローム該当者・予備群割合等)を年齢階層別に見ることができます。 (※再掲)

特定健診、特定保健指導の実施状況を把握する。

【効果の確認(事業の評価)】(Ⅲ地域における事業実績を把握する)

活用方法

Page 76: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

75

保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

厚生労働省様式

(様式6-10) 糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導

40~64歳用

健診受診者

健康診査

保健事業対象者の明確化

他の健診等の結果の提出者

メタボ該当者

★特定健診受診率

40歳~64歳の被保険者を抽出

Q

★特定健康診査の実施

年1回受診

健診対象者

健診未受診者

生活習慣病治療中

レベル4

情報提供

生活習慣病のコントロール

良 不良

必要に応じて主治医の指示のもと、保健指導が行われる

分析 情報提供(受診の必要性を含む)

受診必要 受診不必要

健診結果の判定

特定保健指導

特定保健指導以外の対象者 特定保健指導の対象者

★対象となる生活習慣病の病名と治療

①糖尿病②インスリン療法③高血圧症④高脂血症⑤(高尿酸血症)⑥肝障害⑦糖尿病性神経障害⑧糖尿病性網膜症

⑪高血圧性腎臓障害⑫脳血管疾患

⑬脳出血⑭脳梗塞⑮その他の脳血管疾患

⑯虚血性心疾患⑰動脈便塞

★対象となる生活習慣病の病名と治療

①糖尿病②インスリン療法③高血圧症④高脂血症⑤(高尿酸血症)⑥肝障害⑦糖尿病性神経障害⑧糖尿病性網膜症

⑪高血圧性腎臓障害⑫脳血管疾患

⑬脳出血⑭脳梗塞⑮その他の脳血管疾患

⑯虚血性心疾患⑰動脈便塞

メタボ予備群

人C

人E

被保険者台帳

人A

人B

人D

治療なし

J治療なし

生活習慣病治療中

H I

健診受診情報(問診等)とレセプトを突合

人 人

K L

レベル3 レベル1 レベル2

人 人M N

動機付支援 積極的支援

人 人O P

25,402

25,402

40.0

10,24515,147

01,472

985

7,224

3,0214,568

10,589

586617

★特定保健指導実施率

Y+ZO+P

%S 2. 6

未受診者対策 医療との連携 医療との連携 特定保健指導以外の保健指導 特定保健指導

保健事業計画

評価

支援方法の検証、改善策の検討(ポピュレーションアプローチとの連携含む)

保健事業の実践

◆特定健診の受診勧奨(例:健診受診の重要性の普及啓発、簡易健診の実施による受診勧奨)

◆かかりつけ医を保健指導実施者との連携◆学習教材の共同使用◆医療機関における診療報酬上の生活習慣病管理料、栄養食事指導料の積極的活用◆治療中断者対策及び未受診者対策としてのレセプトと健診データの突合・分析

◆医療機関を受診する必要性について通知・説明◆適切な生活改善や受診行動が自分で選択できるよう支援

◆健診結果の見方について通知・説明

◆対象者の特徴に応じた行動変容を促す保健指導の実施◆行動目標・計画の策定◆健診結果により、必要に応じて受診勧奨を行う

次年度の特定健診の受診

次年度の特定健診未受診

かかりつけ医と連携した対応

個別に働きかけを行った人の数

実施者数

積極的支援実施者数

動機づけ支援実施者数

健診データをもとに特定保健指導個別支援計画を作成

未受診なのでレベルが未知のグループ

使用する学習教材の選択

改善

レベルX レベル4 レベル3 レベル1 レベル2

人T

人U

人V 人W 人X

人Y

人Z

次年度のメタボ該当者 予備群 、 糖尿病等有病者・予備群の評価(改善、悪化)、データの改善、リスク数人 人Q‘ R‘

18

13

作成年月 : H24年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

保健指導対象者の実際の保健指導実施(利用)状況について確認します。

特定健診、特定保健指導の実施状況を把握する。

「厚生労働省様式(様式6-10)(糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導)」(帳票ID:P21_027) 健診結果やレセプト情報をもとに、被保険者の健診受診状況(健診受診者数、健診未受診者数)や生活習慣病治療有無の状況(治療中の人数、治療なしの人数)、特定保健指導対象者数を見ることができます。 (※再掲)

【効果の確認(事業の評価)】(Ⅲ地域における事業実績を把握する)

活用方法

<分析例> 2年連続健診受診者(リピーター)の割合

健診リピーター率が健康問題の少ない種別(K・N)で高く、健診を受けて健康管理に結び付けてほしい種別(L・P)で低い。 → 全ての対象者に継続的な受診を働きかける必要がある。

年度受診者全体

治療中コントロール

良K

治療中コントロール不良L

受診必要

M

受診不要

N

動機付け支援

O

積極的支援

P

H20

⇒H2175.5% 77.8% 73.3% 76.3% 77.6% 75.2% 68.1%

H21

⇒H2276.1% 79.0% 73.9% 76.6% 78.0% 75.6% 67.8%

H22

⇒H2376.5% 79.7% 74.8% 77.0% 77.9% 79.4% 67.3%

注:上記のような分析を行う場合、個人別に受診履歴や検査結果等を経年で比較する必要がある。 (「被保険者管理台帳」や「個人別履歴」等を参照)

Page 77: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

(参考)国保データベース(KDB)システムの 具体的活用例

76

未受診者対策や糖尿病の発症・重症化予防など主要な対策について、国保データベース(KDB)

システムの具体的な用例を紹介する。

Page 78: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

課題抽出の根拠となる分析指標

1.人口構成ほか地域 構成データ

2.医療費関連 (レセプト)データ

3.特定健診・保健指導 データ

4.介護関連データ

Ⅰよく使用されている指標

① 人口動態、人口構成

② 死亡に関する状況(例:死

亡率、死因)

③ 国保被保険者に関する状

況(例:加入率、被保険者数)

① 医療費全体(例:1人あたり

の医療費)

② 疾病別(例:疾病別医療費)

③ 高額医療(例:高額レセ疾

病別件数)

④ 生活習慣病(例:生活習慣

病レセ疾病別件数)

① 健診受診の状況(例:受診

率)

② 健診結果の状況(例:有所

見者の割合)

③ 特定保健指導を実施状況

(例:実施率、終了率)

④ メタボリックシンドローム該

当者の状況

⑤ 食習慣・運動習慣・喫煙習

慣の状況

① 要介護認定の状況

② 認定者の原因疾患

③ 介護給付の状況

Ⅱその他指標 ○ 産業別人口比

○ 平均寿命の推移

○ 人工透析関連

○ 糖尿病関連

○ 循環器疾患と基礎疾患の

状況

○ 入院医療の状況

○ BMI25以上の割合

○ 健診項目別 要医療判定

域値の人の割合

○ Ⅰ度高血圧以上状況の経

年変化

○ サービス種類別利用率

○ 介護保険申請理由

Ⅲ組合せデータによる分析

① 特定健診対象者における男女別、健診受診の有無別及びリスク要因保有状況別等の医療費

② 特定健診導入前と特定健診対象者の医療費の比較

③ 保健指導実施の有無と有所見率の変化

④ 健診の有無による1人当たりの医療費

⑤ 健診の受診歴及び保健指導による医療費の差

⑥ 年間○万円以上で人工透析を受けている者の生活習慣病の状況

⑦ 詳細健診→受診(医療)→翌年度健診受診→健診結果という状況追跡

健康課題抽出の根拠となる分析指標の例

77

Page 79: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【地域の状況把握(現状分析)】

集団(地域)・個人の健康状況をデータ分析することにより、集団(地域)・個人の健康問題(状況)を把握する。

【重点課題への対策(事業の実施)】

設定した重点課題に応じた対象者を選定し、ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチを実施する。また、実施事業のモニタリングを行う。

【効果の確認(事業の評価)】

検査データの改善、生活習慣の変化、目標の達成度を確認し、実施した保健事業の評価を行う。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 優先すべき課題(健診受診率向上、 生活習

慣病予防、重症化予防など)を明確にし、取組む事業の目標を設定する。

健診・医療・介護データの活用例

データ分析の流れ(例)

①年齢区分別人口構成比、町の高齢化率、産業別人口比 ②健診受診率 ③1ヶ月100万以上の高額医療レセプト件数、疾病別件数

④要介護認定率、2号被保険者要介護認定の原因となる特定疾患の内訳

課題1 :有病者の重症化予防 課題2:脳血管疾患、心筋梗塞等の合併症発症の予防

①軽度高血糖(HbA1c5.2%以上)の段階からの早期介入 ②治療中でコントロール不良者への早期介入 ③Ⅱ度以上高血圧有所見者への早期介入 ④CKD重症化予防(eGFR50以下、尿蛋白(2+)以上、蛋白(+)かつ潜血(+)以上)

①HbA1c6.1有所率の改善(年度比較により把握)

②Ⅰ度高血圧以上の有所見率の改善(年度比較により把握)

※地域(被保険者)の現状分析に基づく、健康課題(生活習慣病の発症・重症化予防)と対策の例 ◇ 健診受診率の向上(→ 健診未受診者への受診勧奨) ◇ 特定保健指導実施率の向上(→ 保健指導の利用勧奨) ◇ 有所見者、健診結果不良者に対する医療機関への受診勧奨 ◇ 生活習慣病にかかわる疾病(高血圧性疾患、脂血異常、糖尿病、腎疾患)の発症・重症化予防

(その他) ◇ 脳卒中対策に重点を置いた発症予防・重症化予防 ◇ 透析への移行、合併症の発症等重症化予防

KDBの活用

①② ③④

①②

78

○ 保健事業の実施にあたっては、国保データベース(KDB)システムから提供される健診・医療・介護データ等を活

用し、健康課題を抽出し、どの部分に焦点を絞って、疾病予防や重症化予防を行うのが効果的かを検討する必要がある。また、自治体等が公表する調査・統計資料等を合せて活用することにより、より精緻な分析が可能となる。

①② ③④

地域の全体像の把握 健診・医療・介護データからみる地

域の健康課題 厚生労働省様式(様式1-1)

(30万円以上となったレセプト一覧) 要介護(支援)者有病状況 厚生労働省様式(様式6-2~7)

(健診有所見者状況(男女別・年代別)

厚生労働省様式(様式6-10)(糖尿病等生活習慣病予防のための健診・保健指導)

健診ツリー図 疾病管理一覧

健診ツリー図 保健指導対象者の絞込み 保健指導対象者一覧 疾病管理一覧

厚生労働省様式(様式6-2~7) (健診有所見者状況(男女別・年代別)

Page 80: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

健診・医療・介護データの活用例(対策① 特定健診未受診者対策の実施)

解説頁 活用帳票

特定健診の受診状況を確認する

P80

① 特定健診の経年変化を確認する。 ② 性別、年代別の受診率を確認する。 ③ 県、同規模保険者、全国の状況と比較する。

地域の全体像の把握

健診・医療・介護データからみる地域の健康課題

解説頁 活用帳票

特定健診未受診者対策を重点課題として設定する

P81 特定健診未受診者の割合の高い性別、年代を確認する。

特定健診・特定保健指導実施結果総括表

P82 特定健診受診者と未受診者別の医療費を確認する。

医療費分析(健診有無別)

解説頁 活用帳票

健診・保健指導の進捗管理を行う

健診・保健指導の実施状況を確認し、計画通りに実施されているかをモニタリングする。

(参考)「特定健診データ管理システム」にて出力される帳票を活用する。

健診未受診者に対し、受診状況を行う

P83 個人ごとの健診受診有無を確認する。 被保険者管理台帳

解説頁 活用帳票

特定健診実施状況を確認する

P84 未受診者対策の重点対象者の特定健診受診状況を確認する。

特定健診結果総括表

【地域の状況把握 (現状分析)】

【重点課題への対策 (事業の実施)】

【効果の確認 (事業の評価)】

【重点課題の抽出 (健康課題の明確化)】

79

Page 81: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

「健診・医療・介護データからみる地域の健康課題」(帳票ID:P21_003) 地域の人口構成や被保険者構成、生活習慣、健診結果状況、医療状況、介護状況について、県、同規模保険者、全国の状況と比較、自保険者のポジション(順位)を把握できます。

健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 作成年月 : H24年08月比較先 : 県印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

保険者番号 : 00138016

保険者名 : 千代田区地区 :

県、同規模保険者、全国の受診率を比較します。

性別、年齢階層別の受診率を確認します。

特定健診の受診状況を確認する。

【地域の状況把握(現状分析)】 (対策① 特定健診未受診者対策の実施)

80

Page 82: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

81

No. 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳40~64歳

(再掲)

65~74歳

(再掲)計

1 特定健康診査対象者数(人) 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

2 特定健康診査受診者数(人)

3 健診受診率(%) 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9

4 評価対象者数(人)

5 内臓脂肪症候群該当者数(人)

6 内臓脂肪症候群該当者割合(%)

7 内臓脂肪症候群予備群者数(人)

8 内臓脂肪症候群予備群者割合(%)

9 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

10 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

11 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

12 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

13 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

14 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

15 昨年度の内臓脂肪症候群該当者の数(人)

16 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

17 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の割合(%)

1815のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

1915のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

20 内臓脂肪症候群該当者の減少率(%)

21 昨年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

2221のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

2321のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

内臓脂肪症候群該当

者の減少率に関する

事項

内臓脂肪症候群予備

群の減少率に関する

事項

総 計(市区町村)

全体的事項

内臓脂肪症候群に関す

る事項

服薬中の者に関する

事項

項目

特定健診・特定保健指導実施結果総括表

作成年月 : H23年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/6

特定健診未受診者の割合の高い性別、年齢階層を確認します。

特定健診未受診者対策を重点課題として設定する。

「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」(帳票ID:P22_005) 特定健診・特定保健指導の実施結果(特定健診・保健指導の実施率、服薬者割合、メタボリックシンドローム該当者・予備群割合等)を年齢階層別に見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 (対策① 特定健診未受診者対策の実施)

Page 83: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

地域

(地区)県 同規模 国

1件当たり点数 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

1人当たり点数

1日当たり点数

外来

総計 男性 女性

健診受診者

健診未受診者入院+外来

総計 男性 女性

健診受診者

健診受診者

入院

健診未受診者 健診未受診者

健診未受診者

健診未受診者 健診受診者

健診未受診者

健診受診者

健診未受診者

40 ~ 44歳

総計 男性 女性

健診受診者

健診未受診者

健診受診者

健診未受診者 健診受診者

健診受診者

医療費分析(健診有無別)保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

作成年月 : H24年08月

比較先 : 県印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

82

特定健診受診者と未受診者別の医療費を確認する。

特定健診未受診者対策を重点課題として設定する。

「医療費分析(健診有無別)」(帳票ID:P23_007) 健診受診者と未受診者別に医療費を見ることができます。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 (対策① 特定健診未受診者対策の実施)

Page 84: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

83

健診未受診者に対して受診勧奨を行う場合、「被保険者管理台帳」のCSVデータを出力し、未受診者のみを抽出することで未受診者リストを作成することが可能。

特定健診の受診状況を確認する。

【重点課題への対策(事業の実施)】 (対策① 特定健診未受診者対策の実施)

「被保険者管理台帳」(帳票ID:P26_006) ) 40~74歳の被保険者全員を対象に過去5年間の健診受診(保健指導)の有無、医療機関受診(生活習慣病)の有無、介護認定(介護受給)の有無をリストで見ることができます。<周知活動を実施>

○ ●

○ ○ ○ ○

○ ○

○ ○ ○ ●

Page 85: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

84

No. 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳40~64歳

(再掲)

65~74歳

(再掲)計

1 特定健康診査対象者数(人) 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999 99,999,999

2 特定健康診査受診者数(人)

3 健診受診率(%) 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9 999.9

4 評価対象者数(人)

5 内臓脂肪症候群該当者数(人)

6 内臓脂肪症候群該当者割合(%)

7 内臓脂肪症候群予備群者数(人)

8 内臓脂肪症候群予備群者割合(%)

9 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

10 高血圧症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

11 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

12 脂質異常症の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

13 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の数(人)

14 糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者の割合(%)

15 昨年度の内臓脂肪症候群該当者の数(人)

16 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

17 15のうち、今年度の内臓脂肪症候群予備群の割合(%)

1815のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

1915のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

20 内臓脂肪症候群該当者の減少率(%)

21 昨年度の内臓脂肪症候群予備群の数(人)

2221のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の数(人)

2321のうち、今年度の内臓脂肪症候群該当者・予備群ではなく

なった者の割合(%)

内臓脂肪症候群該当

者の減少率に関する

事項

内臓脂肪症候群予備

群の減少率に関する

事項

総 計(市区町村)

全体的事項

内臓脂肪症候群に関す

る事項

服薬中の者に関する

事項

項目

特定健診・特定保健指導実施結果総括表

作成年月 : H23年08月(23年度)印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/6

未受診者対策の重点対象者(性別・年齢階層)の特定健診受診状況を確認する。

「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」(帳票ID:P22_005) 特定健診・特定保健指導の実施結果(特定健診・保健指導の実施率、服薬者割合、メタボリックシンドローム該当者・予備群割合等)を年齢階層別に見ることができます。

【効果の確認(事業の評価)】 (対策① 特定健診未受診者対策の実施)

特定健診実施状況を確認する。

Page 86: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

健診・医療・介護データの活用例(対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

解説頁 活用帳票

医療費の状況を確認する

P86 ① 医療費の動向(年次推移)を確認する。 ② 性別、年代別の医療費の状況を確認する。 ③ 県、同規模保険者、全国の状況と比較する。

地域の全体像の把握 健診・医療・介護データからみる地域の

健康課題

解説頁 活用帳票

糖尿病の発症・重症化予防を重点課題に設定する

P87~P88

①疾病別の医療費を確認し、医療費を押し上げている疾病について確認する。 ②糖尿病の医療費を確認する。

医療費分析(2) 大、中、細小分類 疾病別医療費分析(生活習慣病) 厚生労働省様式(様式3-2)糖尿病のレ

セプト分析

解説頁 活用帳票

受診勧奨者、保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う

P89~P90

①糖尿病患者のうち、保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、医療機関への受診履歴等を確認する。

②医療機関への受診勧奨をすべき者または優先的に保健指導を実施する対象者を確認・抽出する。

疾病管理一覧(糖尿病) 保健指導対象者一覧(メタボ・予備群) 個人別履歴 5年間の履歴

解説頁 活用帳票

<個人>受診勧奨者、保健指導対象者の健康状態の変化を確認する

P91 糖尿病重症化・発症化予防対策のターゲットとした保健指導対象者の状況の変化を健診、医療、生活習慣等の情報から確認する。

疾病管理一覧(糖尿病)

【地域の状況把握 (現状分析)】

【重点課題への対策 (事業の実施)】

【効果の確認 (事業の評価)】

【重点課題の抽出 (健康課題の明確化)】

85

Page 87: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

「健診・医療・介護データからみる地域の健康課題」(帳票ID:P21_003) 地域の人口構成や被保険者構成、生活習慣、健診結果状況、医療状況、介護状況について、県、同規模保険者、全国の状況と比較、自保険者のポジション(順位)を把握できます。

健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 作成年月 : H24年08月比較先 : 県印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

保険者番号 : 00138016

保険者名 : 千代田区地区 :

医療費の状況を確認する。

【地域の状況把握(現状分析)】(対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

86

医療受診状況(疾病別の医療費)を確認します。

県、同規模保険者、全国の医療費の状況を比較します。

医療費(1人当たり医療費)の年次推移を確認します。

Page 88: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

87

保険者番号 : 99999999

保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

医療費分析(2)大、中、細小分類作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 1/1

( 最大医療資源傷病名を用いて計算 )

保健指導対象者の絞込みに際し、どの疾病をターゲットにするかの医療費分析例

1位 心筋梗塞 6.0

2位 狭心症 5.2

3位 糖尿病 5.0

4位 高血圧 4.5

5位 高脂血症 4.5

6位 胃がん 4.0

7位 甲状腺がん 4.0

8位 慢性腎不全 4.0

9位 大腸がん 3.0

10位 腎臓がん 3.0

心筋梗塞 6.0

狭心症 5.2

高血圧 4.5

胃がん 3.0

大腸がん 2.0

肺がん 2.0

糖尿病 5.0

高脂血症 4.5

甲状腺がん 4.0

統合失調症 2.0

うつ病 1.8

認知症 1.5

心筋梗塞 6.0

狭心症 5.2

高血圧 4.5

胃がん 4.0

大腸がん 3.0

肺がん 2.8

糖尿病 5.0

高脂血症 4.5

甲状腺がん 4.0

慢性腎不全 4.0

腎臓がん 3.0

尿路結石 2.8

虚血性心疾患 5.0

高血圧性疾患 4.0

脳梗塞 3.0

胃の悪性新生物 3.0

直腸S状結腸および直腸の悪性新生物

3.0

気管、気管支及び肺の悪性新生物

2.0

糖尿病 5.0

甲状腺障害 4.5

その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害

4.0

てんかん 4.0

アルツハイマー病 3.0

自律神経系の障害 3.0

内分泌11.0

精神9.0

循環器20.0

新生物19.0

虚血性心疾患 5.0

脳内出血 3.0

脳梗塞 3.0

胃の悪性新生物 4.0

直腸S状結腸および直腸の悪性新生物

3.0

気管、気管支及び肺の悪性新生物

3.0

糖尿病 5.0

甲状腺障害 4.5

その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害

4.0

腎不全 4.0

尿路結石症 3.0

その他の腎尿路系の疾患 3.0

循環器25.0

新生物24.0

内分泌9.0

尿路7.0

入院

外来

入院+外来(%)

循環器25.0

新生物24.0

筋骨

6.0

精神

6.0

その他

23.0

尿路

7.0内分泌

9.0

循環器20.0

新生物19.0

精神

9.0

筋骨

7.0

その他

23.0

消化器

7.0 内分泌

11.0

中分類別分析(%) 細小分類分析(%)

入院医療費全体を100%とし

て計算

外来医療費全体を100%とし

て計算

大分類別医療費(%)

全体の医療費(入院+外来)を

100%として計算

「医療費分析(2) 大、中、細小分類」(帳票ID:P23_002) 医療費について大、中、細小分類の疾病別に見ることができます。

糖尿病の発症・重症化予防を重点課題に設定する。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 (対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

疾病別の医療費を確認し、医療費を押し上げている疾病について確認します。

Page 89: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

人数%

(C/A)人数

(D/C)人数

(E/C)人数

(F/C)人数

(G/C)人数

(H/C)人数

(I/C)人数

(J/C)人数

(K/C)人数

(L/C)人数

(M/C)人数

(N/C)

8,028 1,974 89 1.1 13 14.6 19 21.3 0 0.0 18 20.2 2 2.2 2 2.2 0 0.0 0 0.0 7 7.9 9 10.1 15 16.9

6,796 1,105 533 7.8 29 5.4 45 8.4 27 5.1 69 12.9 18 3.4 26 4.9 22 4.1 19 3.6 41 7.7 45 8.4 66 12.4

5,366 1,222 785 14.6 168 21.4 79 10.1 91 11.6 231 29.4 39 5.0 55 7.0 50 6.4 40 5.1 187 23.8 135 17.2 198 25.2

4,122 1,381 968 23.5 269 27.8 165 17.0 188 19.4 439 45.4 50 5.2 88 9.1 77 8.0 65 6.7 427 44.1 213 22.0 289 29.9

3,325 891 1,386 41.7 365 26.3 166 12.0 115 8.3 325 23.4 69 5.0 115 8.3 81 5.8 70 5.1 338 24.4 199 14.4 412 29.7

3,686 2,251 1,689 45.8 409 24.2 398 23.6 298 17.6 892 52.8 89 5.3 155 9.2 131 7.8 115 6.8 859 50.9 335 19.8 661 39.1

3,356 2,597 1,845 55.0 465 25.2 598 32.4 262 14.2 1,033 56.0 115 6.2 198 10.7 156 8.5 140 7.6 992 53.8 398 21.6 661 35.8

34,711 11,421 7,295 21.0 1,718 23.6 1,470 20.2 981 13.4 3,007 41.2 382 5.2 639 8.8 517 7.1 449 6.2 2,851 39.1 1,334 18.3 2,302 31.6

40~74歳 19,855 8,342 6,673 33.6 1,676 25.1 1,406 21.1 954 14.3 2,920 43.8 362 5.4 611 9.2 495 7.4 430 6.4 2,803 42.0 1,280 19.2 2,221 33.3

65~74歳 7,042 4,848 3,534 50.2 874 24.7 996 28.2 560 15.8 1,925 54.5 204 5.8 353 10.0 287 8.1 255 7.2 1,851 52.4 733 20.7 1,322 37.4

人数%

(C/A)人数

(D/C)人数

(E/C)人数

(F/C)人数

(G/C)人数

(H/C)人数

(I/C)人数

(J/C)人数

(K/C)人数

(L/C)人数

(M/C)人数

(N/C)

8,028 2,299 85 1.1 10 11.8 14 16.5 0 0.0 22 25.9 2 2.4 0 0.0 0 0.0 0 0.0 5 5.9 10 11.8 11 12.9

6,823 1,845 365 5.3 16 4.4 20 5.5 23 6.3 53 14.5 19 5.2 19 5.2 16 4.4 10 2.7 19 5.2 42 11.5 35 9.6

5,692 1,892 568 10.0 89 15.7 49 8.6 81 14.3 93 16.4 26 4.6 44 7.7 40 7.0 30 5.3 100 17.6 66 11.6 88 15.5

4,921 1,946 1,265 25.7 243 19.2 71 5.6 161 12.7 287 22.7 66 5.2 62 4.9 55 4.3 45 3.6 279 22.1 153 12.1 269 21.3

4,733 2,058 1,985 41.9 368 18.5 138 7.0 111 5.6 440 22.2 113 5.7 136 6.9 15 0.8 100 5.0 497 25.0 209 10.5 391 19.7

5,115 3,576 2,159 42.2 456 21.1 385 17.8 270 12.5 736 34.1 116 5.4 181 8.4 156 7.2 132 6.1 914 42.3 245 11.3 692 32.1

5,068 4,582 2,656 52.4 551 20.7 506 19.1 234 8.8 990 37.3 151 5.7 263 9.9 233 8.8 212 8.0 1,296 48.8 298 11.2 1,013 38.1

40,380 18,198 9,083 22.5 1,733 19.1 1,183 13.0 880 9.7 2,621 28.9 493 5.4 705 7.8 615 6.8 529 5.8 3,110 34.2 1,023 11.3 2,499 27.5

40~74歳 25,529 14,054 8,633 33.8 1,707 19.8 1,149 13.3 857 9.9 2,546 29.5 472 5.5 686 7.9 599 6.9 519 6.0 3,086 35.7 971 11.2 2,453 28.4

65~74歳 10,183 8,158 4,815 47.3 1,007 20.9 891 18.5 504 10.5 1,726 35.8 267 5.5 444 9.2 389 8.1 344 7.1 2,210 45.9 543 11.3 1,705 35.4

人数%

(C/A)人数

(D/C)人数

(E/C)人数

(F/C)人数

(G/C)人数

(H/C)人数

(I/C)人数

(J/C)人数

(K/C)人数

(L/C)人数

(M/C)人数

(N/C)

16,088 4,273 174 1.1 23 13.2 33 19.0 0 0.0 40 23.0 4 2.3 2 1.1 0 0.0 0 0.0 12 6.9 19 10.9 26 14.9

13,619 2,950 898 6.6 45 5.0 65 7.2 50 5.6 122 13.6 37 4.1 45 5.0 38 4.2 29 3.2 60 6.7 87 9.7 101 11.2

11,058 3,114 1,353 12.2 257 19.0 128 9.5 172 12.7 324 23.9 65 4.8 99 7.3 90 6.7 70 5.2 287 21.2 201 14.9 286 21.1

9,043 3,327 2,233 24.7 512 22.9 236 10.6 349 15.6 726 32.5 116 5.2 150 6.7 132 5.9 110 4.9 706 31.6 366 16.4 558 25.0

8,058 2,949 3,371 41.8 733 21.7 304 9.0 226 6.7 765 22.7 182 5.4 251 7.4 196 5.8 170 5.0 835 24.8 408 12.1 803 23.8

8,801 5,827 3,848 43.7 865 22.5 783 20.3 568 14.8 1,628 42.3 205 5.3 336 8.7 287 7.5 247 6.4 1,773 46.1 580 15.1 1,353 35.2

8,424 7,179 4,501 53.4 1,016 22.6 1,104 24.5 496 11.0 2,023 44.9 266 5.9 461 10.2 389 8.6 352 7.8 2,288 50.8 696 15.5 1,674 37.2

75,091 29,619 16,378 21.8 3,451 21.1 2,653 16.2 1,861 11.4 5,628 34.4 875 5.3 1,344 8.2 1,132 6.9 978 6.0 5,961 36.4 2,357 14.4 4,801 29.3

40~74歳 45,384 22,369 15,306 33.7 3,383 22.1 2,555 16.7 1,811 11.8 5,466 35.7 834 5.4 1,297 8.5 1,094 7.1 949 6.2 5,889 38.5 2,251 14.7 4,674 30.5

65~74歳 17,225 13,006 8,349 48.5 1,881 22.5 1,887 22.6 1,064 12.7 3,651 43.7 471 5.6 797 9.5 676 8.1 599 7.2 4,061 48.6 1,276 15.3 3,027 36.3

70~74歳

合計

20歳代以下

30歳代

40歳代

50歳代

60~64歳

65~69歳

糖尿病以外の血管を痛める因子

脳血管疾患

D

虚血性心疾患

E

インスリン療法

H

糖尿病性腎症

I

糖尿病性網膜症

J

糖尿病性神経症

K

高血圧症

L

高尿酸血症

M

高脂血症

N

一ヶ月の

レセ件数

B

生活習慣病対象者

C

大血管障害人工透析

F

糖尿病

G

(再掲)糖尿病合併症

65~69歳

70~74歳

合計

総数被保険者数

A

高脂血症

N

20歳代以下

30歳代

40歳代

50歳代

60~64歳

被保険者数

A

一ヶ月の

レセ件数

B

生活習慣病対象者

C

大血管障害 (再掲)糖尿病合併症 糖尿病以外の血管を痛める因子

脳血管疾患

D

虚血性心疾患

E

インスリン療法

H

糖尿病性腎症

I

糖尿病性網膜症

J

糖尿病性神経症

K

高血圧症

L

高尿酸血症

M

人工透析

F

糖尿病

G

60~64歳

65~69歳

70~74歳

合計

女性

50歳代

糖尿病

G

(再掲)糖尿病合併症 糖尿病以外の血管を痛める因子

脳血管疾患

D

インスリン療法

H

糖尿病性腎症

I

糖尿病性網膜症

J

高脂血症

N

20歳代以下

30歳代

40歳代

糖尿病性神経症

K

高血圧症

L

高尿酸血症

M男性

被保険者数

A

一ヶ月の

レセ件数

B

生活習慣病対象者

C

大血管障害人工透析

F虚血性心疾患

E

厚生労働省様式作成年月 : H24年08月

印刷日 : H24年08月27日ページ : 9,999/9,999

(様式3-1) 生活習慣病全体のレセプト分析保険者番号: 99999999保険者名 : NNNNNNNNNN地区 :

性別、年齢階層別糖尿病の医療費を確認します。

「厚生労働省様式(様式3-1)(生活習慣病全体のレセプト分析)」(帳票ID:P21_014)生活習慣病全体のレセプトについて、性・年齢階層別の生活習慣病対象者や疾患別の人数・割合を見ることができます。

糖尿病の発症・重症化予防を重点課題に設定する。

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】 (対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

88

Page 90: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

89

糖尿病患者のうち、保健指導の対象となった者の健診の検査値、レセプト情報、生活習慣、医療機関への受診履歴等を確認します。

糖尿病患者の医療機関への受診状況を確認し、治療継続を促し重症化予防に役立てる。

軽度高血糖の段階からの早期介入、治療中でコントロール不良者への早期介入を行い、重症化予防を行う。

ヒント

受診勧奨者、保健指導対象者を特定し、ハイリスクアプローチを行う。

【重点課題への対策(事業の実施)】 (対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

「疾病管理一覧(糖尿病)」(帳票ID:P26_007)糖尿病患者の健診検査値、投薬状況等、生活習慣病の併発症、合併症、要介護区分について経年(5年間)で状態の変化を見ることができます。<「健診ツリー図」から対象者を絞込み、個人を特定していく>

Page 91: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

医療機関への受診勧奨をすべき者または特に優先的に保健指導の対象とすべき者を判断する。

【重点課題への対策(事業の実施)】 (対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

「5年間の履歴」(帳票ID:P26_011) 個人の5年間の医療機関受診状況を見ることができます。<受診確認:継続受診、検査値等のコントロール支援を実施>

90

医療機関への受診勧奨をすべき者または優先的に保健指導を実施する対象者を確認・抽出します。

健診結果から、重症で未治療の糖尿病(高血糖)の対象者を抽出し、重症化・発症化予防に役立てる。

ヒント

個人のレセプトを見ることができます。

Page 92: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

91

糖尿病重症化・発症化予防対策のターゲットとした保健指導対象者の状況の変化を健診、医療、生活習慣等の情報から確認する。

<個人>受診勧奨者、保健指導対象者の健康状態の変化を確認する。

【効果の確認(事業の評価)】 (対策② 糖尿病の発症・重症化予防の実施)

「疾病管理一覧(糖尿病)」(帳票ID:P26_007)糖尿病患者の健診検査値、投薬状況等、生活習慣病の併発症、合併症、要介護区分について経年(5年間)で状態の変化を見ることができます。

Page 93: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

(参考)自治体における健診・医療等 データの活用事例

92

前述の「保健事業(健診・保健指導)のPDCAサイクル」と同手順で健診・医療等データを活用

しながら保健事業を推進している自治体(宮城県富谷町)の事例を参考に紹介する。

Page 94: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

事業 評価内容 活用データ

脳血管元気教室

今年度と翌年度の比較を実施 健診結果(血圧値、禁煙週間) 脳血管疾患既往者の受診率 脳血管疾患の受診率・医療費

特定健診、特定保健指導結果一覧(個人別) (保健指導対象可否、血圧の値、喫煙有無)

脳血管疾患の受診率・医療費

健診・医療等データを活用した保健事業の実施例(宮城県富谷町のデータ活用事例)

93

1.人口構成ほか 地域構成データ

2.医療費関連 (レセプト)データ

3.特定健診・保健指導 データ

4.介護関連データ

被保険者の状況(被保険者数、人口、国保加入数)

国保税と国保給付費の推移

医療費の構造(大分類) 1人あたり医療費

特定健診の受診状況(対象者数、受診者数、受診率)

特定保健指導の実施状況(対象者数、修了者数、実施率)

活用データ データより確認した重点課題

医療費関連 (レセプト)データ

生活習慣病の保有状況(分析結果①) (年代別生活習慣病有病者割合)

生活習慣病予防事業を実施してきたものの、医療機関への受診状況からみた生活習慣病の保有者は増加している。

疾患合併の状況(分析結果②) (3疾患(糖尿病、高血圧性疾患、その他の内分泌、栄養及び代謝疾患)) 3疾患合併性・年代別受診件数

その他の内分泌、栄養及び代謝疾患との2疾患合併と3疾患合併が増加しており、重傷化のリスクが高い被保険者が増加している。

疾病別の医療受診率(分析結果③) 疾病別医療費

男性の脳血管疾患による標準化死亡比が全国値を上回っている状況にあり、脳血管疾患は、死因につながっている町の健康課題である。

高額レセプトの状況(分析結果④) (性別、年代別、入院外来別受診者数、要介護・要支援認定者数)

事業 内容 活用データ

地区健康教室 保健師、栄養士が地区に出向いて健康に関する講話、運動指導や料理教室、健康相談などを実施。

健診結果ごとの有所見者の割合 医療費の状況

脳血管元気教室 保健指導対象否、血圧140mmHg以上、喫煙有の方を対象に、減塩指導、禁煙指導、個別支援を行う。

特定健診、特定保健指導結果一覧(個人別) (保健指導対象可否、血圧値、喫煙有無)

【地域の状況把握 (現状分析)】

【重点課題への対策 (事業の実施)】

【効果の確認 (事業の評価)】

【重点課題の抽出 (健康課題の明確化)】

Page 95: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

94

0%

2% 2%

1%

3%

8%

1% 1% 1%

-1%

2%

3%

-2%

-1%

0%

1%

2%

3%

4%

5%

6%

7%

8%

9%

20歳代以下 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70~74歳

生活習慣病 有病者割合の比較増減 (平成24年5月―平成20年5月診療分)

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(宮城県富谷町の例)

生活習慣病の保有状況 分析結果①

年代別生活習慣病有病者割合を確認し、生活習慣病予防事業を実施してきたものの、医療機関への受診状況からみた生活習慣病の保有者は増加していることを把握。

・厚生労働省様式(様式3-1)(生活習慣病全体のレセプト分析)

KDB参考帳票

Page 96: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

95

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(宮城県富谷町の例)

疾患合併の状況 分析結果②

3疾患(糖尿病、高血圧性疾患、その他の内分泌、栄養及び代謝疾患)の合併状況を確認し、その他内分泌、栄養及び代謝疾患との2疾患合併と3疾患合併が増加しており、重症化のリスクが高い被保険者が増加していることを把握。

KDB参考帳票

・厚生労働省様式(様式3-1)(生活習慣病全体のレセプト分析) ・厚生労働省様式(様式3-2)(糖尿病のレセプト分析) ・厚生労働省様式(様式3-3)(高血圧のレセプト分析) ・厚生労働省様式(様式3-4)(脂質異常症のレセプト分析)

・厚生労働省様式(様式3-5)(虚血性心疾患のレセプト分析) ・厚生労働省様式(様式3-6)(脳血管疾患のレセプト分析) ・疾病管理一覧

Page 97: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

96

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(宮城県富谷町の例)

脳血管疾患関連図 分析結果③

・厚生労働省様式(様式1-1) (30万円以上となったレセプト一覧)

KDB参考帳票

・要介護(支援)者認定状況 ・要介護(支援)者有病状況

KDB参考帳票

・医療費分析(1)細小分類 ・疾病別医療費分析(生活習慣病)

KDB参考帳票

Page 98: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

97

●抽出対象: 1件100万円以上のレセプト(平成23年5月診療分)

●抽出件数: 21件

●男女別: 男性 14名、女性 7名

●年齢別: 50代以下 5名、60代 7名、70代 9名

●入院外来別: 入院 20名、外来 1名

●何らかの基礎疾患(※1)あり: 16名

●何らかの循環器疾患(※2)あり: 11名

●平成21年度以降特定健診受診者: 6名(うちBMI判定肥満は3名)

●要介護・要支援認定者: 7名 ※7名のうち4名が既に死亡。

●最高額レセプト: 3,072,260円(脳血管疾患 入院日 手術)

●1件100万円以上レセプトが1カ月全体占める影響

当該件数が5月全体に占める割合: 0.2%

当該合計費用額が5月全体に占める割合: 16.4%

(※1) 高血圧症、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症

(※2) 虚血性心疾患、大動脈疾患、脳血管疾患、動脈閉鎖

高額レセプトの状況 分析結果④

【重点課題の抽出(健康課題の明確化)】(宮城県富谷町の例)

・厚生労働省様式(様式1-1) (30万円以上となったレセプト一覧)

KDB参考帳票

Page 99: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

98

(参考)国保データベース(KDB)システムにおける 留意事項

国保データベース(KDB)システムを活用するにあたり、予め留意すべき事項(前提とする事項)に

ついて以下にまとめる。

Page 100: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

特定健康診査等の法定報告関連帳票について

99

○ 国保データベース(KDB)システムでは、保険者が社会保険診療報酬支払基金に報告する特定健康診査等の実

績報告(法定報告)データ値を集計し、以下の帳票を出力する。ただし、連携する「特定健診等データ管理システム」を利用しない保険者については、集計(出力)対象外となる帳票がある。

帳票NO

帳票名 帳票ID 特定健診等データ管理 システム未利用保険者

集計(出力)対象外

28 特定健診リスクパターン別集計表 P22_001 ○

29 質問票項目別集計表 P22_002 ○

30 特定健診結果総括表 P22_003 ○

31 特定保健指導結果総括表 P22_004 ○

32 特定健診・特定保健指導実施結果総括表 P22_005

33 特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表 P22_006 ○

34 特定健診・特定保健指導実施結果総括表(都道府県別) P22_007

35 質問票項目別集計表(都道府県別) P22_008 ○

36 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別①) P22_009 ○

37 特定健診リスクパターン別集計表(都道府県別②) P22_010 ○

38 特定健診結果総括表(都道府県別) P22_011 ○

39 特定保健指導結果総括表(都道府県別) P22_012 ○

Page 101: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

国保データベース(KDB)システムにおける最大医療資源の考え方について

○ 国保データベース(KDB)システムでは、主傷病名を「最大医療資源」(医療のレセプトデータから最も医療資源(診療行為、医薬品、特定器材)を要したもの)の考え方に基づき決定し、一部の傷病分析に採用している。 ○ 最大医療資源傷病名により傷病分析を行うことで、地域において医療費負担の割合の大きい疾病を明らかにし、原因を究明するとともに保健事業のターゲットを絞ることが可能となる。また、全国で同一の方法により主傷病名を決定することにより、疾病別医療費について他(県・同規模保険者・全国)との比較を容易にする。

(最大医療資源傷病名の決定方法)

① 当月処理にて医科と調剤のレセプトが紐付けられた場合、点数を合算します。なお、紐付けられない場合は、医科レセプトの 点数のみ使用します。

② レセプト傷病に対応する摘要コードの使用料と単価より、最大医療資源を求めるテーブルを作成する。

傷病名

適応傷病名

傷病別 摘要ファイル

摘要別点数

最大医療資源 傷病別摘要点数

診療行為

特定器材

傷病名医科

傷病名DPC

医薬品

摘要医科

摘要調剤

摘要DPC

B

A: 審査年月、受付番号、医療機関コード、傷病名コード B: 審査年月、受付番号、医療機関コード、摘要コード

B

【突合条件】

点数集計

診療行為

特定器材

医薬品

A

③ 審査年月・医療機関コード・受付番号・ICD-10毎に集計し、合計点数で高い点数のものから通番を付番する。 なお、合計点数が同点の場合は、診療開始年月日(降順)、ICD_10コード(昇順)にソートし、最も優先度の高いレコードから順に 通番を付番する。

100

Page 102: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

101

最大医療資源傷病による傷病分析を行う帳票

帳票NO 帳票名 帳票ID

1 地域の全体像の把握 P21_001

3 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 P21_003

10 厚生労働省様式(様式1-1)(30万以上となったレセプト一覧) P21_011

11 厚生労働省様式(様式2-1)(6ヵ月以上入院しているレセプト一覧) P21_012

22 厚生労働省様式(様式4-3)(生活習慣病における死亡と医療費の状況) P21_023

40 医療費分析(1)細小分類 P23_001

41 医療費分析(2) 大、中、細小分類 P23_002

42 疾病別医療費分析(大分類) P23_003

43 疾病別医療費分析(中分類) P23_004

44 疾病別医療費分析(細小(82)分類) P23_005

45 疾病別医療費分析(生活習慣病) P23_006

Page 103: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

帳票NO 帳票名 帳票ID

1 地域の全体像の把握 P21_001

3 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 P21_003

11 厚生労働省様式(様式2-1)(6ヵ月以上入院しているレセプト一覧) P21_012

12 厚生労働省様式(様式2-2)(人工透析患者一覧) P21_013

13 厚生労働省様式(様式3-1)(生活習慣病全体のレセプト分析) P21_014

14 厚生労働省様式(様式3-2)(糖尿病のレセプト分析) P21_015

15 厚生労働省様式(様式3-3)(高血圧のレセプト分析) P21_016

16 厚生労働省様式(様式3-4)(脂質異常症のレセプト分析) P21_017

17 厚生労働省様式(様式3-5)(虚血性心疾患のレセプト分析) P21_018

18 厚生労働省様式(様式3-6)(脳血管疾患のレセプト分析) P21_019

19 厚生労働省様式(様式3-7)(人工透析のレセプト分析) P21_020

40 医療費分析(1)細小分類 P23_001

47 要介護(支援)者認定状況 P24_001

48 要介護(支援)者有病状況 P24_002

49 要介護(支援)者突合状況 P24_003

53-4 医療・介護の突合(居宅サービス・施設サービス) P25_007

58 疾病管理(糖尿病) P26_007

59 疾病管理(脳卒中) P26_008

60 疾病管理(虚血性心疾患) P26_009

61 個人別履歴 P26_010

62 5年間の履歴 P26_011

102

レセプト記載傷病による傷病分析を行う帳票

Page 104: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

統計情報にかかる情報について

103

○ 国保データベース(KDB)システムでは、人口構成や平均寿命等の国保連合会で保有している情報から作成できない帳票については、外部において公表されている情報により作成することとしている。

NO 作成元 使用する項目

1 厚生労働省 平均寿命年度、平均寿命_男性、平均寿命_女性

2 政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省

平均余命(0歳、65歳)、定常人口

3 政府統計の総合窓口(e-Stat) 総務省

人口構成

4 厚生労働省 標準化死亡比

5 厚生労働省 出生者数、死亡者数

6 厚生労働省 年齢調整死亡率、死亡率_糖尿病_男性、死亡率_糖尿病_女性、死亡率_腎不全_男性、死亡率_腎不全_女性

7 政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省

がん患者数、心臓病患者数、脳疾患患者数、糖尿病患者数、腎不全患者数、 自殺数

8 厚生労働省 医師数(10万対)、一般病床数(10万対)、医師数、病床数

9 総務省 財政力年度、財政力指数

10 総務省 産業構成率年度、産業構成率_第1次、産業構成率_第2次、産業構成率_第3次

11 総務省 区分(同規模)

12 厚生労働省 入院受療率_総数(10万対)、入院外受療率_総数(10万対)

13 厚生労働省 入院受療率_糖尿病(10万対)、外来受療率_糖尿病(10万対)

14 厚生労働省 外来受療率_腎不全等(10万対)

15 厚生労働省 入院受療率_虚血性心疾患(10万対)

16 厚生労働省 入院受療率_脳血管疾患(10万対)

17 厚生労働省 死亡率年度、死亡率_総数(10万対)

Page 105: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

104

NO 作成元 使用する項目

18 厚生労働省 死亡率年度、死亡率_糖尿(10万対)

19 厚生労働省 死亡率年度、死亡率_急性心筋梗塞(10万対)

20 厚生労働省 死亡率年度、死亡率_脳血管疾患(10万対)

21 国民健康保険中央会 国保被保険者数年度、国保被保険者数(人口千人あたり)

22 国民健康保険中央会 1人あたり医療費_被保険者、1人あたり医療費_一般、1人あたり医療費_退職、1人あたり医療費_後期(老人)

23 国民健康保険中央会 第2号被保険者数

24 総務省 第1号被保険者数、65歳以上75歳未満、75歳以上

Page 106: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

同規模保険者比較の区分(基準)について

105

区分 同規模比較区分 人口規模

01 政令指定都市 法定人口 500,000人以上

02 中核市・特別区 中核市:法定人口 300,000人以上

03 特例市 法定人口 200,000人以上

04 一般市 1 ~ 50,000人

05 一般市 2 50,000人 ~ 100,000人

06 一般市 3 100,000人 ~ 150,000人

07 一般市 4 150,000人 ~

08 町村 1 ~ 5,000人

09 町村 2 5,000人 ~ 10,000人

10 町村 3 10,000人 ~ 15,000人

11 町村 4 15,000人 ~ 20,000人

12 町村 5 20,000人 ~

13 国保組合

○ 国保データベース(KDB)システムにおける同規模保険者比較は、下記の区分(基準)により行う。

※ 総務省の「市区町村の類似団体区分」を参考に設定

Page 107: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

(参考)被保険者への保健指導において 必要な情報を提供するための文例集

106

出典:厚生労働省健康局「標準的な健診・保健指導プログラム」(平成25年4月)

Page 108: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【対象者への説明文例】 収縮期血圧≧160mmHg 又は拡張期血圧≧100mmHg 今回、血圧が非常に高くなっていました。望ましい血圧レベル(収縮期血圧 120 mmHg 未満かつ拡張期血圧 80mmHg 未満)の人と比べて、約5倍、脳卒中や心臓病にかかりやすいことがわかっています。 この健診結果を持って、至急かかりつけの医療機関を受診してください。 140mmHg≦収縮期血圧<160mmHg 又は90mmHg≦拡張期血圧<100mmHg 今回の血圧値から高血圧が疑われます。この状態が続くと、望ましい血圧レベル(収縮期血圧120 mmHg 未満かつ拡張期血圧 80mmHg 未満)の人と比べて、約3 倍、脳卒中や心臓病にかかりやすいことがわかっています。 血圧を下げるためには、減量(太っている人や以前より体重が増えた人)、適度な運動、禁煙、お酒を減らす、減塩、野菜を多くして果物も適度に食べるなど、生活習慣の改善が必要です。ご自身で生活習慣の改善に取り組まれる方法と、特定保健指導を活用する方法の2通りがあります。これらを実行した上で、1ヶ月から3 ヶ月後にかかりつけの医療機関で再検査を受けてください。 ただし、もしあなたが糖尿病、慢性腎臓病、心血管病(心臓や血管の病気)をもっている場合や、他のリスク※を3つ以上もっている場合には、この血圧の状態が続くと脳卒中や心筋梗塞を起こすリスクが高いと言えますので、至急かかりつけの医療機関を受診してください。

①の場合 (肥満者・非肥満者)

②の場合 (肥満者・非肥満者)

【健診判定と対応の分類】

健診判定 対応

肥満者の場合 非肥満者の場合

異常

正常

受診勧奨 判定値を

超えるレベル

収縮期血圧≧160mmHg 又は 拡張期血圧≧100mmHg

①すぐに医療機関の受診を

140mmHg≦収縮期血圧<160mmHg 又は90mmHg≦拡張期血圧<100mmHg

②生活習慣を改善する努力をした上で、 数値が改善しないなら医療機関の受診を

保健指導 判定値を

超えるレベル

130mmHg≦収縮期血圧<140mmHg 又は 85mmHg≦拡張期血圧<90mmHg

③特定保健指導の 積極的な活用と

生活習慣の改善を

④生活習慣の 改善を

基準範囲内 収縮期血圧<130mmHg かつ 拡張期血圧<85mmHg

⑤今後も継続して健診受診を

血圧高値に関する文例集

107

Page 109: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

130mmHg≦収縮期血圧<140mmHg 又は85mmHg≦拡張期血圧<90mmHg 今回の血圧値は、正常範囲内ですがその中では高いです。この状態が続くと、望ましい血圧レベル(収縮期血圧 120 mmHg 未満かつ拡張期血圧 80mmHg 未満)の人と比べて、約1.5~2 倍、脳卒中や心臓病にかかりやすいことがわかっています。 血圧を下げるためには、減量、禁煙、お酒を減らす、減塩、野菜を多くして果物も適度に食べるなど、生活習慣の改善が必要となります。 特定保健指導の対象となった方にはご案内を同封しておりますので、ぜひ活用してください。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 130mmHg≦収縮期血圧<140mmHg 又は85mmHg≦拡張期血圧<90mmHg 今回の血圧値は、正常範囲内ですがその中では高いです。この状態が続くと、望ましい血圧レベル(収縮期血圧 120 mmHg 未満かつ拡張期血圧 80mmHg 未満)の人と比べて、約1.5~2 倍、脳卒中や心臓病にかかりやすいことがわかっています。 血圧を下げるためには、減量(以前より体重が増えた人)、適度な運動、禁煙、お酒を減らす、減塩、野菜を多くして果物も適度に食べるなど、生活習慣の改善が必要です。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

収縮期血圧<130mmHg かつ拡張期血圧<85mmHg 今回の健診では、血圧値に異常はありませんでした。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

③の場合 (肥満者)

④の場合 (非肥満者)

⑤の場合 (肥満者・非肥満者)

※「他のリスク」とは、以下の心血管病の危険因子を指します。 □ 高齢(65 歳以上) □ 喫煙 □ 脂質異常症(HDL<40mg/dL、LDL≧140mg/dL、TG≧150mg/dL) □ 肥満(BMI≧25)(特に腹部肥満) □ メタボリックシンドローム □ 若年(50 歳未満)発症の心血管病の家族歴

108

Page 110: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【対象者への説明文例】 LDL≧180mg/dL 脂質検査の結果、悪玉コレステロールが非常に高いことがわかりました。100 未満の人と比べて3~4倍心筋梗塞にかかりやすいことがわかっています。 この健診結果を持って、至急かかりつけの医療機関を受診してください。

TG≧1,000mg/dL 血液中の脂肪がとても多く、このままだと急性膵炎になる危険性があります。 至急かかりつけの医師に相談して、専門の医療機関を紹介してもらいましょう。

①の場合 (肥満者・非肥満者)

【健診判定と対応の分類】

健診判定 対応

肥満者の場合 非肥満者の場合

異常

正常

受診勧奨 判定値を

超えるレベル

LDL≧180mg/dL 又はTG≧1,000mg/dL

①すぐに医療機関の受診を

140mg/dL≦LDL<180mg/dL 又は300mg/dL≦TG<1,000mg/dL

②生活習慣を改善する努力をした上で、 数値が改善しないなら医療機関の受診を

保健指導 判定値を

超えるレベル

120mg/dL≦LDL<140mg/dL 又は 150mg/dL≦TG<300mg/dL 又は HDL<40mg/dL

③特定保健指導の 積極的な活用と

生活習慣の改善を

④生活習慣の 改善を

基準範囲内 LDL<120mg/dL かつTG<150mg/dL かつHDL≧40 mg/dL

⑤今後も継続して健診受診を

脂質異常に関する文例集

109

Page 111: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

140mg/dL≦LDL<180mg/dL

脂質検査の結果、悪玉コレステロールが高いことがわかりました。100 未満の人と比べて1.5倍~2 倍心筋梗塞になりやすいことがわかっています。 飽和脂肪酸が多い動物性の脂肪を控え、多価不飽和脂肪酸が多い植物油や魚をとるようにしましょう。また、卵などコレステロールの多い食品も控え目にし、禁煙しましょう。3~6 ヶ月後にかかりつけの医療機関で再検査を受けてください。 ただし、もしあなたが糖尿病、慢性腎臓病、心血管病(心臓や血管の病気)などをもっている場合は、動脈硬化が進行している可能性が高く、いっそう心筋梗塞などになりやすい状態と考えられますので、ぜひ医療機関で再検査を受けてください。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

300mg/dL≦TG<1,000mg/dL 脂質検査の結果、中性脂肪が高いことがわかりました。150 未満の人と比べて2 倍心臓病にかかりやすいことがわかっています。 糖分やアルコールを控え、肥満がある人は減量しましょう。精密検査をおこなう必要性が高い場合もあるので、できれば一度、医療機関を受診することをお勧めします。少なくとも、3~6ヶ月後にかかりつけの医療機関で再検査を受けてください。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

120mg/dL≦LDL<140mg/dL

脂質検査の結果、悪玉コレステロールが境界域(高い人と正常の人の間)でした。 これ以上高くならないよう飽和脂肪酸が多い動物性の脂肪を控え、多価不飽和脂肪酸が多い植物油や魚をとるようにしましょう。また、卵などコレステロールの多い食品も控え目にしましょう。禁煙や減量も必要です。 特定保健指導の対象となった方にはご案内を同封しておりますので、ぜひ活用してください。 ただし、もしあなたが糖尿病や腎臓病をもっている場合は、動脈硬化が進行している可能性が高く、心筋梗塞になりやすい状態と考えられますので、医療機関での再検査をお勧めします。引き続きご自身の身体の状態を確認するためにこれからも健診を受診しましょう。

150mg/dL≦TG<300mg/dL 脂質検査の結果、中性脂肪が高いことがわかりました。まず減量が必要です。糖分やアルコールを控えましょう。 特定保健指導の対象となった方にはご案内を同封しておりますので、ぜひ活用してください。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

HDL<40mg/dL 善玉コレステロールが低くなっています。まず減量が必要です。禁煙し、運動不足にならないように体を動かしましょう。 特定保健指導の対象となった方にはご案内を同封しておりますので、ぜひ活用してください。引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

③の場合

②の場合 (肥満者・非肥満者)

110

Page 112: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

120mg/dL≦LDL<140mg/dL

脂質検査の結果、悪玉コレステロールが境界域(高い人と正常の人の間)でした。 これ以上高くならないよう飽和脂肪酸が多い動物性の脂肪を控え、多価不飽和脂肪酸が多い植物油や魚をとるようにしましょ う。また、卵などコレステロールの多い食品も控え目にし、禁煙しましょう。 ただし、もしあなたが糖尿病、慢性腎臓病、心血管病(心臓や血管の病気)などをもっている場合は、動脈硬化が進行している可能性が高く、心筋梗塞などになりやすい状態と考えられますので、医療機関でこれらの病気についての検査をお勧めします。引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

150mg/dL≦TG<300mg/dL

脂質検査の結果、中性脂肪が高いことがわかりました。 糖分やアルコールを控え、若い時に比べて体重が増えた人は減量しましょう。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 HDL<40mg/dL

善玉コレステロールが低くなっています。 禁煙し、運動不足にならないように体を動かしましょう。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 今回の健診では、脂質検査値に異常はありませんでした。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

⑤の場合 (肥満者・非肥満者)

④の場合 (非肥満者)

111

Page 113: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【対象者への説明文例】 今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%でした。糖尿病の合併症を予防するためには、良好な血糖コントロールの状態を維持することが大切ですので引き続き治療を継続して下さい。 ただし、もしあなたのHbA1c の値が7.0%以上であった場合は、糖尿病の血糖コントロールが良好ではない状態ですので、かかりつけの医師とよくご相談されるか、必要に応じて糖尿病の治療が受けられる医療機関にご相談され、治療を継続してください。 また、少しでも減量することが大切です。

①の場合 (肥満者・非肥満者)

【健診判定と対応の分類】

健診判定 対応

空腹時血糖 (㎎/dL)

HbA1c (NGSP)

(%)

肥満者の場合 非肥満者の場合

糖尿病治療 (+)

糖尿病治療 (-)

糖尿病治療 (+)

糖尿病治療 (-)

異常

正常

受診勧奨 判定値を

超えるレベル

126~ 6.5~

①肥満の改善 と、血糖コントロ ールの確認や 改善が必要

②すぐに医療機 関受診を

③血糖コントロ ールの確認や 改善が必要

②すぐに医療機 関受診を

保健指導 判定値を

超えるレベル

110~125 6.0~6.4

④血糖コントロールは良好だが、肥満を改善する必要あり

⑤特定保健指 導の積極的な 活用と生活習慣の改善を

⑥血糖コントロ ールは良好、 現在のコントロ ール継続

⑦運動/食生 活等の改善を、 ぜひ精密検査 を

100~109 5.6~5.9

⑧生活習慣の 改善を、リスク の重複等あれ ば精密検査を

基準範囲内 ~99 ~5.5 ⑨肥満改善と 健診継続を

⑩今後も継続し て健診受診を

血糖高値に関する文例集

112

Page 114: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

※HbA1c を測定しておらず、空腹時血糖≧126mg/dL であった場合

今回の健診の空腹時血糖は(__)mg/dL で、糖尿病が強く疑われます。至急、かかりつけの医療機関ないし糖尿病の治療が受けられる医療機関を受診してください。 ※空腹時血糖を測定しておらず、HbA1c≧6.5%であった場合 今回の健診のHbA1c は(__)%で、糖尿病が強く疑われます。至急、かかりつけの医療機関ないしは糖尿病の治療が受けられる医療機関を受診してください。 ※空腹時血糖≧126mg/dL かつHbA1c≧6.5%であった場合 今回の健診では、空腹時血糖が(__)mg/dL、HbA1c が(__)%であり、これはあなたが糖尿病であることを示す値です。至急、かかりつけの医療機関ないしは糖尿病の治療が受けられる医療機関を受診し、治療を開始してください。

今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%でした。糖尿病の合併症を予防するためには、良好な血糖コントロールの状態を維持することが大切ですので引き続き治療を継続して下さい。 ただし、もしあなたのHbA1c の値が7.0%以上であった場合は、糖尿病の血糖コントロールが良好ではない状態ですので、かかりつけの医師とよくご相談されるか、必要に応じて糖尿病の治療が受けられる医療機関にご相談され、治療を継続してください。 今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%で、糖尿病の血糖コントロールは良好な状態にあると考えられます。かかりつけ医のもとで治療を継続してください。今後も良好な状態を保つためには、減量が必要です。 今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%で、糖尿病の可能性も否定できません。75 g 経口糖負荷試験という精密検査で、糖尿病を診断することができますので、一度受けることをお勧めします。また、本格的な糖尿病にならないためにも、減量が重要です。特定保健指導のご案内を同封しております。食事・運動療法で糖尿病を予防する良い機会ですので、積極的にご活用ください。

今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%で、糖尿病の血糖コントロールは良好な状態にあると考えられます。かかりつけ医のもとで治療を継続してください。今後も食事、運動などにも留意され、健康生活を継続してください。

④の場合 (肥満者)

③の場合 (非肥満者)

⑤の場合 (肥満者)

⑥の場合 (非肥満者)

②の場合 (肥満者・非肥満者)

113

Page 115: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%で、糖尿病の可能性も否定できません。本格的な糖尿病にならないためにも、食事・運動療法を始められることをお勧めします。食事や運動療法について不明の点があれば、保健センターでもご相談を受け付けています。また、今後の方針を 立てていくために、75 g 経口糖負荷試験という精密検査を一度受けることをお勧めします。

今回の健診では、空腹時血糖は(__)mg/dL、HbA1c は(__)%で、糖尿病の可能性も否定できません。本格的な糖尿病にならないためにも、食事・運動療法を始められることをお勧めします。食事や運動療法について不明の点があれば、保健センターでもご相談を受け付けています。もし、あなたが高血圧や脂質異常症など他のリスクを持っていたり、血縁者に糖尿病の人がおられたりする場合は、今後の方針を立てていくために、75 g 経口糖負荷試験という精密検査を一度受けることをお勧めします。さらに、来年度の健診で、経過を確認することが大切です。 今回の健診では、糖尿病の検査に異常はありませんでした。しかし、肥満の状態が続くと糖尿病を引き起こす危険性が高まりますので、少しでも減量されることをお勧めします。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 今回の健診では、糖尿病の検査に異常はありませんでした。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

⑨の場合 (肥満者)

⑩の場合 (非肥満者)

⑦の場合 (非肥満者)

⑧の場合 (非肥満者)

114

Page 116: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

1.禁煙の重要性を高めるための情報提供 喫煙と高血圧は日本人が命を落とす二大原因であることがわかっています。喫煙と高血圧が重なると、いずれも該当しない人と比べて、約4 倍、脳卒中や心臓病で命を落とす危険が高まります。この健診を機会に禁煙されることをお勧めします。 喫煙すると、血液中の善玉(HDL)コレステロールが減少したり、中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロールが増加することがわかっています。また、喫煙と脂質異常が重なると、動脈硬化がさらに進んで、脳梗塞や心筋梗塞にかかりやすくなります。この健診を機会に禁煙されることをお勧めします。 喫煙すると、血糖値が上昇したり、糖尿病に約1.4 倍かかりやすくなります。その理由は、喫煙によって交感神経の緊張が高まって血糖値があがることと、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの効き具合が悪くなるためです。また、喫煙と糖尿病が重なると、喫煙しない場合と比べて、動脈硬化がさらに進んで、約1.5~3 倍、脳梗塞や心筋梗塞で命を落としやすくなります。さらに、腎臓の機能もより低下しやすいことが報告されています。この健診を機会に禁煙されることをお勧めします。 喫煙すると、血液中の善玉(HDL)コレステロールが減少したり、中性脂肪や血糖値が増加するため、メタボリックシンドロームになりやすいことがわかっています。また、喫煙とメタボリックシンドロームが重なると動脈硬化がさらに進んで、いずれも該当しない人と比べて、約4~5 倍、脳梗塞や心筋梗塞にかかりやすくなります。この健診を機会に禁煙されることをお勧めします。 今回の健診では、血圧値、脂質検査値、血糖値のいずれにおいても異常はありませんでした。しかし、喫煙を続けていると、肺がんなどのがん、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など種々の病気にかかりやすくなるため、現在の良い状態を維持できなくなってしまう可能性があります。この健診を機会に禁煙されることをお勧めします。

①血圧高値の場合

②脂質異常の場合

③血糖高値の場合

④メタボリックシンドロームの場合

⑤上記いずれもない場合

喫煙に関する文例集 ※下記の1.と2.の情報提供を組み合わせて使用してください。

115

Page 117: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

2.禁煙のための効果的な解決策の提案 禁煙は自力でも可能ですが、禁煙外来や禁煙補助剤を利用すると、ニコチン切れの症状を抑えることができるので比較的楽に、しかも自力に比べて3~4 倍禁煙に成功しやすくなることがわかっています。健康保険の適用基準を満たしている場合、1 日20 本のたばこ代に比べて1/3~1/2の安い費用で医療機関での禁煙治療を受けることができます。 現在禁煙しようと考えておられないようですが、今後禁煙の気持ちが高まった時のために、次のことを覚えておかれるとよいと思います。それは、禁煙は自力でも可能ですが、禁煙外来や禁煙補助剤を利用すると、比較的楽に、しかも自力に比べて3~4 倍禁煙しやすくなることです。健康保険の適用基準を満たしている場合、1 日20 本のたばこ代に比べて1 ヵ月あたり1/3~1/2 の安い費用で医療機関での禁煙治療を受けることができます。

①直ちに(1 ヵ月以内)に禁煙しようと考えている場合、または情報提供の結果、禁煙の動機が高まった場合

②そうでない場合

116

Page 118: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【対象者への説明文例】 → 今回の健診の結果、あなたはCKD(慢性腎臓病)が強く疑われる状態であり、しかも病状がかなり進んだ状態であることが分かりました。すぐに医療機関を受診して下さい。 CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況に10倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が2倍以上になることが分かっています。しかし、これらの危険は、適切な治療により軽減することが可能ですので、早く治療を始めましょう。

→ 今回の健診の結果、あなたはCKD(慢性腎臓病)の可能性が否定できないので、尿の再検査が必要です。再検査の結果が「尿蛋白(+):陽性」であれば、すぐに治療を開始する必要があります。念のため、医療機関を受診してもう一度尿検査を受けてください。 なお、CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況に10 倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が2倍以上になることが分かっています。しかし、これらの危険は、適切な治療により軽減することが可能ですので、早期治療が重要です。

①尿蛋白(+)以上:陽性の場合

②尿蛋白(±):弱陽性の場合

【健診判定と対応の分類】

健診判定 対応

異常

正常

尿蛋白 陽性(+/2+/3+) ①すぐに医療機関の受診を

尿蛋白 弱陽性(±) ②医療機関を受診して尿の再検査を

尿蛋白 陰性(-) ③今後も継続して健診受診を

「CKD」(慢性腎臓病)とは? 尿蛋白陽性または腎機能低下(糸球体濾過量<60 ml/min/1.73m2 未満)が3 ヶ月以上続く場合等を指します。

尿蛋白に関する文例集 ※血清クレアチニンを測定していない場合に使用してください。

117

Page 119: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

→ 今回の健診の結果、あなたの腎臓の状態はほぼ問題ないと考えられます。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 ただし、もしあなたが、下記のいずれか(※)に一つでもあてはまる場合は、CKDになりやすい体質の人であると言えます。CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況に10 倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が2倍以上になることが分かっています。 CKD を発症するリスクを軽減するために、食生活の改善に取り組み、肥満があれば解消することが必要です。高血圧があれば、減塩に努めましょう。禁煙も大切です。 (※)CKD の危険因子: 肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、脂質異常症、 治療中あるいは治療が必要な高尿酸血症、CKD の家族歴、 過去の健診での尿異常の指摘、高齢(65歳以上)

③尿蛋白(-):陰性の場合

118

Page 120: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

【対象者への説明文例】 → 今回の健診の結果、あなたはCKD(慢性腎臓病)が強く疑われる状態であり、しかも病状がかなり進んだ状態であることが分かりました。すぐに医療機関を受診して下さい。 CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況に10倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が2倍以上になることが分かっています。しかし、これらの危険は、適切な治療により軽減することが可能ですので、早く治療を始めましょう。 → 今回の健診の結果、あなたはCKD(慢性腎臓病)の可能性が否定できないので、尿の再検査が必要です。再検査の結果が「尿蛋白(+):陽性」であれば、すぐに治療を開始する必要があります。念のため、医療機関を受診してもう一度尿検査を受けてください。 なお、CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況に10 倍以上なりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が2倍以上になることが分かっています。しかし、これらの危険は、適切な治療により軽減することが可能ですので、早期治療が重要です。

①の場合(尿蛋白陽性またはeGFR<50)

【健診判定と対応の分類】

健診判定 (eGFR の単位:l/min/1.73m2)

尿蛋白(-) 尿蛋白 (±) 尿蛋白(+)以上

異常

正常

eGFR<50 ①すぐに医療機関の受診を

50≦eGFR<60 ③生活習慣の改善を ②医療機関を 受診して

尿の再検査を 60≦eGFR ④今後も継続して

健診受診を

「CKD」(慢性腎臓病)とは? 尿蛋白陽性または腎機能低下(糸球体濾過量<60 ml/min/1.73m2 未満)が3 ヶ月以上続く場合等を指します。

腎臓の働き(糸球体濾過量、GFR)はどのように評価するのでしょうか?: 血清クレアチニンと年齢および性別から推算糸球体濾過量(eGFR)を計算します。 正常はおよそ100 ml/min/1.73m2 です。

②の場合 (50≦eGFR、かつ尿蛋白(±))

尿蛋白及び血清クレアチニンに関する文例集 ※血清クレアチニンを測定している場合に使用してください。

119

Page 121: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

→ 今回の健診の結果、あなたはCKD(慢性腎臓病)が強く疑われる状態であることが分かりました。CKD の人では、そうでない人に比べて、末期腎不全により透析治療が必要な状況になりやすく、脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった心血管疾患の発症やそれによる死亡の危険が高くなることが分かっています。 尿検査の結果と合わせて考えると、差し迫った危険はないと考えられますが、CKDをこれ以上悪化させないために、食生活の改善に取り組み、肥満があれば解消することが必要です。高血圧があれば、減塩に努めましょう。禁煙も大切です。 生活習慣を改善した成果を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 注)もしあなたが40 歳未満なら、同年齢の人に比べて腎臓の機能が低下していますので、医療機関を受診してください。慢性の腎臓の 病気である可能性があります。

→ 今回の健診の結果、あなたがCKD(慢性腎臓病)である可能性はとても低いと分かりました。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。 ただし、もしあなたが、下記のいずれか(※)に一つでもあてはまる場合は、CKDになりやすい体質の人であると言えます。CKD を発症しないようにするためには、食生活の改善に取り組み、肥満があれば解消することが必要です。高血圧があれば、減塩に努めましょう。禁煙も大切です。 (※)CKD の危険因子: 肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、脂質異常症、 治療中あるいは治療が必要な高尿酸血症、CKD の家族歴、 過去の健診での尿異常の指摘、高齢(65歳以上)

③の場合(50≦eGFR<60、かつ尿蛋白(-))

④の場合(60≦eGFR、かつ尿蛋白(-)

末期腎不全により

透析治療が必要になる危険性

(CKD でない人に比べた場合)

尿蛋白

(-) ~ (±) (+) (2+)~(3+)

eGFR<50 50~1,000 倍 300 倍 2,000 倍

50≦eGFR<60 50 倍 150 倍

60≦eGFR 10 倍 20 倍

心血管疾患を発症したり

それにより死亡する危険性

(CKD でない人に比べた場合)

尿蛋白

(-) ~ (±) (+) (2+)~(3+)

eGFR<50 3~8倍 3倍 8倍

50≦eGFR<60 3倍 4倍

60≦eGFR 2倍 3倍

【参考】数値に応じた危険の度合い (eGFR の単位:ml/min/1.73m2)

120

Page 122: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

健診判定(単位:mg/dL) 対応

異常

異常

血清尿酸値≦8.0 ①生活習慣を改善した上で、

改善しないなら医療機関受診を

7.0<血清尿酸値<8.0 ②生活習慣の改善を

1.5≦血清尿酸値≦7.0 ③今後も継続して健診受診を

血清尿酸値<1.5 ④医療機関の受診を

(注)この文例集は、足の関節の痛み等、痛風関節炎に多くみられる自覚症状がない状況を想定しています。 痛みがある場合は、治療のため医療機関を受診することを勧めてください。

【対象者への説明文例】 今回の健診の結果は、あなたが高尿酸血症という状態であることを示しています。このまま治療を行わない場合、痛風関節炎(いわゆる「痛風」)を生じて、足の関節などに強い痛みを生じる危険性があります。また、血清尿酸値の上昇は、腎障害、尿路結石、メタボリックシンドローム等のリスクを高めることがわかっています。 まず、生活習慣の改善に取り組み、肥満を解消することが必要です。具体的には、糖分を控えるなどして食生活を改善し、運動不足にならないよう体を動かしましょう。水分を十分にとることも大切です。また、アルコールは、プリン体が含まれているかどうかに関わらず血清尿酸値を高めますので、種類を問わず控えてください。 こうした生活習慣の改善に取り組んだ上で、引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。生活習慣の改善をしたにもかかわらず次回の健診で血清尿酸値が9.0mg/dl 以上なら、薬物治療を始めることが推奨されています。その健診結果を持って、医療機関を受診して下さい。

今回の健診の結果は、あなたが高尿酸血症という状態であることを示しています。すぐに痛風関節炎(いわゆる「痛風」)を発症する可能性が高い値ではありませんが、痛風関節炎(いわゆる「痛風」)を生じて、足の関節などに強い痛みを生じる危険性があります。また、血清尿酸値の上昇は、腎障害、尿路結石、メタボリックシンドローム等のリスクを高めることがわかっています。 まず、生活習慣の改善に取り組み、肥満を解消することが必要です。具体的には、糖分を控えるなどして食生活を改善し、運動不足にならないよう体を動かしましょう。水分を十分にとることも大切です。また、アルコールは、プリン体が含まれているかどうかに関わらず血清尿酸値を高めますので、種類を問わず控えてください。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

①の場合(血清尿酸値≧8.0mg/dL)

②の場合(7.0 mg/dL<血清尿酸値<8.0mg/dL)

【健診判定と対応の分類】

尿酸に関する文例集 ※尿酸を測定している場合に使用してください。

121

正常

Page 123: 国保データベース(KDB)システム 活用マニュアル‡点課題の抽出(健康課題の明確化) ・・・・・ 33 Ⅰ 健診データから重点課題を抽出する

今回の健診の結果は、あなたの血清尿酸値は正常であることを示しています。 引き続きご自身の身体の状態を確認するために、今後も継続して健診を受けましょう。

今回の健診の結果は、あなたの血清尿酸値は低すぎる状態であることを示しています。 もしあなたが、何らかの病気で薬物治療を行っている場合は、薬の量の調節が必要かもしれませんので、この健診結果を持ってかかりつけの医療機関にご相談下さい。 もしあなたが、薬物治療を行っていない場合は、腎臓からの尿酸の排泄が多すぎる状態になっている可能性があります。このまま治療を行わない場合、急性腎不全や尿路結石になる危険性があります。この健診結果を持って、医療機関を受診して精密検査を受けてください。

③の場合(1.5≦血清尿酸値≦7.0mg/dL)

④の場合(血清尿酸値<1.5mg/dL)

122